ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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国内映画興行収入ランキング(3月5週目その2)

2位:「アバター」(20世紀フォックス)<14週目>
【公開前個人予想】 60.0億円
【現時点での興行収入予想】 160億円(先週150億円)
【公開規模】 478スクリーン(先週比-26スクリーン)
動員ベースでは5位となるが、3D単価の高さからか興行収入ベースでは2位となる。
1.6億円を週末に稼ぎ、トータルでは147.0億円弱となっている。
祝日を含む1週間の伸びは4.3億円程度だろうか。
アカデミー賞の作品賞は受賞できず、DVD発売も決まっているが、伸びはまだまだ続いている。

週毎の伸びは以下のとおり。
OP5日14.1→2週目18.3→3週目14.3→4週目12.7→5週目10.7→
6週目12.9→7週目13.4→8週目13.2→9週目9.1→10週目7.3→
11週目6.3→12週目5.9→13週目4.5→14週目4.3億円となる。
ようやく息切れしてきたが、大きな下落がみられないという優秀すぎる伸びとなっている。
評判の高さ、全世界及び全米での興行収入が歴代トップになったというニュースが話題になっている効果だろうか。
アカデミー賞を獲得しなかったが、勢いは持続しそうだ。

ジェームズ・キャメロン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆86年公開「エイリアン2」配給収入12億円
☆91年公開「ターミネーター2」配給収入57.5億円
☆94年公開「トゥルーライズ」配給収入35億円
☆97年公開「タイタニック」トータル262億円
配給収入は興行収入の半分程度となる。
公開前には『恐らく「タイタニック」「ターミネーター2」ほどのムーブメントは起きないだろう』と予想したが、キャメロンをなめすぎていたようだ。
さすがに「タイタニック」までは超えないとは思うが、どうなるかは分からない。

近年の興行収入100億円前後の作品は以下のとおり。
☆05年「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」トータル110.0億円
☆07年「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」トータル109.0億円
☆06年「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」トータル100.2億円
☆07年「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」トータル94.0億円
☆05年「スター・ウォーズEPⅢ」トータル91.7億円
☆06年「ダ・ヴィンチ・コード」トータル90.5億円
☆09年「ハリー・ポッターと謎のプリンス」トータル80.0億円
これらとの対比を考えるのはもはや無駄だろう。

これらではなくて、以下の作品を参考にした方がよさそうだ。
☆03年「ラストサムライ」トータル137.0億円
10週目111.6→118.2→124.4→130.0
☆04年「ハウルの動く城」トータル196.0億円
10週目164.2→168.5→172.3→177.0→178.9→181.1→182.8
☆08年「崖の上のポニョ」トータル155.0億円
10週目祝140.5→143.1→145.8→147.6→祝149.2
☆09年「アバター」
10週目126.0→132.3→138.2→142.7→147.0億円→
「ラストサムライ」「ハウルの動く城」の数値は推定値であり、実際値とはズレがあると思われる。
「崖の上のポニョ」との対比で考えると、「アバター」の興行収入は152.7億円となる。
「ハウルの動く城」との対比で考えると、「アバター」の興行収入は161.1億円となる。
ここままある程度の下落が続けば、この程度となるが、どのようになるのかはまだ読めない。
当面は150億円まで到達するのをしばらく静観するしかないようだ。

4月からの「アリス・イン・ワンダーランド」が公開されるまで勢いは持続するだろうが、4月23日に本作のDVDが発売されるので、そこまでが稼ぎ時期というところか。
期間は残り4週弱、下落率25%と仮定して計算したい。
先週1週間の伸びは4.3億円だったが、祝日も含まれるので、基準値を4.0億円と設定。
3.0+2.3+1.7+1.3億円=8.3億円となる
DVDが発売されても公開は続くことも予想されるが、147.0+8.3=155.3億円程度が落ち着きどころともいえる。
公開終了間際の駆け込み需要や最後の再体験といったことも予想されるので、実際には160億円近くまで伸びるかもしれない。

机上の計算通りにはいかないと思うので、現時点では、「アバター」の興行収入は先週の150億円から上方修正して160億円程度としたい。
実際には160億円を超えない程度に落ち着くのではないか。
当面のライバルは03年「ラストサムライ」トータル137.0億円、04年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」トータル135.0億円だったが、これらを楽に突破した。
次のライバルは「崖の上のポニョ」トータル155.0億円となりそうだ。
さすがに、01年「賢者の石」トータル203.0億円、02年「秘密の部屋」トータル173.0億円のラインまでは伸びないと思うが、どうなるだろうか。


3位:「シャーロック・ホームズ」(ワーナー)<3週目>
【公開前個人予想】 27.5億円
【現時点での興行収入予想】 22.0億円(OP時20.0億円)
【公開規模】 447スクリーン(先週比+3スクリーン)
1.6億円を週末に稼ぎ、トータルでは14.6億円半ばとなっている。
1週間の伸びは4.6億円半ばとなっている。
週刊誌で話題になった国家公安委員長も見たという作品。
地震が起きた時間に丸の内ルーブルで見ていたらしいので、どうやら自分と見た回と一緒だったらしい。

今年公開された洋画作品の興行収入の動きは以下のとおり。
☆「オーシャンズ」
金3.9→09.8→13.9→17.8
☆「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
金3.7→07.9→10.4→11.8
☆「シャーロック・ホームズ」
金4.1→10.0→14.6
3週目時点では一番成績が良い。
「オーシャンズ」の興行収入は既に23億円を超えていると思われるので、「オーシャンズ」以上に伸びるかどうかが注目となる。

ロバート・ダウニー・Jr.又はジュード・ロウが出演した主な作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年公開「ホリデイ」トータル13.3億円
OP1.8→5.5→8.2→10.3→11.8
☆08年「アイアンマン」トータル9.4億円
OP2.1→5.2→7.0→8.2→8.8→9.1→9.1
☆10年「シャーロック・ホームズ」
金4.1→10.0→14.6億円→
これらとの対比で考えると、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は19.6~23.7億円となる。
世間では面白いと評価されているようなので、極端な初動ではないだろう。
当面は20億円突破が目標となりそうだ。

以下のような作品がライバルになるかと思ったが、どうなるだろうか。
☆08年公開「ライラの冒険 黄金の羅針盤」トータル37.5億円
先8.2(OP5.5)→15.4→20.2→24.7→28.2→31.1→32.5
☆07年公開「ナイトミュージアム」トータル35.7億円
先6.0→14.7→23.4→29.6→32.2→33.8→35.2
☆09年公開「天使と悪魔」トータル33.5億円
金3日6.8(OP5.5)→15.0→20.6→25.6→28.6→30.4
☆07年公開「オーシャンズ13」トータル32.0億円
先6.0→17.6→22.3→26.0→28.1→祝込30.0→30.8
☆08年公開「ハンコック」トータル31.0億円
先8.3→17.2→祝込23.7→26.6→28.7→29.1→29.6
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆07年公開「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
金4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8→25.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆09年公開「ナイトミュージアム2」トータル20.5億円
水5日8.2(OP3.6)→13.9→17.5→19.3→20.0
☆10年「シャーロック・ホームズ」
金4.1(2日3.3)→10.0→14.6億円→
主要作品との対比で考えると、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は17.1~23.7億円となる。
極端な伸びもないと思われるので、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は22億円程度となりそうだ。
当面は「ハムナプトラ3」辺りがライバルとなりそうだ。
07年「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円までは伸びないだろう。
ただ、05年の「ナショナル・トレジャー」の方はトータル20.6億円なので、20億円ラインは妥当なのかもしれない。

「シャーロック・ホームズ」14.6億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「マンマ・ミーア!」15.3億円(トータル26.0億円)
☆「ベンジャミン・バトン」15.0億円(トータル24.0億円)
☆「007/慰めの報酬」14.3億円(トータル19.8億円)
<2008>
☆「EARTH」13.6億円(トータル24.0億円)
☆「スウィーニー・トッド」14.0億円(トータル20.5億円)
☆「ジャンパー」13.3億円(トータル17.4億円)
「マンマ・ミーア!」「EARTH」以外との対比で考えると、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は19.1~23.4億円となる。
極端な伸びもなければ、極端な初動でもないと思われるので、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は先週に引き続き22億円と予想したい。
極端な爆発力はなかったが、アメリカでの大ヒットを受けて、日本でも相当に受けると公開前に思ったとおりになりそうだ。


5位:「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」(東宝・フジテレビ)<4週目>
【公開前個人予想】 18億円
【現時点での興行収入予想】 22億円(先週20~22億円)
【公開規模】 283スクリーン
1.2億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは17.7億円となっている。
祝日を含む1週間の伸びは4.0億円弱となっている。
祝日を含まない6日間の伸びは2.9億円半ばとなっている。

3週目までは「ドラえもん」とほぼ同じ動きだったが、さすがに地力の違いをみせつけられた。
☆10年「のび太の人魚大海戦」
5.5→09.7→13.7(祝込15.3)→20.2億円→
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」
3.9→09.7→13.8(祝込14.8)→17.7億円→
しかし、ドラマと直結しているだけはあり、爆発力が高かった。
ドラマ鑑賞者以外には鑑賞しにくい作品だけに、今後はどこまで伸びるかが注目となる。

近年公開されたサスペンス系ドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝込34.0→祝込48.4→57.4→祝込66.6→70.5→73.8
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
5.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円(視聴率15.4%)
3.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7
☆06年「TRICK劇場版2」トータル21.0億円(03年版・視聴率15.6%)
4.3→10.0→13.9→16.9→18.8
☆08年「クロサギ」トータル17.2億円(視聴率15.7%)
2.9→07.3→10.7→13.3→15.2→16.0→16.4
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」(視聴率11.4%・11.0%)
3.9→09.7→祝込14.8→17.7億円→
「HERO」「相棒」「容疑者Xの献身」以外との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は22.0~22.9億円となる。
「HERO」「相棒」「容疑者Xの献身」との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は24.6~28.6億円となる。
当面は20億円を超えることが目標となり、22億円程度が落ち着きどころか。

漫画原作作品のうち、ゲーム性のある映画の興行収入は以下のとおり。
☆06年「DEATH NOTE」後編トータル52.0億円
OP12.2→22.8→30.8→39.1→43.2→46.3→47.7
☆09年「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」トータル44.1億円
OP8.7→21.3→27.9→32.4→38.7→40.7
☆08年「20世紀少年」トータル39.5億円
OP6.3→15.6→祝24.0→28.1→32.5→34.8→祝込36.6→37.4
☆08年「L change the WorLd」トータル31.0億円(※参考)
OP5.7→14.6→19.9→24.3→26.8→28.5→29.7
☆09年「20世紀少年-第2章-最後の希望」トータル30.1億円
OP6.2→13.4→19.5→23.0→25.8→27.3
☆06年「DEATH NOTE」前編 トータル28.5億円
OP4.1→10.0→15.2→19.6→22.4→24.8
☆09年「カイジ 人生逆転ゲーム」トータル22.5億円
祝込3日5.3→10.0→14.1→17.2→19.7→20.9
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」
OP3.9→09.7→祝込14.8→17.7億円→
「20世紀少年」、「DEATH NOTE」前編以外との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は22.6~24.1億円となる。
「20世紀少年」、「DEATH NOTE」前編との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は24.9~25.7億円となる。
春休みもあるので、極端な初動タイプではないだろう。
20億円はさすがに超えてくるのではないか。

ついでに以下のようなサスペンス作品とも比較してみたい。
☆08年「チーム・バチスタの栄光」トータル15.6億円
祝3日3.9→7.5→10.4→12.8→13.9→14.5→14.9
☆09年「ジェネラル・ルージュの凱旋」トータル9.0億円
OP1.5→4.3→06.3→07.4→08.1→08.5
☆10年「ゴールデンスランバー」トータル11億円見込み
OP2.0→5.0→07.5→09.0→10.0億円→
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」
OP3.9→09.7→祝込14.8→17.7億円→
これらとの対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は21.5~21.6億円となる。
普通の動きならば、この程度となりそうだ。

「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」17.7億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「沈まぬ太陽」18.3億円(トータル28.0億円)
☆「劔岳 点の記」17.6億円(トータル25.8億円)
☆「カイジ」17.2億円(トータル22.5億円)
<2008>
☆「パコと魔法の絵本」16.8億円(トータル23.6億円)
☆「デトロイト・メタル・シティ」祝込18.2億円(トータル23.4億円)
「カイジ」「デトロイト・メタル・シティ」との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は22.8~23.2億円となる。
20億円台半ばまで伸びてもよい成績だが、ある程度の初動タイプと考えなくてはいけない。
評価も悪くはなく、時期的なメリットも加味しても、現時点での「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は22億円程度と予想したい。
先週までは20~22億円という予想だったが、伸びが続いているので上方修正せざるを得ない。
本ドラマの映画化は成功といえるだろう。
サスペンスドラマの映画化の好例ということになりそうだ。
この成功を受けて“結末は映画で”という流れができてしまうかもしれない。


6位:「NINE」(角川・松竹)<2週目>
【公開前個人予想】 12.5億円
【現時点での興行収入予想】 8億円(先週6~7億円)
【公開規模】 314スクリーン(先週比+1スクリーン)
6.9千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは4.0億円半ばとなっている。
祝日を含む1週間の伸びは2.4億円半ば程度となりそうだ。
祝日を除く6日間の伸びは1.9億円となる。
週末の伸びは良くないが、平日の稼ぎは悪くないようだ。
先週『週末には稼げなかったが、レディースデイの稼動はある程度期待したいところ』と書いたとおりになるだろうか。

アメリカ同様に日本でもコケてしまうかは平日に掛かってきそうだ。
しかし、ミュージカル映画はヒットしやすいと考えたが、派手さはあるものの、明るさのない作品であり、また単純に楽しめる作品というわけでもなく小難しさも感じられるので、大きなヒットにはならないだろう。

ロブ・マーシャル監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆03年公開「シカゴ」トータル35.0億円
☆05年公開「SAYURI」トータル15.5億円
OP1.9→5.3→08.1
☆10年公開「NINE」
金1.6(OP1.2)→4.1億円→
「SAYURI」との対比で考えると、「NINE」の興行収入は12.0億円となる。
この辺りがマックスラインとなるだろうが、さすがにここまでのロングセールスにはならないだろう。

ミュージカル映画の興行収入は以下の通り。
☆01年公開「ムーランルージュ」トータル10.0億円
☆03年公開「シカゴ」トータル35.0億円
☆05年公開「オペラ座の怪人」トータル42.0億円
☆06年公開「プロデューサーズ」トータル10.0億円
OP1.2→03.6→05.3→06.5→08.1
☆07年公開「ドリームガールズ」トータル19.2億円
OP2.0→06.5→11.0→14.1→16.3
☆07年公開「ヘアスプレー」トータル10.0億円
OP1.2→03.6→05.7→06.6→07.7→08.4
☆08年公開「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」トータル20.5億円
OP4.0→09.6→14.0→16.6→18.4→19.4
☆09年公開「マンマ・ミーア!」トータル26.0億円
金4.4→10.1→15.3→19.1→22.0→24.9
☆10年公開「NINE」
金1.6→04.1億円→
これらとの対比で考えると、「NINE」の興行収入は8.8~12.1億円となる。
この下限の8億円辺りが落ち着きどころか。
ミュージカル映画はロングセールスになりやすいが、本作はそういうタイプの作品ではないだろう。
豪華俳優陣に期待したが、玄人向けのやや渋いキャスティングであり、日本人受けしやすいキャスティングではなかった。

「NINE」4.1億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「チェ28歳の革命」4.0億円(トータル9.0億円)
☆「私の中のあなた」3.9億円(トータル8.0億円)
☆「ウルヴァリン」4.8億円(トータル8.9億円)
☆「7つの贈り物」4.6億円(トータル7.9億円)
☆「サブウェイ123激突」4.3億円(トータル7.7億円)
☆「イングロリアス・バスターズ」3.7億円(トータル6.5億円)
☆「バーン・アフター・リーディング」3.6億円(トータル6.5億円)
☆「スター・トレック」3.8億円(トータル6.0億円)
<2008>
☆「P.S.アイラヴユー」4.4億円(トータル11.0億円)
☆「バンテージ・ポイント」4.1億円(トータル8.5億円)
☆「ドラゴン・キングダム」3.8億円(トータル7.5億円)
「スター・トレック」「P.S.アイラヴユー」以外との対比で考えると、「NINE」の興行収入は7.0~9.2億円となる。
先週『ある程度の伸びを加味しても、「NINE」の興行収入は6~7億円というところではないか』と書いたが、平日の伸びが予想以上に高いか。
少々上方修正して「NINE」の興行収入は8億円と予想したい。
これ以上の伸びはないものと思いたいが、どうなるだろうか。
あまりにもオープニングが低かったので、失望の念が強かったが、やはり有名監督・豪華キャスティングのミュージカル映画であることは念頭に置かなければならなかった。
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テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(3月5週目その1)

1位:「映画ドラえもん のび太の人魚大海戦」(東宝・テレビ朝日)<4週目>
【公開前個人予想】 30億円
【現時点での興行収入予想】 33億円
【公開規模】 先週366スクリーン
2.2億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは20.1億円半ばとなっている。
1週間の伸びは6.4億円程度だろうか。
1週間の伸びは以下のとおり。
OP5.5→2週目4.2→3週目4.0→4週目6.4億円となっている。
祝日があったとはいえ、伸びが持続している。
この勢いがどこまで持続するだろうか。

「映画ドラえもん」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆00年「のび太の太陽王伝説」 トータル30.5億円
☆01年「のび太と翼の勇者たち」トータル30.0億円
☆02年「のび太とロボット王国」トータル23.1億円
☆03年「のび太とふしぎ風使い」トータル25.4億円
☆04年「のび太のワンニャン時空伝」トータル30.5億円
☆05年 なし
☆06年「のび太の恐竜2006」トータル32.8億円
4.3→09.0→12.7→18.0→25.9→30.3→31.5
☆07年「のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い」トータル35.4億円
5.6→10.5→17.3→26.1→32.1→33.3→33.8
☆08年「のび太と緑の巨人伝」トータル33.7億円
5.2→09.5→15.3→22.8→30.1→31.7→32.2
☆09年「新・のび太の宇宙開拓史」トータル24.5億円
3.7→07.0→11.1→15.9→21.7→23.0→23.3
☆10年「のび太の人魚大海戦」
5.5→09.7→13.7→20.2億円→
本作は30周年記念作品となっている。
そのためか、07年に匹敵する高いオープニングを記録している。
07年~09年との対比で考えると、「のび太の人魚大海戦」の興行収入は27.4~31.1億円となる。
06年~08年の30億円半ばの水準には戻りそうだと思ったが、まだ安心はできない。
しかし、伸びが持続していることから、当面は「のび太と緑の巨人伝」トータル33.7億円、「のび太の恐竜2006」トータル32.8億円と同程度の33億円が落ち着きどころとなるだろうか。
最低でも30億円突破をクリアしたいところ。
去年の低迷の理由がよく分からないが、『去年はたまたま成績が悪かっただけという楽観視をしてもよい。日本では知らない者がいないシリーズモノであり、復活する可能性は高いと考えたい』と書いたとおりになってくれればよいが。
当面は先週に引き続き33億円程度が落ち着きどころと予想したい。
30周年記念特需も期待したいところ。

その他のアニメシリーズとの比較は以下のとおり
☆08年「ポケモン ギラティナと氷空の花束 シェイミ」トータル48.0億円
祝3日10.2→18.5→26.9→33.3→39.9→43.3→45.8→46.4
☆09年「ポケモン アルセウス 超克の時空へ」トータル45.8億円
祝3日09.8→17.8→26.4→32.5→38.7→42.1→44.3
☆09年「コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」トータル35.0億円
5.9→12.5→20.1→29.5→31.6→32.9→33.8
☆10年「のび太の人魚大海戦」
5.5→09.7→13.7→20.2億円→
これらとの対比で考えると、「のび太の人魚大海戦」の興行収入は24.0~29.1億円となる。
さすがに勢いが異なったり、GW等の祝日の関係もあり、単純な比較はできない。
去年敗れた「コナン」には雪辱したいところだが、本作は30億円台半ば程度がマックスラインとなりそうなので、「コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」を超えるのは難しそうだ。


2位:「映画 プリキュアオールスターズDX 2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!」(東映・テレビ朝日)<2週目>
【公開前個人予想】 9.5億円
【現時点での興行収入予想】 11.0億円
【公開規模】 先週159スクリーン
1.4億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは6.0億円となっている。
1週間の伸びは2.8億円程度だろうか。
本シリーズのアニメ番組を一度も観ていないが、新番組が始まり、勢いが上昇しているような気がしたので、他のシリーズ作品よりも高い成績となったのだろうか。

関連作品の興行収入は以下の通り。
☆05年「ふたりはプリキュア Max Heart」トータル8.5億円
OP1.9→3.5→5.4→7.3→7.8
☆05年「ふたりはプリキュア MaxHeart2 雪空のともだち」トータル5.7億円
OP1.2→不明→3.1
☆06年「ふたりはプリキュア Splash Star チクタク危機一髪!」トータル3.0億円
OP0.56
☆07年「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」トータル8.0億円
OP1.7→3.7→5.6→6.5→7.1
☆08年「Yes!プリキュア5 GoGo!お菓子の国のハッピーバースデイ♪」トータル7.9億円
OP1.6→3.4→4.8→6.2→6.8
☆09年「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円
3日2.4(2日1.4)→5.1→7.6→8.6→9.0
☆09年「フレッシュプリキュア!おもちゃの国は秘密がいっぱい!?」トータル8.0億円
OP1.7→3.8→5.1→5.9→6.9→7.2
☆10年「オールスターズDX2希望の光☆レインボージュエルを守れ!」
3日3.2→6.0億円→
最近の作品との対比で考えると、本作の興行収入は11.9~13.9億円となる。
このペースが進むと、高い興行収入が見込まれるが、本シリーズは急激に勢いを無くすという特徴もある。
当面は「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円を超える二桁突破が目標となるのではないか。
初動タイプという疑いを否定することは難しく、さすがに対比の13億円までは伸びないだろう。

なお、10億円前後のアニメ作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「劇場版 MAJOR」トータル10.5億円見込み<年末公開>
OP1.5→2.6→不明→7.7→祝込9.6→10.0
☆09年「NARUTO-ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者」トータル10.2億円
OP1.9→4.7→7.4
☆09年「映画クレヨンしんちゃん」トータル10.0億円
OP1.7→3.5→5.9→9.2→9.6
☆08年「ONE PIECE」トータル9.2億円
OP1.6→3.4→4.7→6.1→7.5
☆07年「ONE PIECE」トータル9.0億円
OP1.6→3.5→4.7→不明→7.5
☆10年「オールスターズDX2希望の光☆レインボージュエルを守れ!」
3日3.2→6.0億円→
「劇場版 MAJOR」以外との対比で考えると、本作の興行収入は13.0~17.1億円となる。
二桁は突破しそうだが、10億円台後半まではさすがに伸びないのではないか。

これらを踏まえて、「映画 プリキュアオールスターズDX 2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!」の興行収入は先週に引き続き11.0億円と予想したい。
前作「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円から極端な爆発はないだろう。


10位:「誰かが私にキスをした」(東映)<1週目>
【公開前個人予想】 8.0億円
【現時点での興行収入予想】 2億円台
【公開規模】 247スクリーン
4.9千万円という大コケのスタートを切った。
先週『オープニングもヒネらずに1.3億円程度でよいだろうか。今週は、新作があまり公開されず、ライバルが不在という利点もある』と書いたが、大きくハズした。
観客層の幅がそれほど広くないラブストーリー作品であり、堀北の人気もそれほど高くはないとは認識しているが、共演者の松山や手越の人気、ユニークな題材、外国人監督など、それほど悪くないネタも揃っていたと思うのだが。
先週記事をアップした時点ではそれほど感じなかったが、公開間際にはCMや宣伝も意外と打っているような気もしたにも関わらず、これはヒドい。

200館規模で本作より悪いオープニングを記録したのは以下のとおり。
☆「釣りキチ三平」祝込3日6.0千万円(トータル2億円)
☆「スノープリンス」3.6千万円(トータル1.5億円)
☆「レイン・フォール」3.3千万円(トータル1億円前半)
少なくとも2億円は超えそうだ。

ラブストーリー関連作品は以下のとおり。
☆07年「恋空」トータル39.0億円(新垣)
OP4.8→13.1→19.7→26.0→29.7→32.3→34.1
☆09年「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円(井上)
OP2.8→7.8→13.0→16.0→祝18.5→19.5→20.3
☆08年「赤い糸」トータル11.5億円(南沢)
OP1.0→不明→6.6→祝8.8→9.7→10.5→10.7
☆08年「砂時計」トータル10.0億円(夏帆・松下)
OP1.2→祝6.0→7.2→8.3→9.1→09.5→09.7
☆06年「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円(宮崎)
OP1.2→2.4→5.1→6.3
☆06年「シュガー&スパイス/風味絶佳」トータル7.5億円(沢尻)
OP1.0→3.4→4.9→5.8
☆07年「そのときは彼によろしく」トータル4.6億円(長澤)
OP0.9→2.3→3.3→3.8→04.2→04.4
☆10年「誰かが私にキスをした」(堀北)
OP0.5千万円→
長澤先生以下という発想はなかった。
「赤い糸」以外との対比で考えると、「誰かが私にキスをした」の興行収入は2.6~4.2億円となる。
3億円を突破できるかどうかというところか。
実際には2億円台が落ち着きどころとなりそうだ。
規模やテーマが異なるが、長澤主演「曲がれ!スプーン」のオープニングが祝込4.5千万円、新垣主演「フレフレ少女」のオープニングが祝込3.5千万円、上野主演「キラー・ヴァージンロード」のオープニング4.4千万円なので、極端に悪いともいえないが、共演者やテーマを踏まえると、酷すぎるのではないか。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「ヤッターマン」トータル31.4億円(オープニング4.6億円)
☆「ジェネラル・ルージュの凱旋」トータル9.0億円(オープニング1.5億円)
☆「ドロップ」トータル19.5億円(オープニング2日1.7億円)
☆「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」トータル7.7億円(オープニング1.4億円)
<2008>
☆「映画クロサギ」トータル17.2億円(オープニング2.9億円)
☆「犬と私の10の約束」トータル15.2億円(オープニング1.8億円)
☆「Sweet Rain 死神の精度」トータル5.0億円(オープニング0.8億円)
主要作品との対比で考えると、「誰かが私にキスをした」の興行収入は2.8~3.4億円となる。
やはり2億円台というところになりそうだ。
「誰かが私にキスをした」の興行収入は2億円台と予想したい。
「曲がれ!スプーン」のように、ストーリーよりも出演女優の人気に依拠した単独主演作の場合にはコケるリスクが高いと感じていた。
しかし、本作の場合にはそれほど問題ないと予想したが、若手女優出演作はかなりリスクが高いと再認識させられた。
ドラマや漫画の映画化、時事的なネタ、感動・切ない系でないと低めに予想した方がよさそうだ。
間もなく井上真央主演の「ダーリンは外国人」が公開されるが、予想が難しくなった。
一桁後半程度のそれほど低い予想にするつもりはなかったが、厳しいか。
しかし、本作ほど対象幅が狭くないので、なんとかなるだろうか。

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『ブルーノ』レビュー

◆評  価   6.0点
◆おススメ度  ?(これをススめたら、人間性を疑われそう)

ハリウッドコメディ作品はそれほど笑えないが、本作は意外と笑えたという印象。
虚構の設定と現実が入り混じり、新たな世界・新たな笑いが展開されている。
日本では絶対に不可能なことをやっているので、見たことがない未知の世界に対して新鮮な思いや驚愕させられたりもする。
また、何事に対しても妥協なく限度や限界を超えていく辺りは高いプロ根性も垣間見られた。
ただ、平日の夜ということもあり、観客層は男性一人客が多かったが、さすがに大爆笑している者はいなかった。
このような笑いを理解する必要もないと思うが、劇場は意外なほど静かだった。

笑いの質としては、上品なものでもレベルが高いものでもなく、かなり下品であることは間違いない。
しかし、他人を見下したり、弱い者をバカにするようなムカつく自己満足的な笑いではなくて、カラダを張った自虐的な笑いであったり、ハリウッドセレブや有名になりたい者などを皮肉った笑いなので、個人的には嫌いではなかった。
ゲイネタに関しては好きではないが、別に嫌悪することもないので、問題なし。

個人的には、相手を完全に怒らせるという笑いはそれほど好きではないので、相手を怒らせながらも呆れさせるという笑いをもっと極めてもらいたいところ。
エア○○○編、裁判シーンエキストラ編、黒人の観客が多い子ども番組編、子どもを使って仕事をさせる親に対する面接編、空手道場編、ハリソン・フォードへのインタビューを行う新番組モニター編、スワッピングパーティー編(これは完全に仕込み)、金網デスマッチ編辺りは好きだが、野外キャンプ編、元大統領候補へのインタビュー編辺りは好みではない。
軍隊キャンプ編(ナチス敬礼を行う部分は悪くない)、中東編、手錠編辺りは製作者の狙い通りに進まず、ややスベってしまったような印象。
中東編は物足りないが、あの辺りが限度なのだろう。
一般人に追いかけられるシーンをもうちょっと見たかったところだが。

多くの一般人についてはリアルな反応だと思うが、たいてい場合についてはきちんと関係者や責任者と協議して仕込んでいる(ミラノコレクションを除く)ようにも思われるので意外と安心して見ていられた。
ポーラ・アブドゥル編の人間椅子や男体盛りや、赤ちゃんを抱えたままバイクで急発進するシーンも完全に仕込みだろう。

欲を言えば、もうちょっとハリウッドセレブを皮肉るという一本の映画として練り込んで欲しかったが、ユニバーサルが配給しているので、さすがに無理があったか。
しかし、適当だからこその面白さという良さを殺さない程度には仕上げていき、批判する者をうならせて、こちらのプロ意識の高さも感じさせて欲しかったところ。
ただムチャをして一般人を怒らせるだけならば、それだけで終わってしまう。
ムチャをして有名になりたいだけならば、ハリウッドセレブの方がまだマシともいえる。
真似をする者はいないと思うが、そういう傾向が生まれても困るものだ。


【追記】
鑑賞後数日経ったが、じわじわとラストの金網のシーンが効いてきたような気がする。
悲鳴、怒り、中には泣き出す者がいるといった凄まじい喧騒の中で、男二人が金網の中でラブシーンを演じるという構図がシュールであり、斬新なコントラストを生んでいる。
感動とはちょっと違うかもしれないが、それに近いものも感じられる。
セリーヌ・ディオンの「タイタニックのテーマ」もなかなかセンスの良いチョイスだ。
したがって、あの二人の関係をもっとクローズアップしてドラマ仕立てした方がよかった気がする。
なんとなく二人でアメリカに旅立って、なんとなく喧嘩して別れて、なんとなくラブシーンを演じるというものではなくて、1本筋が通った流れを構築できれば映画としての仕上がり具合が増しただろう。

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国内映画興行収入ランキング(3月4週目その4)

祝日があったため、今週の数値はいつも以上に推測値となります。
なお、以下の作品の興行収入には祝日の月曜日の数字を含んでおりません。

11位:「プリンセスと魔法のキス」(ディズニー)<3週目>
【公開前個人予想】 12.0億円
【現時点での興行収入予想】 4億円(OP時6億円)
【公開規模】 366スクリーン(先週比+3スクリーン)
3.2千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは2.9億円半ばとなっている。
1週間の伸びは8.2千万円程度だろうか。
公開前は「ディズニーをなめるな」と強気に予想したが、派手さがなく、対象がやや幼すぎる作品だけに、さすがに無理があったか。
それにしても、「ドラえもん」と同程度の規模でこの結果は寂しすぎる。

最近のハリウッドアニメの興行収入は以下の通り(ピクサー作品、シュレックを除く)。
☆05年公開「マダガスカル」トータル22.5億円
OP3.0→11.2→16.1→19.2(※お盆時の公開)
☆05年公開「シャーク・テイル」トータル18.8億円
OP2.2→5.4→9.0→11.5→15.7→17.7
☆06年公開「森のリトルギャング」トータル11.0億円
OP1.1→4.2→7.6
☆06年公開「アイス・エイジ2」トータル9億円見込み
OP1.5→3.3→7.6→8.1→8.9
☆06年公開「ライアンを探せ!」トータル8.5億円
OP1.2→2.4→4.4→7.3
☆07年公開「モンスター・ハウス」トータル5.6億円
OP1.4→3.0→4.1→4.4
☆07年公開「ハッピーフィート」トータル14.5億円
先行込2.4→5.8→9.6→12.7→13.5
☆07年公開「ルイスと未来泥棒」トータル9.4億円
OP1.1→不明→6.9→8.0→8.8
☆08年公開「カンフー・パンダ」トータル20.0億円
OP2.2→6.8→10.2→14.5→16.7→18.2
☆09年公開「ボルト」トータル16.5億円
OP2.5→7.0→11.7→14.2→15.8
☆09年公開「クリスマス・キャロル」トータル16.0億円
OP2.9→7.0→10.9→13.1→14.4
☆09年公開「マダガスカル2」トータル10.2億円
OP1.6→4.1→6.5→9.3→9.9
☆09年公開「モンスターVSエイリアン」不明
OP1.2→2.4→4.2
☆09年公開「アイス・エイジ3」不明
OP0.4→1.2
☆10年公開「コララインと魔法のボタン」
金0.7→1.6→2.1
☆10年公開「プリンセスと魔法のキス」
OP0.9→2.1→2.9億円→
「モンスターVSエイリアン」以下のオープニングとなっていた。
主要作品との対比で考えると、「プリンセスと魔法のキス」の興行収入は4.0~6.1億円となる。
ディズニー系は「ルイスと未来泥棒」「ボルト」「クリスマス・キャロル」といった作品があり、これらとの対比で考えると、「プリンセスと魔法のキス」の興行収入は4.0~4.3億円となる。
『初動タイプとは思えない』と思っていたが、伸びがある作品でもなさそうだ。

参考までに、古いディズニー系作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「ターザン」トータル28.0億円
☆01年公開「ダイナソー」トータル49.0億円
☆02年公開「アトランティス 失われた帝国」トータル12.8億円
☆02年公開「ピーターパン2 ネバーランドの秘密」トータル23.0億円
☆03年公開「リロ&スティッチ」トータル29.1億円
☆04年公開「ブラザー・ベア」トータル16.0億円
☆05年公開「チキン・リトル」トータル26.8億円
ディズニー系作品は、やはり相当に強いことが分かるが、本作は例外となったか。

アニメ作品ではないが、以下のようなスマッシュヒット作品もあったことも見逃せなかったが。
☆08年「魔法にかけられて」トータル29.1億円
先5.4(OP3.3)→12.2→18.0→23.2→25.6→27.1
これとの対比で考えると、「プリンセスと魔法のキス」の興行収入は4.7億円となる。
さすがに5億円突破は無理のようだ。
「プリンセスと魔法のキス」の興行収入は先週に引き続き4億円と予想したい。
自分の対象ではないアニメ作品の予想は難しいが、ディズニー系だからという理由だけでヒットすると考えたのは早計だったか。
アメリカでは大ヒットしたが、それをそのまま日本に当てはめるのも無理があった。
日本ではコケた「アイス・エイジ3」も、アメリカでは「2012」を超える2億ドル近いヒットをしていた。


13位:「噂のモーガン夫妻」(ソニー)<2週目>
【公開前個人予想】 4.5億円
【現時点での興行収入予想】 3億円
【公開規模】 228スクリーン(先週比+1スクリーン)
2.9千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは1.7億円となっている。
1週間の伸びは9.9千万円程度だろうか。
浅そうなラブコメであり、ヒットしそうもない題材ではあるのは分かる。
しかし、このキャスティングならば、ある程度は稼げるとは思ったが、かなりシビアな結果となった。
レディースデイの動員はある程度期待できそうだが、大きな動員にはならないだろう。

サラ・ジェシカ・パーカー又はヒュー・グラント主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「セックス・アンド・ザ・シティ」18.0億円
先2.9(2日1.9)→7.1→10.3→12.5→14.3
☆07年「ラブソングができるまで」トータル4.9億円
OP0.7→2.1→3.6→4.2→4.6
☆10年「噂のモーガン夫妻」
金0.7(2日0.6)→1.7億円→
これらとの対比で考えると、「噂のモーガン夫妻」の興行収入は4.0~4.3億円となる。
4億円程度がマックスラインだろうか。

ラブストーリーや女性をターゲットにした作品の興行収入は以下の通り。
☆07年「幸せのレシピ」トータル7.0億円
OP1.2→3.5→5.3→6.4
☆08年「ベガスの恋に勝つルール」トータル6.1億円
先1.8→3.8→5.0→5.6→不明→6.0
☆09年「オーストラリア」トータル5.8億円
OP1.4→3.4→4.8→5.6
☆08年「マイ・ブルーベリー・ナイツ」トータル5億円見込み
OP0.8→2.5→3.6→4.3
☆07年「ラブソングができるまで」トータル4.9億円
OP0.7→2.1→3.6→4.2→4.6
☆09年「そんな彼なら捨てちゃえば?」トータル4.6億円
OP0.7→2.0→3.0→
☆08年「最後の初恋」トータル4.5億円
OP0.7→2.4→3.4→4.0
☆09年「あなたは私の婿になる」トータル3~4億円見込み
金0.8→1.9→2.6
☆09年「お買いもの中毒な私!」トータル3億円見込み
OP0.6→1.7→2.4→2.8
☆08年「幸せになるための27のドレス」トータル3.7億円
先0.9→2.0→2.7→3.2
☆10年「バレンタインデー」
金1.4→2.8→3.5億円→
☆10年「恋するベーカリー」
金1.1→2.8→4.0億円→
☆10年「噂のモーガン夫妻」
金0.7(2日0.6)→1.7億円→
主要作品との対比で考えると、「噂のモーガン夫妻」の興行収入は2.7~4.0億円となる。
現時点では3億円程度だろうか。
「幸せになるための27のドレス」トータル3.7億円を下回り、「お買いもの中毒な私!」と同程度というのは納得がいかないが、サンドラ・ブロック主演の「あなたは私の婿になる」と同程度ならば、仕方がないか。
キャスティングというよりも、やはり題材も重要ということだろう。

「噂のモーガン夫妻」1.7億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「あなたは私の婿になる」1.9億円
☆「お買いもの中毒な私!」1.7億円
☆「トワイライト」1.8億円(トータル3.5億円)
☆「消されたヘッドライン」1.9億円
<2008>
☆「X‐ファイル:真実を求めて」1.8億円
☆「SAW Ⅴ」1.7億円
☆「デスレース」1.7億円
☆「シルク」1.7億円(トータル2.8億円)
主要作品との対比で考えると、「噂のモーガン夫妻」の興行収入は2.8~3.3億円となる。
大きな伸びは期待できないので、「噂のモーガン夫妻」の興行収入は3億円と予想したい。
ラブコメの稼げないタイプの作品はこの程度となりそうだ。


14位:「花のあと」(東映)<4週目>
【現時点での興行収入予想】 3億円
【公開規模】 83スクリーン(先週比+1スクリーン)
2.0千万円を週末に稼ぎ、トータルでは1.1億円弱となっている。
1週間の伸びは6.5千万円弱程度だろうか。
2月27日より山形県4館で先行されていたので4週目となる。
北川景子主演作ということもあり、はっきりいってノーマークだったが、藤沢周平というネームヴァリューに惹かれた年配層が足を運んだのだろうか。

ロングセールスが期待される作品だが、「禅 ZEN」のようなサプライズヒットにはならないはずだ。
☆09年「禅 ZEN」トータル5.0億円(オープニング公開規模57館)
祝込3日0.5→1.1→
☆10年「花のあと」
先行込0.4→1.1→
さすがに、ここまでは伸びないだろう。

“渋い”映画の高い興行収入作品は以下の通り。
☆05年「北の零年」トータル27.0億円
OP2.5→7.8→12.0→15.1→18.2
☆08年「母べえ」トータル21.2億円
OP1.6→6.4→祝込10.9→13.4→15.7
☆05年「蝉しぐれ」トータル14.0億円
OP1.5→4.9→7.8→9.8→11.3
☆07年「眉山/びざん」トータル12.1億円
OP1.3→4.6→7.1→9.0→10.2
☆06年「博士の愛した数式」トータル12.0億円
OP1.2→3.7→5.9→7.6→8.7
☆09年「劔岳 点の記」トータル25.8億円
先2.9→9.0→14.0→17.6→祝20.3→
☆10年「花のあと」
先行込0.4→1.1→
これらとの対比で考えると、「花のあと」の興行収入は2.9~3.8億円となる。
本作には先行分があるので正確にジャッジできないが、現時点ではロングセールス込みで3億円程度というところか。


15位:「涼宮ハルヒの消失」(角川映画・クロックワークス)<7週目>
【公開前個人予想】 4~5億円
【現時点での興行収入予想】 7億円半ば
【公開規模】 28スクリーン(先週比-1スクリーン)
1.4千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは6.3億円半ばとなっている。
1週間の伸びは4.0千万円程度だろうか。
週末の数字は以下のとおりとなっている。
OP8.9千万円→2週目5.1千万円→3週目4.1千万円→4週目6.0千万円→
5週目3.0千万円→6週目2.1千万円→6週目1.4千万円となっている。
根強い人気が窺われるがそろそろ息切れしてきたか。

根強いファンを持つ作品と比較したい。
☆09年「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」トータル40.0億円
OP5.1→13.6→19.8→24.0→27.3→29.8→31.6→33.4→34.6
☆09年「サマーウォーズ」トータル16.5億円
OP1.3→03.7→06.9→09.3→11.2→12.6→13.6
☆09年「劇場版マクロスF 虚空歌姫」トータル不明(5億円程度か)
OP0.9→02.3→03.2→03.8→04.2
☆10年「涼宮ハルヒの消失」
OP0.9→02.5→03.5→04.5→05.4→05.9→06.3
公開前には「劇場版マクロスF」と同程度と考えていたが、超えたようだ。
「ヱヴァ」「サマーウォーズ」との対比で考えると、「涼宮ハルヒの消失」の興行収入は7.6~8.0億円となる。
これらのような高い伸びになるかは分からないが、先週に引き続き、当面は7億円半ば程度が落ち着きどころと考えたい。

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『ハートブルー』DVDレビュー

◆評  価   6.5点
◆おススメ度  B+(個性的で、他では見られない作品だけに見てもいいかも)

「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグロー監督作品。
同監督作品だけに「ハート・ロッカー」の感想とやや似ているところもある。

評価が非常に難しいが、良くも悪くも個性的な映画に仕上がっている。
事件の捜査よりもスカイダイビングやサーフィンを重視するという斬新さ、登場人物の行為が一切理解できないムチャクチャで強引な展開、キレのある追いかけっこなどで随所にキラリと光る演出等には意外と夢中になれる。
既存の刑事モノや覆面捜査モノ映画の公式には則らず(お約束には従うところもあるが)に、好きなことを好きなように撮るというのは大事なことかもしれないと感じさせる。
追いかけっこはなんとか撮影できるかもしれないが、スカイダイビングやサーフィンをここまでキレイに撮影できるのかと感心させられもする。
かなりムチャクチャなストーリーだが、才能のある者は細かいことには気にしないのだろう。

ルールに従っていない映画だけに、パトリック・スウェイジもルールに従わずにもっともっと弾けてもよかったとも思わせる。
「時計じかけのオレンジ」のアレックスのようにもっとクレイジーになってもよかったか。
彼を撃てない、彼を逮捕できないというように、規格外の彼の魅力にキアヌが惹かれる要因をもうちょっとアピールして欲しいところ。
パトリック・スウェイジがまだまだ“ノーマル”だと思わせるところが多い。
彼がもっとクレイジーになってくれれば、強引な展開も何もかも許されてくるようになるのではないか。
キアヌはあの程度でもよいだろうが、パトリックに毒されて、彼もルール無用のクレイジーになったと感じさせてくれれば、彼の最後の行為も納得できそうだ。
パラシュートなしでのスカイダイビングだけではなくて、ドーナツをおもむろにホウバル、大事なところでヒザが痛み出すなど、冒頭からクレイジーな資質を見せてはいるが、今一歩何かが足りない部分もある。

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『ニア・ダーク/月夜の出来事 』DVDレビュー

◆評  価   6.0点
◆おススメ度  B(B級テイストも醸し出しているが、デキは悪くない)

「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグロー監督作品。

評価はやや低いが、個性的な映画に仕上がっており、嫌いではない作品。
「ヴァンパイアがひ弱すぎる」「輸血ってなんやそれ」という設定もあるが、なかなかデキの良いヴァンパイアモノとなっている。
逆に、こういったユニークな設定が本作の長所となっているところもあるかもしれない。

また、ヴァイオレンスアクション的な要素だけではなくて、ヒューマンドラマ、ラブストーリー、西部劇・犯罪モノ映画などの要素を付加しており、見応えも意外と十分な仕上がりとなっている。
ヒューマンドラマ、ラブストーリーに関しては、やや中途半端なところもあるが、あまり突き詰めると、本旨とズレてきそうなので、この辺りがちょうどいいバランスともいえる。
ホラー度やスプラッターテイストがいいバランスで抑えられている。

主演の二人もなかなか良い雰囲気を醸し出しており、女性監督らしくそういった魅力を引き出している。
ヴァンパイアになっても人間を殺さないような優しさ、家族に対する愛情を持つ男だからこそ、彼女は彼に惹かれたのかもしれない。
一方で、妖しく、物憂げな魅力をもち、人間を殺せない彼を最後まで見捨てないような彼女に彼は惚れたのではないか。
女性監督らしく、そういった微妙な感覚も描かれているように思われた。

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国内映画興行収入ランキング(3月4週目その3)

祝日があったため、今週の数値はいつも以上に推測値となります。
なお、以下の作品の興行収入には祝日の月曜日の数字を含んでおりません。

1位:「映画ドラえもん のび太の人魚大海戦」(東宝・テレビ朝日)<3週目>
【公開前個人予想】 30億円
【現時点での興行収入予想】 33億円
【公開規模】 366スクリーン
2.7億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは13.7億円半ばとなっている。
1週間の伸びは4.0億円程度だろうか。
3週連続1位を獲得したものの、平日の伸びが悪いような気がするが、ファミリー向け作品なので、ある程度は仕方がない。
毎年同じような動きなので特に不安する必要はないとは思うが。

「映画ドラえもん」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆00年「のび太の太陽王伝説」 トータル30.5億円
☆01年「のび太と翼の勇者たち」トータル30.0億円
☆02年「のび太とロボット王国」トータル23.1億円
☆03年「のび太とふしぎ風使い」トータル25.4億円
☆04年「のび太のワンニャン時空伝」トータル30.5億円
☆05年 なし
☆06年「のび太の恐竜2006」トータル32.8億円
4.3→09.0→12.7→18.0→25.9→30.3→31.5
☆07年「のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い」トータル35.4億円
5.6→10.5→17.3→26.1→32.1→33.3→33.8
☆08年「のび太と緑の巨人伝」トータル33.7億円
5.2→09.5→15.3→22.8→30.1→31.7→32.2
☆09年「新・のび太の宇宙開拓史」トータル24.5億円
3.7→07.0→11.1→15.9→21.7→23.0→23.3
☆10年「のび太の人魚大海戦」
5.5→09.7→13.7億円→
本作は30周年記念作品となっている。
そのためか、07年に匹敵する高いオープニングを記録している。
07年~09年との対比で考えると、「のび太の人魚大海戦」の興行収入は28.0~30.2億円となる。
06年~08年の30億円半ばの水準には戻りそうだと思ったが、やや雲行きも怪しくなってきた。
とりあえず、月曜日の祝日に稼いでいるものと楽観視したい。
当面は「のび太と緑の巨人伝」トータル33.7億円、「のび太の恐竜2006」トータル32.8億円と同程度の33億円が落ち着きどころとなるだろうか。
最低でも30億円突破をクリアしたいところ。
去年の低迷の理由がよく分からないが、『去年はたまたま成績が悪かっただけという楽観視をしてもよい。日本では知らない者がいないシリーズモノであり、復活する可能性は高いと考えたい』と書いたとおりになってくれればよいが。
安心できない伸びではあるが、当面は先週に引き続き33億円程度が落ち着きどころと予想したい。
30周年記念特需も期待したいところ。

その他のアニメシリーズとの比較は以下のとおり
☆08年「ポケモン ギラティナと氷空の花束 シェイミ」トータル48.0億円
祝3日10.2→18.5→26.9→33.3→39.9→43.3→45.8→46.4
☆09年「ポケモン アルセウス 超克の時空へ」トータル45.8億円
祝3日09.8→17.8→26.4→32.5→38.7→42.1→44.3
☆09年「コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」トータル35.0億円
5.9→12.5→20.1→29.5→31.6→32.9→33.8
☆10年「のび太の人魚大海戦」
5.5→09.7→13.7億円→
これらとの対比で考えると、「のび太の人魚大海戦」の興行収入は23.8~24.4億円となる。
さすがに勢いが異なったり、GW等の祝日の関係もあり、単純な比較はできない。
去年敗れた「コナン」には雪辱したいところだが、本作は35億円程度がマックスラインとなりそうなので、「コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」を超えるのは難しそうだ。


4位:「アバター」(20世紀フォックス)<13週目>
【公開前個人予想】 60.0億円
【現時点での興行収入予想】 150億円
【公開規模】 504スクリーン(先週比-58スクリーン)
2.0億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは142.7億円弱となっている。
1週間の伸びは4.5億円弱程度だろうか。
アカデミー賞の作品賞は受賞できなかったが、伸びはまだまだ続いている。

週毎の伸びは以下のとおり。
OP5日14.1→2週目18.3→3週目14.3→4週目12.7→5週目10.7→
6週目12.9→7週目13.4→8週目13.2→9週目9.1→10週目7.3→
11週目6.3→12週目5.9→13週目4.5億円となる。
ようやく息切れしてきたが、大きな下落がみられないという優秀すぎる伸びとなっている。
評判の高さ、全世界及び全米での興行収入が歴代トップになったというニュースが話題になっている効果だろうか。
アカデミー賞を獲得しなかったが、勢いは持続するかもしれない。

ジェームズ・キャメロン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆86年公開「エイリアン2」配給収入12億円
☆91年公開「ターミネーター2」配給収入57.5億円
☆94年公開「トゥルーライズ」配給収入35億円
☆97年公開「タイタニック」トータル262億円
配給収入は興行収入の半分程度となる。
公開前には『恐らく「タイタニック」「ターミネーター2」ほどのムーブメントは起きないだろう』と予想したが、キャメロンをなめすぎていたようだ。
さすがに「タイタニック」までは超えないとは思うが、どうなるかは分からない。

近年の興行収入100億円前後の作品は以下のとおり。
☆05年「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」トータル110.0億円
☆07年「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」トータル109.0億円
☆06年「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」トータル100.2億円
☆07年「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」トータル94.0億円
☆05年「スター・ウォーズEPⅢ」トータル91.7億円
☆06年「ダ・ヴィンチ・コード」トータル90.5億円
☆09年「ハリー・ポッターと謎のプリンス」トータル80.0億円
これらとの対比を考えるのはもはや無駄だろう。

これらではなくて、以下の作品を参考にした方がよさそうだ。
☆03年「ラストサムライ」トータル137.0億円
7週目091.6→099.3→104.7→111.6→118.2→124.4→130.0
☆04年「ハウルの動く城」トータル196.0億円
7週目128.8→152.4→157.6→164.2→168.5→172.3→177.0
☆08年「崖の上のポニョ」トータル155.0億円
7週目127.3→134.4→祝140.5→143.1→145.8→147.6→祝149.2
☆09年「アバター」
7週目96.4→109.6→118.7→126.0→132.3→138.2→142.7億円→
「ラストサムライ」「ハウルの動く城」の数値は推定値であり、実際値とはズレがあると思われる。
「崖の上のポニョ」との対比で考えると、「アバター」の興行収入は148.2億円となる。
「ラストサムライ」との対比で考えると、「アバター」の興行収入は150.4億円となる。
「ハウルの動く城」との対比で考えると、「アバター」の興行収入は158.0億円となる。
ここままある程度の下落が続けば、この程度となるが、どのようになるのかはまだ読めない。
当面は150億円まで到達するのをしばらく静観するしかないようだ。

2月に「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」、3月に「シャーロック・ホームズ」が公開されたが、これらの洋画作品はそれほどのビッグヒットにはならないはずであり、しばらくはライバルが不在ということも恵まれている。
4月からの「アリス・イン・ワンダーランド」が公開されるまで勢いは持続するだろうが、4月23日に本作のDVDが発売されるので、そこまでが稼ぎ時期というところか。
残り5週弱、下落率25%とすると、3.4+2.5+1.9+1.4+1.1億円=10.3億円となる。
DVDが発売されても公開は続くことも予想されるが、142.7+10.3=153億円程度が落ち着きどころともいえる。
机上の計算通りにはいかないと思うが、現時点では、「アバター」の興行収入は先週の150億円程度のままとしたい。
公開終了間際の駆け込み需要や最後の再体験といったことも予想されるので、160億円近くまで伸びるかもしれない。
当面のライバルは03年「ラストサムライ」トータル137.0億円、04年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」トータル135.0億円だったが、これらを楽に突破した。
次のライバルは「崖の上のポニョ」トータル155.0億円となりそうだ。
さすがに、01年「賢者の石」トータル203.0億円、02年「秘密の部屋」トータル173.0億円のラインまでは伸びないと思うが、どうなるだろうか。


5位:「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」(東宝・フジテレビ)<3週目>
【公開前個人予想】 18億円
【現時点での興行収入予想】 20~22億円
【公開規模】 283スクリーン
1.8億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは13.7億円半ばとなっている。
1週間の伸びは4.1億円となっている。
平日に稼いでいるので、同日に公開された「ドラえもん」の3週目を超えている。
さすがにドラマと直結しているだけはあり、爆発力が高かった。
ドラマ鑑賞者以外には鑑賞しにくい作品だけに、今後はどこまで伸びるかが注目となる。

近年公開されたサスペンス系ドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝込34.0→祝込48.4→57.4→祝込66.6→70.5→73.8
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
5.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円(視聴率15.4%)
3.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7
☆06年「TRICK劇場版2」トータル21.0億円(03年版・視聴率15.6%)
4.3→10.0→13.9→16.9→18.8
☆08年「クロサギ」トータル17.2億円(視聴率15.7%)
2.9→07.3→10.7→13.3→15.2→16.0→16.4
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」(視聴率11.4%・11.0%)
3.9→09.7→13.8億円→
「容疑者Xの献身」以外との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は20.8~23.2億円となる。
「容疑者Xの献身」との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は27.8億円となる。
当面は20億円を超えることが目標か。

漫画原作作品のうち、ゲーム性のある映画の興行収入は以下のとおり。
☆06年「DEATH NOTE」後編トータル52.0億円
OP12.2→22.8→30.8→39.1→43.2→46.3→47.7
☆09年「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」トータル44.1億円
OP8.7→21.3→27.9→32.4→38.7→40.7
☆08年「20世紀少年」トータル39.5億円
OP6.3→15.6→祝24.0→28.1→32.5→34.8→祝込36.6→37.4
☆08年「L change the WorLd」トータル31.0億円(※参考)
OP5.7→14.6→19.9→24.3→26.8→28.5→29.7
☆09年「20世紀少年-第2章-最後の希望」トータル30.1億円
OP6.2→13.4→19.5→23.0→25.8→27.3
☆06年「DEATH NOTE」前編 トータル28.5億円
OP4.1→10.0→15.2→19.6→22.4→24.8
☆09年「カイジ 人生逆転ゲーム」トータル22.5億円
祝込3日5.3→10.0→14.1→17.2→19.7→20.9
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」
OP3.9→09.7→13.8億円→
「DEATH NOTE」前編以外との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は21.3~23.3億円となる。
「DEATH NOTE」前編との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は25.9億円となる。
春休みもあるので、極端な初動タイプではないだろう。
20億円はさすがに超えてくるのではないか。

ついでに以下のようなサスペンス作品とも比較してみたい。
☆08年「チーム・バチスタの栄光」トータル15.6億円
祝3日3.9→7.5→10.4→12.8→13.9→14.5→14.9
☆09年「ジェネラル・ルージュの凱旋」トータル9.0億円
OP1.5→4.3→06.3→07.4→08.1→08.5
☆10年「ゴールデンスランバー」トータル11億円見込み
OP2.0→5.0→07.5→09.0→10.0億円→
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」
OP3.9→9.7→13.8億円→
これらとの対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は19.7~20.7億円となる。
普通の動きならば、この程度となりそうだ。

「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」13.8億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「沈まぬ太陽」14.5億円(トータル28.0億円)
☆「劔岳 点の記」14.0億円(トータル25.8億円)
☆「カイジ」14.1億円(トータル22.5億円)
☆「僕の初恋をキミに捧ぐ」13.0億円(トータル21.5億円)
<2008>
☆「私は貝になりたい」13.0億円(トータル24.5億円)
☆「パコと魔法の絵本」13.7億円(トータル23.6億円)
☆「デトロイト・メタル・シティ」14.5億円(トータル23.4億円)
「カイジ」「僕の初恋をキミに捧ぐ」「デトロイト・メタル・シティ」との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は22.0~22.8億円となる。
20億円半ばまで伸びてもよい成績だが、ある程度の初動タイプと考えなくてはいけない。
評価も悪くはなく、時期的なメリットも加味しても、現時点での「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は先週に引き続き20~22億円と予想したい。
さすがに20億円は超えてくると思うが、どうなるだろうか。


9位:「ハート・ロッカー」(ブロードメディア)<3週目>
【現時点での興行収入予想】 7億円(先週5億円)
【公開規模】 85スクリーン(先週比+30スクリーン)
アカデミー賞作品賞受賞を受けて、30スクリーンも増加したようだ。
7.1千万円を週末に稼ぎ、トータルでは3.6億円半ばとなっている。
1週間の伸びは1.5億円弱程度だろうか。
スクリーンが増加した割には、先週の週末の数字とは大きく変わっていない。
作風的にも大ヒットできるタイプではないので、常識的な範囲に収まりそうだ。

アカデミー賞受賞作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「アメリカン・ビューティ」トータル19.6億円
☆00年公開「グラディエーター」トータル15.6億円
☆02年公開「ビューティフル・マインド」トータル19.9億円
☆03年公開「シカゴ」トータル35.0億円
☆04年公開「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」トータル103.2億円
☆05年公開「ミリオンダラー・ベイビー」トータル13.4億円
OP1.8→5.4→8.0→10.0
☆06年公開「クラッシュ」不明
☆07年公開「ディパーテッド」トータル15.6億円
OP2.9→7.1→9.9→11.7→13.0→13.8
☆08年公開「ノーカントリー」トータル3.5億円
OP0.4→01.3→01.8→02.0→02.4→02.6
☆09年公開「スラムドッグ$ミリオネア」トータル13.0億円
OP1.2→3.5→6.1→8.6→9.7
☆05年公開「アビエイター」トータル10.7億円(※参考)
OP1.6→5.0→6.9→8.4
☆07年公開「バベル」トータル20.0億円(※参考)
OP2.7→10.4→13.2→15.2→16.4→17.2
☆10年公開「ハート・ロッカー」
OP0.4→2.2→3.7億円→
これらのアカデミー賞及びアカデミー賞有力候補となった作品との対比で考えると、「ハート・ロッカー」の興行収入は5.6~7.9億円となる。
スクリーン数が定まらないので、予想がなかなか難しいが、「ハート・ロッカー」の興行収入はこの対比の上限に近い7億円程度ではないか。
先週に引き続き、「ハート・ロッカー」の興行収入は7億円と予想しておきたい。
「スラムドッグ$ミリオネア」のような感動ストーリーではなく、爆弾処理というある種の戦争モノ作品はあまり日本人受けしそうもないので、大きな伸びはないと考えたい。
もしアカデミー賞受賞を受けて、公開規模が今後も増えるようならば、予想は変更せざるを得ないが、現時点のベースではこの程度ではないか。

なお、アカデミー賞で争った「マイレージ、マイライフ」のオープニング2日は3.1千万円半ばだったようだ。
公開規模が現状の30スクリーン程度ならば、ロングセールス込みで3億円近いところまで稼ぐのではないか。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(3月4週目新作予想)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

×:「誰かが私にキスをした」(東映)
<247館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【監督】 ハンス・カノーザ
アーロン・エッカート主演の「カンバセーションズ」を監督している。
日本人が主要キャストを占める作品において、外国人が監督をする必要はあるのだろうかと思ったら、どうやら監督が企画を持ち込んだらしい。
果たして監督の狙いどおりの映画に仕上がったのだろうか。
撮影終了からかなりの月日(1年以上)が経っている点は気になるところ。

【キャスティング】 堀北真希、松山ケンイチ、手越祐也、アントン・イェルチン
よく分からないが、設定がインターナショナルスクールとのこと。
彼らによる英語の会話も繰り広げられているらしい。

堀北真希は「ALWAYS」「クロサギ」などにも出演しているが、主演としては実績がない。
公開規模が大きくなかったが、「アルゼンチンババア」はコケたといっていいだろう。
マトモだったのは「着信アリFinal」(トータル6.5億円)程度か。
しかし、このシリーズも15.1(柴咲)→10.1(ミムラ)億円という流れからの失敗であり、彼女に対して高い評価はできようもない。

松山ケンイチ主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「L change the WorLd」トータル31.0億円
OP05.7→14.6→19.9→24.3→26.8→28.5
☆08年「デトロイト・メタル・シティ」トータル23.4億円
OP03.5→10.2→14.5→祝込18.2→20.1→21.7
☆09年「カムイ外伝」トータル11.2億円
水04.3→05.9→08.1→祝込9.6→10.2→10.6
これらの実績は評価したいところだが、本作とはジャンルがかなり異なる。
「人のセックスを笑うな」「ウルトラミラクルラブストーリー」といったラブストーリーにも出演しているが、本作のような規模の大きなラブストーリーではどうなるだろうか。

手越祐也の人気には期待したいところだが、「BANDAGE」「人間失格」からも分かるように、ジャニーズの人気だけでは限界がある。
アントン・イェルチンは「ターミネーター4」に出演していたが、あまり知名度の高い俳優とはいえないだろう。

【題材】 「ラブストーリー」「記憶喪失」
ラブストーリー関連作品は以下のとおり。
☆07年「恋空」トータル39.0億円(新垣)
OP4.8→13.1→19.7→26.0→29.7→32.3→34.1
☆09年「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円(井上)
OP2.8→7.8→13.0→16.0→祝18.5→19.5→20.3
☆08年「赤い糸」トータル11.5億円(南沢)
OP1.0→不明→6.6→祝8.8→9.7→10.5→10.7
☆08年「砂時計」トータル10.0億円(夏帆・松下)
OP1.2→祝6.0→7.2→8.3→9.1→09.5→09.7
☆06年「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円(宮崎)
OP1.2→2.4→5.1→6.3
☆06年「シュガー&スパイス/風味絶佳」トータル7.5億円(沢尻)
OP1.0→3.4→4.9→5.8
☆07年「そのときは彼によろしく」トータル4.6億円(長澤)
OP0.9→2.3→3.3→3.8→04.2→04.4
ネタとしては面白そうだが、あまり良作に仕上がっている感じがしない。
ビッグヒットが見込みにくいので、上手くいって二桁に乗るかというところか。
実際には一桁後半が落ち着きどころではないか。
さすがに「そのときは彼によろしく」程度は超えるだろう。

【予告編・TVCM】 量・普/デキ・普
設定がユニークなため、多少は気になる中身となっているが、もっと面白さを伝えられるのではないか。
また、記憶喪失モノにおいて、「これはあなたの物語」と言われてもピンとは来ない。
CMのラストの堀北の表情もやや微妙だ。

【支持基盤・ターゲット】 「若年層のカップル」「若年層の女性」「各出演者のファン」
若年層のカップルや友人向けだろうか。
OLが一人で仕事帰りに見る映画でもなさそうだ。
観客層はかなり若いのではないか。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「ヤッターマン」トータル31.4億円(オープニング4.6億円)
☆「ジェネラル・ルージュの凱旋」トータル9.0億円(オープニング1.5億円)
☆「ドロップ」トータル19.5億円(オープニング2日1.7億円)
☆「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」トータル7.7億円(オープニング1.4億円)
<2008>
☆「映画クロサギ」トータル17.2億円(オープニング2.9億円)
☆「犬と私の10の約束」トータル15.2億円(オープニング1.8億円)
☆「Sweet Rain 死神の精度」トータル5.0億円(オープニング0.8億円)
勝算があるのならば、3連休前に公開するのではないか。

【評価・予想】 8.0億円(オープニング1.3億円)
設定がユニークであり、キャストもそれなりにマトモなため、大きくはコケないと思われるが、何かが足りない部分もあるのでビッグヒットにもならないだろう。

以下のようなヒットには至らないか。
☆08年「赤い糸」トータル11.5億円
OP1.0→不明→6.6→祝8.8→9.7→10.5→10.7
☆08年「砂時計」トータル10.0億円
OP1.2→祝6.0→7.2→8.3→9.1→09.5→09.7
この2作はドラマ化されており、さらに切ない系だったので、ヒットしたのだろう。

こちらのグループに入るのではないか。
☆06年「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円
OP1.2→2.4→5.1→6.3
☆06年「シュガー&スパイス/風味絶佳」トータル7.5億円
OP1.0→3.4→4.9→5.8
「誰かがキスをした」の興行収入は「ただ、君を愛してる」と同程度の8.0億円と予想したい。
オープニングもヒネらずに1.3億円程度でよいだろうか。
今週は、新作があまり公開されず、ライバルが不在という利点もある。

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国内映画興行収入ランキング(3月3週目その2)

祝日があったため、今週の数値はいつも以上に推測値となります。
なお、以下の作品の興行収入には祝日の月曜日の数字を含んでおりません。

2位:「シャーロック・ホームズ」(ワーナー)<2週目>
【公開前個人予想】 27.5億円
【現時点での興行収入予想】 22.0億円(先週20.0億円)
【公開規模】 444スクリーン(先週比+3スクリーン)
2.4億円弱を週末に稼ぎ、トータルでは10.0億円弱となっている。
1週間の伸びは5.8億円半ばとなっている。

今年公開された洋画作品の興行収入の動きは以下のとおり。
☆「オーシャンズ」
金3.9→09.8→13.9→17.8
☆「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
金3.7→07.9→10.4→11.8
☆「シャーロック・ホームズ」
金4.1→10.0→
2週目時点では一番成績が良い。
「オーシャンズ」の興行収入は既に23億円を超えていると思われるので、「オーシャンズ」以上に伸びるかどうかが注目となる。

ロバート・ダウニー・Jr.又はジュード・ロウが出演した主な作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年公開「ホリデイ」トータル13.3億円
OP1.8→5.5→8.2→10.3→11.8
☆08年「アイアンマン」トータル9.4億円
OP2.1→5.2→7.0→8.2→8.8→9.1→9.1
☆10年「シャーロック・ホームズ」
金4.1(2日3.3)→10.0億円→
これらとの対比で考えると、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は18.1~24.2億円となる。
世間では面白いと評価されているようなので、極端な初動ではないだろう。
当面は20億円突破が目標となりそうだ。

以下のような作品がライバルになるかと思ったが、どうなるだろうか。
☆08年公開「ライラの冒険 黄金の羅針盤」トータル37.5億円
先8.2(OP5.5)→15.4→20.2→24.7→28.2→31.1→32.5
☆07年公開「ナイトミュージアム」トータル35.7億円
先6.0→14.7→23.4→29.6→32.2→33.8→35.2
☆09年公開「天使と悪魔」トータル33.5億円
金3日6.8(OP5.5)→15.0→20.6→25.6→28.6→30.4
☆07年公開「オーシャンズ13」トータル32.0億円
先6.0→17.6→22.3→26.0→28.1→祝込30.0→30.8
☆08年公開「ハンコック」トータル31.0億円
先8.3→17.2→祝込23.7→26.6→28.7→29.1→29.6
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆07年公開「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
金4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8→25.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆09年公開「ナイトミュージアム2」トータル20.5億円
水5日8.2(OP3.6)→13.9→17.5→19.3→20.0
☆10年「シャーロック・ホームズ」
金4.1(2日3.3)→10.0億円→
主要作品との対比で考えると、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は18.0~24.4億円となる。
極端な伸びもないと思われるので、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は20億円程度となりそうだ。
当面は「ハムナプトラ3」辺りがライバルとなりそうだ。
07年「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円までは伸びないだろう。
ただ、05年の「ナショナル・トレジャー」の方はトータル20.6億円なので、20億円ラインは妥当なのかもしれない。

「シャーロック・ホームズ」10.0億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「マンマ・ミーア!」10.1億円(トータル26.0億円)
☆「ベンジャミン・バトン」10.4億円(トータル24.0億円)
☆「007/慰めの報酬」先行アリ11.3億円(トータル19.8億円)
<2008>
☆「EARTH」祝込10.2億円(トータル24.0億円)
☆「スウィーニー・トッド」9.6億円(トータル20.5億円)
☆「ジャンパー」先行アリ10.0億円(トータル17.4億円)
☆「ダークナイト」先行アリ9.4億円(トータル16.0億円)
「マンマ・ミーア!」以外との対比で考えると、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は17.0~23.5億円となる。
極端な伸びもなければ、極端な初動でもないと思われるので、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は20億円は突破して、22億円程度まで伸びてきそうなので、上方修正したい。
もう少し様子もみたいところだが、大丈夫だろう。
アメリカでの大ヒットを受けて、日本でも相当に受けると公開前に思ったとおりになりそうだ。


6位:「NINE」(角川・松竹)<1週目>
【公開前個人予想】 12.5億円
【現時点での興行収入予想】 6~7億円
【公開規模】 313スクリーン
金曜日からの3日間で1.6億円弱のオープニングを飾った。
週末2日では1.2億円のようだ。
先週『月曜日の祝日及び金曜日を足すと3.5億円程度だろうか』と書いたので、予想よりもかなり低い結果となっている。
アメリカ同様に日本でもコケてしまいそうだ。
ミュージカル映画はヒットしやすいと考えたが、派手さはあるものの、明るさのない作品であり、また単純に楽しめる作品というわけでもなく小難しさも感じられるので、そういった面から敬遠されたのだろうか。
ただ、週末には稼げなかったが、レディースデイの稼動はある程度期待したいところ。

ロブ・マーシャル監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆03年公開「シカゴ」トータル35.0億円
☆05年公開「SAYURI」トータル15.5億円
OP1.9→5.3→08.1
☆10年公開「NINE」
金1.6(OP1.2)億円→
「SAYURI」との対比で考えると、「NINE」の興行収入は9.8億円となる。
この辺りがマックスラインとなるだろうか。
さすがに、ここまでのロングセールスにはならないだろう。

ミュージカル映画の興行収入は以下の通り。
☆01年公開「ムーランルージュ」トータル10.0億円
☆03年公開「シカゴ」トータル35.0億円
☆05年公開「オペラ座の怪人」トータル42.0億円
☆06年公開「プロデューサーズ」トータル10.0億円
OP1.2→03.6→05.3→06.5→08.1
☆07年公開「ドリームガールズ」トータル19.2億円
OP2.0→06.5→11.0→14.1→16.3
☆07年公開「ヘアスプレー」トータル10.0億円
OP1.2→03.6→05.7→06.6→07.7→08.4
☆08年公開「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」トータル20.5億円
OP4.0→09.6→14.0→16.6→18.4→19.4
☆09年公開「マンマ・ミーア!」トータル26.0億円
金4.4→10.1→15.3→19.1→22.0→24.9
☆10年公開「NINE」
金1.6(OP1.2)億円→
これらとの対比で考えると、「NINE」の興行収入は6.2~11.5億円となる。
この下限辺りが落ち着きどころか。
ミュージカル映画はロングセールスになりやすいが、本作はそういうタイプの作品ではないだろう。
豪華俳優陣に期待したが、玄人向けのやや渋いキャスティングであり、日本人受けしやすいキャスティングではなかった。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「DRAGONBALL EVOLUTION」トータル8.7億円(オープニング先行込3.1億円)
☆「ワルキューレ」トータル12.5億円(オープニング祝込3日3.8億円)
☆「マーリー 世界一おバカな犬が~」トータル8.1億円(オープニング金3日1.9億円)
<2008>
☆「ライラの冒険」トータル37.5億円(先行込み8.2億円)
☆「ジャンパー」トータル17.4億円(オープニング先行込5.5億円)
☆「バンテージ・ポイント」トータル8.5億円(オープニング1.5億円)
☆「魔法にかけられて」トータル29.1億円(オープニング先行込5.4億円)
☆「マイ・ブルーベリー・ナイツ」トータル5億円見込み(オープニング0.8億円)
主要作品との対比で考えると、「NINE」の興行収入は6.3~6.8億円となる。
やはり、6億円程度が落ち着きどころか。

「NINE」金1.6(OP1.2)億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「サブウェイ123激突」金1.6億円(トータル7.7億円)
☆「トランスポーター3」1.1億円(トータル6.7億円)
☆「イングロリアス・バスターズ」金1.6億円(トータル6.5億円)
☆「バーン・アフター・リーディング」金1.4億円(トータル6.5億円)
<2008>
☆「エリザベス:ゴールデン・エイジ」1.2億円(トータル6.5億円)
☆「大いなる陰謀」金1.5億円(トータル6.2億円)
☆「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」1.1億円(トータル4.6億円)
☆「Mr.ビーン」1.1億円(トータル4.5億円)
これらとの対比で考えると、「NINE」の興行収入は4.9~7.7億円となる。
ある程度の伸びを加味しても、「NINE」の興行収入は6~7億円というところではないか。
ミュージカル映画でも高い興行収入になるタイプではなかったので、そのように予想しなければならなかった。


8位:「ダレン・シャン」(東宝東和)<1週目>
【公開前個人予想】 7.0億円
【現時点での興行収入予想】 5億円
【公開規模】 337スクリーン
金曜日からの3日間で1.4億円のオープニングを飾った。
週末2日では1.1億円弱のようだ。
先週『週末に1.2億円、金曜日及び月曜日の祝日を加えると2.2億円というところか』と書いたので、ほぼ予想どおりといえるだろう。
ファミリー向け作品ということもあり、金曜日の数字が予想よりも悪かったようだ。
しかし、オープニングはほぼ予想どおりだが、トータル興行収入は予想どおりというわけにはいかないようだ。

本作を手掛けたポール・ワイツ監督は「アバウト・ア・ボーイ」「ライラの冒険 黄金の羅針盤」を監督している。
本作もファンタジー系作品だが、「ライラの冒険 黄金の羅針盤」のようなヒットにはならないだろう。
☆08年公開「ライラの冒険 黄金の羅針盤」トータル37.5億円
先8.2(OP5.5)→15.4→20.2→24.7→28.2→31.1→32.5
(※7週目以降で5億円も稼げるとは思えないので数字の信憑性に問題あり)
☆10年公開「ダレン・シャン」
金1.4(OP1.1)億円→
これとの対比で考えると、「ダレン・シャン」の興行収入は7.5億円となるが、ここまでは伸びないだろう。

渡辺謙の出演だけが厄介だったが、年配層向けの作品ではないので、それほど影響はなかったようだ。
ちなみに渡辺謙が出演したハリウッド映画の興行収入は以下のとおり。
☆03年「ラストサムライ」トータル137.0億円
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円
OP2.9→不明→9.8→11.6→13.0→13.5
☆05年「SAYURI」トータル15.5億円
OP1.9→5.3→08.1
☆06年「硫黄島からの手紙」トータル51.0億円
OP5.0→13.9→20.8→26.1→祝込36.7→39.8→43.2
☆10年公開「ダレン・シャン」
金1.4(OP1.1)億円→
「バットマン ビギンズ」との対比で考えると、「ダレン・シャン」の興行収入は5.3億円となる。
この辺りが落ち着きどころか。

参考になりそうなファンタジー系作品及びヴァンパイアモノは以下のとおり。
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆05年公開「エラゴン/遺志を継ぐ者」トータル18.7億円
OP2.5→6.4→9.7→15.1→17.0→17.9
☆08年公開「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円
OP1.0→2.6→5.7→6.2→6.4
☆09年「トワイライト~初恋~」トータル3.5億円見込み
OP0.7→1.8→2.5
☆10年公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
金3日3.7→7.9→10.4→11.8億円→
☆10年公開「ダレン・シャン」
金1.4(OP1.1)億円→
主要作品との対比で考えると、「ダレン・シャン」の興行収入は4.2~7.2億円となる。
大きく伸びる作品ではないので、やはり5億円程度が落ち着きどころか。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「DRAGONBALL EVOLUTION」トータル8.7億円(オープニング先行込3.1億円)
☆「ワルキューレ」トータル12.5億円(オープニング祝込3日3.8億円)
☆「マーリー 世界一おバカな犬が~」トータル8.1億円(オープニング金3日1.9億円)
<2008>
☆「ライラの冒険」トータル37.5億円(先行込み8.2億円)
☆「ジャンパー」トータル17.4億円(オープニング先行込5.5億円)
☆「バンテージ・ポイント」トータル8.5億円(オープニング1.5億円)
☆「魔法にかけられて」トータル29.1億円(オープニング先行込5.4億円)
☆「マイ・ブルーベリー・ナイツ」トータル5億円見込み(オープニング0.8億円)
主要作品との対比で考えると、「ダレン・シャン」の興行収入は5.7~6.2億円となる。
6億円前後がマックスラインとなるが、そこまでは伸びないだろう。

「ダレン・シャン」金1.4(OP1.1)億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「トランスポーター3」1.1億円(トータル6.7億円)
☆「バーン・アフター・リーディング」金1.4億円(トータル6.5億円)
☆「96時間」1.0億円(トータル4.4億円)
<2008>
☆「スパイダーウィックの謎」1.0億円(トータル6.5億円)
☆「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」1.1億円(トータル4.6億円)
☆「Mr.ビーン」1.1億円(トータル4.5億円)
☆「ラスベガスをぶっつぶせ」1.1億円(トータル4.5億円)
☆「スピード・レーサー」1.1億円(トータル4.0億円)
☆「マゴリウムおじさん~」1.0億円(トータル3.4億円)
主要作品との対比で考えると、「ダレン・シャン」の興行収入は3.7~6.7億円となる。
伸びるタイプの作品ではないにせよ、春休みや渡辺謙出演ということもあり、極端な初動タイプでもないだろうか。
公開前は「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円と比較したが、「スパイダーウィックの謎」ほど伸びるタイプの作品ではないので、「ダレン・シャン」の興行収入は5.0億円と予想したい。
ダーク系のファンタジー作品は日本では受けないことは当然のことだろう。


8位:「スパイ・アニマル Gフォース」(ディズニー)<1週目>
【公開前個人予想】 5.0億円
【現時点での興行収入予想】 5億円
【公開規模】 352スクリーン
週末2日間で1.0億円のオープニングを飾った。
先週『祝日を含めたオープニングは1.2億円というところか』と書いたので、週末2日ベースにすると0.8億円という予想となる。
大きくはズレていないが、3D単価の上昇をもうちょっと踏まえた方がよかったか。

子ども向きや動物モノの洋画作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「ナイトミュージアム」トータル20.5億円
水8.2(OP3.6)→13.9→17.5→19.3→20.0
☆09年「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」トータル8.1億円
金1.9(OP1.5)→5.2→6.7→7.4
☆08年「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円
OP1.0→2.6→5.7→6.2→6.4
☆10年「かいじゅうたちのいるところ」トータル5~6億円見込み
金1.7→3.4→4.5
☆09年「ベッドタイム・ストーリー」トータル不明(4億円程度か)
金1.1→2.5
☆10年「スパイ・アニマル Gフォース」
OP1.0億円→
主要作品との対比で考えると、「スパイ・アニマル Gフォース」の興行収入は5.4~6.5億円となる。
伸びるとすれば6億円前後というところか。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「DRAGONBALL EVOLUTION」トータル8.7億円(オープニング先行込3.1億円)
☆「ワルキューレ」トータル12.5億円(オープニング祝込3日3.8億円)
☆「マーリー 世界一おバカな犬が~」トータル8.1億円(オープニング金3日1.9億円)
<2008>
☆「ライラの冒険」トータル37.5億円(先行込み8.2億円)
☆「ジャンパー」トータル17.4億円(オープニング先行込5.5億円)
☆「バンテージ・ポイント」トータル8.5億円(オープニング1.5億円)
☆「魔法にかけられて」トータル29.1億円(オープニング先行込5.4億円)
☆「マイ・ブルーベリー・ナイツ」トータル5億円見込み(オープニング0.8億円)
主要作品との対比で考えると、「スパイ・アニマル Gフォース」の興行収入は5.2~5.7億円となる。
5億円突破が当面の目標となりそうだ。

「スパイ・アニマル Gフォース」1.0億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「トランスポーター3」1.1億円(トータル6.7億円)
☆「バーン・アフター・リーディング」2日1.1億円(トータル6.5億円)
☆「96時間」1.0億円(トータル4.4億円)
<2008>
☆「スパイダーウィックの謎」1.0億円(トータル6.5億円)
☆「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」1.1億円(トータル4.6億円)
☆「Mr.ビーン」1.1億円(トータル4.5億円)
☆「ラスベガスをぶっつぶせ」1.1億円(トータル4.5億円)
☆「スピード・レーサー」1.1億円(トータル4.0億円)
☆「マゴリウムおじさん~」1.0億円(トータル3.4億円)
主要作品との対比で考えると、「スパイ・アニマル Gフォース」の興行収入は3.4~6.5億円となる。
伸びがある作品ではないので、6億円程度まで伸びないだろう。
今が旬の3D作品でもあり、極端な初動でもないと思われるので、「スパイ・アニマル Gフォース」の興行収入は5億円と予想しておきたい。
5億円突破するのは厳しそうだが、5億円に近い数字に落ち着くのではないか。
ファミリー向け作品なので週末にそれなりに稼いでくれるだろう。
洋画ファミリー向け作品は、日本人にも受ける場合もあるが、受けない場合も多い。
本作は受けないタイプであることは容易に想像がつくだろう。


10位:「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」(20世紀フォックス)<4週目>
【公開前個人予想】 9.5億円
【現時点での興行収入予想】 13~14億円
【公開規模】 538スクリーン(先週比-24スクリーン)
6.0千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは11.8億円半ばとなっている。
1週間の伸びは1.5億円弱程度だろうか。
日本人好みではないファンタジーと思ったが、ファミリー向けの洋画大作ファンタジー映画が欠乏しているという状態だったためだろうか、10億円を超えるヒットとなっている。
「ハリー・ポッター」シリーズを超えたといわれる原作、クリス・コロンバス監督という知名度なども後押ししているのだろうか。

参考になりそうなファンタジー作品は以下のとおり。
☆08年公開「ライラの冒険 黄金の羅針盤」トータル37.5億円
先8.2(OP5.5)→15.4→20.2→24.7→28.2→31.1→32.5
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆05年公開「エラゴン/遺志を継ぐ者」トータル18.7億円
OP2.5→6.4→9.7→15.1→17.0→17.9
☆08年公開「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円
OP1.0→2.6→5.7→6.2→6.4
☆10年公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
金3日3.7→7.9→10.4→11.8億円→
「ライラの冒険」以外との対比で考えると、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の興行収入は12.4~14.9億円となる。
10億円台半ばも狙えそうだが、そこまでは伸びないだろう。

ファンタジーではないが、「アメコミ」「コミック」作品も参考になりそうだ。
☆08年「ダークナイト」トータル16.0億円
先3.3→9.4→12.1→13.7→14.8→15.3→15.6
☆07年「300<スリーハンドレッド>」トータル15.6億円
先4.1→8.8→11.6→13.3→14.4
☆06年「スーパーマン リターンズ」トータル15.0億円
先3.7→7.9→10.9→12.3→13.2
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円
☆03年「リーグ・オブ・レジェンド時空を超えた戦い」トータル12.1億円
☆09年「G.I.ジョー」トータル10.5億円
金3日2.3→6.6→8.5
☆05年「ファンタスティック・フォー/超能力ユニット」トータル10.1億円
☆06年「Vフォー・ヴェンデッタ」トータル10.0億円
OP1.5→4.6→7.7→8.6
☆05年「シン・シティ」トータル10.0億円
OP1.6→4.5→5.8→6.8
☆08年「アイアンマン」トータル9.4億円
OP2.1→5.2→7.0→8.2→8.8→9.1→9.1
☆07年「ファンタスティック・フォー/銀河の危機」トータル9.2億円
金2.5→5.9→7.6→8.8
☆09年「DRAGONBALL EVOLUTION」トータル8.7億円
先3.1→6.0→7.4→8.3
☆10年公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
金3日3.7→7.9→10.4→11.8億円→
ロングセールスタイプを除く主要作品との対比で考えると、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の興行収入は12.3~13.8億円となる。
この中でも先行がなく、本作と同じく金曜日公開の「ファンタスティック・フォー/銀河の危機」との対比で考えると、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の興行収入は12.3億円となる。
この辺りをやや超える程度の13億円前後が落ち着きどころか。
オープニング時は『15~16億円辺りが落ち着きどころとなりそうだ』と書いたが、その辺りはマックスラインとなりそうだ。

「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」11.8億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「チェンジリング」11.0億円(トータル12.8億円)
☆「ワルキューレ」11.3億円(トータル12.5億円)
<2008>
☆「最高の人生の見つけ方」10.0億円(トータル13.5億円)
☆「ハプニング」11.4億円(トータル12.2億円)
☆「イーグル・アイ」11.6億円(トータル12.2億円)
「最高の人生の見つけ方」以外との対比で考えると、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の興行収入は12.4~13.7億円となる。
「シャーロック・ホームズ」「ダレン・シャン」も公開されたので、大きな伸びはないだろう。
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の興行収入は先週に引き続き13~14億円と予想したい。
引き続き、『やや初動タイプと思われるが、春休みという時期も考慮して極端なものではない』という少々甘い考えでいたい。

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国内映画興行収入ランキング(3月3週目その1)

2位:「映画 プリキュアオールスターズDX 2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!」(東映・テレビ朝日)<1週目>
【公開前個人予想】 9.5億円
【現時点での興行収入予想】 11.0億円
祝日を含めた3日間で3.18億円というオープニングを飾った。
先週『祝日を含めた3日間では「プリキュアオールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」と同程度の2.5億円となるだろうか』と書いたので、予想よりも高いものとなっている。
本シリーズのアニメ番組を一度も観ていないが、新番組が始まり、勢いが上昇しているような気がしたので、他のシリーズ作品よりも高いオープニングとなったのだろうか。

関連作品の興行収入は以下の通り。
☆05年「ふたりはプリキュア Max Heart」トータル8.5億円
OP1.9→3.5→5.4→7.3→7.8
☆05年「ふたりはプリキュア MaxHeart2 雪空のともだち」トータル5.7億円
OP1.2→不明→3.1
☆06年「ふたりはプリキュア Splash Star チクタク危機一髪!」トータル3.0億円
OP0.56
☆07年「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」トータル8.0億円
OP1.7→3.7→5.6→6.5→7.1
☆08年「Yes!プリキュア5 GoGo!お菓子の国のハッピーバースデイ♪」トータル7.9億円
OP1.6→3.4→4.8→6.2→6.8
☆09年「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円
3日2.4(2日1.4)→5.1→7.6→8.6→9.0
☆09年「フレッシュプリキュア!おもちゃの国は秘密がいっぱい!?」トータル8.0億円
OP1.7→3.8→5.1→5.9→6.9→7.2
☆10年「オールスターズDX2希望の光☆レインボージュエルを守れ!」
3日3.2億円→
3日3.2億円のため、2日では2.1億円と考えて検討したい。
前作「オールスターズDX」以外との対比で考えると、本作の興行収入は9.4~10.4億円となる。
前作「オールスターズDX」との対比で考えると、本作の興行収入は13.5億円となる。

当面は「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円を超える二桁突破が目標となるのではないか。
初動タイプという疑いを否定することは難しく、さすがに前作比の13億円までは伸びないだろう。

なお、10億円前後のアニメ作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「劇場版 MAJOR」トータル10.5億円見込み<年末公開>
OP1.5→2.6→不明→7.7→祝込9.6→10.0
☆09年「NARUTO-ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者」トータル10.2億円
OP1.9→4.7→7.4
☆09年「映画クレヨンしんちゃん」トータル10.0億円
OP1.7→3.5→5.9→9.2→9.6
☆08年「ONE PIECE」トータル9.2億円
OP1.6→3.4→4.7→6.1→7.5
☆07年「ONE PIECE」トータル9.0億円
OP1.6→3.5→4.7→不明→7.5
☆10年「オールスターズDX2希望の光☆レインボージュエルを守れ!」
3日3.2億円→
「劇場版 MAJOR」以外との対比で考えると、本作の興行収入は11.3~12.4億円となる。

これらを踏まえて、「映画 プリキュアオールスターズDX 2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!」の興行収入は二桁をやや超える11.0億円と予想したい。
前作「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円から極端な爆発はないだろう。

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『ハート・ロッカー』レビュー

◆評  価   8.5点
◆おススメ度  B+(緊張感を味わいたい人にはススめられる)

アカデミー賞作品賞の全てが素晴らしい作品というわけではないが、たとえアカデミー賞という肩書きがなくても、評価したい作品。
完璧な作品とは言いがたい部分は多々見られるが、賞賛されてもおかしくはない。
戦争モノやイラクモノ作品が溢れている中で、他の作品とは異なるアプローチを試みて、独特かつ個性的な作品に仕上がっている。
声高々に野暮ったいメッセージをストレートに発するということも必要だが、本作のようなユニークなアプローチで戦争の現実や悲惨さを伝えるということも必要ではないか。
イラクモノ作品の多くは真正面からマジメに向き合い過ぎている感もあったが、本作のバランスは優れており、イラクの現実を描くだけではなくて、エンターテイメント的な要素も含まれている点も評価したいところ。

個人的に最大限に評価したいところは、針を刺されたように突き刺さる張り詰めた“緊張感”をビグロー監督が演出できているということだ。
ハエが目に入ろうと、口に入ろうと集中力を持続させる主人公たちのように、あまりに画面に集中しすぎたために、「自分が今どこにいるのか」「自分が今何をみているのか」かが一瞬分からなくなるほどの異様な緊張感で溢れていた。
数多くの作品を見ている自分でも、現実(ドキュメンタリー)なのか、虚構(フィクション)なのかを混乱するほどのリアリティ度の高い作品といえる。
敵が見えないという何ともいえない心理が疑心暗鬼を産み、周囲全てが敵にも見えてくるという“恐怖”、今まで普通に喋っていた仲間が一瞬で命を奪われるという“過酷さ”も描かれている。
いったい何と戦い、いつ終わるのかすら見えてこない。

また、戦争ジャンキーのリアルな姿も描かれている。
本作の冒頭に語られる「戦いは中毒症状を引き起こす」といった趣旨の引用も活かされている。
スナイパーとの壮絶な死闘の後に訪れたクレイジーなほどの“高揚感”も実にリアルだ。
恐らく爆弾ならば、どんなものでも判別できるだろうが、現実社会においては種類豊富なシリアルを判断することができないというのはユニークな皮肉となっている。

ただ、主人公をある種カッコいい英雄のような存在にも感じられたが、果たしてそれで良かったのかどうかという問題もある。
中途半端に英雄のような存在として描くよりも、もっとクレイジーさがあり、もっとぶっ壊れていてもよいのではないか。
彼には人間味や善悪の感情が残りすぎているような気がする。
マトモな神経を持っているようでは、この世界では生きていけないだろう。
メッセージ性という観点からすると、英雄的では弱くなってしまうのではないか。
さらに、本当の“現実”はこのように簡単に戦場に戻れるかというと、そうでもないような気がする。
もちろん中にはそういう者もいるだろうが、心身ともに癒すことのできないダメージを負うということも我々が想像できる“現実”である。
主人公は根っからの戦争ジャンキーでもよいが、サンボーンやエルドリッジ辺りには彼とは逆の役割を担わせてもよかったのではないか。
あまりゴチャゴチャさせると作風が損なわれるので、難しいところでもあるが、戦争ジャンキーの主人公によって他の兵隊の人間性などが喪失していくような過程も描いて欲しかったところ。
主人公のような戦争ジャンキーになって、無鉄砲な振る舞いで命を落としたり、戦争ジャンキーになり切れずに、恐怖を吐露させてもよかっただろう。
主題である“戦争ジャンキー”という扱いに対して、やや中途半端な仕上がりという印象は受ける。

テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(3月2週目その2)

11位:「猿ロック THE MOVIE」(ショウゲート・読売テレビ)<3週目>
【公開前個人予想】 3.0億円
【現時点での興行収入予想】 4億円
【公開規模】 226スクリーン
2.5千万円を週末に稼ぎ、トータルでは2.7億円半ばとなっている。
1週間の伸びは6.9千万円弱程度だろうか。
3週目にして、早くも勢いがなくなってきた。
『初動タイプの疑いが高いと思われる』と懸念したとおりとなりそうだ。
しかし、視聴率がそれほど高くない深夜ドラマの映画化という比較的無理な企画だったが、市原隼人の人気もあり、ある程度恥ずかしくない結果となりそうだ。

市原隼人主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」トータル1億円未満か
OP0.2→0.3→0.4→0.5
☆08年「神様のパズル」トータル1億円未満か
OP0.2→0.4→0.6→0.7
☆08年「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」トータル1.8億円
不明→0.8→不明→不明→1.6→1.7
市原隼人の人気の高さは認めたいが、映画に関しては苦戦している。
ただ、観たことないが、「神様のパズル」など映画化してどうするのという無理な企画が目立つ。
今回も無理な企画ながらも、ある程度マトモな数字となりそうだ。

09年7月クールにおいて深夜に放送されていた。
平均視聴率は4.7%となっている。
初回視聴率は7.4%と深夜にしては高い視聴率だったが、最終回が3.5%と全ての回において一番低い視聴率で幕を閉じた。
支持はあまり高くないと考えられるのではないか。
以下のような作品が参考になるか。
☆08年「特命係長 只野仁 最後の劇場版」トータル4.6億円(09年版・視聴率10.3%)
0.8→02.2→03.0→不明→04.1→04.3
☆08年「スシ王子!」トータル3.7億円(視聴率7.5%)
0.8→01.7→02.6→03.2→03.4→03.5
☆10年「猿ロック THE MOVIE」
0.9→02.1→02.8億円→
これらとの対比で考えると、「猿ロック THE MOVIE」の興行収入は4.0~4.3億円となる。
ただ、「スシ王子!」はGW公開、「特命係長 只野仁 最後の劇場版」は正月映画だった。
これらほどの伸びがあるかは微妙。
現時点では4億円前後が落ち着きどころか。

「猿ロック THE MOVIE」2.8億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「おっぱいバレー」3.2億円(トータル5.3億円)
☆「風が強く吹いている」3.2億円(トータル4.5億円)
<2008>
☆「特命係長 只野仁 最後の劇場版」3.0億円(トータル4.6億円)
☆「ICHI」3.5億円(トータル4.5億円)
☆「銀幕版 スシ王子!」2.6億円(トータル3.7億円)
☆「グーグーだって猫である」2.5億円(トータル3.6億円)
「おっぱいバレー」以外との対比で考えると、「猿ロック THE MOVIE」の興行収入は3.6~4.3億円となる。
やや初動タイプと思われるので、「猿ロック THE MOVIE」の興行収入は先週に引き続き4億円と予想したい。
4億円を超えないと思われるが、それに近い数字に落ち着くだろう。
もっとコケると思っていたので、個人的にはこの程度でも十分ではないかと思っている。


12位:「おとうと」(松竹・テレビ朝日)<7週目>
【公開前個人予想】 24~25億円
【現時点での興行収入予想】 20億円前後(先週20~21億円)
【公開規模】 305スクリーン
2.5千万円を週末に稼ぎ、トータルでは17.8億円弱となっている。
1週間の伸びは8.4千万円程度だろうか。
週毎の動きは以下のとおり。
1週目OP2.4→2週目4.9→3週目3.9→4週目2.5→5週目2.0→
6週目1.3→7週目0.8億円となっている。
ゆったりとした下降を続けている。
山田洋次と吉永小百合のコンビであり、良い意味でも悪い意味でもサプライズもなく、安定しているといえる。

山田洋次監督作品の興行収入は以下の通り。
☆00年「十五才 学校Ⅳ」トータル10.5億円
☆02年「たそがれ清兵衛」トータル12億円(※02年分)
☆04年「隠し剣 鬼の爪」トータル9億円程度か
☆06年「武士の一分」トータル41.1億円
☆08年「母べえ」トータル21.2億円
OP1.6→6.4→祝10.9→13.4→15.7→17.3→18.2
☆10年「おとうと」
OP2.4→7.2→11.1→13.7→15.6→17.0→17.8億円→
同じく吉永小百合主演の「母べえ」が参考になるだろう。
「母べえ」との対比で考えると、「おとうと」の興行収入は20.7億円となる。
この辺りが落ち着きどころだろうか。
しかし、「母べえ」のオープニングは低すぎたにも関わらず、「母べえ」に抜かれてしまっており、「おとうと」の伸びに対して、やや信頼性が欠けてきた。
当面は20億円突破が目標となるだろうか。

吉永小百合主演の映画は以下の通り。
☆00年「長崎ぶらぶら節」トータル11.6億円
☆01年「千年の恋 ひかる源氏物語」トータル20.8億円
☆05年「北の零年」トータル27.0億円
OP2.5→7.8→12.0→15.1→18.2→20.3→22.2
☆08年「母べえ」トータル21.2億円
OP1.6→6.4→祝10.9→13.4→15.7→17.3→18.2
☆08年「まぼろしの邪馬台国」トータル9.5億円
OP1.6→3.5→04.8→05.8→不明→07.2→07.7→
☆10年「おとうと」
OP2.4→7.2→11.1→13.7→15.6→17.0→17.8億円→
「まぼろしの邪馬台国」はやや低い結果に終わったが、20億円は堅そうと思える女優。
主要作品との対比で考えると、「おとうと」の興行収入は20.7~22.0億円となる。
「北の零年」以下、「母べえ」「千年の恋 ひかる源氏物語」と同程度が落ち着きどころか。

テーマは異なるが、以下のような作品がライバルとなるのではないか。
☆08年「私は貝になりたい」トータル24.5億円
祝込3日4.1(2日2.6)→8.8→13.0→15.9→17.8→不明→21.0
☆09年「劔岳 点の記」トータル25.8億円
先2.9(2日2.6)→9.0→14.0→17.6→祝込20.3→21.6→23.1
☆09年「沈まぬ太陽」トータル28.0億円
OP2.5→09.1→14.5→18.3→祝21.4→22.9→24.3→
☆10年「おとうと」
OP2.4→7.2→11.1→13.7→15.6→17.0→17.8億円→
これらとの対比で考えると、「おとうと」の興行収入は19.9~20.8億円となる。
永続する高い伸びを期待していたが、20億円程度が落ち着きどころとなりそうだ。
「母べえ」トータル21.2億円は超えられるかは微妙となってきた。

「おとうと」17.8億円と同程度の7週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ドロップ」18.0億円(トータル19.5億円)
☆「感染列島」18.2億円(トータル19.1億円)
☆「BALLD 名もなき恋のうた」17.3億円(トータル18.1億円)
<2008>
☆「母べえ」18.2億円(トータル21.2億円)
☆「K-20 怪人二十面相・伝」18.9億円(トータル20.0億円)
☆「陰日向に咲く」18.5億円(トータル19.5億円)
「母べえ」以外との対比で考えると、「おとうと」の興行収入は18.6~19.3億円となる。
これらの対比を上回ることは期待したいところ。
「母べえ」を超えるどころか20億円突破もやや微妙なところだが、ある程度の伸びは続くと期待したい。
「おとうと」の興行収入は先週に引き続き20~21億円と予想したいところだが、恐らく20億円前後となりそうだ。
やむを得ず20億円前後に下方修正したい。
当初は『25億円前後まで稼ぐと予想したい』と書いていたが、そこまではどうやら伸びそうもない。
笑福亭鶴瓶などとの絡みで新規の観客を開拓できるかと思ったが、そうでもなかったようだ。


13位:「涼宮ハルヒの消失」(角川映画・クロックワークス)<6週目>
【公開前個人予想】 4~5億円
【現時点での興行収入予想】 7億円半ば
【公開規模】 29スクリーン(先週比+5スクリーン)
2.1千万円を週末に稼ぎ、トータルでは5.9億円半ばとなっている。
1週間の伸びは5.3千万円程度だろうか。
週末の数字は以下のとおりとなっている。
OP8.9千万円→2週目5.1千万円→3週目4.1千万円→
4週目6.0千万円→5週目3.0千万円→6週目2.1千万円となっている。
根強い人気が窺われるがそろそろ息切れしてきたか。

根強いファンを持つ作品と比較したい。
☆09年「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」トータル40.0億円
OP5.1→13.6→19.8→24.0→27.3→29.8→31.6→33.4→34.6
☆09年「サマーウォーズ」トータル16.5億円
OP1.3→03.7→06.9→09.3→11.2→12.6→13.6
☆09年「劇場版マクロスF 虚空歌姫」トータル不明(5億円程度か)
OP0.9→02.3→03.2→03.8→04.2
☆10年「涼宮ハルヒの消失」
OP0.9→02.5→03.5→04.5→05.4→05.9
公開前には「劇場版マクロスF」と同程度と考えていたが、超えてきそうだ。
「ヱヴァ」「サマーウォーズ」との対比で考えると、「涼宮ハルヒの消失」の興行収入は7.7~7.9億円となる。
これらのような高い伸びになるかは分からないが、先週に引き続き、当面は7億円半ば程度が落ち着きどころと考えたい。


14位:「超劇場版 ケロロ軍曹 誕生!究極ケロロ 奇跡の時空島であります!!」(角川映画・テレビ東京)<3週目>
【公開前個人予想】 5.0億円
【現時点での興行収入予想】 2.0億円前後(先週2億円半ば)
【公開規模】 144スクリーン
2.0千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは1.2億円半ばとなっている。
1週間の伸びは2.5千万円程度だろうか。
この数字が正しければ、平日は全く稼いでいないこととなる。
5周年記念作品にも関わらず、かなり厳しい結果となりそうだ。
本作に限らず、シリーズモノのアニメは最近不調気味であり、そろそろ飽きられているのだろうか。

「ケロロ軍曹」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆06年「超劇場版 ケロロ軍曹」トータル6億円見込み
1.0→1.9→3.1→4.6
☆07年「超劇場版 ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!」トータル4.8億円
0.9→不明→不明→不明→4.7
☆08年「超劇場版 ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ 天空大決戦であります!」トータル5.7億円
1.1→2.0→2.6→3.4→4.4
☆09年「超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!」トータル4.7億円
1.0→1.7→2.5→3.3
☆10年「超劇場版 ケロロ軍曹 誕生!究極ケロロ 奇跡の時空島であります!!」
0.6→1.0→1.3億円→
これらとの対比で考えると、本作の興行収入は2.4~2.9億円となる。
3億円突破は厳しそうだ。
同時上映は「超電影版SDガンダム三国伝~Brave Battle Warriors~」だったが、あまり影響がなかったようだ。

来場プレゼントは以下のとおりとなっているようだ。
◆プレゼントその1
吉崎観音先生描き下ろしスケッチ収録
豪華ミニブック「ミニケロランド」
◆プレゼントその2
「超劇場版 究極ケロロ」ケロカ
◆プレゼントその3
「超電影版 劉備ガンダムカード」
この程度では、あまり効果はないということか。

『2億円半ば程度ではないか』と先週に書いたが、平日の伸びがほとんど期待しにくいので、2億円を突破できるかどうかというところではないか。
「超劇場版 ケロロ軍曹 誕生!究極ケロロ 奇跡の時空島であります!!」の興行収入は2.0億円前後に下方修正したい。
今回の低迷を受けて、来年以降はどうするのだろうか。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

『ロックンローラ』DVDレビュー

◆評  価   6.0点
◆おススメ度  B-(時間潰しにはなるか)

「シャーロック・ホームズ」のガイ・リッチー監督作品。
それほど悪くはないが、それほど良いとも思えない作品に仕上がっている。
悪くはない点としては、鋭いユーモアとエッジの効いたガイ・リッチー独特のセンスは光っている。
ハリウッドコメディ作品を観ているときよりも笑っている時間が多かったような気がする。
ベタな部分でもあるが、「オマエ、俺とやりたいのか」という意表を付いたゲイネタの使い方などが悪くなかった。
このネタを途中でつまらないネタ晴らしをせずに、ラストまで引っ張ってもよかったのではないか。

それほど評価できない点としては、やはりゴチャゴチャし過ぎている。
ストーリーはほぼ100%理解でき、登場人物もほぼ100%把握できるにも関わらず、整理されておらず雑然としている。
そういう雑然さがいい効果を生み、評価される場合もあるが、本作はそういう効果を生まなかった。
ゴチャゴチャしているために、肝心の主題ともいえるものが見えてこず、観ていて途中で飽きてしまうところもあった。
「あぁ、なるほど“ロックンローラ”とはこういうことだな!」というぶっ飛んだ生き様が感じられない。
ボスの忠実な腹心、女に動かされて強盗をする奴、ただのジャンキーが“ロックンローラ”というわけではあるまい。
こいつら全員ヤバイな、イッチャッているなというものがなく、ある種ぬるま湯のような生き様しか描かれていないのは残念だ。

全員が主役というような位置付けのようであり、ユニークなキャラクター像はそれぞれ描かれているものの、個々のキャラクターが逆に弱まったような印象も受ける。
存在感を発揮しなければならないボスの腹心やボスの義理の息子があまりにも存在感が弱すぎるのではないか。
彼らが活躍してくれなければ、本作が躍動しない。
また、“絵画の行方”“裏切り者は誰か”という根幹に関わるネタも上手くストーリーに溶け込んで活かされているとは思えず、ストーリー展開の上手さが感じられない。
“裏切り者は誰か”というネタを活かしたいのならば、もっと伏線を張っておいた方がよかっただろう。
“絵画の行方”もいい意味での裏切りやドタバタが少なく、サプライズ感が生まれなかった。
会計士への求婚もラストのオチを付けるために、取ってつけたような仕上がりとなっている。
全体的にスムーズで精錬された流れを構築できずに、行き当たりばったりに進んでいったような印象を拭えない点がマイナス評価となってしまった。

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(3月3週目新作予想その2)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

○:「NINE」(角川・松竹)
<313館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【監督】 ロブ・マーシャル
ロブ・マーシャル監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆03年公開「シカゴ」トータル35.0億円
☆05年公開「SAYURI」トータル15.5億円
OP1.9→5.3→08.1
「シカゴ」において、アカデミー監督賞を受賞しているので、それなりに知名度は高いはずだ。
ミュージカル映画における実績も残しており、無視することはできない。
しかし、「シカゴ」とは異なり、アカデミー賞を受賞していないので、「シカゴ」のようなビッグヒットにはならないとは思われる。

【キャスティング】 ダニエル・デイ=ルイス、マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ニコール・キッドマン、ケイト・ハドソン、ジュディ・デンチ
ダニエル・デイ=ルイスは「マイ・レフトフット」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」で二度もアカデミー賞主演男優賞を受賞している名優。
「ギャング・オブ・ニューヨーク」(トータル30.0億円)でも存在感を発揮しており、演技力には定評があるが、日本で観客を集めるほどの知名度はないか。
女優陣も豪華だが、日本で興行収入に影響を与えるほどの女優はあまりいないか。
しかし、これだけ豪華なので、それなりの集客力は期待できるだろう。

【題材】 「ミュージカル」
ミュージカル映画の興行収入は以下の通り。
☆01年公開「ムーランルージュ」トータル10.0億円
☆03年公開「シカゴ」トータル35.0億円
☆05年公開「オペラ座の怪人」トータル42.0億円
☆06年公開「プロデューサーズ」トータル10.0億円
OP1.2→03.6→05.3→06.5→08.1
☆07年公開「ドリームガールズ」トータル19.2億円
OP2.0→06.5→11.0→14.1→16.3
☆07年公開「ヘアスプレー」トータル10.0億円
OP1.2→03.6→05.7→06.6→07.7→08.4
☆08年公開「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」トータル20.5億円
OP4.0→09.6→14.0→16.6→18.4→19.4
☆09年公開「マンマ・ミーア!」トータル26.0億円
金4.4→10.1→15.3→19.1→22.0→24.9
ミュージカル映画の人気は日本ではかなり高い。
ほぼ10億円をオーバーしている。
しかし、本作は華やかではあるものの、ミュージカル特有の明るい雰囲気の作品ではない点が心配であり、やや小難しいイメージも感じられる。
明るい作品ではない「ドリームガールズ」「スウィーニー・トッド」といった作品もヒットしているので、不安する必要はないが、どちらも出演者や監督に集客力があった。
これらを踏まえれば、マックスでも「スウィーニー・トッド」の20億円、コケずに普通に稼げば、「ムーランルージュ」「プロデューサーズ」「ヘアスプレー」の10億円ライン程度ではないだろうか。
キャスティング等を踏まえると、コケるとは思えないが、アメリカでは壮絶にコケている点にも注意が必要。

【予告編・TVCM】 量・多/デキ・やや良
豪華女優陣が強調されていた。
華やかな豪華さが強調されており、女性受けしそうな雰囲気。

【支持基盤・ターゲット】 「女性」「カップル」
キャスティングは豪華であり、派手なイメージもあり、女性受けしそうだ。
ミュージカル映画でもあり、需要はあるだろう。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「DRAGONBALL EVOLUTION」トータル8.7億円(オープニング先行込3.1億円)
☆「ワルキューレ」トータル12.5億円(オープニング祝込3日3.8億円)
☆「マーリー 世界一おバカな犬が~」トータル8.1億円(オープニング金3日1.9億円)
<2008>
☆「ライラの冒険」トータル37.5億円(先行込み8.2億円)
☆「ジャンパー」トータル17.4億円(オープニング先行込5.5億円)
☆「バンテージ・ポイント」トータル8.5億円(オープニング1.5億円)
☆「魔法にかけられて」トータル29.1億円(オープニング先行込5.4億円)
☆「マイ・ブルーベリー・ナイツ」トータル5億円見込み(オープニング0.8億円)
明るい作品ではなさそうなので、「魔法にかけられて」のようなヒットにはならないだろう。
「ワルキューレ」程度というイメージ。

【評価・予想】 12.5億円(オープニング4日間3.5億円)
製作費80百万ドルに対して、アメリカ国内では20百万ドルしか稼げなかった。
壮絶な大コケといっていいだろう。
賞レースに絡むと期待されたが、それについても大惨敗を喫した。
ただ、日本ではミュージカル映画が好まれる傾向があり、豪華女優陣の共演などの見応えがある。
ミュージカル映画の標準ラインの10億円を超えると予想したい。

以下の作品が参考になりそうだ。
☆08年公開「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」トータル20.5億円
OP4.0→09.6→14.0→16.6→18.4→19.4
「スウィーニー・トッド」の6割程度と考えて、「NINE」の興行収入は12.5億円と予想したい。
オープニングは「スウィーニー・トッド」の5割程度と考えて、2.0億円と予想したい。
月曜日の祝日及び金曜日を足すと3.5億円程度だろうか。


△:「ダレン・シャン」(東宝東和)
<328館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【監督】 ポール・ワイツ
「アバウト・ア・ボーイ」「ライラの冒険 黄金の羅針盤」を監督している。
本作もファンタジー系作品だが、「ライラの冒険 黄金の羅針盤」のようなヒットにはならないだろう。
☆08年公開「ライラの冒険 黄金の羅針盤」トータル37.5億円
先8.2(OP5.5)→15.4→20.2→24.7→28.2→31.1→32.5
(※7週目以降で5億円も稼げるとは思えないので数字の信憑性に問題あり)
この3分の1、4分の1でも稼げればいい方だ。

【キャスティング】 クリス・マッソグリア、ジョシュ・ハッチャーソン、ジョン・C・ライリー、渡辺謙、(吹替)山本裕典
クリス・マッソグリアは期待の若手俳優のようだが、日本人に好まれるタイプの顔立ちではなくて、やや微妙なイメージ。
ジョシュ・ハッチャーソンは、「ザスーラ」、「テラビシアにかける橋」(トータル2億円見込み)、「センター・オブ・ジ・アース」(トータル8.5億円)に出演していた子役。
どちらも日本人受けするタイプではないだろう。
ジョン・C・ライリーは名優だが、イメージに合わない役柄。

渡辺謙の出演だけが厄介だが、年配層向けの作品ではないので、それほど影響はないと予想したい。
ちなみに渡辺謙が出演したハリウッド映画の興行収入は以下のとおり。
☆03年「ラストサムライ」トータル137.0億円
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円
OP2.9→不明→9.8→11.6→13.0→13.5
☆05年「SAYURI」トータル15.5億円
OP1.9→5.3→08.1
☆06年「硫黄島からの手紙」トータル51.0億円
OP5.0→13.9→20.8→26.1→祝込36.7→39.8→43.2
日本ではほとんどヒットしており、無視しがたい結果を残しているが、今回はさすがに厳しいのではないか。

【題材】 「ファンタジー」「ヴァンパイア」
原作小説&コミックのシリーズ累計640万部ということらしいが、それほど知名度が高いシリーズとは思えない。
こういう数字がアテにならないのは、今までも見てきており、過度に評価する必要はないだろう。

友人を救うためにヴァンパイアになる、その彼がヴァンパイア界の救世主となるという古典的なネタも受けるとは思えない。
ハーフヴァンパイアといった題材が日本受けするとは思えないが、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」も予想以上のヒットをしているので、あまり軽視できない。

参考になりそうなファンタジー系作品は以下のとおり。
☆08年公開「ライラの冒険 黄金の羅針盤」トータル37.5億円
先8.2(OP5.5)→15.4→20.2→24.7→28.2→31.1→32.5
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆05年公開「エラゴン/遺志を継ぐ者」トータル18.7億円
OP2.5→6.4→9.7→15.1→17.0→17.9
☆08年公開「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円
OP1.0→2.6→5.7→6.2→6.4
☆10年公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
金3日3.7→7.9億円→
それほどヒットしないと思った「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」が予想を超えるヒットをしているが、本作はヒットしないのではないか。
全体的に暗いイメージがあり、ファミリー向け作品ではないという点がマイナス。
10億円は超えないと予想したい。
「スパイダーウィックの謎」程度か。

その他に以下のような作品もあるが、ここ辺りと同程度かもしれない。
☆「アーサーとミニモイの不思議な国」トータル5.1億円
☆「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」トータル4億円見込み
☆「スターダスト」トータル3億円見込み
☆「ウォーター・ホース」トータル2億円見込み
☆「テラビシアにかける橋」トータル2億円見込み

ヴァンパイアモノは以下のとおり。
☆09年「トワイライト~初恋~」トータル3.5億円見込み
OP0.7→1.8→2.5
☆09年「ニュームーン/トワイライト・サーガ」トータル不明
OP0.7→1.7
さすがにこの辺りは超えるか。
5億円以上、10億円以下というイメージとなる。

【予告編・TVCM】 量・少/デキ・悪
「僕の名前はダレン・シャン」というナレーションを聞くと、なぜか失笑してしまう。
子ども向きなので仕方ない部分もあるが、ちょっと耐えられない。
ポール・ワイツの能力の低さなのか、予告編作成者の能力の低さなのか分からないが、他の作品の寄せ集めのような仕上がりも気になるところ。

【支持基盤・ターゲット】 「ファミリー」
ファミリー向け作品はヒットする傾向があるが、本作はファミリー向けとも言いがたいような点が気になる。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「DRAGONBALL EVOLUTION」トータル8.7億円(オープニング先行込3.1億円)
☆「ワルキューレ」トータル12.5億円(オープニング祝込3日3.8億円)
☆「マーリー 世界一おバカな犬が~」トータル8.1億円(オープニング金3日1.9億円)
<2008>
☆「ライラの冒険」トータル37.5億円(先行込み8.2億円)
☆「ジャンパー」トータル17.4億円(オープニング先行込5.5億円)
☆「バンテージ・ポイント」トータル8.5億円(オープニング1.5億円)
☆「魔法にかけられて」トータル29.1億円(オープニング先行込5.4億円)
☆「マイ・ブルーベリー・ナイツ」トータル5億円見込み(オープニング0.8億円)
「DRAGONBALL EVOLUTION」以下ではないか。

【評価・予想】 7.0億円(オープニング4日2.2億円)
製作費40百万ドルに対して、アメリカ国内では14百万ドルしか稼げなかった。
大コケといっていいだろう。
上述どおり、10億円以下、5億円以上というイメージ。

以下の作品が参考になりそうだ。
☆08年公開「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円
OP1.0→2.6→5.7→6.2→6.4
これをかろうじて超える程度と考えて、「ダレン・シャン」の興行収入は7.0億円と予想したい。
オープニングは「スパイダーウィックの謎」の2割増という程度か。
週末に1.2億円、金曜日及び月曜日の祝日を加えると2.2億円というところか。


×:「スパイ・アニマル Gフォース」(ディズニー)
<312館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【監督】 ホイト・H・イェットマンJr.
あまり目立ったキャリアがないようだ。

【キャスティング】 (応援歌)紫SHIKIBU
責任者のチャレンジャーぶりは評価したい。
普通にキャスティングしても話題にならないのならば、マイナスの要素で話題にしようという狙いか。

【題材】 「スパイモノ」「動物モノ」「子ども向き」「3D」
子ども向きや動物モノの洋画作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「ナイトミュージアム」トータル20.5億円
水8.2→13.9→17.5→19.3→20.0
☆09年「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」トータル8.1億円
金1.9→5.2→6.7→7.4
☆08年「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円
OP1.0→2.6→5.7→6.2→6.4
☆10年「かいじゅうたちのいるところ」トータル5~6億円見込み
金1.7→3.4→4.5
☆09年「ベッドタイム・ストーリー」トータル不明(4億円程度か)
金1.1→2.5
子ども向け洋画作品のうち、大ヒットを見込めない作品の興行収入は5億円前後というところではないか。
3Dによる単価上昇などを加味しても6億円程度か。

【予告編・TVCM】 量・少/デキ・悪
TVCMを観たような観たことがないような記憶。
予告編はあまりに子ども向きで、見るに耐えないというようなイメージ。

【支持基盤・ターゲット】 「ファミリー」
ファミリー向きなのでハマれば需要が期待されるが、本作は日本人向きではなさそうなので苦戦するのではないか。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「DRAGONBALL EVOLUTION」トータル8.7億円(オープニング先行込3.1億円)
☆「ワルキューレ」トータル12.5億円(オープニング祝込3日3.8億円)
☆「マーリー 世界一おバカな犬が~」トータル8.1億円(オープニング金3日1.9億円)
<2008>
☆「ライラの冒険」トータル37.5億円(先行込み8.2億円)
☆「ジャンパー」トータル17.4億円(オープニング先行込5.5億円)
☆「バンテージ・ポイント」トータル8.5億円(オープニング1.5億円)
☆「魔法にかけられて」トータル29.1億円(オープニング先行込5.4億円)
☆「マイ・ブルーベリー・ナイツ」トータル5億円見込み(オープニング0.8億円)
「マーリー」ですら超えられないだろう。

【評価・予想】 5.0億円(オープニング3日1.2億円)
製作費150百万ドルに対して、アメリカ国内では119百万ドルを稼いでいる。
アメリカではビッグヒットする映画だが、日本ではさすがに厳しいだろう。
この手の子ども向き洋画作品がヒットするとは思えない。

以下のような作品が参考になるか。
☆08年「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円
OP1.0→2.6→5.7→6.2→6.4
☆10年「かいじゅうたちのいるところ」トータル5~6億円見込み
金1.7→3.4→4.5
☆09年「ベッドタイム・ストーリー」トータル不明(4億円程度か)
金1.1→2.5
「ベッドタイム・ストーリー」と同程度ではないか。
3D単価ということを踏まえても、「スパイ・アニマル Gフォース」の興行収入は5.0億円というところか。
祝日を含めたオープニングは1.2億円というところか。

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国内映画興行収入ランキング(3月2週目その1)

1位:「映画ドラえもん のび太の人魚大海戦」(東宝・テレビ朝日)<2週目>
【公開前個人予想】 30億円
【現時点での興行収入予想】 33億円
【公開規模】 366スクリーン
3.4億円を週末に稼ぎ、トータルでは9.7億円半ばとなっている。
1週間の伸びは4.2億円程度だろうか。
2週連続1位を獲得したものの、平日の伸びが悪いような気がする。
ファミリー向け作品なので、ある程度は仕方がない。
毎年同じような動きなので特に不安する必要はないとは思うが。

「映画ドラえもん」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆00年「のび太の太陽王伝説」 トータル30.5億円
☆01年「のび太と翼の勇者たち」トータル30.0億円
☆02年「のび太とロボット王国」トータル23.1億円
☆03年「のび太とふしぎ風使い」トータル25.4億円
☆04年「のび太のワンニャン時空伝」トータル30.5億円
☆05年 なし
☆06年「のび太の恐竜2006」トータル32.8億円
4.3→09.0→12.7→18.0→25.9→30.3→31.5
☆07年「のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い」トータル35.4億円
5.6→10.5→17.3→26.1→32.1→33.3→33.8
☆08年「のび太と緑の巨人伝」トータル33.7億円
5.2→09.5→15.3→22.8→30.1→31.7→32.2
☆09年「新・のび太の宇宙開拓史」トータル24.5億円
3.7→07.0→11.1→15.9→21.7→23.0→23.3
☆10年「のび太の人魚大海戦」
5.5→09.7億円→
本作は30周年記念作品となっている。
そのためか、07年に匹敵する高いオープニングを記録している。
07年~09年との対比で考えると、「のび太の人魚大海戦」の興行収入は32.7~34.4億円となる。
06年~08年の30億円半ばの水準には戻りそうだ。
当面は「のび太と緑の巨人伝」トータル33.7億円、「のび太の恐竜2006」トータル32.8億円と同程度の33億円が落ち着きどころとなるか。
去年の低迷の理由がよく分からないが、『去年はたまたま成績が悪かっただけという楽観視をしてもよい。日本では知らない者がいないシリーズモノであり、復活する可能性は高いと考えたい』と書いたとおりとなりそうだ。

その他のアニメシリーズとの比較は以下のとおり
☆08年「ポケモン ギラティナと氷空の花束 シェイミ」トータル48.0億円
祝3日10.2→18.5→26.9→33.3→39.9→43.3→45.8→46.4
☆09年「ポケモン アルセウス 超克の時空へ」トータル45.8億円
祝3日09.8→17.8→26.4→32.5→38.7→42.1→44.3
☆09年「コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」トータル35.0億円
5.9→12.5→20.1→29.5→31.6→32.9→33.8
☆10年「のび太の人魚大海戦」
5.5→09.7億円→
これらとの対比で考えると、「のび太の人魚大海戦」の興行収入は25.0~27.2億円となる。
さすがに勢いが異なったり、祝日の関係もあり、単純な比較はできない。
去年敗れた「コナン」には雪辱したいところだが、本作は35億円程度がマックスラインとなりそうなので、「コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」を超えるのは難しそうだ。
先ほどのとおり、当面は先週に引き続き33億円程度が落ち着きどころと予想したい。
これ以上伸ばすためには、30周年記念特需を期待するしかない。


2位:「シャーロック・ホームズ」(ワーナー)<1週目>
【公開前個人予想】 27.5億円
【現時点での興行収入予想】 20.0億円
【公開規模】 441スクリーン
金曜日からの3日間で4.1億円のオープニングを飾った。
週末の土日2日間では3.3億円弱だったようだ。
先週『金曜日からのオープニングは5.5億円程度だろうか』と書いたので、やや期待が高すぎただろうか。
ただ、「オーシャンズ」のオープニング3日間3.9億円、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」のオープニング3日間3.7億円であり、これらと同程度というのは、自分の予想が悪いというよりも、やや物足りない結果といえる。
初動の恐れもあるが、ロングセールスが可能なタイプとも思われるので、粘りに期待したいところ。

ロバート・ダウニー・Jr.又はジュード・ロウが出演した主な作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年公開「ホリデイ」トータル13.3億円
OP1.8→5.5→8.2→10.3→11.8
☆08年「アイアンマン」トータル9.4億円
OP2.1→5.2→7.0→8.2→8.8→9.1→9.1
☆10年「シャーロック・ホームズ」
金4.1(2日3.3)億円→
これらとの対比で考えると、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は14.8~24.4億円となる。
世間では面白いと評価されているようなので、極端な初動ではないだろう。
当面は20億円突破が目標となりそうだ。

以下のような作品がライバルになるかと思ったが、どうなるだろうか。
☆08年公開「ライラの冒険 黄金の羅針盤」トータル37.5億円
先8.2(OP5.5)→15.4→20.2→24.7→28.2→31.1→32.5
☆07年公開「ナイトミュージアム」トータル35.7億円
先6.0→14.7→23.4→29.6→32.2→33.8→35.2
☆09年公開「天使と悪魔」トータル33.5億円
金3日6.8(OP5.5)→15.0→20.6→25.6→28.6→30.4
☆07年公開「オーシャンズ13」トータル32.0億円
先6.0→17.6→22.3→26.0→28.1→祝込30.0→30.8
☆08年公開「ハンコック」トータル31.0億円
先8.2→17.2→祝込23.7→26.6→28.7→29.1→29.6
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆07年公開「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
金4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8→25.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆09年公開「ナイトミュージアム2」トータル20.5億円
水5日8.2(OP3.6)→13.9→17.5→19.3→20.0
☆10年「シャーロック・ホームズ」
金4.1(2日3.3)億円→
先行作品及び「ハムナプトラ3」以外との対比で考えると、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は18.0~22.5億円となる。
極端な動きがなければ、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は20億円程度となりそうだ。
「ハムナプトラ3」辺りは超えられると思っていたが、やや厳しそうだ。
先週比較しなかったが、07年の「ナショナル・トレジャー」程度は稼げるネタだと思うが。
ただ、05年の「ナショナル・トレジャー」の方はトータル20.6億円なので、20億円ラインは妥当といえば妥当なのだろう。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「チェンジリング」トータル12.8億円(オープニング3日2.3億円)
☆「オーストラリア」トータル5.8億円(オープニング1.4億円)
☆「DRAGONBALL EVOLUTION」トータル8.7億円(オープニング先行込3.1億円)
☆「ワルキューレ」トータル12.5億円(オープニング祝2日2.4億円)
<2008>
☆「ライラの冒険」トータル37.5億円(先行込み8.2億円)
☆「ジャンパー」トータル17.4億円(オープニング先行込5.5億円)
☆「バンテージ・ポイント」トータル8.5億円(オープニング1.5億円)
☆「魔法にかけられて」トータル29.1億円(オープニング先行込5.4億円)
☆「マイ・ブルーベリー・ナイツ」トータル5億円見込み(オープニング0.8億円)
「チェンジリング」「ワルキューレ」「バンテージ・ポイント」との対比で考えると、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は17.2~22.8億円となる。
やはり、20億円前後となりそうだ。

「シャーロック・ホームズ」金4.1(2日3.3)億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ベンジャミン・バトン」3.2億円(トータル24.0億円)
☆「007/慰めの報酬」先行除3.1億円(トータル19.8億円)
<2008>
☆「地球が静止する日」金4.6億円(トータル24.1億円)
☆「スウィーニー・トッド」4.0億円(トータル20.5億円)
これらとの対比で考えると、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は16.9~24.8億円となる。
極端な伸びもなければ、極端な初動でもないと考えて、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は20.0億円と予想したい。
アメリカでの大ヒットを受けて、日本でも受けると思ったが、水準程度というところか。
キャスティングやファミリー向けとも思えない作風が微妙に受けなかったか。
また、シャーロック・ホームズというやや古典的なネタがそれほど受ける国でもなかったようだ。


3位:「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」(東宝・フジテレビ)<2週目>
【公開前個人予想】 18億円
【現時点での興行収入予想】 20~22億円
【公開規模】 283スクリーン
2.6億円を週末に稼ぎ、トータルでは9.6億円半ばとなっている。
1週間の伸びは5.7億円となっている。
平日に稼いでいるので、「ドラえもん」の2週目と比べても遜色はない。
さすがにドラマと直結しているだけはあり、爆発力が高かった。
ドラマ鑑賞者以外には鑑賞しにくい作品だけに、今後はどこまで伸びるかが注目となる。

近年公開されたサスペンス系ドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝込34.0→祝込48.4→57.4→祝込66.6→70.5→73.8
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
5.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円(視聴率15.4%)
3.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7
☆06年「TRICK劇場版2」トータル21.0億円(03年版・視聴率15.6%)
4.3→10.0→13.9→16.9→18.8
☆08年「クロサギ」トータル17.2億円(視聴率15.7%)
2.9→07.3→10.7→13.3→15.2→16.0→16.4
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」(視聴率11.4%・11.0%)
3.9→09.7億円→
「容疑者Xの献身」以外との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は20.4~23.4億円となる。
「容疑者Xの献身」との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は26.4億円となる。
当面は20億円を超えることが目標か。

漫画原作作品のうち、ゲーム性のある映画の興行収入は以下のとおり。
☆06年「DEATH NOTE」後編トータル52.0億円
OP12.2→22.8→30.8→39.1→43.2→46.3→47.7
☆09年「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」トータル44.1億円
OP8.7→21.3→27.9→32.4→38.7→40.7
☆08年「20世紀少年」トータル39.5億円
OP6.3→15.6→祝24.0→28.1→32.5→34.8→祝込36.6→37.4
☆08年「L change the WorLd」トータル31.0億円(※参考)
OP5.7→14.6→19.9→24.3→26.8→28.5→29.7
☆09年「20世紀少年-第2章-最後の希望」トータル30.1億円
OP6.2→13.4→19.5→23.0→25.8→27.3
☆06年「DEATH NOTE」前編 トータル28.5億円
OP4.1→10.0→15.2→19.6→22.4→24.8
☆09年「カイジ 人生逆転ゲーム」トータル22.5億円
祝込3日5.3→10.0→14.1→17.2→19.7→20.9
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」
OP3.9→09.7億円→
「20世紀少年」、「DEATH NOTE」前編以外との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は20.1~22.1億円となる。
「20世紀少年」、「DEATH NOTE」前編との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は24.6~27.6億円となる。
春休みもあるので、極端な初動タイプではないと思いたいが、20億円を確実に超えるという確証もない。

ついでに以下のようなサスペンス作品とも比較してみたい。
☆08年「チーム・バチスタの栄光」トータル15.6億円
祝3日3.9→7.5→10.4→12.8→13.9→14.5→14.9
☆09年「ジェネラル・ルージュの凱旋」トータル9.0億円
OP1.5→4.3→06.3→07.4→08.1→08.5
☆10年「ゴールデンスランバー」トータル11億円見込み
OP2.0→5.0→07.5→09.0→10.0億円→
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」
OP3.9→9.7億円→
これらとの対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は20.2~21.3億円となる。
普通に頑張れば、この程度となりそうだ。

「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」9.7億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ヤッターマン」10.6億円(トータル31.4億円)
☆「沈まぬ太陽」9.1億円(トータル28.0億円)
☆「カイジ」10.0億円(トータル22.5億円)
<2008>
☆「デトロイト・メタル・シティ」10.2億円(トータル23.4億円)
「カイジ」「デトロイト・メタル・シティ」との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は21.8~22.3億円となる。
20億円半ばがマックスラインとなりそうだが、ある程度の初動タイプと考えなくてはいけない。
評価も悪くはなく、時期的なメリットも加味しても、現時点での「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は先週に引き続き20~22億円と予想したい。
さすがに20億円は超えてくると思うが、どうなるだろうか。


4位:「アバター」(20世紀フォックス)<12週目>
【公開前個人予想】 60.0億円
【現時点での興行収入予想】 150億円
【公開規模】 562スクリーン(先週比-25スクリーン)
2.5億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは132.3億円となっている。
1週間の伸びは5.9億円弱程度だろうか。
アカデミー賞の作品賞は受賞できなかったが、伸びはまだまだ続いている。

週毎の伸びは以下のとおり。
OP5日14.1→2週目18.3→3週目14.3→4週目12.7→5週目10.7→
6週目12.9→7週目13.4→8週目13.2→9週目9.1→10週目7.3→
11週目6.3→12週目5.9億円となる。
ようやく息切れしてきたが、大きな下落がみられないという優秀すぎる伸びとなっている。
評判の高さ、全世界及び全米での興行収入が歴代トップになったというニュースが話題になっている効果だろうか。
アカデミー賞を獲得しなくても、勢いは持続するかもしれない。

ジェームズ・キャメロン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆86年公開「エイリアン2」配給収入12億円
☆91年公開「ターミネーター2」配給収入57.5億円
☆94年公開「トゥルーライズ」配給収入35億円
☆97年公開「タイタニック」トータル262億円
配給収入は興行収入の半分程度となる。
公開前には『恐らく「タイタニック」「ターミネーター2」ほどのムーブメントは起きないだろう』と予想したが、キャメロンをなめすぎていたようだ。
さすがに「タイタニック」までは超えないとは思うが、どうなるかは分からない。

近年の興行収入100億円前後の作品は以下のとおり。
☆05年「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」トータル110.0億円
☆07年「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」トータル109.0億円
☆06年「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」トータル100.2億円
☆07年「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」トータル94.0億円
☆05年「スター・ウォーズEPⅢ」トータル91.7億円
☆06年「ダ・ヴィンチ・コード」トータル90.5億円
☆09年「ハリー・ポッターと謎のプリンス」トータル80.0億円
これらとの対比を考えるのはもはや無駄だろう。

これらではなくて、以下の作品を参考にした方がよさそうだ。
☆03年「ラストサムライ」トータル137.0億円
7週目091.6→099.3→104.7→111.6→118.2→124.4→130.0
☆04年「ハウルの動く城」トータル196.0億円
7週目128.8→152.4→157.6→164.2→168.5→172.3→177.0
☆08年「崖の上のポニョ」トータル155.0億円
7週目127.3→134.4→祝140.5→143.1→145.8→147.6→祝149.2
☆09年「アバター」
7週目96.4→109.6→118.7→126.0→132.3→138.2億円→
「ラストサムライ」「ハウルの動く城」の数値は推定値であり、実際値とはズレがあると思われる。
「崖の上のポニョ」との対比で考えると、「アバター」の興行収入は145.1億円となる。
「ラストサムライ」との対比で考えると、「アバター」の興行収入は152.2億円となる。
「ハウルの動く城」との対比で考えると、「アバター」の興行収入は157.2億円となる。
ここままある程度の下落が続けば、この程度となるが、どのようになるのかはまだ読めない。
当面は150億円まで到達するのをしばらく静観するしかないようだ。

2月に「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」、3月に「シャーロック・ホームズ」が公開されたが、これらの洋画作品はそれほどのビッグヒットにはならないはずであり、しばらくはライバルが不在ということも恵まれている。
4月からの「アリス・イン・ワンダーランド」が公開されるまで勢いは持続するだろう。
どれほど伸びるのか全く予想できないが、現時点では、「アバター」の興行収入は先週の150億円程度のままとしたい。
150億円は突破するとは思うが、どこまで伸びるかの予測は不能だ。
当面のライバルは03年「ラストサムライ」トータル137.0億円、04年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」トータル135.0億円だったが、これらを楽に突破した。
次のライバルは「崖の上のポニョ」トータル155.0億円となりそうだ。
さすがに、01年「賢者の石」トータル203.0億円、02年「秘密の部屋」トータル173.0億円のラインまでは伸びないと思うが、どうなるだろうか。


5位:「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」(20世紀フォックス)<3週目>
【公開前個人予想】 9.5億円
【現時点での興行収入予想】 13~14億円
1.0億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは10.3億円半ばとなっている。
1週間の伸びは2.5億円程度だろうか。
日本人好みではないファンタジーと思ったが、ファミリー向けの洋画大作映画が欠乏しているという状態だったためだろうか、10億円を超えるヒットとなっている。
「ハリー・ポッター」シリーズを超えたといわれる原作、クリス・コロンバス監督という知名度なども後押ししているのだろうか。

参考になりそうなファンタジー作品は以下のとおり。
☆08年公開「ライラの冒険 黄金の羅針盤」トータル37.5億円
先8.2(OP5.5)→15.4→20.2→24.7→28.2→31.1→32.5
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆05年公開「エラゴン/遺志を継ぐ者」トータル18.7億円
OP2.5→6.4→9.7→15.1→17.0→17.9
☆08年公開「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円
OP1.0→2.6→5.7→6.2→6.4
☆10年公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
金3日3.7→7.9→10.4億円→
「ライラの冒険」「エラゴン」以外との対比で考えると、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の興行収入は11.9~15.1億円となる。
春休みの動き次第では10億円台後半も夢ではないが、少々厳しいと考えたい。
10億円台半ばがマックスというところではないか。

ファンタジーではないが、「アメコミ」「コミック」作品も参考になりそうだ。
☆08年「ダークナイト」トータル16.0億円
先3.3→9.4→12.1→13.7→14.8→15.3→15.6
☆07年「300<スリーハンドレッド>」トータル15.6億円
先4.1→8.8→11.6→13.3→14.4
☆06年「スーパーマン リターンズ」トータル15.0億円
先3.7→7.9→10.9→12.3→13.2
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円
☆03年「リーグ・オブ・レジェンド時空を超えた戦い」トータル12.1億円
☆09年「G.I.ジョー」トータル10.5億円
金3日2.3→6.6→8.5
☆05年「ファンタスティック・フォー/超能力ユニット」トータル10.1億円
☆06年「Vフォー・ヴェンデッタ」トータル10.0億円
OP1.5→4.6→7.7→8.6
☆05年「シン・シティ」トータル10.0億円
OP1.6→4.5→5.8→6.8
☆08年「アイアンマン」トータル9.4億円
OP2.1→5.2→7.0→8.2→8.8→9.1→9.1
☆07年「ファンタスティック・フォー/銀河の危機」トータル9.2億円
金2.5→5.9→7.6→8.8
☆09年「DRAGONBALL EVOLUTION」トータル8.7億円
先3.1→6.0→7.4→8.3
☆10年公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
金3日3.7→7.9→10.4億円→
主要作品との対比で考えると、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の興行収入は12.2~14.3億円となる。
この中でも先行がなく、本作と同じく金曜日公開の「G.I.ジョー」「ファンタスティック・フォー/銀河の危機」との対比で考えると、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の興行収入は12.6~12.8億円となる。
この辺りをやや超える程度だろうか。
オープニング時は『15~16億円辺りが落ち着きどころとなりそうだ』と書いたが、その辺りはマックスラインとなりそうだ。

「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」10.4億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「チェンジリング」9.1億円(トータル12.8億円)
☆「ワルキューレ」10.1億円(トータル12.5億円)
<2008>
☆「ハプニング」9.4億円(トータル12.2億円)
☆「イーグル・アイ」10.0億円(トータル12.2億円)
これらとの対比で考えると、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の興行収入は12.7~14.6億円となる。
「シャーロック・ホームズ」「ダレン・シャン」の公開も控えているので、大きな伸びはないだろう。
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の興行収入は先週に引き続き13~14億円と予想したい。
引き続き、『やや初動タイプと思われるが、春休みという時期も考慮して極端なものではない』という少々甘い考えでいたい。


6位:「ハート・ロッカー」(ブロードメディア)<2週目>
【現時点での興行収入予想】 7億円(先週5億円)
【公開規模】 55スクリーン(先週比+8スクリーン)
7.2千万円を週末に稼ぎ、トータルでは2.2億円弱となっている。
1週間の伸びは1.7億円半ば程度だろうか。
アカデミー賞受賞に伴い、スクリーン数を増加させている。
今後の規模はどうなるだろうか。
それ如何によって、興行収入の伸びも変わってくる。

アカデミー賞受賞作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「アメリカン・ビューティ」トータル19.6億円
☆00年公開「グラディエーター」トータル15.6億円
☆02年公開「ビューティフル・マインド」トータル19.9億円
☆03年公開「シカゴ」トータル35.0億円
☆04年公開「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」トータル103.2億円
☆05年公開「ミリオンダラー・ベイビー」トータル13.4億円
OP1.8→5.4→8.0→10.0
☆06年公開「クラッシュ」不明
☆07年公開「ディパーテッド」トータル15.6億円
OP2.9→7.1→9.9→11.7→13.0→13.8
☆08年公開「ノーカントリー」トータル3.5億円
OP0.4→01.3→01.8→02.0→02.4→02.6
☆09年公開「スラムドッグ$ミリオネア」トータル13.0億円
OP1.2→3.5→6.1→8.6→9.7
☆05年公開「アビエイター」トータル10.7億円(※参考)
OP1.6→5.0→6.9→8.4
☆07年公開「バベル」トータル20.0億円(※参考)
OP2.7→10.4→13.2→15.2→16.4→17.2
☆10年公開「ハート・ロッカー」
OP0.4→2.2億円→
これらのアカデミー賞及びアカデミー賞有力候補となった作品との対比で考えると、「ハート・ロッカー」の興行収入は4.2~8.2億円となる。
スクリーン数が定まらないので、予想がなかなか難しいが、先週予想した5億円程度は超えそうだ。
引き続き、かなりの伸びが期待できるので、「ハート・ロッカー」の興行収入はこの対比の上限に近い7億円程度ではないか。
「スラムドッグ$ミリオネア」のような感動ストーリーではなく、爆弾処理というある種の戦争モノ作品はあまり日本人受けしそうもないので、大きな伸びはないと考えたい。
もしアカデミー賞受賞を受けて、公開規模が増えるようならば、予想は変更せざるを得ないが、現時点のベースではこの程度ではないか。


7位:「噂のモーガン夫妻」(ソニー)<1週目>
【公開前個人予想】 4.5億円
【現時点での興行収入予想】 3億円
【公開規模】 227スクリーン
金曜日からの3日間で7.1千万円半ばのオープニングを飾った。
週末の2日間では5.6千万円弱となっている。
先週『金曜日からの3日間のオープニングは1.0億円程度だろうか』と書いたので、予想を下回るものとなっている。
ヒットしそうもない題材ではあるが、このキャスティングならば、ある程度は稼げるとは思ったが、かなりシビアな結果だ。
ただ、レディースデイの動員はある程度期待できそうだ。

サラ・ジェシカ・パーカー又はヒュー・グラント主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「セックス・アンド・ザ・シティ」18.0億円
先2.9(2日1.9)→7.1→10.3→12.5→14.3
☆07年「ラブソングができるまで」トータル4.9億円
OP0.7→2.1→3.6→4.2→4.6
☆10年「噂のモーガン夫妻」
金0.7(2日0.6)億円→
これらとの対比で考えると、「噂のモーガン夫妻」の興行収入は4.0~4.2億円となる。
4億円程度がマックスラインだろうか。

ラブストーリーや女性をターゲットにした作品の興行収入は以下の通り。
☆07年「幸せのレシピ」トータル7.0億円
OP1.2→3.5→5.3→6.4
☆08年「ベガスの恋に勝つルール」トータル6.1億円
先1.8→3.8→5.0→5.6→不明→6.0
☆09年「オーストラリア」トータル5.8億円
OP1.4→3.4→4.8→5.6
☆08年「マイ・ブルーベリー・ナイツ」トータル5億円見込み
OP0.8→2.5→3.6→4.3
☆07年「ラブソングができるまで」トータル4.9億円
OP0.7→2.1→3.6→4.2→4.6
☆09年「そんな彼なら捨てちゃえば?」トータル4.6億円
OP0.7→2.0→3.0→
☆08年「最後の初恋」トータル4.5億円
OP0.7→2.4→3.4→4.0
☆09年「あなたは私の婿になる」トータル3~4億円見込み
金0.8→1.9→2.6
☆09年「お買いもの中毒な私!」トータル3億円見込み
OP0.6→1.7→2.4→2.8
☆08年「幸せになるための27のドレス」トータル3.7億円
先0.9→2.0→2.7→3.2
☆10年「バレンタインデー」
金1.4→2.8→3.5億円→
☆10年「恋するベーカリー」
金1.1→2.8→4.0億円→
☆10年「噂のモーガン夫妻」
金0.7(2日0.6)億円→
主要作品との対比で考えると、「噂のモーガン夫妻」の興行収入は3.5~4.2億円となる。
稼げても4億円前後が落ち着きどころか。
サンドラ・ブロック主演の「あなたは私の婿になる」と同程度ならば、仕方がないか。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「チェンジリング」トータル12.8億円(オープニング3日2.3億円)
☆「オーストラリア」トータル5.8億円(オープニング1.4億円)
☆「DRAGONBALL EVOLUTION」トータル8.7億円(オープニング先行込3.1億円)
☆「ワルキューレ」トータル12.5億円(オープニング祝込3日3.8億円)
<2008>
☆「ライラの冒険」トータル37.5億円(先行込み8.2億円)
☆「ジャンパー」トータル17.4億円(オープニング先行込5.5億円)
☆「バンテージ・ポイント」トータル8.5億円(オープニング1.5億円)
☆「魔法にかけられて」トータル29.1億円(オープニング先行込5.4億円)
☆「マイ・ブルーベリー・ナイツ」トータル5億円見込み(オープニング0.8億円)
主要作品との対比で考えると、「噂のモーガン夫妻」の興行収入は2.5~3.9億円となる。
平日も稼げそうなので、極端な初動タイプではないと思うが、3億円程度となりそうだ。

「噂のモーガン夫妻」金0.7(2日0.6)億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「そんな彼なら捨てちゃえば?」0.7億円(トータル4.6億円)
☆「あなたは私の婿になる」金0.8億円
☆「トワイライト」0.7億円(トータル3.5億円)
☆「消されたヘッドライン」金0.8億円
<2008>
☆「最後の初恋」0.7億円(トータル4.5億円)
☆「X‐ファイル:真実を求めて」金0.8億円
☆「SAW Ⅴ」金0.9億円
主要作品との対比で考えると、「噂のモーガン夫妻」の興行収入は3.0~3.9億円となる。
大きな伸びは期待できないので、「噂のモーガン夫妻」の興行収入は3億円と予想したい。
ラブコメの稼げないタイプの作品はこの程度となりそうだ。


8位:「プリンセスと魔法のキス」(ディズニー)<2週目>
【公開前個人予想】 12.0億円
【現時点での興行収入予想】 4億円(先週6億円)
【公開規模】 366スクリーン(先週比+3スクリーン)
5.4千万円を週末に稼ぎ、トータルでは2.1億円となっている。
1週間の伸びは1.2億円程度だろうか。
公開前は「ディズニーをなめるな」と強気に予想したが、派手さがない作品だけに、さすがに無理があったか。
それにしても、「ドラえもん」と同程度の規模でこの結果は寂しすぎる。

最近のハリウッドアニメの興行収入は以下の通り(ピクサー作品、シュレックを除く)。
☆05年公開「マダガスカル」トータル22.5億円
OP3.0→11.2→16.1→19.2(※お盆時の公開)
☆05年公開「シャーク・テイル」トータル18.8億円
OP2.2→5.4→9.0→11.5→15.7→17.7
☆06年公開「森のリトルギャング」トータル11.0億円
OP1.1→4.2→7.6
☆06年公開「アイス・エイジ2」トータル9億円見込み
OP1.5→3.3→7.6→8.1→8.9
☆06年公開「ライアンを探せ!」トータル8.5億円
OP1.2→2.4→4.4→7.3
☆07年公開「モンスター・ハウス」トータル5.6億円
OP1.4→3.0→4.1→4.4
☆07年公開「ハッピーフィート」トータル14.5億円
先行込2.4→5.8→9.6→12.7→13.5
☆07年公開「ルイスと未来泥棒」トータル9.4億円
OP1.1→不明→6.9→8.0→8.8
☆08年公開「カンフー・パンダ」トータル20.0億円
OP2.2→6.8→10.2→14.5→16.7→18.2
☆09年公開「ボルト」トータル16.5億円
OP2.5→7.0→11.7→14.2→15.8
☆09年公開「クリスマス・キャロル」トータル16.0億円
OP2.9→7.0→10.9→13.1→14.4
☆09年公開「マダガスカル2」トータル10.2億円
OP1.6→4.1→6.5→9.3→9.9
☆09年公開「モンスターVSエイリアン」不明
OP1.2→2.4→4.2
☆09年公開「アイス・エイジ3」不明
OP0.4→1.2
☆10年公開「コララインと魔法のボタン」
金0.7→1.6→2.1
☆10年公開「プリンセスと魔法のキス」
OP0.9→2.1億円→
「モンスターVSエイリアン」以下のオープニングとなっていた。
主要作品との対比で考えると、「プリンセスと魔法のキス」の興行収入は4.2~6.2億円となる。
ディズニー系は「ルイスと未来泥棒」「ボルト」「クリスマス・キャロル」といった作品があり、これらとの対比で考えると、「プリンセスと魔法のキス」の興行収入は4.8~5.0億円となる。
『初動タイプとは思えない』と思っていたが、伸びがある作品でもなさそうだ。
5億円突破も微妙となってきた。

参考までに、古いディズニー系作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「ターザン」トータル28.0億円
☆01年公開「ダイナソー」トータル49.0億円
☆02年公開「アトランティス 失われた帝国」トータル12.8億円
☆02年公開「ピーターパン2 ネバーランドの秘密」トータル23.0億円
☆03年公開「リロ&スティッチ」トータル29.1億円
☆04年公開「ブラザー・ベア」トータル16.0億円
☆05年公開「チキン・リトル」トータル26.8億円
ディズニー系作品は、やはり相当に強いことが分かるが、本作は例外となったか。

アニメ作品ではないが、以下のようなスマッシュヒット作品もあったことも見逃せない。
☆08年「魔法にかけられて」トータル29.1億円
先5.4(OP3.3)→12.2→18.0→23.2→25.6→27.1
これとの対比で考えると、「プリンセスと魔法のキス」の興行収入は5.0億円となる。
例え伸びたとしても5億円程度だろう。
「プリンセスと魔法のキス」の興行収入は先週の6億円から下方修正して、4億円と予想したい。
この勢いでは5億円まで伸びないのではないか。
アニメ作品の予想はやはり難しい。


9位:「花のあと」(東映)<3週目>
【現時点での興行収入予想】 3億円
【公開規模】 82スクリーン
3.0千万円(30,318,880円)のオープニングを飾った。
2月27日より山形県4館で先行されていたようであるので3週目となる。
それを含めると、トータルでは4.3千万円半ばとなる。
北川景子主演作ということもあり、はっきりいってノーマークだったが、藤沢周平というネームヴァリューに惹かれた年配層が足を運んだのだろうか。

ロングセールスが期待される作品だが、「禅 ZEN」トータル5.0億円(オープニング公開規模57館、オープニング祝込4.9千万円)のようなサプライズヒットにはならないはず。
ロングセールス込みで3億円というところか。
なお、実写版「時をかける少女」のオープニングは2.0千万円程度(公開規模49館)となっている。
評価は悪くないようだが、やはり実写版となるとなかなか興行収入は期待しにくい。
こちらは1億円以上、2億円以下というところか。


10位:「オーシャンズ」(GAGA)<8週目>
【公開前個人予想】 12.5億円
【現時点での興行収入予想】 23~24億円
【配給会社期待値】 「EARTH」トータル24.0億円超え
【公開規模】 250スクリーン(先週比-17スクリーン)
2.5千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは22.7億円半ばとなっている。
1週間の伸びは5.2千万円程度だろうか。
各週の伸びは以下のとおり。
OP3.9→2週目5.8→3週目4.1→4週目3.9→5週目1.9→
6週目1.5→7週目1.1→8週目0.5億円となっている。
5週目に大きく下げているが、4週目には祝日が1日含まれていることが理由だろう。
8週目でようやく伸びが止まったが、それにしてもよく頑張った。
本作はドキュメンタリー作品でも初動タイプの作品と思ったが、やはりドキュメンタリーはドキュメンタリーだった。

子ども料金が500円にも関わらず、興行収入の伸びが高い。
自分も観ているので、こんなことを言うのは変だが、ただのドキュメンタリーがこれほどの人気が出るのが分からない。
ECOブームや温暖化対策ということもあるので、そういう趣旨からも注目されているのだろうか。

自然・生物・宇宙を扱ったドキュメンタリー作品の興行収入は以下のとおり。
☆04年公開「ディープ・ブルー」トータル11.0億円
☆06年公開「皇帝ペンギン」トータル10.0億円
☆08年公開「EARTH」トータル24.0億円
祝込3日5.5→祝10.2→13.6→16.5→祝19.6→21.0→22.1
☆09年公開「宇宙(そら)へ。」トータル1億円程度か
☆10年公開「オーシャンズ」
金3日3.9→9.8→13.9→17.8→19.7→21.1→22.2→22.8→
ここに来て、「EARTH」とほぼ横並びとなっている。
「EARTH」を超えるかどうかが注目となりそうだ。
ドキュメンタリー作品には老若男女、カップル、家族連れを問わないという強みはあるのが大きいようだ。

「オーシャンズ」22.8億円と同程度の8週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「劔岳 点の記」23.9億円(トータル25.8億円)
☆「カイジ 人生逆転ゲーム」21.9億円(トータル22.5億円)
<2008>
☆「パコと魔法の絵本」祝込22.6億円(トータル23.6億円)
☆「デトロイト・メタル・シティ」祝込22.8億円(トータル23.6億円)
これらとの対比では「オーシャンズ」の興行収入は23.4~24.6億円となる。
当初は大きく伸びないと思っていたが、ドキュメンタリー作品らしく堅調な伸びが続いており、「オーシャンズ」の興行収入は先週の23~24億円のままとしたい。
大物のドキュメンタリー作品はコケることはなく、この辺りまで稼ぐと考えておいた方がよさそうだ。

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国内映画興行収入ランキング(3月3週目新作予想その1)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。
今週は新作が多いので、簡単なものから早めに予想していきたい。


×:「映画 プリキュアオールスターズDX 2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!」(東映・テレビ朝日)
<160館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【監督】 大塚隆史
過去にプリキュアシリーズの最大ヒット作「プリキュアオールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」を手掛けている。
よくは知らないが、今回も期待できるだろう。

【キャスティング】 水樹奈々 ほか
水樹は、新作の「ハートキャッチ」から登場のはず。
人気がある声優なので、多少の動員が期待できるだろう。

【題材】 「シリーズ」「アニメ」
関連作品の興行収入は以下の通り。
☆05年「ふたりはプリキュア Max Heart」トータル8.5億円
OP1.9→3.5→5.4→7.3→7.8
☆05年「ふたりはプリキュア MaxHeart2 雪空のともだち」トータル5.7億円
OP1.2→不明→3.1
☆06年「ふたりはプリキュア Splash Star チクタク危機一髪!」トータル3.0億円
OP0.56
☆07年「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」トータル8.0億円
OP1.7→3.7→5.6→6.5→7.1
☆08年「Yes!プリキュア5 GoGo!お菓子の国のハッピーバースデイ♪」トータル7.9億円
OP1.6→3.4→4.8→6.2→6.8
☆09年「プリキュアオールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円
3日2.4(2日1.4)→5.1→7.6→8.6→9.0
☆09年「フレッシュプリキュア!おもちゃの国は秘密がいっぱい!?」トータル8.0億円
OP1.7→3.8→5.1→5.9→6.9→7.2
07年~09年の間は8~10億円で推移している。
「プリキュアオールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」以外は、基本的には8億円である。
タイトルを見る限りでは、今回はその「プリキュアオールスターズDX」の続編となっているようであり、8億円レベルなのか10億円レベルなのかを予想する必要がありそうだ。

【予告編・TVCM】 当然見たことはない。

【支持基盤・ターゲット】 「ファミリー層」
しっかりとした支持基盤があるので、コケることはなく安定している。
アニオタの人が劇場に足を運んでいるのかどうかが気になるところ。

【評価・予想】 9.5億円(オープニング3日2.5億円)
過去のシリーズの興行収入を調べた限りでは、8億円というラインが水準となるようだ。
しかし、トータル10億円の「プリキュアオールスターズDX」の関連作品なので、水準を突破するのではないか。
水準を超えて、デキスギの前作を超えないと考えて、本作の興行収入は9.5億円と予想したい。
オープニング2日はシリーズベースの1.7億円となるだろう。
祝日を含めた3日間では「プリキュアオールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」と同程度の2.5億円となるだろうか。

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『リボルバー』DVDレビュー

◆評  価   8.0点
◆おススメ度  B+(分かる人には分かるはず)

「シャーロック・ホームズ」のガイ・リッチー監督作品。
本来ならば、「シャーロック・ホームズ」鑑賞前に見るつもりだったが、タイミングの都合で「シャーロック・ホームズ」鑑賞後になってしまった。
しかし、むしろ鑑賞後の方が良かったのかもしれない。

「シャーロック・ホームズ」鑑賞時にはガイ・リッチーはそれほど大したことがないと思っていたが、本作を観れば、それが誤解だということが分かる。
「シャーロック・ホームズ」で不満に思っていたようなことが本作では全てクリアーになっていた。
先が全く読めない展開であり、一瞬も気を置けない緊張感で溢れている。
本作によって彼の評価は“特異な才能をもつ優秀な監督”というものに変わった。

デヴィット・リンチ、デヴィッド・フィンチャー、クエンティン・タランティーノ監督などの他の作品からのアイディア借用のような展開もみられるが、批判を恐れずに、自分のやりたいことを追求したことによって、個性の感じられる自己流の作品に仕上がった。
エッジの効いた独自の世界観が構築されているだけではなくて、ガイ・リッチー節が効いたクライムサスペンスをベースにしたエンターテイメント性も十分感じられる。
突然アニメを使ったり、エンドロールがなかったりと行き過ぎた点も見られるが、一種の“遊び”と捉えて、多めに見よう。
様々なことをやりたくなって、暴走してしまっただけだろう。

初見では完全に理解できたとは言いがたいところもあるが、彼が描こうとしたことはだいたい伝わったような気がする。
“全てが現実”から“全て独房における妄想”といったものまで様々な解釈が可能なので、あえて紹介する必要はないだろうが、個人的には精神を病んだ元囚人の見事な復讐劇だったという解釈にしたい。
ゲームに勝つために、彼は自分で自分を騙したのだろうか。

前半のゲーム性のあるクライムサスペンスから一転して、後半では心理的な要素をメインにしていくという思い切った意外性も評価したい。
おかげで付いていくのが大変かもしれないが、訳の分からない世界にいざなってくれたおかげで、各キャラクターと同様に何が現実で、何が虚構なのかという“混乱”した精神状態を堪能できるのではないか。
過去の彼の作品とは異なり、観客を騙す、騙されるという“オチ”のようなものを披露して観客を驚かすといった単純なものではないという点も評価したい。
初期の作品から成長して、本作によって前進しているのではないかと思う。

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『シャーロック・ホームズ』レビュー

◆評  価   6.0点
◆おススメ度  B(あまり深く考えないで観た方がよいかもしれない)

原作については一冊も読んだことはないので、実際のホームズはよく分からないという前提で鑑賞。
本作の印象としては、つまらなくはないが、期待度が高かっただけに少々物足りなさも覚える。
全体的にドキドキ感やワクワク感には乏しく、爽快感や大きなサプライズは感じられなかった。
もっとホームズを危機やピンチに陥らせて、もう少しハラハラさせた方がよかったのではないか。
危機に陥ったとしても明晰な頭脳で切り抜けたり、本当に危険な際にはワトソンが助けてくれたりしないと盛り上がらない。
屠殺場でのアイリーン救出劇や大爆発といった展開はもちろん用意されているが、基本的には予定調和気味の仕上がりといえる。
アイリーンが高所から落下してもほぼノーダメージという意味も分からない。
アイリーンが落下しそうになるという状況で、ホームズとブラックウッド卿が対決して、ギリギリで奴を倒してアイリーンを寸でで救うというのが普通ではないか。

アクション満載であり、それをメインにしてもよいが、ホームズらしい謎解きという要素がほとんど見当たらないのも残念だ。
ホームズがおかしな動きをしたり、やたら変な物をクローズアップして、伏線的なものはきちんと張っているが、観客が推理するという仕掛けにはなっておらず、観客はやや置き去り気味となっている。
最後に一気にネタ晴らしされても、「ふ~ん、そうだったんだ」位にしか感じられない。

その肝心のトリックや謎や陰謀も分かるごとにテンションが下がってしまった。
自分に従わない国会議員を襲うというどうしようもないネタには拍子抜けであり、トリックは古典的かつ既視感があるだけではなくて無理があるものばかり。
事前に銃を細工、雨だと思ったものが実は化学薬品も苦しいが、買収して様々な細工や万能的なクスリといったことが許されるならば、なんでもアリになってしまう。
ブラックウッド卿自身にカリスマ的な“悪”が見えてこないのもマイナスだ。

そのようなネタやトリックを無視できるほど、ホームズとワトソンの相棒愛やコンビネーションが光っていたかというとそうでもない。
ロバート・ダウニーJr.は頭脳明晰ではあるものの、人間的にやや足りず、女には甘いというルパンⅢ世のような親しみやすいユニークなキャラクターには仕上がっているが、アイリーンは峰不二子、ワトソンは次元や銭形のようなキャラクターには仕上がり切っていないため、肝心のホームズとワトソンの友情や信頼感などをそれほど深いものだとは感じられなかった。
変装して彼を見舞い治療するという姿にはやや驚いたものの、それだけでは足りない。
“友情”を取るか“結婚”かで悩んだ挙句に、“友情”を選んでしまった結果、ホームズをかばって傷ついたということをもうちょっとアピールしないといけない。
捜査の途中で無くしてしまった結婚指輪の代わりに、アイリーンから奪った“宝石”をプレゼントするというホームズらしい祝福方法も活きてこない。

モリアーティ教授の登場は嬉しいが、こちらもどうしようもない動機にはテンションが下がる。
近距離から銃を撃つというただの殺人者であり、信じられない頭脳を持つ絶対的な“悪”という存在ではない。
モリアーティ教授を登場させるくらいならば、ホームズもブラックウッド卿も実はモリアーティ教授の掌で転がされていただけ、事件は何も終わっていない、むしろ今から事件が始まるというオチくらいのものを出して欲しいところ。
そうしないと続編に対する期待感を欠くこととなるだろう。

※鑑賞中に大きな地震があり、揺れのためやや気分が悪くなったことと、集中力を欠いたことを追記しておく。

テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

ゴールデン・ラズベリー賞結果発表

賞の性格もあるが、マジメに予想するのがバカらしくなる結果となった。
作品の良し悪しというよりも、知名度が高いかどうかが、イメージが良いか悪いかというものが決め手となっている。
小額の会費だけで会員になれるという投票システムに問題があるのかもしれないが、この賞が本当に権威のあるものになりたいのであれば、もうちょっと真剣に取り組んでもよいのではないか。
最低な映画を選び賞だからこそ、マジメに取り組んでもよい。
話題優先、ネタ優先というお祭り騒ぎだけでは、その場限りは良いかもしれないが、数十年は持たない。
サンドラ・ブロックも語っていたが、きちんと観て評価しているとは思えない。


【最低映画賞】
<受賞>「トランスフォーマー/リベンジ」
<予想・ノミネート>
◎「マーシャル博士の恐竜ランド」
○「オールド・ドッグス」
☆「オール・アバウト・スティーブ」
☆「トランスフォーマー/リベンジ」
☆「G.I.ジョー」
「トランスフォーマー/リベンジ」「G.I.ジョー」のみ鑑賞。
人気の裏返しのような結果となっている。
見る人によっては最低と感じるかもしれないが、「トランスフォーマー/リベンジ」はそれほど酷いデキではないと思う。
問題点は多々あるが、細かいことをいう作品でもない。
むしろ前作の方がよほど酷い。
ヒットすれば良い映画というわけではないが、アメリカでは超ヒットしており、受賞させるのは疑問。
どうせ続編が出来たら、投票した人もこぞって見に行くのだろう。


【最低監督賞】
<受賞>マイケル・ベイ「トランスフォーマー/リベンジ」
<予想・ノミネート>
◎ブラッド・シルバーリング「マーシャル博士の恐竜ランド」
○ウォルト・ベッカー「オールド・ドッグス」
☆フィル・トレイル「オール・アバウト・スティーブ」
☆マイケル・ベイ「トランスフォーマー/リベンジ」
☆スティーブン・ソマーズ「G.I.ジョー」
マイケル・ベイは好きな監督ではないが、本作に限れば、非難されるような仕事はしなかったはずだ。
「アイランド」や「バッドボーイズ2バッド」の方が桁違いに酷い作品。
そういう仕事の積み重ねが受賞に繋がったのだろうが、こちらの受賞も疑問は残る。


【最低主演男優賞】
<受賞>ジョナス・ブラザーズ全員「ジョナス・ブラザーズ/ザ・コンサート3D」
<予想・ノミネート>
◎ウィル・フェレル「マーシャル博士の恐竜ランド」
○スティーブ・マーティン「ピンクパンサー2」
☆ジョナス・ブラザーズ全員「ジョナス・ブラザーズ/ザ・コンサート3D」
☆エディ・マーフィ「エディ・マーフィの劇的1週間」
☆ジョン・トラボルタ「オールド・ドッグス」
5本のうち1本も見ていない。
ジョナス・ブラザーズの曲は聴いたことはないが、紹介VTRを見る限りでは確かにそれほど高い評価はしにくい。
イケメンというような感じでもなく、どこが良いのかは男性の目からはさっぱり理解できない。
それにも関わらず、抜群の人気があるので、多くの男性がやっかんでいるだけだろう。
東方神起の人気が理解できないのと同様のこと。
ただ、「ジョナス・ブラザーズ/ザ・コンサート3D」は基本的にファン向けなので、ファン以外が文句を付ける方がおかしいともいえる。
最低スクリーンカップル賞のようなネタ部門ならば文句は言わないが、こういう主要部門はきちんとした俳優を選出した方がよいのではないか。


【最低主演女優賞】
<受賞>サンドラ・ブロック「オール・アバウト・スティーブ」
<予想・ノミネート>
◎サンドラ・ブロック「オール・アバウト・スティーブ」
○ビヨンセ「オブセッション 歪んだ愛の果て」
☆マイリー・サイラス「ハンナ・モンタナ/ザ・ムービー」
☆ミーガン・フォックス「トランスフォーマー/リベンジ」「ジェニファーズ・ボディ」
☆サラ・ジェシカ・パーカー「噂のモーガン夫妻」
「トランスフォーマー/リベンジ」以外は見ていない。
アカデミー賞とのダブル受賞が期待されていたので、サンドラ・ブロックが受賞するのは仕方のない結果といえる。
演技云々よりも、この流れはさすがに誰も止められない。
サンドラ・ブロックもさすがに分かっており、会場へDVDとともに足を運んだようだ。
ただ、ハル・ベリーの際にも疑問に思っていたが、彼女らは自分が受賞することをあらかじめ聞いているのだろうか。
もし、ノミネートだけで受賞しなかったら、それはよほどミジメなことである。この賞が半ばデキレースということが分かる。
さすがに自分の受賞を信じて疑わないという者もいないだろう。


【最低助演男優賞】
<受賞>ビリー・レイ・サイラス「ハンナ・モンタナ/ザ・ムービー」
<ノミネート>
☆ビリー・レイ・サイラス「ハンナ・モンタナ/ザ・ムービー」
☆マーロン・ウェイアンズ「G.I.ジョー」
☆ヨーマ・タコンヌ「マーシャル博士の恐竜ランド」
☆ヒュー・ヘフナー「Miss March」
☆ロバート・パティンソン「ニュームーン/トワイライト・サーガ」
予想するのを忘れていた。
娘を使って、金儲けをしているというイメージで、ビリー・レイ・サイラスが受賞したのだろうか。
こちらも完全にやっかみといえる。


【最低助演男優賞】
<受賞>シエナ・ミラー「G.I.ジョー」
<ノミネート>
☆シエナ・ミラー「G.I.ジョー」
☆キャンディス・バーゲン「ブライダル・ウォーズ」
☆アリ・ラーター「オブセッション 歪んだ愛の果て」
☆ケリー・プレストン「オールド・ドッグス」
☆ジュリー・ホワイト「トランスフォーマー/リベンジ」
こちらも予想するのを忘れていた。
受賞の理由は、シエナ・ミラー以外によく知らないということだろうか。
しかし、もし「G.I.ジョー」にシエナ・ミラーが出演していなかったら、面白みは半減するほど存在感を発揮していた。
それだけにこの受賞も疑問は残る。


【最低スクリーンカップル賞】
<受賞>サンドラ・ブロック&ブラッドリー・クーパー「オール・アバウト・スティーブ」
<予想・ノミネート>
◎ジョナス・ブラザーズのうちの2人(または3人)どんな組み合わせでも「ジョナス・ブラザーズ/ザ・コンサート3D」
○ウィル・フェレル&すべての共演者とクリーチャー「マーシャル博士の恐竜ランド」
☆サンドラ・ブロック&ブラッドリー・クーパー「オール・アバウト・スティーブ」
☆クリステン・スチュワート&ロバート・パティンソンまたはテイラー・ロートナー「ニュームーン/トワイライト・サーガ」
☆シャイア・ラブーフ&ミーガン・フォックスまたはトランスフォーマー「トランスフォーマー/リベンジ」
サンドラ・ブロックがいくら登場するといっても、こちらの賞までも受賞させることはなかっただろう。
こういう賞こそ、ジョナス・ブラザーズ辺りがふさわしいのではないか。


【過去10年の最低映画賞】
<受賞>「バトルフィールド・アース」
<予想・ノミネート>
◎「バトルフィールド・アース」
○「ジーリ」
☆「アイ・ノウ・フー・キルド・ミー」
☆「フレディのワイセツな関係」
☆「スウェプト・アウェイ」
5本とも見たことはない。
予想どおりの結果だが、これもイメージが先行しているような気がする。
観れば、納得するかもしれないが。


【過去10年の最低俳優賞】
<受賞>エディ・マーフィ
<予想・ノミネート>
◎エディ・マーフィ
○ベン・アフレック
☆マイク・マイヤーズ
☆ジョン・トラボルタ
☆ロブ・シュナイダー
予想どおりだが、こちらもイメージ優先というような結果。
数年前までは人気の絶頂におり、「ドリーム・ガールズ」の演技により、アカデミー賞助演男優賞の最有力候補になっていたほどの人物である。
「マッド・ファット・ワイフ」「デイブは宇宙船」「エディ・マーフィの劇的1週間」による3年連続のノミネートに加えて、「ブルート・ナッシュ」の消すことのできない大失敗(製作費1億ドルに対して、440万ドルしか稼げない)により、わずか数年でここまで落ちてしまうというのもこの世界の怖さ。


【過去10年の最低女優賞】
<受賞>パリス・ヒルトン
<予想・ノミネート>
◎パリス・ヒルトン
○リンジー・ローハン
☆ジェニファー・ロペス
☆マライア・キャリー
☆マドンナ
シンガー系の4名を倒して、予想どおりパリス・ヒルトンが受賞した。
しかし、パリス・ヒルトンの演技を見た人はそれほど多いのだろうか。
自分は観たことはない。
こちらもイメージ先行だが、イメージが悪すぎて、これはさすがに仕方のない結果か。
擁護する気にはなれない。

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国内映画興行収入ランキング(3月1週目その4)

11位:「超劇場版 ケロロ軍曹 誕生!究極ケロロ 奇跡の時空島であります!!」(角川映画・テレビ東京)<2週目>
【公開前個人予想】 5.0億円
【現時点での興行収入予想】 2億円半ば(先週3億円)
【公開規模】 144スクリーン
動員ランキングでは10位となるが、興行収入ベースでは11位となる。
3.3千万円弱程度を週末に稼ぎ、トータルでは1.0億円となっている。
1週間の伸びは4.1千万円半ば程度だろうか。
この数字が正しければ、平日は全く稼いでいないこととなる。
5周年記念作品にも関わらず、かなり厳しい結果となりそうだ。
本作に限らず、シリーズモノのアニメは最近不調気味であり、そろそろ飽きられているのだろうか。

「ケロロ軍曹」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆06年「超劇場版 ケロロ軍曹」トータル6億円見込み
1.0→1.9→3.1→4.6
☆07年「超劇場版 ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!」トータル4.8億円
0.9→不明→不明→不明→4.7
☆08年「超劇場版 ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ 天空大決戦であります!」トータル5.7億円
1.1→2.0→2.6→3.4→4.4
☆09年「超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!」トータル4.7億円
1.0→1.7→2.5→3.3
☆10年「超劇場版 ケロロ軍曹 誕生!究極ケロロ 奇跡の時空島であります!!」
0.6→1.0億円→
これらとの対比で考えると、本作の興行収入は2.8~3.2億円となる。
当面は3億円突破が目標となりそうだが、どうやら厳しそうだ。
同時上映は「超電影版SDガンダム三国伝~Brave Battle Warriors~」だったが、あまり影響がなかったようだ。

来場プレゼントは以下のとおりとなっているようだ。
◆プレゼントその1
吉崎観音先生描き下ろしスケッチ収録
豪華ミニブック「ミニケロランド」
◆プレゼントその2
「超劇場版 究極ケロロ」ケロカ
◆プレゼントその3
「超電影版 劉備ガンダムカード」
この程度では、あまり効果はないということか。

「超劇場版 ケロロ軍曹 誕生!究極ケロロ 奇跡の時空島であります!!」の興行収入は2億円台が落ち着きどころとなりそうだ。
平日の伸びが期待しにくいので、2億円半ば程度ではないか。
今回の低迷を受けて、来年以降はどうするのだろうか。


12位:「恋するベーカリー」(東宝東和)<3週目>
【公開前個人予想】 6.0億円
【現時点での興行収入予想】 5億円前後
【公開規模】 285スクリーン(先週比-1スクリーン)
3.1千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは4.0億円弱となっている。
1週間の伸びは1.2億円弱程度だろうか。
週末の動きは悪いが、ウィークデイの動きはそれほど悪くないか。
ヒットとはいえない成績だが、日本人受けするキャスティングではないので、仕方のない結果といえる。

ヒット作を量産している女性監督のナンシー・マイヤーズ監督作品。
アメリカだけではなくて、以下のように日本でもヒットさせているのは評価できる。
☆04年公開「恋愛適齢期」トータル10.0億円
OP1.2→4.3→6.4→08.3
☆07年公開「ホリデイ」トータル13.3億円
OP1.8→5.5→8.2→10.3→11.8
☆10年公開「恋するベーカリー」
金1.1→2.8→4.0億円→
これらとの対比で考えると、「恋するベーカリー」の興行収入は6.3~6.5億円となる。
伸びを期待できる作品ではないので、6億円を超えない程度となろうか。
頑張っても5億円台、伸びがないとそれ以下となりそうだ。

ラブストーリーや女性をターゲットにした作品の興行収入は以下の通り。
☆07年「幸せのレシピ」トータル7.0億円
OP1.2→3.5→5.3→6.4
☆08年「ベガスの恋に勝つルール」トータル6.1億円
先1.8→3.8→5.0→5.6→不明→6.0
☆09年「オーストラリア」トータル5.8億円
OP1.4→3.4→4.8→5.6
☆08年「マイ・ブルーベリー・ナイツ」トータル5億円見込み
OP0.8→2.5→3.6→4.3
☆07年「ラブソングができるまで」トータル4.9億円
OP0.7→2.1→3.6→4.2→4.6
☆09年「そんな彼なら捨てちゃえば?」トータル4.6億円
OP0.7→2.0→3.0→
☆08年「最後の初恋」トータル4.5億円
OP0.7→2.4→3.4→4.0
☆08年「幸せになるための27のドレス」トータル3.7億円
先0.9→2.0→2.7→3.2
☆10年公開「恋するベーカリー」
金1.1→2.8→4.0億円→
これらとの対比で考えると、「恋するベーカリー」の興行収入は4.8~6.1億円となる。
平日の動員も期待できそうなので、極端な初動ではなさそうだ。
5億円前後が落ち着きどころとなるのではないか。
「ベガスの恋に勝つルール」(トータル6.1億円)、「オーストラリア」(トータル5.8億円)を下回り、「マイ・ブルーベリー・ナイツ」(トータル5億円見込み)、「ラブソングができるまで」(トータル4.9億円)を超える程度か。

「恋するベーカリー」4.0億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「愛を読むひと」4.3億円(トータル5億円超)
☆「96時間」3.7億円(トータル4.4億円)
<2008>
☆「マイ・ブルーベリー・ナイツ」3.6億円(トータル5億円見込み)
☆「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」3.8億円(トータル4.6億円)
☆「幸せの1ページ」3.5億円(トータル4.6億円)
これらとの対比で考えると、「恋するベーカリー」の興行収入は4.7~5.6億円となる。
ヒットは期待できないが、コメディ作品であり、気楽に見られるという強みがあるので、高い伸びもなく、極端な初動でもないと考えたい。
「恋するベーカリー」の興行収入は先週に引き続き5億円前後と予想したい。


13位:「涼宮ハルヒの消失」(角川映画・クロックワークス)<5週目>
【公開前個人予想】 4~5億円
【現時点での興行収入予想】 7億円半ば
【公開規模】 24スクリーン
3.0千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは5.4億円となっている。
1週間の伸びは8.8千万円程度だろうか。
先週の週末は6.0千万円を稼ぎ再ランクインしたが、一気に下落してしまった。
先週は何かイベントでもあったのだろうか。
週末の数字はOP8.9千万円→2週目5.1千万円→3週目4.1千万円→4週目6.0千万円→5週目3.0千万円となっており、根強い人気が窺われるがそろそろ息切れしてきたか。

根強いファンを持つ作品と比較したい。
☆09年「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」トータル40.0億円
OP5.1→13.6→19.8→24.0→27.3→29.8→31.6→33.4→34.6
☆09年「サマーウォーズ」トータル16.5億円
OP1.3→03.7→06.9→09.3→11.2→12.6→13.6
☆09年「劇場版マクロスF 虚空歌姫」トータル不明(5億円程度か)
OP0.9→02.3→03.2→03.8→04.2
☆10年「涼宮ハルヒの消失」
OP0.9→02.5→03.5→04.5→05.4
公開前には「劇場版マクロスF」と同程度と考えていたが、超えてきそうだ。
「ヱヴァ」「サマーウォーズ」との対比で考えると、「涼宮ハルヒの消失」の興行収入は7.9~8.0億円となる。
これらのような高い伸びになるかは分からないが、先週に引き続き、当面は7億円半ば程度が落ち着きどころと考えたい。


14位:「インビクタス/負けざる者たち」(ワーナー)<5週目>
【公開前個人予想】 10.5億円
【現時点での興行収入予想】 8億円後半
【公開規模】 317スクリーン(先週比-1スクリーン)
2.9千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは7.7億円弱となっている。
1週間の伸びは8.0千万円程度だろうか。
イーストウッド作品らしく評価は高いが、馴染みにくいスポーツモノ・実話モノということもあり、やや低い伸びとなっている。

クリント・イーストウッド監督作品の興行収入は以下の通り。
☆04年「ミスティック・リバー」10.0億円
OP1.4→3.8→5.2→6.8→7.9
☆05年「ミリオンダラー・ベイビー」13.4億円
OP1.8→5.4→8.0→10.0→不明→12.2
☆06年「父親たちの星条旗」トータル17.0億円
OP1.9→5.9→8.3→10.4→12.7→14.0
☆06年「硫黄島からの手紙」トータル51.0億円
OP5.0→13.9→20.8→26.1→祝込36.7→39.8
☆09年「チェンジリング」トータル12.8億円
金2.3→06.5→09.1→11.0→12.1→12.4
☆09年「グラン・トリノ」トータル11.0億円
OP1.3→04.6→07.7→09.0→09.8
☆10年「インビクタス/負けざる者たち」
金1.6→04.3→05.8→06.9→07.7億円→
「チェンジリング」「グラン・トリノ」との対比で考えると、「インビクタス/負けざる者たち」の興行収入は8.1~8.6億円となる。
もはや伸びはないので8億円台が落ち着きどころだろう。
俳優は豪華だが、さすがにスポーツ・実話モノということもあり、やや低い結果になりそうだ。
主演・助演でのノミネートはあったが、「ミリオンダラー・ベイビー」とは異なり、アカデミー賞作品賞に絡めなかったのも痛い。

ヒューマンドラマ・スポーツ系などの作品は以下の通り。
☆07年公開「幸せのちから」トータル27.1億円
OP3.5→10.6→15.9→20.4→23.2→25.1
☆08年公開「最高の人生の見つけ方」トータル13.5億円
OP1.9→5.2→7.9→10.0→11.4→12.1
☆05年公開「シンデレラマン」トータル12.6億円
祝込3日2.8→6.2→8.7→10.6→11.6
☆05年公開「ネバーランド」トータル11.0億円
OP1.4→4.1→6.1→7.6
☆09年公開「7つの贈り物」トータル7.9億円
OP1.6→4.6→6.4→7.4→7.7→7.9
☆07年公開「ロッキー・ザ・ファイナル」トータル7.9億円
OP2.0→4.1→6.4→7.1→7.7
☆10年「インビクタス/負けざる者たち」
金1.6→4.3→5.8→6.9→7.7億円→
「幸せのちから」「最高の人生の見つけ方」「シンデレラマン」との対比で考えると、「インビクタス/負けざる者たち」の興行収入は8.4~9.1億円となる。
伸びは低くもなく高くもないと考えると、8億円後半が落ち着きどころだろう。

「インビクタス/負けざる者たち」7.7億円と同程度の5週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「チェ 28歳の革命」7.7億円(トータル9.0億円)
☆「私の中のあなた」7.4億円(トータル8.0億円)
☆「7つの贈り物」7.7億円(トータル7.9億円)
☆「サブウェイ123激突」7.1億円(トータル7.7億円)
<2008>
☆「バンテージ・ポイント」7.9億円(トータル8.5億円)
☆「奇跡のシンフォニー」7.1億円(トータル7.5億円)
「7つの贈り物」以外との対比で考えると、「インビクタス/負けざる者たち」の興行収入は8.1~9.0億円となる。
伸びが持続できるのかやや不安はあるが、イーストウッドの実績、出演者の人気を評価し、「インビクタス/負けざる者たち」の興行収入は先週に引き続き8億円後半と予想したい。
オープニング時の予想は9億円だったが、伸びが思ったよりも低かった。


15位:「コララインと魔法のボタン」(GAGA)<3週目>
【現時点での興行収入予想】 3億円前後(先週3億円後半)
【公開規模】 130スクリーン(先週比+2スクリーン)
2.6千万円を週末に稼ぎ、トータルでは2.1億円半ばとなっている。
1週間の伸びは5.5千万円程度だろうか。
3D単価が高いということもあるだろうが、規模などを踏まえれば、健闘しているだろうか。

最近のハリウッドアニメの興行収入は以下の通り(ピクサー作品、シュレックを除く)。
☆07年公開「モンスター・ハウス」トータル5.6億円
OP1.4→3.0→4.1→4.4
☆07年公開「ハッピーフィート」トータル14.5億円
先行込2.4→5.8→9.6→12.7→13.5
☆07年公開「ルイスと未来泥棒」トータル9.4億円
OP1.1→不明→6.9→8.0→8.8
☆08年公開「カンフー・パンダ」トータル20.0億円
OP2.2→6.8→10.2→14.5→16.7→18.2
☆09年公開「ボルト」トータル16.5億円
OP2.5→7.0→11.7→14.2→15.8
☆09年公開「クリスマス・キャロル」トータル16.0億円
OP2.9→7.0→10.9→13.1→14.4
☆09年公開「マダガスカル2」トータル10.2億円
OP1.6→4.1→6.5→9.3→9.9
☆09年公開「モンスターVSエイリアン」不明
OP1.2→2.4→4.2
☆09年公開「アイス・エイジ3」不明
OP0.4→1.2
☆10年公開「コララインと魔法のボタン」
金0.7→1.6→2.1億円→
09年公開作品との対比で考えると、「コララインと魔法のボタン」の興行収入は3.0~3.3億円となる。
「カールじいさん」を破り、アカデミー賞アニメーション賞でも受賞すれば興行収入は大きく伸びるかもしれないと思ったが、そのようなミラクルは起きなかった。
「コララインと魔法のボタン」の興行収入は先週3億円後半辺りと予想したが、3億円前後となりそうだ。
評価は高いが、作風的にはファミリー向けというわけではないので、大きくは伸びなかった。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

『恋するベーカリー』レビュー

◆評  価   3.0点
◆おススメ度  C(未婚の若い男性には面白みが分からないかも)

「恋愛適齢期」「ホリデイ」が良かったような記憶があったので、ナンシー・マイヤーズはそれなりに評価をしており、本作にも期待していたが、はっきり言って全く合わず、冗長で退屈という印象。
ユニークかつ個性豊かに演じられていたものの、いかなるキャラクターにも感情移入させられなかった。
自分が未婚の男性であり、年齢的にも本作のキャラクターほど高くはないので、仕方がないのかもしれないが、何をやりたいのか、何を描きたいのかが見えてこず、全体的にまとまりを失い、ぼんやりと手探り状態で進んでいるイメージ。
過去の作品とは異なる新しいことを模索したが、やろうとしたことが難しすぎて上手くいかなかったというような印象。
笑えるシーン(少々反則気味)もあるが、コメディパートも全体的にノリ切れない。
ラリったシーンも、娘の婚約者の存在も悪くはないものの、上手く活かし切れているとは思えない。

きちんと見なかったのかもしれないが、メリルとアレックの元夫婦がよく分からない理由で再び別れたような印象。
デートを一度すっぽかされただけで、一気に関係が冷えてしまった。
別れる理由に明確な理由は必要ないかもしれないが、もう少しきちんとまとめて欲しいところだ。
メリルが「離婚の原因は自分にもある」というようなことを言っていたと思うが、結婚というものは“愛している愛していない”という単純なものではなくて、原題のタイトルどおりに複雑でデリケートなものであろうと思われる。
同じ道を歩んでいた二人が別の道を選んでしまった結果、もう同じ道は歩むことはできないということを描き、終わってしまったものはやはり元に戻らないということを少々切なめに仕上げて欲しかった。
子どもが独立した妻は寂しさから、夫は自宅に居場所がないから、逃げ場所が欲しかっただけであり、過去にあった“愛情”とはやや別のカタチだったということでもよかったのではないか。
子持ちの若い奥さんもアレックとの子どもを欲していたり、建築家と踊る元妻を悲しそうに見つめるアレックを寂しそうに見つめるシーンを見る限りでは、若い奥さんは夫に対して、愛情があるのだろう。
アレックが若い妻からの愛情に気付いたり、ベタかもしれないが彼女が妊娠したりと状況をもっと“複雑化”させて、メリルとアレックの夫婦が上手くいかないように進めてもよかった。

子ども達もほとんど“飾り”という存在でしかないのも寂しい。
父母の復縁にかなりのショックを受けていたが、元夫婦の在り方にそれほど影響を与えていないような気がした。
復縁するかどうかということにもっと大きな関係があるのではないか。
この辺りも上手くまとまっている感がない。
笑えて、泣けるというナンシー・マイヤーズという特徴が全体的に感じられなかった。

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国内映画興行収入ランキング(3月2週目新作予想)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

○:「シャーロック・ホームズ」(ワーナー)
<332館程度にて順次公開予定(もっともっと多いはず)>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。
【監督】 ガイ・リッチー
マドンナの元夫として有名。
「ロック、ストック~」「スナッチ」「リボルバー」「ロックンローラ」といった作品を手掛けているが、本作のようなハリウッド大作映画は初めてとなるだろうか。

【キャスティング】 ロバート・ダウニー・Jr.、ジュード・ロウ、レイチェル・マクアダムス
ロバート・ダウニー・Jr.が出演した主な作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「アイアンマン」トータル9.4億円
OP2.1→5.2→7.0→8.2→8.8→9.1→9.1
「ゾディアック」(トータル4.1億円)、「トロピック・サンダー」(トータル2.3億円)といった作品にも出演している。

ジュード・ロウが出演した主な作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年公開「ホリデイ」トータル13.3億円
OP1.8→5.5→8.2→10.3→11.8
「コールドマウンテン」「スカイキャプテン」といった作品にも出演している。
調べてみると意外とアクション作品は少ない。

両者ともに知名度が高い割には、高い興行収入作品がないが、本作は題材的にみてヒットすることは間違いないだろう。

【題材】 「アクション」「サスペンス」
新しいホームズ像を作り出したことを評価したい。
ホームズという知らぬ者がいない題材の知名度に加えて、軽めのアクション作品に仕上げたこともあり、かなりのヒット作になるのではないか。

以下のような作品がライバルになるか。
☆08年公開「ライラの冒険 黄金の羅針盤」トータル37.5億円
先8.2(OP5.5)→15.4→20.2→24.7→28.2→31.1→32.5
☆07年公開「ナイトミュージアム」トータル35.7億円
先6.0→14.7→23.4→29.6→32.2→33.8→35.2
☆09年公開「天使と悪魔」トータル33.5億円
金3日06.8→15.0→20.6→25.7→28.6→30.4→
☆07年公開「オーシャンズ13」トータル32.0億円
先6.0→17.6→22.3→26.0→28.1→祝込30.0→30.8
☆08年公開「ハンコック」トータル31.0億円
先8.2→17.2→祝込23.7→26.6→28.7→29.1→29.6
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆09年公開「ナイトミュージアム2」トータル20.5億円
水5日8.2(OP3.6)→13.9→17.5→19.3→20.0
ファンタジー作品、サスペンス作品、アクション作品をピックアップ。
本作はファンタジー作品ではないが、“全般系”ということで参考にしたい。
「ハムナプトラ3」は超えるのではないかと思うので、20億円は突破するのではないか。
「天使と悪魔」「オーシャンズ13」辺りがマックスラインとなるだろうか。
これらの1~2割減と考えると、25.6~30.2億円となる。

【予告編・TVCM】 量・多/デキ・悪
短いTVCMヴァージョンを見たが、びっくりするほど酷いデキ。
いったい何を考えて製作したのだろうか。

【支持基盤・ターゲット】 「全般」
老若男女が楽しめそうな作品であり、ヒットが見込まれる。
春休みという時期にもピッタリの軽めのアクション作品。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「チェンジリング」トータル12.8億円(オープニング3日2.3億円)
☆「オーストラリア」トータル5.8億円(オープニング1.4億円)
☆「DRAGONBALL EVOLUTION」トータル8.7億円(オープニング先行込3.1億円)
☆「ワルキューレ」トータル12.5億円(オープニング祝込3日3.8億円)
<2008>
☆「ライラの冒険」トータル37.5億円(先行込み8.2億円)
☆「ジャンパー」トータル17.4億円(オープニング先行込5.5億円)
☆「バンテージ・ポイント」トータル8.5億円(オープニング1.5億円)
☆「魔法にかけられて」トータル29.1億円(オープニング先行込5.4億円)
☆「マイ・ブルーベリー・ナイツ」トータル5億円見込み(オープニング0.8億円)
「ジャンパー」辺りは余裕で超えたいところだ。

【評価・予想】 27.5億円(オープニング3日5.5億円)
製作費90百万ドルに対して、アメリカでの興行収入は現時点で207百万ドルという大ヒットとなっている。
日本でも若年層から年配層まで楽しめそうな作品なので、ヒットしそうだ。
一昨年の同時期に公開された「ジャンパー」トータル17.4億円辺りは楽に超えそうだ。
「ハムナプトラ3」トータル22.0億円よりも魅力はありそうなので、20億円は超えるのではないか。
「オーシャンズ13」トータル32.0億円、「ハンコック」トータル31.0億円、「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円のレベルよりもやや落ちると考えて、30億円以下、25億円以上と考えたい。
このちょうど間を取って、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は27.5億円と予想したい。
金曜日からのオープニングは5.5億円程度だろうか。
40億円を超えるような極端な大爆発はないと思われるが、どうなるだろうか。


×:「噂のモーガン夫妻」(ソニー)
<228館程度にて順次公開予定(もっと多いはず)>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【監督】 マーク・ローレンス
サンドラ・ブロック、ヒュー・グラント主演の「トゥー・ウィークス・ノーティス」、ドリュー・バリモア、ヒュー・グラント主演の「ラブソングができるまで」(トータル4.9億円)を手掛けている。
本作もヒュー・グラントとのコンビとなるので、これらと同程度となりそうだ。

【キャスティング】 サラ・ジェシカ・パーカー、ヒュー・グラント
サラ・ジェシカ・パーカー主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「セックス・アンド・ザ・シティ」18.0億円
先2.9→7.1→10.3→12.5→14.3
「セックス・アンド・ザ・シティ」組が本作に足を運べば脅威だが、それほど単純ではないだろう。

ヒュー・グラント主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年「ラブソングができるまで」トータル4.9億円
OP0.7→2.1→3.6→4.2→4.6
「ノッティングヒルの恋人」(配給収入10.5億円)、「ラブ・アクチュアリー」(トータル15.5億円)、「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズ(トータル21.4億円・トータル13.0億円)といった作品に出演していることは大きい。
しかし、本作の興行収入は「ラブソングができるまで」程度ではないか。
本作の設定が日本人受けするとは思えない。

【題材】 「ラブコメ」
ラブストーリーや女性をターゲットにした作品の興行収入は以下の通り。
☆07年「ホリデイ」トータル13.3億円
OP1.8→5.5→8.2→10.3→11.8
☆08年「P.S.アイラヴユー」トータル11.0億円
OP1.5→4.4→6.7→8.2→9.2
☆06年「イルマーレ」トータル11.0億円
OP1.8→5.3→7.3→9.1→9.9
☆07年「幸せのレシピ」トータル7.0億円
OP1.2→3.5→5.3→6.4
☆08年「ベガスの恋に勝つルール」トータル6.1億円
先1.8→3.8→5.0→5.6→不明→6.0
☆09年「オーストラリア」トータル5.8億円
OP1.4→3.4→4.8→5.6
☆08年「マイ・ブルーベリー・ナイツ」トータル5億円見込み
OP0.8→2.5→3.6→4.3
☆07年「ラブソングができるまで」トータル4.9億円
OP0.7→2.1→3.6→4.2→4.6
☆09年「そんな彼なら捨てちゃえば?」トータル4.6億円
OP0.7→2.0→3.0→
☆08年「最後の初恋」トータル4.5億円
OP0.7→2.4→3.4→4.0
☆09年「あなたは私の婿になる」トータル3~4億円見込み
金0.8→1.9→2.6
☆09年「お買いもの中毒な私!」トータル3億円見込み
OP0.6→1.7→2.4→2.8
☆08年「幸せになるための27のドレス」トータル3.7億円
先0.9→2.0→2.7→3.2
☆10年「バレンタインデー」
金1.4→2.8→3.5億円→
☆10年「恋するベーカリー」
金1.1→2.8→4.0億円→
今年公開された「バレンタインデー」「恋するベーカリー」と同程度ではないか。

【予告編・TVCM】 量・少/デキ・やや悪
TVCMはあまり見かけない。
予告編を見る限りでは、アメリカのラブコメにありがちな展開であり、特別な面白みなどはあまりなさそうだ。

【支持基盤・ターゲット】 「女性」「カップル」
若い世代の女性に受けいられるかがポイントか。
『「浮気したけど、妻が好き」そんなのアリですか?』というフレーズに惹かれる者は多くないだろう。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「チェンジリング」トータル12.8億円(オープニング3日2.3億円)
☆「オーストラリア」トータル5.8億円(オープニング1.4億円)
☆「DRAGONBALL EVOLUTION」トータル8.7億円(オープニング先行込3.1億円)
☆「ワルキューレ」トータル12.5億円(オープニング祝込3日3.8億円)
<2008>
☆「ライラの冒険」トータル37.5億円(先行込み8.2億円)
☆「ジャンパー」トータル17.4億円(オープニング先行込5.5億円)
☆「バンテージ・ポイント」トータル8.5億円(オープニング1.5億円)
☆「魔法にかけられて」トータル29.1億円(オープニング先行込5.4億円)
☆「マイ・ブルーベリー・ナイツ」トータル5億円見込み(オープニング0.8億円)
「オーストラリア」「マイ・ブルーベリー・ナイツ」以下だろう。

【評価・予想】 4.5億円(オープニング3日1.0億円)
製作費58百万ドルに対して、アメリカでは30百万ドルしか稼いでいない。
「ラブソングができるまで」の興行収入が51百万ドルなので、物足りない結果だ。
日本でもヒットは望みにくいが、主演の2人に知名度や実績があることを評価。
ラブコメの基準値程度は稼ぎ出すだろうが、離婚しそうな夫婦が田舎へ行ってお互いを見つめ直すという日本人受けしそうもない題材などがネックとなり、大きくは伸びないと思われる。

以下のような作品がライバルとなるだろう。
☆09年「オーストラリア」トータル5.8億円
OP1.4→3.4→4.8→5.6
☆08年「マイ・ブルーベリー・ナイツ」トータル5億円見込み
OP0.8→2.5→3.6→4.3
☆07年「ラブソングができるまで」トータル4.9億円
OP0.7→2.1→3.6→4.2→4.6
☆10年「バレンタインデー」
金1.4→2.8→3.5億円→
☆10年「恋するベーカリー」
金1.1→2.8億円→
「噂のモーガン夫妻」の興行収入はこれらをやや下回る4.5億円と予想したい。
金曜日からの3日間のオープニングは1.0億円程度だろうか。
レディースデイでの動員に期待したいところ。

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国内映画興行収入ランキング(3月1週目その3)

5位:「プリンセスと魔法のキス」(ディズニー)<1週目>
【公開前個人予想】 12.0億円
【現時点での興行収入予想】 6億円
【公開規模】 363スクリーン
9.2千万円半ばのオープニングを飾った。
先週『オープニングは1.8億円程度だろうか。落ち着いたスタートを切るのではないか』と書いたが、予想の半分程度となってしまった。
「ディズニーをなめるな」と強気に予想したが、派手さがない作品だけに、さすがに無理があったか。
それにしても、「ドラえもん」と同程度の規模でこのオープニングは寂しすぎる。

最近のハリウッドアニメの興行収入は以下の通り(ピクサー作品、シュレックを除く)。
☆05年公開「マダガスカル」トータル22.5億円
OP3.0→11.2→16.1→19.2(※お盆時の公開)
☆05年公開「シャーク・テイル」トータル18.8億円
OP2.2→5.4→9.0→11.5→15.7→17.7
☆06年公開「森のリトルギャング」トータル11.0億円
OP1.1→4.2→7.6
☆06年公開「アイス・エイジ2」トータル9億円見込み
OP1.5→3.3→7.6→8.1→8.9
☆06年公開「ライアンを探せ!」トータル8.5億円
OP1.2→2.4→4.4→7.3
☆07年公開「モンスター・ハウス」トータル5.6億円
OP1.4→3.0→4.1→4.4
☆07年公開「ハッピーフィート」トータル14.5億円
先行込2.4→5.8→9.6→12.7→13.5
☆07年公開「ルイスと未来泥棒」トータル9.4億円
OP1.1→不明→6.9→8.0→8.8
☆08年公開「カンフー・パンダ」トータル20.0億円
OP2.2→6.8→10.2→14.5→16.7→18.2
☆09年公開「ボルト」トータル16.5億円
OP2.5→7.0→11.7→14.2→15.8
☆09年公開「クリスマス・キャロル」トータル16.0億円
OP2.9→7.0→10.9→13.1→14.4
☆09年公開「マダガスカル2」トータル10.2億円
OP1.6→4.1→6.5→9.3→9.9
☆09年公開「モンスターVSエイリアン」不明
OP1.2→2.4→4.2
☆09年公開「アイス・エイジ3」不明
OP0.4→1.2
☆10年公開「コララインと魔法のボタン」
金0.7→1.6億円→
☆10年公開「プリンセスと魔法のキス」
OP0.9億円→
「モンスターVSエイリアン」以下のオープニングとなった。
主要作品との対比で考えると、「プリンセスと魔法のキス」の興行収入は5.7~9.0億円となる。
ディズニー系は「ルイスと未来泥棒」「ボルト」「クリスマス・キャロル」といった作品があり、これらとの対比で考えると、「プリンセスと魔法のキス」の興行収入は5.0~7.7億円となる。
初動タイプとは思えないので、ある程度の伸びはあるはずだ。
5億円は突破するのではないか。
6億円程度が落ち着きどころか。

参考までに、古いディズニー系作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「ターザン」トータル28.0億円
☆01年公開「ダイナソー」トータル49.0億円
☆02年公開「アトランティス 失われた帝国」トータル12.8億円
☆02年公開「ピーターパン2 ネバーランドの秘密」トータル23.0億円
☆03年公開「リロ&スティッチ」トータル29.1億円
☆04年公開「ブラザー・ベア」トータル16.0億円
☆05年公開「チキン・リトル」トータル26.8億円
ディズニー系作品は、やはり相当に強いことが分かるが、本作は例外となったか。

アニメ作品ではないが、以下のようなスマッシュヒット作品もあったことも見逃せない。
☆08年「魔法にかけられて」トータル29.1億円
先5.4(OP3.3)→12.2→18.0→23.2→25.6→27.1
これとの対比で考えると、「プリンセスと魔法のキス」の興行収入は7.9億円となる。
7億円程度がマックスラインとなりそうだが、「プリンセスと魔法のキス」の興行収入は6億円と予想したい。
アニメ作品の予想はやはり難しい。


8位:「ハート・ロッカー」(ブロードメディア)<1週目>
【現時点での興行収入予想】 5億円
【公開規模】 47スクリーン
4.4千万円半ばのオープニングを飾った。
この規模ではランクインは厳しいかと思ったが、他の作品の低迷もあり、見事にランクインした。
見に行こうとしたら、ソールドアウトだったので、先週でもかなりの盛況だったようだ。
アカデミー賞受賞の効果もあり、今後もさらに盛況となりそうだ。

アカデミー賞受賞作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「アメリカン・ビューティ」トータル19.6億円
☆00年公開「グラディエーター」トータル15.6億円
☆02年公開「ビューティフル・マインド」トータル19.9億円
☆03年公開「シカゴ」トータル35.0億円
☆04年公開「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」トータル103.2億円
☆05年公開「ミリオンダラー・ベイビー」トータル13.4億円
OP1.8→5.4→8.0→10.0
☆06年公開「クラッシュ」不明
☆07年公開「ディパーテッド」トータル15.6億円
OP2.9→7.1→9.9→11.7→13.0→13.8
☆08年公開「ノーカントリー」トータル3.5億円
OP0.4→01.3→01.8→02.0→02.4→02.6
☆09年公開「スラムドッグ$ミリオネア」トータル13.0億円
OP1.2→3.5→6.1→8.6→9.7億円→
☆05年公開「アビエイター」トータル10.7億円(※参考)
OP1.6→5.0→6.9→8.4
☆07年公開「バベル」トータル20.0億円(※参考)
OP2.7→10.4→13.2→15.2→16.4→17.2
☆10年公開「ハート・ロッカー」
OP0.4億円→
これらのアカデミー賞及びアカデミー賞有力候補となった作品との対比で考えると、「ハート・ロッカー」の興行収入は2.2~4.3億円となる。
かなりの伸びが期待できるので、「ハート・ロッカー」の興行収入はこの対比を上回る5億円程度ではないか。
オープニングが同程度の「ノーカントリー」トータル3.5億円は超えられるだろう。
ただ、「スラムドッグ$ミリオネア」のような感動ストーリーではなく、爆弾処理というある種の戦争モノ作品はあまり日本人受けしそうもないので、大きな伸びはないと考えたい。
もしアカデミー賞受賞を受けて、公開規模が増えるようならば、予想は変更せざるを得ないが、現状ベースではこの程度ではないか。

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国内映画興行収入ランキング(3月1週目その2)

3位:「アバター」(20世紀フォックス)<11週目>
【公開前個人予想】 60.0億円
【現時点での興行収入予想】 150億円
【公開規模】 587スクリーン(先週比-19スクリーン)
3.1億円を週末に稼ぎ、トータルでは132.3億円となっている。
1週間の伸びは6.3億円弱程度だろうか。
アカデミー賞の作品賞は受賞できなかったが、伸びはまだまだ続いている。

週毎の伸びは以下のとおり。
OP5日14.1→2週目18.3→3週目14.3→4週目12.7→5週目10.7→6週目12.9→7週目13.4→8週目13.2→9週目9.1→10週目7.3→11週目6.3億円となる。
ようやく息切れしてきたが、ほとんど下落がみられないという優秀すぎる伸びとなっている。
評判の高さ、全世界及び全米での興行収入が歴代トップになったというニュースが話題になっている効果だろうか。
アカデミー賞を獲得しなくても、勢いは持続するかもしれない。

ジェームズ・キャメロン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆86年公開「エイリアン2」配給収入12億円
☆91年公開「ターミネーター2」配給収入57.5億円
☆94年公開「トゥルーライズ」配給収入35億円
☆97年公開「タイタニック」トータル262億円
配給収入は興行収入の半分程度となる。
公開前には『恐らく「タイタニック」「ターミネーター2」ほどのムーブメントは起きないだろう』と予想したが、キャメロンをなめすぎていたようだ。
さすがに「タイタニック」までは超えないとは思うが、どうなるかは分からない。

興行収入100億円前後の作品は以下のとおり。
☆05年「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」トータル110.0億円
先16.9→36.2→49.8→59.1→69.5→不明→95.5
☆07年「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」トータル109.0億円
金19.4→44.0→61.4→74.5→83.7→90.9→96.2
☆06年「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」トータル100.2億円
先19.2→37.5→52.2→63.7→78.8→86.5→90.6
☆07年「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」トータル94.0億円
先22.8→39.1→52.3→63.1→79.2→82.4→87.0
☆05年「スター・ウォーズEPⅢ」トータル91.7億円
先21.2→40.7→49.8→58.7→65.8→73.3→80.5
☆06年「ダ・ヴィンチ・コード」トータル90.5億円
OP12.8→36.0→51.8→62.6→70.3→76.1→80.7
☆09年「ハリー・ポッターと謎のプリンス」トータル80.0億円
6日22.1→35.0→47.5→55.9→66.7→71.6
これらとの対比を考えるのはもはや無駄だろう。

これらではなくて、以下の作品を参考にした方がよさそうだ。
☆03年「ラストサムライ」トータル137.0億円
7週目091.6→099.3→104.7→111.6→118.2→124.4→130.0
☆04年「ハウルの動く城」トータル196.0億円
7週目128.8→152.4→157.6→164.2→168.5→172.3→177.0
☆08年「崖の上のポニョ」トータル155.0億円
7週目127.3→134.4→祝140.5→143.1→145.8→147.6→祝149.2
☆09年「アバター」
7週目96.4→109.6→118.7→126.0→132.3億円→
「ラストサムライ」「ハウルの動く城」の数値は推定値であり、実際値とはズレがあると思われる。
「崖の上のポニョ」との対比で考えると、「アバター」の興行収入は140.6億円となる。
「ラストサムライ」との対比で考えると、「アバター」の興行収入は153.3億円となる。
「ハウルの動く城」との対比で考えると、「アバター」の興行収入は153.9億円となる。
ここままある程度の下落が続けば、この程度となるが、どのようになるのかはまだ読めない。
当面は150億円まで到達するのをしばらく静観するしかないようだ。

2月に「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」、3月に「シャーロック・ホームズ」が公開されるが、これらの洋画作品はそれほどのビッグヒットにはならないはずであり、しばらくはライバルが不在ということも恵まれている。
4月からの「アリス・イン・ワンダーランド」が公開されるまで勢いは持続するだろう。
どれほど伸びるのか全く予想できないが、現時点では、「アバター」の興行収入は先週の150億円程度のままとしたい。
約10億円単位で稼ぎ続けているので、150億円は突破するとは思うが、どこまで伸びるかの予測は不能だ。
当面のライバルは03年「ラストサムライ」トータル137.0億円、04年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」トータル135.0億円となるが、楽に突破するだろう。
さすがに、01年「賢者の石」トータル203.0億円、02年「秘密の部屋」トータル180.0億円のラインまでは伸びないと思うが、どうなるだろうか。


4位:「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」(20世紀フォックス)<2週目>
【公開前個人予想】 9.5億円
【現時点での興行収入予想】 13~14億円(先週15~16億円)
1.8億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは7.8億円半ばとなっている。
1週間の伸びは4.8億円程度だろうか。
日本人好みではないファンタジーと思ったが、ファミリー向けの洋画大作映画が欠乏しているという状態だったためだろうか、10億円を超えそうなヒットとなっている。
「ハリー・ポッター」シリーズを超えたといわれる原作、クリス・コロンバス監督という知名度なども後押ししているのだろうか。

参考になりそうなファンタジー作品は以下のとおり。
☆08年公開「ライラの冒険 黄金の羅針盤」トータル37.5億円
先8.2(OP5.5)→15.4→20.2→24.7→28.2→31.1→32.5
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆05年公開「エラゴン/遺志を継ぐ者」トータル18.7億円
OP2.5→6.4→9.7→15.1→17.0→17.9
☆08年公開「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円
OP1.0→2.6→5.7→6.2→6.4
☆10年公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
金3日3.7→7.9億円→
「ハムナプトラ3」以外との対比で考えると、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の興行収入は15.0~23.1億円となる。
春休みの動き次第では20億円突破も夢ではないが、少々厳しいと考えたい。
10億円台後半がマックスというところではないか。

ファンタジーではないが、「アメコミ」「コミック」作品も参考になりそうだ。
☆08年「ダークナイト」トータル16.0億円
先3.3→9.4→12.1→13.7→14.8→15.3→15.6
☆07年「300<スリーハンドレッド>」トータル15.6億円
先4.1→8.8→11.6→13.3→14.4
☆06年「スーパーマン リターンズ」トータル15.0億円
先3.7→7.9→10.9→12.3→13.2
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円
☆03年「リーグ・オブ・レジェンド時空を超えた戦い」トータル12.1億円
☆09年「G.I.ジョー」トータル10.5億円
金3日2.3→6.6→8.5
☆05年「ファンタスティック・フォー/超能力ユニット」トータル10.1億円
☆06年「Vフォー・ヴェンデッタ」トータル10.0億円
OP1.5→4.6→7.7→8.6
☆05年「シン・シティ」トータル10.0億円
OP1.6→4.5→5.8→6.8
☆08年「アイアンマン」トータル9.4億円
OP2.1→5.2→7.0→8.2→8.8→9.1→9.1
☆07年「ファンタスティック・フォー/銀河の危機」トータル9.2億円
金2.5→5.9→7.6→8.8
☆09年「DRAGONBALL EVOLUTION」トータル8.7億円
先3.1→6.0→7.4→8.3
☆10年公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
金3日3.7→7.9億円→
伸びがありそうな作品を除外して、主要作品との対比で考えると、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の興行収入は12.3~15.0億円となる。
この中でも先行がなく、本作と同じく金曜日公開の「G.I.ジョー」「ファンタスティック・フォー/銀河の危機」との対比で考えると、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の興行収入は12.3~12.6億円となる。
この辺りが落ち着きどころだろうか。
先週『15~16億円辺りが落ち着きどころとなりそうだ』と書いたが、その辺りはマックスラインとなりそうだ。

「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」7.9億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ワルキューレ」7.7億円(トータル12.5億円)
☆「G.I.ジョー」6.6億円(トータル10.5億円)
<2008>
☆「ハプニング」7.0億円(トータル12.2億円)
☆「イーグル・アイ」6.4億円(トータル12.2億円)
「イーグル・アイ」以外との対比で考えると、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の興行収入は12.6~13.8億円となる。
「シャーロック・ホームズ」の公開も控えているので、大きな伸びはないだろう。
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の興行収入は先週の15~16億円から下方修正して、13~14億円と予想したい。
引き続き、『やや初動タイプと思われるが、春休みという時期も考慮して極端なものではない』という少々甘い考えでいたい。


6位:「オーシャンズ」(GAGA)<7週目>
【公開前個人予想】 12.5億円
【現時点での興行収入予想】 23~24億円
【配給会社期待値】 「EARTH」トータル24.0億円超え
【公開規模】 267スクリーン(先週比-35スクリーン)
5.6千万円程度を週末に稼ぎ、トータルでは22.2億円半ばとなっている。
1週間の伸びは1.1億円程度だろうか。
各週の伸びは以下のとおり。
OP3.9→2週目5.8→3週目4.1→4週目3.9→5週目1.9→6週目1.5→7週目1.1億円となっている。
5週目に大きく下げているが、4週目には祝日が1日含まれていることが理由だろう。
極端に下落しておらず、粘り強く稼いでいる。
本作はドキュメンタリー作品でも初動タイプの作品と思ったが、やはりドキュメンタリーはドキュメンタリーだった。

子ども料金が500円にも関わらず、興行収入の伸びが高い。
自分も観ているので、こんなことを言うのは変だが、ただのドキュメンタリーがこれほどの人気が出るのが分からない。
ECOブームや温暖化対策ということもあるので、そういう趣旨からも注目されているのだろうか。

自然・生物・宇宙を扱ったドキュメンタリー作品の興行収入は以下のとおり。
☆04年公開「ディープ・ブルー」トータル11.0億円
☆06年公開「皇帝ペンギン」トータル10.0億円
☆08年公開「EARTH」トータル24.0億円
祝込3日5.5→祝10.2→13.6→16.5→祝19.6→21.0→22.1
☆09年公開「宇宙(そら)へ。」トータル1億円程度か
☆10年公開「オーシャンズ」
金3日3.9→9.8→13.9→17.8→19.7→21.1→22.2億円→
「EARTH」との対比で考えると、「オーシャンズ」の興行収入は24.1億円となる。
ここに来て、「EARTH」とほぼ横並びとなっている。
「EARTH」を超えるかどうかが注目となりそうだ。
ドキュメンタリー作品には老若男女、カップル、家族連れを問わないという強みはあるのが大きいようだ。

「オーシャンズ」22.2億円と同程度の7週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「劔岳 点の記」23.1億円(トータル25.8億円)
☆「カイジ 人生逆転ゲーム」祝21.6億円(トータル22.5億円)
☆「ベンジャミン・バトン」22.9億円(トータル24.0億円)
<2008>
☆「パコと魔法の絵本」21.8億円(トータル23.6億円)
☆「デトロイト・メタル・シティ」22.4億円(トータル23.6億円)
☆「EARTH」22.1億円(トータル24.0億円)
これらとの対比では「オーシャンズ」の興行収入は23.1~24.8億円となる。
当初は大きく伸びないと思っていたが、ドキュメンタリー作品らしく堅調な伸びが続いており、「オーシャンズ」の興行収入は先週の23~24億円のままとしたい。
大物のドキュメンタリー作品はコケることはなく、この辺りまで稼ぐと考えておいた方がよさそうだ。


7位:「猿ロック THE MOVIE」(ショウゲート・読売テレビ)<2週目>
【公開前個人予想】 3.0億円
【現時点での興行収入予想】 4億円
【公開規模】 226スクリーン
4.9千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは2.1億円弱となっている。
1週間の伸びは1.2億円弱程度だろうか。
週末の伸びが早くもなくなってきた。
やはり『初動タイプの疑いが高いと思われる』と懸念したとおりとなりそうだ。
しかし、視聴率がそれほど高くない深夜ドラマの映画化という比較的無理な企画だったが、市原隼人の人気もあり、ある程度恥ずかしくない結果となりそうだ。

市原隼人主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」トータル1億円未満か
OP0.2→0.3→0.4→0.5
☆08年「神様のパズル」トータル1億円未満か
OP0.2→0.4→0.6→0.7
☆08年「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」トータル1.8億円
不明→0.8→不明→不明→1.6→1.7
市原隼人の人気の高さは認めたいが、映画に関しては苦戦している。
ただ、観たことないが、「神様のパズル」など映画化してどうするのという無理な企画が目立つ。
今回も無理な企画ながらも、ある程度マトモな数字となりそうだ。

09年7月クールにおいて深夜に放送されていた。
平均視聴率は4.7%となっている。
初回視聴率は7.4%と深夜にしては高い視聴率だったが、最終回が3.5%と全ての回において一番低い視聴率で幕を閉じた。
支持はあまり高くないと考えられるのではないか。
以下のような作品が参考になるか。
☆08年「特命係長 只野仁 最後の劇場版」トータル4.6億円(09年版・視聴率10.3%)
0.8→02.2→03.0→不明→04.1→04.3
☆08年「スシ王子!」トータル3.7億円(視聴率7.5%)
0.8→01.7→02.6→03.2→03.4→03.5
☆10年「猿ロック THE MOVIE」
0.9→02.1億円→
これらとの対比で考えると、「猿ロック THE MOVIE」の興行収入は4.4~4.6億円となる。
ただ、「スシ王子!」はGW公開、「特命係長 只野仁 最後の劇場版」は正月映画だった。
これらほどの伸びがあるかは微妙。
現時点では4億円程度が落ち着きどころか。

「猿ロック THE MOVIE」2.1億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「さまよう刃」2.8億円(トータル5.5億円)
☆「しんぼる」2.5億円(トータル4.7億円)
☆「おっぱいバレー」2.1億円(トータル5.3億円)
☆「風が強く吹いている」2.4億円(トータル4.5億円)
<2008>
☆「明日への遺言」2.4億円(トータル6.0億円)
☆「Sweet Rain 死神の精度」2.5億円(トータル5.0億円)
☆「特命係長 只野仁 最後の劇場版」2.2億円(トータル4.6億円)
☆「ICHI」2.6億円(トータル4.5億円)
「おっぱいバレー」「明日への遺言」以外との対比で考えると、「猿ロック THE MOVIE」の興行収入は3.6~4.4億円となる。
やや初動タイプと思われるので、「猿ロック THE MOVIE」の興行収入は先週に引き続き4億円と予想したい。
コケると思っていたので、個人的にはこの程度でも十分ではないかと思っている。
もし5億円を超えたら、現時点でも多少評価しているが、市原隼人の評価を一段階高めにしたい。


10位:「人間失格」(角川)<3週目>
【公開前個人予想】 4億円
【現時点での興行収入予想】 5億円
【公開規模】 154スクリーン
3.7千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは3.7億円弱となっている。
1週間の伸びは1.2億円程度だろうか。
レディースデイの動員はかなり高かったとも伝えられており、平日の伸びは高い。
正直コケる可能性がかなり高いと思っていたので、よく頑張っているという印象。

以下の作品がとりあえず参考にはなりそうだ。
☆09年「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」
祝込3日0.8→2.0→2.9→3.5
☆10年「BANDAGE バンデイジ」
OP1.3→3.0→4.2→5.6→5.7
☆10年「人間失格」
OP0.8→2.5→3.7億円→
「BANDAGE バンデイジ」以下、「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」以上となると5億円程度が落ち着きどころか。

「人間失格」3.7億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「真夏のオリオン」4.1億円(トータル5.7億円)
☆「さまよう刃」4.0億円(トータル5.5億円)
☆「しんぼる」3.9億円(トータル4.7億円)
☆「おっぱいバレー」3.2億円(トータル5.3億円)
☆「TAJOMARU」3.5億円(トータル4.8億円)
☆「風が強く吹いている」3.2億円(トータル4.5億円)
<2008>
☆「アフタースクール」3.0億円(トータル5.5億円)
☆「Sweet Rain 死神の精度」3.7億円(トータル5.0億円)
☆「特命係長 只野仁 最後の劇場版」3.0億円(トータル4.6億円)
☆「ICHI」3.5億円(トータル4.5億円)
「アフタースクール「おっぱいバレー」」以外との対比で考えると、「人間失格」の興行収入は4.5~5.7億円となる。
伸びがあるとは思えないが、極端な初動でもないので、「人間失格」の興行収入は先週に引き続き5億円が落ち着きどころと考えたい。
先々週までは4億円程度と思っていたが、平日の動員もあり、そこまで低くはないようだ。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

『ジュリー&ジュリア』レビュー

◆評  価   7.0点
◆おススメ度  B+(女性受けしそうな作品だが、男性でも楽しめる)

ユニークな構成かつハートウォーミングなテイストに仕上がっており、思ったよりも楽しめる作品だ。
劇的なストーリー展開や驚くような感動的なオチもなく、不満な部分も多々あるが、二つのストーリーを上手く編集し組み合わせることで、それほど飽きることなく鑑賞することができる。

女性が書いた原作作品を女性監督が監督したことで、女性が女性らしく描かれている。
単調な仕事の中で自分の人生に疑問を持ち、何かで埋めようと必死になる姿や、時にはポジティブに、時にはネガティブに振舞う姿や、わがままで自己中心的、負けず嫌いで自分勝手な姿など、作り物ではない等身大の女性の姿が描かれているように感じられた。
女性の観客は彼女たちをより身近に感じられて、自分も頑張ろうという気持ちになれるのではないか。

そのような妻たちを支える夫たちにはそれほどスポットが当てられていないが、要所要所で彼らの優しさが垣間見られるように製作されている。
料理に没頭する姿にそれほど文句も言わずに、ひたすら付き合い、甘いケーキにはつまみ食いをして無言の励ましや賞賛を与えつつ、時には適切なアドバイスを送るという夫の鑑のような存在だ。
逆に、落ち込む妻たちをなんとか励まそうと努力しても、夫たちの苦労も知らずに“ピザ屋の2階”“パリに戻りたい”というような無神経なわがままを言ったりもする。
しかし、この辺りが個人的には非常に上手いと感じられた。
現実の人間は“聖人”ではなくある意味では“自分勝手な存在”なので、よりリアリティ度が増すように計算されている。
つまらないことで衝突する辺りもリアリティ度が高まる作りとなっている。

ジュリーに対するジュリアの誤解の件がやや尻切れになっているが、完全に美談にしたくはないという想いもあったのだろう。
途中で彼女をネタにするようなコメディアンのシーンを盛り込んでおり、このような類と彼女が誤解したのではないかという想像させるようになっている。
コメディアンのシーンも計算して盛り込んだように思われる。

それにしても、ジュリアの書物がジュリーに影響を与えて、ジュリーのブログが読者に影響を与えて、読者となった新聞記者の記事が出版業界に影響を与えて、出版物が映画界に影響を与えて、そのようにして出来た映画を我々が鑑賞するという流れは非常に不思議な気持ちになる。
時間や空間を超えて一つに繋がっているということを改めて認識させられる。
この世界は広いようで狭いのだろうか。

本編とはあまり関係ないが、ジュリーがジュリアから影響を受けたり、何かを学んだように、エイミー・アダムスもメリル・ストリープから何かを引き継ごうとしているようにも感じられた。
「ダウト~あるカトリック学校で~」における共演を見ているだけに一層そのように感じられしまう。
エイミー・アダムスには嫌味がなく、異性や同性からも受けるタイプで、さらに器用に何でもこなせるので、メリル・ストリープのような大女優に育って欲しいものだ。

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国内映画興行収入ランキング(3月1週目その1)

1位:「映画ドラえもん のび太の人魚大海戦」(東宝・テレビ朝日)<1週目>
【公開前個人予想】 30億円
【現時点での興行収入予想】 33億円
【公開規模】 366スクリーン
5.5億円(553,483,650円)のオープニングを飾った。
先週『オープニングは08年以下、09年以上と考えて、4.8億円程度だろうか』と書いたが、去年の低迷はやはり例外だったようだ。
もちろん本作が30周年記念作品ということもヒットの要因だろう。

「映画ドラえもん」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆00年「のび太の太陽王伝説」 トータル30.5億円
☆01年「のび太と翼の勇者たち」トータル30.0億円
☆02年「のび太とロボット王国」トータル23.1億円
☆03年「のび太とふしぎ風使い」トータル25.4億円
☆04年「のび太のワンニャン時空伝」トータル30.5億円
☆05年 なし
☆06年「のび太の恐竜2006」トータル32.8億円
4.3→09.0→12.7→18.0→25.9→30.3→31.5
☆07年「のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い」トータル35.4億円
5.6→10.5→17.3→26.1→32.1→33.3→33.8
☆08年「のび太と緑の巨人伝」トータル33.7億円
5.2→09.5→15.3→22.8→30.1→31.7→32.2
☆09年「新・のび太の宇宙開拓史」トータル24.5億円
3.7→07.0→11.1→15.9→21.7→23.0→23.3
☆10年「のび太の人魚大海戦」
5.5億円→
07年に匹敵する高いオープニングを記録した。
07年~09年との対比で考えると、「のび太の人魚大海戦」の興行収入は34.8~36.4億円となる。
06年~08年の30億円半ばの水準には戻りそうだ。
当面は「のび太と緑の巨人伝」トータル33.7億円、「のび太の恐竜2006」トータル32.8億円と同程度の33億円が落ち着きどころとなるか。
去年の低迷の理由がよく分からないが、『去年はたまたま成績が悪かっただけという楽観視をしてもよい。日本では知らない者がいないシリーズモノであり、復活する可能性は高いと考えたい』と書いたとおりとなりそうだ。

その他のアニメシリーズとの比較は以下のとおり
☆08年「ポケモン ギラティナと氷空の花束 シェイミ」トータル48.0億円
祝込3日10.2(2日7.0)→18.5→26.9→33.3→39.9→43.3→45.8→46.4
☆09年「ポケモン アルセウス 超克の時空へ」トータル45.8億円
祝3日9.8(2日6.7)→17.8→26.4→32.5→38.7→42.1→44.3
☆09年「コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」トータル35.0億円
5.9→12.5→20.1→29.5→31.6→32.9→33.8
☆10年「のび太の人魚大海戦」
5.5億円→
これらとの対比で考えると、「のび太の人魚大海戦」の興行収入は32.6~37.7億円となる。
去年敗れた「コナン」には雪辱したいところだが、35億円半ばがマックスラインとなりそうなので、「コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」を超えるのは難しそうだ。
先ほどのとおり、当面は33億円程度が落ち着きどころとなるのではないか。
これ以上伸ばすためには、30周年記念特需を期待するしかない。


2位:「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」(東宝・フジテレビ)<1週目>
【公開前個人予想】 18億円
【現時点での興行収入予想】 20~22億円
【公開規模】 283スクリーン
3.9億円(392,017,910円)のオープニングを飾った。
先週『オープニングは爆発すると考えて、3.2億円程度だろうか』と書いたので、的中とは言えないものの大きくはズレてはいないだろうか。
さすがにドラマと直結しているだけはあり、爆発力が高かった。
ドラマ鑑賞者以外には鑑賞しにくい作品だけに、今後はどこまで伸びるかが注目となる。

近年公開されたサスペンス系ドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝込34.0→祝込48.4→57.4→祝込66.6→70.5→73.8
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
5.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円(視聴率15.4%)
3.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7
☆06年「TRICK劇場版2」トータル21.0億円(03年版・視聴率15.6%)
4.3→10.0→13.9→16.9→18.8
☆08年「クロサギ」トータル17.2億円(視聴率15.7%)
2.9→07.3→10.7→13.3→15.2→16.0→16.4
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」(視聴率11.4%・11.0%)
3.9億円→
「アンフェア」をやや超えており、「クロサギ」を相手にしていないので戦略的には成功といえるだろう。
「TRICK」「クロサギ」との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は19.0~23.1億円となる。
それ以外との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は28.7~35.5億円となる。
30億円前後の興行収入になりそうなオープニングだが、初動タイプという疑いは否定しにくい。
当面は20億円を超えることが目標か。

漫画原作作品のうち、ゲーム性のある映画の興行収入は以下のとおり。
☆06年「DEATH NOTE」後編トータル52.0億円
OP12.2→22.8→30.8→39.1→43.2→46.3→47.7
☆09年「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」トータル44.1億円
OP8.7→21.3→27.9→32.4→38.7→40.7
☆08年「20世紀少年」トータル39.5億円
OP6.3→15.6→祝24.0→28.1→32.5→34.8→祝込36.6→37.4
☆08年「L change the WorLd」トータル31.0億円(※参考)
OP5.7→14.6→19.9→24.3→26.8→28.5→29.7
☆09年「20世紀少年-第2章-最後の希望」トータル30.1億円
OP6.2→13.4→19.5→23.0→25.8→27.3
☆06年「DEATH NOTE」前編 トータル28.5億円
OP4.1→10.0→15.2→19.6→22.4→24.8
☆09年「カイジ 人生逆転ゲーム」トータル22.5億円
祝込3日5.3(2日3.6)→10.0→14.1→17.2→19.7→20.9
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」
OP3.9億円→
「20世紀少年」、「DEATH NOTE」前編、「カイジ」以外との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は16.6~21.2億円となる。
「20世紀少年」、「DEATH NOTE」前編、「カイジ」との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は24.4~27.1億円となる。
春休みもあるので、極端な初動タイプではないと思いたいが、20億円を確実に超えるという確証もない。

ついでに以下のようなサスペンス作品とも比較してみたい。
☆08年「チーム・バチスタの栄光」トータル15.6億円
祝3日3.9(2.6)→7.5→10.4→12.8→13.9→14.5→14.9
☆09年「ジェネラル・ルージュの凱旋」トータル9.0億円
OP1.5→4.3→06.3→07.4→08.1→08.5
☆10年「ゴールデンスランバー」トータル11億円見込み
OP2.0→5.0→07.5→09.0→10.0億円→
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」
OP3.9億円→
これらとの対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は21.5~23.4億円となる。
普通に頑張れば、この程度となりそうだ。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「20世紀少年第2章」トータル30.1億円(オープニング6.2億円)
☆「旭山動物園物語」トータル8.6億円(オープニング1.1億円)
☆「少年メリケンサック」トータル10.2億円(オープニング2.0億円)
☆「ヤッターマン」トータル31.4億円(オープニング4.6億円)
☆「ジェネラル・ルージュの凱旋」トータル9.0億円(オープニング1.5億円)
<2008>
☆「L change the WorLd」トータル31.0億円(オープニング5.7億円)
☆「チーム・バチスタの栄光」トータル15.6億円(オープニング3日3.9億円)
☆「明日への遺言」トータル6.0億円(オープニング0.8億円)
☆「ガチ☆ボーイ」トータル3~4億円程度か(オープニング0.7億円)
3月の春休みに向けて大作映画が出始める頃でもある。
主要作品との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は18.9~23.4億円となる。
この中でも特に「20世紀少年第2章」「少年メリケンサック」との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は18.9~19.9億円となる。
このような初動タイプと同程度の動きだと、20億円を超えない可能性も出てくる。

「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」3.9億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「のだめカンタービレ」3.9億円(トータル39億円見込み)
☆「アマルフィ」祝除2日3.8億円(トータル36.5億円)
☆「余命1か月の花嫁」4.1億円(トータル31.5億円)
☆「カイジ」祝除2日3.6億円(トータル22.5億円)
<2008>
☆「デトロイト・メタル・シティ」3.5億円(トータル23.4億円)
「カイジ」「デトロイト・メタル・シティ」との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は24.4~26.1億円となる。
本作のテイストを考えると、20億円半ばがマックスラインとなりそうだ。
しかし、ある程度の初動タイプと考えなくてはいけない。
評価も悪くはなく、時期的なメリットも加味しても、現時点での「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は20~22億円と予想したい。
さすがに20億円は超えてくると思うが、どうなるだろうか。


8位:「おとうと」(松竹・テレビ朝日)<6週目>
【公開前個人予想】 24~25億円
【現時点での興行収入予想】 20~21億円
【公開規模】 先週305スクリーン(先々週比+2スクリーン)
トータルでは16.9億円半ばとなっている。
1週間の伸びは1.3億円程度だろうか。
週毎の動きは以下のとおり。
1週目OP2.4→2週目4.9→3週目3.9→4週目2.5→5週目2.0→6週目1.3億円となっている。
ゆったりとした下降を続けている。
山田洋次と吉永小百合のコンビであり、良い意味でも悪い意味でもサプライズもなく、安定しているといえる。

山田洋次監督作品の興行収入は以下の通り。
☆00年「十五才 学校Ⅳ」トータル10.5億円
☆02年「たそがれ清兵衛」トータル12億円(※02年分)
☆04年「隠し剣 鬼の爪」トータル9億円程度か
☆06年「武士の一分」トータル41.1億円
☆08年「母べえ」トータル21.2億円
OP1.6→6.4→祝10.9→13.4→15.7→17.3→18.2
☆10年「おとうと」
OP2.4→7.2→11.1→13.7→15.6→17.0億円→
同じく吉永小百合主演の「母べえ」が参考になるだろう。
「母べえ」との対比で考えると、「おとうと」の興行収入は20.8億円となる。
この辺りが落ち着きどころだろうか。
しかし、「母べえ」のオープニングは低すぎたにも関わらず、「母べえ」に抜かれてしまっており、「おとうと」の伸びに対して、やや信頼性が欠けてきた。
当面は20億円突破が目標となるだろうか。

吉永小百合主演の映画は以下の通り。
☆00年「長崎ぶらぶら節」トータル11.6億円
☆01年「千年の恋 ひかる源氏物語」トータル20.8億円
☆05年「北の零年」トータル27.0億円
OP2.5→7.8→12.0→15.1→18.2→20.3→22.2
☆08年「母べえ」トータル21.2億円
OP1.6→6.4→祝10.9→13.4→15.7→17.3→18.2
☆08年「まぼろしの邪馬台国」トータル9.5億円
OP1.6→3.5→04.8→05.8→不明→07.2→07.7→
☆10年「おとうと」
OP2.4→7.2→11.1→13.7→15.6→17.0億円→
「まぼろしの邪馬台国」はやや低い結果に終わったが、20億円は堅そうと思える女優。
主要作品との対比で考えると、「おとうと」の興行収入は20.8~22.6億円となる。
「北の零年」以下、「母べえ」「千年の恋 ひかる源氏物語」と同程度が落ち着きどころか。

テーマは異なるが、以下のような作品がライバルとなるのではないか。
☆08年「私は貝になりたい」トータル24.5億円
祝込3日4.1(2日2.6)→8.8→13.0→15.9→17.8→不明→21.0
☆09年「劔岳 点の記」トータル25.8億円
先2.9(2日2.6)→9.0→14.0→17.6→祝込20.3→21.6→23.1
☆09年「沈まぬ太陽」トータル28.0億円
OP2.5→09.1→14.5→18.3→祝21.4→22.9→24.3→
☆10年「おとうと」
OP2.4→7.2→11.1→13.7→15.6→17.0億円→
これらとの対比で考えると、「おとうと」の興行収入は20.3~20.8億円となる。
永続する高い伸びを期待していたが、20億円程度が落ち着きどころとなりそうだ。
「母べえ」トータル21.2億円は超えられるかは微妙となってきた。

「おとうと」17.0億円と同程度の6週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ドロップ」17.1億円(トータル19.5億円)
☆「感染列島」17.5億円(トータル19.1億円)
☆「BALLD 名もなき恋のうた」祝16.8億円(トータル18.1億円)
<2008>
☆「母べえ」17.3億円(トータル21.2億円)
☆「K-20 怪人二十面相・伝」17.8億円(トータル20.0億円)
☆「陰日向に咲く」17.8億円(トータル19.5億円)
「母べえ」以外との対比で考えると、「おとうと」の興行収入は18.3~19.4億円となる。
これらの対比を上回ることは期待したいところ。
「母べえ」を超えるどころか20億円突破もやや微妙なところだが、ある程度の伸びは続くと期待したい。
「おとうと」の興行収入は先週に引き続き20~21億円と予想したい。
当初は『25億円前後まで稼ぐと予想したい』と書いていたが、そこまではどうやら伸びそうもない。
笑福亭鶴瓶などとの絡みで新規の観客を開拓できるかと思ったが、そうでもなかったようだ。

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アカデミー賞結果発表

アカデミー賞がついに発表された。
先週予想して、7部門中5部門が的中したが、今年は全部的中させないとアタリとはいえないだろう。
焦点となっていた「アバター」VS「ハート・ロッカー」の予想だけすればよいというほどの順当な結果となった。
『今年は大きなサプライズはないのではないかと思いたい』と書いたように流れに逆らわないことも時には大切だ。


【作品賞】
<受賞>「ハート・ロッカー」
<予想・ノミネート>
◎「アバター」
○「ハート・ロッカー」
▲「マイレージ、マイライフ」
☆「イングロリアス・バスターズ」
☆「プレシャス」
☆「しあわせの隠れ場所」
☆「第9地区」
☆「17歳の肖像」
☆「ア・シリアス・マン」
☆「カールじいさんの空飛ぶ家」
「アバター」「イングロリアス・バスターズ」「カールじいさんの空飛ぶ家」を鑑賞。
関係者によるメール問題や訴訟を起こされるという事態が不利になるかと思われたが、あまり逆風が吹かず、「ハート・ロッカー」が受賞した。
最近は「ハート・ロッカー」有利、「アバター」不利の風が吹いていたが、メール問題で逆転するかと思い「アバター」と予想したものの、やはり「アバター」はアカデミー賞向きではなかったということか。

「アバター」は全世界及び全米映画史上最高興行収入を上げたという勲章を得ているので、アカデミー賞まで受賞させなくてもよいということかもしれない。
アカデミー賞の時期に興行収入記録更新が注目されれば、「アバター」に有利に働いたが、あまりにも簡単に全世界及び全米映画史上最高興行収入を更新してしまったことが、やっかみを生んだかもしれない。
メール問題での内容どおり、大金をつぎ込むだけつぎ込んだ作品が勝つということもあまり好ましくない傾向でもある。

また、ジェームズ・キャメロンは「タイタニック」での受賞経験もマイナスにならないと思ったが、ややマイナスに働いたかもしれない。
さらに、元夫と元妻との戦いとなったことが不運だった。
心情的には元妻を応援したくなるものだろう。


【監督賞】
<受賞>キャスリン・ビグロー(「ハート・ロッカー」)
<予想・ノミネート>
◎ジェームズ・キャメロン(「アバター」)
○キャスリン・ビグロー(「ハート・ロッカー」)
☆クエンティン・タランティーノ(「イングロリアス・バスターズ」)
☆リー・ダニエルズ(「プレシャス」)
☆ジェイソン・ライトマン(「マイレージ、マイライフ」)
「アバター」「イングロリアス・バスターズ」を鑑賞。
前述どおり、元夫と元妻との戦いとなったことが不運だった。
女性監督という強みも今回大きく活きたと思われる。


【主演男優賞】
<受賞>ジェフ・ブリッジス(「クレイジー・ハート」)
<予想・ノミネート>
◎ジェフ・ブリッジス(「クレイジー・ハート」)
○ジョージ・クルーニー(「マイレージ、マイライフ」)
☆コリン・ファース(「シングル・マン」)
☆モーガン・フリーマン(「インビクタス/負けざる者たち」)
☆ジェレミー・レナー(「ハート・ロッカー」)
「インビクタス」のみ鑑賞。
大方の予想どおりジェフ・ブリッジスが受賞した。
ジェフ・ブリッジスは1971年に助演でのノミネート以来、過去4回受賞を逃してきたので、功労的な意味合いを兼ねての受賞だろう。
40年近くに亘り、ハリウッドで活躍してきた実績は、この際に評価されてもよい。
ジョージ・クルーニーには次のチャンスはあるが、ジェフ・ブリッジスにはチャンスはそうそう巡ってこないと思われる。
ジョージ・クルーニーは、05年「シリアナ」での助演男優賞受賞、07年「フィクサー」での主演男優賞ノミネートと着実に階段を登りつつあるので、次回がそろそろ受賞のチャンスとなるのではないか。


【主演女優賞】
<受賞>サンドラ・ブロック(「しあわせの隠れ場所」)
<予想・ノミネート>
◎サンドラ・ブロック(「しあわせの隠れ場所」)
○キャリー・マリガン(「17歳の肖像」)
☆ガボリー・シディベ(「プレシャス」)
☆メリル・ストリープ(「ジュリー&ジュリア」)
☆ヘレン・ミレン(「ザ・ラスト・ステーション」)
鑑賞作品なし。
こちらも大方の予想どおりサンドラ・ブロックが受賞した。
同一年におけるゴールデン・ラズベリー賞とのダブル受賞は歴史的快挙。
サンドラ・ブロックらしくてよいのではないか。
アカデミー賞にノミネートされているにも関わらず、ゴールデン・ラズベリー賞にも参加したとのことであり、彼女の人柄が窺われる。

00年代はそれほど悪くはなかったもののパッとしない女優人生を歩んでいたが、去年は何故か大ブレイクを果たし、「あなたは私の婿になる」「しあわせの隠れ場所」というヒット作を2本、「オール・アバウト・スティーブ」という失敗作を1本生み出していた。
「スピード」「デンジャラス・ビューティー」とヒットを飛ばすものの、二作目がイマイチという結果に陥っていたが、地道に「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」「クラッシュ」といったヒューマンドラマなどにも出演していた成果がようやく現れたような気がする。
こちらも功労的な意味合いが強そうだ。


【助演男優賞】
<受賞>クリストフ・ワルツ(「イングロリアス・バスターズ」)
<予想・ノミネート>
◎クリストフ・ワルツ(「イングロリアス・バスターズ」)
○クリストファー・プラマー(「ザ・ラスト・ステーション」)
☆ウッディ・ハレルソン(「ザ・メッセンジャー」)
☆マット・デイモン(「インビクタス/負けざる者たち」)
☆スタンリー・トゥッチ(「ラブリーボーン」)
「イングロリアス・バスターズ」「インビクタス」「ラブリーボーン」を鑑賞。
こちらも大方の予想どおりクリストフ・ワルツが受賞した。
タランティーノ監督作品をよりタランティーノ監督作品らしく仕上げることに貢献したクリストフ・ワルツが受賞することに異論はない。
個人的にはやや微妙なところもあった「イングロリアス・バスターズ」だったが、彼のおかげでそれなりに楽しむことができた。
キャリア豊富のクリストファー・プラマーの受賞がならなかったのは残念だが、さすがに相手が悪かった。


【助演女優賞】
<受賞>モニーク(「プレシャス」)
<予想・ノミネート>
◎モニーク(「プレシャス」)
☆ベラ・ファーミガ(「マイレージ、マイライフ」)
☆アナ・ケンドリック(「マイレージ、マイライフ」)
☆ペネロペ・クルス(「NINE」)
☆マギー・ギレンホール(「クレイジー・ハート」)
鑑賞作品なし。
こちらも大方の予想どおりモニークが受賞した。
あまり馴染みのない女優だが、コメディアンの方らしい。
テレビの紹介VTRしか見ていないが、主人公をいたぶる鬼母ぶりを熱演しており、演技も相当にキレがあったように思われる。
悪役がしっかりとしていないと作品に締まりを欠くこととなる。
「プレシャス」の評価の高さを彼女が代表したということになりそうだ。
相手が悪すぎたこともあったが、やはり「マイレージ、マイライフ」勢は票が分散してしまったのだろうか。


【長編アニメーション賞】
<受賞>「カールじいさんの空飛ぶ家」
<予想・ノミネート>
◎「カールじいさんの空飛ぶ家」
○「コララインとボタンの魔女3D」
☆「Fantastic Mr. Fox」
☆「プリンセスと魔法のキス」
☆「The Secret of Kells」
「カールじいさんの空飛ぶ家」「コララインとボタンの魔女3D」を鑑賞。
こちらも大方の予想どおり「カールじいさんの空飛ぶ家」が受賞した。
07年「レミーのおいしいレストラン」、08年「ウォーリー」と続き、ピクサー作品が三連覇した。
過去にも03年「ファインディング・ニモ」、04年「Mr.インクレディブル」が受賞している。
今まで受賞できなかったのは「モンスターズ・インク」(「シュレック」に敗れる)、「カーズ」(「ハッピーフィート」に敗れる)のみという独占状態。
作品賞にノミネートされている時点でこの賞は獲ったも同然といえただろう。
他の作品は作品賞に選ばれていないのだから、もし他の作品が本賞を受賞したら矛盾してしまう。
支持もかなり高いため、仕方のない妥当な結果といえる。

ただ、作品的には「コララインとボタンの魔女3D」の方が数段上だと思うが、知名度、人気、勢いなどにおいて超えられないところがあったか。
「The Secret of Kells」はフランスのアニメらしい。
今後も外国アニメがノミネートされて欲しいものだ。

テーマ:第82回アカデミー賞 - ジャンル:映画

『コララインとボタンの魔女 3D』レビュー

◆評  価   9.0点
◆おススメ度  A(本作こそ劇場で体験する作品)

満点にしてもいいくらいの作品。
子どもだましのアニメ作品とは一線を画す芸術的ともいえる高レベルのものに仕上がっている。
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の監督ということしか知らなかったが、優れた才能にはただただ圧倒されるだけだ。
個人的には「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」よりも本作の方が好みかもしれない。

誇張なしにして、まさに幻想的かつ魅惑的な世界に放り込まされるような感覚に陥る。
現実世界ともう一つの世界を繋ぐ通路の“ぐにょぐにょ”した感じが非常に心地よい。
アニメはそれほど好きではないが、実写とは異なる独特の世界観を構築できるので、アニメ作品の可能性は改めて広いとも感じられた。
また、恐らく3Dでなくとも素晴らしい作品だと思うが、3Dの利点を活かされた作品ともいえる。
昨今は何でも3D作品にしていく傾向がみられるが、他の作品は本作を見習って欲しいものだ。
さらに自由自在に描くことができるCG作品(本作も一部使用しているが)とは異なり、制約のかかるストップモーション作品であることをまるで感じさせないほどの手間の掛け方にはただただアタマが下がる想いだ。

大したストーリーがなく、非常に狭い世界を描いているにも関わらず、ほとんど飽きることがないというのは世界観や各キャラクターにそれだけ魅了されたということだろう。
ストップモーション作品であるにも関わらず、各キャラクターの豊かな表情には驚かされるばかりだ。
「閉じ込められた親を助ける」「幽霊たちの眼を探す」「魔女を倒す」といったメインストーリーもあり、この辺りの展開については多少中途半端かつあっさりした感じもあるが、そういったことにはほとんど気にならないほどの仕上がりとなっている。

ストーリーには多少物足りなさがあるが、“親に甘えたくても、素直に甘えられない少女の気持ち(一人寂しくてベッドで涙するシーンが良い)”“少年や猫や隣人たちとの友情”といった要素もみられる。
“最後まで諦めない気持ち”や“勇気”や“少女の成長”辺りの要素ももっと加えて欲しいところだが、世界観で圧倒しているので、過大な要求をすべきではないか。

字幕版を鑑賞することとなったが、ダコタ・ファニングのノリがなかなか良く、コララインというアメリカ人らしい少女に生命感を与えている。
ストップモーション作品であることに、違和感を覚えさせないほどマッチしていた。

テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(2月4週目その3)

8位:「人間失格」(角川)<2週目>
【公開前個人予想】 4億円
【現時点での興行収入予想】 5億円(先週4億円)
【公開規模】 154スクリーン
5.8千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは2.4億円半ばとなっている。
1週間の伸びは1.6億円半ば程度だろうか。
レディースデイの動員はかなり高かったとも伝えられており、平日の伸びは高い。
正直コケる可能性がかなり高いと思っていたので、よく頑張っているという印象。

以下の作品がとりあえず参考にはなりそうだ。
☆09年「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」
祝込3日0.8(2日0.5)→2.0→2.9→3.5
☆10年「BANDAGE バンデイジ」
OP1.3→3.0→4.2→5.6
☆10年「人間失格」
OP0.8→2.5億円→
「BANDAGE バンデイジ」以下、「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」以上となると5億円前後が落ち着きどころか。

「人間失格」2.5億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「さまよう刃」2.8億円(トータル5.5億円)
☆「しんぼる」2.5億円(トータル4.7億円)
☆「おっぱいバレー」2.1億円(トータル5.3億円)
☆「TAJOMARU」2.1億円(トータル4.8億円)
☆「風が強く吹いている」2.4億円(トータル4.5億円)
<2008>
☆「明日への遺言」2.4億円(トータル6.0億円)
☆「アフタースクール」2.0億円(トータル5.5億円)
☆「Sweet Rain 死神の精度」2.5億円(トータル5.0億円)
☆「特命係長 只野仁 最後の劇場版」2.2億円(トータル4.6億円)
☆「ICHI」2.6億円(トータル4.5億円)
「アフタースクール」以外との対比で考えると、「人間失格」の興行収入は4.3~6.3億円となる。
伸びがあるとは思えないが、極端な初動でもないので、「人間失格」の興行収入は5億円が落ち着きどころと考えたい。
先週は4億円程度と思っていたが、平日の動員もあり、そこまで低くはないようだ。


9位:「恋するベーカリー」(東宝東和)<2週目>
【公開前個人予想】 6.0億円
【現時点での興行収入予想】 5億円前後
【公開規模】 286スクリーン
5.1千万円を週末に稼ぎ、トータルでは2.8億円となっている。
1週間の伸びは1.7億円程度だろうか。
週末の動きは悪いが、ウィークデイの動きはそれほど悪くないか。
ヒットとはいえない成績だが、日本人受けするキャスティングではないので、仕方のない結果といえる。

ヒット作を量産している女性監督のナンシー・マイヤーズ監督作品。
アメリカだけではなくて、以下のように日本でもヒットさせているのは評価できる。
☆04年公開「恋愛適齢期」トータル10.0億円
OP1.2→4.3→6.4→08.3
☆07年公開「ホリデイ」トータル13.3億円
OP1.8→5.5→8.2→10.3→11.8
☆10年公開「恋するベーカリー」
金1.1→2.8億円→
これらとの対比で考えると、「恋するベーカリー」の興行収入は6.5~6.7億円となる。
伸びを期待できる作品ではないので、6億円を超えない程度となろうか。
頑張っても5億円台、伸びがないとそれ以下となりそうだ。

メリル・ストリープ主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆06年公開「プラダを着た悪魔」トータル17.0億円
OP1.9→6.5→9.6→12.8
☆09年公開「マンマ・ミーア!」トータル26.0億円
金4.4→10.1→15.3→19.1→22.0
☆10年公開「恋するベーカリー」
金1.1→2.8億円→
これらとの対比で考えると、「恋するベーカリー」の興行収入は7.2~7.3億円となる。
これらのような伸びは期待できないので、ここまでは伸びないだろう。

ラブストーリーや女性をターゲットにした作品の興行収入は以下の通り。
☆07年「幸せのレシピ」トータル7.0億円
OP1.2→3.5→5.3→6.4
☆08年「ベガスの恋に勝つルール」トータル6.1億円
先1.8→3.8→5.0→5.6→不明→6.0
☆09年「オーストラリア」トータル5.8億円
OP1.4→3.4→4.8→5.6
☆08年「マイ・ブルーベリー・ナイツ」トータル5億円見込み
OP0.8→2.5→3.6→4.3
☆07年「ラブソングができるまで」トータル4.9億円
OP0.7→2.1→3.6→4.2→4.6
☆09年「そんな彼なら捨てちゃえば?」トータル4.6億円
OP0.7→2.0→3.0→
☆08年「最後の初恋」トータル4.5億円
OP0.7→2.4→3.4→4.0
☆08年「幸せになるための27のドレス」トータル3.7億円
先0.9→2.0→2.7→3.2
☆10年公開「恋するベーカリー」
金1.1→2.8億円→
これらとの対比で考えると、「恋するベーカリー」の興行収入は4.8~6.5億円となる。
平日の動員も期待できそうなので、極端な初動ではなさそうだ。
5億円前後が落ち着きどころとなるのではないか。
「ベガスの恋に勝つルール」(トータル6.1億円)、「オーストラリア」(トータル5.8億円)を下回り、「マイ・ブルーベリー・ナイツ」(トータル5億円見込み)、「ラブソングができるまで」(トータル4.9億円)を超える程度か。

「恋するベーカリー」2.8億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「愛を読むひと」3.0億円(トータル5億円超)
☆「96時間」2.7億円(トータル4.4億円)
☆「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」2.4億円(トータル3.8億円)
<2008>
☆「スパイダーウィックの謎」2.6億円(トータル6.5億円)
☆「マイ・ブルーベリー・ナイツ」2.5億円(トータル5億円見込み)
☆「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」2.8億円(トータル4.6億円)
☆「幸せの1ページ」2.5億円(トータル4.6億円)
☆「ラスベガスをぶっつぶせ」2.5億円(トータル4.5億円)
「スパイダーウィックの謎」以外との対比で考えると、「恋するベーカリー」の興行収入は4.4~5.6億円となる。
ヒットは期待できないが、コメディ作品であり、気楽に見られるという強みがあるので、高い伸びもなく、極端な初動でもないと考えたい。
「恋するベーカリー」の興行収入は先週に引き続き5億円前後と予想したい。


10位:「コララインと魔法のボタン」(GAGA)<2週目>
【現時点での興行収入予想】 3億円後半
【公開規模】 128スクリーン(先週比+1スクリーン)
4.7千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは1.6億円弱となっている。
1週間の伸びは8.6千万円半ば程度だろうか。
3D単価が高いということもあるだろうが、規模などを踏まえれば、健闘しているだろうか。

最近のハリウッドアニメの興行収入は以下の通り(ピクサー作品、シュレックを除く)。
☆07年公開「モンスター・ハウス」トータル5.6億円
OP1.4→3.0→4.1→4.4
☆07年公開「ハッピーフィート」トータル14.5億円
先行込2.4→5.8→9.6→12.7→13.5
☆07年公開「ルイスと未来泥棒」トータル9.4億円
OP1.1→不明→6.9→8.0→8.8
☆08年公開「カンフー・パンダ」トータル20.0億円
OP2.2→6.8→10.2→14.5→16.7→18.2
☆09年公開「ボルト」トータル16.5億円
OP2.5→7.0→11.7→14.2→15.8
☆09年公開「クリスマス・キャロル」トータル16.0億円
OP2.9→7.0→10.9→13.1→14.4
☆09年公開「マダガスカル2」トータル10.2億円
OP1.6→4.1→6.5→9.3→9.9
☆09年公開「モンスターVSエイリアン」不明
OP1.2→2.4→4.2
☆09年公開「アイス・エイジ3」不明
OP0.4→1.2
☆10年公開「コララインと魔法のボタン」
金0.7→1.6億円→
09年公開作品との対比で考えると、「コララインと魔法のボタン」の興行収入は3.7~4.0億円となる。
「カールじいさん」を破り、アカデミー賞アニメーション賞でも受賞すれば興行収入は大きく伸びるかもしれないが、「コララインと魔法のボタン」の興行収入は先週に引き続き3億円後半辺りと予想したい。
評価は高いが、作風的にはファミリー向けというわけではないので、大きくは伸びまい。


11位:「インビクタス/負けざる者たち」(ワーナー)<4週目>
【公開前個人予想】 10.5億円
【現時点での興行収入予想】 8億円後半(先週9億円)
【公開規模】 318スクリーン(先週比-1スクリーン)
4.5千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは6.9億円弱となっている。
1週間の伸びは1.1億円弱程度だろうか。
イーストウッド作品らしく評価は高いが、馴染みにくいスポーツモノ・実話モノということもあり、やや低い伸びとなっている。

クリント・イーストウッド監督作品の興行収入は以下の通り。
☆04年「ミスティック・リバー」10.0億円
OP1.4→3.8→5.2→6.8→7.9
☆05年「ミリオンダラー・ベイビー」13.4億円
OP1.8→5.4→8.0→10.0→不明→12.2
☆06年「父親たちの星条旗」トータル17.0億円
OP1.9→5.9→8.3→10.4→12.7→14.0
☆06年「硫黄島からの手紙」トータル51.0億円
OP5.0→13.9→20.8→26.1→祝込36.7→39.8
☆09年「チェンジリング」トータル12.8億円
金2.3→06.5→09.1→11.0→12.1→12.4
☆09年「グラン・トリノ」トータル11.0億円
OP1.3→04.6→07.7→09.0→09.8
☆10年「インビクタス/負けざる者たち」
金1.6→04.3→05.8→06.9億円→
「硫黄島からの手紙」「父親たちの星条旗」以外との対比で考えると、「インビクタス/負けざる者たち」の興行収入は8.0~10.1億円となる。
マックスでは10億円、ミニマムでは8億円程度となる。
なんとか8億円は突破しそうであり、9億円台に乗るかどうかが注目となりそうだ。
さすがに10億円は突破しまい。
俳優は豪華だが、さすがにスポーツ・実話モノということもあり、やや低い結果になりそうだ。
主演・助演でのノミネートはあったが、「ミリオンダラー・ベイビー」とは異なり、アカデミー賞作品賞に絡めなかったのも痛い。

ヒューマンドラマ・スポーツ系などの作品は以下の通り。
☆07年公開「幸せのちから」トータル27.1億円
OP3.5→10.6→15.9→20.4→23.2→25.1
☆08年公開「最高の人生の見つけ方」トータル13.5億円
OP1.9→5.2→7.9→10.0→11.4→12.1
☆05年公開「シンデレラマン」トータル12.6億円
祝込3日2.8→6.2→8.7→10.6→11.6
☆05年公開「ネバーランド」トータル11.0億円
OP1.4→4.1→6.1→7.6
☆09年公開「7つの贈り物」トータル7.9億円
OP1.6→4.6→6.4→7.4→7.7→7.9
☆07年公開「ロッキー・ザ・ファイナル」トータル7.9億円
OP2.0→4.1→6.4→7.1→7.7
☆10年「インビクタス/負けざる者たち」
金1.6→4.3→5.8→6.9億円→
「幸せのちから」「最高の人生の見つけ方」「シンデレラマン」との対比で考えると、「インビクタス/負けざる者たち」の興行収入は8.2~9.3億円となる。
伸びは低くもなく高くもないと考えると、8億円後半が落ち着きどころだろう。

「インビクタス/負けざる者たち」6.9億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「チェ 28歳の革命」7.2億円(トータル9.0億円)
☆「私の中のあなた」6.7億円(トータル8.0億円)
☆「7つの贈り物」7.4億円(トータル7.9億円)
☆「サブウェイ123激突」6.8億円(トータル7.7億円)
☆「ココ・アヴァン・シャネル」6.3億円(トータル7.5億円)
<2008>
☆「バンテージ・ポイント」6.9億円(トータル8.5億円)
☆「奇跡のシンフォニー」6.3億円(トータル7.5億円)
☆「ドラゴン・キングダム」6.4億円(トータル7.1億円)
「7つの贈り物」以外との対比で考えると、「インビクタス/負けざる者たち」の興行収入は7.7~8.6億円となる。
伸びが持続できるのかやや不安はあるが、「インビクタス/負けざる者たち」の興行収入は8億円後半と予想したい。
オープニング時の予想は9億円だったが、伸びが思ったよりも低かった。


12位:「交渉人 THE MOVIE」(東映・テレビ朝日)<3週目>
【公開前個人予想】 7.0億円
【現時点での興行収入予想】 6億円
【配給会社期待値】 動員300万人(目標か?ギャグか?)
4.4千万円を週末に稼ぎ、トータルでは4.9億円弱となっている。
1週間の伸びは1.1億円程度だろうか。
週末はほとんど稼げなくなったが、平日の伸びがあるようだ。
ヒットしないのは分かるが、大コケということもないはずであり、平凡な結果になると予想したが、中コケという結果となった。
さすがに歴史的な大コケにはなっていないので、そういう意味では関係者は安心してよいか。

テレビ朝日系ドラマの映画化は以下のとおり。
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆06年「TRICK劇場版2」トータル21.0億円(03年版・視聴率15.6%)
4.3→10.0→13.9→16.9→18.8
☆09年「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」トータル7.7億円
1.4→04.1→05.3→06.4→06.9
☆08年「特命係長 只野仁 最後の劇場版」トータル4.6億円(09年版・視聴率10.3%)
0.8→02.2→03.0→不明→04.1→04.3
☆08年「スシ王子!」トータル3.7億円(視聴率7.5%)
0.8→01.7→02.6→03.2→03.4→03.5
☆10年「交渉人 THE MOVIE」
木4日2.0(1.0)→3.8→4.9億円→
オープニング2日で稼いだ1億円を除外して、「相棒」以外との対比で考えると、「交渉人 THE MOVIE」の興行収入は5.6~6.0億円となる。
これに貯金の1億円を加えると、6.6~7.0億円となる。
5億円はさすがに突破しそうであり、6億円程度が落ち着きどころか。
さすがに「特命係長 只野仁 最後の劇場版」「スシ王子!」は超えた。

近年公開されたサスペンス系ドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円(視聴率15.4%)
3.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7
☆08年「クロサギ」トータル17.2億円(視聴率15.7%)
2.9→07.3→10.7→13.3→15.2→16.0→16.4
☆09年「ハゲタカ」トータル8.3億円(視聴率7.2%)
1.5→04.1→05.6→06.6→07.3→07.7
木4日2.0(1.0)→3.8→4.9億円→
オープニング2日で稼いだ1億円を除外して、これらとの対比で考えると、「交渉人 THE MOVIE」の興行収入は5.8~6.3億円となる。
これに貯金の1億円を加えると、6.8~7.3億円となる。
伸びを期待できる作品ではないので、6億円後半がマックスラインとなりそうだ。

「交渉人 THE MOVIE」3.9億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「真夏のオリオン」4.1億円(トータル5.7億円)
☆「さまよう刃」4.0億円(トータル5.5億円)
☆「しんぼる」3.9億円(トータル4.7億円)
<2008>
☆「Sweet Rain 死神の精度」3.7億円(トータル5.0億円)
☆「ICHI」3.5億円(トータル4.5億円)
これらとの対比で考えると、「交渉人 THE MOVIE」の興行収入は4.7~5.4億円となる。
これに貯金の1億円を加えると、5.7~6.4億円となる。
問題は貯金と称している1億円の取扱となりそうだ。
これが有効に機能すれば、6億円程度が落ち着きどころとなる。
ある程度は“貯金”と考えられるので、「交渉人 THE MOVIE」の興行収入は引き続き6億円程度と予想したい。
オープニング時は6億円を超えないと予想したが、6億円は超えてくるかもしれない。


13位:「ゴールデンスランバー」(東宝)<5週目>
【公開前個人予想】 17億円
【現時点での興行収入予想】 11億円
【公開規模】 307スクリーン
4.2千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは10.0億円となっている。
1週間の伸びは1.0億円程度だろうか。
なんとか10億円は突破した。
そろそろ伊坂幸太郎原作作品がブレイクするかと予想したが、ブレイクまでは至らず。
個人的にはかなり期待していた作品であったが、期待が高すぎたようだ。
よくよく考えると、キャスティングが全体的に地味すぎたか。
若い層を狙うのならば、もう少し若い俳優を揃えた方がよかったかもしれない。

本作は中村義洋監督が手掛けている。
本作以外にも「アヒルと鴨のコインロッカー」「フィッシュストーリー」を手掛けており、伊坂作品には最適な人物。
以下のような作品も手掛けており、サスペンス作品は得意か。
☆08年「チーム・バチスタの栄光」トータル15.6億円
祝3日3.9→7.5→10.4→12.8→13.9→14.5→14.9
☆09年「ジェネラル・ルージュの凱旋」トータル9.0億円
OP1.5→4.3→06.3→07.4→08.1→08.5
☆10年「ゴールデンスランバー」
OP2.0→5.0→07.5→09.0→10.0億円→
これらとの対比で考えると、「ゴールデンスランバー」の興行収入は11.1~11.2億円となる。
もはや伸びは期待できないので、11億円程度が落ち着きどころだろう。

その他の参考になりそうな事件モノ・サスペンス系の興行収入は以下のとおり。
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円
OP03.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7→不明→26.3→26.5
☆08年「L change the WorLd」トータル31.0億円
OP05.7→14.6→19.9→24.3→26.8→28.5→29.7
☆10年「ゴールデンスランバー」
OP02.0→05.0→07.5→09.0→10.0億円→
これらとの対比で考えると、「ゴールデンスランバー」の興行収入は11.6~11.7億円となる。
高い伸びは期待できないので、「ゴールデンスランバー」の興行収入は11億円前半が落ち着きどころか。

「ゴールデンスランバー」10.0億円と同程度の5週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「カムイ外伝」10.2億円(トータル11.2億円)
☆「ゼロの焦点」9.2億円(トータル10.1億円)
<2008>
☆「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」10.9億円(トータル14.5億円)
☆「クライマーズ・ハイ」10.5億円(トータル11.9億円)
☆「赤い糸」9.7億円(トータル11.5億円)
☆「銀色のシーズン」祝込9.4億円(トータル10.4億円)
「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」以外との対比で考えると、「ゴールデンスランバー」の興行収入は11.0~11.9億円となる。
「ゴールデンスランバー」の興行収入は先週の11億円のままと予想したい。
11億円前半が落ち着きどころだろう。
公開前には期待をしたが、キャスティング等を踏まえれば、こんなものだろうか。
二桁を突破したことを評価すべきなのかもしれない。


14位:「スーパー戦隊祭 侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!」(東映・テレビ朝日)<5週目>
【公開前個人予想】 3億円台
【現時点での興行収入予想】 4億円後半(オープニング時6億円)
【公開規模】 150スクリーン(先週比-24スクリーン)
2.4千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは4.5億円弱となっている。
1週間の伸びは3.4千万円半ばとなっている。
週末も寂しいが、ウィークデイはもっと寂しいようだ。

去年のシリーズ作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー」トータル3.1億円
OP0.9→1.8億円→
☆10年「スーパー戦隊祭 侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!」
OP1.5→2.6→3.6→4.1→4.5億円→
去年の数字は大きく超えてきた。

春や秋などに公開された電王シリーズの興行収入は以下の通り。
☆08年春「電王&キバ クライマックス刑事」トータル7.4億円
OP1.9→3.7→4.7→05.9→06.7
☆08年秋「さらば電王 ファイナル・カウントダウン」トータル7.2億円
OP1.8→3.4→5.0→05.8
☆09年GW「超・電王&ディケイド NEOジェネレーションズ」トータル7.0億円
水6日4.7(OP1.7)→5.5→6.4→6.8
☆10年「スーパー戦隊祭 侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!」
OP1.5→2.6→3.6→4.1→4.5億円→
いずれも200館未満で公開されている。
「電王&キバ クライマックス刑事」との対比で考えると、「スーパー戦隊祭」の興行収入は5.0億円となる。
5億円をギリギリで超えるラインだが、もはや伸びがほとんどないので、4億円後半が落ち着きどころか。
オープニングが相当に高かったので、オープニング時には6億円と予想したが、やはりかなりの初動タイプということをアタマに叩き込んでおく必要がある。


15位:「バレンタインデー」(ワーナー)<3週目>
【公開前個人予想】 5.5億円
【現時点での興行収入予想】 4億円(先週4億円後半)
【公開規模】 288スクリーン
2.3千万円を週末に稼ぎ、トータルでは3.5億円弱となっている。
1週間の伸びは7.2千万円弱程度だろうか。
平日の伸びはある程度あるが、週末には全く稼げなくなった。
まだ公開3週目ではあるが、賞味期限がある作品はもはや過去の作品となる。
公開前予想時に『こういう作品は時期を過ぎたときの需要が気になる』と書いていたので、当然過ぎる結果だろう。

ただ、アメリカでも大きく下落しながらもある程度粘っており、1億ドルを突破しそうだ。
アメリカ国内に限れば、ビジネスとしては成功したといえるだろう。
しかし、カップルのバレンタインデーを盛り上げるためにもバレンタインデーよりも2~3週間前に公開した方がよかったかもしれない。
バレンタインデーに公開するよりも、バレンタインデーをピークにすべき。

ラブストーリーや女性をターゲットにした作品の興行収入は以下の通り。
☆08年「マイ・ブルーベリー・ナイツ」トータル5億円見込み
OP0.8→2.5→3.6→4.3
☆07年「ラブソングができるまで」トータル4.9億円
OP0.7→2.1→3.6→4.2→4.6
☆09年「そんな彼なら捨てちゃえば?」トータル4.6億円
OP0.7→2.0→3.0→
☆08年「最後の初恋」トータル4.5億円
OP0.7→2.4→3.4→4.0
☆10年「バレンタインデー」
金1.4→2.8→3.5億円→
これらとの対比で考えると、「バレンタインデー」の興行収入は4.6~5.4億円となる。
週末の伸びは悪いものの、平日のレディースデイの伸びが少しは期待できそうなので、4億円が落ち着きどころか。
4億円後半まで伸びるかと思ったが、さすがにそこまでは伸びまい。
もうちょっと早めに公開できていれば、もうちょっと高い成績となっただろう。
アメリカの公開日よりも早くできなかったので、仕方はないが。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(3月1週目新作予想その1)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

×:「映画ドラえもん のび太の人魚大海戦」(東宝・テレビ朝日)
<355館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【監督】 楠葉宏三
アニメ版及び06年~09年まで本シリーズの総監督を務めており、本作では監督を務めることとなった。
総監督時代よりも実務に関われるので、作品的には向上しそうな気がする。

【キャスティング】(ゲスト)真矢みき、温水洋一、ケンドーコバヤシ、さかなクン
題材的にさかなクンはアリとしても、その他のゲストはアリなのだろうか。
母親をターゲットに真矢みきをキャスティングしたのだろうが、興行収入に対する効果は期待しにくい。

【題材】 「アニメ」「シリーズ」
「映画ドラえもん」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆00年「のび太の太陽王伝説」 トータル30.5億円
☆01年「のび太と翼の勇者たち」トータル30.0億円
☆02年「のび太とロボット王国」トータル23.1億円
☆03年「のび太とふしぎ風使い」トータル25.4億円
☆04年「のび太のワンニャン時空伝」トータル30.5億円
☆05年 なし
☆06年「のび太の恐竜2006」トータル32.8億円
4.3→09.0→12.7→18.0→25.9→30.3→31.5
☆07年「のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い」トータル35.4億円
5.6→10.5→17.3→26.1→32.1→33.3→33.8
☆08年「のび太と緑の巨人伝」トータル33.7億円
5.2→09.5→15.3→22.8→30.1→31.7→32.2
☆09年「新・のび太の宇宙開拓史」トータル24.5億円
3.7→07.0→11.1→15.9→21.7→23.0→23.3
去年の成績がなぜこれほど悪いのかが理解できないが、人気に陰りが見え始めたということなのか。
去年は、「コナン」以外の東宝のアニメ「ポケモン」「クレヨン」「NARUTO」が前年よりも興行収入を落としており、シリーズ作品に同じような傾向がみられる。
ただ、本作は30作品記念作品ということもあるので、最低でも前年は上回りたいところだ。
03年と04年を比較すれば、30億円突破しても不思議ではない。
ちなみに04年作品は25周年記念作品である。

【予告編・TVCM】 量・普/デキ・普
恐らくテレビ朝日系でしかCMは打っていないだろう。
本編を知らせるヴァージョンは普通という印象。
30作品目ということを知らせるヴァージョンはちょっと泣かせるような印象。
賞賛するほどではないが、復活する可能性はありそうだ。

【支持基盤・ターゲット】 「ファミリー」
支持基盤はしっかりとしているはずだ。
入場者プレゼントは「スイスイ!人魚ドラ」、前売券には「クルクル!ハリ坊&ドラ」、劇場でポップコーンを買うと「缶バッジ」がもらえるようだ。
この程度では、過度に注意する必要はなさそうだ。

【評価・予想】 30.0億円(オープニング4.8億円)
映画30周年記念作品及び、漫画連載開始40周年・テレビアニメ30周年記念作品という記念作品なので、コケることは許されない。
30という数字が目に付くので、本作も30億円突破が目標となるのではないか。
特に根拠はないが、「映画ドラえもん のび太の人魚大海戦」の興行収入は期待値込みで30億円と予想したい。
こういう場合にはこういう予想でもいいだろう。
去年はたまたま成績が悪かっただけという楽観視をしてもよい。
日本では知らない者がいないシリーズモノであり、復活する可能性は高いと考えたい。
オープニングは08年以下、09年以上と考えて、4.8億円程度だろうか。


×:「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」(東宝・フジテレビ)
<283館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。
【監督】 松山博昭
もちろんドラマ版を手掛けている。
映画のキャリアはほとんどないようだが、それが問題となる映画ではない。

【キャスティング】 戸田恵梨香、松田翔太
戸田恵梨香は主演としてキャリアはあるが、いずれも大きな作品ではなかった。
主演としてのキャリアはまだ足りないが、「DEATH NOTE」「アマルフィ」「沈まぬ太陽」といった作品に重要な役柄として出演しており、キャリアは積んでいる。
また、ドラマの延長線上にある作品なので、主演としてのキャリアがどうこういうことはないだろう。

【題材】 「ドラマの映画化」「ゲーム」「サスペンス」
ちなみに自分はドラマも漫画も見たことがないので、当然見る気はない。
「ライアーゲーム」の前期(07年4月)の平均視聴率は11.4%、後期(09年11月)の平均視聴率は11.0%となっている。
後期の最終回の視聴率は13.1%となっており、それなりの盛り上がりを感じられる。
ドラマとの直結タイプと聞いており、視聴率の数字は額面どおり興行収入に結びつくのではないか。

近年公開されたサスペンス系ドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝込34.0→祝込48.4→57.4→祝込66.6→70.5→73.8
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
05.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円(視聴率15.4%)
3.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7
☆06年「TRICK劇場版2」トータル21.0億円(03年版・視聴率15.6%)
4.3→10.0→13.9→16.9→18.8
☆08年「クロサギ」トータル17.2億円(視聴率15.7%)
2.9→07.3→10.7→13.3→15.2→16.0→16.4
視聴率の割には興行収入が振るわなかった「クロサギ」は除外して検討したい。
平均視聴率対比では、「ライアーゲーム」の興行収入は14.8~27.0億円となる。
「ライアーゲーム」の最終回視聴率を平均視聴率と見たてて、それと対比すると「ライアーゲーム」の興行収入は17.6~32.1億円となる。
マックス30億円、ミニマム15億円程度となるだろうか。
イメージ的には「アンフェア the movie」以下、「クロサギ」以上となるのではないか。

漫画原作作品のうち、ゲーム性のある映画の興行収入は以下のとおり。
☆06年「DEATH NOTE」後編 トータル52.0億円
OP12.2→22.8→30.8→39.1→43.2→46.3→47.7
☆09年「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」トータル44.1億円
OP8.7→21.3→27.9→32.4→38.7→40.7
☆08年「20世紀少年」トータル39.5億円
OP6.3→15.6→祝24.0→28.1→32.5→34.8→祝込36.6→37.4
☆08年「L change the WorLd」トータル31.0億円(※参考)
OP5.7→14.6→19.9→24.3→26.8→28.5→29.7
☆09年「20世紀少年-第2章-最後の希望」トータル30.1億円見込み
OP6.2→13.4→19.5→23.0→25.8→27.3
☆06年「DEATH NOTE」前編 トータル28.5億円
OP4.1→10.0→15.2→19.6→22.4→24.8
☆09年「カイジ 人生逆転ゲーム」トータル22.5億円
祝込3日5.3(2日3.6)→10.0→14.1→17.2→19.7
「DEATH NOTE」「20世紀少年」ほどの盛り上がりや広がりはないはずなので、「カイジ 人生逆転ゲーム」辺りがライバルとなりそうだ。

【予告編・TVCM】 量・普/デキ・普
「秋山さん」を連呼しているだけのような気がするが、それでいいのだろうか。
しかし、あまり中身をオープンにはしたくないと思われるともに、一応、結末は気になるような作りにもなっているので悪くはないと考えたい。

【支持基盤・ターゲット】 「ドラマ鑑賞者」
ドラマの終了とかなり近いので、ドラマ鑑賞者を取り込むことができるだろう。
春休みという時期にも期待したいところ。
中学生・高校生・大学生辺りのドラマ視聴者が劇場に足を運んでくれればよいが。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「20世紀少年第2章」トータル30.1億円(オープニング6.2億円)
☆「旭山動物園物語」トータル8.6億円(オープニング1.1億円)
☆「少年メリケンサック」トータル10.2億円(オープニング2.0億円)
☆「ヤッターマン」トータル31.4億円(オープニング4.6億円)
☆「ジェネラル・ルージュの凱旋」トータル9.0億円(オープニング1.5億円)
<2008>
☆「L change the WorLd」トータル31.0億円(オープニング5.7億円)
☆「チーム・バチスタの栄光」トータル15.6億円(オープニング3日3.9億円)
☆「明日への遺言」トータル6.0億円(オープニング0.8億円)
☆「ガチ☆ボーイ」トータル3~4億円程度か(オープニング0.7億円)
3月の春休みに向けて大作映画が出始める頃でもある。
30億円オーバーもみられるが、そこまでは伸びないのではないか。
「チーム・バチスタの栄光」辺りは超えたいところ。

【評価・予想】 18.0億円(オープニング3.2億円)
恐らく結末が気になるタイプの作品なので、コケることはなく、大ヒットとなるのではないか。
ドラマ終了日ともかなり近いうえに、春休みという公開時期も計算されている。

ヒットするという仮定のうえでは、マックス30億円、ミニマム15億円程度となるだろうか。
去年の同時期に公開された「チーム・バチスタの栄光」トータル15.6億円(祝外OP2日2.6億円)を超えてくるのではないか。
しかし、視聴率において完敗している「アンフェア the movie」トータル27.2億円(OP3.7億円)を超えられないのではないか。
ゲーム性のある「カイジ 人生逆転ゲーム」トータル22.5億円(祝外OP2日3.6億円)、視聴率では完敗しているが、「クロサギ」トータル17.2億円(OP2.9億円)辺りがライバルとしたいところだ。
したがって、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は18.0億円と予想したい。
ドラマを見ていない者には手を出しにくいところがあるので、大爆発までは至らないと考えたい。
オープニングは爆発すると考えて、3.2億円程度だろうか。


△:「プリンセスと魔法のキス」(ディズニー)
<329館程度にて順次公開予定(もっと多いかも)>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【監督】 ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
「リトル・マーメイド」、93年公開「アラジン」(配給収入25億円)、「ヘラクレス」、「トレジャー・プラネット」(興行収入10億円未満)を手掛けている。
安定した手腕を期待できそうだ。

【キャスティング】 (声優ゲストは特になし)

【題材】 「アニメ」
最近のハリウッドアニメの興行収入は以下の通り(ピクサー作品、シュレックを除く)。
☆05年公開「マダガスカル」トータル22.5億円
OP3.0→11.2→16.1→19.2(※お盆時の公開)
☆05年公開「シャーク・テイル」トータル18.8億円
OP2.2→5.4→9.0→11.5→15.7→17.7
☆06年公開「森のリトルギャング」トータル11.0億円
OP1.1→4.2→7.6
☆06年公開「アイス・エイジ2」トータル9億円見込み
OP1.5→3.3→7.6→8.1→8.9
☆06年公開「ライアンを探せ!」トータル8.5億円
OP1.2→2.4→4.4→7.3
☆07年公開「モンスター・ハウス」トータル5.6億円
OP1.4→3.0→4.1→4.4
☆07年公開「ハッピーフィート」トータル14.5億円
先行込2.4→5.8→9.6→12.7→13.5
☆07年公開「ルイスと未来泥棒」トータル9.4億円
OP1.1→不明→6.9→8.0→8.8
☆08年公開「カンフー・パンダ」トータル20.0億円
OP2.2→6.8→10.2→14.5→16.7→18.2
☆09年公開「ボルト」トータル16.5億円
OP2.5→7.0→11.7→14.2→15.8
☆09年公開「クリスマス・キャロル」トータル16.0億円
OP2.9→7.0→10.9→13.1→14.4
☆09年公開「マダガスカル2」トータル10.2億円
OP1.6→4.1→6.5→9.3→9.9
ディズニー系は「ルイスと未来泥棒」「ボルト」「クリスマス・キャロル」といった作品がある。
トータル16億円程度がマックスラインとなるか。

古いディズニー系作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「ターザン」トータル28.0億円
☆01年公開「ダイナソー」トータル49.0億円
☆02年公開「アトランティス 失われた帝国」トータル12.8億円
☆02年公開「ピーターパン2 ネバーランドの秘密」トータル23.0億円
☆03年公開「リロ&スティッチ」トータル29.1億円
☆04年公開「ブラザー・ベア」トータル16.0億円
☆05年公開「チキン・リトル」トータル26.8億円
ディズニー系作品は、やはり相当に強いことが分かる。
本作はそれほど爆発しそうな題材ではないが、「ブラザー・ベア」トータル16.0億円程度稼いでも不思議ではないだろうか。

アニメ作品ではないが、以下のようなスマッシュヒット作品もあったことも見逃せない。
☆08年「魔法にかけられて」トータル29.1億円
先5.4(OP3.3)→12.2→18.0→23.2→25.6→27.1

【予告編・TVCM】 量・普/デキ・やや良
CGとは違う手書き作品であることを最大限にアピールすることで、なつかしさやおだやかさが感じられる。

【支持基盤・ターゲット】 「ファミリー」
親からは安心して子どもを連れて行けそうな作品であり、需要は期待できる。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「マダガスカル2」トータル10.2億円(オープニング1.6億円)
<2008>
☆洋画アニメ作品なし
「マダガスカル2」程度は稼げるのではないか。

【評価・予想】 12.0億円(オープニング1.8億円)
製作費は105百万ドルという大作映画。
アメリカ国内では現時点で103百万ドルを稼ぎ出した。
あまりビッグヒットは期待しにくい作品ではあるが、ディズニー系という強みを評価したいところ。
春休みという時期もあり、家族連れとして鑑賞するにも適している。
したがって、去年の同時期に公開された「マダガスカル2」トータル10.2億円以上を稼ぐと予想したい。
作品的な派手さがないため、去年公開されたディズニー系の「ボルト」トータル16.5億円(OP2.5億円)、「クリスマス・キャロル」トータル16.0億円(OP2.9億円)は下回るだろうか。
「マダガスカル2」の2割増程度と考えて、「プリンセスと魔法のキス」の興行収入は12.0億円と予想したい。
予想が難しい作品ではあるが、ある程度はヒットしてくれるのではないか。
オープニングは1.8億円程度だろうか。
落ち着いたスタートを切るのではないか。

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