ばったすいみんぐすくーる

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「FREAKY/倖田來未」レビュー 【音楽】 

「FREAKY」◆評価 4.5点
「空」 ◆評価 5.5点
「RUN FOR YOUR LIFE」◆評価 6.0点
「Girls」 ◆評価 6.5点

倖田來未の曲はテレビで流れているのを何度か聴いたことはあるが、一曲フルで聴くのは今回が初めてだ。

曲自体は真面目に聴いたことはなかったが、日本デビュー前にアメリカで実績を作ってきたというフレコミから「Trust Your Love」の頃から注目はしており、一生懸命に頑張っているけど、この人は本当に売れないなぁという印象しか持っていなかった(ちょうど今の島谷ひとみのような感じ)。

その後は、「real Emotion」で火が付いて、「キューティーハニー」で地位を確立し、「Butterfly」で日本レコード大賞を受賞、12週連続シングルなどの偉業に挑戦し、今に至っている。

印象としては、よく頑張っており、歌もそれほど悪くはないけど、あまり聴きたいとは思えないという人だった。
しかし、最近あまりにも音楽レビューを怠っているので、レンタルでちょっと聴いてみることにした。

4曲ともに、まったく曲調が異なり、それぞれに特徴があり、その点だけは評価できる内容となっている。

「FREAKY」 4.5点
「GET FREAKY」と叫んでいるだけのようにしか聞こえず、あまり音楽的には評価できない。
テンポも非常に悪く、ちょっとイラつくほどだ。
単にカッコつけているだけで、何度も聞きたいと感じさせる曲ではない。
「GET FREAKY 爪を立て もがいてる」の「爪を立て」の後に「baby、ah、ah」とカッコつけて歌っているので、繋がりが悪い気がする。

Wikipediaによると、「“人が持つ不安や葛藤に負けず、自分の力で道を切り開いていこう”というメッセージが込められた激しいロックナンバーとなっている」とのことだ。
激しいロックナンバーであることは間違いないが、そのようなメッセージが込められているようには感じられない。
聞いていても、心に訴えてくるようなものは一切ない。

「空」 5.5点
タイトルが示すように澄み切った青空を感じさせる爽やかな曲となっているのが特徴だ。
この曲はそれほど悪くはないが、ストレートすぎてインパクトに欠ける。
リズムが単調であり、飽きてくるのが問題だ。
倖田來未らしくなく、意外性は感じられるが、何かもう一歩足りないと感じさせる惜しい曲だ。
Wikipediaによると、「悲しみを心にしまい込みながらも笑顔で頑張っている人への応援歌となっており、爽やかなポップナンバーとなっている」とのことだ。

「RUN FOR YOUR LIFE」 6.0点
言葉は悪いが、洋楽のパクリのような曲だ。
元ネタが悪くないようなので、それほど悪い曲ではない。
むしろ、洋楽をほとんど聴かないので、新鮮さも感じられる。
倖田來未らしい曲であり、この曲は他のアーティストにはなかなか似合わない。

また、随所に声質に対して変化を加えており、面白い仕上がりとなっている。
技巧的な部分を感じられる曲だ。
そのため「空」と異なり、飽きることはない。
「FREAKY」よりもテンポがよく、こちらの方が数倍マシだ。
Wikipediaによると、「恋をする女性の心境を前向きに歌ったR&Bテイストなアップナンバー」とのことだ。
前向きの心境を歌っているのは確かだが、恋をする女性というようには感じられない。

「Girls」 6.5点
4曲の中では一番好きな曲。
自由で伸びやかさを感じさせる曲だ。
ノリもテンポもよく、歌詞も非常に面白い。
聴いているだけで、思いっきり「夏」を感じさせてくれる。
このような歌詞を書けるのは、倖田來未くらいだろう。

「夏の宿題 自由研究のテーマ ズバリ「恋」調べてみよう」
「研究結果出ました!  発表 答えは あなた!」
「…って 言えたら いいなそんな夏(ゆーてへんのかい!?)」
というような自由さが感じられる歌詞となっている。

「(ゆーてへんのかい!?)」は単に歌詞に突っ込んでいるだけであり、実際には歌っていないというのも珍しい。
4曲の中で一番倖田來未らしいと感じさせる曲だ。
この曲をメインに持ってきてもよかったのではないか。

Wikipediaによると、「夏らしいアップテンポナンバーとなっており、歌詞の中においてイラストや、自身の書籍の「倖田式」の内容が組み込まれている等ユニークなものとなっている」とのことだ。
「倖田式」というのはよく分からないが、確かに歌詞の中にイラストが書いてあったり、この辺りはとても努力しているようにも感じられる。

4曲を通して聴いてみると、特徴的なものも浮かび上がってくる。
どの曲にもそれぞれ悩みがあって、それぞれに対して彼女なりの回答を出しているようにも思える。

「FREAKY」には、「爪を立て もがいてる」「限界なんてない 立ち上がるから」という歌詞がある。
自分の「限界」を感じながらも、前に進もうと、もがき苦しんでいる姿を描き、それに対して「誰も助けてはくれない」「自分の道は自分で開け」という答えを出している。

「空」には、「空よ教えて 自分ができることには限界があるのかと考えて見上げる」という歌詞がある。
再び、自己の「限界」について深く悩んでいるようにも感じられる。
それに対して、「強くなること 意識せず 素直に笑えばいいさ 自然に歩いてこう」という回答を出している。

「RUN FOR YOUR LIFE」には、「無力のあたしのうえ 態度にホント悩まされる」という悩みを出して、「プラス思考で」「そうバラ色の私になるの!そう信じて!」という回答を出している。

「Girls」には、女性の恋の悩みを歌い上げている。
「最高のファッション ハイテンション」とファッションとテンションを上げて頑張ろう。
「失敗が怖くて 何ができるんだい!?怖がっていちゃ 何も始まらない“お構いなし”でいこう」と回答を出している。

また、強引な解釈だが、4曲を通して、1本のストーリーを作っているようにも感じられる。
「FREAKY」では、自己の限界に対して、もがいて自分の道を切り開こうとする姿を歌い(そのようには感じられないが)、
「空」では、自分の道を切り開こうとするも、やや壁にぶつかって、卑屈になって、何かに対して答えを求めている姿を歌い、
「RUN FOR YOUR LIFE」と「Girls」では、無理だとか言わずに自分の信じた道を自分らしく突き抜けようとする姿を歌っている。

4曲を使って、1本のストーリーに仕上げているのであれば、なかなか評価はできそうだが、さすがにそこまでは深くは考えていないだろう。

1本のストーリーとするのであれば「RUN FOR YOUR LIFE」と趣旨が似ている「Girls」にはもうちょっと工夫が必要だったかもしれない。

初めて、真面目に倖田來未の曲を聴いてみたが、ファンになったり、CDを買いたいと思わせるほど高評価できるアーティストとは思わなかった。
「FREAKY」以外は悪い曲ではなかったが、また新しい曲を聴きたいとは思わない。
どこかで耳にして、ちょっと気になったらまたレビューはしてみたいが。

テーマ:j-pop - ジャンル:音楽

「東京にもあったんだ/福山雅治」レビュー 【音楽】

「東京にもあったんだ」
◆評価 7.0点

「東京にもあったんだ」は「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」の主題歌となっている。
本人も長崎県から上京してきており、この曲は自己の心情を歌にしたものだろう。
今では売れっ子であるが、彼も上京したての頃はかなり苦労したようだ。
東京という無感情な街に染まらないで欲しい、東京に上京してきたときの気持ちを忘れないで欲しい、という願いが込められた曲だ。

しかし、目新しさは感じられない。
既存の福山雅治という「引き出し」にあったものを適当に見繕って歌にしたというイメージを感じた。
「milk tea」や「東京」などの曲と同様に、スローなテンポの曲で、シンプルかつストレートに心情を歌い上げている、いつもの福山の曲であって、それ以上のものではない。
映画の主題歌ということで、映画のイメージを崩さずに、あえて冒険はしなかったのだろうとも思われる。
決して悪くはないが、いわゆる「置きにいった」という曲ではないか。

タイプは全く違って当然なのだが、コブクロの歌詞とは全然異なっているのがよく分かる。
福山雅治の歌詞は、いい意味で捻(ひね)りが全くない歌詞だ。
コブクロの歌詞のような技巧さは感じないが、捻りがない分、よりストレートに聞いている者の心に届くようだ。


「無敵のキミ」
◆評価 5.5点

本シングルに含まれているもう一曲の「無敵のキミ」も、やはり福山という引き出しに入っていた曲といっていい。
イメージ的には、曲調は異なるが、「HELLO」のような雰囲気の曲だろうか。
「HELLO」が「25時の電話のベル 土曜日の仕事」ならば、「無敵のキミ」は「月曜 8時2分」の心境を歌い上げている曲だ。

あまり印象に残らず、個人的にはあまり好きではない曲だ。

テーマ:j-pop - ジャンル:音楽

「蕾(つぼみ)/コブクロ」レビュー 【音楽】

◆評価 8.5点


コブクロの印象はというと、決して悪い印象はないけれども、それほどの好印象を抱いていなかった。
「アルバムがもの凄く売れているなぁ」、「ドラマ主題歌だからシングルがよく流れているなぁ」という程度しか感じておらず、コブクロの曲をじっくりと聴いたことが今まで一度もなかった。

しかし、たまたまテレビで彼らの「蕾(つぼみ)」を耳にして、この曲には聴き入ってしまった。
普通の曲とは違う「何か」を感じさせる曲だった。
どことなく儚(はかな)さを感じさせるとともに、何か明るさ・希望のようなものを感じさせる歌だ。

落ち着いた曲調や小渕と黒田の声質も素晴らしいが、この不可思議な感覚は歌詞にあるのではないか。
マイナスの要素を感じさせる歌詞と、プラスの要素を感じさせる歌詞を微妙にミックスして仕上げている。

例えば、「消えそうに 咲きそうな 蕾が今年も僕を待ってる」という歌詞がある。
「消えそうに」はマイナスの効果のある言葉で、「咲きそうな」がプラスの効果のある言葉である。これらをミックスさせることによって、面白い効果を挙げているのである。

他の歌詞をみても、随所にそのように感じられる部分がある。
「涙(−)こぼしても 汗(+)にまみれた笑顔(+)の中じゃ」
「柔らかな日だまり(+)が包む背中(−)に ポツリ(−)話しかけながら」
「この街に落とされた影(−)法師 みんな光(+)を探して」
「五月の美空(+)は青く寂しく(−)」
「キラリ(+)舞い落ちてく 涙(−)」
「聴こえない(−)頑張れ(+)を 握った両手に何度もくれた」
「今もまだ掴めない(−) あなたと描いた夢(+)」

プラスの効果のある言葉とマイナスの効果のある言葉をとても微妙に使っているのが印象的である。まとめると以下のとおり。

【プラスの効果】
汗、笑顔、優しい明かり、愛の灯、日だまり、咲く、待ってる、光、頑張れ、握った両手、笑顔、空 など

【マイナスの効果】
涙、背中、ポツリ、消える、掴めない、一人、ビルの谷間、影法師、寂しい、戻れない、聴こえない など

言葉のセンスが優れているというか、感性が鋭いと感じさせる歌詞で随所に溢れている。

また、「きっと きっと きっと わかってたはずなのに」と「きっと」という強い言葉をリフレインさせることでも、非常に高い効果を生じていると思う。


全体を通すとこの曲は、「夢」は「蕾(つぼみ)」のようなものだと伝えている。
皆の「夢」は、今はまだ咲いてはいないが、いつか芽吹くものであるということを、悲しげにかつ力強く歌い上げているから、人々の心に響くのである。

まだ実ることのない「夢」を「蕾(つぼみ)」という言葉で的確に喩えているのが素晴らしい。
この曲は、将来的に永遠と歌い継がれていくことになるのではないか。


ただし、本シングルに含まれている「蕾(つぼみ)」以外の残りの二曲は、全く自分には合わない曲だった。
恐らくこれらの曲は二度と聴かないだろう。

テーマ:j-pop - ジャンル:音楽

「Flavor Of Life/宇多田 ヒカル」レビュー 【音楽】

◆評価 6.5点

テレビでこの曲を聴いた印象を元に、先週の木曜日あたりに以下の文章を下書きしていた。


ファーストインプレッションとしては、あまり高い評価はできない曲だ。
ドラマ(花より男子2)を見ている人は世界観を補完できるかもしれないが、見ていない自分にはあまり伝わってくるものがない。

以前はかなり面白い曲や目新しい曲を世に送り出していたが、最近の曲には、(少々光るものも見受けられるものの)以前の曲に感じられた「明るさ」「躍動感」「華やかさ」に欠けている。
じめっとした聴いた人の気を落とさせるような「陰鬱感」がメインに出ているような気がする。
以前と現在のこの変化については邪推してしまうが、彼女の精神状態を表しているようにも感じる。
以前とは異なる様々な変化を通して、かなりストレスを抱えているのではないか。
病気をし、結婚をし、アメリカ進出をし、母親の金銭面における報道もされたりもした。

ストレスを抱えているかもしれないのに、あえて爽やかな曲を作ろうとすると「KEEP TRYIN’」のようなチグハグな曲ができる。
無理をしたり、自分の気持ちを偽らずに「Be My Last」のようにストレートに歌い上げてもよいのではないか。
シングル売り上げのような短期的な視野で判断するとこの曲は失敗作だったかもしれないが、長期的な視野で判断するとこの曲自体は決して失敗作ではない。
むしろとても高く評価できる曲だ。

宇多田ヒカルというアーティストは、少々音楽をカジッた者が作れるようなものではない、彼女独特の世界観を体現できるアーティストであるのは間違いないので、今後の作品に期待したいところだ。



というような文章を用意していたのだが、レンタル店で全て貸し出し中だったため、詳細なレビューができないで今に至っていたところだ。

彼女の精神状態を心配していたら、まさかいきなり離婚してしまうとは…。
正直言うと、「離婚した方がいいのでは」とも書こうとはしたけど、あまり知らない人の人生に口出しするのは、いかがなものかと思ったので、止めておいた。

離婚は人生の痛手であるが、前向きに考えて、この離婚を機に、再び新たな世界を我々に聞かせてくれれば、音楽ファンとしては嬉しいのだが。


離婚するという前提で「Flavor Of Life」を聞くと、印象が色々と変わってくる。
まず、タイトルの「Flavor Of Life」に多少の違和感を感じていた。
なぜ「Flavor Of Love」ではないのかなと。

「Flavor Of Life」を意訳すると、「人生の苦味」という意味にもなろうか。
Flavor自体には「味」という意味しかないと思うが、この曲を聴くとどうしても「苦味」としか聴こえてこない。
曲の中でも「淡くほろ苦い」と歌っている。


一番心に響く歌詞は、以下の部分だろう。
「どうしたの?と急に聞かれると ううん、なんでもない
さようならの後に消える笑顔 私らしくない
信じたいと願えば願うほど なんだかせつない」

「信じたいと願えば願うほど なんだかせつない」というのが彼女の今の正直な心境なのだろう。

また、「降りつもる雪の白さをもっと素直に喜びたいよ」という歌詞が後半に出てくる。
この部分には、自分が自分でいられないもどかしさ、自分の感情を押し殺さざるを得ない辛さのようなものも感じられる。
以前は、二人でともに「降りつもる雪の白さを喜ぶ」というような純粋な気持ちを共有できたのではないか。
それがもうできなくなっているような気持ちを感じる。
だから、「ありがとう、と君に言われると なんだかせつない」と感じてしまうのではないか。

また、以下の歌詞では、離婚をほのめかしているようにも思える。
「ダイヤモンドよりもやわらかくて あたたかな未来 手にしたいよ
限りある時間を 君と過ごしたい」

「あたたかな未来を君と過ごしたい」という願望を表しながら、その未来は「永遠のもの」ではなく「限りある」ものと歌い上げられているのが心に残る。
「ダイヤモンドよりもやわらかい」という歌詞には、
「二人の幸せな未来」は、信じていていた頃は、堅く絶対に壊れなさそうな光り輝くダイヤモンドにみえるが、実はそうではないということを暗に示している。
二人の「未来」は未来永劫、形を変えるものではなく、やわらかくて壊れやすくて、もろいものなんだと語っているように聞こえてくる。

しかし、以下の部分では多少前向きな姿勢も感じられる。
「思い通りにいかない時だって 人生捨てたもんじゃないって」
こういう気持ちがあれば、また彼女はやり直せるのではないか。


やはり、この曲は「Flavor Of Love(恋の甘味)」ではないのだ。
人生の苦味を歌い上げた「Flavor Of Life」なのである。

やや重過ぎて、自分の趣味には合わないので、評価は若干低めになっているが、宇多田ヒカルの心境が確かに歌詞に託されているようにも感じられる奥深い曲であることは間違いない。

テーマ:邦楽CDレビュー - ジャンル:音楽

「CHU-LIP/大塚 愛」レビュー 【音楽】

◆評価 6.0点

06年10月の「恋愛写震」、同年8月の「ユメクイ」と、ややや重めのラブソングやメッセージ性の強い曲をリリースしていたので、今回は一転して非常に軽めの曲をリリースしてきた。

本曲自体の個人的評価は高くないが、この3つの曲を聴き比べると、様々なサウンドを作り出せる彼女の才能の幅のようなものを感じさせる。
世間ではパクリなどとも言われているが、自分がオリジナルを知らないためだろうか、それほどメクジラを立てるようなものはないと思う。
「ユメクイ」が中島美嘉の「WILL」に似ていると言われているが、自分の耳にはそうは聞こえない。
いずれにせよ、大塚愛は、ラブソングでも、軽めの元気になれる曲でも、メッセージを込めた前向きにさせる曲でも、高水準の曲を何でも作れるというというのが彼女の魅力の一つになっていると思う。

過去においても、
「ネコに風船」→「プラネタリウム」→「フレンジャー」
「大好きだよ。」→「黒毛和牛」→「SMILY」
「甘えんぼ」→「Happy days」→「金魚花火」
というように、
「ラブソング」→「バラード系」→「軽めの元気になれる曲」というローテーションを組んでリリースしているのが分かる。

本作は、かなり軽い曲であるものの、決してダメな曲ではないと思う。
インパクトのある分かりやすい歌詞で、ノリのいい曲を作るのは意外と難しい。
こういった軽めの曲を作るのも、ある種の才能がないとできない。
彼女の思い切りの良さを評価したい。
「チューリップの恋模様 チューすればするほど好きになる」「なぞ 遺伝子」など口ずさみたくなるような歌詞がある意味で天才的だ。

聴いていると、一部歌詞の中で意味不明な言葉がでてくる。
「彼と暮らすと癖が似てくる ユニぞったりする なぞ」の「ユニぞる」という言葉がよく分からなかった。
よくよく調べると音楽用語の「ユニゾン」のことのようだ。
複数の者が同じ高さで歌うことのようである。
それで、だいたい彼女の言いたいことが分かった。


カップリングの「キミにカエル」も面白い歌だ(評価は6.5点)。
「CHU-LIP」のような奇をてらったような感じではないのだが、今までの大塚ワールドとは次元を異にするような印象を受ける。
個人的にはシングルでしか大塚愛を知らないのだが、このような曲も作れるのかと驚かされた。
「CHU-LIP」と「キミにカエル」の二つの相反する曲を一枚のシングルとして送り出すことによって、音楽観の広さ、才能の幅の広さをアピールしているようにも感じる。

この曲をアーティスト名を明かさずに人に聞かせたら、大塚愛だと分かる人は少ないのではないか思うような歌い方をしている。
序盤は、持田香織のような歌い方をして、終盤の「ココロ 見届ける 一輪の花をさしだす キミがくれたカエル」の部分では、CHARAのようにも聞こえる不思議な曲だ。

「キミにカエル」というタイトルである。
「失くしたKISSもいつか 君に帰る」という詞からタイトルを付けたようだが、「一輪の花をさしだす キミがくれたカエル」という詞をみると、「キミにカエル」というよりも、「キミはカエル」とした方が意味合い的にはダブルになるのではないだろうか。

「失くしたKISSもいつか 君に帰る」の部分の歌詞はそのままでもよいが、もう少し言葉遊びをした方が面白くなったのではないか。
「キミにカエル」「キミはカエル」「キミへカエル」「キミがカエル」といったように変化をつけるはどうだろうか。

テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽