ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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『ゴールデンスランバー』レビュー

◆評  価   7.0点
◆おススメ度  B+(原作が面白いらしいので、ストーリーは面白い)

原作は未読。伊坂作品のいかなる作品の1ページも読んだことはない。
ただ、原作は面白いとは聞いており、ストーリーは面白いと言わざるを得ない。
また、特徴のあるキャラクターが多数おり、それぞれが活きたキャラクターとなっている点も評価したい。
原作の面白みを完全に引き出せたのかどうかは分からないが、小細工抜きにして仕上げているのではないかという想像ができるような作品。
しかし、本作中にあるような「たいへんよくできました」という評価はしにくく、「よくがんばりました」というところか。

冒頭の首相暗殺及び警官の突然発砲からグイグイストーリーに引き込まされるが、肝心の終盤に従い、だんだんと失速していったような気がする。
抜群のスタートダッシュを決めたが、終盤にバテたというようなイメージ。
いつ捕まってもおかしくない、いつ殺されてもおかしくないという緊張感や、這いつくばっても逃げてやるという気迫、真相はいったい何なんだというような不気味さが若干薄れており、少々ヌルい空気感も漂っていたところがマイナスというところか(監督のテイストなのでこの点を評価する者もいるとは思うが)。
勝利をするためのもう一粘り、もう一伸びが本作には欠けていたのではないか。

伊坂作品は読んだことはないが、伊坂原作作品はほとんど観ている。
やや現実離れした部分に関しては許容できるような状態だったので、スムーズに入っていけたのはよかった。
伊坂作品を知らない人に対しても、本作のリアリティと非リアリティのバランスはそれほど問題なく感じられるのではないか。
訳の分からないキャラクターの登場や訳の分からない展開になっても、クエスチョンマークが付くようなことにはならず、あれはあれで比較的良い味付けになったと思われる。

本作にとって必要不可欠なものは“大学時代のサークルの回想シーン”だが、そのウエイトがやや重すぎたかもしれない。
伊坂・中村による再タッグのため、青春映画風テイストの方に近づけるのは分かるが、今回はそれほど大きくそっちサイドに近づけなくてもいいかなというところはある。
一方をきちんと描こうとすれば、他方が疎かになるような結果になり、二兎を追うもの一兎も得ずという結果になりかねない。
もちろん、青柳の一人のチカラで逃げ切れるわけではなくて、3人の助けや彼を“信頼”してくれた者たちのおかげである。
“花火”“壊れかけのクルマ”“大外刈り”といった青春時代の思い出によって彼は救われる結果になり、それらを有効に描くためには“大学時代のサークルの回想シーン”をじっくり描き込む必要があるという流れは分かる。
時間を掛けて、“大学時代のサークルの回想シーン”を一生懸命に描いているが、結局のところ現代版に対する“伏線”に用いられているだけのような気がしてならない。
そのようなことをぐだぐだと描くよりも、4人が繋いで渡したビートルズの“ゴールデンスランバー”が入ったI-podというキーアイテムが彼の命を救ったということをもっと印象的に描いた方がよかったような気がする。
ビートルズの“ゴールデンスランバー”という曲が4人にとっての“絆”のような存在ならば、その“絆”が深く響くように端的な仕上がりにした方がよいか。
“友情”を描いておきながら、“友情”がガチッと描かれた仕上がりにできていないところがもったいない。
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テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

『かいじゅうたちのいるところ』レビュー

◆評  価   7.0点
◆おススメ度  B+(分かる人には分かると思う)

原作未読。今まで見たことも聞いたこともなかった。
単純な面白みは得られないが、独特な世界観を構築するとともに、様々な感情を喚起させられ、映画としてはそれほど悪くはなかったと思われる。
色々な遊びを考えながら、永遠に遊んでいたいと願っていた子ども時代を思い出し、少しノスタルジックな気持ちにさせられる。
また、映画館を出た後の空気に少し違和感を覚えさせられた。
やっぱり、また“現実”という荒波の中で、もがくしかないのかなというような、物悲しい気持ちにさせる作品。
マックスでさえも何かに気付いたのだから、そろそろ自分も“現実”に気付いた方がいいのかもしれない。

この世の中に誰もが皆幸せになれる世界や、自分が思い描いたような理想郷のようなものは存在しない。
自分は王様でなければ、魔法使いでもなければ、ガンダムのパイロットでもなく、ドラえもんも助けてくれなければ、魔法使いに騙されたお姫様も白馬に乗った王子様も現れないのである。
“現実”では、友達たちとの楽しかった関係が永続することはなく、ある程度の人間が集まればいざこざや不協和音が生じるということは避けられない。
ぶち壊されたり、ぶち壊したり、自然に消滅したりという形で関係は消えていく。
そういったことを経て何かを失って、また“孤独の耐え方”や“社会のルール”といった何かを得て、我々はつまらない人間になって変わっていくしかない。
それが大人や社会人になることという“現実”を改めて認識させられてしまった。
“映画”という現実逃避の手段を用いておきながら、過酷な“現実”を認識させられることはちょっと厳しい気持ちにさせられるが、それもまた“映画”の役割だろうか。

しかし、過酷な“現実”だけではなくて、本作には普遍的なことも描かれている。
どんなに傷ついても、どんなに傷つけることがあっても、友達たちと遊んだ楽しい思い出は消えることはない。
つまらなそうにしていたあの不気味なかいじゅうの一言が心に残った。
また、社会でどんなに傷ついても、“家族”という帰る場所があることも描かれている。
友達との関係とは異なり、親子の関係は壊そうとしても壊れずに永続していく。
母親も姉も自分には構ってくれなかったが、永遠に突き放すことはないのである。

夢オチや妄想といった次元の話が展開されなかったことも評価。
あれはあれで一つの現実なのだろう。
もっとも現実であろうと、虚構であろうと、そんなことはどうでもいい話だが。

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国内映画興行収入ランキング(1月4週目その3)

1位:「アバター」(20世紀フォックス)<5週目>
【公開前個人予想】 60.0億円
【現時点での興行収入予想】 100.0億円
【公開規模】 761スクリーン
トータルでは70.0億円(7,002,972,230円)となっている。
1週間の伸びは10.7億円弱だろうか。
まさかここまで話題になるとは思わなかった。

ジェームズ・キャメロン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆86年公開「エイリアン2」配給収入12億円
☆91年公開「ターミネーター2」配給収入57.5億円
☆94年公開「トゥルーライズ」配給収入35億円
☆97年公開「タイタニック」トータル262億円
配給収入は興行収入の半分程度となる。
公開前には『恐らく「タイタニック」「ターミネーター2」ほどのムーブメントは起きないだろう』と予想したが、キャメロンをなめすぎていたようだ。

興行収入100億円前後の作品は以下のとおり。
☆05年「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」トータル110.0億円
先16.9→36.2→49.8→59.1→69.5→不明→95.5
☆07年「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」トータル109.0億円
金19.4→44.0→61.4→74.5→83.7→90.9→96.2
☆06年「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」トータル100.2億円
先19.2→37.5→52.2→63.7→78.8→86.5→90.6
☆07年「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」トータル94.0億円
先22.8→39.1→52.3→63.1→79.2→82.4→87.0
☆05年「スター・ウォーズEPⅢ」トータル91.7億円
先21.2→40.7→49.8→58.7→65.8→73.3→80.5
☆06年「ダ・ヴィンチ・コード」トータル90.5億円
OP12.8→36.0→51.8→62.6→70.3→76.1→80.7
☆09年「ハリー・ポッターと謎のプリンス」トータル80.0億円
6日22.1→35.0→47.5→55.9→66.7→71.6
☆09年「アバター」
不明→月35.0→祝49.9→59.3→70.0
本作は正月映画ではあるが、他の映画も正月や先行分があるので、そのまま対比してみたい。
これらとの対比で考えると、「アバター」の興行収入は83.1~110.8億円となる。
1週間の伸びが10億円という現状を踏まえると、減少率が3割程度と考えても、少なくとも20億円以上の上乗せは可能だろう。
当面は100億円突破が目標となりそうだ。
ロング公開をして、なんとか乗せるところがフィニッシュラインだろうか。
「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」トータル100.2億円がライバルとなりそうだ。


5位:「サヨナライツカ」(アスミック)<1週目>
【公開前個人予想】 3億円前後
【配給会社期待値】 10億円を視野
【現時点での興行収入予想】 7.0億円
【公開規模】 180スクリーン
1.3億円(132,115,000円)のオープニングを飾った。
先週『イメージ的にはトータル3億円前後、オープニング5千万円というところか』と書いたが、大きくズレた。
高いオープニングは中山美穂と中島美嘉による大量の番宣効果だろうか。
「中山美穂ファン以外の誰が見るんだ」と思ったが、女性客から支持が高くなるということをすっかり忘れていた。
初日はほぼ満席状態だったという情報もあるが、ロングセールスタイプではなくて、初動タイプとなるのではないか。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「感染列島」トータル19億円見込み(オープニング3.0億円)
☆「誰も守ってくれない」トータル6億円見込み(オープニング1.1億円)
<2008>
☆「銀色のシーズン」トータル10.4億円(オープニング3日2.8億円)
☆「陰日向に咲く」トータル19.5億円(オープニング2.4億円)
☆「母べえ」トータル21.2億円(オープニング1.6億円)
「陰日向に咲く」「母べえ」以外との対比で考えると、「サヨナライツカ」の興行収入は6.8~8.2億円となる。
当面は7億円程度が落ち着きどころか。

「サヨナライツカ」1.3億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ジェネラル・ルージュの凱旋」1.5億円(トータル9.0億円)
☆「相棒シリーズ鑑識・米沢守の事件簿」1.4億円(トータル7.0億円)
☆「火天の城」1.3億円(トータル8億円見込み)
<2008>
☆「ハンサム★スーツ」1.5億円(トータル8.6億円)
☆「イキガミ」1.3億円(トータル8.0億円)
これらとの対比で考えると、「サヨナライツカ」の興行収入は6.5~8.0億円となる。
やはり、「サヨナライツカ」の興行収入は当面は7億円程度が落ち着きどころと考えたい。
同性に支えられる女優や女性の支持が高そうな作品をもっと見極めたいところ。


8位:「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」(東宝・フジテレビ)<6週目>
【公開前個人予想】 80.0億円
【配給会社期待値】 40.0億円
【現時点での興行収入予想】 オープニング時の予想37~38億円
【公開規模】 409スクリーン
トータルでは、35.0億円半ば(3,505,938,500円)となっている。
1週間の伸びは2.4億円弱だろうか。
40億円突破は厳しそうであり、オープニング時の予想37~38億円が落ち着きどころとなりそうだ。
40億円近く稼いでコケたというのは可哀相だが、「ROOKIES-卒業-」「花より男子F」といった作品と同様のものを期待していたので失望感は生じてしまう。
ドラマから約3年の時を経ており、タイミングが遅かったのだろうか。
逆に飢餓感や期待感が熟成されるということもあると思っていたのだが。
このままでは4月に公開される“後編”に対しても影響が出そうだ。

近年公開されたドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆09年「ROOKIES-卒業-」トータル84.2億円(視聴率14.8%)
12.3→33.3→48.6→60.2→67.8→73.0→76.5
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝込34.0→祝込48.4→57.4→祝込66.6→70.5→73.8
☆08年「花より男子F」トータル77.5億円(視聴率05年19.7%、07年21.7%)
10.1→26.2→37.9→祝込48.5→54.5→60.3→64.6
☆06年「LIMIT OF LOVE/海猿」トータル71.0億円(視聴率13.1%)
09.7→23.5→35.5→45.1→52.8→58.3→62.5
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
05.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆07年「西遊記」トータル43.7億円(視聴率22.8%)
祝3日7.9(5.2)→13.1→19.3→25.1→30.0→36.3→39.3
☆09年「ごくせん THE MOVIE」トータル34.8億円(視聴率22.6%)
04.9→祝込13.1→17.5→22.5→26.0→30.2→32.4
☆09年「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」
03.9→不明→22.1→祝29.9→32.7→35.1億円→
「ごくせん THE MOVIE」はなんとか超えた。
正月があったので、これらの7週目との対比で考えると、「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」の興行収入は37.7~42.1億円となる。
もはや勢いは感じられないので、やはり37~38億円が落ち着きどころか。

「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」35.1億円と同程度の7週目興行収入作品は以下のとおり(正月映画のため1週上乗せ)。
<2009>
☆「アマルフィ 女神の報酬」33.0億円(トータル36.4億円)
☆「ごくせん THE MOVIE」32.4億円(トータル34.8億円)
<2008>
☆「20世紀少年」祝込36.6億円(トータル39.5億円)
☆「ザ・マジックアワー」祝込35.5億円(トータル39.2億円)
これらとの対比で考えると、「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」の興行収入は37.7~38.8億円となる。
オープニングに予想したとおり、「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」の興行収入は37~38億円という予想にしたい。
80億円程度の大爆発を起こすという公開前の予想は大きくズレたが、オープニング時のヨミが当たったことでなんとか挽回したか。

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国内映画興行収入ランキング(1月4週目その2)

3位:「サロゲート」(ディズニー)<1週目>
【公開前個人予想】 9.0億円
【現時点での興行収入予想】 7.0億円
【公開規模】 319スクリーン
金曜日からの3日間で1.7億円(174,361,080円)のオープニングを飾った。
先週『金曜日からのオープニング3日間は2.2~2.3億円、土日は1.8億円だろうか』と書いたので、予想よりも低かった。
ブルース・ウィリスの現在の人気は思ったよりも低いということか。
土日2日の数字は不明なので、とりあえず1.4億円程度と考えて検討したい。

ブルース・ウィリス出演作の主な興行収入は以下のとおり。
☆05年公開「ホステージ」不明(4~5億円程度か)
OP1.0→2.6→
☆07年公開「16ブロック」不明(3億円程度か)
OP0.7→1.9→
☆07年公開「ラッキーナンバー7」不明(4~5億円程度か)
OP1.0→2.4→3.1
☆07年公開「ダイ・ハード4.0」トータル39.1億円
先8.9→18.0→26.0→30.0→33.4
☆09年公開「サロゲート」
金3日1.7億円→
「ダイ・ハード4.0」以外の作品の興行収入を上回りそうだ。
「ホステージ」「ラッキーナンバー7」が5億円程度と想定し、これらとの対比で考えると、「サロゲート」の興行収入は7億円程度となる。

参考になりそうな作品の興行収入は以下のとおり。
☆02年公開「マイノリティ・リポート」トータル52.4億円
☆04年公開「アイ,ロボット」トータル37.5億円
☆05年公開「アイランド」トータル13.6億円
OP2.0→5.6→8.2→10.5→12.6
☆06年公開「トゥモロー・ワールド」トータル10.0億円
OP1.6→3.0→4.1
☆08年「イーグル・アイ」トータル12.2億円
OP2.5→06.4→10.0→11.6
☆09年「ターミネーター4」トータル33.1億円
先10.2(OP5.9)→18.9→24.0→27.8→30.1
☆09年公開「サロゲート」
金3日1.7億円→
これらとの対比で考えると、「サロゲート」の興行収入は6.8~9.5億円程度となる。
やはり、稼げても7億円程度だろうか。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「チェ/28歳の革命」トータル8億円見込み(オープニング1.4億円)
☆「007/慰めの報酬」トータル20億円見込み(オープニング先行除く3.1億円)
☆「レボリューショナリー・ロード」トータル3億円後半見込み(オープニング0.8億円)
<2008>
☆「EARTH」トータル24.0億円(オープニング3日5.5億円)
☆「スウィーニー・トッド」トータル20.5億円(オープニング4.0億円)
☆「Mr.ビーン」トータル4.5億円(オープニング1.1億円)
これらとの対比で考えると、「サロゲート」の興行収入は5.7~10.0億円程度となる。
ロングセールスにもならず、極端な初動タイプでもないだろう。

「サロゲート」金1.7億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「スター・トレック」金1.9億円(トータル6億円見込み)
☆「オーストラリア」1.4億円(トータル6億円見込み)
<2008>
☆「バンテージ・ポイント」1.5億円(トータル8.5億円)
☆「ドラゴン・キングダム」1.5億円(トータル7.1億円)
☆「大いなる陰謀」金1.5億円(トータル6.2億円)
これらとの対比で考えると、「サロゲート」の興行収入は5.4~7.9億円程度となる。
7億円突破は若干厳しいラインかもしれない。
ただ、上映時間の短い映画であり、回転率もよく、アクション・サスペンス系作品であり、気楽に見られるという強みを考慮して、「サロゲート」の興行収入は7億円と予想したい。


4位:「Dr.パルナサスの鏡」(ショウゲート)<1週目>
【公開前個人予想】 10.0億円
【現時点での興行収入予想】 6.0億円
【公開規模】 233スクリーン
1.5億円程度のオープニングを飾ったようだ(29日追記:実際には1.3億円程度とのこと)。
先週『オープニングは2.4億円程度だろうか。やや初動タイプになると思われる』と書いたが、大きくズレた。
テリー・ギリアム作品なので一般向けとは思えない作品なのは分かるが、話題性やジョニー・デップの人気を踏まえると、もっと稼いでも不思議ではないと思うが。

参考になりそうな作品が見当たらない。
とりあえず出演者・監督の作品やティム・バートン監督作品が参考になるだろうか。
☆00年公開「スリーピー・ホロウ」トータル19.0億円
☆05年公開「ブラザーズ・グリム」トータル11.5億円
OP3.3→6.3→8.2→10.1→11.6
☆05年公開「コープス・ブライド」トータル10.0億円
OP1.8→4.5
☆07年公開「スウィーニー・トッド」トータル20.5億円
OP4.0→9.6→14.0→16.6→18.4→19.4
☆08年公開「ダークナイト」トータル16.0億円
先3.3→9.4→12.1→13.7→14.8→15.3→15.6
☆09年公開「Dr.パルナサスの鏡」
OP1.5億円→
主要作品との対比で考えると、「Dr.パルナサスの鏡」の興行収入は5.2~8.3億円となる。
『話題性もあり、豪華俳優陣という効果もあり、10億円に近いラインまで乗るのではないか』と予想したが、ムリのようだ。
6億円程度が落ち着きどころか。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「チェ/28歳の革命」トータル8億円見込み(オープニング1.4億円)
☆「007/慰めの報酬」トータル20億円見込み(オープニング先行除く3.1億円)
☆「レボリューショナリー・ロード」トータル3億円後半見込み(オープニング0.8億円)
<2008>
☆「EARTH」トータル24.0億円(オープニング3日5.5億円)
☆「スウィーニー・トッド」トータル20.5億円(オープニング4.0億円)
☆「Mr.ビーン」トータル4.5億円(オープニング1.1億円)
これらとの対比で考えると、「Dr.パルナサスの鏡」の興行収入は6.1~9.7億円となる。
比較的初動タイプと思われるので、6億円程度となるだろうか。

「Dr.パルナサスの鏡」1.5億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「スター・トレック」金1.9億円(トータル6億円見込み)
☆「オーストラリア」1.4億円(トータル6億円見込み)
<2008>
☆「バンテージ・ポイント」1.5億円(トータル8.5億円)
☆「ドラゴン・キングダム」1.5億円(トータル7.1億円)
☆「大いなる陰謀」金1.5億円(トータル6.2億円)
これらとの対比で考えると、「Dr.パルナサスの鏡」の興行収入は6.0~8.5億円となる。
やはり、「Dr.パルナサスの鏡」の興行収入は6億円と予想したい。
話題性や主演男優の豪華さだけでは、観客は集まらないようだ。
ただ、テリー・ギリアム作品にはクセがあり一般受けしにくいのは分かるが、この程度とは思わなかった。


9位:「BANDAGE バンデイジ」(東宝・日本テレビ)<2週目>
【公開前個人予想】 4.5億円
【現時点での興行収入予想】 5.0億円
【公開規模】 214スクリーン
トータルでは2.9億円半ば(295,930,600円)となっている。
コケるのは分かりきっていることである。
致死レベルのコケになるのではないかという危惧があったので、意外と頑張っているなという印象。

以下のようなジャニーズの先輩がいるので、落ち込む必要はない。
☆08年「銀幕版 スシ王子!」トータル3.7億円
OP0.8→1.7→2.6→3.2→3.4
☆09年「ヘブンズ・ドア」(※長瀬主演)トータル不明
OP0.4→
☆09年「アイ・カム・ウィズ・レイン」トータル3億円台見込み
OP0.6→1.9→2.6→3.0
☆10年「BANDAGE バンデイジ」
OP1.3→3.0億円→
これらと比較すれば優秀だ。
「銀幕版 スシ王子!」との対比で考えると、「BANDAGE バンデイジ」の興行収入は6.5億円となる。
当面は5億円に乗せることが目標となりそうだ。

また、以下のような作品と比較してもまだ分がある。
☆09年「TAJOMARU」
OP0.7→2.1→3.5→4.3
☆09年「おっぱいバレー」トータル5億円見込み
OP0.8→2.1→3.2→4.5→4.9
☆09年「しんぼる」
OP1.0→2.5→3.9→4.5
☆09年「真夏のオリオン」
OP1.1→3.0→4.1→4.9
☆10年「BANDAGE バンデイジ」
OP1.3→3.0億円→
冒頭の「意外と頑張っている発言」の意味が分かると思う。
小栗旬の「TAJOMARU」、玉木宏の「真夏のオリオン」と同程度ならば、赤西仁だけを特別に責められないだろう。
これらを踏まえてみても、当面はやはり5億円が目標となりそうだ。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(1月5週目新作予想その2)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

○:「ラブリーボーン」(パラマウント)
<308館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【監督】 ピーター・ジャクソン
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ、「キング・コング」(トータル23.5億円)を手掛けている。
ジャンルが全く異なるので、これらのようなヒットにはならず、「キング・コング」はもちろん下回るだろう。
ただ、このビッグネームにどれだけの人が引き付けられるかが読めない要素。

【キャスティング】 シアーシャ・ローナン、マーク・ウォルバーグ、レイチェル・ワイズ
シアーシャ・ローナンは「つぐない」(トータル1.3億円程度)でオスカーノミネート経験があるが、日本では無名の存在。
マーク・ウォルバーグは「ディパーテッド」(トータル15.6億円)、「ハプニング」(トータル12.3億円)といった実績があるが、日本での人気は高くはなさそうだ。
レイチェル・ワイズは「ハムナプトラ」シリーズ、「ナイロビの蜂」(トータル6億円くらいか)、「コンスタンティン」(トータル27.2億円)といった実績があるが、こちらも名前だけで日本の観客を集められるほどではない。
稼ぐことができても、「ハプニング」(トータル12.3億円)程度というところか。

【題材】 「サスペンス」「ファンタジー」「小説の映画化」
ベストセラー小説の映画化というが、原作の知名度が高いとは思えず、大きな影響はないのではないか。

参考になりそうな作品は見当たらないが、強いていえば以下のような作品か。
ジャンルは無視して、不可思議なストーリーや新味のある題材を主にピックアップしてみた。
☆08年「ハプニング」トータル12.3億円
金3日2.8→7.0→9.4→11.4→12.1
☆08年「イーグル・アイ」トータル12.2億円
OP2.5→06.4→10.0→11.6
☆09年「ノウイング」トータル10億円見込み
金3日2.9→6.1→8.2→9.3
☆08年「バンテージ・ポイント」トータル8.5億円
OP1.5→4.1→5.8→6.9→7.6
☆09年「7つの贈り物」トータル8億円見込み
OP1.6→4.6→6.4→7.4→7.7
コケることがなければ、マックス12億円、ミニマム8億円というところか。

【予告編・TVCM】 量・多/デキ・普
題材的に仕方がないとはいえ、美輪明宏で押すのもいかがなものか。
内容的にも分かるようで分からない仕上り。
自分が見たヴァージョンは“ピーター・ジャクソン”の名前が一度も呼ばれないものもあった。
「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソンという名前による宣伝効果は高いと思うのだが。

【支持基盤・ターゲット】 「全般」「PJファン」
美輪明宏効果があれば、年配層も動員できるが、それほどの効果はないだろう。
家族連れで見るような作品でもなさそうだ。
主要な客層は20~30歳代のカップルということになろうか。
あとは、ピーター・ジャクソンというビッグネームにどれだけ人が集まるかというところか。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「チェ/28歳の革命」トータル8億円見込み(オープニング1.4億円)
☆「007/慰めの報酬」トータル20億円見込み(オープニング先行除く3.1億円)
☆「レボリューショナリー・ロード」トータル3億円後半見込み(オープニング0.8億円)
<2008>
☆「EARTH」トータル24.0億円(オープニング3日5.5億円)
☆「スウィーニー・トッド」トータル20.5億円(オープニング4.0億円)
☆「Mr.ビーン」トータル4.5億円(オープニング1.1億円)
「レボリューショナリー・ロード」のようなことにはならないと思うが。

【評価・予想】 9.5億円(オープニング3日2.3億円)
アメリカではそれほどヒットしない。
製作費65百万ドルに対して、現時点では31百万ドルしか稼げていない。
4千万ドル台でフィニッシュしそうであり、制作費を回収することはできないだろう。
ピーター・ジャクソンというビッグネームは評価しつつも、日本でも恐らく大ヒットはしないのではないか。
二桁は超えることができない程度の9.5億円程度という予想にしたい。
金曜日からのオープニング3日間は2.3億円程度か。


○:「ゴールデンスランバー」(東宝)
<307館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【監督】 中村義洋
「アヒルと鴨のコインロッカー」「フィッシュストーリー」を手掛けており、伊坂作品には最適な人物。
以下のような作品も手掛けており、サスペンス作品は得意か。
☆08年「チーム・バチスタの栄光」トータル15.6億円
祝込3日3.9→7.5→10.4→12.8→13.9→14.5→14.9
☆09年「ジェネラル・ルージュの凱旋」トータル9億円見込み
OP2日1.5→4.3→06.3→07.4→08.1→08.5
悪くて「ジェネラル・ルージュの凱旋」、良ければ「チーム・バチスタの栄光」程度稼げるだろう。

【キャスティング】 堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆
堺雅人は伊坂作品の「ラッシュライフ」に出演している。
堺雅人、竹内結子は「ジェネラル・ルージュの凱旋」でも共演しており、中村監督とも相性は悪くないのだろう。
ただ、堺雅人は「南極料理人」「クヒオ大佐」で主演をしているものの、大規模公開作品の主演としては初めてとなるのだろうか。
しかし、主演としての実績はなくても、これまでの実績・キャリアは十分であり、また作品自体の面白さに惹かれると思うので特に心配は要らないだろう。

【題材】 「小説の映画化」「サスペンス」
売れっ子小説家の伊坂幸太郎作品は多く映画化されているが、ヒット作には恵まれていない。
☆06年「陽気なギャングが地球を回す」データなし
OP0.4→1.0
☆07年「アヒルと鴨のコインロッカー」データなし
☆08年「Sweet Rain 死神の精度」トータル5.0億円(公開時規模266館)
OP0.8→2.5→3.7→4.4
☆08年「フィッシュストーリー」データなし
☆09年「重力ピエロ」
先1.0→2.1→2.9→3.4
「Sweet Rain 死神の精度」が最高の興行収入なのだろうか。
今回はこれを抜くのは確実といえる。
「重力ピエロ」の予想のときから言っているが、そろそろ伊坂幸太郎作品はヒットするだろう。
最低でも二桁を超えたいところ。

事件モノ・サスペンス系の興行収入は以下のとおり。
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円
03.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7→不明→26.3→26.5
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円
05.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1→祝込45.7→46.9
☆08年「相棒」トータル44.4億円
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7→42.2
☆08年「L change the WorLd」トータル31.0億円
OP05.7→14.6→19.9→24.3→26.8→28.5→29.7
☆08年「チーム・バチスタの栄光」トータル15.6億円
祝込3日3.9→7.5→10.4→12.8→13.9→14.5→14.9
☆09年「アマルフィ 女神の報酬」トータル36.4億円
祝込3日5.7→11.9→18.5→23.1→28.2→31.1→33.0→34.2
☆09年「ジェネラル・ルージュの凱旋」トータル9億円見込み
OP2日1.5→4.3→06.3→07.4→08.1→08.5
ドラマの映画化ではないので、大爆発はしないだろう。
主演の堺については一定の評価はできるが、爆発するほどの期待は掛けられない。
「チーム・バチスタの栄光」を超える程度か。

【予告編・TVCM】 量・多/デキ・良
冤罪事件による逃亡の先に何があるのかは気になる仕上りとなっている。
斉藤和義の音楽も合っている。

【支持基盤・ターゲット】 10代半ば~40代前半の男又は女・カップル
子どもやお年寄りは見ないとは思うが、比較的ターゲットは広いと思われる。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「感染列島」トータル19億円見込み(オープニング3.0億円)
☆「誰も守ってくれない」トータル6億円見込み(オープニング1.1億円)
<2008>
☆「銀色のシーズン」トータル10.4億円(オープニング3日2.8億円)
☆「陰日向に咲く」トータル19.5億円(オープニング2.4億円)
☆「母べえ」トータル21.2億円(オープニング1.6億円)
ハマれば、「感染列島」「陰日向に咲く」程度が期待できそうだ。

【評価・予想】 17.0億円(オープニング2.7億円)
題材的に面白みを感じられるので、そこそこヒットするという予想にしたい。
「チーム・バチスタの栄光」トータル15.6億円が基準となり、「感染列島」「陰日向に咲く」の19億円ラインがマックスラインか。
15億円以上、19億円以下というところが狙い目か。
ちょうど間をとって17億円という予想にしたい。
「チーム・バチスタの栄光」の2日間のオープニングが2.6億円、「感染列島」のオープニング3.0億円ということを踏まえると、オープニングは2.7億円というところか。


「スーパー戦隊祭 侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!」もランクインするだろうか。
去年のこの時期に公開された「劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー」がトータル3億円、オープニング8.6千万円なので、本作も3億円台、オープニングは8千万円前後か。

「パラノーマル・アクティビティ」はアメリカでは話題になったが、日本ではビッグヒットにはならないだろう。
ビッグヒットにはならないとは思うが、新味のホラーはそれなりには受けるはず。
こちらもトータル3億円台、オープニングは4~5千万円程度か。

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『サロゲート』レビュー

◆評  価   5.0点
◆おススメ度  B-(誰かに薦められるポイントがない)

素材は悪くないが、煮込み具合が足りず、全体的に中途半端な仕上り。
ディズニー映画らしく変にマジメっぽく説教臭いところは個人的には嫌いではないが、アクションとしても、サスペンスとしても、SFとしても物足りない。
科学技術の発達に伴う人間性の喪失、夫婦の絆の回復を描いたヒューマンドラマ的テイストが盛り込まれており、それがいい意味での裏切りとはなっているが、上手くハマったという印象がないところももったいない。
土台よりもメッセージの方が大きすぎて、バランスを欠いている。
サスペンスがメインの作品ではないにせよ、伝道師の正体、殺人事件の真相、両黒幕の存在などの見せ方があまりにも工夫がないのではないか。
ただ、ストレートに“事実”を伝えるだけというのはあまりにも無策。
例えば、伝道師が殺された際に、伝道師の正体をあの場面においてわざわざ見せる必要があっただろうか。
伝道師が殺されたと観客にミスリードさせておいて、博士の家に着いた際に再登場させてネタ晴らししてもよいはずだ。
刑事の相棒の女性についても乗っ取られたことをあからさまに見せるよりも、終盤まで観客に違和感を与えておいて、ラストにネタ晴らしすることで観客に驚きを与えることもできたはずだ。
事件の真相についても違和感が残る仕上りとなっている。特殊かつ貴重な銃を殺し屋に渡しておいて、依頼主がその殺し屋をきちんとフォローしないという展開が許されていいのか。

また、「サロゲートシステム=悪」という単純な図式についても違和感があるところ。
“痛み”を感じないように殻に閉じこもっているところに問題があるが、人間としての感情が奪われているわけではない。
生身の体になれば心の痛みに対して向き合えるかというのは分からず、擬似体だからこそお互いの気持ちに素直になれるということもあるはずだ。
ネットやメールの方が素直に自分をさらけ出せるということがあるだろう。
よくよく考えると、「サロゲートシステム」の恩恵を一番受けていたのは、ブルース・ウィリスが演じた男だったのではないかとも思える。
本気で妻と息子の死について向き合いたければ、初めから扉を蹴破って妻と話せばよいはずだ。
妻が「サロゲートシステム」に閉じこもったことによって、ブルースは子どもの死や傷ついた妻と向き合うことから逃げることができていた。
本作では、現実に向き合えない人類を救った英雄のような扱いをしているが、現実と向き合っていそうで、現実から目を背けていたのはブルース本人だったという気がしてならない。
だからこそ、ラストの決断に繋がったのだろうが。

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国内映画興行収入ランキング(1月5週目新作予想その1)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

×:「おとうと」(松竹・テレビ朝日)
<302館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【監督】 山田洋次
山田洋次監督作品の興行収入は以下の通り。
☆00年「十五才 学校Ⅳ」トータル10.5億円
☆02年「たそがれ清兵衛」トータル12億円(※02年分)
☆04年「隠し剣 鬼の爪」トータル9億円程度か
☆06年「武士の一分」トータル41.1億円
☆08年「母べえ」トータル21.2億円
OP1.6→6.4→祝込10.9→13.4→15.7→17.3→18.2
同じく吉永小百合主演の「母べえ」が参考になるだろう。
ただ、本作は現代劇なので、これを超えるのではないか。

【キャスティング】 吉永小百合、笑福亭鶴瓶、蒼井優、加瀬亮
吉永小百合主演の映画は以下の通り。
☆00年「長崎ぶらぶら節」トータル11.6億円
☆01年「千年の恋 ひかる源氏物語」トータル20.8億円
☆05年「北の零年」トータル27.0億円
OP2.5→7.8→12.0→15.1→18.2→20.3→22.2
☆08年「母べえ」トータル21.2億円
OP1.6→6.4→祝込10.9→13.4→15.7→17.3→18.2
☆08年「まぼろしの邪馬台国」トータル9.5億円
OP1.6→3.5→04.8→05.8→不明→07.2→07.7→
「まぼろしの邪馬台国」はやや低い結果に終わったが、20億円は堅そうだ。
「北の零年」以下、「母べえ」以上というところか。
ちょうど間の24~25億円辺りだろうか。

【題材】 「家族」
同じくヒューマンドラマ系の「おくりびと」のような大爆発することはないだろう。
なぜならば、本作は若い層が観ないからだ。
テーマは異なるが、以下のような作品がライバルとなるのではないか。
☆09年「劔岳 点の記」トータル25.8億円
先2.9→9.0→14.0→17.6→祝込20.3→21.6→23.1
☆08年「私は貝になりたい」トータル24.5億円
祝込3日4.1(2日2.6)→8.8→13.0→15.9→17.8→不明→21.0
☆09年「沈まぬ太陽」トータル26~27億円程度か
OP2.5→09.1→14.5→18.3→祝21.4→22.9→24.3→
やはり、24~25億円程度が狙い目だろうか。

【予告編・TVCM】 量・多/デキ・良
「山田洋次」「吉永小百合」「家族」という3つのキーワードだけでシンプルに構成している。
ターゲット層を踏まえると、ごちゃごちゃとストーリーを説明するのではなくて、シンプルに構成した方が受けるだろう。
よく分かっている作りだ。

【支持基盤・ターゲット】 「年配層」
ターゲットがしっかりとしており、きっちりと支えてくれるだろう。
20億円前後からブレることは考えにくい。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「感染列島」トータル19億円見込み(オープニング3.0億円)
☆「誰も守ってくれない」トータル6億円見込み(オープニング1.1億円)
<2008>
☆「銀色のシーズン」トータル10.4億円(オープニング3日2.8億円)
☆「陰日向に咲く」トータル19.5億円(オープニング2.4億円)
☆「母べえ」トータル21.2億円(オープニング1.6億円)
寒い時期に年配層が動くかという不安はあったが、「母べえ」と時期も同じであるので、不安は要らない。

【評価・予想】 24~25億円(オープニング2.4億円)
「母べえ」トータル21.2億円が参考になるのは間違いないだろう。
馴染みやすい現代劇ということを考えると、これを超えてきそうだ。
ただ、大爆発するまでには至らないと思うので、上述の分析どおり24~25億円という予想にしたい。
「母べえ」のオープニングは低かったが、本作はやや高めと考えて、2.4億円程度ではないだろうか。

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国内映画興行収入ランキング(1月4週目その1)

2位:「オーシャンズ」(GAGA)<1週目>
【公開前個人予想】 12.5億円
【現時点での興行収入予想】 19~20億円
【配給会社期待値】 「EARTH」トータル24.0億円超え
土日で3.4億円弱(338,413,400円)のオープニングを飾った。
金曜日を含めると3億9200万円となる。
先週『金曜日からのオープニング3日間は2.5億円、土日は2.0億円だろうか』と書いたので、予想以上に爆発している。
自分も観ているので、こんなことを言うのは変だが、ただのドキュメンタリーがこれほどの人気が出るのが分からない。
ECOブームや温暖化対策ということもあるので、そういう趣旨からも注目されているのだろうか。

自然・生物・宇宙を扱ったドキュメンタリー作品の興行収入は以下のとおり。
☆04年公開「ディープ・ブルー」トータル11.0億円
☆06年公開「皇帝ペンギン」トータル10.0億円
☆08年公開「EARTH」トータル24.0億円
祝込3日5.5(2日3.6)→祝10.2→13.6→16.5→祝19.6→21.0
☆09年公開「宇宙(そら)へ。」トータル1億円程度か
☆10年公開「オーシャンズ」
OP2日3.4億円→
「EARTH」の土日比で98%と報じられているので、上述の2日3.6億円という数字はやや高いかもしれない。
この数字では「EARTH」対比94%になる。
「EARTH」のオープニングは祝日込みの数字しか発表されず、土日2日だけの正確な数字は分からないこともあった。
海外のサイトの数字も利用しているため、こういうズレはよくあるケース。
ネットで拾える情報には限界があり、細かいズレは気にしても仕方がない。
「EARTH」対比では「オーシャンズ」の興行収入は22.7億円となる。
当面は20億円超えが目標となるが、「EARTH」とは異なり、やや初動タイプの疑いが強い。
ドキュメンタリー作品には老若男女、カップル、家族連れを問わないという強みはあるので、極端なものではないだろうが。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「チェ/28歳の革命」トータル8億円見込み(オープニング1.4億円)
☆「007/慰めの報酬」トータル20億円見込み(オープニング先行除く3.1億円)
☆「レボリューショナリー・ロード」トータル3億円後半見込み(オープニング0.8億円)
<2008>
☆「EARTH」トータル24.0億円(オープニング3日5.5億円)
☆「スウィーニー・トッド」トータル20.5億円(オープニング4.0億円)
☆「Mr.ビーン」トータル4.5億円(オープニング1.1億円)
これらとの対比では「オーシャンズ」の興行収入は13.9~22.7億円となる。
20億円突破は安泰とはいえず、現時点では10億円台の後半というところではないか。

「オーシャンズ」3.4億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「マンマ・ミーア!」土日のみで3.5億円(トータル26.8億円)
☆「ベンジャミン・バトン」3.2億円(トータル24.0億円)
☆「カイジ人生逆転ゲーム」土日のみで3.6億円(トータル20億円超)
☆「感染列島」3.0億円(トータル19.0億円)
<2008>
☆「EARTH」土日のみ3.6億円(トータル24.0億円)
☆「スウィーニー・トッド」4.0億円(トータル20.5億円)
☆「デトロイト・メタル・シティ」3.5億円(トータル23.4億円)
これらとの対比では「オーシャンズ」の興行収入は17.4~26.0億円となる。
「オーシャンズ」のオープニングは20億円突破が余裕で可能なラインだが、やや初動タイプと踏んで、「オーシャンズ」の興行収入は19~20億円という予想にしたい。
ドキュメンタリーは本来ロングセールス系になると思われるが、本作は例外ではないか。

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「アバター」が「タイタニック」を抜き、世界第一位の興行収入へ

「アバター」の興行収入は既に18億ドルを突破しており、「タイタニック」の全世界興行収入18.43億ドルを抜きそうだ。
なお、第3位は「ロード・オブ・ザ・リング:王の帰還」の11.19億ドル、第4位は「パイレーツ・オブ・カリビアン:デッドマンズ・チェスト」の10.66億ドルとなっている。
1位と2位が突出しており、さらに両作ともに同じ監督及びスタジオということが驚きといえる。
それだけ、ジェームズ・キャメロンの作品には人を惹き付ける魅力があり、彼の能力・才能がそれだけ高いということだろう。
「タイタニック」の際には潰れるとまで言われた20世紀フォックスだが、あのときにキャメロンとともに心中する覚悟を決めたことが大きな財産となったようだ。
ビジネスは何が起きるか分からないものだ。

「タイタニック」の全世界興行収入を抜きそうなので、注目は全米における「タイタニック」の興行収入6.01億ドルを超えることができるかとなる。
15週連続1位という輝かしい結果を残しており2度と塗り替えることができないと言われた「タイタニック」の記録をまさか塗り替える作品が登場するとは信じがたいものだ。

「アバター」の興行収入は現在5.53億ドルと推測されている。
あと5千万ドル程度なので、抜くのは時間の問題だろうか。
全米3位が「ダークナイト」の5.3億ドル、4位は「スター・ウォーズ」の4.6億ドルなので、やはり「タイタニック」「アバター」が突出していることが分かる。
3D単価による上昇があるにせよ、「アバター」という作品とこれを生み出したジェームズ・キャメロンという存在には驚かされる。

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『オーシャンズ』レビュー

◆評  価   6.0点
◆おススメ度  B-(NHKやBSでやっているのを見た方がいいかもしれない)

興味を惹かれる映像や、迫力のある自然の驚異的な映像には確かに圧倒される。
我々が知っていると思っている“海”という存在の新たな一面を垣間見ることができる。
ただ、映画としては面白みに欠ける作品。
ドキュメンタリーなので面白みに欠けるのは仕方ないとはいえるが、既存のドキュメンタリーの枠からは飛び出している訳ではなく全体的に単調な仕上がり。
前半は新鮮さがあるため画面に集中できるが、後半に進むと慣れてきて飽きてくるところもある。
休日に観たため睡魔には一切襲われなかったが、仕事帰りの平日に観たら寝てしまうかもしれない。

驚異的なシーンだけで構成して観客に驚きを与えるのではなくて、『食物連鎖』『自然と自然との共生』『自然の驚異』『人類の過ち』『南極と北極』といったテーマが見えるような仕組みで構成している。
こういった作りには好感を持てたが、全体的に“サプライズ”感が乏しい。
多くのシーンは脳裏には焼きついたが、「シャコが結構強い」ということがインパクトの残るデキでは物足りないのではないか。

また、「アース」ならば人類が登場してきてもおかしくはないが、「オーシャンズ」で人類が登場するのはやや違和感あり。
乱獲という問題はあったにせよ、広大な海洋において人類が影響を与えられるほど、人類の能力はそれほど高くないのではないか(衛星からの写真によって川による海洋への汚染の影響はあったが、どういった影響が実際にあるかは不明)。
多くの海洋生物は確かに滅んだかもしれないが、それは自然の摂理であって、果たして人類の責任といえるかは分からない。
人類の影響を描くにするのならば、もっともっとエゲツナイ映像も用いてもらわないと観客に訴えるチカラには欠ける。
網に掛かった魚たち、ヒレだけを切られて投げ捨てられるサメ(実際にはロボットサメ)、海に捨てられたショッピングカート程度では手ぬるいと言わざるを得ない。
本作を観た者に本気で“海”のことを考えてもらいたいという気迫がない。
そもそも何をして欲しいというメッセージがないので、観客は混乱しそうだ。
ストレートに『自然を大切にしましょう』ということを大きな声で発することは大事なことかもしれないが、“映画”ならではのスマートな伝え方というものがあるのではないか。
子ども達に対するメッセージなのでストレートに伝えたいのかもしれないが、やはりこの辺りはもう一工夫して欲しいところ。
もっとも海がダメになる前に、人類が先にダメになるだろう。

宮沢りえのナレーションは良くもなければ、悪くもない。
映像の邪魔をしているという印象はなかったので、その辺りには不安はいらない。

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『(500)日のサマー』レビュー

◆評  価   9.0点
◆おススメ度  A(男性ならば特に、女性でも共感を得られるはず)

監督のマーク・ウェブは「スパイダーマン」の新シリーズの監督に抜擢されるだけのことはある。
既存のルールや公式には従わずに、自由自在・変幻自在に演出を試みて、自らの豊かな才能を発揮させている。
いったり来たりと目まぐるしいのは男女の関係でもよくあることであり、カレンダーどおりにストーリーを展開させない演出は上手い。

ストーリーは多くの人が経験あるような事柄が描かれており、共感を得られることだろう。
なんだかんだで最後は二人が結ばれるというような“カード”の偽善的な言葉のような結果にはならず、“現実”がきちんと描かれているのは評価したいところ。
自分の中ではこれこそ最高のハッピーエンドだった。
自分も若かりし頃に一目見ただけで“運命の女性”だと信じて、無謀とも思える戦いを挑んだことがあったのを思い出した。
二人で食事をしたり、映画を見たり、ドライブしたり、旅行したりできるまで関係を膨らませることはできるけど、どうしても“友達”という一線を相手は超えさせようとはさせなかった。
もはや相手の顔すら覚えだせないほど昔の記憶だが、自分がいくら努力しても人の気持ちを変えることはできないという自分の無力感・限界ということを思い知って、自分のことや世の中・社会のことをドライな目で見るきっかけになる大きな出来事だったということだけは覚えている。
自分自身が大したことがないということが大きな理由だが、本作を見ると「それだけではないのかな」という気がする。
『運命ではなかった』という言葉の重みが自分にはずしりと響いた。

鑑賞後、「面白かったけど、そんな運命の出会いなんてないよな」といったことを思いながら席を立とうとしたら、すぐ傍に若い女性モノの定期入れが落ちているのを発見した。
「しばらく待っていたら本人が戻ってくるんじゃねえの?ひょっとしてこれが運命の出会いか」というようなことをリアルに一瞬思ったけど、面倒くさいので係員に渡して帰った。
この辺りが“現実”と“映画の中の世界”が違うところ。
しかし、実際の出会いはなかったけど、現実でもこういう偶然や奇跡のような出会いのようなものが溢れているのかもしれないと、ふと感じられた。
“現実”と“映画の中の世界”の違いは、実際に一歩踏み出すかどうかの違いなのかもしれない。
本作のラストにおいても、いったんは何のアクションもせずに面接に向かおうとするところを主人公は立ち止まっていた。
一方、女性の側もいったんは誘いを断ろうとしていた。
躊躇してしまうというのは実際にもよくあることであり、躊躇いながらも一歩踏み出そうとしている点は、現実に即しながらもキレイにまとめあげている。
自分も一歩踏み出してもいいかなと思える非常に好感のもてるラストだった。
ただ、実際には誘っても誘われても、「(話してみると)ちょっと違うかな」「(誘われても)やっぱり無理かな」というケースが多いのも実際の“現実”ではあるが。

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国内映画興行収入ランキング(1月4週目新作予想補足)

中山美穂主演の「サヨナライツカ」
アニメ作品の「劇場版 遊☆戯☆王 ~超融合!時空を越えた絆~」
もランクインしそうだ。

ただ、前者はコケそうだ。
イメージ的にはトータル3億円前後、オープニング5千万円というところか。

後者はヒットするとは思うが、爆発力がよくは分からない。
去年の9月頃に公開された「劇場版デュエル・マスターズ」と同程度か。
トータル7億円、オープニング2億円というところか。

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国内映画興行収入ランキング(1月4週目新作予想)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。
いつも適当だが、今週は特に適当。
なぜか3本とも似たような予想になってしまった。

○:「サロゲート」(ディズニー)
<318館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【監督】 ジョナサン・モストゥ
00年「U-571」(トータル18.0億円)、03年「ターミネーター3」(トータル82.0億円)といった実績がある。
それなりに知名度の高い監督ではあるが、日本人の一般の人には知られている存在ではない。
彼が監督しているからというだけで本作を見るという人は少なく、興行収入への影響はそれほど多くはないだろう。

【キャスティング】 ブルース・ウィリス、ラダ・ミッチェル
ブルース・ウィリス出演作の主な興行収入は以下のとおり。
☆05年公開「ホステージ」不明(4~5億円程度か)
OP1.0→2.6→
☆07年公開「16ブロック」不明(3億円程度か)
OP0.7→1.9→
☆07年公開「ラッキーナンバー7」不明(4~5億円程度か)
OP1.0→2.4→3.1
☆07年公開「ダイ・ハード4.0」トータル39.1億円
先8.9→18.0→26.0→30.0→33.4
「ダイ・ハード」を除けば、それほど稼ぐことはできていない。
「ホステージ」辺りは超えてくるとは思うが、頑張っても一桁後半~10億円台前半程度だろう。

【題材】 「近未来」「ロボット」
参考になりそうな作品の興行収入は以下のとおり。
☆02年公開「マイノリティ・リポート」トータル52.4億円
☆04年公開「アイ,ロボット」トータル37.5億円
☆05年公開「アイランド」トータル13.6億円
OP2.0→5.6→8.2→10.5→12.6
☆06年公開「トゥモロー・ワールド」トータル10.0億円
OP1.6→3.0→4.1
☆08年「イーグル・アイ」トータル12.2億円
OP2.5→06.4→10.0→11.6
☆09年「ターミネーター4」トータル33.1億円
先10.2(OP5.9)→18.9→24.0→27.8→30.1
主演の知名度は段違いだが、「イーグル・アイ」は超えないのではないか。

【予告編・TVCM】 量・多/デキ・普
量に関しては、かなり多いと思う。
デキに関しては、良くもなければそれほど悪くもないが、もう少し工夫が欲しい。
あの内容では、ブルース・ウィリスファン以外の動員は多くは見込めない。
もう少しミステリアスな内容に仕上げてもよかったかもしれない。

【支持基盤・ターゲット】 「全般」「カップル」
全般の層が見込まれるが、年配層、子どもを伴う家族、女性単独客の多くは望みにくいか。
近未来系サスペンスは女性受けしないだろう。
「ダイ・ハード」世代の三十代~四十代や、アクション・近未来系を好む層がメインとなりそうだ。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「チェ/28歳の革命」トータル8億円見込み(オープニング1.4億円)
☆「007/慰めの報酬」トータル20億円見込み(オープニング先行除く3.1億円)
☆「レボリューショナリー・ロード」トータル3億円後半見込み(オープニング0.8億円)
<2008>
☆「EARTH」トータル24.0億円(オープニング3日5.5億円)
☆「スウィーニー・トッド」トータル20.5億円(オープニング4.0億円)
☆「Mr.ビーン」トータル4.5億円(オープニング1.1億円)
1月映画の特徴は上限が20億円程度というところか。
「007/慰めの報酬」のようなヒットにはならず、その半分程度だろうか。

【評価・予想】 9.0億円(オープニング3日2.2~2.3億円)
アメリカでは製作費8千万ドルに対して、39百万ドルしか稼げなかった。
ブルース・ウィリス単独主演作に対して、製作費を掛けすぎているのはプロデューサーのミス。
ブルース・ウィリスの人気の高さは認めるが、「ダイ・ハード」以外の成績がそれほど良くないので日本でも爆発的なヒットにはならないだろう。
10億円を超えることができるかどうかというところか。
ギリギリ超えない程度と考えて、9.0億円と予想したい。
金曜日からのオープニング3日間は2.2~2.3億円、土日は1.8億円だろうか。
なお、上映時間が90分程度なので回転率はよさそうだ。


○:「オーシャンズ」(GAGA)
<300館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【監督】 ジャック・ペラン、ジャック・クルーゾー
「WATARIDORI」という実績があり、それなりの出来栄えは期待できそうだ。

【キャスティング】 ナビゲーター宮沢りえ
彼女に恨みはないが、正直字幕版を見たい・・・。
しかし、字幕版が六本木TOHOシネマズでもないようだ。
彼女がナレーションをやっているから見ないというマイナスの効果はあっても、彼女がナレーションをやっているから見ようというプラスの効果は少ないだろう。

【題材】 「ドキュメンタリー」
自然・生物・宇宙を扱ったドキュメンタリー作品の興行収入は以下のとおり。
☆04年公開「ディープ・ブルー」トータル11.0億円
☆06年公開「皇帝ペンギン」トータル10.0億円
☆08年公開「EARTH」トータル24.0億円
祝込3日5.5(2日3.6)→祝10.2→13.6→16.5→祝19.6→21.0
☆09年公開「宇宙(そら)へ。」トータル1億円程度か
「EARTH」のヒットは例外のような気がする。
ドキュメンタリー作品において、これほどの爆発的なヒットが続くとは思えない。
「EARTH」ほどの盛り上がりや衝撃度がないので、10億円程度ではないか。

【予告編・TVCM】 量・普/デキ・普
見たような記憶はあるが、衝撃度はなかった気がする。
ホームページでも確認してみたが、あまり凄みは感じられない。
「EARTH」とはやはり盛り上がりが異なる。

【支持基盤・ターゲット】 全般
老若男女、カップル、家族連れを問わないという強みはある。
コケるリスクは低く、ある程度の興行収入は確保できるだろう。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「チェ/28歳の革命」トータル8億円見込み(オープニング1.4億円)
☆「007/慰めの報酬」トータル20億円見込み(オープニング先行除く3.1億円)
☆「レボリューショナリー・ロード」トータル3億円後半見込み(オープニング0.8億円)
<2008>
☆「EARTH」トータル24.0億円(オープニング3日5.5億円)
☆「スウィーニー・トッド」トータル20.5億円(オープニング4.0億円)
☆「Mr.ビーン」トータル4.5億円(オープニング1.1億円)
1月映画の特徴は上限が20億円程度というところか。
「EARTH」の再現はないだろう。

【評価・予想】 12.5億円(オープニング3日2.5億円)
「EARTH」トータル24.0億円のヒットは例外と考えたい。
「EARTH」の6割程度がマックス、4割程度がミニマムだろうか。
9.6~14.4億円程度となりそうだ。
「EARTH」の半分をやや超える程度と考えて、12.5億円と予想したい。
観客層が広いため、ドキュメンタリー作品はそうそう低くはしにくい。
ECOブームや温暖化対策ということもあるので、そういう趣旨からも注目されるかもしれない。
金曜日からのオープニング3日間は2.5億円、土日は2.0億円だろうか。


△:「Dr.パルナサスの鏡」(ショウゲート)
<238館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【監督】 テリー・ギリアム
85年「未来世紀ブラジル」、96年公開「12モンキーズ」(配給収入11.0億円)、05年公開「ブラザーズ・グリム」(トータル11.5億円)といった実績がある。
監督としての知名度は相当に高いので、監督の名前だけでもそこそこの観客は集まるはず。
本作の俳優陣が豪華なので、「ブラザーズ・グリム」程度は稼げるのではないか。
しかし、彼の作風が自分と合わないので見る予定はなし。

【キャスティング】 ヒース・レジャー、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレル
ヒース・レジャーの急逝に伴い撮影が中断したが、3人の俳優によって完成することができた。
このような話題性ももちろん、ジョニー・デップの存在は特に大きく、興行収入的にはもちろんプラスの影響が出そうだ。

【題材】 「ファンタジー」「ミステリー」
参考になりそうな作品が見当たらない。
とりあえず出演者・監督の作品やティム・バートン監督作品が参考になるだろうか。
☆00年公開「スリーピー・ホロウ」トータル19.0億円
☆05年公開「ブラザーズ・グリム」トータル11.5億円
OP3.3→6.3→8.2→10.1→11.6
☆05年公開「コープス・ブライド」トータル10.0億円
OP1.8→4.5
☆07年公開「スウィーニー・トッド」トータル20.5億円
OP4.0→9.6→14.0→16.6→18.4→19.4
☆08年公開「ダークナイト」トータル16.0億円
先3.3→9.4→12.1→13.7→14.8→15.3→15.6
話題性もあり、豪華俳優陣という効果もあり、10億円に近いラインまで乗るのではないか。

【予告編・TVCM】 量・少/デキ・悪
見たことはあったが記憶に残っていないので、ホームページで確認。
あまりにも漠然としており、記憶に残らないのは無理がない。
何を伝えたいのかコンセプトが分からない。

【支持基盤・ターゲット】 「20~40歳代の男女」「カップル」
大人向けファンタジーは見る層が多くないと思われるので、意外と苦戦しそうだ。
いくら話題性があっても、爆発的なヒットにはならないだろう。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「チェ/28歳の革命」トータル8億円見込み(オープニング1.4億円)
☆「007/慰めの報酬」トータル20億円見込み(オープニング先行除く3.1億円)
☆「レボリューショナリー・ロード」トータル3億円後半見込み(オープニング0.8億円)
<2008>
☆「EARTH」トータル24.0億円(オープニング3日5.5億円)
☆「スウィーニー・トッド」トータル20.5億円(オープニング4.0億円)
☆「Mr.ビーン」トータル4.5億円(オープニング1.1億円)
1月映画の特徴は上限が20億円程度というところか。
ジョニー・デップが出演するからといって、「スウィーニー・トッド」のようなヒットにはならないだろう。

【評価・予想】 10.0億円(オープニング2.4億円)
上述から、10億円ラインが落ち着きどころか。
コケるリスクもありそうな作品だが、話題性や豪華出演陣によって回避できると思いたい。
ジョニー・デップの人気もあるので、ギリギリ10億円に乗ると考えたい。
オープニングは2.4億円程度だろうか。
やや初動タイプになると思われる。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

多忙・・・

多忙というよりも、多忙に伴う体力の消耗により記事を書く気力がないという状況。
ある程度の時間は確保できているが・・・。
デスクワークだけならば、多少忙しくても大丈夫だけど、出向いたり慣れないことをすると疲労が溜まるようだ。
1月中にはなんとか仕事も落ち着くとは思うが、今週はちょっと厳しい週になりそう。
しっかりとした更新ができるかは微妙。


新作の結果は以下のとおり。
☆「かいじゅうたちのいるところ」オープニング3日1億6556万3400円
先週『金曜日からのオープニング3日間は2.0億円、2日間では1.5~1.6億円というところか』と書いたので、それほどズレてはいない。
今後は大きくは伸びないとは思うが、極端な初動タイプではないと思う。
しかし、恐らく10億円は厳しいだろう。


☆「BANDAGE」オープニング1億3417万3300円
先週『オープニングはそれなりに高いと思われるので、1.4億円程度だろうか』と書いたので、ほぼ予想どおり。
初動タイプだと思うので、大きくは伸びないだろう。
どの程度の初動タイプかが見ものとなる。


☆「今度は愛妻家」オープニング8073万0400円
先週『オープニングは8千万円程度というところか。ロングヒットになることを期待したい』と書いたので、こちらもほぼ予想どおり。
ロングヒットになるかはやや微妙だが、ある程度は伸びるはず。

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ゴールデングローブ賞結果発表

忙しくて今日が発表日ということさえ、知らなかった。
賞レースにそれほど関心を寄せておらず、浅い知識しかないが、一応コメント付きで紹介。
順当といえば順当だが、意外な結果も多いという印象。

【作品賞(ドラマ)】
◎「アバター」
※「ハート・ロッカー」「マイレージ、マイライフ」などを破り、「アバター」が獲得。
順当といえば順当だが、本作のようなSFエンターテイメント作品が受賞したのはやや意外なところもある。
過去に「グラディエーター」「ロード・オブ・ザ・リング」などがアカデミー賞とゴールデングローブ賞を獲得しており、本作もそれだけ評価の高く衝撃度の高い作品ということだろう。
この分だとアカデミー賞でも本命となりそうだ。
アカデミー賞では安泰というわけでもないが、「タイタニック」も受賞しているので、恐らく大丈夫だろう。

【監督賞】
◎ジェームズ・キャメロン「アバター」
※「タイタニック」に引き続き受賞。
こちらはアカデミー賞でも堅そうだ。

【主演男優賞(ドラマ)】
◎ジェフ・ブリッジス「クレイジー・ハート(原題)」
※賞には馴染みのない俳優だが、ついに受賞した。
去年は「レスラー」のミッキー・ロークなので、そういう流れが続いているのか。

【主演女優賞(ドラマ)】
◎サンドラ・ブロック「しあわせの隠れ場所」
※こちらも賞にはそれほど馴染みのない女優だったが、ついに受賞。
「あなたは私の婿になる」も大ヒットしており、去年はサンドラ・ブロックの当たり年となった。

【作品賞(コメディ/ミュージカル)】
◎「ハングオーバー」
※「NINE」といった高尚な作品を破り、受賞。
日本ではDVDスルーの作品。
ゴールデングローブ賞受賞した作品でスルーされたことは過去にあっただろうか。
去年の受賞作品が「それでも恋するバルセロナ」なので不思議ではないが、本作のような100%のコメディ作品が受賞するのは意外といえる。
それだけ優秀な作品なのだろう。

【主演男優賞(コメディ/ミュージカル)】
◎ロバート・ダウニー・Jr.「シャーロック・ホームズ」
※「トロピック・サンダー」でのアカデミー賞ノミネート、「アイアンマン」での大ヒットなどがあり、完全に復活した。
「NINE」のダニエル・デイ=ルイスを破っているので評価が高い。

【主演女優賞(コメディ/ミュージカル)】
◎メリル・ストリープ「ジュリー&ジュリア」
※ゴールデングローブ賞では助演女優賞などを含めて25回もノミネートされており、7回目の受賞となる(らしい)。
ただ知名度が高いだけではなくて、本当に演技が上手いと感じさせる大女優。
彼女を超えるような女優の登場を待ちたいところ。

【アニメーション映画賞】
◎「カールじいさんの空飛ぶ家」
※順当といえば順当だが、そろそろピクサー作品の勢いを止めるスタジオが出てきて欲しい。

【外国語映画賞】
◎「ホワイト・リボン」(ドイツ等/ミヒャエル・ハネケ監督)
※カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した作品。
あまり好きな監督でもないが、評価は著しく高い監督。

【助演男優賞】
◎クリストフ・ワルツ「イングロリアス・バスターズ」
※「イングロリアス・バスターズ」での怪演は光った。
アカデミー賞でも本命となりそうだ。

【助演女優賞】
◎モニーク「プレシャス」
※詳しくは知らない女優。主役の女の子かと思ったが、違うようだ。

【脚本賞】
◎ジェイソン・ライトマン&シェルドン・ターナー「マイレージ、マイライフ」
※「JUNO」でも評価を受けたライトマン。彼の勢いは止まらない。
近いうちに大きな賞を受賞できるだろう。

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国内映画興行収入ランキング(1月3週目新作予想その3)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

×:「BANDAGE バンデイジ」(東宝・日本テレビ)
<213館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【監督】 小林武史
ミスチルのプロデューサー。
映画音楽には関わっているが、長編のストーリームービーとしては初監督ととなると思われる。
本作の脚本家の岩井俊二とは「スワロウテイル」「リリイ・シュシュのすべて」「ハルフウェイ」などでも組んでいるが、「スワロウテイル」のような話題にはならないだろう。
赤西の人気は評価できるが、組む相手を間違えたのではないかという印象。
小林の音楽が好きな人と赤西が好きな人は対極にいるようなイメージ。
むしろ、演技ができそうなミュージシャンを口説いた方がよかったのではないか。
小林ファンは足を運びにくそうだ。

【キャスティング】 赤西仁、北乃きい
赤西仁の人気は、男性アイドルの中ではトップクラスであることは疑いようがない。
他の映画ならば、それなりの集客力は期待できるが、本作は赤西ファン以外が足を運びにくいようなイメージがついている。
映画の主演としての実績がないこともマイナス評価とせざるを得ない。
一般人がぶらっと鑑賞しようという作品ではない。
北乃きいの集客力も期待はできない。

【題材】 「音楽」「バンド」
LANDSとしての活動が12月は活発だったが、最近おとなしいような気がする。
シングルの発売日の関係はあるが、映画が始まる前にピークをもってきて、どうするのだろうか。
音楽を扱った映画「少年メリケンサック」「NANA」などがあるが、あまり参考にはならないだろう。

【予告編・TVCM】 量・普/デキ・普
映画のストーリー自体はそれほど悪そうではないと思うが・・・。

【支持基盤・ターゲット】 「赤西ファン」「小林ファン」
これらのファン以外はちょっと足を運びにくそうだ。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「感染列島」トータル19億円見込み(オープニング3.0億円)
☆「誰も守ってくれない」トータル6億円見込み(オープニング1.1億円)
<2008>
☆「銀色のシーズン」トータル10.4億円(オープニング3日2.8億円)
☆「陰日向に咲く」トータル19.5億円(オープニング2.4億円)
☆「母べえ」トータル21.2億円(オープニング1.6億円)
これらのようなビッグヒットにはならないだろう。
「誰も守ってくれない」も下回るのではないか。

【評価・予想】 4.5億円(オープニング1.4億円)
以下のようなジャニーズ映画がライバルだろうか。
☆08年「銀幕版 スシ王子! ~ニューヨークへ行く~」トータル3.7億円(オープニング0.8億円)
☆09年「ヘブンズ・ドア」(※長瀬主演)トータル不明(オープニング0.4億円)
☆09年「アイ・カム・ウィズ・レイン」トータル3億円台見込み(オープニング0.6億円)
これらを踏まえると3億円台が落ち着きどころか。
小林の影響を多少加味して、「BANDAGE バンデイジ」の興行収入は4.5億円と予想したい。
オープニングはそれなりに高いと思われるので、1.4億円程度だろうか。

新垣主演「フレフレ少女」や歴史的な大コケ作品「櫻の園‐さくらのその‐」のようなトータル1億未満、年末に公開されたジャニーズ作品「スノープリンス」のようなことにはならないと思いたいが、どうなるだろうか。

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国内映画興行収入ランキング(1月3週目新作予想その2)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

×:「今度は愛妻家」(東映)
<235館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【監督】 行定勲
「GO」「世界の中心で、愛をさけぶ」などの監督として知られている。
最近は、05年「春の雪」トータル12.7億円、07年「クローズド・ノート」トータル9.5億円、07年「遠くの空に消えた」を手掛けている。
ほとんど見ていないのでこんなことを言うのはおかしいが、知名度の割にはそれほど高くは個人的に評価していない監督。
今回も作品の質はそれほど期待できないかもしれない。
本作は「クローズド・ノート」を下回るのではないか。

【キャスティング】 豊川悦司、薬師丸ひろ子、水川あさみ
主演の二人は名優だが、興行収入的にはあまり期待しにくい。
豊川悦司は森田芳光監督の「サウスバウンド」がコケたような気がする。
ただ、主演の人気に依存した作品ではないので、それほど心配はないだろう。

【題材】 「夫婦」
タイプは異なるが、「60歳のラブレター」トータル8億円見込みがヒットしており、熟年の夫婦を扱う作品はそれなりに需要がありそうだ。

地味なヒューマンドラマは以下のとおり。
☆07年「眉山/びざん」トータル12.1億円
OP1.3→4.6→7.1→9.0→10.2→10.9→11.3
☆06年「博士の愛した数式」トータル12.0億円
OP1.2→3.7→5.9→7.6→8.7→9.7
☆09年「60歳のラブレター」トータル8億円見込み
OP1.0→2.9→4.6→5.9→6.9
☆07年「象の背中」トータル5.7億円
OP0.9→2.9→4.1→4.9→5.4
☆07年「めがね」トータル5.0億円
祝込3日0.8(2日0.6)→1.7→2.6→3.3
☆08年「西の魔女が死んだ」トータル4.5億円
OP0.5→1.6→2.4→3.1→3.6
「60歳のラブレター」がマックスラインだろうか。
「象の背中」辺りが落ち着きどころか。

【予告編・TVCM】 量・少/デキ・良
CMをほとんど見かけていないが、デキは意外と良かった気がする。
センスが良い感じがしたが、ターゲットを踏まえるとそれほどセンスの良いものを作るのもやや違和感あり。
もっと分かりやすくてもよかったかもしれない。

【支持基盤・ターゲット】 「夫婦」「女性」
女性を中心に手堅く稼ぎそうだ。
意外なヒットになる可能性はありそうだ。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「感染列島」トータル19億円見込み(オープニング3.0億円)
☆「誰も守ってくれない」トータル6億円見込み(オープニング1.1億円)
<2008>
☆「銀色のシーズン」トータル10.4億円(オープニング3日2.8億円)
☆「陰日向に咲く」トータル19.5億円(オープニング2.4億円)
☆「母べえ」トータル21.2億円(オープニング1.6億円)
意外とヒット作が多い1月映画。さすがに二桁は超えないだろう。

【評価・予想】 6.5億円(オープニング0.8億円)
予想が難しい作品だが、監督の知名度や、主演の実績もあり、雰囲気もそれほど悪くはなさそうだ。
コケることはなく、手堅く稼ぐのではないか。
二桁を超えるほどではなくて、一桁半ば~後半というイメージ。
「60歳のラブレター」トータル8億円見込みを超えず、「象の背中」トータル5.7億円を超えると考えて、「今度は愛妻家」の興行収入は6.5億円と予想したい。
オープニングは8千万円程度というところか。
ロングヒットになることを期待したい。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(1月3週目新作予想その1)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

○:「かいじゅうたちのいるところ」(ワーナー)
<319館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【監督】 スパイク・ジョーンズ
チャーリー・カウフマンと組んで「マルコヴィッチの穴」「アダプテーション」を監督。
一般的には鬼才ということになっている。
今回はカウフマンとは組んでおらず、真価を問われることとなる。
とりあえず彼の名前に釣られて鑑賞予定であり、そういう人も多いのではないか。
彼が監督していなかったら観ない可能性が高い作品。

【キャスティング】 キャサリン・キーナー、マーク・ラファロ
日本で集客力のあるキャスティングではない。
日本版の吹替では、人気の加藤清四郎が務めており、かなりニュースになっていた。
彼の人気がどこまで通用するのかも注目か。

【題材】 「絵本の映画化」「アドベンチャー」「ファンタジー」
子ども向けの洋画ファンタジー又は子どもが主役の洋画作品が一応参考になるか。
☆08年「魔法にかけられて」トータル29.1億円
(先1.1→)OP3日5.4→12.2→18.0→23.2→25.6→27.1
☆08年「奇跡のシンフォニー」トータル7.5億円
OP1.3→3.6→5.3→6.3→6.9
☆08年「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円
OP1.0→2.6→5.7→6.2→6.4
☆09年「ベッドタイム・ストーリー」不明
3日1.1(2日0.7)→2.5億円→
☆08年「幸せの1ページ」トータル4.6億円
OP0.9→2.5→3.6→4.3
☆08年「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」トータル3.4億円
OP1.0→2.2→不明→3.3
☆08年「ウォーター・ホース」トータル2億円見込み
3日0.7→1.5→1.9→2.0
監督の知名度・独特な世界観を踏まえると、これらの中では下位には沈まないと思われる。
ただ、爆発的なヒットも望みにくいところがあるので、一桁半ば~後半程度が落ち着きどころか。

【予告編・TVCM】 量・多/デキ・普
量に関しては、意外と多いと感じた。
予告編では意外と良い感じに仕上がっていたが、CMのデキに関しては、独特な世界観や切ない感じを上手くは伝え切れていないように思われた。
過大な集客力は期待しにくい。

【支持基盤・ターゲット】 「ファミリー層」「女性」「カップル」
絵本が題材なのでファミリー層が中心となりそうだが、洋画作品はファミリーに受けない可能性がある。
ただ、吹替えの加藤清四郎や怪獣の特徴ある造形に若い女性が興味を引かれれば、ヒットの可能性はある。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「チェ/28歳の革命」トータル8億円見込み(オープニング1.4億円)
☆「007/慰めの報酬」トータル20億円見込み(オープニング先行除く3.1億円)
☆「レボリューショナリー・ロード」トータル3億円後半見込み(オープニング0.8億円)
<2008>
☆「EARTH」トータル24.0億円(オープニング3日5.5億円)
☆「スウィーニー・トッド」トータル20.5億円(オープニング4.0億円)
☆「Mr.ビーン」トータル4.5億円(オープニング1.1億円)
1月映画の特徴は上限が20億円程度というところか。
そこまで伸びず、「チェ/28歳の革命」辺りがライバルになるだろうか。

【評価・予想】 8.5億円(オープニング3日2.0億円)
製作費1億ドルに対して、アメリカでの興行収入は77百万ドルとなっている。
評価もそれほど悪くはないようだ。
日本では大きくコケず、大きくヒットしないというところではないか。
スパイク・ジョーンズの知名度や独特のある世界観によって、ある程度の集客力は期待できるはず。

作風は異なるが、「奇跡のシンフォニー」トータル7.5億円辺りは超えられるはずだ。
10億円未満、8億円以上というところか。
「かいじゅうたちのいるところ」の興行収入は8.5億円と予想したい。
金曜日からのオープニング3日間は2.0億円、2日間では1.5~1.6億円というところか。

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「コード・ブルー2」の初回感想

緋山が大怪我をした際のSPも見ておらず、今回の初回も途中で他のことをやったりと、しっかりとは見ていないのでライトの視聴者の適当な感想と思って読んでいただければと思います。

全体としては、非常に丁寧かつ真摯に製作されているという印象。
奇跡は起きないが、奇跡を願わざるを得ないというマトメは心を打つ感動的なもの。
死んだ人間が生き返るミラクルのような“奇跡”は起きないが、手術をすること自体がある意味で“奇跡”のようなもの。
科学技術、高度なテクニック、人間に備わっている回復力を信じれば、“奇跡”は起きるかもしれない。

大ヒットした『救命病棟』同様に、医療系ドラマは現実により近いものを描くという手法が流行りなのかなという感想も抱いた。
現実に近いことを描くという姿勢は歓迎してもよいが、その分ドラマらしい人間模様がやや希薄になっているような危惧もある。
“患者を救いたい”という熱意は誰からも感じられるが、キャラクターの個性が見えてこないという状態は避けてもらいたいところ。
医療ドラマらしい良作には仕上がりそうだが、心から面白いといえる作品に仕上がるかは現段階では微妙だ。
せっかくの豪華キャストを活かせることができるかが課題となりそうだ。

以下は雑感の箇条書き。
①新キャラクター橘(椎名)の取扱い
椎名自身はそれなりに存在感を発揮させていたが、中途半端な存在になりそう。
当然フェローの“敵”にはなりようもなく、フェローの対抗軸にはならない。
教官としてしっかりと教育するようなタイプでもなさそうだ。
フェローとの絡みというよりも、りょうが演じる三井との関係でストーリーが振られるのだろうか。

②藍沢の役割
パート1の冒頭ではいい意味で“尖っていた”という印象はあったが、全体的に丸くなってしまったという印象。
腕の良いだけの普通の良い医者で終わらせるのは勿体ない気がする。
彼の対抗軸として、彼のライバルになる男性のフェローが存在しないというのも盛り上がらない要因か。
彼とはタイプの違う天才を一人送り込むとドラマは面白くなりそうだが。
リリー・フランキーの登場で新展開はありそうだが、おばあちゃんネタをいつまで引っ張るのかという気もする。

③4人のフェロー及びナース
仕方のない結果とはいえ、悪い意味で一致団結しすぎてしまっている。
藤川でさえもある程度を普通にこなす医者となってしまった。
前回は4人の個性がいい意味でのバランスを取っていたが、バランスが良過ぎるのも面白みを欠く。
緋山の怪我、白石の家族問題、藤川と冴島との恋愛関係が不協和音の要因にはなりそうだが、これらをドラマとして面白くなるように仕上げてもらいたい。
最終的には誰かがフライトドクターを断念するところまで描けば、感動的なものとなりそうだ。
その第一候補は緋山だろうか。

テーマ:コードブルー2 - ジャンル:テレビ・ラジオ

サム・ライミによる「スパイダーマン」シリーズ終了か

かなり遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

年末年始の仕事による多忙→疲労の蓄積→体調不良→やる気・気力の衰えという最悪な流れを経験。
体調も戻り、仕事も少し落ち着いてきたので、またゆっくりと更新していきたいと思います。
今年から以下のような気になる映画ニュースに対して自分なりのコメントや、私的な事柄なども書けたらたまに書いていきます。


サム・ライミが「スパイダーマン4」の脚本を気に入らず、シリーズの方向性もスタジオと合わなくなったため、監督を降板し、「4」のプロジェクト自体が消滅したと報じられている。
「4」に敵キャラとしてジョン・マルコヴィッチを起用したい監督と、女性敵キャラを登場させたいスタジオも折り合わなかったようだ。

莫大な興行収入を生むシリーズであり、もはや監督の意向が簡単に通るシリーズではなくなったのは、「3」のデキを見る限り明らかである。
何もかもあまりにも肥大化してしまったため、「3」のデキは必ずしも満足のいくものではなかった。
このキャスト・スタッフで製作するにはそろそろ潮時だったのではないか。
それぞれのギャラなども高騰してそうであり、いったんリセットすることは、ある意味でベターといえるかもしれない。
日本でもキルスティン・ダンストの扱いに関して話題となっていたが、これでもう大丈夫だろう。

今までのことはなかったことにして、新たにハイスクール時代から作り直し、2012年夏に公開されるとも報じられている。
いわゆる「ハルク」方式を採用することとなるのだろうか。
高い興行収入を上げられなかったブランドン・ラウス主演の「スーパーマン」シリーズも再び一から作り直されるという噂もあり、今後はそういった方式が流行ってくるかもしれない。

本シリーズ自体はそれほど嫌いではないが、サム・ライミ監督があまり好きではなかったので、リセット化に関しては特に不満はない。
ただ、今回のリセット化が受け入れられるかどうかは、新シリーズのキャストとスタッフ次第といえそうだ。
高校生が通用する年頃で世界に通用する役者はほぼいないので、その分ギャラは安く押さえられるというメリットがあり、ギャラの総額はそれほど高くはならないだろう。
これを機会に有望な新人スターを発掘して欲しい。
サム・ワーシントンは「ターミネーター4」「アバター」「タイタンの戦い」とあっという間にスターに駆け上ったので、スターの誕生はそれほど難しいことではない。
監督はそういうわけにはいかない。
監督だけは相当に知名度の高い者を登用して欲しい。
とりあえずは、キャスト及びスタッフの発表を待ちたいところ。

テーマ:映画関連ネタ - ジャンル:映画

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