ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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国内映画興行収入ランキング(9月4週目) 【映画】

(注意)興行収入の数値は暫定のものです。ご了承ください。
今週も3連休でしたが、数値は土日のみのものです。月曜日の成績は含まれておりません。

3本の新作がランクインしたため、8週目で「トランスフォーマー」、3週目で「釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束」、5週目で「ラッシュアワー3」が圏外へ消えた。

「トランスフォーマー」は現在39.3億円の興行収入となっている。
まだ数億円の上乗せはあると思われるので、42億円程度がフィニッシュラインだろうか。
公開前個人予想は45億円であり、一般的な見通しとしても、少々期待よりは劣ったものとなりそうだ。
「M:i:Ⅲ」の51.5億円、「宇宙戦争」の60億円には遠く及ばず、「オペラ座の怪人」(42.0億円)と同じものとなる。

「釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束」は現在3.2億円程度の興行収入となっている。
月曜日を含めると、3.4億円程度という情報もある。
一人当たりの単価も安く、過去のシリーズもこの程度なので、良くも悪くもない結果になりそうだ。
公開前個人予想は4億円だったので、近い結果となるのではないか。

「ラッシュアワー3」は現在9.0億円突破を目前としている。
10億円前後がフィニッシュラインだろうか。
公開前の個人予想は8~10億円だったので、これも近い結果になりそうだ。
オープニングは高かったが、やはり初動型だったようだ。


1位:「HERO」(3週目)
【個人予想】 80億円 【配給会社期待値】 100億円以上
5.1億円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは44.8億円を突破した。
1週間の伸びは15.0億円程度だろうか。
月曜日を含めると、48.3億円という情報もある。

「海猿」の71.0億円を超えることが最低限のノルマと考えられる。
「海猿」 9.7→23.5→35.5→45.1→52.8→58.3→62.5→65.3→?→68.5億円
「HERO」10.1→29.8→44.8億円
「海賊」19.4→44.0→61.4→74.5→83.7→90.9→96.2→99.3→102.5→105.1億円
「海猿」のペースでいくと89.6億円、
「パイレーツオブカリビアン」のペースでいくと79.5億円程度となる。
現時点では、80億円~90億円がフィニッシュラインとなりそうだ。
先週の三連休もあってか、伸びは堅調だ。

2位「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」(1週目)
金曜日を含めて、2.5億円弱のオープニングを飾った。
05年に公開された「ファンタスティック・フォー:超能力ユニット」は2.0億円のオープニング(トータル10.1億円)なので、単純に比較すると「銀河の危機」は12.6億円程度を狙えることとなる。
ただ、金曜日を含めないと「超能力ユニット」と同程度になる。
やはり、10億円程度がフィニッシュラインの目安となりそうだ。
すでに有楽町の日劇1では、ロバート・デ・ニーロ監督の「グッド・シェパード」の公開が10月20日に決まっている(11月10日からは「ボーン・アルティメイタム」)ため、勝負になるのは3週ちょっととなる。

3位「アーサーとミニモイの不思議な国」(1週目)
先週の三連休から先行公開していた。
その分が7.7千万円程度であり、それを含めて、1.6億円程度のオープニングとなった。
実質8千万円程度のオープニングだろうか。
月曜日を含めると、2.2億円という情報もある。
「モンスターハウス」のオープニング1.4億円を抜いたといえるのかも微妙だ。
「ハッピーフィート」「シュレック3」「レミー」とは比べられないものとなった。
現時点では6億円程度がフィニッシュラインとなるだろうか。
リュック・ベッソンという知名度は全く通用しなかったようだ。

4位「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」(4週目)
【個人予想】 7億円 【配給会社期待値】 10億円
9.5千万円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは12.9億円を突破した。
1週間の伸びは2.6億円程度だろうか。
さすがに伸びは弱まってきている。
今週の土曜日からメイン館であった「新宿MILANO1」(1064席)を「幸せのレシピ」に明け渡して、当初の予定館であった「シネマスクエアとうきゅう」(224席)と、「新宿MILANO3」(216席)で公開中の「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」の午前中の回を削って、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」に充てることとなる。
いつまで公開するかが不明だが、18億円程度は視野に入っているのではないか。

5位「Life 天国で君に逢えたら」(5週目)
【個人予想】 6~8億円
6.9千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは14.2億円突破を目前としている。
1週間の伸びは2.0億円程度だろうか。
月曜日を含めると、14.6億円という情報もある。

5週目終了時点では「東京タワー」の15.0億円に次ぐ成績を収めており、今年公開された邦画の中では、8番目の成績となっている。
今週の土曜日から「クローズド・ノート」が公開されるため、順次公開終了となるのが残念だ。
今週1.0億円+ムーブオーバー2.5億円=3.5億円程度を稼ぐというざっくりした計算をすると、18億円程度がフィニッシュラインとなりそうだ。
実話早世モノの05年「星になった少年」が23.0億円、難病モノの06年「明日の記憶」が22.0億円とこのジャンルは稼げることを改めて証明している。
松竹も、役所広司・今井美樹主演、秋元康原作の「象の背中」(10月27日公開予定)で勝負することとなるが、どうなるだろうか。

6位「めがね」(1週目)
5.6千万円程度のオープニングを飾った。
月曜日を含めると、8.2千万円という情報もある。
72館かつ小規模映画館での公開でこの成績は優秀だ。
ちょっと分かりにくいが、5千万円台のオープニングというと、「あなたを忘れない」「天国は待ってくれる」「大帝の剣」と同じレベルとなる。
最近公開された邦画は、「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」のオープニングが6.3千万円、「包帯クラブ」のオープニングが3.0千万円となっており、だいたいのレベルが分かるのではないか。

7位「ミス・ポター」(2週目)
5.6千万円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは2.9億円突破を目前としている。
1週間の伸びは2.0億円程度だろうか。
「プレステージ」「ゾディアック」「ザ・シューター/極大射程」「ラブソングができるまで」を超える興行収入となっている。
地味なようにみえるが、比較的健闘しているのではないか。
10月27日公開予定の「スターダスト」までの4週ちょっとが勝負だろうか。
6億円程度がフィニッシュラインとなりそうだ。

8位「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(10週目)
【個人予想】 95億円 【配給会社期待値】 150億円
【参考】01年冬「賢者の石」203億円、02年冬「秘密の部屋」180億円、04年夏「アズカバンの囚人」135億円、05年冬「炎のゴブレット」110億円

4.7千万円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは91.9億円突破を目前としている。
1週間の伸びは1.5億円程度だろうか。
今週末から「パーフェクト・ストレンジャー」に劇場を譲り渡すところが多いようだ。
95億円突破も怪しくなってきている。
(週目)「ア囚人」「炎のゴ」「不死鳥」「海賊終」
1週目  013    017    23   019
2週目  042    036    39   044
3週目  059    050    52   061
4週目  071    059    63   075
5週目  085    070    79   084
6週目  095    -     82   091
7週目  102     096    87   096
8週目  116     101     89   099
9週目  119     103     90   103
10週目  124    105     92   105
11週目  129    108     -   106
トータル 135億円   110億円   -   107億円

9位「オーシャンズ13」(7週目)
【個人予想】 30億円
【参考】02年「11」70億円、05年「12」36億円
3.9千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは30.8億円突破を目前としている。
1週間の伸びは1.2億円程度だろうか。
今週末から「幸せのレシピ」に劇場を譲り渡すところが多いようだ。
あと2~3億円程度の上乗せが限界ではないか。
33~34億円辺りがフィニッシュラインとなりそうだ。
「12」の36億円超えは完全に無理だろう。

10位「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」(2週目)
3.2千万円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは1.7億円突破を目前としている。
1週間の伸びは1.1億円程度だろうか。
現在4億円程度稼いでいる「怪談」以下のレベルだ。
「大帝の剣」「パッチギ! LOVE&PEACE」「ラストラブ」よりはマシというレベル。
三池監督の「妖怪大戦争」の20.0億円を期待しての全国公開だと思うが、「龍が如く 劇場版」程度の規模でよく、全国公開するような映画でもなかったのかもしれない。
結構面白そうにみえるが、肝心の主役が目立たない映画ではダメだろう。
※動員数の関係のためか、「釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束」を10位にしているランキングもみられる(「釣りバカ」は単価が低い)。


次週ランキング入りが予想されるのは、「クローズド・ノート」「幸せのレシピ」「パーフェクト・ストレンジャー」「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」の4本。

「クローズド・ノート」
沢尻エリカ 、伊勢谷友介 、竹内結子主演
今年「遠くの空に消えた」がコケた行定勲監督作品。
イメージとしては、大きくヒットもしないが、大きくコケたりもしないのではないかと思う。
行定勲監督作品で竹内結子が主演していた「春の雪(05)」が12.7億円であり、その6割から7割と考えると、8~9億円程度となるだろうか。

「幸せのレシピ」
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演
スコット・ヒックス監督(「シャイン」「ヒマラヤ杉に降る雪」)
感動モノのラブストーリーとしては、今年では「ホリデイ」の13.5億円というものがあるが、そこまで稼ぐことはできまい。
その半分の6~7億円程度となるのではないか。

「パーフェクト・ストレンジャー」
ハル・ベリー、ブルース・ウィリス主演のサスペンス。
「ラスト前の7分11秒に驚愕する」という宣伝はそれほど悪くないが、中身が伴っていなそうだ。
初週はよくても、ネタが大したことないので、大きく伸びてこないのではないか。
5~6億円程度となるのではないかと思う。

「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」
「本年度アカデミー賞最有力!」と宣伝も多数打ち、拡大公開されているので、ランクインするのではないかと思うが、まったく予想できない作品だ。
コンテンツとしては、単館系映画としか思えないが、年配の女性などを中心に、手堅く稼ぐことができればよいのだが…。
4~5億円程度となるのではないか。


予想順位(今週) 自己評価 タイトル(主な公開劇場)
1(1) ▲「HERO」(日比谷スカラ座)
2(-) ×「クローズド・ノート」(日劇PLEX2)
3(-) △「幸せのレシピ」(丸の内ピカデリー1)
4(2) 済「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」(日劇PLEX1)
5(-) △「パーフェクト・ストレンジャー」(ルーブル丸の内)
6(-) ×「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」(有楽座)
7(3) △「アーサーとミニモイの不思議な国」(丸の内プラゼール)
8(4) 済「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」(シネマスクエアとうきゅう)
9(6) ×「めがね」(銀座テアトルシネマ)
10(5) ×「Life 天国で君に逢えたら」

[個人評価]
◎ 絶対観たい作品
○ できれば観たい作品
▲ DVDか映画サービスデイだったら観たい作品
△ 映画館では観ないけどDVDだったら観るかもしれない作品
× 一度も観ることはないでしょうの作品
済 鑑賞済み作品
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テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』レビュー 【映画】

◆評  価    8.0点
◆おススメ度   A(前作を見ていれば誰しも満足できるはず)

【エヴァンゲリオンを見るきっかけ】
正直に言うと、「エヴァンゲリオン」は今までまったく興味が無かった。
過去に一話たりとも見たことはなく、「綾波レイがというパイロットが、使徒と呼ばれる敵とエヴァンゲリオンというロボットに乗って戦う」という誤った認識しか持っていなかった。
当然、シンジやアスカも知らない。
「逃げちゃ駄目だ!」「あんたバカァ?」という有名なセリフも知らなかった。

そんな自分が、この新作を見たところで理解できるわけがないと思っていたため、関心はあったものの敬遠しようかと考えていたが、ここまでの盛り上がりをみせられると黙っているわけにはいかなくなってきた。
「ガンダム」とは違う何かが本シリーズにあり、それがどれほど凄いのかを、この機会に触れておくのが、ベターではないかという思いを強くしたわけである。

とはいえ、いきなり見たとしても時間と金の無駄になるのが目に見えていたので、一通りDVDで旧作をさっと見て、wikipediaで知識を補完することとした。
確かに、斬新で興味深い世界が繰り広げられていると感じた。
面白いストーリーだけではなく、「自分のいるべき世界」「自分の存在価値・必要性」「他者との関わり合い」といった内面的な世界観は、かなり惹かれるテーマである。

【「Zガンダム」新釈三部作との違い】
05年にも「Zガンダム」が新釈三部作と銘打ち、公開された。
しかし、その内容があまりにも酷すぎた。
「Zガンダム」の新釈三部作は、作品の価値を高めるのではなく、単なる金儲けの道具に成り下がってしまっていた。
「ガンダム」という名前が付いてさえいれば、中身なんてどうでもいいというものであり、製作者としてのプライドや信念も感じられなかった。
大切なシーンを自己都合だけで切り捨てまくるという愚行には驚き、呆れたものだ。

しかし、今回の「ヱヴァンゲリヲン」の新劇場版の印象は、素晴らしいの一言に尽きる。
「Zガンダム」とは異なり、ネームバリューで客を釣る単なる金儲けという企画ではない。
これは決して旧作の焼直しではない、まさに新たに生まれ変わったオリジナルストーリーに近い仕上がりをみせているのが凄い。
製作者のプライドや信念が感じられる渾身の作品だ。
「今さらなぜヱヴァなのか?」という問い掛けに十分応えるものだ。
この新作によって、シリーズの全体的に更なる底上げに繋がるものとなるのではないか。

【作品の概括】
全体的に編集が非常に上手く、過不足を感じない内容となっている。
また、全く未見の人であってもかろうじて対応可能なレベルを保っている。

前作と同様の内容でもあるが、旧作の数倍のブラッシュアップが感じられる。
例えば、「ヤシマ作戦」が成功するのは、誰しもが知っていることだろう。
それにも関わらず、ぞくぞくするような緊張感、迫真の盛り上げ方は大いに評価するほかない。
また、前作を知りつくした観客の心をくすぐる散りばめられたいくつかの「謎」の提供の仕方が見事である。
作り手としてのレベルの高さが窺われる作品だ。

【各キャラクターの変化】
恐らくストーリーは我々が知っているものとはかけ離れていくのではないか。
それとともに、各キャラクターも我々の知っているものではなくなっていくような気がする。
今回の作品でも、各キャラクターには微妙に変化を感じられる。
シンジは確かに弱くて情けない姿を再度露呈しているが、今回の彼にはどことなく“強さ”を感じる。
「ヤシマ作戦」から逃げなかったのは、彼の成長だろう。
彼の成長を描くために、前作とは異なり、簡単に終わらせるのではなく、「ヤシマ作戦」をスケールアップした壮絶なものとして描いている。
また、少々違和感はあったが、父親ゲンドウの更迭発言を乗り越える逞しさが感じられる(ゲンドウの指揮官としての能力と、ゲンドウとミサトとの上下関係に対してやや違和感あり)。
ミサトもシンジを強く信じる気持ちが随所に現れている。
序盤において、リリスをシンジに見せて、シンジ一人ではなく、誰もが共に戦っているという想いをシンジに伝えている。
トウジとケンスケのボイスメッセージなども、その視点の表れである。
一人ではない、皆一緒にいるという想いを強く描いている。

綾波レイも非常に重点を置いて描かれていると思う。
前作の六話程度ではほとんど彼女には出番がないと感じていたが、本作の彼女はどこか違う。
人形ではない、彼女の意思がどこかに感じられる。
「次は、もう少し(シンジを)レイに接近させる」というゲンドウの会話からも、シンジとレイの関係が大きなテーマにもなりそうだ。

【多くの謎】
今回もいくつかの謎が散見される。
深い考察はプロの方にお任せするとして、素人的に簡単に見解を述べたい。

<謎:前作と新作の関係性>
赤く染まった海、巨人の白線の跡などから、新作は前作をループしているという見解が多い。
また、いくつかの会話からも前作の知識が各キャラクターに残っているようにも感じられる。
カヲル:「また三番目(サード・チルドレン)とはね。変わらないな君(シンジ)は。」
ミサトにも戦略自衛隊に貸しがある旨の発言や、磔の使徒がアダムではなくリリスを知っているという事実もある。

なんらかの繋がりがあるように思えるが、今のところ何とも言えないとしか言いようがない。
前作の三人目のレイのように、何らかの記憶が刻まれているのかもしれない。
前作のストーリーを各キャラクターが知っていながら、あたかも“将棋”のように行動するというのは、かなり面白いゲームにはなりそうだが、必ず矛盾が生じるのでかなり難しいと思う。
ヱヴァが歩いて一喜一憂しているリツコが何かしら知っているとは思えない。
今のところ、庵野総監督のサービスっぽい印象しか持っていない。
いずれにせよ、100%ないと思うが「夢オチ」「シュミレーションオチ」という仮想空間でケリをつけて欲しくないと願うだけだ。
大事なテーマのためにも、ここで描かれる世界は“現実”である必要があるだろう。

<謎:第3使徒は?使徒の数は何体か?>
旧作の第3使徒は「サキエル」であったが、新作では第4使徒になっている。
また、旧作では17体の使徒が登場したが、新作では「(シャムシエルを含めて)残り8体を倒さなければいけない」旨の発言がなされており、既に2体を倒していることから、全部で12ないし13体ということが分かる。
第3使徒が、カヲル(タブリス)なのか、それとも今回新たなキーとなる使徒なのかが注目だ。
個人的には、新たなオリジナル使徒として第3使徒が予定されているのではないかと思う。

<謎:リリスとの契約とは何か?>
前作のストーリーを完全に理解していないため、個人的にゼーレとゲンドウの『人類補完計画』の全貌の違いがやや不正確である。
リリスはサードインパクトのトリガーという説明があったが、アダムと使徒の融合がサードインパクトとなるのではなかったか。

使徒を殲滅し、リリスとの契約を全うすると、『人類補完計画』に繋がるという仕組みなのだろうか。
アダムとリリスとの争いは、アダムの分身でもある使徒とリリスの子孫でも人類との代理戦争の様相も呈している。

テーマ:新劇場版新世紀ヱヴァンゲリヲン・序 - ジャンル:映画

全米映画興行収入ランキング(9月第4週目) 【映画】

順位(先週)公開週 タイトル (公開館数) 興行収入 (トータル収入)
1(-)1週目「バイオハザードⅢ」   (2828館)$23,678,580($23,678,580)
2(-)1週目「Good Luck Chuck 」 (2612館)$13,652,001($13,652,001)
3(1)2週目「ブレイブワン」       (2755館)$7,313,437($25,003,347)
4(2)3週目「3:10 to Yuma」     (2902館)$6,157,624($37,718,878)
5(21)2週目「Eastern Promises」 (1404館)$5,641,788($6,443,748)
6(-)1週目「Sydney White」    (2104館)$5,196,380($5,196,380)
7(3)2週目「Mr. Woodcock」    (2237館)$4,923,896($15,648,584)
8(4)6週目「Superbad」        (2305館)$3,110,322($116,181,146)
9(7)8週目「ボーン・アルティメイタム」    (2009館)$2,872,565($220,239,735)
10(5)2週目「D-War」         (2274館)$2,596,278($8,657,527)
(参考:IMDbのボックスオフィスチャート)

新作及び圏外から4本ランクインしたため、4週目で「Halloween」及び「Balls of Fury」、7週目で「ラッシュアワー3」、5週目で「Mr. Bean's Holiday」が圏外へ消えた。

「Halloween」は現在55百万ドルとなっている。
予想は4千~45百万ドル程度だったので、予想以上に稼いだ。
しかし、オープニングが30.5百万ドル(休日を含む4日間)とかなり高かったので、もうちょっと稼いでもよかったのではないか。
このままではオープニングの2倍程度が着地点となりそうだ。
初動がホラー作品の傾向とはいえ、あまりにも伸びがなさすぎた。

「Balls of Fury」は現在31百万ドルとなっている。
クリストファー・ウォーケンも出演しているおバカ系の卓球コメディだが、予告編は結構面白そうだった。
監督は、「Reno 911!: Miami」のベン・ギャラント。
「Reno 911!: Miami」の1.5倍から2倍と考えて、3千万~4千万ドルの興行収入という予想だったが、これは近い結果となりそうだ。

「ラッシュアワー3」は現在136百万ドルとなっている。
第一作をやや下回ると考えて、1億3千万ドル程度となるのではないかという予想だったが、かなり近い予想となった。
この手の作品はなんだかんだ言われながら、それなりに稼げる。
クリス・タッカーを劇場で見るためには、本作しかチャンスがないというのも大きかった。
98年の「ラッシュアワー」は141百万ドル
01年の「ラッシュアワー2」は226百万ドルとなっている。
結構稼いだが、ひょっとすると「1」を超えるのは微妙かもしれない。
今年公開された映画間の比較では「ダイハード4.0」を抜き、12位の作品となっている。
11位は「Knocked Up」の149百万ドルであり、これを抜くのは無理だろう。

「Mr. Bean's Holiday」は現在31百万ドルとなっている。
97年の「ビーン」45百万ドル
03年の「ジョニー・イングリッシュ」28百万ドルとなっている。
そのため、予想は2~3千万ドル程度と読んだが、これも近い結果となった。
全世界では2億ドルを超えるヒットとなっており、アメリカではこの程度で十分健闘した方ではないか。


新作は4本がランクインした。
1位:「バイオハザードⅢ」
【監督】ラッセル・マルケイ(「エンド・オブ・ザ・ワールド」)
【主演】ミラ・ジョヴォヴィッチ、アリ・ラーター(「デッドコースター」)、オデッド・フェール(同シリーズ、「ハムナプトラ2」)
【内容】ネバダ砂漠からアラスカへ向かう最中でのUmbrella社との戦いを描く。
【公開前興行収入予想】 4千万ドル
【アメリカ内の評価】そこそこ高い
【留意事項】「Ⅰ」で監督を手掛けていたポール・W・S・アンダーソンは「Ⅱ」同様、脚本にまわっている。

過去のシリーズは以下の通り。
02年の「Ⅰ」が40百万ドル、04年の「Ⅱ」が51百万ドルとなっている。
(週数)  「Ⅰ」  「Ⅱ」  「Ⅲ」
1週目   18   23   24
2週目   29   37
3週目   34   43
4週目   37   47
5週目   39   49
トータル  40   51
製作費   33   45
前作と同程度のオープニングを飾ったので、悪くない出足だ。
ただ、初動型だと思われるので、5千万ドルを切る程度がフィニッシュラインとなるのではないか。

2位:「Good Luck Chuck」
【監督】マーク・ヘルフリッチ(初監督作品だが、有名な編集者)
【主演】Dane Cook(「Mr. Brooks」)、ジェシカ・アルバ、Dan Fogler(「Balls of Fury」)
【内容】一夜を共にすると、次回真実の愛を掴むことができるといわれる男性が、多数の女性からの誘惑を振り切り、好きな女性(アルバ)が他の男性に惹かれないようにと、奮闘するロマンティック・コメディー。
【公開前興行収入予想】 25百万~3千万ドル
【アメリカ内の評価】 普通
今年のロマンティック・コメディーの中では「ラブソングができるまで」のオープニング13.6百万ドルに匹敵するもの。
「ラブソングができるまで」は50.5百万ドル稼いでいるので、頑張ることができればこの程度稼げるかもしれない。
しかし、評価は普通であり、伸びるタイプとは思えない。
現時点では、3千万ドル台程度が着地点と思われる。

5位:「Eastern Promises」
【監督】デヴィッド・クローネンバーグ(「ヒストリー・オブ・バイオレンス(05)」、「ザ・フライ(86)」)
【主演】ナオミ・ワッツ、ヴィゴ・モーテンセン、Armin Mueller-Stahl
【アメリカ内の評価】 かなり高い
【内容】死んだ売春婦の身元を洗っていた助産婦が、秘密を知り、ロンドンのギャングのボスに追われるというストーリー。
先週15館での公開で約55万ドル稼いで21位だったが、1404館に拡大公開されて5位に浮上してきた。
デヴィッド・クローネンバーグとヴィゴ・モーテンセンが「ヒストリー・オブ・バイオレンス」に続き、コンビを組んでいる。
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」も絶賛されていたが、本作もトロント国際映画祭で最高賞を受賞するなど、評価が高まり、アカデミー賞の候補に浮上している。

6位:「Sydney White」
【監督】Joe Nussbaum(代表作特になし)
【主演】アマンダ・バインズ(「ロイヤル・セブンティーン(03)」「She's the Man(06)」)
【公開前興行収入予想】 2千万ドル
【アメリカ内の評価】 そこそこ高い
【内容】白雪姫を現代版にアレンジしたコメディー作品。
「ロイヤル・セブンティーン(03)」と「She's the Man(06)」がどちらも約11百万ドルのオープニング(トータル3千万ドル)となっているので、ちょうど半分程度のオープニングとなった。
したがって、トータルも半分程度の15百万ドルが着地点だろうか。

主要な作品の動向は以下のとおり。
3位:「ブレイブワン」
【監督】ニール・ジョーダン(「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」)
【主演】ジョディ・フォスター、テレンス・ハワード(「ハッスル&フロウ」でアカデミー賞主演男優賞ノミネート)
【内容】婚約者を殺された女性の復讐を描くサスペンス。
【アメリカ内の評価】高い
05年の「フライトプラン」の2週目は46百万ドル(トータル90百万ドル)
02年の「パニックルーム」の2週目は59百万ドル(トータル96百万ドル)
現在25百万ドルなので、4千万ドル台が落ち着きどころだろうか。
有名女優がトップクレジットになっている今年公開された作品の中では、最高位であるサンドラ・ブロック主演の「PREMONITION」の48百万ドルを抜くのが、当面の目標だろうか。

7位:「Mr. Woodcock」
【監督】Craig Gillespie(代表作特になし)
【主演】ビリー・ボブ・ソーントン、スーザン・サランドン、Seann William Scott
【内容】ハイスクール体育教師との再婚を阻止する子どもの奮闘を描く。
【アメリカ内の評価】普通

8位:「Superbad」
(週数)「40歳の」 「Knocked Up」 「Superbad」
1週目  021      031      031
2週目  049      066      069
3週目  069      090      092
4週目  072      109      103
5週目  082      122      111
6週目  091      132      116
7週目  097      138
トータル 109      149
製作費  026      030      020
勢いはかなり弱まり、「Knocked Up」に完全に離されてしまった。
やはり、本家の方が上のようだ。
今年公開された作品では、現在19位となっている。
120百万ドルまで伸ばせば、アダム・サンドラー主演の「I Now Pronounce You Chuck and Larry」を抜き、15位に浮上することができる。

9位:「ボーン・アルティメイタム」
過去の作品の興行収入は以下の通りであり、大幅に増加している。
02年「ボーン・アイデンティティ」122百万ドル
04年「ボーン・スプレマシー」  176百万ドル
<年度>   02    04    07     (参考)
(週数) 「アイデン」「スプレマ」「アルティ」  「300」
1週目    027     053     070     071
2週目    054     099     132     129
3週目    073     125     164     162
4週目    089     140     185     180
5週目    099     150     202     193
6週目    107     158     210     201
7週目    110     164     216     205
8週目    113     165     220     207
トータル   122     176     000     211
製作費    060     075     110     065
第一作の倍という非常に高い興行収入をマークしている。
派手さはないが作品の質が高いことが、高い興行収入に繋がっているのだろう。
「ダヴィンチ・コード」を抜き去って、歴代59位の作品となった。
今年公開された作品の中では、「300」を抜き、「ハリーポッター」に次ぐ、6位の作品となった。
「X‐MEN:ファイナル・ディシジョン」「宇宙戦争」の2億3千万ドルのレベルを狙いたいところだが、ちょっと厳しいか。

10位:「D-War」
【監督】韓国人監督シム・ヒョンレ(「怪獣大合戦ヤンガリー」)
【主演】ジェイソン・ベア(「The Juon」)、Amanda Brooks(「フライトプラン」)、ロバート・フォスター(「ジャッキー・ブラウン」)
【内容】韓国の伝説に基づく謎の生き物の調査に乗り出す。
【アメリカ内の評価】普通


来週ランキング入りすると思われるのは、以下の2作品。
「THE GAME PLAN」<ファミリーコメディー>(2800館程度)
【監督】Andy Fickman(「She's the Man (06)」)
【主演】ザ・ロック(「ドゥーム(06)」)、キラ・セジウィック(「ウォルター少年と、夏の休日(03)」)、Madison Pettis
【内容】別れた恋人との間に本人の知らない7歳のムスメがいることが分かる独身のアメフトヒーローを描く。

ビエナ・ブスタ系の筋肉系ファミリーコメディというと、ヴィン・ディーゼル主演の「キャプテン・ウルフ(05)」が真っ先に思い出される。
113百万ドルを稼ぎ出した作品であり、この二番煎じを狙ったものだろう。
その7割程度と考えて、7千万ドル~8千万ドルを期待したい。
「スコーピオン・キング」を除外すれば、平均4千万ドル程度のザ・ロックには厳しいラインだが、ディズニーのチカラを信じたい。

「キングダム 見えざる敵」<サスペンス>(2700館程度)
【監督】ピーター・バーグ(「ランダウン(03)」「プライド栄光への絆(04)」)
【主演】ジェイミー・フォックス(「RAY(04)」)、クリス・クーパー(「アダプテーション(02)」)、ジェニファー・ガーナー(「エレクトラ(05)」)
【内容】FBI捜査官がアメリカの労働者の命を奪った自爆テロ事件捜査のため、中東へと向かう。
アカデミー賞をともに受賞しているジェイミー・フォックス、クリス・クーパーの共演作品。
ピーター・バーグ監督作品の「ランダウン」が48百万ドル、「プライド栄光への絆」が61百万ドルとなっている。
ジェイミー・フォックス主演の「マイアミ・バイス」が63百万ドルとなっている。
作風がちょっと地味なため、5千万ドルといったところか。
ただ、ジェイミー・フォックスには「ステルス」の32百万ドルという嫌な過去もあるので安心できない。

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『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』レビュー 【映画】

◆評  価    5.0点
◆おススメ度   B(暇つぶしには一応なる)

決してつまらないわけではないが、重厚感や奥深さがなく物足りなさを感じる映画だ。
ただ、この映画の方向性自体は理解できる。
最低限の頭脳と最低限の感性だけで、お気軽に楽しんで欲しいというのが製作サイドの方向性ではないだろうか。
「パイレーツオブカリビアン」のように複雑にしたり、「スパイダーマン3」のようになんでも詰め込んだりして、迷走してしまう映画よりも、“シンプルイズベスト”の映画はそれほど悪くはないと思う。

ただ、それにしても中身が薄すぎる上に盛り上がりに欠いている。
素材に対して、過度に手を加えないのが、この映画の調理法としても、その素材が活きていない。
「パイレーツオブカリビアン」は味付けを間違えたフルコースであるならば、本作は塩味が利いていないファーストフードだ。

まず、キャラクターがほとんど死んでいる。
ロンドンでの観覧車救出劇、森林での空中戦など色々な見応えはあったかもしれないが、それぞれの印象として残っていることは、以下のようなものである。
①リード:変な装置でサーファーの分離に成功、変な飛行機を発明。
②スーザン:シルヴァーサーファーに名前を聞き、鼻血を出したり、死にそうになったりする。
③ジョニー:サーファーに敗れ、イカサマの方法でドゥームに戦いを挑む。
④ベン:お笑い担当、意味不明の重機操作。
スーザンとジョニーはそれなりに活躍したが、一応リーダーであるリードは、その特性を活かして笑いを少々取っただけである。
ジョニーと異なり、攻撃力はほとんどないとはいえ、ヒーロー物としてバトルシーンが物足りない。

また、陳腐な苦悩がストーリーに上手く活きてこない。
①スーザンの平凡な家庭を築きたいという願い
②リードの結婚式を安息に終わらせたいという願いと科学者としての職務への葛藤
③4人でチームのはずなのに、解散を願うリードとそれに反発するジョニーとの相反
ヒーロー物の特徴である「苦悩」が浅く、はっきりいって「どうでもいい」レベルのものだ。
ヒーローの苦悩というのは、確かに個人的なところもあるが、「スパイダーマン」や「X-MEN」などすべての人間に通じる苦悩でもある。
ヒーローとともに苦悩を分かち合うというのが、ヒーロー物の面白さでもある。
しかし、本作はかなり個人的なしょうもない悩みをぶちまけられても、困ってしまう。

さらに、訳の分からない設定が勝手に付加されているのは如何なものか。
①サーファーのせいでジョニーの分子に変化を起きる。ここまでは理解できるが、ラストで、なぜ他人のパワーをジョニーだけのものにできるのだ。
自分のフレームパワーは他人に移るのではないか。
4人のパワーを1人に集められるのであれば、他の3人の悩み(ベンは自己の容姿)を解決できるのではないか。

②サーファーの攻撃を受けると、ドゥームのように自分の傷が治るらしい。それが伏線となり、スーザンの傷を治すことに成功したと考えられるが、死んだ人間まで生き返らせるとは思えない。
スーザンが死んだようにみえるが、どうせサーファーが何かするのだろうというオチが即座に見えてくるので、盛り上がらない。
感動させようと思えば、できるシーンだが、それを放棄してしまっているのが残念だ。
結婚式のことや、将来の二人の夢を大いに語って、涙を誘うのが常ではないか。

③悪役が復活するのは、ヒーロー物の常である。
しかし、「X-MEN」のマグニート、「パイレーツオブカリビアン」のバルボッサなど異なり、本作は面白みに欠ける。
100%裏切るのが分かるドゥームと瞬間的に手を組んでも面白みに欠ける。
そもそも、奴は何をしたかったんだ。
人類を憎んでいるから、地球を破壊に導きたいなど、彼のビジョンが見えてこない。
パワーを手に入れて、遊んでいる子ども並の描き方だ。

それぞれアイディア自体は悪くないが、面白そうだからと起用されただけで、一本のロジカルなストーリーとして作用していないのがもったいない理由だ。
重厚感や奥深さがなく、軽めの仕上がりと感じてしまう。
副タイトルの“銀河の危機”を感じられる仕上がりにしてもらいたいものだ。


前作のエンドクレジット中に流れる曲の中に「オレンジレンジ」の「キリキリマイ」が起用されたように、本作の関係者は非常に日本が大好きなようだ。
どこかの惑星崩壊後の冒頭に駿河湾が登場し、ラストでも日本が舞台になっている。
イメージはどこかおかしいと思われるものだったが、本作の見所の一つではないか。

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2007年7月クールドラマ視聴率結果(第十一話)

順位  タイトル      初回  最新話 前話との対比  平均(予想平均)結果
1位「花ざかりの君たちへ」 15.9%  21.0%(▲1.5%)  17.0%(17.0%)◎
2位「山田太郎ものがたり」 17.4%  17.9%(▲1.6%)  15.2%(10.5%)×
3位「 ファースト・キス  」  19.7%  12.4%(▽0.8%)  14.1%(17.5%)×
4位「パパムスメの7日間」 14.0%  14.5%(▲2.6%)  13.9%(14.0%)◎
5位「  ホタルノヒカリ  」  17.3%  15.3%(▲0.6%)  13.6%(12.0%)△
6位「 ライフ~ LIFE ~ 」  11.0%   17.4%(▲3.2%)  12.2%(9.0%)×
7位「 山おんな壁おんな 」 14.1%  11.1%(▽1.9%)  12.1%(11.5%) ○
8位「  女帝 (じょてい) 」  12.4%  15.5%(▲1.5%)  11.6%(8.5%)×
9位「 探 偵 学 園 Q 」 12.4%  11.7%(▲1.1%)  11.1%(13.0%)△
10位「地獄沙汰もヨメ次第」 13.7%  10.3%(▲0.4%)  10.3%(10.0%) ◎
11位「 受 験 の 神 様 」 14.7%   11.7%(▲0.2%)  9.4%(12.5%)×
12位「  菊次郎 と さき  」 10.9%    9.0%(▲0.2%)   9.3%(13.5%)×
13位「牛に願いを/L&F 」  10.2%  10.4%(▲3.3%)   8.7%(15.5%)×
14位「 ス シ 王 子! 」  8.8%  7.9%(▽0.4%)   7.5%(12.0%)×
15位「  肩ごし の 恋人  」 10.2%   7.2%(▲0.7%)   7.4%(12.0%)×

予想の結果を以下のとおりと考えたい。
◎…0.5%前後以内の乖離 (3コ)
○…1.0%前後以内の乖離 (1コ)
▲…1.5%前後以内の乖離 (0コ)
△…2.0%前後以内の乖離 (2コ)
×…2.0%以上の乖離   (9コ)
「花ざかりの君たちへ」など、ピンポイントでヒットしているものがあるが、多くは的外れな結果に終わってしまった。
大いに反省を強いられることとなった。
予想の難しさを実感するとともに、今回の反省を次回の予想に活かしていきたい。

最終回素晴らしい視聴率を獲得した「ライフ」が最終回振るわなかった「山おんな壁おんな」を抜き、6位にまで浮上した。
初回視聴率11位の作品がここまで上昇するというのは、凄いものだ。

また、最近好調の「受験の神様」が「菊次郎とさき」を抜き、11位に浮上した。
「花ざかりの君たちへ」「ライフ」などが好調なラストを迎えるものの、「ファースト・キス」が悲惨な末路を辿り、明暗が分かれたのも特徴だ。

1位:「花ざかりの君たちへ」平均視聴率17.0%(放送前予想17.0%)
15.9%→16.8%→16.5%→16.6%→15.3%→14.7%→14.7%→17.5%→18.2%→17.8%→19.5%→21.0%<終了>
今クールのいずれのドラマのいずれの回も視聴率が20%を超えていなかったが、本ドラマの最終回によって、駄目クールの汚名を着ずに済んだ。
「華麗なる一族」「花より男子2」「ハケンの品格」と高視聴率が続いた2007年1月クールのドラマだったが、4月クール・7月クールは全く振るわず、一気に冷え込んでしまっている。
視聴者が望む企画・キャスティングをもっと真剣に検討してもらいたいものだ。

ただ、本ドラマは、最終回の視聴率が21.0%、平均視聴率が17%を超えたことで、大成功を収めたとジャッジしてよいのではないか。
平均21.7%の「花より男子2」と比べると、大きく差は付けられており、「プロポーズ大作戦」の平均17.3%にも負けているものの、大きな話題にもなり、2時間最終回スペシャルをいい数字で乗り切ったことで、十分健闘したといえる。
結局、一話も見なかったが、クールを代表するドラマとして、誇っていいだろう。

常々、ライバルとして紹介していた平均16.9%の「野ブタ。をプロデュース」との勝負にも、怒涛の追い込みで、僅差で勝利することができた。
堀北真希も、「鉄板少女アカネ!!」が8.7%、「生徒諸君!」が7.6%と二連敗を喫していたが、なんとか復活となっただろうか。
ただ、「アルゼンチンババア」「恋する日曜日 私。恋した」といった映画では振るっているわけではない。
今回の高視聴率も、堀北真希が最大の原動力とはいえないだろう。
そう思わせないためにも、同程度の視聴率を次作に期待したいところだ。

小栗旬は、「電車男」「花より男子」に続き、大ヒットとなった。
映画でも「キサラギ」がヒットしており、なかなか出演作のチョイスに優れている。
「コナン」の実写版スペシャルドラマが控えているが、真価を問われるのは、非アニメ作品のオリジナル脚本で主演した際の視聴率だろう。

放送前の平均視聴率予想も的中したが、自分の思い描いた視聴率の動きとは異なるものであり、偶然に過ぎない。
他の予想がボロボロなので、一つ二つ的中しただけでは、喜べる状況ではない。

2位:「山田太郎ものがたり」 平均視聴率15.2%(放送前予想10.5%)
17.4%→15.9%→16.5%→13.7%→15.4%→11.1%→13.6%→14.6%→16.3%→17.9%<終了>
自身最高視聴率をマークして、幕を閉じるという好成績を収めた。
平均視聴率も15%台に乗せ、十分合格点といえる内容だ。
3週前に「恐らく15→17%程度と推移して、フィニッシュするのではないか」と書いており、比較的予想の範疇内の結果となった。
予想を大きく超えた「花ざかりの君たちへ」「ライフ」「女帝」とはこの点で異なる。

放送前の予想平均視聴率は大きく外した。
二宮和也、山下智久主演の03年「Stand Up!!」が10.2%
岡田准一、櫻井翔出演の02年「木更津キャッツアイ」が10.1%
同枠ドラマの直近の田中聖主演の「特急田中3号」が8.8%
今クールも堂本光一、中丸雄一主演の「スシ王子!」が7.5%
と低迷していたため、あまり高めの予想をすることができなかった。
しかし、「嵐」として著しい成長があり、4~5年前の水準と同視すべきではなかった。
人気のあるマンガが原作というのも、高視聴率の一因でもあっただろう。
今後は、過去の実績に現在の人気を上手く加味させて、予想を組み立てたい。

3位:「ファースト・キス」平均視聴率14.1%(放送前予想17.5%)
19.7%→13.2%→15.2%→15.8%→13.1%→11.1%→12.8%→14.6%→13.8%→13.2%→12.4%<終了>
自身2番目に低い視聴率で幕を閉じてしまった。
6話目の11.1%はお盆だったことから、実質最低視聴率でフィニッシュしたといっていい。
今週は三連休のため、むしろ視聴率を取りやすかったのではないか。
それにも関わらず、これほど低い数字を取ってしまったことに対して、「悲惨」という一言しか出てこない。
よほど視聴者から嫌われてしまったのだろう。
月9ドラマがここまでの低視聴率でフィニッシュしたことはあっただろうか。
月9で一番視聴率が低いといわれる「東京ラブシネマ」ですら、最終回は12.8%あった。
よくよく調べてみると、98年7月クールの「ボーイハント」の最終回が11.1%だったようであり、10年ぶりの記録となる。
ここ数回の低視聴率により、「サプリ」「不機嫌なジーン」を抜き、04年以降の月9ドラマにおいては、「東京湾景」に次ぐ2番目に低い視聴率となってしまった。

伊藤英明は「孤独の賭け」に続き、大惨敗を喫したことから、もう主演男優としてはアウトのような気がする。
たまたま「海猿」が大ヒットしただけで、人気はほとんどないのではないか。
現在公開されている主演映画「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」も好評というわけではない。

井上真央にも同様のことが言える。
人気があったのは「花より男子」そのものや「F4」であり、彼女自身に極めて高い人気があったわけではなかった。
「ゲゲゲの鬼太郎」でヒットを飛ばしたものの、「怪談」ではコケてしまっている。
人気が安定してないこの二人では、この結果もやむを得なかったのかもしれない。

一話も見ていないので、よく分からないが、視聴率の動きからすると、まったく面白くないのだろう。
「白い巨塔」「GOOD LUCK!!」「エンジン」「14才の母」で知られる井上由美子の脚本だったが、「GOOD LUCK!!」「エンジン」程度の脚本ならば、視聴者が離れていっても文句は言えまい。
後出し的で申し訳ないが、放送前にはそれほど高い視聴率は取れそうもないと感じたが、「月9」という看板があり、ハズレがない有名脚本家が起用され、勢いがあり、人気があると思われた若手女優が主演するという状況にあり、他に面白そうなドラマがないことによって「月9」に視聴者が集中するのではないかとも考えたために高めの予想をしたが、読み違えたようだ。
もうちょっと、直感に頼ってもよかったかもしれない。

【参考】
月9で平均視聴率15%以下のドラマは以下のとおり。
○「東京タワー」(平均14.9%)
14.2→15.6→14.9→16.0→13.9→12.9→14.8→14.4→15.4→14.2→18.1%
○「サプリ」(平均14.2%)
17.9→13.0→14.4→12.2→13.9→12.7→14.4→16.3→13.8→12.7→15.3%
○「不機嫌なジーン」(平均14.2%)
18.2→15.7→13.5→13.7→14.2→14.4→12.7→15.6→12.0→12.8→13.3%
○「東京湾景」(平均13.8%)
17.7→14.3→13.5→13.3→12.3→13.1→13.8→13.9→10.2→13.7→16.3%

4位:「パパとムスメの7日間」 平均視聴率13.9%(放送前予想14.0%)
14.0%→12.8%→13.1%→14.1%→16.7%→11.9%→14.5%<終了>

5位:「ホタルノヒカリ」平均視聴率13.6%(放送前予想12.0%)
17.3%→15.2%→10.6%→13.4%→12.5%→11.3%→13.5%→12.1%→14.7%→15.3% <終了>

6位:「ライフ」 平均視聴率12.2%(放送前予想9.0%)
11.0%→11.7%→10.9%→10.9%→10.0%→11.7%→9.4%→12.4%→14.2%→14.2%→17.4%<終了>
初回比では、58.2%の増加という信じられない結果となった(「女王の教室」は初回14.4%、最終回25.3%で増加率75.7%だった)。
07年1月クールの「特命係長・只野仁」の最終回17.0%を抜き、この時間帯の歴代トップの視聴率を獲得したのではないだろうか(未調査)。
ラストは、15%程度取るとは思ったが、まさか17%まで伸ばすとは思わなかった。
「ライアーゲーム」以上の成功を収め、この枠の次作への期待も一層高まった。
それにしても、この土曜日23時の新枠設置は予想以上に当たっている。
なかなかフジテレビも策士だ。
次回は「SP(エスピー)」となる。
こちらもかなり期待できそうだが、岡田准一や堤真一という一線級を投入するのならば、火曜日か木曜日の通常枠でもよいのではないか。
この時間帯ならではの企画を視聴者は待っているのだと思う。

7位:「山おんな壁おんな」平均視聴率 12.1%(放送前予想11.5%)
14.1%→13.5%→12.1%→12.7%→11.3%→11.4%→11.1%→11.7%→12.3%→11.3%→13.0%→11.1%<終了>
終盤を迎えて、盛り上がってきたように見えたが、自身最低視聴率タイで終了してしまった。
二宮主演のスペシャルドラマ「マラソン」(視聴率15.2%)が放映されたのも影響したのだろうが、ラストへの盛り上がりのなさが感じられる。
結局、12話中6話が視聴率11%台と低迷してしまった。

平均視聴率は12.1%に終わり、伊東が主演した「めぞん一刻」の視聴率と同じとなってしまった。
彼女の今の限界がこの辺りといえそうだ。
完全にピークが過ぎたように思われる。
そろそろ方向展開(今回が方向転換だった気もするが)しないと、さらに視聴率が落ちていきそうだ。

<参考>伊東美咲が主演を務めたドラマは以下のとおり。
07年5月「めぞん一刻」12.1%
06年7月「サプリ」14.2%
05年10月「危険なアネキ」18.8%
05年7月「電車男」21.0%
04年10月「ホットマン2」10.4%
03年7月「クニミツの政」9.9%
02年10月「逮捕しちゃうぞ」9.1%

8位:「女帝」 平均視聴率 11.6%(放送前予想8.5%)
12.4%→11.9%→10.9%→10.7%→8.9%→9.4%→11.5%→10.5%→14.0%→15.5%<終了>
今クールのドラマの最終回においては、4番目の成績で幕を閉じた。
加藤ローサの初主演で、この結果は立派の一言。
平均視聴率自体は平凡かもしれないが、大いに評価できる視聴率の動きだった。
終盤の上昇は、よほど面白かったのだなと思わせる視聴率の動きをしたと言える。

06年以降のテレビ朝日ドラマ間の比較では、「特命係長・只野仁」のラスト17.0%には及ばないまでも、「けものみち」の14.5%、「帰ってきた時効警察」の13.5%、仲間由紀恵主演の「エラいところに嫁いでしまった!」の11.7%を凌ぐ最終回となった。

一度も見ていないので、成功の理由が分かりかねるところがあるが、昼ドラ的な面白みがあるということらしい。
工夫次第では、どんなドラマでも視聴者は付いてくるということを改めて実感させられた。
「月9」のように看板に驕(おご)るのではなく、視聴者の望むものを創った結果だろう。

9位:「探偵学園Q」平均視聴率 11.1%(放送前予想13.0%)
12.4%→10.9%→12.1%→10.3%→11.9%→9.6%→10.3%→10.4%→12.2%→10.6%→11.7%<終了>

10位:「地獄の沙汰もヨメ次第」 平均視聴率 10.3%(放送前予想10.0%)
13.7%→11.6%→10.7%→9.9%→8.0%→9.5%→9.0%→10.0%→9.9%→10.3%<終了>

11位:「受験の神様」
14.7%→9.3%→7.1%→7.8%→6.2%→8.3%→7.6%→11.5%→11.7%
一時期の低迷を覆し、11%台で安定したようだ。
こちらも「女帝」同様にストーリーが盛り上がっていると感じさせる視聴率の動きだ。
平均視聴率は9.4%まで上昇し、同枠ドラマの「演歌の女王」(平均9.1%)に勝つのは間違いないだろう。
最終回では6.8%以上取れば、平均9.1%には乗せることができる。
ただ、裏のフジテレビでは、掘北主演の法律スペシャルドラマの「出るトコ出ましょ!」が予定されているのが気がかりだが、最終回は11%後半から12%前半でフィニッシュできるのではないか。
成功とは言えないが、完全な失敗作にはならなかったとジャッジできそうだ。
成海璃子はクビの皮一枚繋がったか。

12位:「菊次郎とさき」 平均視聴率 9.3%(放送前予想13.5%)
10.9%→8.4%→9.5%→9.8%→9.6%→9.6%→8.6%→8.9%→8.7%→8.8%→9.0%<終了>

13位:「牛に願いを Love&Farm」平均視聴率 8.7%(放送前予想15.5%)
10.2%→10.4%→9.6%→9.1%→8.6%→6.5%→6.7%→8.2%→8.6%→7.1%→10.4%<終了>

14位:「スシ王子!」  平均視聴率 7.5%(放送前予想12.0%)
8.8%→7.3%→6.9%→5.9%→7.1%→8.1%→8.3%→7.9%<終了>
最終回の視聴率は、8話中4番目という結果に終わった。
このドラマを象徴するかのような中途半端な結果であった。
二桁に乗せれば、映画への弾みにはなるかと思ったが、その希望も潰(つい)えてしまったようだ。
04年以降の同枠ドラマにおいては、15作品中14位に終わっている(最下位は「アンナさんのおまめ」の7.2%)。
映画化に対するテレビ朝日の方針については、注目する必要がある。
ホームページも既にあり、撮影も進んでいるはずなので、公開されることはほぼ間違いないと思われるが、全国公開にするのか、限定縮小公開にするのかという方向性が問題となりそうだ。
また、公開断念という選択肢がまったくないのかなども気になる。
テレビで失敗しているだけに、強引に全国公開してさらに大きく失敗した場合、責任問題に発展しかねない案件だと思う。
さらに、堤幸彦監督の「包帯クラブ」も興行収入的に致命的な失策となっているだけに、大きな決断を迫られそうだ。

15位:「肩ごしの恋人」平均視聴率 7.4%(放送前予想12.0%)
10.2%→8.8%→7.5%→6.8%→6.3%→7.3%→6.3%→6.5%→7.2%<終了>

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国内映画興行収入ランキング(9月3週目) 【映画】

(注意)興行収入の数字は暫定のものです。ご了承ください。
今週は3連休でしたが、数値は土日のみのものです。
月曜日の成績は含まれておりません。

2本の新作がランクインしたため、8週目で「レミーのおいしいレストラン」、4週目で「TAXi(4)」が圏外へ消えた。

1位:「HERO」(2週目)
【個人予想】 80億円 【配給会社期待値】 100億円以上
8.2億円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは29.8億円を突破した。
1週間の伸びは19.8億円程度だろうか。
月曜日を含めると、33億95百万円になったという報道もある。

「海猿」の71.0億円を超えることが最低限のノルマと考えられる。
「海猿」 9.7→23.5→35.5→45.1→52.8→58.3→62.5→65.3→?→68.5億円
「HERO」10.1→29.8億円
「海賊」19.4→44.0→61.4→74.5→83.7→90.9→96.2→99.3→102.5→105.1億円
「海猿」のペースでいくと90億円は堅いが、「パイレーツオブカリビアン」のペースでいくと75億円程度となる。
また、52億円の興行収入だった「デスノート/the Last name」の2週目終了時点での興行収入は22.8億円であり、初動タイプだとすると期待外れな結果にもなりかねないところだ。
今後の伸びに注目したい。

2位「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」(3週目)
【個人予想】 7億円 【配給会社期待値】 10億円
1.5億円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは10.3億円を突破した。
1週間の伸びは3.1億円程度だろうか。
配給会社の目標だった10億円を3週でクリアした。
当然リピーターを期待できるので、まだまだ伸ばすだろう。
少なくともあと5億円以上上乗せは余裕と思われるので、「クレヨンしんちゃん」の15.4億円を抜くだろう。
その上のレベルは「コナン」の25.3億円となるが、これはさすがに厳しいか。

3位「Life 天国で君に逢えたら」(4週目)
【個人予想】 6~8億円
9.9千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは12.2億円突破を目前としている。
1週間の伸びは2.3億円程度だろうか。
月曜日を含めると、12.8億円と伝えられている。

4週目終了時点では「東京タワー」の13.3億円に次ぐ成績を収めている。
「東京タワー」は19億円稼いでいるので、「Life 天国で君に逢えたら」も近い数字にはなりそうである。
ざっくりした計算をすると、9月29日から「クローズド・ノート」が公開されるため、勝負になるのは1週ちょっとなる。
今週3.0億円(月曜日含む)+来週1.0億円(月曜日含む)+ムーブオーバー2.5億円=6.5億円程度だろうか。
18億円程度がフィニッシュラインとなりそうだ。
実話モノの感動作は稼げることを証明したので、来年後半辺りにこういった企画が増えそうだ。

4位「ミス・ポター」(1週目)
8.5千万円程度のオープニングを飾った。
順位は良いようにみえるが、「ゾディアック」の8千万円、「ラブソングができるまで」の7.2千万円を超える程度であり、それほど良いオープニングではない。
「ゾディアック」が5億円程度なので、「ミス・ポター」も同程度ではないか。
アメリカでは拡大公開されておらず、それほど稼げるネタでもないだろう。

5位「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(9週目)
【個人予想】 95億円 【配給会社期待値】 150億円
【参考】01年冬「賢者の石」203億円、02年冬「秘密の部屋」180億円、04年夏「アズカバンの囚人」135億円、05年冬「炎のゴブレット」110億円

7.9千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは90.4億円突破を目前としている。
1週間の伸びは1.4億円程度だろうか。
いよいよ勢いが無くなってきた。
100億円突破は完全にアウトだ。
あと何週公開するか分からないが、95億円突破も怪しくなってきた。
(週目)「ア囚人」「炎のゴ」「不死鳥」「海賊終」
1週目  013    017    23   019
2週目  042    036    39   044
3週目  059    050    52   061
4週目  071    059    63   075
5週目  085    070    79   084
6週目  095    -     82   091
7週目  102     096    87   096
8週目  116     101     89   099
9週目  119     103     90   103
10週目  124    105     -   105
11週目  129    108     -   106
トータル 135億円   110億円   -   107億円

6位「オーシャンズ13」(6週目)
【個人予想】 30億円
【参考】02年「11」70億円、05年「12」36億円
6.3千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは29.6億円突破を目前としている。
1週間の伸びは1.5億円程度だろうか。
「オーシャンズ12」6.9→15.7→21.7→27.2→30.4→32.9億円
「オーシャンズ13」6.0→17.6→22.3→26.0→28.1→29.6億円
4週目で「12」に逆転されてしまい、そのまま差を広げられている。
この割合で計算すると、32億円程度がフィニッシュラインとなるだろうか。
ざっくりとした計算をすると、「幸せのレシピ」が公開される9月29日までの1週間ちょっとが勝負になる。
今週1.5億円+来週0.5億円+ムーブオーバー1.5億円=3.5億円と考えると、確かに33億円程度となりそうだ。

7位「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」(1週目)
6.3千万円程度のオープニングを飾った。
現在4億円稼いでいる「怪談」のオープニング6.6千万円以下であり、「大帝の剣」のオープニング6.0千万円よりマシというレベル。
一言でいえば、大コケといっていい。
見ていないのでなんとも言えないが、一般受けするような映画ではないらしい。
奇抜すぎて、観客が付いてこなかったのだろう。
さらに、ドラマで大コケ連発の伊藤英明が主演では、期待する方が酷だったかもしれない。

8位「トランスフォーマー」(7週目)
【個人予想】 45億円  【配給会社期待値】 70億円
5.7千万円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは38.4億円を突破した。
1週間の伸びは1.2億円程度だろうか。
9月21日の金曜日に「ファンタスティック・フォー」に劇場を譲り渡すため、そろそろお役御免となる。
今週0.8億円+ムーブオーバー2.0億円と考えると、41億円程度がフィニッシュラインだろうか。
この夏の争いでは、「ダイハード4.0」「レミーのおいしいレストラン」には勝利することはできた。

9位「釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束」(2週目)
【個人予想】 4億円
6.3千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは2.3億円突破を目前としている。
1週間の伸びは1.3億円程度だろうか。
月曜日を含めると、2.6億円弱と伝えられている。
去年の「釣りバカ」の2週目終了時点の成績は1.8億円、おととしの2週目終了時点の成績は3億円となっている。
メチャクチャ良いというわけではないが、それほど悪くもないようだ。

10位「ラッシュアワー3」(4週目)
【個人予想】 8~10億円
【参考】 02年 17億円
4.6千万円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは8.2億円を突破した。
1週間の伸びは1.0億円程度だろうか。
4週目終了時点での成績は、「デジャブ」の7.6億円(最終8.7億円)、「ブラッド・ダイヤモンド」の7.5億円(最終10億円)を上回っている。
ただ、勢いはほとんどないため、10億円程度がやはりフィニッシュラインではないか。


今週「包帯クラブ」という東映作品が204スクリーンで公開されたが、ランク入りすらできず、13位に終わったようだ。
オープニングは3千万円程度であり、今年大コケした東映作品「Dear Friends」の4.3千万円のオープニングを大きく下回った。
130館程度で公開された06年の「スケバン刑事」ですら、3.3千万円のオープニングがあった。
06年の「アキハバラ@DEEP」と比較したかったが、データがなかった。

作品は好評だと聞いているが、どこに問題があったのだろうか。
観ていないが問題点を挙げると、①柳楽優弥に主演男優としての成長に欠ける、②石原さとみには映画の主演女優として実績がない、③内容がよく分からない
といったところか。

柳楽優弥は「星になった少年」で23億円ものヒットを飛ばしたが、大人になって魅力が欠けてきた気がする。
気持ちの悪いエセ関西弁や空回りのテンションの高さもマイナスだったのではないか。

また、内容は感動モノの青春ストーリーだと思うが、よく分からないのがネックだ。
“包帯”というアイテムがどのようにストーリーに活きてくるのかが、観ようと思う者に対して訴えてこない。
「Life 天国で君に逢えたら」と異なり、“感動”がストレートに伝わってこないのが問題か。
これで、堤幸彦は「大帝の剣」(東映作品)に続き、2連続の大失敗となった。
ドラマの「スシ王子!」も視聴率は低迷し、「TRICK」の威光もこれまでか(「明日の記憶」の22億円というヒットもあるが)。


次週ランキング入りが予想されるのは、「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」と「アーサーとミニモイの不思議な国」の2本だが、どちらもそれほど稼げないだろう。

05年に公開された「ファンタスティック・フォー:超能力ユニット」は10.1億円の興行収入となっている。
日本で人気のあるシリーズでもなく、馴染みのある役者が出演しているわけでもない。
今回登場するシルヴァーサーファーに興味のある人もそれほどいるはずもなく、前作を超えることはないだろう。
1割減の9億円といったところではないか。
すでに有楽町の日劇1では、ロバート・デ・ニーロ監督の「グッド・シェパード」の公開が10月20日に決まっている(11月10日からは「ボーン・アルティメイタム」)ので、勝負になるのは4週となる。

「アーサーとミニモイの不思議な国」は、リュック・ベッソン最後の監督作品となるが、子ども向き過ぎるところがあり、「レミーのおいしいレストラン」のようには稼げまい。
厳密に言うとフランス製であるが、アメリカの他のアニメ作品同様に10億円前後が落ち着きどころではないか。
ただ、作品に魅力が欠けるところがあり、こちらも9億円といったところか。
先行公開された分、チャートでは上位で登場するかもしれないが。

予想順位(今週) 自己評価 タイトル(主な公開劇場)
1(1) ▲「HERO」(日比谷スカラ座)
2(-) △「アーサーとミニモイの不思議な国」(丸の内プラゼール)
3(-) ○「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」(日劇PLEX1)
4(2) ▲「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」(新宿MILANO1)
5(3) ×「Life 天国で君に逢えたら」(日劇PLEX2)
6(4) △「ミス・ポター」(日劇PLEX3)
7(5) ×「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(ルーブル丸の内)
8(7) △「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」(丸の内TOEI2)
9(6) 済「オーシャンズ13」(丸の内ピカデリー1)
10(9) ×「釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束」(丸の内ピカデリー2)

[個人評価]
◎ 絶対観たい作品
○ できれば観たい作品
▲ DVDか映画サービスデイだったら観たい作品
△ 映画館では観ないけどDVDだったら観るかもしれない作品
× 一度も観ることはないでしょうの作品
済 鑑賞済み作品

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全米映画興行収入ランキング(9月第3週目) 【映画】

順位(先週)公開週 タイトル (公開館数) 興行収入 (トータル収入)
1(-)1週目「The Brave One」  (2755館)$13,471,488($13,471,488)
2(1)2週目「3:10 to Yuma」    (2667館)$8,930,889($28,330,228)
3(-)1週目「Mr. Woodcock」   (2231館)$8,761,369($8,761,369)
4(3)5週目「Superbad」      (2910館)$5,105,184($111,241,228)
5(-)1週目「D-War」       (2275館)$5,041,239($5,041,239)
6(2)3週目「Halloween」     (3051館)$4,867,522($51,120,587)
7(5)7週目「ボーン・アルティメイタム」   (2611館)$4,125,380($216,167,260)
8(6)3週目「Balls of Fury」   (2758館)$3,324,001($28,859,451)
9(7)6週目「ラッシュアワー3」   (2208館)$3,303,341($133,158,932)
10(8)4週目「Mr. Bean's Holiday」(1770館)$2,726,475($28,545,470)
(参考:IMDbのボックスオフィスチャート)

新作3本がラインクインしたため、2週目で「Shoot 'Em Up」、4週目で「The Nanny Diaries」、6週目で「スターダスト」が圏外へ消えた。

「Shoot 'Em Up」は先週4位から急降下して、現在10百万ドルとなっている。
しかし、評価は結構高い。
同様に「スターダスト」も評価は高いが、興行収入はかなり低い。
アメリカでも、評価と興行収入が結びつかず、日本と同じように派手さや安易さで映画が選択されているようだ。
予想は3千万ドルだったが、その半分程度だろうか。
評価の高い「トゥモロー・ワールド」でさせ稼げないクライブ・オーウェンなので、致し方ないか。

「The Nanny Diaries」は、現在24百万ドルとなっている。
予想は2千万ドルだったので、予想よりも若干健闘した気がする。
著名な原作ということで多少の上乗せがあったのかもしれない。

「スターダスト」は現在36百万ドルとなっている。
制作費が70百万ドルであり、予想は75百万ドルだったが、大きくコケてしまった。
こちらも人気のある原作ということだったが、コケた理由は、主役二人に華がなかったことではないか。
費用を節約するために新人のチャーリー・コックスを起用したが、彼には全然華がなく、スター性に欠けている。
また、流れ星役のクレア・デーンズは完全なミスキャストだろう。
評価は高いが、この二人では集客することはできなかったようだ。

新作は3本がラインクインした。
「The Brave One」
【監督】ニール・ジョーダン(「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」)
【主演】ジョディ・フォスター、テレンス・ハワード(「ハッスル&フロウ」でアカデミー賞主演男優賞ノミネート)
【内容】婚約者を殺された女性の復讐を描くサスペンス。
【アメリカ内の評価】そこそこ高い

「Mr. Woodcock」
【監督】Craig Gillespie(代表作特になし)
【主演】ビリー・ボブ・ソーントン、スーザン・サランドン、Seann William Scott
【内容】ハイスクール体育教師との再婚を阻止する子どもの奮闘を描く。
【アメリカ内の評価】普通

「D-War」
【監督】韓国人監督シム・ヒョンレ(「怪獣大合戦ヤンガリー」)
【主演】ジェイソン・ベア(「The Juon」)、Amanda Brooks(「フライトプラン」)、ロバート・フォスター(「ジャッキー・ブラウン」)
【内容】韓国の伝説に基づく謎の生き物の調査に乗り出すというストーリー。
【アメリカ内の評価】普通

主要な作品の動向は以下のとおり。
「Superbad」は、評価もかなり高く、引き続き上位に留まっている。
(週数)「40歳の」 「Knocked Up」 「Superbad」
1週目  021      031      031
2週目  049      066      069
3週目  069      090      092
4週目  072      109      103
5週目  082      122      111
6週目  091      132
7週目  097      138
トータル 109      149
製作費  026      030      20
しかし、勢いはかなり弱まり、「Knocked Up」に逆転されてしまった。
1億5千万ドルに迫る「Knocked Up」を超えるのは、もはや不可能か。
1億3千万ドル程度は稼げるとは思うが、この手の映画の代表格である01年の「American Pie 2」の145百万ドルを超えられないという結果になりそうだ。

「ボーン・アルティメイタム」も引き続き、評価が高い。
過去の作品の興行収入は以下の通りであり、大幅に増加している。
02年「ボーン・アイデンティティ」122百万ドル
04年「ボーン・スプレマシー」  176百万ドル
<年度>   02    04    07     (参考)
(週数) 「アイデン」「スプレマ」「アルティ」  「300」
1週目    027     053     070     071
2週目    054     099     132     129
3週目    073     125     164     162
4週目    089     140     185     180
5週目    099     150     202     193
6週目    107     158     210     201
7週目    110     164     216     205
トータル   122     176     000     211
製作費    060     075     110     065
勢いは少々弱まっているが、引き続き高い水準を維持している。
ついに「ダヴィンチ・コード」と並ぶところまできた。
「X‐MEN:ファイナル・ディシジョン」「宇宙戦争」の2億3千万ドルのレベルを狙いたいが、ちょっと厳しいところか。

「ラッシュアワー3」も引き続き粘っている。
過去の作品の興行収入は以下の通りとなっている。
98年の「ラッシュアワー」は141百万ドル
01年の「ラッシュアワー2」は226百万ドル
(週数)98年「1」 01年「2」 07年「3」「ダイハード4.0」
1週目   033     067     050     048
2週目   064     134     088     084
3週目   084     165     109     103
4週目   098     183     122     116
5週目   110     196     129     125
6週目   117     206     133     130
トータル  141     226     000     134
製作費   033     090     140     110
製作費を回収し、「1」を抜くのが最大の目標となるが、少々厳しいかもしれない。
しかし、「ダイハード4.0」や「M・IⅢ」のレベルに達しているのは評価したい。
最大の問題点は、高額の製作費だけであった。
まさか、2億ドル稼げると思ったのだろうか。

来週ランキング入りすると思われるのは、以下の3作品。
「バイオハザードⅢ」<アクションホラー>(公開規模2700館程度)
【監督】ラッセル・マルケイ(「エンド・オブ・ザ・ワールド」)
【主演】ミラ・ジョヴォヴィッチ、アリ・ラーター(「デッドコースター」)、オデッド・フェール(同シリーズ、「ハムナプトラ2」)
【内容】ネバダ砂漠からアラスカへ向かう最中でのUmbrella社との戦いを描く。
過去のシリーズは以下の通り。
02年の「Ⅰ」が40百万ドル、04年の「Ⅱ」が51百万ドルとなっている。
「Ⅰ」で監督を手掛けていたポール・W・S・アンダーソンは「Ⅱ」同様に、脚本にまわっている。監督の実績を踏まえると、「Ⅱ」を下回るのではないか。
「Ⅱ」の8割程度、「Ⅰ」と同程度の4千万ドルが落ち着きどころか。

「Good Luck Chuck」<ロマンティック・コメディー>(公開規模2500館程度)
【監督】マーク・ヘルフリッチ(初監督となるが、有名な編集マン)
【主演】Dane Cook(「Mr. Brooks」)、ジェシカ・アルバ、Dan Fogler(「Balls of Fury」)
【内容】好きな女性(アルバ)が他の男性に惹かれないようにと、奮闘するロマンティック・コメディー。
「Knocked Up」や「Superbad」ように稼げればよいが、それほど稼げる印象はない。
ジェシカ・アルバは人気があるように見えるが、ジャンルは異なるものの、ジェシカ・アルバとポール・ウォーカーが共演した05年の「イントゥー・ザ・ブルー」は、19百万ドルと低水準に終わった。
少々おまけして、25百万~3千万ドルというところか。

「Sydney White」<コメディー>(公開規模1900館程度)
【監督】Joe Nussbaum(代表作特になし)
【主演】アマンダ・バインズ(「ロイヤル・セブンティーン(03)」「She's the Man(06)」)
【内容】白雪姫を現代版にアレンジしたコメディー作品。
「ロイヤル・セブンティーン(03)」と「She's the Man(06)」がどちらも3千万ドル稼いでいるアマンダ・バインズが主演している。
しかし、あまり魅力も感じないので、興行収入の予想は、3千万ドルの7割程度の2千万ドルではないか。

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『スシ王子!』第八話(最終話)レビュー 【ドラマ】

「TRICK」の堤幸彦らしく、家族の絆をネタにキレイにまとめ上げて終了した。
初回・第二話のドイツ首相に通じるストーリーでもある、“技術”云々というのも非常に大事なことだが、やはり食べる人の気持ちが第一と思わせる内容でもあった。

毎回、旅の終わり間際に登場する「あーそう」の正体がリリー師匠だったことが唯一の驚きだったが、アトヅケというか、本ストーリーにまるで活きていないので、あまり評価はできない。
司を影で見守り、支えるキャラクターという存在ではなく、単に邪魔していただけでは、あまり意味はないのではないか。
こういうオチの付け方はあまり好きではない。
司を影で支える謎のキャラクターという存在ならば、もっと視聴者の関心が高まる面白いキャラクターになったのではないか。

また、全般的に消化不良と感じられる内容となってしまった。
・父親の死の真相
・母親が心を閉ざした理由
・双子が離れ離れとなった理由
・一柳の総長が米寿を憎む理由
・河太郎がスパイになった経緯やティダ寿司で修行していた理由
・カンヌンキギダキの精神
・自然流の極意と習得 
・ウオノメ症候群の克服  など

全てきちんと描かれているといえば描かれているが、釈然としない部分が多い。
・母さよりに宮古島の寿司を食わせたいと思ったから、父親は危険な漁に出た
・母さよりがヒロシの手を握っていたから、ヒロシを連れてきた
・店を一店舗任せるという約束があったから河太郎は司を裏切った
というように、奥深さや論理性がまるでなく、安易すぎる部分が多い。

このドラマは全体的に脚本が甘すぎると思う。
堤幸彦の世界観を「佃典彦」という脚本家が上手く広げることができず、逆に世界観を矮小してしまっている気がする。

ドラマ放送前に映画化をぶちまけるほどの自信作だったようだが、人選を見誤ったのではないか。
堤幸彦の世界観自体はそれほど嫌いなものではなかったし、アプローチを上手く丁寧に行えば、これほどまで内容が平凡で、視聴率が低迷することはなかったと思う。

①堂本光一の久々の主演作
②寿司を題材とした料理の対決モノ
③次々と襲い掛かる曲者の刺客
④様々な漁港での過酷な修行
⑤修行のために訪れる街でのヒロインとの恋や猛者たちとの出会い

どう考えても、それほどつまらなくなるはずはない題材であった。
最大の問題は、「対決」が盛り上がらなかったことにあるのではないか。
全くといっていいほど緊張感やドキドキ感が得られない。
「こんな相手にどうやって勝てというのか!」という絶望感もなければ、強敵相手に奇想天外な方法で勝つという驚きや爽快感が得られない。

また、“技術”に頼るのではないということをテーマに掲げながら、CGなどの“技術”で逃げてしまっているのでタチが一層悪い。

「対決」が盛り上がらないから、「修行」も盛り上がらない。
「修行」が盛り上がらないから、各地の猛者やヒロインとの出会いも盛り上がらないという悪循環を辿ってしまっている。

さらに、「ウオノメ症候群」の使い方がイマイチ不味かったような気がする。
司の欠点ではあるものの、「スシ対決」における欠点らしくもならず、逆に長所にもならなかった。
「アクション」にも上手く活かせられたといえば、そうでもなかった気がする。

「ウオノメ症候群」を「DEATH NOTE」における「死神の目」のような諸刃の剣のような上手いアイディアにはならなかっただろうか。
例えば、「ウオノメ症候群」に陥ったときは、何かを代償にしてスシの技能が上がるというような。

本当にこの程度の内容で映画公開できるのだろうか?
映画化されれば、いつかは見るだろうが、ギリギリDVDレンタルが限界だと感じている。
舞台がアメリカということで、ハリウッド俳優でも出演すれば別だが、金を出して見られる代物ではなさそうだ。
映画などとカッコ付けずに2時間スペシャルドラマで十分ではないだろうか。
「アンフェア」「HERO」「西遊記」「花より男子」「クロサギ」など、「ドラマ→映画」の流れに乗り遅れまいとするテレビ朝日の方針だとは思うが、方針よりもコンテンツが問題であり、徒に赤字を生むだけのような気もする。
「TRICK」の映画化で儲けて、味を占めてしまったか。

『スシ王子!』総合評価 3.5点(10点満点中)

テーマ:スシ王子! - ジャンル:テレビ・ラジオ

2007年7月クールドラマ視聴率結果(第十話)

順位  タイトル      初回  最新話 前話との対比  平均(予想平均)
1位「花ざかりの君たちへ」 15.9%  19.5%(▲1.7%)  16.7%(17.0%)
2位「山田太郎ものがたり」 17.4%  16.3%(▲1.7%)  14.9%(10.5%)
3位「 ファースト・キス  」  19.7%  13.2%(▽0.6%)  14.3%(17.5%)
4位「パパムスメの7日間」 14.0%  14.5%(▲2.6%)  13.9%(14.0%)
5位「  ホタルノヒカリ  」  17.3%  15.3%(▲0.6%)  13.6%(12.0%)
6位「 山おんな壁おんな 」 14.1%  13.0%(▲1.7%)  12.2%(11.5%)
7位「 ライフ~ LIFE ~ 」  11.0%   14.2%(±0.0%)  11.6%(9.0%)
8位「  女帝 (じょてい) 」  12.4%  14.0%(▲3.5%)  11.1%(8.5%)
9位「 探 偵 学 園 Q 」 12.4%  11.7%(▲1.1%)  11.1%(13.0%)
10位「地獄沙汰もヨメ次第」 13.7%   10.3%(▲0.4%)  10.3%(10.0%)
11位「  菊次郎 と さき  」 10.9%    9.0%(▲0.2%)   9.3%(13.5%)
12位「 受 験 の 神 様 」 14.7%   11.5%(▲3.9%)  9.1%(12.5%)
13位「牛に願いを/L&F 」  10.2%  10.4%(▲3.3%)   8.7%(15.5%)
14位「 ス シ 王 子! 」  8.8%  8.3%(▲0.2%)   7.5%(12.0%)
15位「  肩ごし の 恋人  」 10.2%   7.2%(▲0.7%)   7.4%(12.0%)

月9ドラマの最新視聴率を上回る、14.0%という視聴率を獲得した「女帝」が8位に浮上し、視聴率が安定してきた「スシ王子!」が最下位を脱した。

終盤やラストを迎え、「ファースト・キス」以外の全てのドラマの視聴率が向上している。
「ファースト・キス」がいかに盛り上がりを欠き、視聴者から好まれていないかがよく分かるデータだ。

また、「女帝」「受験の神様」「牛に願いを」が前話との比較で3%を超える上昇を見せているのが不思議だ。
「牛に願いを」は最終回なので、理解はできるが、「受験の神様」の急上昇は理解に苦しむ。


1位:「花ざかりの君たちへ」
15.9%→16.8%→16.5%→16.6%→15.3%→14.7%→14.7%→17.5%→18.2%→17.8%→19.5%
自身最高視聴率を更新した。
2時間のスペシャル版でラストを迎え、20%超えを目指すこととなった。
2週前に「残り3回は18→19→20%程度と推移していくのではないか」と書いたが、2週前の予想は間違ってなかったようだ。
10話で18%を割ったことで消極的となり、「残り2回の動きは18→19%後半というところか」と先週書いたのが悔やまれる。

平均16.9%の「野ブタ。をプロデュース」との勝負は、ラスト「花ざかりの君たちへ」が19.3%を叩けば勝てるということとなった。
どちらが勝つのかはかなり微妙となるが、この勝負は楽しみとなった。
2時間スペシャル版という強気の戦略が吉と出るのか、凶と出るのだろうか。

2位:「山田太郎ものがたり」
17.4%→15.9%→16.5%→13.7%→15.4%→11.1%→13.6%→14.6%→16.3%
自身3番目に高い視聴率を獲得した。
終盤に向けての盛り上がりを見せているが、「花ざかりの君たちへ」のような爆発的な人気は獲得できなかった。
2週前に「恐らく15→17%程度と推移して、フィニッシュするのではないか」と書いたが、予想よりも若干高い視聴率を獲得している。
この分でいくと、ラストは17%以上を期待できよう。

平均視聴率14.2%の「バンビ~ノ!」には完全に勝利し、残るは平均視聴率を15%台に乗せるだけになりそうだ。
ラストで15.5%を獲得すれば、平均視聴率15.0%となる。
これはさすがに楽にクリアできるだろう。
平均視聴率15.0%のドラマというと、最近では「東京タワー」が14.9%だった。
月9ドラマに勝てたのは大きいか。

3位:「ファースト・キス」
19.7%→13.2%→15.2%→15.8%→13.1%→11.1%→12.8%→14.6%→13.8%→13.2%
この視聴率の動きは酷いの一言に尽きる。
最終回前に関わらず、どんどん視聴率を下落していっている。
ストーリーがよほど詰まらないのだろう。
有名脚本家と伸び盛りの若手女優の組み合わせは完全に失敗したといっていい。

先週「残り2回は14→16%程度でフィニッシュと変更したい」と低めの予想をさらに低く修正したのに、その予想を超えるほど低い数字を取るとは・・・。
ラストは15%台半ばから16%前半といったところか。
「サプリ」「不機嫌なジーン」に匹敵する終盤の盛り下がりを感じさせる。

月9で平均視聴率15%以下のドラマは以下のとおり。
○「東京タワー」(平均14.9%)
14.2→15.6→14.9→16.0→13.9→12.9→14.8→14.4→15.4→14.2→18.1%
○「サプリ」(平均14.2%)
17.9→13.0→14.4→12.2→13.9→12.7→14.4→16.3→13.8→12.7→15.3%
○「不機嫌なジーン」(平均14.2%)
18.2→15.7→13.5→13.7→14.2→14.4→12.7→15.6→12.0→12.8→13.3%
○「東京湾景」(平均13.8%)
17.7→14.3→13.5→13.3→12.3→13.1→13.8→13.9→10.2→13.7→16.3%

4位:「パパとムスメの7日間」 平均視聴率13.9%(放送前予想14.0%)
14.0%→12.8%→13.1%→14.1%→16.7%→11.9%→14.5%<終了>

5位:「ホタルノヒカリ」平均視聴率13.6%(放送前予想12.0%)
17.3%→15.2%→10.6%→13.4%→12.5%→11.3%→13.5%→12.1%→14.7%→15.3% <終了>
自身2番目に高い視聴率で幕を閉じた。
9話の14.7%程度の視聴率で幕を閉じると予想したが、予想よりも多少高い数字を獲得した。
安定度は足りなかったものの、綾瀬はるか主演作としては、そこそこ評価はできるのではないか。
最近の綾瀬出演ドラマは、「たったひとつの恋」が11.6%、「白夜行」が12.3%、「あいくるしい」が11.6%と低迷していた。
藤木直人にとっても「ギャルサー」の12.9%を超えたことは評価に値する。
低迷していた二人の主演にとって、12%台の壁を打ち破ったことは今後に繋がっていきそうだ。
この二人にとって12%台が壁となっていたので予想を12.0%に設定したが、「ひものおんな」という言葉を世に知らしめるなど、多少の共感を生んだのが良かったのではないか。

6位:「山おんな壁おんな」
14.1%→13.5%→12.1%→12.7%→11.3%→11.4%→11.1%→11.7%→12.3%→11.3%→13.0%
終盤を迎えて、盛り上がってきたのだろうか。
久々に13%台に戻してきた。
「残り3回となるが、11→12→12%程度で推移していくのではないか」と書いたが、予想を超えてきた。
裏の「肩ごしの恋人」が終わっていたのも、上昇の理由ではないか。
ラストはこれ以上下げないことが課題となるだろうが、今週は裏のTBSに二宮・松岡が出演する「マラソン」が予定されているので、苦戦しそうだ。
ラストの視聴率は13.0%前後といったところではないか。

<参考>伊東美咲が主演を務めたドラマは以下のとおり。
07年5月「めぞん一刻」12.1%
06年7月「サプリ」14.2%
05年10月「危険なアネキ」18.8%
05年7月「電車男」21.0%
04年10月「ホットマン2」10.4%
03年7月「クニミツの政」9.9%
02年10月「逮捕しちゃうぞ」9.1%

7位:「ライフ」
11.0%→11.7%→10.9%→10.9%→10.0%→11.7%→9.4%→12.4%→14.2%→14.2%
先週に引き続き、自身最高視聴率タイとなった。
あれほど盛り上がり、3時間のスペシャル版まで放送された平均11.4%の「ライアーゲーム」をあっさりと抜くとは思わなかった。
「残り3回は11→12→13%程度で推移して、フィニッシュすると予想したが、大きく予想を超えてきた。残り2回は14→15%という期待を掛けたい」と書いたが、ラストの視聴率はどうなるだろうか。楽しみである。

8位:「女帝」
12.4%→11.9%→10.9%→10.7%→8.9%→9.4%→11.5%→10.5%→14.0%
地味に盛り上がりを見せていたが、終盤を迎えて、ついに爆発した。
初回視聴率を大きく超えて、自身最高視聴率をマークした。
まさか月9ドラマよりも最新視聴率が高いドラマになるとは・・・。
「残り3回は10→10→12%程度で推移して、フィニッシュするのではないか」と書いたが、1週目の予想は当たったものの、2週目は予想を大幅に超えてきた。
ここまでの上昇は誰も予想できないだろう。
「受験の神様」の急上昇など、今週は不思議なことがよく起こるものだ。
ラストはこの14.0%を超えることが目標となるが、どうなるだろうか。

9位:「探偵学園Q」平均視聴率 11.1%(放送前予想13.0%)
12.4%→10.9%→12.1%→10.3%→11.9%→9.6%→10.3%→10.4%→12.2%→10.6%→11.7%<終了>
「ラストの視聴率は、11%後半から12%前半辺りだろうか」と先週書いたが、サプライズもなく、予想通りの結果で終了した。

単発のスペシャルドラマの視聴率が15.4%だったこともあり、ここまで低迷するネタではなかっただけに何かもったいない。
「受験の神様」と放送時間を交換していたら、この結果も少々変わってきたのではないか。
「セクシーボイスアンドロボ」と「探偵学園Q」といった子ども向けドラマを放送するには、火曜日22時は適していない。
次クールには赤西仁主演の「有閑倶楽部」が予定されている。
事件モノというスタンスには変化はないものの、今までとは異なり、多少視聴者層の年齢は高くなるだろうか。

10位:「地獄の沙汰もヨメ次第」 平均視聴率 10.3%(放送前予想10.0%)
13.7%→11.6%→10.7%→9.9%→8.0%→9.5%→9.0%→10.0%→9.9%→10.3%<終了>
「1話休止を挟んで、残り2話。9→10%程度と推移して、フィニッシュしそうだ」と書いたが、その通りとなった。
放送前の平均視聴率予想もばっちりと当たったのも嬉しいことだ。
盛り上がりは何も感じなかったが、混戦の木曜日ドラマとしては、比較的健闘していたのではないか。
「菊次郎とさき」「肩ごしの恋人」といったライバルには完勝した。
久々の江角マキコ主演作であったが、嫁姑モノという決して高い視聴率を取れないが、安定したジャンルだったのも大きいか。

嫁姑モノといえば、仲間由紀恵主演の07年1月クールの「エラいところに嫁いでしまった!」の平均12.7%だったので、視聴率的にはそれほど大きくは変わっていないという不思議な結果となった。

11位:「菊次郎とさき」 平均視聴率 9.3%(放送前予想13.5%)
10.9%→8.4%→9.5%→9.8%→9.6%→9.6%→8.6%→8.9%→8.7%→8.8%→9.0%<終了>
この5回ほどは恐ろしいほど安定はしていたが、盛り上がることなく終了してしまった。
「残り3回は、9→9→10%と推移して、フィニッシュとなるだろうか」と予想したが、8→8→9%という動きだった。
それほどズレた予想でもないが、期待は裏切られることとなった。

シリーズ第三・四弾というのは、視聴率的に下がりやすいのかもしれない。
「菊次郎とさき」    12.0%→14.9%→9.3%
「松本清張悪女シリーズ」15.4%→14.7%→9.4%
「金田一少年の事件簿」 23.9%→22.4%→13.7%
「ナースのお仕事」   17.2%→19.0%→19.2%→17.0%
「ショムニ」      21.5%→20.3%→16.3%
「サラリーマン金太郎」 19.0%→16.3%→15.5%→11.2%
「大奥」         14.2%→17.5%→15.7%
第三弾となると、単純に飽きられてくるのではないか。

なお、以下のような例外的なシリーズも存在する。
「TRICK」   7.9%→10.6%→15.6%
「特命係長・只野仁」12.0%→14.1%→14.4%
こちらは第一弾が爆発的な人気がなく、徐々に視聴者に面白みが広まっていった結果ではないか。

12位:「受験の神様」
14.7%→9.3%→7.1%→7.8%→6.2%→8.3%→7.6%→11.5%
何が起きるのか分からないのが視聴率だ。
今クールの視聴率の中でかなり衝撃を受けたほどの大上昇だ。
裏番組のテレ朝の「天国と地獄」が20.3%、フジの「SWAT」が11.2%という状況下にも関わらず、上昇する理由が分からない。
完全に終わっているドラマと思われたドラマが、ここまで上昇したことはあっただろうか。

まだ信じがたいが、もしかすると同枠ドラマの「演歌の女王」(平均9.1%)に勝てるかもしれない。
現在平均視聴率がほぼ同じであるため、残り2回ともに9.1%以上取ればよいはずだ。
次週以降のフジテレビは「世界柔道」「出るトコ出ましょ!(掘北主演の法律ドラマ)」となっており、無理な話でもなさそうだ。
成海璃子は主演女優として、可愛げもなく、魅力に欠けるため、ちょっと厳しいのかもしれないと思っていたが、「演歌の女王」に勝てば首の皮一枚繋がるかもしれない。

13位:「牛に願いを Love&Farm」平均視聴率 8.7%(放送前予想15.5%)
10.2%→10.4%→9.6%→9.1%→8.6%→6.5%→6.7%→8.2%→8.6%→7.1%→10.4%<終了>
自身最高視聴率タイで幕を閉じた。
なんとか最後の意地をみせたのではないか。
先週「ラストは8%台が限界だろう」と書いたが、大きく予想を超えてきたのは、評価できる。
しかし、04年以降のフジテレビドラマで「ダンドリ。」(平均9.0%)を抜き、単独最下位となってしまった。

このドラマが当たらなかった理由を先週書いた。
的外れかもしれないが、再度参考までに乗せておく。
①テーマが堅苦しすぎて、今の視聴者の嗜好にマッチしない。
②さらに“農業”というテーマは、視聴者に馴染みがなさすぎる。
③高校生・大学生が視聴層の対象であり、間口がかなり狭い(「ライフ」も似たようなものだが、テーマは一般的であり、視聴者層はそこそこ広いはず)。
④高校生・大学生が視聴層の対象でありながら、21時台に「花ざかりの君たちへ」が放送されているため、「花ざかりの君たちへ」に視聴者が流れていってしまった。
2時間連続でドラマを見る者はそれほど多くないはず。
⑤玉山、相武といった実績のない主演及び脇役男性陣の知名度・実績が問題だった。
⑥群像モノは「天体観測(平均12.7%)」などヒットしていない。やや敬遠されがちなところがある。

(参考)
04年以降のフジテレビドラマで平均視聴率二桁割れしたのは、04年10月クール「めだか(主演:ミムラ)」(平均9.5%)、06年7月クール「ダンドリ。(主演:榮倉奈々)」(平均9.0%)、06年10月クール「役者魂!(主演:松たか子)」(平均9.6%)の3本となっている。
04年以前のフジテレビの低視聴率ドラマは以下のようなもの。
03年1月クール「熱烈的中華飯店(主演:鈴木京香)」平均8.9%
02年10月クール「薔薇の十字架(主演:三上博史)」平均8.6%
01年7月クール「ウソコイ(主演:中井貴一、フェイ・ウォン、仲間由紀恵)」平均7.7%

14位:「スシ王子!」
8.8%→7.3%→6.9%→5.9%→7.1%→8.1%→8.3%
先週に引き続き、自身2番目に高い視聴率を獲得した。
あと1話でラストとなるが、完全に軌道に乗ったようだ。
なんとか、最悪の事態を免れたと言えよう。
しかし、04年以降、同枠ドラマの最下位であった06年10月クールの「アンナさんのおまめ」(平均視聴率7.2%)には勝利したが、通常9%~10%程度の視聴率を期待できる枠だけに、視聴率的には失敗したといっていいだろう。
映画化へどのような影響が出るだろうか。
2週前に、「残り3話は7→8→10%と推移して、フィニッシュするのではないか」と書いたが、大きくは外していない予想だった。
ただ、ラスト二桁乗せはちょっと厳しいか。
9%後半程度で終わるかもしれない。

15位:「肩ごしの恋人」平均視聴率 7.4%(放送前予想12.0%)
10.2%→8.8%→7.5%→6.8%→6.3%→7.3%→6.3%→6.5%→7.2%<終了>
盛り上がることもなく終了した。
2週前に「1週の休みを挟んで、ラストを迎えることになるが、頑張っても7%、恐らく6%後半でフィニッシュするだろう」と書いたが、だいたい近い結果となった。

5話までストレートに視聴率を下げながらも、終盤は6%と7%台をキープしており、好意的に解釈すれば安定しているともいえる結果となった。
見ている人は少数ながらも、脱落することなく楽しんでいたのかもしれない。
平均視聴率7.0%の「孤独の賭け」のような悲惨な視聴率とは異なる。
「孤独の賭け」:11.2→9.4→7.4→7.3→7.6→6.0→6.9→6.2→5.6→5.1→4.5%
こちらは回を重ねるごとにどんどん視聴率を下げるという一番やってはいけない視聴率の動きだった。

直木賞作品であったこと、米倉涼子主演作品は過去それほど視聴率は低くはないことなどから、放送前予想平均視聴率12.0%という的外れな予想をしてしまった。

大きく低迷した理由は、
①米倉涼子が主演女優として魅力がなくなった。
②高岡早紀がちょっと痛々しい。
③田辺、永井、要、池内といった男性脇役が甘すぎる。
④同時間帯に放送されている「山おんな壁おんな」のテーマが被っている(対極の女性二人を描く)。

米倉涼子は主演女優として二連敗となり、そろそろ後がなくなってきたのではないか。
悪女は飽きられ、ラブストーリーも失敗してしまっては苦しい。
次回、どのような役柄に挑戦するかが見物だ。

(参考)米倉涼子主演作は以下のとおり。
07年1月クール「わるいやつら」平均9.4%
06年7月クール「不信のとき」平均12.9%
06年1月クール「けものみち」平均14.7%
05年7月クール「女系家族」平均13.8%
04年10月クール「黒革の手帖」平均15.4%
04年1月クール「奥様は魔女」平均11.2%
03年NHK大河ドラマ「武蔵」
02年4月クール「整形美人。」平均11.4%

テーマ:視聴率ランキング - ジャンル:テレビ・ラジオ

『スシ王子!』第七話レビュー 【ドラマ】

堤演出(最後のテロップまで分からなかったが)だけあって、安心して見ていられた。
終盤に来て、ようやく落ち着いて楽しむことができるようになってきたが、早くも次週最終回となってしまったのが残念だ。

今回は、司の成長がだいぶ感じられるようになっている。
第二話であれほど苦戦した鮫島に楽勝し、レベルの違いを見せつけており、一柳の総大将の西村雅彦にも、物怖じせずに対等に戦っているのが印象的だ。
オフクロに会いたいという強い信念があるからなのだろう、と感じさせるような作りになっている。
遺伝子、DNAなど、家族や血の繋がりをイメージさせるような言葉に工夫を凝らし、本作のテーマを盛り上げているようだ。

過去のレビューで何度も触れているが、河太郎は当然一柳のスパイであった。
スパイの選択肢が一つしかないので、誰が見ても分かるネタではあるが、その扱いがもったいなさすぎる。

これまで河太郎を放置プレイに遭わせ、司が独りで修行に明け暮れていたが、その描き方でよかったのだろうか。
第五話の勝浦編で二人の仲を描いたとはいえ、あまり仲がよくない者が裏切ったとしても、あまり意味がない。

無二の親友であり、お互いスシ職人として切磋琢磨したり、勝負に対して助け合った仲間が、裏切ることによって、ストーリーとしての深みや味わいがでるのである。

「何故だ!」と絶叫しても、既定路線に乗っている事項に対して、視聴者は驚きも何もなく、心に響かない。
やはり、(河太郎にとっては司の調査のために)お互いに修行して、二人が成長する姿を描くべきではなかったか。
自分が脚本家ならば、今回は河太郎と司の同門対決をさせるようにもするだろう。
司を知り尽くしたライバルは弱点も得意分野も認識しており、脅威となったはずだ。
西村との対決もやや面白みはあったが、盛り上がり自体は欠けている。

あまり深くは考えていないとは思うが、朝比奈の存在もやや不気味だ。
司に対して、母親の存在を伝え、一柳と司の勝負をレポートしている。
こういう者が意外と何かを握っているということはよくあるものだが、恐らく深い意味のあるキャラクターではないだろう。

テーマ:スシ王子! - ジャンル:テレビ・ラジオ

2007年7月クールドラマ視聴率結果(第九話)

順位  タイトル      初回  最新話 前話との対比  平均(予想平均)
1位「花ざかりの君たちへ」 15.9%  17.8%(▽0.4%)  16.4%(17.0%)
2位「山田太郎ものがたり」 17.4%  14.6%(▲1.0%)  14.8%(10.5%)
3位「 ファースト・キス  」  19.7%  13.8%(▽0.8%)  14.4%(17.5%)
4位「パパムスメの7日間」 14.0%  14.5%(▲2.6%)  13.9%(14.0%)終
5位「  ホタルノヒカリ  」  17.3%  14.7%(▲2.6%)  13.4%(12.0%)
6位「 山おんな壁おんな 」 14.1%  12.3%(▲0.6%)  12.2%(11.5%)
7位「 ライフ~ LIFE ~ 」  11.0%   14.2%(▲1.8%)  11.4%(9.0%)
8位「 探 偵 学 園 Q 」 12.4%  10.6%(▽1.6%)  11.1%(13.0%)
9位「  女帝 (じょてい) 」  12.4%  10.5%(▽1.0%)  10.8%(8.5%)
10位「地獄沙汰もヨメ次第」 13.7%   10.0%(▲1.0%)  10.3%(10.0%)
11位「  菊次郎 と さき  」 10.9%    8.7%(▽0.2%)   9.3%(13.5%)
12位「 受 験 の 神 様 」 14.7%   7.6%(▽0.7%)  8.7%(12.5%)
13位「牛に願いを/L&F 」  10.2%   7.1%(▽1.5%)   8.5%(15.5%)
14位「  肩ごし の 恋人  」 10.2%   6.5%(▲0.2%)   7.5%(12.0%)
15位「 ス シ 王 子! 」  8.8%  8.1%(▲1.0%)   7.4%(12.0%)

「ライフ」が急上昇し、平均視聴率争い7位に浮上した。
最新話の視聴率が、月9の「ファースト・キス」よりも良いという異常事態に陥っている。
「ライフ」が健闘し過ぎているのか、「ファースト・キス」がだらしがなさ過ぎるのか。
また、「肩ごしの恋人」と「スシ王子!」の最下位争いがやや熾烈となっている。

1位:「花ざかりの君たちへ」
15.9%→16.8%→16.5%→16.6%→15.3%→14.7%→14.7%→17.5%→18.2%→17.8%
先週よりもダウンしたが、自身2番目に高い視聴率をマークしている。
しかし、ラスト20%超えに向けて、黄色信号が点灯したか。
怒涛の追い込みを期待して、先週残り3回は18→19→20%程度と推移していくのではないかと書いたが、ギリギリとはいえ18%を割ってしまった。
残り2回の動きは18→19%後半というところか。

平均16.9%の「野ブタ。をプロデュース」との比較は、10話までのポイントは「花ざかりの君たちへ」が164.0ポイントなのに対して、「野ブタ。をプロデュース」は168.9ポイントなっている。
残りの2回の平均19.4%でまとめ上げれば、逆転は可能だが、ちょっと厳しすぎるか。

2位:「山田太郎ものがたり」
17.4%→15.9%→16.5%→13.7%→15.4%→11.1%→13.6%→14.6%
世界陸上のため、休止。

3位:「ファースト・キス」
19.7%→13.2%→15.2%→15.8%→13.1%→11.1%→12.8%→14.6%→13.8%
上昇傾向を示していたが、再び13%台に下落。
終盤に差し掛かっているのだが、ストーリーが盛り上がっていないのだろうか。
4話目以降の視聴率の一桁目が、5→3→1→2→4→3と同じ数値が連続せず、まったく安定していない。
最新話を含めて残り3回だったため、15%台へ復帰するのではないかと予想したが、ここまで落とすとは思わなかった。
残り2回は14→16%程度でフィニッシュと変更したい。
さすがに、これ以上下げることは考えにくいので、「サプリ」「不機嫌なジーン」は超えるはずだ。

月9で平均視聴率15%以下のドラマは以下のとおり。
○「東京タワー」(平均14.9%)
14.2→15.6→14.9→16.0→13.9→12.9→14.8→14.4→15.4→14.2→18.1%
○「サプリ」(平均14.2%)
17.9→13.0→14.4→12.2→13.9→12.7→14.4→16.3→13.8→12.7→15.3%
○「不機嫌なジーン」(平均14.2%)
18.2→15.7→13.5→13.7→14.2→14.4→12.7→15.6→12.0→12.8→13.3%
○「東京湾景」(平均13.8%)
17.7→14.3→13.5→13.3→12.3→13.1→13.8→13.9→10.2→13.7→16.3%

4位:「パパとムスメの7日間」 平均視聴率13.9%(放送前予想14.0%)
14.0%→12.8%→13.1%→14.1%→16.7%→11.9%→14.5%<終了>

5位:「ホタルノヒカリ」
17.3%→15.2%→10.6%→13.4%→12.5%→11.3%→13.5%→12.1%→14.7%
再び急上昇し、自身3番目に高い視聴率を獲得した。
しかし、恐ろしいほど安定度が足りない。
一番乖離が小さいのが、4話目から5話目にかけての0.9%であり、常に1%~2%以上の上昇・下降を繰り返しているのが特徴だ。
毎週チェックしたいというわけではないが、ちょっと気になってしまうドラマで、暇があれば、ついつい見てしまうという感じだろうか。
先週、残り2話は、12%→14%程度と推移して、フィニッシュとなるのではないかと書いたが、さすがにこの大幅上昇は予想できなかった。
しかし、ラストも最新話の14.7%程度の視聴率ではないか。

6位:「山おんな壁おんな」
14.1%→13.5%→12.1%→12.7%→11.3%→11.4%→11.1%→11.7%→12.3%
4回連続の11%台をようやく脱して、12%台に回復させた。
自身4番目に高い成績であり、評価もできるとは思うが、「肩ごしの恋人」が休止だったこともこの上昇の理由でもあるだろう。
安定度の高さは認めざるを得ないが、パッとはしない数字で推移している。
残り3回となるが、11→12→12%程度で推移していくのではないか。
<参考>伊東美咲が主演を務めたドラマは以下のとおり。
07年5月「めぞん一刻」12.1%
06年7月「サプリ」14.2%
05年10月「危険なアネキ」18.8%
05年7月「電車男」21.0%
04年10月「ホットマン2」10.4%
03年7月「クニミツの政」9.9%
02年10月「逮捕しちゃうぞ」9.1%

7位:「ライフ」
11.0%→11.7%→10.9%→10.9%→10.0%→11.7%→9.4%→12.4%→14.2%
先週に引き続き、さらに自身最高視聴率を更新した。
ここまでの上昇は、相当話題になっていることの表れではないか。
数字自体は異なるが、動きは「花ざかりの君たちへ」と同じパターンだ。
最終回も同程度以上の数字が見込めるため、よほどのことがない限り、平均視聴率11.4%の「ライアーゲーム」を抜くのではないか。
「ライアーゲーム」は12.3→12.8→8.7→9.6→10.0→11.4→12.0→11.4→12.3→11.4→13.6%となっている。
9話目までのポイントは、「ライフ」が102.2ポイントに対し、「ライアーゲーム」は101.4ポイントであり、0.8ポイント逆転してしまった。
残り2回の平均を12.1%でまとめれば、「ライアーゲーム」と並ぶことになる。
深夜枠で視聴率14%というのは、「特命係長・只野仁」並であり、「ライアーゲーム」も「時効警察」も経験したことのない驚くべき数字だ。
先週、残り3回は11→12→13%程度で推移して、フィニッシュすると予想したが、大きく予想を超えてきた。
残り2回は14→15%という期待を掛けたい。

8位:「探偵学園Q」
12.4%→10.9%→12.1%→10.3%→11.9%→9.6%→10.3%→10.4%→12.2%→10.6%
先週はやはり世界陸上の特需だったのだろうか。
通常モードの10%台に逆戻りしてしまった。
先週11→12%程度と推移して、フィニッシュするのではないかと書いたが、予想はやや外れた。
ラストの視聴率は、11%後半から12%前半辺りだろうか。
安定はしているものの、面白みのない視聴率の動きとなってしまった。

9位:「女帝」
12.4%→11.9%→10.9%→10.7%→8.9%→9.4%→11.5%→10.5%
下がってしまったものの、二桁キープならば許容範囲だ。
よく頑張っていると思う。かなり好評なのではないか。
先週、残り3回は10→10→12%程度で推移して、フィニッシュするのではないかと書いたが、とりあえず1週目の予想は当たった。
引き続き、残り2回を10→12%という期待を掛けたい。

現在、本ドラマの平均視聴率は10.8%という数字となっている。
微妙すぎて、比較にならないが、これに近い数字のドラマというと、05年7月クールの11.0%の「いま、会いにいきます」(主演:ミムラ、成宮)となる。
沢尻主演の「タイヨウのうた」でさえ平均10.3%なのだから、立派だろう。
少なくとも、上戸、内山理名、米倉、藤原、小西といった主演女優よりも加藤ローサを評価できそうである。

10位:「地獄の沙汰もヨメ次第」
世界陸上のため、休止。

11位:「菊次郎とさき」
10.9%→8.4%→9.5%→9.8%→9.6%→9.6%→8.6%→8.9%→8.7%
残り3回は、9→9→10%と推移して、フィニッシュとなるだろうかと先週予想したが、9%への回復はならず。
安定度は極めて高いが、世界陸上の特需もなく、このまま平行線を辿ってしまうのだろうか。
しかし、過去の実績を考慮し、残り2回は再度9→10%という上昇を期待したい。
(参考)
03年 12.0→10.4→13.6→11.3→10.3→11.9→12.1→13.9→10.4→13.8%(平均12.0%)
05年 16.1→13.9→15.1→13.7→15.0→15.6→13.8→15.6→15.7%(平均14.9%)

12位:「受験の神様」
14.7%→9.3%→7.1%→7.8%→6.2%→8.3%→7.6%
前話では8%まで回復させたが、再び7%へ下落してしまった。
同枠ドラマの「演歌の女王」(平均9.1%)に勝つのは、もはや無理だ。
2004年1月から9月に亘って放送された土曜日21時の同枠ドラマの「彼女が死んじゃった。」(平均7.0%)、「仔犬のワルツ」(平均8.4%)、「愛情イッポン!」(平均7.0%)の暗黒時代3連発に先着することだけが、本ドラマの目標という寂しい結果となった。
成海璃子は主演女優としては、ちょっと厳しいのかもしれない。
「仔犬のワルツ」は以下のような動きをみせていた。
9.5→11.6→8.3→8.7→8.9→9.4→8.5→6.6→7.3→5.7→8.0%
残りの3話の平均を7.7%程度でまとめ上げれば、平均8.4%はクリアできそうだが、最新話7.6%であり、安泰ではない。
問題は、フジテレビの映画のラインナップとなる。
次週以降のフジテレビ映画は「SWAT」「世界柔道」「出るトコ出ましょ!(掘北主演の法律ドラマ)」となっている。
しかし、テレビ朝日は今週「天国と地獄」を放映するのが問題だ。
7→7→8%という推移で、フィニッシュとなるだろうか。

13位:「牛に願いを Love&Farm」
10.2%→10.4%→9.6%→9.1%→8.6%→6.5%→6.7%→8.2%→8.6%→7.1%
もうじきラストだというのに、なぜここまで大きく下げてしまうのか。
6・7話の最悪状態からはまだまだ脱していなかったようだ。
04年以降のフジテレビドラマで最も平均視聴率が低い「ダンドリ。」(平均9.0%)との争いにも終止符が打たれた。
「ダンドリ。」は11.0→9.5→9.5→8.0→8.9→6.4→7.3→9.3→8.6→9.8→10.2%となっている。
10話までのポイント比較は、「牛に願いを」が85.0ポイントに対し、「ダンドリ。」のポイントは88.3ポイントなっている。
「牛に願いを」のラストで13.5%を叩き出せば、並ぶことはできるが、逆立ちしても無理な数字だ。
ラストは8%台が限界だろう。
04年以降のフジテレビでダントツ最下位の作品になってしまった。

このドラマは当然一話も見ていない。
そのため、的外れかもしれないが、このドラマが当たらなかった理由を考えると以下のとおりとなるだろうか。
①テーマが堅苦しすぎて、今の視聴者の嗜好にマッチしない。
②さらに“農業”というテーマは、視聴者に馴染みがなさすぎる。
③高校生・大学生が視聴層の対象であり、間口がかなり狭い(「ライフ」も似たようなものだが、テーマは一般的であり、視聴者層はそこそこ広いはず)。
④高校生・大学生が視聴層の対象でありながら、21時台に「花ざかりの君たちへ」が放送されているため、「花ざかりの君たちへ」に視聴者が流れていってしまった。
2時間連続でドラマを見る者はそれほど多くないはず。
⑤玉山、相武といった実績のない主演及び脇役男性陣の知名度・実績が問題だった。
⑥群像モノは「天体観測(平均12.7%)」などヒットしていない。やや敬遠されがちなところがある。

個人的には、企画自体はそれほど悪いものではないと思う。
こういったドラマも今の時代には必要だろう。
問題は、編成とキャスティングではないか。
特に、玉山、小出、中田、田中という男性陣のキャスティングは結果的には弱すぎた。
ジャニーズ系で占めれば、状況は大きく変わったはずだ。

(参考)
04年以降のフジテレビドラマで平均視聴率二桁割れしたのは、04年10月クール「めだか(主演:ミムラ)」(平均9.5%)、06年7月クール「ダンドリ。(主演:榮倉奈々)」(平均9.0%)、06年10月クール「役者魂!(主演:松たか子)」(平均9.6%)の3本となっている。
04年以前のフジテレビの低視聴率ドラマは以下のようなもの。
03年1月クール「熱烈的中華飯店(主演:鈴木京香)」平均8.9%
02年10月クール「薔薇の十字架(主演:三上博史)」平均8.6%
01年7月クール「ウソコイ(主演:中井貴一、フェイ・ウォン、仲間由紀恵)」平均7.7%

14位:「肩ごしの恋人」
10.2%→8.8%→7.5%→6.8%→6.3%→7.3%→6.3%→6.5%
世界陸上のため、休止。

15位:「スシ王子!」
8.8%→7.3%→6.9%→5.9%→7.1%→8.1%
自身2番目に高い視聴率を獲得した。
終盤に差し掛かりつつあるが、ようやく軌道に乗ったか。
この分だと、06年10月クールの同枠ドラマ「アンナさんのおまめ」(平均視聴率7.2%)にはなんとか勝利しそうである。
6話目までの総計は「スシ王子!」が44.1ポイントに対して、「アンナさんのおまめ」(8.1→7.1→7.3→5.9→8.1→6.4→6.3→7.6→7.2→7.9%)は42.9ポイントとなっている。
「アンナさんのおまめ」は7話目以降、7%台で推移していた。
最新話で8%台に乗せており、1.2ポイント差があれば逃げ切れる。
先週、残り3話は7→8→10%と推移して、フィニッシュするのではないかと書いたが、8%台ギリギリの8.1%であり大きくは外していないと思う。
残り2話は、8→10%という動きを期待したい。

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国内映画興行収入ランキング(9月1週目) 【映画】

(注意)興行収入の数字は暫定のものです。ご了承ください。

1本の新作がランクインしたため、5週目で「劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!」が圏外へ消えた。
「劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!」は現在12.6億円の興行収入となっている。
06年9.5億円、05年11億円、04年不明、03年15億円、02年14.3億円、01年12.5億円という興行収入であり、この7年では3番目に良い成績となった。
よくは分からないが、今回の電王は比較的人気のありそうなシーズンであるため、例年よりも稼げたのではないか。
それにしても長い年月、比較的安定して稼いでいる。
9月15日から「包帯クラブ」が公開されるので、残りわずかであるが、あと1億円以上の上乗せは可能だろう。
14億円に届くかどうかで終了となりそうだ。
個人予想は12億円であったので、大きくは外してないが当たりというわけでもなかった。

1位「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」(1週目)
【個人予想】 7億円 【配給会社期待値】 10億円
2.8億円程度のオープニングを飾った。
84館程度でこの数字を叩き出してトップに立つとは思えなかった。
この作品に関しては、今までほとんど関心がなかったので、どこまで熱狂的なものか分からなかったが、まさかここまでとは…。
参考とした「機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-」は83館で1.6億円のオープニングを飾り、3位だった。
したがって、1億円ちょっとのオープニングかと思ったのだが、「Z」の1.75倍を稼いでいる驚異的なものだ。
土曜日は「映画の日」だから、単価も安いはずであり、劇場ではいったい何が起きていたのか。

公開予定だった224席の新宿シネマスクエアとうきゅうではなく、1064席のMILANO1で公開したのも、大いにプラスと出たようだ。
人気が極めて高い「映画クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶ歌うケツだけ爆弾!」でさえ305館程度で3.0億円のオープニングを飾っており、これとほぼ同程度以上ともいえる。
ちなみに、「蒼き狼 地果て海尽きるまで」は440館程度の公開館数で2.0億円のオープニングだった。
配給会社期待値は10億円だが、これを余裕で超えてくるのではないか。

2位「Life 天国で君に逢えたら」(2週目)
【個人予想】 6~8億円
2.0億円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは6.7億円突破を目前としている。
1週間の伸びは4.7億円程度だろうか。
単価は安いものの、「映画の日」のため多くの観客を集めることとなり、先週のオープニングウィークを上回るものとなった。
アニメを除く邦画部門では、2週目終了時の成績は、「ゲゲゲの鬼太郎」「西遊記」「どろろ」「アンフェア the movie」「舞妓Haaaan!!!!!」に次ぐ、今年6番目の成績となった。
「東京タワー/オカンとボクと、時々、オトン」「大日本人」(どちらも2週目終了時の成績は6.2億円程度)を上回っている。
2週目週末がオープニング週を上回るというものであり、息の長いヒットが期待できるはずだが、9月29日に「クローズド・ノート」が公開されるため、勝負になるのは3週間ちょっとということになる。
3連休が二度あり、3.5+3.5+3.0+1.5億円(ムーブオーバー含む)と考えれば、18億円程度は狙えるはずだ。
実話モノの感動作というものには、やはり日本人は弱いようである。

3位「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(7週目)
【個人予想】 95億円 【配給会社期待値】 150億円
【参考】01年冬「賢者の石」203億円、02年冬「秘密の部屋」180億円、04年夏「アズカバンの囚人」135億円、05年冬「炎のゴブレット」110億円

1.9億円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは87.0億円突破を目前としている。
1週間の伸びは4.6億円程度だろうか。
100億円突破はやはりギリギリ厳しいか。
95億円程度がフィニッシュラインだろうか。
9月8日から「HERO」が公開されるので、さらに伸びを欠く恐れがある。
今後の動向に注目だ。
(週目)「ア囚人」「炎のゴ」「不死鳥」「海賊終」
1週目  013    017    23   019
2週目  042    036    39   044
3週目  059    050    52   061
4週目  071    059    63   075
5週目  085    070    79   084
6週目  095    -     82   091
7週目  102     096    87   096
8週目  116     101     -   099
9週目  119     103     -   103
10週目  124    105     -   105
11週目  129    108     -   106
トータル 135億円   110億円   -   107億円

4位「オーシャンズ13」(4週目)
【個人予想】 30億円
【参考】02年「11」70億円、05年「12」36億円
1.6億円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは26.0億円突破を目前としている。
1週間の伸びは3.7億円程度だろうか。
「オーシャンズ12」6.9→15.7→21.7→27.2→30.4→32.9
「オーシャンズ13」6.0→17.6→22.3→26.0
4週目で「12」に逆転されてしまった。ここにきて失速してしまっている。
「幸せのレシピ」が公開される9月29日までの3週間ちょっとが勝負になるだろうか。
3連休の2発で少々稼げると踏み、3.0+2.5+2.0+1.5億円=9億円と考えると、フィニッシュラインは、30億円半ばということになろうか。

5位「トランスフォーマー」(5週目)
【個人予想】 45億円  【配給会社期待値】 70億円
1.5億円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは35.4億円を突破した。
1週間の伸びは3.3億円程度だろうか。
9月21日の金曜日に「ファンタスティックフォー」に劇場を譲り渡すため、勝負になるのは2週間とちょっととなる。
2.5+2.0+1.5億円と考えると、6億円程度は上乗せできそうなので、40億円前半がフィニッシュラインか。

6位「ラッシュアワー3」(2週目)
【個人予想】 8~10億円
【参考】 02年 17億円
1.4億円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは5.4億円を突破した。
1週間の伸びは3.3億円程度だろうか。
先週1位から大きく急落している。
2週目終了時の成績は、「ホリデイ」の5.5億円(トータル13.5億円)を下回ってしまった。
この勢いを考えると、先週書いたように10億円をちょっと超える程度と予想される。
10.0億円稼いだ「ワイルド・スピードX3/TOKYO DRIFT」の2週目は5.8億円、10億円以下の「マイアミ・バイス」の2週目は4.9億円となっているのだから。

7位「レミーのおいしいレストラン」(6週目)
【個人予想】 25億円
1.4億円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは35.7億円を突破した。
1週間の伸びは3.7億円程度だろうか。
日本でのピクサー作品の興行収入は以下のとおり。
02年「モンスターズ・インク」 93.7億円
03年「ファインディング・ニモ」110.0億円
04年「Mr.インクレディブル」52.6億円
06年「カーズ」        22.3億円

報道によると、「トイストーリー2」の35.2億円を超えて、ピクサー作品の4位となったようだ。
とはいえ、上記の3作品のような爆発力はなかった。
9月15日から「ミス・ポター」にメイン館の日劇PLEX3を譲り渡すので、勝負になるのは、1週間とちょっととなる。
3億円+1.5億円=4.5億円を加えると、40億円突破は可能だろう。
アニメ作品間の比較では、「映画ドラえもん」の35.4億円を抜いている、50億円に迫る勢いをみせる「ポケモン」にはさすがに敵わないが。
しかし、「どろろ」「ナイトミュージアム」「ダイハード4.0」を超えるというのは凄いものだ。

8位「TAXi(4)」(2週目)
【個人予想】 2億円
【参考】 03年「2」13億円
9.9千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは3.4億円を突破した。
1週間の伸びは、2.1億円程度だろうか。
2週目3.4億円という成績は、「ゴーストライダー」や「墨攻」に匹敵するもの。
「ハンニバル・ライジング」が3.8億円という成績だった。
訳は分からないが、引き続き好調のようだ。
このペースでいくと、7億円がフィニッシュラインだろうか。
「ロッキー・ザ・ファイナル」が8億円程度なのに、なぜこれほどヒットするのか分からない。
有名なシリーズモノに加えて、吹き替えが成功したということだろうか。

9位「劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVS
ダークライ」(8週目)
【個人予想】 35億円
【参考】06年34億、05年43億、04年44億、03年45億、02年27億、01年39億、00年49億
8.4千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは48.4億円を突破した。
1週間の伸びは、2.2億円程度だろうか。
前7年との比較では、ついに00年の49億円を捕らえた。
8年間ではトップになる公算が高い。
「Life天国で君に逢えたら」が公開されたため、公開終了しているところが多いが、まだまだ頑張っている。
50億円突破まで頑張ってほしい。

10位「劇場版 西遊記」(8週目)
【個人予想】 40億円 【配給会社期待値】59(ごくう)億円
トータルでは41.7億円を突破した。
1週間の伸びは、2.4億円程度だろうか。
こちらも堅調なペースを保っているが、9月8日に「HERO」が公開されるため、多くの映画館ではとりあえず終了となる。
最終的には40億円半ばで終了するだろうか。
いまのところ07年に公開された邦画(アニメを除く)でトップに立っている。

06年に公開された71億円の「海猿」、60.8億円の「THE 有頂天ホテル」、53.4億円の「日本沈没」、52億円の「デスノート/the Last name」には到底及びそうもないが、05年公開の「交渉人 真下正義」の42億円、「NANA」の40.3億円をほぼ確実に抜く状況だ。
決してコケてはいないと思う、予想通りの結果だろう。


次週ランキング入りが予想されるのは、「HERO」と「釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束」の2本。

果たして、注目の「HERO」の興行収入はどの程度となるだろうか。
今年の邦画トップに立つのは間違いないと思う。
平均視聴率15.4%の「アンフェア the movie」は27.2億円
平均視聴率22.8%の「西遊記」を43億円程度と考えれば、
平均視聴率34.2%の「HERO」は65億円程度を見込める。

ただ、03年の「踊る大走査線THEMOVIE2」が173.5億円、04年の「世界の中心で、愛をさけぶ」が85.0億円、06年の「日本沈没」が53.4億円、「THE有頂天ホテル」が60.8億円、「海猿」が71.0億円となっており、「HERO」が65億円程度で終わるわけはない。
「日本沈没」の1.5倍程度を稼ぎ、「海猿」を超えることが目標となるのではないか。
興行収入80億円を期待したいところだ。

「釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束」のヒロインは壇れいであり、先行公開された岡山では爆発的に稼いでいるが、例年と大きく変わらないだろう。
その例年がどの程度稼いでいるのかの詳細は分からないが、4億円程度ではないか。


予想順位(今週) 自己評価 タイトル(主な公開劇場)
1(-) ▲「HERO」(日比谷スカラ座)
2(2) ×「Life 天国で君に逢えたら」(日劇PLEX2)
3(1) ▲「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」(新宿MILANO1)
4(3) ×「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(ルーブル丸の内)
5(4) 済「オーシャンズ13」(丸の内ピカデリー1)
6(5) 済「トランスフォーマー」(日劇PLEX1)
7(7) 済「レミーのおいしいレストラン」(日劇PLEX3)
8(6) ×「ラッシュアワー3」(有楽座)
9(-) ×「釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束」(丸の内ピカデリー2)
10(8) ×「TAXi(4)」(有楽町スバル座)

[個人評価]
◎ 絶対観たい作品
○ できれば観たい作品
▲ DVDか映画サービスデイだったら観たい作品
△ 映画館では観ないけどDVDだったら観るかもしれない作品
× 一度も観ることはないでしょうの作品
済 鑑賞済み作品

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

全米映画興行収入ランキング(9月第1週目) 【映画】

順位(先週)公開週 タイトル (公開館数) 興行収入 (トータル収入)
1(-)1週目「Halloween」   (3472館)$31,012,000($31,012,000)
2(1)3週目「Superbad」    (3002館)$15,600,000($92,435,000)
3(-)1週目「Balls of Fury」 (3052館)$14,307,450($16,798,194)
4(2)5週目「ボーン・アルティメイタム」 (3290館)$13,192,900($202,613,015)
5(3)4週目「ラッシュアワー3」 (3008館)$10,375,000($122,231,000)
6(4)2週目「Mr. Bean's Holiday」(1765館)$8,101,350($21,101,780)
7(6)2週目「The Nanny Diaries」 (2636館)$6,356,000($16,507,376)
8(-)1週目「Death Sentence」  (1822館)$5,200,000($5,200,000)
9(5)2週目「ローグ アサシン」  (2277館)$5,140,000($17,980,000)
10(8)4週目「スターダスト」    (1766館)$3,903,000($31,912,000)
(参考:IMDbのボックスオフィスチャート)

新作3本がランクインしたため、6週目で「ザ・シンプソンズMOVIE」、7週目で「ヘアスプレー」、3週目で「The Invasion」が圏外へ消えた。

「ザ・シンプソンズMOVIE」は現在178百万ドルとなっている。
監督は、「モンスターズインク」の共同監督の一人であるデヴィッド・シルヴァーマン。
今年公開された主なアニメ作品を比較すると、以下のとおりとなる。
(週数)「亀忍者」「ルイス」「シュレ」「サーフ」「レミー」「シンプ」
1週目   24   25   123   18    047    072
2週目   39   52   203   35    110    129
3週目   47   72   256   47    143    152
4週目   51   82   281   54    166    165
5週目   52   88   297   56    180    173
6週目   53   92   308   57    188    178
トータル  54   97   319   57    201    178
製作費   34   -   160   -    150    075
「TMNT」…亀忍者、「Meet the Robinsons<ルイスと未来泥棒>」…ルイス、「シュレック3」…シュレ、「サーフズアップ」…サーフ、「レミーのおいしいレストラン」…レミー、「The Simpsons Movie」…シンプ
「レミーのおいしいレストラン」は2億ドルを突破したが、「ザ・シンプソンズMOVIE」の2億ドル突破は困難だ。
初週では爆発的に稼いだが、初動タイプに終わったようだ。
しかし、単純に製作費と興行収入を比較すれば、1億ドル以上黒字となっているのだから、十分満足できる結果だろう。
評価もかなり高いものとなっている。

「ヘアスプレー」は現在112百万ドルとなっている。
ジョン・トラボルタ、クイーン・ラティファ主演の人気ミュージカルの映画化で、88年のリメイクでもある。
監督は、アダム・シャンクマン。
01年の「ウェディング・プランナー」、03年の「女神が家にやってきた」、05年の「キャプテン・ウルフ」、05年の「12人のパパ2」などを手掛けている。
「女神が家にやってきた」と「キャプテン・ウルフ」は1億ドルを突破させているヒットメイカーで、さらにもう一本を追加させる結果となった。
06年の「ドリームガールズ」の103百万ドルを突破しており、大成功といっていい。
ミュージカルの映画化というと、当たり外れが大きいので、6~8千万ドル程度の作品ではないかと予想したが、大きく予想を超えてきた。
比較的実績のある監督、人気のミュージカルのリメイク、ジョン・トラボルタの女装というネタが貢献したのではないか。
評価もかなり高いものとなっている。

「The Invasion」は現在14百万ドルの興行収入となっている。
「es<エス>」「ヒトラー 最期の12日間」を手掛けたドイツ人監督のオリバー・ヒルシュビーゲル監督作品。
出演は、ニコール・キッドマン(出演料16百万ドル)とダニエル・クレイグ。
ジャック・フィニイの「盗まれた街」が原作となっている。
宇宙人モノの「フォーガットン(04)」やニコール・キッドマン主演の「インタープリター(05)」の興行収入が7千万ドル近かったので、同程度を予想したが見込み違いだった。
評価の高いドイツ人監督、豪華キャスティングなど稼げる要素はあったのだが、宇宙人モノは当たり外れがあるのか。
それとも、先週も紹介したが、監督とプロデューサー間において、少々トラブルが生じたようであり、それに観客が嫌気をさしたのかもしれない。
評価は、高くも低くもない。

新作は3本がランクインした。
31百万ドルのオープニングで1位に登場したのは「Halloween」。
監督は、ロブ・ゾンビ。
「デビルズ・リジェクト~マーダーライドショー2~」「ナチ親衛隊の狼女(グラインドハウス)」を手掛けている。
出演は、Scout Taylor-Compton、マルコム・マクドウェル、Tyler Mane。
17年間精神病院に入院していた男が脱走し、故郷の街が恐怖に陥れられる。
78年のジョン・カーペンター監督のリメイク。
ジョン・カーペンター監督のリメイク作といえば、05年に「ザ・フォッグ」が29.5百万ドルというパッとしない成績に終わり、関連作品の02年の「ハロウィンレザレクション」は30百万ドルであった。
これらに比較すると、かなり高めのオープニングを飾った。
純粋なホラー作品が1位を獲得したのは、今年2月に公開された「ゴーストハウス(The Messengers)」以来だろうか。
近年のホラー作品のリメイクは、「ザ・リング」が129百万ドル、「THE JUON」が110百万ドル、「テキサスチェーンソー」が81百万ドル(オープニング28百万ドル)を稼いでいる。
日本のリメイク作品よりも、アメリカリメイク作品の「テキサスチェーンソー」を超えるのが、当面の目標となりそうだ。
評価に関しては、高くも低くもなく、普通レベルである。

14百万ドルのオープニングで3位に登場したのは「Balls of Fury」。
水曜日から公開されていた、おバカ系の卓球コメディ。
監督は、「Reno 911!: Miami」のベン・ギャラント。
出演は、Dan Fogler、クリストファー・ウォーケン、George Lopez。
「Reno 911!: Miami」のオープニングは10百万ドル(トータル20百万ドル)となっている。
水曜日から公開された本作とは単純比較はできないが、「Reno 911!: Miami」の1.4倍ほどの興行収入が期待できそうだ。
3千万ドルを超えるか、超えないかという結果になるのではないか。
評価は良くはない。「Reno 911!: Miami」の方がまだマシなようだ。

5百万ドルのオープニングで8位に登場したのは、「Death Sentence」。
監督は、「SAW」のジェームズ・ワン。
出演は、ケヴィン・ベーコン、ジョン・グッドマン、ケリー・プレストン。
ギャングに襲われた息子への復讐のために、父親が関係者をそれぞれ殺していくというストーリー。
74年の「狼よさらば」のリメイク的な作品のようだ。
ジェームズ・ワン監督の今年公開された「Dead Silence」のオープニングは8百万ドル(トータル16.5百万ドル)なので、「Dead Silence」を下回りそうだ。
ジェームズ・ワン監督はちょっと勢いを欠いている。
「SAW」以外では通用しないのか。
しかし、評価は結構高い。「スターダスト」も評価は高いが、評価と興行収入が結びつかないケースが最近は多い。


主要な作品の動向は以下のとおり。
「Superbad」は引き続き好調で、2位に留まっている。
監督はGreg Mottola。出演は、Michael Cera、Jonah Hill。
脚本は「Knocked Up」に出演していたセス・ローガンとプロデューサーだったEvan Goldbergが担当している。
プロデューサーは「40歳の童貞男」と「Knocked Up」を監督したジャド・アパトーとなっている。
飲酒、ドラッグ、パーティーなどダメ男二人組が巻き起こす騒動が描かれるティーン向けの映画で、ダメ男への共感・賛歌が感じられる作品。
評価が恐ろしく高く、今年公開された作品の中では、「ボーン・アルティメイタム」とトップを争っている。
(週数)「40歳の」 「Knocked Up」 「Superbad」
1週目  021      031      31
2週目  049      066      69
3週目  069      090      92
4週目  072      109
5週目  082      122
6週目  091      132
7週目  097      138
トータル 109      147
製作費  026      030      20
ペース的には、「Knocked Up」とほぼ同じとなっている。

5週目で4位に留まっているのが「ボーン・アルティメイタム」。
マット・デイモン扮するジェイソン・ボーンシリーズ第三弾。
監督は「ボーン・スプレマシー」、「ユナイテッド93」のポール・グリーングラス。
共演は、エドガー・ラミレス、ジョアン・アレン、ジュリア・スタイルズ。
ジェイソン・ボーンシリーズの一応の完結編。
過去の作品の興行収入は以下の通り。
02年「ボーン・アイデンティティ」122百万ドル
04年「ボーン・スプレマシー」  176百万ドル
<年度>   02    04    07     (参考)
(週数) 「アイデン」「スプレマ」「アルティ」  「300」
1週目    027     053     070     071
2週目    054     099     132     129
3週目    073     125     164     162
4週目    089     140     185     180
5週目    099     150     203     193
6週目    107     158     000     201
7週目    110     164     000     205
トータル   122     176     000     211
製作費    060     075     110     065
2億ドルを突破しながら、まだ勢いが衰えていない。
ほぼ同じペースだった「300<スリーハンドレッド>」との差を開きつつある。

4週目で5位に留まっているのが「ラッシュアワー3」。
パリを舞台とした人気シリーズ第三弾。
ジャッキー・チェン、クリス・タッカー、真田広之主演。
監督は、過去のシリーズを手掛けたブレット・ラトナー。
製作費は140百万ドルとなっている。
98年の「ラッシュアワー」は141百万ドル
01年の「ラッシュアワー2」は226百万ドル
(週数)98年「1」 01年「2」 07年「3」「ダイハード4.0」
1週目   033     067     050     048
2週目   064     134     088     084
3週目   084     165     109     103
4週目   098     183     122     116
5週目   110     196     000     125
6週目   117     206     000     130
トータル  141     226     000     133
製作費   033     090     140     110
相変わらず、「ダイハード4.0」をちょっとオーバーするペースとなっている。
このままいくと、「1」を抜けるかもしれない。
しかし、133百万ドルの「ダイハード4.0」、131百万ドルの「ファンタスティック4」、117百万ドルの「オーシャンズ13」を超えるヒットになるとは思わなかった。
アメリカ人好みのアクション・コメディーの強み及びクリス・タッカーの効果なのだろうか。
評価に関しては、良くはないが悪くもない。


来週ランキング入りすると思われるのは、以下の2作品。
「3:10 to Yuma」<西部劇>(公開規模2500館程度)
監督は、ジェームズ・マンゴールド。
「17歳のカルテ」「ニューヨークの恋人」「“アイデンティティー”」「ウォーク・ザ・ライン」を手掛けている。
出演は、ラッセル・クロウ、クリスチャン・ベール、ベン・フォスター。
牧場主のベールが、アウトローのクロウを捕まえ、彼を護送する途中で、闘争が巻き起こるというストーリー。
西部劇というジャンルはなかなか大ヒットはしにくいのではないか。
近年ではケビン・コスナーの「オープンレンジ」くらいしか記憶がない。
「オープンレンジ」のトータル興行収入は、58百万ドルであった。
ジェームズ・マンゴールド監督作の「ニューヨークの恋人」が47百万ドル、「“アイデンティティー”」が52百万ドルとなっている。
これらを総合的に考慮すれば、「3:10 to Yuma」の興行収入予想は6千万ドル程度となろうか。
クリスチャン・ベール主演の「プレステージ」も53百万ドルなので、妥当なラインだろう。

「Shoot 'Em Up」<サスペンス・アクション>
監督は、Michael Davis。
何本か監督作品があるが、有名な作品はない。
出演は、クライヴ・オーウェン、モニカ・ベルッチ、ポール・ジアマッティ。
新生児を守ろうとするベルッチを一匹狼のオーウェンが助けるというストーリー。
あまり面白そうには思えないが、新生児+オーウェンという組み合わせは、「トゥモローワールド」を思い出させる。
「トゥモローワールド」の興行収入は、35百万ドルとなっている。
クライヴ・オーウェン主演作は、「トゥモローワールド」「すべてはその朝始まった」「クローサー」など3千万ドル級の作品が多いので、本作も3千万ドル台が落ち着きどころではないか。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

『スシ王子!』第六話レビュー 【ドラマ】

今週はそこそこ面白かったような気がする。
今までの回で作り上げた公式や先週のネタに対して、上手く変化や遊びを加えており、ワンパターンからの脱却を図っている。
なかなかの出来栄えだ。

・西村が「入れ!」と言った後に、刺客の伊藤が別の入り口に立っている。
・審査員が「お寿司大好き!」というところを、先週なぜか登場した小池さんが「ラーメン大好き!」という。
・ヒロインが河太郎の手を握り、河太郎のことが好きかと思わせて、別の者の元へ向かう(河太郎の手には、匠の手がある)。
・※※組の親分の末路を先週と同様に描く(先週も末路は描かれてはなかったが、今週包帯まみれになったのと同じようなものを想起させる)。
・「一ついいでしょうか。なぜここに来るときには、いつもそれを・・・」「そんなことはどうでもいい」の流れを描く(いつもと同じセリフだったら興ざめだ)。
・包丁を持った司をラストでいつも同じ奴が捕まえるが、帽子にズラがついている。

ただ、肝心の修行はイマイチか。
モノの中心を知るのが、“巻”の真髄を掴むことということで、皿回し等を行っていたが、そのせっかくの成果が対決に目に見える形で現れないのでは話にならない。
貝の目利きを触感のみで感じ取るという修行の成果は表れていたが、「修行」の成果を「対決」で示すという流れを無視すべきではない。
これではジンベエ師匠の修行の意味が伝わってこない。
巻の中に「匠」という字を書いていたが、上手くオチてはいない。

スペイン店から来たという設定の伊藤明賢という人を初めて見たが、敵役のキャラクターとしてはなかなか味があってよいのではないか。
無駄な熱さとイヤラシさを醸し出しており、先週の板尾さんよりも存在感はあった。
ただ、「戦う目的」を無視してはいかんだろう。
一柳にとっては、司を引退に追い込むのが目的だが、司にとっては今回戦う目的がない。
今までは、借金の返済だったり、フグの奪還という目的があったが、それがないというのはいかがか。
今回は「逃げずに戦う」ということがテーマだとはいえ、果たしてそれが良い脚本といえるのだろうか。

最後の乱闘シーンもなんとかカタチになってきたか。
時代劇風に収まりがつくようになってきた。
やはり、ザコばかりでなく、敵役の伊藤や※※組の親分がバトルに加わることで、締まりが生じているのではないか。

河太郎はイジリー岡田のようなガキに4倍役満を振り込んでいたが、相変わらずの放置プレイ。
先週友情的な部分を描いたとはいえ、ちょっと酷すぎる(先週のネタの銃音は健在だったが)。
個人的には、一柳のスパイだと思っているだけに、もうちょっと扱いを考えた方がいいのではないか。
もし、スパイならば、もっと怪しい面を描いてもよいだろう。
後から「あの行動が実はスパイ行動だった」と思わせるネタを挟んでもよかった。

ツメが甘いと感じたのは、磯貝ファミリーに対する司への想いの深さだ。
双子のヒロシは、母親に元気になってもらいたいと願っているようだ。
だからこそ、自分のスシを食わせようとしている。
彼が過酷な修行を自分に課しているのは、母親に特上のスシを握るためではないか。
また、母親をこのような状態にさせた米寿一家を憎んでいるのだろう。
特に、のうのうと「スシ王子」を名乗って、テレビに出ていた司を格別に憎んでいるようだ。

一方、司にとっても、家族や母親への想いというのが人一倍強いということを描かなければならない。
バラバラになった家族に対して、自分の家族の悲しみを重ねてしまう。
自分の味わった苦しみをタクミに背負わせたくないから、司は磯貝ファミリーに肩入れせざるを得ないということをきちんと視聴者に伝えなくては意味がない。

ヒロシも司も、家族が一つになる願いも、家族がバラバラになった苦しみも同じく背負っていることを、この回で感じさせないと、終盤に繋がっていかないのではないか。

そうなると、ベタな展開ではあるが、今回は磯貝スシが繁盛して、タクミの母親が戻ってきた方がテーマの趣旨には合うのではないか(なんで繁盛するのかよく分からないが)。
血の繋がりや家族のよさというのが本作のテーマだろう。

司が惚れてしまうヒロインが他の男に走るというオチは継続させる必要はあり、ユリが磯貝に惚れるというのも確かに面白い展開ではあるのだが。

テーマ:スシ王子! - ジャンル:テレビ・ラジオ

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