ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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国内映画興行収入ランキング(7月4週目その2)

6位:「エアベンダー」(パラマウント)<2週目>
【公開前個人予想】 4.5億円
【現時点での興行収入予想】 6.5億円
【公開規模】 387スクリーン(先週比+1スクリーン)
6.9千万円を週末に稼ぎ、トータルでは3.5億円半ばとなっている。
6日間の伸びは1.7億円弱程度だろうか。
大コケすると思ったが、3D単価の恩恵を受けたためか、少コケで済むかもしれない。
もちろんM・ナイト・シャマランというブランド力があったのだろう。

M・ナイト・シャマラン監督作品の興行収入は以下の通り。
☆99年公開「シックスセンス」トータル76億円(配給収入43億円)
☆01年公開「アンブレイカブル」トータル29.4億円
☆02年公開「サイン」トータル34.0億円
☆04年公開「ヴィレッジ」トータル17.0億円
OP3.4→8.0→12.1→14.2→15.2→16.2
☆06年公開「レディ・イン・ザ・ウォーター」4~5億円程度か
OP0.9→2.1
☆08年公開「ハプニング」12.3億円
金2.8→7.0→9.4→11.4→12.1
☆10年公開「エアベンダー」
祝込3日1.9→3.6億円→
これらとの対比で考えると、「エアベンダー」の興行収入は6.3~7.7億円となる。
伸びがあるとは思えないので、6億円程度か。
「レディ・イン・ザ・ウォーター」はさすがに超えそうだ。

とりあえずファンタジー作品を参考にしたい。
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆07年公開「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
金4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8→25.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆05年公開「ナショナル・トレジャー」トータル20.6億円
OP5.3→9.6→13.9→16.5→18.3
☆05年公開「エラゴン/遺志を継ぐ者」トータル18.7億円
OP2.5→6.4→9.7→15.1→17.0→17.9
☆10年公開「タイタンの戦い」トータル15.7億円
金2.8→7.6→12.4→13.9億円→
☆10年公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」トータル14.2億円
金3.7→7.9→10.4→11.8→13.0→13.8→
☆10年公開「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」
金1.9→4.2→05.3→06.0→6.5億円→
☆10年「ダレン・シャン」
金1.4→3.7→5.4→6.0
☆10年公開「エアベンダー」
祝込3日1.9→3.6億円→
主要作品との対比で考えると、「エアベンダー」の興行収入は5.6~7.7億円となる。
今年公開された作品の中では、「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」以下、「ダレン・シャン」並というところか。
やはり6億円程度か

「エアベンダー」3.6億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「私の中のあなた」3.9億円(トータル8.0億円)
☆「ココ・アヴァン・シャネル」3.7億円(トータル7.5億円)
☆「イングロリアス・バスターズ」3.7億円(トータル6.5億円)
☆「バーン・アフター・リーディング」3.6億円(トータル6.5億円)
☆「スター・トレック」3.8億円(トータル6.0億円)
☆「オーストラリア」3.4億円(トータル5.8億円)
<2008>
☆「奇跡のシンフォニー」3.6億円(トータル7.5億円)
☆「ドラゴン・キングダム」3.8億円(トータル7.1億円)
☆「エリザベス:ゴールデン・エイジ」3.4億円(トータル6.5億円)
☆「大いなる陰謀」3.3億円(トータル6.2億円)
これらとの対比で考えると、「エアベンダー」の興行収入は5.7~7.5億円となる。
コケそうな作品であり、恐らく7億円台には乗りそうもない。
しかし、夏休みということを考慮して、「エアベンダー」の興行収入を先週に引き続き6.5億円と予想したい。
もちろん3D単価の恩恵も受けるだろう。
日本ではヒットしないタイプの映画だと思ったが、ただのファミリー系ファンタジー作品と考えれば、妥当なラインに落ち着くかもしれない。


7位:「告白」(東宝)<8週目>
【公開前個人予想】 16.0億円
【現時点での興行収入予想】 37.5億円(3~4週目32.5億円、OP~2週目25億円)
【配給会社期待値】 20億円→25億円→30億円に上方修正
【公開規模】 266スクリーン
5.4千万円を週末に稼ぎ、トータルでは35.0億円半ばとなっている。
6日間の伸びは1.3億円程度だろうか。
ついに35億円を突破してしまった。
オープニングは2.7億円であり、オープニングの13倍を稼ぎ出す作品は異例中の異例といえる。

週毎の動きは以下のとおり。
OP2.7→2週目6.3→3週目6.5→4週目6.1→5週目5.4→
6週目3.7億円→7週目2.9→8週目1.3億円となっている。
週毎の成績が6億円程度と安定していたが、強力なライバルの登場により徐々に勢いをなくしつつある。
しかし、これだけ稼げば十分すぎるといえるだろう。

問題作というだけではなく評価も高く、口コミで広がっていった。
内容が内容だけに年配層までには広がりにくいと思ったが、年配層や若年層にまで広がっているのではないか。
R15指定がもったいなかった。
ロングセールスは確実であり、まだまだ伸びる可能性がありそうだが、どうやらそろそろ落ち着きそうだ。

中島哲也監督作品の興行収入は以下の通り。
☆04年「下妻物語」トータル6.2億円
OP0.8→02.5→03.5→04.4→不明→5.5
☆06年「嫌われ松子の一生」トータル13.1億円
OP1.6→05.0→07.4→09.3→10.5
☆08年「パコと魔法の絵本」トータル23.6億円
祝3日4.7→8.7→13.7→16.8→祝込19.5→20.8→21.8→祝込22.6
☆10年「告白」
OP2.7→8.9→15.5→21.6→27.1→30.8→祝込33.7→35.1
「パコと魔法の絵本」との対比で考えると、「告白」の興行収入は36.7億円となる。
この対比を超えることが確実なので、37億円程度が落ち着きどころか。

サスペンス的な要素はあるが、ヒューマンドラマに近いか。
ロングセールス系の作品と比べてみたい。
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円
OP5.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1→祝込45.7
☆09年「アマルフィ 女神の報酬」トータル36.5億円
祝込3日5.7→11.9→18.5→23.1→28.2→31.1→33.0→34.3
☆09年「余命1ヶ月の花嫁」トータル31.5億円
OP4.1→11.6→17.1→21.7→25.1→27.5→29.1→30.0
☆09年「沈まぬ太陽」トータル28.0億円
OP2.5→09.1→14.5→18.3→祝込21.4→22.9→24.3→25.1
☆09年「劔岳 点の記」トータル25.8億円
先2.9→09.0→14.0→17.6→祝込20.3→21.6→23.1→23.9
☆10年「告白」
OP2.7→8.9→15.5→21.6→27.1→30.8→祝込33.7→35.1
「沈まぬ太陽」以外との対比で考えると、「告白」の興行収入は36.9~37.9億円となる。
これらの作品よりも伸びが持続しているので、この対比を超える可能性がある。
「余命1ヶ月の花嫁」トータル31.5億円は突破しており、「アマルフィ 女神の報酬」トータル36.5億円も超えそうだ。

「告白」35.1億円と同程度の8週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「のだめカンタービレ」37.8億円(トータル41.0億円)
☆「アマルフィ」34.3億円(トータル36.5億円)
☆「ごくせん」33.6億円(トータル34.8億円)
<2008>
☆「20世紀少年」37.4億円(トータル39.5億円)
☆「ザ・マジックアワー」36.5億円(トータル39.2億円)
☆「おくりびと」祝込26.1億円(当年度30.5億円)
「おくりびと」以外との対比で考えると、「告白」の興行収入は36.4~38.1億円となる。
「おくりびと」との対比で考えると、「告白」の興行収入は41.0億円となる。
現時点では、ミニマム36億円、マックス41億円というところか。
「おくりびと」以外との対比を上回ることが確実と思われるが、とりあえず「告白」の興行収入は先週に引き続き37.5億円と予想したい。
38~39億円に到達する可能性は高いが、もう少し様子を見たい。

これまで25億円→32.5億円と予想を変えてきたが、伸びが止まらないので上方修正せざるを得なかった。
ここまで伸びが続くとなると、40億円突破も考えた方がいいかもしれない。
予想できる範疇を超えており、推移を見守るしかないようだ。
「踊る」「トイ・ストーリー3」「アリエッティ」といったライバルに囲まれて、伸びを持続できるかが今後のポイントとなる。


8位:「プレデターズ」(20世紀フォックス)<3週目>
【公開前個人予想】 11.5億円
【現時点での興行収入予想】 9億円台後半(OP時11.5億円)
【公開規模】 367スクリーン(先週比-6スクリーン)
5.1千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは7.3億円半ばとなっている。
1週間の伸びは1.8億円弱程度だろうか。
爆発性は高くはないが、このキャラクターは知名度が高く、安定度は高い。
しかし、初動タイプのようだ。

シリーズ作品の興行収入は以下のとおり。
☆04年「エイリアンVSプレデター」トータル16.8億円
3億→不明→12.3→14.9→15.6→16.4
☆07年「AVP2 エイリアンズVSプレデター」トータル10.7億円
不明→07.3→08.9→10.0→10.5
☆10年「プレデターズ」
OP2.4→05.6→07.4億円→
04年・07年は年末に公開されている。
これらとの対比で考えると、「プレデターズ」の興行収入は9.0~10.1億円となる。
とりあえずは、07年を超えることが目標となるが、どうなるだろうか。

“エイリアン”や“謎”がありそうな作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「地球が静止する日」トータル24.1億円
金4.6(2日3.3)→不明→17.6→20.7→22.7→23.5
☆08年「ハプニング」トータル12.3億円
金3日2.8→7.0→9.4→11.4→12.1→12.2
☆08年「イーグル・アイ」トータル12.2億円
OP2.5→06.4→10.0→11.6
☆08年「クローバーフィールド/HAKAISHA」トータル12.1億円
OP2.6→6.2→8.3→9.9→11.5
☆09年「ノウイング」トータル10.2億円
金3日2.9(2日2.2)→6.1→8.2→9.3
☆10年「第9地区」
OP1.7→4.2→5.5→6.6→7.6億円→
☆10年「プレデターズ」
OP2.4→5.6→7.4億円→
主要作品との対比で考えると、「プレデターズ」の興行収入は9.0~10.8億円となる。
9~10億円程度が落ち着きどころか。
「AVP2 エイリアンズVSプレデター」トータル10.7億円を超えることは厳しいか。

「プレデターズ」7.4億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「グラン・トリノ」7.7億円(トータル11.0億円)
☆「ワイルド・スピードMAX」7.6億円(トータル9.5億円)
☆「ウルヴァリン」7.3億円(トータル8.9億円)
☆「DRAGONBALL EVOLUTION」7.4億円(トータル8.7億円)
<2008>
☆「最高の人生の見つけ方」7.9億円(トータル13.5億円)
☆「アメリカン・ギャングスター」7.7億円(トータル10.5億円)
☆「ランボー最後の戦場」7.1億円(トータル9億円台見込み)
「グラン・トリノ」「最高の人生の見つけ方」以外との対比で考えると、「プレデターズ」の興行収入は8.7~10.1億円となる。
伸びがやや止まっているので、10億円突破は厳しそうだ。
「プレデターズ」の興行収入は9億円台後半と下方修正したい。
オープニング時は11.5億円という予想だったが、見る者が限定される映画であり、女性受けも悪そうだ。
もちろんファミリー層に向くサマーシーズン向きでもなかった。


9位:「シュアリー・サムデイ」(松竹・フジテレビ)<2週目>
【公開前個人予想】 5.0億円
【現時点での興行収入予想】 3.0億円
【公開規模】 186スクリーン
3.4千万円を週末に稼ぎ、トータルでは1.5億円となっている。
6日間の伸びは7.7千万円程度だろうか。
週末対比では、極端に高い落ち込みがないことだけは良いニュースといえる。
それにしても、「誰が見るの?」という映画なのは分かるが、小栗旬のファンは日本にもうちょっと多いかと思った。
公開前に『1~2億円で終わりそうな企画でもあるが、初監督作品というそれなりに話題性もあることも多少加味しておきたい』と書いたとおりにはならないようだ。
あれだけ宣伝を頑張っても、無理だったか。
この結果では、資金を提供してくれるところがあるとは思えず、残念ながら次のチャンスはしばらくはないかもしれない。

小栗旬初監督作品となるが、俳優としての実績が参考となるだろう。
「クローズZERO」「踊る大捜査線」といったヒット作品にも出演しているが、題材の知名度がヒットの要因であり、参考になるのは以下の作品か。
☆09年「TAJOMARU」トータル4.8億円
OP0.7→2.1→3.5→4.3
☆10年「シュアリー・サムデイ」
祝込3日0.8→1.5億円→
これとの対比で考えると、「シュアリー・サムデイ」の興行収入は3.4億円となる。
この程度だろうか。

小出恵介主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「風が強く吹いている」トータル4.5億円
OP0.9→2.4→3.2→祝込3.8→4.1
☆10年「シュアリー・サムデイ」
祝込3日0.8→1.5億円→
これとの対比で考えると、「シュアリー・サムデイ」の興行収入は2.8億円となる。
この辺りがミニマムラインか。

芸人などの監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「ドロップ」トータル19.5億円
祝3日2.5(1.7)→7.0→11.6→14.5→16.1→17.1
☆07年「大日本人」トータル11.6億円
先込2.3→6.2→8.4→9.8→10.6→11.2
☆09年「しんぼる」トータル4.7億円
OP1.0→2.5→3.9→4.5
☆10年「シュアリー・サムデイ」
祝込3日0.8→1.5億円→
「ドロップ」は例外といえるかもしれない。
「しんぼる」との対比で考えると、「シュアリー・サムデイ」の興行収入は2.8億円となる。
やはりこの辺りがミニマムラインとなりそうだ。

「シュアリー・サムデイ」1.5億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「BABY BABY BABY!」1.8億円(トータル3.0億円)
☆「鴨川ホルモー」1.3億円(トータル3.0億円)
☆「笑う警官」1.4億円(トータル2.5億円)
☆「キラー・ヴァージンロード」1.2億円
<2008>
☆「西の魔女が死んだ」1.6億円(トータル4.5億円)
☆「銀幕版 スシ王子!」1.7億円(トータル3.7億円)
☆「築地魚河岸三代目」1.6億円(トータル3.4億円)
☆「ガチ☆ボーイ」1.7億円
☆「山のあなた徳市の恋」1.6億円
☆「次郎長三国志」1.6億円
上野樹里主演作「キラー・ヴァージンロード」も俳優による監督作品であり、あまりヒットしない傾向にあるようだ。
「西の魔女が死んだ」以外との対比で考えると、「シュアリー・サムデイ」の興行収入は2.5~3.5億円となる。
夏休みということを考慮して、「シュアリー・サムデイ」の興行収入を先週に引き続き3.0億円と予想したい。
小栗旬一人の力では限界があり、この程度ではないか。
誰かが止めるべきだったのか、それとも小規模公開させるべきだったのか、やる気のある若手俳優にダメージを与える結果になったのは残念だ。


10位:「必死剣 鳥刺し」(東映)<3週目>
【公開前個人予想】 8.0億円
【現時点での興行収入予想】 6.0億円
【公開規模】 256スクリーン
2.8千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは3.6億円半ばとなっている。
1週間の伸びは1.1億円弱となっている。
着々と伸ばしつつあるが、勢いはそれほど高くはない。
どこまで伸びが持続するかが注目となる。

藤沢周平原作作品の興行収入は以下のとおり。
☆02年「たそがれ清兵衛」トータル12.0億円(※真田)
☆04年「隠し剣 鬼の爪」10億円未満か(※永瀬)
OP1.2→3.7→5.4→6.2→7.6→8.2
☆05年「蝉しぐれ」トータル14.0億円(※市川染五郎)
OP1.5→4.9→7.8→9.8→11.3→
☆06年「武士の一分」トータル41.1億円(※木村)
☆08年「山桜」不明(※東山)
☆10年「花のあと」不明(※北川)
先0.4→1.1
☆10年「必死剣 鳥刺し」
OP0.8→2.6→3.6億円→
「隠し剣 鬼の爪」は下回りそうだ。
「蝉しぐれ」との対比で考えると、「必死剣 鳥刺し」の興行収入は6.5億円となる。
この辺りがマックスラインだろうか。
豊川悦司に対する不安感はあるが、それほど心配しなくてもよいだろう。

若者俳優による時代劇はヒットしないが、時代劇自体はヒットする可能性がある。
意外と年配層のパワーは恐ろしいので注意が必要。
☆07年「椿三十郎」トータル11.5億円
OP1.6→4.1→5.9→祝込7.3→不明→9.7→祝込10.5→10.8
☆09年「火天の城」トータル9.3億円
OP1.3→3.5→5.9→7,2→7.9
☆09年「禅 ZEN」トータル5.0億円
祝込3日0.5→1.1→
☆07年「茶々 天涯の貴妃」トータル4.5億円
OP0.4→不明→2.3→3.0→3.5→3.8
☆10年「必死剣 鳥刺し」
OP0.8→2.6→3.6億円→
「椿三十郎」「火天の城」「茶々 天涯の貴妃」との対比で考えると、「必死剣 鳥刺し」の興行収入は5.7~7.0億円となる。
藤沢周平原作を踏まえると、6億円程度が落ち着きどころか。
子ども向け作品が多いサマーシーズンだけに、本作に対する需要があるとも考えられる。

「必死剣 鳥刺し」3.6億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「さまよう刃」4.0億円(トータル5.5億円)
☆「おっぱいバレー」3.2億円(トータル5.3億円)
☆「TAJOMARU」3.5億円(トータル4.8億円)
☆「しんぼる」3.9億円(トータル4.7億円)
☆「風が強く吹いている」3.2億円(トータル4.5億円)
<2008>
☆「Sweet Rain 死神の精度」3.7億円(トータル5.0億円)
☆「特命係長 只野仁 最後の劇場版」3.0億円(トータル4.6億円)
☆「ICHI」3.5億円(トータル4.5億円)
これらとの対比で考えると、「必死剣 鳥刺し」の興行収入は4.3~6.0億円となる。
サマーシーズンはファミリー作品が多く、年配層は本作以外に見るものがない。
「必死剣 鳥刺し」の興行収入はオープニング時に引き続き6.0億円と予想したい。
粘り込みに期待したいところだ。
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気になる映画ニュース(7月5週目)

☆「アベンジャーズ」のハルク役にマーク・ラファロが決定
「インクレディブル・ハルク」でハルクを演じていたエドワード・ノートンが降板。
その後、ホアキン・フェニックスにオファーしているという報道もあったが、無難なところに落ち着いたようだ。
「ゾディアック」や「シャッターアイランド」など渋い脇役としては定評があるが、あまり集客に寄与できる俳優でもない。
ロバート・ダウニーJr.など人件費が膨らんだため、仕方がないか。


☆サム・ワーシントンがコミック原作のヒーロー映画に出演
1950年代にイギリスで出版された「ダン・デア」が原作となり、宇宙を舞台としたSFヒーローモノとなりそうだ。
サム・ワーシントン主演が決定している作品は以下のとおり。
○The Debt(ジョン・マッデン監督のサスペンスドラマ)
○Last Night(キーラ・ナイトレイ共演のラブストーリー)
○The Fields(クライムサスペンス)
○This Means War(McG監督によるアクションコメディ、共演はリース・ウィザースプーン)
「ターミネーター4」「アバター」「タイタンの戦い」以後も着々とキャリアを積みそうだ。
しかし、この記事を書いた後、「This Means War」の降板が決まったようだ。
これだけ多忙ならば、何かを諦めざるを得ないか。
代役は「インセプション」のトム・ハーディが起用される。
トム・ハーディは「マッドマックス」シリーズの主役のマックスへの起用も確定しているとのこと。


☆「ミレニアム」の主演にダニエル・クレイグが決定
スウェーデン映画「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」のリメイク作の主演にダニエル・クレイグが決定したようだ。
オリジナルの主演にイメージが近い感じがする。
「007」シリーズが無期延期となっており、ちょうど良かったのではないか。
監督はデヴィッド・フィンチャー、全米公開は2011年12月21日となっている。
ヒロインは未定となっており、新人が起用されるといった話や、スター女優が起用されるといった話など、話題となっているようだが、新人が起用される見込みとなっている。


☆「ロボコップ」のリメイクが断念
財政難のMGMが3D化へリメイクする企画を温めていたようだが、「007」シリーズ同様に、企画がストップしてしまった。
ダーレン・アロノフスキー監督が監督候補に挙がっていたようだ。
MGMが権利をもつ「ホビット」の企画の方は大丈夫だろうか。
なお、「ロボコップ」を手掛けたポール・ヴァーホーヴェン監督作品、アーノルド・シュワルツェネッガー主演作「トータル・リコール」はリメイクが決定したとのこと。
監督は「アンダーワールド」のレイ・ワイズマンが有力視されている。


☆ギレルモ・デル・トロが「狂気の山脈にて」の映画化を監督
2011年夏から撮影予定とのこと。
ジェームズ・キャメロンがプロデューサーに付くようなので、かなりの制作費を掛けられそうだ。
「ホビット」の降板からギレルモ・デル・トロ監督が慌しい。
「ホーンテッドマンション」のリメイクの件は大丈夫なのだろうか。
また、2012年公開予定で「フランケンシュタイン」の監督も決まっているようだ。
どれかの企画は飛ぶのではないか。

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国内映画興行収入ランキング(7月4週目その1)

1位:「インセプション」(ワーナー)<1週目>
【公開前個人予想】 25.0億円
【現時点での興行収入予想】 28.0億円
【公開規模】 525スクリーン
先行公開の3日間で2.9億円(290,782,400円)を稼ぎ、
金曜日を含めた3日間で4.9億円(488,567,500円)を稼いだ。
トータルでは7.8億円(779,349,900円)となっている。
なお、週末2日では3.9億円半ば(394,286,800円)だったようだ。
先週『オープニングは先行3日間及び金曜日を含めて、5.7億円程度だろうか』と書いたので、予想よりもかなり高いものとなっている。
評価もかなり高く、ある程度の伸びはありそうだ。
まだ鑑賞していないが、早く見たいものだ。

クリストファー・ノーラン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円
OP2.9→不明→9.8→11.6→13.0→13.5
☆07年「プレステージ」トータル5.0億円
OP1.1→2.8→3.8→4.4→4.8
☆08年「ダークナイト」トータル16.0億円
先3.3→9.4→12.1→13.7→14.8→15.3
☆10年「インセプション」
先7.8(OP3日4.9)億円→
単純比較ができないが、これらを超えることが確実となった。
本作は単純なエンターテイメント作品ではなく、難解そうな雰囲気もあり、爆発するような気はしなかったが、「ダークナイト」を相手にしていない。
レオナルド・ディカプリオや渡辺謙といった主演男優に魅力があったようだ。

レオナルド・ディカプリオ主演映画の興行収入は以下の通り。
☆03年公開「ギャング・オブ・ニューヨーク」トータル30.0億円
☆03年公開「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」トータル29.0億円
☆05年公開「アビエイター」トータル10.7億円
OP1.6→5.0→6.9→8.4
☆07年公開「ディパーテッド」トータル15.6億円
OP2.9→7.1→9.9→11.7→13.0→13.8
☆07年公開「ブラッド・ダイヤモンド」トータル9.9億円
OP1.5→4.2→6.2→07.5→08.9→09.4→09.8
☆08年公開「ワールド・オブ・ライズ」トータル8~9億円
OP1.1→不明→6.0→祝込7.6→8.2
☆09年公開「レボリューショナリー・ロード」トータル3.8億円
OP0.8→2.4→3.2→03.5→03.7→03.7
☆10年公開「シャッターアイランド」トータル16.6億円
金3日3.4→8.3→11.0→13.3→15.4→16.0
☆10年「インセプション」
先7.8(OP3日4.9)億円→
「ディパーテッド」「ブラッド・ダイヤモンド」「シャッターアイランド」との対比で考えると、「インセプション」の興行収入は21.0~25.7億円となる。
これに先行分や金曜日分を足すと、24.8~29.5億円程度だろうか。
20億円後半程度が落ち着きどころか。

渡辺謙が出演したハリウッド映画の興行収入は以下のとおり。
☆03年「ラストサムライ」トータル137.0億円
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円
OP2.9→不明→9.8→11.6→13.0→13.5
☆05年「SAYURI」トータル15.5億円
OP1.9→5.3→08.1
☆06年「硫黄島からの手紙」トータル51.0億円
OP5.0→13.9→20.8→26.1→祝込36.7→39.8→43.2
☆10年公開「ダレン・シャン」
金1.4→03.7→05.4→06.0億円→
☆10年「インセプション」
先7.8(OP3日4.9)億円→
さすがに「硫黄島からの手紙」「ラストサムライ」のようなヒットにはならないはずだ。

謎が多そうなサスペンスなど、参考になりそうな作品の興行収入は以下の通り。
☆09年公開「天使と悪魔」トータル33.5億円
金3日6.8→15.0→20.6→25.6→28.6→30.4→31.4
☆02年公開「バニラスカイ」トータル33.2億円
☆06年公開「フライトプラン」トータル31.2億円
OP2日6.0→14.4→20.4→24.8→28.0
☆01年公開「アンブレイカブル」トータル29.4億円
☆02年公開「パニックルーム」トータル25.0億円
☆08年公開「ウォンテッド」トータル25.0億円
先含8.3→15.5→20.2→21.7→23.3→24.1
☆09年公開「ベンジャミン・バトン数奇な人生」トータル24.0億円
OP3.2→10.4→15.0→18.7→20.8→22.3→22.9
☆99年公開「ファイトクラブ」トータル19.8億円
☆08年「ジャンパー」トータル17.4億円
先5.5→10.0→13.3→15.2→16.4→17.0
☆04年公開「ヴィレッジ」トータル17.0億円
☆05年「アイランド」トータル13.6億円
OP2.0→5.6→8.2→10.5→12.6
☆08年「ハプニング」トータル12.3億円
金3日2.8→7.0→9.4→11.4→12.1
☆08年「イーグル・アイ」トータル12.2億円
OP2.5→06.4→10.0→11.6
☆09年公開「ノウイング」トータル10.2億円
金3日2.9→6.1→8.2→9.3→9.8
☆10年「インセプション」
先7.8(OP3日4.9)億円→
これらとの対比で考えると、「インセプション」の興行収入は17.2~26.5億円となる。
これに先行分や金曜日分を足すと、20.1~30.3億円程度だろうか。
「ウォンテッド」も先行3日あり、これとの対比で考えると、「インセプション」の興行収入は23.5億円となる。
この対比以上には伸びそうだが、この程度の数字が参考となりそうだ。

「インセプション」先7.8億円(金4.9億円)と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「マンマ・ミーア!」金4.4億円(トータル26.0億円)
☆「トランスフォーマー」金曜日先行5.6億円(トータル23.2億円)
<2008>
☆「ハンコック」先8.2億円(トータル31.0億円)
☆「ウォンテッド」先8.3億円(トータル25.0億円)
☆「地球が静止する日」金4.6億円(トータル24.1億円)
本作のオープニングがあまりにも複雑であり、単純比較はできないが、これらとの対比で考えると、「インセプション」の興行収入は20.3~29.5億円となる。
現時点では20億円台後半が落ち着きどころか。
とりあえず「インセプション」の興行収入は28.0億円と予想しておきたい。
最近の作品では、「天使と悪魔」トータル33.5億円、「ハンコック」トータル31.0億円を超えず、「ウォンテッド」トータル25.0億円を超える辺りではないか。


2位:「借りぐらしのアリエッティ」(東宝・日本テレビ)<2週目>
【公開前個人予想】 90.0億円
【現時点での興行収入予想】 90.0億円
【配給会社期待値】 100億円突破確実
【公開規模】 447スクリーン
6.0億円を週末に稼ぎ、トータルでは26.2億円弱となっている。
6日間の伸びは12.7億円弱程度だろうか。
安定度の高いジブリ作品であり、宮崎駿監督ではなくても問題はなく稼いでいるが、評判はそれほど高くはないようだ。
先週のオープニングからの下落が3割程度であり、驚くような粘り込みはなさそう。
東宝の100億円突破確実はアテにはならないところがあるが、やはり厳しそうだ。

ジブリ関係映画の興行収入は以下の通り。
☆84年「風の谷のナウシカ」7.6億円(※配給収入)
☆86年「天空の城ラピュタ」5.8億円(※配給収入)
☆88年「となりのトトロ」「火垂るの墓」5.9億円(※配給収入)
☆89年「魔女の宅急便」21.5億円(※配給収入)
☆91年「おもいでぽろぽろ」18.7億円(※配給収入)
☆92年「紅の豚」28.0億円(※配給収入)
☆94年「平成狸合戦ぽんぽこ」26.3億円(※配給収入)
☆95年「耳をすませば」18.5億円(※配給収入)
☆97年「もののけ姫」193億円(※配給収入113.0億円)
☆99年「ホーホケキョとなりの山田くん」7.9億円(※配給収入)
☆01年「千と千尋の神隠し」トータル304.9億円
☆02年「猫の恩返し」トータル64.6億円
☆04年「ハウルの動く城」トータル196.0億円(不明部分は年末)
OP14.8→47.5→67.9→84.5→不明→不明→128.9→152.3→157.6→
☆06年「ゲド戦記」トータル76.5億円
OP09.1→25.0→38.3→53.0→60.1→066.4→068.6→070.5→072.7→
☆08年「崖の上のポニョ」トータル155.0億円
3日15.7→32.3→52.6→72.1→99.4→111.7→127.2→134.4→140.5→
☆10年「借りぐらしのアリエッティ」
3日13.5→26.2億円→
これらとの対比で考えると、「借りぐらしのアリエッティ」の興行収入は80.2~125.7億円となる。
評判はそれほど高くはないので、「崖の上のポニョ」のような驚異的な伸びは発揮しないだろう。
「ゲド戦記」対比の80.2億円を超えて、「ハウルの動く城」対比の108.1億円を超えない程度と考えたい。
これらの半分程度の90億円台辺りが落ち着きどころか。

以下のようなディズニー系作品も参考になりそうだ。
☆09年「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル50.0億円
OP6.3→15.5→22.3→31.1→37.0→42.9→46.0
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」トータル117~118億円見込み
OP13.2→35.4→59.0→83.8→93.4→101.0→107.1→111.5
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP9.8→23.7→38.8億円→
☆10年「借りぐらしのアリエッティ」
3日13.5→26.2億円→
「カールじいさんの空飛ぶ家」「アリス・イン・ワンダーランド」との対比で考えると、「借りぐらしのアリエッティ」の興行収入は84.5~87.3億円となる。
「アリス・イン・ワンダーランド」には派手さがあり、「借りぐらしのアリエッティ」にはそれほど派手さがないので、現在はまだ落ち着いているが、伸びがあるジブリ系であり、「借りぐらしのアリエッティ」の興行収入は先週に引き続き90.0億円と予想したい。
少なくとも「ゲド戦記」トータル76.5億円は超えるだろう。


3位:「トイ・ストーリー3」(ディズニー)<4週目>
【公開前個人予想】 62.5億円
【現時点での興行収入予想】 88億円
【配給会社期待値】 100億円
【公開規模】 533スクリーン(先週比+2スクリーン)
5.3億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは38.8億円となっている。
1週間の伸びは15.1億円弱程度だろうか。
評価も高く、安定して伸びている。

「踊る」と比べても遜色がない動きだ。
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」
OP9.7→25.0→祝込39.3→46.0億円→
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP9.8→23.7→38.8億円→
この戦いも注目だ。
相手は強いが、本作の方が粘るのではないか。

ピクサー作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年「トイ・ストーリー2」トータル34.5億円
☆02年「モンスターズ・インク」トータル93.7億円
☆03年「ファインディング・ニモ」トータル110.0億円
☆04年「Mr.インクレディブル」トータル52.6億円
先7.5→15.3→不明→不明→35.1→47.1→48.0→50.0
☆06年「カーズ」トータル22.3億円
OP3.8→07.8→10.5→14.1
☆07年「レミーのおいしいレストラン」トータル39.0億円
水5.0→12.8→19.5→28.5→32.0→35.8→37.1→祝38.1
☆08年「WALL・E/ウォーリー」トータル40.0億円
金5.1(2日4.5)→11.5→16.0→不明→30.3→祝35.5→37.1
☆09年「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル50.0億円
OP6.3→15.5→22.3→31.1→37.0→42.9→46.0
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP9.8→23.7→38.8億円→
「WALL・E/ウォーリー」「カールじいさんの空飛ぶ家」との対比で考えると、「トイ・ストーリー3」の興行収入は87.0~97.0億円となっている。
「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル50.0億円、「Mr.インクレディブル」トータル52.6億円を超える程度と考えたが、「モンスターズ・インク」トータル93.7億円、「ファインディング・ニモ」トータル110.0億円と同程度のヒットになりそうだ。
しかしながら、さすがに100億円突破はどうだろうか。

ディズニー系の3D作品であり、以下の作品も参考になりそうだ。
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」トータル117~118億円見込み
OP13.2→35.4→59.0→83.8→93.4→101.0→107.1→111.5
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP9.8→23.7→38.8億円→
これとの対比で考えると、「トイ・ストーリー3」の興行収入は76.9~77.6億円となっている。
マックス100億円、ミニマム75億円というところか。
100億円を超えることはなく、70億円台に留まることもなさそうだ。
80億円台辺りが落ち着きどころではないか。
評価も良いと思われるので、粘り続けるだろう。
現時点では「トイ・ストーリー3」の興行収入はオープニング時に引き続き88億円と予想したい。
アニメ作品ではないが、09年「ハリー・ポッターと謎のプリンス」トータル80.0億円を超えるヒットとなりそうだ。


4位:「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」(東宝・フジ)<4週目>
【公開前個人予想】 110.0億円
【現時点での興行収入予想】 70.0億円(OP時80.0億円)
【配給会社期待値】 100億円突破確実
【公開規模】 447スクリーン
3.2億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは46.0億円弱となっている。
6日間の伸びは6.7億円程度だろうか。
織田裕二はまだまだ頑張って劇場を巡っているようだ。

週毎の動きは以下のとおり。
OP時9.7→2週目15.3→3週目14.3→4週目6.7億円となっている。
祝日を除く6日間ということもあるが、そろそろ落ち込んできたか。
ただ、評判も高いとは思えず、思ったよりも話題性や盛り上がりが高まっていないが、知名度を活かして、ある程度は伸ばしていきそうだ。
評判の悪さの風評がどのような影響を与えるだろうか。

「踊る」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆98年「踊る大捜査線 THE MOVIE」トータル101億円
☆03年「踊る大捜査線 THE MOVIE2」トータル173.5億円
☆05年「交渉人 真下正義」トータル42.0億円
☆05年「容疑者 室井慎次」トータル38.3億円
さすがに03年のようなヒットにはならないだろう。
とりあえず98年の100億円が目標となる。

「踊る」を除く、織田裕二主演作の興行収入は以下のとおり。
☆00年「ホワイトアウト」トータル42.0億円
☆03年「T.R.Y.」トータル11.5億円
☆06年「県庁の星」トータル20.8億円
OP2.9→7.8→11.8→14.4→16.6→18.1→19.3
☆07年「椿三十郎」トータル11.5億円
OP1.6→4.1→5.9→祝込7.3→不明→9.7→祝込10.5→10.8
☆09年「アマルフィ 女神の報酬」トータル36.5億円
祝込3日5.7→11.9→18.5→23.1→28.2→31.1→33.0→34.2
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」
OP9.7→25.0→祝込39.3→46.0億円→
10億円は最低限でも稼ぎ出している。
題材が良ければ、40億円近くを稼ぎ出すという名前だけで観客が集まる俳優。
これらとの対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は66.4~72.7億円となる。
100億円突破は夢のまた夢か。

近年公開されたドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆09年「ROOKIES-卒業-」トータル85.5億円(視聴率14.8%)
12.3→33.3→48.6→60.2→67.8→73.0→76.5
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝込34.0→祝込48.4→57.4→祝込66.6→70.5→73.8
☆08年「花より男子F」トータル77.5億円(視聴率05年19.7%、07年21.7%)
10.1→26.2→37.9→祝込48.5→54.5→60.3→64.6
☆06年「LIMIT OF LOVE/海猿」トータル71.0億円(視聴率13.1%)
09.7→23.5→35.5→45.1→52.8→58.3→62.5
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
05.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」
OP9.7→25.0→祝込39.3→46.0億円→
「ROOKIES-卒業-」「HERO」を超えることが当面のノルマとなるだろうか。
これらとの対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は63.8~74.2億円となる。
70億円台ラインには立っているが、あの内容ならば、強気にはなれない。
「HERO」との対比となる65.3億円程度が落ち着きどころか。
頑張っても70億円ラインが現在の攻防ラインではないか。

「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」46.0億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ROOKIES」60.2億円(トータル85.5億円)
☆「20世紀少年 第3章」32.4億円(トータル44.1億円)
<2008>
☆「花より男子F」祝込48.5億円(トータル77.5億円)
☆「容疑者Xの献身」30.5億円(トータル49.2億円)
☆「相棒-劇場版-」32.0億円(トータル44.4億円)
伸びがあった「花より男子F」「容疑者Xの献身」以外との対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は62.6~65.3億円となる。
現時点では、ミニマム60億円、マックス75億円程度ではないか。
観客層の幅が広いことや気楽に観られるということを踏まえても、良くても70億円台というところではないか。
「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は先週に引き続き70.0億円と予想したい。
内容が良ければ、「告白」のように口コミで伝わり、ヒットに繋がると思うが、本作は口コミでマイナス評価が逆に伝わり、伸びがなくなると思われる。


5位:「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク」(東宝・テレビ東京)<3週目>
【公開前個人予想】 49.0億円
【現時点での興行収入予想】 40.0億円(OP時~2週目47~48億円)
【配給会社期待値】 50億円
【公開規模】 369スクリーン
2.3億円を週末に稼ぎ、トータルでは17.7億円となっている。
6日間の伸びは4.6億円程度だろうか。
「アリエッティ」「トイ・ストーリー3」といった強力ファミリー作品が相手のためか、かなり苦戦している印象。
だいたいストーリーが分かる映画よりも目新しい作品に目が向くのは仕方がないか。

「劇場版ポケットモンスター」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆98年 配給収入41.5億円「ミュウツーの逆襲」
☆99年 配給収入35.0億円「幻のポケモン・ルギア爆誕」
☆00年 48.5億円「結晶塔の帝王 ENTEI」
☆01年 39.0億円「セレビィ時を超えた遭遇」
☆02年 26.7億円「水の都の護神 ラティアスとラティオス」
☆03年 45.0億円「七夜の願い星ジラーチ」
☆04年 43.8億円「裂空の訪問者 デオキシス」
☆05年 43.0億円「ミュウと波導の勇者ルカリオ」
OP不明→13.0→20.5→26.5→32.4→37.3→39.8→40.6
☆06年 34.0億円「ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ」
OP04.2→10.3→15.7→20.3→24.7→29.3→31.4→32.6
☆07年 50.2億円「ディアルガVSパルキアVSダークライ」(※10周年)
祝込3日11.3→16.9→24.5→31.4→37.2→43.2→46.2→48.4
☆08年 48.0億円「ギラティナと氷空の花束 シェイミ」
祝込3日10.2→18.5→26.9→33.3→39.6→43.3→45.8→46.4
☆09年 46.7億円「アルセウス 超克の時空へ」
祝込3日09.8→17.8→26.4→32.5→38.7→42.1→44.3→44.9
☆10年「幻影の覇者 ゾロアーク」
OP6.3→祝込13.1→17.7億円→
40億円台が標準となる。
06~09年との対比で考えると、「幻影の覇者 ゾロアーク」の興行収入は31.3~38.3億円となる。
30億円台が落ち着きどころとなる動きだが、例年よりも1週早く公開され、相手関係が強力ということもあった。
しかしながら、『地力を発揮して、例年ベースの47~50億円に着地するのではないか』という楽観視はそろそろ止めた方がいいかもしれない。
06年のように急激に落ち込むこともあるシリーズだ。
なお、06年は「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」「ゲド戦記」に囲まれていた(08年は「ポニョ」がいたにも関わらず、高い興行収入を残しているのは不思議だが)。

「幻影の覇者 ゾロアーク」の興行収入は06年の対比をやや上回る40億円に下方修正したい。
今は「トイ・ストーリー」や「アリエッティ」に流れているが、例年の鑑賞者をすぐに失うとも思えず、30億円台にまで簡単に落ち込むだろうか。
まだ夏休みの8月まるまる残っているということもある。

以下のライバル作品が好調であり、そろそろ興行収入をあげていきたいところだが、つまづいてしまった。
☆09年「ワンピース」トータル48.0億円
OP10.4→22.5→31.3→36.4→祝込41.9→43.6
☆09年「エヴァンゲリヲン」トータル40.0億円
OP5.1→13.6→19.8→24.0→27.3→29.8
☆09年「名探偵コナン」トータル35.0億円
OP5.9→12.5→20.1→29.5→31.6→32.9
☆10年「幻影の覇者 ゾロアーク」
OP6.3→祝込13.1→17.7億円→
これらとの対比で考えると、「幻影の覇者 ゾロアーク」の興行収入は27.1~35.8億円となる。
今年の「コナン」トータル31.9億円、「ドラえもん」トータル31.6億円が最低でも超えなくてはいけないラインとなる。

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国内映画興行収入ランキング(7月5週目新作予想)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

「ソルト」(ソニー)
【鑑賞度】 ○
ストーリーが単純に面白そうだ。結末も読めないので気になる。

【監督】 フィリップ・ノイス
92年「パトリオット・ゲーム」、94年「今そこにある危機」、99年「ボーン・コレクター」などのサスペンス作品を手掛けていた。
キャリアを踏まえると、サスペンス作品としては、それなりの仕上りとなっているのではないか。

【キャスティング】 アンジェリーナ・ジョリー、リーヴ・シュレイバー
アンジェリーナ・ジョリー主演のアクション作品の興行収入は以下の通り。
☆01年公開「トゥームレイダー」トータル27.0億円
☆03年公開「トゥームレイダー2」トータル20.0億円
☆05年公開「Mr.&Mrs.スミス」トータル46.5億円
OP5.6→14.6→20.4→26.4→不明→38.5→41.8→43.9
☆08年公開「ウォンテッド」トータル25.0億円
先8.3(OP3.8)→15.5→20.2→21.7→23.3→24.1
☆09年公開「チェンジリング」トータル12.5億円(※参考)
金3日2.3→6.5→9.1→11.0→12.1→12.4
「Mr.&Mrs.スミス」は年末公開作品であり、ブラッド・ピットの力もあった。
20億円程度がマックスラインとなるだろうか。
本作はサスペンス系であり、アクション系の「ウォンテッド」を超えるようなイメージはない。
非アクション系の「チェンジリング」トータル12.5億円は超えるだろう。

【題材】 「サスペンス」「アクション」「スパイ」
参考となりそうなサスペンスアクションの興行収入は以下のとおり。
☆10年公開「シャーロック・ホームズ」トータル21.5億円
金3日4.1→10.0→14.6→18.1→20.1→21.1
☆09年公開「007/慰めの報酬」トータル19.8億円
先5.9(OP3.1)→11.3→14.3→16.6→17.9→18.7
☆08年公開「ジャンパー」トータル17.4億円
先5.5→10.0→13.3→15.2→16.4→17.0
☆07年公開「ボーン・アルティメイタム」トータル16.5億円
OP3.3→7.9→11.4→13.6→14.8→15.8
☆09年公開「ワルキューレ」トータル12.5億円
祝込3日3.8(2日2.4)→7.7→10.1→11.3→11.9
☆05年公開「ボーン・スプレマシー」トータル12.5億円
OP3.2→6.5→8.8→10.5→11.5
☆08年「イーグル・アイ」トータル12.2億円
OP2.5→06.4→10.0→11.6
本作はエンターテイメント作品ではないので、20億円台には乗らずに、10億円台の後半となりそうだ。
「007」ですら20億円には届いていない。
イメージとしては、「ジャンパー」トータル17.4億円、「ボーン・アルティメイタム」トータル16.5億円辺りがライバルとなるのではないか。
夏休みという時期的なメリットを活かせれば、20億円台も見えてくるかもしれない。

【予告編・TVCM】 量・普/デキ・良
スパイ容疑を掛けられるというスリリングな展開であり、隠された謎があるようなストーリーにもなっており、興味を引く作りとなっている。

【支持基盤・ターゲット】 「20~40歳代の男女・カップル」
シリーズモノではなく、上映時間もそれほど長くはない。
エンターテイメント性はないが、比較的気軽に見られるというメリットはありそうだ。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「ハリー・ポッターと謎のプリンス」トータル80.0億円(オープニング6日22.1億円)
☆「そんな彼なら捨てちゃえば?」トータル4.6億円(オープニング0.7億円)
☆「HACHI/約束の犬」トータル19.7億円(オープニング2.2億円)
☆「G.I.ジョー」トータル10.5億円(オープニング土日2日1.8億円)
<2008>
☆「ハプニング」トータル12.3億円(オープニング金3日12.3億円)
☆「ドラゴン・キングダム」トータル7.1億円(オープニング1.5億円)
☆「ダークナイト」トータル16.0億円(先込3.3億円)
「G.I.ジョー」は超えそうだ。
「ダークナイト」レベルだろうか。

【評価・予想】 18.5億円(オープニング3.0億円)
夏休みという時期が微妙となるが、ファミリーで楽しめそうな作品でもない。
あまり深く考慮することもないだろう。
エンターテイメント性が薄い、本格的なスパイモノのサスペンスと思われるため、「ウォンテッド」トータル25.0億円、「シャーロック・ホームズ」トータル21.5億円を超えることはないだろう。
「ジャンパー」トータル17.4億円、「ボーン・アルティメイタム」トータル16.5億円辺りを超えると考えれば、20億円以下、18億円以上というところか。
20億円には到達しないと思われるので、「ソルト」の興行収入は18.5億円と予想したい。
オープニングは3.0億円程度か。
気になるストーリーなので、比較的高いオープニングになるのではないか。


「劇場版 NARUTO-ナルト- 疾風伝 ザ・ロストタワー」(東宝・テレビ東京)
<264館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【鑑賞度】 ×
漫画を含めても、見たことが一度もない。

【監督】 むらた雅彦
前作「疾風伝 火の意志を継ぐ者」と同じらしい。

【キャスティング】 キャイーンの天野ひろゆきがゲスト(同時上映作品)のようだが、効果はないだろう。

【題材】 「アニメ」「シリーズ」
過去の作品の興行収入は以下の通り。
☆04年「大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!」トータル13.7億円
OP3.5→8.9→11.4→12.1
☆05年「大激突!幻の地底遺跡だってばよ」トータル11.8億円
OP2.2→5.9→8.7→10.3→11.2
☆06年「大興奮!みかづき島のアニマル騒動だってばよ」トータル7.8億円
OP1.2→3.5→不明→6.8→07.5
☆07年「疾風伝」トータル12.1億円
OP2.2→5.7→9.1→10.5→11.7→11.9→11.9
☆08年「疾風伝 絆」トータル11.6億円
OP2.2→5.4→8.6→10.0→11.0→11.2→祝込11.3
☆09年「疾風伝 火の意志を継ぐ者」トータル10.2億円
OP1.9→4.7→7.4
マックス13.7億円、ミニマム7.8億円、6年平均11.2億円となっている。
疾風伝シリーズが徐々に落ち込みをみせていることは気になるが、今年もとりあえず二桁確保が目標となるだろうか。

【予告編・TVCM】 見たことがない。

【支持基盤・ターゲット】 「固定ファン及びファミリー層」
支持基盤がしっかりとしているので、大きな上昇も下落もないだろう。

【評価・予想】 10.5億円(オープニング2.0億円)
上述のとおり、固定ファンに支えられている作品であり、今年もとりあえず二桁確保が目標となるだろう。
「劇場版 NARUTO-ナルト- 疾風伝 ザ・ロストタワー」の興行収入は前作「疾風伝 火の意志を継ぐ者」トータル10.2億円をやや上回るトータル10.5億円と予想したい。
オープニングは前作並の2.0億円程度だろうか。
よく分からない作品であり、ヒネることもできないので、つまらない予想でも仕方がない。


「昆虫物語みつばちハッチ ~勇気のメロディ~」(松竹)
<222館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【鑑賞度】 ×
見れば感動するかもしれないが、見ることはないだろう。

【監督】 アミノテツロ
経験はかなり豊富のようだ。
デキの悪い作品には仕上がっていないだろう。

【キャスティング】 齋藤彩夏、アヤカ・ウィルソンなど
田中直樹、小森純、坂東英二、中村獅童、安田成美などゲストは豊富。
主題歌は新垣結衣が手掛ける。
バラエティ豊かだが、興行収入に影響を与えるまではどうか。

【題材】 「アニメ」「感動作」
女児向け作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「映画!たまごっち」トータル5.4億円
OP0.7→不明→3.7
☆07年「シナモンthe movie」
祝込0.4→不明→1.7→祝込2.2→2.3
☆09年「それいけ!アンパンマン だだんだんとふたごの星」
OP0.4→0.9→1.2→1.8
プリキュアシリーズなどのヒット作品はあるが、基本的にはそれほど稼げないはずだ。
マックス5億円、ミニマム2億円程度か。
「よなよなペンギン」(トータル0.8億円程度か)のように信じられないようなコケ方をすることもあるので、怖いジャンルではある。

【予告編・TVCM】 量・少/デキ・普
予告編を見たが、悪くはなさそうな感じがした。

【支持基盤・ターゲット】 ファミリー層
シリーズモノ作品ではないので、ファミリー層が動くかどうかが分からない。
親にとっては懐かしく感じて興味を持つだろうが、子どもが興味を持つだろうか。

【評価・予想】 3.0億円(オープニング0.4億円)
シリーズモノではないだけに予想が難しい。
知名度は高い題材だが、知名度の高い「宇宙戦艦ヤマト復活篇」(09年)もトータル4~5億円程度と振るわなかった。

ただ、感動作っぽいのである程度は稼ぐことが見込まれる。
夏休みという時期的な効果も踏まえて、「昆虫物語みつばちハッチ ~勇気のメロディ~」の興行収入は3.0億円と予想したい。
オープニングは4千万円程度か。
全く想像ができず、大きく外れそうだが、ヒットするとは思えない。
上映館数が多い点は気になるが、この程度ではないか。

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全米映画興行収入(7月4週目)

1位は2週目の「インセプション」。
トータルでは144百万ドルとなっている。
製作費160百万ドルは余裕で回収できそうだ。

監督は「メメント」のクリストファー・ノーラン。
監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆02年「インソムニア」トータル67百万ドル
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル205百万ドル
先73→123→151→172→183→191
☆06年「プレステージ」トータル53百万ドル
☆08年「ダークナイト」トータル533百万ドル
OP158→214→394→442→471→489
☆10年「インセプション」
OP63→144百万ドル→
「バットマン ビギンズ」辺りは余裕で突破しそうだ。

レオナルド・ディカプリオ主演作の興行収入は以下の通り。
☆02年「ギャング・オブ・ニューヨーク」トータル78百万ドル
OP09→30→047→055→060
☆02年「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」トータル165百万ドル
先49(OP30)→97→119→134→145
☆04年「アビエイター」トータル103百万ドル(2週目より拡大)
拡10→32→043→050→058
☆06年「ディパーテッド」トータル132百万ドル
OP27→57→077→091→102
☆06年「ブラッド・ダイヤモンド」トータル57百万ドル
OP09→19→025→036→044
☆08年「ワールド・オブ・ライズ」トータル39百万ドル
OP13→24→031→035→037
☆08年「レボリューショナリー・ロード」トータル23百万ドル
☆10年「シャッター・アイランド」トータル128百万ドル
OP41→76→096→108→116→121
☆10年「インセプション」
OP63→144百万ドル→
2010年に1億ドル突破作品が2本もある俳優となる。
彼にとっては「タイタニック」に次ぐ、自身2番目に高い興行収入となりそうだ。
当面は2億ドル突破が目標となるだろうが、その後も伸ばしていくだろう。

ジャンルは異なりそうだが、「マトリックス」シリーズ辺りがライバルか。
☆99年「マトリックス」トータル171百万ドル
☆03年「リローデッド」トータル282百万ドル
☆03年「レボリューションズ」トータル139百万ドル
「リローデッド」トータル282百万ドル辺りまで伸びるのではないか。
評価は当然のようにかなり高く、相当に粘りそうだ。

今年公開された以下のような作品もライバルとなりそうだ。
☆10年「アイアンマン2」現時点で311百万ドル
OP128→211→251→275→291→299→305
☆10年「エクリプス/トワイライト・サーガ」現時点で280百万ドル
先158→235→265→280→
☆10年「インセプション」
OP63→144百万ドル→
まだまだ差をつけられているが、いずれは近いところまで伸ばしていくだろう。


2位となったのは新作の「ソルト」。
事前には3日間で35.1百万ドルのオープニングと予想されているが、予想を上回る36.5百万ドルのオープニングを飾った。
製作費110百万ドルの回収が当面の目標となる。

監督は、92年「パトリオット・ゲーム」トータル83百万ドル、94年「今そこにある危機」トータル122百万ドル、99年「ボーン・コレクター」トータル67百万ドルのフィリップ・ノイス。
トム・クランシー原作モノをヒットさせた手腕を見込まれたのだろうか。
自身最高のキャリアとなるだろうか。

主演はアンジェリーナ・ジョリー。
アンジェリーナ・ジョリーのアクション作品の興行収入は以下のとおり。
☆01年「トゥームレイダー」トータル131百万ドル
OP48→84→102→116→123→126
☆03年「トゥームレイダー2」トータル66百万ドル
OP22→43→054→059→062→064
☆05年「Mr.&Mrs.スミス」トータル186百万ドル
OP50→97→126→144→159→168
☆08年「ウォンテッド」トータル135百万ドル
OP70→100→118→126→130→132
☆10年「ソルト」
OP37百万ドル→
「Mr.&Mrs.スミス」はブラッド・ピット、「ウォンテッド」もジェームズ・マカヴォイとの共演作であり、主演女優として真価を問われる作品。
当面は「トゥームレイダー」トータル131百万ドルがライバルとなりそうだが、これを超えない程度が落ち着きどころか。

スパイモノの中では、以下のような作品がライバルとなりそうだ。
☆04年「ボーン・スプレマシー」トータル176百万ドル
OP53→099→125→140→150
☆08年「慰めの報酬」トータル168百万ドル
OP68→109→141→152→158
☆06年「M:i:Ⅲ」トータル134百万ドル
OP48→085→104→114→123
☆10年「ソルト」
OP37百万ドル→
評価はそれほど悪くはないので、極端な初動でもないだろう。
どの程度伸ばせるかが勝負となるが、それほど伸びもないだろう。
1億ドル~1億1千万ドル程度が落ち着きどころか。


3位は3週目のユニバーサル製作の3Dアニメ「怪盗グルーの月泥棒」。
トータルでは162百万ドルとなっている。
製作費69百万ドルを余裕で回収した。
声優はスティーヴ・カレルなどが務めている。

ディズニーは、自社有名作品、ピクサー作品
パラマウントは、ドリームワークス製作作品「シュレック」シリーズ、「ヒックとドラゴン」「カンフー・パンダ」、「マダガスカル」
ワーナーは「ハッピーフィート」、「ポーラーエクスプレス」
20世紀フォックスは「アイス・エイジ」シリーズ
ソニーは「くもりときどきミートボール」「オープン・シーズン」
といった作品があったが、ユニバーサルはアニメ作品において出遅れていた。
本作はユニバーサルにとって初めてのアニメヒット作品となるのではないか。

ユニバーサル制作のアニメ作品は以下の通り。
☆06年「おさるのジョージ」トータル58百万ドル
☆08年「THE TALE OF DESPEREAUX」トータル51百万ドル
OP10→27→44→48→49
☆10年「怪盗グルーの月泥棒」
OP56→118→162百万ドル→
これらをオープニングだけでほぼ超えている。

以下のような作品がライバルとなりそうだ。
☆08年「カンフー・パンダ」トータル215百万ドル
OP60→117→156→179→193→202→207→209→210→211
☆07年「レミーのおいしいレストラン」トータル206百万ドル
OP47→110→143→166→180→188→193→197→199→201
☆09年「モンスターVSエイリアン」トータル198百万ドル
OP59→105→140→163→175→182→187→191→193→194
☆06年「ハッピーフィート」トータル198百万ドル
OP42→099→122→138→149→159→176→185→188→191
☆09年「アイス・エイジ3」トータル197百万ドル
OP67→120→152→171→182→188→191→192
☆06年「アイス・エイジ2」トータル195百万ドル
OP68→116→147→168→178→183→188→189
☆05年「マダガスカル」トータル194百万ドル
OP47→100→128→147→160→171→179→184→187→188
☆08年「マダガスカル2」トータル180百万ドル
OP63→117→137→159→166→170→172→175→177→177
☆10年「怪盗グルーの月泥棒」
OP56→118→162百万ドル→
評価はかなり高いので、かなり伸びがあるだろう。
2億1~2千万ドル程度が落ち着きどころか。
ユニバーサルとしても久々のヒット作品となる。
去年の稼ぎ頭が「ワイルド・スピード」トータル155百万ドル、一昨年が「マンマ・ミーア!」トータル144百万ドルだった。


4位は2週目の「魔法使いの弟子」。
トータルでは43百万ドルとなっている。
製作費150百万ドルの回収は不可能となりそうだ。

プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーは以下の作品でも大きくコケている。
☆10年「プリンス・オブ・ペルシャ」トータル89百万ドル
OP30→60→72→81→86(製作費2億ドル)
☆10年「魔法使いの弟子」(製作費1億5千万ドル)
OP18→43百万ドル→
「プリンス・オブ・ペルシャ」を上回るコケ方だ。
「魔法使いの弟子」は6~7千万ドル程度が落ち着きどころか。
アメリカ国内だけでは、この2作品で2億ドル程度の赤字となる。
全世界やDVDの売上げを踏まえても、黒字になるとは思えない。
ジェリー・ブラッカイマーの神通力ももはやここまでか。

監督はジョン・タートルトーブ、主演はニコラス・ケイジ。
プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーも合わせて、「ナショナル・トレジャー」と同じトリオだ。
☆04年「ナショナル・トレジャー」トータル173百万ドル
OP35→087→110→124→133→141
☆07年「ナショナル・トレジャー2」トータル220百万ドル
OP45→124→171→187→197→206
☆10年「魔法使いの弟子」
先25(OP18)→43百万ドル→
これら程度を稼ぐことが予想されていたのではないか。
しかし、本作はこれらの半分も稼げないだろう。
ニコラス・ケイジも「ゴーストライダー」トータル116百万ドル、「ワールド・トレード・センター」トータル70百万ドル、「ノウイング」トータル80百万ドルといったアタリもあるが、かなりハズレも多い役者でもある。

少なくとも以下の作品程度は稼げると思ったが、ここまで嫌われるとは思えなかった。
☆10年「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」トータル89百万ドル
OP31→59→71→78→82→85
☆10年「魔法使いの弟子」
先25(OP18)→43百万ドル→
これを踏まえても、やはり6~7千万ドル程度が落ち着きどころだろう。
評価はそれほど悪くはないので、極端な初動ではないことが救いか。


5位は6週目の3Dアニメ「トイ・ストーリー3」。
トータルでは380百万ドルとなっており、製作費2億ドルをあっという間に回収した。
評価は恐ろしく高いので、引き続き高い伸びを期待できそうだ。

過去のピクサー作品の興行収入は以下の通り。
☆03年「ファインディング・ニモ」トータル340百万ドル
OP70→144→191→229→254→275→291→304→313→320
☆09年「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル293百万ドル
OP68→137→187→226→250→265→274→280→284→286
☆04年「Mr.インクレディブル」トータル261百万ドル
OP70→143→178→214→226→233→237→242→252→255
☆01年「モンスターズ・インク」トータル256百万ドル
OP63→122→156→192→204→212→219→224→236→245
☆99年「トイ・ストーリー2」トータル246百万ドル
☆06年「カーズ」トータル244百万ドル
OP60→117→157→183→206→220→229→234→238→239
☆08年「ウォーリー」トータル224百万ドル
OP63→127→163→183→195→204→210→214→216→218
☆07年「レミーのおいしいレストラン」トータル206百万ドル
OP47→110→143→166→180→188→193→197→199→201
☆95年「トイ・ストーリー」トータル192百万ドル
☆98年「バグズ・ライフ」トータル163百万ドル
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP110→227→289→339→363→380百万ドル→
ピクサー作品として初めてオープニングが1億ドルを突破したこととなる。
あっさりと「ファインディング・ニモ」を超えてピクサーの最高興行収入作品となった。

「シュレック」シリーズがライバルとなりそうだ。
☆04年「シュレック2」トータル441百万ドル
先129→237→315→353→379→397→408
☆07年「シュレック3」トータル323百万ドル
OP122→203→256→281→297→308→314
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP110→227→289→339→363→380百万ドル→
敵はかなり強い。
「3」は超えたが、「2」を超えることはできるだろうか。
しかしながら、4億ドルはあっさりと突破しそうだ。
4億4千万ドル辺りが当面の落ち着きどころとなるだろうか。
02年「スパイダーマン」トータル404百万ドル、06年「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」トータル423百万ドル辺りを超えることとなる。
なお、ディズニー系3D作品の「アリス・イン・ワンダーランド」トータル334百万ドルをあっさりと超えている。


6位となったのは新作の「Ramona and Beezus」。
事前には3日間で10.1百万ドルのオープニングと予想されているが、予想を下回る8.0百万ドルのオープニングを飾った。
制作費を渋りがちの20世紀フォックス製作による児童文学を原作としたファミリー向け作品。
製作費は15百万ドルと激安になっており、制作費を超えれば問題ないだろう。
2千万ドルを超えない程度が落ち着きどころか。
評価はそれほど悪くはないようだ。


7位は5週目のコメディ「Grown Ups」。
監督は、「エージェント・ゾーハン」、「チャックとラリーおかしな偽装結婚」のデニス・デューガン。
主演は、アダム・サンドラー、「モール★コップ」(トータル146百万ドル)のケヴィン・ジェームズ、クリス・ロック。
トータルは142百万ドルとなっている。
1億ドルを突破し、製作費8千万ドルは余裕で回収した。
さすがはアメリカでは大人気のコメディ俳優による作品だけのことはある。

アダム・サンドラー主演のコメディ作品の興行収入は以下の通り。
☆02年「Mr.ディーズ」トータル126百万ドル
OP37→74→094→108→116→121
☆03年「NY式ハッピーセラピー」トータル136百万ドル
OP42→80→104→115→123→128
☆04年「50回目のファースト・キス」トータル121百万ドル
OP40→72→089→099→107→113
☆05年「ロンゲスト・ヤード」トータル158百万ドル
OP48→96→118→132→142→148
☆06年「もしも昨日が選べたら」トータル137百万ドル
OP40→78→106→120→128→132
☆07年「チャックとラリー おかしな偽装結婚」トータル120百万ドル
OP34→72→092→104→110→114
☆08年「エージェント・ゾーハン」トータル100百万ドル
OP39→69→084→091→095→097
☆08年「ベッドタイム・ストーリー」トータル110百万ドル
先38(OP27)→86→97→104→108→109
☆09年「Funny People」トータル52百万ドル
OP23→41→48→51→51
☆10年「Grown Ups」
OP41→78→111→129→142百万ドル→
1億~1億4千万ドルが水準となる。
同監督作品の「チャックとラリー おかしな偽装結婚」「エージェント・ゾーハン」の動きを超えているので、1億5~6千万ドル程度は稼ぎそうだ。
「ロンゲスト・ヤード」トータル158百万ドル以来の大ヒットとなりそうだ。
評価は普通程度なので、高い伸びはなく初動タイプとなると思ったが、意外と伸びが高かった。
ケヴィン・ジェームズ主演のコメディ「モール★コップ」(トータル146百万ドル)辺りも超えそうであり、コメディ映画としてはかなり優秀の成績となる。
しかし、去年大ヒットしたコメディ作品「ハングオーバー」(トータル277百万ドル)には遠く及ばない結果となる。


8位は4週目の「エクリプス/トワイライト・サーガ」。
監督は「30デイズ・ナイト」(トータル40百万ドル)のデヴィッド・スレイド。
主演は、クリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン。
トータルでは280百万ドルとなっている。
製作費は68百万ドルとなっており、既に4倍以上を稼ぎ出した。

過去のシリーズ作品は以下のとおり。
☆08年「トワイライト~初恋~」トータル193百万ドル
OP070→120→138→150→158→167(製作費37百万ドル)
☆09年「ニュームーン/トワイライト・サーガ」トータル297百万ドル
OP143→231→255→267→275→281(製作費50百万ドル)
☆10年「エクリプス/トワイライト・サーガ」(製作費68百万ドル)
先158→235→265→280百万ドル→
ローリスク・ハイリターンの商売。
儲かって、笑いが止まらないだろう。
前作と同程度の2億9千万~3億ドル程度が落ち着きどころか。
評価はやや悪いが、いつものことと思われるので問題ない。
アメリカと日本でここまで温度差が異なるシリーズ作品は珍しい。


9位は4週目の「エアベンダー」。
監督はM・ナイト・シャマラン。
今まではM・ナイト・シャマラン自身でストーリーを考案していたが、初の原作モノ作品となる。
なお、本作はアメリカのTV作品の映画化と思われる。
トータルでは123百万ドルとなっている。
1億ドルは余裕で突破した。

M・ナイト・シャマラン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆99年「シックスセンス」トータル294百万ドル
☆00年「アンブレイカブル」トータル95百万ドル
☆02年「サイン」トータル228百万ドル
☆04年「ヴィレッジ」トータル114百万ドル
OP51→86→100→107→111→112
☆06年「レディ・イン・ザ・ウォーター」トータル42百万ドル
☆08年「ハプニング」トータル65百万ドル
☆10年「エアベンダー」
先58(OP40)→100→115→123百万ドル→
「アンブレイカブル」「ヴィレッジ」を超えたので、一安心というところか。
ただ、製作費150百万ドルの回収はどうやら厳しいようだ。
評価はやや悪いので、伸びは高くはないだろう。
1億3千万ドル程度が落ち着きどころか。
しかし、この程度を稼げば、M・ナイト・シャマランは合格という結果となるのではないか。
08年「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル142百万ドル、10年「タイタンの戦い」トータル163百万ドル辺りまで稼ぐことが望ましいところだったが、あまり高望みはできない。


10位は3週目の「プレデターズ」。
トータル47百万ドルとなっている。
製作費40百万ドルと20世紀フォックスらしく激安であり、余裕で回収はできたが、この程度では続編の製作ができるのだろうか。

監督は、「アーマード武装地帯」(トータル16百万ドル)のニムロッド・アーントル。
主演は、エイドリアン・ブロディ。
プロデューサーは、ロバート・ロドリゲス。

過去のシリーズ作品は以下のとおり。
☆87年「プレデター」60百万ドル
☆90年「プレデター2」31百万ドル
☆04年「エイリアンvsプレデター」トータル80百万ドル
OP38→63→72→76→79
☆07年「AVP2 エイリアンズvsプレデター」トータル42百万ドル
先27→37→40→41→41
☆10年「プレデターズ」
OP25→40→47百万ドル→
アメリカでは意外と稼げていないシリーズ。
「エイリアンvsプレデター」トータル80百万ドルを超えることはできそうもない。
「プレデター」60百万ドル突破も無理そうだ。
オープニング時には『評価は意外と高いので、恐ろしいほどの初動ではなさそうだ』と書いたが、恐ろしいほどの初動だったようだ。
5~6千万ドル程度が落ち着きどころか。
「エイリアン」シリーズもヒットしておらず、この手のジャンルは見る者が限られるということのようだ。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆ファミリー・コメディ「キャッツ&ドッグス」の続編
☆ザック・エフロン主演のヒューマンドラマ「Charlie St. Cloud」
☆スティーヴ・カレル、ポール・ラッド主演のコメディ「Dinner for Schmucks」
「Dinner for Schmucks」はヒットしそうだ。
「キャッツ&ドッグス」の続編の予告編を見たが、ふざけているようにしか見えなかった。
あれがヒットするとは思えないが、ファミリー向け作品なので需要はあるか。

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『エアベンダー』レビュー

◆評  価   5.0点
◆おススメ度  B-(強いて見る必要はない)

3Dを見ると体調が悪くなることがあるので、2D版をわざわざ求めて渋谷の辺境で鑑賞。
この程度の作品ならば、強いて3Dを観る必要もないだろう。
3Dを見るに越したことはないが、3D技術がまだまだ途上のため、「アバター」のような特異な作品以外は、しばらく3D作品を観なくても問題はないような気がする。

本作は極めてオーソドックスなファンタジーアクションとなっており、極端に面白いわけでもなければ、極端につまらないわけでもないという印象。
全体的に感動も驚きもなく、淡々とストーリーの流れを追うだけの作業となった。
三振かホームランかという作品ではなく、ファアボールでも何でもいいから、出塁するための作品といえる。
面白くも何ともない作品ではあるが、続編込みの作品なので、初っ端からつまずくわけにはいかないという狙いがあるのだろう。
「ライラの冒険」のように一作目がコケたら、シリーズ全体が飛ぶ怖れもあるので、安全策を取らざるを得なかったのではないか。
鑑賞中は、かなり中途半端な終わり方をするという恐れを感じていたので、ある程度の形まで進んでくれたことにはホッとした。

本作の問題点としては、主人公のアンを筆頭に各キャラクターに魅力が足りない点だろうか。
子どもに高い演技力を求めるのは酷かもしれないが、頭の↓が光る以外は喜怒哀楽が感じられない。
ましてやカッコ良さというものをまるで感じられない。
カッコ良さを求めるのは難しいが、子どもらしい強さと弱さ・脆さの同居のようなキャラクターに仕上げて欲しいところ。
一度は逃げ出したのだから弱くてもよい、そこからいかに強くなるかが見たいのだ。
本作のみでは主人公の成長ストーリーとしては何一つ描けていない。

その他としては「スラムドッグ」に出演していた本作の敵役及び彼の叔父が孤軍奮闘していたかなというところだ。
あまり主人公の内面に対する描写を増やすと飽きられて、ファミリー層に対する受けが悪くなりそうなので、仕方がないところはあるが、精霊やドラゴンのお告げのようなものだけで簡単に解決されても困る。

全体的に細かい設定がよく分からないところはあったが、王女の髪の色がなぜ白色なのかの説明同様に、そのようなことを知ったところで意味はないだろう。
各キャラクターの行動理由や、彼らはいったい何のために戦っているのかもよく分からないところはあったが、王女と仲間の兄貴が突然恋に落ちるのと同様に、そのようなことに大して意味はないだろう。
シャマランは内容的にマジメに取り組むことを避けて、良い意味でかなり手を抜いて作ったことが本作のテイストにはある程度マッチしたように感じられる。
「おとぎ話なのだから、目くじらを立てて批評する必要はないでしょう」という声が聞こえてくるような軽めの仕上りになってもこのストーリーでは仕方がないだろう。

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気になる映画ニュース(7月4週目)

☆アカデミー賞の特撮及びアニメ部門賞の変更
特撮部門については今まで3本という扱いだったが、5本に増える見込み。
アクションやSFについては、あまり作品賞にはノミネートされることはなかったが、特撮部門がメジャー部門に昇格することにより、今後は面白い展開となるのではないか。
「スパイダーマン」「パイレーツ・オブ・カリビアン」「ハリー・ポッター」シリーズといった大作同士の争いになれば注目が集まるだろう。
アニメ部門については、「長編アニメ作品は40分以上の作品」という定義付けがなされた。
01年度からの長編アニメーション部門の新設、今年からの作品賞ノミネートを10本にするなど、時代の流れとともに改革が進行していることは非常に良い傾向だ。


☆「X-Men: First Class」のキャスティングが次々と決まる。
決定ないし内定しているのは以下のとおり。
監督:マシュー・ヴォーン(「スターダスト」「Kick-Ass」)
マグニートー:マイケル・ファスベンダー(「イングロリアス・バスターズ」)
プロフェッサーX:ジェームズ・マカヴォイ(「ウォンテッド」)
ミスティーク:ジェニファー・ローレンス(新人)
エマ・フロスト:アリス・イブ(「SATC2」)
サイクロップス:アーロン・ジョンソン(「Kick-Ass」)
ビースト:ニコラス・ホルト(「アバウト・ア・ボーイ」)
バンシー:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
ハボック:ルーカス・ティル
敵役:ケヴィン・ベーコン
全米公開は来年の6月3日となっている。
原作を知らないので、バンシーとかハボックとか知らん。
サングラスのサイクロップスや、全身が青のミスティークやビーストは、出演してもあまり美味しくないような気がする。


☆エドワード・ノートンが「アベンジャーズ」に出演しない見込み
ヒーローが多数登場する「アベンジャーズ」が2012年に公開が予定されている。
既に、以下のようなキャスティングが内定している。
アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr.)
ウォーマシーン(ドン・チードル)
ブラック・ウィドー(スカーレット・ヨハンソン)
キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)
ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)

本作にはハルクも登場する。
その関係もあり、「インクレディブル・ハルク」のラストにはロバート・ダウニー・Jr.が出演していたはずだ。
「インクレディブル・ハルク」に出演していたノートンが続投するかと思われたが、製作会社はホアキン・フェニックスにオファーしているようだ。
彼は引退を宣言しているだけに、動向が気になるところ。
ハルクはエリック・バナ→エドワード・ノートンが演じていたが、また代わってしまうのだろうか。


☆ダニエル・ラドクリフが「黒衣の女 ある亡霊の物語」に出演
ゴシックサスペンスホラー作品に出演するようだ。
「シックス・センス」のハーレイ・ジョエル・オスメント、「ホーム・アローン」のマコーレー・カルキン、「ターミネーター2」のエドワード・ファーロングなど、子役は大成しないというジンクスを打ち破ることはできるだろうか。
なお、ハーレイ・ジョエル・オスメントはコメディ映画の主演に久々に決まったようだ。
ラドクリフについては、「西部戦線異状なし」のリメイクの方も順調に進んでいるのかも気になるところ。
「ハリポタ」シリーズを見たことがないのでよく分からないが、ドラコ役のトム・フェルトンも「猿の惑星」最新作への出演が決まっており、新たなスターが生まれてくれればよいが。


☆サイモン・ペッグが「Mi:Ⅳ」に出演
トム・クルーズの出演が危ぶまれている本作だが、その他については順調に進んでいる模様。
「ショーン・オブ・ザ・デッド」や「ホット・ファズ」で人気になったサイモン・ペッグだが、「Mi:Ⅲ」や「スター・トレック」といった大作映画に出演するようになった割には、あまりブレイクしていないような気もする。
もうちょっと個性を発揮させて欲しいところ。


☆エイミー・アダムスがロックシンガーのジャニス・ジョプリンを演じる
「魔法にかけられて」「ナイトミュージアム2」「ジュリー&ジュリア」などに出演し、「ダウト~あるカトリック学校で~」でアカデミー賞ノミネート経験があるエイミー・アダムスが抜擢されたようだ。
レニー・ゼルウィガーやズーイー・デシャネルなどの候補者や内定者がいたようだが、最終的にはエイミー・アダムスに決定したようだ。
「シティ・オブ・ザ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレスが監督を務める。
ジャニス・ジョプリンについては名前を聞いたことはあるが、60年代に活躍していたスターであり、ほとんど知らないので、少々気になる。
「Ray」や「ウォーク・ザ・ライン」などミュージシャンの伝記映画は賞レースに絡むことが多いので、注目を集めるかもしれない。


☆アンジェリーナ・ジョリーがエリザベス・テイラー役に興味
往年のスターであるエリザベス・テイラーとリチャード・バートンを描く企画が計画されているようだ。
テイラー役には、アンジェリーナ・ジョリーやキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、バートン役にはラッセル・クロウ、クライヴ・オーウェン、コリン・ファレルなどが興味を示しているようだ。
監督には「卒業」「クローサー」などのマイク・ニコルズが候補にあがっている。
ミュージカル伝記モノだけではなくて、実際の伝記モノも賞レースには絡みやすいので、関係者の注目は高くなるだろう。
また、アメリカでは知らないものがいないほどの著名な司会者であるオプラ・ウィンフリーの伝記も映画化されるようだ。
こちらの方の主演女優獲得争いも注目されそうだ。


☆ティム・バートン監督がボードゲーム「モンスターポカリプス」を映画化
人間が操作するロボットと巨大なエイリアンと戦うゲームとのこと。
なお、ティム・バートン監督には2012年公開予定の「フランケンウィニー」の長編映画化の企画や、ジョニー・デッププロデュースのテレビシリーズ「ダーク・シャドウズ」の映画化企画が予定されている。
「アリス・イン・ワンダーランド」のようなメジャー作品よりも、こういった作品の方が個性を発揮しそうだ。


☆サム・ライミ監督がワイアット・アープ作品を映画化
ワイアット・アープを題材とした漫画の映画化を企画しているとのこと。
数多く映画化されているワイアット・アープだが、新たな作品として蘇ることができるか。
サム・ライミ監督はロバート・ダウニーJr.主演の「オズの魔法使」の監督に決定しているとの報道もあったが、まだ正式決定には至っていないようだ。
人気ゲームの「ウォークラフト」の映画化も企画されており、「オズの魔法使」は他の監督が務める可能性もありそうだ。
企画が実現できずに飛ぶことは良くあるので、実際に公開されるまでは映画は何が起きるかは分からない。


☆ディズニーが「ホーンテッドマンション」を再映画化
もちろん3D作品となる。
「ホビット」を降板したギレルモ・デル・トロが監督を務めるということで、かなり本格的なホラーになるかもしれない。
エディ・マーフィはさすがに出演しない模様。
「ホーンテッドマンション」を手掛けるくらいならば、「ホビット」を手掛けて欲しかったと思うが、監督はこちらの方にかなり入れ込んでいるようであり、彼としてはアイディアが膨らんでいるようだ。


☆ウィル・スミスが旧約聖書を題材とした吸血鬼映画に出演
「ザ・レジェンド・オブ・カイン」という原題となる見込み。
アダムとイヴの息子で人類初の兄弟となるカインとアベルが吸血鬼風に描かれるようだ。
なお、ウィル・スミスには2012年公開「メン・イン・ブラックⅢ」が予定されている。
また、探検家で神経学者の博士の映画化にもプロデューサーとして乗り出しているようだ。
息子のジェイデンも「ベスト・キッド」が大ヒットしており、映画人として引き続き順風満帆な活動を送っている。


☆ブラッド・ピットがゾンビ映画に出演
「World War Z」という原題となる見込み。
2012年公開予定とのこと。
監督は、「007/慰めの報酬」のマーク・フォースターとなっている。
なお、ブラッド・ピットには以下のような企画が予定されている。
○「The Tree of Life」(監督はテレンス・マリック)
○「Moneyball」(監督は「カポーティ」のベネット・ミラー)
○アニメ作品「Megamind」「Happy Feet 2 in 3D」の声優
テレンス・マリック作品はヒットしないだろう。


☆「ハングオーバー」の続編はタイが舞台に
設定は今のところ不明だが、前作のキャストが集結する見込み。
一作目の良さが消えなければよいが。
これほどのビッグヒットになると思われなかった作品が、スマッシュヒットを飛ばした結果、どのような続編が仕上がるかは気になるところ。
通常のパターンだと、ダメな作品になることが多いが、どうなるだろうか。

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国内映画興行収入ランキング(7月3週目その2)

3位:「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」(東宝・フジ)<3週目>
【公開前個人予想】 110.0億円
【現時点での興行収入予想】 70.0億円(OP時80.0億円)
【配給会社期待値】 100億円突破確実
【公開規模】 先週447スクリーン
祝日を含めてトータルでは39.3億円弱となっている。
8日間の伸びは14.2億円半ば程度だろうか。

週毎の動きは以下のとおり。
OP時9.7→2週目15.3→3週目14.3億円となっている。
祝日もあったためか、意外と落ち込みがみられない。
評判も高いとは思えず、思ったよりも話題性や盛り上がりが高まっていないが、知名度を活かして、ある程度は伸ばしていきそうだ。
ただ、評判の悪さの風評がどのような影響を与えるだろうか。

「踊る」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆98年「踊る大捜査線 THE MOVIE」トータル101億円
☆03年「踊る大捜査線 THE MOVIE2」トータル173.5億円
☆05年「交渉人 真下正義」トータル42.0億円
☆05年「容疑者 室井慎次」トータル38.3億円
さすがに03年のようなヒットにはならないだろう。
とりあえず98年の100億円が目標となる。

「踊る」を除く、織田裕二主演作の興行収入は以下のとおり。
☆00年「ホワイトアウト」トータル42.0億円
☆03年「T.R.Y.」トータル11.5億円
☆06年「県庁の星」トータル20.8億円
OP2.9→7.8→11.8→14.4→16.6→18.1→19.3
☆07年「椿三十郎」トータル11.5億円
OP1.6→4.1→5.9→祝込7.3→不明→9.7→祝込10.5→10.8
☆09年「アマルフィ 女神の報酬」トータル36.5億円
祝込3日5.7→11.9→18.5→23.1→28.2→31.1→33.0→34.2
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」
OP9.7→25.0→祝込39.3億円→
10億円は最低限でも稼ぎ出している。
題材が良ければ、40億円近くを稼ぎ出すという名前だけで観客が集まる俳優。
これらとの対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は69.3~77.5億円となる。
100億円突破は夢のまた夢か。

近年公開されたドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆09年「ROOKIES-卒業-」トータル85.5億円(視聴率14.8%)
12.3→33.3→48.6→60.2→67.8→73.0→76.5
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝込34.0→祝込48.4→57.4→祝込66.6→70.5→73.8
☆08年「花より男子F」トータル77.5億円(視聴率05年19.7%、07年21.7%)
10.1→26.2→37.9→祝込48.5→54.5→60.3→64.6
☆06年「LIMIT OF LOVE/海猿」トータル71.0億円(視聴率13.1%)
09.7→23.5→35.5→45.1→52.8→58.3→62.5
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
05.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」
OP9.7→25.0→祝込39.3億円→
「ROOKIES-卒業-」「HERO」を超えることが当面のノルマとなるだろうか。
これらとの対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は64.6~80.4億円となる。
80億円突破ラインにはギリギリ立っているが、あの内容ならば、強気にはなれない。
「HERO」との対比となる66.2億円程度が落ち着きどころか。
頑張っても70億円ラインが現在の攻防ラインではないか。

「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」39.3億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ROOKIES」48.6億円(トータル85.5億円)
☆「20世紀少年 第3章」27.9億円(トータル44.1億円)
<2008>
☆「花より男子F」37.9億円(トータル77.5億円)
☆「相棒-劇場版-」27.0億円(トータル44.4億円)
☆「容疑者Xの献身」24.4億円(トータル49.2億円)
伸びがあった「花より男子F」「容疑者Xの献身」以外との対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は62.1~69.1億円となる。
現時点では、ミニマム60億円、マックス80億円程度ではないか。
観客層の幅が広いことや気楽に観られるということを踏まえても、良くても70億円台というところではないか。
「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は先週に引き続き70.0億円と予想したい。
内容が良ければ、「告白」のように口コミで伝わり、ヒットに繋がると思うが、本作は口コミでマイナス評価が逆に伝わり、伸びがなくなると思われる。


4位:「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク」(東宝・テレビ東京)<2週目>
【公開前個人予想】 49.0億円
【現時点での興行収入予想】 47~48億円
【配給会社期待値】 50億円
【公開規模】 先週369スクリーン
祝日を含めたトータルでは13.1億円となっている。
8日間の伸びは6.8億円程度だろうか。
「アリエッティ」「トイ・ストーリー3」といった強力ファミリー作品が相手のためか、若干苦戦している印象。
だいたいストーリーが分かる映画よりも目新しい作品に目が向くのは仕方がないか。

「劇場版ポケットモンスター」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆98年 配給収入41.5億円「ミュウツーの逆襲」
☆99年 配給収入35.0億円「幻のポケモン・ルギア爆誕」
☆00年 48.5億円「結晶塔の帝王 ENTEI」
☆01年 39.0億円「セレビィ時を超えた遭遇」
☆02年 26.7億円「水の都の護神 ラティアスとラティオス」
☆03年 45.0億円「七夜の願い星ジラーチ」
☆04年 43.8億円「裂空の訪問者 デオキシス」
☆05年 43.0億円「ミュウと波導の勇者ルカリオ」
OP不明→13.0→20.5→26.5→32.4→37.3→39.8→40.6
☆06年 34.0億円「ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ」
OP04.2→10.3→15.7→20.3→24.7→29.3→31.4→32.6
☆07年 50.2億円「ディアルガVSパルキアVSダークライ」(※10周年)
祝込3日11.3→16.9→24.5→31.4→37.2→43.2→46.2→48.4
☆08年 48.0億円「ギラティナと氷空の花束 シェイミ」
祝込3日10.2→18.5→26.9→33.3→39.6→43.3→45.8→46.4
☆09年 46.7億円「アルセウス 超克の時空へ」
祝込3日09.8→17.8→26.4→32.5→38.7→42.1→44.3→44.9
☆10年「幻影の覇者 ゾロアーク」
OP6.3→祝込13.1億円→
40億円台が標準となる。
07~09年との対比で考えると、「幻影の覇者 ゾロアーク」の興行収入は34.4~38.9億円となる。
30億円台が落ち着きどころとなる動きだが、例年よりも1週早く公開され、相手関係が強力ということもあった。
次週以降も苦戦しそうだが、地力を発揮して、例年ベースの47~50億円に着地するのではないか。
今は「トイ・ストーリー」や「アリエッティ」に流れているが、例年の鑑賞者をすぐに失うとも思えない。
「幻影の覇者 ゾロアーク」の興行収入はとりあえずは先週に引き続き、08年・09年と同程度の47~48億円という予想にしたい。
安定度の高さを評価しないわけにはいかないだろう。

ただ、以下のライバル作品が好調であり、そろそろ興行収入をあげていきたいところだ。
☆09年「ワンピース」トータル47.0億円
OP10.4→22.5→31.3→36.4→祝込41.9→43.6
☆09年「エヴァンゲリヲン」トータル40.0億円
OP5.1→13.6→19.8→24.0→27.3→29.8
☆09年「名探偵コナン」トータル35.0億円
OP5.9→12.5→20.1→29.5→31.6→32.9
☆10年「幻影の覇者 ゾロアーク」
OP6.3→祝込13.1億円→
これらとの対比で考えると、「幻影の覇者 ゾロアーク」の興行収入は27.4~38.5億円となる。
とりあえずは40億円突破が目標となる。
50億円突破は不可能となりそうだ。


5位:「エアベンダー」(パラマウント)<1週目>
【公開前個人予想】 4.5億円
【現時点での興行収入予想】 6.5億円
【公開規模】 386スクリーン
祝日を含む3日間で1.9億円弱(187,338,350円)のオープニングを飾った。
先週『オープニング3日は1.3億円程度か』と書いたが、意外と普通のオープニングだった。
大コケすると思ったが、少コケで済むかもしれない。
また、3D単価の恩恵を受けたのだろうか。
もちろんM・ナイト・シャマランというブランド力があったのだろう。

M・ナイト・シャマラン監督作品の興行収入は以下の通り。
☆99年公開「シックスセンス」トータル76億円(配給収入43億円)
☆01年公開「アンブレイカブル」トータル29.4億円
☆02年公開「サイン」トータル34.0億円
☆04年公開「ヴィレッジ」トータル17.0億円
OP3.4→8.0→12.1→14.2→15.2→16.2
☆06年公開「レディ・イン・ザ・ウォーター」4~5億円程度か
OP0.9→2.1
☆08年公開「ハプニング」12.3億円
金2.8→7.0→9.4→11.4→12.1
☆10年公開「エアベンダー」
祝込3日1.9億円→
これらとの対比で考えると、「エアベンダー」の興行収入は6.5~8.3億円となる。
伸びがあるとは思えないので、6~7億円程度か。
「レディ・イン・ザ・ウォーター」はさすがに超えそうだ。

とりあえずファンタジー作品を参考にしたい。
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆07年公開「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
金4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8→25.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆05年公開「ナショナル・トレジャー」トータル20.6億円
OP5.3→9.6→13.9→16.5→18.3
☆05年公開「エラゴン/遺志を継ぐ者」トータル18.7億円
OP2.5→6.4→9.7→15.1→17.0→17.9
☆10年公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」トータル14.2億円
金3.7→7.9→10.4→11.8→13.0→13.8→
☆10年公開「タイタンの戦い」
金2.8→7.6→12.4→13.9億円→
☆10年公開「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」
金1.9→4.2→05.3→06.0→6.5億円→
☆10年「ダレン・シャン」
金1.4→3.7→5.4→6.0
☆10年公開「エアベンダー」
祝込3日1.9億円→
これらとの対比で考えると、「エアベンダー」の興行収入は4.9~9.7億円となる。
今年公開された作品の中では、「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」以下、「ダレン・シャン」以上というところか。
やはり6~7億円程度か

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「ノウイング」トータル10.2億円(オープニング金3日2.9億円)
☆「ハリー・ポッターと謎のプリンス」トータル80.0億円(オープニング6日22.1億円)
<2008>
☆「スピード・レーサー」トータル4.0億円(オープニング1.1億円)
☆「ハプニング」トータル12.3億円(オープニング金3日12.3億円)
☆「ドラゴン・キングダム」トータル7.1億円(オープニング1.5億円)
これらとの対比で考えると、「エアベンダー」の興行収入は6.0~8.3億円となる。

「エアベンダー」祝込3日1.9億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
※2日1.3億円と想定
<2009>
☆「私の中のあなた」2日1.1億円(トータル8.0億円)
☆「イングロリアス・バスターズ」2日1.3億円(トータル6.5億円)
☆「バーン・アフター・リーディング」2日1.1億円(トータル6.5億円)
<2008>
☆「エリザベス:ゴールデン・エイジ」1.2億円(トータル6.5億円)
☆「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」1.1億円(トータル4.6億円)
☆「Mr.ビーン」1.1億円(トータル4.5億円)
☆「ラスベガスをぶっつぶせ」1.1億円(トータル4.5億円)
「私の中のあなた」以外との対比で考えると、「エアベンダー」の興行収入は5.3~7.0億円となる。
コケそうな作品ではあるが、夏休みということを考慮して、「エアベンダー」の興行収入を6.5億円と予想したい。
もちろん3D単価の恩恵も受けるだろう。
日本ではヒットしないタイプの映画だと思ったが、ただのファミリー系ファンタジー作品と考えれば、妥当なラインに落ち着くかもしれない。


7位:「告白」(東宝)<7週目>
【公開前個人予想】 16.0億円
【現時点での興行収入予想】 37.5億円(3~4週目32.5億円、OP~2週目25億円)
【配給会社期待値】 20億円→25億円→30億円に上方修正
【公開規模】 先週266スクリーン
祝日を含めたトータルでは33.7億円となっている。
8日間の伸びは2.9億円半ば程度だろうか。
配給会社の2回目の上方修正後の期待値である30億円を楽に突破した。

週毎の動きは以下のとおり。
OP2.7→2週目6.3→3週目6.5→4週目6.1→5週目5.4→
6週目3.7億円→7週目2.9億円となっている。
週毎の成績が6億円程度と安定していたが、強力なライバルの登場により徐々に勢いをなくしつつある。
しかし、これだけ稼げば十分すぎるといえるだろう。

問題作というだけではなく評価も高く、口コミで広がっていった。
内容が内容だけに年配層までには広がりにくいと思ったが、年配層や若年層にまで広がっているのではないか。
R15指定がもったいなかった。
ロングセールスは確実であり、まだまだ伸びる可能性がありそうだが、どうやらそろそろ落ち着きそうだ。

中島哲也監督作品の興行収入は以下の通り。
☆04年「下妻物語」トータル6.2億円
OP0.8→02.5→03.5→04.4→不明→5.5
☆06年「嫌われ松子の一生」トータル13.1億円
OP1.6→05.0→07.4→09.3→10.5
☆08年「パコと魔法の絵本」トータル23.6億円
祝3日4.7→8.7→13.7→16.8→祝込19.5→20.8→21.8
☆10年「告白」
OP2.7→8.9→15.5→21.6→27.1→30.8→祝込33.7億円→
「パコと魔法の絵本」との対比で考えると、「告白」の興行収入は36.5億円となる。
この対比を超えることが確実なので、36億円は突破するだろう。

サスペンス的な要素はあるが、ヒューマンドラマに近いか。
ロングセールス系の作品と比べてみたい。
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円
OP5.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆09年「アマルフィ 女神の報酬」トータル36.5億円
祝込3日5.7→11.9→18.5→23.1→28.2→31.1→33.0
☆09年「余命1ヶ月の花嫁」トータル31.5億円
OP4.1→11.6→17.1→21.7→25.1→27.5→29.1
☆09年「沈まぬ太陽」トータル28.0億円
OP2.5→09.1→14.5→18.3→祝込21.4→22.9→24.3
☆09年「劔岳 点の記」トータル25.8億円
先2.9→09.0→14.0→17.6→祝込20.3→21.6→23.1
☆10年「告白」
OP2.7→8.9→15.5→21.6→27.1→30.8→祝込33.7億円→
これらとの対比で考えると、「告白」の興行収入は36.5~38.8億円となる。
これらの作品よりも伸びが持続しているので、この対比を超える可能性がある。
「余命1ヶ月の花嫁」トータル31.5億円は突破しており、「アマルフィ 女神の報酬」トータル36.5億円も超えそうだ。

「告白」33.7億円と同程度の7週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「のだめカンタービレ」36.8億円(トータル41.0億円)
☆「アマルフィ」33.0億円(トータル36.5億円)
☆「ごくせん」32.4億円(トータル34.8億円)
<2008>
☆「20世紀少年」祝込36.6億円(トータル39.5億円)
☆「ザ・マジックアワー」祝込35.5億円(トータル39.2億円)
☆「おくりびと」24.5億円(当年度30.5億円)
「おくりびと」以外との対比で考えると、「告白」の興行収入は36.2~37.5億円となる。
「おくりびと」との対比で考えると、「告白」の興行収入は42.0億円となる。
現時点では、ミニマム36億円、マックス42億円というところか。
「おくりびと」以外との対比を上回ることが確実なので、「告白」の興行収入は先週に引き続き37.5億円と予想したい。
38~39億円に到達する可能性は高いが、少し様子を見たい。

これまで25億円→32.5億円と予想を変えてきたが、伸びが止まらないので上方修正せざるを得なかった。
ここまで伸びが続くとなると、40億円突破も考えた方がいいかもしれない。
予想できる範疇を超えており、推移を見守るしかないようだ。
「踊る」「トイ・ストーリー3」「アリエッティ」といったライバルに囲まれて、伸びを持続できるかが今後のポイントとなる。


9位:「シュアリー・サムデイ」(松竹・フジテレビ)<1週目>
【公開前個人予想】 5.0億円
【現時点での興行収入予想】 3.0億円
【公開規模】 186スクリーン
祝日を含めた3日間で7.7千万円弱(76,958,250円)のオープニングを飾った。
先週『オープニング3日は1.6億円程度だろうか。初動タイプとなるだろう』と書いたが、予想の半分程度としか稼げなかった。
「誰が見るの?」という映画なのは分かるが、小栗旬のファンは日本にもうちょっと多いかと思った。
先週『1~2億円で終わりそうな企画でもあるが、初監督作品というそれなりに話題性もあることも多少加味しておきたい』と書いたとおりとならないか。
あれだけ宣伝を頑張っても、無理だったようだ。
この結果では、資金を提供してくれるところがあるとは思えず、残念ながら次のチャンスはしばらくはないかもしれない。

小栗旬初監督作品となるが、俳優としての実績が参考となるだろう。
「クローズZERO」「踊る大捜査線」といったヒット作品にも出演しているが、題材の知名度がヒットの要因であり、参考になるのは以下の作品か。
☆09年「TAJOMARU」トータル4.8億円
OP0.7→2.1→3.5→4.3
☆10年「シュアリー・サムデイ」
祝込3日0.8億円→
2日では5千万円程度だろうか。
これとの対比で考えると、「シュアリー・サムデイ」の興行収入は3.4億円となる。
この程度だろうか。

小出恵介主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「風が強く吹いている」トータル4.5億円
OP0.9→2.4→3.2→祝込3.8→4.1
☆10年「シュアリー・サムデイ」
祝込3日0.8億円→
これとの対比で考えると、「シュアリー・サムデイ」の興行収入は2.5億円となる。
この辺りがミニマムラインか。

芸人などの監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「ドロップ」トータル19.5億円
祝3日2.5(1.7)→7.0→11.6→14.5→16.1→17.1
☆07年「大日本人」トータル11.6億円
先込2.3→6.2→8.4→9.8→10.6→11.2
☆09年「しんぼる」トータル4.7億円
OP1.0→2.5→3.9→4.5
☆10年「シュアリー・サムデイ」
祝込3日0.8億円→
「ドロップ」は例外といえるかもしれない。
「しんぼる」との対比で考えると、「シュアリー・サムデイ」の興行収入は2.4億円となる。
やはりこの辺りがミニマムラインとなりそうだ。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「ごくせん THE MOVIE」トータル34.8億円(オープニング4.9億円)
☆「アマルフィ」トータル36.5億円(オープニング2日3.8億円)
<2008>
☆「花より男子F」トータル77.5億円(オープニング10.1億円)
☆「クライマーズ・ハイ」トータル11.9億円(オープニング1.7億円)
☆「ゲゲゲの鬼太郎/千年~」トータル14.5億円(オープニング2.3億円)
これらとの対比で考えると、「シュアリー・サムデイ」の興行収入は3.2~4.8億円となる。
3億円台がマックスラインだろう。

「シュアリー・サムデイ」祝込3日0.8億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
※2日0.5億円と想定。
<2009>
☆「ヴィヨンの妻」2日0.5億円
☆「鴨川ホルモー」0.5億円(トータル3.0億円)
☆「キラー・ヴァージンロード」0.4億円
<2008>
☆「築地魚河岸三代目」0.5億円(トータル3.4億円)
☆「山のあなた徳市の恋」0.5億円
☆「次郎長三国志」0.5億円
「キラー・ヴァージンロード」も俳優による監督作品であり、あまりヒットしない傾向にあるようだ。
「鴨川ホルモー」との対比で考えると、「シュアリー・サムデイ」の興行収入は3.0億円となる。
夏休みということを考慮して、「シュアリー・サムデイ」の興行収入を3.0億円と予想したい。
小栗旬一人の力では限界があり、この程度ではないか。
誰かが止めるべきだったのか、それとも小規模公開させるべきだったのか、やる気のある若手俳優にダメージを与える結果になったのは残念だ。

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国内映画興行収入ランキング(7月3週目その1)

1位:「借りぐらしのアリエッティ」(東宝・日本テレビ)<1週目>
【公開前個人予想】 90.0億円
【現時点での興行収入予想】 90.0億円
【配給会社期待値】 100億円突破確実
【公開規模】 447スクリーン
祝日を含めた3日間で13.5億円弱(1,349,798,700円)のオープニングを飾った。
先週『オープニング3日は「崖の上のポニョ」をやや下回る13.0億円程度だろうか』と書いたので、ほぼ予想どおりといえる。
安定度の高いジブリ作品であり、宮崎駿監督ではなくても問題はなかった。
しかし、東宝の100億円突破確実はアテにはならない。

ジブリ関係映画の興行収入は以下の通り。
☆84年「風の谷のナウシカ」7.6億円(※配給収入)
☆86年「天空の城ラピュタ」5.8億円(※配給収入)
☆88年「となりのトトロ」「火垂るの墓」5.9億円(※配給収入)
☆89年「魔女の宅急便」21.5億円(※配給収入)
☆91年「おもいでぽろぽろ」18.7億円(※配給収入)
☆92年「紅の豚」28.0億円(※配給収入)
☆94年「平成狸合戦ぽんぽこ」26.3億円(※配給収入)
☆95年「耳をすませば」18.5億円(※配給収入)
☆97年「もののけ姫」193億円(※配給収入113.0億円)
☆99年「ホーホケキョとなりの山田くん」7.9億円(※配給収入)
☆01年「千と千尋の神隠し」トータル304.9億円
☆02年「猫の恩返し」トータル64.6億円
☆04年「ハウルの動く城」トータル196.0億円(不明部分は年末)
OP14.8→47.5→67.9→84.5→不明→不明→128.9→152.3→157.6→
☆06年「ゲド戦記」トータル76.5億円
OP09.1→25.0→38.3→53.0→60.1→066.4→068.6→070.5→072.7→
☆08年「崖の上のポニョ」トータル155.0億円
3日15.7→32.3→52.6→72.1→99.4→111.7→127.2→134.4→140.5→
☆10年「借りぐらしのアリエッティ」
3日13.5億円→
土日2日の数字は不明だが、9.0億円程度だろうか。
これらとの対比で考えると、「借りぐらしのアリエッティ」の興行収入は75.7~133.3億円となる。
評判はそれほど高くはないので、「崖の上のポニョ」のような驚異的な伸びは発揮しないだろう。
「ゲド戦記」対比の75.7億円を超えて、「ハウルの動く城」対比の119.2億円を超えない程度と考えたい。
これらの半分程度の90億円台辺りが落ち着きどころか。

以下のようなディズニー系作品も参考になりそうだ。
☆09年「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル50.0億円
OP6.3→15.5→22.3→31.1→37.0→42.9→46.0
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」トータル117~118億円見込み
OP13.2→35.4→59.0→83.8→93.4→101.0→107.1→111.5
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP9.8億円→
☆10年「借りぐらしのアリエッティ」
3日13.5億円→
「カールじいさんの空飛ぶ家」「アリス・イン・ワンダーランド」との対比で考えると、「借りぐらしのアリエッティ」の興行収入は71.4~80.5億円となる。
「アリス・イン・ワンダーランド」には派手さがあり、「借りぐらしのアリエッティ」にはそれほど派手さがない。
オープニングは多少落ち着いているが、伸びがあるジブリ系であり、「借りぐらしのアリエッティ」の興行収入は公開前の予想どおり90.0億円と予想したい。
少なくとも「ゲド戦記」トータル76.5億円は超えるだろう。

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国内映画興行収入ランキング(7月4週目新作予想)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

「インセプション」(ワーナー)
【鑑賞度】 ○
先行時には鑑賞しなかったが、ノーラン作品への期待は高い。

【監督】 クリストファー・ノーラン
クリストファー・ノーラン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円
OP2.9→不明→9.8→11.6→13.0→13.5
☆07年「プレステージ」トータル5.0億円
OP1.1→2.8→3.8→4.4→4.8
☆08年「ダークナイト」トータル16.0億円
先3.3→9.4→12.1→13.7→14.8→15.3
15億円前後がとりあえずの標準となるか。
アメリカでは「ダークナイト」が大爆発したが、日本では意外と稼げていない。
「バットマン」シリーズの人気の違いということがあるだろうか。
本作は単純なエンターテイメント作品ではなく、難解そうな雰囲気もあり、爆発するような気はしない。
稼げても20億円台というところか。

【キャスティング】 レオナルド・ディカプリオ、エレン・ペイジ、渡辺謙
レオナルド・ディカプリオ主演映画の興行収入は以下の通り。
☆03年公開「ギャング・オブ・ニューヨーク」トータル30.0億円
☆03年公開「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」トータル29.0億円
☆05年公開「アビエイター」トータル10.7億円
OP1.6→5.0→6.9→8.4
☆07年公開「ディパーテッド」トータル15.6億円
OP2.9→7.1→9.9→11.7→13.0→13.8
☆07年公開「ブラッド・ダイヤモンド」トータル9.9億円
OP1.5→4.2→6.2→07.5→08.9→09.4→09.8
☆08年公開「ワールド・オブ・ライズ」トータル8~9億円
OP1.1→不明→6.0→祝込7.6→8.2
☆09年公開「レボリューショナリー・ロード」トータル3.8億円
OP0.8→2.4→3.2→03.5→03.7→03.7
☆10年公開「シャッターアイランド」トータル16.6億円
金3日3.4→8.3→11.0→13.3→15.4→16.0
「ディパーテッド」トータル15.6億円、「シャッターアイランド」トータル16.6億円を超える程度ではないか。
「ギャング・オブ・ニューヨーク」トータル30.0億円、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」トータル29.0億円レベルではないだろう。

渡辺謙が出演したハリウッド映画の興行収入は以下のとおり。
☆03年「ラストサムライ」トータル137.0億円
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円
OP2.9→不明→9.8→11.6→13.0→13.5
☆05年「SAYURI」トータル15.5億円
OP1.9→5.3→08.1
☆06年「硫黄島からの手紙」トータル51.0億円
OP5.0→13.9→20.8→26.1→祝込36.7→39.8→43.2
☆10年公開「ダレン・シャン」
金1.4→03.7→05.4→06.0億円→
「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円、「SAYURI」トータル15.5億円を超える程度か。

【題材】 「サスペンス」
謎が多そうなサスペンスなど、参考になりそうな作品の興行収入は以下の通り。
☆09年公開「天使と悪魔」トータル33.5億円
金3日6.8→15.0→20.6→25.6→28.6→30.4→31.4
☆02年公開「バニラスカイ」トータル33.2億円
☆06年公開「フライトプラン」トータル31.2億円
OP2日6.0→14.4→20.4→24.8→28.0
☆01年公開「アンブレイカブル」トータル29.4億円
☆02年公開「パニックルーム」トータル25.0億円
☆08年公開「ウォンテッド」トータル25.0億円
先含8.3→15.5→20.2→21.7→23.3→24.1
☆09年公開「ベンジャミン・バトン数奇な人生」トータル24.0億円
OP3.2→10.4→15.0→18.7→20.8→22.3→22.9
☆99年公開「ファイトクラブ」トータル19.8億円
☆08年「ジャンパー」トータル17.4億円
先5.5→10.0→13.3→15.2→16.4→17.0
☆04年公開「ヴィレッジ」トータル17.0億円
☆05年「アイランド」トータル13.6億円
OP2.0→5.6→8.2→10.5→12.6
☆08年「ハプニング」トータル12.3億円
金3日2.8→7.0→9.4→11.4→12.1
☆08年「イーグル・アイ」トータル12.2億円
OP2.5→06.4→10.0→11.6
☆09年公開「ノウイング」トータル10.2億円
金3日2.9→6.1→8.2→9.3→9.8
これらの作品と比較すると、本作は17億円以上、29億円以下というようなイメージ。
「ベンジャミン・バトン数奇な人生」トータル24.0億円辺りがライバルか。

【予告編・TVCM】 量・多/デキ・良
不可思議な雰囲気はあるが、アイディアを盗むという展開がややイメージが沸きにくい。

【支持基盤・ターゲット】 「20~40歳代の男女・カップル」
ファミリー層はもちろん動かないだろう。
渡辺謙が出演しているが、年配層もジャンル的にやや厳しいかもしれない。
年配層が動けば、5~10億円程度の上乗せができそうだが、動きにくいだろう。
アメリカではヒットしているが、日本においては爆発するタイプではなさそうだ。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「ノウイング」トータル10.2億円(オープニング金3日2.9億円)
☆「ハリー・ポッターと謎のプリンス」トータル80.0億円(オープニング6日22.1億円)
<2008>
☆「スピード・レーサー」トータル4.0億円(オープニング1.1億円)
☆「ハプニング」トータル12.3億円(オープニング金3日12.3億円)
☆「ドラゴン・キングダム」トータル7.1億円(オープニング1.5億円)
「ノウイング」、「ハプニング」は超えるはずだ。

【評価・予想】 25.0億円(オープニング5.7億円)
先行の数字については不明だが、それほど高いものではないだろう。
監督やディカプリオの実績からは、10億円台後半が落ち着きどころとなりそうだ。
しかし、クリストファー・ノーラン監督、ディカプリオ、渡辺謙というビッグネームのコンビネーションを考えると、20億円は突破してきそうだ。
夏休みという時期的なメリットを踏まえても、20億円台には到達できるだろう。
ただ、難解さなどの要因もあり、気軽に鑑賞できる作品でもないので、爆発はしないと考えたい。
「ウォンテッド」トータル25.0億円、「ベンジャミン・バトン数奇な人生」トータル24.0億円と同程度と考えて、「インセプション」の興行収入は25.0億円と予想したい。
オープニングは先行3日間及び金曜日を含めて、5.7億円程度だろうか。

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全米映画興行収入(7月3週目)

1位となったのは、新作の「インセプション」。
事前には3日間で73.1百万ドルのオープニングと予想されているが、予想を下回る62.8百万ドルのオープニングを飾った。
派手さがあるタイプの作品ではないので、オープニングは落ち着いていても仕方はないだろう。
製作費160百万ドルの回収が当面の目標となりそうだが、余裕で回収できそうだ。

監督は「メメント」のクリストファー・ノーラン。
監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆02年「インソムニア」トータル67百万ドル
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル205百万ドル
先73→123→151→172→183→191
☆06年「プレステージ」トータル53百万ドル
☆08年「ダークナイト」トータル533百万ドル
OP158→214→394→442→471→489
☆10年「インセプション」
OP63百万ドル→
「バットマン ビギンズ」辺りが当面の目標となるが、突破しそうだ。

レオナルド・ディカプリオ主演作の興行収入は以下の通り。
☆02年「ギャング・オブ・ニューヨーク」トータル78百万ドル
OP09→30→047→055→060
☆02年「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」トータル165百万ドル
先49(OP30)→97→119→134→145
☆04年「アビエイター」トータル103百万ドル(2週目より拡大)
拡10→32→043→050→058
☆06年「ディパーテッド」トータル132百万ドル
OP27→57→077→091→102
☆06年「ブラッド・ダイヤモンド」トータル57百万ドル
OP09→19→025→036→044
☆08年「ワールド・オブ・ライズ」トータル39百万ドル
OP13→24→031→035→037
☆08年「レボリューショナリー・ロード」トータル23百万ドル
☆10年「シャッター・アイランド」トータル128百万ドル
OP41→76→096→108→116→121
☆10年「インセプション」
OP63百万ドル→
「タイタニック」に次ぐ、自身最高の興行収入となりそうだ。
当面は2億ドル突破が目標となるだろうが、伸ばしていくだろう。
2010年に1億ドル突破作品が2本もある俳優となる。

ジャンルは異なりそうだが、「マトリックス」シリーズ辺りがライバルか。
☆99年「マトリックス」トータル171百万ドル
☆03年「リローデッド」トータル282百万ドル
☆03年「レボリューションズ」トータル139百万ドル
「リローデッド」トータル282百万ドル辺りまで伸びるのではないか。
評価は当然のようにかなり高く、相当に粘りそうだ。


2位は2週目のユニバーサル製作の3Dアニメ「怪盗グルーの月泥棒」。
トータルでは118百万ドルとなっている。
製作費69百万ドルを余裕で回収した。
声優はスティーヴ・カレルなどが務めている。

ディズニーは、自社有名作品、ピクサー作品
パラマウントは、ドリームワークス製作作品「シュレック」シリーズ、「ヒックとドラゴン」「カンフー・パンダ」、「マダガスカル」
ワーナーは「ハッピーフィート」、「ポーラーエクスプレス」
20世紀フォックスは「アイス・エイジ」シリーズ
ソニーは「くもりときどきミートボール」「オープン・シーズン」
といった作品があったが、ユニバーサルはアニメ作品において出遅れていた。
本作は初めてのアニメヒット作品となるのではないか。

ユニバーサル制作のアニメ作品は以下の通り。
☆06年「おさるのジョージ」トータル58百万ドル
☆08年「THE TALE OF DESPEREAUX」トータル51百万ドル
OP10→27→44→48→49
☆10年「怪盗グルーの月泥棒」
OP56→118百万ドル→
これらをオープニングだけでほぼ超えている。

以下のような作品がライバルとなりそうだ。
☆08年「カンフー・パンダ」トータル215百万ドル
OP60→117→156→179→193→202→207→209→210→211
☆07年「レミーのおいしいレストラン」トータル206百万ドル
OP47→110→143→166→180→188→193→197→199→201
☆09年「モンスターVSエイリアン」トータル198百万ドル
OP59→105→140→163→175→182→187→191→193→194
☆06年「ハッピーフィート」トータル198百万ドル
OP42→099→122→138→149→159→176→185→188→191
☆09年「アイス・エイジ3」トータル197百万ドル
OP67→120→152→171→182→188→191→192
☆06年「アイス・エイジ2」トータル195百万ドル
OP68→116→147→168→178→183→188→189
☆05年「マダガスカル」トータル194百万ドル
OP47→100→128→147→160→171→179→184→187→188
☆08年「マダガスカル2」トータル180百万ドル
OP63→117→137→159→166→170→172→175→177→177
☆10年「怪盗グルーの月泥棒」
OP56→118百万ドル→
評価はかなり高いので、かなり伸びがあるだろう。
2億ドル程度が落ち着きどころか。
ユニバーサルとしても久々のヒット作品となる。
去年の稼ぎ頭が「ワイルド・スピード」トータル155百万ドル、一昨年が「マンマ・ミーア!」トータル144百万ドルだった。


3位となったのは、新作の「魔法使いの弟子」。
事前には3日間で26.6百万ドルのオープニングと予想されているが、予想を大きく下回る17.6百万ドルのオープニングを飾った。
製作費150百万ドルの回収は不可能となりそうだ。

プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーは以下の作品でも大きくコケている。
☆10年「プリンス・オブ・ペルシャ」トータル89百万ドル
OP30→60→72→81→86(製作費2億ドル)
☆10年「魔法使いの弟子」(製作費1億5千万ドル)
OP18百万ドル→
「プリンス・オブ・ペルシャ」がかわいく見えてくるコケ方だ。
「魔法使いの弟子」は5千万ドル程度が落ち着きどころか。
アメリカ国内だけでは、この2作品で2億ドル程度の赤字となる。
全世界やDVDの売上げを踏まえても、黒字になるとは思えない。
ジェリー・ブラッカイマーの神通力ももはやここまでか。

監督はジョン・タートルトーブ、主演はニコラス・ケイジ。
プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーも合わせて、「ナショナル・トレジャー」と同じトリオだ。
☆04年「ナショナル・トレジャー」トータル173百万ドル
OP35→087→110→124→133→141
☆07年「ナショナル・トレジャー2」トータル220百万ドル
OP45→124→171→187→197→206
☆10年「魔法使いの弟子」
OP18百万ドル→
これら程度を稼ぐことが予想されていたのではないか。
「ナショナル・トレジャー」シリーズもオープニングはおとなしいが、「ナショナル・トレジャー2」は年末公開であった。
本作はこれらの半分も稼げないだろう。
ニコラス・ケイジも「ゴーストライダー」トータル116百万ドル、「ワールド・トレード・センター」トータル70百万ドル、「ノウイング」トータル80百万ドルといったアタリもあるが、かなりハズレも多い役者でもある。

少なくとも以下の作品程度は稼げると思ったが、ここまで嫌われるとは思えなかった。
☆10年「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」トータル89百万ドル
OP31→59→71→78→82→85
☆10年「魔法使いの弟子」
OP18百万ドル→
やはり5千万ドル程度が落ち着きどころだろう。
評価はそれほど悪くはないので、極端な初動ではないだろう。


4位は3週目の「エクリプス/トワイライト・サーガ」。
監督は「30デイズ・ナイト」(トータル40百万ドル)のデヴィッド・スレイド。
主演は、クリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン。
トータルでは265百万ドルとなっている。
製作費は68百万ドルとなっており、既に4倍近くを稼ぎ出した。

過去のシリーズ作品は以下のとおり。
☆08年「トワイライト~初恋~」トータル193百万ドル
OP070→120→138→150→158→167(製作費37百万ドル)
☆09年「ニュームーン/トワイライト・サーガ」トータル297百万ドル
OP143→231→255→267→275→281(製作費50百万ドル)
☆10年「エクリプス/トワイライト・サーガ」(製作費68百万ドル)
先158→235→265百万ドル→
ローリスク・ハイリターンの商売。
儲かって、笑いが止まらないだろう。
前作をヤヤ下回る、2億8~9千万ドル程度が落ち着きどころか。
評価はやや悪いが、いつものことと思われるので問題ない。
アメリカと日本でここまで温度差が異なるシリーズ作品は珍しい。


5位は5週目の3Dアニメ「トイ・ストーリー3」。
トータルでは363百万ドルとなっており、製作費2億ドルをあっという間に回収した。
評価は恐ろしく高いので、引き続き高い伸びを期待できそうだ。

過去のピクサー作品の興行収入は以下の通り。
☆03年「ファインディング・ニモ」トータル340百万ドル
OP70→144→191→229→254→275→291→304→313→320
☆09年「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル293百万ドル
OP68→137→187→226→250→265→274→280→284→286
☆04年「Mr.インクレディブル」トータル261百万ドル
OP70→143→178→214→226→233→237→242→252→255
☆01年「モンスターズ・インク」トータル256百万ドル
OP63→122→156→192→204→212→219→224→236→245
☆99年「トイ・ストーリー2」トータル246百万ドル
☆06年「カーズ」トータル244百万ドル
OP60→117→157→183→206→220→229→234→238→239
☆08年「ウォーリー」トータル224百万ドル
OP63→127→163→183→195→204→210→214→216→218
☆07年「レミーのおいしいレストラン」トータル206百万ドル
OP47→110→143→166→180→188→193→197→199→201
☆95年「トイ・ストーリー」トータル192百万ドル
☆98年「バグズ・ライフ」トータル163百万ドル
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP110→227→289→339→363百万ドル→
ピクサー作品として初めてオープニングが1億ドルを突破したこととなる。
あっさりと「ファインディング・ニモ」を超えてピクサーの最高興行収入作品となった。

「シュレック」シリーズがライバルとなりそうだ。
☆04年「シュレック2」トータル441百万ドル
先129→237→315→353→379→397→408
☆07年「シュレック3」トータル323百万ドル
OP122→203→256→281→297→308→314
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP110→227→289→339→363百万ドル→
敵はかなり強い。
「3」は超えたが、「2」を超えることはできるだろうか。
4億ドルはあっさりと突破しそうだ。
4億4千万ドル辺りが当面の落ち着きどころとなるだろうか。
02年「スパイダーマン」トータル404百万ドル、06年「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」トータル423百万ドル辺りを超えることとなる。
なお、10年「アリス・イン・ワンダーランド」トータル334百万ドルをあっさりと超えている。


6位は4週目のコメディ「Grown Ups」。
監督は、「エージェント・ゾーハン」、「チャックとラリーおかしな偽装結婚」のデニス・デューガン。
主演は、アダム・サンドラー、「モール★コップ」(トータル146百万ドル)のケヴィン・ジェームズ、クリス・ロック。
トータルは129百万ドルとなっている。
1億ドルを突破し、製作費8千万ドルは余裕で回収した。
さすがはアメリカでは大人気のコメディ俳優による作品だけのことはある。

アダム・サンドラー主演のコメディ作品の興行収入は以下の通り。
☆02年「Mr.ディーズ」トータル126百万ドル
OP37→74→094→108→116→121
☆03年「NY式ハッピーセラピー」トータル136百万ドル
OP42→80→104→115→123→128
☆04年「50回目のファースト・キス」トータル121百万ドル
OP40→72→089→099→107→113
☆05年「ロンゲスト・ヤード」トータル158百万ドル
OP48→96→118→132→142→148
☆06年「もしも昨日が選べたら」トータル137百万ドル
OP40→78→106→120→128→132
☆07年「チャックとラリー おかしな偽装結婚」トータル120百万ドル
OP34→72→092→104→110→114
☆08年「エージェント・ゾーハン」トータル100百万ドル
OP39→69→084→091→095→097
☆08年「ベッドタイム・ストーリー」トータル110百万ドル
先38(OP27)→86→97→104→108→109
☆09年「Funny People」トータル52百万ドル
OP23→41→48→51→51
☆10年「Grown Ups」
OP41→78→111→129百万ドル→
1億~1億4千万ドルが水準となる。
同監督作品の「チャックとラリー おかしな偽装結婚」「エージェント・ゾーハン」の動きを超えているので、1億4~5千万ドル程度は稼ぎそうだ。
「ロンゲスト・ヤード」トータル158百万ドル以来の大ヒットとなりそうだ。
評価は普通程度なので、高い伸びはなく初動タイプとなると思ったが、意外と伸びが高かった。
ケヴィン・ジェームズ主演のコメディ「モール★コップ」(トータル146百万ドル)辺りがライバルとなりそうだ。


7位は3週目の「エアベンダー」。
監督はM・ナイト・シャマラン。
今まではM・ナイト・シャマラン自身でストーリーを考案していたが、初の原作モノ作品となる。
なお、本作はアメリカのTV作品の映画化と思われる。
トータルでは115百万ドルとなっている。
1億ドルは余裕で突破した。

M・ナイト・シャマラン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆99年「シックスセンス」トータル294百万ドル
☆00年「アンブレイカブル」トータル95百万ドル
☆02年「サイン」トータル228百万ドル
☆04年「ヴィレッジ」トータル114百万ドル
OP51→86→100→107→111→112
☆06年「レディ・イン・ザ・ウォーター」トータル42百万ドル
☆08年「ハプニング」トータル65百万ドル
☆10年「エアベンダー」
先58(OP40)→100→115百万ドル→
「アンブレイカブル」「ヴィレッジ」を超えたので、一安心というところか。
ただ、製作費150百万ドルの回収はどうやら厳しいようだ。
評価はやや悪いので、伸びは高くはないだろう。
1億3千万ドル程度が落ち着きどころか。
しかし、この程度を稼げば、M・ナイト・シャマランは合格という結果となるのではないか。
08年「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル142百万ドル、10年「タイタンの戦い」トータル163百万ドル辺りまで稼ぐことが望ましいところだったが、あまり高望みはできない。


8位は2週目の「プレデターズ」。
先週3位から急降下してしまった。
トータル40百万ドルとなっている。
製作費40百万ドルと20世紀フォックスらしく激安であり、余裕で回収はできたが、子の程度では続編の製作ができるのだろうか。

監督は、「アーマード武装地帯」(トータル16百万ドル)のニムロッド・アーントル。
主演は、エイドリアン・ブロディ。
プロデューサーは、ロバート・ロドリゲス。

過去のシリーズ作品は以下のとおり。
☆87年「プレデター」60百万ドル
☆90年「プレデター2」31百万ドル
☆04年「エイリアンvsプレデター」トータル80百万ドル
OP38→63→72→76→79
☆07年「AVP2 エイリアンズvsプレデター」トータル42百万ドル
先27→37→40→41→41
☆10年「プレデターズ」
OP25→40百万ドル→
アメリカでは意外と稼げていないシリーズ。
「エイリアンvsプレデター」トータル80百万ドルを超えることはできそうもない。
「プレデター」60百万ドル辺りが当面のラインか。
『評価は意外と高いので、恐ろしいほどの初動ではなさそうだ』と思ったが、恐ろしいほどの初動だったようだ。
5~6千万ドル程度が落ち着きどころか。
「エイリアン」シリーズもヒットしておらず、この手のジャンルは見る者が限られるということのようだ。


9位は4週目のアクションコメディ「ナイト&デイ」。
監督は「アイデンティティー」(トータル52百万ドル)、「ウォーク・ザ・ライン」(トータル120百万ドル)、「3時10分、決断のとき」(トータル54百万ドル)のジェームズ・マンゴールド。
主演は、トム・クルーズ、キャメロン・ディアス。
トータルは69百万ドルとなっている。
本作の評価はそれほど悪くはないものとなっているので、高い伸びは期待できないが、それほど低いものでもないだろう。
ただ、製作費117百万ドルの回収はかなり厳しいようだ。

アクションコメディならば以下の作品がライバルとなる。
☆10年「Date Night」(現時点で98百万ドル)
OP25→49→63→74→81
☆10年「ナイト&デイ」
先27→46→62→69百万ドル→
これを超えることができそうもない。

トム・クルーズ主演作品の興行収入は以下の通り。
☆00年「M:i-2」トータル215百万ドル
☆01年「バニラ・スカイ」トータル101百万ドル
OP25→45→67→81→88→93
☆02年「マイノリティ・リポート」トータル132百万ドル
OP36→73→97→110→118→123
☆03年「ラストサムライ」トータル111百万ドル
OP24→47→59→74→90→97
☆04年「コラテラル」トータル101百万ドル
OP25→53→70→80→87→93
☆05年「宇宙戦争」トータル234百万ドル
☆06年「M:i:Ⅲ」トータル134百万ドル
OP48→85→104→114→123→127
☆07年「大いなる陰謀」トータル15百万ドル
☆08年「ワルキューレ」トータル83百万ドル
先47→65→74→79→81→82
☆10年「ナイト&デイ」
先27→46→62→69百万ドル→
8千~1億3千万ドルが水準となる。
2~3週目までは「バニラ・スカイ」「ラストサムライ」「コラテラル」と同程度の動きとなっていたが、そろそろ差が開いてきたか。
1億ドル突破は絶望的であり、8千万ドル程度が落ち着きどころか。
「ワルキューレ」は超えたいところだが、どうなるだろうか。

なお、キャメロン・ディアス主演作の興行収入は以下のとおり。
☆00年「チャーリーズ・エンジェル」トータル125百万ドル
☆03年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」トータル101百万ドル
☆08年「ベガスの恋に勝つルール」トータル80百万ドル
知名度の割にはそれほど稼いではいない。
1億ドル近く稼げれば、合格と思ったが、8千万ドル程度では合格とはいえない結果となる。


10位は6週目の「The Karate Kid(ベスト・キッド)」。
監督は、「ピンクパンサー2」(トータル36百万ドル)のハラルド・ズワルト。
主演は、ウィル・スミスの息子のジェイデン・スミス、ジャッキー・チェン。
プロデューサーはもちろんウィル・スミス。
トータルでは169百万ドルとなっている。
制作費は4千万ドルであり、関係者は笑いがとまらないだろう。
このヒットはウィル・スミスのチカラだろうか。

ジェイデン・スミス出演作品の興行収入は以下のとおり。
☆06年「幸せのちから」トータル164百万ドル
☆08年「地球が静止する日」トータル79百万ドル
☆10年「The Karate Kid(ベスト・キッド)」現時点で169百万ドル
「幸せのちから」を超えている。
父親の主演作品の04年「アイ,ロボット」トータル145百万ドル、03年「バッドボーイズⅡバッド」トータル139百万ドルをも超えてしまった。
しかし、05年「最後の恋のはじめ方」トータル179百万ドルには届きそうもない。
まだ何ともいえないが、将来のスター候補であることは間違いないようだ。

オリジナルの興行収入は以下のとおり。
☆84年「ベスト・キッド」トータル91百万ドル
☆86年「ベスト・キッド2」トータル115百万ドル
☆89年「ベスト・キッド3」トータル39百万ドル
「3」のコケ方がハンパないが、このシリーズの人気は高いようだ。
オリジナルを楽に超えている。

「ラッシュアワー」シリーズ辺りが参考となるようだ。
☆98年「ラッシュアワー」トータル141百万ドル
☆01年「ラッシュアワー2」トータル226百万ドル
☆07年「ラッシュアワー3」トータル140百万ドル
OP66→097→112→124→130→134→137
☆10年「The Karate Kid(ベスト・キッド)」
OP56→107→136→152→164→169百万ドル→
ジャッキー・チェン主演の「ラッシュアワー1・3」を超えた。
評価は普通といったところなので、大きな伸びはないとは思ったが、意外と粘りを発揮している。
1億7千万ドル台が落ち着きどころとなるか。
このヒットを受けて続編が決まったようだ。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆アンジェリーナ・ジョリー主演のアクション・サスペンス「ソルト」
☆ファミリー向け作品「Ramona and Beezus」
「ソルト」はまあまあのヒット、「Ramona and Beezus」もコケない程度と予想されているようだ。

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『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』DVDレビュー

◆評  価   2.5点
◆おススメ度  C(最新作よりも酷かったかもしれない)

途中まではそれほど悪くはなかった気がする。
しかしながら、「リーダーがいない組織が最強の組織」「自分たちの判断だけで勝手に行動し始める組織が最高の組織」といったようなあまりにもバカらしい展開に呆れてくる。
一人の刑事が勝手に動くのは許容できるが、SATという組織が勝手に動くのは許容できるレベルを超えている。
「俺たちも自分の判断で来た」と得意げに語る姿を見て、唖然としてしまう自分の方がおかしいのだろうか。
警察組織とは異なる新しい形態の組織を対抗軸としてきちんと描き込めれば、誰もバカにはしないと思うが、リストラされた普通の5人の男が適当に動くような稚拙な組織では呆れるだけだろう。
このような幼稚な組織ともいえない組織に警察組織が振り回されるため、余計に腹が立ってくる。
警察はそれほど愚鈍ではないはずだ。
脚本家はきちんとした組織に属したことはあるのだろうか。
最強の組織は“軍隊”であることが分かるはずだ。

真矢みきの存在自体は悪くはなかったが、リーダーシップと傲慢さを勘違いしているキャラクター設定に問題があったようだ。
兵隊がきちんと兵隊をやってくれればよかったが、所轄の刑事が兵隊ではなく、自分の命令を聞かないことを分からなかったことが真矢の失策だろう。
頭の切れが良く野心家という設定の割には、責任問題を回避することに躍起になる設定もいただけない。
意味もなく各所を封鎖したり、拳銃をもって人質を抱えている者・刑事に発砲した者に対して発砲を許可しないというのは、事態を悪化させるだけであり、頭の切れが良いとは思えない。
むしろこちらの方が、責任問題が発生するのではないか。
それにしても、SATに囲まれた犯人が、人質を抱えながら白昼堂々にどこかに消え失せるという展開に誰もおかしいと異議を唱えないのだろうか。
映画は会議室で作られているのではないのか。

真矢みきから室井に代わって、皆が勝手な行動を取り始めるのも違和感がある。
責任を取ることも確かにリーダーの仕事だが、状況を冷静に判断して的確な指示を出すこともリーダーの仕事だろう。
専門家ではないので自分も偉そうなことは言えないが、組織論やリーダー論を語っている割には、お粗末なほどにメチャクチャな仕上りになっている点は大きな減点材料とならざるを得ない。

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『踊る大捜査線 THE MOVIE』DVDレビュー

◆評  価   6.5点
◆おススメ度  B+(最新作に落胆した人に見て欲しい)

マニュアル主義、プロファイリング、官僚主義、責任のなすりつけ、中間管理職の限界、ネット犯罪、サイコ犯罪、少年犯罪、犯罪とゲームとの同一化、家族間の乖離、男と男の友情など、様々なことを盛り込んだ割には意外とまとまっていることに驚かされる。
ラストの重傷及び敬礼が余計という気がしないわけではないが、なんとかして盛り上げようとする製作者の意図であり、“映画”としてはぎりぎりでアリというところではないか。
稚拙で単純という手法かもしれないが、目くじらを立てるものでもない。

現場や所轄を無視して、マニュアルにこだわり、上層部の意見にふりまわされる挙句に、全体像が掴めず、誘拐捜査が難航する辺りはなかなか面白い。
「羊たちの沈黙」のように小泉今日子に相談するシーンがやや突飛すぎるかもしれないが、マニュアルや既存概念を超えてみろというメッセージとも受け止められる。
現場を徹底的に洗い続けた結果、犯人に辿り着いた和久の捜査や、真下や雪乃によるネット捜査による成果もマニュアル主義を批判している。

また、副総監と和久、室井と青島という脈々と受け継がれるキャリアとノンキャリアの友情や、捜査の在り方を変えたいという熱い思いが感じられるようにもなっている点も評価したい。
自分の若かりし日を思い出すような和久の暖かい眼差しも印象的だ。
閉鎖的な警察機構、上司の命令を聞かなくてはいけない組織体系、責任の所在を曖昧とする行政組織の体制の中で、自分の理想を実現できないというもどかしさや苛立ちを抱える室井と、「室井さん、指示してくれ」と叫ぶ青島との関係性や信頼性が見事に描かれている。
警察機構の中で身動きが取れなかった室井に対して、青島なりのやり方で室井の背中を押したということがきちんと伝わってきた。
そのおかげで降格を免れない事態に陥ったが、きっと這い上がってくれると室井のことを信じているのだろう。
リハビリを懸命に続ける姿から、自分は現場で頑張る、室井は偉くなるために頑張って欲しいという青島の決意が感じられる。

改めて見直してみると、結構“熱い”作品だったと感じさせる。
10年近くが経過した後の新作と比べると、その“熱さ”に対する落差が残酷とも言える。
せっかくの優良コンテンツが単なるおふざけになってしまったことが残念でならない。

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気になる映画ニュース(7月3週目)

☆トム・クルーズ、「Mi:Ⅳ」への出演危機
トム・クルーズ主演作「ナイト&デイ」の興行収入が振るわなかったことから、パラマウントがトム・クルーズの降板を検討しているらしい。
「Mi:Ⅳ」のプロデューサーがトム・クルーズや盟友のJ・J・エイブラムスなので、自分の首を切ることはないと思うが、どうなるのだろうか。
トム・クルーズが出演しないなら、映画化自体無理ではないか。
なんとなく話題づくりという気もしないわけでもない。

「Mi:Ⅱ」は全米215百万ドルを稼ぎ出したが、「Mi:Ⅲ」は全米で134百万ドルしか稼いでいないので、それほど期待値が高い作品とも思えず、普通にトム・クルーズが続投することとなると思われる。
いずれにせよ、トム・クルーズの日本での人気が高いことから、「ナイト&デイ」の日本での興行収入が一つのポイントとなるようだ。
アメリカでは稼げなくても、世界規模で稼げるトム・クルーズの人気はパラマウントも無視できない。

「ナイト&デイ」の不人気については、トム・クルーズの不人気のせいではなくて、20世紀フォックスが作ったポスターのせいであると20世紀フォックスが認めるという事態ともなっている。
シルエットのみでスターの顔を載せないという、やや手抜きとも、やや斬新ともいえるデザインとなっている。
アメリカでは、奇行などの諸事情によりトム・クルーズの人気が落ちていることは事実だが、「トップガン」から24年間も一線で活躍できたことを褒めるべきだろう。


☆ペネロペ・クルスとハビエル・バルデムが結婚
ウディ・アレン監督の「それでも恋するバルセロナ」での二人の共演が思い出される。
二人ともアカデミー賞助演賞を獲得しているスペイン俳優同士というのも面白い。
ペネロペ・クルスはトム・クルーズやマシュー・マコノヒーなどと色々と紆余曲折があったが、ようやく落ち着きそうだ。
ペネロペ・クルスは「パイレーツ・オブ・カリビアン4」の出演が決まっており、これからもより一層の活躍が期待できそうだ。


☆所属事務所がメル・ギブソンを解雇
飲酒運転で逮捕された際での人種発言などでも問題になったが、今度は恋人へのDV問題が公となり、ついにクビになってしまったようだ。
企画中のものや、撮影終了のものはそのまま公開される見込みだが、それらについてもお蔵入りになる可能性もある。
既にピークを過ぎており、今後はかなり厳しい俳優生活に追い込まれるのではないか。
人気商売だけにこういった醜聞は大ダメージになる。
引退同然ということにもなりかねない。
今年公開された最新主演作「Edge of Darkness」もトータル43百万ドルと振るわなかったことも痛かった。
「リーサル・ウェポン」シリーズでの圧倒的な存在感、「ブレイブハート」でアカデミー賞監督賞受賞、「パッション」「アポカリプト」での監督業など、高い才能を示していただけに残念な幕切れだ。


☆「バトル・ロワイヤル」3D公開へ
2000年に公開された作品で、公開10年を経て再復活となる。
多くのスター俳優を生み出した伝説的な作品。
日本だけではなくて諸外国においてもかなり人気があるようだ。
自分は一度も見ていないので、この機会に見直したいところだが、3D酔いのような症状が起きるので、しばらくは3D作品の鑑賞を見送っているところである。
9月に公開される「THE LAST MESSAGE 海猿」だけではなくて、「3D ayumi hamasaki ARENA TOUR 2009 ~NEXT LEVEL~」といったコンサートムービーまで3D化される状況は今後も続いていくのだろうか。
3Dを楽しめない者にとっては取り残された感が強い。

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『ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』レビュー

◆評  価   8.5点
◆おススメ度  A(高レベルのコメディ、必見の作品)

アメリカのコメディはそれほど合わないところがあったが、本作はかなりツボにハマった。
アメリカでゴールデングローブ賞を獲得しただけのことはある上質な作品だ。
アメリカのコメディではクスリともしない自分でも自然と声を出して笑えたうえに、劇場も結構笑いが溢れていた。
ホロコーストの指輪を見つけたときのメガネの反応などがかなり良かったと思う。
劇場の中には外人さんも鑑賞していたようであり、日本人が誰一人笑わないところで大爆笑していた。
字幕と実際のセリフとのニュアンスには多少のズレがあるのかもしれない。
そういったニュアンスを字幕に上手く反映できれば、さらに面白い作品に仕上がっただろう。
本作もそれなりに頑張っている字幕であり、笑いに貢献していると思われるが、なかなか難しいところではある。

全体的に非常にナチュラルな仕上りになっているように感じられた。
ムチャクチャなストーリーではあるが、わざとらしい演出や演技を避けられている。
訳の分からないマッパの東洋人のボスが少々やり過ぎている感もあるが、コメディっぽいウソ臭さやバカバカしさが意外と感じられない。
エロやグロなども含まれているが、そういった下品さも感じられない点も評価したいところだ。

それにしても、時間軸がズレるとこれほど面白いものかと再認識させられる。
赤ちゃん、タイガー、パトカー、花ムコの行方、抜けた歯など、特に複雑な事情はなく、普通に盗んだり、ただ置いてあったりしたものだが、理由が分からないだけで楽しさが倍増している。
ストリッパー、マイク・タイソン、警察署のスタンガン講習といったように、その後の顛末にも上手く発展させている。

また、「花ムコがどこに行ったのか」「前夜にいったい何があったのか」という根幹がしっかりとしているので、飽きることが一切なく、映画に集中ができる。
テンポもかなり良く、“歌”などの変化球を交えつつ、アイディアを豊富に盛り込んでおり、しっかりとした映画に仕上がっている。
さらに、4人の親友同士のバカ騒ぎというよりも、3人+訳の分からない奴というやや微妙な関係も本作に面白い効果を与えている。
勝手を知っている形作られた関係ではなくて、1人の訳の分からない奴が加わることで、さらに予測不能なことが次々と巻き起こっている。

非常に楽しめた作品だが、鑑賞後は自分はつまらない大人になって、ムチャなこともしなくなったという懐かしいような寂しいような感覚にも襲われた。
ドラッグも深酒もやるつもりはないが、自分なりのやり方で少しだけムチャなこともやりたいなという感じにさせてくれる映画だ。

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国内映画興行収入ランキング(7月3週目新作予想)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

「借りぐらしのアリエッティ」(東宝・日本テレビ)
<353館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【鑑賞度】 ○
宮崎駿監督作品ではないが、同様の期待はある。

【監督】 米林宏昌
初の長編映画の監督となるようだが、不安よりも期待の方が大きい。

【キャスティング】 志田未来、神木隆之介、大竹しのぶ、竹下景子、藤原竜也
名前だけで集客できるメンバーではなく、それぞれのイメージは薄いが、逆に良い効果が生じるのではないか。
声を聞いても、声優を想像できない方がよい。

【題材】 「アニメ」「ファンタジー」
ジブリ関係映画の興行収入は以下の通り。
☆84年「風の谷のナウシカ」7.6億円(※配給収入)
☆86年「天空の城ラピュタ」5.8億円(※配給収入)
☆88年「となりのトトロ」「火垂るの墓」5.9億円(※配給収入)
☆89年「魔女の宅急便」21.5億円(※配給収入)
☆91年「おもいでぽろぽろ」18.7億円(※配給収入)
☆92年「紅の豚」28.0億円(※配給収入)
☆94年「平成狸合戦ぽんぽこ」26.3億円(※配給収入)
☆95年「耳をすませば」18.5億円(※配給収入)
☆97年「もののけ姫」193億円(※配給収入113.0億円)
☆99年「ホーホケキョとなりの山田くん」7.9億円(※配給収入)
☆01年「千と千尋の神隠し」トータル304.9億円
☆02年「猫の恩返し」トータル64.6億円
☆04年「ハウルの動く城」トータル196.0億円(不明部分は年末)
OP14.8→47.5→67.9→84.5→不明→不明→128.9→152.3→157.6→
☆06年「ゲド戦記」トータル76.5億円
OP09.1→25.0→38.3→53.0→60.1→066.4→068.6→070.5→072.7→
☆08年「崖の上のポニョ」トータル155.0億円
3日15.7→32.3→52.6→72.1→99.4→111.7→127.2→134.4→140.5→
面白そうな作品なので、非宮崎駿系作品の「猫の恩返し」トータル64.6億円、「ゲド戦記」トータル76.5億円のラインは超えてきそうだ。
しかし、「崖の上のポニョ」トータル155.0億円を超えることはないだろう。
80億円以上、150億円以下というところか。

【予告編・TVCM】 量・多/デキ・良
全体像が分かる仕組みであり、丁寧に作られている。
“滅びゆく種族”というキーワードは切ないような雰囲気もあり、かつ不思議な感じもあり、ヒットへの期待ができそうだ。

【支持基盤・ターゲット】 「全般 特にファミリー層」
老若男女を問わない題材であり、コケる要素がない。

【評価・予想】 90.0億円(オープニング3日13.0億円)
上述の分析から、80億円以上、150億円以下ということとなる。
しかし、100億円というラインをそれほど簡単に突破できるとも思えない。
宮崎駿監督作品でもないということも重要だろう。
「ゲド戦記」トータル76.5億円の2~3割程度の上昇というところではないか。
91.8~99.5億円というところか。
「借りぐらしのアリエッティ」の興行収入は90億円と予想したい。
「アリス・イン・ワンダーランド」トータル117~118億円の23%程度の減少であり、3D単価を踏まえたうえで、同程度の動員と考えれば、この程度となるはずだ。
オープニング3日は「崖の上のポニョ」をやや下回る13.0億円程度だろうか。


「シュアリー・サムデイ」(松竹・フジテレビ)
<186館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【鑑賞度】 ×
小栗ファン以外は果たして見に行くのだろうか。

【監督】 小栗旬
初監督作品となるが、俳優としての実績が参考となるだろう。
「クローズZERO」「踊る大捜査線」といったヒット作品にも出演しているが、題材の知名度がヒットの要因であり、参考になるのは以下の作品か。
☆09年「TAJOMARU」トータル4.8億円
OP0.7→2.1→3.5→4.3
いくら人気があるといっても、俳優一人の力では限界があり、4~5億円程度というところか。

【キャスティング】 小出恵介、勝地涼、ゲスト多数
小出恵介主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「風が強く吹いている」トータル4.5億円
OP0.9→2.4→3.2→祝込3.8→4.1
「TAJOMARU」も同程度であり、4億円台辺りが水準となるようだ。

【題材】 「青春映画」「初監督作品」
芸人などの監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「ドロップ」トータル19.5億円
祝3日2.5(1.7)→7.0→11.6→14.5→16.1→17.1
☆07年「大日本人」トータル11.6億円
先込2.3→6.2→8.4→9.8→10.6→11.2
☆09年「しんぼる」トータル4.7億円
OP1.0→2.5→3.9→4.5
「ドロップ」という大ヒット作品はあるが、「しんぼる」レベルではないか。

【予告編・TVCM】 量・少/デキ・悪
申し訳ないが、自分には無理だと思った。

【支持基盤・ターゲット】 「小栗ファン」
小栗ファン以外が鑑賞したがる作品ではないので、観客はそれほど多くはないだろう。
中・高校生が動けばヒットになりそうだが、この手の青春映画に動くとは思えない。
「ドロップ」のような不良系映画の場合には思わぬヒットとなるが、本作は厳しいだろう。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「ごくせん THE MOVIE」トータル34.8億円(オープニング4.9億円)
☆「アマルフィ」トータル36.5億円(オープニング2日3.8億円)
<2008>
☆「花より男子F」トータル77.5億円(オープニング10.1億円)
☆「クライマーズ・ハイ」トータル11.9億円(オープニング1.7億円)
☆「ゲゲゲの鬼太郎/千年~」トータル14.5億円(オープニング2.3億円)
夏休み映画なので、思ったよりもヒットするかもしれない。

【評価・予想】 5.0億円(オープニング3日1.6億円)
小栗旬が一生懸命に頑張ったとは思うが、頑張れば報われるという世界ではない。
松本人志監督(09年「しんぼる」トータル4.7億円)と同じくらい厳しいのではないか。
「TAJOMARU」トータル4.8億円「風が強く吹いている」トータル4.5億円を踏まえて4~5億円というところか。
夏休みという時期的なことも踏まえて、「シュアリー・サムデイ」の興行収入は5億円という予想にしたい。
1~2億円で終わりそうな企画でもあるが、初監督作品というそれなりに話題性もあることも多少加味しておきたい。
オープニング3日は1.6億円程度だろうか。
初動タイプとなるだろう。


「エアベンダー」(パラマウント)
<252館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【鑑賞度】 ▲
シャマラン監督作品という理由だけで鑑賞する予定だが、期待はしていない。

【監督】 M・ナイト・シャマラン
M・ナイト・シャマラン監督作品の興行収入は以下の通り。
☆99年公開「シックスセンス」トータル76億円(配給収入43億円)
☆01年公開「アンブレイカブル」トータル29.4億円
☆02年公開「サイン」トータル34.0億円
☆04年公開「ヴィレッジ」トータル17.0億円
OP3.4→8.0→12.1→14.2→15.2→16.2
☆06年公開「レディ・イン・ザ・ウォーター」4~5億円程度か
OP0.9→2.1
☆08年公開「ハプニング」12.3億円
金2.8→7.0→9.4→11.4→12.1
3D作品ではあるが、ヒットするようなイメージがない。
日本人好みではないのではないか。
「ハプニング」を下回るはずだ。
「レディ・イン・ザ・ウォーター」と同程度くらいか

【キャスティング】 ノア・リンガー、デヴ・パテル
日本人にとってはほとんど馴染みのないキャストであり、大ヒットは期待できないだろう。

【題材】 「ファンタジー」「アクション」「TVの映画化」「3D」
とりあえずファンタジー作品を参考にしたい。
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆07年公開「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
金4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8→25.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆05年公開「ナショナル・トレジャー」トータル20.6億円
OP5.3→9.6→13.9→16.5→18.3
☆05年公開「エラゴン/遺志を継ぐ者」トータル18.7億円
OP2.5→6.4→9.7→15.1→17.0→17.9
☆10年公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」トータル14.2億円
金3.7→7.9→10.4→11.8→13.0→13.8→
☆10年公開「タイタンの戦い」
金2.8→7.6→12.4→13.9億円→
☆10年公開「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」
金1.9→4.2→05.3→06.0→6.5億円→
☆10年「ダレン・シャン」
金1.4→3.7→5.4→6.0
本格的なアクション作品「タイタンの戦い」を超えることはないだろう。
「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」「ダレン・シャン」と同程度かそれらを下回る程度ではないか。

【予告編・TVCM】 量・多/デキ・普
派手さやスケールの大きさは感じられるが、それほど日本人好みではないと思われる。

【支持基盤・ターゲット】 「ファミリー層」
ファミリー層がターゲットとなるが、ファミリーが動くとは思えない。
シャマランファン以外には手を出しにくい映画であり、ヒットするとは思えない。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「ノウイング」トータル10.2億円(オープニング金3日2.9億円)
☆「ハリー・ポッターと謎のプリンス」トータル80.0億円(オープニング6日22.1億円)
<2008>
☆「スピード・レーサー」トータル4.0億円(オープニング1.1億円)
☆「ハプニング」トータル12.3億円(オープニング金3日12.3億円)
☆「ドラゴン・キングダム」トータル7.1億円(オープニング1.5億円)
謎があるわけではないので、「ノウイング」「ハプニング」レベルにはならず、アクションモノなので「ドラゴン・キングダム」レベルを稼ぎたいところだが、厳しいだろう。

【評価・予想】 4.5億円(オープニング3日1.3億円)
確かアメリカTV番組の実写映画化のはずであり、日本で受けるとは思えない。
シャマランの名前がなければ、1~2億円程度の映画だろう。
シャマランの実績を踏まえて、4~5億円というところとなる。
「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」「ダレン・シャン」を下回るだろう。
4億円という予想にしたいが、3Dを踏まえて4.5億円という予想にしたい。
オープニング3日は1.3億円程度か。

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国内映画興行収入ランキング(7月2週目その2)

3位:「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」(東宝・フジ)<2週目>
【公開前個人予想】 110.0億円
【現時点での興行収入予想】 70.0億円(OP時80.0億円)
【配給会社期待値】 100億円突破確実
【公開規模】 447スクリーン
6.7億円を週末に稼ぎ、トータルでは25.0億円となっている。
1週間の伸びは15.3億円程度だろうか。

週毎の動きは以下のとおり。
OP時9.7→2週目15.3億円となっている。
評判も高いとは思えず、思ったよりも話題性や盛り上がりが高まっていないが、知名度を活かして、ある程度は伸ばしていくだろう。
ただ、評判の悪さの風評がどのような影響を与えるだろうか。

「踊る」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆98年「踊る大捜査線 THE MOVIE」トータル101億円
☆03年「踊る大捜査線 THE MOVIE2」トータル173.5億円
☆05年「交渉人 真下正義」トータル42.0億円
☆05年「容疑者 室井慎次」トータル38.3億円
さすがに03年のようなヒットにはならないだろう。
とりあえず98年の100億円が目標となる。

「踊る」を除く、織田裕二主演作の興行収入は以下のとおり。
☆00年「ホワイトアウト」トータル42.0億円
☆03年「T.R.Y.」トータル11.5億円
☆06年「県庁の星」トータル20.8億円
OP2.9→7.8→11.8→14.4→16.6→18.1→19.3
☆07年「椿三十郎」トータル11.5億円
OP1.6→4.1→5.9→祝込7.3→不明→9.7→祝込10.5→10.8
☆09年「アマルフィ 女神の報酬」トータル36.5億円
祝込3日5.7(2日3.8)→11.9→18.5→23.1→28.2→31.1→33.0→34.2
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」
OP9.7→25.0億円→
10億円は最低限でも稼ぎ出している。
題材が良ければ、40億円近くを稼ぎ出すという名前だけで観客が集まる俳優。
これらとの対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は66.7~76.7億円となる。
100億円突破は夢のまた夢か。

近年公開されたドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆09年「ROOKIES-卒業-」トータル85.5億円(視聴率14.8%)
12.3→33.3→48.6→60.2→67.8→73.0→76.5
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝込34.0→祝込48.4→57.4→祝込66.6→70.5→73.8
☆08年「花より男子F」トータル77.5億円(視聴率05年19.7%、07年21.7%)
10.1→26.2→37.9→祝込48.5→54.5→60.3→64.6
☆06年「LIMIT OF LOVE/海猿」トータル71.0億円(視聴率13.1%)
09.7→23.5→35.5→45.1→52.8→58.3→62.5
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
05.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」
09.7→25.0億円→
「ROOKIES-卒業-」「HERO」を超えることが当面のノルマとなるだろうか。
これらとの対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は59.9~75.5億円となる。
80億円突破もどうだろうか。
あの内容ならば、強気にはなれない。

「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」25.0億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ROOKIES」33.3億円(トータル85.5億円)
☆「20世紀少年 第3章」21.3億円(トータル44.1億円)
<2008>
☆「花より男子F」26.2億円(トータル77.5億円)
☆「容疑者Xの献身」祝18.1億円(トータル49.2億円)
「20世紀少年」以外との対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は64.2~74.0億円となる。
現時点では、ミニマム60億円、マックス80億円程度ではないか。
観客層の幅が広いことや気楽に観られるということを踏まえても、70億円台というところではないか。

先週は「ROOKIES-卒業-」トータル85.5億円、「HERO」トータル81.5億円に破れて、「花より男子F」トータル77.5億円をなんとか超えると考えたが、「花より男子F」に勝てる気がしなくなってきた。
「花より男子F」対比の74.0億円を下回るとも考えて、「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は70.0億円と下方修正したい。
内容が良ければ、「告白」のように口コミで伝わり、ヒットに繋がると思うが、本作は口コミでマイナス評価が逆に伝わり、伸びがなくなると思われる。


4位:「プレデターズ」(20世紀フォックス)<1週目>
【公開前個人予想】 11.5億円
【現時点での興行収入予想】 11.5億円
【公開規模】 373スクリーン
2.4億円のオープニングを飾った。
先週『オープニングは「クローバーフィールド」と同程度の2.5億円か』と書いたので、完全に予想が当たった。
このキャラクターはやはり人気があり、安定度は高かった。

シリーズ作品の興行収入は以下のとおり。
☆04年「エイリアンVSプレデター」トータル16.8億円
3億→不明→12.3→14.9→15.6→16.4
☆07年「AVP2 エイリアンズVSプレデター」トータル10.7億円
不明→07.3→08.9→10.0→10.5
☆10年「プレデターズ」
OP2.4億円→
04年・07年は年末に公開されている。
とりあえずは、07年を超えることが目標となる。

“エイリアン”や“謎”がありそうな作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「地球が静止する日」トータル24.1億円
金4.6(2日3.3)→不明→17.6→20.7→22.7→23.5
☆08年「ハプニング」トータル12.3億円
金3日2.8→7.0→9.4→11.4→12.1→12.2
☆08年「イーグル・アイ」トータル12.2億円
OP2.5→06.4→10.0→11.6
☆08年「クローバーフィールド/HAKAISHA」トータル12.1億円
OP2.6→6.2→8.3→9.9→11.5
☆09年「ノウイング」トータル10.2億円
金3日2.9(2日2.2)→6.1→8.2→9.3
☆10年「第9地区」
OP1.7→4.2→5.5→6.6→7.6億円→
☆10年「プレデターズ」
OP2.4億円→
主要作品との対比で考えると、「プレデターズ」の興行収入は11.1~11.7億円となる。
当面は11億円台辺りが落ち着きどころか。
「AVP2 エイリアンズVSプレデター」トータル10.7億円を超える程度となりそうだ。

「プレデターズ」2.4億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「HACHI 約束の犬」2.2億円(トータル19.7億円)
☆「ワルキューレ」2日2.4億円(トータル12.5億円)
☆「ノウイング」2日2.2億円(トータル10.2億円)
☆「ワイルド・スピードMAX」2日2.1億円(トータル9.5億円)
<2008>
☆「クローバーフィールド」2.6億円(トータル12.0億円)
☆「アイアンマン」2.1億円(トータル9.4億円)
「HACHI 約束の犬」以外との対比で考えると、「プレデターズ」の興行収入は10.7~12.5億円となる。
現時点では11億円台の興行収入となりそうだ。
予想通りのオープニングでもあり、「プレデターズ」の興行収入は公開前の予想通りの11.5億円と考えたい。


5位:「告白」(東宝)<6週目>
【公開前個人予想】 16.0億円
【現時点での興行収入予想】 37.5億円(3~4週目32.5億円、OP~2週目25億円)
【配給会社期待値】 20億円→25億円→30億円に上方修正
【公開規模】 266スクリーン
1.5億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは30.8億円弱となっている。
1週間の伸びは3.7億円程度だろうか。
配給会社の2回目の上方修正後の期待値である30億円を楽に突破した。

週毎の動きは以下のとおり。
OP2.7→2週目6.3→3週目6.5→4週目6.1→5週目5.4→
6週目3.7億円となっている。
週毎の成績が6億円程度と安定していたが、強力なライバルの登場により徐々に勢いをなくしつつある。
しかし、これだけ稼げば十分すぎるといえるだろう。
問題作というだけではなく評価も高く、口コミで広がっていった。
ロングセールスは確実であり、まだまだ伸びる可能性がありそうだ。
このムーブメントが常識レベルに留まるのかどうかが注目となる。
内容が内容だけに年配層までには広がりにくいと思ったが、年配層や若年層にまで広がっているのではないか。
R15指定がもったいなかった。

中島哲也監督作品の興行収入は以下の通り。
☆04年「下妻物語」トータル6.2億円
OP0.8→02.5→03.5→04.4→不明→5.5
☆06年「嫌われ松子の一生」トータル13.1億円
OP1.6→05.0→07.4→09.3→10.5
☆08年「パコと魔法の絵本」トータル23.6億円
祝3日4.7→8.7→13.7→16.8→祝込19.5→20.8→21.8
☆10年「告白」
OP2.7→8.9→15.5→21.6→27.1→30.8億円→
これらとの対比で考えると、「告白」の興行収入は34.7~34.9億円となる。
この対比を超えることが確実なので、35億円は突破するだろう。

サスペンス的な要素はあるが、ヒューマンドラマに近いか。
ロングセールス系の作品と比べてみたい。
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円
OP5.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆09年「アマルフィ 女神の報酬」トータル36.5億円
祝込3日5.7→11.9→18.5→23.1→28.2→31.1→33.0
☆09年「余命1ヶ月の花嫁」トータル31.5億円
OP4.1→11.6→17.1→21.7→25.1→27.5→29.1
☆09年「沈まぬ太陽」トータル28.0億円
OP2.5→09.1→14.5→18.3→祝込21.4→22.9→24.3
☆09年「劔岳 点の記」トータル25.8億円
先2.9→09.0→14.0→17.6→祝込20.3→21.6→23.1
☆10年「告白」
OP2.7→8.9→15.5→21.6→27.1→30.8億円→
これらとの対比で考えると、「告白」の興行収入は35.3~37.7億円となる。
これらの作品よりも伸びが持続しているので、この対比を超える可能性がある。
「余命1ヶ月の花嫁」トータル31.5億円は突破確実であり、「アマルフィ 女神の報酬」トータル36.5億円も視野に入りそうだ。

「告白」30.8億円と同程度の6週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「アマルフィ」31.1億円(トータル36.5億円)
☆「ごくせん」30.2億円(トータル34.8億円)
☆「余命1か月の花嫁」27.5億円(トータル31.5億円)
☆「ヤッターマン」28.5億円(トータル31.4億円)
☆「クローズZEROⅡ」27.9億円(トータル30.2億円)
☆「20世紀少年第2章」27.3億円(トータル30.1億円)
<2008>
☆「ザ・マジックアワー」32.9億円(トータル39.2億円)
☆「L change the WorLd」28.5億円(トータル31.0億円)
☆「おくりびと」22.6億円(当年度30.5億円)
「おくりびと」以外との対比で考えると、「告白」の興行収入は33.3~36.7億円となる。
「おくりびと」との対比で考えると、「告白」の興行収入は41.6億円となる。
現時点では、ミニマム35億円、マックス40億円超というところか。
「おくりびと」以外との対比を上回ることが確実なので、「告白」の興行収入は先週に引き続き37.5億円と予想したい。
これまで25億円→32.5億円と予想を変えてきたが、伸びが止まらないので上方修正せざるを得なかった。
ここまで伸びが続くとなると、40億円突破も考えた方がいいかもしれない。
予想できる範疇を超えており、推移を見守るしかないようだ。
「踊る」「トイ・ストーリー3」「アリエッティ」といったライバルに囲まれて、伸びを持続できるかが今後のポイントとなる。


6位:「必死剣 鳥刺し」(東映)<1週目>
【公開前個人予想】 8.0億円
【現時点での興行収入予想】 6.0億円
【公開規模】 256スクリーン
7.8千万円のオープニングを飾った。
先週『オープニングは「火天の城」をやや下回る1億円程度か』と書いたが、やや予想を下回った。
しかし、作品的にオープニングは高くならなくても不安はない。

藤沢周平原作作品の興行収入は以下のとおり。
☆02年「たそがれ清兵衛」トータル12.0億円(※真田)
☆04年「隠し剣 鬼の爪」10億円未満か(※永瀬)
OP1.2→3.7→5.4→6.2→7.6→8.2
☆05年「蝉しぐれ」トータル14.0億円(※市川染五郎)
OP1.5→4.9→7.8→9.8→11.3→
☆06年「武士の一分」トータル41.1億円(※木村)
☆08年「山桜」不明(※東山)
☆10年「花のあと」不明(※北川)
先0.4→1.1
☆10年「必死剣 鳥刺し」
OP0.8億円→
「隠し剣 鬼の爪」は下回りそうだ。
「蝉しぐれ」との対比で考えると、「必死剣 鳥刺し」の興行収入は7.5億円となる。
この辺りがマックスラインだろうか。
豊川悦司に対する不安感はあるが、それほど心配しなくてもよいだろう。

若者俳優による時代劇はヒットしないが、時代劇自体はヒットする可能性がある。
意外と年配層のパワーは恐ろしいので注意が必要。
☆07年「椿三十郎」トータル11.5億円
OP1.6→4.1→5.9→祝込7.3→不明→9.7→祝込10.5→10.8
☆09年「火天の城」トータル9.3億円
OP1.3→3.5→5.9→7,2→7.9
☆09年「禅 ZEN」トータル5.0億円
祝込3日0.5→1.1→
☆07年「茶々 天涯の貴妃」トータル4.5億円
OP0.4→不明→2.3→3.0→3.5→3.8
☆10年「必死剣 鳥刺し」
OP0.8億円→
「椿三十郎」「火天の城」との対比で考えると、「必死剣 鳥刺し」の興行収入は5.7~5.8億円となる。
藤沢周平原作を踏まえると、6億円程度が落ち着きどころか。
子ども向け作品が多いサマーシーズンだけに、本作に対する需要があるとも考えられる。

「必死剣 鳥刺し」0.8億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「おっぱいバレー」0.8億円(トータル5.3億円)
☆「風が強く吹いている」0.9億円(トータル4.5億円)
<2008>
☆「明日への遺言」0.8億円(トータル6.0億円)
☆「アフタースクール」0.7億円(トータル5.5億円)
☆「Sweet Rain 死神の精度」0.8億円(トータル5.0億円)
☆「特命係長 只野仁 最後の劇場版」0.8億円(トータル4.6億円)
☆「銀幕版 スシ王子! ~ニューヨークへ行く~」0.8億円(トータル3.6億円)
これらとの対比で考えると、「必死剣 鳥刺し」の興行収入は3.6~6.3億円となる。
「明日への遺言」との対比どおり、必死剣 鳥刺し」の興行収入は6.0億円と予想したい。
平日での伸びに期待したいところだ。

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『プレデターズ』レビュー

◆評  価   6.5点
◆おススメ度  B(前作を観てからどうぞ)

「プレデター」に数々のオマージュを捧げられており、事前に復習しておけば、2倍楽しめるだろう。
構造やネタを重複させて、遊んでいるところが面白い。
ただ、それなりにアイディアを盛り込んでいるが、もう一つ練り込まれていないという印象。
全体的に“勿体無い”というイメージだ。

ローレンス・フィッシュバーンが演じたキャラクターのアイディアは悪くはない。
相当に中途半端ではあるが、スケジュールの都合なども合ったのだろうか。
その辺りを逆手にとって、あっさりと瞬殺させて、「大物と見せかけて、実はザコ」というロドリゲスっぽい遊びは面白い。
しかし、美味しいキャラクターに仕上がるはずが、生煮えという仕上りとなっており、勿体無い。
必死に風を煽る姿や、7~10シーズンを乗り切ったとは思えない間抜けなラストはユニークな仕上りになるはずだったが、上手く仕上がっていない。

また、前作でも似たような展開(断末魔の叫びだけ)はあったが、ジャパニーズ・ヤクザとプレデターとの一騎打ちという、わくわくするようなアイディアを盛り込み、俯瞰気味のショットなどの工夫を施したものの、ただの斬り合いが繰り広げられて、お約束の展開だけで幕を閉じるというのも勿体無い。
もう一工夫をジャパニーズ・ヤクザに施して欲しかったところだ。
何でもアリなので、忍者ネタでも仕込んでもよかったか。

ドクターの存在も同様といえる。
何かネタを仕込んでいることは分かるが、ラスト付近まで引っ張った割には「その程度か」と落胆してしまう。
そもそも助けてもらった相手をわざわざ痛めつける理由が分からない。
殺される前に、最後に楽しみたいという理由だろうか。
ストーリーを展開させるという役割は与えられているが、十分機能を果たしているとは思えない。
全体的に、各キャラクターが十分活かされておらず、彼らに込められた存在価値がやや低いような気がする。
生き残るためには利用できるものは何でも利用するという強い精神力や、人間の敵は人間だという怖さも感じられない。
数だけは揃っているが、居ても居なくても同じでは困る。
このキャラクターがいなければ、この映画が成立しないくらいの価値を込めて欲しいところだ。

さらに、プレデターVSプレデターや、ラストのバトルについても、ドキドキするようなキレがない。
ラストのバトルについては、それなりに考えられてはいる。
囮による爆弾攻撃及び、周囲に巡らせた炎による目くらましで優位に立つが、心拍による動きで一気に逆転されるところまでは悪くはない。
そこから、仲間の必死の援護により形勢逆転されるところもお約束ではあるが、問題はないと思われる。
そこまでは良いが、そこから何かもう一工夫が欲しいところ。
タコ殴りにして終わりでは、何かが足りないような気がする。
相手はプロのハンターなので、あっさりとは終わらないはずだ。
シュワとプレデターとのバトルとは異なり、これではワクワク感が生まれない。

そして、名前も名乗らず、仲間を駒や囮としか考えなかった一匹狼が、宇宙船に乗らずに仲間の女性を見捨てなかった理由もそれなりに強化してもよかったのではないか。
このサバイバルを通して、彼の心に何かしらの変化を与えたネタも仕込んで欲しいところだ。
地球では一人でも余裕かもしれないが、地球外という舞台においては、一人の力では生き残ることはできない“無力さ”を知り、誰かと協力せざるを得ない展開を考えて欲しいところだ。
ベタではあるが、どこかであの女性に命を救われるという展開を仕込んでもよい。
命を救われる展開はあるが、宇宙船出発前の方がよいだろう。
また、1+1は2ではなくて、3にも4にもなるということでプレデターと人間との“差異”を描いてもよいかもしれない。
人間は個体では弱いかもしれないが、様々な知恵や協力による組織力で乗り越えてきた歴史があるのだから、そういったことを盛り込んでもよいのではないか。

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国内映画興行収入ランキング(7月2週目その1)

1位:「トイ・ストーリー3」(ディズニー)<1週目>
【公開前個人予想】 62.5億円
【現時点での興行収入予想】 88億円
【配給会社期待値】 100億円
【公開規模】 525スクリーン
9.8億円(977,332,450円)のオープニングを飾った。
3Dが81%、2Dが19%とのこと。
先週『オープニングは「カールじいさんの空飛ぶ家」と同程度の6億円程度か』と書いたが、予想以上に爆発している。
3D単価とはいえ、「踊る大捜査線」のオープニング9.7億円を超えるという発想はなかった。
「ポケモン」「プレデターズ」などの新作があり、「ポケモン」とは競合する関係なので、このオープニングは信じがたい。

ピクサー作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年「トイ・ストーリー2」トータル34.5億円
☆02年「モンスターズ・インク」トータル93.7億円
☆03年「ファインディング・ニモ」トータル110.0億円
☆04年「Mr.インクレディブル」トータル52.6億円
先7.5→15.3→不明→不明→35.1→47.1→48.0→50.0
☆06年「カーズ」トータル22.3億円
OP3.8→07.8→10.5→14.1
☆07年「レミーのおいしいレストラン」トータル39.0億円
水5.0→12.8→19.5→28.5→32.0→35.8→37.1→祝38.1
☆08年「WALL・E/ウォーリー」トータル40.0億円
金5.1(2日4.5)→11.5→16.0→不明→30.3→祝35.5→37.1
☆09年「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル50.0億円
OP6.3→15.5→22.3→31.1→37.0→42.9→46.0
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP9.8億円→
「WALL・E/ウォーリー」「カールじいさんの空飛ぶ家」との対比で考えると、「トイ・ストーリー3」の興行収入は77.8~87.1億円となっている。
「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル50.0億円、「Mr.インクレディブル」トータル52.6億円を超える程度と考えたが、「モンスターズ・インク」トータル93.7億円、「ファインディング・ニモ」トータル110.0億円と同程度のヒットになりそうだ。
しかしながら、さすがに100億円突破はどうだろうか。

ディズニー系の3D作品であり、以下の作品も参考になりそうだ。
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」トータル117~118億円見込み
OP13.2→35.4→59.0→83.8→93.4→101.0→107.1→111.5
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP9.8億円→
これとの対比で考えると、「トイ・ストーリー3」の興行収入は86.9~87.6億円となっている。
評価も良いと思われるので、現時点では「トイ・ストーリー3」の興行収入は88億円と予想したい。
アニメ作品ではないが、09年「ハリー・ポッターと謎のプリンス」トータル80.0億円を超えるヒットとなりそうだ。


2位:「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク」(東宝・テレビ東京)<1週目>
【公開前個人予想】 49.0億円
【現時点での興行収入予想】 47~48億円
【配給会社期待値】 50億円
【公開規模】 369スクリーン
6.3億円弱(629,471,700円)のオープニングを飾った。
先週『オープニングは前作並の7億円程度だろうか』と書いたが、「トイ・ストーリー3」という強力なライバルのせいか予想を下回った。

「劇場版ポケットモンスター」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆98年 配給収入41.5億円「ミュウツーの逆襲」
☆99年 配給収入35.0億円「幻のポケモン・ルギア爆誕」
☆00年 48.5億円「結晶塔の帝王 ENTEI」
☆01年 39.0億円「セレビィ時を超えた遭遇」
☆02年 26.7億円「水の都の護神 ラティアスとラティオス」
☆03年 45.0億円「七夜の願い星ジラーチ」
☆04年 43.8億円「裂空の訪問者 デオキシス」
☆05年 43.0億円「ミュウと波導の勇者ルカリオ」
OP不明→13.0→20.5→26.5→32.4→37.3→39.8→40.6
☆06年 34.0億円「ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ」
OP04.2→10.3→15.7→20.3→24.7→29.3→31.4→32.6
☆07年 50.2億円「ディアルガVSパルキアVSダークライ」(※10周年)
祝込3日11.3(2日7.8)→16.9→24.5→31.4→37.2→43.2→46.2→48.4
☆08年 48.0億円「ギラティナと氷空の花束 シェイミ」
祝込3日10.2(2日7.0)→18.5→26.9→33.3→39.6→43.3→45.8→46.4
☆09年 46.7億円「アルセウス 超克の時空へ」
祝込3日09.8(2日6.7)→17.8→26.4→32.5→38.7→42.1→44.3→44.9
☆10年「幻影の覇者 ゾロアーク」
OP6.3億円→
40億円台が標準となる。
07~09年との対比で考えると、「幻影の覇者 ゾロアーク」の興行収入は40.5~43.9億円となる。
40億円台前半が落ち着きどころとなるオープニングだが、例年よりも1週早く公開され、相手関係が強力ということもあった。
次週以降も「仮ぐらしのアリエッティ」といった強力ライバルが公開されるが、例年ベースの47~50億円に着地するのではないか。
「幻影の覇者 ゾロアーク」の興行収入はとりあえずは08年・09年と同程度の47~48億円という予想にしたい。
安定度の高さを評価しないわけにはいかない。

ただ、以下のライバル作品が好調であり、そろそろ興行収入をあげていきたいところだ。
☆09年「ワンピース」トータル47.0億円
OP10.4→22.5→31.3→36.4→祝込41.9→43.6
☆09年「エヴァンゲリヲン」トータル40.0億円
OP5.1→13.6→19.8→24.0→27.3→29.8
☆09年「名探偵コナン」トータル35.0億円
OP5.9→12.5→20.1→29.5→31.6→32.9
☆10年「幻影の覇者 ゾロアーク」
OP6.3億円→
これらとの対比で考えると、「幻影の覇者 ゾロアーク」の興行収入は28.5~49.4億円となる。
50億円突破は若干厳しいようだ。


先週9位:「ザ・ウォーカー」(松竹・角川)<4週目>
【公開前個人予想】 5.0億円
【現時点での興行収入予想】 4億円半ば
【公開規模】 先週239スクリーン
トータルでは4.0億円半ばとなっている。
1週間の伸びは4.4千万円程度だろうか。
予想通り苦戦しているようだ。
あの内容ならば、日本人向けとは思えず、仕方がないかもしれない。

デンゼル・ワシントン主演作の興行収入は以下のとおり。
☆04年「マイ・ボディガード」トータル10.1億円(※年末公開)
☆06年「デジャヴ」トータル8.9億円
OP1.6→4.6→6.5→7.6→8.4
☆06年「インサイド・マン」トータル不明(推移から考えると5~6億円程度か)
OP0.9→2.7
☆08年「アメリカン・ギャングスター」トータル10.5億円
金3日2.4→5.4→7.7→8.9→不明→10.1
☆09年「サブウェイ123激突」トータル7.7億円
金3日1.6→4.3→5.6→6.8→7.1
☆10年「ザ・ウォーカー」
OP0.9→2.6→3.6→4.0億円→
8~10億円が標準となる俳優だが、さすがに標準どおりにはならなかった。
これらとの対比で考えると、「ザ・ウォーカー」の興行収入は4.5~4.7億円となる。
5億円突破が目標となりそうだが、厳しいかもしれない。

近未来系のアクション作品の興行収入は以下のとおり。
☆05年公開「アイランド」トータル13.6億円
OP2.0→5.6→8.2→10.5→12.6
☆06年公開「トゥモロー・ワールド」トータル10.0億円
OP1.6→3.0→4.1
☆08年公開「イーグル・アイ」トータル12.2億円
OP2.5→06.4→10.0→11.6
☆10年公開「サロゲート」
金3日1.7→3.6→4.5億円→
☆10年「ザ・ウォーカー」
OP0.9→2.6→3.6→4.0億円→
「アイランド」「イーグル・アイ」との対比で考えると、「ザ・ウォーカー」の興行収入は4.2~5.2億円となる。
5億円突破は不可能ではないが、これらのようなエンターテイメント作品ではないので、4億円台が落ち着きどころか。

「ザ・ウォーカー」4.0億円と同程度の4週目興行収入作品は以下の通り。
<2009>
☆「ハイスクール・ミュージカル」4.4億円
☆「レボリューショナリー・ロード」3.5億円(トータル3.8億円)
<2008>
☆「マイ・ブルーベリー・ナイツ」4.3億円
☆「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」4.2億円(トータル4.6億円)
☆「幸せの1ページ」4.1億円(トータル4.6億円)
☆「Mr.ビーン」3.8億円(トータル4.5億円)
☆「最後の初恋」4.0億円(トータル4.5億円)
☆「ラスベガスをぶっつぶせ」3.9億円(トータル4.5億円)
☆「NEXT」4.0億円
これらとの対比で考えると、「ザ・ウォーカー」の興行収入は4.3~4.7億円となる。
あの内容では伸びがないと思われるが、デンゼル・ワシントンの実績を踏まえると多少は粘るだろう。
「ザ・ウォーカー」の興行収入は先週に引き続き4億円半ばという予想にしたい。
「サロゲート」辺りもヒットしておらず、主演男優の知名度をもってしても近未来系は超大作系でないとヒットには導きにくいジャンルでもある。
また、洋画の中級作品は全般的にヒットしない傾向にある。
よほどの超大作以外は苦戦するようだ。

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全米映画興行収入(7月2週目)

7月4日の独立記念日の振り替えでもあったためか、全体的に週間の伸びが高い。

1位となったのは新作のユニバーサル製作の3Dアニメ「怪盗グルーの月泥棒」。
事前には3日間で36.8百万ドルのオープニングと予想されているが、予想を上回る60.1百万ドルのオープニングを飾った。
製作費69百万ドルを余裕で回収できそうだ。
声優はスティーヴ・カレルなどが務めている。

ディズニーは、自社有名作品、ピクサー作品、
パラマウントは、ドリームワークス製作作品「シュレック」シリーズ、「ヒックとドラゴン」「カンフー・パンダ」、「マダガスカル」、
ワーナーは「ハッピーフィート」、「ポーラーエクスプレス」、
20世紀フォックスは「アイス・エイジ」シリーズ、
ソニーは「くもりときどきミートボール」「オープン・シーズン」
といった作品があったが、ユニバーサルはアニメ作品において出遅れていた。
本作は初めてのアニメヒット作品となるのではないか。

ユニバーサル制作のアニメ作品は以下の通り。
☆06年「おさるのジョージ」トータル58百万ドル
☆08年「THE TALE OF DESPEREAUX」トータル51百万ドル
OP10→27→44→48→49
☆10年「怪盗グルーの月泥棒」
OP60百万ドル→
これらをオープニングだけで超えた。

以下のような作品がライバルとなりそうだ。
☆08年「カンフー・パンダ」トータル215百万ドル
OP60→117→156→179→193→202→207→209→210→211
☆07年「レミーのおいしいレストラン」トータル206百万ドル
OP47→110→143→166→180→188→193→197→199→201
☆09年「モンスターVSエイリアン」トータル198百万ドル
OP59→105→140→163→175→182→187→191→193→194
☆06年「ハッピーフィート」トータル198百万ドル
OP42→099→122→138→149→159→176→185→188→191
☆09年「アイス・エイジ3」トータル197百万ドル
OP67→120→152→171→182→188→191→192
☆06年「アイス・エイジ2」トータル195百万ドル
OP68→116→147→168→178→183→188→189
☆05年「マダガスカル」トータル194百万ドル
OP47→100→128→147→160→171→179→184→187→188
☆08年「マダガスカル2」トータル180百万ドル
OP63→117→137→159→166→170→172→175→177→177
評価はかなり高いので伸びはあるだろう。
1億7~8千万ドル程度が落ち着きどころか。


2位は2週目の「エクリプス/トワイライト・サーガ」。
監督は「30デイズ・ナイト」のデヴィッド・スレイド。
主演は、クリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン。
トータルでは237百万ドルとなっている。
製作費は68百万ドルとなっており、既に3.5倍を稼ぎ出した。

過去のシリーズ作品は以下のとおり。
☆08年「トワイライト~初恋~」トータル193百万ドル
OP070→120→138→150→158→167(製作費37百万ドル)
☆09年「ニュームーン/トワイライト・サーガ」トータル297百万ドル
OP143→231→255→267→275→281(製作費50百万ドル)
☆10年「エクリプス/トワイライト・サーガ」(製作費68百万ドル)
先161→237百万ドル→
ローリスク・ハイリターンの商売。
儲かって、笑いが止まらないだろう。
前作をヤヤ下回る、2億8~9千万ドル程度が落ち着きどころか。
評価はやや悪いが、いつものことと思われるので問題ない。
アメリカと日本でここまで温度差が異なるシリーズ作品は珍しい。


3位となったのは新作の「プレデターズ」。
事前には3日間で23.6百万ドルのオープニングと予想されているが、予想を上回る25.3百万ドルのオープニングを飾った。
製作費40百万ドルと20世紀フォックスらしく激安であり、楽に回収できそうだ。

監督は、「アーマード武装地帯」(トータル16百万ドル)のニムロッド・アーントル。
主演は、エイドリアン・ブロディ。
プロデューサーは、ロバート・ロドリゲス。

過去のシリーズ作品は以下のとおり。
☆87年「プレデター」60百万ドル
☆90年「プレデター2」31百万ドル
☆04年「エイリアンvsプレデター」トータル80百万ドル
OP38→63→72→76→79
☆07年「AVP2 エイリアンズvsプレデター」トータル42百万ドル
先27→37→40→41→41
☆10年「プレデターズ」
OP25百万ドル→
意外と稼げていないシリーズ。
「エイリアンvsプレデター」トータル80百万ドルが目標となるが、「プレデター」60百万ドル辺りが当面の超えたいラインか。
評価は意外と高いので、恐ろしいほどの初動ではなさそうだ。
7~8千万ドル程度が落ち着きどころか。


4位は4週目の3Dアニメ「トイ・ストーリー3」。
トータルでは340百万ドルとなっており、製作費2億ドルをあっという間に回収した。
評価は恐ろしく高いので、引き続き高い伸びを期待できそうだ。

過去のピクサー作品の興行収入は以下の通り。
☆03年「ファインディング・ニモ」トータル340百万ドル
OP70→144→191→229→254→275→291→304→313→320
☆09年「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル293百万ドル
OP68→137→187→226→250→265→274→280→284→286
☆04年「Mr.インクレディブル」トータル261百万ドル
OP70→143→178→214→226→233→237→242→252→255
☆01年「モンスターズ・インク」トータル256百万ドル
OP63→122→156→192→204→212→219→224→236→245
☆99年「トイ・ストーリー2」トータル246百万ドル
☆06年「カーズ」トータル244百万ドル
OP60→117→157→183→206→220→229→234→238→239
☆08年「ウォーリー」トータル224百万ドル
OP63→127→163→183→195→204→210→214→216→218
☆07年「レミーのおいしいレストラン」トータル206百万ドル
OP47→110→143→166→180→188→193→197→199→201
☆95年「トイ・ストーリー」トータル192百万ドル
☆98年「バグズ・ライフ」トータル163百万ドル
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP110→227→289→340百万ドル→
ピクサー作品として初めてオープニングが1億ドルを突破したこととなる。
「ファインディング・ニモ」を超えてピクサーの最高興行収入作品となった。

「シュレック」シリーズがライバルとなりそうだ。
☆04年「シュレック2」トータル441百万ドル
先129→237→315→353→379→397→408
☆07年「シュレック3」トータル323百万ドル
OP122→203→256→281→297→308→314
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP110→227→289→340百万ドル→
敵はかなり強い。
「3」は超えたが、「2」を超えることはできるだろうか。
4億ドルは突破しそうだ。
4億4千万ドル辺りが当面の落ち着きどころとなるだろうか。
02年「スパイダーマン」トータル404百万ドル、06年「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」トータル423百万ドル辺りを超えることとなる。


5位は2週目の「エアベンダー」。
監督はM・ナイト・シャマラン。
今までは自身でストーリーを考案していたが、初の原作モノとなる。
アメリカのTV作品の映画化と思われる。
トータルでは100百万ドルとなっている。
1億ドルは余裕で突破した。

M・ナイト・シャマラン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆99年「シックスセンス」トータル294百万ドル
☆00年「アンブレイカブル」トータル95百万ドル
☆02年「サイン」トータル228百万ドル
☆04年「ヴィレッジ」トータル114百万ドル
OP51→86→100→107→111→112
☆06年「レディ・イン・ザ・ウォーター」トータル42百万ドル
☆08年「ハプニング」トータル65百万ドル
☆10年「エアベンダー」
先57(OP41)→100百万ドル→
「アンブレイカブル」「ヴィレッジ」を超えることが濃厚となった。
製作費150百万ドルの回収はどうやら厳しいようだ。
評価はやや悪いので、伸びは高くはないだろう。
1億3千万ドル程度が落ち着きどころか。
この程度を稼げば、M・ナイト・シャマランは合格という結果となるのではないか。


6位は3週目のコメディ「Grown Ups」。
監督は、「エージェント・ゾーハン」、「チャックとラリーおかしな偽装結婚」のデニス・デューガン。
主演は、アダム・サンドラー、「モール★コップ」(トータル146百万ドル)のケヴィン・ジェームズ、クリス・ロック。
トータルは111百万ドルとなっている。
1億ドルを突破し、製作費8千万ドルは余裕で回収した。
さすがはアメリカでは大人気のコメディ俳優による作品だけのことはある。

アダム・サンドラー主演のコメディ作品の興行収入は以下の通り。
☆02年「Mr.ディーズ」トータル126百万ドル
OP37→74→094→108→116→121
☆03年「NY式ハッピーセラピー」トータル136百万ドル
OP42→80→104→115→123→128
☆04年「50回目のファースト・キス」トータル121百万ドル
OP40→72→089→099→107→113
☆05年「ロンゲスト・ヤード」トータル158百万ドル
OP48→96→118→132→142→148
☆06年「もしも昨日が選べたら」トータル137百万ドル
OP40→78→106→120→128→132
☆07年「チャックとラリー おかしな偽装結婚」トータル120百万ドル
OP34→72→092→104→110→114
☆08年「エージェント・ゾーハン」トータル100百万ドル
OP39→69→084→091→095→097
☆08年「ベッドタイム・ストーリー」トータル110百万ドル
先38(OP27)→86→97→104→108→109
☆09年「Funny People」トータル52百万ドル
OP23→41→48→51→51
☆10年「Grown Ups」
OP41→77→111百万ドル→
1億~1億4千万ドルが水準となる。
同監督作品の「チャックとラリー おかしな偽装結婚」「エージェント・ゾーハン」の動きを超えているので、1億4千万ドル程度は稼ぎそうだ。
「ロンゲスト・ヤード」トータル158百万ドル以来の大ヒットとなりそうだ。
評価は普通程度なので、高い伸びはなく初動タイプとなると思ったが、意外と伸びが高かった。


7位は3週目のアクションコメディ「ナイト&デイ」。
監督は「アイデンティティー」(トータル52百万ドル)、「ウォーク・ザ・ライン」(トータル120百万ドル)、「3時10分、決断のとき」(トータル54百万ドル)のジェームズ・マンゴールド。
主演は、トム・クルーズ、キャメロン・ディアス。
トータルは62百万ドルとなっている。
本作の評価はそれほど悪くはないものとなっているので、高い伸びは期待できないが、それほど低いものでもないだろう。
ただ、製作費117百万ドルの回収はかなり厳しいようだ。

アクションコメディならば以下の作品がライバルとなる。
☆10年「Date Night」(現時点で98百万ドル)
OP25→49→63→74→81
☆10年「ナイト&デイ」
先27→46→62百万ドル→
これを超えることができるだろうか。

トム・クルーズ主演作品の興行収入は以下の通り。
☆00年「M:i-2」トータル215百万ドル
☆01年「バニラ・スカイ」トータル101百万ドル
OP25→45→67→81→88→93
☆02年「マイノリティ・リポート」トータル132百万ドル
OP36→73→97→110→118→123
☆03年「ラストサムライ」トータル111百万ドル
OP24→47→59→74→90→97
☆04年「コラテラル」トータル101百万ドル
OP25→53→70→80→87→93
☆05年「宇宙戦争」トータル234百万ドル
☆06年「M:i:Ⅲ」トータル134百万ドル
OP48→85→104→114→123→127
☆07年「大いなる陰謀」トータル15百万ドル
☆08年「ワルキューレ」トータル83百万ドル
先47→65→74→79→81→82
☆10年「ナイト&デイ」
先27→46→62百万ドル→
8千~1億3千万ドルが水準となる。
「バニラ・スカイ」「ラストサムライ」「コラテラル」と同程度の動きとなっているので、9千万ドル~1億ドルが目標となるか。
少なくとも「ワルキューレ」は超えたいところだ。

なお、キャメロン・ディアス主演作の興行収入は以下のとおり。
☆00年「チャーリーズ・エンジェル」トータル125百万ドル
☆03年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」トータル101百万ドル
☆08年「ベガスの恋に勝つルール」トータル80百万ドル
知名度の割にはそれほど稼いではいない。
1億ドル近く稼げれば、合格といえるだろう。


8位は5週目の「The Karate Kid(ベスト・キッド)」。
監督は、「ピンクパンサー2」のハラルド・ズワルト。
主演は、ウィル・スミスの息子のジェイデン・スミス、ジャッキー・チェン。
プロデューサーはもちろんウィル・スミス。
トータルでは165百万ドルとなっている。
制作費は4千万ドルであり、関係者は笑いがとまらないだろう。
このヒットはウィル・スミスのチカラだろうか。

オリジナルの興行収入は以下のとおり。
☆84年「ベスト・キッド」トータル91百万ドル
☆86年「ベスト・キッド2」トータル115百万ドル
☆89年「ベスト・キッド3」トータル39百万ドル
「3」のコケ方がハンパないが、このシリーズの人気は高いようだ。
オリジナルを楽に超えている。

「ラッシュアワー」シリーズ辺りが参考となるようだ。
☆98年「ラッシュアワー」トータル141百万ドル
☆01年「ラッシュアワー2」トータル226百万ドル
☆07年「ラッシュアワー3」トータル140百万ドル
OP66→097→112→124→130→134→137
☆10年「The Karate Kid(ベスト・キッド)」
OP56→107→136→152→165百万ドル→
ジャッキー・チェン主演の「ラッシュアワー1・3」を超えた。
評価は普通といったところなので、大きな伸びはないとは思ったが、意外と粘りを発揮している。
1億8千万ドルを超えない程度が落ち着きどころとなるか。
このヒットを受けて続編の可能性もありそうだ。


9位は5週目の「特攻野郎Aチーム THE MOVIE 」。
監督は、「NARC」のジョー・カーナハン。
主演は、リーアム・ニーソン、ブラッドリー・クーパー。
プロデューサーはリドリー・スコット。
トータルでは74百万ドルとなっている。
制作費は110百万ドルとなっており、その回収は不可能か。

テレビシリーズのリメイクの興行収入は以下のとおり。
☆03年「SWAT」トータル117百万ドル
OP37→70→88→100→109
☆06年「マイアミ・バイス」トータル63百万ドル
OP26→46→55→60→62
☆09年「G.I.ジョー」トータル150百万ドル(※参考)
OP55→99→120→132→139
☆10「特攻野郎Aチーム THE MOVIE 」
OP26→50→63→69→74百万ドル→
「マイアミ・バイス」は超えている。
8千万ドルに届かない程度が落ち着きどころか。
評価は高いので、伸びてくるかもしれないが、制作費を考えると、やや物足りない結果となりそうだ。
何でもかんでもリメイクすればよいというわけではないようだ。
元ネタの人気や知名度という問題もあるかもしれない。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆SFアクション「インセプション」
☆「ナショナル・トレジャー」のジョン・タートルトーブ監督、ニコラス・ケイジ主演のファンタジー作品「魔法使いの弟子」
どちらもヒットはするだろう。
「インセプション」は爆発する可能性がありそうだ。

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国内映画興行収入ランキング(7月1週目その3)

10位:「ロストクライム -閃光-」(角川)<1週目>
【公開前個人予想】 なし
【現時点での興行収入予想】 1億円未満
【公開規模】 97スクリーン
1.8千万円程度のオープニングを飾った。
ランクインする可能性は感じていたが、ヒットするタイプの映画ではないと思い、予想はしなかった。
それにしても角川作品は地味な作品が目立つ。

「ロストクライム -閃光-」1.8千万円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「E. Yazawa Rock」2.3千万円
☆「ガマの油」1.8千万円
☆「ひぐらしのなく頃に誓」1.5千万円
<2008>
☆「アキレスと亀」2.0千万円
☆「奈緒子」2.0千万円
☆「三本木農業高校、馬術部 ~盲目の馬と少女の実話~」1.6千万円
☆「神様のパズル」1.6千万円
1億円突破が目標となるが、厳しいのではないか。
1億円未満となり、千万円台の後半という予想にしたい。


11位:「瞬 またたき」(SDP)<3週目>
【公開前個人予想】 なし
【現時点での興行収入予想】 2億円
【公開規模】 110スクリーン
1.8千万円を週末に稼ぎ、トータルでは1.6億円弱となっている。
1週間の伸びは4.7千万円半ば程度だろうか。
よくは知らないが、原作が多少話題となっており、“泣ける”という評判だったようだ。
そのようなイメージや新作不在の展開もあり、下位で安定している。
しかし、評判はあまり良くないようであり、高い伸びはないだろう。

以下の今年の若手女優作品に勝つことが目標か。
☆10年「食堂かたつむり」(※柴咲)
OP0.4→1.4→2.0→2.4
☆10年「誰かが私にキスをした」(※堀北)
OP0.5→1.5
☆10年「書道ガールズ!!」(※成海)
OP0.3→0.9→1.3
☆10年「瞬 またたき」(※北川)
OP0.4→1.1→1.6億円→
2億円程度が当面の目標か。
スクリーン数も少なく、北川景子はそれほど人気が高くないと思われるので、健闘しているのではないか。

「瞬 またたき」1.6億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「鴨川ホルモー」2.0億円(トータル3.0億円)
☆「キラー・ヴァージンロード」1.9億円
☆「引き出しの中のラブレター」1.5億円
<2008>
☆「リアル鬼ごっこ」1.7億円(トータル5億円)
☆「あの空をおぼえてる」2.0億円
☆「うた魂♪」1.5億円(トータル2.3億円)
☆「カンフーくん」1.2億円
「鴨川ホルモー」「うた魂♪」との対比で考えると、「瞬 またたき」の興行収入は2.4~2.5億円となる。
そろそろ伸びも失する頃だと思われるので、現時点では「瞬 またたき」の興行収入は先週に引き続き2億円と予想したい。
メジャースタジオでもなく、スクリーン数も少ないので、この程度でも十分ではないか。


12位:「FLOWERS フラワーズ」(東宝)<4週目>
【公開前個人予想】 7.0億円
【現時点での興行収入予想】 4億円前半(2~3週目4.0億円、OP時3億円半ば)
【公開規模】 301スクリーン
1.7千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは3.6億円となっている。
1週間の伸びは6.7千万円弱程度だろうか。
レディースデイにおいてある程度の上乗せが可能のようだが、失敗作ということは否定しにくい。

本作の失敗は、女優陣は豪華だが、中身がよく分からないことが要因だろうか。
資生堂のCMと勘違いしたような作りとなっており、あれでは興味がまるで沸かない。
実際には以下のようなストーリーらしい。
昭和11年に登場する女性が蒼井優であり、3人の娘を産むらしい。
昭和30年代に蒼井優の娘として登場する女性が竹内結子、田中麗奈。
昭和50年代に蒼井優の娘として登場する女性が仲間由紀恵。
現代に仲間由紀恵の娘として登場する女性が鈴木京香、広末涼子。
女優陣は豪華だが、オムニバスのような作品はあまり受けないと思う。
ヒットするのは、きっちりとした主役が存在する映画だ。
1+1+・・・=6ではなくて、1+1+・・・=0.5という結果となった。

ヒューマンドラマ(メインターゲットが主に女性なもの)が参考となりそうだ。
☆09年「余命1ヶ月の花嫁」トータル31.5億円
OP4.1→11.6→17.1→21.7→25.1→27.5→29.1
☆08年「陰日向に咲く」トータル19.5億円
OP2.4→7.2→祝11.8→14.2→16.3
☆07年「東京タワー」トータル18.8億円
OP1.9→6.2→9.4→13.3→15.0
☆07年「眉山/びざん」トータル12.1億円
OP1.3→4.6→7.1→9.0→10.2→10.9→11.3
☆09年「誰も守ってくれない」トータル6.4億円
OP1.1→3.4→4.6→5.4→5.8
☆10年「FLOWERS」
OP0.5→2.0→2.9→3.6億円→
これらとの対比で考えると、「FLOWERS」の興行収入は4.3~5.2億円となる。
マックスは5億円となるが、それは厳しいだろう。
「誰も守ってくれない」対比で考えると4.3億円となり、この辺りが落ち着きどころか。
現時点では4億円程度ということになりそうだ。

「FLOWERS」3.6億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「TAJOMARU」4.3億円(トータル4.8億円)
☆「風が強く吹いている」祝込3.8億円(トータル4.5億円)
☆「ヴィヨンの妻」3.5億円
☆「重力ピエロ」3.4億円
☆「BABY BABY BABY!」2.8億円(トータル3.0億円)
<2008>
☆「アフタースクール」3.6億円(トータル5.5億円)
☆「ICHI」3.9億円(トータル4.5億円)
☆「銀幕版 スシ王子!」3.2億円(トータル3.7億円)
☆「グーグーだって猫である」3.0億円(トータル3.6億円)
☆「築地魚河岸三代目」2.8億円(トータル3.4億円)
☆「KIDS」2.9億円(トータル3.3億円)
「アフタースクール」以外との対比で考えると、「FLOWERS」の興行収入は3.9~4.4億円となる。
「グーグーだって猫である」との対比で考えると、4.3億円となる。
この辺りが落ち着きどころとなりそうだ。
引き続きレディースデイの動員が期待できるので、多少の伸びは期待できる。
「FLOWERS」の興行収入は4億円前半と予想したい。
先週は4.0億円だったが、平日の伸びがさすがに予想よりも高かった。
それにしてもヒットするとは思わなかったが、ここまで敬遠されるとも思わなかった。
「ボックス!」「座頭市」に続き東宝作品が大コケしており、関係者も頭も抱えているのではないか。


13位:「孤高のメス」(東映)<5週目>
【公開前個人予想】 7.0億円
【現時点での興行収入予想】 5億円前半(OP時~4週目5億円)
【公開規模】 255スクリーン(先週比-1スクリーン)
1.4千万円を週末に稼ぎ、トータルでは4.6億円となっている。
1週間の伸びは5.2千万円程度だろうか。
週末の伸びは大したことはないが、年配層向け作品だけに、平日の伸びは結構あるようだ。

堤真一主演作の興行収入は以下のとおり。
☆08年「クライマーズ・ハイ」トータル11.9億円
OP1.7→4.9→7.4→9.3→10.5
☆10年「孤高のメス」
OP0.7→2.3→3.4→4.1→4.6億円→
これとの対比で考えると、「孤高のメス」の興行収入は5.2億円となる。
当面は5億円突破が目標となるか。

医療ドラマは数多く制作されているが、医療モノの映画は結構少ない気がする。
以下のようなものもあるが、内容が異なるために参考にはしにくいところはある。
☆08年「チーム・バチスタの栄光」トータル15.6億円
祝3日3.9→7.5→10.4→12.8→13.9→14.5→14.9
☆09年「ジェネラル・ルージュの凱旋」トータル9.0億円
OP1.5→4.3→6.3→7.4→8.1→08.5
☆10年「孤高のメス」
OP0.7→2.3→3.4→4.1→4.6億円→
これとの対比で考えると、「孤高のメス」の興行収入は5.1~5.2億円となる。
この辺りが落ち着きどころとなりそうだ。
平日にも稼げそうな作品なので、5億円は超えてくるのではないか。

“社会派映画”又は“渋い”映画の高い興行収入は以下の通り。
☆09年「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」トータル9.0億円
OP1.1→4.0→5.7→7.1
☆09年「ハゲタカ」トータル8.3億円
OP1.5→4.1→5.6→6.6→7.3→7.7
☆09年「さまよう刃」トータル5.5億円
祝込3日1.5→2.8→4.0→4.6
☆10年「孤高のメス」
OP0.7→2.3→3.4→4.1→4.6億円→
これらとの対比で考えると、「孤高のメス」の興行収入は5.2~5.2億円となる。
やはり、この辺りとなりそうだ。

「孤高のメス」4.6億円と同程度の5週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「おっぱいバレー」4.9億円(トータル5.3億円)
☆「風が強く吹いている」4.1億円(トータル4.5億円)
<2008>
☆「明日への遺言」4.9億円(トータル6.0億円)
☆「アフタースクール」4.1億円(トータル5.5億円)
☆「特命係長 只野仁 最後の劇場版」4.1億円(トータル4.6億円)
「アフタースクール」以外との対比で考えると、「孤高のメス」の興行収入は5.0~5.6億円となる。
年配層がきちんと支えそうであり、ある程度の伸びを持続しそうだ。
5億円前半ということで間違いないだろう。
「孤高のメス」の興行収入は5億円前半と予想したい。
オープニングから先週まで5億円だったが絞り込みたい。
ヨミは意外と良かったようだ。
無難に伸ばしつつあるが、公開前の予想よりもやや低い結果となりそうだ。
「クライマーズ・ハイ」トータル11.9億円というヒット作品をやや参考にし過ぎてしまったようだ。


14位:「マイケル・ジャクソン キング・オブ・ポップの素顔」<2週目>
【公開前個人予想】 なし
【現時点での興行収入予想】 1億円以上2億円以下
【公開規模】 167スクリーン
1.2千万円を週末に稼ぎ、トータルでは1.1億円となっている。
1週間の伸びは4.9千万円半ば程度だろうか。
詳細は分からないが、コンサートムービーではなさそうなので、ヒットしないとは思わなかったが、予想以上に物足りないという印象。
二番煎じは通じないということか。
よく分からないが、トータルは1億円以上、2億円以下というところか。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(7月1週目その2)

4位:「アイアンマン2」(パラマウント)<4週目>
【公開前個人予想】 11.0億円
【現時点での興行収入予想】 12.0億円(OP時13.0億円)
【公開規模】 413スクリーン(先週比-2スクリーン)
5.9千万円を週末に稼ぎ、トータルでは10.5億円弱となっている。
1週間の伸びは1.4億円程度だろうか。
10億円はなんとか突破したが、4週目で早くも週末の数字が物足りない。
やはり初動タイプなのだろうか。

今年公開された洋画の興行収入は以下のとおり。
☆10年「シャーロック・ホームズ」トータル21.5億円見込み
金4.1→10.0→14.6→18.1
☆10年「パーシー・ジャクソン~」トータル14.2億円見込み
金3.7→07.9→10.4→11.8
☆10年「アイアンマン2」
金3.4→06.9→09.1→10.5億円→
好スタートを切ったが、これらに比べて伸びが悪い。
これとの対比では、「アイアンマン2」の興行収入は12.5~12.6億円となる。
12億円台の興行収入となりそうだ。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆08年「アイアンマン」トータル9.4億円
OP2.1→5.2→7.0→8.2→8.8→9.1
☆10年「アイアンマン2」
金3.4→6.9→9.1→10.5億円→
前作の興行収入は超えた。
キャラクター及び主演の知名度が上がっていることがヒットの要因と思われる。
これとの対比では、「アイアンマン2」の興行収入は12.0億円となる。
新作の公開が続くので、この辺りが落ち着きどころか。

その他のアメコミやキャラクター関連作品は以下のとおり。
☆08年「ダークナイト」トータル16.0億円
先3.3→9.4→12.1→13.7→14.8→15.3→15.6
☆07年「300<スリーハンドレッド>」トータル15.6億円
先4.1→8.8→11.6→13.3→14.4
☆06年「スーパーマン リターンズ」トータル15.0億円
先3.7→7.9→10.9→12.3→13.2
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円
☆09年「G.I.ジョー」トータル10.5億円
金3日2.3→6.6→8.5
☆05年「ファンタスティック・フォー/超能力ユニット」トータル10.1億円
☆06年「Vフォー・ヴェンデッタ」トータル10.0億円
OP1.5→4.6→7.7→8.6
☆05年「シン・シティ」トータル10.0億円
OP1.6→4.5→5.8→6.8
☆07年「ファンタスティック・フォー/銀河の危機」トータル9.2億円
金2.5→5.9→7.6→8.8
☆09年「ウルヴァリン X-MEN ZERO」トータル8.9億円
金2.3→4.8→7.3→8.3
☆10年「アイアンマン2」
金3.4→6.9→9.1→10.5億円→
「スパイダーマン」などの例外はあるが、基本的には10億円~15億円程度の興行収入になることが多い。
「シン・シティ」以外との対比では、「アイアンマン2」の興行収入は11.0~12.8億円となる。
伸びを欠けば、11億円台の可能性もありそうだ。

「アイアンマン2」10.5億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「チェンジリング」11.0億円(トータル12.8億円)
☆「ワルキューレ」11.3億円(トータル12.5億円)
☆「ノウイング」9.3億円(トータル10.2億円)
<2008>
☆「ハプニング」11.4億円(トータル12.3億円)
☆「イーグル・アイ」11.6億円(トータル12.2億円)
☆「クローバーフィールド」9.9億円(トータル12.0億円)
これらとの対比では、「アイアンマン2」の興行収入は11.0~12.7億円となる。
11億円がミニマム、12億円後半がマックスとなりそうだ。
新作が次々と公開されるが、恐ろしいほど勢いを無くすわけではないだろう。
11億円台という可能性も高そうだが、限りなく12億円に近い数字に落ち着くと考えて、「アイアンマン2」の興行収入は先週に引き続き12億円と予想したい。
3週前は13億円という予想だったが、初動タイプということをもっと盛り込むべきだった。
ただ、前作及び10億円を突破したので、一応ヒットといえるのではないか。


5位:「セックス・アンド・ザ・シティ2」(ワーナー)<5週目>
【公開前個人予想】 14.0億円
【現時点での興行収入予想】 17.0億円(2~3週目14.5億円、OP時12.5~13.5億円)
【公開規模】 360スクリーン(先週比-24スクリーン)
5.6千万円を週末に稼ぎ、トータルでは15.0億円となっている。
1週間の伸びは1.8億円弱程度だろうか。
週末に対して、平日の伸びが比較的高く、あっさりと15億円を突破している。
レディースデイ辺りは相当に賑わっているのではないか。
引き続き、レディースデイの動員が期待できそうだ。
前作のようなヒットにはならないのではないかと思ったが、思ったよりも伸びが持続している。

週毎の興行収入の推移は以下のとおり。
OP3日2.8→2週目4.6→3週目3.3→4週目2.5→5週目1.8億円となっている。
さすがに徐々には下落しているが、比較的安定している。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆08年「セックス・アンド・ザ・シティ」トータル18.0億円
先2.9→7.1→10.3→12.5→14.3
☆10年「セックス・アンド・ザ・シティ2」
金3日2.8→7.4→10.8→13.3→15.0億円→
前作との対比で考えると、本作は18.9億円となる。
前作以上といえる動きだが、前作は公開後に相当な話題となり、かなり粘った作品。
前作のようなムーブメントはさすがに起きないだろう。

女性向けのラブストーリーの興行収入は以下のとおり。
☆07年「ホリデイ」トータル13.3億円
OP1.8→5.5→8.2→10.3→11.8
☆08年「P.S.アイラヴユー」トータル11.0億円
OP1.5→4.4→6.7→8.2→9.2
☆06年「イルマーレ」トータル11.0億円
OP1.8→5.3→7.3→9.1→9.9
☆07年「幸せのレシピ」トータル7.0億円
OP1.2→3.5→5.3→6.4
☆08年「ベガスの恋に勝つルール」トータル6.1億円
先1.8→3.8→5.0→5.6→不明→6.0
☆09年「オーストラリア」トータル5.8億円
OP1.4→3.4→4.8→5.6
☆10年「噂のモーガン夫妻」トータル3.0億円見込み(※サラ主演)
金0.7→1.7→2.3→2.8→2.9
☆10年「セックス・アンド・ザ・シティ2」
金3日2.8→7.4→10.8→13.3→15.0億円→
主要作品との対比で考えると、「セックス・アンド・ザ・シティ2」の興行収入は16.7~17.9億円となる。
現時点では16億円半ば以上、前作の18億円以下というところか。
レディースデイで引き続き稼ぎまくり粘るのか、初動タイプとなるのか、動きが読みにくかったが、どうやら予想に反して粘りまくるようだ。
したがって、17~18億円程度が落ち着きどころか。

「セックス・アンド・ザ・シティ2」15.0億円と同程度の5週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「007/慰めの報酬」17.9億円(トータル19.8億円)
☆「HACHI 約束の犬」17.7億円(トータル19.7億円)
☆「チェンジリング」12.1億円(トータル12.8億円)
<2008>
☆「セックス・アンド・ザ・シティ」14.3億円(トータル18.0億円)
☆「ジャンパー」16.4億円(トータル17.4億円)
☆「ダークナイト」14.8億円(トータル16.0億円)
前作以外との対比で考えると、「セックス・アンド・ザ・シティ2」の興行収入は15.9~16.7億円となる。
引き続きレディースデイの動員が期待できる作品であり、この対比を超えるのではないか。
前作(トータル18.0億円)の1割~5分程度の下落と考えると、「セックス・アンド・ザ・シティ2」の興行収入は16.2~17.1億円となる。
アメリカでは評価が悪いとのことなので、日本でもそれほど受けないと思ったが、あまり関係なかったようだ。
「セックス・アンド・ザ・シティ2」の興行収入は先週に引き続き17億円と予想したい。
先々週までは14.5億円という予想だったが、本作に対する考え方が甘すぎた。
この作品に対して、男の自分に動きが読めるはずがなかったようだ。
アメリカでは苦戦しているが、日本でのムーブメントはまだまだ続いているのかもしれない。


6位:「アウトレイジ」(ワーナー)<4週目>
【公開前個人予想】 6.0億円
【現時点での興行収入予想】 8.0億円(OP時~2週目9億円)
【公開規模】 155スクリーン
3.3千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは6.3億円となっている。
1週間の伸びは9.7千万円弱程度だろうか。
北野映画や暴力映画はそれほどヒットしないと思ったが、話題性もあり、知名度などがやはり相当に高かったようだ。

北野映画の興行収入は以下のとおり。
☆03年「座頭市」トータル28.5億円
☆05年「TAKESHIS」トータル3億円程度か
☆07年「監督・ばんざい」トータル1~2億円程度か
☆08年「アキレスと亀」トータル1~2億円程度か
興行収入を期待できる作品は「座頭市」以来となる。
評価もそれほど悪くはなく、初動タイプではないかもしれない。

「アウトレイジ」6.3億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「火天の城」7.2億円(トータル9.3億円)
☆「旭山動物園物語」7.1億円(トータル9.0億円)
☆「ハゲタカ」6.6億円(トータル8.3億円)
☆「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」6.4億円(トータル7.7億円)
☆「MW-ムウ-」6.2億円(トータル7.5億円)
<2008>
☆「ハンサム★スーツ」6.7億円(トータル8.6億円)
☆「イキガミ」6.7億円(トータル8.0億円)
☆「僕の彼女はサイボーグ」5.9億円(トータル7.0億円)
これらとの対比で考えると、「アウトレイジ」の興行収入は7.5~8.1億円となる。
「ハゲタカ」対比の7.9億円辺りが落ち着きどころか。
知名度があるので極端に伸びを失わないだろうが、高い伸びもないだろう。
現時点では「アウトレイジ」の興行収入は先週に引き続き8.0億円と予想したい。
先々週まで9億円という予想だったが、暴力映画はやはり高い伸びは期待できないところはあったかもしれない。


7位:「仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超電王トリロジー/EPISODE YELLOW お宝 DE エンド・パイレーツ」(東映・テレビ朝日)<3週目>
【公開前個人予想】 4億円後半
【現時点での興行収入予想】 4億円半ば
【公開規模】 211スクリーン(先週比-6スクリーン)
3.2千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは4.0億円半ばだろうか。
1週間の伸びは5.8千万円程度だろうか。
さすがに2週間限定ではないと思ったが、やはりまだまだ公開は続くようだ。
第1・2弾も上映回数を減らしてまだ公開を続けていることだろう。

2週間ごとに新作が公開された。
第1弾「EPISODE RED ゼロのスタートウィンクル」5月22日公開
OP2.3→4.0→(トータル4.7億円見込み)
第2弾「EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル」6月5日公開
OP1.9→3.4→3.9→(トータル4億円見込み)
第3弾「EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ」6月19日公開
OP2.0→3.5→4.1億円→
とりあえず1作につき4億円以上5億円以下の興行収入というところか。
本作も同様になるだろう。
恐らく1>3>2ということになりそうだ。

夏場などに公開される過去のライダーシリーズは以下の通り。
☆01年「仮面ライダーアギト PROJECT G4」トータル12.5億円
☆02年「仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL」トータル14.3億円
☆03年「仮面ライダー555 パラダイス・ロスト」トータル15.0億円
☆04年「仮面ライダー剣 MISSING ACE」トータル9億円程度
☆05年「仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼」トータル11.0億円
☆06年「仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE」トータル9.5億円
OP1.7→4.1→7.1→8.4
☆07年「仮面ライダー電王 俺、誕生!」トータル13.8億円
OP2.4→5.7→9.6→11.4→12.6
☆08年「仮面ライダーキバ 魔界城の王」トータル9.0億円
OP1.9→5.3→6.9→8.2→8.6
☆09年「仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」トータル19.0億円
OP4.8→11.9→15.2→17.1→18.0
☆09年「仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド」トータル15億円見込み
OP4.5→7.6→10.5→12.4→祝込14.5→14.9
☆10年「EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ」
OP2.0→3.5→4.1億円→
08年の作品を超えるオープニングであり、人気の高さが窺われる。
第3弾が公開期限が分からないが、とりあえずこれらとの対比で考えると、「EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ」の興行収入は5.1~5.9億円となる。
5億円台がマックスラインとなるが、他の作品同様に4億円台ではないか。

なお、春や秋に公開された電王シリーズの興行収入は以下の通り。
☆08年春「電王&キバ クライマックス刑事」トータル7.4億円
OP1.9→3.7→4.7→5.9→6.7
☆08年秋「さらば電王 ファイナル・カウントダウン」トータル7.2億円
OP1.8→3.4→5.0→5.8
☆09年GW「超・電王&ディケイド NEOジェネレーションズ」トータル7.8億円
水6日4.7(OP1.7)→5.5→6.4→6.8
☆10年「EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ」
OP2.0→3.5→4.1億円→
これらとほぼ同程度のオープニングとなっており、安定度は相当に高いようだ。
第3弾が公開期限が分からないが、とりあえずこれらとの対比で考えると、「EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ」の興行収入は5.0~6.5億円となる。
さすがに高い伸びは期待できないので、恐らく4億円台となりそうだ。
公開期限が分からないが、「EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ」の興行収入は先週に引き続き4億円半ばと予想したい。
3作品で10億円以上を達成できており、13~14億円程度が最終的な目標となるだろうか。


8位:「アリス・イン・ワンダーランド」(ディズニー)<12週目>
【公開前個人予想】 60.0億円
【現時点での興行収入予想】117億円半ば(9~11週目117億円、6~8週目120億円、5週目115億円、4週目105億円、OP~2週目100億円)
【公開規模】 198スクリーン(先週比-52スクリーン)
3.1千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは117.1億円となっている。
1週間の伸びは6.8千万円程度だろうか。
スクリーン数が徐々に削られてきている。

週毎の伸びは以下のとおり。
OP時13.2→2週目22.2→3週目23.6→4週目24.8→5週目9.6→
6週目7.6→7週目6.1→8週目4.4→9週目2.3→10週目1.6→
11週目1.0→12週目0.7億円となっている。
GW後でも大きな落ち込みがなく、110億円を楽に突破している。
問題はいつまでこの規模をキープできるかとなりそうだ。
DVD発売も8月4日に決定しているので、そろそろ縮小されていきそうだ。

ティム・バートン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「スリーピー・ホロウ」トータル19.0億円
☆01年公開「猿の惑星」トータル45.0億円
☆04年公開「ビッグ・フィッシュ」10億円未満
☆05年公開「チャーリーとチョコレート工場」トータル53.5億円
☆05年公開「コープス・ブライド」トータル10.0億円
☆08年公開「スウィーニー・トッド」トータル20.5億円
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」
10週目115.4→116.4→117.1億円→
3Dということはあるが、「チャーリーとチョコレート工場」の倍以上を稼ぐという仕組みが分からない。

ジョニー・デップ主演作品の主な興行収入は以下のとおり。
☆03年公開「パイレーツ・オブ・カリビアン」トータル68.0億円
☆05年公開「ネバーランド」トータル11.0億円
☆05年公開「チャーリーとチョコレート工場」トータル53.5億円
☆06年公開「パイレーツ・オブ・カリビアン/チェスト」トータル100.2億円
☆07年公開「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド」トータル109.0億円
☆08年公開「スウィーニー・トッド」トータル20.5億円
☆09年公開「パブリック・エネミーズ」不明
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」
10週目115.4→116.4→117.1億円→
3Dということはあるが、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズを超えるという発想がなかった。

興行収入100億円前後の作品は以下のとおり。
☆05年「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」トータル110.0億円
☆07年「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド」トータル109.0億円
☆06年「パイレーツ・オブ・カリビアン/チェスト」トータル100.2億円
☆07年「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」トータル94.0億円
☆05年「スター・ウォーズEPⅢ」トータル91.7億円
☆06年「ダ・ヴィンチ・コード」トータル90.5億円
☆09年「ハリー・ポッターと謎のプリンス」トータル80.0億円
☆07年「スパイダーマン3」トータル71.2億円
☆06年「ナルニア国物語」トータル68.6億円
☆08年「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」トータル57.1億円
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」
10週目115.4→116.4→117.1億円→
これらの興行収入を超えてしまったが、「アリス・イン・ワンダーランド」は非シリーズ作品であり、さらに観客層が広く、比較的気軽に見られるということもある。

7月10日から「トイストーリー3」が始まるので、今週までが稼ぎどころと考えたい。
したがって、もはや数千万円程度しか上乗せはできないだろう。
「アリス・イン・ワンダーランド」の興行収入は117億円半ばという予想にしたい。
先週までは117億円だったが、そろそろ絞り込みたい。
「アバター」を除外すれば、03年「ラストサムライ」トータル137.0億円、04年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」トータル135.0億円以来の大ヒットとなる。


9位:「ザ・ウォーカー」(松竹・角川)<3週目>
【公開前個人予想】 5.0億円
【現時点での興行収入予想】 4億円半ば
【公開規模】 239スクリーン
3.0千万円を週末に稼ぎ、トータルでは3.6億円となっている。
1週間の伸びは9.9千万円弱程度だろうか。
予想通り苦戦しているようだ。
あの内容ならば、日本人向けとは思えず、仕方がないかもしれない。

デンゼル・ワシントン主演作の興行収入は以下のとおり。
☆04年「マイ・ボディガード」トータル10.1億円(※年末公開)
☆06年「デジャヴ」トータル8.9億円
OP1.6→4.6→6.5→7.6→8.4
☆06年「インサイド・マン」トータル不明(推移から考えると5~6億円程度か)
OP0.9→2.7
☆08年「アメリカン・ギャングスター」トータル10.5億円
金3日2.4→5.4→7.7→8.9→不明→10.1
☆09年「サブウェイ123激突」トータル7.7億円
金3日1.6→4.3→5.6→6.8→7.1
☆10年「ザ・ウォーカー」
OP0.9→2.6→3.6億円→
8~10億円が標準となる俳優だが、さすがに標準どおりにはならなかった。
これらとの対比で考えると、「ザ・ウォーカー」の興行収入は4.9~5.0億円となる。
5億円突破が目標となりそうだが、厳しいかもしれない。

近未来系のアクション作品の興行収入は以下のとおり。
☆05年公開「アイランド」トータル13.6億円
OP2.0→5.6→8.2→10.5→12.6
☆06年公開「トゥモロー・ワールド」トータル10.0億円
OP1.6→3.0→4.1
☆08年公開「イーグル・アイ」トータル12.2億円
OP2.5→06.4→10.0→11.6
☆10年公開「サロゲート」
金3日1.7→3.6→4.5億円→
☆10年「ザ・ウォーカー」
OP0.9→2.6→3.6億円→
「アイランド」「イーグル・アイ」との対比で考えると、「ザ・ウォーカー」の興行収入は4.4~6.0億円となる。
5億円突破は不可能ではないが、これらのようなエンターテイメント作品ではないので、4億円台が落ち着きどころか。

「ザ・ウォーカー」3.6億円と同程度の3週目興行収入作品は以下の通り。
<2009>
☆「ハイスクール・ミュージカル」3.7億円
☆「ウォッチメン」3.6億円(トータル4億円見込み)
☆「96時間」3.7億円(トータル4.4億円)
<2008>
☆「マイ・ブルーベリー・ナイツ」3.6億円
☆「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」3.8億円(トータル4.6億円)
☆「幸せの1ページ」3.5億円(トータル4.6億円)
☆「最後の初恋」3.4億円(トータル4.5億円)
☆「ラスベガスをぶっつぶせ」3.3億円(トータル4.5億円)
☆「NEXT」3.5億円
これらとの対比で考えると、「ザ・ウォーカー」の興行収入は4.3~4.9億円となる。
あの内容では伸びがないと思われるが、デンゼル・ワシントンの実績を踏まえると4億円は突破するのではないか。
「ザ・ウォーカー」の興行収入は先週に引き続き4億円半ばという予想にしたい。
「サロゲート」辺りもヒットしておらず、主演男優の知名度をもってしても近未来系は超大作系でないとヒットには導きにくいジャンルでもある。
また、洋画の中級作品は全般的にヒットしない傾向にある。
よほどの超大作以外は苦戦するようだ。

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気になる映画ニュース(7月2週目)

☆「ナルニア」第三弾3Dにより公開
「ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島」というタイトルとなり、2011年2月公開予定。
監督は、「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」のマイケル・アプテッドが起用される。
主要キャスティングは続投する見込み。
製作はディズニーから20世紀フォックスへと移行する。
前作は製作費225百万ドルを掛けて、全米では142百万ドルしか稼げなかったので、ディズニーが手放したシリーズ。
金銭に関しては渋いというイメージがある20世紀フォックスが、この作品にどの程度の製作費を掛けるのかも注目。
このシリーズは一度も見ていないので、恐らく目にすることはないが、どの程度の変化が生じるのかは気になるところ。


☆「007」シリーズ製作中止へ
MGMの財政問題により製作がストップしていた最新作の企画が完全に止まったようだ。
一時期、売却交渉がまとまりそうだったようだが、MGMが妥協しなかったため、交渉が決裂してしまった。
このため、数年は007シリーズを観ることはできないだろう。
ダニエル・クレイグのボンドはもう終わりか。
もし製作されるとしても、ジェームズ・ボンドは恐らく新しいキャスティングになっているのではないか。
過去の作品とは異なり、“遊び”や“おふざけ”を捨てたシリアス路線も多くのファンに受け入れられただけに残念だ。


☆「マッド・マックス」の新シリーズ製作へ
2012年公開予定で、少なくとも2部作になる見込み。
マックス役には「インセプション」のトム・ハーディが起用されるようだ。
シャーリーズ・セロンなどの出演も予定されている。
観たような記憶は残っているが、中身は全く覚えていないシリーズなので、新しく生まれ変わることは歓迎したい。


☆「おくりびと」アメリカでリメイクか
アメリカの製作会社がリメイク権を獲得したようだ。
監督、出演者などは未定だが、今年中にクランクインする模様。
企画が速やかに進むことを期待したい。
「黄泉がえり」「いま、会いにゆきます」などもリメイク権は獲得されたはずだが、一体どうなっているのだろうか。
最近、「幸せの黄色いハンカチ」をリメイクした「イエロー・ハンカチーフ」が日本でも公開されたが、それほど話題にはならなかった。

過去のリメイク作品及びアメリカでの興行収入は以下のとおり。
☆「GODZILLA」(「ゴジラ」)トータル136百万ドル
☆「ザ・リング1・2」(「リング」)トータル129・76百万ドル
☆「THE JUON1・2」(「呪怨」)トータル110・39百万ドル
☆「南極物語」(「南極物語」)トータル82百万ドル
☆「Shall We Dance?」(「Shall We ダンス?」)トータル58百万ドル
☆「ワン・ミス・コール」(「着信アリ」)トータル27百万ドル
☆「ダーク・ウォーター」(仄暗い水の底から)トータル25百万ドル
☆「パルス」(「回路」)トータル20百万ドル
☆「HACHI 約束の犬」(「ハチ公物語」)不明
基本はホラー作品が多い。
今のところリメイクが成功しているようには思えない。

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国内映画興行収入ランキング(7月2週目新作予想)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

本数も多く、時間もないため、今週は簡易に予想。
シリーズモノはひねる必要はなく、素直に考えたい。

◎「トイ・ストーリー3」(ディズニー)
ピクサー作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年「トイ・ストーリー2」トータル34.5億円
☆02年「モンスターズ・インク」トータル93.7億円
☆03年「ファインディング・ニモ」トータル110.0億円
☆04年「Mr.インクレディブル」トータル52.6億円
先7.5→15.3→不明→不明→35.1→47.1→48.0→50.0
☆06年「カーズ」トータル22.3億円
OP3.8→07.8→10.5→14.1
☆07年「レミーのおいしいレストラン」トータル39.0億円
水5.0→12.8→19.5→28.5→32.0→35.8→37.1→祝38.1
☆08年「WALL・E/ウォーリー」トータル40.0億円
金5.1→11.5→16.0→不明→30.3→祝35.5→37.1
☆09年「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル49~50億円見込み
OP6.3→15.5→22.3→31.1→37.0→42.9→46.0
「モンスターズ・インク」「ファインディング・ニモ」などを除外すれば、40~50億円辺りが標準となる。
「トイ・ストーリー」という題材の知名度を考えれば、その標準を超えそうだ。
約10年ぶりの続編になるが、不安感はない。
やや切ないような雰囲気も感じられるので、多くの観客に受け入られるだろう。
問題は「モンスターズ・インク」「ファインディング・ニモ」レベルの100億円に到達するかどうかとなる。
さすがに、そこまでは伸びないのではないか。
50億円以上、100億円以下となりそうだ。
標準の50億円に3D単価による上昇分の25%を掛けて、62.5億円辺りが落ち着きどころか。
「Mr.インクレディブル」トータル52.6億円が当面のライバルではないか。
オープニングは「カールじいさんの空飛ぶ家」と同程度の6億円程度か。


◎「劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク」(東宝・テレビ東京)
「劇場版ポケットモンスター」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆98年 配給収入41.5億円「ミュウツーの逆襲」
☆99年 配給収入35.0億円「幻のポケモン・ルギア爆誕」
☆00年 48.5億円「結晶塔の帝王 ENTEI」
☆01年 39.0億円「セレビィ時を超えた遭遇」
☆02年 26.7億円「水の都の護神 ラティアスとラティオス」
☆03年 45.0億円「七夜の願い星ジラーチ」
☆04年 43.8億円「裂空の訪問者 デオキシス」
☆05年 43.0億円「ミュウと波導の勇者ルカリオ」
OP不明→13.0→20.5→26.5→32.4→37.3→39.8→40.6
☆06年 34.0億円「ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ」
OP04.2→10.3→15.7→20.3→24.7→29.3→31.4→32.6
☆07年 50.2億円「ディアルガVSパルキアVSダークライ」(※10周年)
祝込3日11.3→16.9→24.5→31.4→37.2→43.2→46.2→48.4
☆08年 48.0億円「ギラティナと氷空の花束 シェイミ」
祝込3日10.2→18.5→26.9→33.3→39.6→43.3→45.8→46.4
☆09年 46.7億円「アルセウス 超克の時空へ」
祝込3日09.8→17.8→26.4→32.5→38.7→42.1→44.3→44.9
40億円台が標準となる。
よく分からないが、「ダイヤモンド&パール」シリーズの最後の作品のようなので、興行収入は去年よりも多少上がるだろうか。
前作の5%程度の上昇と考えて、49億円と予想したい。
データの配信などのサービスが満載のため、コケることはない。
オープニングは前作並の7億円程度だろうか。


◎「必死剣 鳥刺し」(東映)
藤沢周平原作作品の興行収入は以下のとおり。
☆02年「たそがれ清兵衛」トータル12.0億円(※真田)
☆04年「隠し剣 鬼の爪」10億円未満か(※永瀬)
OP1.2→3.7→5.4→6.2→7.6→8.2
☆05年「蝉しぐれ」トータル14.0億円(※市川染五郎)
OP1.5→4.9→7.8→9.8→11.3→
☆06年「武士の一分」トータル41.1億円(※木村)
☆08年「山桜」不明(※東山)
☆10年「花のあと」不明(※北川)
先0.4→1.1
非常に人気の高い小説家といえる。
10億円を超えてもおかしくはないが、今回はより一層地味さを拭えない。
正直いって、今週より公開だとついさっき知ったところだ。

しかし、若者俳優による時代劇はヒットしないが、時代劇自体はヒットする可能性がある。
意外と年配層のパワーは恐ろしいので注意が必要。
☆07年「椿三十郎」トータル11.5億円
OP1.6→4.1→5.9→祝込7.3→不明→9.7→祝込10.5→10.8
☆09年「火天の城」トータル9.3億円
OP1.3→3.5→5.9→7,2→7.9
☆09年「禅 ZEN」トータル5.0億円
祝込3日0.5→1.1→
☆07年「茶々 天涯の貴妃」トータル4.5億円
OP0.4→不明→2.3→3.0→3.5→3.8
「禅 ZEN」が時代劇なのかは分からないが、57館程度で5億円を稼いでいる。
「火天の城」も10億円近く稼いでいるので、時代劇は思ったよりも高めに予想した方がいいかもしれない。
藤沢周平原作作品ということもあり、ヒットするのではないか。
豊川悦司に対する不安感はあるが、それほど心配しなくてもよいだろう。
予想するのは難しい作品だが、ミニマム5億円、マックス10億円というところか。
「火天の城」の1割5分程度の減少と考えて、8億円と予想したい。
オープニングは「火天の城」をやや下回る1億円程度か。


◎「プレデターズ」(20世紀フォックス)
シリーズ作品の興行収入は以下のとおり。
☆04年「エイリアンVSプレデター」トータル16.8億円
☆07年「AVP2 エイリアンズVSプレデター」トータル10.7億円
不明→07.3→08.9→10.0→10.5
このシリーズの人気は意外と高い。
エイリアンよりも人間とのバトルの方が盛り上がるだろう。
設定の面白みもあり、それなりにヒットすると考えたい。
04年の水準は厳しいかもしれないが、07年の水準は超えてきそうだ。
内容は異なるが、08年「クローバーフィールド」トータル12.0億円を超えない程度と考えて、11.5億円と予想したい。
オープニングは「クローバーフィールド」と同程度の2.5億円か。


◎「それいけ!アンパンマン ブラックノーズと魔法の歌」
過去のシリーズの興行収入は以下の通り。
☆07年「それいけ!アンパンマン シャボン玉のプルン」
祝込3日0.7(2日0.5)→
☆08年「それいけ!アンパンマン妖精リンリンのひみつ」
OP0.5→1.1→1.8→2.3→2.7
☆09年「それいけ!アンパンマン だだんだんとふたごの星」
OP0.4→0.9→1.2→1.8
トータル興行収入は不明だが、2~3億円程度が標準だろうか。
最新作は中谷美紀が声優を務めたことが多少話題になったので、3億円程度稼ぐだろうか。
オープニングはもちろん前作並の0.5億円程度だろう。

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国内映画興行収入ランキング(7月1週目その1)

1位:「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」(東宝・フジ)<1週目>
【公開前個人予想】 110.0億円
【現時点での興行収入予想】 80.0億円
【配給会社期待値】 100億円突破確実
【公開規模】 447スクリーン
9.7億円のオープニングを飾った。
先週『オープニングは「ROOKIES-卒業-」の12.3億円と同程度だろうか。「HERO」「花より男子F」のオープニングを超える12.0億円程度と予想したい』と書いたが、期待が高すぎたか。
「HERO」「花より男子F」のオープニングをも下回ってしまった。
前作が7年前であり、どうやら時間が経ちすぎていたようだ。
ただ、爆発の度合いは高くはなかったが、知名度を活かしてある程度は伸ばしていくだろう。
しかし、評価は高くないと思われるので、そういった風評がどのような影響を与えるだろうか。
前作の評価も高くはなかったと思うので、大きな影響はないとは思うが、高い伸びは期待できない。

「踊る」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆98年「踊る大捜査線 THE MOVIE」トータル101億円
☆03年「踊る大捜査線 THE MOVIE2」トータル173.5億円
☆05年「交渉人 真下正義」トータル42.0億円
☆05年「容疑者 室井慎次」トータル38.3億円
さすがに03年のようなヒットにはならないだろう。
とりあえず98年の100億円が目標となる。

「踊る」を除く、織田裕二主演作の興行収入は以下のとおり。
☆00年「ホワイトアウト」トータル42.0億円
☆03年「T.R.Y.」トータル11.5億円
☆06年「県庁の星」トータル20.8億円
OP2.9→7.8→11.8→14.4→16.6→18.1→19.3
☆07年「椿三十郎」トータル11.5億円
OP1.6→4.1→5.9→祝込7.3→不明→9.7→祝込10.5→10.8
☆09年「アマルフィ 女神の報酬」トータル36.5億円
祝込3日5.7(2日3.8)→11.9→18.5→23.1→28.2→31.1→33.0→34.2
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」
OP9.7億円→
10億円は最低限でも稼ぎ出している。
題材が良ければ、40億円近くを稼ぎ出すという名前だけで観客が集まる俳優。
これらとの対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は69.6~93.2億円となる。
100億円突破は厳しいようだ。

近年公開されたドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆09年「ROOKIES-卒業-」トータル85.5億円(視聴率14.8%)
12.3→33.3→48.6→60.2→67.8→73.0→76.5
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝込34.0→祝込48.4→57.4→祝込66.6→70.5→73.8
☆08年「花より男子F」トータル77.5億円(視聴率05年19.7%、07年21.7%)
10.1→26.2→37.9→祝込48.5→54.5→60.3→64.6
☆06年「LIMIT OF LOVE/海猿」トータル71.0億円(視聴率13.1%)
09.7→23.5→35.5→45.1→52.8→58.3→62.5
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
05.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2(2日5.9)→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」
09.7億円→
「ROOKIES-卒業-」「HERO」を超えることが当面のノルマとなるだろうか。
これらとの対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は67.4~88.4億円となる。
90億円突破もどうだろうか。
あの内容ならば、強気にはなれない。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「ROOKIES」トータル85.5億円(オープニング12.3億円)
☆「ハゲタカ」トータル8.3億円(オープニング1.5億円)
☆「真夏のオリオン」トータル5.7億円(オープニング1.1億円)
☆「MWムウ」トータル7.5億円(オープニング1.3億円)
☆「ごくせん THE MOVIE」トータル34.8億円(オープニング4.9億円)
<2008>
☆「ザ・マジックアワー」トータル39.2億円(オープニング5.1億円)
☆「花より男子F」トータル77.5億円(オープニング10.1億円)
これらとの対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は50.3~74.6億円となる。
「ROOKIES」「花より男子F」を超える気もしなくなってきた。
80億円突破も怪しい気がしてきた。

「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」9.7億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ROOKIES」12.3億円(トータル85.5億円)
☆「20世紀少年 第3章」8.7億円(トータル44.1億円)
<2008>
☆「花より男子F」10.1億円(トータル77.5億円)
☆「20世紀少年」6.3億円(トータル39.5億円)
「20世紀少年」シリーズ以外との対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は67.4~74.4億円となる。
現時点では、ミニマム65億円、マックス90億円程度ではないか。
観客層の幅が広いことを踏まえても、80億円前後というところではないか。

「ROOKIES-卒業-」トータル85.5億円、「HERO」トータル81.5億円に破れて、「花より男子F」トータル77.5億円をなんとか超えると考えて、「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は80億円と予想したい。
内容が良ければ、口コミで伝わり、ヒットに繋がると思うが、本作は口コミでマイナス評価が逆に伝わり、伸びがなくなると思われる。
その結果、2割程度の観客を失うのではないか。
基準値の100億円から2割引の80億円という考えでいきたい。


2位:「告白」(東宝)<5週目>
【公開前個人予想】 16.0億円
【現時点での興行収入予想】 37.5億円(3~4週目32.5億円、OP~2週目25億円)
【配給会社期待値】 20億円→25億円→30億円に上方修正
【公開規模】 先週266スクリーン
トータルでは27.1億円弱となっている。
1週間の伸びは5.4億円程度だろうか。
配給会社の1回目の上方修正後の期待値である25億円を楽に突破した。

週毎の動きは以下のとおり。
OP2.7→2週目6.3→3週目6.5→4週目6.1→5週目5.4億円となっている。
週毎の成績が6億円程度と安定している。
問題作というだけではなく評価も高く、口コミで広がっているのだろう。
ロングセールスは確実であり、かなり伸びる可能性がありそうだ。
このムーブメントが常識レベルに留まるのかどうかが注目となる。
内容が内容だけに年配層までには広がりにくいと思ったが、年配層や若年層にまで広がっているのではないか。
R15指定がもったいなかった。
7月3日からは「踊る」などが始まるので、そういった相手関係が今後の問題となる。

中島哲也監督作品の興行収入は以下の通り。
☆04年「下妻物語」トータル6.2億円
OP0.8→02.5→03.5→04.4→不明→5.5
☆06年「嫌われ松子の一生」トータル13.1億円
OP1.6→05.0→07.4→09.3→10.5
☆08年「パコと魔法の絵本」トータル23.6億円
祝3日4.7→8.7→13.7→16.8→祝込19.5→20.8→21.8
☆10年「告白」
OP2.7→8.9→15.5→21.6→27.1億円→
これらとの対比で考えると、「告白」の興行収入は32.8~33.8億円となる。
30億円突破が当面の目標となるが、楽に超えるだろう。

サスペンス的な要素はあるが、ヒューマンドラマに近いか。
ロングセールス系の作品と比べてみたい。
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円
OP5.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆09年「アマルフィ 女神の報酬」トータル36.5億円
祝込3日5.7→11.9→18.5→23.1→28.2→31.1→33.0
☆09年「余命1ヶ月の花嫁」トータル31.5億円
OP4.1→11.6→17.1→21.7→25.1→27.5→29.1
☆09年「沈まぬ太陽」トータル28.0億円
OP2.5→09.1→14.5→18.3→祝込21.4→22.9→24.3
☆09年「劔岳 点の記」トータル25.8億円
先2.9→09.0→14.0→17.6→祝込20.3→21.6→23.1
☆10年「告白」
OP2.7→8.9→15.5→21.6→27.1億円→
これらとの対比で考えると、「告白」の興行収入は34.0~35.7億円となる。
これらの作品よりも伸びが持続しているので、この対比を超える可能性がある。
35億円突破も余裕であり得そうだ。
「余命1ヶ月の花嫁」トータル31.5億円は突破確実であり、「アマルフィ 女神の報酬」トータル36.5億円も視野に入りそうだ。

「告白」27.1億円と同程度の5週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「アマルフィ」28.2億円(トータル36.5億円)
☆「ごくせん」26.0億円(トータル34.8億円)
☆「余命1か月の花嫁」25.1億円(トータル31.5億円)
☆「ヤッターマン」26.9億円(トータル31.4億円)
☆「クローズZEROⅡ」26.5億円(トータル30.2億円)
☆「20世紀少年第2章」25.8億円(トータル30.1億円)
<2008>
☆「ザ・マジックアワー」30.1億円(トータル39.2億円)
☆「L change the WorLd」26.8億円(トータル31.0億円)
☆「おくりびと」祝込20.6億円(当年度30.5億円)
「おくりびと」以外との対比で考えると、「告白」の興行収入は30.9~36.3億円となる。
「おくりびと」との対比で考えると、「告白」の興行収入は40.1億円となる。
現時点では、ミニマム35億円、マックス40億円というところか。
「おくりびと」以外との対比を上回ることが確実なので、「告白」の興行収入は37.5億円と上方修正したい。
先週まで32.5億円という予想だったが、伸びが止まらないので上方修正せざるを得ない。
ここまで伸びが続くとなると、40億円突破も考えた方がいいかもしれない。
予想できる範疇を超えており、推移を見守るしかないようだ。
7月3日以降の「踊る」「トイ・ストーリー3」「アリエッティ」といったライバルに囲まれて、伸びを持続できるかが今後のポイントとなる。


3位:「アデル/ファラオと復活の秘薬」(アスミック)<1週目>
【公開前個人予想】 2.0億円
【現時点での興行収入予想】 5億円台
【公開規模】 262スクリーン
1.0億円半ばのオープニングを飾った。
先週『オープニングは「パリより愛をこめて」の0.5億円を下回るだろう。0.3~0.4億円程度ではないか』と大コケ予想にしたが、ある程度のオープニングを確保してきた。
ヒットするとは思えなかったが、リュック・ベッソンの知名度だろうか。
それとも、アドベンチャー作品であり、比較的観客層の幅が広かったのだろうか、ファミリー層が鑑賞することもあっただろう。
あるいは、気軽に見られるために「踊る」難民が鑑賞でもしたのか。

今年公開された以下のようなファミリー作品がライバルか。
☆10年「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」
金1.9(2日1.5)→4.2→5.3→6.0→6.5→
☆10年「ダレン・シャン」
金1.4(2日1.1)→3.7→5.4→6.0
☆10年「スパイアニマル・Gフォース」
OP1.0→3.2→5.4→6.2
☆10年「アデル/ファラオと復活の秘薬」
OP1.1億円→
6億円程度というところか。
ジャンルが異なるため仕方がないが、ブルース・ウィリス主演「サロゲート」やデンゼル・ワシントン主演「ザ・ウォーカー」よりもヒットするというのが分からない。

ベッソン系とは異なるタイプの作品だが、とりあえずリュック・ベッソン関係作品の興行収入も参考になるだろう。
☆06年「トランスポーター2」トータル3.5億円
☆07年「TAXi(4)」トータル5.8億円
OP1.3→3.4→4.6→5.3
☆09年「96時間」トータル4.4億円
OP1.0→2.7→3.7
☆09年「トランスポーター3」トータル6.7億円
OP1.1→3.3→不明→4.7→5.6
☆10年「パリより愛をこめて」
OP0.5→1.6→2.2億円→
☆10年「アデル/ファラオと復活の秘薬」
OP1.1億円→
これらとの対比で考えると、「アデル/ファラオと復活の秘薬」の興行収入は4.8~6.7億円となる。
伸びがなくても5億円程度は稼げそうだ。
ヒットするとは思えないので、この辺りが落ち着きどころか。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「ターミネーター4」トータル33.2億円(先込10.2億円)
☆「トランスフォーマー」トータル23.2億円(金曜日込み5.6億円)
☆「愛を読むひと」トータル不明(オープニング金3日1.1億円)
☆「ノウイング」トータル10.2億円(オープニング金3日2.9億円)
<2008>
☆「インディ・ジョーンズ」トータル57.1億円(先込14.0億円)
☆「奇跡のシンフォニー」トータル7.5億円(オープニング1.3億円)
☆「スピード・レーサー」トータル4.0億円(オープニング1.1億円)
これらとの対比で考えると、「アデル/ファラオと復活の秘薬」の興行収入は4.0~6.3億円となる。

「アデル/ファラオと復活の秘薬」1.1億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「トランスポーター3」1.1億円(トータル6.7億円)
☆「バーン・アフター・リーディング」2日1.1億円(トータル6.5億円)
☆「96時間」1.0億円(トータル4.4億円)
<2008>
☆「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」1.1億円(トータル4.6億円)
☆「Mr.ビーン」1.1億円(トータル4.5億円)
☆「スピード・レーサー」1.1億円(トータル4.0億円)
これらとの対比で考えると、「アデル/ファラオと復活の秘薬」の興行収入は4.0~6.7億円となる。
ミニマム4億円、マックス6億円というところか。
気軽に見られる作風や、ファミリーでも見られるアドベンチャー作品、リュック・ベッソンの知名度などを踏まえると、初動タイプというわけでもないだろう。
「アデル/ファラオと復活の秘薬」の興行収入は5億円台と予想したい。
大きくコケると予想したが、アドベンチャーモノは軽視しない方がいいのかもしれない。


先週12位:「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」(松竹・テレビ朝日)<6週目>
【公開前個人予想】 8.0億円
【現時点での興行収入予想】5億円後半(4~5週目6億円、2~3週目6~7億円、OP時7億円)
【公開規模】 先週201スクリーン
トータルでは5.4億円半ばとなっている。
1週間の伸びは2.7千万円程度だろうか。
5億円はなんとか突破している。
本作のような作品は年配層を中心に粘り込みそうだと考えたが、期待ほどではなかったようだ。
このような感動作は意外なヒットをするので警戒もしていたが、どうやら警戒をするほどのヒットにはなりそうもない。

やや地味目なヒューマンドラマは以下のとおり。
☆07年「眉山/びざん」トータル12.1億円
OP1.3→4.6→7.1→9.0→10.2→10.9→11.3
☆06年「博士の愛した数式」トータル12.0億円
OP1.2→3.7→5.9→7.6→8.7→9.7
☆09年「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」トータル9.0億円
OP1.1→4.0→5.7→7.1
☆09年「60歳のラブレター」トータル7.9億円
OP1.0→2.9→4.6→5.9→6.9→7.5
☆07年「象の背中」トータル5.7億円
OP0.9→2.9→4.1→4.9→5.4→5.6
☆07年「めがね」トータル5.0億円
祝込3日0.8→1.7→2.6→3.3
☆08年「西の魔女が死んだ」トータル4.5億円
OP0.5→1.6→2.4→3.1→3.6→3.9→4.0
☆10年「RAILWAYS」
先1.0→2.8→3.8→4.6→5.2→5.5億円→
「博士の愛した数式」「象の背中」以外との対比で考えると、「RAILWAYS」の興行収入は5.8~6.3億円となる。
これらの作品同様に、平日を中心に粘り込みが期待できそうだ。
伸びを持続できれば、6億円まで伸びるか。

「RAILWAYS」5.5億円と同程度の6週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「誰も守ってくれない」6.1億円(トータル6.4億円)
これとの対比で考えると、「RAILWAYS」の興行収入は5.8億円となる。
伸びを少々期待したいところだが、それほど高い伸びをするとも思えないので、現時点では「RAILWAYS」の興行収入は5億円後半と予想したい。
先週まで6億円だったが、そろそろ絞り込みたい。
3週間前までは6~7億円だったが、さすがに7億円までの高い伸びはなかった。
ある程度の伸びはあったが、予想以上のものではなかったようだ。
ファミリーで見ても良さそうな作品なので、春休みか夏休み近くに公開してもよかったかもしれない。

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『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』レビュー

◆評  価   3.0点
◆おススメ度  B-(参加することに意義がある?)

「踊る」についてはヘビーファンではないが、ドラマ版をリアルタイムで観ていたこともあり、それなりに愛着を抱いているシリーズである。
鑑賞後に周囲から「面白かったね」「結構笑えた」「本広監督の遊び心が凄い」「30分ほど寝ちまった」など、口々に観客が語っている声を聞いてとても安心した。
もし、自分と同じような感想だったら、このシリーズが終わってしまうからだ。
「なんじゃこれ?」という自分の心の声を抑えるために、「これは俺が知らない新しいタイプの映画なんだ。俺は今映画の歴史が生まれる瞬間に立ち会ってるんだ」と自分を洗脳させながら、なんとか2時間20分近い時間を乗り切ったが、自分は小泉今日子のように洗脳させることはできなかったようだ。
やっぱり、「ふざけんな、ちゃんとやれ」という感想しか出てこない。

個別具体的なことを論じてもムダなので止めたいが、「この映画には“誇り”があるのか」と逆に問いたいところだ。
青島が現場を守り、室井が出世して偉くなり、一緒に“警察”を変えるという情熱など微塵も感じれない。
確かに「普通の刑事モノ映画を見たいのならば、どうぞ他所へ行って下さい」という製作者の声が聞こえてくるような個性的な仕上りにはなっているが、中身のないムダなものばかりで構築されている。
「それこそが“踊る”だ」と言ってしまえば、その通りなのだが、果たしてそれだけで良いのだろうか。

本広監督と君塚脚本家については「なんとなく好きではない」というイメージ以外によく知らないので批判はしにくいが、二人の方向性やベクトルがズレまくっているような気がする。
君塚脚本家はリアリティを完全に無視した非現実・コメディ路線で進んでいるのに、監督は過去のシリーズと同様の流れを踏襲しようとしている。
ムダに長回しや幻想的なシーンなどにこだわる辺りも火に油状態だ。
この脚本をどのように演出すれば面白くなるかは、はっきり言って難題ではあるが、個人的には本広監督はややマジメに向き合いすぎたかなという気がする。
もっととことんコメディタッチでもよかったかもしれない。

鑑賞の仕方としては、何も考えないで、“演出と脚本とのズレ”や“あり得なさ”を逆に楽しんだ方がよかったか。
木の杭を抜いて鋼鉄製扉を叩き始めたときに「何やってんの?他にすることはないのか」と怒るよりも、「木の杭キタァァァ!」と楽しんだ勝ちなのだろう。
「小栗の意味のねえ負傷キタァァァ!」「岡村コネェェェ!」「あり得ないところに爆弾キタァァァ!」「インタネットカフェありえネェェ!」「中国人訳分からネェェェ!」のように大人数で突っ込みながらみれば楽しめるかもしれない。
そのようなことをするよりも、このシリーズのためには、君塚の代わりを早急に見つけた方がよいと思うが。
“病気”を悪ふざけのネタにするのもタチが悪すぎる。

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全米映画興行収入(7月1週目)

1位となったのは新作の「エクリプス/トワイライト・サーガ」。
水曜日から公開されて、既に161百万ドルを稼いでいる。
水曜日の初日だけで69百万ドルを稼ぐという超初動作品。
金曜日からの週末3日間では69百万ドルとなっている。
事前には3日間で93.8百万ドルのオープニングと予想されているが、水曜日・木曜日に稼ぎまくっているので仕方がない。

監督は「30デイズ・ナイト」のデヴィッド・スレイド。
主演は、クリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン。

過去のシリーズ作品は以下のとおり。
☆08年「トワイライト~初恋~」トータル193百万ドル
OP070→120→138→150→158→167(製作費37百万ドル)
☆09年「ニュームーン/トワイライト・サーガ」トータル297百万ドル
OP143→231→255→267→275→281(製作費50百万ドル)
☆10年「エクリプス/トワイライト・サーガ」(製作費68百万ドル)
先161(OP69)→
ローリスク・ハイリターンの商売。
儲かって、笑いが止まらないだろう。
前作をヤヤ下回る程度が落ち着きどころか。
評価はやや悪いが、いつものことと思われる。


2位となったのは新作の「エアベンダー」。
木曜日から公開されており57百万ドルのオープニングを飾った(※他のサイトでは数値が違うものがあるので注意が必要)。
金曜日からの週末3日間では41百万ドルだろうか。
事前には41.4百万ドルのオープニングと予想されており、予想どおりとなっている。
恐らくアメリカのTV作品の映画化と思われるので、人気が高くても当然かもしれない。

監督はM・ナイト・シャマラン。
今までは自身でストーリーを考案していたが、初の原作モノとなる。

M・ナイト・シャマラン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆99年「シックスセンス」トータル294百万ドル
☆00年「アンブレイカブル」トータル95百万ドル
☆02年「サイン」トータル228百万ドル
☆04年「ヴィレッジ」トータル114百万ドル
OP51→86→100→107→111→112
☆06年「レディ・イン・ザ・ウォーター」トータル42百万ドル
☆08年「ハプニング」トータル65百万ドル
☆10年「エアベンダー」
先57(OP41)百万ドル→
「アンブレイカブル」「ヴィレッジ」を超えることが当面の目標か。
1億ドルは突破したいところだが、製作費150百万ドルの回収はどうやら厳しいようだ。
評価はやや悪いので、伸びは高くはないだろう。


3位は3週目の3Dアニメ「トイ・ストーリー3」。
トータルでは289百万ドルとなっており、製作費2億ドルをあっという間に回収した。
評価は恐ろしく高いので、引き続き高い伸びを期待できそうだ。

過去のピクサー作品の興行収入は以下の通り。
☆03年「ファインディング・ニモ」トータル340百万ドル
OP70→144→191→229→254→275→291→304→313→320
☆09年「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル293百万ドル
OP68→137→187→226→250→265→274→280→284→286
☆04年「Mr.インクレディブル」トータル261百万ドル
OP70→143→178→214→226→233→237→242→252→255
☆01年「モンスターズ・インク」トータル256百万ドル
OP63→122→156→192→204→212→219→224→236→245
☆99年「トイ・ストーリー2」トータル246百万ドル
☆06年「カーズ」トータル244百万ドル
OP60→117→157→183→206→220→229→234→238→239
☆08年「ウォーリー」トータル224百万ドル
OP63→127→163→183→195→204→210→214→216→218
☆07年「レミーのおいしいレストラン」トータル206百万ドル
OP47→110→143→166→180→188→193→197→199→201
☆95年「トイ・ストーリー」トータル192百万ドル
☆98年「バグズ・ライフ」トータル163百万ドル
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP110→227→289百万ドル→
ピクサー作品として初めてオープニングが1億ドルを突破したこととなる。
3週目の動きも過去最高のようだ。
当面は3億ドル突破が目標となるが、楽に超えるだろう。
「ファインディング・ニモ」トータル340百万ドルも視野に入った。

「シュレック」シリーズもライバルとなりそうだ。
☆04年「シュレック2」トータル441百万ドル
先129→237→315→353→379→397→408
☆07年「シュレック3」トータル323百万ドル
OP122→203→256→281→297→308→314
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP110→227→289百万ドル→
敵はかなり強いが、これを超えられるだろうか。
「3」は超えそうだが、「2」を超えるのは難しいか。
4億ドル辺りが当面の落ち着きどころとなるだろうか。


4位は2週目のコメディ「Grown Ups」。
監督は、「エージェント・ゾーハン」、「チャックとラリーおかしな偽装結婚」のデニス・デューガン。
主演は、アダム・サンドラー、「モール★コップ」(トータル146百万ドル)のケヴィン・ジェームズ、クリス・ロック。
トータル77百万ドルとなっている。
製作費8千万ドルは余裕で回収できそうだ。
さすがはアメリカでは大人気のコメディ俳優による作品だけのことはある。

アダム・サンドラー主演のコメディ作品の興行収入は以下の通り。
☆02年「Mr.ディーズ」トータル126百万ドル
OP37→74→094→108→116→121
☆03年「NY式ハッピーセラピー」トータル136百万ドル
OP42→80→104→115→123→128
☆04年「50回目のファースト・キス」トータル121百万ドル
OP40→72→089→099→107→113
☆05年「ロンゲスト・ヤード」トータル158百万ドル
OP48→96→118→132→142→148
☆06年「もしも昨日が選べたら」トータル137百万ドル
OP40→78→106→120→128→132
☆07年「チャックとラリー おかしな偽装結婚」トータル120百万ドル
OP34→72→092→104→110→114
☆08年「エージェント・ゾーハン」トータル100百万ドル
OP39→69→084→091→095→097
☆08年「ベッドタイム・ストーリー」トータル110百万ドル
先38(OP27)→86→97→104→108→109
☆09年「Funny People」トータル52百万ドル
OP23→41→48→51→51
☆10年「Grown Ups」
OP41→77百万ドル→
1億~1億4千万ドルが水準となる。
同監督作品の「チャックとラリー おかしな偽装結婚」「エージェント・ゾーハン」の動きを超えているので、1億2千万ドル程度は稼ぎそうだ。
評価は普通程度なので、高い伸びはなく初動タイプとなるだろう。


5位は2週目のアクションコメディ「ナイト&デイ」。
監督は「アイデンティティー」(トータル52百万ドル)、「ウォーク・ザ・ライン」(トータル120百万ドル)、「3時10分、決断のとき」(トータル54百万ドル)のジェームズ・マンゴールド。
主演は、トム・クルーズ、キャメロン・ディアス。
トータルは46百万ドルとなっている。
本作の評価はそれほど悪くはないものとなっているので、高い伸びは期待できないが、それほど低いものでもないだろう。
ただ、製作費117百万ドルの回収はかなり厳しいようだ。

アクションコメディならば以下の作品がライバルとなる。
☆10年「Date Night」(現時点で96百万ドル)
OP25→49→63→74→81
☆10年「ナイト&デイ」
先27→46百万ドル→
これを超えることができるだろうか。

トム・クルーズ主演作品の興行収入は以下の通り。
☆00年「M:i-2」トータル215百万ドル
☆01年「バニラ・スカイ」トータル101百万ドル
OP25→45→67→81→88→93
☆02年「マイノリティ・リポート」トータル132百万ドル
OP36→73→97→110→118→123
☆03年「ラストサムライ」トータル111百万ドル
OP24→47→59→74→90→97
☆04年「コラテラル」トータル101百万ドル
OP25→53→70→80→87→93
☆05年「宇宙戦争」トータル234百万ドル
☆06年「M:i:Ⅲ」トータル134百万ドル
OP48→85→104→114→123→127
☆07年「大いなる陰謀」トータル15百万ドル
☆08年「ワルキューレ」トータル83百万ドル
先47→65→74→79→81→82
☆10年「ナイト&デイ」
先27→46百万ドル→
8千~1億3千万ドルが水準となる。
「バニラ・スカイ」「ラストサムライ」「コラテラル」と同程度の動きとなっているので、9千万ドル~1億ドルが目標となるか。
少なくとも「ワルキューレ」は超えたいところだ。

なお、キャメロン・ディアス主演作の興行収入は以下のとおり。
☆00年「チャーリーズ・エンジェル」トータル125百万ドル
☆03年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」トータル101百万ドル
☆08年「ベガスの恋に勝つルール」トータル80百万ドル
知名度の割にはそれほど稼いではいない。
1億ドル近く稼げれば、合格といえるだろう。


6位は4週目の「The Karate Kid(ベスト・キッド)」。
監督は、「ピンクパンサー2」のハラルド・ズワルト。
主演は、ウィル・スミスの息子のジェイデン・スミス、ジャッキー・チェン。
プロデューサーはもちろんウィル・スミス。
トータルでは152百万ドルとなっている。
制作費は4千万ドルであり、関係者は笑いがとまらないだろう。
このヒットはウィル・スミスのチカラだろうか。

オリジナルの興行収入は以下のとおり。
☆84年「ベスト・キッド」トータル91百万ドル
☆86年「ベスト・キッド2」トータル115百万ドル
☆89年「ベスト・キッド3」トータル39百万ドル
「3」のコケ方がハンパないが、このシリーズの人気は高いようだ。
オリジナルを楽に超えそうだ。

「ラッシュアワー」シリーズ辺りが参考となるようだ。
☆98年「ラッシュアワー」トータル141百万ドル
☆01年「ラッシュアワー2」トータル226百万ドル
☆07年「ラッシュアワー3」トータル140百万ドル
OP66→097→112→124→130→134→137
☆10年「The Karate Kid(ベスト・キッド)」
OP56→107→136→152百万ドル→
当面は1億6千万ドル程度が落ち着きどころとなるか。
評価は普通といったところなので、大きな伸びはないだろう。


7位は4週目の「特攻野郎Aチーム THE MOVIE 」。
監督は、「NARC」のジョー・カーナハン。
主演は、リーアム・ニーソン、ブラッドリー・クーパー。
プロデューサーはリドリー・スコット。
トータルでは69百万ドルとなっている。
制作費は110百万ドルとなっており、その回収は不可能か。

テレビシリーズのリメイクの興行収入は以下のとおり。
☆03年「SWAT」トータル117百万ドル
OP37→70→88→100→109
☆06年「マイアミ・バイス」トータル63百万ドル
OP26→46→55→60→62
☆09年「G.I.ジョー」トータル150百万ドル(※参考)
OP55→99→120→132→139
☆10「特攻野郎Aチーム THE MOVIE 」
OP26→50→63→69百万ドル→
「マイアミ・バイス」をやや超える7千万ドル程度が落ち着きどころか。
評価は高いので、伸びてくるかもしれないが、制作費を考えると、やや物足りない結果となりそうだ。
何でもかんでもリメイクすればよいというわけではないようだ。
元ネタの人気や知名度という問題もあるかもしれない。


8位は5週目の「Get Him to the Greek」。
監督は、ニコラス・ストーラー。
主演は、ラッセル・ブランド、ジョナ・ヒル。
トータルでは57百万ドルとなっている。

ヒット作品を次々と生み出す有名コメディプロデューサーのジャド・アパトーがプロデュースするコメディであり、「寝取られ男のラブ♂バカンス」のスピンオフ作品となっている。
☆08年「寝取られ男のラブ♂バカンス」トータル63百万ドル
OP18→35→45→51→55→58
☆10年「Get Him to the Greek」
OP18→36→48→55→57百万ドル→
前作と同程度の動きであり、6千万ドル以上の興行収入が期待できそうだ。
しかし、制作費は4千万ドルであり、あまり美味しいビジネスではない。
アメリカ以外では稼ぎにくい作品なので、もう少し製作費を抑えた方がよさそうだ。
アメリカ人には好みのテイストのようであり、評価はいつも通り高い。


9位は7週目の「シュレック フォーエバー」。
オープニングから3週連続1位を獲得したが、ライバル作品の不調が要因である。
あまり褒められた記録ではないが、2億ドルは楽に突破した。
トータルでは232百万ドルとなっている。
製作費165百万ドルは楽に回収したが、物足りない動きだ。
最終章にも関わらず、既に飽きられてしまったのだろうか。
2億ドルを突破しておきながら文句を言われるというのも可哀相だが、シリーズの人気が高いので仕方がない。

「シュレック」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆01年「シュレック」トータル268百万ドル
OP042→099→148→176→198→215→228
☆04年「シュレック2」トータル441百万ドル
先129→237→315→353→379→397→408
☆07年「シュレック3」トータル323百万ドル
OP122→203→256→281→297→308→314
☆10年「シュレック フォーエバー」
OP071→133→183→210→223→230→232百万ドル→
最終作及び3Dということを踏まえると、1億ドルのオープニングを超えたかった。
「シュレック」(トータル268百万ドル)以下の2億3~4千万ドル程度が当面の落ち着きどころか。
「ヒックとドラゴン」のオープニング成績が悪かったことから、ドリームワークスの株が下がったといわれているが、今回はどうなったのだろうか。

なお、ドリームワークス製作の「ヒックとドラゴン」「カンフーパンダ」の興行収入は以下のとおり。
☆08年「カンフーパンダ」トータル215百万ドル
OP60→117→156→179→193→202→207
☆10年「ヒックとドラゴン」現時点で216百万ドル
OP44→092→133→158→178→192→201
☆10年「シュレック フォーエバー」
OP071→133→183→210→223→230→232百万ドル→
さすがにこれらの作品を超えてきた。
CGアニメにおいては、「シュレック」シリーズ、「ピクサー作品」以外には敗れることはなかった。
「WALL-E」がトータル224百万ドルなので、この程度で十分かもしれない。
過去の「シュレック」シリーズが稼ぎすぎただけなのか。
評価はそれほど悪くはないようだが、良くもないようだ。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆ユニバーサル製作の3Dアニメ「怪盗グルーの月泥棒」
☆SFアクションホラー「プレデターズ」
どちらもヒットはするだろう。

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国内映画興行収入ランキング(6月4週目その4)

9位:「瞬 またたき」(SDP)<2週目>
【公開前個人予想】 なし
【現時点での興行収入予想】 2億円
【公開規模】 110スクリーン
3.0千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは1.1億円となっている。
1週間の伸びは6.9千万円弱程度だろうか。
よくは知らないが、原作が多少話題となっており、“泣ける”という評判だったようだ。
そのようなイメージや新作不在の展開もあり、2週連続でランクインしてきた。
しかし、評判はあまり良くないようであり、高い伸びはないだろう。

以下の今年の若手女優作品に勝つことが目標か。
☆10年「食堂かたつむり」(※柴咲)
OP0.4→1.4→2.0→2.4
☆10年「誰かが私にキスをした」(※堀北)
OP0.5→1.5
☆10年「書道ガールズ!!」(※成海)
OP0.3→0.9→1.3
☆10年「瞬 またたき」(※北川)
OP0.4→1.1億円→
2億円程度が当面の目標か。
スクリーン数も少なく、北川景子はそれほど人気が高くないと思われるので、健闘しているのではないか。

「瞬 またたき」1.1億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「笑う警官」1.4億円(トータル2.5億円)
☆「鴨川ホルモー」1.3億円(トータル3.0億円)
☆「キラー・ヴァージンロード」1.2億円
☆「引き出しの中のラブレター」1.0億円
<2008>
☆「あの空をおぼえてる」1.4億円
☆「ラストゲーム」1.2億円
☆「うた魂♪」1.0億円(トータル2.3億円)
これらとの対比で考えると、「瞬 またたき」の興行収入は2.0~2.5億円となる。
現時点では「瞬 またたき」の興行収入は先週に引き続き2億円と予想したい。
メジャースタジオでもなく、スクリーン数も少ないので、この程度でも十分ではないか。


10位:「孤高のメス」(東映)<4週目>
【公開前個人予想】 7.0億円
【現時点での興行収入予想】 5億円
【公開規模】 256スクリーン
2.9千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは4.1億円弱となっている。
1週間の伸びは7.3千万円程度だろうか。
週末の伸びは大したことはないが、年配層向け作品だけに、平日の伸びは結構あるようだ。

堤真一主演作の興行収入は以下のとおり。
☆08年「クライマーズ・ハイ」トータル11.9億円
OP1.7→4.9→7.4→9.3→10.5
☆10年「孤高のメス」
OP0.7→2.3→3.4→4.1億円→
これとの対比で考えると、「孤高のメス」の興行収入は5.2億円となる。
当面は5億円突破が目標となるか。

医療ドラマは数多く制作されているが、医療モノの映画は結構少ない気がする。
以下のようなものもあるが、内容が異なるために参考にはしにくいところはある。
☆08年「チーム・バチスタの栄光」トータル15.6億円
祝3日3.9→7.5→10.4→12.8→13.9→14.5→14.9
☆09年「ジェネラル・ルージュの凱旋」トータル9.0億円
OP1.5→4.3→6.3→07.4→08.1→08.5
☆10年「孤高のメス」
OP0.7→2.3→3.4→4.1億円→
これとの対比で考えると、「孤高のメス」の興行収入は5.0~5.0億円となる。
この辺りがミニマムラインとなるか。
平日にも稼げそうな作品なので、5億円は超えてくるのではないか。

“社会派映画”又は“渋い”映画の高い興行収入は以下の通り。
☆09年「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」トータル9.0億円
OP1.1→4.0→5.7→7.1
☆09年「ハゲタカ」トータル8.3億円
OP1.5→4.1→5.6→6.6→7.3→7.7
☆09年「さまよう刃」トータル5.5億円
祝込3日1.5→2.8→4.0→4.6
☆10年「孤高のメス」
OP0.7→2.3→3.4→4.1億円→
これらとの対比で考えると、「孤高のメス」の興行収入は4.9~5.2億円となる。
大きく伸びるとは思えないが、ロングセールスも期待できるので、5億円台が落ち着きどころか。

「孤高のメス」4.1億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「さまよう刃」4.6億円(トータル5.5億円)
☆「おっぱいバレー」4.5億円(トータル5.3億円)
☆「TAJOMARU」4.3億円(トータル4.8億円)
☆「しんぼる」4.5億円(トータル4.7億円)
☆「風が強く吹いている」祝込3.8億円(トータル4.5億円)
<2008>
☆「明日への遺言」4.4億円(トータル6.0億円)
☆「Sweet Rain 死神の精度」4.4億円(トータル5.0億円)
☆「ICHI」3.9億円(トータル4.5億円)
「しんぼる」以外との対比で考えると、「孤高のメス」の興行収入は4.6~5.6億円となる。
ミニマム4億円後半、マックス5億円半ば程度か。
派手さがない作品だが、良作と考えられる。
年配層がきちんと支えそうであり、ある程度の伸びを持続しそうだ。
「孤高のメス」の興行収入は先週に引き続き5億円と予想したい。
5億円は突破できそうだが、6億円突破は厳しそうだ。
無難に伸ばしつつあるが、公開前の予想よりもやや低い結果となりそうだ。
「クライマーズ・ハイ」トータル11.9億円というヒット作品をやや参考にし過ぎてしまったようだ。


11位:「マイケル・ジャクソン キング・オブ・ポップの素顔」<1週目>
【公開前個人予想】 なし
【現時点での興行収入予想】 1億円以上2億円以下
【公開規模】 167スクリーン
金曜日からの3日で6.2千万円半ば、土日の2日では2.6千万円半ばのオープニングを飾った。
詳細は分からないが、コンサートムービーではなさそうなので、ヒットしないとは思わなかったが、予想以上に物足りないという印象。
二番煎じは通じないということか。
よく分からないが、トータルは1億円以上、2億円以下というところか。


13位:「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」(ディズニー)<5週目>
【公開前個人予想】 12.5億円
【現時点での興行収入予想】 6億円後半(3週目7.0億円、2週目7~8億円、OP時8~9億円)
【公開規模】 348スクリーン(先週比-10スクリーン)
2.1千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは6.4億円半ばとなっている。
1週間の伸びは4.5千万円半ば程度だろうか。
ディズニー&ブラッカイマー系のファミリーでも楽しめる万人向け作品であり、ちょっと高めに予想したが、かなり苦戦している。
日米ともに案外な結果となっており、主演の知名度などもやや物足りないのだろうか。
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」(トータル14億円見込み)よりは面白そうにみえるのだが、分からないものだ。

ゲーム関連作品のようだが、よく分からない。
「バイオハザード」や「トゥームレイダー」(Ⅰが27.0億円、Ⅱが20.0億円)のようなヒットにはならなかった。
とりあえずファミリー向けファミリー向けファンタジーアドベンチャー辺りが参考となるだろう。
☆08年公開「ライラの冒険 黄金の羅針盤」トータル37.5億円
先8.2(OP5.5)→15.4→20.2→24.7→28.2→31.1→32.5(※トータルと数字が合わない)
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆07年公開「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
金4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8→25.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆05年公開「ナショナル・トレジャー」トータル20.6億円
OP5.3→9.6→13.9→16.5→18.3
☆05年公開「エラゴン/遺志を継ぐ者」トータル18.7億円
OP2.5→6.4→9.7→15.1→17.0→17.9
☆10年公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」トータル14億円見込み
金3.7→7.9→10.4→11.8→13.0→13.8→
☆10年公開「タイタンの戦い」
金2.8→7.6→12.4→13.9億円→
☆10年公開「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」
金1.9→4.2→05.3→06.0→6.5億円→
数字が怪しい「ライラの冒険」以外との対比で考えると、「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」の興行収入は6.8~7.5億円となる。
大きな伸びは期待できそうもないので、7億円前後が落ち着きどころか。

「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」6.5億円と同程度の5週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「私の中のあなた」7.4億円(トータル8.0億円)
☆「7つの贈り物」7.7億円(トータル7.9億円)
☆「サブウェイ123激突」7.1億円(トータル7.7億円)
<2008>
☆「バンテージ・ポイント」7.6億円(トータル8.5億円)
☆「奇跡のシンフォニー」6.9億円(トータル7.5億円)
☆「ドラゴン・キングダム」6.8億円(トータル7.1億円)
☆「スパイダーウィックの謎」6.4億円(トータル6.5億円)
これらとの対比で考えると、「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」の興行収入は6.6~7.3億円となる。
ミニマム6億円半ば、マックス7億円半ばとなりそうだ。
ファミリーでも楽しめる万人向け作品なので、少しは伸びるのではないかと思うが、7億円突破はどうだろうか。
「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」の興行収入は先週に引き続き6億円後半と予想したい。
OP時から8~9億円→7~8億円→7.0億円と毎週数値を引き下げたのは完全にヨミがズレたということとなる。
ブラッカイマーのファミリー向け大作映画であり、個人的には意外と楽しめたので、ある程度の伸びを期待していたが、予想外に苦戦してしまった。
どうやら期待したファミリー層が動いていないのだろう。
なぜか日米同時公開を行っており、公開時期も若干悪かったようだ。


14位:「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」(東宝・テレビ朝日)<8週目>
【公開前個人予想】 14.0億円
【現時点での興行収入予想】 18億円半ば(OP時~5週目18~19億円)
【公開規模】 294スクリーン(先週比-11スクリーン)
1.9千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは18.0億円となっている。
1週間の伸びは3.5千万円程度だろうか。
スペシャル版の視聴率も17.4%と好調だったようであり、根強い人気が窺われる。
15億円を楽に突破しており、間隔は空いたがコケることはなかった。

過去のシリーズ作品の興行収入は以下のとおり。
☆02年「TRICK劇場版」トータル12.9億円
☆06年「TRICK劇場版2」トータル21.0億円
4.3→10.0→13.9→16.9→18.8
☆10年「TRICK劇場版3」
3.7→08.5→12.1→14.7→16.3→17.1→17.7→18.0→
前作を超えることはなさそうだ。

堤幸彦監督作品は以下の通り。
☆06年「サイレン」トータル7~8億円見込み
☆06年「明日の記憶」トータル22.0億円
OP2.1→6.9→11.0→14.6→17.3→18.9
☆06年「TRICK劇場版2」トータル21.0億円
OP4.3→10.0→13.9→16.9→18.8
☆07年「大帝の剣」トータル3.0億円
☆07年「包帯クラブ」トータル1.5億円
☆07年「自虐の詩」トータル2億円半ば見込み
☆08年「銀幕版 スシ王子!」トータル3.7億円
☆08年「まぼろしの邪馬台国」トータル9.5億円
OP1.6→3.5→4.8→5.8→不明→7.2→7.7
☆08年「20世紀少年-第1章-終わりの始まり」トータル39.5億円
OP6.3→15.6→祝込24.0→28.1→32.5→34.8→祝込36.6→37.4
☆09年「20世紀少年-第2章-最後の希望」トータル30.1億円
OP6.2→13.4→19.5→23.0→25.8→27.3
☆09年「20世紀少年<最終章>ぼくらの旗」トータル44.1億円
OP8.7→21.3→27.9→32.4→38.7→40.7→祝込42.2→42.7
☆10年「TRICK劇場版3」
OP3.7→08.5→12.1→14.7→16.3→17.1→17.7→18.0→
初動タイプの「20世紀少年」シリーズとの対比で考えると、「TRICK劇場版3」の興行収入は18.6~19.0億円となる。
伸びがなくなりつつあるので、20億円突破は完全に厳しくなってきた。

仲間由紀恵出演作の興行収入は以下の通り。
☆05年「SHINOBI」トータル14.1億円
☆06年「TRICK劇場版2」トータル21.0億円
OP4.3→10.0→13.9→16.9→18.8
☆06年「大奥」トータル22.0億円
OP2.4→6.7→祝込14.0→16.8→19.1→20.4
☆08年「私は貝になりたい」トータル24.5億円(主演:中居)
祝3日4.1→8.8→13.0→15.9→17.8→不明→21.0
☆09年「ごくせん THE MOVIE」トータル34.8億円
OP4.9→祝込13.1→17.5→22.5→26.0→30.2→32.4→33.6
☆10年「TRICK劇場版3」
OP3.7→08.5→12.1→14.7→16.3→17.1→17.7→18.0→
仲間由紀恵は「FLOWERS」がコケたが、安定してヒット作品に出演している。
「ごくせん THE MOVIE」との対比で考えると、「TRICK劇場版3」の興行収入は18.6億円となる。
この辺りが落ち着きどころか。

「TRICK劇場版3」18.0億円と同程度の8週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ドロップ」18.9億円(トータル19.5億円)
☆「BALLAD」17.7億円(トータル18.1億円)
<2008>
☆「母べえ」18.6億円(トータル21.2億円)
☆「陰日向に咲く」18.9億円(トータル19.5億円)
「母べえ」以外との対比で考えると、「TRICK劇場版3」の興行収入は18.4~18.6億円となる。
ミニマム18億円半ば、マックス19億円前半程度か。
もはや20億円を超えることはないだろう。
大きな伸びは期待できないので、「TRICK劇場版3」の興行収入は先週に引き続き18億円半ばと予想したい。
OP時から先々週まで18~19億円だったので、ヨミは意外と良かったようだ。

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気になる映画ニュース(7月1週目)

☆新スパイダーマンの主役が決定
26歳の若手俳優アンドリュー・ガーフィールドに決まったようだ。
「大いなる陰謀」「ブーリン家の姉妹」「Dr.パルナサスの鏡」に出演しており、デビッド・フィンチャー監督作品「ソーシャル・ネットワーク」が公開待ちとなっている。
「大いなる陰謀」は観たが、それほど記憶には残っていない。
高校生役にしてはちょっと年を取りすぎている気がするが、演技力やルックスを含めて何も分からないので、現時点ではなんともいえない。
公開は2012年を予定。
「(500)日のサマー」のマーク・ウェブが監督を務めることが決まっている。


☆「ホビット」の監督はピーター・ジャクソンか
スケジュール関係により、ギレルモ・デル・トロが降板した「ホビット」の監督に、ピーター・ジャクソンが務めることとなるようだ。
当初はスケジュールの都合上、プロデューサー業に専念する予定だったが、様々な要因から彼が引き受けることとなりそうだ。
MGMの財政問題により本企画がストップしており、ヒット実績のあるジャクソン監督が引き受ければ、ある程度の製作費を確保できるという狙いがあるようだ。
ファンとしてみれば、ピーター・ジャクソンが手がけてくれることは嬉しいことだろう。
技術の進歩に伴い、「ロード・オブ・ザ・リング」を超える映像の進化が期待される。


☆スコセッシ監督作品「ユゴーの不思議な発明」にジュード・ロウが出演
全米では2011年12月に公開を予定。
作品は3Dとなるとのこと。
ジュード・ロウの他には、ベン・キングズレーやサシャ・バロン・コーエンなども出演するらしい。
ジュード・ロウはスコセッシ監督作品「アビエイター」にチョイ役で出演していたので、スコセッシとは接点があったのだろう。
ただ、児童小説を映画化ということなので、少年が主人公になるようだ。
スコセッシ監督が児童小説を映画化して、しかも3Dというのは違和感があり、想像がつかないが、果たしてどのような作品に仕上がるだろうか。


☆「猿の惑星」最新作にアンディ・サーキスが出演
猿のリーダーであるシーザー役に「ロード・オブ・ザ・リング」のアンディ・サーキスが決まったようだ。
「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラム役では怪演をみせただけに、今回も期待できそうだ。
彼の出演により、ヒットに寄与するのではないか。
2011年6月24日全米公開予定。
ジェームズ・フランコ、フリーダ・ピントなどが出演を予定している。


☆メリル・ストリープ主演によるサッチャー首相を題材とする映画が進行か
「マンマ・ミーア!」の監督と再タッグを組んで、映画化する企画が進行しているようだ。
82年の「ソフィーの選択」以来、アカデミー賞はノミネートされども受賞はなしという状態が続いているので、そろそろ2回目の主演女優賞をゲットする機会となるのではないか。
もっとも映画化されるかはまだ分からない上に、良い作品に仕上げるのは難しい題材だけに、それほど簡単にはいかないだろう。


☆ゴア・バービンスキー監督が「虹を掴む男」をリメイク
「パイレーツ」シリーズの監督であるバービンスキー監督が1947年の「虹を掴む男」をリメイクするようだ。
オリジナルを知らないので、どのような作品かは分からないが、キャスティングなどが注目される。
3D作品「パイレーツ4」(2011年5月20日全米公開予定)の監督を行わないことは知っていたが、ゴア・バービンスキー監督は「ランゴ」(2011年3月4日全米公開予定)というアニメ作品を手がけていたようだ。
「ランゴ」の声優はジョニー・デップが務めている。
なお、「パイレーツ4」の監督は、ロブ・マーシャルとなっており、新キャストとしてペネロペ・クルスが予定されている。

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国内映画興行収入ランキング(6月4週目その3)

2位:「アイアンマン2」(パラマウント)<3週目>
【公開前個人予想】 11.0億円
【現時点での興行収入予想】 12.0億円(OP時13.0億円)
【公開規模】 415スクリーン
1.0億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは9.0億円半ばとなっている。
1週間の伸びは2.1億円半ば程度だろうか。
大した新作が公開されているわけでもないのに、週末の数字が物足りない。
やはり初動タイプなのだろうか。

今年公開された洋画の興行収入は以下のとおり。
☆10年「シャーロック・ホームズ」トータル22~23億円見込み
金4.1→10.0→14.6→18.1
☆10年「パーシー・ジャクソン~」トータル14~15億円見込み
金3.7→07.9→10.4→11.8
☆10年「アイアンマン2」
金3.4→06.9→09.1億円→
好スタートを切ったが、これらに比べて伸びが悪い。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆08年「アイアンマン」トータル9.4億円
OP2.1→5.2→7.0→8.2→8.8→9.1
☆10年「アイアンマン2」
金3.4→6.9→9.1億円→
前作は超えそうだ。
キャラクター及び主演の知名度が上がっていることがヒットの要因と思われる。
これとの対比では、「アイアンマン2」の興行収入は12.2億円となる。
二桁超えが当面の目標となるが、クリアできそうだ。

その他のアメコミやキャラクター関連作品は以下のとおり。
☆08年「ダークナイト」トータル16.0億円
先3.3→9.4→12.1→13.7→14.8→15.3→15.6
☆07年「300<スリーハンドレッド>」トータル15.6億円
先4.1→8.8→11.6→13.3→14.4
☆06年「スーパーマン リターンズ」トータル15.0億円
先3.7→7.9→10.9→12.3→13.2
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円
☆09年「G.I.ジョー」トータル10.5億円
金3日2.3→6.6→8.5
☆05年「ファンタスティック・フォー/超能力ユニット」トータル10.1億円
☆06年「Vフォー・ヴェンデッタ」トータル10.0億円
OP1.5→4.6→7.7→8.6
☆05年「シン・シティ」トータル10.0億円
OP1.6→4.5→5.8→6.8
☆07年「ファンタスティック・フォー/銀河の危機」トータル9.2億円
金2.5→5.9→7.6→8.8
☆09年「ウルヴァリン X-MEN ZERO」トータル8.9億円
金2.3→4.8→7.3→8.3
☆10年「アイアンマン2」
金3.4→6.9→9.1億円→
「スパイダーマン」などの例外はあるが、基本的には10億円~15億円程度の興行収入になることが多い。
これらとの対比では、「アイアンマン2」の興行収入は11.0~13.4億円となる。
「G.I.ジョー」対比の11.2億円程度がミニマムラインか。

「アイアンマン2」9.1億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「チェンジリング」9.1億円(トータル12.8億円)
☆「ワルキューレ」10.1億円(トータル12.5億円)
☆「G.I.ジョー」8.5億円(トータル10.5億円)
☆「ノウイング」8.2億円(トータル10.2億円)
<2008>
☆「ハプニング」9.4億円(トータル12.3億円)
☆「イーグル・アイ」10.0億円(トータル12.2億円)
☆「クローバーフィールド」8.3億円(トータル12.0億円)
これらとの対比では、「アイアンマン2」の興行収入は11.1~13.2億円となる。
11億円がミニマム、13億円がマックスとなりそうだ。
公開時期に比較的恵まれたので、恐ろしいほどの初動タイプではないだろう。
しかし、年配層の動員が期待できない作品なので、伸びは持続できない。
11億円台という可能性も高そうだが、「アイアンマン2」の興行収入は先週に引き続き12億円と予想したい。
先々週13億円という予想だったが、初動タイプと思われるので、そこまでは伸びそうもない。
しかし、前作を超えることが確実なので、一応ヒットといえるのではないか。


3位:「仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超電王トリロジー/EPISODE YELLOW お宝 DE エンド・パイレーツ」(東映・テレビ朝日)<2週目>
【公開前個人予想】 4億円後半
【現時点での興行収入予想】 4億円半ば
【公開規模】 217スクリーン(先週比+4スクリーン)
1.0億円を週末に稼ぎ、トータルでは3.5億円弱だろうか。
1週間の伸びは1.5億円弱程度だろうか。
第1・2弾を上映回数を減らしてまだ公開を続けているようだ。
そうなると3弾の規模は1弾よりも少ないということになると思われるので、第1弾よりも低くても仕方がない。

2週間ごとに新作が公開されるらしい。
第1弾「EPISODE RED ゼロのスタートウィンクル」5月22日公開
OP2.3→4.0→(トータル4.7億円見込み)
第2弾「EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル」6月5日公開
OP1.9→3.4→3.9→(トータル4億円見込み)
第3弾「EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ」6月19日公開
OP2.0→3.5億円→
とりあえず1作につき4億円以上5億円以下の興行収入というところか。
本作も同様になるだろう。
恐らく1>3>2ということになりそうだ。

夏場などに公開される過去のライダーシリーズは以下の通り。
☆01年「仮面ライダーアギト PROJECT G4」トータル12.5億円
☆02年「仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL」トータル14.3億円
☆03年「仮面ライダー555 パラダイス・ロスト」トータル15.0億円
☆04年「仮面ライダー剣 MISSING ACE」トータル9億円程度
☆05年「仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼」トータル11.0億円
☆06年「仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE」トータル9.5億円
OP1.7→4.1→7.1→8.4
☆07年「仮面ライダー電王 俺、誕生!」トータル13.8億円
OP2.4→5.7→9.6→11.4→12.6
☆08年「仮面ライダーキバ 魔界城の王」トータル9.0億円
OP1.9→5.3→6.9→8.2→8.6
☆09年「仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」トータル19.0億円
OP4.8→11.9→15.2→17.1→18.0
☆09年「仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド」トータル15億円見込み
OP4.5→7.6→10.5→12.4→祝込14.5→14.9
☆10年「EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ」
OP2.0→3.5億円→
08年の作品を超えるオープニングであり、人気の高さが窺われる。
第3弾が2週間限定か分からないが、とりあえずこれらの3週目までとの対比で考えると、「EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ」の興行収入は4.5~6.1億円となる。
他の作品同様に4億円をやや超える程度ではないか。

なお、春や秋に公開された電王シリーズの興行収入は以下の通り。
☆08年春「電王&キバ クライマックス刑事」トータル7.4億円
OP1.9→3.7→4.7→5.9→6.7
☆08年秋「さらば電王 ファイナル・カウントダウン」トータル7.2億円
OP1.8→3.4→5.0→5.8
☆09年GW「超・電王&ディケイド NEOジェネレーションズ」トータル7.8億円
水6日4.7(OP1.7)→5.5→6.4→6.8
☆10年「EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ」
OP2.0→3.5億円→
これらとほぼ同程度のオープニングとなっており、安定度は相当に高いようだ。
2週間限定か分からないが、とりあえずこれらの3週目までとの対比で考えると、「EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ」の興行収入は4.0~5.1億円となる。
高い伸びは期待できないので、4億円以上、5億円以下となりそうだ。
「EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ」の興行収入は先週に引き続き4億円半ばと予想したい。
3作品で10億円以上を達成できており、13~14億円程度が最終的な目標となるだろうか。


4位:「セックス・アンド・ザ・シティ2」(ワーナー)<4週目>
【公開前個人予想】 14.0億円
【現時点での興行収入予想】 17.0億円(2~3週目14.5億円、OP時12.5~13.5億円)
【公開規模】 384スクリーン(先週比-13スクリーン)
9.4千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは13.2億円半ばとなっている。
1週間の伸びは2.5億円弱程度だろうか。
週末に対して、平日の伸びが比較的高く、あっさりと10億円を突破している。
レディースデイ辺りは相当に賑わったのではないか。
引き続き、レディースデイの動員が期待できそうだ。
前作のようなヒットにはならないのではないかと思ったが、思ったよりも伸びが持続している。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆08年「セックス・アンド・ザ・シティ」トータル18.0億円
先2.9(2日1.9)→7.1→10.3→12.5→14.3
☆10年「セックス・アンド・ザ・シティ2」
金3日2.8→7.4→10.8→13.3億円→
前作との対比で考えると、本作は19.2億円となる。
前作以上といえる動きだが、前作は公開後に相当な話題となり、かなり粘った作品。
前作のようなムーブメントはさすがに起きないだろう。

女性向けのラブストーリーの興行収入は以下のとおり。
☆07年「ホリデイ」トータル13.3億円
OP1.8→5.5→8.2→10.3→11.8
☆08年「P.S.アイラヴユー」トータル11.0億円
OP1.5→4.4→6.7→8.2→9.2
☆06年「イルマーレ」トータル11.0億円
OP1.8→5.3→7.3→9.1→9.9
☆07年「幸せのレシピ」トータル7.0億円
OP1.2→3.5→5.3→6.4
☆08年「ベガスの恋に勝つルール」トータル6.1億円
先1.8→3.8→5.0→5.6→不明→6.0
☆09年「オーストラリア」トータル5.8億円
OP1.4→3.4→4.8→5.6
☆10年「噂のモーガン夫妻」トータル3.0億円見込み(※サラ主演)
金0.7→1.7→2.3→2.8→2.9
☆10年「セックス・アンド・ザ・シティ2」
金3日2.8→7.4→10.8→13.3億円→
「オーストラリア」以外との対比で考えると、「セックス・アンド・ザ・シティ2」の興行収入は14.3~17.8億円となる。
サラ・ジェシカ・パーカー主演の「噂のモーガン夫妻」との対比が14.3億円となり、これがミニマムラインとなる。
現時点では14億円以上、前作の18億円以下というところか。
レディースデイで引き続き稼ぎまくり粘るのか、初動タイプとなるのか、動きが読みにくかったが、どうやら予想に反して粘りまくるようだ。
したがって、17~18億円程度が落ち着きどころか。

「セックス・アンド・ザ・シティ2」13.3億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「007/慰めの報酬」16.6億円(トータル19.8億円)
☆「HACHI 約束の犬」16.0億円(トータル19.7億円)
☆「ワルキューレ」11.3億円(トータル12.5億円)
<2008>
☆「セックス・アンド・ザ・シティ」12.5億円(トータル18.0億円)
☆「ジャンパー」15.2億円(トータル17.4億円)
☆「ダークナイト」13.7億円(トータル16.0億円)
前作以外との対比で考えると、「セックス・アンド・ザ・シティ2」の興行収入は14.7~16.4億円となる。
引き続きレディースデイの動員が期待できる作品であり、この対比を超えるのではないか。
前作(トータル18.0億円)の1割~5分程度の下落と考えると、「セックス・アンド・ザ・シティ2」の興行収入は16.2~17.1億円となる。
アメリカでは評価が悪いとのことなので、日本でもそれほど受けないと思ったが、あまり関係なかったようだ。
「セックス・アンド・ザ・シティ2」の興行収入は17億円と予想したい。
先週までは14.5億円という予想だったが、本作に対する考え方が甘すぎた。
この作品に対して、男の自分に動きが読めるはずがなかったようだ。
アメリカでは苦戦しているが、日本でのムーブメントはまだまだ続いているのかもしれない。


6位:「アウトレイジ」(ワーナー)<3週目>
【公開前個人予想】 6.0億円
【現時点での興行収入予想】 8.0億円(OP時~2週目9億円)
【公開規模】 155スクリーン
6.0千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは5.3億円半ばとなっている。
1週間の伸びは1.5億円程度だろうか。
北野映画や暴力映画はそれほどヒットしないと思ったが、話題性もあり、知名度などがやはり相当に高かったようだ。

北野映画の興行収入は以下のとおり。
☆03年「座頭市」トータル28.5億円
☆05年「TAKESHIS」トータル3億円程度か
☆07年「監督・ばんざい」トータル1~2億円程度か
☆08年「アキレスと亀」トータル1~2億円程度か
興行収入を期待できる作品は「座頭市」以来となる。
評価もそれほど悪くはなく、初動タイプではないかもしれない。

「アウトレイジ」5.4億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「火天の城」5.9億円(トータル9.3億円)
☆「旭山動物園物語」5.7億円(トータル9.0億円)
☆「ハゲタカ」5.6億円(トータル8.3億円)
☆「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」5.3億円(トータル7.7億円)
☆「MW-ムウ-」5.3億円(トータル7.5億円)
<2008>
☆「ハンサム★スーツ」5.6億円(トータル8.6億円)
☆「イキガミ」祝込5.8億円(トータル8.0億円)
☆「僕の彼女はサイボーグ」5.0億円(トータル7.0億円)
これらとの対比で考えると、「アウトレイジ」の興行収入は7.4~8.5億円となる。
先週まで9億円という予想だったが、そこまで伸びるだろうか。
「ハゲタカ」対比の8.0億円辺りが落ち着きどころか。
知名度のあるので極端に伸びを失わないだろうが、高い伸びもないだろう。
現時点では「アウトレイジ」の興行収入は8.0億円と予想したい。
暴力映画はやはり高い伸びは期待できないところはあったかもしれない。


7位:「アリス・イン・ワンダーランド」(ディズニー)<11週目>
【公開前個人予想】 60.0億円
【現時点での興行収入予想】117億円(6~8週目120億円、5週目115億円、4週目105億円、OP~2週目100億円)
【公開規模】 250スクリーン(先週比-129スクリーン)
5.1千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは116.4億円となっている。
1週間の伸びは1.0億円半ば程度だろうか。
スクリーン数が徐々に削られてきている。

週毎の伸びは以下のとおり。
OP時13.2→2週目22.2→3週目23.6→4週目24.8→5週目9.6→
6週目7.6→7週目6.1→8週目4.4→9週目2.3→10週目1.6→
11週目1.0億円となっている。
GW後でも大きな落ち込みがなく、110億円を楽に突破している。
“ディズニー史上最短での100億円突破”が大きなニュースとなったが、GWがあったのだから、他の作品よりも有利とはいえるものの、こういうニュースが出ると『それほど流行っているのならば、俺も見ないといけないな』という心理が働くので、しばらくは粘りそうだ。
このような記事の宣伝効果は相当に高い。
問題はいつまでこの規模をキープできるかとなりそうだ。
DVD発売も8月4日に決定しているので、そろそろ縮小されていきそうだ。

公開前には、シリーズ作品や結末などが気になるタイプの作品ではないので、100億円級のビッグヒットにはならないと踏んだが、知名度が高い題材、監督・主演であり、観客層の幅が広い作品なので、このようなヒットになったのだろうか。
もちろん、3D大作映画という目玉もあった。
3D映画は単価が高いので、これもバカにならない。
前売券を買えば1300円で見られるところ、300円上乗せするか、2000円払わなければいけないので、25%~50%近く単価が上がる。

ティム・バートン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「スリーピー・ホロウ」トータル19.0億円
☆01年公開「猿の惑星」トータル45.0億円
☆04年公開「ビッグ・フィッシュ」10億円未満
☆05年公開「チャーリーとチョコレート工場」トータル53.5億円
5週目38.2→42.3→45.9→48.5→50.9→51.9
☆05年公開「コープス・ブライド」トータル10.0億円
OP1.8→04.5
☆08年公開「スウィーニー・トッド」トータル20.5億円
OP4.0→09.6→14.0→16.6→18.4→19.4
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」
5週目93.4→101.0→107.1→111.5→113.8→115.4→116.4億円→
3Dということはあるが、「チャーリーとチョコレート工場」の倍以上を稼ぐという仕組みが分からない。

ジョニー・デップ主演作品の主な興行収入は以下のとおり。
☆03年公開「パイレーツ・オブ・カリビアン」トータル68.0億円
☆05年公開「ネバーランド」トータル11.0億円
☆05年公開「チャーリーとチョコレート工場」トータル53.5億円
OP4.7→15.4→24.0→30.8→38.2→42.3
☆06年公開「パイレーツ・オブ・カリビアン/チェスト」トータル100.2億円
5週目78.8→86.5→90.6→93.5→95.5→98.5
☆07年公開「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド」トータル109.0億円
5週目83.7→90.9→96.2→99.3→102.5→105.1→106.8→107.5
☆08年公開「スウィーニー・トッド」トータル20.5億円
OP4.0→09.6→14.0→16.6→18.4→19.4→20.1
☆09年公開「パブリック・エネミーズ」
OP1.5→03.8→05.6→06.5
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」
5週目93.4→101.0→107.1→111.5→113.8→115.4→116.4億円→
GWがあったので、「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド」の12週目との対比で考えると、「アリス・イン・ワンダーランド」の興行収入は118.0億円となる。
120億円ラインが限界となるか。

興行収入100億円前後の作品は以下のとおり。
☆05年「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」トータル110.0億円
5週目69.5→不明→95.5→100.9→103.5→105.4→108.3
☆07年「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド」トータル109.0億円
5週目83.7→90.9→96.2→99.3→102.5→105.1→106.8→107.5
☆06年「パイレーツ・オブ・カリビアン/チェスト」トータル100.2億円
5週目78.8→86.5→90.6→93.5→95.5→98.5
☆07年「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」トータル94.0億円
5週目79.2→82.4→87.0→89.0→祝込91.3→91.9→93.0
☆05年「スター・ウォーズEPⅢ」トータル91.7億円
5週目65.8→73.3→80.5→84.2→86.9→不明→90.9
☆06年「ダ・ヴィンチ・コード」トータル90.5億円
5週目70.3→76.1→80.7→83.9→85.3→88.2
☆09年「ハリー・ポッターと謎のプリンス」トータル80.0億円
5週目66.7→71.6→74.9→76.8→77.8→78.2→不明→79.2
☆07年「スパイダーマン3」トータル71.2億円(GW作品)
5週目62.3→65.1→66.9→68.1→70.7→
☆06年「ナルニア国物語」トータル68.6億円
5週目52.3→58.2→60.6→63.3→64.8
☆08年「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」トータル57.1億円
5週目祝込46.7→49.5→52.0→53.7→55.9→56.5→56.8
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」
5週目93.4→101.0→107.1→111.5→113.8→115.4→116.4億円→
GWがあったので、これらの12週目との対比で考えると、「アリス・イン・ワンダーランド」の興行収入は117.6~118.0億円となる。
これらの興行収入を超えてしまったが、「アリス・イン・ワンダーランド」は非シリーズ作品であり、さらに観客層が広く、比較的気軽に見られるということもある。

スクリーン数の動向が気になるところだが、先週1週間の伸びが1.0億円だったので、今後40%程度の下落と考えると、次週以降は0.6→0.4億円を稼ぐだろう。
7月10日から「トイストーリー3」が始まるので、ここまでが稼ぎどころと考えたい。
したがって、1.0億円程度の上乗せが可能だろうか。
現時点では「アリス・イン・ワンダーランド」の興行収入は先週に引き続き117億円という予想にしておきたい。
「アバター」を除外すれば、03年「ラストサムライ」トータル137.0億円、04年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」トータル135.0億円以来の大ヒットとなる。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

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