ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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国内映画興行収入ランキング(4月4週目その2)

1位:「アリス・イン・ワンダーランド」(ディズニー)<2週目>
【公開前個人予想】 60.0億円
【現時点での興行収入予想】 100億円
【公開規模】 877スクリーン(先週比+18スクリーン)
10.2億円を週末に稼ぎ、トータルでは35.3億円半ばとなっている。
1週間の伸びは22.2億円程度だろうか。
爆発的なオープニングを飾ったが、週末対比では大きく下落することはなかった。
極端な初動タイプではなくて、比較的伸びを期待できそうだ。
この分だと、GWにも荒稼ぎをするだろう。

シリーズ作品や結末などが気になるタイプの作品ではないので、100億円級のビッグヒットにはならないと踏んだが、知名度が高い題材、監督・主演であり、観客層の幅が広い作品なので、このようなヒットになったのだろうか。
もちろん、大作3D作品という目玉もあっただろう。

ティム・バートン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「スリーピー・ホロウ」トータル19.0億円
☆01年公開「猿の惑星」トータル45.0億円
☆04年公開「ビッグ・フィッシュ」10億円未満
☆05年公開「チャーリーとチョコレート工場」トータル53.5億円
OP4.7→15.4→24.0→30.8→38.2→42.3
☆05年公開「コープス・ブライド」トータル10.0億円
OP1.8→04.5
☆08年公開「スウィーニー・トッド」トータル20.5億円
OP4.0→09.6→14.0→16.6→18.4→19.4
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」
OP13.2→35.4億円→
「コープス・ブライド」「スウィーニー・トッド」との対比で考えると、「アリス・イン・ワンダーランド」の興行収入は75.6~78.7億円となる。
「チャーリーとチョコレート工場」との対比で考えると、「アリス・イン・ワンダーランド」の興行収入は123.0億円となる。
80億円以上、120億円以下というところか。
これらの対比の中間辺りの100億円辺りが落ち着きどころか。

ジョニー・デップ主演作品の主な興行収入は以下のとおり。
☆03年公開「パイレーツ・オブ・カリビアン」トータル68.0億円
☆05年公開「ネバーランド」トータル11.0億円
☆05年公開「チャーリーとチョコレート工場」トータル53.5億円
OP4.7→15.4→24.0→30.8→38.2→42.3
☆06年公開「パイレーツ・オブ・カリビアン/チェスト」トータル100.2億円
先19.2→37.5→52.2→63.7→78.8→86.5→90.6
☆07年公開「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド」トータル109.0億円
金19.4(2日14.7)→44.0→61.4→74.5→83.7→90.9→96.2
☆08年公開「スウィーニー・トッド」トータル20.5億円
OP4.0→09.6→14.0→16.6→18.4→19.4→20.1
☆09年公開「パブリック・エネミーズ」
OP1.5→03.8→05.6→06.5
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」
OP13.2→35.4億円→
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズとの対比で考えると、「アリス・イン・ワンダーランド」の興行収入は87.7~94.6億円となる。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズは先行があったり、極端な初動型であるので、この対比を上回りそうだ。
現時点では、まだ100億円を超えるとは言い切れないが、夏場までは強敵不在の状況であり、評価は高くないものの、100億円突破は不可能ではない。

興行収入100億円前後の作品は以下のとおり。
☆05年「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」トータル110.0億円
先16.9→36.2→49.8→59.1→69.5→不明→95.5
☆07年公開「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド」トータル109.0億円
金19.4(2日14.7)→44.0→61.4→74.5→83.7→90.9→96.2
☆06年公開「パイレーツ・オブ・カリビアン/チェスト」トータル100.2億円
先19.2→37.5→52.2→63.7→78.8→86.5→90.6
☆07年「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」トータル94.0億円
先22.8→39.1→52.3→63.1→79.2→82.4→87.0
☆05年「スター・ウォーズEPⅢ」トータル91.7億円
先21.2→40.7→49.8→58.7→65.8→73.3→80.5
☆06年「ダ・ヴィンチ・コード」トータル90.5億円
OP12.8→36.0→51.8→62.6→70.3→76.1→80.7
☆09年「ハリー・ポッターと謎のプリンス」トータル80.0億円
6日22.1→35.0→47.5→55.9→66.7→71.6
☆07年「スパイダーマン3」トータル71.2億円
6日31.9→43.6→52.3→58.1→62.3→65.1
☆06年「ナルニア国物語」トータル68.6億円
先10.4→23.6→33.0→43.9→52.3→58.2
☆08年「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」トータル57.1億円
先14.0→26.1→34.4→40.3→祝込46.7→49.5→52.0→53.7
先行がなかった「ダ・ヴィンチ・コード」との対比で考えると、「アリス・イン・ワンダーランド」の興行収入は89.0億円となる。
その他の主要作品との対比で考えると、「アリス・イン・ワンダーランド」の興行収入は77.4~108.5億円となる。
「アリス・イン・ワンダーランド」は観客層が広く、比較的気軽に見られるということもあるので、100億円という予想に当面はしておきたい。

GWという時期が予想には不安定な要素だが、去年のGW時期に公開された「レッドクリフPartⅡ」と比べてみると、以下のようになる。
☆09年「レッドクリフ PartⅡ」トータル55.5億円
金3日8.6→21.5→30.3→39.0→47.7→50.7→52.5
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」
OP13.2→35.4億円→
これとの対比で考えると、「アリス・イン・ワンダーランド」の興行収入は91.4億円となる。
やはり、100億円という数字が当面の課題となりそうだ。


6位:「クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」(東宝・テレビ朝日)<2週目>
【公開前個人予想】 11.0億円
【現時点での興行収入予想】 12~13億円
【公開規模】 325スクリーン
1.6億円弱を週末に稼ぎ、トータルでは4.8億円半ばとなっている。
1週間の伸びは2.1億円半ば程度だろうか。
当然のことながら、ウィークデイの稼ぎが悪いようだ。

「クレヨンしんちゃん」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆93年「アクション仮面VSハイグレ魔王」トータル22.2億円
☆94年「ブリブリ王国の秘宝」トータル21億円
☆95年「雲黒斎の野望」トータル14億円
☆96年「ヘンダーランドの大冒険」トータル12億円
☆97年「暗黒タマタマ大追跡」トータル11億円
☆98年「電撃!ブタのヒヅメ大作戦」トータル11億円
☆99年「爆発!温泉わくわく大決戦」トータル9億円
☆00年「嵐を呼ぶジャングル」トータル11.0億円
☆01年「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」トータル14.5億円
☆02年「嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」トータル13.0億円
☆03年「嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード」トータル13.5億円
☆04年「嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ」トータル12.8億円
☆05年「伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃」トータル13.0億円
2.2→4.1→07.3→11.6→11.9
☆06年「伝説を呼ぶ踊れ!アミーゴ!」トータル13.8億円
3.3→5.7→07.8→13.3→13.8
☆07年「嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!」トータル15.5億円<15周年記念>
3.0→6.0→13.2→14.2→14.8
☆08年「ちょー嵐を呼ぶ 金矛(キンポコ)の勇者」トータル12.3億円
2.5→4.5→祝込10.2→10.9→11.4
☆09年「オタケべ!カスカベ野生王国」トータル10.0億円
1.7→3.5→05.9→09.2→09.6→09.7
☆10年「超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」
2.7→4.9億円→
主要作品との対比で考えると、「超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」の興行収入は11.9~14.0億円となる。
15周年記念の07年をピークに下落気味となっているが、原作者の臼井儀人さんが亡くなられた後の初めての作品であり、あまり恥ずかしい結果にはなりたくないはずだ。
少なくとも去年の興行収入を上回らないとマズいだろう。
基準値と思われる12~13億円が落ち着きどころだろうか。

なお、10億円前後のアニメ作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「劇場版 MAJOR」トータル10.5億円<年末公開>
OP1.5→2.6→不明→7.7→祝込9.6→10.0
☆09年「NARUTO-ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者」トータル10.2億円
OP1.9→4.7→7.4
☆09年「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円
3日2.4(2日1.4)→5.1→7.6→8.6→9.0
☆08年「ONE PIECE」トータル9.2億円
OP1.6→3.4→4.7→6.1→7.5
☆07年「ONE PIECE」トータル9.0億円
OP1.6→3.5→4.7→不明→7.5
☆10年「超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」
OP2.7→4.9億円→
「劇場版 MAJOR」以外との対比で考えると、「超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」の興行収入は9.7~13.3億円となる。
GWもあるので、二桁は超えてくるだろう。
やはり「超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」の興行収入は12~13億円と予想したい。


9位:「第9地区」(ワーナー・GAGA)<3週目>
【公開前個人予想】 12.0億円
【現時点での興行収入予想】 8億円(2週目10億円、OP時11~12億円)
【公開規模】 204スクリーン(先週比-1スクリーン)
4.8千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは5.5億円弱となっている。
1週間の伸びは1.3億円程度だろうか。
公開規模があまり大きくないので爆発はしていないが、評価は悪くないのでしばらく粘るのではないか。
しかし、一般向けとは思えないジャンルでもあるので、過度の期待はしない方がよいかもしれない。

“エイリアン”や“謎”がありそうな作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「地球が静止する日」トータル24.1億円
金4.6→不明→17.6→20.7→22.7→23.5
☆08年「ハプニング」トータル12.3億円
金3日2.8→7.0→9.4→11.4→12.1
☆08年「イーグル・アイ」トータル12.2億円
OP2.5→06.4→10.0→11.6
☆08年「クローバーフィールド/HAKAISHA」トータル12.1億円
OP2.6→6.2→8.3→9.9→11.5
☆09年「ノウイング」トータル10.2億円
金3日2.9→6.1→8.2→9.3
☆06年「トゥモロー・ワールド」トータル10.0億円
OP1.6→3.0→4.1
☆10年「第9地区」
OP1.7→4.2→5.5億円→
「トゥモロー・ワールド」以外との対比で考えると、「第9地区」の興行収入は6.7~8.0億円となる。
「トゥモロー・ワールド」との対比で考えると、「第9地区」の興行収入は13.4億円となる。
通常であれば7~8億円となりそうだが、GWもあるので伸びもあるだろう。
しかし、10億円台は厳しそうだ。

「第9地区」5.5億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「チェ28歳の革命」5.8億円(トータル9.0億円)
☆「私の中のあなた」5.6億円(トータル8.0億円)
☆「サブウェイ123激突」5.6億円(トータル7.7億円)
☆「ココ・アヴァン・シャネル」5.4億円(トータル7.5億円)
<2008>
☆「バンテージ・ポイント」5.8億円(トータル8.5億円)
☆「奇跡のシンフォニー」5.3億円(トータル7.5億円)
☆「スパイダーウィックの謎」5.7億円(トータル6.5億円)
「スパイダーウィックの謎」以外の作品との対比で考えると、「第9地区」の興行収入は7.6~8.5億円となる。
現時点では7~8億円程度という動きとなりそうだ。
GWもあり楽観視していたが、そろそろ厳しいことを認識した方が良さそうだ。
評価は高くても、一般向け作品というわけではなかった。
「第9地区」の興行収入は8億円と下方修正したい。
先々週は11~12億円、先週は10億円だったが、ここまではさすがに伸びないか。
「クローバーフィールド/HAKAISHA」トータル12.1億円までは伸びて欲しかったが、厳しいようだ。
目新しいタイプの作品の興行収入がこの辺りとなれば、今後の参考になりそうだが。


10位:「ダーリンは外国人」(東宝)<3週目>
【公開前個人予想】 9.5億円
【現時点での興行収入予想】 7~8億円(OP時8~9億円)
【公開規模】 250スクリーン
4.7千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは4.3億円弱となっている。
1週間の伸びは1.1億円程度だろうか。
3週目で早くも勢いはだいぶ弱まってきている。

人気の漫画が原作ではあるが、ラブストーリー関連作品が参考になるか。
かなりテイストは異なるが、問題はないだろう。
☆07年「恋空」トータル39.0億円(新垣)
OP4.8→13.1→19.7→26.0→29.7→32.3→34.1
☆09年「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円(井上)
OP2.8→7.8→13.0→16.0→祝18.5→19.5→20.3
☆08年「赤い糸」トータル11.5億円(南沢)
OP1.0→不明→6.6→祝8.8→9.7→10.5→10.7
☆08年「砂時計」トータル10.0億円(夏帆・松下)
OP1.2→祝6.0→7.2→8.3→9.1→09.5→09.7
☆06年「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円(宮崎)
OP1.2→2.4→5.1→6.3
☆06年「シュガー&スパイス/風味絶佳」トータル7.5億円(沢尻)
OP1.0→3.4→4.9→5.8
☆07年「そのときは彼によろしく」トータル4.6億円(長澤)
OP0.9→2.3→3.3→3.8→04.2→04.4
☆10年「誰かが私にキスをした」(堀北)
OP0.5→1.5億円→
☆10年「ダーリンは外国人」
OP1.2→3.2→4.3億円→
「恋空」などを除く主要作品との対比で考えると、「ダーリンは外国人」の興行収入は6.0~7.5億円となる。
二桁を超えるのは不可能か。
GW込みで7億円というところか。
「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円、「シュガー&スパイス/風味絶佳」トータル7.5億円辺りも下回りそうだ。

コメディテイストもありそうなので、以下の作品も参考になる。
☆07年「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式 」トータル9.3億円
祝込3日2.2(2日1.4)→4.3→6.3→7.8
☆08年「ハンサム★スーツ」トータル8.6億円
祝込3日2.1(2日1.5)→3.9→5.6→6.7→7.6→8.1
☆10年「ダーリンは外国人」
OP1.2→3.2→4.3億円→
これらとの対比で考えると、「ダーリンは外国人」の興行収入は6.3~6.6億円となる。
GWもあるので、この対比を超える7億円辺りとなるのではないか。

「ダーリンは外国人」4.3億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「60歳のラブレター」4.6億円(トータル7.9億円)
☆「誰も守ってくれない」4.6億円(トータル6.4億円)
☆「真夏のオリオン」4.1億円(トータル5.7億円)
<2008>
☆「まぼろしの邪馬台国」4.8億円(トータル9.5億円)
☆「僕の彼女はサイボーグ」5.0億円(トータル7.0億円)
「まぼろしの邪馬台国」を除く作品との対比で考えると、「ダーリンは外国人」の興行収入は6.0~7.4億円となる。
通常では6~7億円程度となりそうな動きだが、GWがあるので、楽観視したい。
先週に引き続き「ダーリンは外国人」の興行収入は7~8億円と予想したい。
8億円までは伸びそうもないが、可能性はまだありそうだ。
「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式 」トータル9.3億円、「ハンサム★スーツ」トータル8.6億円を下回りそうだ。
大規模ではないコメディ作品はこの程度となりそうだ。
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国内映画興行収入ランキング(4月5週目新作予想)

ゴールデンウィークということもあり、ちょっと簡単に。

☆「矢島美容室 THE MOVIE ~夢をつかまネバダ~」
とんねるずとDJ OZMAによるユニットを主役にした作品。
内容はそれほど悪くはないという声も聞こえてくるが、この作品に時間と金を掛ける必要性を見出せず、コケるのは避けられないだろう。
100%コケるのは分かっているが、そのレベルが分からない。

近年なぜかゴールデンウィークに公開された「銀幕版 スシ王子! ~ニューヨークへ行く~」(トータル3.7億円)、「鴨川ホルモー」(トータル3.0億円)、「レイン・フォール/雨の牙」(トータル1億円半ば)辺りが参考になりそうだ。
「銀幕版 スシ王子!」よりもコケる可能性はありそうなので、2億円くらいだろうか。
ゴールデンウィーク関連の作品ではないが、「フレフレ少女」(トータル1億円未満か)、「櫻の園」(トータル4千万円程度か)のような信じられないコケ方をすることもありそうだが、一応知名度の高さや気楽に見られるコメディ作品などを踏まえると、ギリギリで笑えるコケ方をしてくれるのではないか。


☆「アーサーと魔王マルタザールの逆襲」
リュック・ベッソン監督による実写とアニメの融合作品。
監督を引退するという話はどうなったのだろうか?
前作はトータルで5.1億円を稼いでいる。
本作のスクリーン数が前作に比べてかなり削られていそうだ。
したがって、前作の半分も稼げないだろう。
日本人向きとは思えない作品であり、1億円に届くかどうかというところか。

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国内映画興行収入ランキング(4月4週目その1)

2位:「のだめカンタービレ最終楽章 後編」(東宝・フジテレビ)<2週目>
【公開前個人予想】 44.0億円
【配給会社期待値】 60億円
【現時点での興行収入予想】 44億円
【公開規模】 先週410スクリーン
動員ベースでは「コナン」に負けており、3位となっている。
トータルでは13.5億円半ばとなっている。
1週間の伸びは7.9億円程度だろうか。

同時期に公開されたライバルの「コナン」に2週に亘り動員ベースでは敗れているものの、興行収入では上回っている。
☆10年「天空の難破船(ロスト・シップ)」
5.6→11.4億円→
☆10年「のだめカンタービレ最終楽章 後編」
5.6→13.6億円→
ファミリー作品は週末に強いが、「のだめ」のような作品はレディースデイなど平日も強い。

前編の興行収入は以下のとおり。
☆09年「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」トータル40億円超
03.9→不明→22.1→祝29.9→32.7→35.1→36.8→37.8→38.6
☆10年「のだめカンタービレ最終楽章 後編」
05.6→13.6億円→
前編は正月映画のため2週目が不明だが、判明しても、前編は正月公開映画であり、参考にはならない。
配給会社の期待値である60億円を超えることはないだろう。

近年公開されたドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆09年「ROOKIES-卒業-」トータル85.5億円(視聴率14.8%)
12.3→33.3→48.6→60.2→67.8→73.0→76.5
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝込34.0→祝込48.4→57.4→祝込66.6→70.5→73.8
☆08年「花より男子F」トータル77.5億円(視聴率05年19.7%、07年21.7%)
10.1→26.2→37.9→祝込48.5→54.5→60.3→64.6
☆06年「LIMIT OF LOVE/海猿」トータル71.0億円(視聴率13.1%)
09.7→23.5→35.5→45.1→52.8→58.3→62.5
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
05.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆07年「西遊記」トータル43.7億円(視聴率22.8%)
祝3日7.9(5.2)→13.1→19.3→25.1→30.0→36.3→39.3
☆09年「ごくせん THE MOVIE」トータル34.8億円(視聴率22.6%)
04.9→祝込13.1→17.5→22.5→26.0→30.2→32.4
☆10年「のだめカンタービレ最終楽章 後編」
05.6→13.6億円→
「相棒」「西遊記」以外との対比で考えると、「のだめカンタービレ最終楽章 後編」の興行収入は32.6~41.1億円となる。
「西遊記」との対比で考えると、「のだめカンタービレ最終楽章 後編」の興行収入は45.4億円となる。
ゴールデンウィークへの期待値込みで40億円前後というところか。
「ごくせん」の2週目を上回っているので、35億円は超えるのではないか。

「のだめカンタービレ最終楽章 後編」13.6億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ごくせん THE MOVIE」祝込13.1億円(トータル34.8億円)
☆「クローズZEROⅡ」13.3億円(トータル30.2億円)
☆「20世紀少年-第2章-最後の希望」13.4億円(トータル30.1億円)
<2008>
☆「ザ・マジックアワー」13.9億円(トータル39.2億円)
☆「L change the WorLd」14.6億円(トータル31.0億円)
これらとの対比で考えると、「のだめカンタービレ最終楽章 後編」の興行収入は28.9~38.4億円となる。
動きが良くても30億円後半という動きだが、さらにGWが待ち受けている。
前編の40億円という実績もあるので、まだまだ楽観視していいだろう。
「のだめカンタービレ最終楽章 後編」の興行収入は公開前の予想どおり、前編の1割増の44.0億円という予想にしておきたい。
かなり厳しいラインであり、良くても40億円という気がしないでもないが、評価は悪くないようなので、ある程度期待に応えてくれるものと思いたい。


3位:「名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)」(東宝・日本テレビ)<2週目>
【公開前個人予想】 30.0億円
【現時点での興行収入予想】 32~33億円
【公開規模】 先週352スクリーン
「のだめ」の方が高いので、興行収入的には3位となるようだが、動員ベースでは2位となっている。
トータルでは11.4億円なっている。
1週間の伸びは5.8億円程度だろうか。
楽に10億円を突破した。

今年公開された「ドラえもん」よりも伸びが高い。
☆10年「のび太の人魚大海戦」
5.5→09.7→13.7(祝込15.3)→20.2→27.7→29.9→30.3
☆10年「天空の難破船(ロスト・シップ)」
5.6→11.4億円→
人気の高さは相当のようであり、30億円突破は堅いか。

「名探偵コナン」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆97年「時計じかけの摩天楼」トータル11.0億円
☆98年「14番目の標的(ターゲット)」トータル18.5億円
☆99年「世紀末の魔術師」トータル26億円
☆00年「瞳の中の暗殺者」トータル25.0億円
☆01年「天国へのカウントダウン」トータル29.0億円
☆02年「ベイカー街の亡霊」トータル33.8億円
☆03年「迷宮の十字路」トータル32.0億円
☆04年「銀翼の奇術師」トータル28.0億円
☆05年「水平線上の陰謀(ストラテジー)」トータル21.5億円
2.8→06.1→08.3→12.6→18.3→19.3
☆06年「探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」トータル30.3億円<10周年記念作品>
5.4→10.3→14.9→25.4→27.2→28.5→29.3
☆07年「紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」トータル25.3億円
4.5→09.5→20.2→21.9→23.2→24.0→24.5
☆08年「戦慄の楽譜(フルスコア)」トータル24.2億円
4.2→08.5→祝込19.0→20.6→21.8→22.7→23.3
☆09年「漆黒の追跡者(チェイサー)」トータル35.0億円
5.9→12.5→20.1→29.5→31.6→32.9→33.8
☆10年「天空の難破船(ロスト・シップ)」
5.6→11.4億円→
爆発した去年と比べても遜色のない動きだ。
06~09年との対比で考えると、「天空の難破船(ロスト・シップ)」の興行収入は30.4~33.5億円となる。
とりあえずは30億円突破が目標となる。
06年「探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」トータル30.3億円は超えたいところだ。
去年の35億円を超えることはないと思われるので、30億円以上、35億円以下となる。
以下のレベルが落ち着きどころか。
☆02年「ベイカー街の亡霊」トータル33.8億円
☆03年「迷宮の十字路」トータル32.0億円
32~33億円が落ち着きどころか。

その他のアニメシリーズとの比較は以下のとおり
☆08年「ポケモン ギラティナと氷空の花束 シェイミ」トータル48.0億円
祝3日10.2(2日7.0)→18.5→26.9→33.3→39.9→43.3→45.8→46.4
☆09年「ポケモン アルセウス 超克の時空へ」トータル45.8億円
祝3日09.8(2日6.7)→17.8→26.4→32.5→38.7→42.1→44.3
☆07年「のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い」トータル35.4億円
5.6→10.5→17.3→26.1→32.1→33.3→33.8
☆08年「のび太と緑の巨人伝」トータル33.7億円
5.2→09.5→15.3→22.8→30.1→31.7→32.2
☆10年「天空の難破船(ロスト・シップ)」
5.6→11.4億円→
これらとの対比で考えると、「天空の難破船(ロスト・シップ)」の興行収入は29.3~40.4億円となる。
40億円ラインを狙えないこともないが、そこまでは伸びないだろう。
やはり、現時点では去年をやや下回る32~33億円と予想したい。

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全米映画興行収入(4月4週目)

1位となったのは、ドリームワークス製作の3Dアニメ「ヒックとドラゴン」。
先週暫定1位だったが、確定値では「Kick-Ass」に僅差で敗れていた。
今度は正真正銘返り咲きの1位となりそうだ。
トータル178百万ドルとなっている。
評価も高いことから、かなり粘りこんでいるようだ。
オープニング成績が悪かったことから、ドリームワークスの株が下がったといわれているが、製作費165百万ドルを楽に回収した。
株が下がった際に購入した者にとっては有利となる成績を収めそうだ。
ドリームワークス製作の「シャーク・テイル」トータル161百万ドル、「森のリトルギャング」トータル155百万ドルは超えている。
ドリームワークス製作の「マダガスカル2」トータル180百万ドル、「マダガスカル」トータル194百万ドル、「モンスターVSエイリアン」トータル198百万ドルも視野に入った。
「カンフー・パンダ」トータル215百万ドルには届かないだろうか。
少年とドラゴンの交流を描いた作品であり、ややおとなしい雰囲気もあるので、オープニングが派手ではないのは仕方がない。


2位は新作の「The Back-Up Plan」。
ジェニファー・ロペス主演のラブコメディー。
恋人がいない女性が体外受精で妊娠した後に運命の相手と巡り合うというストーリーだったはず。
12.25百万ドルのオープニングを飾った。
オープニング予想は14.5百万ドル程度だったので、それを下回ったものの、ピークが過ぎたはずのジェニファー・ロペスとしては悪くないオープニングを飾ったのではないか。
05年「ウエディング宣言」のオープニング23百万ドル(トータル83百万ドル)、
02年「メイド・イン・マンハッタン」のオープニング19百万ドル(トータル94百万ドル)には及ばないが、
02年「イナフ」のオープニング14百万ドル(トータル40百万ドル)、
01年「ウェディング・プランナー」のオープニング14百万ドル(トータル60百万ドル)とは遜色がないオープニングだ。
評価はそれほど良くないので、伸びはなさそうだが、本作は3千万ドル程度稼ぐのではないか。
ジェニファー・ロペスはまだまだ終わっていないことを証明した。


3位は3週目の「Date Night」。
監督は「ナイトミュージアム」シリーズのショーン・レヴィ。
主演はスティーヴ・カレル、ティナ・フェイ。
どちらもアメリカのコメディ界では相当に人気のある役者である。
他人の夫婦を偽ったために殺し屋に狙われるはめになるという、ただのコメディとは異なる一風変わった設定に面白みもあり、評価はそれほど悪くはない。
トータルでは63百万ドルとなっている。
8千万ドル程度は稼ぎそうだ。
制作費は55百万ドルなので、余裕で回収している。
スティーヴ・カレル主演の「ゲットスマート」(トータル130百万ドル)、「40歳の童貞男」(トータル109百万ドル)、「エバン・オールマイティ」(トータル100百万ドル)を超えるのは無理そうだが、ティナ・フェイ主演の「Baby Mama」(トータル60百万ドル)を超えた。
スティーヴ・カレル主演作品としては、マズマズというところか。


4位は新作のアクション「The Losers」。
主演は「アバター」のゾーイ・サルダナ、クリス・エヴァンス。
プロデュースは「マトリックス」のジョエル・シルヴァー。
9.6百万ドルのオープニングを飾った。
14.7百万ドルのオープニングを飾ると予想されていたので、コケたといっていいだろう。
制作費は25百万ドルとなっており、制作費回収が目標となる。
コミック原作のアクション作品だが、本作のような作品は飽きられたのだろうか。


5位は2週目の「Kick-Ass」。
監督は「スターダスト」(トータル39百万ドル)のマシュー・ヴォーン。
主演はアーロン・ジョンソン、ニコラス・ケイジ。
トータルでは35百万ドルとなっている。
評価はかなり高いものの、一風変わったヒーローアクションモノのようであり、一般向けではないのだろうか、意外と粘りがなさそうだ。
5千万ドル程度が落ち着きどころか。
しかし、製作費が3千万ドルとなっているので、余裕で黒字を生みそうだ。


6位は4週目の3Dアクション「タイタンの戦い」。
監督は「インクレディブル・ハルク」(トータル135百万ドル)のルイ・レテリエ。
主演は「アバター」のサム・ワーシントン。
「アバター」のヒットを受けて、急遽3D化したといわれるムチャな作品だが、そのギャンブルがどうやら当たったようだ。
トータルでは146百万ドルとなっている。
評価はあまり良くはないようだが、製作費125百万ドルは楽に回収した。
当面は1億6千万ドル辺りが目標となりそうだ。
サム・ワーシントン出演作の「ターミネーター4」(トータル125百万ドル)を既に超えている。
サム・ワーシントンはアクションスターとしての地位を固めつつあるようだ。
「ナルニア国物語第2章」(トータル146百万ドル)、「パーシー・ジャクソン」(トータル88百万ドル)といったファンタジー作品をも超えている。


7位は2週目の「Death at a Funeral」。
監督は「ウィッカーマン」のニール・ラビュート。
クリス・ロック、マーティン・ローレンスなどの黒人俳優が出演するコメディ作品。
トータルでは28百万ドルとなっている。
製作費21百万ドルなので、余裕で回収したが、評価があまり良くないようだ。
トータルでは3千万ドル台となりそうだ。
もう少しヒットすると思われたが、葬式を舞台としているブラックコメディという設定がマイナスだったか。


8位は新作の「オーシャンズ」。
日本でも公開されていたドキュメンタリー作品。
評価はかなり良いようだ。
水曜日から公開されており、トータルでは8.5百万ドル、週末3日間では6百万ドルのオープニングを飾った。
「EARTH」(トータル32百万ドル)には届かない程度の2千万ドル台が落ち着きどころか。


9位は4週目の「The Last Song」。
マイリー・サイラス主演のヒューマンドラマ。
トータルでは55百万ドルとなっている。
本作の製作費2千万ドルなので、合格といえそうだが、評価はかなり悪い。
ティーンの女性に人気のマイリー・サイラス主演作品であり、「ハンナ・モンタナ」シリーズ(トータル65百万ドル・80百万ドル)ではなくても人気の高さだけは窺われる。
原作はニコラス・スパークス。
04年「きみに読む物語」(トータル81百万ドル)、08年「最後の初恋」(トータル42百万ドル)、10年「Dear John」(トータル79百万ドル)といった作品がヒットしており、感動系ラブストーリー作品を世に送り出し続けている。


10位は8週目の「アリス・イン・ワンダーランド」。
製作費2億ドルという超大作映画だったが、トータルでは327百万ドルを稼いでいる。
現時点では、全米映画史上21位の成績となっている。
最終的には「スパイダーマン3」(トータル337百万ドル)がライバルとなるか。
ティム・バートンにとっては「チャーリーとチョコレート工場」(トータル206百万ドル)、「バットマン」(トータル251百万ドル)を超え、自身最高のキャリアとなった。
ジョニー・デップにとっても、「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」(トータル423百万ドル)に次ぐ成績であり、「ワールド・エンド」(トータル309百万ドル)、「呪われた海賊たち」(トータル305百万ドル)を既に超えている。
知名度の高い題材、独特な世界観、個性的な出演者、3D化といった要素が上手く融合したことがヒットの要因か。
興行収入的には大成功といっていいだろうが、評価は微妙となっている。


次週のランキングには以下のような作品が登場予定。
☆ブレンダン・フレイザー主演のファミリーコメディ「Furry Vengeance」
☆ジャッキー・アール・ヘイリー主演のリメイクホラー「エルム街の悪夢」
「エルム街の悪夢」はかなりのヒットとなりそうだ。

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『ウルフマン』レビュー

◆評  価   4.5点
◆おススメ度  C(ストーリーに面白みがない)

一言でいうと“もったいない”映画。
題材や雰囲気は良く、キャスティング、メイクアップ、音楽は一流を揃えているのに、上手く活かし切れていない。
名前は耳にするメイクアップの達人リック・ベイカーの仕事による変身シーンだけは評価できるが、あのシーンも完全に活かし切れているかといえば疑問も残る。
一部はもちろんCGだろうが、CGではないメリットを活かしたいのに、CGっぽい仕上がりになっているような気がする。
本物の手作業のレベルの高さをアピールして、昨今のCG映画とは違うということを示して、本作を何故今リメイクするのかという理由を浮き彫りにできないものか。
結局、スピードと音で誤魔化すという“逃げ”に打って出るしかなかったようだ。

ストーリーは盛り上がりに欠け、全体的に“深み”が欠ける点が問題だろうか。
ホラー映画とはいえ、やはりキャラクターの内面が充実しないといけない。
本作の展開ならば、『父と息子の関係』と『主人公とヒロインの関係』に重厚さを加えないと映画に“深み”が増さないだろう。

①『父と息子の関係』
父親の歪んだ愛情のようなものが描かれてしかるべきではないか。
母親を殺してしまった負い目、息子を殺したくない想い、自分のような存在になって欲しくないという気持ちとともに、自分のような存在になって欲しいという複雑な感情などを入れ込むことが可能だったはずだ。
ホプキンスはそれなりに努力しているようだが、剃刀を与えるシーン以外には全体的に見所がなかった。
息子を愛していたのか、憎んでいたのかすら、自分にはよく分からなかった。
婚約者に息子(兄)を奪われてしまうので、殺すというのもよく分からない。
これは父親の歪んだ愛情とはやや異なるのではないか。

②『主人公とヒロインの関係』
兄の婚約者なので恋愛関係を描く必要は特にないとは思うが、描くとすれば幼馴染などのような設定でも付加すればよかったか。
精神病院に入院せざるを得なくなったので、離れ離れになったということにすれば、ストーリーに無理はなくなりそうだ。
この二人の関係がある程度深みが増すような仕上がりが望ましい。
ラスト付近の展開もいったい何をしたかったのか不明すぎる。
助けたいのか、襲われたいのか、何がしたかったのだろうか。
ジプシー女に呪いについて聞きにいったが、あまり意味はなかったような気がするので、呪いを解く方法でも彼女から聞きだして、ストーリーを膨らましてもよかったのではないか。
呪いを解こうとする想いと襲われるかもしれないという恐怖が入り混じった複雑な感情を込めて欲しかった。
獣の中に潜んでいるはずの人間性を信じたいが、信じきれずに撃ち殺すものの、人間の感情が残っていた狼男は彼女を襲うつもりはなかったというようなベタな“悲劇”のような仕上がりでもよかったのではないか。
『人間と獣との境界』のようなセリフが多用されていたが、そのようなテーマに沿った仕上がりにはなっていないだろう。

鑑賞後は既に深夜だったので、月を見上げてみた。
本物の月はキレイだなと感じさせてくれるだけの映画だろうか。

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国内映画興行収入ランキング(4月3週目その4)

11位:「シャーロック・ホームズ」(ワーナー)<6週目>
【公開前個人予想】 27.5億円
【現時点での興行収入予想】 22.0億円(OP時20.0億円)
【公開規模】 271スクリーン(先週比-165スクリーン)
スクリーン数を大きく減らしている。
新作の洋画作品の公開も続くので、そろそろ終了か。
2.4千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは21.1億円弱となっている。
1週間の伸びは1.0億円程度だろうか。
20億円はなんとか突破したが、もはや大きく伸びることはないだろう。

「アリス」を除く今年公開された高額洋画作品の興行収入の動きは以下のとおり。
☆「オーシャンズ」
金3.9→09.8→13.9→17.8→19.7→21.1
☆「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
金3.7→07.9→10.4→11.8→13.0→13.8
☆「シャーロック・ホームズ」
金4.1→10.0→14.6→18.1→20.1→21.1
5週目時点では一番成績が良かったが、6週目では「オーシャンズ」に小差で敗れている。
「オーシャンズ」の興行収入は既に23億円を超えていると思われるので、「オーシャンズ」以上に伸びるかどうかが注目だったが、超えるのは無理そうだ。

ロバート・ダウニー・Jr.又はジュード・ロウが出演した主な作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年公開「ホリデイ」トータル13.3億円
OP1.8→5.5→8.2→10.3→11.8
☆08年「アイアンマン」トータル9.4億円
OP2.1→5.2→7.0→8.2→8.8→9.1→9.1
☆10年「シャーロック・ホームズ」
金4.1→10.0→14.6→18.1→20.1→21.1億円→
「アイアンマン」との対比で考えると、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は21.8億円となる。
この対比を超えそうなので、22億円が落ち着きどころだろう。

以下のような作品がライバルになるかと思ったが、どうなるだろうか。
☆08年公開「ライラの冒険 黄金の羅針盤」トータル37.5億円
先8.2(OP5.5)→15.4→20.2→24.7→28.2→31.1→32.5
☆07年公開「ナイトミュージアム」トータル35.7億円
先6.0→14.7→23.4→29.6→32.2→33.8→35.2
☆09年公開「天使と悪魔」トータル33.5億円
金3日6.8(OP5.5)→15.0→20.6→25.6→28.6→30.4
☆07年公開「オーシャンズ13」トータル32.0億円
先6.0→17.6→22.3→26.0→28.1→祝込30.0→30.8
☆08年公開「ハンコック」トータル31.0億円
先8.3→17.2→祝込23.7→26.6→28.7→29.1→29.6
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆07年公開「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
金4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8→25.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆09年公開「ナイトミュージアム2」トータル20.5億円
水5日8.2(OP3.6)→13.9→17.5→19.3→20.0
☆10年「シャーロック・ホームズ」
金4.1(2日3.3)→10.0→14.6→18.1→20.1→21.1億円→
主要作品との対比で考えると、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は21.3~23.3億円となる。
極端な伸びもないと思われるので、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は22億円程度となりそうだ。
当面は「ハムナプトラ3」トータル22.0億円辺りがライバルとなりそうだ。

「シャーロック・ホームズ」21.1億円と同程度の6週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ベンジャミン・バトン」22.3億円(トータル24.0億円)
☆「トランスフォーマー/リベンジ」21.9億円(トータル23.2億円)
<2008>
☆「地球が静止する日」23.5億円(トータル24.1億円)
☆「EARTH」21.0億円(トータル24.0億円)
☆「ハムナプトラ3」21.7億円(トータル22.0億円)
☆「スウィーニー・トッド」19.4億円(トータル20.5億円)
「EARTH」以外との対比で考えると、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は21.4~22.7億円となる。
「シャーロック・ホームズ」の興行収入は先週に引き続き22億円と予想したい。
恐らく本作公開の2週目から本作の興行収入を22億円と予想しているので、悪くはないヨミだったようだ。


12位:「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」(東宝・フジテレビ)<7週目>
【公開前個人予想】 18億円
【現時点での興行収入予想】 24億円(4週目22億円・OP~3週目20~22億円)
【公開規模】 283スクリーン
「のだめ」などが公開されたが、スクリーン数は減っていないのだろうか。
1.8千万円を週末に稼ぎ、トータルでは22.8億円となっている。
1週間の伸びは4.8千万円半ばとなっている。

同じ週に公開された「ドラえもん」と3週目まではほぼ同じ動きだったが、さすがに地力の違いをみせつけられた。
☆10年「のび太の人魚大海戦」
5.5→09.7→13.7(祝込15.3)→20.2→27.7→29.9→30.3
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」
3.9→09.7→13.8(祝込14.8)→17.7→21.0→22.3→22.8
しかし、ドラマと直結しているだけはあり、爆発力が高かった。
ドラマ鑑賞者以外には鑑賞しにくい作品だけに、伸びを懸念したが、予想以上に粘った。
春休みシーズンということもあるが、ここまで伸びが続くとは思わなかった。
初動タイプという予想はハズレだったようだ。

近年公開されたサスペンス系ドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝込34.0→祝込48.4→57.4→祝込66.6→70.5→73.8
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
5.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円(視聴率15.4%)
3.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7
☆06年「TRICK劇場版2」トータル21.0億円(03年版・視聴率15.6%)
4.3→10.0→13.9→16.9→18.8
☆08年「クロサギ」トータル17.2億円(視聴率15.7%)
2.9→07.3→10.7→13.3→15.2→16.0→16.4
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」(視聴率11.4%・11.0%)
3.9→09.7→祝込14.8→17.7→21.0→22.3→22.8億円→
「クロサギ」との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は23.9億円となる。
「HERO」「相棒」「容疑者Xの献身」との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は24.9~26.0億円となる。
24億円辺りが落ち着きどころとなるか。

漫画原作作品のうち、ゲーム性のある映画の興行収入は以下のとおり。
☆06年「DEATH NOTE」後編トータル52.0億円
OP12.2→22.8→30.8→39.1→43.2→46.3→47.7
☆09年「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」トータル44.1億円
OP8.7→21.3→27.9→32.4→38.7→40.7→祝込42.2
☆08年「20世紀少年」トータル39.5億円
OP6.3→15.6→祝24.0→28.1→32.5→34.8→祝込36.6→37.4
☆08年「L change the WorLd」トータル31.0億円(※参考)
OP5.7→14.6→19.9→24.3→26.8→28.5→29.7
☆09年「20世紀少年-第2章-最後の希望」トータル30.1億円
OP6.2→13.4→19.5→23.0→25.8→27.3
☆06年「DEATH NOTE」前編 トータル28.5億円
OP4.1→10.0→15.2→19.6→22.4→24.8
☆09年「カイジ 人生逆転ゲーム」トータル22.5億円
祝込3日5.3→10.0→14.1→17.2→19.7→20.9→祝込21.6
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」
3.9→09.7→祝込14.8→17.7→21.0→22.3→22.8億円→
「20世紀少年」、「DEATH NOTE」後編以外との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は23.8~23.8億円となる。
「20世紀少年」、「DEATH NOTE」後編との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は24.6~24.9億円となる。
やはり24億円程度が落ち着きどころか。

「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」22.8億円と同程度の7週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「沈まぬ太陽」24.3億円(トータル28.0億円)
☆「劔岳 点の記」23.1億円(トータル25.8億円)
☆「カイジ」祝込21.6億円(トータル22.5億円)
<2008>
☆「私は貝になりたい」21.0億円(トータル24.5億円)
☆「パコと魔法の絵本」21.8億円(トータル23.6億円)
☆「デトロイト・メタル・シティ」22.4億円(トータル23.4億円)
「カイジ」「デトロイト・メタル・シティ」との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は23.8~23.8億円となる。
現時点での「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は先週に引き続き24億円と予想したい。
4週目時点までは22億円という予想だったが、春休み特需を上手く考慮できなかった。
ここまでヒットすれば、本ドラマの映画化は成功といえるだろう。
サスペンスドラマの映画化の好例ということになりそうだ。
この成功を受けて“結末は映画で”という流れができてしまうかもしれない。


13位:「アバター」(20世紀フォックス)<17週目>
【公開前個人予想】 60.0億円
【現時点での興行収入予想】 155億円(14~16週目160億円、13週目まで150億円)
【公開規模】 86スクリーン(先週比-350スクリーン)
1.7千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは153.8億円弱となっている。
1週間の伸びは1.2億円弱程度だろうか。
「アリス」公開により、終焉が近づいたようだ。
4月23日にDVDが発売されるので、もう大きな伸びはないだろう。
しかし、地道に細々と稼ぎ続けそうな気もする。

週毎の伸びは以下のとおり。
OP5日14.1→2週目18.3→3週目14.3→4週目12.7→5週目10.7→
6週目12.9→7週目13.4→8週目13.2→9週目9.1→10週目7.3→
11週目6.3→12週目5.9→13週目4.5→14週目4.3→15週目3.5→
16週目2.1→17週目1.2億円となる。
ようやく息切れしてきたが、大きな下落がみられないという優秀すぎる伸びとなっている。
評判の高さ、全世界及び全米での興行収入が歴代トップになったというニュースが話題になっている効果だろうか。
アカデミー賞を獲得しなかったが、勢いは持続できていた。

ジェームズ・キャメロン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆86年公開「エイリアン2」配給収入12億円
☆91年公開「ターミネーター2」配給収入57.5億円
☆94年公開「トゥルーライズ」配給収入35億円
☆97年公開「タイタニック」トータル262億円
配給収入は興行収入の半分程度となる。
公開前には『恐らく「タイタニック」「ターミネーター2」ほどのムーブメントは起きないだろう』と予想したが、キャメロンをなめすぎていたようだ。
さすがに「タイタニック」までは届きようはなかった。

近年の興行収入100億円前後の作品は以下のとおり。
☆05年「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」トータル110.0億円
☆07年「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」トータル109.0億円
☆06年「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」トータル100.2億円
☆07年「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」トータル94.0億円
☆05年「スター・ウォーズEPⅢ」トータル91.7億円
☆06年「ダ・ヴィンチ・コード」トータル90.5億円
☆09年「ハリー・ポッターと謎のプリンス」トータル80.0億円
これらとの対比を考えるのはもはや無駄だろう。

これらではなくて、以下の作品を参考にした方がよさそうだ。
☆03年「ラストサムライ」トータル137.0億円
☆04年「ハウルの動く城」トータル196.0億円
13週目177.0→178.9→181.1→182.8→186.5→194.3
☆08年「崖の上のポニョ」トータル155.0億円
13週目147.6→祝149.2→150.6→祝込151.4→151.8
☆09年「アバター」
13週目142.7→147.0→150.5→152.6→153.8億円→
「ハウルの動く城」の数値は推定値であり、実際値とはズレがあると思われる。
「崖の上のポニョ」との対比で考えると、「アバター」の興行収入は157.0億円となる。
「ハウルの動く城」との対比で考えると、「アバター」の興行収入は161.6億円となる。
この規模になってしまっては160億円を超えることは不可能だろう。
小規模で細々と公開していき、155億円は突破するだろうか。
現時点では、「アバター」の興行収入は155億円と下方修正したい。
先週までは「アバター」の興行収入は160億円程度と予想していたが、そこまでは伸びようがない。
しかし、03年「ラストサムライ」トータル137.0億円、04年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」トータル135.0億円を楽に突破した。
次のライバルは「崖の上のポニョ」トータル155.0億円となり、これを超えるかどうかが注目となる。
さすがに、01年「賢者の石」トータル203.0億円、02年「秘密の部屋」トータル173.0億円のラインまでは伸びないだろう。


14位:「NINE」(角川・松竹)<5週目>
【公開前個人予想】 12.5億円
【現時点での興行収入予想】 7~8億円(2週目8億円、OP時6~7億円)
【公開規模】 310スクリーン(先週比-4スクリーン)
1.5千万円を週末に稼ぎ、トータルでは7.1億円弱となっている。
1週間の伸びは5.4千万円程度となりそうだ。
週末の伸びは良くないが、平日の稼ぎは悪くないようだ。
『週末には稼げなかったが、レディースデイの稼動はある程度期待したいところ』とオープニング時に書いたとおりになりそうだ。
しかし、ミュージカル映画はヒットしやすいと考えたが、派手さはあるものの、明るさのない作品であり、また単純に楽しめる作品というわけでもなく小難しさも感じられるので、大きなヒットにはならなかった。

ロブ・マーシャル監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆03年公開「シカゴ」トータル35.0億円
☆05年公開「SAYURI」トータル15.5億円
☆10年公開「NINE」
金1.6(OP1.2)→4.1→5.6→6.5→7.1億円→
3作続けてヒット作品を生み出すのは難しいようだ。

ミュージカル映画の興行収入は以下の通り。
☆01年公開「ムーランルージュ」トータル10.0億円
☆03年公開「シカゴ」トータル35.0億円
☆05年公開「オペラ座の怪人」トータル42.0億円
☆06年公開「プロデューサーズ」トータル10.0億円
OP1.2→03.6→05.3→06.5→08.1
☆07年公開「ドリームガールズ」トータル19.2億円
OP2.0→06.5→11.0→14.1→16.3
☆07年公開「ヘアスプレー」トータル10.0億円
OP1.2→03.6→05.7→06.6→07.7→08.4
☆08年公開「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」トータル20.5億円
OP4.0→09.6→14.0→16.6→18.4→19.4
☆09年公開「マンマ・ミーア!」トータル26.0億円
金4.4→10.1→15.3→19.1→22.0→24.9
☆10年公開「NINE」
金1.6→04.1→05.6→06.5→07.1億円→
これらとの対比で考えると、「NINE」の興行収入は7.9~9.2億円となる。
この下限の8億円辺りがマックスラインか。
ミュージカル映画はロングセールスになりやすいが、本作はそういうタイプの作品ではないだろう。
豪華俳優陣に期待したが、玄人向けのやや渋いキャスティングであり、日本人受けしやすいキャスティングではなかった。

「NINE」7.1億円と同程度の5週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「私の中のあなた」7.4億円(トータル8.0億円)
☆「7つの贈り物」7.7億円(トータル7.9億円)
☆「サブウェイ123激突」7.1億円(トータル7.7億円)
<2008>
☆「バンテージ・ポイント」7.6億円(トータル8.5億円)
☆「奇跡のシンフォニー」6.9億円(トータル7.5億円)
☆「ドラゴン・キングダム」6.8億円(トータル7.1億円)
これらとの対比で考えると、「NINE」の興行収入は7.3~7.9億円となる。
現時点では伸びても8億円、無難な結果だと7億円となりそうだ。
伸びは期待しにくいが、「NINE」の興行収入は先週に引き続き7~8億円と予想したい。
ミュージカル作品にも伸びるタイプとそうでない作品の見極めが必要だ。
明るいタイプ、主演の知名度が高い、アカデミー賞絡みは高い興行収入となるが、暗めの作品は同じように期待しない方がいい。
「RENT」辺りもヒットしなかったはずだ。


15位:「ハート・ロッカー」(ブロードメディア)<7週目>
【現時点での興行収入予想】 8億円(2~4週目7億円、OP時5億円)
【公開規模】 97スクリーン(先週比-13スクリーン)
オープニング時は47スクリーンだったが、アカデミー賞受賞を受けて、最大110スクリーンまで伸ばしていたものの、そろそろ縮小傾向となっている。
1.2千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは7.3億円となっている。
1週間の伸びは4.3千万円弱程度だろうか。
だいぶ勢いが弱まってきたようだ。
作風的には大ヒットできるタイプではないので、常識的な範囲に収まりそうだ。

アカデミー賞受賞作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「アメリカン・ビューティ」トータル19.6億円
☆00年公開「グラディエーター」トータル15.6億円
☆02年公開「ビューティフル・マインド」トータル19.9億円
☆03年公開「シカゴ」トータル35.0億円
☆04年公開「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」トータル103.2億円
☆05年公開「ミリオンダラー・ベイビー」トータル13.4億円
OP1.8→5.4→8.0→10.0
☆06年公開「クラッシュ」不明
☆07年公開「ディパーテッド」トータル15.6億円
OP2.9→7.1→9.9→11.7→13.0→13.8
☆08年公開「ノーカントリー」トータル3.5億円
OP0.4→01.3→01.8→02.0→02.4→02.6→02.7
☆09年公開「スラムドッグ$ミリオネア」トータル13.0億円
OP1.2→3.5→6.1→8.6→9.7→10.3→10.9
☆05年公開「アビエイター」トータル10.7億円(※参考)
OP1.6→5.0→6.9→8.4
☆07年公開「バベル」トータル20.0億円(※参考)
OP2.7→10.4→13.2→15.2→16.4→17.2→17.7
☆10年公開「ハート・ロッカー」
OP0.4→02.2→03.7→05.1→06.2→06.9→07.3億円→
これらのアカデミー賞及びアカデミー賞有力候補となった作品との対比で考えると、「ハート・ロッカー」の興行収入は8.2~9.5億円となる。
予想がなかなか難しいが、「ハート・ロッカー」の興行収入は8億円程度ではないか。
「スラムドッグ$ミリオネア」のような感動ストーリーではなく、爆弾処理というある種の戦争モノ作品はあまり日本人受けしそうもないので、大きな伸びはないと考えたい。

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国内映画興行収入ランキング(4月3週目その3)

2位:「のだめカンタービレ最終楽章 後編」(東宝・フジテレビ)<1週目>
【公開前個人予想】 44.0億円
【配給会社期待値】 60億円
【現時点での興行収入予想】 44億円
【公開規模】 410スクリーン
5.6億円(563,075,250円)というオープニングを飾った。
先週『オープニングは前編の3.9億円を上回るだろう。「ごくせん」のオープニング4.9億円、「西遊記」のオープニング2日5.2億円と同程度の5.0億円となるのではないか。「アリス」などのライバルがいるので、爆発はしないだろう』と書いたが、比較的高いオープニングとなっている。
予想したよりも、前編の鑑賞者がストーリーが気になってオープニング時に殺到しただけだろう。

前編の興行収入は以下のとおり。
☆09年「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」トータル40億円超
03.9→不明→22.1→祝29.9→32.7→35.1→36.8→37.8→38.6
☆10年「のだめカンタービレ最終楽章 後編」
05.6億円→
これとの対比で考えると、「のだめカンタービレ最終楽章 後編」の興行収入は57.4億円となるが、前編は正月公開映画であり、参考にはならない。
配給会社の期待値である60億円を超えることはないだろう。

参考になるのはシリーズモノか。
☆08年「20世紀少年-第1章-終わりの始まり」トータル39.5億円
OP6.3→15.6→祝込24.0→28.1→32.5→34.8→祝込36.6→37.4
☆09年「20世紀少年-第2章-最後の希望」トータル30.1億円
OP6.2→13.4→19.5→23.0→25.8→27.3
☆09年「20世紀少年<最終章>ぼくらの旗」トータル44.1億円
OP8.7→21.3→27.9→32.4→38.7→40.7→祝込42.2→42.7
「20世紀少年」の1章と最終章のオープニングは約1.38倍の増加となっている。
「のだめ」の場合は約1.43倍となり、ほぼ同じと考えていいだろう。
「20世紀少年」の1章と最終章のトータルは1.11倍の増加なので、同じような増加となり、「のだめ」の興行収入は44.7億円程度ではないか。

近年公開されたドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆09年「ROOKIES-卒業-」トータル85.5億円(視聴率14.8%)
12.3→33.3→48.6→60.2→67.8→73.0→76.5
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝込34.0→祝込48.4→57.4→祝込66.6→70.5→73.8
☆08年「花より男子F」トータル77.5億円(視聴率05年19.7%、07年21.7%)
10.1→26.2→37.9→祝込48.5→54.5→60.3→64.6
☆06年「LIMIT OF LOVE/海猿」トータル71.0億円(視聴率13.1%)
09.7→23.5→35.5→45.1→52.8→58.3→62.5
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
05.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆07年「西遊記」トータル43.7億円(視聴率22.8%)
祝3日7.9(5.2)→13.1→19.3→25.1→30.0→36.3→39.3
☆09年「ごくせん THE MOVIE」トータル34.8億円(視聴率22.6%)
04.9→祝込13.1→17.5→22.5→26.0→30.2→32.4
☆10年「のだめカンタービレ最終楽章 後編」
05.6億円→
「容疑者Xの献身」「西遊記」以外との対比で考えると、「のだめカンタービレ最終楽章 後編」の興行収入は38.9~45.2億円となる。
前編との対比では高いオープニングに思えるが、これらとの比較では40億円前後が落ち着きどころとなることが分かる。
「アリス」などがあったことことも影響しているだろうが、現時点では40億円台という予想でよいのではないか。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「クローズZEROⅡ」トータル30.2億円(オープニング5.7億円)
☆「おっぱいバレー」トータル5.3億円(オープニング0.8億円)
<2008>
☆「少林少女」トータル15.1億円(オープニング1.9億円)
☆「砂時計」トータル10.0億円(オープニング1.2億円)
これらとの対比で考えると、「のだめカンタービレ最終楽章 後編」の興行収入は29.7~46.7億円となる。
実は「クローズZEROⅡ」と同程度のオープニングだったようだ。

「のだめカンタービレ最終楽章 後編」5.6億円と同程度のオープニングは以下のとおり。
<2009>
☆「ごくせん THE MOVIE」4.9億円(トータル34.8億円)
☆「クローズZEROⅡ」5.7億円(トータル30.2億円)
☆「20世紀少年-第2章-最後の希望」6.2億円(トータル30.1億円)
<2008>
☆「容疑者Xの献身」5.4億円(トータル49.2億円)
☆「ザ・マジックアワー」5.1億円(トータル39.2億円)
☆「L change the WorLd」5.7億円(トータル31.0億円)
「容疑者Xの献身」以外との対比で考えると、「のだめカンタービレ最終楽章 後編」の興行収入は27.2~43.0億円となる。
「容疑者Xの献身」との対比で考えると、「のだめカンタービレ最終楽章 後編」の興行収入は51.0億円となる。
30億円程度のオープニングとも思えるが、今週は「アリス」などの公開もあった。
さらにGWが待ち受けている。
前編の40億円という実績もあるので、楽観視していいだろう。
「のだめカンタービレ最終楽章 後編」の興行収入は公開前の予想どおり、前編の1割増の44.0億円という予想にしておきたい。
評価は悪くないようなので、ある程度期待に応えてくれるものと思いたい。


5位:「シャッターアイランド」(パラマウント)<2週目>
【公開前個人予想】 28.0億円
【現時点での興行収入予想】 15~16億円
【公開規模】 444スクリーン(先週比+2スクリーン)
1.8億円半ばを稼ぎ、トータルでは8.3億円弱となっている。
1週間の伸びは4.8億円半ば程度だろうか。
“謎”が気になるタイプの作品なので、伸びは悪くない。
しかし、評価が良くないことから、この伸びがいつまで続くかが注目となる。

レオナルド・ディカプリオ主演映画の興行収入は以下の通り。
☆03年公開「ギャング・オブ・ニューヨーク」トータル30.0億円
☆03年公開「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」トータル29.0億円
☆05年公開「アビエイター」トータル10.7億円
OP1.6→5.0→6.9→8.4
☆07年公開「ディパーテッド」トータル15.6億円
OP2.9→7.1→9.9→11.7→13.0→13.8
☆07年公開「ブラッド・ダイヤモンド」トータル9.9億円
OP1.5→4.2→6.2→07.5→08.9→09.4
☆08年公開「ワールド・オブ・ライズ」トータル8~9億円
OP1.1→不明→6.0→祝込7.6→8.2
☆09年公開「レボリューショナリー・ロード」トータル3.8億円
OP0.8→2.4→3.2→03.5→03.7→03.7
☆10年公開「シャッターアイランド」
金3日3.4→8.3億円→
主要作品との対比で考えると、「シャッターアイランド」の興行収入は17.8~19.6億円となる。
評価も良くないことから20億円を超えるロングヒットにはならないと思われる。
10億円台後半が落ち着きどころか。
「ディパーテッド」トータル15.6億円が当面のライバルとなりそうだ。

事件モノや不可思議なストーリーも参考になると思ったが、このようなビッグヒットにはなりそうもない。
☆09年公開「天使と悪魔」トータル33.5億円
金3日6.8(OP5.5)→15.0→20.6→25.6→28.6→30.4
☆02年公開「バニラスカイ」トータル33.2億円
☆06年公開「フライトプラン」トータル31.2億円
OP2日6.0→14.4→20.4→24.8→28.0
☆01年公開「アンブレイカブル」トータル29.4億円
☆02年公開「パニックルーム」トータル25.0億円
☆09年公開「ベンジャミン・バトン数奇な人生」トータル24.0億円
OP3.2→10.4→15.0→18.7→20.8→22.3
☆04年公開「コラテラル」トータル22.0億円
☆00年公開「ファイトクラブ」トータル19.8億円
☆04年公開「ヴィレッジ」トータル17.0億円
☆09年「チェンジリング」トータル12.8億円
金2.3→06.5→09.1→11.0→12.1→12.4
☆10年公開「シャッターアイランド」
金3日3.4→8.3億円→
これらとの対比で考えると、「シャッターアイランド」の興行収入は16.3~19.2億円となる。
良作ならば強気になれるが、あの内容では20億円を超えるとは言えない。
やはり10億円台後半というところか。

「シャッターアイランド」8.3億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「HACHI」8.8億円(トータル19.7億円)
☆「ワルキューレ」7.7億円(トータル12.5億円)
<2008>
☆「セックス・アンド・ザ・シティ」7.1億円(トータル18.0億円)
☆「ハプニング」7.0億円(トータル12.3億円)
これらとの対比で考えると、「シャッターアイランド」の興行収入は13.5~21.0億円となる。
“謎”があるタイプの作品の興行収入は大したオチではないと、伸びを欠くのではないか。
現時点では先週に引き続き、「ディパーテッド」トータル15.6億円と同程度の15~16億円と予想したい。
一般受けしそうなテイストを信じて、公開前には期待を高めすぎたが、レオとスコセッシのタッグならば、この辺りとなるのではないか。


6位:「第9地区」(ワーナー・GAGA)<2週目>
【公開前個人予想】 12.0億円
【現時点での興行収入予想】 10億円(OP時11~12億円)
【公開規模】 205スクリーン(先週比+1スクリーン)
9.4千万円を週末に稼ぎ、トータルでは4.1億円半ばとなっている。
1週間の伸びは2.5億円程度だろうか。
公開規模があまり大きくないので爆発はしていないが、評価は悪くないのでしばらく粘るのではないか。
先週のオープニング1.7億円から4割以上急落しているが、今週は新作ラッシュだったので、仕方がない。

“エイリアン”や“謎”がありそうな作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「地球が静止する日」トータル24.1億円
金4.6→不明→17.6→20.7→22.7→23.5
☆08年「ハプニング」トータル12.3億円
金3日2.8→7.0→9.4→11.4→12.1
☆08年「イーグル・アイ」トータル12.2億円
OP2.5→06.4→10.0→11.6
☆08年「クローバーフィールド/HAKAISHA」トータル12.1億円
OP2.6→6.2→8.3→9.9→11.5
☆09年「ノウイング」トータル10.2億円
金3日2.9→6.1→8.2→9.3
☆06年「トゥモロー・ワールド」トータル10.0億円
OP1.6→3.0→4.1
☆10年「第9地区」
OP1.7→4.2億円→
「トゥモロー・ワールド」以外との対比で考えると、「第9地区」の興行収入は7.0~8.2億円となる。
「トゥモロー・ワールド」との対比で考えると、「第9地区」の興行収入は14.0億円となる。
悪くとも8億円、伸びれば10億円台となりそうだ。
口コミで伸びそうな上に、GWもあるので、10億円台は不可能ではない。

「第9地区」4.2億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「グラン・トリノ」4.6億円(トータル11.0億円)
☆「チェ28歳の革命」4.0億円(トータル9.0億円)
☆「私の中のあなた」3.9億円(トータル8.0億円)
☆「サブウェイ123激突」4.3億円(トータル7.7億円)
<2008>
☆「P.S.アイラヴユー」4.4億円(トータル11.0億円)
☆「バンテージ・ポイント」4.1億円(トータル8.5億円)
GWがあるので、比較的伸びがある作品をチョイス。
これらとの対比で考えると、「第9地区」の興行収入は7.5~10.5億円となる。
現時点では8億円程度という動きだが、様々な特殊要因があるので、少々楽観視したい。
評価面及び時期面を踏まえて、ある程度の伸びを期待できるので、「第9地区」の興行収入は10億円と予想したい。
先週は11~12億円という予想だったが、ここまではさすがに伸びないか。
「クローバーフィールド/HAKAISHA」トータル12.1億円までは伸びて欲しかったが、厳しいか。
目新しいタイプの作品の興行収入がこの辺りとなれば、今後の参考になりそうだが。


7位:「ダーリンは外国人」(東宝)<2週目>
【公開前個人予想】 9.5億円
【現時点での興行収入予想】 7~8億円(OP時8~9億円)
【公開規模】 250スクリーン
7.2千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは3.1億円半ばとなっている。
1週間の伸びは1.9億円程度だろうか。
週末の稼ぎがやや悪かったが、強敵の新作公開があったためだろう。

人気の漫画が原作ではあるが、ラブストーリー関連作品が参考になるか。
かなりテイストは異なるが、問題はないだろう。
☆07年「恋空」トータル39.0億円(新垣)
OP4.8→13.1→19.7→26.0→29.7→32.3→34.1
☆09年「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円(井上)
OP2.8→7.8→13.0→16.0→祝18.5→19.5→20.3
☆08年「赤い糸」トータル11.5億円(南沢)
OP1.0→不明→6.6→祝8.8→9.7→10.5→10.7
☆08年「砂時計」トータル10.0億円(夏帆・松下)
OP1.2→祝6.0→7.2→8.3→9.1→09.5→09.7
☆06年「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円(宮崎)
OP1.2→2.4→5.1→6.3
☆06年「シュガー&スパイス/風味絶佳」トータル7.5億円(沢尻)
OP1.0→3.4→4.9→5.8
☆07年「そのときは彼によろしく」トータル4.6億円(長澤)
OP0.9→2.3→3.3→3.8→04.2→04.4
☆10年「誰かが私にキスをした」(堀北)
OP0.5→1.5億円→
☆10年「ダーリンは外国人」
OP1.2→3.2億円→
「砂時計」「ただ、君を愛してる」以外との対比で考えると、「ダーリンは外国人」の興行収入は6.4~9.5億円となる。
二桁を超えるのは不可能か。
「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円、「シュガー&スパイス/風味絶佳」トータル7.5億円辺りを超えたいところだ。

コメディテイストもありそうなので、以下の作品も参考になる。
☆07年「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式 」トータル9.3億円
祝込3日2.2(2日1.4)→4.3→6.3→7.8
☆08年「ハンサム★スーツ」トータル8.6億円
祝込3日2.1(2日1.5)→3.9→5.6→6.7→7.6→8.1
☆10年「ダーリンは外国人」
OP1.2→3.2億円→
主要作品との対比で考えると、「ダーリンは外国人」の興行収入は6.9~7.1億円となる。
GWもあるので、この対比を超える7~8億円辺りとなるのではないか。

「ダーリンは外国人」3.2億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「火天の城」3.5億円(トータル9.3億円)
☆「誰も守ってくれない」3.4億円(トータル6.4億円)
☆「真夏のオリオン」3.0億円(トータル5.7億円)
<2008>
☆「まぼろしの邪馬台国」3.5億円(トータル9.5億円)
☆「イキガミ」3.8億円(トータル8.0億円)
☆「僕の彼女はサイボーグ」3.8億円(トータル7.0億円)
これらとの対比で考えると、「ダーリンは外国人」の興行収入は5.9~8.7億円となる。
通常では6~7億円程度となりそうな動きだが、GWがあるので、楽観視したい。
今週は強力なライバル作品の公開という影響もあっただろう。
「ダーリンは外国人」の興行収入は7~8億円と予想したい。
先週は8~9億円だったが、9億円までは伸びないか。
「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式 」トータル9.3億円、「ハンサム★スーツ」トータル8.6億円をやや下回りそうだ。
大規模ではないコメディ作品はこの程度となりそうだ。


8位:「ソラニン」(アスミック)<3週目>
【公開前個人予想】 6.5億円
【現時点での興行収入予想】 7億円
【公開規模】 108スクリーン
3.9千万円を週末に稼ぎ、トータルでは3.4億円半ばとなっている。
1週間の伸びは9.1千万円弱程度だろうか。
驚くような勢いはないが、引き続き、ある程度のロングセールスが見込めそうだ。

宮崎あおい主演作品の興行収入は以下の通り。
☆05年「NANA」トータル40.3億円
☆06年「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円
OP1.2→2.4→5.1→6.3
☆07年「初雪の恋/ヴァージン・スノー」トータル1.7億円見込み
☆08年「陰日向に咲く」トータル19.5億円
OP2.4→7.2→祝込11.8→14.2→16.3→17.8
☆09年「少年メリケンサック」トータル10.2億円
OP2.0→5.0→7.3→8.6
☆10年「ソラニン」
OP0.9→2.6→3.5億円→
これらとの対比で考えると、「ソラニン」の興行収入は4.9~5.8億円となる。
通常の伸びでは5~6億円となるが、ロングセールスになれば7~8億円程度が見込めそうだ。

音楽を題材にした映画の興行収入は以下の通り。
☆05年「NANA」トータル40.3億円
OP5.4→不明→21.8→28.5→32.1
☆08年「デトロイト・メタル・シティ」トータル23.4億円
OP3.5→10.2→14.5→祝込18.2→20.1→21.7
☆06年「NANA2」トータル12.5億円
OP1.7→4.7→7.0→8.9→祝込11.0→11.7
☆06年「タイヨウのうた」トータル10.5億円
☆09年「少年メリケンサック」トータル10.2億円
OP2.0→5.0→7.3→8.6
☆10年「BANDAGE」トータル6億円程度か
OP1.3→3.0→4.2→5.6→5.7
☆10年「ソラニン」
OP0.9→2.6→3.5億円→
主要作品との対比で考えると、「ソラニン」の興行収入は5.6~6.5億円となる。
果たして「BANDAGE」辺りは超えることはできるだろうか。

近年アスミックエース配給で10億円を超えた作品は以下の通り。
☆06年「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」トータル18.0億円(規模243館)
OP3.0→8.2→11.0→13.0→15.0
☆03年「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」トータル15.0億円
☆04年「ピンポン」トータル14.0億円
☆06年「博士の愛した数式」トータル12.0億円(規模208館)
OP1.2→3.7→5.9→7.6→8.7
☆10年「サヨナライツカ」(規模180館)
OP1.3→4.4→6.7→8.5→9.0→9.6
☆10年「ソラニン」
OP0.9→2.6→3.5億円→
「木更津キャッツアイワールドシリーズ」「博士の愛した数式」との対比で考えると、「ソラニン」の興行収入は5.7~7.1億円となる。
「サヨナライツカ」「博士の愛した数式」のようなヒットにはならないと思うが、どうなるだろうか。

公開時200館未満の公開規模における高額興行収入作品は以下のとおり。
☆09年「ドロップ」トータル19.5億円(公開時:140館)
祝込3日2.5→7.0→11.6→14.5→16.1→17.1→18.0
☆09年「60歳のラブレター」トータル7.9億円(公開時:189館)
OP1.0→2.9→4.6→5.9→6.9
☆08年「明日への遺言」トータル6.0億円(公開時:196館)
OP0.8→2.4→不明→4.4→4.9
☆08年「アフタースクール」トータル5.5億円(公開時:72館)
OP0.7→2.0→3.0→3.6→4.1
☆07年「めがね」トータル5.0億円(公開時:72館)
祝込3日0.8→1.7→2.6→3.3
☆07年「僕は妹に恋をする」トータル5.0億円(公開時:76館)
OP0.8→2.1→3.0→祝込3.7
☆08年「西の魔女が死んだ」トータル4.5億円(公開時:159館)
OP0.5→1.6→2.4→3.1→3.6
☆10年「ソラニン」(公開時:108館)
OP0.9→2.6→3.5億円→
これらとの対比で考えると、「ソラニン」の興行収入は5.8~6.7億円となる。
ロングセールスは見込めるが、極端なほどの爆発的ヒットにはならないだろう。
公開規模が拡大しない限り、現時点では「ソラニン」の興行収入は先週に引き続き7億円と予想したい。


9位:「映画 プリキュアオールスターズDX 2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!」(東映・テレビ朝日)<5週目>
【公開前個人予想】 9.5億円
【現時点での興行収入予想】 12億円(3~4週目13億円、OP~2週目11.0億円)
【公開規模】 157スクリーン(先週比-5スクリーン)
2.8千万円を週末に稼ぎ、トータルでは10.7億円半ばとなっている。
1週間の伸びは4.5千万円弱程度だろうか。
春休みシーズン終了や他のライバル作品の公開ということもあり、そろそろ勢いが落ちてきたか。
それでも10億円を余裕で超えてきた。
本シリーズのアニメ番組を一度も観ていないが、新番組が始まり、勢いが上昇しているような気がしたので、他のシリーズ作品よりも高い成績となっているのだろうか。

関連作品の興行収入は以下の通り。
☆05年「ふたりはプリキュア Max Heart」トータル8.5億円
OP1.9→3.5→5.4→7.3→7.8
☆05年「ふたりはプリキュア MaxHeart2 雪空のともだち」トータル5.7億円
OP1.2→不明→3.1
☆06年「ふたりはプリキュア Splash Star チクタク危機一髪!」トータル3.0億円
OP0.56
☆07年「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」トータル8.0億円
OP1.7→3.7→5.6→6.5→7.1
☆08年「Yes!プリキュア5 GoGo!お菓子の国のハッピーバースデイ♪」トータル7.9億円
OP1.6→3.4→4.8→6.2→6.8
☆09年「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円
3日2.4(2日1.4)→5.1→7.6→8.6→9.0
☆09年「フレッシュプリキュア!おもちゃの国は秘密がいっぱい!?」トータル8.0億円
OP1.7→3.8→5.1→5.9→6.9→7.2
☆10年「オールスターズDX2希望の光☆レインボージュエルを守れ!」
3日3.2→6.0→9.0→10.3→10.8億円→
最近の作品との対比で考えると、本作の興行収入は12.1~12.5億円となる。
「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円を超えており、シリーズ最大のヒットとなったのではないか。
本シリーズは急激に勢いを無くすという特徴もあるが、12億円程度までは伸びてきそうだ。
GWに最後の稼ぎをすると思われるので、現在の伸びは悪くても、もうちょっとは稼ぐだろう。

なお、10億円前後のアニメ作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「劇場版 MAJOR」トータル10.5億円見込み<年末公開>
OP1.5→2.6→不明→7.7→祝込9.6→10.0
☆09年「NARUTO-ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者」トータル10.2億円
OP1.9→4.7→7.4
☆09年「映画クレヨンしんちゃん」トータル10.0億円
OP1.7→3.5→5.9→9.2→9.6
☆08年「ONE PIECE」トータル9.2億円
OP1.6→3.4→4.7→6.1→7.5
☆07年「ONE PIECE」トータル9.0億円
OP1.6→3.5→4.7→不明→7.5
☆10年「オールスターズDX2希望の光☆レインボージュエルを守れ!」
3日3.2→6.0→9.0→10.3→10.8億円→
これらとの対比で考えると、本作の興行収入は11.3~13.2億円となる。
人気が上昇しているので、今後は「NARUTO-ナルト-」「クレヨン」を超えるシリーズに育つかもしれない。

これらを踏まえて、「映画 プリキュアオールスターズDX 2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!」の興行収入は12億円と予想したい。
勢いは悪いが、GWがあるので、12億円までは伸びてもおかしくはない。
先週までは13億円と予想したが、勢いがやはり止まってしまったようなので下方修正したい。
春休みの急上昇を高く加味しすぎてしまったか。


10位:「映画ドラえもん のび太の人魚大海戦」(東宝・テレビ朝日)<7週目>
【公開前個人予想】 30億円
【現時点での興行収入予想】 31億円後半(OP~5週目33億円)
【公開規模】 317スクリーン(先週比-49スクリーン)
同じく東宝系のアニメ「コナン」「クレヨン」が公開されても、意外とスクリーン数は減っていない。
2.8千万円を週末に稼ぎ、トータルでは30.3億円となっている。
1週間の伸びは4.3千万円弱程度だろうか。
なんとか30億円を突破したようだ。

1週間の伸びは以下のとおり。
OP5.5→2週目4.2→3週目4.0→4週目6.4→5週目7.5→
6週目2.2→7週目0.4億円となっている。
春休みシーズン終了及び、「コナン」「クレヨン」「アリス」などの公開に伴い、本作品の勢いはほぼ止まった。

「映画ドラえもん」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆00年「のび太の太陽王伝説」 トータル30.5億円
☆01年「のび太と翼の勇者たち」トータル30.0億円
☆02年「のび太とロボット王国」トータル23.1億円
☆03年「のび太とふしぎ風使い」トータル25.4億円
☆04年「のび太のワンニャン時空伝」トータル30.5億円
☆05年 なし
☆06年「のび太の恐竜2006」トータル32.8億円
4.3→09.0→12.7→18.0→25.9→30.3→31.5
☆07年「のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い」トータル35.4億円
5.6→10.5→17.3→26.1→32.1→33.3→33.8
☆08年「のび太と緑の巨人伝」トータル33.7億円
5.2→09.5→15.3→22.8→30.1→31.7→32.2
☆09年「新・のび太の宇宙開拓史」トータル24.5億円
3.7→07.0→11.1→15.9→21.7→23.0→23.3
☆10年「のび太の人魚大海戦」
5.5→09.7→13.7→20.2→27.7→29.9→30.3億円→
本作は30周年記念作品となっている。
そのためか、07年に匹敵する高いオープニングを記録している。
06年~09年との対比で考えると、「のび太の人魚大海戦」の興行収入は31.6~31.9億円となる。
30億円ライン突破はみえたが、06年~08年の30億円半ばの水準には戻れそうもない。
「のび太と緑の巨人伝」トータル33.7億円、「のび太の恐竜2006」トータル32.8億円と同程度の33億円が落ち着きどころとなるかと思い、先々週までは『33億円程度が落ち着きどころと予想したい』と書いたが、31億円後半辺りが落ち着きどころのようだ。
しかし、去年の低迷から脱したことは評価できるのではないか。

その他のアニメシリーズとの比較は以下のとおり
☆08年「ポケモン ギラティナと氷空の花束 シェイミ」トータル48.0億円
祝3日10.2→18.5→26.9→33.3→39.9→43.3→45.8→46.4
☆09年「ポケモン アルセウス 超克の時空へ」トータル45.8億円
祝3日09.8→17.8→26.4→32.5→38.7→42.1→44.3
☆09年「コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」トータル35.0億円
5.9→12.5→20.1→29.5→31.6→32.9→33.8
☆10年「のび太の人魚大海戦」
5.5→09.7→13.7→20.2→27.7→29.9→30.3億円→
これらとの対比で考えると、「のび太の人魚大海戦」の興行収入は31.3~31.8億円となる。
やはり、31億円後半辺りが落ち着きどころのようだ。
30周年記念作品としてはやや物足りないが、30億円を突破すれば一応合格というところか。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(4月4週目新作予想)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

「タイタンの戦い」(ワーナー)
<313館程度にて順次公開予定(もっと多いかも)>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【鑑賞度】 ○(3D用作品ではないので、無理に3Dを観るかは検討中)

【監督】 ルイ・レテリエ
「トランスポーター」シリーズや「インクレディブル・ハルク」(トータル1.8億円見込み)を手掛けている。
大作アクションを手掛けているようだが、監督としての知名度には欠ける。

【キャスティング】 サム・ワーシントン、リーアム・ニーソン
サム・ワーシントンは「ターミネーター4」(トータル33.2億円)、「アバター」によって、アクションスターとしての地位を高めつつある。
一流のスターにはまだまだ及ばないが、知名度はそれなりに高まっているはずだ。

【題材】 「アクション」「ファンタジー」「神話」「歴史モノ」
「神話」などを扱っており、「ファンタジー」とは異なりそうだが、一応参考にしたい。
☆08年公開「ライラの冒険 黄金の羅針盤」トータル37.5億円
先8.2(OP5.5)→15.4→20.2→24.7→28.2→31.1→32.5
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆05年公開「エラゴン/遺志を継ぐ者」トータル18.7億円
OP2.5→6.4→9.7→15.1→17.0→17.9
☆10年公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」トータル14億円見込み
金3.7→7.9→10.4→11.8→13.0→13.8→
ファミリー向け作品ではないので、30億円を超えるようなイメージがない。
題材、作品のテイスト、主演などを踏まえると、20億円も怪しいが、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」辺りは超えても不思議はない。

以下のような歴史モノ作品も参考になりそうだ。
☆09年「レッドクリフ PartⅡ」トータル55.5億円
金3日8.6(2日6.7)→21.5→30.3→39.0→47.7→50.7→52.5
☆08年「レッドクリフ Part I」トータル50.5億円
祝3日9.6(2日6.7)→17.7→25.2→31.6→37.4→41.1→43.9
☆04年「トロイ」トータル42.0億円
☆03年「HERO」トータル40.5億円
☆00年「グラディエーター」トータル15.6億円
☆07年「300<スリーハンドレッド>」トータル15.6億円
先4.1→8.8→11.6→13.3→14.4
☆02年「スコーピオン・キング」トータル10.5億円
☆08年「紀元前1万年」トータル10.1億円
OP1.6→5.6→8.3→9.3→9.7→9.9
☆07年「ベオウルフ/呪われし勇者」トータル8.3億円
OP2.0→4.6→6.2→7.1→不明→8.0
ヒットすれば40~50億円を狙える題材ではあるが、本作は大ヒットを期待できないので、10~15億円程度が落ち着きどころとなるのではないか。
公開時期が似ている「紀元前1万年」トータル10.1億円は超えるのではないか。
個人的なイメージでは「300<スリーハンドレッド>」トータル15.6億円が一番参考になりそうな気がする。
3D単価込みで、「300<スリーハンドレッド>」と同程度というところか。

【予告編・TVCM】 量・多/デキ・やや良
派手なアクションが期待できるような内容になっている。
期待以上ではないかもしれないが、期待を裏切ることもないだろう。

【支持基盤・ターゲット】 「アクションファン」「20~30歳代の男女」
ファミリー向けにしては、やや堅いイメージがあり、小さな子どもには向かない。
デートムービーとしてもそれほど向かないか。
したがって、ビッグヒットにはならないだろう。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「レッドクリフPartⅡ」トータル55.5億円(オープニング2日6.7億円)
☆「スラムドッグ$ミリオネア」トータル13.0億円(オープニング1.2億円)
☆「グラン・トリノ」トータル11.0億円(オープニング1.3億円)
☆「バーン・アフター・リーディング」トータル6.5億円(オープニング2日1.1億円)
<2008>
☆「クローバーフィールド」トータル12.0億円(オープニング2.6億円)
☆「大いなる陰謀」トータル6.2億円(オープニング2日1.2億円)
☆「紀元前1万年」トータル10.1億円(オープニング1.6億円)
☆「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円(オープニング1.3億円)
「紀元前1万年」トータル10.1億円は超えそうだ。

【評価・予想】 15.5億円(オープニング3日3.5億円)
製作費125百万ドルの大作映画。
もともとは3D用に撮影されたわけではなかったが、「アバター」のヒットを受けて強引に3D化させたらしい。
アメリカ国内では現時点で133百万ドルを稼ぎ、大ヒットとなっている。

上述のとおり、「紀元前1万年」トータル10.1億円を超えて、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」トータル14億円見込み、「300<スリーハンドレッド>」トータル15.6億円、「グラディエーター」トータル15.6億円辺りと同程度と考えたい。
これらを踏まえて、3D単価込みで「タイタンの戦い」の興行収入は15.5億円という予想にしたい。
金曜日からのオープニング3日は3.5億円というところか。
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の3日間のオープニングは3.7億円だが、そこまで高くはないような気がする。


「ウルフマン」(東宝東和)
<297館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【鑑賞度】 △(観る予定だが、全く期待していない)

【監督】 ジョー・ジョンストン
「ジュマンジ」「遠い空の向こうに」「ジュラシック・パークⅢ」(トータル51.3億円)などを手掛けているが、知名度はまったく高くないと思われる。
「ジュラシック・パークⅢ」の監督というキャリアが本作の興行収入に与える影響はないだろう。

【キャスティング】 ベニチオ・デル・トロ、アンソニー・ホプキンス、エミリー・ブラント
ベニチオ・デル・トロは「チェ」2部作など、アンソニー・ホプキンスはレクターシリーズなどでヒット作品を生み出しているが、どちらも自分の名前で観客を呼べるタイプではない。
題材が良ければこのキャスティングでもヒットもできるが、本作ではヒットは望みにくいだろう。

【題材】 「古典ホラー」「リメイク」
04年「ヴァン・ヘルシング」(トータル28.0億円)のような仕上がりにすれば、ヒットを期待できるのが、このような暗めで地味でマジメな古典ホラーは好まれないはずだ。
07年「アイ・アム・レジェンド」(トータル43.1億円)のウィル・スミスのようなスターが出演しているわけでもない。

「ホラー」「サスペンスホラー」「吸血鬼モノ」などが参考になるか。
☆07年「バイオハザードⅢ」トータル28.5億円
OP6.0→14.5→19.4→23.5→25.7→26.2
☆08年「ハプニング」トータル12.3億円
金3日2.8→7.0→9.4→11.4→12.1
☆08年「クローバーフィールド」12.0億円
OP2.6→6.2→8.3→9.9→11.5
☆07年「AVP2エイリアンズVS.プレデター」トータル10.7億円
不明→7.3→8.9→10.0→10.5
☆07年「ベオウルフ」トータル8.3億円
OP2.0→4.6→6.2→7.1→不明→8.0
☆10年公開「ダレン・シャン」トータル6億円見込み
金1.4→3.7→05.4→06.0億円→
☆06年「サイレントヒル」トータル5~6億円
☆09年「THE 4TH KIND フォース・カインド」トータル5~6億円
金3日1.1(0.8)→2.9→3.9→4.7→5.2
☆10年「パラノーマル・アクティビティ」トータル5~6億円
OP1.0→2.6→4.0→4.8
☆08年「ミラーズ」トータル4.1億円
不明→2.5→不明→3.9
☆08年「ミスト」トータル3.6億円
OP0.8→2.0→2.7→3.2→3.4
☆09年「トワイライト~初恋~」トータル3.5億円見込み
OP0.7→1.8→2.5
06年「オーメン」や09年「13日の金曜日」のリメイクなどの興行収入が不明だが、ヒットはしていない。
このデータを見る限りでは、5~6億円辺りが落ち着きどころか。
「ベオウルフ」トータル8.3億円を下回るのではないか。
「THE 4TH KIND フォース・カインド」辺りは超えたいところだ。

【予告編・TVCM】 量・多/デキ・普
デキ自体はそれほど悪くないが、古典的な題材であり、しかも雰囲気が暗すぎて、日本人向けとは思えない。
新味も期待できず、ヒットを望みにくい。

【支持基盤・ターゲット】 「ホラーファン」「年配男性?」
R15指定。
ゴールデンウィーク中に公開して、誰が見るのだろうかという作品。
公開時期を間違えていないか。
もっとも、いつ公開しても鑑賞する者は少ないだろう。
コケるのは間違いない作品。
メイクアップの天才であるリック・ベイカーが手掛けているので、そのような面に興味がある者が鑑賞しそうだ。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「レッドクリフPartⅡ」トータル55.5億円(オープニング2日6.7億円)
☆「スラムドッグ$ミリオネア」トータル13.0億円(オープニング1.2億円)
☆「グラン・トリノ」トータル11.0億円(オープニング1.3億円)
☆「バーン・アフター・リーディング」トータル6.5億円(オープニング2日1.1億円)
<2008>
☆「クローバーフィールド」トータル12.0億円(オープニング2.6億円)
☆「大いなる陰謀」トータル6.2億円(オープニング2日1.2億円)
☆「紀元前1万年」トータル10.1億円(オープニング1.6億円)
☆「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円(オープニング1.3億円)
「バーン・アフター・リーディング」以下の可能性もありそうだ。

【評価・予想】 5.5億円(オープニング3日1.3億円)
製作費150百万ドルの超大作映画だが、撮り直しなどで紆余曲折があって費用が重なった模様。
アメリカ国内では62百万ドルを稼いでおり、制作費を無視すれば極端にコケているわけではない。

東京都内でも有数の映画館・有楽町の日劇1(座席数944)で公開するようだが、日劇1で公開された作品のうち、最低レベルになるのではないかと予想したい。
日劇1で公開された記憶があり、興行収入が振るわなかったのは「デジャヴ」トータル8.9億円、「大いなる陰謀」トータル6.2億円、「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」トータル4.6億円辺りとなる。
一応アクションホラーなので、「デジャヴ」トータル8.9億円以下、「大いなる陰謀」トータル6.2億円と同程度、「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」トータル4.6億円以上と考えたい。

上述の「ベオウルフ」トータル8.3億円を下回り、「THE 4TH KIND フォース・カインド」トータル5~6億円辺りは超えたいという分析に近い数字だ。
したがって、「ウルフマン」の興行収入は5.5億円と予想したい。
これ以上コケるリスクもありそうだが、一応GW公開作品であり、「アリス」などが満席で閉め出された観客が間違ってみてしまうこともあるだろう。
オープニングは低そうだ。
「大いなる陰謀」との対比で考えて、金曜日からの3日間で1.3億円、土日では1.0億円程度だろうか。

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国内映画興行収入ランキング(4月3週目その2)

1位:「アリス・イン・ワンダーランド」(ディズニー)<1週目>
【公開前個人予想】 60.0億円
【現時点での興行収入予想】 100億円
【公開規模】 855スクリーン(3D459、2D396スクリーン)
13億1千万円半ば(1,316,539,200円)という凄まじいオープニングを飾った。
先週『オープニングは「レッドクリフPartⅡ」対比で考えると7.5億円程度だろうか』と書いたので、当然ながら的外れとなっている。
シリーズ作品や結末などが気になるタイプの作品ではないので、100億円級のビッグヒットにはならないと踏んだが、知名度が高い題材、監督・主演であり、観客層の幅が広い作品なので、このようなヒットになったのだろうか。
もちろん、大作3D作品という目玉もあっただろう。

ティム・バートン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「スリーピー・ホロウ」トータル19.0億円
☆01年公開「猿の惑星」トータル45.0億円
☆04年公開「ビッグ・フィッシュ」10億円未満
☆05年公開「チャーリーとチョコレート工場」トータル53.5億円
OP4.7→15.4→24.0→30.8→38.2→42.3
☆05年公開「コープス・ブライド」トータル10.0億円
OP1.8→04.5
☆08年公開「スウィーニー・トッド」トータル20.5億円
OP4.0→09.6→14.0→16.6→18.4→19.4
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」
OP13.2億円→
「コープス・ブライド」「スウィーニー・トッド」との対比で考えると、「アリス・イン・ワンダーランド」の興行収入は67.7~73.3億円となる。
「チャーリーとチョコレート工場」との対比で考えると、「アリス・イン・ワンダーランド」の興行収入は150.3億円となる。
評価はそれほど高くはないので、さすがに150億円のロングヒットにはならないだろう。
しかし、80億円辺りのラインは突破しそうだ。
100億円突破できるかどうかが注目となりそうだ。

ジョニー・デップ主演作品の主な興行収入は以下のとおり。
☆03年公開「パイレーツ・オブ・カリビアン」トータル68.0億円
☆05年公開「ネバーランド」トータル11.0億円
☆05年公開「チャーリーとチョコレート工場」トータル53.5億円
OP4.7→15.4→24.0→30.8→38.2→42.3
☆06年公開「パイレーツ・オブ・カリビアン/チェスト」トータル100.2億円
先19.2→37.5→52.2→63.7→78.8→86.5→90.6
☆07年公開「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド」トータル109.0億円
金19.4(2日14.7)→44.0→61.4→74.5→83.7→90.9→96.2
☆08年公開「スウィーニー・トッド」トータル20.5億円
OP4.0→09.6→14.0→16.6→18.4→19.4→20.1
☆09年公開「パブリック・エネミーズ」
OP1.5→03.8→05.6→06.5
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」
OP13.2億円→
「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」との対比で考えると、「アリス・イン・ワンダーランド」の興行収入は97.9億円となる。
現時点では、まだ100億円を超えるとは言い切れないが、夏場までは強敵不在の状況であり、評価は高くないものの、100億円突破は不可能ではない。

興行収入100億円前後の作品は以下のとおり。
☆05年「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」トータル110.0億円
先16.9→36.2→49.8→59.1→69.5→不明→95.5
☆07年公開「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド」トータル109.0億円
金19.4(2日14.7)→44.0→61.4→74.5→83.7→90.9→96.2
☆06年公開「パイレーツ・オブ・カリビアン/チェスト」トータル100.2億円
先19.2→37.5→52.2→63.7→78.8→86.5→90.6
☆07年「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」トータル94.0億円
先22.8→39.1→52.3→63.1→79.2→82.4→87.0
☆05年「スター・ウォーズEPⅢ」トータル91.7億円
先21.2→40.7→49.8→58.7→65.8→73.3→80.5
☆06年「ダ・ヴィンチ・コード」トータル90.5億円
OP12.8→36.0→51.8→62.6→70.3→76.1→80.7
☆09年「ハリー・ポッターと謎のプリンス」トータル80.0億円
6日22.1→35.0→47.5→55.9→66.7→71.6
☆07年「スパイダーマン3」トータル71.2億円
6日31.9→43.6→52.3→58.1→62.3→65.1
☆06年「ナルニア国物語」トータル68.6億円
先10.4→23.6→33.0→43.9→52.3→58.2
☆08年「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」トータル57.1億円
先14.0→26.1→34.4→40.3→祝込46.7→49.5→52.0→53.7
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」
OP13.2億円→
先行がなかった「ダ・ヴィンチ・コード」との対比で考えると、「アリス・イン・ワンダーランド」の興行収入は93.3億円となる。
「アリス・イン・ワンダーランド」は観客層が広く、比較的気軽に見られるということもあるので、この対比をやや上回る100億円という予想に当面はしておきたい。

GWという時期が予想には不安定な要素だが、去年のGW時期に公開された「レッドクリフPartⅡ」トータル55.5億円(オープニング2日6.7億円)との対比で考えると、「アリス・イン・ワンダーランド」の興行収入は109.3億円となる。
やはり、100億円という数字が当面の課題となりそうだ。

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国内映画興行収入ランキング(4月3週目その1)

3位:「名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)」(東宝・日本テレビ)<1週目>
【公開前個人予想】 30.0億円
【現時点での興行収入予想】 32~33億円
【公開規模】 352スクリーン
「のだめ」のオープニングの方が高いので、興行収入的には3位となるようだが、動員ベースでは2位となっている。
5.6億円(561,985,100円)という高いオープニングを飾った。
先週『オープニングは「アリス」「のだめ」「クレヨン」などがいるので、07年の4.5億円程度となるのではないか。去年のような爆発は難しいだろう』と書いたので、予想を大きく超えている。
「のだめ」は別として、「アリス」とは観客層が被っていると思うのだが、大きな影響がなかったというのは不思議だ。
人気の高さが自分が考えている以上といえそうだ。

「名探偵コナン」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆97年「時計じかけの摩天楼」トータル11.0億円
☆98年「14番目の標的(ターゲット)」トータル18.5億円
☆99年「世紀末の魔術師」トータル26億円
☆00年「瞳の中の暗殺者」トータル25.0億円
☆01年「天国へのカウントダウン」トータル29.0億円
☆02年「ベイカー街の亡霊」トータル33.8億円
☆03年「迷宮の十字路」トータル32.0億円
☆04年「銀翼の奇術師」トータル28.0億円
☆05年「水平線上の陰謀(ストラテジー)」トータル21.5億円
2.8→06.1→08.3→12.6→18.3→19.3
☆06年「探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」トータル30.3億円<10周年記念作品>
5.4→10.3→14.9→25.4→27.2→28.5→29.3
☆07年「紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」トータル25.3億円
4.5→09.5→20.2→21.9→23.2→24.0→24.5
☆08年「戦慄の楽譜(フルスコア)」トータル24.2億円
4.2→08.5→祝込19.0→20.6→21.8→22.7→23.3
☆09年「漆黒の追跡者(チェイサー)」トータル35.0億円
5.9→12.5→20.1→29.5→31.6→32.9→33.8
☆10年「天空の難破船(ロスト・シップ)」
5.6億円→
爆発した去年と比べても遜色のないオープニングだ。
06~09年との対比で考えると、「天空の難破船(ロスト・シップ)」の興行収入は31.4~33.2億円となる。
とりあえずは30億円突破が目標となるだろうか。
06年「探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」トータル30.3億円は超えたいところだ。
去年の35億円を超えることはないと思われるので、30億円以上、35億円以下となる。
以下のレベルが落ち着きどころか。
☆02年「ベイカー街の亡霊」トータル33.8億円
☆03年「迷宮の十字路」トータル32.0億円
32~33億円が落ち着きどころか。

その他のアニメシリーズとの比較は以下のとおり
☆08年「ポケモン ギラティナと氷空の花束 シェイミ」トータル48.0億円
祝3日10.2(2日7.0)→18.5→26.9→33.3→39.9→43.3→45.8→46.4
☆09年「ポケモン アルセウス 超克の時空へ」トータル45.8億円
祝3日09.8(2日6.7)→17.8→26.4→32.5→38.7→42.1→44.3
☆07年「のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い」トータル35.4億円
5.6→10.5→17.3→26.1→32.1→33.3→33.8
☆08年「のび太と緑の巨人伝」トータル33.7億円
5.2→09.5→15.3→22.8→30.1→31.7→32.2
☆10年「天空の難破船(ロスト・シップ)」
5.6億円→
これらとの対比で考えると、「天空の難破船(ロスト・シップ)」の興行収入は35.4~38.4億円となる。
35億円ラインを狙えないこともないが、そこまでは伸びないだろう。
やはり、現時点では去年をやや下回る32~33億円と予想したい。


4位:「クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」(東宝・テレビ朝日)<1週目>
【公開前個人予想】 11.0億円
【現時点での興行収入予想】 12~13億円
【公開規模】 325スクリーン
2.7億円(270,868,100円)のオープニングを飾った。
先週『オープニングは1.9億円というところか。「コナン」「アリス」「のだめ」という中では厳しい戦いとならざるを得ない』と書いたが、予想よりも高いオープニングを飾った。
「コナン」はギリギリ理解できても、なぜ「クレヨン」までもが高いオープニングを飾れるのだろうか。
「アリス」が爆発しているので、その影響をモロに受けるというのが普通の流れではないか。
しんのすけの未来の花嫁が助けを求めてきて、未来に向かうというストーリーのようなので、ある程度は面白くなりそうな点も好オープニングの理由か。

「クレヨンしんちゃん」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆93年「アクション仮面VSハイグレ魔王」トータル22.2億円
☆94年「ブリブリ王国の秘宝」トータル21億円
☆95年「雲黒斎の野望」トータル14億円
☆96年「ヘンダーランドの大冒険」トータル12億円
☆97年「暗黒タマタマ大追跡」トータル11億円
☆98年「電撃!ブタのヒヅメ大作戦」トータル11億円
☆99年「爆発!温泉わくわく大決戦」トータル9億円
☆00年「嵐を呼ぶジャングル」トータル11.0億円
☆01年「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」トータル14.5億円
☆02年「嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」トータル13.0億円
☆03年「嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード」トータル13.5億円
☆04年「嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ」トータル12.8億円
☆05年「伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃」トータル13.0億円
2.2→4.1→07.3→11.6→11.9
☆06年「伝説を呼ぶ踊れ!アミーゴ!」トータル13.8億円
3.3→5.7→07.8→13.3→13.8
☆07年「嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!」トータル15.5億円<15周年記念>
3.0→6.0→13.2→14.2→14.8
☆08年「ちょー嵐を呼ぶ 金矛(キンポコ)の勇者」トータル12.3億円
2.5→4.5→祝込10.2→10.9→11.4
☆09年「オタケべ!カスカベ野生王国」トータル10.0億円
1.7→3.5→05.9→09.2→09.6→09.7
☆10年「超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」
2.7億円→
主要作品との対比で考えると、「超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」の興行収入は11.3~16.0億円となる。
15周年記念の07年をピークに下落気味となっているが、原作者の臼井儀人さんが亡くなられた後の初めての作品であり、あまり恥ずかしい結果にはなりたくないはずだ。
少なくとも去年の興行収入を上回らないとマズいだろう。
基準値と思われる12~13億円が落ち着きどころだろうか。

なお、10億円前後のアニメ作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「劇場版 MAJOR」トータル10.5億円<年末公開>
OP1.5→2.6→不明→7.7→祝込9.6→10.0
☆09年「NARUTO-ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者」トータル10.2億円
OP1.9→4.7→7.4
☆09年「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円
3日2.4(2日1.4)→5.1→7.6→8.6→9.0
☆08年「ONE PIECE」トータル9.2億円
OP1.6→3.4→4.7→6.1→7.5
☆07年「ONE PIECE」トータル9.0億円
OP1.6→3.5→4.7→不明→7.5
☆10年「超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」
2.7億円→
これらとの対比で考えると、「超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」の興行収入は14.5~19.5億円となる。
15億円を狙えなくもないオープニングだが、それほど甘くはないだろう。
やはり「超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」の興行収入は12~13億円と予想したい。

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全米映画興行収入(4月3週目)

暫定1位となったのは、ドリームワークス製作の3Dアニメ「ヒックとドラゴン」。
評価も高いことから、粘りこんでおり、公開4週目で再度1位に立った。
オープニング成績が悪かったことから、ドリームワークスの株が下がったといわれているが、1.5億ドルを楽に突破しており、製作費165百万ドル回収の目途が立った。
株が下がった際に購入した者にとっては有利となる成績を収めそうだ。
ドリームワークス製作の「シャーク・テイル」トータル161百万ドル、「森のリトルギャング」トータル155百万ドル程度は超えそうだ。
ドリームワークス製作の「モンスターVSエイリアン」トータル198百万ドル、「カンフー・パンダ」トータル215百万ドルには届くだろうか。
少年とドラゴンの交流を描いた作品であり、ややおとなしい雰囲気もあるので、オープニングが派手ではないのは仕方がない。

暫定2位となったのはアクションコメディの新作「Kick-Ass」。
監督は「スターダスト」(トータル39百万ドル)のマシュー・ヴォーン。
主演はアーロン・ジョンソン、ニコラス・ケイジ。
予想では3千万ドル近くのオープニングになるとされていたが、2千万ドル近くしか稼げなかった。
しかし、製作費が3千万ドルと低予算になっているので、余裕で黒字を生みそうだ。
観る者を選びそうな一風変わったヒーローアクションモノのようであり、オープニングは様子を見ているのだろうか。
評価も悪くはなく、粘りこんで7~8千万ドル程度が落ち着きどころか。


3位は2週目の「Date Night」。
監督は「ナイトミュージアム」シリーズのショーン・レヴィ。
主演はスティーヴ・カレル、ティナ・フェイ。
どちらもアメリカのコメディ界では相当に人気のある役者である。
紹介VTRを見た際に、ただのコメディとは異なる一風変わった設定(他人の夫婦を偽ったために殺し屋に狙われるはめになる)に面白みもあり、評価はそれほど悪くはない。
既に5千万ドル近くを稼いでおり、8千万ドル程度は稼ぎそうだ。
スティーヴ・カレル主演の「ゲットスマート」(トータル130百万ドル)を超えるのは無理そうだが、制作費は55百万ドルなので、余裕で回収できそうだ。
スティーヴ・カレル主演作品としては、マズマズというところか。


4位は新作の「Death at a Funeral」。
監督は「ウィッカーマン」のニール・ラビュート。
クリス・ロック、マーティン・ローレンスなどの黒人俳優が出演するコメディ作品。
予想では2千万ドル程度のオープニングを飾るとされており、予想どおり1.7千万ドルのオープニングを飾った。
もう少しヒットすると思われたが、葬式を舞台としているブラックコメディという設定がマイナスだったか。
評価もあまり良くないようだ。
トータルでは5千万ドル程度稼ぐだろうか。
製作費21百万ドルなので、余裕で回収しそうだ。


5位は3週目の3Dアクション「タイタンの戦い」。
監督は「インクレディブル・ハルク」(トータル135百万ドル)のルイ・レテリエ。
主演は「アバター」のサム・ワーシントン。
「アバター」のヒットを受けて、急遽3D化したといわれるムチャな作品だが、そのギャンブルがどうやら当たったようだ。
評価はあまり良くはないようだが、余裕で1億ドルを突破しており(現在133百万ドル)、製作費125百万ドルは楽に回収した。
当面は1億5千万ドル辺りが目標となりそうだ。
サム・ワーシントンはアクションスターとしての地位を固めつつある。


6位は3週目の「The Last Song」。
マイリー・サイラス主演のヒューマンドラマである。
本作は製作費2千万ドルに対して、既に5千万ドルを稼いでいるので、合格といえそうだが、評価はかなり悪い。
ティーンの女性に人気のマイリー・サイラス主演作品であり、「ハンナ・モンタナ」シリーズ(トータル65百万ドル・80百万ドル)ではなくても人気の高さだけは窺われる。
原作・脚本はニコラス・スパークス。
04年「きみに読む物語」(トータル81百万ドル)、08年「最後の初恋」(トータル42百万ドル)、10年「Dear John」(トータル79百万ドル)といった作品がヒットしており、感動系ラブストーリー作品を世に送り出し続けている。


7位は3週目の「Tyler Perry's Why Did I Get Married Too?」。
黒人から圧倒的に支持されているタイラー・ペリー監督・脚本・主演・プロデュース作品。
オープニングは3千万ドルという高いものだったが、急降下している。
相変わらず初動タイプのようだが、既に5.5千万ドル近くを稼いでいるので問題はないだろう。
07年「Tyler Perry's Why Did I Get Married?」(トータル55百万ドル)というタイトルの作品があり、その関連作品のようだ。
本作はトータル6千万ドル以上を稼ぎ、一連のタイラー・ペリー作品をやや超えそうだ。
制作費は2千万ドルであり、相変わらず手堅い商売をしているが、評価はいつも通りかなり悪い。


9位は7週目の「アリス・イン・ワンダーランド」。
製作費2億ドルという超大作映画だったが、3億2千万ドルを突破している。
興行収入的には大成功といっていいだろうが、評価は微妙。
ティム・バートンにとっては「チャーリーとチョコレート工場」(トータル206百万ドル)、「バットマン」(トータル251百万ドル)を超え、自身最高のキャリアとなった。
ジョニー・デップにとっても、「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」(トータル423百万ドル)に次ぐ成績であり、「ワールド・エンド」(トータル309百万ドル)、「呪われた海賊たち」(トータル305百万ドル)を既に超えている。
知名度の高い題材、独特な世界観、個性的な出演者、3D化といった要素が上手く融合したことがヒットの要因か。


次週には以下の作品が登場予定。
ジェニファー・ロペスのラブコメ「The Back-Up Plan」
「アバター」のゾーイ・サルダナ、クリス・エヴァンス主演、「マトリックス」のジョエル・シルヴァープロデュースのアクション「The Losers」
どちらもビッグヒットにはならないだろう。

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『アリス・イン・ワンダーランド』レビュー

◆評  価   6.5点
◆おススメ度  B-(基本的には子供向きでもあり、あまり期待しない方がよい)

「カールじいさんの空飛ぶ家」を観たときと同じような感想を抱く。
映画自体はそれほどつまらなくはないが、物足りなさや味気なさを覚えてしまう仕上がりとなっている。
小さなお子さまから年配層までを楽しませることを使命とするディズニー作品としては、一般受けするように“ノーマルな仕上がり”を目指してしまうことは仕方のないことかもしれないが、スパイスの効いていない甘口のカレーライスみたいな作品であり、食しても満腹感が得られない。
恐ろしいほど大金をつぎ込んだ作品であり、バートン流のドギツイ風味にされてしまっては困るということか。
「猿の惑星」のリメイクを手掛けたように、彼もプロなので、自分を殺してプロとしての仕事をしたのかもしれない。

それにしても、不可思議な世界にいるはずなのに、何もかも“普通”という印象を抱いてしまわざるを得ないのは何かが足りないはずだ。
3D映画なので“映像”を重視すること自体は間違っていないが、キャラクターの“内面”を描けないと、せっかくの“映像”も活きてこないのではないか。
本作は、アリスが本物のアリスになるための冒険なので、やはりアリスの成長を感じさせるような作品にして欲しかったところだ。
思いがけず求婚されて、周囲の期待に応えるべきか、それとも自分の夢や生き方を追うべきかを悩むものではないか。
そのような葛藤がストーリーに反映されていないと思われる。
個人的に気に入らないところは、周囲の期待に応えて貴族との結婚という決められた道を歩まずに、父親が果たせなかった夢や自分の生き様を追うという決断をするということが本作の落としどころであるにも関わらず、予言書のようなものの通り、周囲に期待され決められた道を歩んでいるところだ。
予言書というアイテムを活かすためには、それとは異なる方向に突っ走ることによってストーリーが豊かになるものではないか。
子ども達へのメッセージとしても、誰かによって決められて、誰かによって敷かれたレールの上を進むような生き方をして、自分の可能性を潰すのではなくて、自分の可能性を信じて、自分自身で道を切り開くような“夢”のある展開に持っていきたかったところだ。
さらに、現実はツネれば覚めるような夢やリセット可能な仮想空間ではなくて、過酷なものでもあるというスパイスも必要だろう。
また、本作は冒険心をくすぐられるわけでもなく、仲間を思う気持ちや自身の勇気が試されているわけでもない。
やはり、残念ながら評価したい部分があまり見当たらない作品だ。

個性的なキャラクターが多数登場するものの、個性が全く感じられないことも致命的だ。
ジョニー・デップやアン・ハサウェイも表情や体勢などを工夫して頑張っていたが、彼らをまったく活かし切れていない。
動物キャラも残念ながら、ほとんど空気のような存在だ。
ヘレナ・ボナム=カーターだけが孤軍奮闘というところか。

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『アリス 不思議な国の大冒険』DVDレビュー

◆評  価   4.0点
◆おススメ度  C(今さら強いて見る必要はないだろう)

1972年イギリス製作の実写版。
「アリス・イン・ワンダーランド」の予習用として鑑賞。
原作を読んだことがないので、ある程度原作に近い世界観を知りたかったが、原作の世界観のようなものは体感することができたような気がする。
他の映画化作品を見たことがないので、比較することはできないが、かなりユニークな世界観が展開されているのではないか。
世界観はなかなかユニークなものに仕上がっているが、訳が分からない細切れのストーリーが脈絡なく続くので、少々飽きてしまう。
アリスが、変なきぐるみを着たおっさん達と踊ったり、歌ったり、騒いだりするだけのような仕上がりともいえる。
少女の成長のようなものが描かれているわけではなくて、1本の映画としてあまり評価はしにくい。

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国内映画興行収入ランキング(4月2週目その3)

11位:「NINE」(角川・松竹)<4週目>
【公開前個人予想】 12.5億円
【現時点での興行収入予想】 7億円(2週目8億円、OP時6~7億円)
【公開規模】 314スクリーン
2.8千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは6.5億円半ばとなっている。
1週間の伸びは9.0千万円半ば程度となりそうだ。
週末の伸びは良くないが、平日の稼ぎは悪くないようだ。
『週末には稼げなかったが、レディースデイの稼動はある程度期待したいところ』とオープニング時に書いたとおりになるだろうか。
アメリカ同様に日本でもコケてしまうかは平日に掛かってきそうだ。
しかし、ミュージカル映画はヒットしやすいと考えたが、派手さはあるものの、明るさのない作品であり、また単純に楽しめる作品というわけでもなく小難しさも感じられるので、大きなヒットにはならないだろう。

ロブ・マーシャル監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆03年公開「シカゴ」トータル35.0億円
☆05年公開「SAYURI」トータル15.5億円
OP1.9→5.3→08.1
☆10年公開「NINE」
金1.6(OP1.2)→4.1→5.6→6.5億円→
3作続けてヒット作品を生み出すのは難しいようだ。

ミュージカル映画の興行収入は以下の通り。
☆01年公開「ムーランルージュ」トータル10.0億円
☆03年公開「シカゴ」トータル35.0億円
☆05年公開「オペラ座の怪人」トータル42.0億円
☆06年公開「プロデューサーズ」トータル10.0億円
OP1.2→03.6→05.3→06.5→08.1
☆07年公開「ドリームガールズ」トータル19.2億円
OP2.0→06.5→11.0→14.1→16.3
☆07年公開「ヘアスプレー」トータル10.0億円
OP1.2→03.6→05.7→06.6→07.7→08.4
☆08年公開「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」トータル20.5億円
OP4.0→09.6→14.0→16.6→18.4→19.4
☆09年公開「マンマ・ミーア!」トータル26.0億円
金4.4→10.1→15.3→19.1→22.0→24.9
☆10年公開「NINE」
金1.6→04.1→05.6→06.5億円→
これらとの対比で考えると、「NINE」の興行収入は8.0~10.0億円となる。
この下限の8億円辺りがマックスラインか。
ミュージカル映画はロングセールスになりやすいが、本作はそういうタイプの作品ではないだろう。
豪華俳優陣に期待したが、玄人向けのやや渋いキャスティングであり、日本人受けしやすいキャスティングではなかった。

「NINE」6.5億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「私の中のあなた」6.7億円(トータル8.0億円)
☆「サブウェイ123激突」6.8億円(トータル7.7億円)
☆「ココ・アヴァン・シャネル」6.3億円(トータル7.5億円)
☆「イングロリアス・バスターズ」5.7億円(トータル6.5億円)
☆「バーン・アフター・リーディング」5.9億円(トータル6.5億円)
<2008>
☆「バンテージ・ポイント」6.9億円(トータル8.5億円)
☆「奇跡のシンフォニー」6.3億円(トータル7.5億円)
☆「ドラゴン・キングダム」6.4億円(トータル7.1億円)
☆「スパイダーウィックの謎」6.2億円(トータル6.5億円)
☆「エリザベス:ゴールデン~」5.7億円(トータル6.5億円)
☆「大いなる陰謀」5.7億円(トータル6.2億円)
「スパイダーウィックの謎」以外との対比で考えると、「NINE」の興行収入は7.1~8.0億円となる。
現時点では伸びても8億円、無難な結果だと7億円となりそうだ。
伸びは期待しにくいが、「NINE」の興行収入は7~8億円と予想したい。
先々週は8億円という予想だったが、そこまで伸びるかはやや微妙だ。
ミュージカル作品にも伸びるタイプとそうでない作品の見極めが必要だ。
明るいタイプ、主演の知名度が高い、アカデミー賞絡みは高い興行収入となるが、暗めの作品は同じように期待しない方がいい。
「RENT」辺りもヒットしなかったはずだ。


12位:「スパイ・アニマル Gフォース」(ディズニー)<4週目>
【公開前個人予想】 5.0億円
【現時点での興行収入予想】 6億円半ば(3週目6億円後半、OP~2週目5億円)
【公開規模】 347スクリーン(先週比-6スクリーン)
2.6千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは6.2億円となっている。
1週間の伸びは7.9千万円弱程度だろうか。
3D作品及びファミリータイプの作品のためか、意外と粘っている。
気軽に見られるタイプであり、信頼のディズニー系ということももちろんあったか。
しかし、「アリス」と入れ替えとなると思われるので、もう終わりだろう。

子ども向きや動物モノの洋画作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「ナイトミュージアム」トータル20.5億円
水8.2(OP3.6)→13.9→17.5→19.3→20.0
☆09年「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」トータル8.1億円
金1.9(OP1.5)→5.2→6.7→7.4
☆08年「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円
OP1.0→2.6→5.7→6.2→6.4
☆10年「かいじゅうたちのいるところ」トータル5~6億円見込み
金1.7→3.4→4.5
☆09年「ベッドタイム・ストーリー」トータル不明(4億円程度か)
金1.1→2.5
☆10年「スパイ・アニマル Gフォース」
OP1.0→3.2→5.4→6.2億円→
主要作品との対比で考えると、「スパイ・アニマル Gフォース」の興行収入は6.5~6.8億円となる。
オープニング当初は5億円程度が落ち着きどころかと思ったが、6億円台が落ち着きどころとなりそうだ。

「スパイ・アニマル Gフォース」6.2億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「私の中のあなた」6.7億円(トータル8.0億円)
☆「サブウェイ123激突」6.8億円(トータル7.7億円)
☆「ココ・アヴァン・シャネル」6.3億円(トータル7.5億円)
☆「イングロリアス・バスターズ」5.7億円(トータル6.5億円)
☆「バーン・アフター・リーディング」5.9億円(トータル6.5億円)
<2008>
☆「バンテージ・ポイント」6.9億円(トータル8.5億円)
☆「奇跡のシンフォニー」6.3億円(トータル7.5億円)
☆「ドラゴン・キングダム」6.4億円(トータル7.1億円)
☆「スパイダーウィックの謎」6.2億円(トータル6.5億円)
☆「エリザベス:ゴールデン~」5.7億円(トータル6.5億円)
☆「大いなる陰謀」5.7億円(トータル6.2億円)
主要作品との対比で考えると、「スパイ・アニマル Gフォース」の興行収入は6.5~7.4億円となる。
もはや伸びがあるとは思えないので、7億円までは伸びないのではないか。
先週に引き続き、「スパイ・アニマル Gフォース」の興行収入は6億円後半と予想したいところだが、同じくディズニー系3D作品の「アリス」の公開により完全に市場から消えそうなので、そこまでは伸びないかもしれない。
6億円半ば程度が落ち着きどころだろう。
公開前には日本人向きとは思えないと予想した作品だったが、動物モノのファミリー向け作品は意外と粘り、それほど高くはない成績に落ち着きそうだ。
3Dという要素もあったが、この辺りの需要については、今後の予想の参考になりそうだ。


13位:「ハート・ロッカー」(ブロードメディア)<6週目>
【現時点での興行収入予想】 8億円(2~4週目7億円、OP時5億円)
【公開規模】 110スクリーン(先週比+1スクリーン)
オープニング時は47スクリーンだったが、アカデミー賞受賞を受けて、倍以上となっている。
2.4千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは6.9億円弱となっている。
1週間の伸びは6.9千万円弱程度だろうか。
そろそろ勢いが弱まってきたようだ。
作風的には大ヒットできるタイプではないので、常識的な範囲に収まりそうだ。

アカデミー賞受賞作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「アメリカン・ビューティ」トータル19.6億円
☆00年公開「グラディエーター」トータル15.6億円
☆02年公開「ビューティフル・マインド」トータル19.9億円
☆03年公開「シカゴ」トータル35.0億円
☆04年公開「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」トータル103.2億円
☆05年公開「ミリオンダラー・ベイビー」トータル13.4億円
OP1.8→5.4→8.0→10.0
☆06年公開「クラッシュ」不明
☆07年公開「ディパーテッド」トータル15.6億円
OP2.9→7.1→9.9→11.7→13.0→13.8
☆08年公開「ノーカントリー」トータル3.5億円
OP0.4→01.3→01.8→02.0→02.4→02.6
☆09年公開「スラムドッグ$ミリオネア」トータル13.0億円
OP1.2→3.5→6.1→8.6→9.7
☆05年公開「アビエイター」トータル10.7億円(※参考)
OP1.6→5.0→6.9→8.4
☆07年公開「バベル」トータル20.0億円(※参考)
OP2.7→10.4→13.2→15.2→16.4→17.2
☆10年公開「ハート・ロッカー」
OP0.4→02.2→03.7→05.1→06.2→06.9億円→
これらのアカデミー賞及びアカデミー賞有力候補となった作品との対比で考えると、「ハート・ロッカー」の興行収入は7.8~10.1億円となる。
スクリーン数が定まらないので、予想がなかなか難しいが、「ハート・ロッカー」の興行収入は8億円程度ではないか。
「スラムドッグ$ミリオネア」のような感動ストーリーではなく、爆弾処理というある種の戦争モノ作品はあまり日本人受けしそうもないので、大きな伸びはないと考えたい。
もし公開規模が今後も増えるようならば、予想は変更せざるを得ないが、現時点のベースではこの程度ではないか。


14位:「ダレン・シャン」(東宝東和)<4週目>
【公開前個人予想】 7.0億円
【現時点での興行収入予想】 6億円(OP時5億円)
【公開規模】 335スクリーン(先週比-2スクリーン)
2.0千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは6.0億円となっている。
1週間の伸びは3.1千万円弱程度だろうか。
春休みシーズン終了に伴い、本作も終了したようだ。

本作を手掛けたポール・ワイツ監督は「アバウト・ア・ボーイ」「ライラの冒険 黄金の羅針盤」を監督している。
本作もファンタジー系作品だが、「ライラの冒険 黄金の羅針盤」のようなヒットにはならないだろう。
☆08年公開「ライラの冒険 黄金の羅針盤」トータル37.5億円
先8.2(OP5.5)→15.4→20.2→24.7→28.2→31.1→32.5
(※7週目以降で5億円も稼げるとは思えないので数字の信憑性に問題あり)
☆10年公開「ダレン・シャン」
金1.4(OP1.1)→03.7→05.4→06.0億円→
これとの対比で考えると、「ダレン・シャン」の興行収入は9.1億円となるが、ここまでは伸びないだろう。

渡辺謙の出演だけが厄介だったが、年配層向けの作品ではないので、それほど影響はなかったようだ。
ちなみに渡辺謙が出演したハリウッド映画の興行収入は以下のとおり。
☆03年「ラストサムライ」トータル137.0億円
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円
OP2.9→不明→9.8→11.6→13.0→13.5
☆05年「SAYURI」トータル15.5億円
OP1.9→5.3→08.1
☆06年「硫黄島からの手紙」トータル51.0億円
OP5.0→13.9→20.8→26.1→祝込36.7→39.8→43.2
☆10年公開「ダレン・シャン」
金1.4→03.7→05.4→06.0億円→
出演作に対する選択眼をもっていたが、100%というわけではなかったようだ。
「バットマン ビギンズ」との対比で考えると、「ダレン・シャン」の興行収入は7.3億円となる。
この辺りがマックスラインとなるが、ここまでも伸びないだろう。

参考になりそうなファンタジー系作品及びヴァンパイアモノは以下のとおり。
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆05年公開「エラゴン/遺志を継ぐ者」トータル18.7億円
OP2.5→6.4→9.7→15.1→17.0→17.9
☆08年公開「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円
OP1.0→2.6→5.7→6.2→6.4
☆09年「トワイライト~初恋~」トータル3.5億円見込み
OP0.7→1.8→2.5
☆10年公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
金3.7→7.9→10.4→11.8→13.0→13.8億円→
☆10年公開「ダレン・シャン」
金1.4→3.7→05.4→06.0億円→
主要作品との対比で考えると、「ダレン・シャン」の興行収入は6.3~7.6億円となる。
もはや大きく伸びるわけはないので、7億円までは伸びないのではないか。
6億円台が落ち着きどころだろう。

「ダレン・シャン」6.0億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「私の中のあなた」6.7億円(トータル8.0億円)
☆「サブウェイ123激突」6.8億円(トータル7.7億円)
☆「ココ・アヴァン・シャネル」6.3億円(トータル7.5億円)
☆「イングロリアス・バスターズ」5.7億円(トータル6.5億円)
☆「バーン・アフター・リーディング」5.9億円(トータル6.5億円)
<2008>
☆「バンテージ・ポイント」6.9億円(トータル8.5億円)
☆「奇跡のシンフォニー」6.3億円(トータル7.5億円)
☆「ドラゴン・キングダム」6.4億円(トータル7.1億円)
☆「スパイダーウィックの謎」6.2億円(トータル6.5億円)
☆「エリザベス:ゴールデン~」5.7億円(トータル6.5億円)
☆「大いなる陰謀」5.7億円(トータル6.2億円)
主要作品との対比で考えると、「ダレン・シャン」の興行収入は6.3~7.2億円となる。
「ダレン・シャン」の興行収入は先週に引き続き6億円と予想したい。
6億円前半が落ち着きどころとなるか。
渡辺謙出演ということがやっかいだったが、ダーク系のファンタジー作品は日本では受けないことは当然のことであり、今後もその傾向が続くだろう。


15位:「マイレージ、マイライフ」(パラマウント)<4週目>
【現時点での興行収入予想】 3億円(OP時3億円)
【公開規模】 31スクリーン
1.2千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは1.9億円弱となっている。
1週間の伸びは3.3千万円半ば程度だろうか。
スクリーン数が少ないこともあるが、堅調な伸びが続いている。

アカデミー賞受賞作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「アメリカン・ビューティ」トータル19.6億円
☆00年公開「グラディエーター」トータル15.6億円
☆02年公開「ビューティフル・マインド」トータル19.9億円
☆03年公開「シカゴ」トータル35.0億円
☆04年公開「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」トータル103.2億円
☆05年公開「ミリオンダラー・ベイビー」トータル13.4億円
OP1.8→5.4→8.0→10.0
☆06年公開「クラッシュ」不明
☆07年公開「ディパーテッド」トータル15.6億円
OP2.9→7.1→9.9→11.7→13.0→13.8
☆08年公開「ノーカントリー」トータル3.5億円
OP0.4→01.3→01.8→02.0→02.4→02.6
☆09年公開「スラムドッグ$ミリオネア」トータル13.0億円
OP1.2→3.5→6.1→8.6→9.7
☆05年公開「アビエイター」トータル10.7億円(※参考)
OP1.6→5.0→6.9→8.4
☆07年公開「バベル」トータル20.0億円(※参考)
OP2.7→10.4→13.2→15.2→16.4→17.2
☆10年公開「ハート・ロッカー」
OP0.4→02.2→03.7→05.1→06.2→06.9
☆10年公開「マイレージ、マイライフ」
祝込3日0.5→1.0→1.6→1.9
これらのアカデミー賞及びアカデミー賞有力候補となった作品との対比で考えると、「マイレージ、マイライフ」の興行収入は2.4~3.3億円となる。
先週に引き続き、「マイレージ、マイライフ」の興行収入は3億円と予想したい。
「ノーカントリー」トータル3.5億円が目標となりそうだ。
先週『ギリギリで捉えるのではないか』と書いたが、やや厳しそうな気もしてきた。
先週1週間で3千万円を稼いでいたので、3.5億円に到達するにはあと5週間も同じ伸びを続けないといけない。
GWにかなり稼いでも、どうなるかというところか。
しかし、アカデミー賞に絡んだ人気俳優によるヒューマンドラマの伸びは高いということは間違いないようだ。


16位:「噂のモーガン夫妻」(ソニー)<5週目>
【公開前個人予想】 4.5億円
【現時点での興行収入予想】 3億円
【公開規模】 132スクリーン(先週比-91スクリーン)
3.7百万円を週末に稼ぎ、トータルでは2.9億円となっている。
1週間の伸びは1.7千万円程度だろうか。
浅そうなラブコメであり、ヒットしそうもない題材ではあるのは分かる。
しかし、このキャスティングならば、ある程度は稼げるとは思ったが、かなりシビアな結果となった。

サラ・ジェシカ・パーカー又はヒュー・グラント主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「セックス・アンド・ザ・シティ」18.0億円
先2.9(2日1.9)→7.1→10.3→12.5→14.3
☆07年「ラブソングができるまで」トータル4.9億円
OP0.7→2.1→3.6→4.2→4.6
☆10年「噂のモーガン夫妻」
金0.7(2日0.6)→1.7→2.3→2.8→2.9億円→
これらとの対比で考えると、「噂のモーガン夫妻」の興行収入は3.1~3.7億円となる。
4億円に到達することはないだろう。

ラブストーリーや女性をターゲットにした作品の興行収入は以下の通り。
☆07年「幸せのレシピ」トータル7.0億円
OP1.2→3.5→5.3→6.4
☆08年「ベガスの恋に勝つルール」トータル6.1億円
先1.8→3.8→5.0→5.6→不明→6.0
☆09年「オーストラリア」トータル5.8億円
OP1.4→3.4→4.8→5.6
☆08年「マイ・ブルーベリー・ナイツ」トータル5億円見込み
OP0.8→2.5→3.6→4.3
☆07年「ラブソングができるまで」トータル4.9億円
OP0.7→2.1→3.6→4.2→4.6
☆09年「そんな彼なら捨てちゃえば?」トータル4.6億円
OP0.7→2.0→3.0→
☆08年「最後の初恋」トータル4.5億円
OP0.7→2.4→3.4→4.0
☆09年「あなたは私の婿になる」トータル3~4億円見込み
金0.8→1.9→2.6
☆09年「お買いもの中毒な私!」トータル3億円見込み
OP0.6→1.7→2.4→2.8
☆08年「幸せになるための27のドレス」トータル3.7億円
先0.9→2.0→2.7→3.2
☆10年「バレンタインデー」
金1.4→2.8→3.5億円→
☆10年「恋するベーカリー」
金1.1→2.8→4.0億円→
☆10年「噂のモーガン夫妻」
金0.7(2日0.6)→1.7→2.3→2.8→2.9億円→
今年公開のラブコメ作品にも惨敗している。
「ラブソングができるまで」との対比で考えると、「噂のモーガン夫妻」の興行収入は3.1億円となる。
現時点では3億円程度だろうか。
「幸せになるための27のドレス」トータル3.7億円を下回り、「お買いもの中毒な私!」と同程度というのは納得がいかないが、サンドラ・ブロック主演の「あなたは私の婿になる」と同程度ならば、仕方がないか。
キャスティングというよりも、やはり題材も重要ということだろう。

「噂のモーガン夫妻」2.9億円と同程度の5週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「男と女の不都合な真実」2.8億円(トータル2.9億円)
<2008>
☆「フィクサー」2.9億円(トータル3.1億円)
☆「王妃の紋章」2.7億円
☆「シルク」2.7億円(トータル2.8億円)
主要作品との対比で考えると、「噂のモーガン夫妻」の興行収入は3.0~3.1億円となる。
もはや伸びは期待できないので、「噂のモーガン夫妻」の興行収入は3億円と予想したい。
先々週は『実際には3億円にギリギリ届かない程度ではないか』と書いたが、3億円台には乗りそうだ。
ラブコメの稼げないタイプの作品はこの程度が落ち着きどころというサンプルの作品となった。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(4月2週目その2)

4位:「アバター」(20世紀フォックス)<16週目>
【公開前個人予想】 60.0億円
【現時点での興行収入予想】 160億円(13週目まで150億円)
【公開規模】 436スクリーン(先週比-15スクリーン)
動員ベースでは6位となるが、3D単価の高さからか興行収入ベースでは4位となる。
9.5千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは152.6億円となっている。
1週間の伸びは2.1億円程度だろうか。
150億円を突破しており、新聞等でも報道されていた。
アカデミー賞の作品賞は受賞できず、DVD発売も決まっているが、伸びはまだまだ続いている。
しかし、いよいよ「アリス」が17日から公開されるので、同じ3D作品として相当の劇場を奪われることとなりそうだ。
どの程度のスクリーン数が減るかが注目となる。
完全に退場することはないと思うが、どうなるだろうか。

週毎の伸びは以下のとおり。
OP5日14.1→2週目18.3→3週目14.3→4週目12.7→5週目10.7→
6週目12.9→7週目13.4→8週目13.2→9週目9.1→10週目7.3→
11週目6.3→12週目5.9→13週目4.5→14週目4.3→15週目3.5→
16週目2.1億円となる。
ようやく息切れしてきたが、大きな下落がみられないという優秀すぎる伸びとなっている。
評判の高さ、全世界及び全米での興行収入が歴代トップになったというニュースが話題になっている効果だろうか。
アカデミー賞を獲得しなかったが、勢いは持続しそうだ。

ジェームズ・キャメロン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆86年公開「エイリアン2」配給収入12億円
☆91年公開「ターミネーター2」配給収入57.5億円
☆94年公開「トゥルーライズ」配給収入35億円
☆97年公開「タイタニック」トータル262億円
配給収入は興行収入の半分程度となる。
公開前には『恐らく「タイタニック」「ターミネーター2」ほどのムーブメントは起きないだろう』と予想したが、キャメロンをなめすぎていたようだ。
さすがに「タイタニック」までは超えないとは思うが、どうなるかは分からない。

近年の興行収入100億円前後の作品は以下のとおり。
☆05年「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」トータル110.0億円
☆07年「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」トータル109.0億円
☆06年「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」トータル100.2億円
☆07年「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」トータル94.0億円
☆05年「スター・ウォーズEPⅢ」トータル91.7億円
☆06年「ダ・ヴィンチ・コード」トータル90.5億円
☆09年「ハリー・ポッターと謎のプリンス」トータル80.0億円
これらとの対比を考えるのはもはや無駄だろう。

これらではなくて、以下の作品を参考にした方がよさそうだ。
☆03年「ラストサムライ」トータル137.0億円
☆04年「ハウルの動く城」トータル196.0億円
13週目177.0→178.9→181.1→182.8
☆08年「崖の上のポニョ」トータル155.0億円
13週目147.6→祝149.2→150.6→祝込151.4
☆09年「アバター」
13週目142.7→147.0→150.5→152.6億円→
「ハウルの動く城」の数値は推定値であり、実際値とはズレがあると思われる。
「崖の上のポニョ」との対比で考えると、「アバター」の興行収入は156.2億円となる。
「ハウルの動く城」との対比で考えると、「アバター」の興行収入は163.6億円となる。
ここままある程度の下落が続けば、この程度となるが、どのようになるのかはまだ読めない。

4月17日からの「アリス・イン・ワンダーランド」が公開されるまで勢いは持続するだろうが、4月23日に本作のDVDが発売されるので、そこまでが稼ぎ時期というところか。
期間は残り2週弱、下落率25%と仮定して計算したい。
1.6+1.2億円=2.8億円となる。
DVDが発売されても公開は続くことも予想されるが、152.6+2.8=155.4億円程度が落ち着きどころともいえる。
公開終了間際の駆け込み需要や最後の再体験といったことも予想されるので、実際には160億円近くまで伸びるかもしれない。

机上の計算通りにはいかないと思うので、現時点では、「アバター」の興行収入は先週に引き続き160億円程度と予想したい。
実際には160億円を超えない程度に落ち着くのではないか。
当面のライバルは03年「ラストサムライ」トータル137.0億円、04年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」トータル135.0億円だったが、これらを楽に突破した。
次のライバルは「崖の上のポニョ」トータル155.0億円となりそうだ。
さすがに、01年「賢者の石」トータル203.0億円、02年「秘密の部屋」トータル173.0億円のラインまでは伸びないと思うが、どうなるだろうか。


5位:「映画ドラえもん のび太の人魚大海戦」(東宝・テレビ朝日)<6週目>
【公開前個人予想】 30億円
【現時点での興行収入予想】 31億円後半(OP~5週目33億円)
【公開規模】 366スクリーン
7.8千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは29.9億円となっている。
1週間の伸びは2.2億円程度だろうか。
30億円にはリーチが掛かった。

1週間の伸びは以下のとおり。
OP5.5→2週目4.2→3週目4.0→4週目6.4→5週目7.5→6週目2.2億円となっている。
春休みシーズン終了に伴い、本作品の勢いも止まった。
「コナン」「クレヨン」「アリス」などが今週末より公開されるので、大きな伸びはもはや期待しにくい。

「映画ドラえもん」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆00年「のび太の太陽王伝説」 トータル30.5億円
☆01年「のび太と翼の勇者たち」トータル30.0億円
☆02年「のび太とロボット王国」トータル23.1億円
☆03年「のび太とふしぎ風使い」トータル25.4億円
☆04年「のび太のワンニャン時空伝」トータル30.5億円
☆05年 なし
☆06年「のび太の恐竜2006」トータル32.8億円
4.3→09.0→12.7→18.0→25.9→30.3→31.5
☆07年「のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い」トータル35.4億円
5.6→10.5→17.3→26.1→32.1→33.3→33.8
☆08年「のび太と緑の巨人伝」トータル33.7億円
5.2→09.5→15.3→22.8→30.1→31.7→32.2
☆09年「新・のび太の宇宙開拓史」トータル24.5億円
3.7→07.0→11.1→15.9→21.7→23.0→23.3
☆10年「のび太の人魚大海戦」
5.5→09.7→13.7→20.2→27.7→29.9億円→
本作は30周年記念作品となっている。
そのためか、07年に匹敵する高いオープニングを記録している。
07年~09年との対比で考えると、「のび太の人魚大海戦」の興行収入は31.8~31.9億円となる。
30億円ライン突破はみえたが、06年~08年の30億円半ばの水準には戻れそうもない。
「のび太と緑の巨人伝」トータル33.7億円、「のび太の恐竜2006」トータル32.8億円と同程度の33億円が落ち着きどころとなるかと思ったが、31~32億円が落ち着きどころのようだ。
先週までは『33億円程度が落ち着きどころと予想したい』と書いたが、31億円後半に下方修正したい。
しかし、去年の低迷から脱したことは評価できるのではないか。

その他のアニメシリーズとの比較は以下のとおり
☆08年「ポケモン ギラティナと氷空の花束 シェイミ」トータル48.0億円
祝3日10.2→18.5→26.9→33.3→39.9→43.3→45.8→46.4
☆09年「ポケモン アルセウス 超克の時空へ」トータル45.8億円
祝3日09.8→17.8→26.4→32.5→38.7→42.1→44.3
☆09年「コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」トータル35.0億円
5.9→12.5→20.1→29.5→31.6→32.9→33.8
☆10年「のび太の人魚大海戦」
5.5→09.7→13.7→20.2→27.7→29.9億円→
これらとの対比で考えると、「のび太の人魚大海戦」の興行収入は31.8~36.0億円となる。
さすがに勢いが異なったり、GW・夏休み等の祝日の関係もあり、単純な比較はできない。
去年敗れた「コナン」には雪辱したいところだが、本作は30億円台半ば程度がマックスラインとなりそうなので、「コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」を超えるのは難しそうだ。
勢いが持続する「ポケモン」の強さもよく分かる。


6位:「シャーロック・ホームズ」(ワーナー)<5週目>
【公開前個人予想】 27.5億円
【現時点での興行収入予想】 22.0億円(OP時20.0億円)
【公開規模】 436スクリーン(先週比-11スクリーン)
7.7千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは20.0億円半ばとなっている。
1週間の伸びは1.9億円半ばとなっている。
ようやく20億円を突破したが、洋画大作系のライバル作品が先週から公開されて、影が薄くなってきた。

今年公開された洋画作品の興行収入の動きは以下のとおり。
☆「オーシャンズ」
金3.9→09.8→13.9→17.8→19.7
☆「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
金3.7→07.9→10.4→11.8→13.0
☆「シャーロック・ホームズ」
金4.1→10.0→14.6→18.1→20.1
5週目時点では一番成績が良い。
「オーシャンズ」の興行収入は既に23億円を超えていると思われるので、「オーシャンズ」以上に伸びるかどうかが注目となる。

ロバート・ダウニー・Jr.又はジュード・ロウが出演した主な作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年公開「ホリデイ」トータル13.3億円
OP1.8→5.5→8.2→10.3→11.8
☆08年「アイアンマン」トータル9.4億円
OP2.1→5.2→7.0→8.2→8.8→9.1→9.1
☆10年「シャーロック・ホームズ」
金4.1→10.0→14.6→18.1→20.1億円→
これらとの対比で考えると、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は21.5~22.7億円となる。
世間では面白いと評価されているようなので、極端な初動ではなく、伸びはある程度は続きそうだ。

以下のような作品がライバルになるかと思ったが、どうなるだろうか。
☆08年公開「ライラの冒険 黄金の羅針盤」トータル37.5億円
先8.2(OP5.5)→15.4→20.2→24.7→28.2→31.1→32.5
☆07年公開「ナイトミュージアム」トータル35.7億円
先6.0→14.7→23.4→29.6→32.2→33.8→35.2
☆09年公開「天使と悪魔」トータル33.5億円
金3日6.8(OP5.5)→15.0→20.6→25.6→28.6→30.4
☆07年公開「オーシャンズ13」トータル32.0億円
先6.0→17.6→22.3→26.0→28.1→祝込30.0→30.8
☆08年公開「ハンコック」トータル31.0億円
先8.3→17.2→祝込23.7→26.6→28.7→29.1→29.6
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆07年公開「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
金4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8→25.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆09年公開「ナイトミュージアム2」トータル20.5億円
水5日8.2(OP3.6)→13.9→17.5→19.3→20.0
☆10年「シャーロック・ホームズ」
金4.1(2日3.3)→10.0→14.6→18.1→20.1億円→
主要作品との対比で考えると、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は21.0~23.5億円となる。
極端な伸びもないと思われるので、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は22~23億円程度となりそうだ。
当面は「ハムナプトラ3」トータル22.0億円辺りがライバルとなりそうだ。
07年「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円までは伸びないだろう。
ただ、05年の「ナショナル・トレジャー」の方はトータル20.6億円なので、20億円ラインは妥当なのかもしれない。

「シャーロック・ホームズ」20.1億円と同程度の5週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「マンマ・ミーア!」22.0億円(トータル26.0億円)
☆「ベンジャミン・バトン」20.8億円(トータル24.0億円)
☆「トランスフォーマー/リベンジ」20.8億円(トータル23.2億円)
☆「ナイトミュージアム2」20.0億円(トータル20.5億円)
<2008>
☆「地球が静止する日」22.7億円(トータル24.1億円)
☆「EARTH」祝込19.6億円(トータル24.0億円)
☆「ハムナプトラ3」21.1億円(トータル22.0億円)
☆「スウィーニー・トッド」18.4億円(トータル20.5億円)
「ナイトミュージアム2」「EARTH」以外との対比で考えると、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は21.0~23.8億円となる。
23億円辺りまで伸びてきそうな雰囲気もあるが、先週・今週と洋画大作映画も公開されているので、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は先週に引き続き22億円と予想したい。
20億円を超えており、大ヒットといえるだろう。
極端な爆発力はなかったが、アメリカでの大ヒットを受けて、日本でも相当に受けると公開前に思ったとおりになった。


7位:「ソラニン」(アスミック)<2週目>
【公開前個人予想】 6.5億円
【現時点での興行収入予想】 7億円
【公開規模】 108スクリーン
6.5千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは2.5億円半ばとなっている。
1週間の伸びは1.6億円程度だろうか。
スクリーン数が少ないこともあるが、1館辺りの平均は「ダーリンは外国人」を超えており、「シャッターアイランド」レベルとなっている。
ある程度のロングセールスが見込めそうだ。

宮崎あおい主演作品の興行収入は以下の通り。
☆05年「NANA」トータル40.3億円
☆06年「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円
OP1.2→2.4→5.1→6.3
☆07年「初雪の恋/ヴァージン・スノー」トータル1.7億円見込み
☆08年「陰日向に咲く」トータル19.5億円
OP2.4→7.2→祝込11.8→14.2→16.3→17.8
☆09年「少年メリケンサック」トータル10.2億円
OP2.0→5.0→7.3→8.6
☆10年「ソラニン」
OP0.9→2.6億円→
これらとの対比で考えると、「ソラニン」の興行収入は5.3~8.7億円となる。
ロングセールスになれば7~8億円程度が見込めそうだが、さすがに二桁は厳しいだろう。

音楽を題材にした映画の興行収入は以下の通り。
☆05年「NANA」トータル40.3億円
OP5.4→不明→21.8→28.5→32.1
☆08年「デトロイト・メタル・シティ」トータル23.4億円
OP3.5→10.2→14.5→祝込18.2→20.1→21.7
☆06年「NANA2」トータル12.5億円
OP1.7→4.7→7.0→8.9→祝込11.0→11.7
☆06年「タイヨウのうた」トータル10.5億円
☆09年「少年メリケンサック」トータル10.2億円
OP2.0→5.0→7.3→8.6
☆10年「BANDAGE」トータル6億円程度か
OP1.3→3.0→4.2→5.6→5.7
☆10年「ソラニン」
OP0.9→2.6億円→
主要作品との対比で考えると、「ソラニン」の興行収入は6.0~6.9億円となる。
果たして「BANDAGE」辺りは超えることはできるだろうか。

近年アスミックエース配給で10億円を超えた作品は以下の通り。
☆06年「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」トータル18.0億円(規模243館)
OP3.0→8.2→11.0→13.0→15.0
☆03年「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」トータル15.0億円
☆04年「ピンポン」トータル14.0億円
☆06年「博士の愛した数式」トータル12.0億円(規模208館)
OP1.2→3.7→5.9→7.6→8.7
☆10年「サヨナライツカ」(規模180館)
OP1.3→4.4→6.7→8.5→9.0→9.6
☆10年「ソラニン」
OP0.9→2.6億円→
「木更津キャッツアイワールドシリーズ」「博士の愛した数式」との対比で考えると、「ソラニン」の興行収入は5.7~8.4億円となる。
「サヨナライツカ」「博士の愛した数式」のようなヒットにはならないと思うが、どうなるだろうか。

公開時200館未満の公開規模における高額興行収入作品は以下のとおり。
☆09年「ドロップ」トータル19.5億円(公開時:140館)
祝込3日2.5→7.0→11.6→14.5→16.1→17.1→18.0
☆09年「60歳のラブレター」トータル7.9億円(公開時:189館)
OP1.0→2.9→4.6→5.9→6.9
☆08年「明日への遺言」トータル6.0億円(公開時:196館)
OP0.8→2.4→不明→4.4→4.9
☆08年「アフタースクール」トータル5.5億円(公開時:72館)
OP0.7→2.0→3.0→3.6→4.1
☆07年「めがね」トータル5.0億円(公開時:72館)
祝込3日0.8→1.7→2.6→3.3
☆07年「僕は妹に恋をする」トータル5.0億円(公開時:76館)
OP0.8→2.1→3.0→祝込3.7
☆08年「西の魔女が死んだ」トータル4.5億円(公開時:159館)
OP0.5→1.6→2.4→3.1→3.6
☆10年「ソラニン」(公開時:108館)
OP0.9→2.6億円→
これらとの対比で考えると、「ソラニン」の興行収入は6.2~7.6億円となる。
ロングセールスは見込めるが、極端なほどの爆発的ヒットにはならないだろう。
公開規模が拡大しない限り、現時点では「ソラニン」の興行収入は先週に引き続き7億円と予想したい。


8位:「映画 プリキュアオールスターズDX 2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!」(東映・テレビ朝日)<4週目>
【公開前個人予想】 9.5億円
【現時点での興行収入予想】 13億円(OP~2週目11.0億円)
【公開規模】 162スクリーン(先週比+2スクリーン)
5.9千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは10.3億円となっている。
1週間の伸びは1.3億円弱程度だろうか。
春休みシーズン終了ということもあり、そろそろ勢いが落ちてきたか。
それでも10億円を余裕で超えてきた。
本シリーズのアニメ番組を一度も観ていないが、新番組が始まり、勢いが上昇しているような気がしたので、他のシリーズ作品よりも高い成績となっているのだろうか。

関連作品の興行収入は以下の通り。
☆05年「ふたりはプリキュア Max Heart」トータル8.5億円
OP1.9→3.5→5.4→7.3→7.8
☆05年「ふたりはプリキュア MaxHeart2 雪空のともだち」トータル5.7億円
OP1.2→不明→3.1
☆06年「ふたりはプリキュア Splash Star チクタク危機一髪!」トータル3.0億円
OP0.56
☆07年「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」トータル8.0億円
OP1.7→3.7→5.6→6.5→7.1
☆08年「Yes!プリキュア5 GoGo!お菓子の国のハッピーバースデイ♪」トータル7.9億円
OP1.6→3.4→4.8→6.2→6.8
☆09年「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円
3日2.4(2日1.4)→5.1→7.6→8.6→9.0
☆09年「フレッシュプリキュア!おもちゃの国は秘密がいっぱい!?」トータル8.0億円
OP1.7→3.8→5.1→5.9→6.9→7.2
☆10年「オールスターズDX2希望の光☆レインボージュエルを守れ!」
3日3.2→6.0→9.0→10.3億円→
最近の作品との対比で考えると、本作の興行収入は12.1~14.0億円となる。
「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円を超えており、シリーズ最大のヒットとなったのではないか。
本シリーズは急激に勢いを無くすという特徴もあるが、12~13億円程度までは伸びてきそうだ。

なお、10億円前後のアニメ作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「劇場版 MAJOR」トータル10.5億円見込み<年末公開>
OP1.5→2.6→不明→7.7→祝込9.6→10.0
☆09年「NARUTO-ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者」トータル10.2億円
OP1.9→4.7→7.4
☆09年「映画クレヨンしんちゃん」トータル10.0億円
OP1.7→3.5→5.9→9.2→9.6
☆08年「ONE PIECE」トータル9.2億円
OP1.6→3.4→4.7→6.1→7.5
☆07年「ONE PIECE」トータル9.0億円
OP1.6→3.5→4.7→不明→7.5
☆10年「オールスターズDX2希望の光☆レインボージュエルを守れ!」
3日3.2→6.0→9.0→10.3億円→
これらとの対比で考えると、本作の興行収入は11.2~15.5億円となる。
さすがに10億円台半ばまでは伸びないのではないかと思うが、ある程度の伸びは期待できるか。
人気が上昇しているので、今後は「NARUTO-ナルト-」「クレヨン」を超えるシリーズに育つかもしれない。

これらを踏まえて、「映画 プリキュアオールスターズDX 2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!」の興行収入は先週に引き続き13億円と予想したい。
13億円を超えることはなさそうだが、12億円後半までは伸びてもおかしくはない。
先々週は『11.0億円と予想したい』と書いていたが、春休みシーズンの伸びを無視しすぎた。
前作「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円から極端な爆発はないだろうというヨミも甘かったようだ。


9位:「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」(東宝・フジテレビ)<6週目>
【公開前個人予想】 18億円
【現時点での興行収入予想】 24億円(4週目22億円・OP~3週目20~22億円)
【公開規模】 283スクリーン
4.9千万円を週末に稼ぎ、トータルでは22.3億円となっている。
1週間の伸びは1.3億円半ばとなっている。

3週目までは「ドラえもん」とほぼ同じ動きだったが、さすがに地力の違いをみせつけられた。
☆10年「のび太の人魚大海戦」
5.5→09.7→13.7(祝込15.3)→20.2→27.7→29.9→
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」
3.9→09.7→13.8(祝込14.8)→17.7→21.0→22.3→
しかし、ドラマと直結しているだけはあり、爆発力が高かった。
ドラマ鑑賞者以外には鑑賞しにくい作品だけに、今後はどこまで伸びるかが注目となる。
春休みシーズンということもあるが、ここまで伸びが続くとは思わなかった。
初動タイプという予想はハズレだったようだ。

近年公開されたサスペンス系ドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝込34.0→祝込48.4→57.4→祝込66.6→70.5→73.8
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
5.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円(視聴率15.4%)
3.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7
☆06年「TRICK劇場版2」トータル21.0億円(03年版・視聴率15.6%)
4.3→10.0→13.9→16.9→18.8
☆08年「クロサギ」トータル17.2億円(視聴率15.7%)
2.9→07.3→10.7→13.3→15.2→16.0→16.4
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」(視聴率11.4%・11.0%)
3.9→09.7→祝込14.8→17.7→21.0→22.3億円→
「HERO」「相棒」「容疑者Xの献身」以外との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は24.0~24.6億円となる。
「HERO」「相棒」「容疑者Xの献身」との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は25.5~27.0億円となる。
この中で「アンフェア the movie」との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は24.6億円となる。
24億円辺りが落ち着きどころとなるか。

漫画原作作品のうち、ゲーム性のある映画の興行収入は以下のとおり。
☆06年「DEATH NOTE」後編トータル52.0億円
OP12.2→22.8→30.8→39.1→43.2→46.3→47.7
☆09年「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」トータル44.1億円
OP8.7→21.3→27.9→32.4→38.7→40.7
☆08年「20世紀少年」トータル39.5億円
OP6.3→15.6→祝24.0→28.1→32.5→34.8→祝込36.6→37.4
☆08年「L change the WorLd」トータル31.0億円(※参考)
OP5.7→14.6→19.9→24.3→26.8→28.5→29.7
☆09年「20世紀少年-第2章-最後の希望」トータル30.1億円
OP6.2→13.4→19.5→23.0→25.8→27.3
☆06年「DEATH NOTE」前編 トータル28.5億円
OP4.1→10.0→15.2→19.6→22.4→24.8
☆09年「カイジ 人生逆転ゲーム」トータル22.5億円
祝込3日5.3→10.0→14.1→17.2→19.7→20.9
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」
OP3.9→09.7→祝込14.8→17.7→21.0→22.3億円→
「20世紀少年」、「DEATH NOTE」前後編以外との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は24.0~24.6億円となる。
「20世紀少年」、「DEATH NOTE」前後編との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は25.0~25.6億円となる。
やはり24億円程度が落ち着きどころか。

ついでに以下のようなサスペンス作品とも比較してみたい。
☆08年「チーム・バチスタの栄光」トータル15.6億円
祝3日3.9→7.5→10.4→12.8→13.9→14.5→14.9
☆09年「ジェネラル・ルージュの凱旋」トータル9.0億円
OP1.5→4.3→06.3→07.4→08.1→08.5
☆10年「ゴールデンスランバー」トータル11億円見込み
OP2.0→5.0→07.5→09.0→10.0→10.6→
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」
OP3.9→09.7→祝込14.8→17.7→21.0→22.3億円→
これらとの対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は23.1~24.0億円となる。
春休み特需を失ったとしても、23億円程度がミニマムラインとなりそうだ。

「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」22.3億円と同程度の6週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「沈まぬ太陽」22.9億円(トータル28.0億円)
☆「劔岳 点の記」21.6億円(トータル25.8億円)
☆「カイジ」20.9億円(トータル22.5億円)
<2008>
☆「パコと魔法の絵本」20.8億円(トータル23.6億円)
☆「デトロイト・メタル・シティ」21.7億円(トータル23.4億円)
「カイジ」「デトロイト・メタル・シティ」との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は24.0~24.0億円となる。
現時点での「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は先週に引き続き24億円と予想したい。
先々週までは22億円という予想だったが、春休み特需を上手く考慮できなかった。
ここまでヒットすれば、本ドラマの映画化は成功といえるだろう。
サスペンスドラマの映画化の好例ということになりそうだ。
この成功を受けて“結末は映画で”という流れができてしまうかもしれない。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(4月3週目新作予想その2)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

「のだめカンタービレ最終楽章 後編」(東宝・フジテレビ)
<346館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【鑑賞度】 ×(前編未鑑賞。ドラマを1話も見ていない)

【監督】 川村泰祐
前編の監督の武内英樹は総監督というポジションらしい。
川村泰祐の能力や実績はよく分からないが、作品的には前編から大きな変化はないだろう。

【キャスティング】 上野樹里、玉木宏
どちらも信用度は低いが、本作はそのようなことが問題となる作品ではない。

【題材】 「ドラマの映画化」「漫画の映画化」「続編」
前編から大きく数字が変わるとは思えず、以下のような作品と同程度となるだろう。
☆07年「西遊記」トータル43.7億円(視聴率22.8%)
祝3日7.9(5.2)→13.1→19.3→25.1→30.0→36.3→39.3→41.8
☆09年「ごくせん THE MOVIE」トータル34.8億円(視聴率22.6%)
04.9→祝込13.1→17.5→22.5→26.0→30.2→32.4→33.6→34.0
☆09年「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」トータル40億円超
03.9→不明→22.1→祝29.9→32.7→35.1→36.8→37.8→38.6
間隔が詰まっていることから、前編から爆発するとは思えない。

以下のシリーズ作品では大きく変化しているが、本作はそのようなことはないだろう。
「DEATH NOTE」は28.5→52.0億円(82.5%増)
「ALWAYS」は32.3→45.6億円(41.2%増)
「クローズZERO」は25.0→30.2億円(20.8%増)
「20世紀少年」は39.5→30.1→44.1億円(初回から最終回まで11.6%増)
「レッドクリフ」は50.5→55.5億円(9.9%増)
本作は1割程度、伸びても2割増というところか。

【予告編・TVCM】 量・少/デキ・普
CMはあまり見かけないような気がする。
特有のユニークさが消えて、切なさを押し出している戦略は当たるのか。

【支持基盤・ターゲット】 「前編鑑賞者」「ドラマ鑑賞者」
前編鑑賞者以外に増えるとは思えない。
前売券にはストラップ付き、入場プレゼントはポストカードとなっている。
ポストカードは要らないのではないか?

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「クローズZEROⅡ」トータル30.2億円(オープニング5.7億円)
☆「おっぱいバレー」トータル5.3億円(オープニング0.8億円)
<2008>
☆「少林少女」トータル15.1億円(オープニング1.9億円)
☆「砂時計」トータル10.0億円(オープニング1.2億円)
「クローズZEROⅡ」は少なくとも超えたいところ。

【評価・予想】 44.0億円(オープニング5.0億円)
前編の興行収入が約40億円となっており、そのラインから大きくズレることはないだろう。
最終章ではあっても、前編の±1割というところではないか。
前編は正月公開であり、その利点があったので、前編からマイナスをしようと考えいたが、復習公開で再ランキング(295スクリーン・3.6千万円)するなど、ある程度の盛り上がりもありそうだ。
フィナーレということもあり、前編の1割増と考えて、「のだめカンタービレ最終楽章 後編」の興行収入は44億円と予想したい。
オープニングは前編の3.9億円を上回るだろう。
「ごくせん」のオープニング4.9億円、「西遊記」のオープニング2日5.2億円と同程度の5.0億円となるのではないか。
「アリス」などのライバルがいるので、爆発はしないだろう。


「アリス・イン・ワンダーランド」(ディズニー)
<362館程度にて順次公開予定(実際には700スクリーン以上らしい)>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【鑑賞度】 ◎(バートン、デップのコンビならば、期待大)

【監督】 ティム・バートン
ティム・バートン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「スリーピー・ホロウ」トータル19.0億円
☆01年公開「猿の惑星」トータル45.0億円
☆04年公開「ビッグ・フィッシュ」10億円未満
☆05年公開「チャーリーとチョコレート工場」トータル53.5億円
OP4.7→15.4→24.0→30.8→38.2→42.3
☆05年公開「コープス・ブライド」トータル10.0億円
OP1.8→04.5
☆07年公開「スウィーニー・トッド」トータル20.5億円
OP4.0→09.6→14.0→16.6→18.4→19.4
「チャーリーとチョコレート工場」トータル53.5億円が目標となりそうだ。
3D単価を考えれば、これを超えたいところ。

【キャスティング】 ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ
ジョニー・デップ主演作品の主な興行収入は以下のとおり。
☆03年公開「パイレーツ・オブ・カリビアン」トータル68.0億円
☆05年公開「ネバーランド」トータル11.0億円
☆05年公開「チャーリーとチョコレート工場」トータル53.5億円
OP4.7→15.4→24.0→30.8→38.2→42.3
☆06年公開「パイレーツ・オブ・カリビアン/チェスト」トータル100.2億円
先19.2→37.5→52.2→63.7→78.8→86.5→90.6
☆07年公開「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド」トータル109.0億円
金19.4→44.0→61.4→74.5→83.7→90.9→96.2
☆08年公開「スウィーニー・トッド」トータル20.5億円
OP4.0→09.6→14.0→16.6→18.4→19.4→20.1
☆09年公開「パブリック・エネミーズ」
OP1.5→03.8→05.6→06.5
本作は「パイレーツ・オブ・カリビアン」の後半2作のような100億円ラインに迫るような作品ではないと思う。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」トータル68.0億円、「チャーリーとチョコレート工場」トータル53.5億円程度ではないか。

【題材】 「ファンタジー」「小説の映画化」
ファンタジーといっても「ハリー・ポッター」クラスの興行収入にはならないだろう。

これらがライバルとなるのではないか。
☆07年「スパイダーマン3」トータル71.2億円
6日31.9→43.6→52.3→63.1→79.2
☆06年「ナルニア国物語」トータル68.6億円
OP10.4→23.6→33.0→43.9→52.3→58.2
☆08年「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」トータル57.1億円
先14.0→26.1→34.4→40.3→祝込46.7→49.5→52.0→53.7
☆09年「レッドクリフ PartⅡ」トータル55.5億円
金3日8.6(2日6.7)→21.5→30.3→39.0→47.7→50.7→52.5
☆08年「レッドクリフ Part I」トータル50.5億円
祝3日9.6(2日6.7)→17.7→25.2→31.6→37.4→41.1→43.9
☆07年「アイ・アム・レジェンド」トータル43.1億円
金3日7.2(2日5.8)→16.4→不明→33.8→37.7→40.6→42.0→42.8
☆07年「トランスフォーマー」トータル40.1億円
OP06.3→16.0→28.5→32.1→35.4→37.2→祝38.9→39.4
☆07年「ダイハード4.0」トータル39.1億円
先08.9→18.0→26.0→30.0→33.4→35.5→36.7→37.8
☆09年「2012」トータル38.0億円
4日8.8(2日5.7)→16.3→23.2→26.7→30.4→祝35.5
☆08年公開「ライラの冒険 黄金の羅針盤」トータル37.5億円
先8.2(OP5.5)→15.4→20.2→24.7→28.2→31.1→32.5
50~60億円辺りが落ち着きどころか。

ピクサー作品の興行収入も参考になるか。
☆00年「トイ・ストーリー2」トータル34.5億円
☆02年「モンスターズ・インク」トータル93.7億円
☆03年「ファインディング・ニモ」トータル110.0億円
☆04年「Mr.インクレディブル」トータル52.6億円
先7.5→15.3→不明→不明→35.1→47.1→48.0→50.0
☆06年「カーズ」トータル22.3億円
OP3.8→07.8→10.5→14.1
☆07年「レミーのおいしいレストラン」トータル39.0億円
水5.0→12.8→19.5→28.5→32.0→35.8→37.1→祝38.1
☆08年「WALL・E/ウォーリー」トータル40.0億円
金5.1(2日4.5)→11.5→16.0→不明→30.3→祝35.5→37.1
☆09年「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル49~50億円見込み
OP6.3→15.5→22.3→31.1→37.0→42.9→46.0
これらを踏まえても50億円ラインは超えてきそうだ。

【予告編・TVCM】 量・普/デキ・普
予告編のデキは良いが、CMはイマイチ盛り上がりに欠け、あっさりとしていた印象。
しかし、雰囲気が伝われば、大きな問題はないだろう。

【支持基盤・ターゲット】 全般
老若男女を問わない作品。
デート、友人、ファミリー、お一人でも誰でも楽しめるはずだ。
このような作品はヒットしやすい。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「レッドクリフPartⅡ」トータル55.5億円(オープニング2日6.7億円)
☆「スラムドッグ$ミリオネア」トータル13.0億円(オープニング1.2億円)
☆「グラン・トリノ」トータル11.0億円(オープニング1.3億円)
☆「バーン・アフター・リーディング」トータル6.5億円(オープニング2日1.1億円)
<2008>
☆「クローバーフィールド」トータル12.0億円(オープニング2.6億円)
☆「大いなる陰謀」トータル6.2億円(オープニング2日1.2億円)
☆「紀元前1万年」トータル10.1億円(オープニング1.6億円)
☆「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円(オープニング1.3億円)
当面のライバルは「レッドクリフPartⅡ」トータル55.5億円となる。

【評価・予想】 64.0億円(オープニング7.5億円)
製作費2億ドルの超大作映画となっている。
アメリカ国内の興行収入は先週末時点では320百万ドルとなっており、余裕で製作費を回収している大ヒット作品となっている。
爆発の規模は極限ではないにせよ、日本でもヒットは間違いないだろう。

以下の作品が参考になりそうだ。
ディズニーのファンタジー作品「ナルニア国物語」トータル68.6億円
去年のゴールデンウィーク「レッドクリフPartⅡ」トータル55.5億円
同タッグの「チャーリーとチョコレート工場」トータル53.5億円
「チャーリーとチョコレート工場」トータル53.5億円が基準となり、3D単価を踏まえると60億円を超えてきそうだ。
作風的に大きな爆発はないと考えたいところ。
「チャーリーとチョコレート工場」の2割増と考えて、「アリス・イン・ワンダーランド」の興行収入は64.0億円と予想したい。
オープニングは「レッドクリフPartⅡ」対比で考えると7.5億円程度だろうか。

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国内映画興行収入ランキング(4月3週目新作予想その1)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

「名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)」(東宝・日本テレビ)
<340館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【鑑賞度】 ×(本シリーズを1本も観たことがない。アニメも1話もない)

【監督】 山本泰一郎
04~09年まで本シリーズの監督を務めている。
作風的には大きな変化はなさそうだ。

【キャスティング】 (ゲスト)大橋のぞみ、優木まおみ
興行収入的には大きな影響はないだろう。

【題材】 「アニメ」「シリーズモノ」
「名探偵コナン」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆97年「時計じかけの摩天楼」トータル11.0億円
☆98年「14番目の標的(ターゲット)」トータル18.5億円
☆99年「世紀末の魔術師」トータル26億円
☆00年「瞳の中の暗殺者」トータル25.0億円
☆01年「天国へのカウントダウン」トータル29.0億円
☆02年「ベイカー街の亡霊」トータル33.8億円
☆03年「迷宮の十字路」トータル32.0億円
☆04年「銀翼の奇術師」トータル28.0億円
☆05年「水平線上の陰謀(ストラテジー)」トータル21.5億円
2.8→06.1→08.3→12.6→18.3→19.3
☆06年「探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」トータル30.3億円<10周年記念作品>
5.4→10.3→14.9→25.4→27.2→28.5→29.3
☆07年「紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」トータル25.3億円
4.5→09.5→20.2→21.9→23.2→24.0→24.5
☆08年「戦慄の楽譜(フルスコア)」トータル24.2億円
4.2→08.5→祝込19.0→20.6→21.8→22.7→23.3
☆09年「漆黒の追跡者(チェイサー)」トータル35.0億円
5.9→12.5→20.1→29.5→31.6→32.9→33.8
よくは分からないが、去年の大爆発は恐らくメインストーリーと密接な関係があった作品だからだろう。
ホームページなどを見る限りでは、今年はそのような作品ではないように思えるので、去年のような爆発はないはずだ。
しかし、去年の爆発により新たな客層も掴んだと思われるので、07・08年の25億円ラインは楽に突破できるはずだ。
25億円以上、35億円以下となりそうなので、30億円ラインが当面の目標となるのではないか。

【予告編・TVCM】 量・?/デキ・普
飛行船を舞台にしたミステリーということは伝わった。
悪い仕上りではないが、CMを見る限りでは、爆発性はなさそうだ。

【支持基盤・ターゲット】 「ファミリー」
人気が高いシリーズであり、支持基盤はしっかりとしている。
謎解きモノなので、ヒットはしやすいと思う。
前売券プレゼントはクリアファイルらしいが、大きな影響はないだろう。

【評価・予想】 30.0億円(オープニング4.5億円)
25億円以上、35億円以下となりそうなので、30億円ラインが当面の目標となると思われる。
人気の高いサスペンスモノであり、きっちりとそのラインまで稼ぐのではないか。
「名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)」は30.0億円と予想したい。
06年の「探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」トータル30.3億円<10周年記念作品>がライバルとなるか。
オープニングは「アリス」「のだめ」「クレヨン」などがいるので、07年の4.5億円程度となるのではないか。
去年のような爆発は難しいだろう。


「クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」(東宝・テレビ朝日)
<325館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【鑑賞度】 ×(本シリーズを1本も観たことがない。アニメも1話もない)

【監督】 しぎのあきら
昨年から彼に監督がチェンジしたいようだ。
去年大きくコケたのは彼のせいなのだろうか。
とりあえず興行収入も去年の数字がベースとなりそうだ。
 
【キャスティング】(ゲスト)近藤春菜、黒沢かずこ、はるな愛、いとうあさこ、椿鬼奴
花嫁がテーマということもあり、未婚のお笑い芸人を集めたようだ。
狙いとしては、それほど悪くはないと思う。

【題材】 「アニメ」「シリーズモノ」
「クレヨンしんちゃん」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆93年「アクション仮面VSハイグレ魔王」トータル22.2億円
☆94年「ブリブリ王国の秘宝」トータル21億円
☆95年「雲黒斎の野望」トータル14億円
☆96年「ヘンダーランドの大冒険」トータル12億円
☆97年「暗黒タマタマ大追跡」トータル11億円
☆98年「電撃!ブタのヒヅメ大作戦」トータル11億円
☆99年「爆発!温泉わくわく大決戦」トータル9億円
☆00年「嵐を呼ぶジャングル」トータル11.0億円
☆01年「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」トータル14.5億円
☆02年「嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」トータル13.0億円
☆03年「嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード」トータル13.5億円
☆04年「嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ」トータル12.8億円
☆05年「伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃」トータル13.0億円
2.2→4.1→07.3→11.6→11.9
☆06年「伝説を呼ぶ踊れ!アミーゴ!」トータル13.8億円
3.3→5.7→07.8→13.3→13.8
☆07年「嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!」トータル15.5億円<15周年記念>
3.0→6.0→13.2→14.2→14.8
☆08年「ちょー嵐を呼ぶ 金矛(キンポコ)の勇者」トータル12.3億円
2.5→4.5→祝込10.2→10.9→11.4
☆09年「オタケべ!カスカベ野生王国」トータル10.0億円
1.7→3.5→05.9→09.2→09.6→09.7
15周年記念の07年をピークに下落気味となっている。
原作者の臼井儀人さんが亡くなられた後の初めての作品であり、あまり恥ずかしい結果にはなりたくないはずだ。
少なくとも去年の興行収入を上回らないとマズいだろう。
しんのすけの未来の花嫁が助けを求めてきて、未来に向かうというストーリーのようなので、ある程度は面白くなるか。

【予告編・TVCM】 量・?/デキ・普
録画されていた番組の中にCMがあったので、見てみたが、もはや記憶に残っていない。

【支持基盤・ターゲット】 「ファミリー」
支持基盤はしっかりとしているので、10億円ラインから大きなズレはないはずだ。
前売券プレゼントはストラップらしいが、大きな影響はないだろう。

【評価・予想】 11.0億円(オープニング1.9億円)
去年の10.0億円というラインは超えたいはずだ。
08年のトータル12.3億円には及ばないと思われるので、11億円というところか。
オープニングは1.9億円というところか。
「コナン」「アリス」「のだめ」という中では厳しい戦いとならざるを得ない。

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国内映画興行収入ランキング(4月2週目その1)

1位:「シャッターアイランド」(パラマウント)<1週目>
【公開前個人予想】 28.0億円
【現時点での興行収入予想】 15~16億円
【公開規模】 442スクリーン
土日の2日で2.7億円(273,533,500円)のオープニングを飾った。
先週『金曜日からのオープニングは「レッドクリフPartⅡ」対比で考えて、4.3億円程度だろうか。この手の作品のオープニングはかなり高いのではないか』と書いたが、どうやら期待が高すぎたようだ。
金曜日分を足しても、ここまで高くはないと思われる。
恐らく3億円半ばというところか。
「パーシー・ジャクソン」のオープニング2日が3.0億円なので、それほど評価はしにくい。

レオナルド・ディカプリオ主演映画の興行収入は以下の通り。
☆03年公開「ギャング・オブ・ニューヨーク」トータル30.0億円
☆03年公開「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」トータル29.0億円
☆05年公開「アビエイター」トータル10.7億円
OP1.6→5.0→6.9→8.4
☆07年公開「ディパーテッド」トータル15.6億円
OP2.9→7.1→9.9→11.7→13.0→13.8
☆07年公開「ブラッド・ダイヤモンド」トータル9.9億円
OP1.5→4.2→6.2→07.5→08.9→09.4
☆08年公開「ワールド・オブ・ライズ」トータル8~9億円
OP1.1→不明→6.0→祝込7.6→8.2
☆09年公開「レボリューショナリー・ロード」トータル3.8億円
OP0.8→2.4→3.2→03.5→03.7→03.7
☆10年公開「シャッターアイランド」
2日2.7億円→
これらとの対比で考えると、「シャッターアイランド」の興行収入は14.5~18.1億円となる。
評価も良くないことから20億円を超えるロングヒットにはならないと思われる。
普通程度の伸びでは15億円前後というところか。
「ディパーテッド」トータル15.6億円がライバルとなりそうだ。

スコセッシファン+ディカプリオファン+サスペンス謎解きファンを考えると、「ディパーテッド」を超えると思ったが、足し算どおりにはいかないようだ。
「ディパーテッド」はアカデミー賞作品賞を受賞しているので、そういうことも踏まえないといけなかったか。

事件モノや不可思議なストーリーも参考になると思ったが、このようなビッグヒットにはなりそうもない。
☆09年公開「天使と悪魔」トータル33.5億円
金3日6.8(OP5.5)→15.0→20.6→25.6→28.6→30.4
☆02年公開「バニラスカイ」トータル33.2億円
☆06年公開「フライトプラン」トータル31.2億円
OP2日6.0→14.4→20.4→24.8→28.0
☆01年公開「アンブレイカブル」トータル29.4億円
☆02年公開「パニックルーム」トータル25.0億円
☆09年公開「ベンジャミン・バトン数奇な人生」トータル24.0億円
OP3.2→10.4→15.0→18.7→20.8→22.3
☆04年公開「コラテラル」トータル22.0億円
☆00年公開「ファイトクラブ」トータル19.8億円
☆04年公開「ヴィレッジ」トータル17.0億円
☆09年「チェンジリング」トータル12.8億円
金2.3→06.5→09.1→11.0→12.1→12.4
☆10年公開「シャッターアイランド」
2日2.7億円→
これらとの対比で考えると、「シャッターアイランド」の興行収入は14.0~20.3億円となる。
良作ならば強気になれるが、あの内容では20億円を超えるとは言えない。
やはり15億円前後というところか。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「レッドクリフPartⅡ」トータル55.5億円(オープニング2日6.7億円)
☆「スラムドッグ$ミリオネア」トータル13.0億円(オープニング1.2億円)
☆「グラン・トリノ」トータル11.0億円(オープニング1.3億円)
☆「バーン・アフター・リーディング」トータル6.5億円(オープニング2日1.1億円)
<2008>
☆「クローバーフィールド」トータル12.0億円(オープニング2.6億円)
☆「大いなる陰謀」トータル6.2億円(オープニング2日1.2億円)
☆「紀元前1万年」トータル10.1億円(オープニング1.6億円)
☆「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円(オープニング1.3億円)
「スラムドッグ$ミリオネア」以外との対比で考えると、「シャッターアイランド」の興行収入は12.5~22.8億円となる。
GW公開作品の中には伸びがない作品も多いが、「紀元前1万年」などは意外と伸びがある。
GWにおいて稼ぐことができれば、もうちょっと伸びそうだ。
ファミリー向け作品ではないので、その恩恵を受けるとも思えないが、やや期待したい。

「シャッターアイランド」2.7億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ベンジャミン・バトン」3.2億円(トータル24.0億円)
☆「ワルキューレ」2日2.4億円(トータル12.5億円)
<2008>
☆「イーグル・アイ」2.5億円(トータル12.2億円)
☆「クローバーフィールド」2.6億円(トータル12.0億円)
これらとの対比で考えると、「シャッターアイランド」の興行収入は12.5~20.3億円となる。
極端な初動タイプとは思えないので、15億円前後の興行収入となるのではないか。
現時点では「ディパーテッド」トータル15.6億円と同程度の15~16億円と予想したい。
一般受けしそうなテイストを信じて、期待を高めすぎただけであり、レオとスコセッシのタッグならば、この辺りとなるのは仕方がないか。


2位:「第9地区」(ワーナー・GAGA)<1週目>
【公開前個人予想】 12.0億円
【現時点での興行収入予想】 11~12億円
【公開規模】 204スクリーン
土日で1.6億円半ば(165,436,100円)のオープニングを飾った。
先週『オープニングは「シャッターアイランド」に観客を奪われそうなので、オープニングはそれほど高くはないだろう。「第9地区」のオープニングは1.9億円程度ではないか』と書いたので、大きくはズレていない。
思ったよりもスクリーン数が少なかったようだ。
「シャッターアイランド」の半分以下のスクリーン数ならば、このオープニングはかなり高いといえるだろう。

“エイリアン”や“謎”がありそうな作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「地球が静止する日」トータル24.1億円
金4.6→不明→17.6→20.7→22.7→23.5
☆08年「ハプニング」トータル12.3億円
金3日2.8→7.0→9.4→11.4→12.1
☆08年「イーグル・アイ」トータル12.2億円
OP2.5→06.4→10.0→11.6
☆08年「クローバーフィールド/HAKAISHA」トータル12.1億円
OP2.6→6.2→8.3→9.9→11.5
☆09年「ノウイング」トータル10.2億円
金3日2.9→6.1→8.2→9.3
☆06年「トゥモロー・ワールド」トータル10.0億円
OP1.6→3.0→4.1
☆10年「第9地区」
OP1.7億円→
主要作品との対比で考えると、「第9地区」の興行収入は7.9~10.6億円となる。
悪くとも8億円、伸びれば10億円台となりそうだ。
口コミで伸びそうな上に、GWもあるので、10億円台に乗るのではないか。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「レッドクリフPartⅡ」トータル55.5億円(オープニング2日6.7億円)
☆「スラムドッグ$ミリオネア」トータル13.0億円(オープニング1.2億円)
☆「グラン・トリノ」トータル11.0億円(オープニング1.3億円)
☆「バーン・アフター・リーディング」トータル6.5億円(オープニング2日1.1億円)
<2008>
☆「クローバーフィールド」トータル12.0億円(オープニング2.6億円)
☆「大いなる陰謀」トータル6.2億円(オープニング2日1.2億円)
☆「紀元前1万年」トータル10.1億円(オープニング1.6億円)
☆「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円(オープニング1.3億円)
主要作品との対比で考えると、「第9地区」の興行収入は7.8~14.4億円となる。
極端に高い伸びをするとも思えないので、14億円ラインまでは伸びないだろう。

「第9地区」1.7億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「チェンジリング」2日1.8億円(トータル12.8億円)
☆「G.I.ジョー」2日1.8億円(トータル10.5億円)
☆「ウルヴァリン」2日1.8億円(トータル8.9億円)
<2008>
☆「紀元前1万年」1.6億円(トータル10.1億円)
☆「バンテージ・ポイント」1.5億円(トータル8.5億円)
これらとの対比で考えると、「第9地区」の興行収入は8.4~12.1億円となる。
評価面及び時期面を踏まえて、ある程度の伸びを期待できるので、「第9地区」の興行収入は11~12億円と予想したい。
「クローバーフィールド/HAKAISHA」トータル12.1億円までは伸びるだろうか。
目新しいタイプの作品はこの辺りとなりそうだ。


3位:「ダーリンは外国人」(東宝)<1週目>
【公開前個人予想】 9.5億円
【現時点での興行収入予想】 8~9億円
【公開規模】 250スクリーン
土日で1.2億円(122,722,750円)のオープニングを飾った。
先週『オープニングは1.5億円程度だろうか。それほど高いオープニングではないだろう』と書いたので、大きくはズレていない。
このオープニングではヒットとは言いがたいが、無難な結果を残しそうだ。

人気の漫画が原作という点ではあるが、ラブストーリー関連作品が参考になるか。
かなりテイストは異なるが、問題はないだろう。
☆07年「恋空」トータル39.0億円(新垣)
OP4.8→13.1→19.7→26.0→29.7→32.3→34.1
☆09年「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円(井上)
OP2.8→7.8→13.0→16.0→祝18.5→19.5→20.3
☆08年「赤い糸」トータル11.5億円(南沢)
OP1.0→不明→6.6→祝8.8→9.7→10.5→10.7
☆08年「砂時計」トータル10.0億円(夏帆・松下)
OP1.2→祝6.0→7.2→8.3→9.1→09.5→09.7
☆06年「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円(宮崎)
OP1.2→2.4→5.1→6.3
☆06年「シュガー&スパイス/風味絶佳」トータル7.5億円(沢尻)
OP1.0→3.4→4.9→5.8
☆07年「そのときは彼によろしく」トータル4.6億円(長澤)
OP0.9→2.3→3.3→3.8→04.2→04.4
☆10年「誰かが私にキスをした」(堀北)
OP0.5→1.5億円→
☆10年「ダーリンは外国人」
OP1.2億円→
主要作品との対比で考えると、「ダーリンは外国人」の興行収入は8.0~10.0億円となる。
二桁は超えない程度となりそうだ。
「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円、「シュガー&スパイス/風味絶佳」トータル7.5億円辺りを超えたいところだ。

コメディテイストもありそうなので、以下の作品も参考になる。
☆07年「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式 」トータル9.3億円
祝込3日2.2(2日1.4)→4.3→6.3→7.8
☆08年「ハンサム★スーツ」トータル8.6億円
祝込3日2.1(2日1.5)→3.9→5.6→6.7→7.6→8.1
☆10年「ダーリンは外国人」
OP1.2億円→
主要作品との対比で考えると、「ダーリンは外国人」の興行収入は6.9~8.0億円となる。
GWもあるので、8億円辺りは超えてくるのではないか。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「クローズZEROⅡ」トータル30.2億円(オープニング5.7億円)
☆「おっぱいバレー」トータル5.3億円(オープニング0.8億円)
<2008>
☆「少林少女」トータル15.1億円(オープニング1.9億円)
☆「砂時計」トータル10.0億円(オープニング1.2億円)
これらとの対比で考えると、「ダーリンは外国人」の興行収入は6.4~10.0億円となる。
GWの時期を利しても、10億円は超えないだろう。

「ダーリンは外国人」1.2億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「火天の城」1.3億円(トータル9.3億円)
☆「旭山動物園物語」1.1億円(トータル9.0億円)
☆「MW―ムウ―」1.3億円(トータル7.5億円)
<2008>
☆「砂時計」1.2億円(トータル10.0億円)
☆「イキガミ」1.3億円(トータル8.0億円)
これらとの対比で考えると、「ダーリンは外国人」の興行収入は6.9~10.0億円となる。
極端な初動タイプとは思えないので、「ダーリンは外国人」の興行収入は8~9億円と予想したい。
「砂時計」トータル10.0億円を超えず、「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式 」トータル9.3億円、「ハンサム★スーツ」トータル8.6億円がライバルとなりそうだ。
大規模ではないコメディ作品はこの程度となりそうだ。

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『第9地区』レビュー

◆評  価   7.5点
◆おススメ度  A(他の作品とは異なる魅力がある)

ドハマりしたわけではないが、比較的好みのテイストに仕上がっている。
ストーリー展開自体には、特別な謎や不可思議な秘密や恐ろしい衝撃があるわけではなくて、他のアクション作品やSF作品とそれほど差異はないように思えるが、良い意味での粗さや雑さが、他の作品とは異なる“新味”を産んでいる。
いい加減で凡庸な設定も多く見られるが、新人監督らしく勢いとブラックユーモアで突っ走ったら、なかなか悪くないものができたようだ。
新人監督に好き勝手にやらせたと思われる彼の親玉のピーター・ジャクソンの度量の広さも窺われる。

また、ラブストーリー、友情、親子愛なども含まれているようで、上手くカタチになっていないような気もした。
しかし、そのような部分に逆に惹かれた。
ハリウッドテイストに精錬されて型にハマッているわけではない部分が本作の魅力といえるのではないか。
計算しているとは思えないが、どこか作り物らしくないリアリティが高まる効果が生じたように思える。
せっかく“友情”のようなものを築きつつあるのに、「3年!地球時間でか?」と聞いて、仲間であるはずのエビちゃんをいきなりぶん殴る辺りは思い切った展開といえる。
そのような扱いをしたエビちゃんを最後は命を張って助けようとするのだから、何かを感じずにはいられない。
子エビちゃんが彼らの関係を繋ぐいい橋渡しになったとも思えないが、「息子のために頑張れ」というような趣旨の発言をしていたので、ある程度は子エビちゃんの影響も感じられる。
きちんと計算しているとは思えないが、ドキュメンタリータッチやインタビュー形式を採用しているので、実は意外と計算し尽くしているのかもしれない。
能力が高そうではない人の良さそうな普通のサラリーマンが主人公というのもあえて狙っているのだろう。
このような思い切りの良さも低予算・無名俳優・新人監督のなせる業だろう。

南アフリカのことも、アパルトヘイトのこともよく知らないので、政治的なメッセージも含まれているのかどうかはよく分からなかったが、鑑賞後にヨハネスブルグのことを調べたら、ある地域の治安の悪さはリアルで映画のままのようだ(映画の方がマシなのか)。
ネタも含まれていそうだが、強盗に遭う確率が150%(2回以上強盗に遭う確率が高い)、赤信号で停まってはいけないという暗黙のルールがあるらしい。
一部の地域のみが危険とはいえ、ワールドカップを無事に開催できるのだろうか。

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全米映画興行収入(4月2週目)

1位は新作の「Date Night」。
監督は「ナイトミュージアム」シリーズのショーン・レヴィ。
主演はスティーヴ・カレル、ティナ・フェイ。
どちらもアメリカのコメディ界では相当に人気のある役者である。
紹介VTRを見た際に、ただのコメディとは異なる一風変わった設定(他人の夫婦を偽ったために殺し屋に狙われるはめになる)に面白みもあり、オープニングはそれほど悪くもない27百万ドルとなった。
ただ、スティーヴ・カレル主演の「ゲットスマート」のオープニングは39百万ドル(トータル130百万ドル)だったので、1億ドルを超えるのはやや厳しいか。
しかし、制作費は55百万ドルなので、余裕で回収できそうだ。
スティーヴ・カレル主演作品としては、マズマズというところか。


2位は3Dアクションの「タイタンの戦い」。
主演は「アバター」のサム・ワーシントン。
監督は「インクレディブル・ハルク」(トータル135百万ドル)のルイ・レテリエ。
「アバター」のヒットを受けて、急遽3D化したといわれるムチャな作品だが、そのギャンブルがどうやら当たったようだ。
余裕で1億ドルを突破しており(現在110百万ドル)、製作費125百万ドルは楽に回収できそうだ。
当面は1億5千万ドル辺りが目標となりそうだ。
サム・ワーシントンはアクションスターとしての地位を固めつつある。


3位は先週に引き続きドリームワークス製作の3Dアニメ「ヒックとドラゴン」。
オープニング成績が悪かったことから、ドリームワークスの株が下がったといわれているが、1億ドルを楽に突破しており、既に1.3億ドルを稼いでいる。
それほど悪くはない成績を収めそうだ。
ドリームワークス製作の「シャーク・テイル」トータル161百万ドル、「森のリトルギャング」トータル155百万ドル程度は稼ぎ、製作費165百万ドルからそれほど大きなズレを生じそうもない。
ドリームワークス製作の「モンスターVSエイリアン」トータル198百万ドル、「カンフー・パンダ」トータル215百万ドルには届かないが、この程度ならば問題ないのではないか。
少年とドラゴンの交流を描いた作品であり、ややおとなしい雰囲気もあるので、ビッグヒットにはなりにくそうなイメージはあった。


4位は「Tyler Perry's Why Did I Get Married Too?」。
黒人から圧倒的に支持されているタイラー・ペリー監督・脚本・主演・プロデュース作品。
先週のオープニングは3千万ドルだったが、今週は1千万ドルしか稼いでいない。
相変わらず初動タイプのようだが、既に5千万ドル近くを稼いでいるので問題はない。
07年「Tyler Perry's Why Did I Get Married?」(トータル55百万ドル)というタイトルの作品があり、その関連作品のようだ。
本作はトータル6千万ドル以上を稼ぎ、一連のタイラー・ペリー作品をやや超えそうだ。
制作費は2千万ドルであり、相変わらず手堅い商売をしている。


5位はマイリー・サイラス主演のヒューマンドラマ「The Last Song」。
本作は製作費2千万ドルに対して、既に4千万ドルを稼いでいるので、合格といえそうだ。
ティーンの女性に人気のマイリー・サイラス主演作品であり、「ハンナ・モンタナ」シリーズ(トータル65百万ドル・80百万ドル)ではなくても人気の高さが窺われる。
原作はニコラス・スパークス。
04年「きみに読む物語」(トータル81百万ドル)、08年「最後の初恋」(トータル42百万ドル)、10年「Dear John」(トータル79百万ドル)といった作品がヒットしており、感動系ラブストーリー作品を世に送り出し続けている。


6位は「アリス・イン・ワンダーランド」。
製作費2億ドルという超大作映画だったが、3億2千万ドル突破間近となっており、大成功といっていいだろう。
ティム・バートンにとっては「チャーリーとチョコレート工場」(トータル206百万ドル)、「バットマン」(トータル251百万ドル)を超え、自身最高のキャリアとなった。
ジョニー・デップにとっても、「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」(トータル423百万ドル)に次ぐ成績であり、「ワールド・エンド」(トータル309百万ドル)、「呪われた海賊たち」(トータル305百万ドル)を既に超えている。
知名度の高い題材、独特な世界観、個性的な出演者、3D化といった要素が上手く融合したことがヒットの要因か。


次週のランキングには以下のような作品が登場予定。
クリス・ロック、マーティン・ローレンス主演のコメディ「Death at a Funeral」
ニコラス・ケイジ主演のアクション・コメディ「Kick Ass」
どちらもヒットしそうだが、ニコラス・ケイジの「Kick Ass」には頑張って欲しい。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

『シャッターアイランド』レビュー

◆評  価   5.0点
◆おススメ度  B-(大したオチはないので、それは期待しない方がよい)

鑑賞前に一切の情報をシャットダウンして臨んだが、本作の設定を踏まえると、ある程度イメージは鑑賞前から固めていた。
多くの人が同じようなイメージを抱いていたとは思うが、本作はもちろんそのイメージを超えることはなく、自分のイメージが当たっているかを確認する作業でしかなかった。
いい緊張感と集中力を保てたので、飽きることはないものの、謎解きや秘密や深いオチを期待させ過ぎて大きく風呂敷を広げすぎてしまったようだ。
配給サイドとしては当然の宣伝手法であり、その手法により、興行収入的にはアタリそうだが、評価の面では期待感が強すぎてハズレとならざるを得ない。

謎解きがメインではないにしても、物足りなさを覚える作品でもある。
謎解きをメインにしなかったこと自体は問題ではないが、スコセッシが本作に何を込めようとしたのかが十分伝わってこなかった。
ディカプリオが演じた男の生き様のようなものが見えてこない。
苦しい過去の記憶を消して、精神を病まざるを得なかった男の悲しさのようなものが伝わってこないので、ゴーストとして生きるよりも善人として死にたいというセリフも活きていないような気がする。
「マルホランド・ドライブ」のような深みのある仕上がりになれば、評価も恐らく高まっただろう。
“現実”と“妄想”とのリンクが甘すぎる気がする。
亡き妻の亡霊や子どもの姿を悪夢や幻覚というカタチでストレートな手法で描くのではなくて、もっと凝った手法をヒネって欲しかった。
また、基本的に放置プレイの病院サイドのやり方も甘すぎた。
ディカプリオに“失踪捜査”を行わせることにより、ディカプリオの頭の中に隠された“現実”が浮かび上がるような“誘導”が構築されていない。
これでは“治療”とは呼べないだろう。

本作で良かったのは、美しい映像だけだ。
亡き妻を抱き締める際に、火と水と血が混ざり合った不可思議な映像や、孤島の建造物の凝った作りには見所があったが、それ以外で評価したい部分はあまりなかった気がする。

謎解きをメインにするのであれば、ただの精神を病んだ男のストーリーではなくて、病院の“秘密”を探ろうとする精神が真っ当な刑事に対して、精神を病んだ男という記憶を産み付けるために関係者がグルになって一芝居をうったという解釈ができる余地でも残してもよかった気もする。
人間を精神崩壊に追い込み、自分の記憶の曖昧さ、自分が誰であるかという確信を揺るがすようなオチもアリではないか。

せっかくだから、吹替版の方でも見ればよかったかなと思ったが、ディカプリオ特有のセリフ回しが堪能できるので、こちらの方でもよかったようだ。
特に難しい映画でもないので、吹替版にこだわる必要はないだろう。

テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(4月1週目その4)

11位:「誰かが私にキスをした」(東映)<2週目>
【公開前個人予想】 8.0億円
【現時点での興行収入予想】 2億円台
【公開規模】 247スクリーン
2.5千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは1.5億円となっている。
1週間の伸びは1.0億円半ば程度だろうか。
公開規模を踏まえれば、今年一番コケた作品といえそうだ。
これに比べれば、「BANDAGE」や「猿ロック」など頑張っているほうだ。
観客層の幅がそれほど広くないラブストーリー作品であり、堀北の人気もそれほど高くはないとは認識しているが、共演者の松山や手越の人気、ユニークな題材、外国人監督など、それほど悪くないネタも揃っていたと思うのだが、ここまで落ち込むものだろうか。
公開間際にはCMや宣伝も意外と打っているような気もしたにも関わらず、大コケしている。

200館規模で本作より悪い2週目成績となっているのは以下のとおり。
☆「スノープリンス」0.6千万円(トータル1.5億円)
☆「レイン・フォール」1.0億円(トータル1億円前半)
これらを超えそうなので、少なくとも2億円は超えそうだ。

ラブストーリー関連作品は以下のとおり。
☆07年「恋空」トータル39.0億円(新垣)
OP4.8→13.1→19.7→26.0→29.7→32.3→34.1
☆09年「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円(井上)
OP2.8→7.8→13.0→16.0→祝18.5→19.5→20.3
☆08年「赤い糸」トータル11.5億円(南沢)
OP1.0→不明→6.6→祝8.8→9.7→10.5→10.7
☆08年「砂時計」トータル10.0億円(夏帆・松下)
OP1.2→祝6.0→7.2→8.3→9.1→09.5→09.7
☆06年「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円(宮崎)
OP1.2→2.4→5.1→6.3
☆06年「シュガー&スパイス/風味絶佳」トータル7.5億円(沢尻)
OP1.0→3.4→4.9→5.8
☆07年「そのときは彼によろしく」トータル4.6億円(長澤)
OP0.9→2.3→3.3→3.8→04.2→04.4
☆10年「誰かが私にキスをした」(堀北)
OP0.5→1.5億円→
長澤先生以下という発想はなかった。
「赤い糸」以外との対比で考えると、「誰かが私にキスをした」の興行収入は2.5~5.0億円となる。
3億円を突破できるかどうかというところか。
実際には2億円台が落ち着きどころとなりそうだ。
規模やテーマが異なるが、長澤主演「曲がれ!スプーン」(トータル1億円以上)の2週目が0.8億円、新垣主演「フレフレ少女」(トータル1億円前後)の2週目が0.6億円、上野主演「キラー・ヴァージンロード」(トータル2億円以上)の2週目が1.2億円なので、極端に悪いともいえない。
しかし、共演者やテーマを踏まえると、酷すぎるのではないか。
「フライング・ラビッツ」や「櫻の園」など笑えない作品も多いので、まだマシだろうか。

大きく伸びるとは思えないので、「誰かが私にキスをした」の興行収入は先週に引き続き2億円台と予想したい。
「曲がれ!スプーン」のように、ストーリーよりも出演女優の人気に依拠した単独主演作の場合にはコケるリスクが高いことは分かっていた。
しかし、本作の場合にはそれほど問題ないと予想したが、若手女優出演作はかなりリスクが高いと再認識させられた。


12位:「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」(20世紀フォックス)<6週目>
【公開前個人予想】 9.5億円
【現時点での興行収入予想】 14億円(2週目~4週目13~14億円、OP時15~16億円)
【公開規模】 489スクリーン(先週比-32スクリーン)
いまだに500スクリーン程度をキープしている。
現在の公開映画の中では一番多い。
2.5千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは13.8億円となっている。
1週間の伸びは8.5千万円程度だろうか。
日本人好みではないファンタジーと思ったが、ファミリー向けの洋画大作ファンタジー映画が欠乏しているという状態だったためだろうか、10億円を楽に超えるヒットとなっている。
「ハリー・ポッター」シリーズを超えたといわれる原作、クリス・コロンバス監督という知名度なども後押ししているのだろうか。

参考になりそうなファンタジー作品は以下のとおり。
☆08年公開「ライラの冒険 黄金の羅針盤」トータル37.5億円
先8.2(OP5.5)→15.4→20.2→24.7→28.2→31.1→32.5
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆05年公開「エラゴン/遺志を継ぐ者」トータル18.7億円
OP2.5→6.4→9.7→15.1→17.0→17.9
☆08年公開「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円
OP1.0→2.6→5.7→6.2→6.4
☆10年公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
金3日3.7→7.9→10.4→11.8→13.0→13.8億円→
「ライラの冒険」以外との対比で考えると、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の興行収入は14.0~15.0億円となる。
14億円が落ち着きどころとなりそうだ。

ファンタジーではないが、「アメコミ」「コミック」作品も参考になりそうだ。
☆08年「ダークナイト」トータル16.0億円
先3.3→9.4→12.1→13.7→14.8→15.3→15.6
☆07年「300<スリーハンドレッド>」トータル15.6億円
先4.1→8.8→11.6→13.3→14.4
☆06年「スーパーマン リターンズ」トータル15.0億円
先3.7→7.9→10.9→12.3→13.2
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円
☆03年「リーグ・オブ・レジェンド時空を超えた戦い」トータル12.1億円
☆09年「G.I.ジョー」トータル10.5億円
金3日2.3→6.6→8.5
☆05年「ファンタスティック・フォー/超能力ユニット」トータル10.1億円
☆06年「Vフォー・ヴェンデッタ」トータル10.0億円
OP1.5→4.6→7.7→8.6
☆05年「シン・シティ」トータル10.0億円
OP1.6→4.5→5.8→6.8
☆08年「アイアンマン」トータル9.4億円
OP2.1→5.2→7.0→8.2→8.8→9.1→9.1
☆07年「ファンタスティック・フォー/銀河の危機」トータル9.2億円
金2.5→5.9→7.6→8.8
☆09年「DRAGONBALL EVOLUTION」トータル8.7億円
先3.1→6.0→7.4→8.3
☆10年公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
金3日3.7→7.9→10.4→11.8→13.0→13.8億円→
主要作品との対比で考えると、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の興行収入は14.3~14.4億円となる。
やはり14億円が落ち着きどころか。
オープニング時は『15~16億円辺りが落ち着きどころとなりそうだ』と書いたが、その辺りはマックスラインとなりそうだ。

「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」13.8億円と同程度の6週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「チェンジリング」12.4億円(トータル12.8億円)
<2008>
☆「最高の人生の見つけ方」12.7億円(トータル13.5億円)
これらとの対比で考えると、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の興行収入は14.2~14.7億円となる。
先週に引き続き、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の興行収入は14億円と予想したい。
爆発的なヒットにはならず、“合格”とは言いにくいが、大作ファンタジー作品らしく無難な成績を収めたといえよう。


13位:「マイレージ、マイライフ」(パラマウント)<3週目>
【現時点での興行収入予想】 3億円(OP時3億円)
【公開規模】 31スクリーン
1.8千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは1.5億円半ばとなっている。
1週間の伸びは5.2千万円程度だろうか。
スクリーン数が少ないこともあり、高いアベレージを記録している。

アカデミー賞受賞作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「アメリカン・ビューティ」トータル19.6億円
☆00年公開「グラディエーター」トータル15.6億円
☆02年公開「ビューティフル・マインド」トータル19.9億円
☆03年公開「シカゴ」トータル35.0億円
☆04年公開「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」トータル103.2億円
☆05年公開「ミリオンダラー・ベイビー」トータル13.4億円
OP1.8→5.4→8.0→10.0
☆06年公開「クラッシュ」不明
☆07年公開「ディパーテッド」トータル15.6億円
OP2.9→7.1→9.9→11.7→13.0→13.8
☆08年公開「ノーカントリー」トータル3.5億円
OP0.4→01.3→01.8→02.0→02.4→02.6
☆09年公開「スラムドッグ$ミリオネア」トータル13.0億円
OP1.2→3.5→6.1→8.6→9.7
☆05年公開「アビエイター」トータル10.7億円(※参考)
OP1.6→5.0→6.9→8.4
☆07年公開「バベル」トータル20.0億円(※参考)
OP2.7→10.4→13.2→15.2→16.4→17.2
☆10年公開「ハート・ロッカー」
OP0.4→02.2→03.7→05.1→06.2億円→
☆10年公開「マイレージ、マイライフ」
祝込3日0.5→1.0→1.6
これらのアカデミー賞及びアカデミー賞有力候補となった作品との対比で考えると、「マイレージ、マイライフ」の興行収入は2.4~3.4億円となる。
OP時の簡単な予想に引き続き、「マイレージ、マイライフ」の興行収入は3億円と予想したい。
「ノーカントリー」トータル3.5億円が目標となりそうだ。
ギリギリで捉えるのではないか。


14位:「プリンセスと魔法のキス」(ディズニー)<5週目>
【公開前個人予想】 12.0億円
【現時点での興行収入予想】 5億円(2~4週時:4億円、OP時6億円)
【公開規模】 348スクリーン(先週比-14スクリーン)
1.6千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは4.5億円半ばとなっている。
1週間の伸びは7.4千万円半ば程度だろうか。
春休みシーズンのためか、1週間の伸びは大きく落ちていない。
伸びがアリそうでない作品と思ったが、やはりディズニーだけに粘りがあったようだ。
しかし、公開前は「ディズニーをなめるな」と強気に予想したが、派手さがなく、対象がやや幼すぎる作品だけに、さすがに無理があったようだ。
それにしても、「ドラえもん」と同程度の規模でこの結果は寂しすぎる。

最近のハリウッドアニメの興行収入は以下の通り(ピクサー作品、シュレックを除く)。
☆05年公開「マダガスカル」トータル22.5億円
OP3.0→11.2→16.1→19.2(※お盆時の公開)
☆05年公開「シャーク・テイル」トータル18.8億円
OP2.2→5.4→9.0→11.5→15.7→17.7
☆06年公開「森のリトルギャング」トータル11.0億円
OP1.1→4.2→7.6
☆06年公開「アイス・エイジ2」トータル9億円見込み
OP1.5→3.3→7.6→8.1→8.9
☆06年公開「ライアンを探せ!」トータル8.5億円
OP1.2→2.4→4.4→7.3
☆07年公開「モンスター・ハウス」トータル5.6億円
OP1.4→3.0→4.1→4.4
☆07年公開「ハッピーフィート」トータル14.5億円
先行込2.4→5.8→9.6→12.7→13.5
☆07年公開「ルイスと未来泥棒」トータル9.4億円
OP1.1→不明→6.9→8.0→8.8
☆08年公開「カンフー・パンダ」トータル20.0億円
OP2.2→6.8→10.2→14.5→16.7→18.2
☆09年公開「ボルト」トータル16.5億円
OP2.5→7.0→11.7→14.2→15.8
☆09年公開「クリスマス・キャロル」トータル16.0億円
OP2.9→7.0→10.9→13.1→14.4
☆09年公開「マダガスカル2」トータル10.2億円
OP1.6→4.1→6.5→9.3→9.9
☆09年公開「モンスターVSエイリアン」不明
OP1.2→2.4→4.2
☆09年公開「アイス・エイジ3」不明
OP0.4→1.2
☆10年公開「コララインと魔法のボタン」
金0.7→1.6→2.1
☆10年公開「プリンセスと魔法のキス」
OP0.9→2.1→2.9→3.8→4.5億円→
「モンスターVSエイリアン」以下のオープニングとなっていた。
主要作品との対比で考えると、「プリンセスと魔法のキス」の興行収入は4.6~5.4億円となる。
ディズニー系は「ルイスと未来泥棒」「ボルト」「クリスマス・キャロル」といった作品があり、これらとの対比で考えると、「プリンセスと魔法のキス」の興行収入は4.7~5.0億円となる。
5億円前後が落ち着きどころか。

参考までに、古いディズニー系作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「ターザン」トータル28.0億円
☆01年公開「ダイナソー」トータル49.0億円
☆02年公開「アトランティス 失われた帝国」トータル12.8億円
☆02年公開「ピーターパン2 ネバーランドの秘密」トータル23.0億円
☆03年公開「リロ&スティッチ」トータル29.1億円
☆04年公開「ブラザー・ベア」トータル16.0億円
☆05年公開「チキン・リトル」トータル26.8億円
ディズニー系作品は、やはり相当に強いことが分かるが、本作は例外となったか。

アニメ作品ではないが、以下のようなスマッシュヒット作品もあったことも見逃せなかったが・・・。
☆08年「魔法にかけられて」トータル29.1億円
先5.4(OP3.3)→12.2→18.0→23.2→25.6→27.1
これとの対比で考えると、「プリンセスと魔法のキス」の興行収入は5.1億円となる。
粘ったとしても5億円突破できるかどうかというところか。
先週は『引き続き4億円台と予想したい。5億円に届かない程度がフィニッシュラインではないか』と書いたが、春休み特需をあまり考慮できていなかった。
「プリンセスと魔法のキス」の興行収入は5億円と上方修正したい。

それにしても、公開前の予想とは大きくズレている。
自分の対象ではないアニメ作品の予想は難しいが、ディズニー系だからという理由だけでヒットすると考えたのは早計だったか。
アメリカでは大ヒットしたが、それをそのまま日本に当てはめるのも無理があった。
日本ではコケた「アイス・エイジ3」も、アメリカでは「2012」を超える2億ドル近いヒットをしていた。


15位:「噂のモーガン夫妻」(ソニー)<4週目>
【公開前個人予想】 4.5億円
【現時点での興行収入予想】 3億円
【公開規模】 223スクリーン(先週比-5スクリーン)
1.0千万円を週末に稼ぎ、トータルでは2.7億円半ばとなっている。
1週間の伸びは4.6千万円半ば程度だろうか。
浅そうなラブコメであり、ヒットしそうもない題材ではあるのは分かる。
しかし、このキャスティングならば、ある程度は稼げるとは思ったが、かなりシビアな結果となった。
レディースデイの動員はある程度期待できそうだが、大きな動員にはならないだろう。

サラ・ジェシカ・パーカー又はヒュー・グラント主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「セックス・アンド・ザ・シティ」18.0億円
先2.9(2日1.9)→7.1→10.3→12.5→14.3
☆07年「ラブソングができるまで」トータル4.9億円
OP0.7→2.1→3.6→4.2→4.6
☆10年「噂のモーガン夫妻」
金0.7(2日0.6)→1.7→2.3→2.8億円→
これらとの対比で考えると、「噂のモーガン夫妻」の興行収入は3.3~4.0億円となる。
4億円程度がマックスラインだろうか。

ラブストーリーや女性をターゲットにした作品の興行収入は以下の通り。
☆07年「幸せのレシピ」トータル7.0億円
OP1.2→3.5→5.3→6.4
☆08年「ベガスの恋に勝つルール」トータル6.1億円
先1.8→3.8→5.0→5.6→不明→6.0
☆09年「オーストラリア」トータル5.8億円
OP1.4→3.4→4.8→5.6
☆08年「マイ・ブルーベリー・ナイツ」トータル5億円見込み
OP0.8→2.5→3.6→4.3
☆07年「ラブソングができるまで」トータル4.9億円
OP0.7→2.1→3.6→4.2→4.6
☆09年「そんな彼なら捨てちゃえば?」トータル4.6億円
OP0.7→2.0→3.0→
☆08年「最後の初恋」トータル4.5億円
OP0.7→2.4→3.4→4.0
☆09年「あなたは私の婿になる」トータル3~4億円見込み
金0.8→1.9→2.6
☆09年「お買いもの中毒な私!」トータル3億円見込み
OP0.6→1.7→2.4→2.8
☆08年「幸せになるための27のドレス」トータル3.7億円
先0.9→2.0→2.7→3.2
☆10年「バレンタインデー」
金1.4→2.8→3.5億円→
☆10年「恋するベーカリー」
金1.1→2.8→4.0億円→
☆10年「噂のモーガン夫妻」
金0.7(2日0.6)→1.7→2.3→2.8億円→
今年公開のラブコメ作品にも惨敗している。
主要作品との対比で考えると、「噂のモーガン夫妻」の興行収入は2.9~3.3億円となる。
現時点では3億円程度だろうか。
「幸せになるための27のドレス」トータル3.7億円を下回り、「お買いもの中毒な私!」と同程度というのは納得がいかないが、サンドラ・ブロック主演の「あなたは私の婿になる」と同程度ならば、仕方がないか。
キャスティングというよりも、やはり題材も重要ということだろう。

「噂のモーガン夫妻」2.8億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「お買いもの中毒な私!」2.9億円
☆「男と女の不都合な真実」2.6億円(トータル2.9億円)
<2008>
☆「ミスト」3.3億円(トータル3.6億円)
☆「フィクサー」2.6億円(トータル3.1億円)
☆「王妃の紋章」2.5億円
☆「シルク」2.6億円(トータル2.8億円)
主要作品との対比で考えると、「噂のモーガン夫妻」の興行収入は3.0~3.3億円となる。
大きな伸びは期待できないので、「噂のモーガン夫妻」の興行収入は3億円と予想したい。
先週『実際には3億円にギリギリ届かない程度ではないか』と書いたが、3億円台には乗りそうだ。
ラブコメの稼げないタイプの作品はこの程度が落ち着きどころというサンプルにはなった。

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国内映画興行収入ランキング(4月1週目その3)

7位:「スパイ・アニマル Gフォース」(ディズニー)<3週目>
【公開前個人予想】 5.0億円
【現時点での興行収入予想】 6億円後半(OP~2週目5億円)
【公開規模】 353スクリーン
5.1千万円を週末に稼ぎ、トータルでは5.4億円半ばとなっている。
1週間の伸びは2.2億円半ば程度だろうか。
3D作品及び春休みシーズンのためか、平日の伸びはかなり高い。
気軽に見られるタイプであり、かつ3Dというメリットもあったようだ。
しかし、ディズニー系ということももちろんあったが、ここまで粘るとは思わなかった。
ただ、春休み特需はもう終わりとなるだろうか。

子ども向きや動物モノの洋画作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「ナイトミュージアム」トータル20.5億円
水8.2(OP3.6)→13.9→17.5→19.3→20.0
☆09年「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」トータル8.1億円
金1.9(OP1.5)→5.2→6.7→7.4
☆08年「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円
OP1.0→2.6→5.7→6.2→6.4
☆10年「かいじゅうたちのいるところ」トータル5~6億円見込み
金1.7→3.4→4.5
☆09年「ベッドタイム・ストーリー」トータル不明(4億円程度か)
金1.1→2.5
☆10年「スパイ・アニマル Gフォース」
OP1.0→3.2→5.4億円→
主要作品との対比で考えると、「スパイ・アニマル Gフォース」の興行収入は6.2~6.5億円となる。
当初は5億円程度が落ち着きどころかと思ったが、6億円まで伸びてきそうだ。

「スパイ・アニマル Gフォース」5.4億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「チェ 28歳の革命」5.8億円(トータル9.0億円)
☆「私の中のあなた」5.6億円(トータル8.0億円)
☆「サブウェイ123激突」5.6億円(トータル7.7億円)
☆「イングロリアス・バスターズ」5.0億円(トータル6.5億円)
☆「バーン・アフター・リーディング」5.4億円(トータル6.5億円)
<2008>
☆「バンテージ・ポイント」5.8億円(トータル8.5億円)
☆「奇跡のシンフォニー」5.3億円(トータル7.5億円)
☆「ドラゴン・キングダム」5.1億円(トータル7.1億円)
☆「スパイダーウィックの謎」5.7億円(トータル6.5億円)
☆「エリザベス:ゴールデン~」5.0億円(トータル6.5億円)
主要作品との対比で考えると、「スパイ・アニマル Gフォース」の興行収入は6.2~7.9億円となる。
伸びがある作品とは思えないので、7億円まで伸びないのではないか。
5億円と予想していたが、「スパイ・アニマル Gフォース」の興行収入は6億円後半と上方修正したい。
ファミリー向け作品なのでそれなりに稼いでくれるだろうが、それほど高くはない成績に落ち着きそうだ。
洋画ファミリー向け作品は、日本人にも受ける場合もあるが、受けない場合も多い。
本作は受けないタイプであることは容易に想像がつくだろう。


8位:「ダレン・シャン」(東宝東和)<3週目>
【公開前個人予想】 7.0億円
【現時点での興行収入予想】 6億円(先週5億円)
【公開規模】 337スクリーン
4.5千万円を週末に稼ぎ、トータルでは5.4億円弱となっている。
1週間の伸びは1.6億円半ば程度だろうか。
春休みシーズンのためか、伸びはそれほど悪くない。

本作を手掛けたポール・ワイツ監督は「アバウト・ア・ボーイ」「ライラの冒険 黄金の羅針盤」を監督している。
本作もファンタジー系作品だが、「ライラの冒険 黄金の羅針盤」のようなヒットにはならないだろう。
☆08年公開「ライラの冒険 黄金の羅針盤」トータル37.5億円
先8.2(OP5.5)→15.4→20.2→24.7→28.2→31.1→32.5
(※7週目以降で5億円も稼げるとは思えないので数字の信憑性に問題あり)
☆10年公開「ダレン・シャン」
金1.4(OP1.1)→03.7→05.4億円→
これとの対比で考えると、「ダレン・シャン」の興行収入は10.0億円となるが、ここまでは伸びないだろう。

渡辺謙の出演だけが厄介だったが、年配層向けの作品ではないので、それほど影響はなかったようだ。
ちなみに渡辺謙が出演したハリウッド映画の興行収入は以下のとおり。
☆03年「ラストサムライ」トータル137.0億円
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円
OP2.9→不明→9.8→11.6→13.0→13.5
☆05年「SAYURI」トータル15.5億円
OP1.9→5.3→08.1
☆06年「硫黄島からの手紙」トータル51.0億円
OP5.0→13.9→20.8→26.1→祝込36.7→39.8→43.2
☆10年公開「ダレン・シャン」
金1.4→03.7→05.4億円→
出演作に対する選択眼をもっていたが、100%というわけではなかったようだ。
「バットマン ビギンズ」との対比で考えると、「ダレン・シャン」の興行収入は7.8億円となる。
この辺りがマックスラインとなるだろう。

参考になりそうなファンタジー系作品及びヴァンパイアモノは以下のとおり。
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆05年公開「エラゴン/遺志を継ぐ者」トータル18.7億円
OP2.5→6.4→9.7→15.1→17.0→17.9
☆08年公開「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円
OP1.0→2.6→5.7→6.2→6.4
☆09年「トワイライト~初恋~」トータル3.5億円見込み
OP0.7→1.8→2.5
☆10年公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
金3.7→7.9→10.4→11.8→13.0→13.8億円→
☆10年公開「ダレン・シャン」
金1.4→3.7→05.4億円→
主要作品との対比で考えると、「ダレン・シャン」の興行収入は6.2~7.9億円となる。
大きく伸びる作品ではないので、7億円までは伸びないのではないか。

「ダレン・シャン」5.4億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「チェ 28歳の革命」5.8億円(トータル9.0億円)
☆「私の中のあなた」5.6億円(トータル8.0億円)
☆「サブウェイ123激突」5.6億円(トータル7.7億円)
☆「イングロリアス・バスターズ」5.0億円(トータル6.5億円)
☆「バーン・アフター・リーディング」5.4億円(トータル6.5億円)
<2008>
☆「バンテージ・ポイント」5.8億円(トータル8.5億円)
☆「奇跡のシンフォニー」5.3億円(トータル7.5億円)
☆「ドラゴン・キングダム」5.1億円(トータル7.1億円)
☆「スパイダーウィックの謎」5.7億円(トータル6.5億円)
☆「エリザベス:ゴールデン~」5.0億円(トータル6.5億円)
主要作品との対比で考えると、「ダレン・シャン」の興行収入は6.2~7.9億円となる。
伸びるタイプの作品ではないにせよ、春休みや渡辺謙出演ということもあり、極端な初動タイプでもないだろうか。
「ダレン・シャン」の興行収入は先週に引き続き6億円と予想したい。
6億円半ば程度が落ち着きどころとなるか。
ダーク系のファンタジー作品は日本では受けないことは当然のことであり、7~8億円までは伸びないのではないか。


9位:「NINE」(角川・松竹)<3週目>
【公開前個人予想】 12.5億円
【現時点での興行収入予想】 7億円(2週目8億円、OP時6~7億円)
【公開規模】 314スクリーン
4.3千万円を週末に稼ぎ、トータルでは5.6億円となっている。
1週間の伸びは1.6億円弱程度となりそうだ。
週末の伸びは良くないが、平日の稼ぎは悪くないようだ。
『週末には稼げなかったが、レディースデイの稼動はある程度期待したいところ』と書いたとおりになるだろうか。
アメリカ同様に日本でもコケてしまうかは平日に掛かってきそうだ。
しかし、ミュージカル映画はヒットしやすいと考えたが、派手さはあるものの、明るさのない作品であり、また単純に楽しめる作品というわけでもなく小難しさも感じられるので、大きなヒットにはならないだろう。

ロブ・マーシャル監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆03年公開「シカゴ」トータル35.0億円
☆05年公開「SAYURI」トータル15.5億円
OP1.9→5.3→08.1
☆10年公開「NINE」
金1.6(OP1.2)→4.1→5.6億円→
「SAYURI」との対比で考えると、「NINE」の興行収入は10.7億円となる。
この辺りがマックスラインとなるだろうが、さすがにここまでのロングセールスにはならないだろう。

ミュージカル映画の興行収入は以下の通り。
☆01年公開「ムーランルージュ」トータル10.0億円
☆03年公開「シカゴ」トータル35.0億円
☆05年公開「オペラ座の怪人」トータル42.0億円
☆06年公開「プロデューサーズ」トータル10.0億円
OP1.2→03.6→05.3→06.5→08.1
☆07年公開「ドリームガールズ」トータル19.2億円
OP2.0→06.5→11.0→14.1→16.3
☆07年公開「ヘアスプレー」トータル10.0億円
OP1.2→03.6→05.7→06.6→07.7→08.4
☆08年公開「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」トータル20.5億円
OP4.0→09.6→14.0→16.6→18.4→19.4
☆09年公開「マンマ・ミーア!」トータル26.0億円
金4.4→10.1→15.3→19.1→22.0→24.9
☆10年公開「NINE」
金1.6→04.1→05.6億円→
これらとの対比で考えると、「NINE」の興行収入は8.2~10.6億円となる。
この下限の8億円辺りが落ち着きどころか。
ミュージカル映画はロングセールスになりやすいが、本作はそういうタイプの作品ではないだろう。
豪華俳優陣に期待したが、玄人向けのやや渋いキャスティングであり、日本人受けしやすいキャスティングではなかった。

「NINE」5.6億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「チェ 28歳の革命」5.8億円(トータル9.0億円)
☆「私の中のあなた」5.6億円(トータル8.0億円)
☆「サブウェイ123激突」5.6億円(トータル7.7億円)
☆「イングロリアス・バスターズ」5.0億円(トータル6.5億円)
☆「バーン・アフター・リーディング」5.4億円(トータル6.5億円)
<2008>
☆「バンテージ・ポイント」5.8億円(トータル8.5億円)
☆「奇跡のシンフォニー」5.3億円(トータル7.5億円)
☆「ドラゴン・キングダム」5.1億円(トータル7.1億円)
☆「スパイダーウィックの謎」5.7億円(トータル6.5億円)
☆「エリザベス:ゴールデン~」5.0億円(トータル6.5億円)
これらとの対比で考えると、「NINE」の興行収入は6.4~8.7億円となる。
現時点では伸びても8億円、無難な結果だと7億円となりそうだ。
伸びは期待しにくいが、「NINE」の興行収入は7~8億円と予想したい。
先週は8億円という予想だったが、そこまで伸びるかは厳しそうだ。


10位:「ハート・ロッカー」(ブロードメディア)<5週目>
【現時点での興行収入予想】 8億円(2~4週目7億円、OP時5億円)
【公開規模】 109スクリーン(先週比+1スクリーン)
オープニング時は47スクリーンだったが、アカデミー賞受賞を受けて、倍以上となっている。
3.8千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは6.2億円弱となっている。
1週間の伸びは1.1億円弱程度だろうか。
作風的には大ヒットできるタイプではないので、常識的な範囲に収まりそうだ。

アカデミー賞受賞作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「アメリカン・ビューティ」トータル19.6億円
☆00年公開「グラディエーター」トータル15.6億円
☆02年公開「ビューティフル・マインド」トータル19.9億円
☆03年公開「シカゴ」トータル35.0億円
☆04年公開「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」トータル103.2億円
☆05年公開「ミリオンダラー・ベイビー」トータル13.4億円
OP1.8→5.4→8.0→10.0
☆06年公開「クラッシュ」不明
☆07年公開「ディパーテッド」トータル15.6億円
OP2.9→7.1→9.9→11.7→13.0→13.8
☆08年公開「ノーカントリー」トータル3.5億円
OP0.4→01.3→01.8→02.0→02.4→02.6
☆09年公開「スラムドッグ$ミリオネア」トータル13.0億円
OP1.2→3.5→6.1→8.6→9.7
☆05年公開「アビエイター」トータル10.7億円(※参考)
OP1.6→5.0→6.9→8.4
☆07年公開「バベル」トータル20.0億円(※参考)
OP2.7→10.4→13.2→15.2→16.4→17.2
☆10年公開「ハート・ロッカー」
OP0.4→02.2→03.7→05.1→06.2億円→
これらのアカデミー賞及びアカデミー賞有力候補となった作品との対比で考えると、「ハート・ロッカー」の興行収入は7.4~9.0億円となる。
スクリーン数が定まらないので、予想がなかなか難しいが、「ハート・ロッカー」の興行収入は8億円程度ではないか。
先週は7億円と予想していたが、公開規模も拡大しており、予想よりも伸びてきそうだ。
しかし、「スラムドッグ$ミリオネア」のような感動ストーリーではなく、爆弾処理というある種の戦争モノ作品はあまり日本人受けしそうもないので、大きな伸びはないと考えたい。
もし公開規模が今後も増えるようならば、予想は変更せざるを得ないが、現時点のベースではこの程度ではないか。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(4月2週目新作予想)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

「シャッターアイランド」(パラマウント)
<282館程度にて順次公開予定(※もっと多いはず)>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。
【鑑賞度】 ◎(公開後すぐに見たい)

【監督】 マーティン・スコセッシ
「タクシードライバー」などの監督として有名。
念願のアカデミー賞監督賞を受賞し、巨匠といってもいい名監督。
ディカプリオとは「ギャング・オブ・ニューヨーク」「アビエイター」「ディパーテッド」に引き続きタッグを組んでいる。

【キャスティング】 レオナルド・ディカプリオ
レオナルド・ディカプリオ主演映画の興行収入は以下の通り。
☆03年公開「ギャング・オブ・ニューヨーク」トータル30.0億円
☆03年公開「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」トータル29.0億円
☆05年公開「アビエイター」トータル10.7億円
OP1.6→5.0→6.9→8.4
☆07年公開「ディパーテッド」トータル15.6億円
OP2.9→7.1→9.9→11.7→13.0→13.8
☆07年公開「ブラッド・ダイヤモンド」トータル9.9億円
OP1.5→4.2→6.2→07.5→08.9→09.4
☆08年公開「ワールド・オブ・ライズ」トータル8~9億円
OP1.1→不明→6.0→祝込7.6→8.2
☆09年公開「レボリューショナリー・ロード」トータル3.8億円
OP0.8→2.4→3.2→03.5→03.7→03.7
人気はかなり落ちてきているが、今回は題材に恵まれたのでヒットしそうだ。
「ディパーテッド」トータル15.6億円辺りが基準となるだろうか。
「ギャング・オブ・ニューヨーク」トータル30.0億円、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」トータル29.0億円のレベルには届かないだろう。
15億円以上、30億円以下となりそうだ。

【題材】 「サスペンス」
事件モノや不可思議なストーリーが参考になるだろうか。
☆09年公開「天使と悪魔」トータル33.5億円
金3日6.8(OP5.5)→15.0→20.6→25.6→28.6→30.4
☆02年公開「バニラスカイ」トータル33.2億円
☆06年公開「フライトプラン」トータル31.2億円
OP2日6.0→14.4→20.4→24.8→28.0
☆01年公開「アンブレイカブル」トータル29.4億円
☆02年公開「パニックルーム」トータル25.0億円
☆09年公開「ベンジャミン・バトン数奇な人生」トータル24.0億円
OP3.2→10.4→15.0→18.7→20.8→22.3
☆04年公開「コラテラル」トータル22.0億円
☆00年公開「ファイトクラブ」トータル19.8億円
☆04年公開「ヴィレッジ」トータル17.0億円
☆09年「チェンジリング」トータル12.8億円
金2.3→06.5→09.1→11.0→12.1→12.4
主演及び監督の知名度に加えて、ストーリーの面白さを踏まえると20億円ラインに到達できると考えたい。
「フライトプラン」トータル31.2億円、「パニックルーム」トータル25.0億円レベル辺りとなるだろうか。

【予告編・TVCM】 量・多/デキ・良
予告編では古典的な手法を用いて脳の錯覚を強調している。
“謎”がありそうだと感じさせる作りとなっており、予告編を見た者は見たいと思うのではないか。

【支持基盤・ターゲット】 全般
PG12指定だが、問題はないだろう。
子どもは無理そうだが、老若男女を問わないことから、かなりのヒットになることが見込まれる。
年配層にも向きそうなので、かなりのヒットの可能性がある。
GWにおいても集客ができるので、ロングヒットしそうだ。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「レッドクリフPartⅡ」トータル55.5億円(オープニング2日6.7億円)
☆「スラムドッグ$ミリオネア」トータル13.0億円(オープニング1.2億円)
☆「グラン・トリノ」トータル11.0億円(オープニング1.3億円)
☆「バーン・アフター・リーディング」トータル6.5億円(オープニング2日1.1億円)
<2008>
☆「クローバーフィールド」トータル12.0億円(オープニング2.6億円)
☆「大いなる陰謀」トータル6.2億円(オープニング2日1.2億円)
☆「紀元前1万年」トータル10.1億円(オープニング1.6億円)
☆「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円(オープニング1.3億円)
「レッドクリフPartⅡ」以外の作品には負けられない。

【評価・予想】 28.0億円(オープニング3日4.3億円)
アメリカでは製作費8千万ドルに対して、124百万ドルの大ヒットとなった。
今年公開された作品では「アリス・イン・ワンダーランド」に次ぎ2番目に高いものとなっている。

上述の分析により、本作の興行収入は15億円以上、30億円以下となりそうだ。
観客層の幅が大きいことやGWでの集客も期待できるので、予想以上のビッグヒットになるかもしれない。
リミットに近い28.0億円と大きく予想してみたい。
「天使と悪魔」トータル33.5億円、「フライトプラン」トータル31.2億円、「パニックルーム」トータル25.0億円辺りを踏まえれば、無理な予想ではないはずだ。
金曜日からのオープニングは「レッドクリフPartⅡ」対比で考えて、4.3億円程度だろうか。
この手の作品のオープニングはかなり高いのではないか。


「第9地区」(ワーナー・GAGA)
<205館程度にて順次公開予定(※もっと多いはず)>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。
【鑑賞度】 ○(公開後なるべく早く見たい)

【監督】 ニール・ブロムカンプ
無名の存在だが、才能はありそうだ。
彼は無名だとしても、彼を起用したピーター・ジャクソンの知名度でカバーできるだろう。
また、監督の名前が問題となる作品でもない。

【キャスティング】 シャルト・コプリー
キャストはほぼ全員無名であるが、それが良さとなる作品ともいえる。

【題材】 「SF」「エイリアン」
謎がありそうな作品はヒットしやすいはずだ。
アカデミー賞にもノミネートされており、かなりの良作とみてよいだろう。
ロングヒットも期待できそうだ。

“エイリアン”や“謎”がありそうな作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「地球が静止する日」トータル24.1億円
金4.6→不明→17.6→20.7→22.7→23.5
☆08年「ハプニング」トータル12.3億円
金3日2.8→7.0→9.4→11.4→12.1
☆08年「イーグル・アイ」トータル12.2億円
OP2.5→06.4→10.0→11.6
☆08年「クローバーフィールド/HAKAISHA」トータル12.1億円
OP2.6→6.2→8.3→9.9→11.5
☆09年「ノウイング」トータル10.2億円
金3日2.9→6.1→8.2→9.3
☆06年「トゥモロー・ワールド」トータル10.0億円
OP1.6→3.0→4.1
これらを踏まえれば10~12億円辺りが落ち着きどころとなりそうだ。
若干宣伝が弱いような部分もあるが、良作という評価を信じたい。

【予告編・TVCM】 量・普/デキ・普
風変りな設定のはずだが、その良さを上手く活かし切っていないような気がする。
もっとショッキングな映像を押し出してもよいだろう。
若干おとなしいような気がする。
モザイク画面なんて使っても、それほど意味がないのではないか。

【支持基盤・ターゲット】 20歳代~40歳代の男女・カップル
PG12指定だが、問題はないだろう。
テーマは異なるが、「シャッターアイランド」と公開時期が被ったのはやや痛かった。
テーマ的に年配層やファミリー層には向かないので、爆発的なヒットにはなりにくい。
限界があるので、頑張っても10億円台というところとなる。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「レッドクリフPartⅡ」トータル55.5億円(オープニング2日6.7億円)
☆「スラムドッグ$ミリオネア」トータル13.0億円(オープニング1.2億円)
☆「グラン・トリノ」トータル11.0億円(オープニング1.3億円)
☆「バーン・アフター・リーディング」トータル6.5億円(オープニング2日1.1億円)
<2008>
☆「クローバーフィールド」トータル12.0億円(オープニング2.6億円)
☆「大いなる陰謀」トータル6.2億円(オープニング2日1.2億円)
☆「紀元前1万年」トータル10.1億円(オープニング1.6億円)
☆「スパイダーウィックの謎」トータル6.5億円(オープニング1.3億円)
時期も似ており、「クローバーフィールド」がライバルとなるだろうか。

【評価・予想】 12.0億円(オープニング1.9億円)
アメリカでは製作費3千万ドルに対して、116百万ドルの大ヒットとなった。
「シャッターアイランド」(トータル124百万ドル)に比べても遜色がない。

「クローバーフィールド/HAKAISHA」トータル12.1億円が参考になるだろう。
アカデミー賞にノミネートされたことを評価して、これを上回ると予想したいところだが、公開規模がそれほど大きくないようなので、同程度の12.0億円と予想したい。
ロングセールスになり、GWまでそれなりに粘れば、この程度まで稼げるのではないか。
オープニングは「シャッターアイランド」に観客を奪われそうなので、オープニングはそれほど高くはないだろう。
「第9地区」のオープニングは1.9億円程度ではないか。


「ダーリンは外国人」(東宝)
<250館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。
【鑑賞度】 ×(自分が見ることはないだろう)

【監督】 宇恵和昭
初監督作品となるが、数多くのCMを手がけているようだ。
ただ、彼が手がけたCMを一覧を見てみたが、やや微妙なところ。

【キャスティング】 井上真央、ジョナサン・シェア
井上真央は「花より男子」(トータル77.5億円)、「僕の初恋をキミに捧ぐ」(トータル21.5億円)といった実績があるが、作品にあまりにも恵まれた。
ただ、それほど“悪いイメージ”がないので、作品をコケさせるようなタイプではなさそうだ。
作品のポテンシャルに対する興行収入を無難に稼ぐようなイメージだ。

【題材】 「漫画の映画化」「夫婦」「ラブコメ」「外国人」
人気の漫画が原作という点がやっかいだが、ラブストーリー関連作品が参考になるか。
かなりテイストは異なるが、問題はないだろう。
☆07年「恋空」トータル39.0億円(新垣)
OP4.8→13.1→19.7→26.0→29.7→32.3→34.1
☆09年「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円(井上)
OP2.8→7.8→13.0→16.0→祝18.5→19.5→20.3
☆08年「赤い糸」トータル11.5億円(南沢)
OP1.0→不明→6.6→祝8.8→9.7→10.5→10.7
☆08年「砂時計」トータル10.0億円(夏帆・松下)
OP1.2→祝6.0→7.2→8.3→9.1→09.5→09.7
☆06年「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円(宮崎)
OP1.2→2.4→5.1→6.3
☆06年「シュガー&スパイス/風味絶佳」トータル7.5億円(沢尻)
OP1.0→3.4→4.9→5.8
☆07年「そのときは彼によろしく」トータル4.6億円(長澤)
OP0.9→2.3→3.3→3.8→04.2→04.4
☆10年「誰かが私にキスをした」(堀北)
OP0.5→1.5億円→
爆発的なヒットを望めないラブストーリーはどうしても二桁前後の予想にしたくなる。
「誰かが私にキスをした」でコリたが、本作もそのような予想にしたい。

コメディテイストもありそうなので、以下の作品も参考になる。
☆07年「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式 」トータル9.3億円
祝込3日2.2(2日1.4)→4.3→6.3→7.8
☆08年「ハンサム★スーツ」トータル8.6億円
祝込3日2.1(2日1.5)→3.9→5.6→6.7→7.6→8.1
これらと同程度ではないか。

【予告編・TVCM】 量・普/デキ・普
冒険することなく、教科書通りに無難に製作されている気がする。
やや切なめ、やや感動あり、ややハッピーというテイストを織り込んでおり、その戦略は間違っていないと思う。

【支持基盤・ターゲット】 「10歳代~30歳代の女性」「カップル」
デートムービーとなり、レディースデイにも稼ぎそうだ。
題材的にもユニークであり、女性受けするのではないか。
「誰かが私にキスをした」とは違うだろう。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「クローズZEROⅡ」トータル30.2億円(オープニング5.7億円)
☆「おっぱいバレー」トータル5.3億円(オープニング0.8億円)
<2008>
☆「少林少女」トータル15.1億円(オープニング1.9億円)
☆「砂時計」トータル10.0億円(オープニング1.2億円)
「おっぱいバレー」は超えそうだが、「砂時計」を超えるのはどうか。

【評価・予想】 9.5億円(オープニング1.5億円)
「誰かが私にキスをした」はコケたが、漫画原作、東宝系、主役、観客層の幅から二桁前後を狙えるのではないか。
「砂時計」トータル10.0億円を超えず、「ハンサム★スーツ」トータル8.6億円を超える程度と考えれば、9.5億円程度だろうか。
「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式 」トータル9.3億円と同程度か。
オープニングは1.5億円程度だろうか。
それほど高いオープニングではないだろう。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(4月1週目その2)

2位:「アバター」(20世紀フォックス)<15週目>
【公開前個人予想】 60.0億円
【現時点での興行収入予想】 160億円(先週150億円)
【公開規模】 451スクリーン(先週比-27スクリーン)
動員ベースでは5位となるが、3D単価の高さからか興行収入ベースでは2位となる。
1.3億円弱を週末に稼ぎ、トータルでは150.5億円となっている。
1週間の伸びは3.5億円程度だろうか。
ついに150億円を突破しており、新聞等でも報道されていた。
アカデミー賞の作品賞は受賞できず、DVD発売も決まっているが、伸びはまだまだ続いている。

週毎の伸びは以下のとおり。
OP5日14.1→2週目18.3→3週目14.3→4週目12.7→5週目10.7→
6週目12.9→7週目13.4→8週目13.2→9週目9.1→10週目7.3→
11週目6.3→12週目5.9→13週目4.5→14週目4.3→15週目3.5億円となる。
ようやく息切れしてきたが、大きな下落がみられないという優秀すぎる伸びとなっている。
評判の高さ、全世界及び全米での興行収入が歴代トップになったというニュースが話題になっている効果だろうか。
アカデミー賞を獲得しなかったが、勢いは持続しそうだ。

ジェームズ・キャメロン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆86年公開「エイリアン2」配給収入12億円
☆91年公開「ターミネーター2」配給収入57.5億円
☆94年公開「トゥルーライズ」配給収入35億円
☆97年公開「タイタニック」トータル262億円
配給収入は興行収入の半分程度となる。
公開前には『恐らく「タイタニック」「ターミネーター2」ほどのムーブメントは起きないだろう』と予想したが、キャメロンをなめすぎていたようだ。
さすがに「タイタニック」までは超えないとは思うが、どうなるかは分からない。

近年の興行収入100億円前後の作品は以下のとおり。
☆05年「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」トータル110.0億円
☆07年「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」トータル109.0億円
☆06年「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」トータル100.2億円
☆07年「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」トータル94.0億円
☆05年「スター・ウォーズEPⅢ」トータル91.7億円
☆06年「ダ・ヴィンチ・コード」トータル90.5億円
☆09年「ハリー・ポッターと謎のプリンス」トータル80.0億円
これらとの対比を考えるのはもはや無駄だろう。

これらではなくて、以下の作品を参考にした方がよさそうだ。
☆03年「ラストサムライ」トータル137.0億円
☆04年「ハウルの動く城」トータル196.0億円
13週目177.0→178.9→181.1→182.8
☆08年「崖の上のポニョ」トータル155.0億円
13週目147.6→祝149.2→150.6→祝込151.4
☆09年「アバター」
13週目142.7→147.0→150.5億円→
「ハウルの動く城」の数値は推定値であり、実際値とはズレがあると思われる。
「崖の上のポニョ」との対比で考えると、「アバター」の興行収入は154.9億円となる。
「ハウルの動く城」との対比で考えると、「アバター」の興行収入は162.9億円となる。
ここままある程度の下落が続けば、この程度となるが、どのようになるのかはまだ読めない。

4月からの「アリス・イン・ワンダーランド」が公開されるまで勢いは持続するだろうが、4月23日に本作のDVDが発売されるので、そこまでが稼ぎ時期というところか。
期間は残り3週弱、下落率25%と仮定して計算したい。
2.6+2.0+1.5億円=6.1億円となる。
DVDが発売されても公開は続くことも予想されるが、150.5+6.1=156.6億円程度が落ち着きどころともいえる。
公開終了間際の駆け込み需要や最後の再体験といったことも予想されるので、実際には160億円近くまで伸びるかもしれない。

机上の計算通りにはいかないと思うので、現時点では、「アバター」の興行収入は先週に引き続き160億円程度と予想したい。
実際には160億円を超えない程度に落ち着くのではないか。
当面のライバルは03年「ラストサムライ」トータル137.0億円、04年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」トータル135.0億円だったが、これらを楽に突破した。
次のライバルは「崖の上のポニョ」トータル155.0億円となりそうだ。
さすがに、01年「賢者の石」トータル203.0億円、02年「秘密の部屋」トータル173.0億円のラインまでは伸びないと思うが、どうなるだろうか。


3位:「シャーロック・ホームズ」(ワーナー)<4週目>
【公開前個人予想】 27.5億円
【現時点での興行収入予想】 22.0億円(OP時20.0億円)
【公開規模】 447スクリーン
1.2億円弱を週末に稼ぎ、トータルでは18.1億円弱となっている。
1週間の伸びは3.4億円半ばとなっている。
週刊誌で話題になった国家公安委員長も見たという作品。
地震が起きた時間に丸の内ルーブルで見ていたらしいので、どうやら自分と見た回と一緒だったらしい。

今年公開された洋画作品の興行収入の動きは以下のとおり。
☆「オーシャンズ」
金3.9→09.8→13.9→17.8→19.7
☆「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
金3.7→07.9→10.4→11.8→13.0
☆「シャーロック・ホームズ」
金4.1→10.0→14.6→18.1
4週目時点では一番成績が良い。
「オーシャンズ」の興行収入は既に23億円を超えていると思われるので、「オーシャンズ」以上に伸びるかどうかが注目となる。

ロバート・ダウニー・Jr.又はジュード・ロウが出演した主な作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年公開「ホリデイ」トータル13.3億円
OP1.8→5.5→8.2→10.3→11.8
☆08年「アイアンマン」トータル9.4億円
OP2.1→5.2→7.0→8.2→8.8→9.1→9.1
☆10年「シャーロック・ホームズ」
金4.1→10.0→14.6→18.1億円→
これらとの対比で考えると、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は20.7~23.4億円となる。
世間では面白いと評価されているようなので、極端な初動ではないだろう。
まずは20億円突破が目標となりそうだ。

以下のような作品がライバルになるかと思ったが、どうなるだろうか。
☆08年公開「ライラの冒険 黄金の羅針盤」トータル37.5億円
先8.2(OP5.5)→15.4→20.2→24.7→28.2→31.1→32.5
☆07年公開「ナイトミュージアム」トータル35.7億円
先6.0→14.7→23.4→29.6→32.2→33.8→35.2
☆09年公開「天使と悪魔」トータル33.5億円
金3日6.8(OP5.5)→15.0→20.6→25.6→28.6→30.4
☆07年公開「オーシャンズ13」トータル32.0億円
先6.0→17.6→22.3→26.0→28.1→祝込30.0→30.8
☆08年公開「ハンコック」トータル31.0億円
先8.3→17.2→祝込23.7→26.6→28.7→29.1→29.6
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆07年公開「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
金4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8→25.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆09年公開「ナイトミュージアム2」トータル20.5億円
水5日8.2(OP3.6)→13.9→17.5→19.3→20.0
☆10年「シャーロック・ホームズ」
金4.1(2日3.3)→10.0→14.6→18.1億円→
主要作品との対比で考えると、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は19.2~23.7億円となる。
極端な伸びもないと思われるので、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は22~23億円程度となりそうだ。
当面は「ハムナプトラ3」トータル22.0億円辺りがライバルとなりそうだ。
07年「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円までは伸びないだろう。
ただ、05年の「ナショナル・トレジャー」の方はトータル20.6億円なので、20億円ラインは妥当なのかもしれない。

「シャーロック・ホームズ」18.1億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「マンマ・ミーア!」19.1億円(トータル26.0億円)
☆「ベンジャミン・バトン」18.7億円(トータル24.0億円)
☆「ナイトミュージアム2」19.3億円(トータル20.5億円)
☆「007/慰めの報酬」16.6億円(トータル19.8億円)
<2008>
☆「EARTH」16.5億円(トータル24.0億円)
☆「スウィーニー・トッド」16.6億円(トータル20.5億円)
「マンマ・ミーア!」「EARTH」以外との対比で考えると、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は19.2~23.2億円となる。
23億円辺りまで伸びてきそうな雰囲気もあるが、今週末より洋画大作映画も公開されていくので、「シャーロック・ホームズ」の興行収入は先週に引き続き22億円と予想したい。
極端な爆発力はなかったが、アメリカでの大ヒットを受けて、日本でも相当に受けると公開前に思ったとおりになった。


4位:「映画 プリキュアオールスターズDX 2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!」(東映・テレビ朝日)<3週目>
【公開前個人予想】 9.5億円
【現時点での興行収入予想】 13億円(OP~2週目11.0億円)
【公開規模】 160スクリーン
1.0億円を週末に稼ぎ、トータルでは9.0億円となっている。
1週間の伸びは3.0億円程度だろうか。
初動タイプと思ったが、春休みシーズンということもあり、勢いが落ちていない。
また、本シリーズのアニメ番組を一度も観ていないが、新番組が始まり、勢いが上昇しているような気がしたので、他のシリーズ作品よりも高い成績となっているのだろうか。

関連作品の興行収入は以下の通り。
☆05年「ふたりはプリキュア Max Heart」トータル8.5億円
OP1.9→3.5→5.4→7.3→7.8
☆05年「ふたりはプリキュア MaxHeart2 雪空のともだち」トータル5.7億円
OP1.2→不明→3.1
☆06年「ふたりはプリキュア Splash Star チクタク危機一髪!」トータル3.0億円
OP0.56
☆07年「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」トータル8.0億円
OP1.7→3.7→5.6→6.5→7.1
☆08年「Yes!プリキュア5 GoGo!お菓子の国のハッピーバースデイ♪」トータル7.9億円
OP1.6→3.4→4.8→6.2→6.8
☆09年「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円
3日2.4(2日1.4)→5.1→7.6→8.6→9.0
☆09年「フレッシュプリキュア!おもちゃの国は秘密がいっぱい!?」トータル8.0億円
OP1.7→3.8→5.1→5.9→6.9→7.2
☆10年「オールスターズDX2希望の光☆レインボージュエルを守れ!」
3日3.2→6.0→9.0億円→
最近の作品との対比で考えると、本作の興行収入は12.0~14.8億円となる。
このペースが進むと、高い興行収入が見込まれるが、本シリーズは急激に勢いを無くすという特徴もある。
まずは「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円を超える二桁突破が目標となる。
さすがに対比の15億円近くまでは伸びないと思われるが、13億円程度までは伸びてきそうだ。

なお、10億円前後のアニメ作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「劇場版 MAJOR」トータル10.5億円見込み<年末公開>
OP1.5→2.6→不明→7.7→祝込9.6→10.0
☆09年「NARUTO-ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者」トータル10.2億円
OP1.9→4.7→7.4
☆09年「映画クレヨンしんちゃん」トータル10.0億円
OP1.7→3.5→5.9→9.2→9.6
☆08年「ONE PIECE」トータル9.2億円
OP1.6→3.4→4.7→6.1→7.5
☆07年「ONE PIECE」トータル9.0億円
OP1.6→3.5→4.7→不明→7.5
☆10年「オールスターズDX2希望の光☆レインボージュエルを守れ!」
3日3.2→6.0→9.0億円→
「劇場版 MAJOR」以外との対比で考えると、本作の興行収入は12.4~17.6億円となる。
二桁は楽に突破しそうだが、10億円台後半まではさすがに伸びないのではないか。

これらを踏まえて、「映画 プリキュアオールスターズDX 2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!」の興行収入は13億円と予想したい。
先週は『11.0億円と予想したい』と書いていたが、春休みシーズンの伸びを無視しすぎた。
前作「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円から極端な爆発はないだろうというヨミも甘かったようだ。

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国内映画興行収入ランキング(4月1週目その1)

1位:「映画ドラえもん のび太の人魚大海戦」(東宝・テレビ朝日)<5週目>
【公開前個人予想】 30億円
【現時点での興行収入予想】 33億円
【公開規模】 366スクリーン
トータルでは27.7億円弱(2,768,374,530円)となっている。
1週間の伸びは7.5億円程度だろうか。

1週間の伸びは以下のとおり。
OP5.5→2週目4.2→3週目4.0→4週目6.4→5週目7.5億円となっている。
春休みシーズンということもあるが、ここまで伸びが持続するような動きをするとは思わなかった。
春休みなどのシーズンモノは侮れない。
「コナン」「クレヨン」が公開される4月17日までが稼ぎどきだと思うが、この勢いはどこまで持続するだろうか。

「映画ドラえもん」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆00年「のび太の太陽王伝説」 トータル30.5億円
☆01年「のび太と翼の勇者たち」トータル30.0億円
☆02年「のび太とロボット王国」トータル23.1億円
☆03年「のび太とふしぎ風使い」トータル25.4億円
☆04年「のび太のワンニャン時空伝」トータル30.5億円
☆05年 なし
☆06年「のび太の恐竜2006」トータル32.8億円
4.3→09.0→12.7→18.0→25.9→30.3→31.5
☆07年「のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い」トータル35.4億円
5.6→10.5→17.3→26.1→32.1→33.3→33.8
☆08年「のび太と緑の巨人伝」トータル33.7億円
5.2→09.5→15.3→22.8→30.1→31.7→32.2
☆09年「新・のび太の宇宙開拓史」トータル24.5億円
3.7→07.0→11.1→15.9→21.7→23.0→23.3
☆10年「のび太の人魚大海戦」
5.5→09.7→13.7→20.2→27.7億円→
本作は30周年記念作品となっている。
そのためか、07年に匹敵する高いオープニングを記録している。
07年~09年との対比で考えると、「のび太の人魚大海戦」の興行収入は30.5~31.3億円となる。
30億円ライン突破はみえてきたようだ。
06年~08年の30億円半ばの水準に戻るかどうかは、まだ安心はできない。
しかし、伸びが持続していることから、当面は「のび太と緑の巨人伝」トータル33.7億円、「のび太の恐竜2006」トータル32.8億円と同程度の33億円が落ち着きどころとなるだろうか。
去年の低迷の理由がよく分からないが、『去年はたまたま成績が悪かっただけという楽観視をしてもよい。日本では知らない者がいないシリーズモノであり、復活する可能性は高いと考えたい』と書いたとおりになってくれればよいが。
当面は先週に引き続き33億円程度が落ち着きどころと予想したい。
30周年記念特需も期待したいところ。

その他のアニメシリーズとの比較は以下のとおり
☆08年「ポケモン ギラティナと氷空の花束 シェイミ」トータル48.0億円
祝3日10.2→18.5→26.9→33.3→39.9→43.3→45.8→46.4
☆09年「ポケモン アルセウス 超克の時空へ」トータル45.8億円
祝3日09.8→17.8→26.4→32.5→38.7→42.1→44.3
☆09年「コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」トータル35.0億円
5.9→12.5→20.1→29.5→31.6→32.9→33.8
☆10年「のび太の人魚大海戦」
5.5→09.7→13.7→20.2→27.7億円→
これらとの対比で考えると、「のび太の人魚大海戦」の興行収入は30.7~39.9億円となる。
さすがに勢いが異なったり、GW等の祝日の関係もあり、単純な比較はできない。
去年敗れた「コナン」には雪辱したいところだが、本作は30億円台半ば程度がマックスラインとなりそうなので、「コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」を超えるのは難しそうだ。


4位:「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」(東宝・フジテレビ)<5週目>
【公開前個人予想】 18億円
【現時点での興行収入予想】 24億円(先週22億円・3週目まで20~22億円)
【公開規模】 283スクリーン
トータルでは21.0億円弱(2,097,587,120円)となっている。
1週間の伸びは3.2億円半ばとなっている。

3週目までは「ドラえもん」とほぼ同じ動きだったが、さすがに地力の違いをみせつけられた。
☆10年「のび太の人魚大海戦」
5.5→09.7→13.7(祝込15.3)→20.2→27.7億円→
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」
3.9→09.7→13.8(祝込14.8)→17.7→21.0億円→
しかし、ドラマと直結しているだけはあり、爆発力が高かった。
ドラマ鑑賞者以外には鑑賞しにくい作品だけに、今後はどこまで伸びるかが注目となる。
春休みシーズンということもあるが、ここまで伸びが続くとは思わなかった。
初動タイプという予想はハズレだったか。

近年公開されたサスペンス系ドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝込34.0→祝込48.4→57.4→祝込66.6→70.5→73.8
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
5.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円(視聴率15.4%)
3.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7
☆06年「TRICK劇場版2」トータル21.0億円(03年版・視聴率15.6%)
4.3→10.0→13.9→16.9→18.8
☆08年「クロサギ」トータル17.2億円(視聴率15.7%)
2.9→07.3→10.7→13.3→15.2→16.0→16.4
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」(視聴率11.4%・11.0%)
3.9→09.7→祝込14.8→17.7→21.0億円→
「HERO」「相棒」「容疑者Xの献身」以外との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は23.5~24.6億円となる。
「HERO」「相棒」「容疑者Xの献身」との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は25.7~27.6億円となる。
この中で「アンフェア the movie」との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は24.6億円となる。
24億円辺りが落ち着きどころとなるか。

漫画原作作品のうち、ゲーム性のある映画の興行収入は以下のとおり。
☆06年「DEATH NOTE」後編トータル52.0億円
OP12.2→22.8→30.8→39.1→43.2→46.3→47.7
☆09年「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」トータル44.1億円
OP8.7→21.3→27.9→32.4→38.7→40.7
☆08年「20世紀少年」トータル39.5億円
OP6.3→15.6→祝24.0→28.1→32.5→34.8→祝込36.6→37.4
☆08年「L change the WorLd」トータル31.0億円(※参考)
OP5.7→14.6→19.9→24.3→26.8→28.5→29.7
☆09年「20世紀少年-第2章-最後の希望」トータル30.1億円
OP6.2→13.4→19.5→23.0→25.8→27.3
☆06年「DEATH NOTE」前編 トータル28.5億円
OP4.1→10.0→15.2→19.6→22.4→24.8
☆09年「カイジ 人生逆転ゲーム」トータル22.5億円
祝込3日5.3→10.0→14.1→17.2→19.7→20.9
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」
OP3.9→09.7→祝込14.8→17.7→21.0億円→
「20世紀少年」、「DEATH NOTE」前後編以外との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は23.9~24.5億円となる。
「20世紀少年」、「DEATH NOTE」前後編との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は25.3~26.7億円となる。
やはり24億円程度が落ち着きどころか。

ついでに以下のようなサスペンス作品とも比較してみたい。
☆08年「チーム・バチスタの栄光」トータル15.6億円
祝3日3.9→7.5→10.4→12.8→13.9→14.5→14.9
☆09年「ジェネラル・ルージュの凱旋」トータル9.0億円
OP1.5→4.3→06.3→07.4→08.1→08.5
☆10年「ゴールデンスランバー」トータル11億円見込み
OP2.0→5.0→07.5→09.0→10.0億円→
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」
OP3.9→09.7→祝込14.8→17.7→21.0億円→
これらとの対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は23.1~23.6億円となる。
春休み特需を失ったとしても、23億円程度となりそうだ。

「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」21.0億円と同程度の5週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「沈まぬ太陽」祝込21.4億円(トータル28.0億円)
☆「劔岳 点の記」祝込20.3億円(トータル25.8億円)
☆「カイジ」19.7億円(トータル22.5億円)
<2008>
☆「パコと魔法の絵本」祝込19.5億円(トータル23.6億円)
☆「デトロイト・メタル・シティ」20.1億円(トータル23.4億円)
「カイジ」「パコと魔法の絵本」「デトロイト・メタル・シティ」との対比で考えると、「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は24.0~25.4億円となる。
春休み特需があったために、ここ数週間で伸びたと考えなくてはいけないので、もう大きくは伸びないだろう。
大きくは伸びないが、極端に勢いを失するとも思えないので、現時点での「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」の興行収入は24億円と予想したい。
先週までは22億円という予想だったが、伸びが続いているので上方修正せざるを得ない。
2週に亘って上方修正を強いられるとは、ヨミが浅かった。
ここまでヒットすれば、本ドラマの映画化は成功といえるだろう。
サスペンスドラマの映画化の好例ということになりそうだ。
この成功を受けて“結末は映画で”という流れができてしまうかもしれない。


6位:「ソラニン」(アスミック)<1週目>
【公開前個人予想】 6.5億円
【現時点での興行収入予想】 7億円
【公開規模】 108スクリーン
9,315万円のオープニングを飾った。
先週『規模が100館程度なので、オープニングは低いだろう。頑張っても8千万円というところか。2週に亘り、新作が欠如しているので、それなりには稼いでくれるだろう』と書いたので、だいたい予想どおりとなったか。
「誰かが私にキスをした」は大きく予想を裏切ったが、こちらは期待に応えてくれた。
漫画原作、感動作、主演の人気などを踏まえれば、当然か。
ある程度のロングセールスも見込めそうだ。

宮崎あおい主演作品の興行収入は以下の通り。
☆05年「NANA」トータル40.3億円
☆06年「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円
OP1.2→2.4→5.1→6.3
☆07年「初雪の恋/ヴァージン・スノー」トータル1.7億円見込み
☆08年「陰日向に咲く」トータル19.5億円
OP2.4→7.2→祝込11.8→14.2→16.3→17.8
☆09年「少年メリケンサック」トータル10.2億円
OP2.0→5.0→7.3→8.6
☆10年「ソラニン」
OP0.9億円→
これらとの対比で考えると、「ソラニン」の興行収入は4.6~7.3億円となる。
初動でも4億円、ロングセールスになれば7~8億円程度が見込めそうだ。
さすがに二桁は厳しいだろう。

音楽を題材にした映画の興行収入は以下の通り。
☆05年「NANA」トータル40.3億円
OP5.4→不明→21.8→28.5→32.1
☆08年「デトロイト・メタル・シティ」トータル23.4億円
OP3.5→10.2→14.5→祝込18.2→20.1→21.7
☆06年「NANA2」トータル12.5億円
OP1.7→4.7→7.0→8.9→祝込11.0→11.7
☆06年「タイヨウのうた」トータル10.5億円
☆09年「少年メリケンサック」トータル10.2億円
OP2.0→5.0→7.3→8.6
☆10年「BANDAGE」トータル6億円程度か
OP1.3→3.0→4.2→5.6→5.7
☆10年「ソラニン」
OP0.9億円→
「少年メリケンサック」を除く主要作品との対比で考えると、「ソラニン」の興行収入は6.0~6.7億円となる。
果たして「BANDAGE」辺りは超えることはできるだろうか。

近年アスミックエース配給で10億円を超えた作品は以下の通り。
☆06年「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」トータル18.0億円(規模243館)
OP3.0→8.2→11.0→13.0→15.0
☆03年「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」トータル15.0億円
☆04年「ピンポン」トータル14.0億円
☆06年「博士の愛した数式」トータル12.0億円(規模208館)
OP1.2→3.7→5.9→7.6→8.7
☆10年「サヨナライツカ」(規模180館)
OP1.3→4.4→6.7→8.5→9.0→9.6
☆10年「ソラニン」
OP0.9億円→
「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」「博士の愛した数式」との対比で考えると、「ソラニン」の興行収入は5.4~9.0億円となる。
「博士の愛した数式」のようなヒットにはならないと思うが、どうなるだろうか。

公開時200館未満の公開規模における高額興行収入作品は以下のとおり。
☆09年「ドロップ」トータル19.5億円(公開時:140館)
祝込3日2.5→7.0→11.6→14.5→16.1→17.1→18.0
☆09年「60歳のラブレター」トータル7.9億円(公開時:189館)
OP1.0→2.9→4.6→5.9→6.9
☆08年「明日への遺言」トータル6.0億円(公開時:196館)
OP0.8→2.4→不明→4.4→4.9
☆08年「アフタースクール」トータル5.5億円(公開時:72館)
OP0.7→2.0→3.0→3.6→4.1
☆07年「めがね」トータル5.0億円(公開時:72館)
祝込3日0.8→1.7→2.6→3.3
☆07年「僕は妹に恋をする」トータル5.0億円(公開時:76館)
OP0.8→2.1→3.0→祝込3.7
☆08年「西の魔女が死んだ」トータル4.5億円(公開時:159館)
OP0.5→1.6→2.4→3.1→3.6
☆10年「ソラニン」(公開時:108館)
OP0.9億円→
「ドロップ」以外との対比で考えると、「ソラニン」の興行収入は5.6~8.1億円となる。
ロングセールスは見込めるが、極端なほどの爆発的ヒットにはならないだろう。
公開規模が拡大しない限り、現時点では「ソラニン」の興行収入は7億円と予想したい。

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全米映画興行収入ランキング(4月1週目)

月曜日は興行収入のネタが少ないので、全米映画の興行収入にも再び簡単に触れていくこととします。

今週1位になったのは新作の「タイタンの戦い」。
主演はサム・ワーシントン。
監督は「インクレディブル・ハルク」(トータル135百万ドル)のルイ・レテリエ。
「アバター」のヒットを受けて、急遽3D化したといわれるムチャな作品だが、そのギャンブルがどうやら当たったようだ。
製作費125百万ドルは回収できそうであり、当面は1億5千万ドル辺りが目標となりそうだ。


2位も新作の「Tyler Perry's Why Did I Get Married Too?」。
黒人から圧倒的に支持されているタイラー・ペリー監督・脚本・主演・プロデュース作品。
07年「Tyler Perry's Why Did I Get Married?」(トータル55百万ドル)というタイトルの作品があり、その関連作品だろうか。
本作のオープニングは3千万ドルを超えており、相変わらずの人気の高さが窺われる。
本作はトータル6千万ドル以上を稼ぎ、一連のタイラー・ペリー作品をやや超えそうだ。
制作費は2千万ドルであり、相変わらず手堅い商売をしている。


3位はドリームワークス製作の3Dアニメ「ヒックとドラゴン」。
オープニング成績が悪かったことから、ドリームワークスの株が下がったと報じられているが、1億ドル突破間近であり、無難な成績を収めそうだ。
「シャーク・テイル」トータル161百万ドル、「森のリトルギャング」トータル155百万ドル程度は稼ぎそうだ。
「モンスターVSエイリアン」トータル198百万ドル、「カンフー・パンダ」トータル215百万ドルには届かないが、この程度ならば問題ないのではないか。
少年とドラゴンの交流を描いた作品であり、ややおとなしい雰囲気も感じられるので、ビッグヒットにはなりにくそうなイメージはあった。


4位は新作のマイリー・サイラス主演のヒューマンドラマ「The Last Song」。
水曜日から先行公開されており、トータル25.6百万ドルを稼いでいる。
ティーンの女性に人気のマイリー・サイラス主演作品であり、「ハンナ・モンタナ」シリーズ(トータル65百万ドル・80百万ドル)ではなくても人気の高さが窺われる。
原作はニコラス・スパークス。
04年「きみに読む物語」(トータル81百万ドル)、08年「最後の初恋」(トータル42百万ドル)、10年「Dear John」(トータル79百万ドル)などの作品がヒットしており、感動系ラブストーリー作品を世に送り出し続けている。


5位は「アリス・イン・ワンダーランド」。
既に3億ドルを突破している。
ティム・バートンにとっては「チャーリーとチョコレート工場」(トータル206百万ドル)、「バットマン」(トータル251百万ドル)を超え、自身最高のキャリアとなった。
ジョニー・デップにとっても、「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」(トータル423百万ドル)に次ぐ成績であり、「ワールド・エンド」(トータル309百万ドル)、「呪われた海賊たち」(トータル305百万ドル)を既に超えている。
知名度の高い題材、独特な世界観、個性的な出演者、3D化といった要素が上手く融合したことがヒットの要因か。


次週にはスティーヴ・カレル、ティナ・フェイ、マーク・ウォルバーグ主演のコメディ「Date Night」が登場。
日本では公開されるのかも微妙な作品だが、コメディ作品の標準は稼ぎそうなイメージだ。

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『マイレージ、マイライフ』レビュー

◆評  価   8.0点
◆おススメ度  A(30歳以上の未婚の男性ならば、何かは感じ取れるだろう)

自分とジョージ・クルーニー役のキャラクターと考え方とほぼ同じなので、飽きることなく、共感しつつ興味深く鑑賞することができた。
合理性を重視、人間関係を重視せずに、“バックパック”は常に身軽にという考え方は非常に機能的であり、現代的な生き方ともいえる。
自分には出張はほとんどないが、飛行機で過ごす時間=映画館で過ごす時間と考えれば、自分もジョージ・クルーニーと似たようなものだ。
余談だが、東宝シネマズ系にもマイルを貯められるシステムがあり、たまたま見てみたら、まれにドリンクと引き換えているにも関わらず、既に5000マイル貯まっていた(6000マイルで1ヶ月フリーパスポートがもらえるらしい)。
1分が1マイルだから、5000分=83時間=3.5日ほども劇場にいたこととなる。
もちろん東宝系以外にも見ているので、この倍程度だろう。

主人公の考えに近い自分が本作を鑑賞してみても、良い意味で特別深く感銘を受けるといったことはなかった。
自分の人生を見つめ直すといったことや、自分の人生を改め直すといったことをしたいとは思わないが、本作の言いたいことを、少しはアタマの片隅にでも置いておこうかなというスマート作品に仕上がっている。
ラストのインタビュー形式(「家族の素晴らしさやありがたみ」を強調する)以外はあまり説教くさいところがないところも好印象であり、押し付けがましさがない辺りが本作の良さでもある。

やや冷めたドライな目で本作は物事を見つめており、その視点が自分には心地よかった。
ジョージ・クルーニーも見事だ。
あまり感情を表に出さずに、終始それほど熱くはなっていない。
相手としては裏切るつもりは毛頭なかったが、たとえ裏切られたとしても、慌てず騒がすに落ち着いて対応する辺りがリアルだ。
たとえ夢見たとしても、もはや手遅れ、“現実”はそれほど甘くはないという描き方もなかなかクールではないか。
あのシーンにおいては女性と男性との違いなども垣間見られた。

また、深い人間関係を築こうとしないジョージ・クルーニーが誰よりも深く人間を見つめる一方で、彼氏を追ったりする人間らしい新人女性はダンスやカラオケ等で盛り上った相手を置き去りにしたり、大事な用件をメールやテレビ電話で済まそうとしている。
このような複雑性によって、単純ではない様々な人間味が描かれていると思われる。
ジョージ・クルーニーが利己的で自己中心的な男として単純に描かれているわけではない点も深みや共感を生んでいる。
彼は人生がマニュアル通りにはいかないものであるということをよく分かっているからこそ、深い人間関係を築こうとしないのかもしれない。
たとえ深い人間関係を築けなくても、実はジョージ・クルーニーは非常に多くの企業と関係を築いていたことが、紹介状の件で分かる仕掛けにもなっている。
人間はやはりどこかで、何かで繋がっているのかもしれないとも感じさせる。
バックパックは軽く見えても、実は誰しもぎっしりと詰まっているのも人生といえそうだ。

個人的には、自分の生き方が正しいとは思わないが、無理に“普通”の人と同じように生きなくてもよいかなとは思う。
失敗は避けられないが、後悔はしない程度に自分らしく生きられればよいのではないか。
人生には正解というものがないのだから。

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国内映画興行収入ランキング(3月5週目その3)

11位:「プリンセスと魔法のキス」(ディズニー)<4週目>
【公開前個人予想】 12.0億円
【現時点での興行収入予想】 4億円(OP時6億円)
【公開規模】 362スクリーン(先週比-4スクリーン)
2.5千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは3.8億円弱となっている。
1週間の伸びは8.4千万円半ば程度だろうか。
祝日及び春休みシーズンのためか、1週間の伸びは大きく落ちていない。

しかし、公開前は「ディズニーをなめるな」と強気に予想したが、派手さがなく、対象がやや幼すぎる作品だけに、さすがに無理があったか。
それにしても、「ドラえもん」と同程度の規模でこの結果は寂しすぎる。

最近のハリウッドアニメの興行収入は以下の通り(ピクサー作品、シュレックを除く)。
☆05年公開「マダガスカル」トータル22.5億円
OP3.0→11.2→16.1→19.2(※お盆時の公開)
☆05年公開「シャーク・テイル」トータル18.8億円
OP2.2→5.4→9.0→11.5→15.7→17.7
☆06年公開「森のリトルギャング」トータル11.0億円
OP1.1→4.2→7.6
☆06年公開「アイス・エイジ2」トータル9億円見込み
OP1.5→3.3→7.6→8.1→8.9
☆06年公開「ライアンを探せ!」トータル8.5億円
OP1.2→2.4→4.4→7.3
☆07年公開「モンスター・ハウス」トータル5.6億円
OP1.4→3.0→4.1→4.4
☆07年公開「ハッピーフィート」トータル14.5億円
先行込2.4→5.8→9.6→12.7→13.5
☆07年公開「ルイスと未来泥棒」トータル9.4億円
OP1.1→不明→6.9→8.0→8.8
☆08年公開「カンフー・パンダ」トータル20.0億円
OP2.2→6.8→10.2→14.5→16.7→18.2
☆09年公開「ボルト」トータル16.5億円
OP2.5→7.0→11.7→14.2→15.8
☆09年公開「クリスマス・キャロル」トータル16.0億円
OP2.9→7.0→10.9→13.1→14.4
☆09年公開「マダガスカル2」トータル10.2億円
OP1.6→4.1→6.5→9.3→9.9
☆09年公開「モンスターVSエイリアン」不明
OP1.2→2.4→4.2
☆09年公開「アイス・エイジ3」不明
OP0.4→1.2
☆10年公開「コララインと魔法のボタン」
金0.7→1.6→2.1
☆10年公開「プリンセスと魔法のキス」
OP0.9→2.1→2.9→3.8億円→
「モンスターVSエイリアン」以下のオープニングとなっていた。
主要作品との対比で考えると、「プリンセスと魔法のキス」の興行収入は4.2~5.2億円となる。
ディズニー系は「ルイスと未来泥棒」「ボルト」「クリスマス・キャロル」といった作品があり、これらとの対比で考えると、「プリンセスと魔法のキス」の興行収入は4.4~4.6億円となる。
『初動タイプとは思えない』と思っていたが、伸びがある作品でもなさそうだ。

参考までに、古いディズニー系作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「ターザン」トータル28.0億円
☆01年公開「ダイナソー」トータル49.0億円
☆02年公開「アトランティス 失われた帝国」トータル12.8億円
☆02年公開「ピーターパン2 ネバーランドの秘密」トータル23.0億円
☆03年公開「リロ&スティッチ」トータル29.1億円
☆04年公開「ブラザー・ベア」トータル16.0億円
☆05年公開「チキン・リトル」トータル26.8億円
ディズニー系作品は、やはり相当に強いことが分かるが、本作は例外となったか。

アニメ作品ではないが、以下のようなスマッシュヒット作品もあったことも見逃せなかったが・・・。
☆08年「魔法にかけられて」トータル29.1億円
先5.4(OP3.3)→12.2→18.0→23.2→25.6→27.1
これとの対比で考えると、「プリンセスと魔法のキス」の興行収入は4.8億円となる。
粘ったとしても5億円突破できるかどうかというところか。
「プリンセスと魔法のキス」の興行収入は先週に引き続き4億円台と予想したい。
5億円に届かない程度がフィニッシュラインではないか。
自分の対象ではないアニメ作品の予想は難しいが、ディズニー系だからという理由だけでヒットすると考えたのは早計だったか。
アメリカでは大ヒットしたが、それをそのまま日本に当てはめるのも無理があった。
日本ではコケた「アイス・エイジ3」も、アメリカでは「2012」を超える2億ドル近いヒットをしていた。


13位:「噂のモーガン夫妻」(ソニー)<3週目>
【公開前個人予想】 4.5億円
【現時点での興行収入予想】 3億円
【公開規模】 228スクリーン
1.6千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは2.3億円弱となっている。
1週間の伸びは5.9千万円弱程度だろうか。
浅そうなラブコメであり、ヒットしそうもない題材ではあるのは分かる。
しかし、このキャスティングならば、ある程度は稼げるとは思ったが、かなりシビアな結果となった。
レディースデイの動員はある程度期待できそうだが、大きな動員にはならないだろう。

サラ・ジェシカ・パーカー又はヒュー・グラント主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「セックス・アンド・ザ・シティ」18.0億円
先2.9(2日1.9)→7.1→10.3→12.5→14.3
☆07年「ラブソングができるまで」トータル4.9億円
OP0.7→2.1→3.6→4.2→4.6
☆10年「噂のモーガン夫妻」
金0.7(2日0.6)→1.7→2.3億円→
これらとの対比で考えると、「噂のモーガン夫妻」の興行収入は3.1~4.0億円となる。
4億円程度がマックスラインだろうか。

ラブストーリーや女性をターゲットにした作品の興行収入は以下の通り。
☆07年「幸せのレシピ」トータル7.0億円
OP1.2→3.5→5.3→6.4
☆08年「ベガスの恋に勝つルール」トータル6.1億円
先1.8→3.8→5.0→5.6→不明→6.0
☆09年「オーストラリア」トータル5.8億円
OP1.4→3.4→4.8→5.6
☆08年「マイ・ブルーベリー・ナイツ」トータル5億円見込み
OP0.8→2.5→3.6→4.3
☆07年「ラブソングができるまで」トータル4.9億円
OP0.7→2.1→3.6→4.2→4.6
☆09年「そんな彼なら捨てちゃえば?」トータル4.6億円
OP0.7→2.0→3.0→
☆08年「最後の初恋」トータル4.5億円
OP0.7→2.4→3.4→4.0
☆09年「あなたは私の婿になる」トータル3~4億円見込み
金0.8→1.9→2.6
☆09年「お買いもの中毒な私!」トータル3億円見込み
OP0.6→1.7→2.4→2.8
☆08年「幸せになるための27のドレス」トータル3.7億円
先0.9→2.0→2.7→3.2
☆10年「バレンタインデー」
金1.4→2.8→3.5億円→
☆10年「恋するベーカリー」
金1.1→2.8→4.0億円→
☆10年「噂のモーガン夫妻」
金0.7(2日0.6)→1.7→2.3億円→
今年公開のラブコメ作品にも惨敗している。
主要作品との対比で考えると、「噂のモーガン夫妻」の興行収入は2.8~3.5億円となる。
現時点では3億円程度だろうか。
「幸せになるための27のドレス」トータル3.7億円を下回り、「お買いもの中毒な私!」と同程度というのは納得がいかないが、サンドラ・ブロック主演の「あなたは私の婿になる」と同程度ならば、仕方がないか。
キャスティングというよりも、やはり題材も重要ということだろう。

「噂のモーガン夫妻」2.3億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「あなたは私の婿になる」2.6億円
☆「お買いもの中毒な私!」2.4億円
☆「トワイライト」2.5億円(トータル3.5億円)
☆「男と女の不都合な真実」2.2億円(トータル2.9億円)
<2008>
☆「X‐ファイル:真実を求めて」2.4億円
☆「シルク」2.3億円(トータル2.8億円)
☆「ブーリン家の姉妹」2.3億円
主要作品との対比で考えると、「噂のモーガン夫妻」の興行収入は2.8~3.2億円となる。
大きな伸びは期待できないので、「噂のモーガン夫妻」の興行収入は3億円と予想したい。
実際には3億円にギリギリ届かない程度ではないか。
ラブコメの稼げないタイプの作品はこの程度が落ち着きどころのようだ。


14位:「涼宮ハルヒの消失」(角川映画・クロックワークス)<8週目>
【公開前個人予想】 4~5億円
【現時点での興行収入予想】 7億円半ば
【公開規模】 29スクリーン(先週比+1スクリーン)
1.3千万円を週末に稼ぎ、トータルでは6.6億円半ばとなっている。
1週間の伸びは3.2千万円弱程度だろうか。
1週間の伸びは以下のとおりとなっている。
OP0.9→2週目1.6→3週目1.0→4週目1.0→5週目0.9→
6週目0.5→6週目0.4→7週目0.3億円なっている。
根強い人気が窺われるがそろそろ息切れしてきたか。

根強いファンを持つ作品と比較したい。
☆09年「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」トータル40.0億円
OP5.1→13.6→19.8→24.0→27.3→29.8→31.6→33.4→34.6
☆09年「サマーウォーズ」トータル16.5億円
OP1.3→03.7→06.9→09.3→11.2→12.6→13.6→14.3
☆09年「劇場版マクロスF 虚空歌姫」トータル不明(5億円程度か)
OP0.9→02.3→03.2→03.8→04.2
☆10年「涼宮ハルヒの消失」
OP0.9→02.5→03.5→04.5→05.4→05.9→06.3→06.6
公開前には「劇場版マクロスF」と同程度と考えていたが、超えたようだ。
「ヱヴァ」「サマーウォーズ」との対比で考えると、「涼宮ハルヒの消失」の興行収入は7.6~7.9億円となる。
これらのような高い伸びになるかは分からないが、先週に引き続き、当面は7億円半ば程度が落ち着きどころと考えたい。
人気の高いアニメ作品の伸びや粘りは尋常ではないので、他の作品と同じように考えてはいけないようだ。

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『バッド・ルーテナント』レビュー

◆評  価   6.0点
◆おススメ度  B-(深そうでそれほど深くもないクライムサスペンス)

オリジナルは未見。
有名のようだが、本作の監督についてもよく知らない。
ストーリーは理解できるが、正直言って、本作を通して何を伝えたかったのかが理解しにくかった。
ガッチリとハマる人にはハマるようだが、自分はそうではなかったようだ。
爬虫類メイン、死者のダンス、長回し、ニコラス・ケイジの独特の演技など、面白い部分は多々みられるが、ややヒネリのあるだけのクライムサスペンスという印象も受ける。

肝心の“善悪”の扱いについて、答えのようなものが自分には見えてこなかった。
善と悪の間で葛藤するというよりも、銃とバッジのチカラを借りて自己の利益だけに突っ走り、ただのラッキーで事態が好転しているようにも見える。
それはそれでもよいのだが、何か分かりやすいポイントも欲しかった。
本作の冒頭で、賭けの対象にしているのに溺れそうな囚人を救ったり、ギャングの仲間になり下がったのにパイプを証拠にデッチ上げたりと、土壇場で理屈抜きに翻意していることが、良心ともいえないのではないか。
ただ、全てが万事解決というわけではなくて、薬物中毒に関しては簡単に解決というわけにはいかず、それがなんともいえないラストに繋がっているようだ。

様々な事態が悪化して、どんどんとドツボに陥っていくニコラス・ケイジの演技は確かに素晴らしい。
衣装もネクタイも終始変わっていないような気もする。
実生活でもリアルで財政難に陥り、訴訟を起こされているだけのことはある。
本作の主人公のように事態が好転していけばよいが。

ニコラス・ケイジについてはお腹いっぱい堪能できるが、ヴァル・キルマーとエヴァ・メンデスについては役不足であり、物足りない。
ヴァル・キルマーについてはニコラス・ケイジと対極的な役柄でも与えておけばよかったのではないか。
表向きは善良だが、裏では心から腐っているような存在。
ラストの展開において彼の性格が少し見えたが、あれだけでは足りないだろう。
エヴァ・メンデス辺りには、ニコラス・ケイジが道を踏み外しそうになったところを元に戻すようなきっかけを与える存在になって欲しかった。
“銀のスプーン”辺りのエピソードではやや弱いか。

あまり深く考えたり、善悪といったことに捉われずに、個性的な映画には仕上がっているので、本作の雰囲気を楽しく鑑賞した方がよかったかもしれない。

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