ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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2007年4月クールドラマ視聴率結果(第七話)

順位  タイトル      初回  最新話 前話との対比 平均(予想平均)
1位「プロポーズ作戦」  19.3%  14.6%(▽2.8%) 16.4%(16.5%)
2位「 バンビ~ノ! 」  16.6%  13.2%(▽0.8%) 14.4%(15.5%)
3位「冗談じゃない!」  19.4%  10.7%(▽1.0%) 14.0%(19.5%)
4位「 喰いタン2  」  16.2%  12.8%(▽0.3%) 13.6%(14.5%)
5位「鬼嫁日記いい湯」  14.6%   9.5%(▽2.6%) 12.5%(13.0%)
6位「 花嫁とパパ  」  14.9%  11.7%(▽0.7%) 12.1%(12.0%)
7位「帰った時効警察」  12.8%  11.7%(▽1.8%) 11.9%(10.5%)
8位「ライアーゲーム」  12.3%  12.0%(▲0.6%) 11.0%(10.0%)
9位「わたしの教科書」  14.2%  10.2%(▲0.1%) 10.8%(12.5%)
10位「 特急田中3号」  11.5%   8.5%(▽0.9%)  8.9%( 9.0%)
11位「 ホテリアー  」  11.1%   9.3%(▲1.0%)  8.8%(10.0%)
12位「セクシーボイス」  12.5%   6.5%(▽1.3%)  8.0%(12.5%)
13位「 孤独の賭け 」  11.2%   6.9%(▲0.9%)  8.0%(12.5%)
14位「 生徒諸君! 」   9.4%   6.8%(▽0.6%)  7.2%( 9.5%)

「セクシーボイスアンドロボ」の前回の回は2話目の再放送なので、今後から平均視聴率から除外して計算していきたい。
平均視聴率争いは、12.0%という高視聴率をマークした「ライアーゲーム」が「わたしたちの教科書」を抜いて8位に浮上した。
2話目再放送分を除くと「セクシーボイスアンドロボ」と「孤独の賭け」の視聴率が僅差となった。
どうでもいい争いだが、来週以降も多少注目してみたい。
また、「パイレーツオブカリビアン/呪われた海賊たち」が放送されたため、「冗談じゃない!」の視聴率が一層悲惨なものとなってしまった。
平均視聴率争いでは3位確定か。


○プロポーズ大作戦 (19.3→17.1→13.4→16.4→16.9→17.4→14.6)
順調に視聴率を回復させてきたのだが、ここにきて一気の下落となってしまった。
ここまで大きく下落してしまったのは、日本を揺るがす大きな出来事が起きたからだろか。
来週以降は挽回して、17%前後に戻すことを期待したい。

○冗談じゃない! (19.4→14.7→13.2→14.4→14.2→11.7→10.7)
なんとか一桁オチは免れた模様。
日テレでは「行列のできる法律相談所」が24時間マラソンランナーを公表し、
フジでは「メントレG」が長澤まさみを登場させ、
テレビ朝日では「パイレーツオブカリビアン/呪われた海賊たち」を放映させている
という状況下で、どうやって視聴率を稼ぐというのか。
中でも「パイレーツオブカリビアン/呪われた海賊たち」は視聴率26.5%という凄まじい結果を残した。
本ドラマにパワーがないのは分かっているが、相手が悪すぎたという印象だ。
しかし、これを機にTBSもこの枠の在り方を再考すべきではないか。
もうホームドラマでは視聴率を稼げないような気がする。

○バンビ~ノ! (16.6→15.0→13.7→14.0→14.6→14.0→13.2)
ここにきて過去最低視聴率を叩き出した。
藤原紀香の披露宴の関係で、30分ほど遅れてスタートしたのが響いたか。
次週以降の巻き返しに期待。

○喰いタン2 (16.2→13.3→14.9→11.8→13.4→13.1→12.8)
粘っているものの、2週連続で0.3%ずつ落としていっているのが特徴。
この枠は06年秋クールの「マイボスマイヒーロー」が18.9%とスマッシュヒットを飛ばしたものの、その後「たったひとつの恋」が11.6%、「演歌の女王」が9.1%と低迷しているだけに、この不甲斐ない状況には関係者も苦しんでいるだろう。
この枠は、「ごくせん2005(平均視聴率27.8%)」「女王の教室」「野ブタ。をプロデュース」といった話題作(いずれも学園モノか)を提供しているものの、04年には「彼女が死んじゃった。」が7.0%、「仔犬のワルツ」が8.4%、「愛情イッポン!」が7.0%、「ナースマンがゆく」が9.7%と4連敗している枠でもある。
なかなかとらえどころのなく、計算しにくい枠でもある。

○鬼嫁日記いい湯だな (14.6→14.0→12.5→12.8→12.2→12.1→9.5)
悪いなりに粘っていたのだが、ここで糸が切れたように急落した。
もう続編は製作される見込みはないと考えてよいのではないか。
観月ありさは、「ナースのお仕事」という実績をもっているが、
04年秋クールの「君が想い出になる前に(共演:椎名桔平)」の平均視聴率が11.8%
06年秋クールの「CAとお呼びっ!」の平均視聴率が9.5%
だったように、それほど高視聴率女優というわけではない。
前作が出来すぎただけで、これが彼女の能力ともいえる。

○花嫁とパパ (14.9→11.3→10.3→12.5→11.8→11.7→12.4→11.7)
ここ5回は、12.5%前後と11.8%前後のどちらかという状態になっている。
このドラマも当然観ていないので、内容を知るためにホームページを見てみたら、親子愛・恋愛・お仕事系と色々ミックスしたようになっているようだ。
それにしても、肖像権を巡るジャニーズの方針と思われるが、田口淳之介の写真が一枚もないのには驚いた。
ストーリー(第8話)をクリックすると、どう考えても石原さとみと小泉孝太郎主演のドラマにしかみえないのが凄い。
ちなみに「特急田中3号」を覗いてみたら、主役がイラストっぽくなっているのには笑った。

○帰ってきた時効警察 (12.8→11.9→10.9→11.4→11.0→13.5→11.7)
前回の13.5%はいったい何だったのだろうか。
6話目のゲストは西田尚美であり、それほどの特殊要因とは思えない。
ドラマの満足度調査で首位を獲得したことが影響したのだろうか。
最新話では、視聴率を下げたとはいえ、相変わらず安定している。
今クールの中では、満足度が高いドラマと報道されているのは、伊達ではないか。

○わたしたちの教科書 (14.2→11.3→10.7→10.4→9.0→10.1→10.2)
10%台で安定した模様。
イジメや自殺をテーマにしたドラマということだが、なかなか苦戦を強いられている。
イジメや自殺をテーマにしたドラマというと、かつて「人間・失格(94年秋)」というドラマがあったと思う。
キンキキッズの堂本剛・光一、赤井英和が主演をしたドラマであり、ドラマの途中で堂本剛がイジメに耐えられず、自殺してしまうというショッキングな内容のドラマだ。
このドラマはなかかなセンセーショナルな話題となり、19.2%という高視聴率をマークした。
恐らく、「わたしたちの教科書」はリアルな社会派ドラマを目指していると思われるから、アプローチが違うとは思うが、視聴率をどうしても稼ぎたいのならば、「人間・失格」くらいの内容が必要だろう。

○ライアーゲーム (12.3→12.8→8.7→9.6→10.0→11.4→12.0)
ここ数回の上昇が著しく、勢いは初回時に戻っている。
この手のサスペンスは終盤にいくほど盛り上がるはずだから、さらに上昇も期待できる。
この枠とすれば、ここまでの視聴率は十分合格点といえるだろう。
戸田恵梨香も連続ドラマ初主演として合格点だろう。
あまりにキャスティングがしょぼかったため、本ドラマを見送りにしたが、これは見てもよかったかもしれない。
そして、急遽驚きのビッグニュースが飛び込んできた。
最終話を約3時間に拡大して放送することが決定したようだ。
ゲストも「華麗なる一族」の北大路欣也が登場する。
果たして、どの程度の視聴率を獲得するか注目である。

○特急田中3号 (11.5→8.7→7.6→8.0→8.3→9.4→8.5)
先週「紅の豚」というジブリ砲を受けたが、大きな影響はなかった。
しかし、6月15日には「天空の城ラピュタ」完全ノーカット放送が予定されており、このジブリ砲はなかなか強力のようだ。
テレビ朝日の「TRICK」のように「何度目だ。ナウシカ」と打ち返すことができるだろうか。
なお、6月8日は亀梨和也がゲスト出演しているため、この回の視聴率にも注目したい。

○ホテリアー (11.1→8.0→8.6→7.5→8.3→9.3)
なんとか視聴率回復の兆しがみられる。
06年秋クールの「下北サンデーズ」7.3%のような悲惨な結果には至らないまでも、厳しい現状には変わりはない。
上戸彩の今後の女優生命のためにも、なんとか平均視聴率9%台を狙いたいところだが。

○孤独の賭け~愛しき人よ~ (11.2→9.4→7.4→7.3→7.6→6.0→6.9)
なんとか下落を食い止めたが、レベルの低い状態には変わりない。
それにしても、この低レベルの原因はいったい何なのだろうか。
伊藤英明なのか、それとも長谷川京子なのか。
どちらにも間接的な責任はあると思うが、「海猿」で大ヒットを飛ばした伊藤英明と、「おいしいプロポーズ」程度のドラマでさえ12%の視聴率を獲得できた長谷川京子なので、根本的な問題は、やはり作風にあるのではないかと思われる。
この手の古臭いシリアス、ヒューマンドラマはもはやよほどのキャスティングでない限り、一般視聴者には受けないのではないか。

○セクシーボイスアンドロボ (12.5→8.7→6.9→7.0→6.9→7.8→(6.0)→6.5)
やはり、前話差し替えのショックから立ち直ることはできていないか。
2話目の再放送よりも上昇させたものの、一連の基準からすればかなり低い水準となっている。
残りの3回もそれほど盛り上がることなく、たんたんと終わりそうだ。

○生徒諸君! (9.4→7.7→5.9→6.0→7.4→6.8)
前々回ではちょっと持ち直したのだが、やっぱりちょっと下げてしまった。
今後も低空飛行を続けながら、小幅な上昇・下降を繰り返すのだろう。
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テーマ:視聴率 - ジャンル:テレビ・ラジオ

「ドーンオブザデッド」DVDレビュー 【映画】

◆評  価    6.5点
◆分かりやすさ  A-
◆おススメ度   B-(ゾンビ映画ファン以外にはあまりおススメできない)

「300<スリーハンドレッド>」の監督を務めたザック・スナイダー監督作品。
「300<スリーハンドレッド>」の参考用にと鑑賞したものであり、『ゾンビ映画』というジャンルには個人的にさほど関心がない。
したがって、当然オリジナルは未見であり、本作にもどっぷりとはハマレなかった。

本作は、あえて余計な脚色を施したり、あえて余計なドラマで盛り立てようとはしていないのため、中身が薄っぺらくなったという印象を抱いた。
各々の生存者たちの個性やキャラクターが希薄となり、主要キャラ以外は目立っていないのも、個人的には好ましくなかった。

しかし、面白いと感じた部分がある。
それは非常にリアリティのある世界観が描かれている点だ。
リアリティのあるといっても、過剰な悲壮感を漂わせているわけではなければ、画像の工夫でリアルさを過度に演出しているというわけではない。

ゾンビに囲まれている状況下でも、彼らには優雅に生活を楽しむ余裕が生じているのが興味深いのである。
彼らは、あのような状態でもチェスを行ったり、ゴルフに興じてみたり、ファッションを楽しんだりしている。
逆境におかれても、絶体絶命にならない限り、人間は楽観的になれる部分があるのである。
人間の本質の部分がきちんと描かれているのではないか。
警備員と生存者たちとの対立も少々ウヤムヤになっている。
これはウヤムヤにしているのではなく、お互いが環境に順応していった結果といえるのではないか。

また、もともとは人間ではあるものの、ゾンビとなれば、ゲーム用の射的のマトにもなるのである。
彼らには躊躇も葛藤も生じない、ただ頭をめがけて撃ち込むのみである。
このあたりも、人間特有の残虐性が感じられる。
ある意味では、死んだ人間よりも、生きたイヌの方が大事なのかもしれない。

生存者たちがゾンビに襲われて死ぬというケースも多くみられたが、中にはゾンビ化していないのに、相打ちとなって死んだり、チェーンソーやクルマの事故で死んだりしているケースも多く描かれている。

こういう部分にも非常に人間臭さやリアリティが感じられるのではないか。
いわゆる「自滅」に向かっていくというのも人間的ではないか。
特に、最後のエンドロールに映し出される映像にも顕著に現れている。

現実的な分析をせずに、勝手な「幻想」を抱いて、「逃避」していくのがまさに「人間」ではないか。
その「幻想」は決してユートピアではないということを本作は描いているからこそ、冒頭に述べたように、非常にリアリティのある世界と感じさせるのではないかと考える。

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(5月4週目) 【映画】

今週は、データに差異が生じており、順位が一致していない部分もあり、正確性を欠いているかもしれないが、ご了承願いたい。

3本の新作がランクインしたため、2週目で「パッチギ!/LOVE&PEACE」、6週目で「映画クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶ歌うケツだけ爆弾!」、7週目で「東京タワー/オカンとボクと、時々、オトン」が圏外へ消えた。

「パッチギ!/LOVE&PEACE」が今週10位としているデータもある。
しかし、いずれにせよ、現在1.5億円程度に留まっており、前作を超えるのすら厳しい状態ではないだろうか。
配給会社は10億円狙えるといっていたが、どういうつもりなのか。

「映画クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶ歌うケツだけ爆弾!」は興行収入15億円を超え、13~14億円辺りで伸び悩んでいたシリーズの壁を見事に打ち破った。
シリーズが回を重ねるとマンネリ化して、成績が落ち込むのが常だが、逆に成績を伸ばしたということを評価したい。

「東京タワー/オカンとボクと、時々、オトン」は比較的奮闘していたが、現在17億円台であり、目標の20億円への到達は厳しいか。
メチャクチャ悪いわけではないが、立派な合格点というわけではない。


1位はもちろん「パイレーツオブカリビアン/ワールドエンド」が土日で約14.7億円、先行を含めると約19.4億円を稼ぎ出した。
昨年100億円稼いだ「パイレーツオブカリビアン/デッドマンズチェスト」は先行を含めて、オープニングが19.2億円となっており、
90.5億円稼いだ「ダヴィンチコード」のオープニングが12.8億円となっている。
今年の「スパイダーマン3」は5月1日から公開されたため、あまり参考にはならないが、オープニングの土日は12億円程度となっている。
「パイレーツオブカリビアン/ワールドエンド」は、これらの作品を凌ぐものであり、このままの状態をキープすれば、100億円突破は夢ではなく、かなり現実的な数字だろう。
興行収入の予想としては、前作同様の100億円としてみたい。

2位「スパイダーマン3」(4週目)
【公開前個人予想】70億円  【配給会社期待値】100億円
2.8億円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは58億円を突破。
1週間の伸びは、6億円程度だろうか。
先週書いたように、75億円辺りがフィニッシュラインとなるだろうか。

3位「俺は、君のためにこそ死ににいく」(3週目)
【公開前個人予想】絶対コケる  【配給会社期待値】25億円
8.3千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは6.8億円となった。
1週間の伸びは、2億円程度である。
東映は25億円を狙うと息巻いていたが、少々伸び悩んでいるだろうか。
というのは、3週に亘って週末の興行収入では押さえ込んでいる「眉山-びざん-」にトータルで追い抜かれてしまったからだ。

4位「ゲゲゲの鬼太郎」(5週目)
【公開前個人予想】10億円超  【配給会社期待値】30億円
8千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは21億円を突破した。
1週間の伸びは、1.5億円程度。
メイン館を「パイレーツオブカリビアン/ワールドエンド」に奪われたわりには、まだまだ頑張っている。
フィニッシュラインとしては、25億円を狙いたいところだが、これを少々下回ってしまうだろうか。

5位「眉山-びざん-」(3週目)
【公開前個人予想】10億円
7.8千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは7億円を超えた。
1週間の伸びは、2.5億円程度。
女性客が多いと思われるため、水曜日のレディースデイあたりで稼いでいるのだろうか。
トータルでは「俺は、君のためにこそ死ににいく」を超えてしまった。
あと2週間で10億円に届くのではないか。
公開前はコケると思っていたが、コケているという報道もあるが、実際にはコケてはいないのと思われる。
この映画がコケているのならば、「俺は、君のためにこそ死ににいく」の方がよっぽどコケているだろう。
同じくさだまさしが原作した「解夏(04年公開)」の10.9億円を超えるのはほぼ確実だ。
ちなみに、「解夏」の3週目の成績は、5.6億円程度である。

6位「GOAL!2」(1週目)
4.9千万円程度のオープニングを飾った。
前作は1.4億円程度のオープニングなのだから、前作の鑑賞者から完全に無視されてしまった続編となる。
確か、この後もう一本残っており、ベッカムが「4」の製作を検討しているという情報もあるが、今後いったいどうなるだろうか。
ワールドカップなどのイベントがあれば、このような映画はかなり盛り上がるけれども、こんな中途半端な時期に公開されても、どうしようもない。

7位「名探偵コナン/紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」(6週目)
【公開前個人予想】30億円以下
4.7千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは24億円を突破した。
1週間の伸びは、1億円弱といったところか。
今週からメイン館の有楽座を「女帝/エンペラー」に奪われるため、状況はさらに厳しくなるが、25億円を超えるのは間違いないだろう。

8位「バベル」(5週目)
【公開前個人予想】20億円
4.4千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは16.4億円程度となっている。
1週間の伸びは、1.3億円程度の伸びとなっている。
6月9日からメイン館の日比谷スカラ座では「プレステージ」の公開が決まっているため、20億円はちょっと厳しくなってきたか。

9位「しゃべれども しゃべれども」(1週目)
4千万円程度のオープニングを飾った。
なかなか奮闘しているとは思うが、本作よりも少ない公開館数の「僕は妹に恋をする」「さくらん」などのオープニングより劣っており、非常に優秀というわけではない。

10位「パッチギ! LOVE&PEACE」(2週目)
2.9千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは1.5億円にはギリギリ届いてないところ。
1週間の伸びは、9千万円程度である。
前作を超えるのもちょっと厳しい。


大作の公開が一息ついたからだろうか、今週はヴァラエティーに富んだ作品が公開される。
松本人志監督・脚本・主演の「大日本人」
北野武監督・脚本、ビートたけし主演の「監督・ばんざい!」
長澤まさみ主演の「そのときは彼によろしく」
チャン・ツィー主演の「女帝/エンペラー」
マーク・ウォルバーグ主演の「ザ・シューター 極大射程」
が予定されている。

松本人志監督・脚本・主演の「大日本人」は、内容がどうであれ、話題作であるから、相当稼ぐはずだ。
参考とすべき作品がないが、話題となった初監督作品としては、紀里谷和明の「CASSHERN」が15.3億円、宮崎吾朗の「ゲド戦記」が76.5億円を稼いでいる。
また、コメディ作品としては、「TRICK-劇場版2-」あたりが21億円を稼いでいるのだから、悪くても「大日本人」は25億円あたりはいけるだろう。

逆に、北野武監督の「監督・ばんざい!」はちょっと厳しいのではないかと思われる。
03年には「座頭市」が28.5億円もの大ヒットを記録したが、「TAKESHIS'」はデータが分からないほどの低い成績を記録している。3億円程度だろうか。
予告編から観たいと感じさせる要素はなく、「監督・ばんざい!」の興行収入は「TAKESHIS'」と同程度ではないか。
トータルでは3~5億円程度の大コケに終わると予想してみたい。

長澤まさみ主演の「そのときは彼によろしく」は「いま、会いにゆきます(04年公開)」の市川拓司原作の映画。
「いま、会いにゆきます」は48億円の大ヒットを記録し、
長澤まさみ主演として、昨年「涙そうそう(06年公開)」が31億円というヒットを記録している。
上手く宣伝すれば、再度大ヒットを狙えるコンビと思うが、あまり目立ったところで公開しないようでもあり、配給会社からも勝負気配が感じられない。

昨年公開された市川拓司原作の「ただ、君を愛してる」の興行収入は7~8億円程度(詳細不明)となっており、様々な要素を踏まえると、15億円あたりがフィニッシュラインだろうか。

チャン・ツィー主演の「女帝/エンペラー」の参考としては、「LOVERS」の22.5億円という数字が考えられるが、金城武とチャン・イーモウ監督という二人の存在が大きかった。
どう考えても、チャン・ツィー1人のチカラでは10億円を超えられないだろう。
5億円前後ではないか。

「ディパーテッド」でさえ15億円程度の興行収入なのだから、マーク・ウォルバーグ主演の「ザ・シューター 極大射程」は10億円を超える作品ではない。
7~8億円程度だろうか。


<次週予想順位>
予想順位(今週) 自己評価 タイトル(主な公開劇場)
1(1) 済「パイレーツオブカリビアン/ワールドエンド」(丸の内ピカデリー1)
2(-) ◎「大日本人」(東劇)
3(2) 済「スパイダーマン3」(日劇PLEX1)
4(-) ×「そのときは彼によろしく」(渋谷アミューズCQN)
5(3) ×「俺は、君のためにこそ死ににいく」(丸の内TOEI1)
6(-) ○「ザ・シューター 極大射程」(日劇PLEX3)
7(4) ×「ゲゲゲの鬼太郎」(丸の内プラゼール)
8(-) ×「女帝/エンペラー」(有楽座)
9(5) ×「眉山-びざん-」(日劇PLEX2)
10(6) ×「GOAL!2」(丸の内TOEI2)

[個人評価]
◎ 絶対観たい作品
○ できれば観たい作品
▲ DVDか映画サービスデイだったら観たい作品
△ 映画館では観ないけどDVDだったら観るかもしれない作品
× 観ることはないでしょうの作品
済 鑑賞済み作品

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

全米映画興行収入ランキング(5月第4週目) 【映画】

順位(先週)公開週 タイトル (公開館数) 興行収入 (トータル収入)
1(-)1週目「PoC/ワールドエンド」(4362館)$112,547,000($126,547,000)
2(1)2週目「シュレック3」  (4172館)$51,042,000($201,380,000)
3(2)4週目「スパイダーマン3」(3723館)$13,700,000($303,342,000)
4(-)1週目「Bug」       (1661館)$3,260,000($3,260,000)
5(12)4週目「Waitress」     (510館)$2,870,000($5,387,000)
6(3)3週目「28 Weeks Later…」(2013館)$2,400,000($23,521,000)
7(4)3週目「Georgia Rule」   (1904館)$1,856,000($16,281,000)
8(5)7週目「Disturbia」     (1632館)$1,759,000($74,269,000)
9(6)6週目「Fracture」      (907館)$1,200,000($36,724,000)
10(17)13週目「Wild Hogs」    (426館)$1,092,000($162,919,000)
(参考:IMDbのボックスオフィス)

アメリカが休みなのかよく分からないが、IMDbが更新されていない。
とりあえず、暫定値で報告したい。

先週10位とお伝えした「Waitress」はどうやら確定値では先週12位となってしまったようだ。
しかし、今週は見事5位に浮上した。
監督は、Adrienne Shelly。
彼女は、2006年11月に強盗事件に遭い、亡くなられたようであり、本作が遺作となる。
評価はやはり概ね好評のようであり、数週間はこのまま粘りこめるのではないか。

新作2本が登場し、旧作2本が圏外から浮上したため、3週目で「Delta Farce」、5週目「The Invisible」、6週目「Hot Fuzz」、9週目で「Blades of Glory」が圏外へ消えた。

「Delta Farce」は軍隊モノのおバカコメディ。
異常に評価が低く、1千万ドルにも満たない数字でフィニッシュしそうだ。
「Larry the Cable Guy: Health Inspector」も16百万ドルという低レベルで終わっており、Larry the Cable Guyという俳優は今後大丈夫なのかと心配してしまう。

「The Invisible」は現在2千万ドルにギリギリ至っていないという数字。
若手俳優と全く実績のない若手女優では、このようなものだろうか。
監督は「ブレイド3」のDavid S. Goyer。
バッドマンシリーズの脚本家で知られている。
監督としては、今後活躍できるだろうか。

「Hot Fuzz」はイギリス映画のためか2千万ドル超の興行収入しか稼げなかったが、恐ろしく高い評価を受けている。
監督は「ショーンオブザデッド」のエドガーライト。
「パイレーツオブカリビアン」シリーズでデイヴィ・ジョーンズを演じたビル・ナイも俳優としてクレジットされている。
日本で公開されたら見てみたいが、公開はかなり微妙な映画である。

「Wild Hogs」は先週42万ドルしか稼いでいなかったのに、今週は2倍以上の109万ドルも稼ぎ出した。
公開館数は減っているのに、なぜこれほど増えたのかはちょっと分からない。


「パイレーツオブカリビアン/ワールドエンド」(以下「ワールドエンド」)が約113百万ドルというやや微妙な数字でスタートした。
この結果により、3強のオープニング争いは以下のようになった。
「スパイダーマン3」は151百万ドル
「シュレック3」は122百万ドル
「ワールドエンド」は113百万ドル

シリーズ間での比較では、
03年「パイレーツオブカリビアン 呪われた海賊たち」
オープニング46百万ドル(水曜日からのトータルオープニング70百万ドル)
トータル305百万ドル(歴代22位)
06年「パイレーツオブカリビアン デッドマンズチェスト」
オープニング136百万ドル
トータル423百万ドル(歴代6位)
となっている。
記録更新が期待された「ワールドエンド」は2時間48分という長尺ということもあってか、やや予想を下回る結果となった。
アメリカでの評価は現時点では7.8ポイントを獲得しており、概ね好評のようであるのだが。

2位は「シュレック3」が2週目で2億ドルを達成した。
04年公開の「シュレック2」(トータル434百万ドル)は2週目で237百万ドルを記録しており、本作の勢いは若干弱い気がする。
01年公開の「シュレック」(トータル267百万ドル)は2週目で99百万ドルということなので、あまり参考にならない。
なお、「スパイダーマン3」は2週目で240百万ドルを稼ぎ出している。
伸び悩んでいる理由としては、6.6ポイントとかなり評価が悪いのが、原因ではないか。

「スパイダーマン3」は4週目で3億ドルを突破。
04年に公開された「スパイダーマン2」(トータル373百万ドル)は4週目で328百万ドルを稼ぎ出していた。
02年に公開された「スパイダーマン」(トータル404百万ドル)は4週目で同じく328百万ドルを稼ぎ出していた。
このペースでいくとシリーズ最低の記録で終わりそうだ。
こちらも6.9ポイントと「スパイダーマン」シリーズとしては評価が低いのが要因ではないか。
3強の争いは、いずれも自己の記録すら更新できないという寂しい結果に終わるかもしれない。

「エクソシスト」「フレンチコネクション」などで知られるウィリアム・フリードキン監督のサスペンスホラー「Bug」は4位というスタートを切ったが、かなり低調な出足。
これだけ強敵に囲まれていれば、これは仕方あるまい。
評価は7.6ポイントとそれほど悪くはない。
「通(つう)」向けの映画ということで公開したのだろうか。
しかし、このままでは2千万ドルに届くのも厳しそうだ。

今週には、ケヴィン・コスナー、デミ・ムーア主演のクライムサスペンス「Mr. Brooks」が登場予定。
監督は、クリスチャン・スレーター主演「カフス!」を監督したブルース・A・エヴァンス。
二重人格っぽい殺人犯のコスナーを、刑事役のムーアが追跡するというストーリー。
根拠はまったくないが、個人的な予想としては、トータルで3千万ドル以下という作品ではないかと考える。

その他には、Seth Rogen主演のロマンティック・コメディ「Knocked Up」ももちろん高いレベルで登場するのではないか。
Seth Rogenという役者は馴染みがないが、「40歳の童貞男」や「ドニーダーコ」に出演していたようだ。
監督は、「40歳の童貞男」のジャド・アバトー。
109百万ドル稼いだ「40歳の童貞男」の再現となるかどうか注目である。
だいたい、6千万ドル~8千万ドル辺りは稼ぐのではないか。

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『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』レビュー 【映画】

「様々な意味でなかなかハイレベルの映画といえる。」

◆評  価    7.5点
◆分かりやすさ  B (分かりやすいように製作はされている)
◆おススメ度   B+(ヴァイオレンス系映画好きにおススメ)

これはなかなか面白い一本。
全編がクライマックスというフレコミの映画は何本もあったかと思うが、まさに本作は全編クライマックスといえるのではないかと思えるような壮絶なバトルロイヤルが展開される。

ストーリーは結構入り組んでいるものの、監督であるジョー・カーナハン自身が脚本を手掛けているため、比較的分かりやすい映画に仕上がっている。
注意深く観ないと取り残される恐れがあるが、これだけ多くの登場人物がいながら、あまり混乱しないというのは、ジョー・カーナハンはなかなかの才能の持ち主だ。
また、敵・味方を問わず、各キャラクターを個性的に仕上げているというのも大切なポイントだろう。

ラスト間際における、思い切って作風の転換は、狙っての演出と思われる。
この狙いもなかなか面白い効果を挙げている。
一本の映画に色々な仕掛けを施すというのは大切なことだ。

しかしながら、ラストから逆算して考えると、カラザーズ(レイ・リオッタ)とメスナー(ライアン・レイノルズ)の刑事の「絆」が結構重要となると考えられる。
序盤に、彼らの関係が強固であることを示すワンエピソードあればさらに面白くなったのではないか。

冒頭に婆さんの尿ネタを披露して、二人の関係が上下関係にあるものの、なかなかフランクで堅いものであることをきちんと映画として示しているが、それほど感情移入できるほどのレベルには至っていない。
ここはもったいない部分だ。

一方、サイクス(アリシア・キーズ)とワッターズ(50口径を所持)のコンビはなかなか泣かせる。
彼らの強固な「絆」がヒシヒシと伝わってきたのは、サイクス(アリシア)の無邪気さが逆にいい効果を発揮しているからではないか。
サイクスは、ワッターズを信頼しきっているのではないのかと思わせる。

刑事コンビの方はというと、メスナーが銃弾を受けたカラザーズの体を必死になってエレベーターから引きずり出すシーンなど泣かせるシーンは用意されているが、高い効果を挙げているわけではない。


そして、なによりもベン・アフレックの存在がかなりよい。
あれが起きた瞬間は、「嘘だよね」「何かの冗談だよね」と当初は信じることはできなかった。
「まぁ、何か裏があるのだろう」とタカをくくっていた。
彼が腹話術状態になっても、「頑張って死んだフリしてるんだ。凄いねぇ」と思っていたら…。
その後、一向に何もない。放置プレイが続く。

ストーリーはかなり進み、一人がようやく湖から這い上がってきて、「大将待ってました。ようやく、ベンの出番か」とホッとしていたら、「オマエ誰やねん!」と全然違う奴が復活する展開には驚いた。
これは「X-MEN」のサイクロップスに匹敵する、なかなかハイレベルの展開ではないか。

そして、ラストあたりには、もう既に誰もベン・アフレックが出演していたことなど忘れてしまっている頃に、エンドロールのトップクレジットにいきなり‘Ben Affleck’と登場するのをみると、かなりの確信犯だなと実感する。
この使い方はなかなかのハイセンスである。
監督もベン・アフレックも遊び心をもっているのだろう。

テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

『パイレーツオブカリビアン/ワールドエンド』レビュー 【映画】

「爽快感ゼロの完結編…」

◆評  価    6.0点
◆分かりやすさ  C (何もかもすっきりしないストーリー)
◆おススメ度   B-(まぁ、期待せずにみてください)

【総論】
このシリーズはきちんと全て見ているが、どうにも好きになれない。
脚本的にはそこそこのデキなのだが、あまりに内容が大部で、こんがらがったストーリーとなっているため、ゴア・ヴァービンスキー監督が、きちんとストーリーを理解していないのではないかと思える演出が目立つからだ。

ストーリーも理解していなければ、脚本が意図していることをあまりきちんと理解していないのではないかと思える。
メリハリのなく、まとまりのない演出が続くため、自分のアタマの中できちんと整理しないで、演出しているとしか思えない。
うがった見方をすれば、ストーリーをあえてややこしくして、リピーターを狙っているのだろうかとも思ってしまう。

ゴア監督の良さとしては、シリーズを通して、面白い構図で映画を撮ろうとしている努力だけはそれなりに認めることはできるのだが、ストーリーを盛り上げる努力は足りない。
本作はシリーズの中ではマシな方だが、やはりあまり面白くもない出来となってしまっている。


【ウィル・ターナーの存在感不足】
最大の問題は、ウィル・ターナーの存在感が発揮されない点だろう。
ラストから逆算して考えれば、思い切って、本作ではウィル・ターナーをメインに描いてもよかったのではないか。

あれもこれもと手を出しすぎて、非常にまとまりが悪い映画になってしまった。
「スパイダーマン3」の失敗と理由は似ている気がする。
これも大人の事情だろうか。

父親を救いたいと願う気持ちとエリザベスとも結婚したいという気持ちとの葛藤を通して、ウィルが人間的な成長を遂げていけばよかったのではないかと思う。

一人で奮闘するウィルがピンチとなり、彼が死にそうになったときに、おいしいところをジャック・スパロウがかっさらえばいい。
今まで散々自己中心的に動いていたジャックが、はじめて他人のために行動するという流れにすれば、前作からのジャックのいい加減な行動がいい前フリにもなると思う。

平気で仲間を裏切ったり、裏切られたりするが、最後にまとまるのが仲間なのではないかという子ども達に対するメッセージにもなるのではないか。


【ジャック・スパロウの扱い】
逆に言うと、ジャック・スパロウは平気で他人を裏切ったり、汚い方法で他人を貶(おとし)めたり、自分だけ逃げ出すような卑怯な男という描き方でいいのだと思う。
前作の「デッドマンズチェスト」でもそのような演出をすべきなのに中途半端な演出に終始しており、ジョニーデップが可哀想であった。

本作でも、自分の分身的な存在を作り出してしまったりと、やや逃げてしまっているのが残念だ(構図的には面白いのもあったが)。
海賊なのだから多少汚くてもいいだろう。
最後の最後に、本当の仲間のピンチのときに変わればいいのではないか。
カッコよさとはそういうものだろう。


本作では裏切りの連続が続いて、誰かがあっちの船に乗ったり、こっちに来たりと、よく分からない状況が続くという、なんとも悲しい結果に陥っている。

それぞれの思惑が交錯する中で、せっかくなんとかまとまりかけているのに、ジャック・スパロウがいつも邪魔したり、ミキシングして話がややこしくなるという展開に上手く整理すべきだと思う。

本作では、前作のような「キー」「宝箱」といったキーアイテムが存在しないため、ストーリーが分かりづらいものとなっている。
なんらかのアイテムや人物を巡る攻防とするならば、もっと整理できただろう。
本作では、思い切って、ティア・ダルマを巡る攻防に整理すればよかったのではないか。

ティア・ダルマは、
海賊たちにとっては奥の手となる存在となる。
デイヴィ・ジョーンズにとっては大切な人である。
ベケット卿にとってはデイヴィ・ジョーンズを手玉に取るアイテムのひとつでもある。
ウィル・ターナーにとってはデイヴィ・ジョーンズと取引できる存在になる。
ジャックにとっては、何らかの宝の存在を知る人物とかにしておけばよい。

このように一人の人物を双方が取り合うという構図にすれば、かなり分かりやすい展開になると思う。


【エリザベス・スワンのラブストーリー】
エリザベス・スワンも相当中途半端に扱われてしまったのが残念だ。
前作ではウィルとジャックの間で揺れる女性という役柄だったはずが、本作ではその女心も影を潜めている。

本作でも大いに揺れていいのではないか。
大いに揺れることによって、その揺れは最終的に確信へと変わっていくはずだ。
揺れることで、本当に愛しているのは誰かということに自分でも認識するだろう。

本作ではあまりにも中途半端に描きすぎていたため、ラストの盛り上がりが大いに欠けることになっている。
バトル中における船上プロポーズ及び船上結婚式というのは、実にロマンティックなのだが、この脚本の良さが活かされていないのだ。

どうでもいいことに話をフリすぎて、本来描くべきことを描かないからこうなってしまう。
ウィルとエリザベスがお互いに距離を置いて離れてみたことによる心の変化や、ウィルやジャックが敵側に捕まった際のエリザベスの微妙な心の動きをなぜ描こうとしないのだ。

また、デイヴィ・ジョーンズとカリプソの恋愛の失敗を反面教師的に描いてみても面白いのではないか。
彼らもウィルとエリザベスと同じような理由で失敗したから、ウィルとエリザベスは逆の選択をするというまとめ方でもよいのではないか。


また、エンドロール後の彼らの様子もまったく変わっていないというのもかなり手抜きだなと感じさせる。
普通の演出家ならば、もっと彼らの10年の年月を踏まえて、多少様子を変えるだろう。
やはり、ゴア・ヴァービンスキーはちょっと能力が足りないのではないかと感じられる。


【まとめ】
今回で一応完結となったが、まだまだストーリーは続くかもしれない。
とりあえず、ストーリーを「呪われた海賊たち」の前に戻して、ジャック・スパロウ、ボルボッサ、キャプテン・サオフェンを中心とした映画を一本撮ることは容易だろう。

サオフェンは相当ジャックに恨みを抱いており、ボルボッサがブラックパールを乗っ取った経緯も気になるところだ。
5年後辺りには、このような映画ができるのではないか。

この際には、是非ゴア監督以外の者を監督に迎えて欲しいものだ。

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2007年4月クールドラマ視聴率結果(第六話)

順位  タイトル     初回  最新話 前話との対比 平均(予想平均)
1位「プロポーズ作戦」  19.3%  17.4%(▲0.5%)  16.8%(16.5%)
2位「 バンビ~ノ!  」  16.6%  14.0%(▽0.6%)  14.7%(15.5%)
3位「冗談じゃない!」  19.4%  11.7%(▽2.5%)  14.6%(19.5%)
4位「 喰いタン2   」  16.2%  13.1%(▽0.3%)  13.8%(14.5%)
5位「鬼嫁日記いい湯」  14.6%  12.1%(▽0.1%)  13.0%(13.0%)
6位「 花嫁とパパ  」  14.9%  12.4%(▲0.7%) 12.1%(12.0%)
7位「帰った時効警察」  12.8%  13.5%(▲2.5%)  11.9%(10.5%)
8位「わたしの教科書」  14.2%  10.1%(▲1.1%)  11.0%(12.5%)
9位「ライアーゲーム」  12.3%  11.4%(▲1.4%)  10.8%(10.0%)
10位「 特急田中3号」  11.5%   9.4%(▲1.1%)  8.9%( 9.0%)
11位「 ホテリアー 」  11.1%   8.3%(▲0.8%)  8.7%(10.0%)
12位「 孤独の賭け 」  11.2%   6.0%(▽1.6%)   8.2%(12.5%)
13位「セクシーボイス」  12.5%   6.0%(▽1.8%)  8.0%(12.5%)
14位「 生徒諸君! 」  9.4%   7.4%(▲1.4%)  7.3%( 9.5%)

「冗談じゃない!」の最新話の視聴率に注目!
一気の大幅ダウンのために、平均視聴率争いはついに「冗談じゃない!」が3位に転落してしまった。
また、「セクシーボイスアンドロボ」は立てこもり事件を題材にした回だったため、急遽差し替えることとなり、大幅に視聴率を下落させてしまったのが今週の特徴だ。

「冗談じゃない!」は大きく視聴率を下げたが、他のドラマはだいぶ落ち着いてきており、各ドラマの上昇気配が目立つ週となった。


○プロポーズ大作戦 (19.3→17.1→13.4→16.4→16.9→17.4)
順調に視聴率を回復させてきた。
第三話目を抜かせば、かなり視聴率は安定しているといえる。
このまま上手くいけば、平均視聴率17%台でフィニッシュできるかもしれない。

ここ3年の月9ドラマをまとめると、以下のとおりとなる。
【大成功組(20%以上)】「プライド」「ラストクリスマス」「エンジン」「西遊記」
【成功組(18%以上)】「危険なアネキ」「トップキャスター」「のだめカンタービレ」
【可も不可もなく(15%以上)】「愛し君へ」「スローダンス」
【期待ハズレ(15%以下)】「東京湾景」「不機嫌なジーン」「サプリ」「東京タワー」

「プロポーズ大作戦」が【可も不可もなく(15%以上)】に分類されるのは間違いなさそうだが、「愛し君へ」の平均視聴率16.9%、「スローダンス」の同じく16.9%を抜けば、月9ドラマの中でもそれほど悪くはないという評価となるのではないか。

○バンビ~ノ! (16.6→15.0→13.7→14.0→14.6→14.0)
「冗談じゃない!」を抜き、平均視聴率争いの2位に躍り出たが、それほど自慢できる数字でもない。
14%台をなんとかキープしているが、そろそろ上昇させていきたいところだ。
今後の「冗談じゃない!」との2位争いが注目だ。

○冗談じゃない! (19.4→14.7→13.2→14.4→14.2→11.7)
冗談ではなく、本気で終了の模様です。
どんだけ視聴率を落とせば気が済むのだろうか。
まさか「ライアーゲーム」とほとんど変わらない視聴率を取るとは誰も予想できなかっただろう。
来週以降は多少上昇させてくるとは思うが、本気にならなければ「バンビ~ノ!」に平均視聴率争いで敗れてしまうのではないか。
織田裕二の底チカラに少々期待したいのだが…。

今週は、裏番組の「行列のできる法律相談所」が約17%、「NHKスペシャル・新シルクロード激動の大地をゆく」が約12%の視聴率を獲得しており、映画の「GOAL!」が約10%とのこと。
「行列のできる法律相談所」がこれほど高視聴率番組だったとは知らなかったが。
特別の番組があったわけではなく、ここまで落ちたのはやはり質が悪いのかと邪推せざるを得ない。
初回には19.4%獲得した視聴率が、最新話では11.7%となり、約40%の減少となってしまった。

○喰いタン2 (16.2→13.3→14.9→11.8→13.4→13.1)
よくよく調べてみると裏番組が意外と強敵だ。
フジテレビの「博士の愛した数式」が約15%の視聴率を獲得しただけでなく、テレビ朝日の「土曜ワイド劇場30周年特別企画・刑事殺し」が約18%の視聴率を獲得している。
今週の映画にはウィル・スミス主演の「アイ,ロボット」が控えているため、どんなに頑張っても13%台だろう。
しかし、もう裏番組とは関係なくこのドラマはダメかもしれない。
大幅な上昇は見込めそうもない。

○鬼嫁日記いい湯だな (14.6→14.0→12.5→12.8→12.2→12.1)
3話目と4話目の視聴率が入れ替われば、美しいほどに視聴率が漸減している。
前作はゴリと観月というコンビの目新しさが受けたのではないか。
これは作っちゃいけない続編だったのではないか。

○花嫁とパパ (14.9→11.3→10.3→12.5→11.8→11.7→12.4)
一見地味なドラマにみえるが、実はかなり健闘しているのではないかと思う。
鑑賞していないので、データでしか判断できないが、個人的には石原さとみと田口淳之介の評価は高まった。
実際のストーリーはまったく分からないが、イメージ的には結構ストーリーを大きく展開させているような気がする。
毎回毎回同じようなパターンを展開させるドラマというのもあるが、このドラマはそういった手法ではないのではないから、多少盛り上がっているのではないか。
このキャスティング、このテーマでここまでの踏ん張りは評価したい。

○帰ってきた時効警察 (12.8→11.9→10.9→11.4→11.0→13.5)
今クールの中で一番安定した視聴率を獲得していた効果だろうか。
一転して、視聴率を大幅に上昇させ、初回を抜き、前作を含め自身の最高視聴率をマークした。
「特命係長・只野仁」を抜かせば、ここ数年この枠で一話でも13%を超えたドラマは存在しなかったと思う。

○わたしたちの教科書 (14.2→11.3→10.7→10.4→9.0→10.1)

○ライアーゲーム (12.3→12.8→8.7→9.6→10.0→11.4)
大幅に視聴率を上昇させた。
勢いは完全に初回に戻りつつあると感じられる。
「DEATH NOTE」のように知的心理サスペンスは結構ヒットしやすいということなのだろうか。
本作の小ヒットにより、今後は似たようなドラマが増えてきそうな気がする。

○特急田中3号 (11.5→8.7→7.6→8.0→8.3→9.4)
最新話は初回に続き、2番目に高い視聴率を獲得した。
だいぶ持ち直してきているように思われる。
上手くいけば、二桁に乗せることも夢ではないのではないか。
このドラマが大失敗すれば、「オタク」ドラマブームもやや下火になるかもしれないので、もうちょっと奮闘に期待したい。

○ホテリアー (11.1→8.0→8.6→7.5→8.3)

○孤独の賭け~愛しき人よ~ (11.2→9.4→7.4→7.3→7.6→6.0)

○セクシーボイスアンドロボ (12.5→8.7→6.9→7.0→6.9→7.8→(6.0))
視聴率が結構安定してきたのに、本当に残念なこととなってしまった。
ラテ欄をみたとき、立てこもり事件を題材にしていたので、これはタイミングが悪いなと思ったが、やはり急遽差し替えという事態になってしまった。

さすがに事件の前にドラマ撮影は終了しているのだから、これは不運としかいいようがない。
それにしても、2話目の再放送というのはいかがなものか。
もっと何かアイディアはなかったのだろうか。
次週分を前倒しで放送すればよかったのではないかと思うが、まだ編集作業中だったのかもしれない。
1話から6話までをコンパクトにまとめた総集編的なものを作る時間もなかったのだろう。

昔々、織田裕二主演・宮藤官九郎脚本の「ロケットボーイ」というドラマがあり、主演の織田裕二が突如椎間板ヘルニアを発症させて、入院するという事態に陥ったことがある。
その際には、「踊る大捜査線」を再放送させるという荒業を繰り出したのが思い出される。
しかも、視聴率が通常の「ロケットボーイ」のときよりも高かったというから面白い。

○生徒諸君! (9.4→7.7→5.9→6.0→7.4)
終わっているのは間違いないが、最新話はやや持ち直した。
「レガッタ」のような伝説を作るようなドラマではなく、ただの低視聴率で終わるという、なんとも面白くない結果になりそうだ。

平均視聴率27.8%の「ごくせん」や平均視聴率18.9%の「マイボスマイヒーロー」のように学園モノというのは、かなり稼げるジャンルであるのに、どうしてこのような結果に終わるのだろうか。

テーマ:視聴率 - ジャンル:テレビ・ラジオ

国内映画興行収入ランキング(5月3週目) 【映画】

新作が2本ランクインしたため、2週目で「初雪の恋/ヴァージン・スノー」、5週目で「ハンニバル・ライジング」が圏外へ消えた。

「初雪の恋/ヴァージン・スノー」は、公開館数が少ないとはいえ、1億にも届いておらず、コケた部類に入れてもいいのではないか。
日本と韓国の融合は、「ホテリアー」に代表されるようにドラマ界においても、映画界でも上手くいっていない。
4億円以上稼いだ「あなたを忘れない」という例外はあるものの、この手の戦略はヒットしないということが分かっているので、来年ごろにはもうこの手の映画はなくなるはずだ。

「ハンニバル・ライジング」は7億5千万円程度。
03年に公開された「レッドドラゴン」は22億円稼いでおり、
01年に公開された「ハンニバル」は46億円稼いでいる。
日米ともに見るも無残な続編となったようだ。
望まれない続編はかなり痛い結果に終わる。


今週のランキングは以下のとおり。
1位は「スパイダーマン3」
週末に4億5千万円以上を稼ぎ出し、トータルでは52億円に達した。
1週間の伸びは9億円程度だろうか。

公開前の個人的な予想は70億円であるが、ソニーが目指すのは100億円である。
今後の見通しはどうなるだろうか。
過去のシリーズは、「1」が75億円、「2」が67億円稼ぎ出している。
「ダイハード4.0」が6月30日に公開されることが決まっているため、おそらく勝負になるのがあと5週間ちょっとということになる。
週末・週中で平均4億円稼ぐという試算だと、4億×5週=20億円くらいを上乗せできるだろうか。
70億円は超えてきそうだが、「1」の75億円を超えるのがギリギリということになりそうだ。
強敵「パイレーツオブカリビアン/ワールドエンド」が公開されるため、今後は厳しい戦いを強いられそうだ。

2位は「ゲゲゲの鬼太郎」
1億4千万円ほど週末に稼ぎ、トータルでは19億円を超え、あとわずかで20億円を突破する。
1週間の伸びは2億円程度だろうか。
「鬼太郎」レベルで20億円を超えれば、胸を張って大ヒットと宣伝してもいいだろう。
松竹の期待値は30億円とのことだが、さすがにこれは厳しい。
「パイレーツオブカリビアン」に丸の内ピカデリー1を明け渡すため、今後の見通しとしては、1億円×残りの公開週ということになりそうだ。

3位は「俺は、君のためにこそ死ににいく」
1億3千万円ほど週末に稼ぎ、トータルでは5億円には届いていない。
1週間では3億円程度の伸びである。
このデータをみると「ゲゲゲの鬼太郎」はファミリー向けらしく週末に稼ぐタイプのようであり、「俺は、君のためにこそ死ににいく」は週中に結構稼ぐタイプのようだ。
東映の期待値は25億円とのことだが、どうなるだろうか。
このままの勢いをキープすればあと10億円程度の上乗せを期待できるかもしれない。

4位は「眉山-びざん-」
1億円ほど週末に稼ぎ出し、トータルでは4億5千万円程度。
1週間では3億円程度の伸びである。
コケているという印象があったが、実際はなかなか奮闘しているのではないか。
「俺は、君のためにこそ死ににいく」と興行収入はそれほど変わらず、この勢いだと楽に10億円に届きそうだ。
先週の状態では10億円厳しいと思ったが、2週目で持ち直したといえる。

5位は「バベル」
8千万円程度週末に稼ぎ出し、トータルでは15億円を超えた。
1週間では2億円程度の伸びである。
20億円はなんとか超えられそうだ。

6位は「名探偵コナン/紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」
週末に8千万円弱稼ぎ出し、トータルでは23億円を超えた。
1週間では1億円程度の伸び。
目標の30億円は絶望的だ。
ここ5年のシリーズの比較では、恐らく下から2番目の成績に終わりそうだ。
ちなみに1番下は05年の22億円。この成績はなんとか超えた。

7位は「パッチギ! LOVE&PEACE」
週末で6千万円程度を稼ぎ出した。
シネカノンの期待値としては、前作の倍の10億円とのことだが、あまり評判がよくなく、今後はかなり苦戦しそうだ。
前作のようなロングランというわけにはいかないだろう。

8位は「映画クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶ歌うケツだけ爆弾」
週末に5千万円を稼ぎ出し、トータルでは15億円に後一歩となった。
メイン館を失っても数週間も粘り続ける状態をみると、人気の根強さが窺われる。
こちらは「名探偵コナン」とは異なり、近年のシリーズ最高の興行収入を達成した。

9位は「東京タワー/オカンとボクと、時々、オトン」
週末に4千万円超を稼ぎ出し、トータルでは16億円を超えた。
1週間の伸びは1億5千万円程度。
20億円は狙えるという読みだったが、これはギリギリということになりそうだ。

10位は「主人公は僕だった」
2千6百万円程度のオープニング。
当然のことながら、かなりしょぼい成績に終わりそうだ。
さすがに、ウィル・フェレル主演では日本においては客は呼べない。

ヒラリー・スワンク主演の「リーピング」は11位。
結構の館数で公開された映画であるが、大きくコケた模様だ。


次週には、いよいよ「パイレーツオブカリビアン/ワールドエンド」が公開される。
「パイレーツオブカリビアン/デッドマンズチェスト」は、先行を含むオープニング成績が19億円、トータルでは100億円を稼ぎ出し、昨年公開された洋画では実質1位の記録を打ち立てた(一昨年の暮れに公開された「ハリーポッターと炎のゴブレット」は110億円の興行収入を昨年記録し、記録上は「パイレーツオブカリビアン/デッドマンズチェスト」は2位)。

その他には、昨年公開された「GOAL!」の続編「GOAL!2」が公開される。
「GOAL!」のオープニングは1億4千万円を超えている。
トータルでは5億円程度の成績となっている。
前作の数字でそのまま登場すると上位で登場できそうだが、前作の勢いはまったく感じられない。

また、国分太一 、香里奈主演の「しゃべれども しゃべれども」も下位で登場してくるのではないか。


<次週予想順位>
予想順位(今週) 自己評価 タイトル(主な公開劇場)
1(-) ◎「パイレーツオブカリビアン/ワールドエンド」(丸の内ピカデリー1)
2(1) 済「スパイダーマン3」(日劇PLEX1)
3(3) ×「俺は、君のためにこそ死ににいく」(丸の内TOEI1)
4(4) ×「眉山-びざん-」(日劇PLEX2)
5(2) ×「ゲゲゲの鬼太郎」(丸の内プラゼール)
6(5) 済「バベル」(日比谷スカラ座)
7(-) ×「GOAL!2」(丸の内TOEI2)
8(6) ×「名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」(有楽座)
9(7) ×「パッチギ! LOVE&PEACE」(シネカノン有楽町)
10(-) ×「しゃべれども しゃべれども」(シネスイッチ銀座)


[個人評価]
◎ 絶対観たい作品
○ できれば観たい作品
▲ DVDか映画サービスデイだったら観たい作品
△ 映画館では観ないけどDVDだったら観るかもしれない作品
× 観ることはないでしょうの作品
済 鑑賞済み作品

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

「ニコラス・ケイジのウェザーマン」DVDレビュー 【映画】

◆評  価    7.5点
◆分かりやすさ  A-(ストーリーは分かりやすいが、感じ取れるかどうか)
◆おススメ度   A-(心に傷を負った中年男性におススメ)

「アメリカンビューティー」の劣化版という印象は拭えないが、シニカルかつユーモアかつシリアスな仕上がりとなっており、なかなか味のある映画に感じられる。

本作を監督したゴア・ヴァービンスキーは、「パイレーツオブカリビアン」シリーズで有名な監督であるが、監督としては一流というレッテルは貼られてはいなかった。
しかし、本作をみれば、ゴア・ヴァービンスキー監督の違った一面をみることができるのではないかと思う。
今までは無能であるにも関わらず、大作を偶然任されてしまい。有り余る大金と俳優の演技によって、救われているという印象をもっていたが、実はそこそこ腕はあるようだ。

とはいえ、本作も俳優の演技によって大いに救われている。
ニコラス・ケイジがとにかく素晴らしい好演をみせている。
現状を変えたいという想いを抱えながらも、変えることが出来ない情けない中年男の悲哀を見事に演じきっている。
最近の彼は迷走気味なところはあるが、やはり名優であるということを改めて思わせる。

<以下、ネタバレ>
本作は主役であるニコラス・ケイジの心の動きがポイントとなっている。
序盤の彼は何もかもきちんと向き合っていない。
父親としても、夫しても、天気予報士としても、いい加減で、その場限りで適当に取り繕うだけである。
いい父親でありたい、いい夫でありたい、いい天気予報士でありたいと願っているが、結果的にはすべてから逃げているだけではないだろうか。
だから、娘や息子に相手にされず、元妻からも嫌われ、視聴者からバカにされるのである。
自分の父親からもまともに対応してもらえていないが、彼には「親心」があるから完全には見放されていない。

彼にとって本当に必要なことは、「ハローアメリカ」の仕事を取ることではない。
仕事を得たからといっても、変わるのは賃金だけだろう。
彼自身には何も変わっていない。
大きな仕事を取って、元妻に復縁を迫っても、それははっきりいって無駄である。
彼にとって本当に必要なことは、自分と向き合うことであることを本作は主張している。
自分が立派な父親でなければ、立派な夫でもないことを本人が認めるべきなのだろう。
ましてや、立派な天気予報士でもないのである。
ブルースクリーンの前に立って、当たりもしない予報を視聴者に伝えるという虚しい仕事をするだけである。

しかし、自分と向き合い、現状の自分を認めるのは、決して自分を諦めることではない。
自分と向き合い、現状の自分を認めるのは、逆にいうと大きな前進となるのではないかと本作からは感じられた。

アメリカでは約12百万ドルの興行収入に終わり、日本ではDVDスルーされてしまったが、なかなか人生の深みを描いている、いい映画だと思う。

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

全米映画興行収入ランキング(5月第3週目) 【映画】

順位(先週)公開週 タイトル (公開館数) 興行収入 (トータル収入)
1(-)1週目「シュレック3」(4122館)$122,000,000($122,907,000)
2(1)3週目「スパイダーマン3」(4324館)$28,500,000($281,858,000)
3(2)2週目「28 Weeks Later…」(2305館)$5,150,000($18,610,756)
4(4)6週目「Disturbia」(2547館)$3,675,000($71,323,000)
5(3)2週目「Georgia Rule」(2531館)$3,492,780($12,614,355)
6(6)5週目「Fracture」(1607館)$2,375,000($34,627,000)
7(5)2週目「Delta Farce」(1931館)$1,840,000($6,120,000)
8(7)4週目「The Invisible」(1378館)$1,308,000($17,661,000)
9(10)5週目「Hot Fuzz」(973館)$1,255,337($21,078,830)
10(17)3週目「Waitress」(116館)$1,135,000($2,176,579)
(参考:IMDbのボックスオフィス)

新作が1本登場し、圏外から1本浮上したため、8週目で「ルイスと未来泥棒」、4週目で「Next」が圏外へ消えた。

「ルイスと未来泥棒」は9千万ドルを突破し、1億ドルに王手が掛かっている。
1億ドルにギリギリ超えるか超えないかでフィニッシュしそうだ。
なかなか健闘したという意見もあるだろうが、ディズニーの送るCGアニメなのだから、もうちょっと稼いでもよかったのではないか。
まったくの落第点というわけではないが、完全に合格とは言い難い。
飽和状態のCGアニメ界において、他の会社や同列のピクサー社にちょっと押され気味であるという印象を受ける。

「ルイスと未来泥棒」は、日本ではどうやら12月の年末映画として公開される予定。
今夏の目玉として、ピクサーの「レミーのおいしいレストラン」が7月28日に公開されるので、仕方ない処置か。
去年の冬に公開された「ライアンを探せ!」の二の舞にならなければよいが。

「Next」は2千万ドルにも届かない成績で終わりそうだ。
リー・タマホリ監督は「トリプルX/ネクストレベル」の失敗もあり、これで2連敗。
しばらく大作は任されることはないだろう。
ニコラス・ケイジ、ジュリアン・ムーア、ジェシカ・ビールというキャスティングでどうしてここまでコケてしまうのか。

今週は、「シュレック3」が「スパイダーマン3」に劣るものの、トータル123百万ドルというなかなかのハイアベレージで首位を獲得した。
「シュレック2」のオープニングが129百万ドルなので、前作との比較ではそれほど差はない。
ただ、「スパイダーマン3」と同様、評価がメチャクチャ高いというわけではないのが気になる点だ。
IMDbのポイントでは、「1」が8.0ポイント、「2」が7.7ポイントという評価を受けているが、「3」が現在7.0ポイントとなっている。
「パイレーツオブカリビアン/ワールドエンド」が公開される次週以降の粘りが「シュレック3」の勝負となりそうだ。

「スパイダーマン3」は282百万ドルまで稼ぎ出し、3億ドルに早くも王手を掛けた。
ただし、「スパイダーマン2」は3週目で302百万ドル、「スパイダーマン」は3週目で287百万ドル稼いでいる。
そろそろ息切れしてきているようだ。
ちなみに、「パイレーツオブカリビアン/デッドマンズチェスト」は3週目で322百万ドルという半端ない数字を稼ぎ出している。

10位には、116館ながらも「Waitress」が3週目で登場した。
36位→17位→10位とジャンプアップしているのは、評価が異常に高いためのようだ。
主演は、「ミッションインポッシブルⅢ」にも出演していたケリー・ラッセル。
監督は、Adrienne Shelly。
彼女の監督としての実績はあまり目立ったものはない。
不幸な結婚をした主人公が妊娠に気付き、この街を去ろうと決めた際に、ハンサムな医者が街に到着する…というありがちなストーリーであるが。

今週末はいよいよ「パイレーツオブカリビアン/ワールドエンド」が公開される。
3強すべてが出揃い、「スパイダーマン3」「シュレック3」との争いがヒートアップしそうだ。
「パイレーツオブカリビアン/デッドマンズチェスト」の136百万ドルというオープニングを超え、「スパイダーマン3」が打ち出した151百万ドルというオープニング記録を破ることはできるのかが注目だ。

2時間48分という超尺がネックにならないのかもポイントとなる。
しかし、3強の中では唯一最終作となるため、「パイレーツオブカリビアン/ワールドエンド」が3強の争いに勝利するような気がする。

また、「エクソシスト」「フレンチコネクション」などで知られるウィリアム・フリードキン監督のサスペンスホラー「Bug」も公開予定。
主演は、「コレクター」「ハイクライムズ」などのアシュレイ・ジャッド。
内容はイマイチよく分からない。
虫の穴がどうのこうのというストーリー。予告編を待ちたい。

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『恋愛睡眠のすすめ』レビュー 【映画】

◆評  価    6.5点
◆分かりやすさ  B-(まともなストーリーではない)
◆おススメ度   B (個人的には「エターナルサンシャイン」よりも好き)

「ヒューマンネイチュア」「エターナルサンシャイン」などで知られるフランス人のミシェル・ゴンドリー監督作品。
主演は、メキシコ人俳優のガエル・ガルシア・ベルナル。

「エターナルサンシャイン」とほぼテーマは似通っており、恋愛の痛手を描いている。
個人的な評価は同じ点数であるが、「エターナルサンシャイン」よりは楽しめた。
個人差はあると思うので、同意見の人は多くないかもしれないが、キレイにまとめすぎた「エターナルサンシャイン」よりも、より現実的な本作の方が親近感をもてる。
また、個人的に評価したポイントは、男性特有のウジウジした感じや、女性特有の訳の分からなさを描いている点だ。

自分もかなりウジウジした部分は持っているが、こういった部分は日本人だけでなく、メキシコ人やフランス人も同様の感覚なのだと、本作を見ると思い知らされる。
好きな女性が他の男性と親しげに喋っていたら、いたたまれなくなったり、ストーカーではないが、好きな女性の部屋に侵入したり、カッコを付けて大したことでもないのに真実を告げられなかったり、好きな女性の前から逃げ出したくなったりと、電車男顔負けの情けないリアルな姿がみられる。

男性の視点から描かれているものであるが、女性の本質も垣間見られる。
女性の素直ではない点や、理性的ではない点といった女性特有の訳の分からなさなどにもきちんと触れられている。
女性の奔放さに苦しめられた多くの同士ならば、この映画をさらに理解できるのではないかと思う。

現実世界では、男と女が上手くいかず、夢の中で恋を成就させるしかないというのは、なかなか手厳しいが、的を射た意見である。

また、テクニシャンのミシェル・ゴンドリーらしく彼の技術が大いに活かされているのも必見だ。
(実際には金は掛かっているのだと思うが)チープな手作り感が夢の世界に見事にマッチしている。

「夢」と「現実」が交錯して、観ている者にとって、訳の分からなく作品も多いが、本作は「夢」と「現実」の境界線はしっかりとしていると思う。

少々「夢」の出来事が現実化っぽくなっている部分もあるものの、そういった混乱に乗じて、逃げるような作品になっていないのも評価できる。

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2007年4月クールドラマ視聴率結果(第五話)

順位  タイトル     初回  最新話 前話との対比 平均(予想平均)
1位「プロポーズ作戦」  19.3%  16.9%(▲0.5%)  16.6%(16.5%)
2位「冗談じゃない!」  19.4%  14.2%(▽0.2%) 15.2%(19.5%)
3位「 バンビ~ノ! 」  16.6%  14.6%(▲0.6%) 14.8%(15.5%)
4位「 喰いタン2  」  16.2%  13.4%(▲1.6%) 13.9%(14.5%)
5位「鬼嫁日記いい湯」  14.6%  12.2%(▽0.6%)  13.2%(13.0%)
6位「 花嫁とパパ  」  14.9%  11.7%(▽0.1%)  12.1%(12.0%)
7位「帰った時効警察」  12.8%  11.0%(▽0.4%)  11.6%(10.5%)
8位「わたしの教科書」  14.2%  10.1%(▲1.1%)  11.0%(12.5%)
9位「ライアーゲーム」  12.3%  10.0%(▲0.4%)  10.7%(10.0%)
10位「 特急田中3号」  11.5%   8.3%(▲0.3%)  8.8%( 9.0%)
11位「 ホテリアー 」  11.1%   8.3%(▲0.8%)  8.7%(10.0%)
12位「セクシーボイス」 12.5%   7.8%(▲0.9%)  8.3%(12.5%)
13位「 孤独の賭け 」  11.2%   6.0%(▽1.6%)   8.2%(12.5%)
14位「 生徒諸君! 」  9.4%   6.0%(▲0.1%)  7.3%( 9.5%)

平均視聴率争いでは「特急田中3号」が「ホテリアー」を抜き、10位に浮上。
低迷していた「セクシーボイスアンドロボ」も「孤独の賭け」を抜き、12位に浮上したが、平均視聴率10%未満の10位以下のドラマはどれも失敗だろう。

○プロポーズ大作戦 (19.3→17.1→13.4→16.4→16.9)
ゴールデンウィークのために13.4%と一時は下落したものの、なんとか安定してきた。
先週書いたとおり、15~17%で安定していくのではないかという見通しどおりだ。
小幅な増減を繰り返しながら、終盤への盛り上がりへと繋げていきたい。
今クールは本ドラマの1強となり、平均視聴率も最終的には17%台まで乗せたいところだ。

○冗談じゃない! (19.4→14.7→13.2→14.4→14.2)
もはや上昇の見込みが望めず、14%台で落ち着いてしまった。
TBSの先クールの大健闘は幻だったようだ。
個人的には本ドラマについては期待しており、5週分録画は続けていたが、多忙もあり、1分も見ずに見送りとすることと決定した。
ドラマのネタをブログに書いているのに、1クールの1本も見ないという異常事態になってしまったのは、多忙という理由だけでなく、製作サイドにも原因があるだろう。

○バンビ~ノ! (16.6→15.0→13.7→14.0→14.6)
3話目まで視聴率の下落を続けていたが、4話目から一気に上昇へと変わっていった。
上手くいけば、「冗談じゃない!」を交わして、平均視聴率2位へと浮上することも夢ではなくなってきた。
日本テレビの水曜日22時枠もだいぶ視聴率を稼げる枠に仕上がったとみてよさそうだ。

○喰いタン2 (16.2→13.3→14.9→11.8→13.4)
裏には「めぞん一刻」が放送されており、視聴率が心配されたがまったく杞憂に終わった。
「めぞん一刻」が12%台という低視聴率に終わったので、まった煽りを食わなかったようだ。
それにしても「めぞん一刻」が12%台というのも悲しい結果だ。
悪くても15%程度は取らないと駄目な素材だろう。
原作クラッシャーのテレビ朝日らしい。ダメッぷりが発揮された。
とはいえ、本ドラマの13%台というのも、完全に低迷しているといっていい。
平均視聴率をなんとか15%に近づけないと、さらなる続編は絶望的ではないか。

○鬼嫁日記いい湯だな (14.6→14.0→12.5→12.8→12.2)
安定期に入ったかにみえたが、最低視聴率を記録してしまった。
こちらはもう続編は完全にアウトではないか。
たとえ、あったとしてもキャスティングは大幅に変わりそうだ。

○花嫁とパパ (14.9→11.3→10.3→12.5→11.8→11.7)
下落を微減に留めており、個人的には健闘しているようにみえる。
今後は、大きな上昇は期待できないとしても、二桁割れはなんとしても免れたいところだろう。

○帰ってきた時効警察 (12.8→11.9→10.9→11.4→11.0)
今クールの中で一番安定しているといっていいかもしれない。
偶然30秒ほど鑑賞したが、オダギリジョーはイメージに合わない役柄にチャレンジしているのだなあと感じられた。
チープな仕上がりだったが、結構好印象を抱いた。

○わたしたちの教科書 (14.2→11.3→10.7→10.4→9.0→10.1)
5話目まで順調に視聴率を下落していたが、今週一転して視聴率を上げてきた。
何か動きでもあったのだろうか。
しかし、やはり今後の見通しとしては、もうちょっと下落していくのではないだろうか。

○ライアーゲーム (12.3→12.8→8.7→9.6→10.0)
先週、10%台に復活すると書いたが、なんとか予想通りギリギリ10%台に乗せてきた。
今後もこの調子をキープして欲しい。

○特急田中3号 (11.5→8.7→7.6→8.0→8.3)
最新視聴率では、ホテリアーと同じ8.3%だった。
「ホテリアー」が完全なライバルといえそうだ。
今後もこの争いには注視する必要がある。

○ホテリアー (11.1→8.0→8.6→7.5→8.3)
4話目で7.5%という最低視聴率を記録したが、下げ止まらせて8%台に復活させた。8%台でなんとか安定させたいところだろう。
「特急田中3号」に平均視聴率争いに敗れてしまっては、テレビ朝日の面目がない。
「めぞん一刻」もコケてしまい、テレビ朝日は苦しい戦いに強いられている。

○孤独の賭け~愛しき人よ~ (11.2→9.4→7.4→7.3→7.6→6.0)
7%台で安定してくるかと思われたが、6.0%という「生徒諸君!」並の視聴率を記録した。
このドラマを鑑賞しようかと考えていたのが、なんとも愚かしいような結果となってしまった。
裏の「わたしたちの教科書」も視聴率を稼いでいないし、「ダウンタウンDX」もそれほど強敵とは思えない。
21時枠の「ホテリアー」も低迷しており、木曜日ドラマ全滅の理由がよく分からない。

しかし、このブログでは取り上げていない「夫婦道」や「その男、副署長」は13%台を記録している。
若者はあまりテレビを見ず、年配層は「夫婦道」「その男、副署長」に流れていっているからだろうか。
木曜日にドラマ5本という密度の高さも原因だろう。

○セクシーボイスアンドロボ (12.5→8.7→6.9→7.0→6.9→7.8)
7%台前後で完全に安定した後に、今週ようやく上昇がみられた。
一般的にはコケていると見られているが、なかなか踏みとどまっている気がする。
今後の健闘次第では、二桁まで再浮上するのもまったくの夢ではない。

○生徒諸君! (9.4→7.7→5.9→6.0)
完全に終わっている。
原作はよく分からないが、人気漫画のドラマ化と聞いて、放送前に9.5%と予想したのが恥ずかしい結果だ。

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国内映画興行収入ランキング(5月2週目) 【映画】

新作が3本ランクインしたため、4週目で「ロッキーザファイナル」、6週目で「ブラッドダイヤモンド」、4週目で「ラブソングができるまで」が圏外へ消えた。

「ロッキーザファイナル」は現在7億円程度。
15億円程度の興行収入を狙えると読んだが、その半分程度に終わりそうだ。
結構、話題にはなったが、対象者の層の幅が狭すぎたのだろうか。
広い支持が得られず、コアなファン向きの映画となってしまった。

「ブラッドダイヤモンド」は現在9億円を突破した。
ここまできたら10億円突破をなんとか狙いたいところだが、どうだろうか。
やはり、この手の社会派ドラマは10億円が壁のようだ。

「ラブソングができるまで」は4億円程度。
大ヒットはできないと思ったが、かなり物足りない結果に終わった。
「ホリデイ」が10億円を突破しているのだから、コケたといえそうだ。
アメリカでは「ホリデイ」が63百万ドルに対して、「ラブソングができるまで」は50百万ドル稼いでおり、それほど大きな差はないのだが。


1位は、「スパイダーマン3」が当然2週連続首位を飾った。
週末では6億円近い興行収入を上げた。トータルでは43億円を突破した。
週末を含むこの1週間で12億円近い興行収入は立派の一言だが、やはり100億円を記録した「パイレーツオブカリビアン/デッドマンズチェスト」に比べると、やや勢いは弱いような気がする。
ゴールデンウィークの貯金をどこまで活かせるかがポイントとなるが、フィニッシュラインは前作を超える程度だろうか。

2位は、「ゲゲゲの鬼太郎」が先週に引き続き粘りこんだ。
週末は1億8千万円稼ぎ出し、トータルでは17億円を突破した。
目標となる「妖怪大戦争」の20億円を破るのは確実であり、これは予想外に大ヒットしたといえる。
本作の長所としては、ヒットの要因の一つとなる「ファミリーで見られる手軽さ」だろうか。

3位には、「俺は、君のためにこそ死ににいく」が登場。
約1億8千万円のオープニングを飾った。
東映としてはヒットしているようにみえるが、「蒼き狼」「東京タワー」「バッテリー」あたりに比べると、ちょっと劣っているオープニングである。
東映サイドとしては25億円を狙うとの大風呂敷を広げているが、この半分くらいがフィニッシュラインではないか。
個人的には絶対にコケるのではないかと考えていたが、このジャンルは比較的アタリやすいのかもしれない。
「男たちの大和/YAMATO」が51億円、「硫黄島からの手紙」も同様に50億円以上突破している。
「俺は、君のためにこそ死ににいく」が50億円や25億円のヒットを記録するとは思えないが、一般的な予想を上回るのは確実のようだ。

4位には、「眉山-びざん-」が登場。
1億4千万円をやや下回るオープニングを飾った。
「母の日」を意識して、相乗効果を狙ったが、関係者にとってはちょっと期待ハズレではないだろうか。
このままでは、間違いなく10億円を超えるのは難しいようだ。
「犬神家の一族」に続き、松嶋菜々子は2連敗となるのか。
夫の反町も「蒼き狼」が振るわず、夫婦ともに苦戦している。

5位は「名探偵コナン/紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」。
週末1.1億円程度の興行収入であり、トータルでは22億円を突破した。
前作の4週目時点での収入は25億円を超えており、前作に比較すると、やはり勢いはやや弱いだろうか。

6位は「バベル」。
週末1億円程度の興行収入であり、トータルでは13億円を突破。
話題にはなっているものの、興行収入には上手く繋がっていないか。
20億円はちょっと微妙になってきた。

7位は「映画クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶ歌うケツだけ爆弾」。
打ち切りになったかと思われたが、まだ粘りこんでいる。
トータルでは14億円を突破。
2001年に記録したシリーズ最高14.5億円をなんとか突破できるのではないだろうか。

8位は「東京タワー/オカンとボクと、時々、オトン」。
トータルでは15億円を突破したが、目標としていた20億円はなかなか厳しいかもしれない。

9位は、「初雪の恋/ヴァージン・スノー」が登場した。
約3千万円のオープニングであり、公開館数が少ないとはいえ、決してヒットしているとは言いがたい。
「龍が如く劇場版」は、この映画よりも公開館数が少なく、オープニング3千万円以上稼いでいるのだから。

10位は「ハンニバル・ライジング」。
トータルでは7億円程度。
予想通り、10億円突破は絶対に無理だろう。
知名度は活かせず、日米ともに惨敗となりそうだ。


今週末には、「パッチギ! LOVE&PEACE」、ヒラリー・スワンク主演の「リーピング」、ウィル・フェレル主演の「主人公は僕だった」が公開される。

前作の「パッチギ!」はオープニング3.5千万円程度である。
「パッチギ!」の知名度はかなり高いとはいえ、有名俳優が出ていないという状況では、大きなヒットは狙えない。
オープニングは5千万円前後ではないか。
決して、10億円を超える作品ではない。

残りの2作の洋画のオープニングも3千万円級だろうか。

来週末にはいよいよ「パイレーツオブカリビアン/ワールドエンド」が登場する。
今週は波静かというところだろう。

<次週予想順位>
予想順位(今週) 自己評価 タイトル(主な公開劇場)
1(1) 済「スパイダーマン3」(日劇PLEX1)
2(2) ×「ゲゲゲの鬼太郎」(丸の内ピカデリー1)
3(3) ×「俺は、君のためにこそ死ににいく」(丸の内TOEI1)
4(4) ×「眉山-びざん-」(日劇PLEX2)
5(5) ×「名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」(有楽座)
6(6) 済「バベル」(日比谷スカラ座)
7(-) ×「パッチギ! LOVE&PEACE」(シネカノン有楽町)
8(8) ×「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(丸の内ピカデリー2)
9(-) ×「リーピング」(ルーブル丸の内)
10(-) ○「主人公は僕だった」(日比谷みゆき座)

[個人評価]
◎ 絶対観たい作品
○ できれば観たい作品
▲ DVDか映画サービスデイだったら観たい作品
△ 映画館では観ないけどDVDだったら観るかもしれない作品
× 観ることはないでしょうの作品
済 鑑賞済み作品

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「ステイ」DVDレビュー 【映画】

◆評  価    3.5点
◆分かりやすさ  C(ネタが分かっていても分かりにくい)
◆おススメ度   C(はっきりいって時間の無駄)

風の噂で、どういうネタが知っていた上での鑑賞だったが、ネタが分かっていてもまったく面白くない。
たとえ、ネタが分からなくて観ても、これは面白くないだろう。
このキャスティングに関わらず、アメリカの興行収入が3.6百万ドルという恐ろしく低く終わった理由がはっきりと理解できる作品だ。

端的に何が悪いのかというと、オチ自体も面白くなければ、オチが分かっていても、結局「何が言いたいの?」という言葉しか出てこない点だ。
「マルホランドドライブ」や「マシニスト」のようにテーマも主張も何もない。

<ネタバレ>
本作は、交通事故を起こしたある青年が死の間際に見た空想でしかない。
この事故によって、最愛の恋人を含め、両親も死んでしまうため、主人公は「悔恨」や「責め苦」を感じてしまうのだ。
そのため、空想の中で自分を責めて、「自殺」したいとほのめかしているのだろう。

この車の事故というのは、やや問題だ。
主人公の故意によるものではないからだ。
主人公にいくら「悔恨」の情が湧いたとしても、観客はなかなか感情移入しづらい。
やはり、なんらかのやむにやまれぬ事情があり、故意に恋人なり、両親を殺すに至ったという流れならば、少々マシな映画になる。
精神を病んで、現実逃避的に自己の世界に入り込んだのならば、より広く理解を得られるのではないか。

また、各キャラクターも逃避世界に上手く投影されているとは思えない。
しかも、何も関係ないユアンマクレガーを主役にしてしまっては、観客は「???」という状態に陥るのはやむを得ないだろう。

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「エターナルサンシャイン」DVDレビュー 【映画】

◆評  価    6.5点
◆分かりやすさ  B (真っ向勝負した作品ではなく、煙に巻かれた感がある)
◆おススメ度   B-(アメリカでの評価は高い作品ではあるが)

チャーリー・カウフマンの脚本らしく、幻想的で実に素晴らしい脚本となっている。
①お互いの記憶を消した男女は再びある場所で巡り合い、何も知らずに恋に落ちる。
②消されゆく記憶の中で、必死に彼女の記憶を消すまいと男はもがき苦しむ。
③お互いに傷つき、一度は別れた二人が再び下した結論とは…。

この3点がきちんと描けていれば、かなりの傑作が誕生したのだが、ミシェル・ゴンドリーの演出はイマイチと感じられた。
自己のテクニックやイメージに頼りすぎたために、本質的な部分がやや煙に巻いたような感じになっているのがもったいない。
本作のテーマであれば、もっとストレートに演出してもよかったのではないか。

たとえ、記憶を消したとしても、トム・ウィルキンソン演じる医者と、キリスティン・ダンスト演じる受付嬢が再び恋に落ちるように、ジム・キャリーとケイト・ウインスレットも再び恋に落ちてしまうものなのだ。
そして、記憶を消す前と同じように、再び彼らは喧嘩して別れてしまうかもしれない。

彼らの下した結論とは、そうなるのならば、別にそれでも構わないというものだ。
お互いの記憶を忘れるぐらいならば、喧嘩して嫌な想いをする方がマシだということを、ジム・キャリーがラストに「オーケー」という短い一言の言葉でまとめている。

この流れも描き方によっては、かなり感動的になったはずなのだが、やはり、どことなくミシェル・ゴンドリーの描き方はちょっと物足りないと感じさせる出来となっている。

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「NARC(ナーク)」レビュー 【映画】

◆評  価    7.5点
◆分かりやすさ  B+(言葉ではなく映像での説明が多い)
◆おススメ度   A-(硬派な映画好きにおススメの一本)

非常に硬質のイメージのする映画に仕上がっている。
余計な脚色を避け、リアリティのある映像で構成されているからだろうか。
本物の刑事や、本物のチンピラが出演しているかのような錯覚すら感じられる。
トムクルーズが惚れたというのも分からぬではない、なかなか優れた一作だ。

また、レイ・リオッタ、ジェイソン・パトリックともに素晴らしい演技をみせているのも必見といえる。

<ネタバレ>
終盤になると、レイ・リオッタ自身が問題となっている同僚刑事殺しをしたのではないかという流れに向かう。
実際は、刑事殺しは殺人ではなく、自殺であったのだが、自殺という点が様々な意味において非常に重要だ。

もし、リオッタが殺人を行っていれば、本作の根底が崩れてしまうのである。
彼がもし犯人だったのならば、彼の必死の捜査が何もかも無意味になってしまう。

レイ・リオッタ自身、同僚刑事が自殺をしたことを知っているが、自殺と分かりつつも、あれほど熱心に捜査に取り組んでいるのである。
必死になって、「答えのない答え」を探しているのが、本作の面白い点だ。
同僚刑事を自殺に追い込んだ「何か」をレイ・リオッタは探しているのだ。
彼を自殺に追い込んだのは、確かにヤク中にした二人組だったのかもしれない。

しかし、もっとも彼を追い詰めたのは、レイ・リオッタ自身でもあったといえるだろう。
レイ・リオッタが溺愛する少女が大人になって、同僚刑事の妻となった。
少女がこれ以上苦しまないようにと、同僚刑事を追い詰めたのは、レイ・リオッタ自身だ。

彼が追い求めた「答え」は自分自身であったのかもしれない。
レイ・リオッタ自身も薄々その答えに気づいていたのではないか。
彼の行動はどこか破綻しており、破滅的なのかも、そのせいかもしれない。

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

全米映画興行収入ランキング(5月第2週目) 【映画】

1(1)2週目「スパイダーマン3」(4252館)$60,000,000($242,071,000)
2(-)1週目「28 Weeks Later…」(2303館)$10,000,000($10,000,000)
3(-)1週目「Georgia Rule」  (2523館)$5,878,590($5,878,590)
4(2)5週目「Disturbia」   (3106館)$4,807,000($66,295,000)
5(-)1週目「Delta Farce」  (1931館)$3,500,000($3,500,000)
6(3)4週目「Fracture」    (2202館)$2,900,000($30,980,000)
7(4)4週目「The Invisible」  (1943館)$2,202,000($15,546,000)
8(9)4週目「Hot Fuzz」    (1240館)$1,654,638($18,929,636)
9(5)4週目「Next」    (2017館)$1,604,000($14,604,000)
10(7)7週目「ルイスと未来泥棒」(1640館)$1,600,000($94,094,000)
(参考:IMDbのボックスオフィス)

新作が3本ランクインしたため、2週目で「Lucky You」、7週目で「Blades of Glory」、6週目で「Are We Done Yet?」が圏外へと消えた。

エリック・バナ、ドリュー・バリモア主演の「Lucky You」がわずか2週目で姿を消してしまった。
このままいけば、トータルで1千万ドルすら超えるのは難しいだろう。
評価は絶賛されているわけではないが、酷評されているわけでもない。
なぜ、ここまで観客に嫌われることになったのかが、まったく分からないが、公開が何度も延び延びとなっていたために、観客からソッポを向かれたのではないか。
コケたことが話題にすらならない、1年に1回あるかないかの悲惨な映画の一本となってしまった。

「Blades of Glory」は恐らく1億2千万ドル辺りでフィニッシュしそうだ。
ウィル・フェレル主演作の「Talladega Nights: The Ballad of Ricky Bobby」の148百万ドルには届かないものの、1億ドル突破作品を量産することで、彼の評価はさらに高まったと言えるだろう。
完全なコメディ作品だけでなく、日本でも今週末に公開される「主人公は僕だった(Stranger Than Fiction)」のような作品も主演している(40百万ドルの興行収入を上げた)。
ジム・キャリーやアダム・サンドラーのような二刀流の役者になれるかどうか、今後の活躍に掛かってきそうだ。
ジョン・へダーにとっても初の1億ドル作品となった。
「バス男」以来となるが、そろそろ主役として1本依頼が来てもいい頃ではないか。

アイス・キューブ主演作の「Are We Done Yet?」は5千万ドル前後でフィニッシュしそうだ。
前作の「Are We Done Yet?(ボクらのママに近づくな!)」が82百万ドル稼いでいるため、前作に比べるとコケたといえるが、この程度の作品で5千万ドル稼げば十分ではないか。
前作が稼ぎすぎただけだろう。

「スパイダーマン3」がトータルで242百万ドルを稼いで、2週連続の首位を獲得した。
「スパイダーマン2」の2週目での成績は256百万ドル(水曜日公開スタート)
「スパイダーマン」の2週目での成績は223百万ドル
となっており、シリーズ間の比較ではそれほど差はないようだ。

当面のライバルとなる
「パイレーツオブカリビアン/デッドマンズチェスト」の2週目は258百万ドル
「シュレック2」の2週目は237百万ドル
となっている。
したがって、「スパイダーマン3」の勢いは2週目では止まってはいないといえる。

ただ気になるのは、評価面だ。
個人的な評価も高くないが、アメリカでの評価も決して高くはない。
5月14日時点でIMDbでは6.7ポイントを記録している。
「スパイダーマン」が7.4ポイント
「スパイダーマン2」が7.8ポイント
であるため、前作に比してかなり評価が悪いのが分かる。
3億は突破できるだろうが、「パイレーツ」「シュレック」との戦いでは分が悪そうな気がする。

「28 Weeks Later…」はあまり稼いでいないが、前作も初週は約10百万ドルだった(1260館)。
今回は、公開館数が倍近いのでかなり物足りないが、イギリス映画ゆえにやむを得ないところはある。
評価に関しては、7.9ポイントであり、かなり高い。
今後の粘りに期待したい。
本作の監督は、スペイン人のフアン・カルロス・フレスナディージョ。
主演は、ジェレミー・レナー、 ローズ・バーン、ロバート・カーライルなど。
ウィルスに汚染されてから6ヵ月後、アメリカ軍によって鎮静化したかと思われたイギリスだったが、ウィルスのキャリアーが都市に入ったため、第二の発症が巻き起こるというストーリーとなっている。

ゲイリー・マーシャル監督の「Georgia Rule」はかなり厳しいスタートを切った。
今年公開されたダイアン・キートン、マンディー・ムーア主演の「Because I Said So」は、13百万ドルのオープニングを飾っている。
主演はジェーン・フォンダ、リンジー・ローハン、フェリシティ・ハフマンであり、リンジー・ローハンの人気が凋落しているのではないか。
主演作としては、去年「Just My Luck」が公開されたが、17百万ドルしか稼いでおらず、本作の失敗で2連敗ということになりそうだ。
2005年の「ハービー/機械じかけのキューピッド」は66百万ドル稼いでいるので、これは合格点だろう。
2003年の「フォーチュンクッキー」では110百万ドルも稼いだ女優ではあったのだが、なかなか客もシビアである。

もう一本の新作「Delta Farce」は5位登場。
監督はC.B. Harding。
テレビでは実績があるようだが、映画に関しては実績がない。
主演はLarry The Cable Guy。
去年「LARRY THE CABLE GUY: HEALTH INSPECTOR」でラジー賞にノミネートされた俳優である。
「LARRY THE CABLE GUY: HEALTH INSPECTOR」のオープニングは7百万ドルであるため、「Delta Farce」はかなり成績が悪いといってよさそうだ。
内容は、軍隊モノの悪ノリコメディ。
出来の悪い予備兵たちが、敵兵が多数いる村に偶然降ろされるというストーリーとなっている。

今週末はいよいよ「シュレック3」が登場。
日本ではあまり人気はないが、アメリカでは恐ろしく人気のあるCGアニメだ。
前回に引き続き、マイク・マイヤーズ、キャメロン・ディアス、エディ・マーフィー、アントニオ・バンデラスといった面々が顔を揃えた。
監督は、Chris MillerとRaman Hui。
どちらも目立った実績はない。
ドリームワークスのジェフリー・カッツェンバーグは、「スパイダーマン」「パイレーツオブカリビアン」三強の戦いにおいて勝利するのは「シュレック」だと強気のコメントを残している。
「シュレック」の長所は、上映時間の短さだ。
90分近い作品のようだ。
一方、「パイレーツ」は2時50分近い長編となっている。
この辺りが勝負のポイントとなりそうだ。

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「めぞん一刻」レビュー 【ドラマ】

☆4.0点(10点満点中)☆

「めぞん一刻」については、原作を熟読した経験もないため、深い思い入れはまったくない。
少々、ストーリーやキャラクターを知っている程度である。

そんな自分がいうのはなんだが、今回のドラマ化はどうも方向性が間違ってしまっているような気がする。

原作を知らない人間の立場から言うと、くだらないコメディタッチを前面に出したり、昭和の終わり辺りを前面に出したり、合格するか否かを前面に出したりする(描き方も中途半端)というのが、この原作の在り方なのだろうか。
そういうイメージではなかった気がする。

伊東美咲は個人的には嫌いな女優ではないが、見た目だけで響子役にキャスティングされてしまっただけであり、相変わらず演技が酷い。
演技が酷いなんていうのは、今更なのだが、きちんと見るとやっぱり酷い。

良かったとギリギリ言えるのは、抱きかかえられて、脚をバタバタさせているシーンぐらいだろうか。それ以外は、特に見所がない。
彼女以外にも役に合う女優があまりいないので、やむを得ないが。

五代役の人もそれなりに頑張っていたというレベルだろうか。
悪くはないが、合格点を与えるレベルでもない。
ダサさを前面に押し出しすぎている感もする。
この点をもうちょっとなんとかならなかったか。
原作とは異なるかもしれないが、2時間ドラマにするのならば、五代の「男」としての成長という視点に絞って、描いてみてもよかったのではないか。
今回のドラマでは、あまり五代の「変化」がなかった気がする。
それは次回以降のお楽しみかもしれない。

その他の人も、見た目やイメージは出来上がっているものの、上手い使われ方をされている者がいない。
これは脚本がイマイチというしかない。
もうちょっと、五代と響子の関係を色々な意味で微妙なものとする役割を担うべきだろう。
酒に酔った告白を彼らのせいで裸踊りをしてしまったという「誤解」を生じてしまうようなシーンがあったが、このようなエピソードをもっといくつか描いた方がいいだろう。
彼らがいるために、二人の関係が徐々に前進していくように描くのが常ではないか。
せっかくの「誤解」もうやむやになっているのが、もったいない。

今回のドラマ化は途中で終わってしまったが、今回放送されたドラマはパイロット版ということにして、連続ドラマ形式で最初から作り直した方がよいのではないか。
原作のファンも多い作品であるため、もっとじっくりと描くべきだろう。

連続ドラマ形式で1クールを行って、また1年後辺りに続編として1クールというのを繰り返していった方がドラマとして当たると思う。
シーズン12あたりまで作ってみてもいい。

どうせくだらないドラマをテレビ朝日は作成したところで、視聴者は誰も見ないのだから、ヒットできる素材をもっと有効に活かすべきだろう。
視聴者のニーズに応えないあたりがテレビ朝日らしいところだ。

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2007年4月クールドラマ視聴率結果(第四話)

順位  タイトル     初回  最新話 前話との対比 平均(予想平均)
1位「プロポーズ作戦」  19.3%  16.4%(▲3.0%)  16.6%(16.5%)
2位「冗談じゃない!」  19.4%  14.4%(▲1.2%) 15.4%(19.5%)
3位「 バンビ~ノ! 」  16.6%  14.0%(▲0.3%) 14.8%(15.5%)
4位「 喰いタン2  」  16.2%  11.8%(▽3.1%) 14.1%(14.5%)
5位「鬼嫁日記いい湯」  14.6%  12.8%(▲0.3%)  13.5%(13.0%)
6位「 花嫁とパパ  」  14.9%  11.8%(▽0.7%)  12.2%(12.0%)
7位「帰った時効警察」  12.8%  11.4%(▲0.5%)  11.8%(10.5%)
8位「わたしの教科書」  14.2%  10.4%(▽0.3%)  11.7%(12.5%)
9位「ライアーゲーム」  12.3%   9.6%(▲0.9%)  10.9%(10.0%)
10位「 ホテリアー 」  11.1%   8.6%(▲0.6%)  9.2%(10.0%)
11位「 特急田中3号」  11.5%   8.0%(▲0.4%)  9.0%( 9.0%)
12位「 孤独の賭け 」  11.2%   7.3%(▽0.1%)   8.8%(12.5%)
13位「セクシーボイス」 12.5%   6.9%(▽0.1%)  8.4%(12.5%)
14位「 生徒諸君! 」  9.4%   5.9%(▽1.8%)  7.7%( 9.5%)

ゴールデンウィークのために落ち込んだ視聴率を各ドラマが、いかに早期に向上させ、安定させるのかが、今後のポイントなる。

○プロポーズ大作戦 (19.3→17.1→13.4→16.4)
やはり、前週の13.4%というのは、ゴールデンウィークという特殊要因によるものだったといえるデータだ。
とはいえ、16.4%という数字は決して高いとはいえない出来となっている。
「サプリ」や「東京タワー」よりかはマシという程度で、山下にとっても、長澤にとっても、満足のいくものではないだろう。
今後の見通しとしては、15~17%で安定していくのではないか。

○冗談じゃない! (19.4→14.7→13.2→14.4)
ゴールデンウィークのため、一旦は13%まで視聴率を落としたが、なんとか14%台まで回復させた。
裏番組の映画に多少苦しめられたかもしれない。
29日は「トロイ」が15%、6日は「スパイダーマン」が22%を獲得しているため、多少煽りを食っているのではないか。
まだ、若干の伸び代はあるかもしれない。
それにしても、この枠のホームドラマは壊滅状態にある。
06年秋クールの「誰よりもママを愛す」が平均視聴率10.4%(田村正和主演)
05年夏クールの「あいくるしい」が平均視聴率11.6%(野島伸司脚本)
04年冬クールの「夫婦。」が平均視聴率15.6%(田村正和主演)
02年冬クールの「おとうさん」が平均視聴率16.4%(田村正和主演)
00年冬クールの「オヤジぃ。」が平均視聴率24.2%(田村正和主演)

「オヤジぃ。」が下手に大当たりしたために、田村正和を主役とした劣化版が次々と作成されることとなった。
「冗談じゃない!」も田村正和が20歳若ければキャスティングされていそうな内容だが、この路線はTBSもそろそろ諦めた方がよいのではないか。
日曜日9時ということから、アットホームドラマが多い枠であるが、時代がだいぶ変わってきている気がする。
かといって、どのような路線でいけばいいのか、難しいところはあるが。

○バンビ~ノ! (16.6→15.0→13.7→14.0)
順調に視聴率を落とし続けていたが、なんとか歯止めが掛かった。
松本潤主演作としては、03年夏クールの「きみはペット」の平均視聴率11.9%なので、彼の成長は窺われるところだ。
「拝啓、父上様」の平均視聴率13.2%を上回ることによって、二宮和也には差を付けておきたいところだろう。

○喰いタン2 (16.2→13.3→14.9→11.8)
最新話の急落に関しては、裏の「ブレイブストーリー」が14%なので、それほど煽りは食っていないと思われる。
やはり、ゴールデンウィークによる急落とみたいところだ。
しかし、前作の最高視聴率が19.0%、最低視聴率が15.2%であるため、人気の陰りがかなりみられる。
これは安易な続編といえるだろう。

○鬼嫁日記いい湯だな (14.6→14.0→12.5→12.8)
こちらは既に安定期に入った模様で、今後も13%前後で安定しそうだ。
この作品も安易な続編といえる。
しかし、観月主演の「CAとお呼びっ!」の平均視聴率が9.5%なので、安直とはいえ、観月のポテンシャルよりも稼いでいるのかもしれない。

○花嫁とパパ (14.9→11.3→10.3→12.5→11.8)
各ドラマ一桁に落ちていく中で、このキャスティング、この内容の割りには頑張っている気がする。
「Ns'あおい」も平均視聴率が14%と健闘しており、主演女優としては、上戸彩や堀北真希よりも数字をもっている。
冷静に分析すれば、若手の主演女優としては、なかなかのものではないか。

○帰ってきた時効警察 (12.8→11.9→10.9→11.4)
実に安定している。
前作よりも数字を取れており、他の続編よりは成功しているといえよう。
しかし、永井大の「黒い太陽」並というのはちょっと物足りないか。

○わたしたちの教科書 (14.2→11.3→10.7→10.4)
この手の社会派ドラマは当てるのは難しいと思う。
今後の見通しとしては、もうちょっと下落するのではないだろうか。
「14歳の母」が当たったので、この手のドラマに狙いを定めたのだと思うが、ちょっとアプローチが違うと思う。

○ライアーゲーム (12.3→12.8→8.7→9.6)
こちらもゴールデンウィークのために、苦戦している模様。
今週あたりには10%台を復活できるのではないか。

○ホテリアー (11.1→8.0→8.6)
8%台で安定するだろうか。
平均視聴率7.3%の「下北サンデーズ」よりはマシという結果になりそうだ。
しかし、上戸一人の失敗というよりも、どうみても企画の失敗だろう。
韓国の映画もかなり苦戦しているようであり、韓流ブームを今後は当てにすべきではない。

○特急田中3号 (11.5→8.7→7.6→8.0)
8%台で安定するだろうか。
このまま踏みとどまれるかどうかで、田中の今後の運命も変わってくるだろう。

○孤独の賭け~愛しき人よ~ (11.2→9.4→7.4→7.3)
こちらは7%台で安定しそうだ。
伊藤英明は、やはり「海猿」以外では厳しいのかもしれない。
主演男優として一本立ちするのは、厳しいのだろうか。

○セクシーボイスアンドロボ (12.5→8.7→6.9→7.0→6.9)
7%台前後で完全に安定。
逆にいうと、三話目からは視聴者を逃がしていないともいえる。
意外とゲストも豪華であり、もうちょっと何とかしたいところだろう。
「私立探偵濱マイク」のような訳の分からんドラマであるまいし。
ちなみに、「私立探偵濱マイク」の平均視聴率は6.5%であった。
「マイク」よりは視聴率が稼げそうだが、物足りないな。

○生徒諸君! (9.4→7.7→5.9)
完全に終わっている。
金曜日9時の枠は、本ドラマや「レガッタ」だけではなく、先クールの「わるいやつら」などヒットした試しがない。
テレ朝は枠の再考をした方がよいのではないか。
この枠では、ドラマをいくら頑張っても苦しいような気がする。

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国内映画興行収入ランキング(5月1週目) 【映画】

アメリカでも週末3日間の興行収入の記録を打ち出したように、日本でも「スパイダーマン3」旋風が吹き荒れた。
ゴールデンウィークを最大限に利用して、公開6日間で30億円という非常に高い興行収入を記録した。

ゴールデンウィークもあり、単純な比較はできないが、「パイレーツオブカリビアン/デッドマンズチェスト」「ダヴィンチコード」などのオープニングに匹敵するものとなっている。

「ダヴィンチ」は90億円、「パイレーツ」は100億円稼いでいるので、ソニーが目標としている100億円の興行収入も場合によれば、夢ではなくなってきた。
個人的な評価は高くはないものの、一般的な評価はそれほど悪くはなく、今後もこの勢いを保ちそうだ。

問題は、5月25日に公開が迫る「パイレーツオブカリブアン/ワールドエンド」だろう。
「パイレーツ」が公開されれば、「スパイダーマン3」の客足が遠のくことが予想され、あと2週間でどの程度稼ぐかがポイントとなる。

やはり、100億円というのはかなり厳しいのではないかと思われる。
少なくとも、「1」の75億円超えだけはクリアしておきたいところだろう。


2位は、「コナン」ではなく「ゲゲゲの鬼太郎」が踏みとどまった。
すでに15億円近くまで稼いでおり、30億円近くまで伸ばすことができそうだ。

「妖怪大戦争」の20億円、「NIN×NIN忍者ハットリくんTHE MOVIE」の19億円といった類似作品の興行収入をはるかに上回るのが確実であり、いったい「ゲゲゲの鬼太郎」の何が良かったのかはさっぱり分からない。

今年公開された「どろろ」や「ドラえもん」がともに35億円程度の興行収入を上げており、これらの作品と肩を並べることになりそうだ。
老若男女が楽しめるファミリー向けの映画というのは、やはり侮れないということを実感した。

3位は「名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」。
「ゲゲゲの鬼太郎」には敗れたものの、すでに20億円を突破しており、順調に稼いでいる印象を受ける。
目標の30億円も視野に入ったといえよう。

4位は「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!」。
このシリーズは、13~14億円の興行収入は例年のパターンであったが、すでに目標の13億円をクリアした。
近年ではシリーズ最高の興行収入を上げるのは間違いないだろう。
しかし、次週から「眉山-びざん-」にメイン館である、日劇PLEX2を明け渡すのがもったいない。
上手く興行すれば、20億円近い成績をマークできそうなのに。

5位は「バベル」。
評判は悪く、悪いニュースも流れているものの、すでに興行収入10億円を突破し、こちらも20億円に近い数字をマークできそうな勢いはある。
やはり、話題作の意地を感じさせる興行収入だ。

6位は「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」。
すでに13億円を突破した。
このままでは、20億円はちょっと厳しいかと思われる興行収入だ。


今週末は、「俺は、君のためにこそ死ににいく」「眉山-びざん-」「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」といった作品が公開される。

「俺は、君のためにこそ死ににいく」は東映系の映画。
今年公開された東映系の「蟲師」「大帝の剣」といった作品が大きくコケており、本作で巻き返しになるかが期待されるところ。

「蟲師」「大帝の剣」「俺は、君のためにこそ死ににいく」などは、観客に媚びた感じがせず、演出家の強い思い入れを感じさせる作品たちだ。
どれもこれもヒットさせるのは困難であったが、東映系の映画はなかなか味のあるラインアップだと感じる。

しかし、「俺は、君のためにこそ死ににいく」は大きくコケると思う。
10億円突破は絶対に厳しいだろう。


「眉山-びざん-」はちょっと地味目な印象を受ける。
松嶋奈々子は「犬神家の一族」でコケてしまったのがどうだろうか。
予告編からは感動作っぽいイメージが伝わってこないのも、気になる。
上手くいけば、ギリギリ10億円を超えそうだが、ちょっと難しい気がする。


「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」は、ヒットできる映画ではないが、他の洋画映画が息切れし始めた頃なので、なんとかランクインを目指したい。


<次週予想順位>
予想順位(今週) 自己評価 タイトル(主な公開劇場)
1(1) 済「スパイダーマン3」(日劇PLEX1)
2(3) ×「名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」(有楽座)
3(2) ×「ゲゲゲの鬼太郎」(丸の内ピカデリー1)
4(5) 済「バベル」(日比谷スカラ座)
5(6) ×「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(丸の内ピカデリー2)
6(-) ×「眉山-びざん-」(日劇PLEX2)
7(-) ×「俺は、君のためにこそ死ににいく」(丸の内TOEI1)
8(7) 済「ロッキーザファイナル」(TOHOシネマズ六本木ヒルズ)
9(-) ○「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」(有楽町スバル座)
10(8) 済「ハンニバルライジング」(日劇PLEX3)

[個人評価]
◎ 絶対観たい作品
○ できれば観たい作品
▲ DVDか映画サービスデイだったら観たい作品
△ 映画館では観ないけどDVDだったら観るかもしれない作品
× 観ることはないでしょうの作品
済 鑑賞済み作品

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

全米映画興行収入ランキング(5月第1週目) 【映画】

1(-)1週目「スパイダーマン3」(4252館)$148,000,000($148,000,000)
2(1)4週目「Disturbia」   (3132館)$5,720,000($59,883,000)
3(4)3週目「Fracture」    (2365館)$3,500,000($26,530,000)
4(2)2週目「The Invisible」 (2019館)$3,125,000($12,346,000)
5(3)2週目「Next」    (2733館)$2,768,000($11,835,000)
6(-)1週目「Lucky You」   (2525館)$2,515,000($2,515,000)
7(7)6週目「ルイスと未来泥棒」(2107館)$2,466,000($91,771,000)
8(5)6週目「Blades of Glory」 (2113館)$2,302,000($111,632,000)
9(6)3週目「Hot Fuzz」    (1266館)$2,054,322($16,145,075)
10.(10)5週目「Are We Done Yet?」(1704館)$1,700,000($46,106,000)
(参考:IMDbのボックスオフィス)

新作が二本ランクインしたため、3週目で「Vacancy」、2週目で「The Condemned」が圏外へ消えた。
ケイト・ベッキンセール主演のサスペンス「Vacancy」は2千万ドル程度しか稼ぐことができず、大きくコケたといえそうだ。
「アンダーワールド」シリーズは比較的稼げるシリーズに成長したが、主演女優としての独り立ちには、まだ早いということだろうか。

この数週間、主演女優によるサスペンスが多数公開されたが、まとめると以下の通りとなった。
4月20日公開 ケイト・ベッキンセール主演「Vacancy」 約16百万ドル
4月13日公開 ハル・ベリー主演「Perfect Stranger」 約22百万ドル
4月6日公開 ヒラリー・スワンク主演「The Reaping」 約24百万ドル
3月16日公開 サンドラ・ブロック主演「Premonition」 約48百万ドル
どれも似たり寄ったりの成績だが、二人のオスカー女優を退けて、サンドラ・ブロックの圧勝に終わったようだ。
さすがの貫禄といえるだろうか。
ジェニファー・ロペス辺りがこの争いに加わると、もう少し面白くなりそうだ。

「The Condemned」はよく分からんレスラーによるアクション映画。
もともと稼げる素材ではないが、「スパイダーマン3」が公開されているのに、このようなアクションをわざわざ見る者は少ないだろう。

その「スパイダーマン3」は、148百万ドルという素晴らしいオープニングを飾った。
週末3日間の興行収入としては、歴代1位のオープニングを記録した。

「スパイダーマン」シリーズ間の比較では、
02年「スパイダーマン」
オープニングは115百万ドル
トータル404百万ドル(歴代7位)
04年「スパイダーマン2」(※水曜日公開)
オープニング88百万ドル(水曜日からのトータルオープニング153百万ドル)
トータル373百万ドル(歴代10位)

今年公開される他のライバルの作品は以下の通り。
01年「シュレック」
オープニング42百万ドル
トータル267百万ドル(歴代30位)
04年「シュレック2」
オープニング129百万ドル
トータル434百万ドル(歴代3位)

03年「パイレーツオブカリビアン 呪われた海賊たち」
オープニング46百万ドル(水曜日からのトータルオープニング70百万ドル)
トータル305百万ドル(歴代22位)
06年「パイレーツオブカリビアン デッドマンズチェスト」
オープニング136百万ドル
トータル423百万ドル(歴代6位)

三強の戦いを制するのはどの映画か、楽しみである。
「シュレック」「パイレーツオブカリビアン」が、「1」の興行収入を大幅に上回り、「2」の記録を伸ばしたのに対して、「スパイダーマン」シリーズは、「1」がピークで、「2」の成績が伸びなかったのが特徴だ。
なんとかシリーズ中の最高成績を収めたいところだが、どうだろうか。
「スパイダーマン3」のトータルは、作品の出来を考えると、3億ドルは楽に突破するだろうが、4億ドルは難しいような気がする。

一方、もう一本の新作「Lucky You」は恐ろしく低いオープニングを飾った。
「トロイ」や「ミュンヘン」などで名をあげたエリック・バナと、人気女優ドリュー・バリモアのコンビでなぜここまで観客からソッポを向かれるのかが、よく分からない。
監督も「LAコンフィデンシャル」でアカデミー賞ノミネート経験があるカーティス・ハンソン。
「8マイル」を117百万ドルの大ヒットへ導いている。
しかしながら、キャメロン・ディアス主演の「インハーシューズ」が約33百万ドルと低調な成績に終わっている監督でもある。
若干、説教くささや堅苦しさがネックとなっているのかもしれない。

今週公開される主な作品としては、「28日後…」の続編「28 Weeks Later…」が注目となる。
前作の監督ダニーボイルはプロデューサーに回り、本作の監督は、スペイン人のフアン・カルロス・フレスナディージョ。
「10億分の1の男」などを監督している。
長編実績はそれほどでもないが、ショートフィルムで実績があるようだ。
主演は、ジェレミー・レナー、 ローズ・バーン、ロバート・カーライルなど。
ウィルスに汚染されてから6ヵ月後、アメリカ軍によって鎮静化したかと思われたイギリスだったが、ウィルスのキャリアーが都市に入ったため、第二の発症が巻き起こるというストーリー。

また、ゲイリー・マーシャル監督の新作「Georgia Rule」も登場予定。
ゲイリー・マーシャル監督は、「プリティウーマン」など「プリティ」シリーズ(ブライド、プリンセス)の監督で有名である。
主演はジェーン・フォンダ、リンジー・ローハン、フェリシティ・ハフマンなどであり、女性向けの映画っぽい印象を受ける。
「スパイダーマン」に対抗するには、この手の映画で勝負するしかない。
祖母のフォンダ、母親のハフマン、娘のローハンという設定のヒューマンドラマ。

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『ハンニバル・ライジング』レビュー 【映画】

「なんの葛藤もない、ただの復讐劇…。」

◆評  価    6.5点
◆分かりやすさ  A (極めてシンプルなストーリー)
◆おススメ度   B-(シリーズの中の一本としては観る必要はない)

【本作の印象】
「ハンニバル・レクター」シリーズとしてではなく、単なる復讐モノとして観るのであれば、本作はそれなりに観られる内容にはなっている。
しかし、どう考えても、ハンニバル・レクターの「誕生」を本気で描くような映画にはなっていない。
本作は、「モンスターの誕生」を描くという映画ではなく、なんの哲学もない、ただの殺人鬼の映画だ。
一番安直な作り方をしていると感じさせる。

【5人の復讐の対象者】
もったいないと感じるのは、妹を殺した恨みを晴らす相手が5人もいるのに、なぜ同じような人間しか登場させないのかという点だ。
確かに、子ども持ちになった者やカナダへ逃げた者もいるが、基本的には彼らはみな「悪役」でしかない。
もっとバランスを考えるべきではないか。

映画で描かれているように、そのまま悪人になった者ももちろんいるだろう。
他方で、戦争の記憶を忘れて、「善人」として生活している者がいてもいいのではないか。
成功した者がいてもいいし、逆に落ちぶれた者もいてもいい。

しかし、本作では、どれもこれも殺すに値する人間ばかりで、彼らを殺したところで、何の面白みもない。
殺すかどうかをレクターが葛藤する余地がないのである。

レクターが復讐を果たした者は以下の5名である。
①リトアニアの山小屋で馬の力で窒息死させられた男
②フランスの病院で溺死させられた男
③子どもを抱える父親(ナイフで一刺し)
④リーダー的存在
⑤カナダへ逃げた男

なかなかヴァリエーションに富んでいるものの、本作の描き方では、単なる殺人ショウでしかない。
殺しに対する「ストーリー」や「哲学」がないのである。

もし、自分が脚本家だったら、以下のような「流れ」を構築するだろう。
最初からレクターが「完成」している必要はないのだ。
最後にレクターが「完成」すればよい。
彼は何年たっても「妹の死」の呪縛から開放されない弱い人間なのだから。

①レクターの初めての殺人
②殺人に対する快楽及び若干の疑問
③殺人に対する深まる疑義
④殺人に対する虚しさと裏切り
⑤「無感情で人を殺す」レクターの完成

最初の復讐劇の前に、既に肉屋殺しという「殺人」を経験しているのも、個人的には好きではない。
「妹の死」という呪縛からの開放が、「殺人」へと駆り立てる要因とすべきだろう。
本作の描き方では、妹が死んでいなくても、やがて「殺人者」になっていたと言っているのと同じことだ。

したがって、①で初めての殺人を経験させるべきだ。
次第に殺人への快楽に溺れ、②③への殺人へとエスカレートしていく。
しかし、一方で、殺人や復讐に対する「疑義」が生じた方が面白い。
彼にも「人間的な部分」があることを観客に示した方がより共感は得られやすい。

④のリーダー格のあたりで、「復讐」を止めようとレクターに決意させた方がよりストーリーとしては締まると思う。
自分を精神的に助けてくれるムラサキのためにも、復讐をやめて、彼を警察に突き出そうという心変わりをしてもいいのではないか。
しかし、リーダー格の一言「オマエも妹を食ったんだ」という言葉で、彼の精神を完全に破綻させる。
いったんは「人間」に戻れるチャンスを得るが、最終的には血も涙もない「モンスター」が完成するのである。

最後の⑤の殺人は、本作に描かれているように、一切の躊躇もなく殺人を行い。彼が完全に完成したことを示せばいいと思う。
彼にとって、「殺人」を行うことが、感情を伴うものでなくなったことを最後に示して、幕を閉じればよい。

【本作の意図】
『レクターには「殺人」に対する葛藤など微塵もない』というのが、本作の意図であったかもしれない。
レクターは、後天性のモンスターではなく、先天的にモンスターであったという解釈もできよう。
それならば、もう少し「殺人」に対して、芸術性や天性の才能を示すべきだろう。
死体の腕を利用して、不意をつく程度しか感心する点がない。
単に反射神経が優れていたり、ラッキーの賜物という描き方では、物足りないと思っても致し方あるまい。

【最初の殺人の意味】
一連の復讐劇が始まる前に、肉屋のおっさんを殺していたが、あれは如何なものかと思う。
確かに、レクターは実際に無作法な者や音程を外す演奏家などを殺したりしているが、あの時点において、単にムラサキに無礼な口を聞いたから、殺すというのはただのチンピラと同じだ。

復讐劇が開始する前から、「殺しの味」を知っているというのは順序が違うのではないかと思う。
「殺しの味」を知ったから、快楽殺人へと発展していくのであるはずだ。

あれが引き金になって、「復讐劇」がスタートするという見方もできなくないが、あまりにも手際が良すぎると思う。
そういう趣旨を込めるのであれば、突発的な事件で人を殺してしまい、人を殺す快感を得るという流れにすべきだろう。

【レディ・ムラサキの存在】
また、本作の問題点としては、脇のキャラクターが機能的に働かなかったこともあげられる。
まず、レディ・ムラサキの存在もあまり機能的ではなかった。
彼女は、「モンスターの誕生」を阻止する役割を担うべきではなかったか。
母親の代わりの存在として、または姉のような存在として、あるいは恋人の存在として、復讐を止める者であってよかったはずだ。

一旦は、ムラサキのために、「復讐」を諦めるものの、何かの要因で再び「復讐」をするという流れでもよかっただろう。

行き場のなくなったレクターを保護したり、武道を教えたりしているものの、精神的な意味において、ムラサキの存在価値がない。
レクターの初恋の相手としても利用価値があるのに、もったいないという言葉しかでてこない。
最後の「愛」の件(くだり)がまるっきり活きてこない描き方だ。

【警察の存在】
警察の存在もはっきりいってまったく要らない。
ストーリー的には警察の存在は何も機能していない。
そもそも、ハンニバル・レクターという人物は、「レッドドラゴン」でグレアムに捕まる前は、犯罪心理学の権威であり、著名な精神科医であったはずだ。
FBIから助言を求められる存在なのに、フランスの警察からはっきりとマークされる存在として描くというのは、いったい何を考えているのかよく分からない。

【まとめ】
本作は、殺人鬼「ハンニバル・レクター」として完成する前の映画である。
不完全の存在であるため、彼の生(なま)の「苦しみ」や「葛藤」を唯一理解できる機会であったが、共感などができるはずがない凡作となってしまった。

ちなみに、過去の作品については以下の評価をしている。
「羊たちの沈黙」 8点
「ハンニバル」  8.5点
「レッドドラゴン」7点
「マンハンター」(※「レッドドラゴン」オリジナル)6.5点

「ハンニバル」の世間の評価は低いが、この作品はとても素晴らしい作品だ。
レクターの視点が強く打ち出されており、非常に美しくもあり、芸術的でもある。
レクターがいかにクラリスを愛しているのかが分かる究極のラブストーリーといってもいい作品だ。

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『スパイダーマン3』レビュー 【映画】

「ただのアクション映画に成り下がり、商業主義に魂を売り渡してしまったか…。」

◆評  価    6.5点
◆分かりやすさ  B(編集に難あり)
◆おススメ度   B(前二作より劣っているイメージ)

評判の高い本作であるが、個人的にはそれほどでもないかなという印象を受けた。
大金をふんだんに投資しており、映像的な見応えはかなり堪能できるが、肝心のストーリーがやや中途半端な仕上がりとなっている。

「1」も「2」もアクション映画というよりも、人間ドラマ部分がかなりしっかりしているのが特徴であった。
「一人の青年」かつ「一人の人間」という視点が見事に捉えられていたのをとても好意的に解釈した。
この点によって、本シリーズは他のヒーローアクションモノと一線を画す仕上がりとなっている。
「スパイダーマン」シリーズは、悪役とのバトルははっきりいって「お飾り」に過ぎない。
人間ドラマを補強するための、あくまでも道具として機能でしかない。

特に、「2」でのパワーを失っても、火事の中子どもを助けにいくシーンなどが素晴らしい。
パワーを持っているから、人を助けるのではなく、パワーの有無とは関係なく、困っている人がいるから、人を助けるという原点が描かれている。
そして、「1」も「2」も、ヒーローは一人の力で成立するのではなく、周囲の支えてくれる人々や街の人々の力によって、ヒーローは成立するということもきちんと描かれていた。
また、「大いなる力には大いなる責任が伴う」
「ときには毅然として大事なものをあきらめることもある。夢さえも。」
というキーフレーズが心に深く響くように丁寧に作成されているのである。


本作も人間ドラマ部分を頑張ろうとはしているものの、あれもこれも詰め込みすぎて、どれもこれも消化不良気味に終わっている。
また、公開時間の関係からか、ストーリーがかなりぶった切られているという印象を受けた。
サムライミは本当に本作の編集と出来に満足しているのだろうか。

特に、中途半端だと感じたのは、以下の点だ。
①パーカーとMJの喧嘩騒動
②パーカーとハリーの厚い友情
③パーカーの慢心と葛藤
④それぞれの「赦し」の気持ち
⑤ベン叔父さん殺害事件の真相とサンドマンの変化


①「パーカーとMJの喧嘩騒動」
MJは舞台を降ろされてしまい、大切なときにパーカーが自分を支えてくれないという視点をもっと有効に使用すべきだろう。
話そうとしても、パーカーは人助けで忙しかったり、あまりにもパーカーが浮かれていて話す機会がなかったりという繰り返しによって、お互いの距離がどんどん離れていく微妙な描き方があまり出来ていない。

グウェン(ブライス・ダラス・ハワード)と公衆で例のキスをしてMJを怒らせたり、なぜか覚醒したハリーの計画にわざわざ乗って、好きな人ができたとパーカーに別れ話をしたり、MJの働くクラブでパーカーがMJに対して露骨な嫌がらせしたりと、幼稚な展開が続くのはややお粗末だ。

ラストも相変わらずお約束のように人質となるMJがぎゃあぎゃあ騒いでいるだけであるのも、もったいない展開だ。
悪役とのバトルも大事であるが、バトルの間にお互いの大切さを感じさせる展開にはできなかっただろうか。

この二人が再び仲良くなるには、もう一つスパイスが足りなかったのではないか。


②「パーカーとハリーの厚い友情」
パーカーとハリーの友情というのは、本作の目玉といっていい。
こんな展開でくるとは思わなかったので驚きだが、創りが甘すぎるのがもったいなさ過ぎる。

そもそも、爆弾を投げ返して大火傷を負わせた相手に、助けを求めるのも全くおかしな展開だ。
そんな大火傷を負わせた相手をわざわざヘルプした挙句、身を挺して助けるのも無茶がある。

黒い物体に惑わされていたとはいえ、パーカーはハリーに対して、致命傷を負わせるような攻撃をしなかった方がよりストーリーは締まると思う。
ハリーに対しての「友情」をパーカーは絶えず守り続けなくてはならなかったのではないか。
ニューゴブリンとなって、どんなにパーカーに攻撃を仕掛けても、パーカーはハリーに一切攻撃しないという展開を描くことによって、パーカーのハリーに対する気持ちは観客に伝わるはずだ。

どんなことがあっても自分に攻撃しないパーカーと、執事の言葉(これもかなりご都合主義)があって、ハリーはパーカーを「赦す」のである。

お約束のように助けに来るだけでは、何かが足りないと感じても仕方あるまい。


③「パーカーの慢心と葛藤」
パーカーの慢心は、本作では黒い物体に精神を乗っ取られるだけだったように感じられる。
あの物体はあくまでも間接的なものであり、パーカーの慢心をもっと直接的に描かないと意味がない。
自分の人気に酔うようなシーンは確かに描かれてはいたが、何か足りない印象を受けた。
大いなる力を手に入れて、人気者になった彼を襲う事件が必要ではなかったか。
余裕をかましすぎていて、救えるべき命を救えなかったとか。
人の命を救って、救った相手に感謝を強要したりとか。
彼が間違った方向に進んでいることを示すエピソードが欲しかったところだ。

この慢心に対する葛藤も、スーツを引きちぎるのみで終わってしまっているのが残念だ。
あれだけでは少々簡単すぎないだろうか。
弱まった精神を誰かの言葉や、何かからチカラを得ることで、再び精神を強固のものにすることによって、ようやくスーツが引きちぎれるようにすべきだっただろう。
「2」では、パワーを失って、あれだけ悩んだのに、本作ではあまり悩みがないのが物足りない。
また、スーツを引きちぎるということですべてを解決するとしても、「2」で暴走する列車を止めた際の形相くらいの必死さが欲しかったところだ。


④「それぞれの「赦し」の気持ち」
本作は「赦す」という点がキーワードになっている。

いがみ合っていたパーカーとMJはお互いに赦しあい。
父親をパーカーに殺されたと信じるハリーはパーカーを赦す。
そして、叔父を殺されたパーカーはサンドマンを赦すのである。

この大事なテーマが果たして本作で有効に作用しただろうか。
観客にストレートにこのテーマが伝わっただろうか。
上滑りだけの「言葉」だけであり、「心」が伝わってこない。
サンドマンへの「許す」というパーカーの言葉は、虚しく響くだけだ。

この流れで行くと、ヴェノム役のエディとパーカーも赦しあう展開が必要だったかもしれない。


⑤「ベン叔父さん殺害事件の真相とサンドマンの変化」
サンドマンにどんな理由があるにせよ、あれだけ好き勝手に暴れたり、銀行強盗を繰り返し行っている者を野放しにしてはいけないだろう。
病人の娘がいるからといって、強盗を正当化できる理屈にはならない。

パーカーがサンドマンに対して、「赦し」の心を持つことは大いに結構だが、「赦すこと」と「罪を償うこと」をごっちゃにすべきではない。

ヴェノムがサンドマンの娘を人質に取り、言うことを聞かなければ、娘を殺すというストーリーの補強でもしていれば、納得のいく展開にはなるが、そんな展開でもなかった。
ヴェノムが、サンドマンの娘の話を知っていた気がしたが、気のせいだろうか。
それをもしやっていれば、ご都合主義と罵られていても仕方あるまい。

個人的には、ベン叔父さんを殺したのは、「1」の強盗であって欲しかった。
あのとき強盗をパーカーがみすみす逃がしていたために、パーカーの叔父さんは殺されたという流れはしっかりと守って欲しかった。

犯罪や罪は放置してはいけない。
野放しにすれば、巡り巡って自分に帰ってくるということを知らしめる教訓ではないのか。
確かに、あの強盗を放置したから、結果的にサンドマンがベン叔父さんが死ぬことになるのだが、やや間接的過ぎる。

この事件が強くパーカーに影響したことを踏まえると、本作の改変は好ましくない。

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国内映画興行収入ランキング(4月5週目) 【映画】

今週は新作が3本ランクインし、7週目で「ナイトミュージアム」、7週目で「アンフェア the movie」、6週目で「ホリデイ」が圏外へ消えた。

「ナイトミュージアム」は35億円程度稼いだだろうか。
公開前は20億円程度の興行収入と予想したが、大きく予想を超える大ヒットとなった。
ベンスティラー主演ということで、アメリカで公開された際には、日本で公開されることすら心配したのだが、ファンタジックかつコメディっぽい作風や気軽に楽しめる雰囲気が万人に受けたのだろう。
見事な興行収入を達成した。
この興行収入を去年の数字に当てはめれば、年間7位に入るものだ。
「ミッションインポッシブルⅢ」や「Mr.&Mrs.スミス」に続くものであるので、立派の一言だ。
このような作品であっても日本でもヒットできるということを証明したのは、今後の貴重なデータとなるだろう。

「アンフェア the movie」も25億円を超えるヒットとなった。
こちらも公開前は上手くいけば15億円稼げると予想したが、大きく予想を超えてきた。
ドラマ派生映画の「TRICK2」の21億円、「木更津キャッツアイ」の18億円を超えるヒットを記録している。
篠原涼子は本作によって、テレビ(ハケンの品格)の主演女優だけでなく、映画としても稼げる主演女優として地位を確立したことになる。

「大奥」が20億円、前述の「TRICK2」の21億円、「SHINOBI」が14億円なのだから、仲間由紀恵よりも一歩抜け出た感がある。
ドラマ対決でも「エラいところに嫁いでしまった」をはるかに上回る視聴率を獲得しており、主演女優としては一番旬な女優といっていいだろう。
今後、篠原涼子はどういった役に抜擢されるかが注目だ。

ミュージック界でも、一昔前ではどん底に喘いでいた倖田來未がトップに立つなど、全く先が読めない世界であるから、エンターテイメント業界は面白い。

「ホリデイ」も12億円を超えるヒットとなっている。
ギリギリ10億円は厳しいかという予想をしたが、これも予想を超えた。
このような洋画ラブコメが10億円を超えるというのは極めて珍しいと思う。
04年に公開された「恋愛適齢期」も10億円を超えるヒットとなっており、ナンシーマイヤーズ作品は日本ではヒットさせづらいラブコメを立て続けにヒットさせたことになる。


今週の新作は、「ゲゲゲの鬼太郎」が2位、「バベル」が3位、「真救世主伝説北斗の拳/ラオウ伝 激闘の章」が10位に登場した。
1位は当然のように「コナン」が獲得した。

「バベル」が2位で登場するという予想を立てたが、「ゲゲゲの鬼太郎」に敗れて3位となった。
どの程度影響があったのかは分からないが、例の体調不良ニュースのため、ある程度、損をしたのではないだろうか。
ちょっと重たい映画であるため、鑑賞しようか迷っている層をかなり逃したものと思われる。
また、一般観客からの反応もあまり芳しくなく、トータルでは予想を下回る結果に終わりそうである。

「ゲゲゲの鬼太郎」は頑張ったのか、それとも単に「バベル」がコケたのかが分からないが、2位で登場した。
ゴールデンウィークのため、詳細なデータが不明だが、それほど高いオープニングは飾っていないと思われる。
ウエンツの主題歌も微妙な売れ行きとなっており、それほどヒットしているという印象はない。

ノーマークだった「真救世主伝説北斗の拳/ラオウ伝 激闘の章」が10位に食い込んできた。
ラオウの葬式を実施するなど、確かにそれなりに宣伝をしっかりしていたような気がする。
去年公開された前作も1億円程度のオープニングを飾り、8位で登場しているのだから、順当といえば順当だったのかもしれない。


今週の水曜日から公開されている「スパイダーマン3」が次週1位で登場するのは間違いないだろう。
関係者は100億円を狙うと息巻いているが、それはさすがに無理というもの。
洋画で100億円を超える作品というのは以下のような作品だ。
<2006>
パイレーツオブカリビアンデッドマンズチェスト 100億円
<2005>
ハリーポッターと炎のゴブレット 110億円
<2004>
ラストサムライ 135億円
ハリーポッターとアズカバンの囚人 135億円
ファインディングニモ 110億円
ロードオブザリング王の帰還 103億円

「ダヴィンチコード」や「スターウォーズ シスの復讐」というような社会現象を起こした映画ですら100億円を超えていない。
100億円を超える作品というのは、老若男女に対して広く間口が開いているような作品でなくてはいけない。

「スパイダーマン」は日本においては、アメリカほど人気があるわけではない。
やや、男性の若者向きの作品であり、間口が広いわけではない。
02年の「1」が75億円
04年の「2」が67億円
となっており、同程度稼ぐのが精一杯だろう。
個人的な予想は、70億円は超えないのではないかと思う。


<次週予想順位>
予想順位(今週) 自己評価 タイトル(主な公開劇場)
1(-) ◎「スパイダーマン3」(日劇PLEX1)
2(1) ×「名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリーロジャー)」(有楽座)
3(2) ×「ゲゲゲの鬼太郎」(丸の内ピカデリー1)
4(3) 済「バベル」(日比谷スカラ座)
5(4) ×「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!」(日劇PLEX2)
6(5) ×「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(丸の内ピカデリー2)
7(7) 済「ロッキーザファイナル」(TOHOシネマズ六本木ヒルズ)
8(6) ○「ハンニバルライジング」(日劇PLEX3)
9(8) 済「ブラッドダイヤモンド」(ルーブル丸の内)
10(9) 済「ラブソングができるまで」(丸の内プラゼール)

[個人評価]
◎ 絶対観たい作品
○ できれば観たい作品
▲ DVDか映画サービスデイだったら観たい作品
△ 映画館では観ないけどDVDだったら観るかもしれない作品
× 観ることはないでしょうの作品
済 鑑賞済み作品


<今週公開される主な作品>
×「THE 焼肉 MOVIE プルコギ」渋谷シネクイントほか
グ・スーヨン監督
松田龍平 、山田優出演
※大手チェーン店と地元の焼肉屋による焼肉バトルを描く。
山田優には「アキハバラ@DEEP」でコケた分、頑張ってもらいたい。


×「メイド 冥土」シアターN渋谷
ケルヴィン・トン監督
アレッサンドラ・デ・ロッシ 、チェン・シュウチェン出演
※シンガポールの映画らしい。
メイドの女性が冥土にまつわる不可解な現象に巻き込まれるというストーリー。
タイトルが駄洒落チックなのでB級っぽいが、詳細はよく分からない映画。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

2007年4月クールドラマ視聴率結果(第三話)

順位  タイトル     初回   最新話 前話との対比 平均(予想平均)
1位「プロポーズ作戦」  19.3%  13.4%(▽3.7%)  16.7%(16.5%)
2位「 バンビ~ノ! 」  16.6%  15.0%(▽1.6%) 15.8%(15.5%)
3位「冗談じゃない!」  19.4%  13.2%(▽1.5%) 15.8%(19.5%)
4位「 喰いタン2   」  16.2%  14.9%(▲1.6%) 14.8%(14.5%)
5位「鬼嫁日記いい湯」  14.6%  12.5%(▽1.5%)  13.7%(13.0%)
6位「 花嫁とパパ  」  14.9%  12.5%(▲2.2%)  12.3%(12.0%)
7位「わたしの教科書」  14.2%  10.7%(▽0.6%)  12.1%(12.5%)
8位「帰った時効警察」  12.8%  10.9%(▽1.9%)  11.9%(10.5%)
9位「ライアーゲーム」  12.3%   8.7%(▽4.1%)  11.3%(10.0%)
10位「 ホテリアー  」  11.1%   8.0%(▽3.1%)  9.6%(10.0%)
11位「 孤独の賭け 」  11.2%   7.4%(▽2.0%)   9.3%(12.5%)
12位「 特急田中3号」  11.5%   7.6%(▽1.1%)  9.3%( 9.0%)
13位「セクシーボイス」 12.5%   7.0%(▲0.1%)  8.8%(12.5%)
14位「 生徒諸君! 」  9.4%   7.7%(▽1.7%)  8.6%( 9.5%)

最新回の視聴率がいずれも15%以下となってしまった。
ゴールデンウィークでバタついているとはいえ、これはまさに異常事態ではないだろうか。
調べる気もおきないが、このような低レベルのクールというのは記憶にない。

せっかく前クールはどれも好調のままで終了したのに、今クールは貧弱なキャスティングと安易な漫画原作が目立ったり、続編を多用したりと企画力のなさが目立つ。
枠だけ増やしても、肝心の中身が伴わなければ意味がないと関係者は猛省すべきだろう。

特に、今クールの二強と目された「プロポーズ大作戦」と「冗談じゃない!」の凋落が著しい。
最新話の比較で、「喰いタン2」や「バンビ~ノ!」以下の視聴率になるとは思わなかった。
「花嫁とパパ」とそれほど遜色はないというのは酷い落ちぶれようだ。

もっとも、「プロポーズ大作戦」は、万人向けのドラマではないため、もともと高い視聴率は稼げないと思っていたので、それほど大きな驚きはない。
亀梨和也と綾瀬はるかが主演した「たったひとつの恋」の視聴率が平均視聴率11.6%なのだから、亀梨たちよりも山下たちは十分健闘しているといってもいい。
さすがに三話目の13.4%という視聴率は低すぎるが、これはゴールデンウィーク特有のもので一過性のものだろう。
今後は15~17%辺りで推移していくものと期待したい。

「冗談じゃない!」の方は、冗談ではなく、本気でヤバいと思う。
2話目で5%近く視聴率を落とし、3話目でさらに1%以上落としてしまい、初回比では6.2%の減となっている。
割合にすると初回に見た32%の視聴者が視聴するのを止めたという計算になる。
このまま浮上することなく、沈んでいくのだろうか。
何かキッカケが欲しいところだ。

ただ、織田裕二主演作である02年冬クールの「真夜中の雨」も12%~14%で推移していた。
織田の視聴率獲得能力は、キムタクほど高くはないのかもしれない。
やはり、なんだかんだいってキムタクは凄いと感じさせるデータだ。
「プライド」や「空から降る一億の星」といったとんでもないドラマでもヒットさせるのだから。

また、先クールの天海祐希にも見られたように、視聴者のイメージとあまりにもかけ離れた役柄というのを、視聴者があまり望んでいないのかもしれない。
本ドラマを個人的には期待しており、録画はしているものの、いまだに鑑賞していないので、失敗の理由がよく分からないが、なんとなく大竹しのぶが浮いているようのも気になっている。

多くのドラマが視聴率を下げている中で、前回よりもなんとか視聴率をあげることができたのは「喰いタン2」。
やはり前話は「LIMIT OF LOVE海サル」の影響を強く受けたのだろう。
今後は、映画に多少影響を受けつつ、15%前後をキープしていくことになるだろうか。
ストーリー重視というドラマというよりも、数週間飛ばして見ても支障のない手軽に見れるドラマというのも多少強みといえる。

「鬼嫁日記いい湯だな」も12.5%まで視聴率を一気に急落させた。
前作の最低視聴率が12.9%であるから、自身の最低視聴率を更新したことになる。
約30秒ほど偶然見てしまったが、携帯電話を無くしたのを若い女性が取りに来たというシーンだった。
ドラマというよりもコントに近い感覚を覚えた。
いい意味でコント的に楽しむという新種のドラマかもしれないと感じた。

「花嫁とパパ」もなんとか視聴率下落を食い止めて、12.5%まで復活させた。
初回15%から10%まで視聴率を落としていたが、この12%で安定させるだろうか、今後も注目だ。
「Ns'あおい」ような、お仕事系ドラマは結構安定して視聴率を稼くことはできるが、本ドラマのようなアットホーム系の親子モノというのは、なかなか視聴率を稼ぐのは難しいだろう。
単調でワンパターンに陥りがちなテーマであるだけに、10回以上の連続ドラマで視聴に耐えうるには、面白い工夫を施さなくてはいけない。

「わたしたちの教科書」も当然のことながら、視聴率は低迷している。
この企画自体は好意的に感じているのだが、重たいテーマは視聴者から嫌がられる。
重たいテーマに対して、菅野・伊藤というコンビではやや荷が重過ぎるのではないか。
しかし、誰が演じても視聴率は伸びないだろう。
くだらないドラマが多発している中で、伸びないテーマにあえて挑戦するフジテレビの心意気は買いたいのだが。

「帰ってきた時効警察」も期待されていたわりには、あまり視聴率は伸びていない。
初回の12.8%から、三話目にして10.9%まで落としてしまった。
ただ、前作は一桁が4話あり(9話中)、この程度の苦戦は事前に予測できていた。
相変わらずオダギリというのは、人気があるのか、ないのか分からない役者だ。
しかし、前クールの「特命係長」の最低視聴率が12.7%なのだから、やはり「特命係長」の恐ろしい人気ぶりが浮き彫りになる。

今クールで唯一成功と思われていた「ライアーゲーム」も12.8%から8.7%まで急落させた。
若者向けのドラマであるため、ゴールデンウィークということで皆外出してしまったのではないか。
この急落がゴールデンウィークの一過性のものだとよいが。
今週が正念場だ。

「ホテリアー」は二話目にして、二桁割れを起こした。
企画自体としてはそれほど悪くはないものだと思うが、的中する確率の低いギャンブルだった。
上戸が数字を持っていないのは過去の実績から明らかであり、このキャスティングは勝負を捨てているとしか思えない。
上戸を魅力的な共演陣でサポートすべきなのに、及川や田辺などといった主役級とはいえない共演者では失敗するのは当然だろう。
ペ・ヨンジュン招聘(へい)に金を掛けすぎて、他の役者に十分なギャラを払うことができなかったものと想像がつく。
上戸一人が悪いのではなく、テレビ朝日の読みの浅さが原因だろう。

同じテレ朝の「生徒諸君!」がドン底の視聴率にあえいでいる。
これも企画自体はそれほど間違ったものではないと思う。
間違ったのは、単に主演女優のキャスティングだけではないか。
テレ朝を費用を節約するために、スウィートパワーとかいう芸能事務所に所属している掘北と抱き合わせで内山を起用せざるを得なかったのだろう。
内山さん本人を非難するつもりは毛頭ないが、堀北をもっと引き立てる女優ならばと思うと、本当にもったいない。
内山ではなく、菅野だったらどうだっただろうか。

「セクシーボイスアンドロボ」もようやく4話目にして、視聴率の減少をストップさせた。
企画もキャスティングもそれほどセンスが悪いとは思わないが、やはりマツケンの知名度がまだ不十分だったものと思われる。
また、マツケン起用自体悪いとは思わないが、役柄とのミスマッチ感を感じてしまうところもある。
もう少し、コメディができる役者の方が面白かったのではないか。
若手のお笑い芸人や、ジャニーズ系でお笑い担当の者を充ててみたら、このドラマはどうなっていただろうか。

「孤独の賭け~愛しき人よ~」は、準主演級の渋いキャスティング揃えた上に、渋い内容が個人的に好みであったが、ここまでコケるとは思わなかった。
今まで録画はしてあったが、7.4%という低視聴率のため、鑑賞を断念せざるを得なかった。1分も鑑賞することなく、すべての録画を削除した。
恐らく、今後はもう1%弱は視聴率を落としてくるだろう。

「特急田中3号」も予定通り視聴率を落とし続けている。
初回11.5%から三話目7.6%まで急落させた。
このドラマでヒットできるとは、当初からTBSも思ってはいなかっただろう。
もし、ヒットできると思っていたら、TBSの戦略を疑わざるを得ない。
マニアック向けの地味なドラマという戦略自体は間違った戦略ではないが、ちょっと何かがズレた感じを受けてしまう。
田中というキャスティングと、鉄道というネタもどちらもセンスが悪いのではないか。
田中を使うにしろ、もう少し使い道はあっただろうに。

テーマ:テレビ視聴率 - ジャンル:テレビ・ラジオ

『バベル』レビュー 【映画】

自分の気持ちを伝えるのは難しいが、この映画を感じ取るのも難しい…。

◆評  価    6.5点
◆分かりやすさ  C(感じ取るのが非常に難しい作品)
◆おススメ度   B(「アモーレスペロス」の方がおススメできる)

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督は、メキシコ人であり、「アモーレスペロス」「21g」などの作品で知られている監督である。

いずれも一つの事故を通して、それに関連する別個のストーリーやキャラクターを描きながら、最終的には一本の線で繋いでいっているのが特徴だ。
また、「イヌ」や「心臓」などユニークなアイテムを利用して、観た者に何か大切なモノを訴えかけていく。
本作も同様に、一つのライフルを通して、モロッコ、日本、メキシコの三つのストーリーが展開されていく。

感想はというと、正直のところ「難しい」と感じた。
ストーリー自体は大したことはなく、ストーリーの難解さは皆無だ。
本作は感じ取るのが非常に難しい作品なのだ。

本作は何かを必死に訴えかけているのは分かるのだが、分かり合えない辛さがある。
言語を分かたれて、必死になって訴えている本作の登場人物同様に、本作と自分には何かが伝わらない「壁」のようなものを感じてしまった。
それが、監督の狙いだったら素晴らしいが、たぶんそうではないだろう。

しかし、だからといって本作は駄作ではない。
2時間23分という長さを感じさせない緊張感のある映画だ。
上手く感じ取ることはできなかったが、本作に魅了されたのは確かだ。

本作で描きたかったのは、恐らく以下のことではないかと個人的に感じた。
①人間は、感情を共有できない愚かしいほどの弱さをもっている。
②人間は、弱いがゆえに、誰かと繋がっていたいと感じる強い気持ちをもっている。

ただ、残念ながら、これらのメッセージがなかなか本作からストレートに伝わってこないのだ。
本作の言いたいことをすべて凛子一人に押し付けてしまっている気がする。
そのため、本作で凛子が輝いてみえるのだろう。
母の死にとらわれ、そしてその悲しみ・孤独を共有しようとしても、周囲の者と言葉が通じない。
そのような心の空洞を上手く演じている点が凛子の素晴らしさだ。
伝えたいのに言葉が通じないから、「何か」を利用せざるを得ない…。
本作においては彼女一人が、もがきながらストレートに感情を表わしているようにみえる。


母が自殺したため、お互いに意思疎通ができなくなった凛子と役所の設定はよく分かるが、他のストーリーのネタフリが悪すぎないだろうか。

ブラッドピッドとケイトブランシェットの夫婦は、サムという子どもを死なせてしまったために、二人の間で大きな溝が生じている。
ブラッドピッドはそのためだろうか。
一度、家を飛び出していっているのが語られている。
この大きな前提があまり活きていないように感じられる。

モロッコの二人の少年と家族の間には大きな溝がない。
弟と姉の間に「秘密」がある位である。
アメリカとモロッコには「テロ」という認識に大きな溝は生じているが。

メキシコ人の子守アドリアナ・バラッザと彼女の甥のガエル・ガルシア・ベルナル、ブラッドピッドの二人の子どもたちの間にも大きな溝がない。
問題は、バラッザが不法滞在者というくらいだろうか。
国境警備隊とバラッザたちとは大きな溝は生じているが、これもあまり上手く活きてはいない。

各ストーリーに少々ドラマが不足している感がある。
意思疎通が不能になっている原因を多少加えていけば、万人が分かりやすい映画に仕上がったと思う。
機微に触れなくてはいけない映画になっている。

ただ、上手さを感じたのはラストシーンだ。
自分は最終的には凛子が自殺してしまうのではないかと考えていた。

しかし、凛子が裸でベランダに立っている。
その凛子を黙って、役所が抱きしめるだけでこの映画は終わる。
無駄なやり取りなどはない。

凛子を生かすことで、この映画の印象は大きく変わる。
人間は分かり合うのが難しい悲しい生き物かもしれない。
しかし、分かり合えないからといって、分かり合えることを諦めて死んでしまうよりも、分かり合うような努力を続けるべきだというメッセージを込めたのだろう。

母の死によって、分かり合えなくなった役所と凛子の親子も、すぐには分かり合えないだろうが、自分の弱さを父親に伝えた彼らの関係は分かり合えるように努力を続けていくのだろうと強く感じられる。
母の死の理由が異なっている本当の理由はよくは分からないが、母の死が二人の中において相反しているということが分かればいいのではないだろうか。

そして、ケイトブランシェットも死ぬことなく退院したことが伝えられた。
恐らく、彼らの子どもたちも奇跡的に発見されたというから、皆無事だったのだろう。
サムという息子を亡くして、分かり合えなくなったブラッドピッドとケイトブランシェットの夫婦も、今回の事件を通して、ストレートに心と心をぶつけ合うことができたのではないか。
尿の手助けをしながら、キスを交わす二人には、すでに「壁」は存在しないように感じられた。
今後も、分かり合えるような努力を続けていくのではないかという想いが込められているのである。

本作は難しい映画かもしれないが、大切なモノを伝えようとしている素晴らしい映画というのは間違いない。


体調不良を訴えている人がいるということでニュースになっているのが、残念である。
そのニュースによって、鑑賞を控える人も出てくるだろう。
問題になっているのは、凛子がクラブで踊るシーンである。
ようやく自分の孤独・悲しみを癒してくれる男性と分かり合えるかと思ったら、その男性を友達に取られてしまったことで、凛子の心の救急信号が点滅していく。
それを表わすかのように、激しくクラブの照明が点滅しているのである。
演出の意図は理解できるが、かなり眩しく、激しく点滅させているので、やはり、あまり凝視しない方がいい。

テーマ:バベル - ジャンル:映画

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