ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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2007年10月クールドラマ視聴率結果(反省会)

順位  タイトル    初回   最新話 前話との対比 平均(予想平均)結果 
1位「ガリレオ」     24.7%  19.6%(▽2.1%)  21.9%(21.0%)○
2位「医龍2」      21.0%  17.7%(▲2.3%)  16.7%(13.5%)×
3位「SP(エスピー)」 14.5%  12.6%(▽2.9%)  15.0%(13.0%)
4位「有閑倶楽部」   15.9%  12.7%(▲0.3%)  12.6%(16.0%)×
5位「暴れん坊ママ」  15.3%  14.2%(▲3.3%)  12.4%(10.0%)×
6位「働きマン」    15.7%  11.5%(▽0.8%)  12.0%(14.5%)×
7位「ドリームアゲイン」12.9%  11.9%(▲2.2%)  10.3%(11.0%)○
8位「モップガール」  10.2%   9.4%(▲0.2%)  10.2%( 8.5%)△
9位「ジョシデカ!」  13.4%   8.8%(▲0.4%)   9.1%(12.0%)×
10位「おいしいごはん」13.0%   8.3%(▲1.6%)   9.0%(11.0%)△
11位「オトコの子育て」11.8%   8.7%(▲1.1%)   8.6%( 8.5%)◎
12位「スワンの馬鹿!」10.5%   7.4%(▽0.5%)   8.3%(10.0%)△
13位「ハタチの恋人」 13.0%   8.2%(▲1.8%)   8.2%(14.5%)×
14位「歌姫」        9.4%   6.0%(▽2.4%)   7.9%(12.0%)×

◎・・・0.5%の乖離(結果1コ)
○・・・1.0%の乖離(結果2コ)
▲・・・1.5%の乖離(結果0コ)
△・・・2.0%の乖離(結果3コ)
×・・・2.0%以上の乖離(結果7コ)
13ドラマ中、×が7コという悲惨な予想に終わった。
×が許されるのは、「有閑倶楽部」と「歌姫」ぐらいではないだろうか。
今後のために、外れた理由を考えていきたい。
大きく理由を挙げると以下の5つのパターンに分類されそうだ。
①渡、仲間、菅野といったキャリアのある主演俳優・女優への過大評価
②上戸、北川といった若手女優への過小評価
③ストレートに予想すれば当たるところを捻ったり、逆に捻れば当たりそうなものをストレートに予想し、裏目にでたこと
④思い切りのない予想
⑤リサーチ不足

以下、個別に反省していきたい。
1位:「ガリレオ」(平均視聴率21.9%)<予想視聴率21.0%>
24.7→22.1→21.3→23.6→22.9→21.4→21.9→19.9→21.7→19.6%<終>
1%未満の乖離に押さえており、一応の合格点ともいえるが、最終回で爆発していたら平均22%超えを達成していただろう。
予想は必ずしも納得のいくものではなかった。
今年の4月・7月クールのドラマが余りにも不甲斐ない結果に終わっていたので、積極的な予想ができなかったのが、大きな敗因だ。
少なくとも、織田裕二主演の「ラストクリスマス」(平均21.5%)を超えるというイメージは持つべきだった。
今年の1月クールの「花より男子2」(平均21.7%)を超えるか、超えないかという視点でみれば、老若男女幅広い支持を集めそうな「ガリレオ」がやや超えてくるのではないかと予想できるのではないか。
予想としては、悪くて21.5%、できれば22.0%と予想すべきだった。
積極性が足りなかったと思われる。

2位:「医龍2」(平均視聴率16.7%)<予想視聴率13.5%>
21.0→16.8→15.5→15.8→15.0→17.6→14.1→16.6→17.6→15.4→17.7%<終>
予想が外れた理由として、前作を見ていないのが大きな原因だろう。
それほどの良ドラマならば、前作の平均視聴率14.8%を超えるという予想が簡単にできたはずだ。
「鬼嫁日記」「喰いタン」「菊次郎とさき」と今クールの続編が軒並み下がっているというデータに頼ってしまった。
話題の良ドラマならば、「花より男子」のように増加するものも当然ある。
また、医療系ドラマは「救命病棟24時」シリーズのように比較的稼げるという傾向もあった。
前作との差異が内田有紀の加入程度しか見当たらず、爆発力は期待できないとの判断が誤りだ。
また、裏の「ジョシデカ!」に視聴率を奪われることを危惧したのが敗因。
ドラマ視聴率のパイとしては総計25%程度が一般的であり、裏の「ジョシデカ!」が12%を取れば、「医龍2」は13%しか取れないという計算になる。
「ジョシデカ!」がまさか9%しか取れないというのは大きな誤算だった。
12%と読んでいたのが9%しか取れず、その差の3%がきちんと「医龍2」に上乗せされている。
前作比1割の増加と予想して「医龍2」の視聴率予想を16%とすれば、自ずとドラマ視聴率パイの25%から16%を引いた9%が「ジョシデカ!」の視聴率と予測できたはずだった。
予想の考え方自体は悪くなかったとは思うが、仲間由紀恵の人気を過信しすぎたのと、「医龍」の人気を評価できなかったのが敗因だ。
続編への期待感、裏ドラマの影響の読みの甘さを反省したい。

4位:「有閑倶楽部」(平均視聴率12.6%)<予想視聴率16.0%>
15.9→13.7→12.8→12.3→13.0→12.1→10.3→11.1→12.4→12.7%<終>
キャスティング、話題性、期待感からいって、ここまで低迷するのを予想するのは困難だ。
これはさすがに外してもやむを得まいだろう。
単に内容が不味かっただけであり、放送前にそれを予測するのはやや厳しいところがある。
面白い内容だったら初回の視聴率から考えると15%前後でフィニッシュできたのではないか。原作が面白いと言われており、それをつまらないものに作り変えることなど予想できようもない。
ただ、放送前から改変問題は疑問視されており、期待値よりも下がりそうだという予想は確かに可能だった。
赤西やKAT-TUNの人気もピーク時よりもだいぶ下降しており、そういったファクターを加味すべきでもあったか。
また、放送前の不安点として、日テレ火曜日22時台の新枠に実績がなかったこともある。
しかし、実績がないからこそ、今回チカラを込めて実績を作りに来たという日テレの意気込みを逆に買ったのが裏目に出た。
期待値の16%から1割ほど差し引いた14.0~14.5%と予想しておくのが正解だったようだ。
原作ファンの動向、枠の視聴率の水準をもっと読み込むべきだ。

5位:「暴れん坊ママ」(平均視聴率12.4%)<予想視聴率10.0%>
15.3→14.2→11.8→11.6→11.7→11.1→11.9→11.0→10.9→14.2%<終>
「下北サンデーズ」「ホテリアー」があまりにも低迷しており、上戸彩の能力を過小評価しすぎたようだ。
大泉洋との異色コンビ、上戸彩がママになるという意外性も評価すべきだったか。
すんなりと「花嫁とパパ」(平均11.8%)、「鬼嫁日記いい湯だな」(平均12.0%)と同程度または1割増程度と予想すべきだった。
思い切った低視聴率予想が裏目に出てしまった。
普通に考えれば、余裕で当たる視聴率であった。
主演女優への過小評価を反省すべきだ。

6位:「働きマン」(平均視聴率12.0%)<予想視聴率14.5%>
15.7→12.3→13.0→11.1→12.6→10.1→12.7→13.2→7.9→12.3→11.5%<終>
「ハケンの品格」(平均20.1%)、「ホタルノヒカリ」(平均13.6%)を踏まえると、女性を描いたこの枠の作品には定評がある。
綾瀬はるかと菅野美穂を比べたら、菅野美穂の方が上回るそうという予想が失敗した。
勢いのあるのは綾瀬はるかの方だったか。
菅野美穂はキャリアが長いものの、「わたしたちの教科書」11.2%、「あいのうた」9.8%、「愛し君へ」16.9%、「幸福の王子」11.6%、「アルジャーノンに花束を」11.1%と視聴率があまり伴っていなかった。
月9の話題作「愛し君へ」が平均16.9%しか取れないのならば、今回はその2割減の13.5%辺りと予想すべきだったか。
また、9話目の7.9%という恐ろしく低い数字を叩いたのも痛かった。
これがなければ、平均12.5%程度でフィニッシュできたはずだ。
人気マンガが原作ということでそれほど低くは予想できないが、菅野美穂の女優としての数字の見極めをしっかりとすべきだった。
あまり数字を持っていない女優への過大評価を反省すべきか。

7位:「ドリーム☆アゲイン」(平均視聴率10.3%)<予想視聴率11.0%>
12.9→10.0→9.5→10.0→8.4→11.8→8.4→9.9→9.7→11.9%<終>
「ホットマン2」(平均10.4%)からいっても、反町隆史の能力どおりの数字を残した。
これは比較的予想通りの結果となったのではないか。
特殊要因等で二回ほど8.4%と大きく下げたのがやや痛かった。
そういった特殊要因を事前にきちんと加味すれば、期待値11.0%の0.5%減の10.5%と予想できた。
また、今クールの同枠「受験の神様」(平均 9.5%)、「演歌の女王」(平均 9.1%)が低迷していたことももうちょっと加味すべきだったか。

8位:「モップガール」(平均視聴率10.2%)<予想視聴率8.5%>
10.2→10.7→11.8→9.7→9.8→10.6→9.8→10.4→9.2→9.4%<終>
北川景子のブレイクを予想できなかったのが敗因だ。
映画「ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT」というハリウッド映画にも出演しているものの、「Dear Friends」や「サウスバウンド」といった映画でコケてしまっているので、ただの新人女優扱いをしてしまった。
主演女優としてはちょっと苦しいことになるのではないかと思ってしまうのは致し方ないところはあったが…。
ただ、CMでも知名度を上げたばかりではなく、本ドラマ内の弾けっぷりが評価されたのだろう。
放送前にはあそこまで演技で健闘するとは思えなかった。
彼女のことを知らなさすぎたのが問題だったか。
健闘すると期待を込めれば、「きらきら研修医(小西真奈美)」(平均9.3%)と同程度の9.5%と予想できたはずだ。
ただ、この枠は深夜帯になるので、「スシ王子!」(平均7.5%)のように嫌われると手が付けられないほど酷い結果になるので強気になれないところもある。
やはり、こちらも主演女優への過小評価を反省すべきだ。

9位:「ジョシデカ!」(平均視聴率9.1%)<予想視聴率12.0%>
13.4→10.3→8.4→9.4→8.3→7.8→9.3→7.1→8.4→8.8%<終>
「医龍2」で触れたので、詳細には書かないが、仲間由紀恵を過大評価しすぎたのが敗因。
前作「医龍」の裏だった「弁護士のくず」(平均12.7%)はそこそこの視聴率を取っているので、面白いドラマならばある程度は太刀打ちできたはずなのだが…。
初回視聴率13.4%取っているので、内容に問題があったのではないか。
この前にも書いたが、キャスティングにも難がありすぎた。
泉ピン子を配して年配層、仲間由紀恵を配して若年層、リュ・シウォンを配して韓流層、片平なぎさを配してサスペンス層など、あらゆる層を対象としたことから、かえって誰も見向きもされなくなったのではないか。
若い人は年配向けドラマだと思い、年配者は若者向けドラマだと思うというような悪循環に陥ったような気がする。
こちらは逆に実績のある主演女優への過大評価を反省すべきだ。

10位:「おいしいごはん」(平均視聴率9.0%)<予想視聴率11.0%>
13.0→11.7→9.3→7.7→6.5→8.6→6.7→8.3%<終>
確かにつまらなそうだと思ったが、渡哲也がここまで低迷するのを予想するのは難しい。
「マグロ」でも視聴率を稼げる哲也ならば、どんなジャンルでも「きっとやってくれるはず」という淡い期待は打ち崩された。
データだけに頼らず、直感で「コケる」と予想して、期待値よりも低めに予想すべきだった。
ただ、脚本家は「ALWAYS三丁目の夕日」「キサラギ」の古沢良太、結婚後の藤原紀香も出演しており、テレビ朝日もそれほど手を抜いているわけではなかった。
初回視聴率が13.0%と高めのオープニングを飾っており、それなりの期待感は視聴者にもあったと思われる。
渡哲也のファン層を考えると、作風がやや軽すぎたのかもしれない。
渡哲也のファン層の予想を悪い意味で裏切ってしまったのではないか。
木曜日ドラマはひしめいており、テレビ朝日は少々分が悪いところもあるところも加味すべきだった。
つまらなそうなと感じたら、もうちょっと直感を信じるべきと反省したい。

11位:「オトコの子育て」(平均視聴率8.6%)<予想視聴率8.5%>
11.8→8.8→8.0→8.7→6.9→8.2→7.6→8.7%<終>
高橋克典主演の「ガチバカ!」(平均7.8%)の実績を踏まえると、簡単に誰でも当たる結果だ。
「ガチバカ!」をベースに、「特命係長」で得た人気を+αすればよいだけ。
特に、反省点はない。

12位:「スワンの馬鹿!」(平均視聴率8.3%)<予想視聴率10.0%>
10.5→9.0→10.4→7.9→7.7→7.3→7.9→6.8→7.9→7.4%<終>
誰しも本ドラマがヒットするとは思わなかっただろう。
予想通りの大コケとなった。
当然低めの予想をしようかと思ったが、フジテレビに何らかの勝算があるのかと裏を読んでしまい、あまり低めの予想をしなかった。
こういう大人向けドラマでも良作ならば、ある程度の視聴率を稼げるとフジテレビは証明するのではないかと考えたのが失敗だった。
前クールの「牛に願いを」(主演:玉山鉄二)(平均8.7%)を参考にすれば、簡単に当たる結果だった。
裏を読みすぎと反省すべきだ。
コケそうならば、もっとストレートに予想すべきだ。

13位:「ハタチの恋人」(平均視聴率8.2%)<予想視聴率14.5%>
13.0→10.4→9.2→7.4→7.3→6.6→6.4→6.6→6.4→8.2%<終>
予想外の結果に終わったが、終わってみればこの結果も致し方ないところもある。
織田裕二の「冗談じゃない!」(平均13.4%)でさえ、この結果に終わっており、明石家さんまの俳優レベルを考えると、「冗談じゃない!」の3割~4割減という予想もできる。
新垣結衣の「パパとムスメの7日間」(平均13.9%)の結果を踏まえると、長澤まさみの人気は新垣結衣の3割~4割程度低いという予想もできる。
明石家さんま・長澤まさみという知名度に惑わされてしまったが、順当な結果ともいえる。この枠のホームドラマはもはや苦しい。
明石家さんまの人気もやや落ちており、ただのバラエティーでさえそれほど見たくもないのに、ドラマで騒いでいる姿を視聴者はなお一層見たくなかったのではないか。
期待感はあったが、冷静に主演二人の人気をジャッジすべきだったと反省したい。

14位:「歌姫」 (平均視聴率7.9%)<予想視聴率12.0%>
9.4→7.5→9.8→6.9→8.4→9.2→6.7→7.1→7.7→8.4→6.0%<終>
「孤独の賭け」「肩ごしの恋人」同様に、どこか古ぼけた感のする地味なドラマ。
ドラマとしての魅力は確かに全く感じられなかった。
それなのに、01年「ハンドク!!!」05年「タイガー&ドラゴン」と同じく長瀬智也主演の一般的な作品と同程度に落ち着くと考えてしまった。
これは大きな間違いだった。
長瀬智也には04年の「彼女が死んじゃった」といった当たり外れもあり、相方が低視聴率女王の相武紗季ではさすがに視聴率を稼げない。
ここまでの大コケは予想できないものの、10%程度に低迷すると予想すべきだった。
こちらは予想にヒネリがなさすぎたのを反省すべきだ。
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テーマ:◆テレビ視聴率◆ - ジャンル:テレビ・ラジオ

『SP』episode0レビュー 【ドラマ】

Episode0の構成は以下の通り。
①訓練生時代
なぜ井上がSPを志したか。井上リクルートを巡る尾形の姿を描く。
②警護課新人時代
井上が他のSPからの信頼を得るまでを描く。
③事件勃発まで
井上父母刺殺事件の犯人が釈放され、事件勃発までの裏を描く。

①訓練生時代
「なぜ井上がSPを志したか。井上リクルートを巡る尾形の姿を描く。」
冒頭の訓練には見応えがあり、井上と尾形が教室で二人が話す際の演出もよかったと思う。
単にカッコつけていたようにも思えるが、二人が話す横顔だけを終始映しており、最後に井上が尾形の方を見て、井上の顔の正面が映るような演出をしている。
なかなか凝った演出をしているのがよく分かる。

井上がSPを志した理由として、「私のような境遇の者を新たに生み出さないためです」と語っていたと思われる…。
警察の中でも特にSPを志す理由としてはグッドアンサーとは思えないが、確か先週一人娘を持つ大橋を井上は思いっきり見殺しにしていなかったか?
もし、本気で「私のような境遇の者を新たに生み出さないためです」と思っているのならば、先週のようにあっさりとマルタイを見放す真似はしないだろう。

「SPが携帯すべき武器とは何か?」「信頼関係があれば無敵になれる」
教官の言っていることは分かるが、東京都知事、元内閣総理大臣、大橋と誰とも一切信頼関係を築けていないのはどういうことなのだろうか。
次回の麻田内閣総理大臣の際にも当然信頼関係など築けようがないので、言葉だけが空回りしている。
信頼関係を築こうとしてもなかなかマルタイと築けないという方向でドラマを展開させてもいいので、少しは信頼関係を築こうとする努力だけはして欲しいものだ。

西島理事官の裏の顔を井上はすぐ察知したが、“SP”というよりも、それは“ESP(Extra-sensory perception=超能力)”というやつではないのか。
なお、ESPを使える者のことをエスパーと呼ぶ。

②警護課新人時代
「井上が他のSPからの信頼を得るまでを描く。」
一見ぼんやりしていたり、ふざけているようにみえるが、きちんと仕事はする男であり、SPとしては型破りであるがSPとしての能力はずば抜けて高いということ、徐々に周囲のSPたちから信頼を得ていく過程を描こうとしている。
しかしながら、凝った演出を考えたためか、肝心のシーンがかなり分かりにくいものとなっているのが残念だ。
「受付付近に注目しろ!」と井上が警告した後、騒ぐ男の姿がかすかにぼんやりしか映っていないのが演出としてまずいような気がする。
集中せず普通に見ていたら、あの演出では一般の視聴者はよく分からないだろう。
その後、男が騒ぎ出すのだが、カメラの位置の関係から「受付付近=騒ぐ男のいた位置」がさらに分かりにくくなっていると思われる。
型破りの井上がなぜ他のSPの信頼を得たのかという大事なポイントなので、慎重に演出すべきだった。
このポイントが上手く伝わってこないような気がする。
また、異常事態が起きるのを察知する能力が井上は高いのは分かるが、それだからといって平時にぼんやりと上を眺めていいというわけではないだろう。
あの行為に何かの裏があるかと思っていたら、何も説明がないので拍子抜けだ(七三が何か訳の分からないことを言っていたが、緊急時の脱出ルートでも井上は検討していたのだろうか)。
本物のプロは平時だろうが、異常時だろうが手を抜かないものだ。

③事件勃発まで
「井上父母刺殺事件の犯人が釈放され、事件勃発までの裏を描く。」
今回の事件に西島理事官が関わっていることが描かれていた(職場のメールを使うものだろうか?)が、恐らく西島理事官だけではなくきちんとした裏があると思われる(裏がなく、西島理事官がただの真犯人だったら、恐ろしいドラマだ)。
この事件の裏を個人的に推測すると、内閣総理大臣が関わっているのではないかと思われる。
テロ及び警護関係の予算を増加させたい内閣総理大臣と警察が自作自演で事件を起こして、テロの実績や予算増額の必要性を作ろうとしているのではないか。
内閣総理大臣が狙われたとしても、SPが自分の身を壁にして助けてくれるという読みがあるのだろう。
SPを捨て駒として利用されることとなる。
そのような自作自演の事件であっても、自分の身を削り、自己を犠牲にしてSPを務め上げられるかどうかをラストで井上に問うような気がするというのが自分の予想だ。
今後、どのように展開していくかを注目したい。

毎週毎週文句ばかり言っているので、「もう見るのをやめたら?」という隠れコメントを頂きましたが、せっかくここまで見続けたので、最後まで本ドラマに付き合って、最後までレビューしていきたいと考えています。
「つまらないからといって見るのを止める」だけではなく、ドラマの問題点を指摘するのも視聴者として必要なことではないでしょうか。
評価すべき点はきちんと評価して、問題点や改善点は自分なりの解釈を述べるのもドラマの楽しみ方だと思います。

テーマ:SP - ジャンル:テレビ・ラジオ

国内映画興行収入ランキング(12月4週目) 【映画】

(注意)興行収入の数値は暫定のものです。ご了承ください。
なお、本ランキングは興行収入ベースのものですので、動員ベースの巷のランキングとは一部異なる場合があります。
※今週はデータ元がデータを更新していないため、数値が不明なものがほとんどです。

新作が4本ランクインしたため、7週目で「ボーン・アルティメイタム」4週目で「ベオウルフ/呪われし勇者」、2週目で「サーフズ・アップ」及び「スマイル 聖夜の奇跡」が圏外へ消えた。

「スマイル 聖夜の奇跡」の現在の興行収入は1.5億円となっている。
200館を超える規模の今年の邦画の最低ランク作品の2週目終了時点の興行収入は以下の通り。
「包帯クラブ」(東映)     8.6千万円
「Dear Friends」(東映)   不明
「天国は待ってくれる」(松竹)1.4億円
「大帝の剣」(東映)      1.5億円
「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」(ソニー)1.7億円
「怪談」(松竹)         2.0億円
「スマイル 聖夜の奇跡」の現在の興行収入は祝日の月曜日も含まれているので、「天国は待ってくれる」以下のレベルとなるかもしれない。
間違いなく、大コケレベルと断定してよさそうだ。
それにしても「包帯クラブ」はどこまで酷いのか。
このままでいくと「スマイル 聖夜の奇跡」は3億円に届かない程度でフィニッシュしそうだ。
個人予想は5~6億円だったので、予想の半分程度となってしまった。
東宝作品であっても、壮絶にコケる映画はあるということが分かる素材となった。


1位:「アイ・アム・レジェンド」(2週目)<予想順位2位>
【個人予想】 30億円 

2位:「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」(1週目)<予想順位1位>
【個人予想】 27億円
【参考】 前作20.6億円
金曜日からの4日間を含めて5.7億円弱程度のオープニングを飾った。
前作のオープニングが、先行などを含めて5.3億円となっているので、前作と同程度のオープニングと考えてよいのではないか。
「バイオハザードⅢ」のオープニングが6.0億円弱であり、トータル30億円となっているので、「ナショナル・トレジャー」は30億円を狙えるものではない。
「ナショナル・トレジャー」を週末2日ベースに換算すると3.2億円程度だろうか。
「ボーン・アルティメイタム」3.25億円、「幸せのちから」3.5億円(トータル27億円)と同程度のオープニングと思われる。
着地点としては、20億円前後ということになろうか。
なんとか、前作の20億円を超たいところだ。

3位:「マリと子犬の物語」(3週目)<予想順位4位>
【個人予想】 23億円
祝日込みで、トータルでは12.0億円突破を目前としている。
1週間の伸びは4.6億円弱程度だろうか。
参考作品の3週目成績は以下の通り。
「舞妓Haaaan!!!!!」11.5億円(トータル20.8億円)
「Life 天国で君に逢えたら」9.9億円(トータル17.0億円程度)
06年「子ぎづねヘレン(松竹)」10.5億円(トータル17.8億円)
04年「クイール(松竹)」10.9億円(トータル22.2億円)
データに祝日が含まれているので、単純な比較はできないが、「舞妓Haaaan!!!!!」を超えるペースとなっている。
20億円は見えたといっていいだろう。
「クイール」「子ぎづねヘレン」の比率で計算すると、「マリと子犬の物語」は20.3~24.4億円程度となる。

4位:「劇場版 BLEACH ブリーチ The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸」(1週目)<予想順位6位>
【個人予想】 7億円
祝日込みで、2.2億円弱程度のオープニングを飾った。
前作の4割増のオープニングと言われているが、本作は祝日が含まれているので、前作と同程度のオープニングとなるのではないか。
なお、2.2億円弱程度のオープニングは、「劇場版 NARUTO-ナルト- 疾風伝」(12.1億円)の2日分のオープニングと同じものとなっている。
やはり、前作同様に7億円前後の興行収入に落ち着きそうだ。

5位:「ルイスと未来泥棒」(1週目)<予想順位5位>
【個人予想】 13億円

6位:「えいがでとーじょー!たまごっち ドキドキ!うちゅーのまいごっち!?」(2週目)<予想順位7位>
【個人予想】 6億円
祝日込みで、トータルでは2.6億円を突破した。
1週間の伸びは1.4億円弱程度だろうか。
去年の「劇場版どうぶつの森」(トータル17億円)の2週目時点の興行収入は4.6億円弱となっている。
比率で計算すると、10億円突破は厳しいという状況か。
半分程度の公開館数の「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」の2週目興行収入は3.7億円となっており、「えいがでとーじょー!たまごっち ドキドキ!うちゅーのまいごっち!?」はそれほど爆発力はなかったようである。
「甲虫王者ムシキング」辺りと同じレベルか。

7位:「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(8週目)<予想順位10位>
【個人予想】 42億円 【配給会社期待値】 100億円以上(1000万人動員予定)
【参考】 前作 32.3億円(※もうちょっと稼いでいるかも)
祝日込みで、トータルでは39.8億円を突破した。
1週間の伸びは1.6億円程度だろうか。
なお、前作の8週目終了時の成績は、25.7億円となっている(前作比55%増加)。
40億円突破は確実となった。
一昨年の「交渉人 真下正義」(トータル42.0億円)を抜くのもほぼ確実であり、最大の目標は「西遊記」(トータル45億円)となりそうだ。
「西遊記」の8週目終了時の成績は41.8億円となっており、やや分が悪い。
正月でどこまで稼げるかが勝負だ。

8位:「魍魎の匣」(1週目)<予想順位圏外>

9位:「恋空」(8週目)<予想順位8位>
【個人予想】 6億円 【配給会社期待値】 40億円
祝日込みで、トータルでは35.6億円突破を目前としている。
1週間の伸びは1.5億円程度だろうか。
クリスマス需要があるかと思ったが、週末の順位はそれほど高くはなかった。
「どろろ」のトータル34.5億円をついに超えた。
次の目標は、「電車男」の37.0億円(8週目終了時32.6億円)となりそうだ。
「NANA」の40.3億円(同37.8億円)を超えるのは、さすがに厳しいか。

10位:「椿三十郎」(4週目)<予想順位圏外>
【個人予想】 22億円 【配給会社期待値】20億円(角川氏の公開前見込みは60億円)
【参考】 「武士の一分」40億円超
祝日込みで、トータルでは7.3億円を突破した。
1週間の伸びは1.5億円弱程度だろうか。
今年公開された邦画の4週目終了時の成績は以下の通り。
「俺は、君のためにこそ死ににいく」8.1億円
「クローズドノート」       7.9億円
「憑神」             6.4億円
現時点では10億円突破は厳しいといえる。
正月にどのくらい稼げるかがポイントになりそうだ。
参考作品の4週目終了時の成績は以下の通り
「武士の一分」 20.5億円(トータル40億円)
「犬神家の一族」7.7億円(トータル9億円)
「県庁の星」  14.4億円(トータル20.8億円)
いつのまにか「犬神家の一族」にも抜かれてしまっている。
やはり9億円程度が落ち着きどころか。

「茶々 天涯の貴妃(おんな)」は11位スタートとのこと。
先週自信満々で15億円程度は稼げると書いたのに、いったい何が起きたのか分からない。
和央ようかの引退時に1万人が駆けつけたのだから、全国規模のファン層はその数十倍程度の期待できるはずであり、宝塚ファンを動員すれば、100万人は楽に超えるはずという「映画ファイナルファンタジー式どんぶり勘定」予想が見事に外れた。
ゲームプレイヤーが映画を見ないのと同様に、宝塚ファンも映画は見ないのだろうか。


次週ランキング入りが予想されるのは、「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」の1本。
前作が16.8億円稼いでいる。
前作も12月に公開されているものの、はっきりいって正月から見たいと思える映画ではない。やや苦戦するのが予想される。
前作の7割程度の12億円が落ち着きどころか。
「300<スリー・ハンドレッド>」が16億円程度、「Vフォー・ヴェンデッタ」が10億円程度、「シン・シティ」が10億円程度となっている。
知名度込みで12億円程度としたが、やや高すぎるかもという印象がある。

予想順位(今週) 自己評価 タイトル(主な公開劇場)
1(1) 済「アイ・アム・レジェンド」(ルーブル丸の内)
2(2) 済「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」(日劇PLEX1)
3(-) ◎「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」(有楽座)
4(3) ×「マリと子犬の物語」(日劇PLEX)
5(5) ×「ルイスと未来泥棒」(丸の内ピカデリー2)
6(4) ×「劇場版 BLEACH ブリーチ」(新宿バルト9)
7(7) ▲「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(有楽座)
8(9) ×「恋空」
9(6) ×「えいがでとーじょー!たまごっち」(シネマート新宿)
10(8) ×「魍魎の匣」(丸の内TOEI2)

[個人評価]
◎ 絶対観たい作品
○ できれば観たい作品
▲ DVDか映画サービスデイだったら観たい作品
△ 映画館では観ないけどDVDだったら観るかもしれない作品
× 一度も観ることはないでしょうの作品
済 鑑賞済み作品

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ちょっと早いアカデミー賞ノミネート予想【映画】

ほとんどの作品は当然未見だが、他の賞レース、評判などを元にちょっと早いアカデミー賞ノミネートを予想してみました。

【作品賞】
◎「ノーカントリー」(コーエン兄弟監督)
○「There Will Be Blood」(ポール・トーマス・アンダーソン監督)
「つぐない」(ジョー・ライト監督)
「潜水服は蝶の夢を見る」(ジュリアン・シュナーベル監督)
「Juno」(ジェイソン・ライトマン監督)
<次点>「スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師」(ティム・バートン監督)
[短評]本命は「ノーカントリー」。これはさすがに鉄板ではないか。
他の賞レースで他の作品を圧倒している。
興行面においてもライバル勢に比べて、比較的好調である。
コーエン兄弟は96年の「ファーゴ」での実績も買われると思われる。
今度こそ受賞となりそうだ。
対抗は、ポール・トーマス・アンダーソン監督の「There Will Be Blood」。
ポール・トーマス・アンダーソン監督は「マグノリア」「ブキーナイツ」「パンチドランク・ラブ」といった実績もある。また、主演のダニエル・デイ=ルイスも高い評価を受けているので、「ノーカントリー」のライバルとなるだろう。
フランス映画「潜水服は蝶の夢を見る」は外国語部門の受賞資格が確かないので、作品賞でのノミネートとなるのではないか。
ノミネート5作品にやや華やかさに欠けるので、「スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師」がノミネートされる可能性もありそうだ。
リドリー・スコット監督の「アメリカン・ギャングスター」の失速が予想外だった。

【監督賞】
◎コーエン兄弟(「ノーカントリー」)
○ポール・トーマス・アンダーソン(「There Will Be Blood」)
ジュリアン・シュナーベル(「潜水服は蝶の夢を見る」)
ジョー・ライト(「つぐない」)
ティム・バートン(「スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師」)
<次点>ジェイソン・ライトマン(「Juno」)
[短評]作品賞においてノミネートされた監督がすんなりとノミネートされそうだ。
監督作品が「サンキュー、スモーキング」のみと実績を欠くジェイソン・ライトマンの代わりに、ティム・バートンがノミネートされるのではないか。
本命はもちろんコーエン兄弟。これも堅そうだ。

【主演男優賞】
◎ダニエル・デイ=ルイス(「There Will Be Blood」)
○ジョニー・デップ(「スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師」)
ジョージ・クルーニー(「Michael Clayton<フィクサー>」)
ジェームズ・マカボイ(「つぐない」)
ヴィゴ・モーテンセン(「Eastern Promises」)
<次点>デンゼル・ワシントン(「アメリカン・ギャングスター」)
[短評]本命はダニエル・デイ=ルイス(「There Will Be Blood」)。
強敵が見当たらず、89年「マイ・レフトフット」以来、二度目の受賞となるのではないか。
二度目の受賞が嫌がれるとなると、ジョニー・デップが受賞するというサプライズがありそうだ。
「つぐない」で主演したジェームズ・マカボイは「ラストキング・オブ・スコットランド」「ナルニア国物語」などに出演している若手俳優。さすがにまだ実績不足か。
デヴィッド・クローネンバーグ監督に敬意を表してヴィゴ・モーテンセンがノミネートされると予想するが、ヴィゴ・モーテンセンはあまり演技に対して評価されていないところがあるので、デンゼル・ワシントン(「アメリカン・ギャングスター」)が穴埋めとしてノミネートされることもありそうだ。
デンゼル・ワシントン監督作品「The Great Debaters」の評価が高いので、そういった活動も含めて評価されることもあるだろう。

【主演女優賞】
◎ジュリー・クリスティ(「Away From Her」)
○エレン・ペイジ(「Juno」)
マリオン・コティヤール(「エディット・ピアフ/愛の讃歌」)
キーラ・ナイトレイ(「つぐない」)
アンジェリーナ・ジョリー(「マイティ・ハート/愛と絆」)
<次点>ケイト・ブランシェット(「エリザベス/ゴールデン・エイジ」)
[短評]六十歳を超えるジュリー・クリスティと二十歳のエレン・ペイジの一騎打ちムード。
エレン・ペイジは「ハードキャンディー」「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」に出演しているが、まだまだキャリアが浅く、いきなりの受賞はハードルが高そうだ。
経験豊富のジュリー・クリスティが65年「ダーリング」以来、二度目の受賞となるのではないか。
71年「ギャンブラー」、97年「アフターグロウ」でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた実績がある。
近年は「あなたになら言える秘密のこと」「トロイ」「ネバーランド」といった作品に出演している。
上述の表には含めていないが、ノミネートの超大穴として考えられるのが、エイミー・アダムス(「魔法にかけられて」)。
ケイト・ブランシェットは助演女優賞にノミネート確実なので評価を下げた。
また、「エリザベス/ゴールデン・エイジ」は興行的にコケてしまっている。
去年も「あるスキャンダルの覚え書き 」で助演女優賞にノミネートされているので、それほど頻繁にアカデミー候補にはなるまい。

【助演男優賞】
◎ハビエル・バルデム(「ノーカントリー」)
○ケイシー・アフレック(「ジェシー・ジェームズの暗殺」)
フィリップ・シーモア・ホフマン(「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」)
ハル・ホルブルック(「INTO THE WILD」)
トム・ウィルキンソン(「Michael Clayton<フィクサー>」)
<次点>ジョン・トラボルタ(「ヘアスプレー」)
[短評]ハビエル・バルデムとケイシー・アフレックの一騎打ちムードだが、ハビエル・バルデムが断然有利だろう。
「ノーカントリー」の評価は、ハビエル・バルデムの怪演があってのものと聞いている。
00年「夜になるまえに」でアカデミー主演男優賞にノミネート経験があり、04年「海を飛ぶ夢」でもノミネートはされなかったが絶賛された。
受賞されるだけの実績を積んでいる。
一方、ベン・アフレックの弟ケイシー・アフレックは「Gone Baby Gone」での高評価もあり、「ジェシー・ジェームズの暗殺」でのノミネート確実ではあるものの、キャリアはあるが、実績はまだまだ足りないという印象を持たれるだろう。
ショーン・ペン監督作品「INTO THE WILD」もかなり評価が高い作品。
作品賞・監督賞でのノミネートまでには至らないものの、助演男優・女優賞でノミネートさせて、「INTO THE WILD」の評価をすると思う。
超大穴でジョン・トラボルタ(「ヘアスプレー」)のサプライズノミネートも考えられるが、5名の枠は上述の5名で堅いのではないか。

【助演女優賞】
◎エイミー・ライアン(「Gone Baby Gone」)
○ケイト・ブランシェット(「アイム・ノット・ゼア」)
ティルダ・スウィントン(「Michael Clayton<フィクサー>」)
セルシャ・ローナン(「つぐない」)
キャサリン・キーナー(「INTO THE WILD」)
<次点>バネッサ・レッドグレーブ(「つぐない」)
[短評]エイミー・ライアンが圧倒的なリードを保っている。
彼女は「カポーティ」程度しか実績がないが、助演女優賞はキャリアが少なくても受賞できる賞だ。
去年も演技実績に欠けるジェニファー・ハドソン(「ドリーム・ガールズ」)が受賞した。ノミネートされたのも実績に欠ける菊地凛子アビゲイル・ブレスリンアドリアナ・バラーザといったメンバー。
ケイト・ブランシェットが出演する「アイム・ノット・ゼア」は「エデンより彼方に」「ベルベット・ゴールドマイン」のトッド・ヘインズ監督作品。
「アイム・ノット・ゼア」はやや知名度が低いのが気になるところだ。
「アイム・ノット・ゼア」よりも「Gone Baby Gone」の知名度は高い。
主演部門の受賞がなさそうな「つぐない」につぐないするために助演女優賞では数名ノミネートされるかもしれないと予想される。
セルシャ・ローナンは14歳位の子役。
バネッサ・レッドグレーブは70歳を超えている超ベテラン女優。

【長編アニメーション映画賞】
◎「ペルセポリス」
○「レミーのおいしいレストラン」
「ベオウルフ 呪われし勇者」
[短評]「レミーのおいしいレストラン」が圧倒的にリードしているが、ピクサー作品は「Mr.インクレディブル」「ファインディング・ニモ」で受賞経験がある。
そこでサプライズ的に、イラン出身でフランス在住のマルジャン・サトラピ監督作品の「ペルセポリス」が受賞しそうだ。
個人的には、アニメという概念を取り去った「ベオウルフ 呪われし勇者」も捨て難いのだが、この作品が受賞するまでには至るまい。
ノミネート資格を有するのは、以下の十二本となっている。
「Alvin and the Chipmunks」「Aqua Teen Hunger Force Colon Movie Film for Theaters」「ビー・ムービー」「ベオウルフ 呪われし勇者」「ルイスと未来泥棒」「ペルセポリス」「レミーのおいしいレストラン」「シュレック3」「ザ・シンプソンズ MOVIE」「サーフズ・アップ」「鉄コン筋クリート」「TMNT」

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2007年10月クールドラマ視聴率結果(最終話)

順位  タイトル    初回   最新話 前話との対比 平均(予想平均)結果 
1位「ガリレオ」     24.7%  19.6%(▽2.1%)  21.9%(21.0%)○
2位「医龍2」      21.0%  17.7%(▲2.3%)  16.7%(13.5%)×
3位「SP(エスピー)」 14.5%  12.6%(▽2.9%)  15.0%(13.0%)
4位「有閑倶楽部」   15.9%  12.7%(▲0.3%)  12.6%(16.0%)×
5位「暴れん坊ママ」  15.3%  14.2%(▲3.3%)  12.4%(10.0%)×
6位「働きマン」    15.7%  11.5%(▽0.8%)  12.0%(14.5%)×
7位「ドリームアゲイン」12.9%  11.9%(▲2.2%)  10.3%(11.0%)○
8位「モップガール」  10.2%   9.4%(▲0.2%)  10.2%( 8.5%)△
9位「ジョシデカ!」  13.4%   8.8%(▲0.4%)   9.1%(12.0%)×
10位「おいしいごはん」13.0%   8.3%(▲1.6%)   9.0%(11.0%)△
11位「オトコの子育て」11.8%   8.7%(▲1.1%)   8.6%( 8.5%)◎
12位「スワンの馬鹿!」10.5%   7.4%(▽0.5%)   8.3%(10.0%)△
13位「ハタチの恋人」 13.0%   8.2%(▲1.8%)   8.2%(14.5%)×
14位「歌姫」        9.4%   6.0%(▽2.4%)   7.9%(12.0%)×

◎・・・0.5%の乖離(結果1コ)
○・・・1.0%の乖離(結果2コ)
▲・・・1.5%の乖離(結果0コ)
△・・・2.0%の乖離(結果3コ)
×・・・2.0%以上の乖離(結果7コ)

今クールも全てのドラマが終了した。
残る3作品もやはり元気なく終了したのが、今クールを物語っている。

2位:「医龍2」(平均視聴率16.7%)<予想視聴率13.5%>
21.0→16.8→15.5→15.8→15.0→17.6→14.1→16.6→17.6→15.4→17.7%<終>
前作と同水準の最終回。初回に比し、かなり勢いを欠いたか・・・。
前作「医龍」の初回視聴率は14.1%、最高視聴率は最終回の17.2%、最低視聴率は7話目の12.7%、平均視聴率14.8%となっている。
前作の視聴率の動きは以下の通り。
14.1→14.1→14.1→14.7→14.8→15.1→12.7→16.6→13.8→15.1→17.2%
自身2番目に高い成績でラストを飾ったのは評価できるが、前作のラスト、本作の六話目・九話目とほぼ同水準というのは最終回としては物足りない。
ラストの盛り上がりという点においては、合格点というわけにはいかなかった。
「医龍2」の第二話からラストの上昇率は5.4%となっている。
「医龍」の初回からラストの上昇率は22.0%となっている。
初回を無視しているにも関わらず、この上昇率は物足りない。
「医龍2」の初回からラストまでの下落率は15.7%となっている。
最終的な平均視聴率自体は満足のいく数値を稼いだが、初回の勢いを考えれば、お世辞にも満足のいく結果にはならなかっただろう。
結局、目標の平均17%超えも成らなかった。
平均視聴率16%台のドラマは以下の通りとなっている。
「女王の教室」16.9%(初回14.4%・最終回25.3%)
「結婚できない男」16.9%(初回20.2%・最終回22.0%)
「野ブタ。をプロデュース」16.9%(初回16.1%・最終回18.2%)
「スローダンス」16.9%(初回22.5%・最終回17.8%)
「アテンションプリーズ」16.4%(初回17.7%・最終回16.5%)
「ドラゴン桜」16.4%(初回17.5%・最終回20.3%)
初回20%を超えたドラマとしては、果たして大成功といえるのだろうか。

3位:「SP(エスピー)」 14.5→17.6→15.2→15.7→14.1→14.6→15.5→12.6%
さすがに時期が悪すぎたか。クリスマスシーズンは辛い。
関連作品の視聴率の動きは以下の通り。
☆「ライフ」(平均12.2%)
11.0→11.7→10.9→10.9→10.0→11.7→9.4→12.4%《初回からの上昇率12.7%》
☆「ライアーゲーム」(平均11.4%)
12.3→12.8→8.7→9.6→10.0→11.4→12.0→11.4%<初回からの下落率 7.3%>
☆「特命係長・只野仁3」(平均14.3%)
13.4→15.5→14.4→12.7→13.9→14.0→13.7→14.0%《初回からの上昇率 4.5%》
☆同演出家「踊る大捜査線」(平均18.0%)
18.7→16.4→16.5→15.7→18.1→18.7→18.2→17.3%<初回からの下落率 7.5%>
☆岡田主演「タイガー&ドラゴン」(平均12.8%)
16.2→14.1→13.2→12.8→12.4→12.5→11.9→11.3%<初回からの下落率30.2%>
「SP(エスピー)」の初回からの下落率は13.1%となっている。
クリスマスで騒いでいる時期には、こういった若者向けドラマは大きく影響を受ける。
また、Episode0というストーリーの谷間では仕方ないところもある。
それでもこの視聴率を獲得したのは、人気ドラマの証だろう。
これだけの不利を受けながら、「ライフ」「ライアーゲーム」「タイガー&ドラゴン」の八話目の視聴率を上回っている。
平均15%を割ってしまいそうだが、来年の上昇に期待したいところだ。

9位:「ジョシデカ!」(平均視聴率9.1%)<予想視聴率12.0%>
13.4→10.3→8.4→9.4→8.3→7.8→9.3→7.1→8.4→8.8%<終>
良くも悪くもない特徴のない結果に終わった。3話目以降は一応視聴率をキープさせていたようだが…。
関連作品の視聴率の動きは以下のとおり。
☆仲間主演「エラいところに・・・」(平均12.7%)<初回からの下落率27.3%>
16.1→14.8→12.7→14.1→11.3→10.8→12.2→10.3→11.7%<終>
☆同脚本家の同枠「花嫁は厄年ッ!」(平均12.0%)<初回からの下落率 0.8%>
13.2→12.8→12.3→11.3→12.1→10.4→10.7→12.5→13.1→11.6→11.2→13.1%<終>
☆「医龍」の裏だった「弁護士のくず」(平均12.7%)<初回からの下落率19.9%>
14.1→11.9→11.2→10.5→13.1→14.3→12.6→14.2→11.4→12.2→16.1→11.3%<終>
「ジョシデカ!」の初回からの下落率は34.3%である。
裏に「医龍2」がいるために、当然のように盛り上がりに欠けた。
しかし、3話目以降は9%2回、8%4回、7%2回と8%前後をきちんとキープさせていたようだ。見ている人はきちんと見たという結果か。
仲間由紀恵主演作としては、02年10月クール「ナイトホスピタル」の平均9.3%を下回る結果となってしまった。
「受験の神様」9.5%、「わるいやつら」9.4%、「きらきら研修医」9.3%辺りにも結局勝つことができず、「演歌の女王」の平均9.09%はギリギリ上回った。
本ドラマを一度も見たことないが低迷した理由として考えられることは、ストーリーが面白くないということ以外に、「視聴者層のターゲットを絞りきれなかった」ことではないか。
泉ピン子を配して年配層、仲間由紀恵を配して若年層、リュ・シウォンを配して韓流層、片平なぎさを配してサスペンス層など、あらゆる層を対象としたことから、かえって誰も見向きもされなくなったのではないか。
若い人は年配向けドラマだと思い、年配者は若者向けドラマだと思うというような悪循環に陥ったような気がする。
また、当然のように裏の「医龍2」の影響もやはり大きすぎた。

14位:「歌姫」 (平均視聴率7.9%)<予想視聴率12.0%>
9.4→7.5→9.8→6.9→8.4→9.2→6.7→7.1→7.7→8.4→6.0%<終>
一週間終わるのが遅すぎたようだ。あまりにも悲惨な結果に終わった。
TBS系の今年の大コケドラマの視聴率は以下のとおり。
☆「特急田中3号」(平均8.9%)<初回からの下落率22.6%>
11.5→8.7→7.6→8.0→8.3→9.4→8.5→9.1→9.7→6.8→8.9%<終>
☆「孤独の賭け」(平均7.0%)<初回からの下落率59.8%>
11.2→9.4→7.4→7.3→7.6→6.0→6.9→6.2→5.6→5.1→4.5%<終>
☆「肩ごしの恋人」(平均7.4%)<初回からの下落率29.4%>
10.2→8.8→7.5→6.8→6.3→7.3→6.3→6.5→7.2%<終>
「歌姫」の初回からの下落率は36.2%となった。
「特急田中3号」や「肩ごしの恋人」に最終回の視聴率で敗れてしまった。
もう既にほとんどのドラマが終了し、スペシャル番組がどんどんと放映され、さらに世間ではクリスマスだ、三連休だと騒いでいる金曜日に誰が失敗ドラマなど見るだろうか。
自身最低視聴率を大幅に更新して幕を閉じた。
最大の見所だったはずの「ハタチの恋人」との最下位争いも完敗に終わり、まさかの8%割れとなってしまった。
今年のドラマでは「孤独の賭け」7.0%、「肩ごしの恋人」7.4%、「スシ王子!」7.5%、「生徒諸君!」7.6%といった作品の次に悪い結果となった。
長瀬智也主演作としては、04年1月クールの「彼女が死んじゃった」(平均7.0%)以来の二桁割れとなってしまった。
本作は全体的にあまりにも地味すぎた。
ストーリーも地味な上に、キャスティングも長瀬以外が地味ではお手上げか。

テーマ:◆テレビ視聴率◆ - ジャンル:テレビ・ラジオ

全米映画興行収入ランキング(12月第4週目) 【映画】

順位(先週)公開週 タイトル (公開館数) 興行収入 (トータル収入)
1(-)1週目「ナショナル・トレジャー」 (3832館)$45,500,000 ($45,500,000)
2(1)2週目「アイ・アム・レジェンド」  (3620館)$34,225,000 ($137,490,000)
3(2)2週目「AlvinandtheChipmunks」(3499館)$29,000,000 ($84,866,797)
4(-)1週目「Charlie Wilson's War」 (2575館)$9,617,625 ($9,617,625)
5(-)1週目「スウィーニー・トッド」   (1249館)$9,350,000 ($9,350,000)
6(-)1週目「P.S. I Love You」    (2454館)$6,505,000 ($6,505,000)
7(4)5週目「魔法にかけられて」    (2752館)$4,152,000 ($98,351,000)
8(-)1週目「Walk Hard」        (2650館)$4,100,000 ($4,100,000)
9(3)3週目「ライラの冒険黄金の羅針盤」(2953館)$3,975,000 ($48,413,000)
10(11)3週目「Juno」           (304館)$3,400,000 ($6,384,676)
(参考:IMDbのボックスオフィスチャート)

5本の新作が登場し、1作が圏外から浮上したため、7週目で「ノーカントリー」及び「ブラザー・サンタ」、5週目で「This Christmas」及び「August Rush」、3週目で「つぐない」、2週目で「The Perfect Holiday」が圏外へ消えた。

新作は5本がランクインした。
1位:「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」<冒険モノ>
【監督】ジョン・タートルトーブ(「ナショナル・トレジャー(04)」、「キッド(00)」)
【主演】ニコラス・ケイジ、ダイアン・クルーガー、ジャスティン・バーサ(前作)
【内容】J・W・ブースの日記に隠された暗号を解読し、宝探しへと旅立つ。
【アメリカ内の評価】 それほど悪くない
【公開前興行収入予想】 1億6千万ドル
前作のオープニング35.1百万ドル(トータル173百万ドル)を上回る45.5百万ドルのオープニングを飾った。
前作との比率から計算すると、224百万ドルを狙えるということにはなるが、さすがにそこまでは稼げまい。
「ラッシュアワー3」のオープニング49.1百万ドル(トータル140百万ドル)を下回り、「ゴーストライダー」のオープニング45.4百万ドル(トータル116百万ドル)を少々上回るものだ。
前作の伸びが良すぎただけであり、初動タイプと考えれば、1億5千万ドル前後が当面の着地点だろうか。
前作を超えることは少々厳しそうだが、ニコラス・ケイジにとっては自身最高のオープニングとなっている。

4位:「Charlie Wilson's War」<戦争ドラマ>
【監督】マイク・ニコルズ(「卒業(67)」「クローサー(04)」)
【主演】トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマン
【内容】テキサス議員チャーリーウィルソンとCIAは、ソビエト連邦との戦いのために、アフガニスタンの組織を武装させる。
【アメリカ内の評価】 かなり高い
【公開前興行収入予想】 4~5千万ドル
ゴールデングローブ賞(コメディ部門)作品賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞にノミネートされた。
評価は高いが、この時期に戦争ドラマはさすがに好まれなかったようだ。
トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツというキャスティングにも関わらず、予想通りパッとしないオープニングとなった。
マイク・ニコルズ監督作品としては、「クローサー」のオープニング7.7百万ドル(トータル34百万ドル)を上回るものとなっている。
「クローサー」との比率で計算すると、「Charlie Wilson's War」は4千万ドル突破が可能ではないか。
トム・ハンクス主演作品としては、04年のコーエン兄弟監督作「レディー・キラーズ」の40百万ドルを超えるか超えないかがポイントになりそうだ。
「レディー・キラーズ」は、98年以降の彼の主演作としては最低レベルの興行収入作品となっている。
やはり、トム・クルーズ主演の「大いなる陰謀」(トータル15百万ドル)同様に、この手の作品は興行収入面では苦しい。
製作費75百万ドル掛かっており、アメリカ国内では半分程度しか回収できないことになる。

5位:「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」<ミュージカル>
【監督】ティム・バートン
【主演】ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アラン・リックマン
【内容】無実の罪で投獄され、妻も娘も奪われた男の復讐劇。
【アメリカ内の評価】 メチャクチャ高い
【公開前興行収入予想】 1億3千万ドル
ゴールデングローブ賞(コメディ部門)作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞にノミネートされた。
まだ1249館でしか公開されていないので、何とも言い難いところがあるが、それほど爆発的なものではなかった。
10位になっている3週目の「Juno」が300館で3百万ドルなので、12百万ドル程度は稼ぎたかったところだ。
当面は「コープスブライド」の53百万ドルが目標となるだろうか。
「チャーリーとチョコレート工場」206百万ドル
「ビッグフィッシュ」67百万ドル
「スリーピーホロウ」101百万
「マーズアタック」38百万ドル
「シカゴ」171百万ドル
「ヘアスプレー」119百万ドル
「ドリーム・ガールズ」103百万ドル
評価が高いので、まだまだ期待はできそうだが、果たしてどのレベルに落ち着くだろうか。
なお、製作費50百万ドルとなっている。

6位:「P.S. I Love You」<ラブストーリー>
【監督】リチャード・ラグラヴェネーズ(「フリーダム・ライターズ」)
【主演】ヒラリー・スワンク、ジェラルド・バトラー、ハリー・コーニックJR.
【内容】最近亡くなった夫のラブレターを発見した未亡人を描く。
【アメリカ内の評価】 それほど悪くない
【公開前興行収入予想】 3千万ドル
近年のヒラリー・スワンク主演作としては、最低レベルの6.5百万ドルというオープニングを飾った。
ヒラリー・スワンクが主演し、リチャード・ラグラヴェネーズが監督を手掛けた「フリーダム・ライターズ」のオープニングが9.4百万ドル(トータル37百万ドル)なので、比率で計算すると、25百万ドル程度が落ち着きどころか。
少なくとも、ヒラリー・スワンク主演作「リーピング」の25百万ドルを超えたいところだ。
リチャード・ラグラヴェネーズ監督が脚本を手掛けた「マディソン郡の橋」のオープニングは10.5百万ドル(トータル72百万ドル)となっており、同様にロングヒットになる可能性も残されてはいるが、やはりその可能性は低いだろう。

8位:「Walk Hard: The Dewey Cox Story」<コメディ>
【監督】ジェイク・カスダン(「オレンジ・カウンティ(02)」)
【主演】ジョン・C・ライリー、Jenna Fischer(「俺たちフィギアスケーター」)、デヴィッド・クラムホルツ(「ボビー」)
【内容】音楽界の伝説Dewy Coxの乱れた生活を追う疑似的ドキュメンタリー。
【アメリカ内の評価】 高い
【公開前興行収入予想】 1億2千万ドル
ゴールデングローブ賞(コメディ部門)主演男優賞にノミネートされた。
07年絶好調だったジャド・アパトーが再び世に送り出すコメディ。
プロデュース作品の「Superbad」121百万ドル(オープニング33.1百万ドル)
監督・脚本・プロデュース作品の「Knocked Up」149百万ドル(オープニング30.7百万ドル)
監督・脚本・プロデュース作品の「40歳の童貞男」109百万ドル(オープニング21.4百万ドル)
脚本作品の「ディック&ジェーン復讐は最高!」110百万ドル(オープニング12.4百万ドル)
プロデュース作品の「Talladega Nights: The Ballad of Ricky Bobby」148百万ドル(オープニング47百万ドル)
ほんの数年でここまでの輝かしい実績を上げながら、脚本・プロデュースを手掛けた作品がなぜ4.1百万ドルのオープニングしか稼げないのか分からない。
ジョン・C・ライリー主演作であり、ちょっと狙いすぎたところがあるか。
子どもも楽しめる一般的な作品というよりも、マニアックな作品に仕上がったのだろうか。
予想の10分の1の1千万ドル台でフィニッシュすることになりそうだ。
製作費35百万ドル掛かっており、半分も回収できないことになる。

圏外から浮上したのは、300館程度でしか公開されていない「Juno」。
10位:「Juno」<ヒューマンドラマ・コメディ>
【監督】ジェイソン・ライトマン(「サンキュー・スモーキング(05)」)
【主演】エレン・ペイジ、マイケル・セラ(「Superbad」)、ジェニファー・ガーナー
【内容】計画しない妊娠に直面して、風変わりな少女は生まれていない子供に関して変わった決定をする。
【アメリカ内の評価】 メチャクチャ高い
「ハードキャンディー」「X-MEN:ファイナルディシジョン」に出演していたエレン・ペイジ主演作が高評価のため、少数館ながらランクインしてきた。
ゴールデングローブ賞にて、作品賞(コメディ部門)、主演女優賞、脚本賞でノミネートされている。
ジェイソン・ライトマン監督作品「サンキュー・スモーキング」が25百万ドル稼いでおり、当面はこれを超えるのが目標になりそうだ。

先週1位から2位になったのは、SFホラーの「アイ・アム・レジェンド」。
【監督】フランシス・ローレンス(「コンスタンティン(05)」)
【主演】ウィル・スミス、アリス・ブラガ(「シティ・オブ・ゴッド(02)」)
【内容】昼は生き残りを探し、夜はゾンビと戦う地球最後の男を描く。
【アメリカ内の評価】 かなり高い
【公開前興行収入予想】 1億3~4千万ドル
フランシス・ローレンス監督の「コンスタンティン」の興行収入76百万ドルを3日で抜き去っており、現在137百万ドルの興行収入となっている。
ウィル・スミス主演作品の2週目成績は以下の通り。
06年「幸せのちから」61百万ドル(休日含む)(トータル164百万ドル)
05年「最後の恋のはじめ方」95百万ドル(休日含む)(トータル179百万ドル)
04年「アイ,ロボット」95百万ドル(トータル145百万ドル)
03年「バッドボーイズⅡ」89百万ドル(トータル139百万ドル)
02年「メンインブラックⅡ」133百万ドル(トータル190百万ドル)
ウィル・スミス主演作としては近年最高の興行収入ペースである。
211百万ドル稼いだ「300<スリーハンドレッド>」の2週目成績が129百万ドルなので、引き続き2億ドルを突破ラインに立っているといえる。

次週ランキング入りすると思われるのは、以下の三作品。
「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」<SFホラー>(2563館)
【監督】Colin Strause、Greg Strause(特に目立った監督作品はないが、特殊効果のプロ)
【主演】レイコ・エイルスワース、Steven Pasquale, Shareeka Epps
【内容】エイリアンとプレデターの争いによって巻き込まれる小さな街とその住民が描かれる。
【アメリカ内の評価】 不明
【公開前興行収入予想】 7千万ドル
果たして、正月からこのような作品が好まれるのかが疑問ではある。
前作は80百万ドルの興行収入となっており、前作よりもちょっと落ちる程度になるのではないか。
エイリアンシリーズの最高興行収入作品は「2」の85百万ドル、最低興行収入作品は「4」の48百万ドルとなっている。
プレデターシリーズの最高興行収入作品は「1」の59百万ドル、最低興行収入作品は「2」の31百万ドルとなっている。

「ウォーター・ホース」<ファンタジー>(2772館)
【監督】ジェイ・ラッセル(「炎のメモリアル(04)」)
【主演】エミリー・ワトソン、デヴィッド・モリッシー、アレックス・エテル(「ミリオンズ」)
【内容】孤独な少年は、スコットランドの伝説の「ウォーター・ホース」の卵を発見する。
【アメリカ内の評価】 それほど悪くない
【公開前興行収入予想】 5千万ドル
「シャーロットの贈り物」が83百万ドル、「テラビシアにかける橋」が82百万ドル、「エラゴン」が75百万ドルとなっている。
この手の作品のマックスは8千万ドルだろう。
ただ、今年のファンタジー作品の成績が悪いのが気になるところだ。
「ライラの冒険」だけではなく、「マゴリウムおじさん」が30百万ドル、「光の六つのしるし」が9百万ドルと低迷している。
マックス8千万ドルの半分程度をちょっと超える5千万ドル程度が落ち着きどころか。
なお、ジェイ・ラッセルが監督した、ジョン・トラボルタ主演作「炎のメモリアル(04)」は75百万ドル稼いでいる。

「The Great Debaters」<ヒューマンドラマ>(1164館)
【監督】デンゼル・ワシントン(「アントワン・フィッシャー(02)」)
【主演】デンゼル・ワシントン、フォレスト・ウィテカー、キンバリー・エリス
【内容】1935年、ワイリーカレッジの教授は、ディベートにおける負け犬チームをハーバード大学と争えるようにまで導く。
【アメリカ内の評価】 高い
【公開前興行収入予想】 4千万ドル
ゴールデングローブ賞(ドラマ部門)作品賞にノミネートされている。
デンゼル・ワシントン監督作品「アントワン・フィッシャー」の興行収入は21百万ドルとなっている。
これをやや超えてくるのではないか。
実話の感動作っぽいので、ライバルは、「フリーダム・ライターズ」の37百万ドルだろう。

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『ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記』レビュー 【映画】

◆評  価   5.5点
◆おススメ度  C(前作よりも格段に落ちる。子ども達に夢を与える作品にして欲しかった)

“普通”という評価が妥当の作品。
冒険映画なのに、まったく冒険していない映画だ。
実際に現存するアイテムや実在人物、史実といったリアリティを重視しているのかもしれないが、世界観がかなり小さく感じられる。
パリやロンドンに行ったからといって世界観が大きくなるものではない。
もっと夢のある世界に広げられないものだろうか。

ディズニー映画だからなのか、主要キャラクターを誰も殺すこともできず(一人死んだエド・ハリスがかわいそうだ)、どんどんとパーティーが増えているのが見苦しい。
パーティーが増えた結果、最後に随行する悪役がエド・ハリス一人になってしまうのが強引過ぎる。
そして、その肝心の悪役にも魅力が欠けるのが最大の失敗だ。
「彼はいったい何をしたかったのか」というほど目的が不明なキャラクターだ。
「汚名を着せて正直済まなかった」と謝るような悪役など要らない。
なんだかんだで「結局皆を救ってくれた善い人」というオチがディズニー映画らしくもある。
そういうオチにしたいのならば、初めからそういう脚本にすればよかったのだ。
エド・ハリスたちは、宝探しを自分たちでできないくせに、銃や車を使って、ニコラス・ケイジ達を殺そうとしているのがあまりにもナンセンスだ。
「彼らが探してくれる」とエド・ハリスはつぶやいていたが、言っている事とやっている事はメチャクチャだ。
宝探しを妨害したいのか、宝探しを便乗したいのか、ゴチャゴチャになっている。
要するに、何らかの障害がないと冒険アクション映画としての面白みに欠けるので、カーアクションや銃撃戦を入れ込むのだが、その構成が論理的ではなくなってしまっている。
自分ならば、エド・ハリスは優秀なトレジャーハンターという設定にして、ニコラス・ケイジのライバルという扱いにするだろう。
そして、彼らの邪魔をする第三者を別にきちんと用意すると思う。
ライバルであったが、最後に皆を助けて死ねば、オチとして盛り上がったことだろう。

また、脚本もイマイチよく分からないところがある。
“「ゲイツ家の汚名」を払拭するという目的”→“宝探しへという目的”にどうしてすり替わったのかがややピンと来ない。
宝物を探し出すことによって、なぜ「ゲイツ家の汚名」を払拭することになるのかを分かりやすく描くべきだろう。
子ども向けだからという理由で、メチャクチャなストーリー展開が許されるべきではない。

脚本だけではなく、演出も分かりづらいところがある。
肝心のエド・ハリスとニコラス・ケイジの重要なラストシーンのやり取りの扱いが雑だ。
「俺が残る」「いや、俺が残る」「じゃあ、俺が残る」「どうぞどうぞ」という流れではなかったと思うが、いつのまにかニコラス・ケイジからエド・ハリスへとポジションが変化しているのを不思議に思う者がいるだろう。
“激流によってああなった”とだいたいの流れはなんとなく分かるものの、一言で言えば演出がヘタクソなのだろう。

大統領の秘密の書類の47ページの謎は明かされなかったが、これは続編への布石だろうと思われる。
大統領だけが知る新たな宝物の謎が描かれていると思われる。
身内の内輪モメだけではなく、続編はきちんと世界観を広げて欲しいものだ。

ジョン・ボイトとヘレン・ミレンはアドバイザーに終始して、今度は冒険に付いてこなくていいだろう。
本作でもあまり効果的な使用方法ができていないので、重要な役柄を演じられないのならば登場しなくてもいい(誘拐されるオチはもうイイよ)。

ニコラス・ケイジとダイアン・クルーガーの異色カップルを不仲にするというアイディアは悪くないが、再び惹かれ合う過程を大事にしてもらいたいものだ。

息抜き役のジャスティン・バーサもあまりキャラクターとして活きていない。
ロンドンでは多少ハッキング能力によって活躍したが、お笑い・ボケ担当としてはそれほど活躍してない。
それだけではなく、ニコラス・ケイジとの友情のようなものをもっと感じさせるべきだろう。

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2007年洋画作品国内興行収入ベスト10決定

1位「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」109億円(予想100億円)
<アメリカ4位:309.4百万ドル>

2位「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」95億円(予想95億円)
<アメリカ5位:292.0百万ドル>

3位「スパイダーマン3」71億円(予想70億円)
<アメリカ1位:336.5百万ドル>

4位「硫黄島からの手紙」52億円(予想なし)
<アメリカ06年138位:13.8百万ドル>

5位「トランスフォーマー」40億円(予想45億円)
<アメリカ3位:319.1百万ドル>

6位「レミーのおいしいレストラン」39億円(予想25億円)
<アメリカ8位:206.4百万ドル>

6位「ダイ・ハード4.0」39億円(予想50億円)
<アメリカ13位:134.5百万ドル>

8位「ナイトミュージアム」36億円(予想20億円)
<アメリカ06年2位:250.9百万ドル>

9位「オーシャンズ13」32億円(予想30億円)
<アメリカ21位:117.2百万ドル>

10位「バイオハザードⅢ」30億円見込み(予想19億円)
<アメリカ42位:50.6百万ドル>

1位「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」109億円(予想100億円)
06年「デッドマンズ・チェスト」100.2億円
03年「呪われた海賊たち」68.0億円
06年の前作「デッドマンズ・チェスト」を超える大ヒットとなった。
ジョニー・デップの人気、ディズニー系映画の人気の高さが窺われる。
「ハリー・ポッター」を除外すれば、この5年間のうち、04年の「ラストサムライ」137億円、04年の「ファインディング・ニモ」110億円、03年の「マトリックス・リローデッド」の110億円に次ぐ成績を収めた。
欲を言えば、110億円に届きたかったところだ。
2時間50分近い上映時間、作品の内容や評価面などからやや苦戦するかと思ったので、前作から大きくアップすることはないという予想にした。
前作の「デッドマンズ・チェスト」100.2億円をベースに、完結編というファクターを多少加味すればよかったか。

2位「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」95億円(予想95億円)
01年冬「賢者の石」203.0億円
02年冬「秘密の部屋」180.0億円
04年夏「アズカバンの囚人」135.0億円
05年冬「炎のゴブレット」110.0億円
本シリーズがついに100億円を割ってしまった。
アメリカではシリーズ2位の成績を収めており、日米でやや温度差があるようだ。
確か、原作の最終巻が映画公開時期とほぼ重なって出版された気がするので、アメリカでの熱気が高まっていたのではないのか。
なお、日本では最終巻の出版は来年の夏の予定となっている。
また、日本では映画の評価があまり芳しくなくシリーズであり、興行収入も11%~25%前後の下落がずっと続いている。
さらに、ここまでの長編シリーズだと観客もついていくのが大変であり、中だるみしやすい5本目(全部7作予定)ということもあった。
そうしたネガティブな要素を加味して前作の15%減少と読めば、予想が当たるのではないか。
次作は、最終巻が発表されている頃だと思うので120億円程度まで増加し、最後は150億円前後まで復活するのではないか。

3位「スパイダーマン3」71億円(予想70億円)
04年「2」67.0億円
02年「1」75.0億円
ゴールデンウィークの公開時期がずばりとハマり、前作を上回った。
「2」の評価が高いこと、アメリカ国内の熱気も凄いこと、莫大な費用を掛けたことなどを加味すれば、前作を若干上回りそうだという予想をすることができる。
「3」の評価面でやや期待を裏切ったことから、爆発力が小規模となり、「1」を上回らなかったのではないか。
なお、アメリカでは本作が2007年最優秀興行収入作品(336.5百万ドル)となっている。

4位「硫黄島からの手紙」52億円(予想なし)
イーストウッド監督作品は以下の通り。
06年「父親たちの星条旗」17.0億円
05年「ミリオンダラー・ベイビー」13.4億円
04年「ミスティック・リバー」10.0億円
他に参考になる作品は以下の通り。
05年「SAYURI」15.5億円
04年「ラストサムライ」137.0億円
03年「戦場のピアニスト」34.5億円
「戦場のピアニスト」の1.5倍、「父親たちの星条旗」の3倍、「ラストサムライ」の38%という興行収入となった。
「戦場のピアニスト」をベースとして、日本人キャスト+イーストウッド監督を加味すれば、この結果も妥当なところか。
それにしても、「ラストサムライ」137.0億円は規格外の高さだ。
アクション系+トム・クルーズ主演ということが要因だろうが、「宇宙戦争」60.0億円、「M:IⅢ」51.5億円から考えても、やはり高い。

5位「トランスフォーマー」40億円(予想45億円)
マイケル・ベイ監督作品は以下の通り。
05年「アイランド」13.6億円
03年「バッド・ボーイズ2バッド」20.0億円
01年「パール・ハーバー」68.8億円
98年「アルマゲドン」135億円程度
日本でも人気の高いマイケル・ベイ監督。
最近はやや興行収入が振るわなかったが、安定して稼げる監督だ。
06年の「M:IⅢ」51.5億円、05年の「Mr.&Mrs.スミス」46.5億円、「宇宙戦争」60.0億、「デイ・アフター・トゥモロー」52.0億円、「トロイ」42.0億円となっている。
こういった洋画の準トップクラス級の興行収入になりそうと考えたのが予想の根拠。
主演が有名俳優でないこと、変型ロボットモノ(女性や年配層には苦しい)ということを踏まえて、やや低めに予想したが、予想よりも若干下回った。
女性や年配層にはやや受けにくいというところや、めまぐるし過ぎて分かりにくいというところなどが、伸びを欠いた要因だろう。
それでも、夏の超大作として十分期待通りの興行収入を上げたと思う。

6位「レミーのおいしいレストラン」39億円(予想25億円)
ピクサー作品の興行収入は以下の通り。
02年「モンスターズ・インク」 93.7億円
03年「ファインディング・ニモ」110.0億円
04年「Mr.インクレディブル」52.6億円
06年「カーズ」        22.3億円
「カーズ」の興行収入が振るわなかったこと、リアルなネズミが主人公であることなどを踏まえて、低めの予想にしたが、予想以上には稼いだ。
06年「チキンリトル」26.8億円、05年「マダガスカル」22.5億円、「シャークテイル」18.8億円、04年「シュレック2」25.0億円という非ピクサー作品がこの程度の興行収入なのだから、ピクサーブランドを加味すれば35~40億円という予想も成り立つようだ。
「カーズ」の興行収入をベースにしたために、予想があまりにも低すぎてしまった。
「カーズ」の低迷の理由がまったく分からないが、クルマが題材なのがやはり根本の問題なのだろうか。
「チキンリトル」「マダガスカル」「シャークテイル」といった動物モノは手堅く稼いでいる。小さな子どもでも楽しめそうという要因があるのだろう。
クルマはちょっと硬そうなイメージがあり、あまり題材として用いられてはおらず、逆に動物は好まれやすい題材である。
となると、来年早々に公開される「ビー・ムービー」はそれなりに稼ぐのかもしれないが、最近公開したペンギンの「サーフズ・アップ」はこけている。
やはり、興行収入予想は一筋縄ではいかない。

6位「ダイ・ハード4.0」39億円(予想50億円)
「1(88)」18億円、「2(90)」51億円、「3(95)」72億円
ピークともいえる90年代がこのような成績なのだから、今回は妥当な結果ともいえる。
冷静に振り返ると、先行公開時に見て、あまりにも内容が良すぎたため、予想を高くしすぎてしまった感がある。
06年「フライトプラン」31.2億円、05年「オーシャンズ12」36.0億円、04年「アイ,ロボット」37.5億円、03年「チャーリーズ・エンジェルフルスロットル」35.0億円を上回る結果を収めた。
ハリウッド映画の“上の下クラス”の争いは制したのだから立派だといえる。
ブルース・ウィリスもまだまだ頑張っている。
シルベスター・スタローンも「ロッキー・ザ・ファイナル」で8億円程度稼いだ。
製作中の「ジョン・ランボー」の出来はどうだろうか。
来年の夏ごろには、ハリソン・フォードの「インディー・ジョーンズ」シリーズ最新作も公開されることになっている。
おっさん達の逆襲に今後も期待したい。

8位「ナイトミュージアム」36億円(予想20億円)
子どもでも、大人でも楽しめるファンタジー・アクション系はやはり稼げる。
銃の撃ち合いや、人が死なない作品は好まれる傾向があるようだ。
05年「チャーリーとチョコレート工場」53.5億円、04年「ホーンテッド・マンション」34.0億円、03年「スパイキッズ3-D:ゲームオーバー」14.5億円辺りから、なんとか予想を導き出せば、当たらないこともないが、ベン・スティラーの日本の知名度を踏まえれば、この好結果はやはり意外だった。
予想としてはあと5億円程度上乗せできたかもしれないが、20億円は妥当なラインだと思うのだが…。
なお、続編「スミソニアン博物館からの脱出(仮題)」が決定しており、再来年には公開されるだろう。
共演は、現在ギャラが最も高い女優の一人リース・ウィザースプーンと聞いている。

9位「オーシャンズ13」32億円(予想30億円)
02年「11」70.0億円、05年「12」36.0億円
こちらもハリーポッターシリーズ同様に下落し続けているシリーズ。
ただ、予想よりも下落を抑えたようである。
前作をベースに下落傾向を加味すれば、余裕で予想が当たる。
日本では評価が低く、完全に飽きられているというイメージを持つが、この手の作品はそれほど大きくは落ち込まない。

10位「バイオハザードⅢ」30億円見込み(予想19億円)
02年「Ⅰ」23.0億円、04年「Ⅱ」27.0億円
シリーズ最低となるのではと予想したが、予想を裏切り、シリーズ最高で幕を閉じた。
前作をベースに最終章というファクターを加味すれば、簡単には当たるのだが・・・。
上述の9作品は既に鑑賞しているが、本作は見る気になれない。
ホラーやアクションが苦手というわけではないが、あまり魅力を感じさせないシリーズだ。
アメリカでも今年42位の成績の作品である。日本ではなぜこれほど人気なのかが分からない。日本では一流アクション映画という扱いなのか。
知名度の高いアクションはやはりそれなりに稼ぐことを踏まえるべきだった。
ジャンルの異なる「Always」「恋空」と同時期に公開され、他のアクションが「ボーン・アルティメイタム」のみであった。
ライバルに恵まれたところも影響したかもしれない。

全体の所感としては、やはりシリーズモノが6本と多い。
知名度の高さが興行収入に繋がっているのだろう。
馴染みのあるキャラクターや、だいたいの映画の質が分かるため、観客としても鑑賞しやすいところがある。
製作サイドとしても、ある程度稼げるという予測が付くので、シリーズモノの傾向は今後も続くと思われる。
これらの作品は、前作をベースに考えればよいので、予想は楽だった。

その他は、戦争ドラマ1本、アニメ1本、ロボットアクション1本、ファンタジー1本という構成だ。
「硫黄島からの手紙」は日本人俳優が多数出演しており、イーストウッドが監督するのだから、稼げるのは当然だ。
映画の質の高さも興行収入に繋がっているのだろう。
個人的にはイーストウッド監督作品は、感じ取るのが難しいので、あまり一般的ではないと思うのだが。

ピクサー製作の「レミーのおいしいレストラン」、スピルバーグ+マイケル・ベイ監督の「トランスフォーマー」もブランド力があったようだ。
他のピクサー作品、他のマイケル・ベイ監督作品、他のスピルバーグ監督作品があまりにも偉大のため、「冠」だけで観客を呼び寄せることができる。

最後に残るのは「ナイト・ミュージアム」。
万人向けファンタジー作品は、日本でもアメリカでも需要が高いということを今後の予想の参考にしたい。
ファンタジー作品といえば、「ロード・オブ・ザ・リング」「ナルニア国物語」といった世界観の大きなシリーズモノが有名だが、「ナイト・ミュージアム」のようなやや世界観の異なるファンタジー系作品の動向が今後の注目だ。

なお、アメリカ2位は「シュレック3」の321.0百万ドル、6位は「ボーン・アルティメイタム」の227.5百万ドル、7位は「300」の210.6百万ドル、9位は「ザ・シンプソンズMOVIE」の183.1百万ドル、10位は「WILD HOGS」の168.3百万ドルとなっている。

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2007年10月クールドラマ視聴率結果(第十話)

順位  タイトル    初回   最新話 前話との対比 平均(予想平均)結果 
1位「ガリレオ」     24.7%  19.6%(▽2.1%)  21.9%(21.0%)○
2位「医龍2」      21.0%  15.4%(▽2.2%)  16.5%(13.5%)
3位「SP(エスピー)」 14.5%  15.5%(▲0.9%)  15.3%(13.0%)
4位「有閑倶楽部」   15.9%  12.7%(▲0.3%)  12.6%(16.0%)×
5位「暴れん坊ママ」  15.3%  14.2%(▲3.3%)  12.4%(10.0%)×
6位「働きマン」    15.7%  11.5%(▽0.8%)  12.0%(14.5%)×
7位「ドリームアゲイン」12.9%  11.9%(▲2.2%)  10.3%(11.0%)○
8位「モップガール」  10.2%   9.4%(▲0.2%)  10.2%( 8.5%)△
9位「ジョシデカ!」  13.4%   8.4%(▲1.3%)   9.2%(12.0%)
10位「おいしいごはん」13.0%   8.3%(▲1.6%)   9.0%(11.0%)△
11位「オトコの子育て」11.8%   8.7%(▲1.1%)   8.6%( 8.5%)◎
12位「スワンの馬鹿!」10.5%   7.4%(▽0.5%)   8.3%(10.0%)△
13位「ハタチの恋人」 13.0%   8.2%(▲1.8%)   8.2%(14.5%)×
14位「歌姫」        9.4%   8.4%(▲0.7%)   8.1%(12.0%)

◎・・・0.5%の乖離(結果1コ)
○・・・1.0%の乖離(結果2コ)
▲・・・1.5%の乖離(結果0コ)
△・・・2.0%の乖離(結果3コ)
×・・・2.0%以上の乖離(結果7コ見込み)
相変わらず予想が外れまくっています。
全ての結果が出揃ったら、次週にでも反省会を掲載したいと思います。
◎・○・▲が3分の2以上を占め、×は3個程度に押さえないと、予想家とはいえない。

さすがにほとんどのドラマが最終回で視聴率を上昇させているが、最終回で20%を超えるドラマが一本もないという状況に陥っている。
「花ざかりの君たちへ」「プロポーズ大作戦」「花より男子2」といった終盤の盛り上がりを感じさせるドラマが皆無という悲しい結果に終わりそうだ。
最終回で20%を超えるドラマが一本もないクールは、最高平均視聴率が「トップキャスター」だった06年4月クールまで遡る必要がある。
「医龍2」がミラクルを起こせるか注目だ。

最終回で頑張ったなと思われるドラマが「暴れん坊ママ」のみ。
やや健闘したなと思われるドラマが「ドリームアゲイン」。
「ドリームアゲイン」は最終回で盛り返し、「モップガール」を破り7位に浮上させた。

1位:「ガリレオ」(平均視聴率21.9%)<予想視聴率21.0%>
24.7→22.1→21.3→23.6→22.9→21.4→21.9→19.9→21.7→19.6%<終>
最終回を自身最低視聴率で幕を閉じるという後味の悪い結果となった。
これまでの内容を踏まえると、やむを得ない結果でもあるが・・・。
関連作品の視聴率の動きは以下の通り。
☆「美女か野獣」(平均18.5%)<初回からの下落率 3.0%>
20.0→17.3→18.6→18.6→17.3→17.5→17.0→19.0→19.4→18.9→19.4%<終>
☆「Dr.コトー診療所06」(平均22.1%)《初回からの上昇率11.6%》
23.2→21.5→21.6→22.3→21.9→19.1→21.1→21.8→22.0→23.0→25.9%<終>
☆「プライド」(平均24.9%)《初回からの上昇率 2.9%》
28.0→25.1→24.6→23.6→23.4→22.8→22.6→26.0→24.1→24.9→28.8%<終>
☆「西遊記」(平均22.8%)<初回からの下落率15.4%>
29.2→24.8→23.8→22.5→22.1→20.6→21.2→20.9→20.7→20.5→24.7%<終>
☆「エンジン」(平均22.4%)<初回からの下落率 4.0%>
25.3→22.5→19.6→23.1→22.3→21.5→22.2→21.5→21.8→22.5→24.3%<終>
☆「ラストクリスマス」(平均21.5%)《初回からの上昇率 2.7%》
22.3→21.1→20.3→20.9→25.3→21.9→19.0→20.2→22.2→20.8→22.9%<終>
「ガリレオ」の初回から下落率は20.6%である。
参考ドラマの多くが、初回から視聴率を上昇させて終了させているか、下がったとしても、下落率は一桁に留めている。
初回が高すぎる「西遊記」を上回る下落率を「ガリレオ」は記録してしまい、映画化へ向けて、少々ケチがついてしまった。
内容が確かに伴っていなかったが、ここまで頑張ってきたのだから、やはり最低でも20%超えをしたかったところだ。
最終回で20.5%ならば、平均22%台に乗ることができたが、それも結局叶わなかった。
「エンジン」(平均22.4%)を破るという希望を抱いたが、それも儚く散った。
今年のドラマの中では、「華麗なる一族」の平均23.9%に次ぐ成績を収め、今年4本目の平均20%超えを達成したが、やはり後味が悪すぎる結果だ。
終わってみれば、「花より男子2」(平均21.7%)とも、結局僅差の勝負となってしまった。
個人的には、最終回で27.6%を獲得した「花より男子2」の方が評価できるのではないかと思われる。「プロポーズ大作戦」や「花ざかりの君たちへ」ですら最終回20%を超えているのだから、勢いのなさ、支持率の低さが窺われる結果となった。

2位:「医龍2」21.0→16.8→15.5→15.8→15.0→17.6→14.1→16.6→17.6→15.4%
平均17%台に乗せるのは厳しいか・・・。
前作「医龍」の初回視聴率は14.1%、最高視聴率は最終回の17.2%、最低視聴率は7話目の12.7%、平均視聴率14.8%となっている。
前作の視聴率の動きは以下の通り。
14.1→14.1→14.1→14.7→14.8→15.1→12.7→16.6→13.8→15.1→17.2%
ラスト前の回としては不本意な数字だ。
9話目の17.6%という数字が良すぎたために、この下落は期待を裏切られた感がある。
「医龍2」の第二話から第十話の下落率は8.3%となっている。
「医龍」の初回から第十話の上昇率は7.1%となっている。
初回の2時間スペシャルを無視しても、やや下落率が高くなってきただろうか。
最新話ではせめて、2話目の16.8%前後の水準をキープしたかった。
最終的な平均視聴率を17%台に乗せるためには、最終回21.6%を獲得する必要がある。
無理な数字ではないが、現実的な数字でもない。
今週のブレーキは痛かった。
最終的には、平均16.7%程度に落ち着くのではないか。
平均視聴率16%台のドラマというと、「結婚できない男」16.9%、「アテンションプリーズ」16.4%、「野ブタ。をプロデュース」16.9%、「スローダンス」16.9%、「ドラゴン桜」16.4%、「女王の教室」16.9%などと肩を並べることとなる。

3位:「SP(エスピー)」 14.5→17.6→15.2→15.7→14.1→14.6→15.5%
それにしても高い視聴率をキープしている。この程度の内容で皆満足しているのか。
関連作品の視聴率の動きは以下の通り。
☆「ライフ」(平均12.2%)
11.0→11.7→10.9→10.9→10.0→11.7→9.4%<初回からの下落率14.5%>
☆「ライアーゲーム」(平均11.4%)
12.3→12.8→8.7→9.6→10.0→11.4→12.0%<初回からの下落率 2.4%>
☆「特命係長・只野仁3」(平均14.3%)
13.4→15.5→14.4→12.7→13.9→14.0→13.7%《初回からの上昇率 2.2%》
☆同演出家「踊る大捜査線」(平均18.0%)
18.7→16.4→16.5→15.7→18.1→18.7→18.2%<初回からの下落率 2.7%>
☆岡田主演「タイガー&ドラゴン」(平均12.8%)
16.2→14.1→13.2→12.8→12.4→12.5→11.9%<初回からの下落率26.5%>
「SP(エスピー)」の初回からの上昇率は6.9%となっている。
さすがに2話目の17%台という深夜帯では規格外の視聴率を取ることはなくなったが、安定して14~15%の視聴率を獲得しているのは評価できる。
支持率は意外と高いのだろうか。
土曜日の夜遊んだあとに気軽に見られるライト感がポイントか。
平均15%に乗せることが最低限の課題となりそうだ。
最終的には、「山田太郎ものがたり」(平均15.2%)を破り、「クロサギ」(平均15.7%)辺りを視野に入れたいところだ。

4位:「有閑倶楽部」(平均視聴率12.6%)<予想視聴率16.0%>
15.9→13.7→12.8→12.3→13.0→12.1→10.3→11.1→12.4→12.7%<終>
盛り上がりのなさを象徴するかのような中途半端なラストを飾った・・・。
関連作品の視聴率の動きは以下の通り。
☆「花ざかりの君たちへ」(平均17.0%)《初回からの上昇率32.1%》
15.9→16.8→16.5→16.6→15.3→14.7→14.7→17.5→18.2→17.8→19.5→21.0%<終>
☆「山田太郎ものがたり」(平均15.2%)《初回からの上昇率 2.9%》
17.4→15.9→16.5→13.7→15.4→11.1→13.6→14.6→16.3→17.9%<終>
☆「anego」(平均15.6%)《初回からの上昇率12.9%》
15.5→13.8→14.3→15.7→16.6→17.4→15.4→15.8→14.3→17.5%<終>
☆「セクシーボイスアンドロボ」(平均7.6%)<初回からの下落率48.0%>
12.5→8.7→6.9→7.0→6.9→7.8→6.5→6.4→6.5→6.4%<終>
☆「バンビ~ノ」(平均14.2%)<初回からの下落率13.3%>
16.6→15.0→13.7→14.0→14.6→14.0→13.2→13.6→13.7→13.8→14.4%<終>
「有閑倶楽部」の初回からの下落率は20.1%となっている。
「花ざかりの君たちへ」と同じく15.9%でスタートしたものの、その旅路は全く別のものとなってしまった。
期待された赤西仁もやはり留学騒動でケチがついてしまったか。
これほどのメンバーを揃えておきながら、この視聴率しか取れないのでは、関係者もショックが大きいのではないか。
しかも、裏のフジテレビも気を使って、弱敵をぶつけてきているアシストがあったのに。
07年4月から新設された日テレ火曜日22時枠は実質的には三連敗となってしまった。
元ネタやキャスティングから考えて、期待された視聴率をどれも下回っているのが特徴だ。
この分だと、火曜サスペンスの復活も近いかもしれない。
また、「有閑倶楽部」は原作からの改悪問題も痛かった。
高次元のものに仕上げる自信があれば、原作を変更することは歓迎してもいいが、原作から思いっきりレベルを下げておフザケレベルにされてしまっては、さすがに誰も見ないだろう。
原作ファンが納得できるものに出来ないのならば、そのまま原作どおりの筋で脚本化すればよかった。
「花より男子」のブームに乗って、悪ノリした結果といえようか。
「花より男子」「花ざかりの君たちへ」といった一連の流れから言って、放送前にはさすがにここまでの大コケを予想はできなかった。

5位:「暴れん坊ママ」(平均視聴率12.4%)<予想視聴率10.0%>
15.3→14.2→11.8→11.6→11.7→11.1→11.9→11.0→10.9→14.2%<終>
視聴率自体はよくないが、安定してよく頑張った。ラストの盛り上がりも評価したい。
関連作品の視聴率の動きは以下の通り。
☆「アテンションプリーズ」(平均16.4%)<初回からの下落率 6.8%>
17.7→14.9→16.8→16.0→15.7→15.3→15.4→16.9→15.7→19.2→16.5%<終>
☆「花嫁とパパ」(平均11.8%)<初回からの下落率18.1%>
14.9→11.3→10.3→12.5→11.8→11.7→12.4→11.7→11.2→10.4→11.0→12.2%<終>
☆「鬼嫁日記いい湯だな」(平均12.0%)<初回からの下落率28.1%>
14.6→14.0→12.5→12.8→12.2→12.1→9.5→11.6→11.9→10.2→10.5%<終>
☆「役者魂!」(平均9.6%)<初回からの下落率29.8%>
11.4→8.4→11.8→9.2→8.2→9.9→9.1→11.2→10.1→8.7→8.0%<終>
「暴れん坊ママ」の初回からの下落率は7.2%となっている。
下落率を一桁に留めたのは評価できる。
視聴率を安定させ、ラストで急上昇させたのは良ドラマの証だ。
課題だった平均12%台に乗せることにも成功した。
「下北サンデーズ」「ホテリアー」では低迷したが、今回のドラマで上戸彩の実力を証明したのではないか。
リメイクドラマでもスポ根ドラマでもない、ホームドラマでこれだけの視聴率を取れたことは自信に繋がったはずだ。
「山おんな壁おんな」「鬼嫁日記いい湯だな」「花嫁とパパ」といった今年のフジテレビ系ドラマを上回ることができた。
欲をいえば、「ヒミツの花園」の12.41%を上回りたかったところだったが、「暴れん坊ママ」は平均12.37%であり、僅差で敗れてしまった。
予想は上戸彩を過小評価したことにより外した。
単純に「花嫁とパパ」と同水準と予想すれば、大きく外すことはなかったのだが。

6位:「働きマン」(平均視聴率12.0%)<予想視聴率14.5%>
15.7→12.3→13.0→11.1→12.6→10.1→12.7→13.2→7.9→12.3→11.5%<終>
最終回の視聴率が11話中8番目の成績。失敗と断定してもよさそうだ。
今年の同枠ドラマの視聴率の動きは以下のとおり。
☆「ホタルノヒカリ」(平均13.6%)<初回からの下落率11.6%>
17.3→15.2→10.6→13.4→12.5→11.3→13.5→12.1→14.7→15.3%<終>
☆「バンビ~ノ!」(平均14.2%)<初回からの下落率13.3%>
16.6→15.0→13.7→14.0→14.6→14.0→13.2→13.6→13.7→13.8→14.4%<終>
☆「ハケンの品格」(平均20.1%)《初回からの上昇率42.9%》
18.2→18.6→18.8→20.1→18.6→20.7→20.2→19.9→19.9→26.0%<終>
「働きマン」の初回からの下落率は26.8%となっている。
「ホタルノヒカリ」「バンビ~ノ!」の倍以上高い下落率となっており、これら以上に盛り上がらなかったことの現われだろう。
ライバルと目された「山おんな壁おんな」の平均視聴率は12.13%であり、「働きマン」は平均12.04%であった。
やはり、最終回の低調さのために「山おんな壁おんな」に敗れてしまった。
かろうじて、平均12%台をキープしたのが、唯一誇れる部分か。
菅野美穂主演作としては、「わたしたちの教科書」11.2%、「あいのうた」9.8%、「幸福の王子」11.6%、「アルジャーノンに花束を」11.1%を上回るものとなっている。
近年では「愛し君へ」16.9%の次ぐ成績に収めている。
人気マンガが原作ということで評価したが、菅野美穂の限界がこの辺りだったようだ。

7位:「ドリーム☆アゲイン」(平均視聴率10.3%)<予想視聴率11.0%>
12.9→10.0→9.5→10.0→8.4→11.8→8.4→9.9→9.7→11.9%<終>
目標の二桁キープを達成。子どもが産まれた反町隆史が最後に意地を見せたか。
反町隆史主演ドラマの視聴率の動きは以下の通り。
☆「ホットマン2」(平均10.4%)<初回からの下落率36.1%>
12.2→13.2→10.2→10.6→12.1→13.5→8.4→9.8→9.3→9.2→8.2→7.8%<終>
☆「ワンダフルライフ」(平均12.5%)<初回からの下落率10.4%>
16.3→13.7→13.2→10.9→12.4→11.4→10.2→10.6→12.0→11.8→12.7→14.6%<終>
☆「ホットマン」(平均14.3%)<初回からの下落率18.4%>   
17.4→14.6→13.9→12.7→13.7→13.8→14.8→12.8→14.9→14.1→14.2%<終>
☆「ダブルスコア」(平均10.6%)<初回からの下落率20.0%>
15.0→12.8→9.6→10.4→9.1→10.3→9.7→9.5→8.7→9.0→12.0%<終>
「ドリーム☆アゲイン」の初回からの下落率は7.8%である。
初回に次ぐ、自身2番目に高い視聴率で幕を閉じたのは評価できる。
下落率も他の反町ドラマよりも低く、十分健闘したといえる。
特殊要因等で8.4%に一時的に落ち込んでもきちんとリカバーしている。
終盤は二桁を切ったが、なんとか耐え忍んで、最終回に繋げた。
平均視聴率自体も「ホットマン2」と同程度であり、彼なりのチカラは十分発揮したといえる。
今年成績が悪かった日本テレビ土曜日21時枠としても健闘している。
今年の同枠ドラマの視聴率の動きは以下の通り。
☆「受験の神様」(平均 9.5%)<初回からの下落率29.9%>
14.7→9.3→7.1→7.8→6.2→8.3→7.6→11.5→11.7→10.3%<終>
☆「喰いタン2」(平均13.7%)<初回からの下落率13.6%>
16.2→13.3→14.9→11.8→13.4→13.1→12.8→13.9→13.6→13.3→14.0%<終>
☆「演歌の女王」(平均 9.1%)<初回からの下落率4.6%>
10.9→9.5→8.5→9.9→8.2→8.0→9.1→8.7→7.7→10.4%<終>
「ドリーム☆アゲイン」は平均視聴率が2位、下落率も2位となっている。
比べる水準が低すぎるが、この点でも健闘したといえる。
“野球”や“死んだ魂が他の身体に乗り移る”というテーマを踏まえれば、この程度がやはり落ち着きどころだろう。
予想としては、0.5ポイント高く見積もってしまったのが残念だ。
読売ジャイアンツが協力するということで、新味を期待したのだが、その効果が現れたのか、現われていないのかは定かではない結果に終わった。

8位:「モップガール」(平均視聴率10.2%)<予想視聴率8.5%>
10.2→10.7→11.8→9.7→9.8→10.6→9.8→10.4→9.2→9.4%<終>
頑張ったのは大いに評価できるが、終盤に息切れを起こしたのが残念。
「ドリーム☆アゲイン」にも最後逆転されてしまった・・・。
今年初主演を飾った女優の作品は以下のとおり。
☆「きらきら研修医(小西真奈美)」(平均9.3%)<初回からの下落率15.4%>
10.4→10.6→11.0→11.0→8.4→9.0→8.7→8.4→8.1→8.2→8.8%<終>
☆「ライアーゲーム(戸田恵梨香)」(平均11.4%)《初回からの上昇率10.6%》
12.3→12.8→8.7→9.6→10.0→11.4→12.0→11.4→12.3→11.4→13.6%<終>
☆「ライフ(北乃きい)」(平均12.2%)《初回からの上昇率58.2%》
11.0→11.7→10.9→10.9→10.0→11.7→9.4→12.4→14.2→14.2→17.4%
☆「女帝(加藤ローサ)」(平均11.6%)《初回からの上昇率25.0%》
12.4→11.9→10.9→10.7→8.9→9.4→11.5→10.5→14.0→15.5%<終>
「モップガール」の初回からの下落率は7.8%となっている。
下落率を一桁に留めているのは、立派の一言。
北川景子は素晴らしい初主演を務めたが、本来ならば盛り上がるはずのラスト2回の盛り上がりを欠いたのが残念でならない。
上述の参考ドラマの終盤と比較すると、やはり物足りなさを覚える。
合格点ではあるが、最優秀というわけではなかった。
目標としていた沢尻エリカ主演の「タイヨウのうた」の10.3%も超えることはできなかったのが惜しい。
しかしながら、個人予想をはるかに超えてきた。
クールなイメージがあり北川景子の人気はそれほどないと放送前は思っていたが、意外とコメディの才能を発揮していた。
全部で3分ほどしか見ていないが表情豊かに弾けていたように思われる。
近づきがたいクールな美人というよりも、親近感を持てる明るさによって彼女の好感が上がったのではないか。
視聴者のイメージと異なる意外さが、視聴率増加の要因でもあるだろう。

9位:「ジョシデカ!」13.4→10.3→8.4→9.4→8.3→7.8→9.3→7.1→8.4%
「ごくせん」製作発表効果も無かったか?
関連作品の視聴率の動きは以下のとおり。
☆仲間主演「エラいところに・・・」(平均12.7%)<初回からの下落率27.3%>
16.1→14.8→12.7→14.1→11.3→10.8→12.2→10.3→11.7%<終>
☆同脚本家の同枠「花嫁は厄年ッ!」(平均12.0%)
13.2→12.8→12.3→11.3→12.1→10.4→10.7→12.5→13.1%<初回からの下落率 0.8%>
☆「医龍」の裏だった「弁護士のくず」(平均12.7%)
14.1→11.9→11.2→10.5→13.1→14.3→12.6→14.2→11.4%<初回からの下落率19.1%>
「ジョシデカ!」の初回からの下落率は37.3%である。
ラスト前の回にも関わらず、盛り上がりに欠けた。
普通こういったクライムサスペンスは終盤の犯人探しで盛り上がるものではないのか。
仲間としては、「ジョシデカ!」は無かったことにして、もはや「ごくせん」に移ったのかもしれない。
平均視聴率は9.1%前後になりそうだ。
「受験の神様」9.5%、「わるいやつら」9.4%、「きらきら研修医」9.3%辺りには勝てそうもなく、「演歌の女王」の平均9.1%との争いになりそうだ。
「演歌の女王」に勝つためには、ラストで8.6%を超える必要がある。
これはかなり微妙なところだ。
今週は、「医龍2」に流れるから、ギリギリ超えないというところか。

10位:「おいしいごはん」(平均視聴率9.0%)<予想視聴率11.0%>
13.0→11.7→9.3→7.7→6.5→8.6→6.7→8.3%<終>
四捨五入すれば平均9%だが実際は8.98%。9%台ならず見事に中途半端なラスト。
関連作品の初回視聴率は以下のとおり。
☆渡主演・竹野内共演「家族」(平均11.9%)<初回からの下落率6.2%>
13.0→11.4→13.1→13.7→11.3→9.6→10.5→12.2%<終>
☆渡主演・徳重共演「熟年離婚」(平均19.2%)《初回からの上昇率14.4%》
18.7→19.2→18.3→18.5→20.3→20.8→16.0→19.5→21.4%<終>
☆同枠ドラマ「菊次郎とさき」(平均9.3%)<初回からの下落率19.3%>
10.9→8.4→9.5→9.8→9.6→9.6→8.6→8.9→8.7→8.8%<終>
「おいしいごはん」の初回からの下落率は36.2%となった。
初回に13.0%の視聴率を獲得したのだから、面白いドラマであるならば、このような結果にならなかったはずだ。
渡哲也は安定した視聴率を獲得できる俳優であり、脚本家は「ALWAYS三丁目の夕日」の古沢良太、結婚後の藤原紀香も出演しており、それほど話題を欠いているようには思えなかったのだが・・・。
これらの要素を踏まえて、予想視聴率11.0%とした。
これでもかなり低めの予想にしたのだが、大きく裏切られた。
渡哲也のファン層を考えると、作風がやや軽すぎたのかもしれない。
渡哲也のファン層の予想を悪い意味で裏切ってしまったのか。
もうちょっと重厚感あるドラマを期待していたのではないか。
まさか、コケた「菊次郎とさき」を更に下回る結果になるとは思わなかった。
激戦の木曜日を乗り切るには、よほどのタマでないと、テレビ朝日ドラマは厳しいだろう。
今後はこの枠を過大評価しないようにしたい。

11位:「オトコの子育て」(平均視聴率8.6%)<予想視聴率8.5%>
11.8→8.8→8.0→8.7→6.9→8.2→7.6→8.7%<終>
大きなサプライズもなく、予定通りの数字で終了。これはこれで面白くもない結果。
☆同脚本・助演国仲出演の「結婚できない男」(平均16.9%)《初回からの上昇率8.9%》
20.2→14.4→15.9→16.5→15.1→14.4→15.3→14.6→18.0→17.6→19.2→22.0%<終>
☆同演出・主演の「特命係長3」(平均14.3%)《初回からの上昇率26.9%》
13.4→15.5→14.4→12.7→13.9→14.0→13.7→14.0→14.2→17.0%<終>
☆同主演の「ガチバカ!」(平均7.8%)<初回からの下落率31.6%>    
9.8→7.6→9.1→7.4→6.6→7.8→7.1→8.3→7.4→6.7%<終>
☆同枠ドラマ「女帝」(平均11.6%)《初回からの上昇率25.0%》
12.4→11.9→10.9→10.7→8.9→9.4→11.5→10.5→14.0→15.5%<終>
☆同枠ドラマ「生徒諸君!」(平均7.6%)<初回からの下落率0.0%>
9.4→7.7→5.9→6.0→7.4→6.8→8.1→7.3→7.9→9.4%<終>
「オトコの子育て」の初回からの下落率は26.3%となっている。
もうちょっと苦戦するかと思ったが、なかなか善戦したようだ。
まさかこのドラマが平均二桁取るとは誰も思わないだろう。
「ガチバカ!」に比べると、高橋克典の人気が高まっていることが見て取れる。
「ガチバカ!」をベースに、「特命係長」で得た人気を+αするという単純な予想が当たってしまった。
最終的には、「ホテリアー」の平均8.6%を超えるのが目標だと先週書いたが、「ホテリアー」が平均8.57%に対して、「オトコの子育て」は平均8.59%となっている。
最終回で0.2%低かったら、「ホテリアー」に敗れていた。
ヒットとは言い難いが、2話目以降はそれほど急激な落ち込みもなく、無難な数字でまとめたといえる。
「特命係長」の映画化へ向けて、いい準備となったのではないか。

12位:「スワンの馬鹿!」(平均視聴率8.3%)<予想視聴率10.0%>
10.5→9.0→10.4→7.9→7.7→7.3→7.9→6.8→7.9→7.4%<終>
最終回も盛り上がりなし。2クール連続の二桁割れとなり、枠の再考を迫られそうだ。
04年以降のフジテレビドラマで平均視聴率二桁割れしたドラマは以下の4本。
☆「めだか(主演:ミムラ)」(平均9.5%)<初回からの下落率34.1%>
12.9→10.0→10.6→7.3→9.7→10.8→8.8→8.0→8.8→9.0→8.5%<終>
☆「ダンドリ。(主演:榮倉奈々)」(平均9.0%)<初回からの下落率 7.3%>
11.0→9.5→9.5→8.0→8.9→6.4→7.3→9.3→8.6→9.8→10.2%<終>
☆「役者魂!(主演:松たか子)」(平均9.6%)<初回からの下落率29.8%>
11.4→8.4→11.8→9.2→8.2→9.9→9.1→11.2→10.1→8.7→8.0%<終>
☆「牛に願いを」(主演:玉山鉄二)(平均8.7%)《初回からの上昇率 2.0%》
10.2→10.4→9.6→9.1→8.6→6.5→6.7→8.2→8.6→7.1→10.4%<終>
「スワンの馬鹿!」の初回からの下落率は29.5%となっている。
やはり、04年以降のフジテレビ系ドラマの最下位作品となってしまった。
7%台を安定して維持させたのは、一定の評価はできるが、このキャスティングで多くの視聴者の期待を集めるドラマにはなれないのは明白だろう。
製作サイドが、どういう期待を込めて製作しようとしたのかが図りかねる。
逆に、何か秘策でもあるのかと思い、やや視聴率を高めに予想したのが完全に裏目となった。
フジテレビの底チカラ、劇団ひとりや芦名星という新星に期待したが、サプライズもなく予想通りの大コケとなってしまった。
裏の「有閑倶楽部」がそれほど健闘したわけでもなく、内容がやはり並程度ということだろうか。
火曜日ドラマは、フジテレビが2時間連続で放映していたが、日テレが22時枠を新設したため、さらに苦戦を強いられる傾向が強まっている。
日テレ22時枠ドラマも当然振るわず、双方がダメージを負っている。
簡単にはいかないとは思うが、火曜日ドラマをフジが1本水曜日に移行すればバランスがよくなるのではないか。
「スワンの馬鹿!」の平均視聴率は8.3%に留まった。
今年のドラマ間でも、平均8.8%の「特急田中3号」、平均8.6%の「ホテリアー」にも劣る結果となり、これより悪いドラマは「ハタチの恋人」「歌姫」「スシ王子!」「肩ごしの恋人」「孤独の賭け」の5本しかない(そのうち4本がTBSドラマという結果になっている)。

13位:「ハタチの恋人」(平均視聴率8.2%)<予想視聴率14.5%>
13.0→10.4→9.2→7.4→7.3→6.6→6.4→6.6→6.4→8.2%<終>
なんとか平均8%台をキープしたが、ひょっとしてこの枠の最低視聴率になったか。
関連作品の視聴率の動きは以下の通り。
☆「パパとムスメの7日間」(平均13.9%)《初回からの上昇率 3.6%》
14.0→12.8→13.1→14.1→16.7→11.9→14.5%<終>
☆「冗談じゃない!」(平均13.4%)<初回からの下落率34.5%>
19.4→14.7→13.2→14.4→14.2→11.7→10.7→11.3→12.8→12.0→12.7%<終>
☆「誰よりもママを愛す」(平均10.4%)<初回からの下落率20.1%>
13.4→10.9→10.2→12.8→11.3→10.4→8.0→9.2→9.0→8.5→10.7%<終>
「ハタチの恋人」の初回からの下落率は36.9%となった。
最近TBS日曜21時枠のホームドラマは低調に終わっていたが、「パパとムスメの7日間」がなんとか歯止めを掛けることに成功した。
しかし、その歯止めは一時的なもので、再び完全に崩壊してしまったようだ。
01年までこの枠のドラマを遡ってみたが、ここまで不調に終わったドラマは存在しない。
「鉄板少女アカネ!!」(平均8.7%)をさらに上回る大コケとなってしまった。
明石家さんまが久々に出演し、共演が長澤まさみと聞けば、相当の話題ドラマになると思ったが、誰もさんまや長澤に期待してなかったようだ。
明石家さんまは「空から降る一億の星」では木村拓哉と共演したが、視聴率は22.3%とキムタクドラマとしては振るわなかった実績を持っている。
今回もかなりウザいと聞いており、ドラマには向かないキャラクターなのかもしれない。
長澤まさみに関しては、常々触れているように彼女の人気は“造られた人気”であり、実際にはそれほど人気は高くない。
まったく人気がないと言っているわけではないが、知名度の割には低いと思われる。
堀北や新垣の人気とは相当差があるのではないか。
彼女らに比して、長澤はあまり視聴率の上昇には寄与しないということが分かった。
映画もダメ、ドラマもダメとなると、彼女の向かう先があるのだろうか。
話題ドラマと思われたため、視聴率予想を高くしたが、この結果はなかなか予想できない。
しかし、織田裕二の「冗談じゃない!」でさえ平均13.4%なのだから、俳優のレベルを考えると、この結果もプロならば予測できたかもしれない。
やはり、自分はアマチュアだと実感させられた。ここまでの大コケは予測できないとしても、コケることは予測すべきだった。

14位:「歌姫」 9.4→7.5→9.8→6.9→8.4→9.2→6.7→7.1→7.7→8.4%
今週は「ハタチの恋人」を敗れなかった。次週の最終回にすべてを賭ける。
TBS系の今年の大コケドラマの視聴率は以下のとおり。
☆「特急田中3号」(平均8.9%)
11.5→8.7→7.6→8.0→8.3→9.4→8.5→9.1→9.7→6.8%<初回からの下落率40.9%>
☆「孤独の賭け」(平均7.0%)
11.2→9.4→7.4→7.3→7.6→6.0→6.9→6.2→5.6→5.1%<初回からの下落率54.5%>
☆「肩ごしの恋人」(平均7.4%)<初回からの下落率29.4%>
10.2→8.8→7.5→6.8→6.3→7.3→6.3→6.5→7.2%<終>
「歌姫」の初回からの下落率は10.6%となっている。
コケているのは否定しようがないが、上述の3ドラマとはやはり質が異なる。
自身4番目に高い視聴率を獲得し、初回の視聴率にかなり回復させてきた。
最大の見所は、「ハタチの恋人」との最下位争いだ。
「ハタチの恋人」の平均視聴率は、8.15%となっている。
「歌姫」が8.16%取るためには、最終回で8.7%獲得する必要がある。
非常に微妙なラインであるが、裏の日テレの映画が「極道の妻たちⅡ」なのでそれほど大きな影響はなさそうだ。フジテレビの小池徹平ドラマが気になるが、クリア可能ラインとみる。
最終的には、「嫌われ松子の一生」の8.2%を抜きたいところだ。
最終回9.1%を獲得すれば、「嫌われ松子の一生」を抜くことができる。

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「七人の侍」DVDレビュー 【映画】

◆評  価   10.0点+
◆おススメ度  S(黒澤映画を敬遠している人も早めに見た方がいい)

子どもの頃に数本見たような記憶があるが、実質的には初めての黒澤映画の鑑賞となった。
評価は極めて高く、その影響力も高いとは分かっているものの、黒澤映画は神格化されており、「黒澤映画は敷居が高い」「自分とは関係のない映画」「自分には合わない」と思いこんでおり、今まで敬遠してきたところがあった。
また、自分の専門分野がアメリカ映画であり、邦画は基本的に好んで観ないという理由もあった。
このたび「椿三十郎」がリメイクされたことに伴い、せっかくの機会だから黒澤映画でも見ておくかと借りてみたが、今までこの映画を見なかったことを後悔させられるほどの神映画であった。
というか、我々が知っている“映画”の次元を超えている。
昔の映画は、現代の映画に比べて、技術・演技・製作資金の面ではるかに劣っており、盲目的に古い映画を崇拝する者を嫌悪してきたが、それは自分の間違いだと気付かされた。
本作以上に素晴らしい作品は、現代の映画にも存在しないといっても過言ではない。
セリフの聞き取りにくさはあるが、それは「字幕付」でカバーすればよい。

それにしても、恐ろしいほどのリアリティを感じさせる映画だ。
自分があの場所にいるかのような錯覚に陥らされる演出・撮影・演技には脱帽だ。
3時間を超える映画であるが、これほど短く感じた3時間映画はないだろう。

撮影方法に関しては、個人的にそれほど拘らないのだが、あまりの素晴らしさに感嘆させられるシーンが多数見られた。
カメラワークの巧みさや、面白いカットにも注目できる。

ストーリーとしても、単なる合戦モノに留まらず、「百姓」の表と裏を炙り出している点が秀逸だ。
彼らは、単なる助けられるべき「可哀相な存在」というわけではなく、「談合を行うしたたかさ」「心の奥に秘める憎悪」「侍に対する不信感と信頼感」「自己の村を守った誇り」「百姓であることの喜び」などを描きこんでいる。
決して「可哀相な存在」などではなく、どんなに踏みつけられても“生きようとする”強い存在だ。
主役は「7人の侍」かもしれないが、真の主役と勝利者は「百姓」ということが分かる仕組みになっている。

ラストのセリフは軽く口にしていたが、重みのある言葉だ。
確かに、侍の戦には勝ち負けがないのかもしれない。
形式的には勝ったとしても、ボロボロに傷つき、大切な者を失ってしまっては勝ったとはいえない。
争いというものは、結局のところ負け戦でしかないというのが深みのある言葉だ。

また、各キャラクターがそれぞれ本当に存在しているかのような精彩を放っているのが素晴らしい。
彼らの性格がそれぞれきちんと描かれているだけではなく、彼らのバックグラウンド、思想、生き様までをも感じ取れるようになっている。
さらに、それぞれがそれぞれのことをどのように思っているかも分かるようになっている。

演技においても、志村、三船の存在感は異常に高い。
他の俳優もかなりのレベルだが、彼らはずば抜けている。
現在の日本の俳優に彼らのような演技ができる人がいないのは寂しいことだ。

本作をリメイクしたいという話をよく聞くが、「完璧なもの」をどうして作り直す必要があるのかが分からない。
100点満点の作品にどうやって手を加えることができるのだろうか。

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『ガリレオ』最終章レビュー 【ドラマ】

最終回にも関わらず、「面白かった」「つまらなかった」「感動した」「泣けた」「驚かされた」「怒った」「悲しんだ」といったどの感情も湧かなかった。
つまらなさに驚き、呆れるという酷いものではないが(「SAW」のパクリとセンスのないマシーンには少々呆れたが・・・)、人気ドラマの最終回としてはやはり物足りなさを感じる問題のある作りだと思う。
エモーショナルに訴える部分もなければ、謎解きや展開等にユニークさや奇想天外さがあるわけでもない。
どこをどう楽しめばいいのか、それこそ「さっぱり分からない」ドラマだった。

原作の「爆ぜる」は、「自分の人生の失敗を逆恨みして、大学事務所受付の女性を殺す男性(本人も殺される)を描く」というものだった。
構造的には佐世保銃乱射事件と少々似ているところがある。
「人間の理不尽さや恨みによる恐怖」が描かれている点で興味深い章でもあった。
もちろん海面での大爆発(原作の舞台は海)も特殊な爆弾ではなく、核爆弾のような荒唐無稽の展開にもならない。

テレビ版のラストを飾るために、最終回のテーマを師弟対決に絞ったことは、特に悪い狙いやコンセプトではないと思うが、その肝心の対決がやや消化不良になったのではないか。

久米さんに遠慮したためか、木島というキャラクターの造形が中途半端になってしまった。
根っからの悪人でもなければ、大学を追われて逆恨みするような思想の持ち主でもない。また、科学や研究のために周囲を犠牲にしても構わないというクレイジーなマッドサイエンティストでもない。
落ち着き払っており、面白みや魅力に欠けるキャラクターだ。
死んだ穂積を思い、東京都の住民を道連れにして死を選ぼうとするロマンティストの部分もある男である(この部分は佐世保銃乱射事件と似ている)が、このような内面の深さを感じさせるキャラクターならば、素人に演じさせるのは、やはり間違っている。
もっと分かりやすい特徴あるキャラクターでないと、素人に演じさせるのはキケンだ。
久米さんの演技が悪いというよりも、本ドラマのプロデューサーの責任だろう。
プロの役者であれば、内面の深みを付加させる演技ができたかもしれないが、脚本のキャラクターが中途半端だったため、久米さんには気の毒なことをした。

ドラマの構造としては、「湯川と内海の関係」「木島と穂積の関係」を上手く対比させることで面白い展開にもなったと思う。
「木島の研究のために自分を犠牲にするのを厭わない穂積」と「湯川の研究のために湯川を頼らないと決めた内海」は似ているところがある。

穂積の気持ちを知りながらも黙認し、結果的には彼女を利用し、自分の手を汚さない木島は結局、大切な穂積を失ってしまった。
内海の気持ちを推し量り、内海を尊重しながらも、難問から逃げることなく、自分の手と足を使って解決していこうとする湯川は内海を助けることができた。
こういった対比が上手く機能していないように思われる。
「内海に対する湯川の気持ち」「穂積に対する木島の気持ち」を対比的に描くことによって、科学者としての「湯川と木島の違い」を浮き彫りにすることも可能だったはずだ。
湯川と木島は似ているけれども、本質のコアな部分が違うということを明確に視聴者に訴えるべきだろう。
“科学者としての真を問う”方向へもって行きたったところだが、それほど上手くは落とせなかった。

最終回をどうすればより楽しめたかを考えたところ、一番のキモは「湯川に解けない難問を最後に内海が解いてしまった」というオトシドコロではないか。
シリーズで何度か出てきた「内海の(刑事の)勘」こそ、湯川にとって解決することができない“超常現象”というオチなのではないか。
あらゆる“超常現象”を解き明かしてきた湯川でも、この“非論理的”ものには太刀打ちできないというところには面白みを少々感じることができる。

最終回では、この部分をドラマチックに描けなかったのが失敗している。
いつもは冷静の湯川であるが、最終回くらいは取り乱してもよかった。
取り乱した湯川を内海が諭して、“内海の(刑事の)勘”で最後の回答を導くという流れにもっていくのはどうか。
最後は、湯川が内海を信頼し、頼り、全てを託して、最後のコードを切るという展開にすれば、よりドラマチックになっただろう。
「好きな色は何か?」「ピンクです」という短絡的な流れでは、二人の信頼関係や絆の強さが描き切れない。

全体の所感としては、初回以外は落第点に近い内容だった気がする。
初回だけは原作を超えていたが、基本的に原作のよさを殺した改悪が目立ったのが残念だ。
原作は短編であり、1時間ドラマとしては内容が薄いので、脚本家がきちんと補強すべきだったが、悪い方向にしか変更できなかった。
先にも触れたが、エモーショナルに訴える部分もなければ、謎解きや展開等にユニークさや奇想天外さがあるわけでもないという展開が致命傷となっている。
論理的な湯川と非論理的な内海のコンビが面白い化学反応を起こすことによって、ドラマとしての面白みが生じたと思うが、本ドラマではきちんとそのテーマを昇華できなかった。

それにしても、ほとんど感情を動かされることがなかった気がする。
それほど才能がある製作者が関わっていないのではないか。
今年のフジテレビドラマの中では目玉ともいうべき作品なのだから、プロ中のプロを集結させるべきだろう。
内容がたとえ薄くても、話題性やキャスティングだけで視聴率を稼ぐことができるという慢心さが最終回の視聴率に現われていたように感じさせる。

「ガリレオ」全体評価 4.5点(10点満点中)

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国内映画興行収入ランキング(12月3週目) 【映画】

(注意)興行収入の数値は暫定のものです。ご了承ください。
なお、本ランキングは興行収入ベースのものですので、動員ベースの巷のランキングとは一部異なる場合があります。

新作が4本ランクインしたため、7週目で「バイオハザードⅢ」、4週目で「ミッドナイト・イーグル」、8週目で「クローズZERO」、6週目で「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」が圏外へ消えた。

「バイオハザードⅢ」の現在の興行収入は27.3億円となっている。
「Ⅰ」が23.0億円、「Ⅱ」が27.0億円であり、シリーズ最高記録の28億円台で幕を閉じそうである。
このシリーズは一度も見たことないので、なぜこれほど人気が高いのかよく分からない。知名度が高いのは分かるが、映画はそれだけでヒットできるわけではない。
本作及び本シリーズ全体の評価もそれほど高いとは思えず、魅力がよく分からないが、興行収入だけはやたらと高いのが謎だ。
公開前の個人予想は低めの19億円とした。
今までが高すぎたことから、シリーズ最低を記録するかと思ったが、真逆の結果に終わってしまった。
知名度があり、頭を使わない軽めのアクションはヒットする率が高いのかもしれない。このような映画には今後注意が必要だ。

「ミッドナイト・イーグル」の現在の興行収入は6.0億円となっている。
「バイオハザードⅢ」がヒットして、本作がヒットしないという理屈がよく分からない。
予想をアップしなかったが、10億円程度は少なくとも超えてくるというイメージを持っていたが、まさかここまで敬遠されるとは思わなかった。
松竹もかなりチカラを入れていたように感じたのだが。
本作は評価が悪く、キャスティングが若者向きでないのが、最大の苦戦原因だろう。
主演の大沢たかおも、アクションスターとしては魅力に欠けるのではないか。
「Life 天国で君に逢えたら」「子きつねヘレン」「世界の中心で愛を叫ぶ」といった作品はヒットに導いているが、「地下鉄(メトロ)に乗って」「7月24日通りのクリスマス」ではコケている。
彼には、集客力自体はそれほどないが、負のオーラもそれほどないということか。
映画自体に魅力があれば、それを邪魔しない存在といえる。

「クローズZERO」の現在の興行収入は24.5億円となっている。
知名度がある「ゲゲゲの鬼太郎」(トータル23.5億円)を上回っており、去年の「デスノート前編」のトータル28.5億円に迫るほどの大ヒットとなった。
原作が非常に人気のあるということだが、そのまま原作を映画化するのではなく、「エピソードゼロ」を描くという手法が大ヒットの要因だろう。
この手法によって、原作ファンのほとんどを観客として引き込むことができる。
また、主演に女性の人気の俳優をキャスティングすることで、原作を知らない女性客をも取り込んだのではないか。
原作を知らないので、あまりヒットしそうもない喧嘩映画のようにしか見えなかった。それでも個人予想としては高めの10~11億円としたが、倍以上稼いでしまったのは驚かされる。
三池監督の「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」が壮絶死を遂げており、三池監督作品を高めの予想にするのはなかなかできなかったのも予想を外した理由の一つだ。

「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」の現在の興行収入は7.5億円となっている。
最終的な興行収入は不明だが、おととしの「ふたりはプリキュアマックスハート」に近い数字になるのではないか。ここ数作は低迷していたように思えたが、見事に復活したようだ。

1位:「アイ・アム・レジェンド」(1週目)<予想順位1位>
【個人予想】 30億円
土日で5.8億円弱、金曜日を含めると7.2億円弱のオープニングを飾った。
先週の予想で書いた「オープニング3日間で5億円突破」は楽にクリアした。
単純に土日2日だけで比較すると、「バイオハザードⅢ」のオープニング6.0億円弱とほぼ同水準だろうか。
30億円に向けて、いいスタートを切ったといっていい。
しかし、この内容では失速する可能性も否定できない懸念もある。
参考作品のオープニングは以下の通り。
同監督の「コンスタンティン」のオープニング4.0億円(トータル27.2億円)
「アイ,ロボット」のオープニング7.3億円(トータル37.5億円)
「ヴァン・ヘルシング」のオープニング6.3億円(トータル28.0億円)
「バイオハザードⅢ」のオープニングが6.0億円
金曜日公開のため、単純な比較はできないが、「アイ・アム・レジェンド」はメチャクチャ高いオープニングではないようだ。
ゾンビ系(正確にはダークシーカー)のためか、「アイ,ロボット」には劣るものとなっている。
「アイ,ロボット」の比率で計算すると、やはり当面は30億円が目標となりそうだ。

2位:「マリと子犬の物語」(2週目)<予想順位2位>
【個人予想】 23億円
2.4億円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは7.4億円を突破した。
1週間の伸びは4.6億円弱程度だろうか。
参考作品の2週目成績は以下の通り。
「舞妓Haaaan!!!!!」7.4億円(トータル20億円)
「Life 天国で君に逢えたら」6.7億円(トータル17億円程度?)
06年「子ぎづねヘレン(松竹)」5.6億円(トータル17.8億円)
04年「クイール(松竹)」6.8億円(トータル22.2億円)
「舞妓Haaaan!!!!!」と同水準であり、やはり20億円は狙えるところにいる。
期待していた週中の伸びがやや物足りないところがあるが、忘年会シーズン等の時期的な問題もあるかもしれない。
「クイール」「子ぎづねヘレン」の比率で計算すると、「マリと子犬の物語」は23.5~24.2億円となる。

3位:「えいがでとーじょー!たまごっち ドキドキ!うちゅーのまいごっち!?」(1週目)<予想順位7位>
【個人予想】 6億円
1.3億円弱程度のオープニングを飾った。
先週「オープニング8千万円程度」と予想したが、余裕で予想を超えてきた。
高い水準のオープニングを飾るとは思ったが、予想がやや遠慮しがちだったのが悔やまれる。
この手の映画の予想は困難ではあるが、子ども向け作品の需要は高い。
去年の「劇場版どうぶつの森」(トータル17億円)は、2.4億円のオープニングを飾っていた。
「劇場版どうぶつの森」との比率で計算すると、9億円近いところまで稼げそうだ。
ちなみに、「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」のオープニングは1.7億円であった。

4位:「恋空」(7週目)<予想順位5位>
【個人予想】 6億円 【配給会社期待値】 40億円
8.8千万円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは34.1億円突破を目前としている。
1週間の伸びは1.8億円弱程度だろうか。
今年の邦画作品でも4番目につけている(7週目終了時の成績)
「HERO」73.8億円
「西遊記」 39.3億円(トータル43億円程度※)
「ALWAYS 続・三丁目の夕日」38.2億円
「どろろ」 32.1億円(トータル34.5億円程度※)
「涙そうそう」のトータル31.0億円を既に抜き去り、「どろろ」のトータルも完全に捕らえた。
「電車男」の37.0億円(7週目終了時28.9億円)を超えるのが当面の目標となりそうだ。クリスマスや正月での需要に期待したい。
「NANA」の40.3億(同36.7億円)円を超えるのは、1週間の伸びを見る限りでは、さすがに厳しいか。

5位:「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(7週目)<予想順位6位>
【個人予想】 42億円 【配給会社期待値】 100億円以上(1000万人動員予定)
【参考】 前作 32.3億円(※もうちょっと稼いでいるかも)
8.2千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは38.2億円突破を目前としている。
1週間の伸びは1.9億円程度だろうか。
毎週の傾向だが、週末では「恋空」には敗れるが、1週間の伸びは「ALWAYS 続・三丁目の夕日」が上回っている。
なお、前作の7週目終了時の成績は、23.5億円となっている(62%増加)。
上述の「恋空」で書いたように、「西遊記」の7週目終了時点の成績よりは劣っているが、当面は「西遊記」(トータル43億円)、一昨年の「交渉人 真下正義」(トータル42.0億円)を目標にしたいところ。
「交渉人 真下正義」の7週目の興行収入は36.7億円であり、7週目終了時点ではなんとか上回っている。

6位:「サーフズ・アップ」(1週目)<予想順位3位>
【個人予想】 10億円
7.5千万円弱程度のオープニングを飾った。
先週「オープニング1.5億円程度」と予想したが、その半分程度となってしまった。
これはちょっとまずいのではないか。
同じペンギンムービーの「ハッピー・フィート」は先行公開分だけで7.2千万円弱程度を稼ぎ、それを含めたオープニングは2.4億円だった(トータル約14.5億円)。
サーフィンの映画を真冬に公開するというのは、やはりクレイジーとしかいいようがない。
200館以上で公開された洋画アニメでは近年ぶっちぎりの最低成績となった。
あまり話題にもなっていなかった今年の「モンスターハウス」のオープニングが1.4億円、去年の「森のリトルギャング」のオープニングが1.1億円(トータル11億円)、「オープン・シーズン」のオープニングが1.1億円だったのだから、レベルの低さが窺われる。

7位:「椿三十郎」(3週目)<予想順位9位>
【個人予想】 22億円 【配給会社期待値】20億円(角川氏の公開前見込みは60億円)
【参考】 「武士の一分」40億円超
6.3千万程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは5.9億円突破を目前としている。
1週間の伸びは1.8億円弱程度だろうか。
今年公開された邦画の3週目終了時の成績は以下の通り。
「俺は、君のためにこそ死ににいく」6.8億円
「ミッドナイトイーグル」     5.3億円
「憑神」             5.3億円
やはり、イマイチな結果に終わるのは避けられなくなってきた。
最終的には10億円ギリギリ超えないということになろうか。
参考作品の3週目終了時の成績は以下の通り
「武士の一分」 16.6億円(トータル40億円)
「犬神家の一族」5.1億円(トータル9億円)
「県庁の星」  11.8億円(トータル20.8億円)
「犬神家の一族」のトータルを超えるのが目標となりそうだ。
「椿三十郎」の苦戦をみると、やはり木村拓哉はなんだかんだいって凄いと思う。
彼以上の集客力があり、視聴率を稼げる人は現在の日本にはいない。

8位:「ベオウルフ/呪われし勇者」(3週目)<予想順位8位>
【個人予想】 13億円
5.4千万円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは6.2億円突破を目前としている。
1週間の伸びは1.6億円程度だろうか。
「アイ・アム・レジェンド」に完全に客を奪われた形となったようだ。
今年公開された洋画の3週目終了時の成績は以下の通り。
「守護神」           6.6億円
「デジャヴ」          6.5億円
「パーフェクト・ストレンジャー」6.3億円
10億円を超えていない三作品よりも劣ってしまった。
去年では10億円を超えていない「マイアミ・バイス」が3週目で6.8億円となっており、もう10億円突破の芽は潰えたように思える。
正月の需要も他の映画に奪われることになるだろう。
最終的には8~9億円ということになろうか。

9位:「スマイル 聖夜の奇跡」(1週目)<予想順位4位>
【個人予想】 5~6億円
5.1千万円弱程度のオープニングを飾った。
先週「オープニングは1億から1億1千万円程度か」と書いたが、こちらも見事に半分の成績となった。
予想が酷いというよりも、この成績が桁違いに酷すぎる。
200館を超える規模の今年の邦画の最低ランクの作品は以下の通り。
「包帯クラブ」3.0千万円
「Dear Friends」4.3千万円
「天国は待ってくれる」5.9千万円(祝日除く)
「大帝の剣」6.0千万円
「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」6.3千万円
「怪談」6.6千万円
東映作品や松竹作品ならば、この程度の成績でもそれほど文句を言わないが、まさか邦画界の長の東宝作品でここまで酷い成績を叩き出すとは思わなかった。
陣内孝則さんがメガホンを取れるのは、これで最後ということになろう。
万が一再度メガホンを取れたとしても、小規模公開作品しか無理だろう。
最終的には3億円程度だろうか。
「スマイル 聖夜の奇跡」の主演が貧弱ではあったが、それだけが理由ではあるまい。
同じく主演が貧弱の「バッテリー」が15.3億円稼いでいるのだから。
東宝作品でも、コケるものが年間数本あるようなので、この見極めが今後の課題となりそうだ。

10位:「ボーン・アルティメイタム」(6週目)<予想順位圏外>
【個人予想】 18億円
【参考】03年「アイデンティティー」16.0億円、05年「スプレマシー」12.5億円
2.7千万円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは15.8億円を突破した。
1週間の伸びは1.0億円程度だろうか。
「アイデンティティー」を超えるのはほぼ確実だろう。
アメリカ同様にシリーズ最高成績で幕を閉じることに成功した。
16.0億円程度に終わった「300/スリーハンドレッド」の6週目終了時点の興行収入は15.1億円程度であり、こちらの争いも制したようだ。
勝負になるのは、「ナショナルトレジャー」が公開される12月21日までだろうか。
残り1億円超を加算して、17億円前後で公開終了となりそうだ。
去年の作品では、「プラダを着た悪魔」「父親たちの星条旗」が17億円突破している。

先週、今週10位に登場すると予想した「カンナさん大成功です!」のオープニングは2.4千万円弱程度であり、12位で登場した。
「ボーン・アルティメイタム」とは3百万円ほどの差があった。
韓流ブームは本当に終わったようだ。
原作が日本のものなので、その辺りの需要に期待したのだが。

吹替のキャスティングが問題となっている「ザ・シンプソンズMOVIE」は小規模公開とはいえ、1千万円も超えない壮絶コケとなっている。

次週ランキング入りが予想されるのは、以下の四本。
「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」
「ルイスと未来泥棒」
「茶々 天涯の貴妃(おんな)」
「劇場版 BLEACH ブリーチ The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸」
堤真一主演の「魍魎の匣」は圏外スタートか。

「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」
前作が20.6億円稼いでいる。
前作の公開時期が3月だったため、今回はさらに稼げそうである。
「アイ・アム・レジェンド」や「エイリアンズVSプレデター」といった他のライバル作品よりも、重さがなく、軽めに楽しむことができるので、需要が高そうだ。
3割増の27億円を目指してもらいたい。
オープニング3日間で6億円超を狙いたいところだ。

「ルイスと未来泥棒」
「サーフズ・アップ」が壮絶にコケてくれたので、だいぶ有利となったのではないか。
ディズニー系アニメなので、大きくコケることもなさそうだが、作品の内容を踏まえると大きくヒットすることもなさそう。
05年末のディズニー系アニメの「チキンリトル」のトータル26.8億円の半分程度、06年末のディズニー系アニメの「ライアンを探せ!」のトータル8.5億円の1.5倍程度だろうか。
13億円程度と予想したい。オープニング2日間は1.6億円程度か。

「茶々 天涯の貴妃(おんな)」
年末の東映作品はバカにできない。
去年の「大奥」は23.0億円稼いでおり、一昨年は「男たちの大和/YAMATO」が50.9億円稼いでいる。
主演は、宝塚のトップスターといわれている和央ようかである。
宝塚のパワーはバカにできず、かなりの集客力が期待できそうだ。
男性からの鑑賞はあまり期待できそうもないが、「大奥」に近いレベルを稼ぐのではないか。
「大奥」の6割5分程度の15億円は目指してもらいたい。
05年は「SHINOBI」が14.1億円、06年は「バルトの楽園(がくえん)」が12.0億円、07年は「蒼き狼 地果て海尽きるまで」が約13億円稼いでおり、無理な数字ではないと思う。オープニング2日間は2億円超か。

「劇場版 BLEACH ブリーチ The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸」
原作をよく知らないが、こちらは無難に稼ぐのではないか。
前作が恐らく約7億円くらい稼いでいるので、今回も7億円程度と予想したい。
初動型と思われ、オープニング2日間は1.5億円程度か。

予想順位(今週) 自己評価 タイトル(主な公開劇場)
1(-) ◎「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」(日劇PLEX1)
2(1) 済「アイ・アム・レジェンド」(ルーブル丸の内)
3(-) ×「茶々 天涯の貴妃(おんな)」(丸の内TOEI1)
4(2) ×「マリと子犬の物語」(日劇PLEX2)
5(-) ×「ルイスと未来泥棒」(丸の内ピカデリー2)
6(-) ×「劇場版 BLEACH ブリーチ」(新宿バルト9)
7(3) ×「えいがでとーじょー!たまごっち」(シネマート新宿)
8(4) ×「恋空」
9(6) △「サーフズ・アップ」(日比谷スカラ座)
10(5) ▲「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(有楽座)

[個人評価]
◎ 絶対観たい作品
○ できれば観たい作品
▲ DVDか映画サービスデイだったら観たい作品
△ 映画館では観ないけどDVDだったら観るかもしれない作品
× 一度も観ることはないでしょうの作品
済 鑑賞済み作品

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全米映画興行収入ランキング(12月第3週目) 【映画】

順位(先週)公開週 タイトル (公開館数) 興行収入 (トータル収入)
1(-)1週目「アイ・アム・レジェンド」 (3606館) $76,535,000 ($76,535,000)
2(-)1週目「AlvinandtheChipmunks」(3475館)$45,000,000 ($45,000,000)
3(1)2週目「ライラの冒険黄金の羅針盤」(3528館)$9,025,000 ($40,968,000)
4(2)4週目「魔法にかけられて」     (3066館)$6,004,000 ($92,271,000)
5(6)6週目「ノーカントリー」        (1348館)$3,000,000 ($33,562,000)
6(4)6週目「ブラザー・サンタ」      (2750館)$2,305,000 ($68,964,000)
7(3)4週目「This Christmas」     (1921館)$2,300,000 ($46,043,000)
8(-)1週目「The Perfect Holiday」 (1307館)$2,965,000 ($3,612,000)
9(15)2週目「つぐない」          (117館)$1,852,000 ($2,963,000)
10(7)4週目「August Rush」      (2007館)$1,785,000 ($28,065,000)
(参考:IMDbのボックスオフィスチャート)

3本の新作が登場し、1作が圏外から浮上したため、5週目で「ベオウルフ」、4週目で「Hitman」、3週目で「Awake」、7週目で「ビー・ムービー」(確定値では先週11位だった模様)が圏外へ消えた。

「ベオウルフ」の現在の興行収入は、79百万ドルとなっている。
製作費が150百万ドル掛かっていることから、期待ハズレの結果に終わったようだ。
CG作品であるけれども、子ども向け作品ではない点が問題だと思われる。
ファンタジー度よりも、ヴァイオレンス度の高い作品であったことが、敬遠された理由だろう。

「Hitman」の現在の興行収入は、38百万ドルとなっている。
殺し屋を描いた映画、ゲームを題材とした映画としては、悪い興行収入ではない。
監督・主演もそれほど高い実績があるわけではなく、こちらは期待以上の興行収入だったのではないか。
「バイオハザード1」の興行収入でさえ、40百万ドルでしかない。

「Awake」の現在の興行収入は、13百万ドルとなっている。
ヘイデン・クリステンセン・ジェシカ・アルバ主演作品。
ジェシカ・アルバ作品としては、05年にポール・ウォーカーと共演した「イントゥ・ザ・ブルー」のトータル19百万ドルすら、上回ることはなさそうだ。
公開前興行収入予想の3千万ドルは大ハズレとなった。
ジェシカ・アルバの人気を過信しすぎたか。
この手のサスペンス色の強い作品の興行収入が悪いのが、最近の傾向だ。

「ビー・ムービー」の現在の興行収入は、122百万ドルとなっている。
製作費の150百万ドルをアメリカ国内で回収するのは困難のようだ。
ドリームワークス製作の主な作品は以下の通り(「シュレック」を除く)。
06年「FLUSHED AWAY」64百万ドル
06年「森のリトルギャング」155百万ドル
05年「ウォレスとグルミット」56百万ドル
05年「マダガスカル」194百万ドル
04年「シャーク・テイル」161百万ドル
「森のリトルギャング」「マダガスカル」「シャーク・テイル」並の興行収入を期待していたとは思うが、声優陣がレニー・ゼルウィガー、マシュー・ブロデリック、クリス・ロックあたりではちょっと弱いのではないか。
公開前興行収入予想は7~8千万ドルと低めに予想したが、こちらも大ハズレとなった。
他の競合アニメ作品がない時期に公開されたのがよかったのかもしれない。
ライバルが全くジャンルの異なる「アメリカン・ギャングスター」であったのが幸いした。

新作は3本がランクインした。
1位:「アイ・アム・レジェンド」<SFホラー>
【監督】フランシス・ローレンス(「コンスタンティン(05)」)
【主演】ウィル・スミス、アリス・ブラガ(「シティ・オブ・ゴッド(02)」)
【内容】昼は生き残りを探し、夜はゾンビと戦う地球最後の男を描く。
【アメリカ内の評価】 かなり高い
【公開前興行収入予想】 1億3~4千万ドル
フランシス・ローレンス監督の「コンスタンティン」の興行収入は76百万ドルだったが、「アイ・アム・レジェンド」はオープニング3日間だけで、77百万ドルも稼いでしまった。
さすがはウィル・スミスだ。
自身10本目の1億ドル突破作品になるのは間違いない(声優除く)。
オープニングも自己最高記録をマークした。
シリアス、コメディ、アクション、SFどんなジャンルでもヒットに導いている。
今アメリカで一番稼げる役者といえば、彼ということになるのではないか。
06年「幸せのちから」オープニング27百万ドル(トータル164百万ドル)
05年「最後の恋のはじめ方」オープニング43百万ドル(トータル179百万ドル)
04年「アイ,ロボット」オープニング52百万ドル(トータル145百万ドル)
03年「バッドボーイズⅡ」オープニング47百万ドル(トータル139百万ドル)
02年「メンインブラックⅡ」オープニング52百万ドル(先行含むと87百万ドル)(トータル190百万ドル)
「アイ,ロボット」の比率で計算すると、2億ドルを突破できる可能性が高いが、内容を考えるとそれほど稼げない気がする。
「メンインブラックⅡ」のトータルオープニングの比率で計算した1億7千万ドル程度が落ち着きどころか。

2位:「Alvin and the Chipmunks」<ファミリー向け>
【監督】ティム・ヒル(「ガーフィールド(06)」)
【主演】ジェイソン・リー、Ross Bagdasarian Jr、Janice Karman
【内容】アニメのスピンオフ作品。音楽好きのシマリス兄弟を描く。
【アメリカ内の評価】 普通
【公開前興行収入予想】 7~8千万ドル
元ネタアニメ作品の人気がさっぱり分からないので、予想は難しかったが、相当の爆発力を秘めていた。
「ガーフィールド」(トータル75百万ドル)や「Underdog」(トータル44百万ドル)レベルではなく、「スクービー・ドゥー」(トータル153百万ドル)のレベルだ。
「スクービー・ドゥー」のオープニング54百万ドルには及ばないが、「Alvin and the Chipmunks」の興行収入1億ドル突破は間違いないだろう。
それにしてもこのオープニングは高すぎる。
「レミーのおいしいレストラン」(トータル206百万ドル)のオープニング47百万ドルとほぼ同じだ。

8位:「The Perfect Holiday」<ファミリー向けコメディ>
【監督】Lance Rivera(他に一本監督作品あり)
【主演】ガブリエル・ユニオン(「バッドボーイズⅡ」)、モリス・チェスナット(「炎のメモリアル」)、クイーン・ラティファ
【内容】離婚した母親が再び結婚できるようにと望む若い女の子を描くクリスマス映画。
【アメリカ内の評価】 悪い
【公開前興行収入予想】 3~4千万ドル
かなり評判が悪いようであり、この低レベルのオープニングもやむを得まい。
最終的には、7~8百万ドルの興行収入に終わりそうだ。
クリスマス映画及びクイーン・ラティファ出演ということで評価したが、大コケとなってしまった。
クイーン・ラティファのキャリアの中で最低作品になる可能性が高い。
主演ではないとはいえ、彼女の人気が落ちているような気がする(「ヘアスプレー」はヒットしたが)。

9位:「つぐない」<ヒューマンドラマ>
【監督】ジョー・ライト(「プライドと偏見」)
【主演】キーラ・ナイトレイ、ジェームズ・マカヴォイ(「ラストキングダムオブスコットランド」)、ブレンダ・ブレシン(「秘密と嘘」「リトルヴォイス」でアカデミー賞ノミネート経験あり)
【内容】無実のはずの姉の恋人を訴えてしまったことで、取り返しのつかないほどに運命が動いていく。
【アメリカ内の評価】 高い
アカデミー賞作品賞、監督賞、主演女優賞でのノミネートが有力視されている。
先週32館から今週117館に増館しただけでランクインしてきた。
興行収入的には、「プライドと偏見」の38百万ドルを超えるのが当面の目標となるだろうか。
最終的には5千万ドル突破を目指したい。

注目の作品だったはずの「ライラの冒険 黄金の羅針盤」は3位。
【監督】クリス・ウェイツ(「アバウト・ア・ボーイ(02)」)
【主演】ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ、ダコタ・ブルー・リチャーズ(子役)
【内容】謎の組織に誘拐された親友を探すために、北欧に旅立つライラを描く。
【アメリカ内の評価】 それほど悪くない
【公開前興行収入予想】 2億1千~3千万ドル
オープニング成績が近かった「ヘアスプレー」は2週目で60百万ドル(トータル119百万ドル)、ロブ・ゾンビ監督の「ハロウィーン」は2週目で44百万ドル(トータル58百万ドル)稼いでいる。
現在41百万ドルしか稼いでおらず、「ハロウィーン」以下となっている。
5千万ドル台で終わる可能性も出てきた。
製作費1億8千万ドル掛かっているので、アメリカ国内では約3分の1も回収できないことになる。
世界レベルではようやく半分の92百万ドルを稼いだところだ。
欠点としては、①ニコール・キッドマンが出演している、②子役があまり可愛くない、③「ナルニア」とちょっと被っている、④キリスト教の関係者と揉めたらしい、というところか。


次週ランキング入りすると思われるのは、以下の五作品。
「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」
「Walk Hard: The Dewey Cox Story」
「Charlie Wilson's War」
「P.S. I Love You」
「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」

大量リリースで、分が悪くなるのは堅い作品となる。
「Charlie Wilson's War」と「P.S. I Love You」は苦戦するのではないか。

「Charlie Wilson's War」<戦争ドラマ>(2500館程度)
【監督】マイク・ニコルズ(「卒業(67)」「クローサー(04)」)
【主演】トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマン
【内容】テキサス議員チャーリーウィルソンとCIAは、ソビエト連邦との戦いのために、アフガニスタンの組織を武装させる。
【アメリカ内の評価】 不明
【公開前興行収入予想】 4~5千万ドル
マイク・ニコルズ監督は「卒業」と「バードケージ」で1億ドルを突破している。
主演はトム・ハンクスであり、期待はできそうだが、公開時期がまずかったのではないか。
それほど稼げないと思われる「戦争ドラマ」を大作にぶつけるのは自殺行為のような気がする。
トム・クルーズ主演の「大いなる陰謀」(トータル15百万ドル)の二の舞になりそうだ。
さすがに「大いなる陰謀」ほどの大コケにはならず、それなりの成績に落ち着くとは思うが。

「P.S. I Love You」<ラブストーリー>(2200館程度)
【監督】リチャード・ラグラヴェネーズ(「フリーダム・ライターズ」)
【主演】ヒラリー・スワンク、ジェラルド・バトラー、ハリー・コーニックJR.
【内容】最近亡くなった夫のラブレターを発見した未亡人を描く。
【アメリカ内の評価】 不明
【公開前興行収入予想】 3千万ドル
監督が手掛けた「フリーダム・ライターズ」にヒラリー・スワンクが主演していたので、再びタッグを組んだことになる。
「フリーダム・ライターズ」の興行収入は、37百万ドルとなっており、これが目標となりそうだ。
リチャード・ラグラヴェネーズは「マディソン郡の橋」の脚本を手掛けているので、配給会社の目標は「マディソン郡の橋」の興行収入72百万ドルのつもりだろうか。
しかし、ラブストーリーはそれほど爆発的なヒットを期待しにくく、コメディ的な要素もない本作は大きなヒットしないだろう。
ヒラリー・スワンクのラブストーリーというのも、ちょっとピンとこない。
彼女のキャリアなどを踏まえたとしても、3千万ドル程度の作品だろう。

「Walk Hard: The Dewey Cox Story」<コメディ>(2500館程度)
【監督】ジェイク・カスダン(「オレンジ・カウンティ(02)」)
【主演】ジョン・C・ライリー、Jenna Fischer(「俺たちフィギアスケーター」)、デヴィッド・クラムホルツ(「ボビー」)
【内容】音楽界の伝説Dewy Coxの乱れた生活を追う疑似的ドキュメンタリー。
【アメリカ内の評価】 不明
【公開前興行収入予想】 1億2千万ドル
ジャド・アパトーが再び世に送り出すコメディ。
彼のプロデュース作品の「Superbad」が121百万ドル、「Knocked Up」が149百万ドル、「40歳の童貞男」が109百万ドル稼いでいる。
トータル148百万ドル稼いだ「Talladega Nights: The Ballad of Ricky Bobby」も彼のプロデュース作品のようだ。
内容がよく分からないが、疑似的ドキュメンタリーならば「ボラット」あたりもライバルにしたいところだ。
「ボラット」が129百万ドル稼いでいるので、こちらもその程度を期待したい。

「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」<冒険モノ>(3500館程度)
【監督】ジョン・タートルトーブ(「ナショナル・トレジャー(04)「キッド」(00))
【主演】ニコラス・ケイジ、ダイアン・クルーガー、ジャスティン・バーサ(前作)
【内容】J・W・ブースの日記の落丁を突きとめ、世界的な陰謀を暴露する。
【アメリカ内の評価】 高い
【公開前興行収入予想】 1億6千万ドル
前作が173百万ドル稼いでいるので、前作の90%程度の1億6千万ドルが目標か。
ニコラス・ケイジ主演作なので、コケる可能性もあるが、ディズニーのビエナブスタ系なので、大きくコケることは考えにくい。
前作を大きく超えることはないと思うが、年末でもあり無難に稼げると思う。

「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」<ミュージカル>(1000館程度)
【監督】ティム・バートン
【主演】ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アラン・リックマン
【内容】無実の罪で投獄され、妻も娘も奪われた男の復讐劇。
【アメリカ内の評価】 不明
【公開前興行収入予想】 1億3千万ドル
まずは今週から限定公開される。
「チャーリーとチョコレート工場」のトータル206百万ドルを超えるのは難しいが、なかなかの爆発力はありそうだ。
暗くて残酷そうなストーリーのため、子どもの鑑賞が少ないと考えると、「チャーリーとチョコレート工場」の6割5分程度ということになろうか。
もっと興行面で苦戦する恐れもあると考えられるが、「スリーピーホロウ」でさえ101百万ドル稼いでいるのだから、今のジョニー・デップの人気を考えれば、1億3千万ドル程度稼いでもおかしくない。
ミュージカル映画としては、近年のトップは「シカゴ」の171百万ドルとなっている。これを超えるのは難しいとしても、「ヘアスプレー」の119百万ドル、「ドリーム・ガールズ」の103百万ドルを超えたいところだ。

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『SP』episodeⅢ-3レビュー 【ドラマ】

視聴者だけではなく、警察と検察も舐めているようだ。

今週は一応動きが少々あり、マルタイとも会話があったので、ドラマとしてはギリギリ成立しているが、常識では考えられない展開が繰り広げられている。

一言で済ますのならば、「殺されるのが嫌ならば、とっとと自首しなさい」といいたい。
自信満々で「法律違反をして金を稼いできた」と悪事を自慢していたのだから、少しはアタマを使って欲しい。

そもそも、爆弾で殺されそうになった被害者を野放しにするほど、警察は腐っているのか。
もし、ある善良の一般市民が爆弾で殺されそうになったら、警護課の仕事ではないにせよ、護衛するのが普通の警察の仕事だろう。
警察は、現場検証は行うが、殺人未遂の捜査をしないというのが本ドラマの設定のようだ。

今週は、“SPの無力感”を描くつもりだったのかもしれないが、みすみす殺されそうになるマルタイを見放すのならば、彼らは“SP”としてではなく、“人間”として失格ではないのか。
酒を飲む時間があるのならば、無給で護衛するのが“人間”としての生き方だ。
ホテルに放置するのではなく、せめて彼の希望通り自宅まで送り届けて欲しいものだ。
“無力感”の描き方のアプローチがややズレているとしか思えない。
主人公たちを“人間”として失格のように描くのが、正しいアプローチだろうか。そうではないはずだ。
人員の増員が出来なかったことによって、何かしらの失態を演じた結果、マルタイを死なせた方がまだ“SPの無力感”を描ける。

爆弾の存在に気付く展開もいつものようにご都合主義である。
まったく論理的ではなく、便利な記憶力を便利に利用しているだけだ。
あんな不自然に水浸しになっているクルマをきちんとチェックしないのならば、岡田もSPとして大したことないと言っているようなものだ。
そもそも、時限爆弾でもなさそうな爆弾を、民間人が近くにいる場で処理する必要があるのか。失敗したら、大問題だぞ。

暗殺グループも爆弾を素手でセッティングするなど、演出の甘さが目立つ。
ドラマに難癖をつける趣味は自分にはないが、ここまでメチャクチャだと毎週毎週文句しか出てこない。

テーマ:SP - ジャンル:テレビ・ラジオ

『アイ・アム・レジェンド』レビュー 【映画】

◆評  価   5.5点
◆おススメ度  C(宗教映画に近い仕上がり、単純なアクションを楽しみたい人には向いていない)

息が詰まりそうな緊張感ある展開、地球最後の男の細かい日常的な生活描写、ウィル・スミスの熱演、犬との友情など、見所は多数あるが、ストーリーはそれほど面白いとは思わない。
というのは、本作の根幹にあるのは、“神”の存在・不存在にあるからではないか。
この要素が入ると、日本人にはちょっと苦しい気がする。

人類が滅亡し、自分の妻子も失い、神を信じられなくなった主人公が、ラストで“神の声”らしきものを聞いて、自分の使命を確信し、使命を遂げた後に、亡くなった妻子の下に帰るというのが本作のテーマである。

なぜ、ラストで手榴弾を放って、自分も助かろうとしなかったのかというと、血清を作成し、人類を救うという自分の使命さえ果たせば、自分の命などどうでもいいのである。
生き永らえることが彼の目的ではなく、家族の下に向かうのが彼の願いだと考えられる。

家族の下に向かうのが彼の願いだとすると、“自殺”すればいいのではないかと思われるが、そうさせなかったのも“神の意思”だったと解釈するしかない(彼が免疫者だったのも“神の意思”ということになる)。
しかし、本作では、彼は一度“自殺”を企てている。
犬(サム)という大切な仲間を失った際、自暴自棄になったウィル・スミスはダークシーカー達を道連れにして、死のうとしている。
仲間という唯一の絆を失って、一人では生きていけないと考えたのだろう。
あのとき死ぬつもりだったのは間違いない。
だからこそ、助けられた朝、彼の様子がおかしかったのである。
別に、取っておきのベーコンを食べられたから、様子がおかしかったわけではない。
あのとき、女性に偶然助けられたのも、女性が語ったように“神の意思”ということになる。

“神の意思”というテーマがある以上、人類が滅亡するわけはないのである。
難なく最後に村に到着し、血清を手にした人類はきちんと生き永らえる。
普通ならば発生源のニューヨークから逃げ出すはずなのに、逃げずに自分の身を研究に捧げて、自分の使命を全うし、人類を救った彼は“(神の勅命を受けた)伝説の男”となったわけである。

単純なゾンビ系アクションではなく、“神”というテーマを根幹に添えたため、やや面白みを欠いている。
ヘリコプターでの妻との別れの際にも、祈りを捧げており、深い宗教性があるのは間違いないだろう。
前半はその色が薄いので日本人でも楽しめるが、後半はその色が濃くなってくる。
アメリカでクリスマス間際に公開されるのも少々意味があるのではないか。
単純な映画を楽しみたい日本人には、どう考えても向いていないだろう。

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2007年10月クールドラマ視聴率結果(第九話)

順位  タイトル    初回   最新話 前話との対比  平均(予想平均) 
1位「ガリレオ」     24.7%  21.7%(▲1.8%)  22.2%(21.0%)
2位「医龍2」      21.0%  17.6%(▲1.0%)  16.7%(13.5%)
3位「SP(エスピー)」 14.5%  14.6%(▲0.5%)  15.3%(13.0%)
4位「有閑倶楽部」   15.9%  12.4%(▲1.3%)  12.6%(16.0%)
5位「暴れん坊ママ」  15.3%  10.9%(▽0.1%)  12.2%(10.0%)
6位「働きマン」    15.7%  12.3%(▲4.4%)  12.1%(14.5%)  
7位「モップガール」  10.2%   9.2%(▽1.2%)  10.2%( 8.5%)
8位「ドリームアゲイン」12.9%   9.7%(▽0.2%)  10.1%(11.0%)
9位「ジョシデカ!」  13.4%   7.1%(▽2.2%)   9.3%(12.0%)
10位「おいしいごはん」13.0%   6.7%(▽1.9%)   9.1%(11.0%)
11位「オトコの子育て」11.8%   7.6%(▽0.6%)   8.6%( 8.5%)
12位「スワンの馬鹿!」10.5%   7.9%(▲1.1%)   8.4%(10.0%)
13位「ハタチの恋人」 13.0%   6.4%(▽0.2%)   8.1%(14.5%)
14位「歌姫」        9.4%   7.7%(▲0.6%)   8.1%(12.0%)

平均視聴率争いに変動はないが、「暴れん坊ママ」VS「働きマン」、「モップガール」VS「ドリームアゲイン」、「ハタチの恋人」VS「歌姫」が最終回までもつれそうだ。
特に、「ハタチの恋人」VS「歌姫」の最下位争いは必見である。

終盤に向けて、上位グループのドラマが視聴率を上昇させたが、下位グループは相変わらず伸びがない。
最新視聴率が二桁に乗っているのが14作品中6作品という有様だ。
ドラマの本数だけを多くするのではなく、質を高めてもらいたいものだ。
自分がスポンサー会社だったら、平均二桁を割るドラマに資金を提供したくはない。

1位:「ガリレオ」24.7→22.1→21.3→23.6→22.9→21.4→21.9→19.9→21.7%
無難な数字でラスト前を迎えた。唯一20%を切った8話目が悔やまれる。
関連作品の視聴率の動きは以下の通り。
☆「美女か野獣」(平均18.5%)
20.0→17.3→18.6→18.6→17.3→17.5→17.0→19.0→19.4%<初回からの下落率 3.0%>
☆「Dr.コトー診療所06」(平均22.1%)
23.2→21.5→21.6→22.3→21.9→19.1→21.1→21.8→22.0%<初回からの下落率 5.2%>
☆「プライド」(平均24.9%)
28.0→25.1→24.6→23.6→23.4→22.8→22.6→26.0→24.1%<初回からの下落率13.9%>
☆「西遊記」(平均22.8%)
29.2→24.8→23.8→22.5→22.1→20.6→21.2→20.9→20.7%<初回からの下落率29.1%>
☆「エンジン」(平均22.4%)
25.3→22.5→19.6→23.1→22.3→21.5→22.2→21.5→21.8%<初回からの下落率13.8%>
☆「ラストクリスマス」(平均21.5%)
22.3→21.1→20.3→20.9→25.3→21.9→19.0→20.2→22.2%<初回からの下落率 0.4%>
「ガリレオ」の初回から下落率は12.1%である。
下落率が二桁になってしまっているが、一話完結タイプなのでやむを得ないところがあるだろう。
一話完結タイプドラマは、終盤に向けての盛り上がりに欠ける。
ストーリードラマとはこの点でちょっと分が悪いが、それでも相当粘っていると思う。
平均22%台に乗るのはほぼ確定か。
最終回で20.5%ならば、平均22%台に乗ることができる。
「エンジン」(平均22.4%)との対決に勝つためには、最終回で24.7%を獲得する必要がある。
なかなか高いハードルとなっているのが、初回と同基準であり、これは不可能な数字ではない。
織田裕二の「ラストクリスマス」を超えたが、木村の一角をせめて崩したい。
「花より男子2」(平均21.7%)との対決はほぼ勝負あったか。
19.4→20.1→19.2→23.1→20.3→21.0→21.0→22.7→22.3→21.9→27.6%となっている。「ガリレオ」は最終回で17.5%を獲得すれば、「花より男子2」を上回ることができる。

2位:「医龍2」21.0→16.8→15.5→15.8→15.0→17.6→14.1→16.6→17.6%
終盤に向けて、自身2番目に高い視聴率を獲得した。人気ドラマの証といえる。
前作「医龍」の初回視聴率は14.1%、最高視聴率は最終回の17.2%、最低視聴率は7話目の12.7%、平均視聴率14.8%となっている。
前作の視聴率の動きは以下の通り。
14.1→14.1→14.1→14.7→14.8→15.1→12.7→16.6→13.8→15.1→17.2%
「医龍2」の最新話17.6%という数字は、前作のラストを上回る高いものとなっている。
今クールの中でも2番目に高い数字であり、人気、質の高さが窺われる。
かなりの良質さが感じられる。
「医龍2」の第二話から第九話の上昇率は4.8%となっている。
「医龍」の初回から第九話の下落率は2.1%となっている。
初回の2時間スペシャルを無視すれば、スタート時よりも視聴率が上昇していると見ることもできる。
最終的な平均視聴率として、平均17%台も見えてきた。
残り2話と仮定すると、2話の平均を18.5%でまとめ切れば、平均17%台に乗る。
ラストの視聴率が20.0%と仮定すると、ラスト前は17.0%でOKだ。
それほど無謀な要求というわけではなく、現実的な数字だろう。
平均視聴率17%台のドラマというと、先クールで大ブレイクした「花ざかりの君たちへ」(平均17.0%)、「プロポーズ大作戦」(平均17.3%)が思い出される。

3位:「SP(エスピー)」 14.5→17.6→15.2→15.7→14.1→14.6%
先週はやはりバレーの延長の影響だったようだ。
関連作品の視聴率の動きは以下の通り。
☆「ライフ」(平均12.2%)
11.0→11.7→10.9→10.9→10.0→11.7%《初回からの上昇率 6.4%》
☆「ライアーゲーム」(平均11.4%)
12.3→12.8→8.7→9.6→10.0→11.4%<初回からの下落率 7.3%>
☆「特命係長・只野仁3」(平均14.3%)
13.4→15.5→14.4→12.7→13.9→14.0%《初回からの上昇率 4.5%》
☆同演出家「踊る大捜査線」(平均18.0%)
18.7→16.4→16.5→15.7→18.1→18.7%<初回からの下落率 0.0%>
☆岡田主演「タイガー&ドラゴン」(平均12.8%)
16.2→14.1→13.2→12.8→12.4→11.9%<初回からの下落率26.5%>
「SP(エスピー)」の初回からの上昇率は0.7%となっている。
初回の数値がバレーの影響でやや低めだったのかもしれないが、初回と同程度の数値となっており、人気・話題の高さが窺われる。
同枠ドラマ、岡田主演「タイガー&ドラゴン」、「特命係長・只野仁3」はライバルではなく、平均15%に乗るか乗らないかが課題となりそうだ。
最終的には、「山田太郎ものがたり」(平均15.2%)を破り、「クロサギ」(平均15.7%)辺りを視野に入れたいところだ。

4位:「有閑倶楽部」15.9→13.7→12.8→12.3→13.0→12.1→10.3→11.1→12.4%
ラスト前のため視聴率は上昇した。さすがにスランプを脱したが・・・。
関連作品の視聴率の動きは以下の通り。
☆「花ざかりの君たちへ」(平均17.0%)
15.9→16.8→16.5→16.6→15.3→14.7→14.7→17.5→18.2%《初回からの上昇率14.5%》
☆「山田太郎ものがたり」(平均15.2%)
17.4→15.9→16.5→13.7→15.4→11.1→13.6→14.6→16.3%<初回からの下落率 6.3%>
☆「anego」(平均15.6%)
15.5→13.8→14.3→15.7→16.6→17.4→15.4→15.8→14.3%<初回からの下落率 7.7%>
☆「セクシーボイスアンドロボ」(平均7.6%)
12.5→8.7→6.9→7.0→6.9→7.8→6.5→6.4→6.5%<初回からの下落率48.0%>
☆「バンビ~ノ」(平均14.2%)     
16.6→15.0→13.7→14.0→14.6→14.0→13.2→13.6→13.7%<初回からの下落率17.5%>
「有閑倶楽部」の初回からの下落率は22.0%となっている。
参考ドラマの中では、「セクシーボイスアンドロボ」の次に酷い下落率である。
「バンビ~ノ」程度の視聴率の動きだったら、まだ許されたが視聴率が上昇してもまだまだ下落率が高いという状況では、やはり失敗ドラマと言わざるを得ない。
最終回で視聴率16.4%を獲得すれば、平均視聴率13%台に乗ることができる。
初回を考えれば、不可能な数字ではないが、最終回は13%台程度で終わるのではないか。
平均12.7%程度でフィニッシュするだろう。
「ギャルサー」の平均12.9%を超えたかったところだったが。

5位:「暴れん坊ママ」15.3→14.2→11.8→11.6→11.7→11.1→11.9→11.0→10.9%
6回連続の11%台からついに10%台へダウン。でも小幅下落ならば許されるか。
関連作品の視聴率の動きは以下の通り。
☆「アテンションプリーズ」(平均16.4%)
17.7→14.9→16.8→16.0→15.7→15.3→15.4→16.9→15.7%<初回からの下落率11.3%>
☆「花嫁とパパ」(平均11.8%)
14.9→11.3→10.3→12.5→11.8→11.7→12.4→11.7→11.2%<初回からの下落率24.8%>
☆「鬼嫁日記いい湯だな」(平均12.0%)
14.6→14.0→12.5→12.8→12.2→12.1→9.5→11.6→11.9%<初回からの下落率18.5%>
☆「役者魂!」(平均9.6%)
11.4→8.4→11.8→9.2→8.2→9.9→9.1→11.2→10.1%<初回からの下落率11.4%>
「暴れん坊ママ」の初回からの下落率は28.8%となっている。
緩やかな下降を辿っているのが特徴だ。
ドラマとしては良すぎず、悪すぎずというところなのだろうか。
「鬼嫁日記いい湯だな」を一回り悪くしたような視聴率の動きをしている。
注目は、平均12%台に乗るか乗らないかだろうか。
来週の最終回で、10.5%の数字を獲得すれば平均12%台に乗る。
さすがにこれはクリアできる数字であり、大丈夫だろう。
最終的には、平均12.1%程度でフィニッシュしそうだ。
12%台でフィニッシュできれば、「花嫁とパパ」「鬼嫁日記いい湯だな」「山おんな壁おんな」(平均視聴率が12.1%)といった今年のフジテレビ系ドラマを上回ることができる。
最終的には、「山おんな壁おんな」がライバルとなるだろう。
「山おんな壁おんな」を破るためには、最終回で11.9%を獲得する必要がある。
これはかなり微妙な数字だ。

6位:「働きマン」15.7→12.3→13.0→11.1→12.6→10.1→12.7→13.2→7.9→12.3%
先週はまさに事故だったようだ。
今年の同枠ドラマの視聴率の動きは以下のとおり。
☆「ホタルノヒカリ」(平均13.6%)<初回からの下落率11.6%>
17.3→15.2→10.6→13.4→12.5→11.3→13.5→12.1→14.7→15.3%<終>
☆「バンビ~ノ!」(平均14.2%)<初回からの下落率16.9%>
16.6→15.0→13.7→14.0→14.6→14.0→13.2→13.6→13.7→13.8%
☆「ハケンの品格」(平均20.1%)《初回からの上昇率42.9%》
18.2→18.6→18.8→20.1→18.6→20.7→20.2→19.9→19.9→26.0%<終>
「働きマン」の初回からの下落率は21.7%となっている。
急上昇させたとはいえ、下落率は他の参考ドラマよりも高い。
終盤を迎えても、盛り上がりを欠いているようだ。
このままでいくと、平均12.1~2%程度になってしまうようだ。
ライバルドラマとの比較は以下の通り。
「山おんな壁おんな」を抜くためには、「働きマン」は最終回12.64%を稼ぐ必要がある。
「ヒミツの花園」を抜くためには、「働きマン」は最終回15.61%を稼ぐ必要がある。
「ヒミツの花園」にはもはや勝利することは厳しく、「暴れん坊ママ」同様に「山おんな壁おんな」を抜くのが最後の試練になりそうだ。

7位:「モップガール」10.2→10.7→11.8→9.7→9.8→10.6→9.8→10.4→9.2%
終盤を迎えたにも関わらず、自身最低視聴率を更新してしまった。頑張っていたが、話題沸騰というわけにはいかなかったか。
今年初主演を飾った女優の作品は以下のとおり。
☆「きらきら研修医(小西真奈美)」(平均9.3%)
10.4→10.6→11.0→11.0→8.4→9.0→8.7→8.4→8.1%<初回からの下落率22.1%>
☆「ライアーゲーム(戸田恵梨香)」(平均11.4%)
12.3→12.8→8.7→9.6→10.0→11.4→12.0→11.4→12.3%<初回からの下落率 0.0%>
☆「ライフ(北乃きい)」(平均12.2%)
11.0→11.7→10.9→10.9→10.0→11.7→9.4→12.4→14.2%《初回からの上昇率29.1%》
☆「女帝(加藤ローサ)」(平均11.6%)
12.4→11.9→10.9→10.7→8.9→9.4→11.5→10.5→14.0%《初回からの上昇率12.9%》
「モップガール」の初回からの下落率は9.8%となっている。
かなり評価できる下落率なのだが、「ライフ」「女帝」は終盤では初回視聴率を超えてきており、盛り上がり度の違いが見て取れる。
「モップガール」は良質ドラマのようだが、「ライフ」「女帝」とはやや質が異なるようだ。
平均視聴率を二桁に乗せるのは確定であり、沢尻エリカ主演の「タイヨウのうた」の10.3%程度を超えるのが目標となりそうだ。
「タイヨウのうた」は13.8→6.9→8.4→11.1→9.5→11.3→9.4→11.4→10.8→10.2%となっており、非常に波が激しい。
9話までのポイント数は、「モップガール」が92.2ポイントに対して、「タイヨウのうた」が92.6ポイントとなっている。
残り2話だとすると、「モップガール」はその2話平均10.44%超える必要がある。
なんとも微妙な数字である。

8位:「ドリーム☆アゲイン」12.9→10.0→9.5→10.0→8.4→11.8→8.4→9.9→9.7%
二桁キープに向けての攻防が続く・・・。結構粘っており、意外と良ドラマなのかも。
子どもも産まれたようなので、特需にも期待。
反町隆史主演ドラマの視聴率の動きは以下の通り。
☆「ホットマン2」(平均10.4%)
12.2→13.2→10.2→10.6→12.1→13.5→8.4→9.8→9.3%<初回からの下落率23.8%>
☆「ワンダフルライフ」(平均12.5%)
16.3→13.7→13.2→10.9→12.4→11.4→10.2→10.6→12.0%<初回からの下落率26.4%>
☆「ホットマン」(平均14.3%)   
17.4→14.6→13.9→12.7→13.7→13.8→14.8→12.8→14.9%<初回からの下落率14.4%>
☆「ダブルスコア」(平均10.6%)
15.0→12.8→9.6→10.4→9.1→10.3→9.7→9.5→8.7%<初回からの下落率42.0%>
「ドリーム☆アゲイン」の初回からの下落率は24.8%である。
裏番組の特殊要因で落ち込んでも、きちんと10%前後に復活させており、意外と視聴率の動き自体は悪くない気がする。
平均視聴率自体は「ホットマン2」「ダブルスコア」にも及ばないが、ピークを完全に過ぎた今でも、それほど酷い落ち込みがみられず、反町的には頑張ったのではないか。
今年の同枠ドラマの視聴率の動きは以下の通り。
☆「受験の神様」(平均 9.5%)
14.7→9.3→7.1→7.8→6.2→8.3→7.6→11.5→11.7%<初回からの下落率20.4%>
☆「喰いタン2」(平均13.7%)
16.2→13.3→14.9→11.8→13.4→13.1→12.8→13.9→13.6%<初回からの下落率16.0%>
☆「演歌の女王」(平均 9.1%)
10.9→9.5→8.5→9.9→8.2→8.0→9.1→8.7→7.7%<初回からの下落率29.4%>
現在「ドリーム☆アゲイン」の平均視聴率は10.1%である。
次週で最終回なので、さすがにここまで粘れば二桁をキープできるだろう。
最終回で9.4%以上獲得すれば、二桁でフィニッシュできる。
「受験の神様」「演歌の女王」といった今年の同枠ドラマに勝利しており、反町としてはなんとかギリギリ面目を保ったようだ。

9位:「ジョシデカ!」13.4→10.3→8.4→9.4→8.3→7.8→9.3→7.1%
先週の上昇はいったい何だったんだろうか。自身最低視聴率を更新してしまった。
再び見てくれた者を引き留めるための魅力がないということか。
関連作品の視聴率の動きは以下のとおり。
☆仲間主演作「エラいところに嫁いでしまった!」(平均12.7%)
16.1→14.8→12.7→14.1→11.3→10.8→12.2→10.3%<初回からの下落率36.0%>
☆同脚本家の同枠「花嫁は厄年ッ!」(平均12.0%)
13.2→12.8→12.3→11.3→12.1→10.4→10.7→12.5%<初回からの下落率 5.3%>
☆「医龍」の裏だった「弁護士のくず」(平均12.7%)
14.1→11.9→11.2→10.5→13.1→14.3→12.6→14.2%《初回からの上昇率 0.7%》
「ジョシデカ!」の初回からの下落率は47.0%である。
もう終盤も近いというのに、この下落率、この視聴率はいただけない。
ここに来ての自身最低視聴率というのは、ドラマの魅力はほとんどないと言われているようなものだ。
「エラいところに嫁いでしまった!」の下落率も高く、主演女優としての資質を問われそうだ。
ついに最終兵器「ごくせん」のカードを切ってきたが、これがコケたらかなりヤバイだろう。
次週以降はなんとしても8%~8.5%に上昇させたいところ。
平均視聴率は9.0%前後になりそうだ。
「受験の神様」9.5%、「わるいやつら」9.4%、「きらきら研修医」9.3%辺りには勝てそうもなく、「演歌の女王」の平均9.1%との争いになりそうだ。

10位:「おいしいごはん」13.0→11.7→9.3→7.7→6.5→8.6→6.7%
先週はやはり舘ひろし効果か。ラスト前にも関わらず、かなり低い数値となってしまった。
関連作品の初回視聴率は以下のとおり。
☆渡主演・竹野内共演「家族~妻の不在・夫の存在~」(平均11.9%)
13.0→11.4→13.1→13.7→11.3→9.6→10.5%<初回からの下落率19.2%>
☆渡主演・徳重共演「熟年離婚」(平均19.2%)
18.7→19.2→18.3→18.5→20.3→20.8→16.0%<初回からの下落率14.4%>
☆同枠ドラマ「菊次郎とさき」(平均9.3%)
10.9→8.4→9.5→9.8→9.6→9.6→8.6%<初回からの下落率21.1%>
「おいしいごはん」の初回からの下落率は48.5%となっている。
ラスト前にも関わらず、自身最低視聴率に近い数値を取ってしまうということは、「失敗ドラマ」の烙印を押されても仕方あるまい。
渡哲也のホームコメディという違和感に、視聴者がついていけなかったか。
見所があまり感じられず、藤原紀香の登用も視聴率増加に繋がらなかったようだ。
最終的な平均視聴率は9.0%前後ということになるだろうか。
ラストで8.5%以上を取れば、9%台に乗ることになる。
「菊次郎とさき」の9.3%にも及ばないという結果になってしまった。

11位:「オトコの子育て」11.8→8.8→8.0→8.7→6.9→8.2→7.6%
一切話題になっていないが、2話目以降は意外と安定している。
☆同脚本・助演国仲出演の「結婚できない男」(平均16.9%)
20.2→14.4→15.9→16.5→15.1→14.4→15.3%<初回からの下落率24.3%>
☆同演出・主演の「特命係長3」(平均14.3%)
13.4→15.5→14.4→12.7→13.9→14.0→13.7%《初回からの上昇率 2.2%》
☆同主演の「ガチバカ!」(平均7.8%)    
9.8→7.6→9.1→7.4→6.6→7.8→7.1%<初回からの下落率27.8%>
☆同枠ドラマ「女帝」(平均11.6%)
12.4→11.9→10.9→10.7→8.9→9.4→11.5%<初回からの下落率 7.3%>
☆同枠ドラマ「生徒諸君!」(平均7.6%)
9.4→7.7→5.9→6.0→7.4→6.8→8.1%<初回からの下落率13.8%>
「オトコの子育て」の初回からの下落率は35.6%となっている。
苦戦するのは放送前から分かっていたが、もっと苦戦すると思っていたので予想外だ。
「結婚できない男」の半分程度と同様の動きだろうか。
最終的には、「ホテリアー」の平均8.6%を超えるのが目標だ。
11.1→8.0→8.6→7.5→8.3→9.3→7.1→8.1→9.1%という動きになっている。
7話までのポイントは「オトコの子育て」が60.0ポイントに対して、「ホテリアー」は59.9ポイントとなっている。かなりの僅差である。
最終回で8.6%を獲得すれば、「ホテリアー」に勝つことができる。
これは、なかなか微妙な数字である。最終回の特需があるだろうか。

12位:「スワンの馬鹿!」 10.5→9.0→10.4→7.9→7.7→7.3→7.9→6.8→7.9%
4・7話目の数値に復活。数値は恐ろしく低いが、頑張っているのではないか。
04年以降のフジテレビドラマで平均視聴率二桁割れしたドラマは以下の4本。
☆「めだか(主演:ミムラ)」(平均9.5%)
12.9→10.0→10.6→7.3→9.7→10.8→8.8→8.0→8.8%<初回からの下落率31.8%>
☆「ダンドリ。(主演:榮倉奈々)」(平均9.0%)
11.0→9.5→9.5→8.0→8.9→6.4→7.3→9.3→8.6%<初回からの下落率21.8%>
☆「役者魂!(主演:松たか子)」(平均9.6%)
11.4→8.4→11.8→9.2→8.2→9.9→9.1→11.2→10.1%<初回からの下落率11.4%>
☆「牛に願いを」(主演:玉山鉄二)(平均8.7%)
10.2→10.4→9.6→9.1→8.6→6.5→6.7→8.2→8.6%<初回からの下落率15.7%>
「スワンの馬鹿!」の初回からの下落率は24.8%となっている。
先週でチカラ尽きたかと思ったが、ラスト前の回でもあり、一応復活した。
「牛に願いを」との04年以降のフジテレビ系ドラマの最下位争いの行方は、「スワンの馬鹿!」が最終回11.34%を獲得すれば、「牛に願いを」に勝てることとなるが、さすがに無理だろう。
最終回は8%台、平均8.4%程度だろうか。
「ホテリアー」の平均8.6%にも及ばない。
平均8.8%の「特急田中3号」、平均8.7%の「鉄板少女アカネ!!」にも劣るというのも寂しい限りだ。

13位:「ハタチの恋人」13.0→10.4→9.2→7.4→7.3→6.6→6.4→6.6→6.4%
ここ4話は、もはや同じ人しか見ていないような気がする。
関連作品の視聴率の動きは以下の通り。
☆「パパとムスメの7日間」(平均13.9%)《初回からの上昇率 3.6%》
14.0→12.8→13.1→14.1→16.7→11.9→14.5%<終>
☆「冗談じゃない!」(平均13.4%)
19.4→14.7→13.2→14.4→14.2→11.7→10.7→11.3→12.8%<初回からの下落率34.0%>
☆「誰よりもママを愛す」(平均10.4%)
13.4→10.9→10.2→12.8→11.3→10.4→8.0→9.2→9.0%<初回からの下落率32.8%>
「ハタチの恋人」の初回からの下落率は50.8%となっている。
ここ4話は実に安定しており、ほとんどの人からは無視されたが、見ている人は見ているということか。
一応、終盤に向けて盛り上がっているのだろうと思料される。
同枠ドラマ「鉄板少女アカネ!!」(平均8.7%)との空しい比較を引き続き行う。
「鉄板少女アカネ!!」は11.0→7.3→8.7→10.3→8.7→6.5→8.4→8.1→9.5%となっている。
9話目までのポイント数は「ハタチの恋人」が73.3ポイントに対して、「鉄板少女アカネ!!」は78.5ポイントになっており、その差が5.2ポイントとなっている。
「ハタチの恋人」の最終回で14%を取れば大逆転となるが、100%無理だろう。
「歌姫」に敗れるのをただ黙って待つだけだ。
ラストで6.7%を取れば、平均8%台に乗ることになる。
平均8%台で終わるのか、7%台に突入するか、なかなか微妙なところだ。
今年のドラマでは「孤独の賭け」7.0%、「肩ごしの恋人」7.4%、「スシ王子!」7.5%、「生徒諸君!」7.6%といった作品が7%台でフィニッシュしている、これらの仲間入りするのだろうか。

14位:「歌姫」 9.4→7.5→9.8→6.9→8.4→9.2→6.7→7.1→7.7%
「ハタチの恋人」を完全に捕らえた。次週、逆転なるか。
TBS系の今年の大コケドラマの視聴率は以下のとおり。
☆「特急田中3号」(平均8.9%)
11.5→8.7→7.6→8.0→8.3→9.4→8.5→9.1→9.7%<初回からの下落率15.7%>
☆「孤独の賭け」(平均7.0%)
11.2→9.4→7.4→7.3→7.6→6.0→6.9→6.2→5.6%<初回からの下落率50.0%>
☆「肩ごしの恋人」(平均7.4%)
10.2→8.8→7.5→6.8→6.3→7.3→6.3→6.5→7.2%<初回からの下落率29.4%>
「歌姫」の初回からの下落率は18.1%となっている。
悪いながらも、なんとか粘っているようだ。
初回からストレートに下落している「孤独の賭け」「肩ごしの恋人」とは質が違うコケ方だ。
テーマが単に古臭すぎであり、キャスティングにやや魅力が足りなかっただけであり、それほどつまらないドラマではないのかもしれない。
最大の見所は、「ハタチの恋人」との最下位争いだ。
9話目までのポイントは、「歌姫」が72.7ポイントに対して、「ハタチの恋人」は73.3ポイントとなっている。
その差0.6ポイントなっている。
「ハタチの恋人」が6.5%を叩いて、「歌姫」が7.2%以上を取れば、逆転となる。
「ハタチの恋人」はほとんど死んでいるので、逆転の可能性は高いとみている。
最終的には、8%台でフィニッシュしたいところだ。
ライバルは「嫌われ松子の一生」の8.2%となりそうだが、まさかこんなドラマと肩を並べることになるとは思わなかった。

テーマ:◆テレビ視聴率◆ - ジャンル:テレビ・ラジオ

国内映画興行収入ランキング(12月2週目) 【映画】

(注意)興行収入の数値は暫定のものです。ご了承ください。
なお、本ランキングは興行収入ベースのものですので、動員ベースの巷のランキングとは一部異なる場合があります。

新作が1本ランクインしたため、4週目で「SAW Ⅳ」が圏外へ消えた。
「SAW Ⅳ」の現在の興行収入は3.6億円弱となっている。
昨年の「Ⅲ」の3週目終了時の成績は3.7億円弱となっており、一週分遅れている。
正確な数字は不明だが、「Ⅲ」よりも劣り、「Ⅱ」程度ということになりそうだ。
「ブレイブワン」程度の4億円程度でフィニッシュするのではないか。

1位:「マリと子犬の物語」(1週目)<予想順位1位>
【個人予想】 23億円
2.8億円程度のオープニングを飾った。
「舞妓Haaaan!!!!!」のオープニング2.3億円(トータル20億円)
「Life 天国で君に逢えたら」のオープニング1.9億円(トータル17億円程度?)
を超えている。
「舞妓Haaaan!!!!!」の比率で計算すると、24.3億円を狙えるというところか。
やはり、東宝作品は強い。
「感動」「泣ける」「実話」「小動物」「子ども」という日本人が好む要素も相変わらずヒットの条件となっているようだ。
過去の類似作品は以下の通り。
06年「子ぎづねヘレン(松竹)」オープニング1.7億円(トータル17.8億円)
04年「クイール(松竹)」オープニング2.4億円(トータル22.2億円)
これらの比率で計算すると、「マリと子犬の物語」は25.9~29.3億円となる。
とりあえず、当面は「クイール」のトータル22.2億円を目標にしたいところだ。

2位:「恋空」(6週目)<予想順位5位>
【個人予想】 6億円 【配給会社期待値】 40億円
1.4億円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは32.3億円突破を目前としている。
1週間の伸びは2.6億円弱程度だろうか。
有楽町方面では、「マリと子犬の物語」が日劇PLEX2で公開したために、日劇PLEX2で公開されていた「ALWAYS 続・三丁目の夕日」は有楽座へ移り、有楽座で公開されていた「恋空」は打ち切られてしまったが、全国的には打ち切られたのは「ALWAYS 続・三丁目の夕日」だったようだ。
引き続き、好調さを保っている。年末に向けてまだまだ稼ぐのではないか。
今年の邦画作品でも4番目につけている(6週目終了時の成績)
「HERO」70.5億円
「西遊記」 36.3億円(トータル43億円程度※)
「ALWAYS 続・三丁目の夕日」36.3億円
「どろろ」 30.5億円(トータル34.5億円程度※)
「涙そうそう」の31.0億円を既に抜き去り、「どろろ」を超えるのは時間の問題だろう。
「電車男」の37.0億円(6週目終了時26億円)、「NANA」の40.3億(同34.6億円)円辺りを目標としたいところだ。

3位:「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(6週目)<予想順位2位>
【個人予想】 42億円 【配給会社期待値】 100億円以上(1000万人動員予定)
【参考】 前作 32.3億円(※もうちょっと稼いでいるかも)
1.3億円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは36.3億円突破を目前としている。
1週間の伸びは2.8億円程度だろうか。
週末では「恋空」には敗れたが、1週間の伸びは「ALWAYS 続・三丁目の夕日」が上回っている。年配層を引き込んでいるのだろうか、週中に強いようだ。
なお、前作の6週目終了時の成績は、22.1億円となっている。
前作との比率だけで計算すると、53.1億円の興行収入を見込めそうだが、さすがにそこまでは稼げまい。
「西遊記」の6週目終了時点の成績とほぼ同じなので、トータル43億円程度が目標となりそうだ。
自ずと、一昨年の「交渉人 真下正義」(トータル42.0億円)も視野に入ってくる。
「交渉人 真下正義」の6週目の興行収入は34.2億円であり、6週目終了時点では既に抜いている。

4位:「ベオウルフ/呪われし勇者」(2週目)<予想順位3位>
【個人予想】 13億円
1.1億円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは4.6億円突破を目前としている。
1週間の伸びは2.6億円程度だろうか。
今年公開された洋画の2週目終了時の成績は以下の通り。
「守護神」           4.8億円
「デジャヴ」          4.6億円
「パーフェクト・ストレンジャー」4.4億円
この三作品はいずれも10億円を超えていないはずだ。
去年では「Vフォー・ヴェンデッタ」、一昨年では「ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ」が2週目終了時4.6億円稼いでおり、トータル10.0億円となっているので、当面は10億円突破を目指したい。
「エラゴン/遺志を継ぐ者」の2週目終了時6.4億円(トータル18.6億円)なので、その比率で計算すると、13.4億円程度を狙えるということになるだろうか。

5位:「椿三十郎」(2週目)<予想順位4位>
【個人予想】 22億円 【配給会社期待値】60億円(公開前の角川氏発言より)
【参考】 「武士の一分」40億円超
9.8千万程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは4.1億円を突破した。
1週間の伸びは2.5億円程度だろうか。
今年公開された邦画の2週目終了時の成績は以下の通り。
「俺は、君のためにこそ死ににいく」4.7億円
「ミッドナイトイーグル」     4.0億円
「憑神」             3.7億円
先週よりも比較対象とする映画のレベルが下がってしまった。
最終的には10億円前後ということになろうか。
参考作品の2週目終了時の成績は以下の通り
「武士の一分」 7.3億円(トータル40億円)
「犬神家の一族」3.6億円(トータル9億円)
「県庁の星」  7.8億円(トータル20.8億円)
やはり、10億円程度という答えしか出てこない。

6位:「バイオハザードⅢ」(6週目)<予想順位5位>
【個人予想】 19億円 【配給会社期待値】 30億円
【参考】 「Ⅰ」23.0億円  「Ⅱ」27.0億円
7.0千万円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは26.2億円突破を目前としている。
1週間の伸びは4.4千万円程度だろうか。
前作の6週目終了時点の成績は、24.1億円となっている。
「Ⅱ」との比率で計算すると、「Ⅲ」はトータル29.4億円を狙える。
ただ、12月15日から公開される「サーフズアップ」と入れ替えになると思われることから、勝負になるのは1週間もない。
来週14日までに0.4億円+ムーブオーバー1.5億円と考えると、28億円辺りがフィニッシュラインではないか。
とりあえず、「Ⅱ」の27.0億円を超えるのが目標となりそうだ。

7位:「ボーン・アルティメイタム」(5週目)<予想順位7位>
【個人予想】 18億円
【参考】03年「アイデンティティー」16.0億円、05年「スプレマシー」12.5億円
5.8千万円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは14.8億円を突破した。
1週間の伸びは1.3億円弱程度だろうか。
「スプレマシー」の5週目終了時点の興行収入は11.5億円程度となっている。
その比率で計算すると、「ボーン・アルティメイタム」のトータルは16.1億円となるだろうか。
「アイデンティティー」と同程度に終わりそうだ。
16.0億円程度に終わった「300/スリーハンドレッド」の5週目終了時点の興行収入は14.4億円程度であり、水準はやはり同じだ。
勝負になるのは、「ナショナルトレジャー」が公開される12月21日までだろう。
今週1週間で0.8億円+再来週の20日までに0.2億円+ムーブオーバー1.0億円と考えると、17億円に届くか、届かないかがフィニッシュラインとなりそうだ。
去年の作品では、「プラダを着た悪魔」「父親たちの星条旗」が17億円突破している。

8位:「ミッドナイト・イーグル」(3週目)<予想順位8位>
5.2千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは5.3億円突破を目前としている。
今年公開された邦画の3週目終了時の成績は以下の通り。
「蒼き狼 地果て海尽きるまで」  8.2億円(トータル13.0億円※)
「俺は、君のためにこそ死ににいく」6.8億円(トータル10.0億円※)
「憑神」             5.3億円(トータル8.5億円※)
※最終確定値は不明
「憑神」並といえるだろうか。10億円を超えるのも厳しい状況だ。
「蒼き狼 地果て海尽きるまで」「俺は、君のためにこそ死ににいく」の成績が高く思えてくるほどの、大コケとなってしまった。
松竹は本当にどうなってしまうのだろうか。

9位:「クローズZERO」(7週目)<予想順位9位>
【個人予想】 10~11億円 【配給会社期待値】 30億円
4.2千万円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは23.6億円を突破した。
1週間の伸びは9.1千万円程度だろうか。
「ゲゲゲの鬼太郎」のトータル23.5億円(※最終確定値は不明)を超えた。
これで「HERO」、「西遊記」、「ALWAYS 続・三丁目の夕日」、「恋空」、「どろろ」、「アンフェア the movie」(トータル27億円程度)に次ぐ作品となった。
ちなみに「クローズZERO」を含めた7本が東宝作品であり、「ゲゲゲの鬼太郎」が松竹作品である。

10位:「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」(5週目)<予想順位10位>
3.5千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは7.1億円突破を目前としている。
1週間の伸びは5.4千万円程度だろうか。
おととしの「ふたりはプリキュアマックスハート」の5週目の興行収入7.8億円となっている。ここ数作は低迷していたが、今回はなかなかの人気だ。


次週ランキング入りが予想されるのは、以下の五本。
「アイ・アム・レジェンド」
同監督の「コンスタンティン」は27.2億円、ウィル・スミス主演の「アイ,ロボット」は37.5億円、今年公開された「幸せのちから」も約27億円程度稼いでいる。
ゾンビ・ヴァンパイア系映画として参考になりそうな「ヴァン・ヘルシング」が28.0億円、「バイオハザードⅡ」が27.0億円稼いでいる。
「アイ,ロボット」を超えるのは難しいが、30億円程度が目標となるのではないか。
「バイオハザードⅢ」といいライバルになるのではないかと思う。
金曜日公開なので、オープニング3日間で5億円突破を目指したい。

「サーフズ・アップ」
同じペンギンムービーの「ハッピー・フィート」の約14.5億円程度を狙いたいが、こちらは季節感もなく10億円突破がギリギリのラインではないか。
お正月映画でなければ、10億円突破もおぼつかなかっただろう。
オープニングは1.5億円程度だろうか。

「スマイル 聖夜の奇跡」
陣内孝則監督の青春映画。
キャスティングを見るとヒットしそうもないが、東宝映画なので、大きくコケないと思われる。
「7月24日通りのクリスマス」と同程度は稼ぎそうな気がする。
トータル5~6億円、オープニングは1億から1億1千万円程度か。

その他には、「えいがでとーじょー!たまごっち ドキドキ!うちゅーのまいごっち!?」 「カンナさん大成功です!」「ザ・シンプソンズ MOVIE」が公開予定。
「えいがでとーじょー!たまごっち ドキドキ!うちゅーのまいごっち!?」は去年の「劇場版どうぶつの森」(トータル17億円)のようなサプライズヒットとなるだろうか。
予想することはほぼ不可能だが、トータル6億円、オープニング8千万円程度と高めの予想に一応しておきたい。
韓国映画「カンナさん大成功です!」も予想は難しいが、日本でも知名度がある作品なので、トータル4億円、オープニング5千万円程度と予想しておきたい。
「ザ・シンプソンズ MOVIE」は圏外スタートと予想。

予想順位(今週) 自己評価 タイトル(主な公開劇場)
1(-) ◎「アイ・アム・レジェンド」(ルーブル丸の内)
2(1) ×「マリと子犬の物語」(日劇PLEX)
3(-) △「サーフズ・アップ」(日比谷スカラ座)
4(-) ×「スマイル 聖夜の奇跡」(日比谷みゆき座)
5(2) ×「恋空」
6(3) ▲「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(有楽座)
7(-) ×「えいがでとーじょー!たまごっち」(シネマート新宿)
8(4) 済「ベオウルフ/呪われし勇者」(丸の内プラゼール)
9(5) 済「椿三十郎」(日劇PLEX)
10(-) ×「カンナさん大成功です!」(シネカノン有楽町)

[個人評価]
◎ 絶対観たい作品
○ できれば観たい作品
▲ DVDか映画サービスデイだったら観たい作品
△ 映画館では観ないけどDVDだったら観るかもしれない作品
× 一度も観ることはないでしょうの作品
済 鑑賞済み作品

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『ガリレオ』第九章レビュー 【ドラマ】

全10章のうち、かなり地味だと思っていた「転写る」と、結構派手だと思っていた「爆ぜる」をミックスして、一本のストーリーにまとめ上げている。
こういった手法やアイディアは、歓迎したいところだ。
原作は単純なストーリーだったが、少々幅が生じることとなった。
また、湯川と木島という因縁ある師弟対決という要素に加えて、湯川のことを心配する内海という要素も描けるため、さらに深みのあるエンディングになるか・・・と期待したいところだが、どうなるだろうか。

ただ、今週は最終回のイントロダクションとしても、少々弱い気がする。
湯川と木島という因縁ある師弟対決は、「過去に何かがあった」という程度の情報しか得られなかった。
湯川のことを心配する内海という要素も「感情が入り過ぎている」と湯川に忠告するに留まり、「心配ですね」と内海は周囲に漏らす程度である。
ぶっちゃけると、今週の回は見ても見なくても、最終回に対してそれほど影響はなかったように感じられる。
大風呂敷を広げろとは言わないが、もうちょっと大きな風呂敷を広げてもよかった。
この分でいくと、最終回はあまり大きなストーリーにはならないと思われる。
久米さん自身は頑張っているとは思うが、素人を最終回の大事なゲストに持ってくるのはちょっとカンベンだ。
「演技大丈夫かな」「セリフちゃんと言えるのかな」と視聴者に心配されるようでは、肝心のストーリーに集中できない。
個人的には、田村正和が希望だったのだが。

今週のデスマスクのトリックはほぼ原作どおりだ。
原作のストーリーは、殺された被害者の奥さんと不倫相手が共謀して、不倫相手のアリバイを作ったが、デスマスクが落雷によって作られたことを実証することにより、彼らのアリバイを崩すことができたというものである。
今週はきちんと実験らしいものをしており、初回に回帰したような感想が得られた。

今週の回に一つ注文をつけるとすれば、“万能な科学の使い道に対する諌め方”がイマイチというところだろうか。
「ゴミが大量放棄された」→「科学者が余計なものを作ったからゴミが大量に増えた」→「(ゴミを捨てるやつが一番悪いが)科学者が悪い」という論法には、あまり同調できない。

「科学の使い道を誤った」木島を諌める前フリとする必要があるのだから、もうちょっと工夫が必要だ。
ゴミの大量不法投棄を科学者のせいにされてしまっては、本物の科学者が見たら怒り出すぞ。
「科学は万能だが、使い道を誤ると痛い目に遭う」
「万能な科学を頼ったあまり、人間性が喪失している」
「科学の発展によって、本当に人間は幸せになったのか」
といった問い掛けが必要だったのではないか。
できれば、モラルハザードのようなことを描きたいところだ。
“「人類を幸せにするはずの」科学という万能なものに人類が頼り、科学を整備することによって、努力や注意を怠り、かえって人類の幸せが喪失されていく”という人類に対する警鐘を描くことができれば、質の高いドラマといえるが、そこまではどう考えても無理だろうな。

深くは描く必要はないが、せっかく“科学”というテーマをした珍しいドラマなので、何かしらのメッセージを伝えてもらいたいものだ。

テーマ:ガリレオ - ジャンル:テレビ・ラジオ

全米映画興行収入ランキング(12月第2週目) 【映画】

順位(先週)公開週 タイトル (公開館数) 興行収入 (トータル収入)
1(-)1週目「ライラの冒険」    (3528館)$26,125,000 ($26,125,000)
2(1)3週目「魔法にかけられて」 (3520館)$10,706,000 ($83,865,000)
3(3)3週目「This Christmas」(1879館)$5,000,000 ($42,760,000)
4(6)5週目「ブラザー・サンタ」  (3185館)$4,660,000 ($65,589,000)
5(2)4週目「ベオウルフ」     (2976館)$4,400,000 ($75,983,000)
6(10)5週目「ノーカントリー」   (1324館)$4,233,000 ($28,861,000)
7(7)3週目「August Rush」  (2310館)$3,525,000 ($25,148,000)
8(4)3週目「Hitman」      (2418館)$3,475,000 ($35,809,586)
9(5)2週目「Awake」      (2023館)$3,301,000 ($10,716,838)
10(9)6週目「ビー・ムービー」  (2707館)$2,612,000 ($121,028,000)
(参考:IMDbのボックスオフィスチャート)

先週紹介した順位は確定値で大幅に変動があった模様。
先週10位と紹介した「アメリカン・ギャングスター」は先週の時点で11位だったようだ。
「アメリカン・ギャングスター」は「ディパーテッド」のトータル132百万ドルを超えるのが目標だが、現在126百万ドルとなっている。
勢いはなくなっており、かなりギリギリの勝負となるのではないか。
公開前興行収入予想は1億ドル~1億1千万ドルだった。
リドリー・スコット監督の近年の不調ぶりや、あまり稼ぎにくいクライムムービーという点を踏まえて、やや低めの予想としたが、見事に期待を超えてきた。
日本公開も待ち遠しいところだ。
なお、リドリー・スコット監督の最高興行収入作品「グラディエーター」は188百万ドルである。

新作は1本がランクインした。
1位:「ライラの冒険 黄金の羅針盤」<ファンタジー>
【監督】クリス・ウェイツ(「アバウト・ア・ボーイ(02)」)
【主演】ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ、ダコタ・ブルー・リチャーズ(子役)
【内容】謎の組織に誘拐された親友を探すために、北欧に旅立つライラを描く。
【アメリカ内の評価】 それほど悪くない
【公開前興行収入予想】 2億1千~3千万ドル
1位で登場することはできたが、レベルはそれほど高くはない数値となった。
「ヘアスプレー」のオープニング27百万ドル(トータル119百万ドル)、
ロブ・ゾンビ監督の「ハロウィーン」のオープニング26百万ドル(トータル58百万ドル)に匹敵するものだ。
本作は初動タイプの映画だと思われるので、1億ドル突破もかなり厳しい状況だ。
下手すれば、6~8千万ドルということにもなりかねないが、年末という特殊要因を踏まえれば、8千万~1億ドルが落ち着きどころか。
製作費1億8千万ドル掛かっているので、アメリカ国内では約半分しか回収できないことになる。
続編作成は黄色信号だろうか。
続編が作成されるとすれば、キャスティングは大幅変更されそうだ。
少なくとも、二コール・キッドマンの出番はないだろう(続編に登場するキャラクターが分からないが)。
日本での興行収入がカギを握るような気がする。
80億~100億円稼げば、続編にゴーサインが出るのでないか。
50億~80億円稼げば、規模を縮小して続編にゴーサイン。
50億円以下だと、続編の声は消えそうな気がする。

参考作品のオープニングは以下の通り。
今年の「ハリポタ」 先行を含め140百万ドル(週末77百万ドル)(トータル292百万ドル)
「ナルニア」 66百万ドル(292百万ドル)
「Bridge to Terabithia」 23百万ドル(トータル82百万ドル)
少なくとも5千万ドル程度のオープニングは飾りたかったところだ。
どう考えても、期待ハズレのオープニングになってしまった。

2位:「魔法にかけられて」<ファンタジー>
【監督】ケビン・リマ(「102」)
【主演】エイミー・アダムス(「ジューンバック(05)」でアカデミー賞助演女優賞ノミネート)、スーザン・サランドン、ジェームズ・マースデン(「X-MEN」のサイクロップス役)
【内容】おとぎ話の世界で暮らすお姫様が、魔女によって現代のニューヨークにやって来るというストーリー。
【アメリカ内の評価】 かなり高い
3週目終了時で84百万ドルの興行収入となっている。
先週時点では近い興行収入だったアダム・サンドラー主演の「I Now Pronounce You Chuck and Larry」の92百万ドル(トータル120百万ドル)、
「オーシャンズ13」の91百万ドル(トータル117百万ドル)となっており、引き離されてしまった。
どうやら伸びを欠いているようだ。
1億2千万ドルは厳しく、1億ドルから1億1千万ドルというところが落ち着きどころか。

3位:「This Christmas」<ヒューマンドラマ>
【監督】プレストン・A・ホイットモア二世(「Crossover(06)」という映画で酷評されている)
【主演】レジーナ・キング(「エネミー・オブ・アメリカ」)、Columbus Short、ニア・ロング(「ボクらのママに近づくな!」)
【内容】4年ぶりにクリスマスを一緒に過ごすホイットフィールド家を描く。
【アメリカ内の評価】 ちょっと悪い
タイラー・ペリーシリーズなど興行収入面での成長目覚しいブラック・アメリカン映画。
製作費13百万ドルながら、既に43百万ドルも稼いでしまった。
ローリスク・ハイリターンの作品であり、今後もこの手の映画は増えてきそうだ。
目標は、今年公開された「TYLER PERRY'S WHY DID I GET MARRIED」の55百万ドルとなろうか。
3週目終了時は47百万ドル稼いでおり、僅差の勝負となりそうだ。

4位:「ブラザー・サンタ」<コメディ>
【監督】デヴィッド・ドブキン(「シャンハイ・ナイト」「ウェディング・クラッシャーズ」)
【主演】ヴィンス・ボーン、ポール・ジアマッティ、エリザベス・バンクス(「スパイダーマン」シリーズ(新聞社の秘書役))
【内容】サンタクロースの地味な兄弟であるフレッドが強制的に北極へ戻らされる。
【アメリカ内の評価】 普通
【公開前興行収入予想】 1億2千万ドル
散々な結果に終わりそうだ・・・と思っていたら、クリスマス映画のためか意外と粘っている。
しかし、ティム・アレンの作品群には到底及びそうもない。
「サンタクロース(94)」  145百万ドル
「サンタクロース・リターンズ!クリスマス危機一髪(02)」139百万ドル
「サンタクロース3(06)」 85百万ドル
「クランク家のちょっと素敵なクリスマス(04)」74百万ドル
「ブラザー・サンタ」は現在66百万ドルとなっており、「クランク家のちょっと素敵なクリスマス」を捉えるのが当面の目標となりそうだ。

5位:「ベオウルフ」<ファンタジー>
【アメリカ内の評価】 高い

6位:「ノーカントリー」<クライム・ドラマ>
【アメリカ内の評価】 メチャクチャ高い
コーエン兄弟で評価の高い「ファーゴ」の25百万ドルを超えた。
過去のコーエン兄弟作品は以下の通り。
04年「レディーキラーズ」  40百万ドル
03年「ディボース・ショウ」 35百万ドル
01年「バーバー」      0.8百万ドル
00年「オー・ブラザー!」  46百万ドル
98年「ビッグ・リボウスキ」 17百万ドル
まずは「ディボース・ショウ」の35百万ドル超えを狙いたい。

7位:「August Rush」<ファンタジードラマ>
【監督】Kirsten Sheridan(有名な監督作品はない)
【主演】フレディ・ハイモア、ケリー・ラッセル(「ウェイトレス」)、ロビン・ウィリアムズ
【内容】音楽の才能がある天才(ハイモア)は、彼が生まれた時に別れた両親を見つけるようとしたところ、変なおじさん(ウィリアムズ)によって助けられる。
【アメリカ内の評価】 それほど悪くない
地味な感動ストーリーだが、意外とヒットしている。
これだけ稼げば十分だろう。
「The Nanny Diaries」及び「Nancy Drew」の26百万ドルを超えるのが当面の目標かと思ったら、余裕でクリアした。
感動ストーリーならば「フリーダム・ライターズ」の37百万ドルを狙いたい。
「フリーダム・ライターズ」の3週目終了時の成績は27百万ドルであり、それほど差はない。

8位:「Hitman」<アクション>
【監督】Xavier Gens(主な監督作品はなし)
【主演】ティモシー・オリファント(「ダイハード4.0」)、ダグレイ・スコット(M:IⅡ)
【内容】Agent 47(オリファント)として知られている殺し屋を描く。
【アメリカ内の評価】 それほど悪くない
リュック・ベッソンもプロデューサーに加わっているゲームを題材としたアクション。
同じくゲームを題材としたザ・ロックが主演した「ドゥーム」の興行収入28百万ドルを既に超えてしまっている。
3週目終了時点でのリュック・ベッソンプロデュース作品は以下の通り。
「トランスポーター2」36百万ドル(トータル43百万ドル)
「キス・オブ・ザ・ドラゴン」30百万ドル(トータル37百万ドル)
「TAXI NY」30百万ドル(トータル37百万ドル)
「Hitman」は現在36百万ドルなので、「トランスポーター2」と同じ水準だ。
4千万ドル前後がフィニッシュラインか。

9位:「Awake」<サスペンス>
【監督】Joby Harold(初監督作品)
【主演】ヘイデン・クリステンセン(「スターウォーズ」シリーズ)、ジェシカ・アルバ、レナ・オリン(「敵、ある愛の物語(89)」でアカデミー賞助演女優賞ノミネート)
【内容】心臓手術の間「麻酔認識(体は麻痺しているが、認識できる状態)」を経験した男とその妻のトラブルを描く。
【アメリカ内の評価】 普通
【公開前興行収入予想】 3千万ドル
今年4本目となるジェシカ・アルバ作品。
05年にポール・ウォーカーと共演した「イントゥ・ザ・ブルー」の2週目成績が14百万ドル(トータル19百万ドル)なので、比率で計算すると15百万ドルが落ち着きどころとなりそうだ。
これはコケたと判断してよさそうだ。
ヘイデン・クリステンセンは主演男優として、いまいちスター性が足りないのか。

10位:「Bee Movie」<アニメ>
【監督】スティーヴ・ヒックナー(「プリンスオブエジプト」)、Simon J. Smith
【主演】Jerry Seinfeld、レニー・ゼルウィガー、マシュー・ブロデリック、クリス・ロック
【内容】蜂蜜を作るという孤独な作業に幻滅したミツバチは、ハチの巣の外の世界に飛び出していき、人間が蜂蜜を食べることに気付いた彼は人間に訴訟を起こす。
【アメリカ内の評価】 普通
【公開前興行収入予想】7~8千万ドル
甘く見ていたが、製作費が1億5千万ドル掛かっている超大作アニメ。
ドリームワークス製作の主な作品は以下の通り(「シュレック」を除く)。
06年「FLUSHED AWAY」64百万ドル
06年「森のリトルギャング」155百万ドル
05年「ウォレスとグルミット」56百万ドル
05年「マダガスカル」194百万ドル
04年「シャーク・テイル」161百万ドル
「ビー・ムービー」の現在の興行収入は、121百万ドルとなっている。
大コケではなかったが、「森のリトルギャング」レベルには達していない。
製作費の回収は困難な状況だ。
そもそもなぜこれほど製作費が高いのか不思議なアニメだ。


次週ランキング入りすると思われるのは、以下の3作品。
「アイ・アム・レジェンド」<SFホラー>(3500館程度)
【監督】フランシス・ローレンス(「コンスタンティン(05)」)
【主演】ウィル・スミス、アリス・ブラガ(「シティ・オブ・ゴッド(02)」)
【内容】昼は生き残りを探し、夜はゾンビと戦う地球最後の男を描く。
【アメリカ内の評価】 メチャクチャ高い
【公開前興行収入予想】 1億3~4千万ドル
フランシス・ローレンス監督の「コンスタンティン」は76百万ドルしか稼いでいないが、キアヌとウィル・スミスでは人気が違うだろう。
この程度のレベルには終わらないと思われる。
1億ドル突破は堅いとみる。
ウィル・スミスの近未来モノとしては、「アイ,ロボット」がある。
トータル145百万ドルとなっており、これが参考となるだろう。
ウィル・スミスの02年以降の最高興行収入作品は「メンインブラックⅡ」の190百万ドル、最低興行収入作品は「バッドボーイズⅡ」の139百万ドルとなっている。
ただ、ゾンビ・ヴァンパイア系映画はそれほどヒットしないのが定説だ。
「ヴァン・ヘルシング」の120百万ドルが最高となっているのが気がかりだ。
これらを踏まえると、1億3~4千万ドルが落ち着きどころだろうか。
評価が高いので、コケることはまずないだろう。

「Alvin and the Chipmunks」<ファミリー向け>(3300館程度)
【監督】ティム・ヒル(「ガーフィールド(06)」)
【主演】ジェイソン・リー、Ross Bagdasarian Jr、Janice Karman
【内容】アニメのスピンオフ作品。音楽好きのシマリス兄弟を描く。
【アメリカ内の評価】 不明
【公開前興行収入予想】 7~8千万ドル
CGキャラクターと実写の合成映画のようだ。
このアニメ作品の人気がさっぱり分からないので、予想は難しい。
「スクービー・ドゥー」のトータル153百万ドルという例もあるが、「ガーフィールド」のトータル75百万ドルという例もある。
今年公開された「Underdog」(トータル44百万ドル)も同類の作品のようだ。
ジャンルはやや異なり、主人公はシマリスではなくネズミだが「スチュアート・リトル」というのも参考となろう。
Ⅰは140百万ドル、Ⅱは65百万ドルとなっている。
これらを踏まえると、「ガーフィールド」「スチュアート・リトルⅡ」辺りの7~8千万ドルが落ち着きどころではないか。

「The Perfect Holiday」<ファミリー向けコメディ>(1300館程度)
【監督】Lance Rivera(他に一本監督作品あり)
【主演】ガブリエル・ユニオン(「バッドボーイズⅡ」)、モリス・チェスナット(「炎のメモリアル」)、クイーン・ラティファ
【内容】離婚した母親が再び結婚できるようにと望む若い女の子を描くクリスマス映画。
【アメリカ内の評価】 不明
【公開前興行収入予想】 3~4千万ドル
クリスマス映画であり、それなりには稼ぎそうだが、この公開館数では限界もありそうだ。
「Last Holiday」39百万ドル、「Beauty Shop」36百万ドル、「TAXI NY」37百万ドルといったクイーン・ラティファの実績を踏まえると、3~4千万ドルが限界か。

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『椿三十郎』レビュー 【映画】

◆評  価   6.5点
◆おススメ度  B(それほど悪くはないが、強いて薦めるものでもない)

オリジナルは未見。
“黒澤映画”はどこか神格化されてしまっているような気がして、自分が踏み込む領域ではないと思い、敬遠していた。
今回のリメイク作品を鑑賞するかどうか悩んだが、“黒澤映画を知らない世代”である自分がオリジナルを観ずにリメイクを観ることで、他の人とは違う感じ方や、他の人とは異なったレビューができるのではないかと考えたため、鑑賞することとした。

一言でいえば、“普通に面白い”というところか。
角川映画だからかもしれないが、変なところにチカラが入った気合が、逆に新鮮に感じられる。

ODAも相当気合が入りまくっており、彼のキャラクターには魅力を感じられた。
しかし、「ものわかりが良すぎる」のが欠点だろうか。
「鞘に収まらない刀」という設定の割には、彼は「いい人」過ぎる。
外見は粗暴であるが、中身はそれほど悪い人ではないというところまでは同意できる。
しかし、本質であるコアな部分は「鞘に収まらない刀」であるということをきちんと描いて欲しかった。

切りたくなくても人を切らざるを得ない性分、
争いごとに巻き込まれて困惑するのではなく、争いごとにクビを突っ込まざるを得ない性分を描いてこそ、「鞘に収まらない刀」なのではないか。
残り9人に慕われるのではなく、最後の最後には残り9人から嫌悪されるようになってこそ、本作の深みが増すような気がする。
エンドクレジット中に背を向けて一人歩く彼の姿に、彼の孤独がみえない。
“狼”はいくら頑張っても“羊”や“兎”にはなれないという孤独があってもよかったのではないか。
単なるヒーローモノとしては“普通に面白い”が、“傑作”にはなり得ない作品だ。

その他に気になったのは以下の二点。
①監禁された城代の護衛の手薄さ
②ODAと豊川の対決時の風の音

①監禁された城代の護衛の手薄さ
あまり斬り合いを描きたくないというストーリー展開上、やむを得ないのかもしれないが、監禁された城代がいるのに護衛が一人もいないというのはやや興ざめだ。
いわゆる「ご都合主義」というやつではないか。
「ゼロ」というのはナンセンスであるため、「少数」にしておけばよかったのではないか。
冒頭のODAと数百名との殺陣をみても分かるように、相手方もそれほど戦い慣れていないという設定である。
9名が勇ましく勢いよく乗り込めば、数十名程度の相手ならば斬り合わなくても制圧できたはずだ(乗り込んできた者が百数十名だとビビッているはずだから)。
そうすれば、残り9名もODAとの出会いにより、少々サムライらしく成長したという点も描けたのではないか。
本作では、縛られたODAを救出するという中村玉緒でもできること以外、まるっきり仕事をしていないことになってしまう。
ゼロというよりもマイナスの役割であり、単なる邪魔をしていただけだ。

②ODAと豊川の対決時の風の音
二人の対決時の効果音として、「風の音」「草木が揺らめく音」などが盛り込まれていた。
この演出自体は緊張感を高める効果としては悪くないと思うが、肝心の“風”がほとんど吹いていないのが問題だ。
“風の音”はするものの、“風”が吹いていないという状況に、観客の気を取らせてしまうようでは、演出家としてどうなのだろうか。

なぜ“風の音”の演出が必要かというと、最大のクライマックス時に“まったく音がしない”という演出をしたいがためである。
“まったく音がしない”という状況を効果的に描くためには、何かの“音”を立てる必要があった。
“まったく音がしない”という状況を効果的に描くためには、何かの“音”を立てるという演出は、理にかなっていると思うが、プロとしてとことんこだわるのならば、きちんと“風を待つ”という姿勢が大事なのではないか。

大袈裟な“爆発音”や“刀で切った際の効果音”を入れるのと大差ないのではないかと思う人もいると思うが、本作では「爆弾が爆発していないのに爆発音が鳴っている」のと状況は同じである。

人をいくら切っても血が出ないことにはまったく違和感を覚えないのだが、こういう部分には違和感を覚えてしまう。

テーマ:◎椿三十郎◎ - ジャンル:映画

『SP』episodeⅢ-2レビュー 【ドラマ】

このドラマは結構、視聴者を舐めていないか。
テンポの遅さは際立っており、ラストの数分以外に動きらしい動きはなかった。
動きがないので、やむを得ず、妄想にたっぷりと時間を掛けるしか手段がなかったようだ。

中身がなければ、3ないし4話完結タイプなんて無駄なことをせずに2話でケリをつければよいし、どうしても3~4話まで引っ張りたいのならば、ストーリーをきちんと膨らまして欲しい。
このドラマをみると、恐ろしいスピードでストーリーが展開するキーファー・サザーランドの「24」の優秀さがよく分かる。
あちらのように無理にストーリーを動かす必要もないが、このドラマはそういった努力もしていないのを問題視したい。
中盤ストーリーが動いたのは、一瞬だけマルタイが逃げ出そうとした位だろうか。

SPのナゾナゾや、暗殺者のクロスワードパズルなど、「簡単に殺しはできない」という緊迫感あるリアリティを出そうとしているのかもしれないが、そんな面白くもないリアリティは要らない。
唯一評価できるのは暗殺者が靴を履きながら腹筋運動をしていたことだろうか。
有事の際には、すぐ行動に移れるようにというプロ意識があの靴には表れていた。

相変わらず、ストーリーにはメチャクチャな部分が多い。
ラストの「韓国にもハイライト売ってましたっけ?」というオチはそれほど優れたオチではない。

もし、エレベーターに乗っていて、隣の外国人があなたにフランス語で話しかけてきたら、理解できなくても振り向くのが人間としての行動だ。
その場合、「I can not speak French.」とあせりながら答えるだろう。

また、韓国には日本語を喋れる人はかなり多いし、タバコはよく分からないが日本からの流通品は極めて多いのも韓国の特徴だ。
韓国に売っていない珍しいタバコが売っていたから、日本で購入したと抗弁することもできる。

あの程度の誘導尋問で、いきなり殴りかかるというのは常軌を逸している。
堤のボスもきちんと言っていたように、あの状況では「殺人未遂の証拠は何一つない」のである。

ターゲットを自殺、病死、事故死に見せかけるのがクライアントの提案なのだから、SPをボコッて、たとえ勝ったとしても、暗殺者にとって何一つメリットがない。
2人のSPを倒して、すぐにターゲットを殺せる状況ならば少しは理解できるが、部屋には3人のSPが護衛しており、暗殺者にとって無意味なバトルだ。
手薄だったSPの数が今後増員されるというデメリットしかない。

なぜ、あのような展開にしたかというと、単に「エレベーターバトル」を撮りたいがために強引にストーリーを動かしたにすぎない。
「エレベーターバトル」をどうしても撮りたいのならば、きちんとストーリーを構成してもらいたいものだ。

本職の脚本家ならば、以下のようなストーリーを構成しただろ。
①ホテルの従業員に変装し、暗殺を何度か試みる。
②何度か失敗し、怪しい従業員を追っていくと、そこには中国人しかいない。③その中国人に「ホテルの従業員を見なかったか」と聞いて、SPとコンタクトさせる(顔をSPに見られるシチュエーションをつくる)。
④その中国人に違和感を覚えた岡田は「中国でもハイライト売っているのか?」というセリフを相手に吐く。
⑤中国人は愛想笑いして、岡田を無視して立ち去る。
⑥中国人の変装時に顔を見られたから、韓国人に変装する(ドラマ内では、韓国人に変装する動機が足りない)。
⑦エレベーターで「韓国でもハイライト売っているのか?」というセリフを相手に吐く。
⑧完全に正体がばれているため、エレベーターバトルが勃発する。

少なくとも、このような流れを踏むべきだ。
リアリティの問題かもしれないが、ターゲットがほとんど部屋から出ないというシチュエーションは、実際の現場ではアリなのかもしれないが、ドラマとしては完全に失格だ。

バトル自体にはなかなか見応えはあったような気がする。
岡田のヒジ討ちもちゃんと当たっていたように思われる。
「頑張っているなぁ」と感心はするが、「ボーン・アルティメイタム」を見てしまうと、あちらの完璧さは際立つ。

問題を挙げるとすると、「エレベーターという閉塞感」が少々物足りないか。
録画していないのではっきりとは分からないが、狭いところで4人が戦っているという面白さがあまり認識できなかった。
「ボーン・アルティメイタム」の真似のような演出になってしまうが、上部から4人が殴り合っているような撮り方をすれば、「スゲェナ」と視聴者は唸るのではないか。
緊迫感のあるバトルが展開されており、頑張っているとは思うが、もっと撮影の工夫はできたと思う。
「セット」のエレベーターでのバトルと「本物」のエレベーターでのバトルを上手く編集して組み合わせれば、相当凄いものが撮れたのではないか。


「信頼関係が築くことが大切なんです」と堤が先週偉そうなことを言っていたわりには、真木たちはマルタイをほとんど無視したり、精神状態を向上させる手段も取っていない。
次週以降で、「(政治家か上層部の指示により)マルタイを護衛対象から外す(暗殺者に殺しやすくする)」という流れを作るとするのならば、きちんと「信頼関係」というものをもっと築いて欲しい。

岡田もナゾナゾを堤や七三とやるのではなく、マルタイをやって欲しい。
SPとマルタイという関係を曖昧なものとして、一人と一人の人間という関係を築くべきではないか。
誰も本当のSPの仕事を見たいなんて思っていない。
見たいのはドラマだということを理解して欲しいものだ。

ストーリーを動かせないのならば、マルタイのバックボーンなどを岡田たちに語るべきだろう。
「奥さんはどういう人で、娘は今何歳でどういうことをするのが好きなのか」「なぜ犯罪に手を染めたのか」「子ども時代や学生時の夢」という細かい設定を岡田に話すことで、いくらでもストーリーは膨らんでくる。
一人と一人の人間という関係が築かれるばかりではなく、視聴者のマルタイの見方も自ずと変わってくるだろう。
視聴者が彼を一人の人間として見ることができれば、「(政治家の指示により)マルタイを護衛対象から外して、暗殺者に殺しやすくする」という流れになった場合、ドラマとして非常に効果的になるのだ。

テーマ:SP - ジャンル:テレビ・ラジオ

2007年10月クールドラマ視聴率結果(第八話)

順位  タイトル    初回   最新話 前話との対比  平均(予想平均) 
1位「ガリレオ」     24.7%  19.9%(▽2.0%)  22.2%(21.0%)
2位「医龍2」      21.0%  16.6%(▲2.5%)  16.6%(13.5%)
3位「SP(エスピー)」 14.5%  14.1%(▽1.6%)  15.4%(13.0%)
4位「有閑倶楽部」   15.9%  11.1%(▲0.8%)  12.7%(16.0%)
5位「暴れん坊ママ」  15.3%  11.0%(▽0.9%)  12.3%(10.0%)
6位「働きマン」     15.7%   7.9%(▽5.3%)  12.1%(14.5%)  
7位「モップガール」  10.2%  10.4%(▲0.6%)  10.4%( 8.5%)
8位「ドリームアゲイン」12.9%   9.9%(▲1.5%)  10.1%(11.0%)
9位「ジョシデカ!」   13.4%   9.3%(▲1.5%)   9.6%(12.0%)
10位「おいしいごはん」13.0%   8.6%(▲2.1%)   9.5%(11.0%)
11位「オトコの子育て」11.8%   8.2%(▲1.3%)   8.7%( 8.5%)
12位「スワンの馬鹿!」10.5%   6.8%(▽1.1%)   8.4%(10.0%)
13位「ハタチの恋人」 13.0%   6.6%(▲0.2%)   8.4%(14.5%)
14位「歌姫」        9.4%   7.1%(▲0.4%)   8.1%(12.0%)

“野球”“バレー(の延長)”“FNS歌謡祭”といった特殊要因が多く、大荒れの模様となった。
終盤に向けて視聴率を上昇させた組と、上述の特殊要因によって大きく下落させた組が入り混じっている。
最新視聴率が二桁に乗っているのが、14作品中6作品というレベルの低さが目に付く。

「ガリレオ」はついに20%を割り、「働きマン」の視聴率がとんでもないことになっている。
平均視聴率争いでは、先週「働きマン」が「暴れん坊ママ」を抜き、5位に浮上したが、今回の大幅下落により、再び順位は入れ替わり、「暴れん坊ママ」が5位に浮上。
また、「ジョシデカ!」が僅差で「おいしいごはん」を抜き、9位に浮上した。

1位:「ガリレオ」24.7→22.1→21.3→23.6→22.9→21.4→21.9→19.9%
ついに20%割れを起こしてしまったが、野球の北京五輪予選影響だろうか。
関連作品の視聴率の動きは以下の通り。
☆「美女か野獣」(平均18.5%)
20.0→17.3→18.6→18.6→17.3→17.5→17.0→19.0%<初回からの下落率 5.0%>
☆「Dr.コトー診療所06」(平均22.1%)
23.2→21.5→21.6→22.3→21.9→19.1→21.1→21.8%<初回からの下落率 6.0%>
☆「プライド」(平均24.9%)
28.0→25.1→24.6→23.6→23.4→22.8→22.6→26.0%<初回からの下落率 7.1%>
☆「西遊記」(平均22.8%)
29.2→24.8→23.8→22.5→22.1→20.6→21.2→20.9%<初回からの下落率28.4%>
☆「エンジン」(平均22.4%)
25.3→22.5→19.6→23.1→22.3→21.5→22.2→21.5%<初回からの下落率15.0%>
☆「ラストクリスマス」(平均21.5%)
22.3→21.1→20.3→20.9→25.3→21.9→19.0→20.2%<初回からの下落率 9.4%>
「ガリレオ」の初回から下落率は19.4%である。
一話完結タイプとはいえ、終盤に向かってのこの下落率はあまり好ましくない。
参考ドラマはきちんと一桁内の下落率に留めているものが多い。
今週は野球の北京五輪予選の影響が考えられ、次週には20%への復帰を目指してもらいたい。
次週以降のゲストは久米宏となっている。
大物だが、視聴率の上昇に寄与するかどうかはやや懐疑的だ。
誰がゲストに来ようと恐らく大幅に上昇するとは思うが、+αを上乗せしてくれる者ではないと思う。

平均22%台を狙うためには、残る2話の平均を21.1%でまとめ切る必要がある。
最終回の特需が見込めるので、恐らくクリアは可能だろう。
「エンジン」(平均22.4%)との対決は、「エンジン」の8話までのポイントが178.0ポイントに対して、「ガリレオ」は177.8ポイントとなっており、かなりの僅差となっている。
「エンジン」のラストが24.3%なので、これ以上の視聴率でラストを飾る必要がありそうだ。かなり微妙だが、やや分が悪いかもしれない。
「花より男子2」(平均21.7%)との対決はほぼ勝負あったか。
19.4→20.1→19.2→23.1→20.3→21.0→21.0→22.7→22.3→21.9→27.6%となっている。
8話目までの「花より男子2」ポイントは166.8ポイントとなっている。
その差は11.0ポイントである。
「ガリレオ」が残り2回平均19.6%でまとめ切れば、「花より男子2」には勝てる。
次週は、少なくとも今回の19.9%以下には下げたくないところだ。

2位:「医龍2」21.0→16.8→15.5→15.8→15.0→17.6→14.1→16.6%
やはり先週は三連休による特殊要因か。自身4番目に高い数字を獲得した。
前作「医龍」の初回視聴率は14.1%、最高視聴率は最終回の17.2%、最低視聴率は7話目の12.7%、平均視聴率14.8%となっている。
前作の視聴率の動きは以下の通り。
14.1→14.1→14.1→14.7→14.8→15.1→12.7→16.6→13.8→15.1→17.2%
「医龍2」の最新話16.6%という数字は、「医龍2」の二話目の基準とほぼ同じであり、やはり支持率の高さが窺われる。
初回は無視すると、視聴者をあまり逃していないといえる。
「医龍2」の第二話から第八話の下落率は1.2%となっている。
「医龍」の初回から第八話の上昇率は17.7%となっている。
前作のように視聴率を上昇させていないが、高い基準の横ばいならば合格点だ。
最終的には、平均16.7%辺りまで伸ばせそうな気がする。
平均視聴率16%台のドラマというと、「結婚できない男」16.9%、「アテンションプリーズ」16.4%、「野ブタ。をプロデュース」16.9%、「スローダンス」16.9%、「ドラゴン桜」16.4%、「女王の教室」16.9%など、話題となった良質ドラマが並んでいる。
平均視聴率17%台に乗せるためには、残りを三話とすると、三話平均18.2%ほどでまとめる必要がある。

3位:「SP(エスピー)」 14.5%→17.6%→15.2%→15.7%→14.1%
自身最低視聴率を更新。バレーの延長の影響か、それとも・・・。
関連作品の視聴率の動きは以下の通り。
☆「ライフ」(平均12.2%)
11.0→11.7→10.9→10.9→10.0%<初回からの下落率 9.1%>
☆「ライアーゲーム」(平均11.4%)
12.3→12.8→8.7→9.6→10.0%<初回からの下落率18.7%>
☆「特命係長・只野仁3」(平均14.3%)
13.4→15.5→14.4→12.7→13.9%《初回からの上昇率 3.7%》
☆同演出家「踊る大捜査線」(平均18.0%)
18.7→16.4→16.5→15.7→18.1%<初回からの下落率 3.2%>
☆岡田主演「タイガー&ドラゴン」(平均12.8%)
16.2→14.1→13.2→12.8→12.4%<初回からの下落率23.5%>
「SP(エスピー)」の初回からの下落率は2.8%となっている。
自身最低視聴率を更新したが、まだまだ悲観する数字ではない。
今回はやはりバレーボールの延長の影響が大きかっただろう。
「特命係長・只野仁3」もライバルではなくなってきた。
平均15%も余裕でクリアしそうである。
「山田太郎ものがたり」(平均15.2%)を破り、「クロサギ」(平均15.7%)辺りを視野に入れたい。
ジャニーズの先輩として、後輩には負けられないところだろう。

4位:「有閑倶楽部」15.9→13.7→12.8→12.3→13.0→12.1→10.3→11.1%
勢いは感じられず、完全に終了している模様・・・。
関連作品の視聴率の動きは以下の通り。
☆「花ざかりの君たちへ」(平均17.0%)
15.9→16.8→16.5→16.6→15.3→14.7→14.7→17.5%《初回からの上昇率10.1%》
☆「山田太郎ものがたり」(平均15.2%)
17.4→15.9→16.5→13.7→15.4→11.1→13.6→14.6%<初回からの下落率16.1%>
☆「anego」(平均15.6%)
15.5→13.8→14.3→15.7→16.6→17.4→15.4→15.8%《初回からの上昇率 1.9%》
☆「セクシーボイスアンドロボ」(平均7.6%)
12.5→8.7→6.9→7.0→6.9→7.8→6.5→6.4%<初回からの下落率48.8%>
☆「バンビ~ノ」(平均14.2%)     
16.6→15.0→13.7→14.0→14.6→14.0→13.2→13.6%<初回からの下落率18.1%>
「有閑倶楽部」の初回からの下落率は30.2%となっている。
参考ドラマの中では「セクシーボイスアンドロボ」の次に酷い下落率である。
勢いのあるドラマというのは、初回視聴率を超えてくるものだ。
ここまで盛り上がりに欠けるとなると、完全に失敗という烙印を押していいのではないか。
もはや平均視聴率13%台は望みにくい状況だ。
ハードルはかなり下がり、05年7月クールの「がんばっていきまっしょい」の平均12.4%程度は超えたいというところに落ち着くのではないか。
いくら頑張っても、平均12.7%程度がいいところだろう。

5位:「暴れん坊ママ」15.3→14.2→11.8→11.6→11.7→11.1→11.9→11.0%
6回連続の11%台を記録。見ている人はちゃんと見ている優等生ドラマ。
関連作品の視聴率の動きは以下の通り。
☆「アテンションプリーズ」(平均16.4%)
17.7→14.9→16.8→16.0→15.7→15.3→15.4→16.9%<初回からの下落率 4.5%>
☆「花嫁とパパ」(平均11.8%)
14.9→11.3→10.3→12.5→11.8→11.7→12.4→11.7%<初回からの下落率21.5%>
☆「鬼嫁日記いい湯だな」(平均12.0%)
14.6→14.0→12.5→12.8→12.2→12.1→9.5→11.6%<初回からの下落率20.5%>
☆「役者魂!」(平均9.6%)
11.4→8.4→11.8→9.2→8.2→9.9→9.1→11.2%<初回からの下落率 1.8%>
「暴れん坊ママ」の初回からの下落率は28.1%となっている。
先週も書いたが、初回・二話目が高すぎただけであり、低めではあるがきちんと安定させている。視聴率の動き自体はそれほど悪くないと思う。
3話目以降は、視聴者をがっちり掴んでいるのではないか。
初回の貯金を活かして、平均12%台をキープしたいところだ。
恐らく12.2%程度に落ち着くのではないか。
12%台でフィニッシュできれば、「花嫁とパパ」「鬼嫁日記いい湯だな」「山おんな壁おんな」(平均視聴率が12.1%)といった今年のフジテレビ系ドラマを上回ることができる。

6位:「働きマン」15.7→12.3→13.0→11.1→12.6→10.1→12.7→13.2→7.9%
FNS歌謡祭の影響だけなのか・・・?
今年の同枠ドラマの視聴率の動きは以下のとおり。
☆「ホタルノヒカリ」(平均13.6%)
17.3→15.2→10.6→13.4→12.5→11.3→13.5→12.1→14.7%<初回からの下落率15.0%>
☆「バンビ~ノ!」(平均14.2%)
16.6→15.0→13.7→14.0→14.6→14.0→13.2→13.6→13.7%<初回からの下落率17.5%>
☆「ハケンの品格」(平均20.1%)
18.2→18.6→18.8→20.1→18.6→20.7→20.2→19.9→19.9%《初回からの上昇率 9.3%》
「働きマン」の初回からの下落率は49.7%となっている。
先週13.2%から一気に7.9%まで下落させた。
ゲストが豪華だったとはいえ歌番組程度で、ここまで下落するものなのか。
スポーツ番組とは異なり、視聴者層がほとんど被っていたのも要因か。
とにかく、来週の視聴率に注目だ。
ここまでの失態を演じると、平均視聴率12.5%超えはもはや困難な状況だ。
平均12.1~2%程度になってしまうかもしれない。
ライバルドラマとの比較は以下の通り。
「山おんな壁おんな」は14.1→13.5→12.1→12.7→11.3→11.4→11.1→11.7→12.3→11.3→13.0→11.1%という動きをしており、9話までのポイント数は110.2ポイント。
「ヒミツの花園」は14.7→13.1→12.4→12.1→12.6→11.0→12.5→12.4→12.3→12.0→11.4%という動きをしており、9話までのポイント数は113.1ポイント。
「働きマン」の9話までのポイント数は108.6ポイントとなっており、「ヒミツの花園」にはもはや勝利することは厳しい。
「山おんな壁おんな」にも逆転されてしまった。
果たして、逆転はあるのだろうか。

7位:「モップガール」10.2→10.7→11.8→9.7→9.8→10.6→9.8→10.4%
またもや視聴率を復活させた。実に安定しており、堅調な人気が窺われる。
今年初主演を飾った女優の作品は以下のとおり。
☆「きらきら研修医(小西真奈美)」(平均9.3%)
10.4→10.6→11.0→11.0→8.4→9.0→8.7→8.4%<初回からの下落率19.2%>
☆「ライアーゲーム(戸田恵梨香)」(平均11.4%)
12.3→12.8→8.7→9.6→10.0→11.4→12.0→11.4%<初回からの下落率 7.3%>
☆「ライフ(北乃きい)」(平均12.2%)
11.0→11.7→10.9→10.9→10.0→11.7→9.4→12.4%《初回からの上昇率12.7%》
☆「女帝(加藤ローサ)」(平均11.6%)
12.4→11.9→10.9→10.7→8.9→9.4→11.5→10.5%<初回からの下落率15.3%>
「モップガール」の初回からの上昇率は2.0%となっている。
初回から上昇している点はかなり評価できる。
平均視聴率を二桁に乗せるのは確定であり、沢尻エリカ主演の「タイヨウのうた」の10.3%程度を超えるのが目標となりそうだ。
「タイヨウのうた」は13.8→6.9→8.4→11.1→9.5→11.3→9.4→11.4→10.8→10.2%となっており、非常に波が激しい。
8話までのポイント数は、「モップガール」が83.0ポイントに対して、「タイヨウのうた」が81.8ポイントとなっている。
このままいくと、「モップガール」がなんとか勝利しそうである。

8位:「ドリーム☆アゲイン」12.9→10.0→9.5→10.0→8.4→11.8→8.4→9.9%
二桁キープに向けての攻防が続く・・・。
反町隆史主演ドラマの視聴率の動きは以下の通り。
☆「ホットマン2」(平均10.4%)
12.2→13.2→10.2→10.6→12.1→13.5→8.4→9.8%<初回からの下落率19.7%>
☆「ワンダフルライフ」(平均12.5%)
16.3→13.7→13.2→10.9→12.4→11.4%→10.2→10.6%<初回からの下落率35.0%>
☆「ホットマン」(平均14.3%)   
17.4→14.6→13.9→12.7→13.7→13.8→14.8→12.8%<初回からの下落率26.4%>
☆「ダブルスコア」(平均10.6%)
15.0→12.8→9.6→10.4→9.1→10.3→9.7→9.5%<初回からの下落率36.7%>
「ドリーム☆アゲイン」の初回からの下落率は23.3%程度である。
8話目になると、10%前後の視聴率にまで落ち込むのが、反町ドラマの特徴か。
まったく話題になっていない割には、頑張っているのかもしれない。
同枠ドラマの視聴率の動きは以下の通り。
☆「受験の神様」(平均 9.5%)
14.7→9.3→7.1→7.8→6.2→8.3→7.6→11.5%<初回からの下落率21.8%>
☆「喰いタン2」(平均13.7%)
16.2→13.3→14.9→11.8→13.4→13.1→12.8→13.9%<初回からの下落率14.2%>
☆「演歌の女王」(平均 9.1%)
10.9→9.5→8.5→9.9→8.2→8.0→9.1→8.7%<初回からの下落率20.2%>
現在「ドリーム☆アゲイン」の平均視聴率は10.1%である。
二桁をキープできるかだけが、本ドラマの注目となりそうだ。
二桁キープが、反町にとっての最低の合格ラインだろう。

9位:「ジョシデカ!」13.4→10.3→8.4→9.4→8.3→7.8→9.3%
裏が好調の割には、自身最低視聴率から自身4番目に高い視聴率に回復させたのは評価できる。
関連作品の視聴率の動きは以下のとおり。
☆仲間主演作「エラいところに嫁いでしまった!」(平均12.7%)
16.1→14.8→12.7→14.1→11.3→10.8→12.2%<初回からの下落率24.2%>
☆同脚本家の同枠「花嫁は厄年ッ!」(平均12.0%)
13.2→12.8→12.3→11.3→12.1→10.4→10.7%<初回からの下落率18.9%>
☆「医龍」の裏だった「弁護士のくず」(平均12.7%)
14.1→11.9→11.2→10.5→13.1→14.3→12.6%<初回からの下落率10.6%>
「ジョシデカ!」の初回からの下落率は30.6%である。
視聴率を上昇させたといっても、参考ドラマよりも下落率はかなり高い。
次週以降も8~10%程度の間を行き来するのではないか。
平均視聴率は9.5%前後になりそうだ。
「受験の神様」9.5%、「わるいやつら」9.4%、「きらきら研修医」9.3%辺りと肩を並べることになる。
裏の「医龍2」が強力とはいえ、お粗末な結果になるのは避けられそうもない。

10位:「おいしいごはん」13.0→11.7→9.3→7.7→6.5→8.6%
ストレート下落をようやく脱するも・・・舘ひろし効果としてもちょっと物足りないか。
関連作品の初回視聴率は以下のとおり。
☆渡主演・竹野内共演「家族~妻の不在・夫の存在~」(平均11.9%)
13.0→11.4→13.1→13.7→11.3→9.6%<初回からの下落率26.2%>
☆渡主演・徳重共演「熟年離婚」(平均19.2%)
18.7→19.2→18.3→18.5→20.3→20.8%《初回からの上昇率11.2%》
☆同枠ドラマ「菊次郎とさき」(平均9.3%)
10.9→8.4→9.5→9.8→9.6→9.6%<初回からの下落率11.9%>
「おいしいごはん」の初回からの下落率はちょうど33.8%となっている。
「家族~妻の不在・夫の存在~」を数倍悪くしたような視聴率の動きとなっている。
最終的な平均視聴率は9.0%前後ということになるだろうか。
「菊次郎とさき」の9.3%には及ばず、「ホテリアー」8.6%にはなんとか勝てるというところか。
局は違うが、「演歌の女王」9.1%と接戦になりそうだ。

11位:「オトコの子育て」11.8→8.8→8.0→8.7→6.9→8.2%
意外と安定している。予想外に粘るなぁ。
☆同脚本・助演国仲出演の「結婚できない男」(平均16.9%)
20.2→14.4→15.9→16.5→15.1→14.4%<初回からの下落率28.7%>
☆同演出・主演の「特命係長3」(平均14.3%)
13.4→15.5→14.4→12.7→13.9→14.0%《初回からの上昇率 4.5%》
☆同主演の「ガチバカ!」(平均7.8%)    
9.8→7.6→9.1→7.4→6.6→7.8%<初回からの下落率20.4%>
☆同枠ドラマ「女帝」(平均11.6%)
12.4→11.9→10.9→10.7→8.9→9.4%<初回からの下落率24.2%>
☆同枠ドラマ「生徒諸君!」(平均7.6%)
9.4→7.7→5.9→6.0→7.4→6.8%<初回からの下落率27.7%>
「オトコの子育て」の初回からの下落率は30.5%となっている。
「ガチバカ!」と同様に、低めで安定するのが高橋克典ドラマの特徴のようだ。
「孤独の賭け」のようにストレートに下落していないので、それほど悪くはない内容なのではないか。
「ホテリアー」の平均8.6%を超えるのが目標だ。
11.1→8.0→8.6→7.5→8.3→9.3→7.1→8.1→9.1%という動きになっている。
6話までのポイントは「オトコの子育て」が52.4ポイントに対して、「ホテリアー」は52.8ポイントとなっている。
いい勝負となりそうだ。

12位:「スワンの馬鹿!」 10.5→9.0→10.4→7.9→7.7→7.3→7.9→6.8%
自身最低視聴率を更新した。裏ドラマが強いわけでもなく、言い訳できない。
04年以降のフジテレビドラマで平均視聴率二桁割れしたドラマは以下の4本。
☆「めだか(主演:ミムラ)」(平均9.5%)
12.9→10.0→10.6→7.3→9.7→10.8→8.8→8.0%<初回からの下落率38.0%>
☆「ダンドリ。(主演:榮倉奈々)」(平均9.0%)
11.0→9.5→9.5→8.0→8.9→6.4→7.3→9.3%<初回からの下落率15.5%>
☆「役者魂!(主演:松たか子)」(平均9.6%)
11.4→8.4→11.8→9.2→8.2→9.9→9.1→11.2%<初回からの下落率 1.8%>
☆「牛に願いを」(主演:玉山鉄二)(平均8.7%)
10.2→10.4→9.6→9.1→8.6→6.5→6.7→8.2%<初回からの下落率19.6%>
「スワンの馬鹿!」の初回からの下落率は35.2%となっている。
7%台を4回連続で記録し、頑張っていたように思われたが、ここでチカラ尽きたようだ。
終盤を迎えてのこの下落は痛い。
「牛に願いを」との04年以降のフジテレビ系ドラマの最下位争いも勝負あったか。
ポイント数は「牛に願いを」が69.3ポイントに対して、「スワンの馬鹿!」のポイントは67.5ポイントとなっており、1.8ポイント差は決定的ではないか。
「牛に願いを」はラスト二桁に乗せているが、「スワンの馬鹿!」に二桁乗せろというのは残酷な要求だ。
最終的には、8%前半が落ち着きどころか。

13位:「ハタチの恋人」13.0→10.4→9.2→7.4→7.3→6.6→6.4→6.6%
「TRICK祭り」「点と線」の次は、“野球の北京五輪予選”が待っていようとは・・・。
関連作品の視聴率の動きは以下の通り。
☆「パパとムスメの7日間」(平均13.9%)
14.0→12.8→13.1→14.1→16.7→11.9→14.5%《初回からの上昇率 3.6%》
☆「冗談じゃない!」(平均13.4%)
19.4→14.7→13.2→14.4→14.2→11.7→10.7→11.3%<初回からの下落率41.8%>
☆「誰よりもママを愛す」(平均10.4%)
13.4→10.9→10.2→12.8→11.3→10.4→8.0→9.2%<初回からの下落率31.3%>
「ハタチの恋人」の初回からの下落率は49.2%となっている。
相変わらず酷い下落率だが、一応6.5%前後で安定させたようだ。
同枠ドラマ「鉄板少女アカネ!!」の平均8.7%がライバルだと思っていたが、もはや勝負あったか。
「鉄板少女アカネ!!」は11.0→7.3→8.7→10.3→8.7→6.5→8.4→8.1→9.5%となっている。
8話目までのポイント数は「ハタチの恋人」が66.9ポイントに対して、「鉄板少女アカネ!!」は69.0ポイントになっており、かなりの差が付いてしまった。
平均8%台で終わるのか、7%台に突入するかが分かれ道のようだ。
今年のドラマでは「孤独の賭け」7.0%、「肩ごしの恋人」7.4%、「スシ王子!」7.5%、「生徒諸君!」7.6%といった作品が7%台でフィニッシュしている。

14位:「歌姫」 9.4→7.5→9.8→6.9→8.4→9.2→6.7→7.1%
ここに来て、さらに伸び悩み傾向が目立つ。
TBS系の今年の大コケドラマの視聴率は以下のとおり。
☆「特急田中3号」(平均8.9%)
11.5→8.7→7.6→8.0→8.3→9.4→8.5→9.1%<初回からの下落率20.9%>
☆「孤独の賭け」(平均7.0%)
11.2→9.4→7.4→7.3→7.6→6.0→6.9→6.2%<初回からの下落率44.6%>
☆「肩ごしの恋人」(平均7.4%)
10.2→8.8→7.5→6.8→6.3→7.3→6.3→6.5%<初回からの下落率36.3%>
「歌姫」の初回からの下落率は24.5%となっている。
上述の「孤独の賭け」「肩ごしの恋人」よりはマシな下落率だが、「歌姫」のスタート時が低すぎるので、この下落率も結構なものだ。
「ハタチの恋人」との最下位争いが見物となりそうだ。
8話目までのポイントは、「歌姫」が65.0ポイントに対して、「ハタチの恋人」は66.9ポイントとなっている。
「ハタチの恋人」が6.5%を2回叩いて、「歌姫」が7.5%以上を2回取れば、逆転となる。
どちらも当然見ていないが、個人的には「歌姫」を応援している。
こちらも8%を切るか、切らないかが落ち着きどころとなりそうだ。

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国内映画興行収入ランキング(12月1週目) 【映画】

(注意)興行収入の数値は暫定のものです。ご了承ください。
なお、本ランキングは興行収入ベースのものですので、動員ベースの巷のランキングとは一部異なる場合があります。

新作が2本ランクインしたため、2週目で「ナンバー23」及び「マイティハート愛と絆」が圏外へ消えた。

「ナンバー23」の現在の興行収入は約1.1億円弱程度となっている。
去年の作品では「アンダーワールド:エボリューション」、
今年の作品では「GOAL!2」とほぼ同じレベルか。
ヒットしているわけではないが、公開館数を考えると、悲惨というわけでもなさそう。
もともと期待されていたわけでもなく、小コケレベルか。

「マイティハート愛と絆」の現在の興行収入は約8.7千万円程度となっている。
「シッコ」と同じレベルだが、「シッコ」は71館程度の公開、こちらは151館程度で公開している。
こちらはかなり悲惨な結果となった。中コケというレベルか。
アメリカでも悲惨な結果に終わっており、本来ならば小規模公開すべき作品だと思うが、確かUIPの最後の配給映画だったと思うので、少々規模を大きくしすぎてしまったようだ。

1位:「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(5週目)<予想順位2位>
【個人予想】 42億円 【配給会社期待値】 100億円以上(1000万人動員予定)
【参考】 前作 32.3億円(※もうちょっと稼いでいるかも)
2.2億円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは33.4億円を突破した。
1週間の伸びは4.7億円程度だろうか。
前作の5週目終了時の成績は、19.4億円となっている。
前作との比率だけで計算すると、55.6億円の興行収入を見込めそうだ。
今年の邦画作品でも2番目につけている(5週目終了時の成績)
「HERO」65.3億円
「西遊記」 30.0億円(トータル43億円程度※)
「どろろ」 28.0億円(トータル34.5億円程度※)
※最終確定値は不明
一昨年の「交渉人 真下正義」の5週目の興行収入は30.6億円(トータル42.0億円)であり、勢いだけを考えれば、45億円超だと思われるが、年末+高評価ということで50億円近くを引き続き期待したい。

2位:「恋空」(5週目)<予想順位3位>
【個人予想】 6億円 【配給会社期待値】 40億円
2.1億円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは29.7億円突破を目前としている。
1週間の伸びは3.7億円程度だろうか。
上述の表からも分かるように、「西遊記」「どろろ」並のヒットとなっている。
「涙そうそう」の31.0億円も既に完全に捉えた。
ただ、有楽町方面では、今週末から「マリと子犬の物語」が日劇PLEX2で公開されるため、日劇PLEX2で公開されていた「ALWAYS 続・三丁目の夕日」は有楽座へ移り、有楽座で公開されていた「恋空」は打ち切られてしまう。
東宝の誤算を招く大ヒットとなったようだ。
規模は縮小されるが、引き続き「電車男」の37.0億円、「NANA」の40.3億円辺りを目標としたいところだ。

3位:「ベオウルフ/呪われし勇者」(1週目)<予想順位4位>
【個人予想】 13億円
2.0億円程度のオープニングを飾った。
金曜日公開の「ラッシュアワー3」のオープニング2.2億円弱、
「ドリーム・ガールズ(トータル19.5億円※)」と同程度のオープニングとなっている。
「守護神」1.8億円、「ホリデイ」1.8億円弱、「デジャヴ」1.6億円といった中堅作品を超えている。
「エラゴン/遺志を継ぐ者」のオープニング2.5億円(トータル18.6億円)なので、その比率で計算すると、15億円程度を狙えるということになるだろうか。

4位:「椿三十郎」(1週目)<予想順位1位>
【個人予想】 22億円 【配給会社期待値】60億円(公開前の角川氏発言より)
【参考】 「武士の一分」40億円超
1.6億円弱程度のオープニングを飾った。
「クローズドノート」オープニング1.7億円
「バッテリー」オープニング1.9億円弱
「Life 天国で君に逢えたら」オープニング1.9億円
「東京タワー/オカンとボクと、時々、オトン」オープニング1.9億円
“映画の日”の公開ということで単価は安かったと思うが、その分通常よりも人の入りは多かったはずだ。
“やっちまった”感のあるオープニングだ。
「武士の一分」3.2億円(金曜日を含めると4.4億円)オープニングと比べると、半分程度となっている。
往年の作品のリメイクといえば、去年の「犬神家の一族」が思い出される。
オープニング1.3億円、トータル9億円程度と悲惨な結果に終わった。
「日本沈没」(トータル53.4億円)、「妖怪大戦争」(トータル20.0億円)、「戦国自衛隊1549」(トータル17.1億円)といったリメイク作品が成功するのは、ある程度の“軽さ”があるからなのだろうか。
「県庁の星」のオープニング2.9億円(トータル20.8億円)だったことを踏まえると、12億円程度が落ち着きどころか。

5位:「バイオハザードⅢ」(5週目)<予想順位5位>
【個人予想】 19億円 【配給会社期待値】 30億円
【参考】 「Ⅰ」23.0億円  「Ⅱ」27.0億円
1.1億円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは25.7億円を突破した。
1週間の伸びは2.2億円程度だろうか。
前作の5週目終了時点の成績は、23.1億円となっている。
「Ⅱ」との比率で計算すると、「Ⅲ」はトータル30.0億円を狙える。
12月15日から公開される「サーフズアップ」と入れ替えになると思われることから、勝負になるのは1週間余りとなる。
今週の1週間で1.3億円+来週14日までに0.4億円+ムーブオーバー1.5億円と考えると、29億円辺りがフィニッシュラインではないか。
「オーシャンズ13」「フライトプラン」の31億円を捉えるのは厳しいようだ。

6位:「ボーン・アルティメイタム」(4週目)<予想順位7位>
【個人予想】 18億円
【参考】03年「アイデンティティー」16.0億円、05年「スプレマシー」12.5億円
9.4千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは13.6億円突破を目前としている。
1週間の伸びは2.2億円弱程度だろうか。
「スプレマシー」の4週目終了時点の興行収入は10.5億円程度となっている。
その比率で計算すると、「ボーン・アルティメイタム」のトータルは16.2億円となるだろうか。
「アイデンティティー」と同程度に終わりそうだ。
16.0億円程度に終わった「300/スリーハンドレッド」の4週目終了時点の興行収入は13.3億円程度だった。
勝負になるのは、「ナショナルトレジャー」が公開される12月21日までだろう。
今週1週間で1.3億円+来週1週間で0.7億円+再来週の20日までに0.2億円+ムーブオーバー1.0億円と考えると、17億円に届くか、届かないかがフィニッシュラインとなりそうだ。
「プラダを着た悪魔」「父親たちの星条旗」が17億円突破しているので、かなり高い興行収入となりそうだ。

7位:「ミッドナイト・イーグル」(2週目)<予想順位6位>
8.8千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは4.0億円を突破した。
今年公開された邦画の2週目終了時の成績は以下の通り。
「蒼き狼 地果て海尽きるまで」 5.8億円(トータル13.0億円※)
「俺は、君のためにこそ死ににいく」4.7億円(トータル10.0億円※)
「クローズドノート」 4.5億円
「憑神」 3.7億円(トータル8.5億円※)
※最終確定値は不明
先週はそれほど悪いオープニングではないと思ったが、改めてみるとこれは悲惨レベルではないか。
10億円を超えるのもおぼつかない状態だ。
松竹は「象の背中」「自虐の詩」「やじきた道中てれすこ」に続き、大コケとなってしまった。
「未来予想図/ア・イ・シ・テ・ルのサイン」もヒットしているとは言い難い状態だ。
「ミッドナイト・イーグル」を含めてこの5本を足しても、「恋空」にも遠く及ばないという状況を松竹はどう見ているのだろうか。

8位:「クローズZERO」(6週目)<予想順位8位>
【個人予想】 10~11億円 【配給会社期待値】 30億円
6.6千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは22.7億円を突破した。
1週間の伸びは1.5億円程度だろうか。
「ゲゲゲの鬼太郎」のトータル23.5億円(※最終確定値は不明)を超えたいところだ。
「妖怪大戦争」も20.0億円を超えており、三池監督は意外と稼げる監督といえるのかもしれない。
3億円程度しか稼いでいない「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」はいったい何だったのだろうか。

9位:「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」(4週目)<予想順位9位>
6.4千万円弱程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは6.5億円を突破した。
1週間の伸びは0.9億円程度だろうか。
おととしの「ふたりはプリキュアマックスハート」の4週目の興行収入7.3億円となっている。ここ数作は低迷していたが、今回はなかなかの人気だ。

10位:「SAW Ⅳ」(3週目)<予想順位圏外>
2.9千万円程度を週末に稼ぎ出し、トータルでは3.1億円を突破した。
1週間の伸びは0.8億円弱程度だろうか。
3週目終了時の成績は、昨年の「Ⅲ」は3.7億円弱となっている。
公開館数をかなり増やしたことを踏まえれば、シリーズとしてはちょっと物足りないのかもしれない。
「キングダム見えざる敵」「エディット・ピアフ」を超えており、優秀ではあるのだが。

次週ランキング入りが予想されるのは、「マリと子犬の物語」の一本。
「マリと子犬の物語」
新潟県中越地震を舞台にした犬と人間との絆を描いた感動作。
「感動」「泣ける」「実話」「小動物」「子ども」とこれでもかという位の日本人が好む要素をぶち込んでいる。
キャスティングがやや地味な部分がネックだが、この手の映画はヒットする可能性は高いはずだ。
東宝のメイン館である日劇PLEXで公開されていた「ALWAYS 続・三丁目の夕日」を他の映画館へ移すだけの期待が込められているのだろう。
過去の類似作品は以下の通り。
06年「子ぎづねヘレン(松竹)」17.8億円
04年「クイール(松竹)」22.2億円
今回は東宝作品であり、これらには負けられないところだ。
年末においても相当稼げると予想されることから、「クイール」を超す23億円程度と予想してみたい。
週末よりも週中の稼動が期待できそうだ。

予想順位(今週) 自己評価 タイトル(主な公開劇場)
1(-) ×「マリと子犬の物語」(日劇PLEX)
2(1) ▲「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(有楽座)
3(3) 済「ベオウルフ/呪われし勇者」(丸の内プラゼール)
4(4) ▲「椿三十郎」(日劇PLEX)
5(2) ×「恋空」
6(5) △「バイオハザードⅢ」(日比谷スカラ座)
7(6) 済「ボーン・アルティメイタム」(日劇PLEX)
8(7) ×「ミッドナイト・イーグル」(丸の内ピカデリー1)
9(8) ×「クローズZERO」(新宿トーア)
10(9) ×「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」(新宿バルト9)

[個人評価]
◎ 絶対観たい作品
○ できれば観たい作品
▲ DVDか映画サービスデイだったら観たい作品
△ 映画館では観ないけどDVDだったら観るかもしれない作品
× 一度も観ることはないでしょうの作品
済 鑑賞済み作品

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「波止場」DVDレビュー 【映画】

◆評  価   8.0点
◆おススメ度  B+(傑作というほどではないが、なかなかの良作だ)

エリア・カザン作品の暑苦しさがやはりたまらない。
何もかも失って苦労して法廷で証言したにも関わらず、単純にハッピィーエンドとならないところが、彼らしいところだ。

正しいことをしたはずなのに、慕われていた少年からは「裏切られた」と思われ、周囲の労働者からも「あの野郎、余計なことをしやがった」としか思われていないところが見事に現実を捉えている。
一人が立ち上がれば、皆いっせいに立ち上がるというのは夢物語だ。
それほど現実は甘くはない。

労働者たち自身は、搾取され、脅されていると分かっているのに、現在の環境を変えることに対して臆病になってしまっている。
納得していないはずなのに、慣れ親しんだ因習やルールを変えることは難しいようだ。
法律や常識には沿っていないが、その地域ごとの独自のルールがあり、物事はそれほど単純ではないことを描いている。
こういった現象は、昔のアメリカに限らず、古今東西あらゆる場面に該当することだろう。
食品偽装問題や、防衛省不正契約問題などは、職員たちは悪いとは分かっていながら、甘い汁を吸っているトップを告発し、現状を変えようとは誰も思わなかったはずだ。

しかし、人々は簡単には変われないが、変えようと思えば、やはり変われるのだ。
立ち上がることは難しいが、誰でも立ち上がることはできる。
現実を直視しなかったり、現実から逃げたりするのではなく、きちんと戦うことを本作では熱く説いている。
テリーがボクシングで落ちぶれたのも決して八百長のせいだけではない。
八百長に同意して、目先の金銭に目が眩んだことによって、戦うことを放棄したからではないか。

神父の役割も絶妙だ。
基本的にはあまり役に立ってはいないように思われる。
黙っていれば誰かが助けてくれるわけではない。
解決しなくてはいけないのは自分自身であり、立ち上がらなくてはいけないのは、自分自身だということを伝えようとしているのだろう。
「神父」はあたかも「神」のように暖かく見守っているというメッセージだと思う。

その他にも、「労働者たち」を「鳩」、「ギャングたち」を「鷹」になぞらえたりと、暗喩が多く用いられているのも特徴となっている。

メッセージが強く、とても熱いものを感じられる映画だ。
計算されたような演出も目に付き、マーロン・ブロンドも演技も必見だ。

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『ガリレオ』第八章レビュー 【ドラマ】

前回までよりは少々マシになったが、純粋に面白かったのはラストの料理を巡るやり取りだけだ。
つまらないわけというわけではないが、面白いというジャッジができない。

原作からの大きな相違点としては、「被害者」と「霊の目撃者」の関係を“恋人同士”から、“姉妹”へと変更したことである。
ゲストが釈由美子であるための措置だと思われる。
プロットは原作と似ているのだが、この小さい変更がどんどんとおかしな方向へと進んでいってしまっている。

原作から設定を変更したことによって、ドラマにおける犯人側の論理が以下の点で破綻してしまっている。
①黄色いコートを着て、被害者の住む街を歩くというアリバイ工作を行うことによって、被害者と誤認する者は少なからずいたとしても、誤認しない者が一人でもいたら破綻する。料理研究家であり、地元の小売店とも馴染みかもしれない。ただコートを着ただけの自分の姿を晒すのは、かなりリスクが高いアリバイ工作と言わざるを得ない。
→原作には当然そのようなリスクの高いことは描かれてはいない。

②犯人は被害者の住宅にのこのことやってきたが、いったい被害者住宅で何をしたかったのかが不明すぎる。被害者の鍵はもちろん被害現場にあるはずだから、犯人の目的が不明となってしまった。
→原作では、アリバイ工作のために被害者の顔をよく知らない者に被害者らしき者を目撃させるという狙いがあった。たまたまその場所に被害者を知る被害者の恋人が遊びに来ていたという設定だった。

③共同経営者の犯人が警察に疑われないようにするため、被害者が生きているかのようなアリバイ工作をしたというのがドラマのシナリオだが、本当にアリバイが必要なのは、“自分自身”であるはずだ。
恋人に犯行を偽装させ、自分自身のアリバイを作ることが、もっとも常識的な行動ではないか。ドラマ内のような手間を掛ける必要はまったくなくなっている。
→原作では、犯人の女性は疑わしいと思われていないため、自己のアリバイをわざわざ作る必要はなかった。

それにしても、犯人の動機や設定もメチャクチャだ。
①被害者の才能を妬み、ストーカー的な嫌がらせをしていた(そんな奴おらんよ)。
②男か女かも分からない相手によるストーカー被害を警察に訴える(そんなあやふやならば警察も動けんわな)。
③嫌がらせがばれたために、カッとなって殺す(恐ろしいほど短絡的思考)。
④刺し傷が2ヶ所違う(アリバイ作りするくらいならば、せめて同じ凶器を使えよ)。
どう考えても、想像力の貧困な者による脚本としか思えないものだ。
原作を読んで、設定を姉妹に変更した脚本を書けと言われたら、素人の方がまだ面白いストーリーを思いつきそうである。

原作は、写真を撮るのが趣味の女性がある夜に撮影していたところ、女性スポーツ選手がひき逃げ事故を起こしてしまい、写真を使って、そのスポーツ選手に金銭を要求するというものだった。
そのネガを取り戻すために、その女性に近づこうとするスポーツ選手の恋人が描かれている。
姉妹愛のような要素を取り入れざるを得なかったため、殺された姉を“いい人”に描く必要を迫られてしまったことによる余波が今回のストーリーに大きく影響している。

今回の主眼が「挫折しそうになる福山に対して、柴咲の存在がどのように影響するか」だったとしよう。
難問に対して壁にぶち当たり、苦悩し挫折しかける福山に、柴咲が福山を叱咤激励して、柴咲の存在が福山にとって良い刺激となり、福山が再び難問に取り掛かるというような大きなテーマを描けていたとすれば、この際細かいストーリーの不備は無視してもよかった。
しかし、「刑事の勘です」という一言では弱すぎる(たしか原作のどこかでもこのようなネタはあったことはあったが)。
たった一言の言葉ではなく、“柴咲の福山に対する信頼感”や“二人の絆の深さ”という目には見えなく、形にはならないものを脚本として描くことが、プロの脚本家の仕事ではないのか。

はっきりいって、今回に限らず、どの回もストーリーも、オチも、深まりあうはずの二人の関係も何もかも描かれていないというのが感想だ。
ここまで何も描かずに、終盤を迎えてしまったのは残念でしかならない。

テーマ:ガリレオ - ジャンル:テレビ・ラジオ

『SAW Ⅳ』レビュー 【映画】(改訂版)

◆評  価    4.0点
◆おススメ度   C(自分が単にストーリーを理解できなかっただけかもしれない
が)

Ⅰ~Ⅲまでは、是非はともかくとして、そのアイディアには毎度唸らされてきたが、
Ⅳははっきりいって何かすっきりしない。
ラストのオチが分かっても、「それで・・・?」という感想しか出てこないのだ。

新たな犯人の謎や動機を明かさないままで終わるというのは、Ⅴ以降の続編で描くという魂胆がミエミエであり、あまり好ましい手法とは思えない。
また、「ジグソウ」の哲学やゲームもどこかへ消えてしまっているようにも思われる。
確かに、マシューズ刑事は一度ゲームに失敗しているが、自己の脚を犠牲にして部屋から抜け出しており、ジグソウの理念に則れば、ゲームにクリアした者ではないのか。
単なるゲームの駒にしてしまったのは、新たな犯人の思想なのだろうか。
ゲームをクリアしたのに、再びゲームを手伝う弁護士など、単に私怨的な面が多数描かれているのが残念だ。

おかしな方向にストーリーを複雑化してしまっており、「Ⅰ」のような面白いアイ
ディア一つで乗り切った勢いが吹っ飛んでしまっている。
悪い意味で洗練されてしまった感がある。

本作で製作者が狙った仕掛けとしては、
①時間軸のズラシ方(前作「Ⅲ」と同時進行している)
②黒人SWATに課せられた「助けようとしなければ助かる」というゲーム
だと思うが、この二点はどちらも「Ⅱ」で似たような思想が描いており、焼き直し的に感じる。

①時間軸のズラシ方(前作「Ⅲ」と同時進行している)
「Ⅳ」が「Ⅲ」と同時進行的に起きているというネタの効果が薄いのではないか。
ネタが分かっても、それほど衝撃がなかったように思われる。
冒頭にジグソウの解剖を念入りに行い、「ジグソウは死んでいる」と観客をミスリードさせるという製作者の技術は評価できるが、上手くそれを利用できていないと思う。
時間軸を観客にミスリードさせるのであれば、再び生きたジグソウを登場させた方がまだオチとしては面白い。
又はⅠ~Ⅲで死んだ人間を偽ジグソウに仕立てるなどの方法もあっただろう。
Ⅲでちょっと出てきた怪しい刑事よりも、死んだ人間が真犯人だったら、普通の人間ならば驚く。

②黒人SWATに課せられた「助けようとしなければ助かる」というゲーム
黒人SWATにゲームをさせることの目的、趣旨、効果が薄い気がする。
黒人SWATにゲームを経験させて、ジグソウと同じ考え方を身につけさせ、後継者に仕立てたり、「法律による裁きの限界を憂う者」を後継者に仕立てるというネタの方がまだしっくりとくる。
また、「刑事としては人を救えない(裁けない)」が「ジグソウとしては人を救える(裁ける)」というメッセージをもっと込めてもよかった。
何のために、無罪となったデブのホテルフロントや、自分の子どもを虐待する者をゲームの駒に仕立てたのかが薄くなっている。
しまいには、黒人SWATを中途半端に殺してしまい、「助けようとしなければ助かったのに」という“諌め”的なメッセージもあまり感じられない。
やはりゲームが完全燃焼していない気がする。

Ⅲまでが一つの区切りであり、Ⅳはもっと大胆に変更を加えるべきではなかったか。
「新たなゲーム」や「新たなルール」を描いてもよかった。
シリーズを続けるのならば、世界観をもっと広げて欲しかった。
同じ人間が何度も出てくるのは、世界観が狭すぎる気がする。

Ⅴは時間軸がまた戻って、「後継者の誕生」でも描くつもりだろうか。
彼もゲームの経験者で、クリアして後継者になったという流れでは、アマンダと同じになってしまうので、かなりの工夫が必要だが、どうなるだろうか。

テーマ:SAW4 - ジャンル:映画

『SP』episodeⅢ-1レビュー 【ドラマ】

今回のepisodeⅢは、ⅠやⅡよりも少々期待できそうな気がする。
某IT企業のネタをもじっているが、今回の警護対象を防衛省の守屋氏をイメージしてみると、意外と面白かった。

内容はやはりアラが目立つが、ⅠとⅡのメチャクチャなストーリーを見てしまうと、もはや
①ネットで予約したら、たまたま隣室になってしまった?
②「オマエ、経団連の会長のSPじゃないのか!」
といったつまらないツッコミをする気もなくなってくる。

この「SP」というドラマの脚本は、かなり荒唐無稽なシナリオ(それにしてもつまらないが・・・)であるにも関わらず、演出家が過度にリアルさを求めているため、脚本と演出のギャップが生じていたように思われる。
今回のような“軽さ”があると、リアリティ度が薄れて、ちょうどいい具合に収まる。

しかし、今回の内容ならば、20分程度で描けるのではないか。
七三分けのつまらない食事に時間を割いたりと、相変わらずのテンポの悪さが際立っている。

それにしても、「中国にハイライトありましたっけ?」というラストのセリフはちょっと引っ掛かる。
タバコの種類を嗅ぎ分けられるというところまでは理解できるが、なぜ“中国”が出てくるのだろうか。
「隣室に中国人夫婦が泊まっている」という情報でもホテルから貰っているのだろうか。
そこまでホテル側と連携が取れているのだったら、警護上空室にしておいた方がいいだろうし、実際のプロの警察官ならば、隣室の中国人の身元を一応洗うという行動を取るだろう(警察庁直々の指令にしてはツメが甘すぎる)。

冒頭にも述べたように、本ドラマはリアリティもなく、詳細な理屈もなく、リサーチも何もしていない適当な脚本なので、ストーリーがおかしいというツッコミはやはり不要だ。
そうだとすると、期待するのは岡田のアクションということになるが、今回何も動きすらなし。
記憶に残っているのは、エレベーターを使わずに、階段を降りたくらいだろうか。
いったい、何を楽しみに見ればいいのか分からないドラマだ。

テーマ:SP - ジャンル:テレビ・ラジオ

全米映画興行収入ランキング(12月第1週目) 【映画】

順位(先週)公開週 タイトル (公開館数) 興行収入 (トータル収入)
1(1)2週目「魔法にかけられて」(3730館)$17,023,000 ($70,620,000)
2(2)2週目「This Christmas」 (1858館)$8,400,000 ($36,891,000)
3(3)3週目「ベオウルフ」   (3249館)$7,882,000 ($68,613,000)
4(-)1週目「Awake」      (2002館)$6,011,000 ($6,011,000)
5(4)2週目「Hitman」     (2468館)$5,800,000 ($30,204,401)
6(6)4週目「ブラザー・サンタ」(3420館)$5,555,000 ($59,838,000)
7(7)2週目「August Rush」   (2310館)$5,150,000 ($20,354,000)
8(11)4週目「ノーカントリー」  (995館)$4,501,000 ($23,030,000)
9(5)5週目「Bee Movie」    (3150館)$4,471,000 ($117,643,000)
10(8)5週目「アメリカン・ギャングスター」 (2699館)$4,277,915 ($121,731,730)
(参考:IMDbのボックスオフィスチャート)

新作が1作、圏外から1作(先週10位と紹介したが、確定値では「ノーカントリー」は11位だった模様)がランクインしたため、3週目で「マゴリウムおじさんの不思議なおもちゃ屋」、2週目で「The Mist」が圏外へ消えた。

ダスティン・ホフマン、ナタリー・ポートマン主演の「マゴリウムおじさんの不思議なおもちゃ屋」は現在26百万ドルの興行収入となっている。
「チャーリーとチョコレート工場」と「ナイトミュージアム」を融合させたような既視感のある作りとなっており、それが嫌われた理由ではないか。

スティーヴン・キングとフランク・ダラボンのゴールデンコンビが贈る「The Mist」の興行収入は現在19百万ドルとなっているが、製作費が18百万ドルなので、コケてはいるが赤字ではなさそうだ。
評価も悪くなく、赤字がそれほど出ないのならば、キャリアにはそれほど響かないのかもしれない。
【監督】フランク・ダラボン(「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」)
【主演】トーマス・ジェーン(「パニッシャー」)
【内容】血に飢えた怪物の種を放つ異常な嵐に巻き込まれる小さな町を描く。
【アメリカ内の評価】 かなり高い

先週の大量リリース、年末に向けての大作が待機していることから、今週は1本のみがランクインした。

4位:「Awake」<サスペンス>
【監督】Joby Harold(初監督作品)
【主演】ヘイデン・クリステンセン(「スターウォーズ」シリーズ)、ジェシカ・アルバ、レナ・オリン(「敵、ある愛の物語(89)」でアカデミー賞助演女優賞ノミネート)
【内容】心臓手術の間「麻酔認識(体は麻痺しているが、認識できる状態)」を経験した男とその妻のトラブルを描く。
【アメリカ内の評価】 高い
【公開前興行収入予想】 3千万ドル
今年4本目となるジェシカ・アルバ作品。
オープニング6.0百万ドルというのはかなり低い水準だ。
「エリザベス:ゴールデンエイジ」6.2百万ドル(トータル16百万ドル)
「インヴェージョン」6.0百万ドル(トータル15百万ドル)
と同レベルなので、15百万ドル前後がフィニッシュラインだろうか。
05年にポール・ウォーカーと共演した「イントゥ・ザ・ブルー」のオープニング7.1百万ドル(トータル19百万ドル)なので、これを下回ることとなりそうだ。
ジェシカ・アルバは今年それなりに活躍したはずなのに、なぜ「イントゥ・ザ・ブルー」を下回るのかが理解に苦しむ。
あまり稼げないサスペンス映画だとしても、05年よりも上回ってもいいはずだが。
逆に言うと、ジェシカ・アルバ作品のリリース時期が早すぎて飽きられてしまったか。


1位:「魔法にかけられて」<ファンタジー>
【監督】ケビン・リマ(「102」)
【主演】エイミー・アダムス(「ジューンバック(05)」でアカデミー賞助演女優賞ノミネート)、スーザン・サランドン、ジェームズ・マースデン(「X-MEN」のサイクロップス役)
【内容】おとぎ話の世界で暮らすお姫様が、魔女によって現代のニューヨークにやって来るというストーリー。
【アメリカ内の評価】 かなり高い
2週目終了時で71百万ドルというのは、
アダム・サンドラー主演の「I Now Pronounce You Chuck and Larry」の72百万ドル(トータル120百万ドル)
「オーシャンズ13」の70百万ドル(トータル117百万ドル)
といった作品に並ぶものだ。
1億2千万ドル前後は狙えるだろう。
同監督で同じくブエナビスタ作品の「102」のトータル67百万ドルはもう既に超えており、監督が異なるが「101」の136百万ドル程度が最大の目標となるだろうか。

2位:「This Christmas」<ヒューマンドラマ>
【監督】プレストン・A・ホイットモア二世(「Crossover(06)」という映画で酷評されている)
【主演】レジーナ・キング(「エネミー・オブ・アメリカ」)、Columbus Short、ニア・ロング(「ボクらのママに近づくな!」)
【内容】4年ぶりにクリスマスを一緒に過ごすホイットフィールド家を描く。
【アメリカ内の評価】 普通
タイラー・ペリーシリーズなど興行収入面での成長目覚しいブラック・アメリカン映画。
製作費13百万ドルながら、既に37百万ドルも稼いでしまった。
ローリスク・ハイリターンの作品であり、今後もこのジャンルの作品は増えてきそうだ。
目標は、今年公開された「TYLER PERRY'S WHY DID I GET MARRIED」の55百万ドルとなろうか。
「TYLER PERRY'S WHY DID I GET MARRIED」の2週目終了時の興行収入は39百万ドルだったので、これを超えるのはちょっと難しいかもしれないが、5千万ドル超えは期待したい。

3位:「ベオウルフ」<ファンタジー>
制作費150百万ドルのファンタジー作品。
恐らく制作費の回収は難しいだろう。

5位:「Hitman」<アクション>
【監督】Xavier Gens(主な監督作品はなし)
【主演】ティモシー・オリファント(「ダイハード4.0」)、ダグレイ・スコット(M:IⅡ)
【内容】Agent 47(オリファント)として知られている殺し屋を描く。
【アメリカ内の評価】 それほど悪くない
リュック・ベッソン製作のアクション。
2週目終了時点でのリュック・ベッソンプロデュース作品は以下の通り。
「トランスポーター2」30百万ドル(トータル43百万ドル)
「キス・オブ・ザ・ドラゴン」24百万ドル(トータル37百万ドル)
「TAXI NY」24百万ドル(トータル37百万ドル)
「Hitman」は現在30百万ドルなので、「トランスポーター2」と同じ水準だ。
4千万ドル前後がフィニッシュラインか。

6位:「ブラザー・サンタ」<コメディ>
【監督】デヴィッド・ドブキン(「シャンハイ・ナイト」「ウェディング・クラッシャーズ」)
【主演】ヴィンス・ボーン、ポール・ジアマッティ、エリザベス・バンクス(「スパイダーマン」シリーズ(新聞社の秘書役))
【内容】サンタクロースの地味な兄弟であるフレッドが強制的に北極へ戻らされる。
【アメリカ内の評価】 普通
【公開前興行収入予想】 1億2千万ドル
稼げるサンタクロースモノに加えて、「ウェディング・クラッシャーズ」(トータル209百万ドル)コンビであるため、相当稼ぐのではないかと思ったら、散々な結果に終わりそうだ。
ティム・アレンのサンタクロース作品群には到底及ばないことになりそうだ。
「サンタクロース(94)」  145百万ドル
「サンタクロース・リターンズ!クリスマス危機一髪(02)」139百万ドル
「サンタクロース3(06)」 85百万ドル
「クランク家のちょっと素敵なクリスマス(04)」74百万ドル
「ブラザー・サンタ」は現在60百万ドルとなっており、「クランク家のちょっと素敵なクリスマス」という訳の分からない作品を捉えるのすら難しいかもしれない。

7位:「August Rush」<ファンタジードラマ>
【監督】Kirsten Sheridan(有名な監督作品はない)
【主演】フレディ・ハイモア、ケリー・ラッセル(「ウェイトレス」)、ロビン・ウィリアムズ
【内容】音楽の才能がある天才(ハイモア)は、彼が生まれた時に別れた両親を見つけるようとしたところ、変なおじさん(ウィリアムズ)によって助けられる。
【アメリカ内の評価】 それほど悪くない
ヒットはしていなが、それほど悪い成績でもない。
地味な感動ストーリーであり、それほど製作費も掛かっていないだろう。
「The Nanny Diaries」及び「Nancy Drew」の26百万ドル辺りを超えるのが当面の目標か。

8位:「ノーカントリー」
コーエン兄弟の「ファーゴ」が25百万ドルなので、これは超えそうだ。
クローネンバーグ監督の「EASTERN PROMISES」も絶賛されていたが、この手のヴァイオレンス映画が賞賛される時期なのだろうか。

9位:「Bee Movie」<アニメ>
【監督】スティーヴ・ヒックナー(「プリンスオブエジプト」)、Simon J. Smith
【主演】Jerry Seinfeld、レニー・ゼルウィガー、マシュー・ブロデリック、クリス・ロック
【内容】蜂蜜を作るという孤独な作業に幻滅したミツバチは、ハチの巣の外の世界に飛び出していき、人間が蜂蜜を食べることに気付いた彼は人間に訴訟を起こす。
【アメリカ内の評価】 それほど悪くはない
【公開前興行収入予想】7~8千万ドル
甘く見ていたが、製作費が1億5千万ドル掛かっている超大作アニメ。
ドリームワークス製作の主な作品は以下の通り(「シュレック」を除く)。
06年「FLUSHED AWAY」64百万ドル
06年「森のリトルギャング」155百万ドル
05年「ウォレスとグルミット」56百万ドル
05年「マダガスカル」194百万ドル
04年「シャーク・テイル」161百万ドル
「Bee Movie」の現在の興行収入は、118百万ドルとなっている。
大コケではなかったが、製作費の回収は困難な状況だ。

10位:「アメリカン・ギャングスター」<犯罪モノ・ヒューマンドラマ>
【監督】リドリー・スコット
【主演】デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウ
【内容】1970年代のハーレムが舞台。ヴェトナムから帰っている兵士の棺桶の中にヘロインを隠して、帝国を造っていたデンゼル・ワシントンと刑事のラッセル・クロウとの死闘を描く。
【アメリカ内の評価】 かなり高い
【公開前興行収入予想】 1億ドル~1億1千万ドル
本年度のアカデミー賞作品賞候補との呼び声が高い作品。
「ディパーテッド」のトータル132百万ドルを超えるのが目標だが、現在122百万ドルとなっており、なんとか超えてきそうだ。
「ディパーテッド」の5週目終了時点では102百万ドルだったのだが、アカデミー賞最有力という評価から、粘りに粘ったのだろう。
制作費1億ドルも回収しており、興行面でも評価面でも成功した映画だ。


次週ランキング入りすると思われるのは、以下の作品。
「ライラの冒険 黄金の羅針盤」<ファンタジー>(公開規模3000館程度)
【監督】クリス・ウェイツ(「アバウト・ア・ボーイ(02)」)
【主演】ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ、ダコタ・ブルー・リチャーズ(子役)
【内容】謎の組織に誘拐された親友を探すために、北欧に旅立つライラを描く。
【アメリカ内の評価】 不明
【公開前興行収入予想】 2億1千~3千万ドル
食傷気味のためか、最近はあまり稼ぐことができなくなってきたファンタジー作品であるが、本作品は知名度が高く、有名キャストも多数クレジットされているので相当稼げると思われる。
ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ主演の「インベージョン」が15百万ドルと大コケしたのは気にしないでいいだろう。

監督の最近の実績が「アバウト・ア・ボーイ」の42百万ドルと足りない気がするが、「アメリカンパイ」で103百万ドル稼ぎ出した実績があり、杞憂に終わるのではないか。
「ロードオブザリング」「ハリポタ」「ナルニア」には敵わないが、これらに匹敵する成績を収めるだろう。
今年の「ハリポタ」が292百万ドル、「ナルニア」が292百万ドル、今年公開されたファンタジー作品「Bridge to Terabithia」が82百万ドルとなっている。
「ナルニア」の8割程度、「Bridge to Terabithia」の2.5倍程度考えれば、2億1千~3千万ドルというところか。

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『ベオウルフ』レビュー 【映画】

◆評  価    8.0点
◆おススメ度   A(この技術は必見)

本作をどのようにジャンル分けしていいか分からないが、一応CGアニメというべきなのだろうか。
ゼメキス監督が以前手掛けた「ポーラーエキスプレス」ではまだ違和感があったが、もはや実写とアニメの境界線が消えたといっていい作品だ。

ストーリーに深みはないが、視覚面だけで大いに楽しませてくれる。
個人的には、十分満足できる映画だ。

細部の作りこみにも熱意が込められている。
火葬の際に仲間の兵士が泣いていたり、ベオウルフとマルコヴィッチが論争をしている際にホプキンスが寝ていたりと、なかなか芸が細かい。

足りないのは以下の二点だろうか。
①「本当の強さ」「真の英雄とは」という視点
②“親子対決”という視点

①肉体的な強さだけが英雄の条件ではない。様々な「誘惑」を断ち切る精神的な強さも真の英雄には求められるという点が少々物足りない気がする。
「自分ははるか昔に死んでいる」「悪夢に数十年間うなされる」等、ベオウルフの長年の苦悩が描かれているが不十分である。
アンジェリーナ・ジョリーとの“契約”の際に、“地位”や“富”を選ぶのか、“英雄としての名誉”を選ぶのかというベオウルフの葛藤をもっと加えると、「真の英雄とは何か」というテーマに深みが増したと思う。

②ホプキンスの息子は決して、ホプキンスに攻撃を加えなかった。また、自分の息子が死んだ際のホプキンスの表情には少々悲しみも窺われた。
ベオウルフ親子の戦いのラストには、二人はやはり親子だったという点が描かれているが、バトルの際にもそういった視点を盛り込んでもよかったのではないか。
ドラゴンには心がないのかもしれないが、ベオウルフには心があったはずである。
戦いながら、自分の息子だと分かっていたはずである。
自分の犯した過ちを悔いながら、己に課した呪縛を解こうという彼の決断の重さが少々足りなかったと思う。

テーマ:ベオウルフ 呪われし勇者 - ジャンル:映画

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