ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『トイ・ストーリー3』レビュー

◆評  価   9.0点
◆おススメ度  S(まさに傑作、ヒットしている理由がよく分かった)

2D吹替え版を渋谷で鑑賞。
夢のある素晴らしい作品であり、強いメッセージも心に深く刻まれて、ラストは涙を抑えることができなかった。
おもちゃ達のアンディに対する愛情と、アンディのおもちゃ達に対する愛情を深く感じることができる。
アンディの母親が愛情を込めてアンディを大学へ送り出したように、アンディはおもちゃ達のために別れて、そしておもちゃ達もアンディのために別れていく。
屋根裏部屋に押し込んで長年放っておかれて遊んでもらうことのないおもちゃ達を、愛情を込めて遊んでくれる子どもへとアンディは引き継ぎ、そしてアンディが子どもから大人へと変わっていくためにおもちゃ達もアンディに別れを告げる。
寂しい別れでもあるが、深い愛情が込められた別れでもある。
愛する人を想った別れの美しさに心を揺さぶらされて、感動させられた。
長年変わることのない関係ということも必要かもしれないが、それぞれがそれぞれのことを考えたときには、必要な別れというものがあると教えられた。
私事において、最近どうしようか悩んでいたことがあったが、本作を見てこういう別れもあるのだと改めて感じ取り、自分も前に進んでみようという気持ちになった。

アドベンチャー作品としても素晴らしい出来栄えである。
保育園から抜け出して、さらにゴミ処理施設から抜け出すという取るに足らないようなものなのだけれども、危険な宇宙を旅して、敵の本拠地から脱出するような、とてつもなく広がりを持った“冒険”を堪能できた。
シリーズを楽しんだ人にはさらに面白くなるような仕掛けも満載であり、本シリーズに対するピクサー製作陣の愛情、各キャラクターに対するピクサー製作陣の愛情を感じられる。

最近のピクサー作品は失敗できないというプレッシャーからか、普通のアニメ映画とそれほど変わらないようになってしまい、少々残念な気持ちを持っていたが、ピクサー作品はきちんと期待に応えてくれるだけではなくて、期待以上のものを見せてくれる素晴らしいスタジオだという思いを強くした。

本作を鑑賞した日に、たまたま公共交通機関の中で、小さな女の子2人が本作と同じように人形を振りかざして遊んでいたのを見かけた。
普段ならば、気にも留めないありきたりな光景かもしれないが、人形と遊ぶ彼女たちを見る目が変わったような気がした。
これも本作の持つ大きなチカラによるものだろう。
おもちゃや、おもちゃと遊ぶ子ども達に対する見方を変えるほどのパワーを持つ作品は偉大といえる。
スポンサーサイト

テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

『トイ・ストーリー』DVDレビュー

◆評  価   8.0点
◆おススメ度  S(色あせることのない傑作)

おもちゃに対する愛情と、おもちゃを愛してくれる子ども達に対する愛情に溢れた作品。

おもちゃが動き回るという夢のような世界が展開されており、このような気持ちはいつまでも忘れてはいけないと感じさせてくれる。
また、そういうえば自分が遊んだおもちゃ達はどこに行ってしまったのだろうとどこか切ない気持ちにもさせてくれる。
さらに、冒頭のアンディがおもちゃと遊ぶシーンは、アメリカの子どもも日本の子どもも変わらず、万国共通なのだろうか、どこか懐かしい感じにもさせてくれる作品だ。
おもちゃとともに遊び、おもちゃとともに成長していくのは普遍的といえそうだ。

ストーリー自体は、隣家からの脱出と引越の車への到着という取るに足らないものなのだけれども、他のアドベンチャー作品にヒケをとらない“激しい冒険”を堪能できるというのも不思議な仕掛けだ。
悪ガキの日光による攻撃や、飛ぶことのできない翼などを事前に描いておいて、それをきちんとオチとして回収するのは心地よく感じる。
1本のマッチを使って、ロケットを発火するのだろうと思わせておいて、一旦観客をドキドキさせるようなテクニックも見事といえる。

また、ウッディとバズというまさに正反対の性格の“二人”が繰り広げる見事なバディムービーだ。
自分の居場所を奪われたと思う者と、自分をヒーローと思う者という組み合わせは過去に例がないであろうほどの新鮮な面白みを与えてくれるとともに、自信やアイデンティティを失ったバズを救ったのは、ウィディであり、アンディの愛情(足裏に書いた名前)であったことはどことなく感動的でもあった。

他のキャラクターもただのお飾りではなくて、高い個性を感じられる。
ピクサーの製作陣が一つずつにきちんと愛情を込めたのだろう。

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

全米映画興行収入(8月第4週目)

1位となったのは新作の「The Last Exorcismk」。
事前には3日間で16.2百万ドルのオープニングと予想されているが、予想を上回る21.3百万ドルのオープニングを飾った。
制作費は極安の1.8百万ドルとなっている。
「パラノーマル・アクティビティ」(トータル108百万ドル)の1万5千ドルにはさすがに敵わないが、ホラー作品の低予算には驚くばかり。
①スターを登場させる必要がないこと、②舞台が限定的であり、セット一つ・ロケ地一箇所で撮影できること、③スケジュールを上手く組めば、撮影に時間が掛からず、スタッフも少人数で済むことなどが理由だろう。
ローリスクの上に、アメリカ人はホラーを好むのでハイリターンとなる。

本作はイーライ・ロスがプロデュースした作品。
彼が監督した作品の興行収入は以下のとおり。
☆02年「キャビン・フィーバー」トータル21百万ドル
OP09→15→18→20→21
☆06年「ホステル」トータル47百万ドル
OP20→35→43→46→47
☆07年「ホステル2」トータル18百万ドル
OP08→14→17→18
☆10年「The Last Exorcismk」
OP21百万ドル→
自身が監督した作品よりもヒットしている。
「ホステル」トータル47百万ドルがライバルとなるだろうか。
「The Last Exorcismk」の興行収入は4千万ドル台となりそうだ。
評価はそれほど悪くはないが、高くもないので、ロングセールスにはならないだろう。

ホラー作品としては以下のような作品がライバルか。
☆09年「スペル」トータル42百万ドル
OP16→28→35→39
☆04年「エクソシスト ビギニング」トータル42百万ドル
OP18→31→37→40
製作費1億ドルを掛けてもこの程度しか稼げない場合もあるのに、製作費1.8百万ドルでもこの程度稼ぐこともできるので、映画というビジネスは面白い。


2位となったのは新作の「Takers」。
事前には3日間で11.1百万ドルのオープニングと予想されているが、予想を大きく超える21.0百万ドルのオープニングを飾った。
製作費2千万ドルを余裕で回収している。
評価は普通程度であり、このオープニングの高さの理由がよく分からない。
ヘイデン・クリステンセン、マット・デュロン、クリス・ブラウン、ポール・ウォーカー、ゾーイ・サルダナなどが出演したクライムアクション。
「オーシャンズ」シリーズ、スタローン監督の「エクスペンダブルズ」同様に、多数の俳優が登場する作品は受けがよいのだろうか。

多数の俳優がチームを組む、今年公開された作品の興行収入は以下のとおり。
☆10年「エクスペンダブルズ」
OP35→65→82百万ドル→
☆10年「特攻野郎Aチーム THE MOVIE 」トータル77百万ドル
OP26→50→63→69→74
☆10年「Takers」
OP21百万ドル→
「Takers」の興行収入は6千万ドル程度だろうか。

ヘイデン・クリステンセン主演作としては08年「ジャンパー」トータル80百万ドル、マット・デュロン主演作としては09年「アーマード 武装地帯」トータル16百万ドルとなっており、ヘイデン・クリステンセンの人気も多少あったのかもしれない。


3位は3週目の「エクスペンダブルズ」。
トータルでは82百万ドルとなっている。
製作費8千万ドルをようやく回収した。
これがコケたら、スタローンの監督・俳優生命が終わると思われただけに一安心というところか。
シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ミッキー・ローク、ブルース・ウィルス、アーノルド・シュワルツェネッガーととにかくキャスティングが豪華。

シルベスター・スタローン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆06年「ロッキー・ザ・ファイナル」トータル70百万ドル
先22→48→61→65→68
☆08年「ランボー最後の戦場」トータル43百万ドル
OP18→30→37→40→42
☆10年「エクスペンダブルズ」
OP35→65→82百万ドル→
「ロッキー・ザ・ファイナル」を超えている。
現時点では1億ドルが落ち着きどころか。
『監督が監督だけに初動タイプの疑いが強いが、評価は高くなっており、評判に釣られて鑑賞する客も増えるだろう』と思っていたが、やはりやや初動傾向にあったようだ。
「ランボー」の続編の企画が飛んだようだが、このヒットを受けて、企画が再燃するようなこともあるかもしれない。
それよりも、本作の続編の方が早いだろうか。


4位は3週目の「食べて、祈って、恋をして」。
トータルでは61百万ドルとなっている。
製作費6千万ドルをようやく回収した。
不安のあったジュリア・ロバーツ作品ではあるが、無難な結果を残しそうだ。
原作はかなり有名のようであり、その影響もあったか。
共演は、ハビエル・バルデム、ジェームズ・フランコ。

ジュリア・ロバーツ主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆90年「プリティ・ウーマン」トータル178百万ドル
☆99年「ノッティングヒルの恋人」トータル116百万ドル
☆00年「エリン・ブロコビッチ」トータル126百万ドル
☆01年「ザ・メキシカン」トータル67百万ドル
OP20→38→51→58→62
☆01年「アメリカン・スウィートハート」トータル93百万ドル
OP30→59→75→83→88
☆03年「モナリザ・スマイル」トータル64百万ドル
OP12→31→50→57→60
☆04年「クローサー」トータル34百万ドル
☆09年「デュプリシティ」トータル41百万ドル
OP14→26→32→39→40
☆10年「食べて、祈って、恋をして」
OP23→47→61百万ドル→
「ザ・メキシカン」「モナリザ・スマイル」が6千万ドル台なので、この程度を稼げれば合格ラインとなるか。
現時点では7~8千万ドル程度が落ち着きどころではないか。
ここ数年活躍が目立たなかった割には、コケてはいないので問題はないだろう。
評判はそれほど良くはないようなので、あまり粘りはなさそうだ。


5位は4週目の「The Other Guys」。
トータルでは99百万ドルとなっている。
製作費は1億ドルとなっており、製作費をほぼ回収している。

監督はウィル・フェレルの盟友のアダム・マッケイ。
過去に「俺たちニュースキャスター」「タラデガ・ナイト」「俺たちステップ・ブラザース-義兄弟-」でコンビを組んでいる。

ウィル・フェレル主演作の興行収入は以下の通り。
☆04年「俺たちニュースキャスター」トータル85百万ドル
OP28→57→071→078→082→083
☆05年「奥様は魔女」トータル63百万ドル(※主演はニコール・キッドマン)
OP20→39→051→057→060→061
☆06年「タラデガ・ナイト」トータル148百万ドル
OP47→90→114→128→137→142
☆06年「主人公は僕だった」トータル41百万ドル
OP13→23→033→037→039→040
☆07年「俺たちフィギュアスケーター」トータル119百万ドル
OP33→68→090→101→108→112
☆08年「俺たちダンクシューター」トータル33百万ドル
OP15→25→030→032→033→033
☆08年「俺たちステップ・ブラザース-義兄弟-」トータル100百万ドル
OP31→63→081→091→096→098
☆09年「マーシャル博士の恐竜ランド」トータル49百万ドル
OP19→35→044→047→048→048
☆10年「The Other Guys」
OP36→70→088→099百万ドル→
成功と失敗を交互に繰り返すコメディ俳優。
アダム・マッケイ監督作品ということもあり、今回は成功のようだ。
1億1~2千万ドル程度が落ち着きどころか。
「俺たちフィギュアスケーター」トータル119百万ドルを超えたいところだ。
コメディ系も増えてきているが、マーク・ウォルバーグとの目新しいコンビも注目されたか。
ドウェイン・ジョンソン、サミュエル・L・ジャクソンなど、キャスティングも豪華だ。
評価も思ったよりも高くなっており、恐ろしいほどの初動タイプではなさそうだ。


6位は2週目の「Vampires Suck」。
トータルでは28百万ドルとなっている。
製作費は2千万ドルであり、余裕で制作費を回収した。
本作は、「トワイライト」サーガシリーズの大ヒットに乗じた、ヴァンパイア映画のパロディ作品。
最終絶叫計画シリーズなどの原作を手掛けたジェイソン・フリードバーグ、アーロン・セルツァー監督作品。

彼らの監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年「鉄板英雄伝説」トータル40百万ドル
OP19→30→36→38→39
☆08年「ほぼ300<スリーハンドレッド>」トータル38百万ドル
OP19→29→34→36→37
☆08年「ディザスター・ムービー!」トータル14百万ドル
OP06→11→13→14→14→14
☆10年「Vampires Suck」
先19→28百万ドル→
「Vampires Suck」の興行収入は3千万ドル台が落ち着きどころか。
「鉄板英雄伝説」「ほぼ300<スリーハンドレッド>」と同程度となりそうだ。
この手のパロディモノは近年すたれつつあったが、人気のヴァンパイア映画に目をつけたことが幸いしたのか、コケずに済んだ。
制作費も格安であり、パロディモノはローリスクともいえる。
評価はいつも通り良くはなく、当然初動タイプとなっている。


7位は7週目の「インセプション」。
トータルでは271百万ドルとなっており、製作費160百万ドルを余裕で回収している。
先週9位だったのに、7位に復活している。

監督は「メメント」のクリストファー・ノーラン。
監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆02年「インソムニア」トータル67百万ドル
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル205百万ドル
先73→123→151→172→183→191
☆06年「プレステージ」トータル53百万ドル
☆08年「ダークナイト」トータル533百万ドル
OP158→214→394→442→471→489→502
☆10年「インセプション」
OP63→143→193→228→248→262→271百万ドル→
「バットマン ビギンズ」を余裕で突破した。

レオナルド・ディカプリオ主演作の興行収入は以下の通り。
☆02年「ギャング・オブ・ニューヨーク」トータル78百万ドル
OP09→30→047→055→060
☆02年「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」トータル165百万ドル
先49(OP30)→97→119→134→145
☆04年「アビエイター」トータル103百万ドル(2週目より拡大)
拡10→32→043→050→058
☆06年「ディパーテッド」トータル132百万ドル
OP27→57→077→091→102
☆06年「ブラッド・ダイヤモンド」トータル57百万ドル
OP09→19→025→036→044
☆08年「ワールド・オブ・ライズ」トータル39百万ドル
OP13→24→031→035→037
☆08年「レボリューショナリー・ロード」トータル23百万ドル
☆10年「シャッター・アイランド」トータル128百万ドル
OP41→076→096→108→116→121
☆10年「インセプション」
OP63→143→193→228→248→262→271百万ドル→
2010年に1億ドル突破作品が2本もある俳優となる。
彼にとっては「タイタニック」に次ぐ、自身2番目に高い興行収入となりそうだ。
2億ドル突破後も伸ばしていくだろう。

ジャンルは異なりそうだが、「マトリックス」シリーズ辺りがライバルか。
☆99年「マトリックス」トータル171百万ドル
☆03年「リローデッド」トータル282百万ドル
☆03年「レボリューションズ」トータル139百万ドル
「リローデッド」トータル282百万ドル辺りまで伸びるのではないか。

今年公開された以下のような作品もライバルとなる。
☆10年「アイアンマン2」現時点で312百万ドル
OP128→211→251→275→291→299→305
☆10年「エクリプス/トワイライト・サーガ」現時点で298百万ドル
先158→235→265→280→288→293→296
☆10年「インセプション」
OP063→143→193→228→248→262→271百万ドル→
「ダークナイト」同様に、評価は恐ろしく高く、相当に粘りそうだ。
まだまだ先が長いが、いずれは近いところまで伸ばしていくだろう。
2億8千万~2億9千万ドル程度が落ち着きどころか。


8位は2週目の「Nanny McPhee Returns」。
トータルでは17百万ドルとなっている。
製作費35百万ドルの回収は苦しいだろう。
監督は初監督となるスザンナ・ホワイト。
主演は前作に引き続きエマ・トンプソン、共演はマギー・ギレンホール。
アメリカでは05年に公開された「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」の続編となるファミリー向きファンタジー作品。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆05年「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」トータル47百万ドル
OP15→27→33→37→43
☆10年「Nanny McPhee Returns」
OP08→17百万ドル→
本作の興行収入は2千万ドル後半程度だろうか。
前作の半分程度になってしまうとは思わなかった。
ファンタジーモノは視覚効果に製作費がかさむ上に、結構無視されることも多いので、意外と高いリスクがあると思われる。
原作があるので映画化しやすいが、あまり割りに合わないところがある。
本作の評価はそれほど悪くはないのに、評価に関わらずコケてしまうことがよくある。


9位は2週目の「The Switch」。
トータルでは16百万ドルとなっている。
監督はウィル・スペック、ジョシュ・ゴードン。
このコンビは過去に「俺たちフィギュアスケーター」を手掛けている。
主演はジェイソン・ベイトマン、ジェニファー・アニストンのコメディの作品である。

人工授精モノのようなので、最近公開されたジェニファー・ロペスの作品と被ったことがコケた要因だろうか。
☆10年「The Back-Up Plan」トータル37百万ドル
OP12→23→30→34→36
☆10年「The Switch」
OP08→16百万ドル→
「The Switch」の興行収入は2千万ドル台が落ち着きどころか。
ジェニファー・アニストン主演作品としては、ジェラルド・バトラー共演作の「バウンティー・ハンター」(トータル67百万ドル)が今年公開されたばかりであり、タイミングが悪いような気がする。
評価は普通程度であり、悪くはないようだ。


10位は2週目の「Piranha 3D」。
トータルでは18百万ドルとなっている。
宣伝を工夫したようだが、あまり効果がなかったようだ。

70年代のホラー作品「ピラニア」のリメイク作品。
題材が題材だけに現代においてヒットさせるのは難しい作品だろう。
いくら3Dだからといっても、さすがに厳しい。
仮に「ジョーズ」を3D化したところで、ヒットするかは分からない。
ただ、製作費は24百万ドルとなっており、これでも黒字になる可能性もある。

監督は、アレクサンドル・アジャ。
過去の作品の興行収入は以下のとおり。
☆06年「ヒルズ・ハブ・アイズ」トータル42百万ドル
OP16→29→36→39→40
☆08年「ミラーズ」トータル31百万ドル
OP11→20→25→28→29
☆10年「Piranha 3D」
OP10→18百万ドル→
「Piranha 3D」の興行収入は2千万ドル台が落ち着きどころか。
評価は高いようだが、粘ることは難しいか。
一般向けではなくて、マニア向けなのか。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆ジョージ・クルーニー主演のサスペンスドラマ「The American」
☆ドリュー・バリモア、ジャスティン・ロング主演のラブコメ「Going the Distance」
☆ロバート・ロドリゲス監督のアクションアドベンチャー「Machete」
いずれも一長一短があり、微妙な感じとなりそうだ。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

気になる映画ニュース(8月第4週目)

☆ダスティン・ホフマンが「ミート・ザ・ペアレンツ3」へ出演
今年の12月22日に全米公開が予定されており、既に撮影は終了していたはずだったが、予告編に対する評価がかなり悪いことから、ダスティン・ホフマンの再登場が噂されていた。
公開3ヶ月前の9月に追加撮影するということであり、かなり切羽詰っているのだろうと想像できる。
アメリカでは大爆発してきたシリーズだけに、コケることは許されず、このような手段を取ったのだろう。
監督は「アメリカン・パイ」「アメリカン・ドリームズ」「ダレン・シャン」のポール・ワイツ。
「ライラの冒険」の製作総指揮を務めていたようだ。
「アメリカン・パイ」は1億ドルを超える大ヒットしたが、ヒュー・グラント主演の「アメリカン・ドリームズ」はトータル7百万ドル、ファンタジー大作の「ダレン・シャン」はトータル14百万ドルしか稼げず、おまけに「ライラの冒険」は続編製作中止となっており、彼に頼んだのが間違いだったのではないか。


☆「スパイキッズ4」にジェシカ・アルバが出演
「グラインドハウス」にて偽予告編が上映された「マチェーテ」の全米公開が9月3日に控えているロバート・ロドリゲスだが、お得意のファミリー作品の新シリーズに着手するようだ。
「シン・シティ」「マチェーテ」でコンビを組んだジェシカ・アルバが出演する。
ロバート・ロドリゲスは知名度こそかなり高いが、03年「レジェンド・オブ・メキシコ」トータル56百万ドル、05年「シン・シティ」トータル74百万ドル、07年「グラインドハウス」トータル25百万ドル、09年「ショーツ」トータル21百万ドルとあまりパッとしない成績となっており、ここ数年はかなり悪い。
一方、「スパイキッズ」シリーズは、過去113百万ドル、86百万ドル、112百万ドルと1億ドルに近い数字をコンスタントに残している。
「マチェーテ」もさすがにビッグヒットにはなりそうもないから、そろそろヒットさせて、「シン・シティ2」などに弾みをつけたいのだろう。
もちろん「スパイキッズ4」は3D化が予定されている。


☆トム・ハンクスとサンドラ・ブロックが共演
ジョナサン・サフラン・フォア原作「エクストリームリー・ラウド・アンド・インクレディブリ・クロース:ア・ノベル」の映画化のようだ。
監督は「愛を読むひと」「めぐりあう時間たち」「リトル・ダンサー」のスティーヴン・ダルドリー。
なお、トム・ハンクスは2011年公開予定「Larry Crowne」でジュリア・ロバーツと共演する予定となっており、「Larry Crowne」はトム・ハンクスの監督作品でもある。
メグ・ライアンと再共演するような話もあったと思うが、どうなったのだろうか。


☆アンジェリーナ・ジョリーが監督挑戦
ボスニア紛争を舞台としたラブストーリーの模様。
出演はせずに、監督に徹するようだ。
同趣旨の映画であるクライヴ・オーウェンとの共演作「すべては愛のために」(03年)は4百万ドルしか稼げず、信じられないような大コケをしているが、不動のスターとなり、どのような結果となるだろうか。
この手のジャンルは苦戦することが予想される。
自身が主演するならばともかく、キャストも現地に合う者を選ぶものと考えるので、著名なスターを登用できないだろう。


☆「忍たま乱太郎」が実写化
人気子役の加藤清史郎が主演。
監督は三池崇史が務める。
三池監督は「妖怪大戦争」「ヤッターマン」などファミリー向け作品にも定評があるので、適任ともいえるが、どのような結果となるか。
普通の監督がやったら、結構サムい感じになりそうなので、三池監督くらいではないと無理なのかもしれない。
公開は来年夏とのことであり、「こち亀」との対決が予定されている。
今年の夏は映画館が賑わったが、来年の夏は果たしてどうなるのだろうか。

テーマ:映画関連ネタ - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(8月3週目その3)

10位:「魔法使いの弟子」(ディズニー)<2週目>
【公開前個人予想】 12.0億円
【現時点での興行収入予想】 9~10億円(OP時8~9億円)
【公開規模】 328スクリーン(先週比±0スクリーン)
8.6千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは6.2億円となっている。
1週間の伸びは3.3億円となっている。
オープニングはイマイチだったが、時期的なこともあり、意外と伸びが高い。
ただ、作風的に似ている「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」(トータル14.2億円)には敵わないようだ。
アメリカではコケたが、日本でも大ヒットには至らずということか。
ディズニー、ブラッカイマー、ニコラス・ケイジ、魔法・ファンタジー、これらの要素を含んでも何かが足りないというのだろうか。
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」(トータル14.2億円)がヒットして、本作がヒットしない理由がよく分からない。

ニコラス・ケイジ主演作品の主な興行収入は以下の通り。
☆05年公開「ナショナル・トレジャー」トータル20.6億円
OP5.3→9.6→13.9→16.5→18.3
☆06年公開「ワールド・トレード・センター」トータル24.0億円
OP3.9→10.7→15.0→18.1→20.6→21.8
☆07年公開「ゴーストライダー」トータル5.0億円
OP1.3→3.5
☆07年公開「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」トータル25.8億円
4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8
☆08年公開「NEXT」トータル4億円半ば見込み
OP0.6→2.4→3.5→4.0→4.2
☆09年公開「ノウイング」トータル10.2億円
金2.9→6.1→8.2→9.3→9.8
☆10年公開「魔法使いの弟子」
金2.9→6.2億円→
上手くハマれば20億円台が期待できる俳優。
本作の監督のジョン・タートルトーブは「ナショナル・トレジャー」シリーズの監督でもある。
これらとの対比で考えると、「魔法使いの弟子」の興行収入は8.9~13.9億円となる。
オープニング成績では厳しいと思ったが、二桁ラインには立っているようだ。
オープニングがお盆時期ということもあり、やや初動タイプとなりそうなので、10億円前後というところか。

参考になりそうなファンタジー作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆07年公開「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
金4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8→25.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆05年公開「ナショナル・トレジャー」トータル20.6億円
OP5.3→9.6→13.9→16.5→18.3
☆05年公開「エラゴン/遺志を継ぐ者」トータル18.7億円
OP2.5→6.4→9.7→15.1→17.0→17.9
☆10年公開「タイタンの戦い」トータル15.7億円
金2.8→7.6→12.4→13.9億円→
☆10年公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」トータル14.2億円
金3.7→7.9→10.4→11.8→13.0→13.8→
☆10年公開「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」
金1.9→4.2→05.3→06.0→6.5億円→
☆10年「ダレン・シャン」
金1.4→3.7→5.4→6.0
☆10年公開「エアベンダー」
祝込3日1.9→3.6→4.7億円→
☆10年公開「魔法使いの弟子」
金2.9→6.2億円→
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」には負けたが、「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」以下の作品には勝っている。
主要作品との対比で考えると、「魔法使いの弟子」の興行収入は9.6~13.3億円となる。
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」対比の11.1億円程度がマックスラインとなるか。

「魔法使いの弟子」6.2億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「チェンジリング」6.5億円(トータル12.8億円)
☆「G.I.ジョー」6.6億円(トータル10.5億円)
☆「ノウイング」6.1億円(トータル10.2億円)
☆「ワイルド・スピードMAX」5.9億円(トータル9.5億円)
☆「DRAGON BALL」6.0億円(トータル8.7億円)
<2008>
☆「イーグル・アイ」6.4億円(トータル12.2億円)
☆「クローバーフィールド」6.2億円(トータル12.0億円)
これらとの対比で考えると、「魔法使いの弟子」の興行収入は9.0~12.2億円となる。
やや初動と考えるとマックス11億円、ミニマム9億円程度だろうか。
「魔法使いの弟子」の興行収入は9~10億円と上方修正したい。
先週のオープニングは8~9億円という予想だったが、初日の金曜日に1億円程度稼いでいた情報を入手できなかったことが痛かった。


11位:「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク」(東宝・テレビ東京)<7週目>
【公開前個人予想】 49.0億円
【現時点での興行収入予想】 40.0億円(OP時~2週目47~48億円)
【配給会社期待値】 50億円
【公開規模】 369スクリーン(先週比±0スクリーン)
8.1千万円を週末に稼ぎ、トータルでは36.7億円弱となっている。
1週間の伸びは3.2億円弱程度だろうか。
「アリエッティ」「トイ・ストーリー3」といった強力ファミリー作品が相手のためか、かなり苦戦している印象。
だいたいストーリーが分かる映画よりも目新しい作品に目が向くのは仕方がないか。

週毎の動きは以下のとおり。
OP6.3→2週目4.8→3週目6.7→4週目6.0→5週目4.5→
→6週目5.2→7週目3.2億円となっている。
2週目の数字には海の日の数字は含まれていない。
安定して稼いでおり、まだまだ悲観するほどではないか。
夏休みいっぱい稼ぎ続けることを期待したい。

「劇場版ポケットモンスター」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆98年 配給収入41.5億円「ミュウツーの逆襲」
☆99年 配給収入35.0億円「幻のポケモン・ルギア爆誕」
☆00年 48.5億円「結晶塔の帝王 ENTEI」
☆01年 39.0億円「セレビィ時を超えた遭遇」
☆02年 26.7億円「水の都の護神 ラティアスとラティオス」
☆03年 45.0億円「七夜の願い星ジラーチ」
☆04年 43.8億円「裂空の訪問者 デオキシス」
☆05年 43.0億円「ミュウと波導の勇者ルカリオ」
OP不明→13.0→20.5→26.5→32.4→37.3→39.8→40.6
☆06年 34.0億円「ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ」
OP04.2→10.3→15.7→20.3→24.7→29.3→31.4→32.6
☆07年 50.2億円「ディアルガVSパルキアVSダークライ」(※10周年)
祝込3日11.3→16.9→24.5→31.4→37.2→43.2→46.2→48.4
☆08年 48.0億円「ギラティナと氷空の花束 シェイミ」
祝込3日10.2→18.5→26.9→33.3→39.6→43.3→45.8→46.4
☆09年 46.7億円「アルセウス 超克の時空へ」
祝込3日09.8→17.8→26.4→32.5→38.7→42.1→44.3→44.9
☆10年「幻影の覇者 ゾロアーク」
OP6.3→祝込13.1→17.7→23.7→28.3→33.5→36.7億円→
40億円台が標準となる。
05~09年との対比で考えると、「幻影の覇者 ゾロアーク」の興行収入は38.5~39.9億円となる。
30億円台が落ち着きどころとなる動きだが、例年よりも1週早く公開され、相手関係が強力ということもあった。
しかしながら、オープニング時に書いていた『地力を発揮して、例年ベースの47~50億円に着地するのではないか』という楽観視は止めた方がよさそうだ。
06年のように急激に落ち込むこともあるシリーズだ。
なお、06年は「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」「ゲド戦記」に囲まれていた(08年は「ポニョ」がいたにも関わらず、高い興行収入を残しているのは不思議だが)。

「幻影の覇者 ゾロアーク」の興行収入は先週に引き続き40億円と予想したい。
今は「トイ・ストーリー」や「アリエッティ」に流れているが、例年の鑑賞者をすぐに失うとも思えず、30億円台にまで簡単に落ち込むだろうか。
まだ夏休みの8月は残っているということもある。

以下のライバル作品が好調であり、そろそろ興行収入をあげていきたいところだが、つまづいてしまった。
☆09年「ワンピース」トータル48.0億円
OP10.4→22.5→31.3→36.4→祝込41.9→43.6→44.8
☆09年「エヴァンゲリヲン」トータル40.0億円
OP5.1→13.6→19.8→24.0→27.3→29.8→31.6
☆09年「名探偵コナン」トータル35.0億円
OP5.9→12.5→20.1→29.5→31.6→32.9→33.8
☆10年「幻影の覇者 ゾロアーク」
OP6.3→祝込13.1→17.7→23.7→28.3→33.5→36.7億円→
「エヴァンゲリヲン」以外との対比で考えると、「幻影の覇者 ゾロアーク」の興行収入は38.0~39.3億円となる。
やはり40億円を超えるか超えないかというところになるようだ。
今年公開された「コナン」トータル31.9億円、「ドラえもん」トータル31.6億円が最低でも超えなくてはいけないラインとなるが、それはさすがに突破できた。
今年公開された邦画アニメ作品では「借りぐらしのアリエッティ」に次ぐ、2位の地位を確保できたようだ。


12位:「ソルト」(ソニー)<4週目>
【公開前個人予想】 18.5億円
【現時点での興行収入予想】 21~22億円
【公開規模】 326スクリーン(先週比±0スクリーン)
7.1千万円を週末に稼ぎ、トータルでは17.4億円弱となっている。
1週間の伸びは2.7億円半ば程度だろうか。
洋画サスペンス作品としては、極端な初動ではないようだが、ファミリー向け映画ではないので、週末の数字が悪いのだろうか。

アンジェリーナ・ジョリー主演のアクション作品の興行収入は以下の通り。
☆01年公開「トゥームレイダー」トータル27.0億円
☆03年公開「トゥームレイダー2」トータル20.0億円
☆05年公開「Mr.&Mrs.スミス」トータル46.5億円
OP5.6→14.6→20.4→26.4→不明→38.5→41.8→43.9
☆08年公開「ウォンテッド」トータル25.0億円
先8.3(OP3.8)→15.5→20.2→21.7→23.3→24.1
☆09年公開「チェンジリング」トータル12.5億円(※参考・非アクション)
金3日2.3(OP1.8)→6.5→9.1→11.0→12.1→12.4
☆10年公開「ソルト」
OP3.6→9.3→14.6→17.4億円→
「ウォンテッド」「チェンジリング」との対比で考えると、「ソルト」の興行収入は19.8~20.0億円となる。
とりあえずは20億円超えが目標となるか。
「トゥームレイダー2」トータル20.0億円程度稼げれば十分すぎるほどの合格だろう。

参考となりそうなサスペンスアクションの興行収入は以下のとおり。
☆10年公開「シャーロック・ホームズ」トータル21.5億円
金3日4.1(OP3.3)→10.0→14.6→18.1→20.1→21.1
☆09年公開「007/慰めの報酬」トータル19.8億円
先5.9(OP3.1)→11.3→14.3→16.6→17.9→18.7
☆08年公開「ジャンパー」トータル17.4億円
先5.5→10.0→13.3→15.2→16.4→17.0
☆07年公開「ボーン・アルティメイタム」トータル16.5億円
OP3.3→7.9→11.4→13.6→14.8→15.8
☆09年公開「ワルキューレ」トータル12.5億円
祝込3日3.8(2日2.4)→7.7→10.1→11.3→11.9
☆05年公開「ボーン・スプレマシー」トータル12.5億円
OP3.2→6.5→8.8→10.5→11.5
☆08年公開「イーグル・アイ」トータル12.2億円
OP2.5→6.4→10.0→11.6
☆10年公開「ソルト」
OP3.6→9.3→14.6→17.4億円→
これらとの対比で考えると、「ソルト」の興行収入は18.3~21.1億円となる。
夏休みという時期もあり、極端な初動タイプでもないだろう。
やはり20億円ライン近くまでは稼ぎそうだ。
「007/慰めの報酬」「シャーロック・ホームズ」が当面のライバルか。
日本人としては「ボーン」シリーズよりも好みなのだろうか。
主演の人気ということもありそうだ。

「ソルト」17.4億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ベンジャミン・バトン」18.7億円(トータル24.0億円)
☆「007/慰めの報酬」16.6億円(トータル19.8億円)※先行アリ
<2008>
☆「EARTH」16.5億円(トータル24.0億円)
☆「スウィーニー・トッド」16.6億円(トータル20.5億円)
これらとの対比で考えると、「ソルト」の興行収入は20.8~25.3億円となる。
「スウィーニー・トッド」との対比で考えると、「ソルト」の興行収入は21.5億円となる。
これらを踏まえるとマックス25億円、ミニマム18億円辺りとなるだろうか。
現時点では20億円ラインにはしっかりと立っている。
「ソルト」の興行収入は先週に引き続き21~22億円と予想したい。
20億円を超えるかという不安はあったが、お盆時期はダテではなかったようだ。
「007/慰めの報酬」トータル19.8億円、「シャーロック・ホームズ」トータル21.5億円に近いレベルを稼ぐと思われるので、大ヒットといえるだろう。


14位:「きな子~見習い警察犬の物語~」(松竹)<2週目>
【公開前個人予想】 8.0億円
【現時点での興行収入予想】 8.0億円
【公開規模】 253スクリーン(先週比±0スクリーン)
6.1千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは3.8億円弱となっている。
1週間の伸びは2.4億円程度だろうか。
週末の成績は良くないが、時期的なこともあり、平日には稼いでいる。
公開前に『コケる可能性もあるが、動物モノでもあり、あまり低くは予想しにくい』と書いた通りとなるか。
しかし、稼げる動物モノとしてはやや物足りない成績でもある。
夏帆をクローズアップすれば、そうなるのは仕方がない。

「動物モノ」の興行収入は以下の通り。
☆07年「マリと子犬の物語」(東宝)トータル31.8億円
OP2.8→7.4→祝12.0→不明→23.1
☆04年「クイール」(松竹)トータル22.2億円
OP2.4→6.8→10.9→15.6→17.9
☆09年公開「HACHI 約束の犬」トータル19.7億円(※参考)
OP2.2→8.8→13.2→16.0→17.7→18.6
☆06年「子ぎづねヘレン」(松竹)トータル17.8億円
OP1.7→5.6→10.5→13.9→15.4
☆08年「犬と私の10の約束」(松竹)トータル15.2億円
OP1.8→5.2→8.5→11.5→12.9
☆09年「ウルルの森の物語」
OP0.6→不明→3.1→祝込4.7→5.1
☆10年「きな子~見習い警察犬の物語~」
先1.3→3.8億円→
「マリと子犬の物語」以外との対比で考えると、「きな子~見習い警察犬の物語~」の興行収入は8.5~12.4億円となる。
当面の目標は二桁ということになるが、オープニングがお盆の稼ぎ所ということもあり、額面どおりに捉えるのは危険か。
また、これらのようなロングセールスになる可能性も低いと考えられる。
10億円台のヒットにはならず、「ウルルの森の物語」を超える程度のヒットか。

「きな子~見習い警察犬の物語~」3.8億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「火天の城」3.5億円(トータル9.3億円)
☆「旭山動物園物語」4.0億円(トータル9.0億円)
☆「ハゲタカ」4.1億円(トータル8.3億円)
☆「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」4.1億円(トータル7.7億円)
☆「MW-ムウ-」4.0億円(トータル7.7億円)
<2008>
☆「まぼろしの邪馬台国」3.5億円(トータル9.5億円)
☆「ハンサム★スーツ」3.9億円(トータル8.6億円)
☆「イキガミ」3.8億円(トータル8.0億円)
☆「僕の彼女はサイボーグ」3.8億円(トータル7.0億円)
☆「ホームレス中学生」祝込3.7億円(トータル不明)
これらとの対比で考えると、「きな子~見習い警察犬の物語~」の興行収入は7.1~10.3億円となる。
動物モノでもあり、夏休みシーズンでもあり、極端な初動タイプでもないと思いたい。
8月いっぱいはなんとか稼げると考えて、「きな子~見習い警察犬の物語~」の興行収入は先週に引き続き8.0億円と予想したい。
安定している動物モノであり、この程度は稼げるだろう。


なお、その他の新作のオープニングは以下のとおり。
☆「キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争」6.9千万円(385スクリーン)
☆「劇場版 怪談レストラン」は69,783,500円(166スクリーン)
☆「カラフル」は49,452,300円(104スクリーン)
☆「NECK ネック」は9,209,700円(46スクリーン)

「キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争」はもうちょっと激しくコケると思ったが、普通の大コケ程度というところか。
トータルでは2億円台の興行収入となりそうだ。
お盆時期に向くファミリー作品とはいえ、この映画に300スクリーンを割くのはいかがなものか。

「劇場版 怪談レストラン」はスクリーン数からすると意外と高いオープニング。
普通ならば、ランキングできるレベルだ。
小説、テレビアニメ、ゲームと展開されているようであり、意外と知名度が高い題材なのかもしれない。
トータルでは3億円程度の興行収入となりそうだ。

「カラフル」は悪くはないが、アニメ作品らしい爆発はなかった。
トータルでは2億円台の興行収入となりそうだ。
アニメ作品は何がヒットして、何がヒットしないのかがよく分からない。

「NECK ネック」はスクリーン数が少ないので、仕方がないが、果たして利益は出るのだろうか。
詳しくは知らないが、ホラーエンターテイメントという実験的な作品のようだ。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(8月3週目その2)

2位:「トイ・ストーリー3」(ディズニー)<7週目>
【公開前個人予想】 62.5億円
【現時点での興行収入予想】 112億円(4~5週目95億円、OP時~3週目88億円)
【配給会社期待値】 100億円
【公開規模】 477スクリーン(先週比-21スクリーン)
動員ベースでは「アリエッティ」が2位となるようだが、興行収入ベースでは先週に引き続き、本作が逆転する。
2.7億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは93.2億円となっている。
1週間の伸びは10.3億円半ば程度だろうか。
評価も高く、安定して伸びている。

週毎の動きは以下のとおり。
OP9.8→2週目14.0→3週目15.1→4週目15.3→5週目12.5→
→6週目16.2→7週目10.3億円となっている。
成績が非常に安定している。

「踊る」「アリエッティ」と比べても圧倒している。
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」
OP9.7→25.0→祝39.3→46.0→52.5→57.2→63.4→66.8
☆10年「借りぐらしのアリエッティ」
3日13.5→26.2→39.8→50.3→64.7→73.9
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP09.8→23.7→38.8→54.1→66.6→82.8→93.2億円→
この戦いも注目だが、勝負は決しているだろう。
1週間のビハインドがある「踊る大捜査線」を相手にしていない。
3D作品ということもあり、「借りぐらしのアリエッティ」にもかなり差をつけている。
相手は強いが、本作がこの夏の勝者となりそうだ。

ピクサー作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年「トイ・ストーリー2」トータル34.5億円
☆02年「モンスターズ・インク」トータル93.7億円
☆03年「ファインディング・ニモ」トータル110.0億円
5週目75.0→81.0→95.7→99.6→102.9→104.5→106.8
☆04年「Mr.インクレディブル」トータル52.6億円
先7.5→15.3→不明→不明→35.1→47.1→48.0→50.0
☆06年「カーズ」トータル22.3億円
OP3.8→07.8→10.5→14.1
☆07年「レミーのおいしいレストラン」トータル39.0億円
水5.0→12.8→19.5→28.5→32.0→35.8→37.1→祝38.1
☆08年「WALL・E/ウォーリー」トータル40.0億円
金5.1(2日4.5)→11.5→16.0→不明→30.3→祝35.5→37.1
☆09年「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル50.0億円
OP6.3→15.5→22.3→31.1→37.0→42.9→46.0
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP09.8→23.7→38.8→54.1→66.6→82.8→93.2億円→
「Mr.インクレディブル」「カールじいさんの空飛ぶ家」をあっさりと超えた。
「ファインディング・ニモ」以外との対比で考えると、「トイ・ストーリー3」の興行収入は98.0~102.1億円となっている。
「ファインディング・ニモ」との対比で考えると、「トイ・ストーリー3」の興行収入は107.1億円となっている。
「ファインディング・ニモ」以外との対比を超えそうだ。
「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル50.0億円、「Mr.インクレディブル」トータル52.6億円を超える程度と考えたが、「モンスターズ・インク」トータル93.7億円、「ファインディング・ニモ」トータル110.0億円と同程度のヒットになりそうだ。
確実視されている100億円突破はここまで来れば余裕だ。

以下の作品も参考になりそうだ。
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」トータル118億円見込み
OP13.2→35.4→59.0→83.8→93.4→101.0→107.1→111.5
☆08年「崖の上のポニョ」トータル155.0億円
3日15.7→32.3→52.6→72.1→99.4→111.7→127.2→134.4→140.5→
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP09.8→23.7→38.8→54.1→66.6→82.8→93.2億円→
これとの対比で考えると、「トイ・ストーリー3」の興行収入は102.7~113.6億円となっている。
マックス115億円、ミニマム100億円というところか。
「トイ・ストーリー3」の興行収入は、「ファインディング・ニモ」トータル110.0億円を超えると考えて、先週に引き続き112億円と予想したい。
先々週までは「モンスターズ・インク」トータル93.7億円を超える程度と思ったが、評価が高く、伸びが尋常ではなかった。
この安定感はお盆時期だからというわけではないだろう。
それにしても、「トイ・ストーリー2」トータル34.5億円、直近のピクサー作品「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル50.0億円であり、この結果はなかなか予想しにくかった。


3位:「借りぐらしのアリエッティ」(東宝・日本テレビ)<6週目>
【公開前個人予想】 90.0億円
【現時点での興行収入予想】 90.0億円
【配給会社期待値】 100億円突破確実
【公開規模】 447スクリーン(先週比±0スクリーン)
2.7億円を週末に稼ぎ、トータルでは73.9億円となっている。
1週間の伸びは9.2億円半ば程度だろうか。
安定度の高いジブリ作品であり、宮崎駿監督ではなくても問題なく稼いでいるが、評判はそれほど高くはないようだ。
驚くような粘り込みはなさそう。
東宝の100億円突破確実はアテにはならないところがあるが、やはり厳しそうだ。

週毎の動きは以下のとおり。
OP3日13.5→2週目12.7→3週目13.6→4週目10.5→5週目14.4→
→6週目9.2億円となっている。
伸びは当然のように安定している。

ジブリ関係映画の興行収入は以下の通り。
☆84年「風の谷のナウシカ」7.6億円(※配給収入)
☆86年「天空の城ラピュタ」5.8億円(※配給収入)
☆88年「となりのトトロ」「火垂るの墓」5.9億円(※配給収入)
☆89年「魔女の宅急便」21.5億円(※配給収入)
☆91年「おもいでぽろぽろ」18.7億円(※配給収入)
☆92年「紅の豚」28.0億円(※配給収入)
☆94年「平成狸合戦ぽんぽこ」26.3億円(※配給収入)
☆95年「耳をすませば」18.5億円(※配給収入)
☆97年「もののけ姫」193億円(※配給収入113.0億円)
☆99年「ホーホケキョとなりの山田くん」7.9億円(※配給収入)
☆01年「千と千尋の神隠し」トータル304.9億円
☆02年「猫の恩返し」トータル64.6億円
☆04年「ハウルの動く城」トータル196.0億円(不明部分は年末)
OP14.8→47.5→67.9→84.5→不明→不明→128.9→152.3→157.6→
☆06年「ゲド戦記」トータル76.5億円
OP09.1→25.0→38.3→53.0→60.1→066.4→068.6→070.5→072.7→
☆08年「崖の上のポニョ」トータル155.0億円
3日15.7→32.3→52.6→72.1→99.4→111.7→127.2→134.4→140.5→
☆10年「借りぐらしのアリエッティ」
3日13.5→26.2→39.8→50.3→64.7→73.9億円→
これらとの対比で考えると、「借りぐらしのアリエッティ」の興行収入は85.1~102.5億円となる。
評判はそれほど高くはないので、「崖の上のポニョ」のような驚異的な伸びは発揮しないだろう。
「ゲド戦記」対比の85.1億円を超えて、「崖の上のポニョ」対比の102.5億円を超えない程度と考えたい。
これらの半分程度の90億円台辺りが落ち着きどころか。

以下のようなディズニー系作品も参考になりそうだ。
☆09年「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル50.0億円
OP6.3→15.5→22.3→31.1→37.0→42.9→46.0
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」トータル118億円見込み
OP13.2→35.4→59.0→83.8→93.4→101.0→107.1→111.5
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP9.8→23.7→38.8→54.1→66.6→82.8→93.2億円→
☆10年「借りぐらしのアリエッティ」
3日13.5→26.2→39.8→50.3→64.7→73.9億円→
「カールじいさんの空飛ぶ家」「アリス・イン・ワンダーランド」との対比で考えると、「借りぐらしのアリエッティ」の興行収入は86.1~86.3億円となる。
伸びがあるジブリ系であり、これらの対比を超えるだろう。
「借りぐらしのアリエッティ」の興行収入は先週に引き続き90.0億円と予想したい。
「ゲド戦記」トータル76.5億円は余裕で超えそうだ。


5位:「ベスト・キッド」(ソニー)<2週目>
【公開前個人予想】 7.0億円
【現時点での興行収入予想】 11~12億円
【公開規模】 275スクリーン(先週比+2スクリーン)
1.4億円を週末に稼ぎ、トータルでは7.3億円となっている。
1週間の伸びは4.4億円半ば程度だろうか。
お盆時期、ジャッキー・チェンの安定した人気、知名度のある題材ということもあるのだろうが、個人的には意外と感じるヒットとなっている。
アメリカでは大ヒットしたが、ウィル・スミスの影響力によるものだろうと考えた。
日本で受けるタイプの作品ではないと思ったが、分からないものだ。
オリジナルの知名度があり、さらに男の子がいるファミリー層に受けたのだろうか。

ジャッキー・チェンの日本での人気は高く、安定している。
ジャッキー・チェン主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年公開「ラッシュアワー3」トータル9.5億円
金3日2.2→5.4→7.2→8.2→9.0
☆08年公開「ドラゴン・キングダム」トータル7.1億円
OP1.5→3.8→5.1→6.4→6.8
☆10年公開「ベスト・キッド」
先2.9→7.3億円→
これらとの対比で考えると、「ベスト・キッド」の興行収入は12.8~13.6億円となる。
当面は二桁超えが目標となるが、突破しそうだ。
13億円程度が落ち着きどころか。
ただ、稼ぎ時のお盆時期のスタートだけに額面どおりには受け取りにくい。
やや初動タイプと考えた方がいいだろう。

カンフー映画や中国モノには、以下のようなビッグヒットもあることも参考にすべきだったか。
☆03年公開「HERO」トータル40.5億円
☆02年公開「少林サッカー」トータル28.0億円
☆04年公開「LOVERS」トータル22.5億円
☆05年公開「カンフーハッスル」トータル17.0億円
しかし、さすがにここまでのヒットにはならないはずだ。

「ベスト・キッド」7.3億円と同程度の2週目興行収入は以下のとおり。
<2009>
☆「チェンジリング」6.5億円(トータル12.8億円)
☆「ワルキューレ」7.7億円(トータル12.5億円)
☆「G.I.ジョー」6.6億円(トータル10.5億円)
<2008>
☆「SATC」7.1億円(トータル18.0億円)
☆「ハプニング」7.0億円(トータル12.3億円)
☆「イーグル・アイ」6.4億円(トータル12.2億円)
☆「クローバーフィールド」6.2億円(トータル12.0億円)
「SATC」以外との対比で考えると、「ベスト・キッド」の興行収入は11.6~14.4億円となる。
マックス14億円、ミニマム11億円程度だろうか。
現時点では初動タイプと考えた方がよさそうだ。
「ベスト・キッド」の興行収入は先週に引き続き11~12億円と予想したい。
それほど話題にはなっていないようなので、大きな伸びはないだろう。


7位:「インセプション」(ワーナー)<5週目>
【公開前個人予想】 25.0億円
【現時点での興行収入予想】 35億円(3週目31.0億円、OP時~2週目28.0億円)
【公開規模】 359スクリーン(先週比-162スクリーン)
1.1億円弱を週末に稼ぎ、トータルでは30.2億円弱となっている。
1週間の伸びは3.5億円半ば程度だろうか。
30億円をあっさりと突破した。
先行上映があり、興行収入の予想が難しいが、評価もかなり高く、ある程度の伸びはありそうだ。
ただ、スクリーン数が削られつつある。

クリストファー・ノーラン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円
OP2.9→不明→9.8→11.6→13.0→13.5
☆07年「プレステージ」トータル5.0億円
OP1.1→2.8→3.8→4.4→4.8
☆08年「ダークナイト」トータル16.0億円
先3.3→9.4→12.1→13.7→14.8→15.3
☆10年「インセプション」
先7.8→15.5→20.6→26.6→30.2億円→
とりあえず先行分2.9億円を除いて本作の興行収入を27.3億円と考えたい。
これらとの対比で考えると、「インセプション」の興行収入は28.4~29.6億円となる。
これに先行分2.9億円を足すと、「インセプション」の興行収入は31.3~32.5億円となる。
本作は単純なエンターテイメント作品ではなく、難解そうな雰囲気もあり、爆発するような気はしなかったが、「ダークナイト」を相手にしていない。
レオナルド・ディカプリオや渡辺謙といった主演男優に魅力があったようだ。

レオナルド・ディカプリオ主演映画の興行収入は以下の通り。
☆03年公開「ギャング・オブ・ニューヨーク」トータル30.0億円
☆03年公開「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」トータル29.0億円
☆05年公開「アビエイター」トータル10.7億円
OP1.6→5.0→6.9→8.4
☆07年公開「ディパーテッド」トータル15.6億円
OP2.9→7.1→9.9→11.7→13.0→13.8
☆07年公開「ブラッド・ダイヤモンド」トータル9.9億円
OP1.5→4.2→6.2→07.5→08.9→09.4→09.8
☆08年公開「ワールド・オブ・ライズ」トータル8~9億円
OP1.1→不明→6.0→祝込7.6→8.2
☆09年公開「レボリューショナリー・ロード」トータル3.8億円
OP0.8→2.4→3.2→03.5→03.7→03.7
☆10年公開「シャッターアイランド」トータル16.6億円
金3日3.4→8.3→11.0→13.3→15.4→16.0
☆10年「インセプション」
先7.8→15.5→20.6→26.6→30.2億円→
先ほどと同様のやり方で「ディパーテッド」「ブラッド・ダイヤモンド」「シャッターアイランド」との対比で考えると、「インセプション」の興行収入は29.4~32.8億円となり、先行分を足すと32.3~35.7億円となる。
悪くとも30億円前半となり、現時点では30億円台半ばが落ち着きどころか。

渡辺謙が出演したハリウッド映画の興行収入は以下のとおり。
☆03年「ラストサムライ」トータル137.0億円
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円
OP2.9→不明→9.8→11.6→13.0→13.5
☆05年「SAYURI」トータル15.5億円
OP1.9→5.3→08.1
☆06年「硫黄島からの手紙」トータル51.0億円
OP5.0→13.9→20.8→26.1→祝込36.7→39.8→43.2
☆10年公開「ダレン・シャン」
金1.4→03.7→05.4→06.0億円→
☆10年「インセプション」
先7.8→15.5→20.6→26.6→30.2億円→
さすがに「硫黄島からの手紙」「ラストサムライ」のようなヒットにはならないはずだ。

謎が多そうなサスペンスなど、参考になりそうな作品の興行収入は以下の通り。
☆09年公開「天使と悪魔」トータル33.5億円
金3日6.8→15.0→20.6→25.6→28.6→30.4→31.4
☆02年公開「バニラスカイ」トータル33.2億円
☆06年公開「フライトプラン」トータル31.2億円
OP2日6.0→14.4→20.4→24.8→28.0
☆01年公開「アンブレイカブル」トータル29.4億円
☆02年公開「パニックルーム」トータル25.0億円
☆08年公開「ウォンテッド」トータル25.0億円
先含8.3→15.5→20.2→21.7→23.3→24.1
☆09年公開「ベンジャミン・バトン数奇な人生」トータル24.0億円
OP3.2→10.4→15.0→18.7→20.8→22.3→22.9
☆99年公開「ファイトクラブ」トータル19.8億円
☆08年「ジャンパー」トータル17.4億円
先5.5→10.0→13.3→15.2→16.4→17.0
☆04年公開「ヴィレッジ」トータル17.0億円
☆10年「インセプション」
先7.8→15.5→20.6→26.6→30.2億円→
「天使と悪魔」「フライトプラン」「ベンジャミン・バトン数奇な人生」との対比で考えると、「インセプション」の興行収入は30.4~32.0億円となる。
これに先行分を足すと、33.3~34.9億円程度だろうか。
先行がある「ウォンテッド」「ジャンパー」との対比で考えると、「インセプション」の興行収入は32.0~32.4億円となる。
まだまだ伸びは持続すると思われるので、やはり35億円程度ではないか。

「インセプション」先行外27.3億円(先行込み30.2億円)と同程度の5週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「2012」30.4億円(トータル38.0億円)
☆「天使と悪魔」28.6億円(トータル33.5億円)
☆「ターミネーター4」30.1億円(トータル33.2億円)※先行有
<2008>
☆「ライラの冒険」28.2億円(トータル37.5億円)※先行有
☆「ハンコック」28.7億円(トータル31.0億円)※先行有
「ライラの冒険」以外との対比で考えると、「インセプション」の興行収入は32.6~37.0億円となる。
現時点ではマックス37億円、ミニマム32億円というところか。
スクリーンが削られつつあるが、ある程度の伸びは持続しそうである。
「天使と悪魔」(トータル33.5億円)、「ターミネーター4」(トータル33.2億円)を超える程度と考えて、「インセプション」の興行収入は先週に引き続き35億円と予想したい。
先々週まで31.0億円という予想だったが、お盆時期の上昇を加味できなかった上に、思った以上に伸びが持続している。
クリストファー・ノーランの「ダークナイト」、ディカプリオの「シャッター・アイランド」がイマイチだったので、本作もスタートだけと思ったら、本作は違ったようだ。
難解そうな洋画作品であり、それほど伸びないと思ったが、評価も高く、アイディアも優秀であり、それほど難解というわけでもなかったか。
配給会社は50億円を狙うようなことを言っているらしいが、そこまでは伸びないだろう。


8位:「仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」(東映・テレビ朝日)<3週目>
【公開前個人予想】 15.0億円
【現時点での興行収入予想】 14.5億円(OP時~2週目13.0億円)
【公開規模】 460スクリーン
1.0億円を週末に稼ぎ、トータルでは11.4億円半ばとなっている。
1週間の伸びは2.9億円程度だろうか。
10億円は楽に突破した。

夏などに公開される過去のライダーシリーズは以下の通り。
☆01年「仮面ライダーアギト PROJECT G4」トータル12.5億円
☆02年「仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL」トータル14.3億円
☆03年「仮面ライダー555 パラダイス・ロスト」トータル15.0億円
☆04年「仮面ライダー剣 MISSING ACE」トータル9億円程度
☆05年「仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼」トータル11.0億円
☆06年「仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE」トータル9.5億円
OP1.7→4.1→7.1→8.4
☆07年「仮面ライダー電王 俺、誕生!」トータル13.8億円
OP2.4→5.7→9.6→11.4→12.6
☆08年「仮面ライダーキバ 魔界城の王」トータル9.0億円
OP1.9→5.3→6.9→8.2→8.6
☆09年「仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」トータル19.0億円
OP4.8→11.9→15.2→17.1→18.0
☆09年「仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド」トータル15.0億円
OP4.5→7.6→10.5→12.4→祝込14.5→14.9(正月公開)
☆10年「仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」
OP3.3→8.6→11.5億円→
9~15億円が水準となるが、去年の夏冬は爆発している。
これらとの対比で考えると、「仮面ライダーW」の興行収入は14.4~16.5億円となる。
ここ最近は初動傾向が高いので、去年との対比の14.4億円程度が落ち着きどころか。

なお、春や秋に公開された電王シリーズの興行収入は以下の通り。
☆08年春「電王&キバ クライマックス刑事」トータル7.4億円
OP1.9→3.7→4.7→5.9→6.7
☆08年秋「さらば電王 ファイナル・カウントダウン」トータル7.2億円
OP1.8→3.4→5.0→5.8
☆09年GW「超・電王&ディケイド NEOジェネレーションズ」トータル7.8億円
水6日4.7(OP1.7)→5.5→6.4→6.8
☆10年 第1弾「EPISODE RED ゼロのスタートウィンクル」
OP2.3→4.0→(トータル4.7億円見込み)
☆10年 第2弾「EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル」
OP1.9→3.4→3.9→(トータル4億円見込み)
☆10年 第3弾「EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ」
OP2.0→3.5→4.1億円→
☆10年「仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」
OP3.3→8.6→11.5億円→
主要作品との対比で考えると、「仮面ライダーW」の興行収入は14.0~18.1億円となる。
マックスは10億円台後半となりそうだが、先ほど同様に、やはり14億円辺りが落ち着きどころか。
「仮面ライダーW」の興行収入は14.5億円と上方修正したい。
「仮面ライダー電王 俺、誕生!」トータル13.8億円がライバルとなるか。
先週までは13.0億円と予想していたが、やや粘りがあったようだ。
ここ数年の「仮面ライダー」の人気は著しいものがある。


9位:「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」(東宝・フジ)<8週目>
【公開前個人予想】 110.0億円
【現時点での興行収入予想】 70.0億円(OP時80.0億円)
【配給会社期待値】 100億円突破確実
【公開規模】 447スクリーン(先週比±0スクリーン)
9.5千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは66.8億円弱となっている。
1週間の伸びは3.3億円半ば程度だろうか。
織田裕二の1日10回の舞台挨拶や、ドコモ動画によるスピンオフ作品の劇場公開など、話題を繋いでヒットに導いていたが、最後の隠し玉の織田裕二の結婚まで繰り出した。
織田裕二のやる気のようなものが感じられる。
興行収入的には失敗とは言えない結果なので、是非続編を製作して、我々を今度こそ納得させて欲しいところ。

週毎の動きは以下のとおり。
OP時9.7→2週目15.3→3週目11.6→4週目9.4→5週目6.5→
→6週目4.7→7週目6.2→8週目3.4億円となっている。
お盆時期が稼ぎ時ということがよく分かる。
評判も高いとは思えず、思ったよりも話題性や盛り上がりが高まっていないが、知名度を活かして、ある程度は伸ばしていきそうだ。
評判の悪さの風評も大きな影響は与えなかったようだ。

「踊る」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆98年「踊る大捜査線 THE MOVIE」トータル101億円
☆03年「踊る大捜査線 THE MOVIE2」トータル173.5億円
☆05年「交渉人 真下正義」トータル42.0億円
☆05年「容疑者 室井慎次」トータル38.3億円
さすがに03年のようなヒットにはならなかった。
とりあえず98年の100億円が目標となるが、無理のようだ。

「踊る」を除く、織田裕二主演作の興行収入は以下のとおり。
☆00年「ホワイトアウト」トータル42.0億円
☆03年「T.R.Y.」トータル11.5億円
☆06年「県庁の星」トータル20.8億円
OP2.9→7.8→11.8→14.4→16.6→18.1→19.3
☆07年「椿三十郎」トータル11.5億円
OP1.6→4.1→5.9→祝込7.3→不明→9.7→祝込10.5→10.8
☆09年「アマルフィ 女神の報酬」トータル36.5億円
祝込3日5.7→11.9→18.5→23.1→28.2→31.1→33.0→34.2
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」
OP9.7→25.0→祝込39.3→46.0→52.5→57.2→63.4→66.8億円→
10億円は最低限でも稼ぎ出している。
題材が良ければ、40億円近くを稼ぎ出すという名前だけで観客が集まる俳優。
これらとの対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は71.1~71.3億円となる。
100億円突破は夢のまた夢か。
当面は70億円突破が目標となる。

近年公開されたドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆09年「ROOKIES-卒業-」トータル85.5億円(視聴率14.8%)
12.3→33.3→48.6→60.2→67.8→73.0→76.5→78.6→80.9
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝34.0→祝48.4→57.4→祝66.6→70.5→73.8→76.3→78.2
☆08年「花より男子F」トータル77.5億円(視聴率05年19.7%、07年21.7%)
10.1→26.2→37.9→祝48.5→54.5→60.3→64.6→69.9→72.7
☆06年「LIMIT OF LOVE/海猿」トータル71.0億円(視聴率13.1%)
09.7→23.5→35.5→45.1→52.8→58.3→62.5→65.3
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
05.4→祝18.1→24.4→30.5→祝37.4→40.7→43.1→祝45.7→46.9
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7→42.2→43.1
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」
OP9.7→25.0→祝39.3→46.0→52.5→57.2→63.4→66.8億円→
「ROOKIES-卒業-」「HERO」を超えることが目標となるが、厳しいか。
これらとの対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は70.3~74.1億円となる。
お盆時期に稼いだために完全に70億円台ラインには立った。
「HERO」との対比となる71.4億円程度が落ち着きどころか。

「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」66.8億円と同程度の8週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ROOKIES」78.6億円(トータル85.5億円)
☆「20世紀少年 第3章」42.7億円(トータル44.1億円)
<2008>
☆「花より男子F」69.9億円(トータル77.5億円)
☆「容疑者Xの献身」祝込45.7億円(トータル49.2億円)
☆「相棒-劇場版-」42.2億円(トータル44.4億円)
伸びがあった「花より男子F」「容疑者Xの献身」以外との対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は69.0~72.7億円となる。
現時点では、ミニマム69億円、マックス74億円程度ではないか。
70億円はなんとか突破しそうだが、「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は先週に引き続き70.0億円と予想したい。
公開2週目より70.0億円と予想していたので、ヨミは悪くなかったようだ。
正直言って70億円突破は無理ではないかと一時期思っていたが、お盆時期に予想以上に荒稼ぎしてくれて助かった。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(8月3週目その1)

1位:「ハナミズキ」(東宝)<1週目>
【公開前個人予想】 26.0億円
【現時点での興行収入予想】 30.5億円
【公開規模】 310スクリーン
4.0億円弱(399,212,600円)のオープニングを飾った。
先週『オープニングは「僕の初恋をキミに捧ぐ」との対比で考えて3.4億円程度だろうか』と書いたので、大きくはズレてはいない。
多少はズレてはいるが、満足できる結果だ。
夏休みという時期が本作にとって、どのような影響を与えるかが微妙だったが、結果からすると悪くはないタイミングだったようだ。
知名度のある素材、切な系のラブストーリー、キャスティング、実績のある監督など、ヒットの要素に溢れていた。

本作の監督の土井裕泰は、意外と実績のある監督のようだ。
☆04年「いま、会いにゆきます」トータル48.0億円
OP3.0→10.4→17.1→23.3→29.8→34.2→37.6
☆06年「涙そうそう」トータル31.0億円
OP3.9→10.7→17.4→21.7→24.7→26.9→28.5
☆10年「ハナミズキ」
OP4.0億円→
これらとの対比で考えると、「ハナミズキ」の興行収入は31.8~64.0億円となる。
「いま、会いにゆきます」は異例のヒットといえるので参考にはならないだろう。
とりあえずは30億円突破、「涙そうそう」トータル31.0億円突破が目標となる。

新垣結衣主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年「恋空」トータル39.0億円
OP4.8→13.1→19.7→26.0→29.7→32.3→34.1
☆09年「BALLAD 名もなき恋のうた」トータル18.1億円
OP2.3→6.3→9.3→13.6→15.5→祝16.8→17.3
☆10年「ハナミズキ」
OP4.0億円→
これらとの対比で考えると、「ハナミズキ」の興行収入は31.5~32.5億円となる。
やはり30億円前半が落ち着きどころとなるオープニングのようだ。
ここまで高いオープニングを飾ったので、多少話題にもなりそうだ。
見ようか悩んでいる人の背中を押すだろう。
ある程度の粘りもありそうなので、30億円突破も不可能ではないだろう。

ラブストーリー関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆10年「余命1か月の花嫁」トータル31.5億円(栄倉)
OP4.1→11.6→17.1→21.7→25.1→27.5→29.1
☆09年「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円(井上)
OP2.8→7.8→13.0→16.0→祝18.5→19.5→20.3
☆08年「赤い糸」トータル11.5億円(南沢)
OP1.0→不明→6.6→祝8.8→9.7→10.5→10.7
☆08年「砂時計」トータル10.0億円(夏帆・松下)
OP1.2→祝6.0→7.2→8.3→9.1→09.5→09.7
☆06年「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円(宮崎)
OP1.2→2.4→5.1→6.3
☆06年「シュガー&スパイス/風味絶佳」トータル7.5億円(沢尻)
OP1.0→3.4→4.9→5.8
☆10年「ハナミズキ」
OP4.0億円→
「赤い糸」以外との対比で考えると、「ハナミズキ」の興行収入は26.7~33.3億円となる。
「余命1か月の花嫁」がライバルとなりそうだ。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「20世紀少年第3章」トータル44.1億円(オープニング8.7億円)
<2008>
☆「デトロイト・メタル・シティ」トータル23.4億円(オープニング3.5億円)
☆「20世紀少年」トータル39.5億円(オープニング6.3億円)
これらとの対比で考えると、「ハナミズキ」の興行収入は20.3~26.7億円となる。
初動タイプだとこの辺りとなるが、本作の作風を考えると伸びてきそうだ。

「ハナミズキ」4.0億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「のだめカンタービレ前篇」3.9億円(トータル41.0億円)
☆「アマルフィ」2日3.8億円(トータル36.5億円)
☆「余命1か月の花嫁」4.1億円(トータル31.5億円)
☆「カイジ人生逆転ゲーム」2日3.6億円(トータル22.5億円)
<2008>
☆「デトロイト・メタル・シティ」3.5億円(トータル23.4億円)
これらとの対比で考えると、「ハナミズキ」の興行収入は25.0~42.1億円となる。
極端には大きく伸びてはこないと思われるので、マックス33億円、ミニマム25億円程度となるか。
「涙そうそう」トータル31.0億円、「余命1か月の花嫁」トータル31.5億円がライバルとなり、これらを超えない程度が落ち着きどころか。
30億円突破は不可能ではないと考えて、「ハナミズキ」の興行収入は30.5億円と予想したい。
年配層は動かないと思われるので、「涙そうそう」は超えないと考えるが、どうなるだろうか。


4位:「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」(20世紀フォックス)<1週目>
【公開前個人予想】 12.5億円
【現時点での興行収入予想】 7~8億円
【公開規模】 358スクリーン
金曜日から公開されて、先行込みで1.9億円半ば(196,088,300円)のオープニングを飾った。
金曜日を含まないと1.5億円半ば(155,865,000円)となるようだ。
先週『オープニングは金曜日からの3日間で3.0億円程度か』と書いたので、大きくズレている。
先行が小規模だったとはいえ、先行込みの数字がこの程度では、正直言って、かなり物足りない。
あれほど宣伝を打っておきながら、ここまで低い結果になるものだろうか。
キャスティングが日本人向けではなかったこと、題材自体も懐かしいというよりもあまり好まれるものではなかったようだ。
夏の時期にはピッタリな能天気アクションと思ったが、ファミリー向きとは異なるものであった。

公開前に、以下のような作品を参考にしたが、参考にならなかった。
☆08年公開「ハンコック」トータル31.0億円
先8.3→17.2→祝込23.7→26.6→28.7→29.1→29.6
☆07年公開「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
金4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8→25.5
☆08年公開「ウォンテッド」トータル25.0億円
先8.3(OP3.8)→15.5→20.2→21.7→23.3→24.1
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆09年公開「G.I.ジョー」トータル10.5億円
金2.3→6.6→8.5
☆07年公開「ラッシュアワー3」トータル9.5億円
金2.2→5.4→7.2→8.2→9.0
☆08年公開「アイアンマン」トータル9.4億円
OP2.1→5.2→7.0→8.2→8.8→9.1
☆07年公開「ファンタスティック・フォー/銀河の危機」トータル9.2億円
金2.5→5.9→7.6→8.8
☆06年「マイアミ・バイス」トータル不明
OP2.0→4.9→6.8
☆10年「アイアンマン2」
金3.4→6.9→9.1→10.5→11.2→
☆10年「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」
先3日2.0億円→
主要作品との対比で考えると、「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」の興行収入は7.4~9.1億円となる。
先行を含む数字なので、何とも言えないがこの対比を下回るだろう。
7~8億円程度が落ち着きどころか。
今年公開された「プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂」「エアベンダー」辺りを超える程度となりそうだ。
どうやら期待が高すぎてしまったか。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「HACHI/約束の犬」トータル19.7億円(オープニング2.2億円)
☆「G.I.ジョー」トータル10.5億円(オープニング3日2.3億円)
☆「ナイトミュージアム2」トータル20.5億円(オープニング2日3.6億円)
☆「トランスポーター3」トータル6.7億円(オープニング1.1億円)
☆「96時間」トータル4.4億円(オープニング1.0億円)
<2008>
☆「ハプニング」トータル12.3億円(オープニング金3日2.8億円)
☆「ドラゴン・キングダム」トータル7.1億円(オープニング1.5億円)
☆「ダークナイト」トータル16.0億円(先込3.3億円)
☆「ハムナプトラ3」トータル22.0億円(先込7.7億円)
☆「ベガスの恋に勝つルール」トータル6.1億円(先込1.8億円)
主要作品との対比で考えると、「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」の興行収入は6.8~9.1億円となる。
やはり7~8億円程度が落ち着きどころか。

「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」先2.0億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「マーリー」3日1.9億円(トータル8.1億円)
☆「サブウェイ123激突」3日1.6億円(トータル7.7億円)
☆「イングロリアス・バスターズ」3日1.6億円(トータル6.5億円)
☆「スター・トレック」3日1.9億円(トータル6.0億円)
<2008>
☆「大いなる陰謀」3日1.5億円(トータル6.2億円)
これらとの対比で考えると、「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」の興行収入は6.3~9.6億円となる。
先行込みの数字なので、対比を下回りそうだが、評判は悪いないはずなので、その辺りに期待したいところ。
ライバル作品もしばらくは不在のはずであり、少しは粘るだろう。
「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」の興行収入は7~8億円と予想したい。
「スター・トレック」(トータル6.0億円)を上回る程度となりそうだ。
往年の作品のリメイクモノは日本では当然のことながらハマらないのかもしれない。


5位:「劇場版メタルファイト ベイブレードVS太陽~灼熱の侵略者ソルブレイズ~/劇場版デュエル・マスターズ」(東宝)<1週目>
【公開前個人予想】 なし
【現時点での興行収入予想】 3~4億円
【公開規模】 216スクリーン
1.2億円弱(119,694,900円)のオープニングを飾った。
当然ランクインはしてくると思ったが、面倒くさかったので予想はしなかった。
想像していたよりも、爆発力が低かったというイメージ。

よく分からないが、関連作品の興行収入は以下のとおりとなるだろうか。
☆07年「甲虫王者ムシキング」トータル4.7億円
水1.3→2.8→3.9→4.1→4.2
☆09年「劇場版デュエル・マスターズ 黒月の神帝」トータル7.1億円
OP2.0→5.3→6.0→6.4→6.7
☆10年「劇場版 遊☆戯☆王 ~超融合!時空を越えた絆~」
OP1.0→1.9→
☆10年「劇場版メタルファイト」
OP1.2億円→
「劇場版デュエル・マスターズ」との対比で考えると、「劇場版メタルファイト」の興行収入は4.3億円となる。
この辺りがマックスラインとなるか。
「劇場版メタルファイト」の興行収入は3~4億円と予想したい。
新しいシリーズを模索しているようだが、どうもハマってはいないようだ。
この程度では、「ケロロ軍曹」レベルではないか。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

全米映画興行収入(8月第3週目)

1位は2週目の「エクスペンダブルズ」。
新作の不調もあり、見事に2週連続の1位となった。
トータルでは65百万ドルとなっている。
製作費8千万ドルの回収は可能のようだ。
これがコケたら、スタローンの監督・俳優生命が終わると思われただけに一安心というところか。
シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ミッキー・ローク、ブルース・ウィルス、アーノルド・シュワルツェネッガーととにかくキャスティングが豪華だ。

シルベスター・スタローン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆06年「ロッキー・ザ・ファイナル」トータル70百万ドル
先22→48→61→65→68
☆08年「ランボー最後の戦場」トータル43百万ドル
OP18→30→37→40→42
☆10年「エクスペンダブルズ」
OP35→65百万ドル→
「ロッキー・ザ・ファイナル」を余裕で超えそうだ。
現時点では1億ドルが落ち着きどころか。
監督が監督だけに初動タイプの疑いが強いが、評価は高くなっており、評判に釣られて鑑賞する客も増えるだろう。
続編も進行中という噂もある。
「ランボー」の続編の企画が飛んだようだが、このヒットを受けて、企画が再燃するようなこともあるかもしれない。


2位となったのは、新作の「Vampires Suck」。
事前には3日間で11.6百万ドルのオープニングと予想されているが、予想を上回る12.2百万ドルのオープニングを飾った。
水曜日から公開されており、トータルでは19百万ドルとなっている。
製作費は2千万ドルであり、余裕で制作費を回収できそうだ。
本作は、「トワイライト」サーガシリーズの大ヒットに乗じた、ヴァンパイア映画のパロディ作品。
最終絶叫計画シリーズなどの原作を手掛けたジェイソン・フリードバーグ、アーロン・セルツァー監督作品となっている。

彼らの監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年「鉄板英雄伝説」トータル40百万ドル
OP19→30→36→38→39
☆08年「ほぼ300<スリーハンドレッド>」トータル38百万ドル
OP19→29→34→36→37
☆08年「ディザスター・ムービー!」トータル14百万ドル
OP06→11→13→14→14→14
☆10年「Vampires Suck」
先19百万ドル→
「Vampires Suck」の興行収入は3千万ドル台が落ち着きどころか。
この手のパロディモノは近年すたれつつあったが、人気のヴァンパイア映画に目をつけたことが幸いしたのか、コケずに済んだ。
制作費も格安であり、パロディモノは確かにローリスクともいえる。
しかしながら、評価はいつも通り良くはなく、当然初動タイプとなるだろう。


3位は2週目の「食べて、祈って、恋をして」。
トータルでは47百万ドルとなっている。
製作費6千万ドルの回収が当面の目標となる。
不安のあったジュリア・ロバーツ作品ではあるが、無難な結果を残しそうだ。
原作はかなり有名のようであり、その影響もあったか。
共演は、ハビエル・バルデム、ジェームズ・フランコ。

ジュリア・ロバーツ主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆90年「プリティ・ウーマン」トータル178百万ドル
☆99年「ノッティングヒルの恋人」トータル116百万ドル
☆00年「エリン・ブロコビッチ」トータル126百万ドル
☆01年「ザ・メキシカン」トータル67百万ドル
OP20→38→51→58→62
☆01年「アメリカン・スウィートハート」トータル93百万ドル
OP30→59→75→83→88
☆03年「モナリザ・スマイル」トータル64百万ドル
OP12→31→50→57→60
☆04年「クローサー」トータル34百万ドル
☆09年「デュプリシティ」トータル41百万ドル
OP14→26→32→39→40
☆10年「食べて、祈って、恋をして」
OP23→47百万ドル→
「ザ・メキシカン」「モナリザ・スマイル」が6千万ドル台なので、この程度を稼げれば合格ラインとなるか。
現時点では6~7千万ドル程度が落ち着きどころではないか。
ここ数年活躍が目立たなかった割には、コケてはいないので問題はないだろう。
評判はそれほど良くはないようなので、あまり粘りはなさそうだ。


4位となったのは、新作の「Lottery Ticket」。
事前には3日間で9.2百万ドルのオープニングと予想されているが、予想を上回る10.7百万ドルのオープニングを飾った。
監督は本作が初監督となるエリック・ホワイト、主演は「ワイルド・スピードX3」に出演していたバウ・ワウ、共演はアイス・キューブなど。
黒人俳優が多数登場するコメディ作品のようだ。
製作費は17百万ドルと格安であり、楽に回収できそうだ。

本年度に黒人俳優が活躍したコメディ作品の興行収入は以下のとおり。
☆10年「Death at a Funeral」トータル43百万ドル(※クリス・ロック主演)
OP16→28→35→39→40
☆10年「Just Wright」トータル22百万ドル(※クイーン・ラティファ主演)
OP08→15→18→20→21
☆10年「Our Family Wedding」トータル20百万ドル(※フォレスト・ウィテカー主演)
OP08→14→17→19→19
☆10年「Lottery Ticket」
OP11百万ドル→
「Lottery Ticket」の興行収入は3千万ドル前後だろうか。
「Just Wright」「Our Family Wedding」のレベルを超えれば、十分合格だろう。
黒人向けコメディ作品は製作費もかなり安く上がる上に、安定して稼ぐこともできる。
黒人向けコメディ作品が量産される理由も分かる。
ただ、評価はかなり悪いようなので、初動タイプとなるだろう。


5位は3週目の「The Other Guys」。
トータルでは88百万ドルとなっている。
製作費は1億ドルとなっており、製作費回収が当面の目標となる。
監督はウィル・フェレルの盟友のアダム・マッケイ。
過去に「俺たちニュースキャスター」「タラデガ・ナイト」「俺たちステップ・ブラザース-義兄弟-」でコンビを組んでいる。

ウィル・フェレル主演作の興行収入は以下の通り。
☆04年「俺たちニュースキャスター」トータル85百万ドル
OP28→57→071→078→082→083
☆05年「奥様は魔女」トータル63百万ドル(※主演はニコール・キッドマン)
OP20→39→051→057→060→061
☆06年「タラデガ・ナイト」トータル148百万ドル
OP47→90→114→128→137→142
☆06年「主人公は僕だった」トータル41百万ドル
OP13→23→033→037→039→040
☆07年「俺たちフィギュアスケーター」トータル119百万ドル
OP33→68→090→101→108→112
☆08年「俺たちダンクシューター」トータル33百万ドル
OP15→25→030→032→033→033
☆08年「俺たちステップ・ブラザース-義兄弟-」トータル100百万ドル
OP31→63→081→091→096→098
☆09年「マーシャル博士の恐竜ランド」トータル49百万ドル
OP19→35→044→047→048→048
☆10年「The Other Guys」
OP36→70→088百万ドル→
成功と失敗を交互に繰り返すコメディ俳優。
アダム・マッケイ監督作品ということもあり、今回は成功のようだ。
1億1~2千万ドル程度が落ち着きどころか。
「俺たちフィギュアスケーター」トータル119百万ドルを超えたいところだ。
コメディ系も増えてきているが、マーク・ウォルバーグとの目新しいコンビも注目されたか。
ドウェイン・ジョンソン、サミュエル・L・ジャクソンなど、キャスティングも豪華だ。
評価も思ったよりも高くなっており、恐ろしいほどの初動タイプではなさそうだ。


6位となったのは、新作の「Piranha 3D」。
事前には3日間で15.3百万ドルのオープニングと予想されているが、予想を大きく下回る10.1百万ドルのオープニングを飾った。
宣伝を工夫したようだが、あまり効果がなかったようだ。

70年代のホラー作品「ピラニア」のリメイク作品。
題材が題材だけに現代においてヒットさせるのは難しい作品だろう。
いくら3Dだからといっても、さすがに厳しい。
仮に「ジョーズ」を3D化したところで、ヒットするかは分からない。
ただ、製作費は24百万ドルとなっており、これでも黒字になる可能性もある。

監督は、アレクサンドル・アジャ。
過去の作品の興行収入は以下のとおり。
☆06年「ヒルズ・ハブ・アイズ」トータル42百万ドル
OP16→29→36→39→40
☆08年「ミラーズ」トータル31百万ドル
OP11→20→25→28→29
☆10年「Piranha 3D」
OP10百万ドル→
「Piranha 3D」の興行収入は2千万ドル台が落ち着きどころか。
評価は高いようだが、粘ることは難しいか。


7位となったのは、新作の「The Switch」。
事前には3日間で8.0百万ドルのオープニングと予想されているが、予想どおりの8.4百万ドルのオープニングを飾った。
監督はウィル・スペックとジョシュ・ゴードン。
このコンビは過去に「俺たちフィギュアスケーター」を手掛けている。
主演はジェイソン・ベイトマン、ジェニファー・アニストンのコメディの作品である。

人工授精モノのようなので、最近公開されたジェニファー・ロペスの作品と被ったことがコケた要因だろうか。
☆10年「The Back-Up Plan」トータル37百万ドル
OP12→23→30→34→36
☆10年「The Switch」
OP08百万ドル→
「The Switch」の興行収入は2千万ドル台が落ち着きどころか。
ジェニファー・アニストンは今年公開されたジェラルド・バトラー共演作の「バウンティー・ハンター」(トータル67百万ドル)も公開されたばかりであり、タイミングが悪いような気がする。
評価は普通程度であり、悪くはないようだ。


8位となったのは、新作の「Nanny McPhee Returns」。
事前には3日間で11.5百万ドルのオープニングと予想されているが、予想を下回る8.4百万ドルのオープニングを飾った。
新作の大量リリースの中で一番知名度・安定度が高いと思われたが、本作が一番コケている。
製作費35百万ドルの回収は苦しいだろう。
監督は初監督となるスザンナ・ホワイト。
主演は前作に引き続きエマ・トンプソン、共演はマギー・ギレンホール。
アメリカでは05年に公開された「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」の続編となるファミリー向きファンタジー作品。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆05年「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」トータル47百万ドル
OP15→27→33→37→43
☆10年「Nanny McPhee Returns」
OP08百万ドル→
本作の興行収入は2千万ドル程度だろうか。
前作の半分程度になってしまうとは思わなかった。
ファンタジーモノは視覚効果に製作費がかさむ上に、結構無視されることも多いので、意外と高いリスクがあると思われる。
原作があるので映画化しやすいが、あまり割りに合わないところがある。
本作の評価はそれほど悪くはないのに、評価に関わらずコケてしまうことがよくある。


9位は6週目の「インセプション」。
トータルでは262百万ドルとなっており、製作費160百万ドルを余裕で回収している。

監督は「メメント」のクリストファー・ノーラン。
監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆02年「インソムニア」トータル67百万ドル
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル205百万ドル
先73→123→151→172→183→191
☆06年「プレステージ」トータル53百万ドル
☆08年「ダークナイト」トータル533百万ドル
OP158→214→394→442→471→489
☆10年「インセプション」
OP63→143→193→228→248→262百万ドル→
「バットマン ビギンズ」を余裕で突破した。

レオナルド・ディカプリオ主演作の興行収入は以下の通り。
☆02年「ギャング・オブ・ニューヨーク」トータル78百万ドル
OP09→30→047→055→060
☆02年「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」トータル165百万ドル
先49(OP30)→97→119→134→145
☆04年「アビエイター」トータル103百万ドル(2週目より拡大)
拡10→32→043→050→058
☆06年「ディパーテッド」トータル132百万ドル
OP27→57→077→091→102
☆06年「ブラッド・ダイヤモンド」トータル57百万ドル
OP09→19→025→036→044
☆08年「ワールド・オブ・ライズ」トータル39百万ドル
OP13→24→031→035→037
☆08年「レボリューショナリー・ロード」トータル23百万ドル
☆10年「シャッター・アイランド」トータル128百万ドル
OP41→076→096→108→116→121
☆10年「インセプション」
OP63→143→193→228→248→262百万ドル→
2010年に1億ドル突破作品が2本もある俳優となる。
彼にとっては「タイタニック」に次ぐ、自身2番目に高い興行収入となりそうだ。
2億ドル突破後も伸ばしていくだろう。

ジャンルは異なりそうだが、「マトリックス」シリーズ辺りがライバルか。
☆99年「マトリックス」トータル171百万ドル
☆03年「リローデッド」トータル282百万ドル
☆03年「レボリューションズ」トータル139百万ドル
「リローデッド」トータル282百万ドル辺りまで伸びるのではないか。

今年公開された以下のような作品もライバルとなる。
☆10年「アイアンマン2」現時点で312百万ドル
OP128→211→251→275→291→299→305
☆10年「エクリプス/トワイライト・サーガ」現時点で297百万ドル
先158→235→265→280→288→293→296
☆10年「インセプション」
OP063→143→193→228→248→262百万ドル→
「ダークナイト」同様に、評価は恐ろしく高く、相当に粘りそうだ。
まだまだ先が長いが、いずれは近いところまで伸ばしていくだろう。
2億8千万~2億9千万ドル程度が落ち着きどころか。


10位は2週目の「Scott Pilgrim vs. the World」。
トータルでは21百万ドルとなっている。
制作費は6千万ドルとなっており、制作費の回収は厳しそうだ。
原作はカナダのコミックとのことであり、かなりマンガチックな作品となっている。
“ネットで評判になっている作品”のようであり、評判はもちろん高いが、「Kick-Ass」のように“ネットで評判になっている作品”という形容詞が付くと、最近あまりヒットしなくなっている。
☆10年「Kick-Ass」トータル47百万ドル
OP20→35→42→45→47
☆10年「Scott Pilgrim vs. the World」
OP11→21百万ドル→
本作は3千万ドルに届くか届かないかというところか。
このような作品は一部では盛り上がっているが、一般層にまでは浸透しにくいのか。
それとも、そういう熱が嫌がられるのか。

評判の高いエドガー・ライト監督ではあるが、ヒット作品を生み出していない。
☆04年「ショーン・オブ・ザ・デッド」トータル14百万ドル
☆07年「ホット・ファズ」トータル24百万ドル
少なくとも「ホット・ファズ」を超えたいところだ。
「スーパーバッド」や「JUNO」で脚光を集めた主演のマイケル・セラも集客力の高い俳優というわけではなかった。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆イーライ・ロスがプロデュースした「The Last Exorcismk」
☆ヘイデン・クリステンセン、マット・デュロンなどが出演するクライムアクション「Takers」
☆「アバター」の特別篇
いずれもパッとしないオープニングと予想されているようだ。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(8月2週目その3)

7位:「仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」(東映・テレビ朝日)<2週目>
【公開前個人予想】 15.0億円
【現時点での興行収入予想】 13.0億円
【公開規模】 460スクリーン
1.7億円を週末に稼ぎ、トータルでは8.5億円半ばとなっている。
1週間の伸びは5.2億円半ば程度だろうか。
週末の数字はあまり良くはないが、平日の伸びはかなり高い。

夏などに公開される過去のライダーシリーズは以下の通り。
☆01年「仮面ライダーアギト PROJECT G4」トータル12.5億円
☆02年「仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL」トータル14.3億円
☆03年「仮面ライダー555 パラダイス・ロスト」トータル15.0億円
☆04年「仮面ライダー剣 MISSING ACE」トータル9億円程度
☆05年「仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼」トータル11.0億円
☆06年「仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE」トータル9.5億円
OP1.7→4.1→7.1→8.4
☆07年「仮面ライダー電王 俺、誕生!」トータル13.8億円
OP2.4→5.7→9.6→11.4→12.6
☆08年「仮面ライダーキバ 魔界城の王」トータル9.0億円
OP1.9→5.3→6.9→8.2→8.6
☆09年「仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」トータル19.0億円
OP4.8→11.9→15.2→17.1→18.0
☆09年「仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド」トータル15.0億円
OP4.5→7.6→10.5→12.4→祝込14.5→14.9(正月公開)
☆10年「仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」
OP3.3→8.6億円→
9~15億円が水準となるが、去年の夏冬は爆発している。
これらとの対比で考えると、「仮面ライダーW」の興行収入は13.7~20.8億円となる。
ここ最近は初動傾向が高いので、去年との対比の13.7億円程度が落ち着きどころか。

なお、春や秋に公開された電王シリーズの興行収入は以下の通り。
☆08年春「電王&キバ クライマックス刑事」トータル7.4億円
OP1.9→3.7→4.7→5.9→6.7
☆08年秋「さらば電王 ファイナル・カウントダウン」トータル7.2億円
OP1.8→3.4→5.0→5.8
☆09年GW「超・電王&ディケイド NEOジェネレーションズ」トータル7.8億円
水6日4.7(OP1.7)→5.5→6.4→6.8
☆10年 第1弾「EPISODE RED ゼロのスタートウィンクル」
OP2.3→4.0→(トータル4.7億円見込み)
☆10年 第2弾「EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル」
OP1.9→3.4→3.9→(トータル4億円見込み)
☆10年 第3弾「EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ」
OP2.0→3.5→4.1億円→
☆10年「仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」
OP3.3→8.6億円→
主要作品との対比で考えると、「仮面ライダーW」の興行収入は12.2~18.2億円となる。
マックスは10億円台後半となりそうだが、先ほど同様に、やはり13億円辺りが落ち着きどころか。
「仮面ライダーW」の興行収入は先週に引き続き13.0億円と予想したい。
「仮面ライダー電王 俺、誕生!」トータル13.8億円がライバルとなるか。
とりあえず二桁を超えれば、最低ライン突破といえるだろう。


8位:「ソルト」(ソニー)<3週目>
【公開前個人予想】 18.5億円
【現時点での興行収入予想】 21~22億円
【公開規模】 326スクリーン(先週比±0スクリーン)
1.6億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは14.6億円となっている。
1週間の伸びは5.3億円半ば程度だろうか。
洋画サスペンス作品としては、極端な初動ではないようだが、ファミリー向け映画ではないので、週末の数字が悪いのだろうか。

アンジェリーナ・ジョリー主演のアクション作品の興行収入は以下の通り。
☆01年公開「トゥームレイダー」トータル27.0億円
☆03年公開「トゥームレイダー2」トータル20.0億円
☆05年公開「Mr.&Mrs.スミス」トータル46.5億円
OP5.6→14.6→20.4→26.4→不明→38.5→41.8→43.9
☆08年公開「ウォンテッド」トータル25.0億円
先8.3(OP3.8)→15.5→20.2→21.7→23.3→24.1
☆09年公開「チェンジリング」トータル12.5億円(※参考・非アクション)
金3日2.3(OP1.8)→6.5→9.1→11.0→12.1→12.4
☆10年公開「ソルト」
OP3.6→9.3→14.6億円→
「ウォンテッド」「チェンジリング」との対比で考えると、「ソルト」の興行収入は18.1~20.1億円となる。
驚くほど伸びが持続する作品とは思えないので、とりあえずは20億円超えが目標となるか。
「トゥームレイダー2」トータル20.0億円程度稼げれば十分すぎるほどの合格だろう。

参考となりそうなサスペンスアクションの興行収入は以下のとおり。
☆10年公開「シャーロック・ホームズ」トータル21.5億円
金3日4.1(OP3.3)→10.0→14.6→18.1→20.1→21.1
☆09年公開「007/慰めの報酬」トータル19.8億円
先5.9(OP3.1)→11.3→14.3→16.6→17.9→18.7
☆08年公開「ジャンパー」トータル17.4億円
先5.5→10.0→13.3→15.2→16.4→17.0
☆07年公開「ボーン・アルティメイタム」トータル16.5億円
OP3.3→7.9→11.4→13.6→14.8→15.8
☆09年公開「ワルキューレ」トータル12.5億円
祝込3日3.8(2日2.4)→7.7→10.1→11.3→11.9
☆05年公開「ボーン・スプレマシー」トータル12.5億円
OP3.2→6.5→8.8→10.5→11.5
☆08年公開「イーグル・アイ」トータル12.2億円
OP2.5→6.4→10.0→11.6
☆10年公開「ソルト」
OP3.6→9.3→14.6億円→
これらとの対比で考えると、「ソルト」の興行収入は17.8~21.5億円となる。
夏休みという時期もあり、極端な初動タイプでもないだろう。
やはり20億円ライン近くまでは稼ぎそうだ。
「007/慰めの報酬」「シャーロック・ホームズ」が当面のライバルか。
日本人としては「ボーン」シリーズよりも好みなのだろうか。
主演の人気ということもありそうだ。

「ソルト」14.6億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「マンマ・ミーア!」15.3億円(トータル26.0億円)
☆「ベンジャミン・バトン」15.0億円(トータル24.0億円)
☆「007/慰めの報酬」14.3億円(トータル19.8億円)※先行アリ
☆「HACHI約束の犬」13.2億円(トータル19.7億円)
<2008>
☆「EARTH」13.6億円(トータル24.0億円)
☆「スウィーニー・トッド」14.0億円(トータル20.5億円)
☆「ジャンパー」13.3億円(トータル17.4億円)※先行アリ
これらとの対比で考えると、「ソルト」の興行収入は19.1~25.8億円となる。
先行がない作品との対比で考えると、「ソルト」の興行収入は21.4~25.8億円となる。
これらを踏まえるとマックス26億円、ミニマム18億円辺りとなるだろうか。
現時点では20億円ラインにはしっかりと立っている。
「ソルト」の興行収入は先週に引き続き21~22億円と予想したい。
20億円を超えるかという不安はあったが、お盆時期はダテではなかったようだ。
「007/慰めの報酬」トータル19.8億円、「シャーロック・ホームズ」トータル21.5億円に近いレベルを稼ぐと思われるので、大ヒットといえるだろう。


9位:「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク」(東宝・テレビ東京)<6週目>
【公開前個人予想】 49.0億円
【現時点での興行収入予想】 40.0億円(OP時~2週目47~48億円)
【配給会社期待値】 50億円
【公開規模】 369スクリーン(先週比±0スクリーン)
1.5億円を週末に稼ぎ、トータルでは33.5億円となっている。
1週間の伸びは5.2億円半ば程度だろうか。
「アリエッティ」「トイ・ストーリー3」といった強力ファミリー作品が相手のためか、かなり苦戦している印象。
だいたいストーリーが分かる映画よりも目新しい作品に目が向くのは仕方がないか。

週毎の動きは以下のとおり。
OP6.3→2週目4.8→3週目6.7→4週目6.0→5週目4.5→
→6週目5.2億円となっている。
2週目の数字には海の日の数字は含まれていない。
安定して稼いでおり、まだまだ悲観するほどではないか。
夏休みいっぱい稼ぎ続けることを期待したい。

「劇場版ポケットモンスター」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆98年 配給収入41.5億円「ミュウツーの逆襲」
☆99年 配給収入35.0億円「幻のポケモン・ルギア爆誕」
☆00年 48.5億円「結晶塔の帝王 ENTEI」
☆01年 39.0億円「セレビィ時を超えた遭遇」
☆02年 26.7億円「水の都の護神 ラティアスとラティオス」
☆03年 45.0億円「七夜の願い星ジラーチ」
☆04年 43.8億円「裂空の訪問者 デオキシス」
☆05年 43.0億円「ミュウと波導の勇者ルカリオ」
OP不明→13.0→20.5→26.5→32.4→37.3→39.8→40.6
☆06年 34.0億円「ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ」
OP04.2→10.3→15.7→20.3→24.7→29.3→31.4→32.6
☆07年 50.2億円「ディアルガVSパルキアVSダークライ」(※10周年)
祝込3日11.3→16.9→24.5→31.4→37.2→43.2→46.2→48.4
☆08年 48.0億円「ギラティナと氷空の花束 シェイミ」
祝込3日10.2→18.5→26.9→33.3→39.6→43.3→45.8→46.4
☆09年 46.7億円「アルセウス 超克の時空へ」
祝込3日09.8→17.8→26.4→32.5→38.7→42.1→44.3→44.9
☆10年「幻影の覇者 ゾロアーク」
OP6.3→祝込13.1→17.7→23.7→28.3→33.5億円→
40億円台が標準となる。
05~09年との対比で考えると、「幻影の覇者 ゾロアーク」の興行収入は37.1~38.9億円となる。
30億円台が落ち着きどころとなる動きだが、例年よりも1週早く公開され、相手関係が強力ということもあった。
しかしながら、オープニング時に書いていた『地力を発揮して、例年ベースの47~50億円に着地するのではないか』という楽観視は止めた方がよさそうだ。
06年のように急激に落ち込むこともあるシリーズだ。
なお、06年は「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」「ゲド戦記」に囲まれていた(08年は「ポニョ」がいたにも関わらず、高い興行収入を残しているのは不思議だが)。

「幻影の覇者 ゾロアーク」の興行収入は先週に引き続き40億円と予想したい。
今は「トイ・ストーリー」や「アリエッティ」に流れているが、例年の鑑賞者をすぐに失うとも思えず、30億円台にまで簡単に落ち込むだろうか。
まだ夏休みの8月の半分は残っているということもある。

以下のライバル作品が好調であり、そろそろ興行収入をあげていきたいところだが、つまづいてしまった。
☆09年「ワンピース」トータル48.0億円
OP10.4→22.5→31.3→36.4→祝込41.9→43.6
☆09年「エヴァンゲリヲン」トータル40.0億円
OP5.1→13.6→19.8→24.0→27.3→29.8
☆09年「名探偵コナン」トータル35.0億円
OP5.9→12.5→20.1→29.5→31.6→32.9
☆10年「幻影の覇者 ゾロアーク」
OP6.3→祝込13.1→17.7→23.7→28.3→33.5億円→
これらとの対比で考えると、「幻影の覇者 ゾロアーク」の興行収入は35.6~45.0億円となる。
今年公開された「コナン」トータル31.9億円、「ドラえもん」トータル31.6億円が最低でも超えなくてはいけないラインとなるが、それはさすがに突破できた。
今年公開された邦画アニメ作品では「借りぐらしのアリエッティ」に次ぐ、2位の地位を確保できた。


11位:「ヒックとドラゴン」(パラマウント)<2週目>
【公開前個人予想】 8.0億円
【現時点での興行収入予想】 8~9億円(OP時6~7億円)
【公開規模】 441スクリーン
1.0億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは4.8億円弱となっている。
1週間の伸びは3.6億円程度だろうか。
週末ランキングでは圏外に沈んでいるが、お盆時期ということもあり、かなりの伸びがあるようだ。
高評価されており、そのような評判が功を奏しているのだろうか。
しかし、評判も悪くはなさそうだが、期待していたロングセールスまでを求めるのは酷か。
また、本作は3D作品だが、やや高い3D単価によって敬遠されるかもしれない。
「アバター」や「アリス・イン・ワンダーランド」とは異なり、知名度などがやや低いので、わざわざ高い単価の作品を選ばないだろう。

最近のハリウッドアニメの興行収入は以下の通り(ピクサー作品、シュレックを除く)。
☆06年公開「森のリトルギャング」トータル11.0億円
OP1.1→4.2→7.6
☆06年公開「アイス・エイジ2」トータル9億円見込み
OP1.5→3.3→7.6→8.1→8.9
☆06年公開「ライアンを探せ!」トータル8.5億円
OP1.2→2.4→4.4→7.3
☆07年公開「モンスター・ハウス」トータル5.6億円
OP1.4→3.0→4.1→4.4
☆07年公開「ハッピーフィート」トータル14.5億円
先行込2.4→5.8→9.6→12.7→13.5→14.2
☆07年公開「ルイスと未来泥棒」トータル9.4億円
OP1.1→不明→6.9→8.0→8.8
☆08年公開「カンフー・パンダ」トータル20.0億円(※夏公開)
OP2.2→6.8→10.2→14.5→16.7→18.2
☆09年公開「ボルト」トータル16.5億円(※夏公開)
OP2.5→7.0→11.7→14.2→15.8
☆09年公開「クリスマス・キャロル」トータル16.0億円
OP2.9→7.0→10.9→13.1→14.4→15.3
☆09年公開「マダガスカル2」トータル10.2億円
OP1.6→4.1→6.5→9.3→9.9
☆09年公開「モンスターVSエイリアン」不明(※夏公開)
OP1.2→2.4→4.2
☆09年公開「アイス・エイジ3」不明(※夏公開)
OP0.4→1.2
☆09年公開「くもりときどきミートボール」
OP0.3→1.5→1.8→2.0→2.0
☆10年公開「コララインと魔法のボタン」
金0.7→1.6→2.1
☆10年公開「プリンセスと魔法のキス」
OP0.9→2.1→2.9→3.8→4.5億円→
☆10年公開「ヒックとドラゴン」
OP1.2→4.8億円→
マックス20億円、2億円台に沈んでいる作品もあるが、ミニマム5億円というところか。
主要作品との対比で考えると、「ヒックとドラゴン」の興行収入は9.0~12.6億円となる。
二桁ラインには乗っているが、まさにお盆特需といえるだろう。
ロングセールスを期待したいところだが、やや厳しいだろう。
お盆時期なので一週上乗せして、これらとの3週目との対比で考えると、「ヒックとドラゴン」の興行収入は6.5~9.4億円となる。
この程度となるのではないか。
マックス9億円程度となり、現時点では8億円が落ち着きどころか。
他のファミリー作品の数が多く、すぐに埋没するだろう。
さすがに相手も悪すぎる。
「トイ・ストーリー」「アリエッティ」を見終わったファミリーが来てくれるかどうかというところとなるが、その期待も高くはないだろう。
「ヒックとドラゴン」の興行収入は8~9億円と上方修正したい。
先週6~7億円という予想だったが、お盆時期及び高評価ということもあり、意外と伸びがあった。
「モンスターVSエイリアン」「プリンセスと魔法のキス」を超えて、「マダガスカル2」を超えない程度だろうか。
アメリカでは大ヒットを記録したが、日本では無難な結果となるだろうか。


12位:「劇場版 NARUTO-ナルト-疾風伝 ザ・ロストタワー」(東宝・テレビ東京)<3週目>
【公開前個人予想】 10.5億円
【現時点での興行収入予想】 9億円台
【公開規模】 264スクリーン(先週比±0スクリーン)
8.7千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは7.1億円半ばとなっている。
1週間の伸びは2.8億円半ば程度だろうか。
週末の伸びは高くはないが、夏休みのためか平日にそこそこ稼いでいるようだ。

過去の作品の興行収入は以下の通り。
☆04年「大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!」トータル13.7億円
OP3.5→8.9→11.4→12.1
☆05年「大激突!幻の地底遺跡だってばよ」トータル11.8億円
OP2.2→5.9→8.7→10.3→11.2
☆06年「大興奮!みかづき島のアニマル騒動だってばよ」トータル7.8億円
OP1.2→3.5→不明→6.8→07.5
☆07年「疾風伝」トータル12.1億円
OP2.2→5.7→9.1→10.5→11.7→11.9→11.9
☆08年「疾風伝 絆」トータル11.6億円
OP2.2→5.4→8.6→10.0→11.0→11.2→祝込11.3
☆09年「疾風伝 火の意志を継ぐ者」トータル10.2億円
OP1.9→4.7→7.4
☆10年「疾風伝 ザ・ロストタワー」
OP1.7→4.3→7.2億円→
マックス13.7億円、ミニマム7.8億円、6年平均11.2億円となっている。
疾風伝シリーズが徐々に落ち込みをみせていることは気になるところ。
05年~09年との対比で考えると、「疾風伝 ザ・ロストタワー」の興行収入は9.6~9.9億円となる。
例年ベースの二桁突破が目標となるが、徐々に落ち込んできており、9億円台が落ち着きどころか。
「ドラえもん」「ポケモン」などとともに、シリーズモノに陰りがみられる。

以下のような作品がライバルか。
☆08年「ONE PIECE」トータル9.2億円
OP1.6→3.4→4.7→6.1→7.5
☆08年「劇場版 MAJOR」トータル10.5億円
OP1.5→2.6→不明→7.7→祝込9.6→10.0
☆09年「映画クレヨンしんちゃん」トータル10.0億円
OP1.7→3.5→5.9→9.2→9.6
☆09年「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円
3日2.4→5.1→7.6→8.6→9.0
☆10年「オールスターズDX2希望の光☆レインボージュエルを守れ!」
3日3.2→6.0→9.0→10.3→10.8→10.9
☆10年「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」
OP2.0→4.9→7.8→8.7→9.4→9.8
☆10年「疾風伝 ザ・ロストタワー」
OP1.7→4.3→7.2億円→
「劇場版 MAJOR」などを除く主要作品との対比で考えると、「疾風伝 ザ・ロストタワー」の興行収入は9.6~14.1億円となる。
まだ二桁ラインには立っているが、初動タイプと思われるので、安心はできない。
「劇場版 NARUTO-ナルト- 疾風伝 ザ・ロストタワー」の興行収入は先週に引き続き9億円台と予想したい。
数年前の「ONE PIECE」も9億円台であり、この程度でも仕方がないのかもしれない。
見たことがないのでよく分からないが、マンネリ化しているのだろうか。


14位:「昆虫物語みつばちハッチ ~勇気のメロディ~」(松竹)<3週目>
【公開前個人予想】 3.0億円
【現時点での興行収入予想】 3億円台
【公開規模】 223スクリーン(先週比±0スクリーン)
1.9千万円を週末に稼ぎ、トータルでは2.2億円弱となっている。
1週間の伸びは8.4千万円弱程度だろうか。
こちらも週末の稼ぎは高くはないが、平日の伸びは意外とあるのかもしれない。
観れば感動しそうな作品であり、そのような印象が観客を呼ぶと思われる。
しかし、大きな動きにはならず、大ヒットにはならないだろう。
公開規模を広げすぎたことは戦略ミスではないか。

キャスティングは、齋藤彩夏、アヤカ・ウィルソン、田中直樹、小森純、坂東英二、中村獅童、安田成美などゲストは豊富。
主題歌は新垣結衣が手掛ける。
バラエティ豊かだが、興行収入に影響を与えるほどではなかったようだ。

女児向け作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円
3日2.4(2日1.4)→5.1→7.6→8.6→9.0
☆09年「フレッシュプリキュア!おもちゃの国は秘密がいっぱい!?」トータル8.0億円
OP1.7→3.9→5.1→5.9→6.9→7.2
☆08年「映画!たまごっち」トータル5.4億円
OP0.7→不明→3.7
☆07年「シナモンthe movie」
祝込0.4→不明→1.7→祝込2.2→2.3
☆09年「それいけ!アンパンマン だだんだんとふたごの星」
OP0.4→0.9→1.2→1.8
☆10年「それいけ!アンパンマン ブラックノーズと魔法の歌」
OP0.4→0.9→1.5→1.9→2.3
☆10年「昆虫物語みつばちハッチ ~勇気のメロディ~」
OP0.5→1.4→2.2億円→
「アンパンマン」よりも動きは良いようだ。
主要作品との対比で考えると、「昆虫物語みつばちハッチ ~勇気のメロディ~」の興行収入は2.9~3.5億円となる。
「プリキュア」シリーズは初動タイプの作品であり、この辺りがミニマムラインとなるか。
本作は3億円台が落ち着きどころだろう。
「昆虫物語みつばちハッチ ~勇気のメロディ~」の興行収入は先週に引き続き3億円台と予想したい。
「よなよなペンギン」(トータル0.8億円程度か)のように信じられないようなコケ方をすることもあるので、少コケで済んでよかった。

シリーズモノではないアニメ作品の中では成功しているものもあるが、「レイトン教授」、「宇宙戦艦ヤマト復活篇」(シリーズモノともいえるが)、「ヤッターマン」など、著名な題材を扱っている割には、ヒットに結びつかないケースが目立つ。
シリーズ作品に頼りたくなる理由も分かるが、最近はシリーズモノにも陰りがみられる。


15位:「ちょんまげプリン」(ジェイ・ストーム)<3週目>
【公開前個人予想】 なし
【現時点での興行収入予想】 2.0億円
【公開規模】 36スクリーン(先週比±0スクリーン)
1.8千万円を週末に稼ぎ、トータルでは1.5億円となっている。
1週間の伸びは5.5千万円弱程度だろうか。
オープニングが4.4千万円だったので、さすがに初動タイプだったようだ。
しかし、36スクリーンならば、十分健闘しているといえるだろう。
題材のユニークさも受けたのかもしれない。
中村監督の知名度も高かった。

なお、主演ジャニーズ作品の興行収入は以下のとおり。
☆10年「BANDAGE」トータル6億円見込み
OP1.3→3.0→4.2→5.6→5.7
☆10年「人間失格」トータル不明
OP0.8→2.5→3.7→4.9
☆08年「スシ王子!」トータル3.7億円
OP0.8→1.7→2.6→03.2→03.4→03.5
☆09年「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」トータル不明
OP0.6→1.9→2.6→3.0
☆10年「座頭市 THE LAST」
OP0.9→2.6→3.3→
☆09年「ヘブンズ・ドア」トータル不明
OP0.4
☆09年「スノープリンス」トータル1.5億円見込み
OP0.3→0.6
☆10年「ちょんまげプリン」
OP0.4→1.0→1.5億円→
オープニングで4千万円程度は動員できるパワーをそれぞれが持っている。
これらとの対比で考えると、「ちょんまげプリン」の興行収入は2.1億円となる。
恐らく初動タイプと思われるので、「ちょんまげプリン」の興行収入は先週に引き続き2.0億円と予想したい。
劇場を絞ったことは戦略的に当たりといえるだろう。
スクリーンが多ければコケたといわれる数字だが、小規模スクリーンならば、逆に褒められる数字となる。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

気になる映画ニュース(8月第3週目)

☆「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」の主演女優が決定
著名な女優も手を挙げていたようだが、新人を起用したいとの意向もあったようであり、新人のルーニー・マーラという女優に決定した。
新しい女優の活躍を見られるは楽しみではあるが、オリジナルを見る限りでは、かなりハードなシーンが含まれる役柄だけに不安もかなりある。
監督は、「セブン」のデヴィッド・フィンチャー。
主演男優はダニエル・クレイグに決まっている。
公開日は2011年12月21日。
オリジナルは日本ではそれほど話題とならなかったが、リメイク版は多少話題になりそうだ。
オリジナルの続編は今年の9月に日本で公開予定。


☆ブライアン・デ・パルマ監督が新作を着手
おもちゃのようにもて遊ぶ者という意味の「トイヤー」というタイトルとなるようだ。
巨匠お得意のサスペンス作品のようであり、企画が順調に進むことを望みたい。
主演等は未定。


☆グーグル誕生秘話が映画化か
デヴィッド・フィンチャー監督により進められている「FACEBOOK」の裏側を描く「ソーシャル・ネットワーク」の結果次第ではかなり注目を集めそうな企画が浮上している。
監督・主演は未定だが、大物が起用される可能性があるのではないか。
しかし、ただの学生が成功失敗を繰り返しながら、最後は大成功するというサクセスストーリーの想像が付くだけになかなか難しい企画でもある。
よほどアイディアを盛り込まないと新鮮さは生じない。


☆マリリン・モンロー作品の原作者がアンジェリーナ・ジョリーとジョージ・クルーニーを指名
原作者は、マリリン・モンロー役にアンジェリーナ・ジョリー、フランク・シナトラ役にジョージ・クルーニーを希望しているようだ。
この一報を聞いたときは、二人ともスケジュールが詰まっているので、すんなりと決定するようには思えなかった。
それにも関わらず、あたかも決定事項のように報じられており、両者ともに否定するという事態となっている。
原作者が決定したような口ぶりだったので、そういう報道になったのだろう。
映画化が実現するには当分時間が掛かりそうだが、原作者の希望通りに実現すれば面白そうな映画にはなりそうだ。


☆「X-Men: First Class」のキャスティングがさらに決まる。
決定ないし内定しているのは以下のとおり。
監督:マシュー・ヴォーン(「スターダスト」「Kick-Ass」)
マグニートー:マイケル・ファスベンダー(「イングロリアス・バスターズ」)
プロフェッサーX:ジェームズ・マカヴォイ(「ウォンテッド」)
ミスティーク:ジェニファー・ローレンス(新人)
エマ・フロスト:ジャニュアリー・ジョーンズ(TVシリーズ「マッドメン」)
サイクロップス:アーロン・ジョンソン(「Kick-Ass」)
ビースト:ニコラス・ホルト(「アバウト・ア・ボーイ」)
バンシー:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
ハボック:ルーカス・ティル
ダーウィン:エディ・ガテギ(「ニュームーン」)
エンジェル:ゾーイ・クラビッツ
アザゼル:ジェイソン・フレミング(「タイタンの戦い」)
モイラ・マクタガート:ローズ・バーン(「ノウイング」)
敵役:ケヴィン・ベーコン
MIB:オリヴァー・プラット(「2012」)
全米公開は来年の6月3日となっている。
役柄もよく分からない上に、俳優もよく分からなくなってきた。
確か、エマ・フロスト役はアリス・イブ(「SATC2」)だったはずだが、降板したのだろうか。
エマ・フロスト役はよく分からないが、スピンオフ企画があるほどのキャラクターのようなので、注目はしたいところ。


☆イギリスの2009年の年間興行ランキングが発表
1.「アバター」 8327万ポンド
2.「ハリー・ポッターと謎のプリンス」 5072万ポンド
3.「アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの」 3502万ポンド
4.「カールじいさんの空飛ぶ家」 3459万ポンド
5.「スラムドッグ$ミリオネア」 3166万ポンド
6.「ニュームーン トワイライト・サーガ」 2747万ポンド
7.「トランスフォーマー リベンジ」 2706万ポンド
8.「シャーロック・ホームズ」 2571万ポンド
9.「アルビン 歌うシマリス3兄弟 2」 2316万ポンド
10.「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」 2212万ポンド
11.「スター・トレック」 2140万ポンド
12.「モンスターVSエイリアン」 2137万ポンド
13.「DISNEY'S クリスマス・キャロル」 2019万ポンド
14.「ナイトミュージアム2」 2003万ポンド
15.「2012」 1950万ポンド
16.「天使と悪魔」 1879万ポンド
17.「ボルト」 1794万ポンド
18.「ウルヴァリン X-MEN ZERO」 1628万ポンド
19.「ブルーノ」 1578万ポンド
20.「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」 1525万ポンド
全般的にはファミリー作品が好調といえるのではないか。
アメリカの結果とはほぼ似通っている。

「ハリー・ポッター」「スラムドッグ$ミリオネア」「シャーロック・ホームズ」はイギリスが絡んでいるにしても、純粋なイギリス映画がランキングしていないというところが意外なところ。
英語圏の国だから、ハリウッド映画が自国の映画のようなものなのだろうか。
日本ではドラマの映画化などがランクインしているが、イギリスにはそういうものがないのか。

「アイス・エイジ3」「カールじいさん」「モンスターVSエイリアン」「クリスマス・キャロル」「ボルト」のアニメ作品や、CGと実写との融合作品「アルビン」などのファミリー向け作品が日本よりも好調のようだ。
ピクサー作品よりもなぜ「アイス・エイジ3」がこれほどヒットしているのかは不思議だ。
ハリウッドアニメ作品が日本とは異なり好調ではあるが、日本ではジブリ作品、「ポケモン」「ドラえもん」「コナン」などの作品があるので、このような結果となるのだろう。

「ハングオーバー!」「ブルーノ」「マーリー」といった日本ではヒットしなかったコメディ作品も好調のようだ。
「トランスフォーマー リベンジ」「スター・トレック」といったアクション大作も好調となっている。
逆に、日本では大ヒットした「2012」「天使と悪魔」が意外と振るわないという状況となっている。

「ニュームーン トワイライト・サーガ」はアメリカだけではなくて、イギリスでも好調のようだ。
全くヒットしていないのは日本だけなのか。

テーマ:映画関連ネタ - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(8月2週目その2)

お盆時期は注意が必要ということは分かっていたが、予想以上に高い伸びをしている。
猛暑のために遠出できずに、身近の映画館で済ますファミリーが多いのだろうか。
邦画系は高い伸びをするだろうと思ったが、洋画系の「トイ・ストーリー3」「インセプション」の伸びが想定以上だった。

1位:「トイ・ストーリー3」(ディズニー)<6週目>
【公開前個人予想】 62.5億円
【現時点での興行収入予想】 112億円(4~5週目95億円、OP時~3週目88億円)
【配給会社期待値】 100億円
【公開規模】 498スクリーン(先週比-18スクリーン)
動員ベースでは「アリエッティ」に首位を譲るようだが、興行収入ベースでは先週に引き続き、本作が首位となる。
5.4億円を週末に稼ぎ、トータルでは82.8億円となっている。
1週間の伸びは16.2億円半ば程度だろうか。
評価も高く、安定して伸びている。

週毎の動きは以下のとおり。
OP9.8→2週目14.0→3週目15.1→4週目15.3→5週目12.5→
→6週目16.2億円となっている。
成績が非常に安定している。

「踊る」「アリエッティ」と比べても遜色がない動きだ。
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」
OP9.7→25.0→祝39.3→46.0→52.5→57.2→63.4
☆10年「借りぐらしのアリエッティ」
3日13.5→26.2→39.8→50.3→64.7
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP09.8→23.7→38.8→54.1→66.6→82.8億円→
この戦いも注目だ。
1週間のビハインドがある「踊る大捜査線」を完全にマクった。
3D作品ということもあり、「借りぐらしのアリエッティ」にもかなり差をつけている。
相手は強いが、本作がこの夏の勝者となりそうだ。

ピクサー作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年「トイ・ストーリー2」トータル34.5億円
☆02年「モンスターズ・インク」トータル93.7億円
☆03年「ファインディング・ニモ」トータル110.0億円
5週目75.0→81.0→95.7→99.6→102.9→104.5→106.8
☆04年「Mr.インクレディブル」トータル52.6億円
先7.5→15.3→不明→不明→35.1→47.1→48.0→50.0
☆06年「カーズ」トータル22.3億円
OP3.8→07.8→10.5→14.1
☆07年「レミーのおいしいレストラン」トータル39.0億円
水5.0→12.8→19.5→28.5→32.0→35.8→37.1→祝38.1
☆08年「WALL・E/ウォーリー」トータル40.0億円
金5.1(2日4.5)→11.5→16.0→不明→30.3→祝35.5→37.1
☆09年「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル50.0億円
OP6.3→15.5→22.3→31.1→37.0→42.9→46.0
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP9.8→23.7→38.8→54.1→66.6→82.8億円→
「Mr.インクレディブル」「カールじいさんの空飛ぶ家」をあっさりと超えた。
「ファインディング・ニモ」以外との対比で考えると、「トイ・ストーリー3」の興行収入は90.2~96.5億円となっている。
「ファインディング・ニモ」との対比で考えると、「トイ・ストーリー3」の興行収入は112.4億円となっている。
「ファインディング・ニモ」以外との対比を超えそうだ。
「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル50.0億円、「Mr.インクレディブル」トータル52.6億円を超える程度と考えたが、「モンスターズ・インク」トータル93.7億円、「ファインディング・ニモ」トータル110.0億円と同程度のヒットになりそうだ。
確実視されている100億円突破となるだろうか。

以下の作品も参考になりそうだ。
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」トータル118億円見込み
OP13.2→35.4→59.0→83.8→93.4→101.0→107.1→111.5
☆08年「崖の上のポニョ」トータル155.0億円
3日15.7→32.3→52.6→72.1→99.4→111.7→127.2→134.4→140.5→
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP9.8→23.7→38.8→54.1→66.6→82.8億円→
これとの対比で考えると、「トイ・ストーリー3」の興行収入は96.7~114.9億円となっている。
マックス115億円、ミニマム90億円というところか。
少し様子を見ていたが、そろそろ上方修正した方がよさそうだ。
100億円は突破して、115億円を超えない程度となるのではないか。
「トイ・ストーリー3」の興行収入は、「ファインディング・ニモ」トータル110.0億円を超えると考えて、112億円と予想したい。
先週までは「モンスターズ・インク」トータル93.7億円を超える程度と思ったが、評価が高く、伸びが尋常ではなかった。
この安定感はお盆時期だからというわけではないだろう。
「トイ・ストーリー2」トータル34.5億円、直近のピクサー作品「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル50.0億円であり、この結果はなかなか予想しにくい。


2位:「借りぐらしのアリエッティ」(東宝・日本テレビ)<5週目>
【公開前個人予想】 90.0億円
【現時点での興行収入予想】 90.0億円
【配給会社期待値】 100億円突破確実
【公開規模】 447スクリーン(先週比±0スクリーン)
4.8億円弱を週末に稼ぎ、トータルでは64.6億円半ばとなっている。
1週間の伸びは14.4億円弱程度だろうか。
安定度の高いジブリ作品であり、宮崎駿監督ではなくても問題なく稼いでいるが、評判はそれほど高くはないようだ。
驚くような粘り込みはなさそう。
東宝の100億円突破確実はアテにはならないところがあるが、やはり厳しそうだ。

週毎の動きは以下のとおり。
OP3日13.5→2週目12.7→3週目13.6→4週目10.5→5週目14.4億円となっている。
伸びは当然のように安定している。

ジブリ関係映画の興行収入は以下の通り。
☆84年「風の谷のナウシカ」7.6億円(※配給収入)
☆86年「天空の城ラピュタ」5.8億円(※配給収入)
☆88年「となりのトトロ」「火垂るの墓」5.9億円(※配給収入)
☆89年「魔女の宅急便」21.5億円(※配給収入)
☆91年「おもいでぽろぽろ」18.7億円(※配給収入)
☆92年「紅の豚」28.0億円(※配給収入)
☆94年「平成狸合戦ぽんぽこ」26.3億円(※配給収入)
☆95年「耳をすませば」18.5億円(※配給収入)
☆97年「もののけ姫」193億円(※配給収入113.0億円)
☆99年「ホーホケキョとなりの山田くん」7.9億円(※配給収入)
☆01年「千と千尋の神隠し」トータル304.9億円
☆02年「猫の恩返し」トータル64.6億円
☆04年「ハウルの動く城」トータル196.0億円(不明部分は年末)
OP14.8→47.5→67.9→84.5→不明→不明→128.9→152.3→157.6→
☆06年「ゲド戦記」トータル76.5億円
OP09.1→25.0→38.3→53.0→60.1→066.4→068.6→070.5→072.7→
☆08年「崖の上のポニョ」トータル155.0億円
3日15.7→32.3→52.6→72.1→99.4→111.7→127.2→134.4→140.5→
☆10年「借りぐらしのアリエッティ」
3日13.5→26.2→39.8→50.3→64.7億円→
これらとの対比で考えると、「借りぐらしのアリエッティ」の興行収入は82.4~100.9億円となる。
評判はそれほど高くはないので、「崖の上のポニョ」のような驚異的な伸びは発揮しないだろう。
「ゲド戦記」対比の82.4億円を超えて、「崖の上のポニョ」対比の100.9億円を超えない程度と考えたい。
これらの半分程度の90億円台辺りが落ち着きどころか。

以下のようなディズニー系作品も参考になりそうだ。
☆09年「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル50.0億円
OP6.3→15.5→22.3→31.1→37.0→42.9→46.0
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」トータル118億円見込み
OP13.2→35.4→59.0→83.8→93.4→101.0→107.1→111.5
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP9.8→23.7→38.8→54.1→66.6→82.8億円→
☆10年「借りぐらしのアリエッティ」
3日13.5→26.2→39.8→50.3→64.7億円→
「カールじいさんの空飛ぶ家」「アリス・イン・ワンダーランド」との対比で考えると、「借りぐらしのアリエッティ」の興行収入は81.7~87.4億円となる。
伸びがあるジブリ系であり、これらの対比を超えるだろう。
「借りぐらしのアリエッティ」の興行収入は先週に引き続き90.0億円と予想したい。
「ゲド戦記」トータル76.5億円は余裕で超えそうだ。


3位:「ベスト・キッド」(ソニー)<1週目>
【公開前個人予想】 7.0億円
【現時点での興行収入予想】 11~12億円
【公開規模】 273スクリーン(先週比±0スクリーン)
先行込みで2.9億円弱のオープニングを飾った。
先行の数字は4.9千万円程度だった模様。
先週『お盆時期・夏休み時期、ジャッキー・チェンの安定した人気、知名度のある題材を踏まえれば、極端な大コケもないだろう。オープニングは先行込みで1.8億円程度か』と書いたが、コケるなんてとんでもなく、大ヒットを想定すべきだったか。
アメリカでは大ヒットしたが、ウィル・スミスの影響力によるものだろうと考えた。
日本で受けるタイプの作品ではないと思ったが、分からないものだ。
オリジナルの知名度があり、さらに男の子がいるファミリー層に受けたのだろうか。

ジャッキー・チェンの日本での人気は高かった。
ジャッキー・チェン主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年公開「ラッシュアワー3」トータル9.5億円
金3日2.2→5.4→7.2→8.2→9.0
☆08年公開「ドラゴン・キングダム」トータル7.1億円
OP1.5→3.8→5.1→6.4→6.8
☆10年公開「ベスト・キッド」
先2.9(OP2.4)億円→
これらとの対比で考えると、「ベスト・キッド」の興行収入は11.9~12.5億円となる(金曜日公開はそのまま対比、土曜日公開は対比させてから先行分5千万円をプラス)。
当面は二桁超えが目標となるが、突破しそうだ。
12億円程度が落ち着きどころか。
ただ、稼ぎ時のお盆時期のスタートだけに額面どおりには受け取りにくい。
初動タイプと考えた方がいいだろう。

カンフー映画や中国モノには、以下のようなビッグヒットもあることも参考にすべきだったか。
☆03年公開「HERO」トータル40.5億円
☆02年公開「少林サッカー」トータル28.0億円
☆04年公開「LOVERS」トータル22.5億円
☆05年公開「カンフーハッスル」トータル17.0億円

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「HACHI/約束の犬」トータル19.7億円(オープニング2.2億円)
☆「G.I.ジョー」トータル10.5億円(オープニング土日2日1.8億円)
☆「ナイトミュージアム2」トータル20.5億円(オープニング2日3.6億円)
☆「トランスポーター3」トータル6.7億円(オープニング1.1億円)
☆「96時間」トータル4.4億円(オープニング1.0億円)
<2008>
☆「ハプニング」トータル12.3億円(オープニング金3日2.8億円)
☆「ドラゴン・キングダム」トータル7.1億円(オープニング1.5億円)
☆「ダークナイト」トータル16.0億円(先込3.3億円)
☆「ハムナプトラ3」トータル22.0億円(先込7.7億円)
☆「ベガスの恋に勝つルール」トータル6.1億円(先込1.8億円)
これらとの対比で考えると、「ベスト・キッド」の興行収入は8.3~21.9億円となる。
「G.I.ジョー」「ナイトミュージアム2」との対比で考えると、「ベスト・キッド」の興行収入は14.0~14.5億円となる
この辺りがマックスラインだろうか。

「ベスト・キッド」先2.9(OP2.4)と同程度のオープニングは以下のとおり。
<2009>
☆「HACHI約束の犬」2.2億円(トータル19.7億円)
☆「ワルキューレ」2日2.4億円(トータル12.5億円)
☆「ノウイング」2日2.2億円(トータル10.2億円)
<2008>
☆「ハプニング」金2.8億円(トータル12.3億円)
☆「イーグル・アイ」2.5億円(トータル12.2億円)
☆「アメリカン・ギャングスター」金2.4億円(トータル10.5億円)
☆「アイアンマン」2.1億円(トータル9.4億円)
「HACHI約束の犬」以外との対比で考えると、「ベスト・キッド」の興行収入は11.2~13.0億円となる。
現時点では初動タイプと考えた方がよさそうだ。
「ベスト・キッド」の興行収入は11~12億円と予想したい。
猛暑で映画館が賑わったのは分かるが、「魔法使いの弟子」よりも本作の方がヒットするということがイマイチ釈然としない。


4位:「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」(東宝・フジ)<7週目>
【公開前個人予想】 110.0億円
【現時点での興行収入予想】 70.0億円(OP時80.0億円)
【配給会社期待値】 100億円突破確実
【公開規模】 447スクリーン(先週比±0スクリーン)
2.2億円を週末に稼ぎ、トータルでは63.4億円となっている。
1週間の伸びは6.2億円弱程度だろうか。
織田裕二の1日10回の舞台挨拶や、ドコモ動画によるスピンオフ作品の劇場公開など、話題を繋いでヒットに導いている。
先週6位から7週目にも関わらず、4位に上昇している。
やはり地力の高さが窺われる。
ここまで稼げば、続編の可能性は絶たれることはないだろう。

週毎の動きは以下のとおり。
OP時9.7→2週目15.3→3週目11.6→4週目9.4→5週目6.5→
→6週目4.7→7週目6.2億円となっている。
お盆時期が稼ぎ時ということがよく分かる。
評判も高いとは思えず、思ったよりも話題性や盛り上がりが高まっていないが、知名度を活かして、ある程度は伸ばしていきそうだ。
評判の悪さの風評も大きな影響は与えなかったようだ。

「踊る」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆98年「踊る大捜査線 THE MOVIE」トータル101億円
☆03年「踊る大捜査線 THE MOVIE2」トータル173.5億円
☆05年「交渉人 真下正義」トータル42.0億円
☆05年「容疑者 室井慎次」トータル38.3億円
さすがに03年のようなヒットにはならないだろう。
とりあえず98年の100億円が目標となるが、無理のようだ。

「踊る」を除く、織田裕二主演作の興行収入は以下のとおり。
☆00年「ホワイトアウト」トータル42.0億円
☆03年「T.R.Y.」トータル11.5億円
☆06年「県庁の星」トータル20.8億円
OP2.9→7.8→11.8→14.4→16.6→18.1→19.3
☆07年「椿三十郎」トータル11.5億円
OP1.6→4.1→5.9→祝込7.3→不明→9.7→祝込10.5→10.8
☆09年「アマルフィ 女神の報酬」トータル36.5億円
祝込3日5.7→11.9→18.5→23.1→28.2→31.1→33.0→34.2
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」
OP9.7→25.0→祝込39.3→46.0→52.5→57.2→63.4億円→
10億円は最低限でも稼ぎ出している。
題材が良ければ、40億円近くを稼ぎ出すという名前だけで観客が集まる俳優。
これらとの対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は68.3~70.1億円となる。
100億円突破は夢のまた夢か。
当面は70億円突破が目標となる。

近年公開されたドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆09年「ROOKIES-卒業-」トータル85.5億円(視聴率14.8%)
12.3→33.3→48.6→60.2→67.8→73.0→76.5
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝込34.0→祝込48.4→57.4→祝込66.6→70.5→73.8
☆08年「花より男子F」トータル77.5億円(視聴率05年19.7%、07年21.7%)
10.1→26.2→37.9→祝込48.5→54.5→60.3→64.6
☆06年「LIMIT OF LOVE/海猿」トータル71.0億円(視聴率13.1%)
09.7→23.5→35.5→45.1→52.8→58.3→62.5
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
05.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」
OP9.7→25.0→祝込39.3→46.0→52.5→57.2→63.4億円→
「ROOKIES-卒業-」「HERO」を超えることが目標となるが、厳しいか。
これらとの対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は69.2~76.1億円となる。
お盆時期に稼いだために完全に70億円台ラインには立った。
「HERO」との対比となる70.0億円程度が落ち着きどころか。

「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」63.4億円と同程度の7週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ROOKIES」76.5億円(トータル85.5億円)
☆「20世紀少年 第3章」祝42.2億円(トータル44.1億円)
<2008>
☆「花より男子F」64.6億円(トータル77.5億円)
☆「容疑者Xの献身」43.1億円(トータル49.2億円)
☆「相棒-劇場版-」40.7億円(トータル44.4億円)
伸びがあった「花より男子F」「容疑者Xの献身」以外との対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は66.3~70.9億円となる。
現時点では、ミニマム68億円、マックス75億円程度ではないか。
観客層の幅が広いことや気楽に観られるということを踏まえると70億円というところではないか。
「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は先週に引き続き70.0億円と予想したい。
内容が良ければ、「告白」のように口コミで伝わり、ヒットに繋がると思うが、本作は口コミでマイナス評価が逆に伝わり、それほど高い伸びは期待しにくいと思われる。
また、稼ぎ時のお盆時期が過ぎれば、そろそろ落ち込むだろう。


5位:「インセプション」(ワーナー)<4週目>
【公開前個人予想】 25.0億円
【現時点での興行収入予想】 35億円(3週目31.0億円、OP時~2週目28.0億円)
【公開規模】 521スクリーン(先週比-5スクリーン)
2.1億円弱を週末に稼ぎ、トータルでは26.6億円となっている。
1週間の伸びは6.0億円弱程度だろうか。
25億円をあっさりと突破した。
先行上映があり、興行収入の予想が難しいが、評価もかなり高く、ある程度の伸びはありそうだ。

クリストファー・ノーラン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円
OP2.9→不明→9.8→11.6→13.0→13.5
☆07年「プレステージ」トータル5.0億円
OP1.1→2.8→3.8→4.4→4.8
☆08年「ダークナイト」トータル16.0億円
先3.3→9.4→12.1→13.7→14.8→15.3
☆10年「インセプション」
先7.8(OP3日4.9)→15.5→20.6→26.6億円→
とりあえず先行分2.9億円を除いて本作の興行収入を23.7億円と考えたい。
これらとの対比で考えると、「インセプション」の興行収入は26.9~32.3億円となる。
これに先行分2.9億円を足すと、「インセプション」の興行収入は29.8~35.2億円となる。
本作は単純なエンターテイメント作品ではなく、難解そうな雰囲気もあり、爆発するような気はしなかったが、「ダークナイト」を相手にしていない。
レオナルド・ディカプリオや渡辺謙といった主演男優に魅力があったようだ。

レオナルド・ディカプリオ主演映画の興行収入は以下の通り。
☆03年公開「ギャング・オブ・ニューヨーク」トータル30.0億円
☆03年公開「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」トータル29.0億円
☆05年公開「アビエイター」トータル10.7億円
OP1.6→5.0→6.9→8.4
☆07年公開「ディパーテッド」トータル15.6億円
OP2.9→7.1→9.9→11.7→13.0→13.8
☆07年公開「ブラッド・ダイヤモンド」トータル9.9億円
OP1.5→4.2→6.2→07.5→08.9→09.4→09.8
☆08年公開「ワールド・オブ・ライズ」トータル8~9億円
OP1.1→不明→6.0→祝込7.6→8.2
☆09年公開「レボリューショナリー・ロード」トータル3.8億円
OP0.8→2.4→3.2→03.5→03.7→03.7
☆10年公開「シャッターアイランド」トータル16.6億円
金3日3.4→8.3→11.0→13.3→15.4→16.0
☆10年「インセプション」
先7.8(OP3日4.9)→15.5→20.6→26.6億円→
先ほどと同様のやり方で「ディパーテッド」「ブラッド・ダイヤモンド」「シャッターアイランド」との対比で考えると、「インセプション」の興行収入は33.2~35.5億円となり、先行分を足すと36.1~38.4億円となる。
伸びが続きそうなので、30億円を楽に突破しそうだ。

渡辺謙が出演したハリウッド映画の興行収入は以下のとおり。
☆03年「ラストサムライ」トータル137.0億円
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円
OP2.9→不明→9.8→11.6→13.0→13.5
☆05年「SAYURI」トータル15.5億円
OP1.9→5.3→08.1
☆06年「硫黄島からの手紙」トータル51.0億円
OP5.0→13.9→20.8→26.1→祝込36.7→39.8→43.2
☆10年公開「ダレン・シャン」
金1.4→03.7→05.4→06.0億円→
☆10年「インセプション」
先7.8(OP3日4.9)→15.5→20.6→26.6億円→
さすがに「硫黄島からの手紙」「ラストサムライ」のようなヒットにはならないはずだ。

謎が多そうなサスペンスなど、参考になりそうな作品の興行収入は以下の通り。
☆09年公開「天使と悪魔」トータル33.5億円
金3日6.8→15.0→20.6→25.6→28.6→30.4→31.4
☆02年公開「バニラスカイ」トータル33.2億円
☆06年公開「フライトプラン」トータル31.2億円
OP2日6.0→14.4→20.4→24.8→28.0
☆01年公開「アンブレイカブル」トータル29.4億円
☆02年公開「パニックルーム」トータル25.0億円
☆08年公開「ウォンテッド」トータル25.0億円
先含8.3→15.5→20.2→21.7→23.3→24.1
☆09年公開「ベンジャミン・バトン数奇な人生」トータル24.0億円
OP3.2→10.4→15.0→18.7→20.8→22.3→22.9
☆99年公開「ファイトクラブ」トータル19.8億円
☆08年「ジャンパー」トータル17.4億円
先5.5→10.0→13.3→15.2→16.4→17.0
☆04年公開「ヴィレッジ」トータル17.0億円
☆10年「インセプション」
先7.8(OP3日4.9)→15.5→20.6→26.6億円→
「天使と悪魔」「フライトプラン」「ベンジャミン・バトン数奇な人生」との対比で考えると、「インセプション」の興行収入は33.5~34.8億円となる。
これに先行分を足すと、36.4~37.7億円程度だろうか。
先行がある「ウォンテッド」「ジャンパー」との対比で考えると、「インセプション」の興行収入は30.5~30.6億円となる。
難しい判断となるが、難解さなどがあり極端に伸びがある作品でもなさそうだ。
伸びても35億円程度ではないか。

「インセプション」先行外23.7億円(先行込み26.6億円)と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「天使と悪魔」25.6億円(トータル33.5億円)
☆「ターミネーター4」27.8億円(トータル33.2億円)※先行有
☆「トランスフォーマー」19.4億円(トータル23.2億円)
<2008>
☆「ハンコック」26.6億円(トータル31.0億円)※先行有
☆「ナルニア国物語第2章」23.8億円(トータル30.0億円)※水曜日公開
☆「魔法にかけられて」23.2億円(トータル29.1億円)※先行有
☆「ウォンテッド」21.7億円(トータル25.0億円)※先行有
これらとの対比で考えると、「インセプション」の興行収入は30.6~33.9億円となる。
現時点ではマックス38億円、ミニマム30億円というところか。
ある程度の伸びは持続しそうであり、30億円は楽に突破するのではないか。
「天使と悪魔」(トータル33.5億円)、「ターミネーター4」(トータル33.2億円)を超える程度と考えて、「インセプション」の興行収入は35億円と上方修正したい。
先週31.0億円、先々週まで21.0億円という予想だったが、お盆時期の上昇を加味できなかった上に、思った以上に伸びが持続している。
クリストファー・ノーランの「ダークナイト」、ディカプリオの「シャッター・アイランド」がイマイチだったので、本作もスタートだけと思ったら、本作は違ったようだ。
難解そうな洋画作品であり、それほど伸びないと思ったが、評価も高く、アイディアも優秀であり、それほど難解というわけでもなかったか。
配給会社は50億円を狙うようなことを言っているらしいが、そこまでは伸びないだろう。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(8月3週目新作予想)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」(20世紀フォックス)
【鑑賞度】 ○
オリジナルはよく知らないが、ハリウッドアクションを堪能できそうだ。

【監督】 ジョー・カーナハン
03年公開「NARC」、07年公開「スモーキン・エース」(トータル1億円程度)を監督しており、日本では実績を残していない。
「NARC」を見たトム・クルーズが気に入り、「ミッション・インポッシブル」の監督候補になったこともあるので、監督として本数こそ少ないが、ある程度の手腕は期待できる。

【キャスティング】 リーアム・ニーソン、ブラッドリー・クーパー
リーアム・ニーソンは09年公開「96時間」(トータル4.4億円)、ブラッドリー・クーパーは10年公開「ハングオーバー!」という実績があるが、日本においてはやや集客力は弱いかもしれない。
しかし、本作は主演のネームヴァリューで観客を集めるタイプの映画ではないので、特に問題はないだろう。

【題材】 「アクション」「テレビの映画化」
参考になりそうな作品は以下のとおり。
派手なアクション作品であり、ユーモアがある気楽に観られるものをチョイス。
☆08年公開「ハンコック」トータル31.0億円
先8.3→17.2→祝込23.7→26.6→28.7→29.1→29.6
☆07年公開「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
金4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8→25.5
☆08年公開「ウォンテッド」トータル25.0億円
先8.3(OP3.8)→15.5→20.2→21.7→23.3→24.1
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆09年公開「G.I.ジョー」トータル10.5億円
金2.3→6.6→8.5
☆07年公開「ラッシュアワー3」トータル9.5億円
金2.2→5.4→7.2→8.2→9.0
☆08年公開「アイアンマン」トータル9.4億円
OP2.1→5.2→7.0→8.2→8.8→9.1
☆07年公開「ファンタスティック・フォー/銀河の危機」トータル9.2億円
金2.5→5.9→7.6→8.8
☆06年「マイアミ・バイス」トータル不明
OP2.0→4.9→6.8
☆10年「アイアンマン2」
金3.4→6.9→9.1→10.5→11.2→
主演の知名度が高くはないので、「ハンコック」「ウォンテッド」レベルのヒットにはならないと思われる。
ファミリーで見られる作品でもないので、「ナショナル・トレジャー」のようなヒットにもならない。
主演の知名度が高くはなかった「G.I.ジョー」辺りが参考になりそうだ。
同じくテレビシリーズの映画化ではあるが、遊びのない「マイアミ・バイス」は超えるだろう。
したがって、10億円前後の興行収入となるのではないか。

【予告編・TVCM】 量・多/デキ・良
20世紀フォックスらしく、CMの大量投下が目立つ。
この夏の暑さと同じように暑そうな映画であり、時期的にはマッチしている。
派手で気軽なアクションで暑さを吹き飛ばそうと考える者もいるのではないか。
予告編等では、個性的なメンバーが紹介されており、それなりにユニークな作りにはなっている。

【支持基盤・ターゲット】 20~40歳代の男女・カップル
年配層や若年層は動かないかもしれない。
オリジナル鑑賞者が中心になるかもしれないが、オリジナルを見ていなくても特に問題はない作品ではないか。
気楽に観られるアクション作品であり、デートや暇つぶしなど広く向くタイプの作品。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「HACHI/約束の犬」トータル19.7億円(オープニング2.2億円)
☆「G.I.ジョー」トータル10.5億円(オープニング土日2日1.8億円)
☆「ナイトミュージアム2」トータル20.5億円(オープニング2日3.6億円)
☆「トランスポーター3」トータル6.7億円(オープニング1.1億円)
☆「96時間」トータル4.4億円(オープニング1.0億円)
<2008>
☆「ハプニング」トータル12.3億円(オープニング金3日12.3億円)
☆「ドラゴン・キングダム」トータル7.1億円(オープニング1.5億円)
☆「ダークナイト」トータル16.0億円(先込3.3億円)
☆「ハムナプトラ3」トータル22.0億円(先込7.7億円)
☆「ベガスの恋に勝つルール」トータル6.1億円(先込1.8億円)
「G.I.ジョー」辺りがライバルとなるのではないか。

【評価・予想】 12.5億円(オープニング3日先行込み3.3億円)
派手なアクションを堪能でき、作りは比較的ユニークでもある。
難解さなどは全くなさそうであり、広く受け入られるだろう。
期待は高くはないが、意外なヒットになる可能性はありそうだ。

ハリウッドアクション作品はそれほど稼げないことが多いが、本作は二桁を超えるのではないか。
「G.I.ジョー」トータル10.5億円を超えると予想したい。
2割程度の増加と考えて、「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」の興行収入は12.5億円と予想したい。
今年公開された「アイアンマン2」と同程度となるか。
オープニングは金曜日からの3日間で3.0億円程度か。
先行公開の数字は不明だが、土曜日のみのそれほど回数が多くないものだったので、大きな数字ではないだろう。
先行分も込めると、3.3億円程度となるか。


「ハナミズキ」(東宝)
【鑑賞度】 ×
予告編を見る限りではそれほど悪くはなさそうだが、観る気は全くない。

【監督】 土井裕泰
意外と実績のある監督のようだ。
☆04年「いま、会いにゆきます」トータル48.0億円
OP3.0→10.4→17.1→23.3→29.8→34.2→37.6
☆06年「涙そうそう」トータル31.0億円
OP3.9→10.7→17.4→21.7→24.7→26.9→28.5
これらのようなビッグヒットにはならないとは思うが、コケることもないだろう。
ヒットさせる映画作りのようなツボを押さえている監督のようであり、それなりのヒットにはなりそうだ。

【キャスティング】 新垣結衣、生田斗馬
新垣結衣主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年「恋空」トータル39.0億円
OP4.8→13.1→19.7→26.0→29.7→32.3→34.1
☆09年「BALLAD 名もなき恋のうた」トータル18.1億円
OP2.3→6.3→9.3→13.6→15.5→祝込16.8→17.3
「フレフレ少女」のようなコケた作品もあるが、気にしないでよい。
「恋空」は無理としても、時代モノの「BALLAD 名もなき恋のうた」は超えてきそうだ。

生田斗馬主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆10年「人間失格」トータル不明
OP0.8→2.5→3.7→4.9
人気は高くもなさそうだが、それほど嫌悪感もないジャニーズ俳優。
新垣結衣の相手役としてはそれほど悪くはないか。

【題材】 「ラブストーリー」
ラブストーリー関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年「恋空」トータル39.0億円(新垣)
OP4.8→13.1→19.7→26.0→29.7→32.3→34.1
☆09年「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円(井上)
OP2.8→7.8→13.0→16.0→祝18.5→19.5→20.3
☆08年「赤い糸」トータル11.5億円(南沢)
OP1.0→不明→6.6→祝8.8→9.7→10.5→10.7
☆08年「砂時計」トータル10.0億円(夏帆・松下)
OP1.2→祝6.0→7.2→8.3→9.1→09.5→09.7
☆06年「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円(宮崎)
OP1.2→2.4→5.1→6.3
☆06年「シュガー&スパイス/風味絶佳」トータル7.5億円(沢尻)
OP1.0→3.4→4.9→5.8
☆10年「ダーリンは外国人」
OP1.2→3.2→4.3→5.3→6.3→6.6→
☆07年「そのときは彼によろしく」トータル4.6億円(長澤)
OP0.9→2.3→3.3→3.8→04.2→04.4
☆10年「誰かが私にキスをした」(堀北)
OP0.5→1.5億円→
女性受けしそうなラブストーリーだけに二桁は楽に超えてきそうだ。
「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円を超えるレベルか。

【予告編・TVCM】 量・多/デキ・良
三角関係や遠距離恋愛など、女性が好みそうなテイストを上手く押さえている。
製作当初はヒットするわけがないと思ったが、切ない雰囲気も醸し出されており、ヒットするのではないか。
「ハナミズキ」という知名度の高い曲のタイトルを使えることも効果的だろう。

【支持基盤・ターゲット】 10~30歳代の女性・男女
デートムービー、女性グループ、女性単独で見られるだろう。
観客の基盤となる層は比較的安定していると思われる。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「20世紀少年第3章」トータル44.1億円(オープニング8.7億円)
<2008>
☆「デトロイト・メタル・シティ」トータル23.4億円(オープニング3.5億円)
☆「20世紀少年」トータル39.5億円(オープニング6.3億円)
「デトロイト・メタル・シティ」がライバルとなるか。

【評価・予想】 26.0億円(オープニング3.4億円)
上述から、それなりのヒットすると思われる。
女性受けが良さそうであり、コケることは考えにくく、ひょっとすると想像以上のビッグになる恐れもある。
しかし、「恋空」トータル39.0億円、「涙そうそう」トータル31.0億円のような社会現象にはならないだろう。
「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円を超える程度となるか。
「僕の初恋をキミに捧ぐ」よりも観客層が広そうな気がするので、超えるだろう。
21.5億円以上、31.0億円以下という予想ができる。
この中間程度、「僕の初恋をキミに捧ぐ」の2割増と考えて、「ハナミズキ」の興行収入は1割増の26.0億円と予想したい。
「デトロイト・メタル・シティ」トータル23.4億円を超える程度となりそうだ。
オープニングは「僕の初恋をキミに捧ぐ」との対比で考えて3.4億円程度だろうか。
夏休みシーズン向けという気もしないので、オープニングはそれほど爆発はしないだろう。


公開規模は大きくはないが、「劇場版メタルファイト ベイブレードVS太陽~灼熱の侵略者ソルブレイズ~」辺りも当然ランクインしてくるだろう。
よく分からないので、予想はなし。
「カラフル」も怖いが、公開規模が少なすぎるか。
それなりの公開規模を確保している「キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争」は間違いなくコケるだろう。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(8月2週目その1)

5位:「魔法使いの弟子」(ディズニー)<1週目>
【公開前個人予想】 12.0億円
【現時点での興行収入予想】 8~9億円
【公開規模】 328スクリーン(先週比±0スクリーン)
金曜日公開ではあるが、土日2日で2.0億円弱(199,496,600円)のオープニングを飾った。
先週『金曜日からのオープニング3日は「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」との対比で考えると3.0億円か』と書いたので、金曜日分を足しても予想よりもやや低そうだ。
アメリカでもコケたが、日本でも同様ということか。
ディズニー、ブラッカイマー、ニコラス・ケイジ、魔法・ファンタジー、これらの要素を含んでも何かが足りないというのだろうか。
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」(トータル14.2億円)がヒットして、本作がヒットしない理由がよく分からない。

ニコラス・ケイジ主演作品の主な興行収入は以下の通り。
☆05年公開「ナショナル・トレジャー」トータル20.6億円
OP5.3→9.6→13.9→16.5→18.3
☆06年公開「ワールド・トレード・センター」トータル24.0億円
OP3.9→10.7→15.0→18.1→20.6→21.8
☆07年公開「ゴーストライダー」トータル5.0億円
OP1.3→3.5
☆07年公開「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」トータル25.8億円
4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8
☆08年公開「NEXT」トータル4億円半ば見込み
OP0.6→2.4→3.5→4.0→4.2
☆09年公開「ノウイング」トータル10.2億円
金3日2.9→6.1→8.2→9.3→9.8
☆10年公開「魔法使いの弟子」
OP2.0億円→
上手くハマれば20億円台が期待できる俳優。
本作の監督のジョン・タートルトーブは「ナショナル・トレジャー」シリーズの監督でもある。
これらとの対比で考えると、「魔法使いの弟子」の興行収入は7.8~12.3億円となる。
やや初動タイプとなりそうなので、8億円前後というところか。

参考になりそうなファンタジー作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆07年公開「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
金4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8→25.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆05年公開「ナショナル・トレジャー」トータル20.6億円
OP5.3→9.6→13.9→16.5→18.3
☆05年公開「エラゴン/遺志を継ぐ者」トータル18.7億円
OP2.5→6.4→9.7→15.1→17.0→17.9
☆10年公開「タイタンの戦い」トータル15.7億円
金2.8→7.6→12.4→13.9億円→
☆10年公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」トータル14.2億円
金3.7→7.9→10.4→11.8→13.0→13.8→
☆10年公開「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」
金1.9→4.2→05.3→06.0→6.5億円→
☆10年「ダレン・シャン」
金1.4→3.7→5.4→6.0
☆10年公開「エアベンダー」
祝込3日1.9→3.6→4.7億円→
☆10年公開「魔法使いの弟子」
OP2.0億円→
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」には負けたが、「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」以下の作品には勝っている。
これらとの対比で考えると、「魔法使いの弟子」の興行収入は7.6~15.0億円となる。
稼ぎ時のお盆時期のオープニングであるので、初動タイプだろう。
「ナショナル・トレジャー」「ハムナプトラ3」対比の7.6~7.8億円程度となりそうだ。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「HACHI/約束の犬」トータル19.7億円(オープニング2.2億円)
☆「G.I.ジョー」トータル10.5億円(オープニング土日2日1.8億円)
☆「ナイトミュージアム2」トータル20.5億円(オープニング2日3.6億円)
☆「トランスポーター3」トータル6.7億円(オープニング1.1億円)
☆「96時間」トータル4.4億円(オープニング1.0億円)
<2008>
☆「ハプニング」トータル12.3億円(オープニング金3日12.3億円)
☆「ドラゴン・キングダム」トータル7.1億円(オープニング1.5億円)
☆「ダークナイト」トータル16.0億円(先込3.3億円)
☆「ハムナプトラ3」トータル22.0億円(先込7.7億円)
☆「ベガスの恋に勝つルール」トータル6.1億円(先込1.8億円)
これらとの対比で考えると、「魔法使いの弟子」の興行収入は8.8~17.9億円となる。
「G.I.ジョー」のオープニングは超えているので期待できないこともないが、二桁突破は厳しいだろう。

「魔法使いの弟子」2.0億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「G.I.ジョー」2日1.8億円(トータル10.5億円)
☆「ノウイング」2日2.2億円(トータル10.2億円)
☆「ワイルド・スピードMAX」2日2.1億円(トータル9.5億円)
☆「ウルヴァリン」2日1.8億円(トータル8.9億円)
<2008>
☆「最高の人生の見つけ方」1.9億円(トータル13.5億円)
☆「アイアンマン」2.1億円(トータル9.4億円)
☆「ランボー最後の戦場」2.1億円(トータル9億円見込み)
「最高の人生の見つけ方」以外との対比で考えると、「魔法使いの弟子」の興行収入は9.0~11.7億円となる。
やや初動タイプと考えて、「魔法使いの弟子」の興行収入は8~9億円と予想したい。
これらと同程度のオープニングならば無難なのかという気もしてくる。
オープニング時のスクリーン数が500を超えていた「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」が特別にヒットしているだけかもしれない。


10位:「きな子~見習い警察犬の物語~」(松竹)<1週目>
【公開前個人予想】 8.0億円
【現時点での興行収入予想】 8.0億円
【公開規模】 253スクリーン(先週比±0スクリーン)
撮影舞台となった香川県での先行分を含めて、1.3億円(133,936,300円)のオープニングを飾った。
先行を除くと1.2億円半ばとのこと。
先週『オープニングは先行込みで1.5億円程度か』と書いたので、それほど大きくズレてはいない。
ランキングは下位だが、無難なスタートを切ったのではないか。
公開前に『コケる可能性もあるが、動物モノでもあり、あまり低くは予想しにくい』と書いた通りとなるか。
しかし、稼げる動物モノとしてはやや物足りないオープニングでもある。
夏帆をクローズアップすれば、そうなるのは仕方がない。

「動物モノ」の興行収入は以下の通り。
☆07年「マリと子犬の物語」(東宝)トータル31.8億円
OP2.8→7.4→祝12.0→不明→23.1
☆04年「クイール」(松竹)トータル22.2億円
OP2.4→6.8→10.9→15.6→17.9
☆09年公開「HACHI 約束の犬」トータル19.7億円(※参考)
OP2.2→8.8→13.2→16.0→17.7→18.6
☆06年「子ぎづねヘレン」(松竹)トータル17.8億円
OP1.7→5.6→10.5→13.9→15.4
☆08年「犬と私の10の約束」(松竹)トータル15.2億円
OP1.8→5.2→8.5→11.5→12.9
☆09年「ウルルの森の物語」
OP0.6→不明→3.1→祝込4.7→5.1
☆10年「きな子~見習い警察犬の物語~」
先1.3億円→
これらとの対比で考えると、「きな子~見習い警察犬の物語~」の興行収入は11.0~14.8億円となる。
当面の目標は二桁ということになるが、オープニングがお盆の稼ぎ所ということもあり、額面どおりに捉えるのは危険か。
また、これらのようなロングセールスになる可能性も低いと考えられる。
10億円台のヒットにはならず、「ウルルの森の物語」を超える程度のヒットか。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「ごくせん THE MOVIE」トータル34.8億円(オープニング4.9億円)
☆「アマルフィ」トータル36.5億円(オープニング2日3.8億円)
<2008>
☆「花より男子F」トータル77.5億円(オープニング10.1億円)
☆「クライマーズ・ハイ」トータル11.9億円(オープニング1.7億円)
☆「ゲゲゲの鬼太郎/千年~」トータル14.5億円(オープニング2.3億円)
これらとの対比で考えると、「きな子~見習い警察犬の物語~」の興行収入は8.2~12.5億円となる。
「ゲゲゲの鬼太郎/千年~」との対比の8.2億円程度が落ち着きどころか。

「きな子~見習い警察犬の物語~」1.3億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「火天の城」1.3億円(トータル9.3億円)
☆「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」1.4億円(トータル7.7億円)
☆「MW-ムウ-」1.3億円(トータル7.7億円)
<2008>
☆「砂時計」1.2億円(トータル10.0億円)
☆「イキガミ」1.3億円(トータル8.0億円)
☆「ホームレス中学生」1.2億円(トータル不明)
これらとの対比で考えると、「きな子~見習い警察犬の物語~」の興行収入は7.2~10.8億円となる。
動物モノでもあり、夏休みシーズンでもあり、極端な初動タイプでもないだろう。
8月いっぱいはなんとか稼げると考えて、「きな子~見習い警察犬の物語~」の興行収入は8.0億円と予想したい。
安定している動物モノであり、この程度は稼げるだろう。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

全米映画興行収入(8月第2週目)

1位となったのは、新作の「エクスペンダブルズ」。
事前には3日間で31.7百万ドルのオープニングと予想されているが、予想を上回る35.0百万ドルのオープニングを飾った。
これがコケたら、スタローンの監督・俳優生命が終わると思われただけに一安心というところか。
シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ミッキー・ローク、ブルース・ウィルス、アーノルド・シュワルツェネッガーととにかくキャスティングが豪華な作品であり、コケるはずはなかったか。

シルベスター・スタローン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆06年「ロッキー・ザ・ファイナル」トータル70百万ドル
先22→48→61→65→68
☆08年「ランボー最後の戦場」トータル43百万ドル
OP18→30→37→40→42
☆10年「エクスペンダブルズ」
OP35百万ドル→
「ロッキー・ザ・ファイナル」を超えることが最低限のラインか。
現時点では1億ドルが落ち着きどころではないか。
監督が監督だけに初動タイプの疑いが強いが、評価はかなり高くなっており、評判に釣られて鑑賞する客も増えるだろう。
「ランボー」の続編の企画が飛んだようだが、このヒットを受けて、企画が再燃するようなこともあるかもしれない。


2位となったのは、新作の「食べて、祈って、恋をして」。
事前には3日間で23.2百万ドルのオープニングと予想されているが、予想をやや上回る23.7百万ドルのオープニングを飾った。
製作費6千万ドルの回収が当面の目標となる。
不安のあったジュリア・ロバーツ作品ではあるが、無難な結果を残しそうだ。
原作はかなり有名のようであり、その影響もあったか。
共演は、ハビエル・バルデム、ジェームズ・フランコとなっている。

ジュリア・ロバーツ主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆90年「プリティ・ウーマン」トータル178百万ドル
☆99年「ノッティングヒルの恋人」トータル116百万ドル
☆00年「エリン・ブロコビッチ」トータル126百万ドル
☆01年「ザ・メキシカン」トータル67百万ドル
OP20→38→51→58→62
☆01年「アメリカン・スウィートハート」トータル93百万ドル
OP30→59→75→83→88
☆03年「モナリザ・スマイル」トータル64百万ドル
OP12→31→50→57→60
☆04年「クローサー」トータル34百万ドル
☆09年「デュプリシティ」トータル41百万ドル
OP14→26→32→39→40
☆10年「食べて、祈って、恋をして」
OP23百万ドル→
「ザ・メキシカン」「モナリザ・スマイル」が6千万ドル台なので、この程度を稼げれば合格ラインとなるか。
現時点では6~7千万ドル程度が落ち着きどころではないか。
ここ数年活躍が目立たなかった割には、本作はコケてはいないので問題はないだろう。
評判はそれほど良くはないようなので、あまり粘りはなさそうだ。


3位は2週目の「The Other Guys」。
トータルでは71百万ドルとなっている。
製作費は1億ドルとなっており、製作費回収が当面の目標となる。

監督はウィル・フェレルの盟友のアダム・マッケイ。
過去に「俺たちニュースキャスター」「タラデガ・ナイト」「俺たちステップ・ブラザース-義兄弟-」でコンビを組んでいる。

ウィル・フェレル主演作の興行収入は以下の通り。
☆04年「俺たちニュースキャスター」トータル85百万ドル
OP28→57→071→078→082→083
☆05年「奥様は魔女」トータル63百万ドル(※主演はニコール・キッドマン)
OP20→39→051→057→060→061
☆06年「タラデガ・ナイト」トータル148百万ドル
OP47→90→114→128→137→142
☆06年「主人公は僕だった」トータル41百万ドル
OP13→23→033→037→039→040
☆07年「俺たちフィギュアスケーター」トータル119百万ドル
OP33→68→090→101→108→112
☆08年「俺たちダンクシューター」トータル33百万ドル
OP15→25→030→032→033→033
☆08年「俺たちステップ・ブラザース-義兄弟-」トータル100百万ドル
OP31→63→081→091→096→098
☆09年「マーシャル博士の恐竜ランド」トータル49百万ドル
OP19→35→044→047→048→048
☆10年「The Other Guys」
OP36→71百万ドル→
成功と失敗を交互に繰り返すコメディ俳優。
アダム・マッケイ監督作品ということもあり、今回は成功のようだ。
1億1~2千万ドル程度が落ち着きどころか。
「俺たちフィギュアスケーター」トータル119百万ドルを超えたいところだ。
コメディ系も増えてきているマーク・ウォルバーグとの目新しいコンビも注目されたか。
ドウェイン・ジョンソン、サミュエル・L・ジャクソンなど、キャスティングも豪華だ。
評価も思ったよりも高くなっており、恐ろしいほどの初動タイプではなさそうだ。


4位は5週目の「インセプション」。
トータルでは249百万ドルとなっており、2億ドルをあっさりと超えている。
製作費160百万ドルを余裕で回収している。

監督は「メメント」のクリストファー・ノーラン。
監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆02年「インソムニア」トータル67百万ドル
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル205百万ドル
先73→123→151→172→183→191
☆06年「プレステージ」トータル53百万ドル
☆08年「ダークナイト」トータル533百万ドル
OP158→214→394→442→471→489
☆10年「インセプション」
OP63→143→193→228→249百万ドル→
「バットマン ビギンズ」を余裕で突破した。

レオナルド・ディカプリオ主演作の興行収入は以下の通り。
☆02年「ギャング・オブ・ニューヨーク」トータル78百万ドル
OP09→30→047→055→060
☆02年「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」トータル165百万ドル
先49(OP30)→97→119→134→145
☆04年「アビエイター」トータル103百万ドル(2週目より拡大)
拡10→32→043→050→058
☆06年「ディパーテッド」トータル132百万ドル
OP27→57→077→091→102
☆06年「ブラッド・ダイヤモンド」トータル57百万ドル
OP09→19→025→036→044
☆08年「ワールド・オブ・ライズ」トータル39百万ドル
OP13→24→031→035→037
☆08年「レボリューショナリー・ロード」トータル23百万ドル
☆10年「シャッター・アイランド」トータル128百万ドル
OP41→076→096→108→116→121
☆10年「インセプション」
OP63→143→193→228→249百万ドル→
2010年に1億ドル突破作品が2本もある俳優となる。
彼にとっては「タイタニック」に次ぐ、自身2番目に高い興行収入となりそうだ。
2億ドル突破後も伸ばしていくだろう。

ジャンルは異なりそうだが、「マトリックス」シリーズ辺りがライバルか。
☆99年「マトリックス」トータル171百万ドル
☆03年「リローデッド」トータル282百万ドル
☆03年「レボリューションズ」トータル139百万ドル
「リローデッド」トータル282百万ドル辺りまで伸びるのではないか。

今年公開された以下のような作品もライバルとなる。
☆10年「アイアンマン2」現時点で312百万ドル
OP128→211→251→275→291→299→305
☆10年「エクリプス/トワイライト・サーガ」現時点で296百万ドル
先158→235→265→280→288→293→296
☆10年「インセプション」
OP063→143→193→228→249百万ドル→
「ダークナイト」同様に、評価は恐ろしく高く、相当に粘りそうだ。
まだまだ先が長いが、いずれは近いところまで伸ばしていくだろう。


5位となったのは、新作の「Scott Pilgrim vs. the World」。
事前には3日間で16.7百万ドルのオープニングと予想されているが、予想を下回る10.5百万ドルのオープニングを飾った。
制作費は6千万ドルとなっており、制作費の回収は厳しそうだ。
原作はカナダのコミックとのこと。
“ネットで評判になっている作品”のようであり、評判はもちろん高い。
しかし、“ネットで評判になっている作品”という形容詞が付くと、最近あまりヒットしなくなっている。

以下の作品もそれほどヒットしなかった。
☆10年「Kick-Ass」トータル47百万ドル
OP20→35→42→45→47
☆10年「Scott Pilgrim vs. the World」
OP11百万ドル→
本作は3千万ドルに届くか届かないかというところか。
このような作品は一部では盛り上がっているが、一般層にまでは浸透しにくいのか。
それとも、そういう熱が嫌がられるのか。

また、評判の高いエドガー・ライト監督ではあるが、ヒット作品を生み出していない。
☆04年「ショーン・オブ・ザ・デッド」トータル14百万ドル
☆07年「ホット・ファズ」トータル24百万ドル
ヒットしていないのは、イギリス映画ということもある。
少なくとも「ホット・ファズ」を超えたいところだ。
「スーパーバッド」や「JUNO」で脚光を集めた本作の主演のマイケル・セラも集客力の高い俳優というわけではなかった。


6位は6週目のユニバーサル製作の3Dアニメ「怪盗グルーの月泥棒」。
トータルでは222百万ドルとなっている。
製作費69百万ドルを余裕で回収し、2億ドルをあっさりと突破した。
声優はスティーヴ・カレルなどが務めている。

ディズニーは、自社有名作品、ピクサー作品
パラマウントは、ドリームワークス製作作品「シュレック」シリーズ、「ヒックとドラゴン」「カンフー・パンダ」、「マダガスカル」
ワーナーは「ハッピーフィート」、「ポーラーエクスプレス」
20世紀フォックスは「アイス・エイジ」シリーズ
ソニーは「くもりときどきミートボール」「オープン・シーズン」
といった作品があったが、ユニバーサルはアニメ作品において出遅れていた。
本作はユニバーサルにとって初めてのアニメヒット作品となるのではないか。

ユニバーサル制作のアニメ作品は以下の通り。
☆06年「おさるのジョージ」トータル58百万ドル
☆08年「THE TALE OF DESPEREAUX」トータル51百万ドル
OP10→27→44→48→49
☆10年「怪盗グルーの月泥棒」
OP56→118→161→190→209→222百万ドル→
これらをオープニングだけでほぼ超えている。

以下のような作品がライバルとなりそうだ。
☆10年「シュレック フォーエバー」トータル237百万ドル
OP71→133→183→210→223→230→232
☆08年「WALL-E」トータル224百万ドル
OP63→127→163→183→195→204→210→214→216→218
☆10年「ヒックとドラゴン」トータル218百万ドル
OP44→092→133→158→178→192→201
☆08年「カンフー・パンダ」トータル215百万ドル
OP60→117→156→179→193→202→207→209→210→211
☆07年「レミーのおいしいレストラン」トータル206百万ドル
OP47→110→143→166→180→188→193→197→199→201
☆10年「怪盗グルーの月泥棒」
OP56→118→161→190→209→222百万ドル→
評価はかなり高いので、かなり伸びがあるだろう。
2億3~4千万ドル程度が落ち着きどころか。
ピクサー作品及び「シュレック」シリーズを除外すれば、今年公開された「ヒックとドラゴン」のトータル218百万ドルを抜いて、CGアニメではトップの興行収入になる。
「レミーのおいしいレストラン」を既に超え、「WALL-E」を超えるのも確実であり、本作の優秀さが分かる。
今年公開された「シュレック フォーエバー」(現時点で237百万ドル)が次のライバルとなる。
ユニバーサルとしても久々のヒット作品となる。
去年の稼ぎ頭が「ワイルド・スピード」トータル155百万ドル、一昨年が「マンマ・ミーア!」トータル144百万ドルだった。


7位は2週目の「ステップ・アップ3D」。
トータルでは30百万ドルとなっている。
早くも2週目で急降下している。
『評価はあまり良くないので、初動タイプとなるだろう』と書いた通りとなりそうだ。
確かにコケてはいるが、制作費は激安の3千万ドルとなっており、ローリスクのビジネス。
大ヒットは見込めないが、続編が量産される理由が分かる。

シリーズ作品の興行収入は以下のとおり。
☆06年「ステップ・アップ」トータル65百万ドル
OP21→40→50→57→62
☆08年「ステップ・アップ2:ザ・ストリート」トータル58百万ドル
先26(OP19)→41→49→53→55
☆10年「ステップ・アップ3D」
OP16→30百万ドル→
4千万ドル程度が落ち着きどころか。
初の3D作品となったが、過去最低の興行収入となるだろう。
しかし、この程度ならば、許容範囲ではないか。
もともと爆発的なヒットを期待できる作品ではない。


8位は4週目の「ソルト」。
トータルでは104百万ドルとなっている。
製作費110百万ドルの回収への目途が立った。

監督は、92年「パトリオット・ゲーム」トータル83百万ドル、94年「今そこにある危機」トータル122百万ドル、99年「ボーン・コレクター」トータル67百万ドルのフィリップ・ノイス。
トム・クランシー原作モノをヒットさせた手腕を見込まれたのだろうか。
果たして自身最高のキャリアとなるだろうか。

主演はアンジェリーナ・ジョリー。
アンジェリーナ・ジョリーのアクション作品の興行収入は以下のとおり。
☆01年「トゥームレイダー」トータル131百万ドル
OP48→84→102→116→123→126
☆03年「トゥームレイダー2」トータル66百万ドル
OP22→43→054→059→062→064
☆05年「Mr.&Mrs.スミス」トータル186百万ドル
OP50→97→126→144→159→168
☆08年「ウォンテッド」トータル135百万ドル
OP70→100→118→126→130→132
☆10年「ソルト」
OP36→071→092→104百万ドル→
「Mr.&Mrs.スミス」はブラッド・ピット主演作、「ウォンテッド」もジェームズ・マカヴォイ主演作といえる。
当面は「トゥームレイダー」トータル131百万ドルがライバルとなりそうだが、これを超えない程度が落ち着きどころか。

スパイモノの中では、以下のような作品がライバルとなりそうだ。
☆04年「ボーン・スプレマシー」トータル176百万ドル
OP53→099→125→140→150
☆08年「慰めの報酬」トータル168百万ドル
OP68→109→141→152→158
☆06年「M:i:Ⅲ」トータル134百万ドル
OP48→085→104→114→123
☆10年「ソルト」
OP36→071→092→104百万ドル→
評価はそれほど悪くはないので、極端な初動でもないだろう。
どの程度伸ばせるかが勝負となるが、今のところ伸びは悪くない。
1億2千万ドル~1億3千万ドル程度が落ち着きどころか。
1億ドルを突破すれば、とりあえずは合格といえるのではないか。
トム・クルーズ主演「ナイト&デイ」は現時点で75百万ドルなので、本作はそれほど悪くない興行収入といえる。


9位は3週目の「Dinner for Schmucks」。
トータルでは59百万ドルとなっている。
製作費は69百万ドルとなっており、製作費の回収が当面の目標となる。
本作はフランスのコメディをリメイクした作品となっている。
もう少し粘るかと思ったが、意外と落ちるのが早かった。

監督は「オースティン・パワーズ」「ミート・ザ・ペアレンツ」シリーズのジェイ・ローチ。
主演はスティーヴ・カレル、ポール・ラッド。
スティーヴ・カレル主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆05年「40歳の童貞男」トータル109百万ドル
OP21→49→69→82→91
☆07年「エバン・オールマイティ」トータル100百万ドル
OP31→61→79→88→94
☆08年「ゲットスマート」トータル130百万ドル
OP39→77→98→112→120
☆10年「Date Night」(現時点で99百万ドル)
OP25→49→63→74→81
☆10年「Dinner for Schmucks」
OP24→47→59百万ドル→
1億ドル程度が水準となる。
スティーヴ・カレルは爆発力こそないが、安定して稼げる俳優といえる。
本作の興行収入は、オープニング時には『8~1億ドル程度が落ち着きどころか』と思ったが、現時点では7千万ドル程度となりそうだ。
『ジェイ・ローチ監督作品としては物足りないかもしれないが、1億ドル近く稼げれば、十分といえそうだ』と書いたが、やや不満のある成績となるかもしれない。
評価はそれほど悪くはない程度となっている。


10位は3週目の「キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争」。
もちろん3D作品となっている。
トータルでは35百万ドルとなっている。
製作費85百万ドルの回収は無理だろう。
予告編を見る限りでは、ふざけているようにしか見えず、デキが良いとは思えない。
実際の評価も最悪に近いようだ。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆01年「キャッツ&ドッグス」トータル93百万ドル
先36(OP22)→59→72→82→87→90
☆10年「キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争」
OP12→26→35百万ドル→
前作のヒットを受け、さらに3Dブームに乗って製作されたが、この手の作品はもはや溢れている。
前作の半分以下となりそうだ。

動物モノは、「アルヴィン」(2作ともにトータル2億円超)のようなビッグヒット作品もあるが、今年公開された「Marmaduke」のような冴えない作品もある。
本作はデキも良くない上に、恐らく飽きられてきているのだろう。
☆08年「ビバリーヒルズ・チワワ」トータル95百万ドル
OP29→52→69→78
☆09年「スパイ・アニマル Gフォース」トータル119百万ドル
OP31→67→86→99
☆10年「Marmaduke」トータル33百万ドル
OP12→22→28→30
☆10年「キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争」
OP12→26→35百万ドル→
「Marmaduke」を超えたいところなので、4千万ドル前後が落ち着きどころか。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆ホラーコメディ「Vampires Suck」
☆エマ・トンプソン主演作の続編「Nanny McPhee Returns」
☆ピラニアを題材としたホラー作品「Piranha 3D」
☆コメディ作品「Lottery Ticket」
☆ジェニファー・アニストン主演のコメディ作品「The Switch」
本数は多いが、どれもパッとしない作品ばかり。
どれかは壮絶にコケそうだ。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

『ソルト』レビュー

◆評  価   8.0点
◆おススメ度  A(細かいことを無視すれば、良作のサスペンスといえる)

どうせ大したオチを作れないのだろうと高を括っていたら、「○○が黒幕だった」という予想どおりの部分はあるものの、ラストの展開はこちらの予想を大きく超えてきた。
「24-TWENTY FOUR-」のストーリーを2時間程度にまとめたためか、話が大きすぎる上に、話が一気に飛躍しすぎるという気もするが、ストーリーはなかなか工夫されており、面白く作られている。
“優秀さ”“接近戦が特技”という一言で全部済ます辺りにはムチャもあるが、ギリギリで許容できるレベルか。
あまりにも強すぎるので、既存の男性スパイとは異なる、もうちょっと女性らしい新しいスパイ像を構築して欲しいところ。
ムチャクチャをやりたいのであれば、「ウォンテッド」辺りでやればよい。
即席のバズーカ砲や毒グモを使ったトリックなどは目新しいので、パワーや格闘などに依存しないアイディアや頭脳で勝負するスパイ像でもよかった。
また、本作に描かれているカラクリならば、「ソルトに嫌疑が掛かり、ロシア大統領の警備が強化される事態を引き起こすような面倒くさいことをせずに、おっさんが静かにソルトに依頼すればいいじゃないのか?」とも思うが、それでは映画としては面白くなりようもないので、気にしなくてもいいだろう。

アンジェリーナ・ジョリーを撮らせたら、右に出るものなしというフィリップ・ノイス監督だけに、彼女とのコンビがぴったりとハマっている。
もともと魅力のあるアンジェリーナ・ジョリーの魅力を最大限に引き上げている。
「ボーン・コレクター」同様に、彼女の喜怒哀楽が上手くスクリーンに投影されている。
仕事中の旦那を見つめる居室での表情は完全にオフの状態・ありのままのソルトであり、他のシーンで見られることはない。
北朝鮮での解放後の車の中での表情も、スパイとは異なる“女性”の表情を見せている。
顔があれほど腫れ上がっているのにも関わらず、愛おしさすら感じられる。
結婚する前にジャングルと旦那と出会った際の表情もなかなか良い。
顔色を変えずに無駄なく任務を遂行していく厳しい表情、黒幕を殺す際の憎悪に満ちた表情との対比も見事だ。
表情だけみても、彼女が組織を裏切った理由がよく分かる仕組みとなっている。
当初はトム・クルーズが候補にあがっていたようだが、アンジェリーナ・ジョリーという女性をキャスティングしたことで、“組織への裏切り”に対して同調しやすくなったと思われる。
“祖国の大義”よりも“恋愛”を取った辺りは男性とは異なる“女性”らしさを感じられる。

北朝鮮を舞台にしたシーンや、旦那との関係などの回想を含めた続編が製作されるのだろうが、旦那が亡くなった今となっては普通のアクション作品になりそうな点が心配ではある。

テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

『ボーン・コレクター』DVDレビュー

◆評  価   6.0点
◆おススメ度  B-(オチを無視すれば、それほど悪い作品ではないが)

「ソルト」のフィリップ・ノイス監督、アンジェリーナ・ジョリー主演作品。
途中までは本格的なサスペンスを堪能することができ、結構良かったと感じていたが、オチの付け方を完全に誤ったような仕上りとなっている。
犯人に対して面白みが何もなければ、頭脳戦を繰り広げていたのに、ただの肉弾戦で終わるというのも面白くもない。
ナイフを使って殺したいのならば、このような無駄な苦労をせずに、もっと以前に可能だったのではないかというツッコミを入れられるような作品に対しては高い評価ができない。
「証拠捏造」「人間トイレ」がどうのこうのと、色々と語っていたが、犯人の動機も目的も理解できず、それほど悪くはない作品が全て台無しとなった。

それなりの知能犯と思っていたが、結局のところ昔の書物に書かれていたことを実行していたに過ぎないというのも面白くない。
全体的に犯人を追い詰めるという感覚がなく、犯人の掌で転がされているうちになんとなく事件が終わってしまったという感覚だ。
したがって、スリリングではあるものの、どことなく緊張感が欠ける作品となっている。
また、冒頭は尊厳死をほのめかしていたものの、ラストでは疎遠となっていた姉や姪と再会したり、アンジェリーナ・ジョリーと恋愛関係気味となったりと、一転して和気あいあいとしたほのぼのとした感じで終わるというのも、「これで良いのか?」という気がしてくる。

本作においては、“誰が犯人であるか”というよりも“現場の状況から犯人が残したヒントを探り出す”という点に重きを置かれていることは分かる。
それならば、スピーディーに処理するのではなくて、もう少し観客と共にじっくりと現場や謎解きを共感できるように演出した方がよかったかもしれない。
もっとも、紙の切れ端のパズルを解決したとしても面白くないネタではあり、もう少し工夫する余地はありそうだ。

オチやストーリーは面白くないが、デンゼル・ワシントンとアンジェリーナ・ジョリーが好演している点は評価したい。
特に、アンジェリーナ・ジョリーが喜怒哀楽を上手く表現していた。
ただ、父親を自殺で失い、恋人と上手くいかず、自分に自信も持てずに憂鬱そうにしていた割には、途中からは一転して優等生に変わってしまった点は物足りないところではあるが、本作においては十分光を放っていたといえる。

テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(8月1週目その3)

7位:「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク」(東宝・テレビ東京)<5週目>
【公開前個人予想】 49.0億円
【現時点での興行収入予想】 40.0億円(OP時~2週目47~48億円)
【配給会社期待値】 50億円
【公開規模】 369スクリーン(先週比±0スクリーン)
1.4億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは28.3億円弱となっている。
1週間の伸びは4.5億円半ば程度だろうか。
「アリエッティ」「トイ・ストーリー3」といった強力ファミリー作品が相手のためか、かなり苦戦している印象。
だいたいストーリーが分かる映画よりも目新しい作品に目が向くのは仕方がないか。

週毎の動きは以下のとおり。
OP6.3→2週目4.8→3週目6.7→4週目6.0→5週目4.5億円となっている。
2週目の数字には海の日の数字は含まれていない。
安定して稼いでおり、まだまだ悲観するほどではないか。
お盆時期に荒稼ぎすることを期待したい。

「劇場版ポケットモンスター」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆98年 配給収入41.5億円「ミュウツーの逆襲」
☆99年 配給収入35.0億円「幻のポケモン・ルギア爆誕」
☆00年 48.5億円「結晶塔の帝王 ENTEI」
☆01年 39.0億円「セレビィ時を超えた遭遇」
☆02年 26.7億円「水の都の護神 ラティアスとラティオス」
☆03年 45.0億円「七夜の願い星ジラーチ」
☆04年 43.8億円「裂空の訪問者 デオキシス」
☆05年 43.0億円「ミュウと波導の勇者ルカリオ」
OP不明→13.0→20.5→26.5→32.4→37.3→39.8→40.6
☆06年 34.0億円「ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ」
OP04.2→10.3→15.7→20.3→24.7→29.3→31.4→32.6
☆07年 50.2億円「ディアルガVSパルキアVSダークライ」(※10周年)
祝込3日11.3→16.9→24.5→31.4→37.2→43.2→46.2→48.4
☆08年 48.0億円「ギラティナと氷空の花束 シェイミ」
祝込3日10.2→18.5→26.9→33.3→39.6→43.3→45.8→46.4
☆09年 46.7億円「アルセウス 超克の時空へ」
祝込3日09.8→17.8→26.4→32.5→38.7→42.1→44.3→44.9
☆10年「幻影の覇者 ゾロアーク」
OP6.3→祝込13.1→17.7→23.7→28.3億円→
40億円台が標準となる。
06~09年との対比で考えると、「幻影の覇者 ゾロアーク」の興行収入は34.2~39.0億円となる。
30億円台が落ち着きどころとなる動きだが、例年よりも1週早く公開され、相手関係が強力ということもあった。
しかしながら、オープニング時に書いていた『地力を発揮して、例年ベースの47~50億円に着地するのではないか』という楽観視は止めた方がよさそうだ。
06年のように急激に落ち込むこともあるシリーズだ。
なお、06年は「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」「ゲド戦記」に囲まれていた(08年は「ポニョ」がいたにも関わらず、高い興行収入を残しているのは不思議だが)。

「幻影の覇者 ゾロアーク」の興行収入は先週に引き続き40億円と予想したい。
今は「トイ・ストーリー」や「アリエッティ」に流れているが、例年の鑑賞者をすぐに失うとも思えず、30億円台にまで簡単に落ち込むだろうか。
まだ夏休みの8月の大部分は残っているということもある。

以下のライバル作品が好調であり、そろそろ興行収入をあげていきたいところだが、つまづいてしまった。
☆09年「ワンピース」トータル48.0億円
OP10.4→22.5→31.3→36.4→祝込41.9→43.6
☆09年「エヴァンゲリヲン」トータル40.0億円
OP5.1→13.6→19.8→24.0→27.3→29.8
☆09年「名探偵コナン」トータル35.0億円
OP5.9→12.5→20.1→29.5→31.6→32.9
☆10年「幻影の覇者 ゾロアーク」
OP6.3→祝込13.1→17.7→23.7→28.3億円→
これらとの対比で考えると、「幻影の覇者 ゾロアーク」の興行収入は31.3~41.5億円となる。
今年公開された「コナン」トータル31.9億円、「ドラえもん」トータル31.6億円が最低でも超えなくてはいけないラインとなるが、それはさすがに突破できるだろう。


9位:「劇場版 NARUTO-ナルト-疾風伝 ザ・ロストタワー」(東宝・テレビ東京)<2週目>
【公開前個人予想】 10.5億円
【現時点での興行収入予想】 9億円台
【公開規模】 264スクリーン(先週比±0スクリーン)
8.6千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは4.3億円となっている。
1週間の伸びは2.6億円弱程度だろうか。
週末の伸びは高くはないが、夏休みのためか平日にそこそこ稼いでいるようだ。

過去の作品の興行収入は以下の通り。
☆04年「大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!」トータル13.7億円
OP3.5→8.9→11.4→12.1
☆05年「大激突!幻の地底遺跡だってばよ」トータル11.8億円
OP2.2→5.9→8.7→10.3→11.2
☆06年「大興奮!みかづき島のアニマル騒動だってばよ」トータル7.8億円
OP1.2→3.5→不明→6.8→07.5
☆07年「疾風伝」トータル12.1億円
OP2.2→5.7→9.1→10.5→11.7→11.9→11.9
☆08年「疾風伝 絆」トータル11.6億円
OP2.2→5.4→8.6→10.0→11.0→11.2→祝込11.3
☆09年「疾風伝 火の意志を継ぐ者」トータル10.2億円
OP1.9→4.7→7.4
☆10年「疾風伝 ザ・ロストタワー」
OP1.7→4.3億円→
マックス13.7億円、ミニマム7.8億円、6年平均11.2億円となっている。
疾風伝シリーズが徐々に落ち込みをみせていることは気になるところ。
05年~09年との対比で考えると、「疾風伝 ザ・ロストタワー」の興行収入は8.6~9.6億円となる。
例年ベースの二桁突破が目標となるが、徐々に落ち込んできており、9億円台が落ち着きどころか。
「ドラえもん」「ポケモン」などとともに、シリーズモノに陰りがみられる。

以下のような作品がライバルか。
☆08年「ONE PIECE」トータル9.2億円
OP1.6→3.4→4.7→6.1→7.5
☆08年「劇場版 MAJOR」トータル10.5億円
OP1.5→2.6→不明→7.7→祝込9.6→10.0
☆09年「映画クレヨンしんちゃん」トータル10.0億円
OP1.7→3.5→5.9→9.2→9.6
☆09年「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円
3日2.4→5.1→7.6→8.6→9.0
☆10年「オールスターズDX2希望の光☆レインボージュエルを守れ!」
3日3.2→6.0→9.0→10.3→10.8→10.9
☆10年「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」
OP2.0→4.9→7.8→8.7→9.4→9.8
☆10年「疾風伝 ザ・ロストタワー」
OP1.7→4.3億円→
「劇場版 MAJOR」などを除く主要作品との対比で考えると、「疾風伝 ザ・ロストタワー」の興行収入は8.5~12.3億円となる。
まだ二桁ラインには立っているが、初動タイプと思われるので、安心はできない。
「劇場版 NARUTO-ナルト- 疾風伝 ザ・ロストタワー」の興行収入は先週に引き続き9億円台と予想したい。
数年前の「ONE PIECE」も9億円台であり、この程度でも仕方がないのかもしれない。
見たことがないのでよく分からないが、マンネリ化しているのだろうか。


10位:「昆虫物語みつばちハッチ ~勇気のメロディ~」(松竹)<2週目>
【公開前個人予想】 3.0億円
【現時点での興行収入予想】 3億円台
【公開規模】 223スクリーン(先週比±0スクリーン)
2.6千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは1.3億円半ばとなっている。
1週間の伸びは8.7千万円程度だろうか。
週末の稼ぎは高くはないが、平日の伸びは意外とあるのかもしれない。
観れば感動しそうな作品であり、そのような印象が観客を呼ぶと思われる。
しかし、大きな動きにはならず、大ヒットにはならないだろう。
公開規模を広げすぎたことは戦略ミスではないか。

キャスティングは、齋藤彩夏、アヤカ・ウィルソン、田中直樹、小森純、坂東英二、中村獅童、安田成美などゲストは豊富。
主題歌は新垣結衣が手掛ける。
バラエティ豊かだが、興行収入に影響を与えるほどではなかったようだ。

女児向け作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円
3日2.4(2日1.4)→5.1→7.6→8.6→9.0
☆09年「フレッシュプリキュア!おもちゃの国は秘密がいっぱい!?」トータル8.0億円
OP1.7→3.9→5.1→5.9→6.9→7.2
☆08年「映画!たまごっち」トータル5.4億円
OP0.7→不明→3.7
☆07年「シナモンthe movie」
祝込0.4→不明→1.7→祝込2.2→2.3
☆09年「それいけ!アンパンマン だだんだんとふたごの星」
OP0.4→0.9→1.2→1.8
☆10年「それいけ!アンパンマン ブラックノーズと魔法の歌」
OP0.4→0.9→1.5→1.9→2.3
☆10年「昆虫物語みつばちハッチ ~勇気のメロディ~」
OP0.5→1.4億円→
「アンパンマン」よりも動きは良いようだ。
「プリキュア」シリーズとの対比で考えると、「昆虫物語みつばちハッチ ~勇気のメロディ~」の興行収入は2.8~2.9億円となる。
「プリキュア」シリーズは初動タイプの作品であり、この辺りがミニマムラインとなるか。
本作は3億円台が落ち着きどころだろう。
「昆虫物語みつばちハッチ ~勇気のメロディ~」の興行収入は先週に引き続き3億円台と予想したい。
「よなよなペンギン」(トータル0.8億円程度か)のように信じられないようなコケ方をすることもあるので、少コケで済んでよかった。

シリーズモノではないアニメ作品の中では成功しているものもあるが、「レイトン教授」、「宇宙戦艦ヤマト復活篇」(シリーズモノともいえるが)、「ヤッターマン」など、著名な題材を扱っている割には、ヒットに結びつかないケースが目立つ。
シリーズ作品に頼りたくなる理由も分かる。


11位:「ちょんまげプリン」(ジェイ・ストーム)<2週目>
【公開前個人予想】 なし
【現時点での興行収入予想】 2.0億円
【公開規模】 36スクリーン(先週比±0スクリーン)
1.8千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは9.8千万円弱となっている。
1週間の伸びは5.4千万円弱程度だろうか。
先週のオープニングが4.4千万円だったので、さすがに初動タイプだったようだ。
しかし、36スクリーンならば、十分健闘しているといえるだろう。
題材のユニークさも受けたのかもしれない。
中村監督の知名度も高かった。

なお、主演ジャニーズ作品の興行収入は以下のとおり。
☆10年「BANDAGE」トータル6億円見込み
OP1.3→3.0→4.2→5.6→5.7
☆10年「人間失格」トータル不明
OP0.8→2.5→3.7→4.9
☆08年「スシ王子!」トータル3.7億円
OP0.8→1.7→02.6→03.2→03.4→03.5
☆09年「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」トータル不明
OP0.6→1.9→2.6→3.0
☆10年「座頭市 THE LAST」
OP0.9→2.6→3.3→
☆09年「ヘブンズ・ドア」トータル不明
OP0.4
☆09年「スノープリンス」トータル1.5億円見込み
OP0.3→0.6
☆10年「ちょんまげプリン」
OP0.4→1.0億円→
オープニングで4千万円程度は動員できるパワーをそれぞれが持っている。
これらとの対比で考えると、「ちょんまげプリン」の興行収入は2.2~2.5億円となる。
恐らく初動タイプと思われるので、「ちょんまげプリン」の興行収入は先週に引き続き2.0億円と予想したい。
劇場を絞ったことは戦略的に当たりといえるだろう。
スクリーンが多ければコケたといわれる数字だが、小規模スクリーンならば、逆に褒められる数字となる。


12位:「告白」(東宝)<10週目>
【公開前個人予想】 16.0億円
【現時点での興行収入予想】 38億円半ば(5~8週目37.5億円、3~4週目32.5億円、OP~2週目25億円)
【配給会社期待値】 20億円→25億円→30億円に上方修正
【公開規模】 182スクリーン(先週比-84スクリーン)
1.8千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは36.8億円となっている。
1週間の伸びは6.5千万円程度だろうか。
既に35億円を突破している。
オープニングは2.7億円であり、オープニングの13倍以上を稼ぎ出す作品は異例中の異例といえるが、スクリーン数が削られてきている。
どこまで粘れるだろうか。

週毎の動きは以下のとおり。
OP2.7→2週目6.3→3週目6.5→4週目6.1→5週目5.4→
6週目3.7億円→7週目2.9→8週目1.3→9週目1.1→10週目0.7億円となっている。
週毎の成績が6億円程度と安定していたが、強力なライバルの登場により徐々に勢いをなくしつつある。
しかし、これだけ稼げば十分すぎるといえるだろう。

問題作というだけではなく評価も高く、口コミで広がっていった。
内容が内容だけに年配層までには広がりにくいと思ったが、年配層や若年層にまで広がっていったのではないか。
R15指定がもったいなかった。

中島哲也監督作品の興行収入は以下の通り。
☆04年「下妻物語」トータル6.2億円
OP0.8→02.5→03.5→04.4→不明→5.5
☆06年「嫌われ松子の一生」トータル13.1億円
OP1.6→05.0→07.4→09.3→10.5
☆08年「パコと魔法の絵本」トータル23.6億円
祝3日4.7→8.7→13.7→16.8→祝込19.5→20.8→21.8→祝込22.6→22.9
☆10年「告白」
OP2.7→8.9→15.5→21.6→27.1→30.8→祝込33.7→35.1→36.2→36.8→
データがないので、もはや対比はできない。
話題となった「嫌われ松子の一生」の3倍近く稼ぐとは誰が予想できただろうか。

サスペンス的な要素はあるが、ヒューマンドラマに近いか。
ロングセールス系の作品と比べてみたい。
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円
5週目祝込37.4→40.7→43.1→祝込45.7→46.9→47.8→
☆09年「アマルフィ 女神の報酬」トータル36.5億円
5週目28.2→31.1→33.0→34.3→35.0
☆09年「余命1ヶ月の花嫁」トータル31.5億円
5週目25.1→27.5→29.1→30.0→30.6→31.0
☆09年「沈まぬ太陽」トータル28.0億円
5週目祝込21.4→22.9→24.3→25.1
☆09年「劔岳 点の記」トータル25.8億円
5週目祝込20.3→21.6→23.1→23.9
☆10年「告白」
5週目27.1→30.8→祝込33.7→35.1→36.2→36.8→
これらとの対比で考えると、「告白」の興行収入は37.4~37.9億円となる。
これらの作品よりも伸びが持続しているので、この対比を超える可能性がある。
ついに、去年の夏の大作映画「アマルフィ 女神の報酬」トータル36.5億円も超えてしまった。

「告白」36.8億円と同程度の10週目興行収入作品は以下のとおり。
<2008>
☆「20世紀少年」祝38.4億円(トータル39.5億円)
☆「ザ・マジックアワー」37.7億円(トータル39.2億円)
10週目となるとかなりサンプル数が減少している。
これらとの対比で考えると、「告白」の興行収入は37.9~38.3億円となる。
現時点では、ミニマム37億円、マックス39億円というところか。
他の作品との対比を上回ることが確実と思われるので、「告白」の興行収入は先週に引き続き38億円半ばと予想したい。
39~40億円に到達する可能性は高いが、果たしてそこまで伸びるだろうか。
これまで25→32.5→37.5億円と予想を変えてきたが、伸びが止まらないので上方修正せざるを得なかった。
予想できる範疇を超えており、推移を見守るしかなかった。
「踊る」「トイ・ストーリー3」「アリエッティ」といったライバルに囲まれ、スクリーンを削られても、伸びを持続できるかが今後のポイントとなる。


13位:「エアベンダー」(パラマウント)<4週目>
【公開前個人予想】 4.5億円
【現時点での興行収入予想】 5億円後半(OP時~2週目6.5億円)
【公開規模】 320スクリーン(先週比-62スクリーン)
1.2千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは5.2億円となっている。
1週間の伸びは5.0千万円弱程度だろうか。
公開前は「大コケする」と思ったが、「3D単価の恩恵を受けたためか、少コケで済むかもしれない」と公開直後に考えたものの、やはりコケたようだ。
M・ナイト・シャマランというブランド力はあったが、初動タイプのようだ。

M・ナイト・シャマラン監督作品の興行収入は以下の通り。
☆99年公開「シックスセンス」トータル76億円(配給収入43億円)
☆01年公開「アンブレイカブル」トータル29.4億円
☆02年公開「サイン」トータル34.0億円
☆04年公開「ヴィレッジ」トータル17.0億円
OP3.4→8.0→12.1→14.2→15.2→16.2
☆06年公開「レディ・イン・ザ・ウォーター」4~5億円程度か
OP0.9→2.1
☆08年公開「ハプニング」12.3億円
金2.8→7.0→9.4→11.4→12.1
☆10年公開「エアベンダー」
祝込3日1.9→3.6→4.7→5.2億円→
これらとの対比で考えると、「エアベンダー」の興行収入は5.6~6.2億円となる。
伸びがあるとは思えないので、6億円突破は微妙か。
しかし、「レディ・イン・ザ・ウォーター」はさすがに超えそうだ。

とりあえずファンタジー作品を参考にしたい。
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆07年公開「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
金4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8→25.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆05年公開「ナショナル・トレジャー」トータル20.6億円
OP5.3→9.6→13.9→16.5→18.3
☆05年公開「エラゴン/遺志を継ぐ者」トータル18.7億円
OP2.5→6.4→9.7→15.1→17.0→17.9
☆10年公開「タイタンの戦い」トータル15.7億円
金2.8→7.6→12.4→13.9億円→
☆10年公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」トータル14.2億円
金3.7→7.9→10.4→11.8→13.0→13.8→
☆10年公開「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」
金1.9→4.2→05.3→06.0→6.5億円→
☆10年「ダレン・シャン」
金1.4→3.7→5.4→6.0
☆10年公開「エアベンダー」
祝込3日1.9→3.6→4.7→5.2億円→
主要作品との対比で考えると、「エアベンダー」の興行収入は5.7~6.6億円となる。
今年公開された作品の中では、「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」、「ダレン・シャン」以下というところか。
2週目までは同程度だった「ダレン・シャン」に完全に引き離されたので、「エアベンダー」の伸びは低いと考えられる。
6億円までは伸びず5億円台止まりとなりそうだ。

「エアベンダー」5.2億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「イングロリアス・バスターズ」5.7億円(トータル6.5億円)
☆「スター・トレック」5.4億円(トータル6.0億円)
☆「オーストラリア」5.6億円(トータル5.8億円)
☆「愛を読むひと」5.1億円(トータル不明)
<2008>
☆「エリザベス:ゴールデン・エイジ」5.7億円(トータル6.5億円)
☆「大いなる陰謀」5.7億円(トータル6.2億円)
☆「ベガスの恋に勝つルール」5.6億円(トータル6.1億円)
これらとの対比で考えると、「エアベンダー」の興行収入は5.4~5.9億円となる。
先々週まで6.5億円という予想だったが、伸びが止まっているので6億円突破は厳しい。
「エアベンダー」の興行収入は先週に引き続き5億円後半と予想したい。
内容的に伸びがある作品とは思えず、M・ナイト・シャマラン作品となれば、初動タイプとなっても仕方がない。
3D単価の恩恵も受けると考えたが、その期待もイマイチだった。
公開前は大コケ予想を行ったものの、ファミリー系ファンタジー作品と同程度も稼げないとは、少し寂しい気もする。


14位:「それいけ!アンパンマン ブラックノーズと魔法の歌」(テアトル)<5週目>
【公開前個人予想】 3.0億円
【現時点での興行収入予想】 2億円半ば
【公開規模】 150スクリーン(先週比-1スクリーン)
1.1千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは2.2億円半ばとなっている。
1週間の伸びは3.1千万円半ば程度だろうか。
意外と粘っているようだ。

過去のシリーズの興行収入は以下の通り。
☆07年「それいけ!アンパンマン シャボン玉のプルン」
祝込3日0.7(2日0.5)→
☆08年「それいけ!アンパンマン妖精リンリンのひみつ」
OP0.5→1.1→1.8→2.3→2.7
☆09年「それいけ!アンパンマン だだんだんとふたごの星」
OP0.4→0.9→1.2→1.8
☆10年「それいけ!アンパンマン ブラックノーズと魔法の歌」
OP0.4→0.9→1.5→1.9→2.3
トータル興行収入はいずれも不明だが、現時点では例年並みといえそうだ。
「それいけ!アンパンマン ブラックノーズと魔法の歌」の興行収入は先週に引き続き2億円半ばと予想したい。
中谷美紀が声優を務めたことが多少話題となったが、あまり影響はなかったかもしれない。


15位:「プレデターズ」(20世紀フォックス)<5週目>
【公開前個人予想】 11.5億円
【現時点での興行収入予想】 8億円台後半(3週目9億円台後半、OP時11.5億円)
【公開規模】 277スクリーン(先週比-67スクリーン)
1.0千万円を週末に稼ぎ、トータルでは8.5億円となっている。
1週間の伸びは3.5千万円弱程度だろうか。
爆発性は高くはないが、このキャラクターは知名度が高く、安定度は高い。
しかし、完全な初動タイプのようだ。

シリーズ作品の興行収入は以下のとおり。
☆04年「エイリアンVSプレデター」トータル16.8億円
3億→不明→12.3→14.9→15.6→16.4
☆07年「AVP2 エイリアンズVSプレデター」トータル10.7億円
不明→07.3→08.9→10.0→10.5
☆10年「プレデターズ」
OP2.4→05.6→07.4→08.2→08.5億円→
04年・07年は年末に公開されているメリットがあった。
これらとの対比で考えると、「プレデターズ」の興行収入は8.7~9.2億円となる。
07年を超えることは完全に無理のようだ。

“エイリアン”や“謎”がありそうな作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「地球が静止する日」トータル24.1億円
金4.6(2日3.3)→不明→17.6→20.7→22.7→23.5
☆08年「ハプニング」トータル12.3億円
金3日2.8→7.0→9.4→11.4→12.1→12.2
☆08年「イーグル・アイ」トータル12.2億円
OP2.5→06.4→10.0→11.6
☆08年「クローバーフィールド/HAKAISHA」トータル12.1億円
OP2.6→6.2→8.3→9.9→11.5
☆09年「ノウイング」トータル10.2億円
金3日2.9(2日2.2)→6.1→8.2→9.3
☆10年「第9地区」
OP1.7→4.2→5.5→6.6→7.6億円→
☆10年「プレデターズ」
OP2.4→05.6→07.4→08.2→08.5億円→
主要作品との対比で考えると、「プレデターズ」の興行収入は8.6~9.0億円となる。
8億円台が落ち着きどころか。
この手の作品は初動タイプとなってしまうようだ。

「プレデターズ」8.5億円と同程度の5週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ワイルド・スピードMAX」9.2億円(トータル9.5億円)
<2008>
☆「P.S.アイラヴユー」9.2億円(トータル11.0億円)
☆「アイアンマン」8.8億円(トータル9.4億円)
☆「ランボー最後の戦場」8.7億円(トータル9億円台見込み)
「P.S.アイラヴユー」以外との対比で考えると、「プレデターズ」の興行収入は8.8~9.1億円となる。
完全に伸びがやや止まっているので、9億円突破は厳しそうだ。
「プレデターズ」の興行収入は先週に引き続き8億円台後半と予想したい。
先々9億円後半と予想したが、見る者が限定される映画であり、完全な初動作品だったことを踏まえていなかった。
もちろん女性受けも悪そうであり、ファミリー層に向くサマーシーズン向きでもなかった。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

気になる映画ニュース(8月第2週目)

☆「こち亀」映画化決定
2011年夏公開予定。
テレビ版の視聴率は悲惨なものとなっており、なかなかのチャレンジといえる。
TBSは映画化するネタが尽きてしまったのだろうか。
「忍者ハットリくん」「西遊記」をヒットさせた香取も「座頭市」で大失敗しており、連敗は避けたいところだが、リスクを犯してきた。
SMAPメンバーを動員したり、大物を起用したり隠し玉でもあるのだろうか。
予算をそれほど掛けなければ、知名度が高いだけに利益を産む可能性はある。
「ゲゲゲの鬼太郎」程度稼げることができればよいが、難しいか。


☆トニー・スコットがジョン・グリシャム原作作品を監督か
ジョン・グリシャム原作の「ジ・アソシエイト」の監督候補となっている。
ジョン・グリシャム原作作品には、「ザ・ファーム」「ペリカン文書」「依頼人」などのサスペンスや法廷モノなどが有名。
主演はシャイア・ラブーフが内定しているようだ。
「トランスフォーマー」「インディ・ジョーンズ」といったアクション作品が目立っていたシャイア・ラブーフだったが、「ウォール街」の続編「ウォール・ストリート」の出演が決まっており、サスペンス系にシフトしようとしているのか。


☆リース・ウィザースプーンが伝記モノ映画へ出演
ジャズシンガーのペギー・リーの生涯を描く作品への主演が決まったようだ。
監督は「ジュリー&ジュリア」のノーラ・エフロン。
「ウォーク・ザ・ライン」でも実在のミュージシャンを演じて、アカデミー賞主演女優賞をゲットしており、「またやるのか」という気もする。
ラブコメ女優として一時期は圧倒的な人気があったのに、最近は影が薄くなってきているので、演技派として再起したいのだろうか。


☆「ターザン」が3Dアニメ映画化へ
2012年はターザン誕生100周年にあたるらしい。
なお、ディズニーが製作するのではなくて、「バイオハザード」シリーズを製作しているスタジオが権利を獲得したようだ。
ディズニーは「美女と野獣」の3D化(2010年10月9日公開)、「ライオン・キング」3D化、3D実写作品「オズの魔法使い」、3D実写作品「白雪姫」や、3D「パイレーツ・オブ・カリビアン4」などスケジュールが詰まっている。
さらには「眠れる森の美女」の実写化作品なども企画されているようだ。

テーマ:映画関連ネタ - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(8月1週目その2)

1位:「トイ・ストーリー3」(ディズニー)<5週目>
【公開前個人予想】 62.5億円
【現時点での興行収入予想】 95億円(OP時~3週目88億円)
【配給会社期待値】 100億円
【公開規模】 516スクリーン(先週比-8スクリーン)
動員ベースでは「アリエッティ」に首位を譲るようだが、興行収入ベースでは先週に引き続き、本作が首位となる。
4.2億円を週末に稼ぎ、トータルでは66.6億円弱となっている。
1週間の伸びは12.5億円弱程度だろうか。
評価も高く、安定して伸びている。

週毎の動きは以下のとおり。
OP9.8→2週目14.0→3週目15.1→4週目15.3→5週目12.5億円となっている。
祝日や映画の日の関係もあるが、成績が安定している。

「踊る」「アリエッティ」と比べても遜色がない動きだ。
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」
OP9.7→25.0→祝39.3→46.0→52.5→57.2→
☆10年「借りぐらしのアリエッティ」
3日13.5→26.2→39.8→50.3→
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP9.8→23.7→38.8→54.1→66.6億円→
この戦いも注目だ。
1週間のビハインドがある「踊る大捜査線」を完全にマクった。
3D作品ということもあり、「借りぐらしのアリエッティ」にもかなり差をつけている。
相手は強いが、本作がこの夏の勝者となりそうだ。

ピクサー作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年「トイ・ストーリー2」トータル34.5億円
☆02年「モンスターズ・インク」トータル93.7億円
☆03年「ファインディング・ニモ」トータル110.0億円
5週目75.0→81.0→95.7→99.6→102.9→104.5→106.8
☆04年「Mr.インクレディブル」トータル52.6億円
先7.5→15.3→不明→不明→35.1→47.1→48.0→50.0
☆06年「カーズ」トータル22.3億円
OP3.8→07.8→10.5→14.1
☆07年「レミーのおいしいレストラン」トータル39.0億円
水5.0→12.8→19.5→28.5→32.0→35.8→37.1→祝38.1
☆08年「WALL・E/ウォーリー」トータル40.0億円
金5.1(2日4.5)→11.5→16.0→不明→30.3→祝35.5→37.1
☆09年「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル50.0億円
OP6.3→15.5→22.3→31.1→37.0→42.9→46.0
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP9.8→23.7→38.8→54.1→66.6億円→
「Mr.インクレディブル」「カールじいさんの空飛ぶ家」をあっさりと超えた。
これらとの対比で考えると、「トイ・ストーリー3」の興行収入は81.2~99.8億円となっている。
「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル50.0億円、「Mr.インクレディブル」トータル52.6億円を超える程度と考えたが、「モンスターズ・インク」トータル93.7億円、「ファインディング・ニモ」トータル110.0億円と同程度のヒットになりそうだ。
確実視されている100億円突破となるだろうか。

以下の作品も参考になりそうだ。
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」トータル118億円見込み
OP13.2→35.4→59.0→83.8→93.4→101.0→107.1→111.5
☆08年「崖の上のポニョ」トータル155.0億円
3日15.7→32.3→52.6→72.1→99.4→111.7→127.2→134.4→140.5→
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP9.8→23.7→38.8→54.1→66.6億円→
これとの対比で考えると、「トイ・ストーリー3」の興行収入は84.1~103.9億円となっている。
マックス110億円、ミニマム85億円というところか。
100億円を超える可能性はかなり高そうだが、先週に上方修正したばかりなので、もう少し様子を見たい。
現時点では、まだ90億円台という可能性がある。
「トイ・ストーリー3」の興行収入は、先週に引き続き、「モンスターズ・インク」トータル93.7億円を超える95億円と予想したい。
先々週までは88億円という予想だったが、伸びの持続が予想よりも高かった。
アニメ作品ではないが、昨年の洋画作品トップとなる「ハリー・ポッターと謎のプリンス」トータル80.0億円を超えるヒットとなりそうだ。


2位:「借りぐらしのアリエッティ」(東宝・日本テレビ)<4週目>
【公開前個人予想】 90.0億円
【現時点での興行収入予想】 90.0億円
【配給会社期待値】 100億円突破確実
【公開規模】 447スクリーン(先週比±0スクリーン)
3.3億円を週末に稼ぎ、トータルでは50.3億円弱となっている。
1週間の伸びは10.5億円弱程度だろうか。
安定度の高いジブリ作品であり、宮崎駿監督ではなくても問題なく稼いでいるが、評判はそれほど高くはないようだ。
驚くような粘り込みはなさそう。
東宝の100億円突破確実はアテにはならないところがあるが、やはり厳しそうだ。

週毎の動きは以下のとおり。
OP3日13.5→2週目12.7→3週目13.6→4週目10.5億円となっている。
伸びは安定している。

ジブリ関係映画の興行収入は以下の通り。
☆84年「風の谷のナウシカ」7.6億円(※配給収入)
☆86年「天空の城ラピュタ」5.8億円(※配給収入)
☆88年「となりのトトロ」「火垂るの墓」5.9億円(※配給収入)
☆89年「魔女の宅急便」21.5億円(※配給収入)
☆91年「おもいでぽろぽろ」18.7億円(※配給収入)
☆92年「紅の豚」28.0億円(※配給収入)
☆94年「平成狸合戦ぽんぽこ」26.3億円(※配給収入)
☆95年「耳をすませば」18.5億円(※配給収入)
☆97年「もののけ姫」193億円(※配給収入113.0億円)
☆99年「ホーホケキョとなりの山田くん」7.9億円(※配給収入)
☆01年「千と千尋の神隠し」トータル304.9億円
☆02年「猫の恩返し」トータル64.6億円
☆04年「ハウルの動く城」トータル196.0億円(不明部分は年末)
OP14.8→47.5→67.9→84.5→不明→不明→128.9→152.3→157.6→
☆06年「ゲド戦記」トータル76.5億円
OP09.1→25.0→38.3→53.0→60.1→066.4→068.6→070.5→072.7→
☆08年「崖の上のポニョ」トータル155.0億円
3日15.7→32.3→52.6→72.1→99.4→111.7→127.2→134.4→140.5→
☆10年「借りぐらしのアリエッティ」
3日13.5→26.2→39.8→50.3億円→
これらとの対比で考えると、「借りぐらしのアリエッティ」の興行収入は72.6~116.7億円となる。
評判はそれほど高くはないので、「崖の上のポニョ」のような驚異的な伸びは発揮しないだろう。
「ゲド戦記」対比の72.6億円を超えて、「崖の上のポニョ」対比の108.1億円を超えない程度と考えたい。
これらの半分程度の90億円台辺りが落ち着きどころか。

以下のようなディズニー系作品も参考になりそうだ。
☆09年「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル50.0億円
OP6.3→15.5→22.3→31.1→37.0→42.9→46.0
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」トータル118億円見込み
OP13.2→35.4→59.0→83.8→93.4→101.0→107.1→111.5
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP9.8→23.7→38.8→54.1→66.6億円→
☆10年「借りぐらしのアリエッティ」
3日13.5→26.2→39.8→50.3億円→
「カールじいさんの空飛ぶ家」「アリス・イン・ワンダーランド」との対比で考えると、「借りぐらしのアリエッティ」の興行収入は70.8~80.9億円となる。
伸びがあるジブリ系であり、これらの対比を超えるだろう。
「借りぐらしのアリエッティ」の興行収入は先週に引き続き90.0億円と予想したい。
少なくとも「ゲド戦記」トータル76.5億円は超えるはずだ。


4位:「ソルト」(ソニー)<2週目>
【公開前個人予想】 18.5億円
【現時点での興行収入予想】 21~22億円
【公開規模】 326スクリーン(先週比±0スクリーン)
2.1億円弱を週末に稼ぎ、トータルでは9.3億円弱となっている。
1週間の伸びは5.6億円半ば程度だろうか。
夏休み時期ということもあるが、極端な初動ではないようだ。

アンジェリーナ・ジョリー主演のアクション作品の興行収入は以下の通り。
☆01年公開「トゥームレイダー」トータル27.0億円
☆03年公開「トゥームレイダー2」トータル20.0億円
☆05年公開「Mr.&Mrs.スミス」トータル46.5億円
OP5.6→14.6→20.4→26.4→不明→38.5→41.8→43.9
☆08年公開「ウォンテッド」トータル25.0億円
先8.3(OP3.8)→15.5→20.2→21.7→23.3→24.1
☆09年公開「チェンジリング」トータル12.5億円(※参考・非アクション)
金3日2.3(OP1.8)→6.5→9.1→11.0→12.1→12.4
☆10年公開「ソルト」
OP3.6→9.3億円→
「Mr.&Mrs.スミス」「チェンジリング」との対比で考えると、「ソルト」の興行収入は17.9~29.6億円となる。
伸びが持続する作品とは思えないので、とりあえずは20億円超えが目標となるか。
「トゥームレイダー2」トータル20.0億円程度稼げれば十分すぎるほどの合格だろう。

参考となりそうなサスペンスアクションの興行収入は以下のとおり。
☆10年公開「シャーロック・ホームズ」トータル21.5億円
金3日4.1(OP3.3)→10.0→14.6→18.1→20.1→21.1
☆09年公開「007/慰めの報酬」トータル19.8億円
先5.9(OP3.1)→11.3→14.3→16.6→17.9→18.7
☆08年公開「ジャンパー」トータル17.4億円
先5.5→10.0→13.3→15.2→16.4→17.0
☆07年公開「ボーン・アルティメイタム」トータル16.5億円
OP3.3→7.9→11.4→13.6→14.8→15.8
☆09年公開「ワルキューレ」トータル12.5億円
祝込3日3.8(2日2.4)→7.7→10.1→11.3→11.9
☆05年公開「ボーン・スプレマシー」トータル12.5億円
OP3.2→6.5→8.8→10.5→11.5
☆08年公開「イーグル・アイ」トータル12.2億円
OP2.5→6.4→10.0→11.6
☆10年公開「ソルト」
OP3.6→9.3億円→
これらとの対比で考えると、「ソルト」の興行収入は15.1~20.0億円となる。
夏休みという時期もあり、極端な初動タイプでもないだろう。
1ヶ月近くは稼げると思われる。
やはり20億円ライン近くまでは稼ぎそうだ。
「007/慰めの報酬」「シャーロック・ホームズ」が当面のライバルか。
日本人としては「ボーン」シリーズよりも好みなのだろうか。
主演の人気ということもありそうだ。

「ソルト」9.3億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「マンマ・ミーア!」10.1億円(トータル26.0億円)
☆「ベンジャミン・バトン」10.4億円(トータル24.0億円)
☆「007/慰めの報酬」11.3億円(トータル19.8億円)※先行アリ
☆「HACHI約束の犬」8.8億円(トータル19.7億円)
<2008>
☆「EARTH」祝込10.2億円(トータル24.0億円)
☆「スウィーニー・トッド」9.6億円(トータル20.5億円)
☆「ジャンパー」10.0億円(トータル17.4億円)※先行アリ
☆「ダークナイト」9.4億円(トータル16.0億円)※先行アリ
これらとの対比で考えると、「ソルト」の興行収入は15.8~23.9億円となる。
先行がない作品との対比で考えると、「ソルト」の興行収入は19.9~23.9億円となる。
これらを踏まえるとマックス24億円、ミニマム15億円辺りとなるだろうか。
厳しいところだが、まだ20億円ラインには立っているようだ。
「ソルト」の興行収入は先週に引き続き21~22億円と予想したい。
先週の予想が高すぎたのか、正直いって、ここまで稼ぐのは厳しい気もする。
初動となりそうな洋画サスペンス作品であり、20億円を超えない程度のような気もするが、お盆という時期的なメリットもあり、もう少し様子をみたい。
いずれにせよ、「007/慰めの報酬」トータル19.8億円、「シャーロック・ホームズ」トータル21.5億円に近いレベルを稼ぐと思われるので、大ヒットといえるだろう。


4位:「インセプション」(ワーナー)<3週目>
【公開前個人予想】 25.0億円
【現時点での興行収入予想】 31.0億円(OP時~2週目28.0億円)
【公開規模】 526スクリーン(先週比±0スクリーン)
2.0億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは20.6億円となっている。
1週間の伸びは5.1億円弱程度だろうか。
20億円をあっさりと突破した。
先行上映があり、興行収入の予想が難しいが、評価もかなり高く、ある程度の伸びはありそうだ。

クリストファー・ノーラン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円
OP2.9→不明→9.8→11.6→13.0→13.5
☆07年「プレステージ」トータル5.0億円
OP1.1→2.8→3.8→4.4→4.8
☆08年「ダークナイト」トータル16.0億円
先3.3→9.4→12.1→13.7→14.8→15.3
☆10年「インセプション」
先7.8(OP3日4.9)→15.5→20.6億円→
とりあえず先行分2.9億円を除いて本作の興行収入を17.7億円と考えたい。
これらとの対比で考えると、「インセプション」の興行収入は23.3~25.5億円となる。
これに先行分2.9億円を足すと、「インセプション」の興行収入は26.2~28.4億円となる。
本作は単純なエンターテイメント作品ではなく、難解そうな雰囲気もあり、爆発するような気はしなかったが、「ダークナイト」を相手にしていない。
レオナルド・ディカプリオや渡辺謙といった主演男優に魅力があったようだ。

レオナルド・ディカプリオ主演映画の興行収入は以下の通り。
☆03年公開「ギャング・オブ・ニューヨーク」トータル30.0億円
☆03年公開「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」トータル29.0億円
☆05年公開「アビエイター」トータル10.7億円
OP1.6→5.0→6.9→8.4
☆07年公開「ディパーテッド」トータル15.6億円
OP2.9→7.1→9.9→11.7→13.0→13.8
☆07年公開「ブラッド・ダイヤモンド」トータル9.9億円
OP1.5→4.2→6.2→07.5→08.9→09.4→09.8
☆08年公開「ワールド・オブ・ライズ」トータル8~9億円
OP1.1→不明→6.0→祝込7.6→8.2
☆09年公開「レボリューショナリー・ロード」トータル3.8億円
OP0.8→2.4→3.2→03.5→03.7→03.7
☆10年公開「シャッターアイランド」トータル16.6億円
金3日3.4→8.3→11.0→13.3→15.4→16.0
☆10年「インセプション」
先7.8(OP3日4.9)→15.5→20.6億円→
先ほどと同様のやり方で「ディパーテッド」「ブラッド・ダイヤモンド」「シャッターアイランド」との対比で考えると、「インセプション」の興行収入は26.7~28.3億円となり、先行分を足すと29.6~31.2億円となる。
伸びがありそうなので、30億円を突破するかもしれない。

渡辺謙が出演したハリウッド映画の興行収入は以下のとおり。
☆03年「ラストサムライ」トータル137.0億円
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円
OP2.9→不明→9.8→11.6→13.0→13.5
☆05年「SAYURI」トータル15.5億円
OP1.9→5.3→08.1
☆06年「硫黄島からの手紙」トータル51.0億円
OP5.0→13.9→20.8→26.1→祝込36.7→39.8→43.2
☆10年公開「ダレン・シャン」
金1.4→03.7→05.4→06.0億円→
☆10年「インセプション」
先7.8(OP3日4.9)→15.5億円→
さすがに「硫黄島からの手紙」「ラストサムライ」のようなヒットにはならないはずだ。

謎が多そうなサスペンスなど、参考になりそうな作品の興行収入は以下の通り。
☆09年公開「天使と悪魔」トータル33.5億円
金3日6.8→15.0→20.6→25.6→28.6→30.4→31.4
☆02年公開「バニラスカイ」トータル33.2億円
☆06年公開「フライトプラン」トータル31.2億円
OP2日6.0→14.4→20.4→24.8→28.0
☆01年公開「アンブレイカブル」トータル29.4億円
☆02年公開「パニックルーム」トータル25.0億円
☆08年公開「ウォンテッド」トータル25.0億円
先含8.3→15.5→20.2→21.7→23.3→24.1
☆09年公開「ベンジャミン・バトン数奇な人生」トータル24.0億円
OP3.2→10.4→15.0→18.7→20.8→22.3→22.9
☆99年公開「ファイトクラブ」トータル19.8億円
☆08年「ジャンパー」トータル17.4億円
先5.5→10.0→13.3→15.2→16.4→17.0
☆04年公開「ヴィレッジ」トータル17.0億円
☆10年「インセプション」
先7.8(OP3日4.9)→15.5→20.6億円→
「天使と悪魔」「フライトプラン」「ベンジャミン・バトン数奇な人生」との対比で考えると、「インセプション」の興行収入は27.1~28.8億円となる。
これに先行分を足すと、30.0~31.7億円程度だろうか。
先行がある「ウォンテッド」「ジャンパー」との対比で考えると、「インセプション」の興行収入は25.5~27.0億円となる。
難しい判断となるが、難解さなどがあり極端に伸びがある作品でもなさそうだ。
伸びても30億円程度ではないか。

「インセプション」先行外17.7億円(先行込み20.6億円)と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「天使と悪魔」20.6億円(トータル33.5億円)
☆「ターミネーター4」24.0億円(トータル33.2億円)※先行有
☆「トランスフォーマー」16.5億円(トータル23.2億円)
☆「ナイトミュージアム2」17.5億円(トータル20.5億円)※水曜日公開
<2008>
☆「ハンコック」祝込み23.7億円(トータル31.0億円)※先行有
☆「ナルニア国物語第2章」20.6億円(トータル30.0億円)※水曜日公開
☆「ウォンテッド」20.2億円(トータル25.0億円)※先行有
「ナイトミュージアム2」以外との対比で考えると、「インセプション」の興行収入は25.5~31.7億円となる。
現時点ではマックス32億円、ミニマム25億円というところか。
大きな伸びはないと思われるが、伸びは持続しそうであり、30億円を突破するのではないか。
マックスライン近くまで予想を上げたい。
「インセプション」の興行収入は31.0億円と上方修正したい。
先週までは28.0億円と予想していたが、お盆時期もあり、もうちょっと伸びがあると判断したい。
最近の作品では、「天使と悪魔」トータル33.5億円、「ハンコック」トータル31.0億円と同程度となり、「ウォンテッド」トータル25.0億円を超える辺りではないか。
配給会社は50億円を狙うようなことを言っているらしいが、そこまでは伸びないだろう。


6位:「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」(東宝・フジ)<6週目>
【公開前個人予想】 110.0億円
【現時点での興行収入予想】 70.0億円(OP時80.0億円)
【配給会社期待値】 100億円突破確実
【公開規模】 447スクリーン(先週比±0スクリーン)
1.9億円を週末に稼ぎ、トータルでは57.2億円半ばとなっている。
1週間の伸びは4.7億円程度だろうか。
織田裕二の1日10回の舞台挨拶や、ドコモ動画によるスピンオフ作品の劇場公開など、話題を繋いでヒットに導いている。

週毎の動きは以下のとおり。
OP時9.7→2週目15.3→3週目11.6→4週目9.4→5週目6.5→
→6週目4.7億円となっている。
そろそろ落ち込んできているが、極端なものではない。
評判も高いとは思えず、思ったよりも話題性や盛り上がりが高まっていないが、知名度を活かして、ある程度は伸ばしていきそうだ。
評判の悪さの風評も大きな影響は与えなかったようだ。

「踊る」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆98年「踊る大捜査線 THE MOVIE」トータル101億円
☆03年「踊る大捜査線 THE MOVIE2」トータル173.5億円
☆05年「交渉人 真下正義」トータル42.0億円
☆05年「容疑者 室井慎次」トータル38.3億円
さすがに03年のようなヒットにはならないだろう。
とりあえず98年の100億円が目標となるが、無理のようだ。

「踊る」を除く、織田裕二主演作の興行収入は以下のとおり。
☆00年「ホワイトアウト」トータル42.0億円
☆03年「T.R.Y.」トータル11.5億円
☆06年「県庁の星」トータル20.8億円
OP2.9→7.8→11.8→14.4→16.6→18.1→19.3
☆07年「椿三十郎」トータル11.5億円
OP1.6→4.1→5.9→祝込7.3→不明→9.7→祝込10.5→10.8
☆09年「アマルフィ 女神の報酬」トータル36.5億円
祝込3日5.7→11.9→18.5→23.1→28.2→31.1→33.0→34.2
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」
OP9.7→25.0→祝込39.3→46.0→52.5→57.2億円→
10億円は最低限でも稼ぎ出している。
題材が良ければ、40億円近くを稼ぎ出すという名前だけで観客が集まる俳優。
これらとの対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は65.7~67.8億円となる。
100億円突破は夢のまた夢か。
当面は70億円突破が目標となる。

近年公開されたドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆09年「ROOKIES-卒業-」トータル85.5億円(視聴率14.8%)
12.3→33.3→48.6→60.2→67.8→73.0→76.5
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝込34.0→祝込48.4→57.4→祝込66.6→70.5→73.8
☆08年「花より男子F」トータル77.5億円(視聴率05年19.7%、07年21.7%)
10.1→26.2→37.9→祝込48.5→54.5→60.3→64.6
☆06年「LIMIT OF LOVE/海猿」トータル71.0億円(視聴率13.1%)
09.7→23.5→35.5→45.1→52.8→58.3→62.5
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
05.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」
OP9.7→25.0→祝込39.3→46.0→52.5→57.2億円→
「ROOKIES-卒業-」「HERO」を超えることが目標となるが、厳しいか。
これらとの対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は65.3~73.5億円となる。
70億円台ラインには立っているが、あの内容ならば、強気にはなれない。
「HERO」との対比となる66.1億円程度が落ち着きどころかもしれない。
頑張っても70億円ラインが現在の攻防ラインではないか。

「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」57.2億円と同程度の6週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ROOKIES」73.0億円(トータル85.5億円)
☆「20世紀少年 第3章」40.7億円(トータル44.1億円)
<2008>
☆「花より男子F」60.3億円(トータル77.5億円)
☆「容疑者Xの献身」40.7億円(トータル49.2億円)
☆「相棒-劇場版-」38.9億円(トータル44.4億円)
伸びがあった「花より男子F」「容疑者Xの献身」以外との対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は62.0~67.0億円となる。
現時点では、ミニマム65億円、マックス75億円程度ではないか。
観客層の幅が広いことや気楽に観られるということを踏まえると70億円というところではないか。
「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は先週に引き続き70.0億円と予想したい。
内容が良ければ、「告白」のように口コミで伝わり、ヒットに繋がると思うが、本作は口コミでマイナス評価が逆に伝わり、それほど高い伸びは期待しにくいと思われる。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

『ヒックとドラゴン』レビュー

◆評  価   7.5点
◆おススメ度  B+(3D版を鑑賞すればもっと評価は高いかも)
訳あって、2D字幕版を鑑賞。
3D版を観られなかったことが残念と思えるぐらい、迫力ある映像に圧倒される。
2D版でももちろん迫力はあるが、ドラゴンとともに大空を駆け巡るシーンや、ラストのスーパードラゴンとのバトルシーンなど、3D版ならばどうなっているのだろうかと考えてしまうほどだ。
自己都合で2D版を鑑賞したにも関わらず、このようなことを言うのは変な話だが、3D版ならばもっと評価は高かったかもしれない。

全体的な流れは、ありがちなハリウッドアニメらしくもあるが、単純さを排されており、細部を上手く表現しているため、他のハリウッドアニメとは一線を画する作品に仕上がりとなっている。
ラスト付近の見習いバイキング達による救援活動にはアニメらしい単純さも見られるが、この辺りは大目に見てあげたい。

「敵との関係」「父親との関係」「仲間との関係」など、もちろんその他の作品でも描かれているが、他の作品とは異なるほど“深み”のある作品となっている。
他のアニメ作品が勇者のバイキングならば、本作はヒックともいえる。
勇者のバイキングが出来ないことを本作はやってのけた。
ドラゴンや父親の気持ちを変えたように、本作を観た者の気持ちを変えてくれるだろう。

主人公も死なず、ドラゴンも死なずというありがちなエンディングだが、キャラクターを殺す以上にさらに効果的なエンディングをチョイスしている。
傷ついた者同士が寄り添い、協力して歩もうとする姿は「共生」というまさに本作のテーマに合致したものである。
どちらかが誰かをかばって死ぬよりも、本作のエンディングの方がより感動的ではないか。
一人では飛ぶことができないドラゴンと、一人では走ることができない少年という、何かを無くした者同士が補い合い、マイナス同士が掛け合わさってプラスのチカラへと変えていく姿には希望を感じる。

ただ、ラストにペットがどうのこうのというセリフは余計か。
ペットではなくて、トゥースのことを家族とまで言って欲しかった。
ペットだと飼うもの、飼われるものという支配関係が生じるので、共生というテーマを考えるとあまり好ましくない表現ではないか。
「ペット」という言葉に対するアメリカ人との感覚の違いかもしれないが、字幕では工夫しても良かっただろう。

また、個人的には、ヒックとドラゴンの関係を日常生活に置き換えてみても面白いとも思った。
苦手としている誰かや、声を掛けにくい誰かにも、手を伸ばせば応えてくれるかもしれないと感じさせる。

テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(8月2週目新作予想)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

「きな子~見習い警察犬の物語~」(松竹)
<252館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【鑑賞度】 ×
観れば感動するかもしれないが、観ることはない。

【監督】 小林義則
07年「アンフェア the movie」(トータル27.2億円)を手掛けている。
しかし、そのような実績が活かされる映画ではない。
逆に、サスペンス系監督がなぜ動物モノのヒューマンドラマを手掛けるのかが分からないので、その実績はあまり出さない方がよいだろう。

【キャスティング】 夏帆、寺脇康文
夏帆は08年「うた魂♪」トータル2.3億円、08年「砂時計」トータル10.0億円といった実績がある。
特別に良いイメージもないが、悪いイメージもほとんどないので、足を引っ張ることはないだろう。

【題材】 「動物モノ」「警察犬」「師弟」
「動物モノ」の興行収入は以下の通り。
☆07年「マリと子犬の物語」(東宝)トータル31.8億円
OP2.8→7.4→祝12.0→不明→23.1
☆04年「クイール」(松竹)トータル22.2億円
OP2.4→6.8→10.9→15.6→17.9
☆09年公開「HACHI 約束の犬」トータル19.7億円(※参考)
OP2.2→8.8→13.2→16.0→17.7→18.6
☆06年「子ぎづねヘレン」(松竹)トータル17.8億円
OP1.7→5.6→10.5→13.9→15.4
☆08年「犬と私の10の約束」(松竹)トータル15.2億円
OP1.8→5.2→8.5→11.5→12.9
☆09年「ウルルの森の物語」
OP0.6→不明→3.1→祝込4.7→5.1
動物モノはヒットするのが定説となっている。
ただ、本作はきな子の成長だけではなくて、夏帆の成長をメインにしている点がやっかいだ。
アイドル映画とも思われてしまうので、これらのようなヒットにはならないのではないか。
10億円台のヒットにはならず、「ウルルの森の物語」を超える程度のヒットか。

【予告編・TVCM】 量・多/デキ・普
ヒットさせたいのであれば、夏帆をプッシュすべきではなかった。
きな子をメインに添えればよかったが、どっち付かずの印象。
動物モノという印象を与えればヒットするが、アイドル映画という印象を持たれると観客は集まらない。
さらに“泣ける”という印象を与えれば、ヒットの確率は高まった。

【支持基盤・ターゲット】 「ファミリー」
女の子がいるファミリーには向いているかもしれない。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「ごくせん THE MOVIE」トータル34.8億円(オープニング4.9億円)
☆「アマルフィ」トータル36.5億円(オープニング2日3.8億円)
<2008>
☆「花より男子F」トータル77.5億円(オープニング10.1億円)
☆「クライマーズ・ハイ」トータル11.9億円(オープニング1.7億円)
☆「ゲゲゲの鬼太郎/千年~」トータル14.5億円(オープニング2.3億円)
これらのようなビッグヒットにはならないだろう。

【評価・予想】 8.0億円(オープニング先行込み1.5億円)
香川県では先行公開されているが、興行収入は不明。
3館程度なので、大した上乗せはできないだろう。
「動物モノ」はヒットしやすいが、本作はビッグヒットにはならないと考えたい。
「犬と私の10の約束」トータル15.2億円を超えずに、「ウルルの森の物語」(6億円程度か)を超える程度と考えたい。
さらに二桁を超えない程度と考えれば、10億円未満、6億円以上か。
お盆時期・夏休み時期ということを踏まえれば、大コケもないだろう。
「きな子~見習い警察犬の物語~」の興行収入は8.0億円と予想したい。
オープニングは先行込みで1.5億円程度か。
安定している動物モノであり、この程度は稼げるのではないか。
コケる可能性もあるが、動物モノでもあり、あまり低くは予想しにくい。


「ベスト・キッド」(ソニー)
<277館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【鑑賞度】 △
悪くはなさそうだが、どうしても観たいとは思わない。

【監督】 ハラルド・ズワルト
「ピンクパンサー2」などを手掛けているが、日本においては監督としての知名度は皆無といえる。

【キャスティング】 ジェイデン・スミス、ジャッキー・チェン
ウィル・スミスの息子のジェイデン・スミスの日本での人気は高くはないだろう。
「幸せのちから」、「地球が静止する日」に出演していたが、それほどインパクトは高くなかった。

しかし、ジャッキー・チェンの日本での人気は高い。
ジャッキー・チェン主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年公開「ラッシュアワー3」トータル9.5億円
金3日2.2→5.4→7.2→8.2→9.0
☆08年公開「ドラゴン・キングダム」トータル7.1億円
OP1.5→3.8→5.1→6.4→6.8
この辺りが落ち着きどころか。

【題材】 「アクション」「師弟」
カンフー映画や中国モノには、以下のようなビッグヒットもあるが、参考にはならないだろう。
☆03年公開「HERO」トータル40.5億円
☆02年公開「少林サッカー」トータル28.0億円
☆04年公開「LOVERS」トータル22.5億円
☆05年公開「カンフーハッスル」トータル17.0億円
やはり、ジャッキー・チェン主演作品程度が落ち着きどころではないか。

【予告編・TVCM】 量・多/デキ・普
ユーモアやきちんとした訓練も描かれているが、ちょっと軽すぎる気がする。
もうちょっと熱くなれるような予告編は作れないものか。

【支持基盤・ターゲット】 「ファミリー」
男の子がいるファミリーには向いているかもしれない。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「HACHI/約束の犬」トータル19.7億円(オープニング2.2億円)
☆「G.I.ジョー」トータル10.5億円(オープニング土日2日1.8億円)
☆「ナイトミュージアム2」トータル20.5億円(オープニング2日3.6億円)
☆「トランスポーター3」トータル6.7億円(オープニング1.1億円)
☆「96時間」トータル4.4億円(オープニング1.0億円)
<2008>
☆「ハプニング」トータル12.3億円(オープニング金3日12.3億円)
☆「ドラゴン・キングダム」トータル7.1億円(オープニング1.5億円)
☆「ダークナイト」トータル16.0億円(先込3.3億円)
☆「ハムナプトラ3」トータル22.0億円(先込7.7億円)
☆「ベガスの恋に勝つルール」トータル6.1億円(先込1.8億円)
「ドラゴン・キングダム」がライバルか。

【評価・予想】 7.0億円(オープニング先行込み1.8億円)
先行公開されていたが、興行収入は不明。
アメリカでは大ヒットしたが、日本ではヒットしにくそうな作品。
ジャッキー・チェン主演作の「ドラゴン・キングダム」トータル7.1億円程度ではないか。
「ベスト・キッド」の興行収入は7.0億円と予想したい。
「ラッシュアワー3」トータル9.5億円程度までは稼げないだろう。
お盆時期・夏休み時期、ジャッキー・チェンの安定した人気、知名度のある題材を踏まえれば、極端な大コケもないだろう。
オープニングは先行込みで1.8億円程度か。
先行である程度上乗せできると考えたい。


「魔法使いの弟子」(ディズニー)
<310館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【鑑賞度】 ▲
ファンタジーモノはそれほど好きではないが、ニコラス・ケイジを見に行ってもよい。

【監督】 ジョン・タートルトーブ
「ナショナル・トレジャー」「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」を手掛けている。
本作の主演はニコラス・ケイジ、本作のプロデューサーはジェリー・ブラッカイマーであり、「ナショナル・トレジャー」と同じトリオによる作品である。
この実績は評価できるはずなのだが。

【キャスティング】 ニコラス・ケイジ、ジェイ・バルシェル
ニコラス・ケイジ主演作品の主な興行収入は以下の通り。
☆05年公開「ナショナル・トレジャー」トータル20.6億円
OP5.3→9.6→13.9→16.5→18.3
☆06年公開「ワールド・トレード・センター」トータル24.0億円
OP3.9→10.7→15.0→18.1→20.6→21.8
☆07年公開「ゴーストライダー」トータル5.0億円
OP1.3→3.5
☆07年公開「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」トータル25.8億円
4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8
☆08年公開「NEXT」トータル4億円半ば見込み
OP0.6→2.4→3.5→4.0→4.2
☆09年公開「ノウイング」トータル10.2億円
金3日2.9→6.1→8.2→9.3→9.8
上手くハマれば20億円台が期待できる俳優。
作品的には、今回はさすがにハマることができないだろう。
頑張っても10億円台が落ち着きどころか。

【題材】 「ファンタジー」「師弟」
参考になりそうなファンタジー作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆07年公開「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
金4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8→25.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆05年公開「ナショナル・トレジャー」トータル20.6億円
OP5.3→9.6→13.9→16.5→18.3
☆05年公開「エラゴン/遺志を継ぐ者」トータル18.7億円
OP2.5→6.4→9.7→15.1→17.0→17.9
☆10年公開「タイタンの戦い」トータル15.7億円
金2.8→7.6→12.4→13.9億円→
☆10年公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」トータル14.2億円
金3.7→7.9→10.4→11.8→13.0→13.8→
☆10年公開「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」
金1.9→4.2→05.3→06.0→6.5億円→
☆10年「ダレン・シャン」
金1.4→3.7→5.4→6.0
☆10年公開「エアベンダー」
祝込3日1.9→3.6→4.7億円→
「ナショナル・トレジャー」並のヒットは期待しにくいが、主演等の実績から「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」並は期待できるのではないか。

【予告編・TVCM】 量・多/デキ・普
子ども騙し系のファンタジー作品。
オタク少年をプッシュするのではなくて、ニコラス・ケイジ主演作や「ナショナル・トレジャー」トリオという強みを活かしてもよかった。

【支持基盤・ターゲット】 「ファミリー」
気軽に観られそうであり、ファミリーだけではなくて、デートムービーなどにも向くかもしれない。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「HACHI/約束の犬」トータル19.7億円(オープニング2.2億円)
☆「G.I.ジョー」トータル10.5億円(オープニング土日2日1.8億円)
☆「ナイトミュージアム2」トータル20.5億円(オープニング2日3.6億円)
☆「トランスポーター3」トータル6.7億円(オープニング1.1億円)
☆「96時間」トータル4.4億円(オープニング1.0億円)
<2008>
☆「ハプニング」トータル12.3億円(オープニング金3日12.3億円)
☆「ドラゴン・キングダム」トータル7.1億円(オープニング1.5億円)
☆「ダークナイト」トータル16.0億円(先込3.3億円)
☆「ハムナプトラ3」トータル22.0億円(先込7.7億円)
☆「ベガスの恋に勝つルール」トータル6.1億円(先込1.8億円)
「ナイトミュージアム2」は超えないだろう。

【評価・予想】 12.0億円(オープニング3日3.0億円)
ミニマムは「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」と同程度の7億円。
マックスは「ナショナル・トレジャー」と同程度の20億円台となる。
時期的なメリットもあり、大コケはないだろう。
「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」は超えるはず。
ただ、「ナショナル・トレジャー」ほどの期待感もないので、20億円台のヒットにはならないと思われる。
作品的に似ているところがある「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」トータル14.2億円をやや下回る程度ではないか。
「魔法使いの弟子」の興行収入は12.0億円と予想したい。
アメリカではコケたが、ファミリーに向く作品であり、日本では手堅く稼ぐと考えたい。
「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」トータル25.8億円の半分の客が入れば、クリアできるラインだが、どうなるだろうか。
金曜日からのオープニング3日は「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」との対比で考えると3.0億円か。
お盆時期であり、この位は稼げるはずだ。
コケそうな作品ではあるが、お盆時期に稼げそうなファンタジー作品であり、低くは予想しにくい。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(8月1週目その1)

3位:「仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」(東映・テレビ朝日)<1週目>
【公開前個人予想】 15.0億円
【現時点での興行収入予想】 13.0億円
【公開規模】 460スクリーン
3.3億円(331,117,900円)のオープニングを飾った。
先週『オープニングは当然爆発するだろう。「仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド」と同程度の4.5億円程度か』と書いたが、予想よりも低い数字となっている。
初の3D作品となり、5・6月に2週おきに新作を公開するなど、シリーズが絶好調だったため、去年のオープニングと同程度という予想にしたが、去年の数字が良すぎたのだろうか。
5・6月の作品のオープニングが2億円程度稼いでおり、本作のスクリーン数を踏まえると、物足りないともいえるが、例年の作品に比べれば、高いオープニングともいえる。

夏などに公開される過去のライダーシリーズは以下の通り。
☆01年「仮面ライダーアギト PROJECT G4」トータル12.5億円
☆02年「仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL」トータル14.3億円
☆03年「仮面ライダー555 パラダイス・ロスト」トータル15.0億円
☆04年「仮面ライダー剣 MISSING ACE」トータル9億円程度
☆05年「仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼」トータル11.0億円
☆06年「仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE」トータル9.5億円
OP1.7→4.1→7.1→8.4
☆07年「仮面ライダー電王 俺、誕生!」トータル13.8億円
OP2.4→5.7→9.6→11.4→12.6
☆08年「仮面ライダーキバ 魔界城の王」トータル9.0億円
OP1.9→5.3→6.9→8.2→8.6
☆09年「仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」トータル19.0億円
OP4.8→11.9→15.2→17.1→18.0
☆09年「仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド」トータル15.0億円
OP4.5→7.6→10.5→12.4→祝込14.5→14.9(正月公開)
☆10年「仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」
OP3.3億円→
9~15億円が水準となるが、去年の夏冬は爆発している。
これらとの対比で考えると、「仮面ライダーW」の興行収入は11.0~19.0億円となる。
ここ最近は初動傾向が高いので、去年との対比の13.1億円程度が落ち着きどころか。

なお、春や秋に公開された電王シリーズの興行収入は以下の通り。
☆08年春「電王&キバ クライマックス刑事」トータル7.4億円
OP1.9→3.7→4.7→5.9→6.7
☆08年秋「さらば電王 ファイナル・カウントダウン」トータル7.2億円
OP1.8→3.4→5.0→5.8
☆09年GW「超・電王&ディケイド NEOジェネレーションズ」トータル7.8億円
水6日4.7(OP1.7)→5.5→6.4→6.8
☆10年 第1弾「EPISODE RED ゼロのスタートウィンクル」
OP2.3→4.0→(トータル4.7億円見込み)
☆10年 第2弾「EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル」
OP1.9→3.4→3.9→(トータル4億円見込み)
☆10年 第3弾「EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ」
OP2.0→3.5→4.1億円→
☆10年「仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」
OP3.3億円→
主要作品との対比で考えると、「仮面ライダーW」の興行収入は12.9~15.1億円となる。
先ほど同様に、やはり13億円辺りが落ち着きどころか。
「仮面ライダーW」の興行収入は13.0億円と予想したい。
「仮面ライダー電王 俺、誕生!」トータル13.8億円がライバルとなるか。
とりあえず二桁を超えれば、最低ライン突破といえるだろう。


8位:「ヒックとドラゴン」(パラマウント)<1週目>
【公開前個人予想】 8.0億円
【現時点での興行収入予想】 6~7億円
1.1億円半ばのオープニングを飾った。
先週『オープニングは「モンスターVSエイリアン」と同程度の1.2億円程度か』と書いたので、予想どおりの結果となった。
評判も悪くはなさそうだが、期待していたロングセールスまでを求めるのは酷か。
また、本作は3D作品だが、やや高い3D単価によって敬遠されるかもしれない。
「アバター」や「アリス・イン・ワンダーランド」とは異なり、知名度などがやや低いので、わざわざ高い単価の作品を選ばないだろう。

最近のハリウッドアニメの興行収入は以下の通り(ピクサー作品、シュレックを除く)。
☆06年公開「森のリトルギャング」トータル11.0億円
OP1.1→4.2→7.6
☆06年公開「アイス・エイジ2」トータル9億円見込み
OP1.5→3.3→7.6→8.1→8.9
☆06年公開「ライアンを探せ!」トータル8.5億円
OP1.2→2.4→4.4→7.3
☆07年公開「モンスター・ハウス」トータル5.6億円
OP1.4→3.0→4.1→4.4
☆07年公開「ハッピーフィート」トータル14.5億円
先行込2.4→5.8→9.6→12.7→13.5→14.2
☆07年公開「ルイスと未来泥棒」トータル9.4億円
OP1.1→不明→6.9→8.0→8.8
☆08年公開「カンフー・パンダ」トータル20.0億円(※夏公開)
OP2.2→6.8→10.2→14.5→16.7→18.2
☆09年公開「ボルト」トータル16.5億円(※夏公開)
OP2.5→7.0→11.7→14.2→15.8
☆09年公開「クリスマス・キャロル」トータル16.0億円
OP2.9→7.0→10.9→13.1→14.4→15.3
☆09年公開「マダガスカル2」トータル10.2億円
OP1.6→4.1→6.5→9.3→9.9
☆09年公開「モンスターVSエイリアン」不明(※夏公開)
OP1.2→2.4→4.2
☆09年公開「アイス・エイジ3」不明(※夏公開)
OP0.4→1.2
☆09年公開「くもりときどきミートボール」
OP0.3→1.5→1.8→2.0→2.0
☆10年公開「コララインと魔法のボタン」
金0.7→1.6→2.1
☆10年公開「プリンセスと魔法のキス」
OP0.9→2.1→2.9→3.8→4.5億円→
☆10年公開「ヒックとドラゴン」
OP1.2億円→
マックス20億円、2億円台に沈んでいる作品もあるが、ミニマム5億円というところか。
これらとの対比で考えると、「ヒックとドラゴン」の興行収入は4.8~12.0億円となる。
ロングセールスを期待したいところだが、やや厳しいだろう。
これらの中から、「マダガスカル2」「ボルト」との対比で考えると、「ヒックとドラゴン」の興行収入は7.7~7.9億円となる。
現時点では7億円前後が落ち着きどころか。

他のファミリー作品の数が多く、すぐに埋没しそうだ。
さらに相手が悪すぎる。
「トイ・ストーリー」「アリエッティ」を見終わったファミリーが来てくれるかどうかというところとなるが、その期待も高くはないだろう。
「ヒックとドラゴン」の興行収入は6~7億円と予想したい。
「モンスターVSエイリアン」「プリンセスと魔法のキス」を超えて、「マダガスカル2」を超えない程度だろうか。
アメリカでは大ヒットを記録したが、日本では無難な結果となりそうだ。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

『インセプション』レビュー

◆評  価   8.5点
◆おススメ度  A(アイディアは秀逸)

夢に入り込むというアイディアは単純に面白い。
さらに二層・三層へと重なる複雑さはストーリーを豊かにさせており、それらが一体となっているため緊張感も増大されている。
複雑さはあるものの、構造は極めてシンプルであるため、置いてけぼりにされることもなかった。
「下層に進むたびに時間が倍増される」「鎮静剤を使用している場合、死ねば虚無に落ちる」というような分かるようで分からないルールも、ストーリー上必要不可欠のルールであり、許容するしかない。

「全てが夢」「ラストだけが夢」「全てが現実」と観た者がそれぞれの感想を抱くこともできる点も面白いところだ。
個人的には、「夢の中でしか生きることができなかった男が夢と決別して、現実の世界に戻る」というシンプルな感想を抱いた。
たとえそれが夢の中であっても、本作にはハッピーエンドという形がしっくりとくる。
会長の息子同様に、夢の中でも幸せになれば、どこか救いがあるのではないか。
妻を死なせてしまったという罪悪感に囚われて逃れることができなかった男が開放されるシーンには明るい希望を感じられる。

ただ、「夢の中でしか君に会えない」という夢に囚われた男が夢と決別するにしては、やや盛り上がりを欠くラストだったような気もする。
夢の中の妻の姿は、リアルな妻の姿ではなくて、自分が過去に知っている姿・自分の理想の姿の投影・虚像でしかないという“現実”を痛感させて欲しい。
パソコンやゲームといったように二次元の中でしか生きられない世代が育っている中で、本作を観ることで“現実”に向き合えるような作品に仕上がれば、もうちょっと変わった作品になったかもしれない。

また、「インセプション」という使命のためには仕方がないにしても、夢の中にしては極めて現実的で常識的な世界が繰り広げられている。
二層においての重力を無視した戦い、四層においての幻想的な世界が構築されていたが、相手にバレない程度には「何でもアリ」というという夢の特性をもうちょっと活かして欲しかった。
二層での階段のようなトリック辺りではやや弱いのではないか。
重層構造ではあるが、夢の下層は夢でしかなく、観客の想像を超えるサプライズを与えるまでには至らない。
夢と現実、現実に見える夢、夢の中での夢、各キャラクターの夢が微妙にズレているといったように、もうちょっとグチャグチャにしても良かったかもしれない。
コブと奥さんが過去に自殺に使用した際のイメージだろうか、一層での列車の突然の出現など、コブのイメージと夢の中の世界はゴチャついているが、ハマっている感じがしない。

そして、我々の期待の星のサイトーさんが知らない間に撃たれて、チームの足を引っ張りまくった点は残念だ。
あれではただの観光客よりもタチが悪い。
撃たれるとしても、誰かをかばって撃たれたり、コブの奥さんに騙まし撃ちにあったり、といった具合に見せ場や存在意義が欲しいところ。
キャラクターとしての存在感はあるものの、ストーリーに対する存在感が弱すぎる。

テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

全米映画興行収入(8月第1週目)

1位となったのは、新作の「The Other Guys」。
事前には3日間で31.6百万ドルのオープニングと予想されていたが、予想をやや上回る35.6百万ドルのオープニングを飾った。
製作費は1億ドルとなっており、製作費回収が当面の目標となる。

監督は主演のウィル・フェレルの盟友のアダム・マッケイ。
過去に「俺たちニュースキャスター」「タラデガ・ナイト」「俺たちステップ・ブラザース-義兄弟-」でコンビを組んでいる。

ウィル・フェレル主演作の興行収入は以下の通り。
☆04年「俺たちニュースキャスター」トータル85百万ドル
OP28→57→071→078→082→083
☆05年「奥様は魔女」トータル63百万ドル(※主演はニコール・キッドマン)
OP20→39→051→057→060→061
☆06年「タラデガ・ナイト」トータル148百万ドル
OP47→90→114→128→137→142
☆06年「主人公は僕だった」トータル41百万ドル
OP13→23→033→037→039→040
☆07年「俺たちフィギュアスケーター」トータル119百万ドル
OP33→68→090→101→108→112
☆08年「俺たちダンクシューター」トータル33百万ドル
OP15→25→030→032→033→033
☆08年「俺たちステップ・ブラザース-義兄弟-」トータル100百万ドル
OP31→63→081→091→096→098
☆09年「マーシャル博士の恐竜ランド」トータル49百万ドル
OP19→35→044→047→048→048
☆10年「The Other Guys」
OP36百万ドル→
成功と失敗を交互に繰り返すコメディ俳優。
アダム・マッケイ監督作品ということもあり、今回は成功のようだ。
1億ドル~1億1千万ドルが落ち着きどころか。
「俺たちステップ・ブラザース-義兄弟-」トータル100百万ドルは超えたいところだ。
コメディ系も増えてきているが、マーク・ウォルバーグとの目新しいコンビも注目されたか。
ドウェイン・ジョンソン、サミュエル・L・ジャクソン、エヴァ・メンデスなど、キャスティングも豪華。
評価も思ったよりも高くなっており、恐ろしいほどの初動タイプではなさそうだ。


2位は4週目の「インセプション」。
トータルでは228百万ドルとなっており、2億ドルをあっさりと超えた。
製作費160百万ドルを余裕で回収している。

監督は「メメント」のクリストファー・ノーラン。
監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆02年「インソムニア」トータル67百万ドル
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル205百万ドル
先73→123→151→172→183→191
☆06年「プレステージ」トータル53百万ドル
☆08年「ダークナイト」トータル533百万ドル
OP158→214→394→442→471→489
☆10年「インセプション」
OP63→143→193→228百万ドル→
「バットマン ビギンズ」を余裕で突破した。

レオナルド・ディカプリオ主演作の興行収入は以下の通り。
☆02年「ギャング・オブ・ニューヨーク」トータル78百万ドル
OP09→30→047→055→060
☆02年「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」トータル165百万ドル
先49(OP30)→97→119→134→145
☆04年「アビエイター」トータル103百万ドル(2週目より拡大)
拡10→32→043→050→058
☆06年「ディパーテッド」トータル132百万ドル
OP27→57→077→091→102
☆06年「ブラッド・ダイヤモンド」トータル57百万ドル
OP09→19→025→036→044
☆08年「ワールド・オブ・ライズ」トータル39百万ドル
OP13→24→031→035→037
☆08年「レボリューショナリー・ロード」トータル23百万ドル
☆10年「シャッター・アイランド」トータル128百万ドル
OP41→076→096→108→116→121
☆10年「インセプション」
OP63→143→193→228百万ドル→
2010年に1億ドル突破作品が2本もある俳優となる。
彼にとっては「タイタニック」に次ぐ、自身2番目に高い興行収入となりそうだ。
2億ドル突破後も伸ばしていくだろう。

ジャンルは異なりそうだが、「マトリックス」シリーズ辺りがライバルか。
☆99年「マトリックス」トータル171百万ドル
☆03年「リローデッド」トータル282百万ドル
☆03年「レボリューションズ」トータル139百万ドル
「リローデッド」トータル282百万ドル辺りまで伸びるのではないか。

今年公開された以下のような作品もライバルとなる。
☆10年「アイアンマン2」現時点で312百万ドル
OP128→211→251→275→291→299→305
☆10年「エクリプス/トワイライト・サーガ」現時点で293百万ドル
先158→235→265→280→288→293
☆10年「インセプション」
OP063→143→193→228百万ドル→
「ダークナイト」同様に、評価は恐ろしく高く、相当に粘りそうだ。
まだまだ先が長いが、いずれは近いところまで伸ばしていくだろう。


3位となったのは、新作の「ステップ・アップ3D」。
事前には3日間で17.6百万ドルのオープニングと予想されていたが、予想をやや下回る15.5百万ドルのオープニングを飾った。
制作費は激安の3千万ドルとなっており、ローリスクのビジネス。
大ヒットは見込めないが、続編が量産される理由が分かる。

シリーズ作品の興行収入は以下のとおり。
☆06年「ステップ・アップ」トータル65百万ドル
OP21→40→50→57→62
☆08年「ステップ・アップ2:ザ・ストリート」トータル58百万ドル
先26(OP19)→41→49→53→55
☆10年「ステップ・アップ3D」
OP16百万ドル→
4千万ドル程度が落ち着きどころか。
初の3D作品となったが、過去最低の興行収入となるだろう。
しかし、この程度ならば、許容範囲ではないか。
もともと爆発的なヒットを期待できる作品ではない。
評価はあまり良くないので、初動タイプとなるだろう。


4位は3週目の「ソルト」。
トータルでは92百万ドルとなっている。
製作費110百万ドルの回収が当面の目標となる。

監督は、92年「パトリオット・ゲーム」トータル83百万ドル、94年「今そこにある危機」トータル122百万ドル、99年「ボーン・コレクター」トータル67百万ドルのフィリップ・ノイス。
トム・クランシー原作モノをヒットさせた手腕を見込まれたのだろうか。
果たして自身最高のキャリアとなるだろうか。

主演はアンジェリーナ・ジョリー。
アンジェリーナ・ジョリーのアクション作品の興行収入は以下のとおり。
☆01年「トゥームレイダー」トータル131百万ドル
OP48→84→102→116→123→126
☆03年「トゥームレイダー2」トータル66百万ドル
OP22→43→054→059→062→064
☆05年「Mr.&Mrs.スミス」トータル186百万ドル
OP50→97→126→144→159→168
☆08年「ウォンテッド」トータル135百万ドル
OP70→100→118→126→130→132
☆10年「ソルト」
OP36→071→092百万ドル→
「Mr.&Mrs.スミス」はブラッド・ピット主演作、「ウォンテッド」もジェームズ・マカヴォイ主演作といえる。
当面は「トゥームレイダー」トータル131百万ドルがライバルとなりそうだが、これを超えない程度が落ち着きどころか。

スパイモノの中では、以下のような作品がライバルとなりそうだ。
☆04年「ボーン・スプレマシー」トータル176百万ドル
OP53→099→125→140→150
☆08年「慰めの報酬」トータル168百万ドル
OP68→109→141→152→158
☆06年「M:i:Ⅲ」トータル134百万ドル
OP48→085→104→114→123
☆10年「ソルト」
OP36→071→092百万ドル→
評価はそれほど悪くはないので、極端な初動でもないだろう。
どの程度伸ばせるかが勝負となるが、今のところ伸びは悪くない。
1億2千万ドル~1億3千万ドル程度が落ち着きどころか。
1億ドルを突破すれば、とりあえずは合格といえるのではないか。
トム・クルーズ主演「ナイト&デイ」は現時点で75百万ドルなので、本作はそれほど悪くない興行収入といえる。


5位は2週目の「Dinner for Schmucks」。
トータルでは47百万ドルとなっている。
製作費は69百万ドルとなっており、製作費は楽に回収できそうだ。
なお、本作はフランスのコメディをリメイクした作品となっている。

監督は「オースティン・パワーズ」「ミート・ザ・ペアレンツ」シリーズのジェイ・ローチ。
主演はスティーヴ・カレル、ポール・ラッド。
スティーヴ・カレル主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆05年「40歳の童貞男」トータル109百万ドル
OP21→49→69→82→91
☆07年「エバン・オールマイティ」トータル100百万ドル
OP31→61→79→88→94
☆08年「ゲットスマート」トータル130百万ドル
OP39→77→98→112→120
☆10年「Date Night」(現時点で99百万ドル)
OP25→49→63→74→81
☆10年「Dinner for Schmucks」
OP24→47百万ドル→
1億ドル程度が水準となる。
本作の興行収入は、現時点では8~1億ドル程度が落ち着きどころか。
スティーヴ・カレルは爆発力こそないが、安定して稼げる俳優といえる。
ジェイ・ローチ監督作品としては物足りないかもしれないが、1億ドル近く稼げれば、十分といえそうだ。
評価はそれほど悪くはない程度となっている。


6位は5週目のユニバーサル製作の3Dアニメ「怪盗グルーの月泥棒」。
トータルでは209百万ドルとなっている。
製作費69百万ドルを余裕で回収し、ついに2億ドルを突破した。
声優はスティーヴ・カレルなどが務めている。

ディズニーは、自社有名作品、ピクサー作品
パラマウントは、ドリームワークス製作作品「シュレック」シリーズ、「ヒックとドラゴン」「カンフー・パンダ」、「マダガスカル」
ワーナーは「ハッピーフィート」、「ポーラーエクスプレス」
20世紀フォックスは「アイス・エイジ」シリーズ
ソニーは「くもりときどきミートボール」「オープン・シーズン」
といった作品があったが、ユニバーサルはアニメ作品において出遅れていた。
本作はユニバーサルにとって初めてのアニメヒット作品となるのではないか。

ユニバーサル制作のアニメ作品は以下の通り。
☆06年「おさるのジョージ」トータル58百万ドル
☆08年「THE TALE OF DESPEREAUX」トータル51百万ドル
OP10→27→44→48→49
☆10年「怪盗グルーの月泥棒」
OP56→118→161→190→209百万ドル→
これらをオープニングだけでほぼ超えている。

以下のような作品がライバルとなりそうだ。
☆08年「カンフー・パンダ」トータル215百万ドル
OP60→117→156→179→193→202→207→209→210→211
☆07年「レミーのおいしいレストラン」トータル206百万ドル
OP47→110→143→166→180→188→193→197→199→201
☆09年「モンスターVSエイリアン」トータル198百万ドル
OP59→105→140→163→175→182→187→191→193→194
☆06年「ハッピーフィート」トータル198百万ドル
OP42→099→122→138→149→159→176→185→188→191
☆09年「アイス・エイジ3」トータル197百万ドル
OP67→120→152→171→182→188→191→192
☆06年「アイス・エイジ2」トータル195百万ドル
OP68→116→147→168→178→183→188→189
☆05年「マダガスカル」トータル194百万ドル
OP47→100→128→147→160→171→179→184→187→188
☆08年「マダガスカル2」トータル180百万ドル
OP63→117→137→159→166→170→172→175→177→177
☆10年「怪盗グルーの月泥棒」
OP56→118→161→190→209百万ドル→
評価はかなり高いので、かなり伸びがあるだろう。
2億2~3千万ドル程度が落ち着きどころか。
ピクサー作品及び「シュレック」シリーズを除外すれば、今年公開された「ヒックとドラゴン」のトータル218百万ドルを超えると、CGアニメではトップの興行収入になる。
「レミーのおいしいレストラン」を超えており、本作の優秀さが分かる。
08年「WALL-E」トータル224百万ドルを超えることができるか。
ひょっとすると今年公開された「シュレック フォーエバー」(現時点で237百万ドル)も視野に入るかもしれない。
ユニバーサルとしても久々のヒット作品となる。
去年の稼ぎ頭が「ワイルド・スピード」トータル155百万ドル、一昨年が「マンマ・ミーア!」トータル144百万ドルだった。


7位は2週目の「キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争」。
もちろん3D作品となっている。
トータルでは26百万ドルとなっている。
製作費85百万ドルの回収は無理だろう。
予告編を見る限りでは、ふざけているようにしか見えず、デキが良いとは思えない。
実際の評価も最悪に近いようだ。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆01年「キャッツ&ドッグス」トータル93百万ドル
先36(OP22)→59→72→82→87→90
☆10年「キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争」
OP12→26百万ドル→
前作のヒットを受け、さらに3Dブームに乗って製作されたが、この手の作品はもはや溢れている。

動物モノは、「アルヴィン」(2作ともにトータル2億円超)のようなビッグヒット作品もあるが、今年公開された「Marmaduke」のような冴えない作品もある。
本作はデキも良くない上に、恐らく飽きられてきているのだろう。
☆08年「ビバリーヒルズ・チワワ」トータル95百万ドル
OP29→52→69→78
☆09年「スパイ・アニマル Gフォース」トータル119百万ドル
OP31→67→86→99
☆10年「Marmaduke」トータル33百万ドル
OP12→22→28→30
☆10年「キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争」
OP12→26百万ドル→
「Marmaduke」を超えたいところなので、3千万ドル台が落ち着きどころか。


8位は2週目の「Charlie St. Cloud」。
トータル24百万ドルとなっている。
製作費は44百万ドルとなっており、製作費回収が目標となる。
先週のオープニングとの週末比では6割程度の下落となっており、相当な初動作品のようだ。
主演がアイドルのザック・エフロンでは仕方がないか。

監督はバー・スティアーズ。
主演は「ハイスクール・ミュージカル」(トータル91百万ドル)のザック・エフロン。
「セブンティーン・アゲイン」と同じ監督・主演である。
☆09年「セブンティーン・アゲイン」トータル64百万ドル
OP24→40→49→54→58
☆10年「Charlie St. Cloud」
OP12→24百万ドル→
気軽にみられるコメディ作品と、ヒューマンドラマとを比較するのは可哀相だが、「セブンティーン・アゲイン」よりも低い。
3千万ドル程度が落ち着きどころか。
ただ、「トワイライト」シリーズのロバート・パティンソン主演のヒューマンドラマ「Remember Me」がトータル19百万ドルなので、この程度でも十分と思われる。
評価は普通程度のようだ。


9位は8週目の3Dアニメ「トイ・ストーリー3」。
トータルでは396百万ドルとなっており、製作費2億ドルをあっという間に回収した。
評価は恐ろしく高いので、引き続き高い伸びを期待できそうだ。
4億ドルにリーチは掛かったが、4千以上あったスクリーンが1714スクリーンまで削られてきている。

過去のピクサー作品の興行収入は以下の通り。
☆03年「ファインディング・ニモ」トータル340百万ドル
OP70→144→191→229→254→275→291→304→313→320
☆09年「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル293百万ドル
OP68→137→187→226→250→265→274→280→284→286
☆04年「Mr.インクレディブル」トータル261百万ドル
OP70→143→178→214→226→233→237→242→252→255
☆01年「モンスターズ・インク」トータル256百万ドル
OP63→122→156→192→204→212→219→224→236→245
☆99年「トイ・ストーリー2」トータル246百万ドル
☆06年「カーズ」トータル244百万ドル
OP60→117→157→183→206→220→229→234→238→239
☆08年「ウォーリー」トータル224百万ドル
OP63→127→163→183→195→204→210→214→216→218
☆07年「レミーのおいしいレストラン」トータル206百万ドル
OP47→110→143→166→180→188→193→197→199→201
☆95年「トイ・ストーリー」トータル192百万ドル
☆98年「バグズ・ライフ」トータル163百万ドル
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP110→227→289→339→363→379→390→396百万ドル→
ピクサー作品として初めてオープニングが1億ドルを突破したこととなる。
あっさりと「ファインディング・ニモ」を超えてピクサーの最高興行収入作品となった。

「シュレック」シリーズがライバルとなりそうだ。
☆04年「シュレック2」トータル441百万ドル
先129→237→315→353→379→397→408→419→425
☆07年「シュレック3」トータル323百万ドル
OP122→203→256→281→297→308→314
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP110→227→289→339→363→379→390→396百万ドル→
敵はかなり強い。
「3」は超えたが、「2」を超えることはできるだろうか。
4億ドルはあっさりと突破しそうだが、超えることは無理そうだ。
『4億4千万ドル辺りが当面の落ち着きどころとなるだろうか』と書いていたが、4億2千万ドル辺りが落ち着きどころか。
それでも、02年「スパイダーマン」トータル404百万ドル、06年「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」トータル423百万ドル辺りを超えることとなる。
なお、あれほど話題になったディズニー系3D作品の「アリス・イン・ワンダーランド」トータル334百万ドルをあっさりと超えている。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆ジュリア・ロバーツ主演のヒューマンドラマ「食べて、祈って、恋をして」
☆シルベスター・スタローン監督のアクション「エクスペンダブルズ」
☆エドガー・ライト監督のアクションコメディ「Scott Pilgrim vs. the World」
「食べて、祈って、恋をして」「エクスペンダブルズ」といった過去のスター俳優が出演する作品はヒットして欲しいものだ。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(7月5週目その3)

7位:「劇場版 NARUTO-ナルト- 疾風伝 ザ・ロストタワー」(東宝・テレビ東京)<1週目>
【公開前個人予想】 10.5億円
【現時点での興行収入予想】 9億円台
【公開規模】 264スクリーン
1.7億円のオープニングを飾った。
先週『オープニングは前作並の2.0億円程度だろうか』と書いたが、ややおとなしいオープニングとなっている。
見る者が固定的であり、映画の日がアダとなったか。

過去の作品の興行収入は以下の通り。
☆04年「大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!」トータル13.7億円
OP3.5→8.9→11.4→12.1
☆05年「大激突!幻の地底遺跡だってばよ」トータル11.8億円
OP2.2→5.9→8.7→10.3→11.2
☆06年「大興奮!みかづき島のアニマル騒動だってばよ」トータル7.8億円
OP1.2→3.5→不明→6.8→07.5
☆07年「疾風伝」トータル12.1億円
OP2.2→5.7→9.1→10.5→11.7→11.9→11.9
☆08年「疾風伝 絆」トータル11.6億円
OP2.2→5.4→8.6→10.0→11.0→11.2→祝込11.3
☆09年「疾風伝 火の意志を継ぐ者」トータル10.2億円
OP1.9→4.7→7.4
☆10年「疾風伝 ザ・ロストタワー」
OP1.7億円→
マックス13.7億円、ミニマム7.8億円、6年平均11.2億円となっている。
疾風伝シリーズが徐々に落ち込みをみせていることは気になるところ。
05年~09年との対比で考えると、「疾風伝 ザ・ロストタワー」の興行収入は9.0~11.1億円となる。
当然二桁突破が目標となるが、徐々に落ち込んできており、9億円台が落ち着きどころか。
「ドラえもん」「ポケモン」などとともに、シリーズモノに陰りがみられる。

以下のような作品がライバルか。
☆08年「ONE PIECE」トータル9.2億円
OP1.6→3.4→4.7→6.1→7.5
☆08年「劇場版 MAJOR」トータル10.5億円
OP1.5→2.6→不明→7.7→祝込9.6→10.0
☆09年「映画クレヨンしんちゃん」トータル10.0億円
OP1.7→3.5→5.9→9.2→9.6
☆09年「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円
3日2.4→5.1→7.6→8.6→9.0
☆10年「オールスターズDX2希望の光☆レインボージュエルを守れ!」
3日3.2→6.0→9.0→10.3→10.8→10.9
☆10年「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」
OP2.0→4.9→7.8→8.7→9.4→9.8
☆10年「疾風伝 ザ・ロストタワー」
OP1.7億円→
これらとの対比で考えると、「疾風伝 ザ・ロストタワー」の興行収入は9.8~12.3億円となる。
まだ二桁ラインには立っているが、初動タイプと思われるので、安心はできない。
「劇場版 NARUTO-ナルト- 疾風伝 ザ・ロストタワー」の興行収入は9億円台と予想したい。


9位:「ちょんまげプリン」(ジェイ・ストーム)<1週目>
【公開前個人予想】 なし
【現時点での興行収入予想】 2.0億円
【公開規模】 36スクリーン
4.4千万円のオープニングを飾った。
36スクリーンではランクインは無理だろう、ましてやこの題材では厳しいだろうと思ったが、見事にランクインを果たした。
恐らくほとんどが錦戸ファンであり、彼には数千万円を動員できるパワーはあったようだ。
題材のユニークさも受けたのかもしれない。
中村監督の知名度も高かった。

なお、主演ジャニーズ作品の興行収入は以下のとおり。
☆10年「BANDAGE」トータル6億円見込み
OP1.3→3.0→4.2→5.6→5.7
☆10年「人間失格」トータル不明
OP0.8→2.5→3.7→4.9
☆08年「スシ王子!」トータル3.7億円
OP0.8→1.7→02.6→03.2→03.4→03.5
☆09年「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」トータル不明
OP0.6→1.9→2.6→3.0
☆10年「座頭市 THE LAST」
OP0.9→2.6→3.3→
☆09年「ヘブンズ・ドア」トータル不明
OP0.4
☆09年「スノープリンス」トータル1.5億円見込み
OP0.3→0.6
☆10年「ちょんまげプリン」
OP0.4億円→
オープニングで4千万円程度は動員できるパワーをそれぞれが持っている。
これらとの対比で考えると、「ちょんまげプリン」の興行収入は1.8~2.0億円となる。
恐らく初動タイプと思われるので、「ちょんまげプリン」の興行収入は2.0億円と予想したい。
劇場を絞ったことは戦略的に当たりといえるだろう。
スクリーンが多ければコケたといわれる数字だが、小規模スクリーンならば、逆に褒められる数字となる。


10位:「エアベンダー」(パラマウント)<3週目>
【公開前個人予想】 4.5億円
【現時点での興行収入予想】 5億円後半(OP時~2週目6.5億円)
【公開規模】 382スクリーン(先週比-5スクリーン)
3.9千万円を週末に稼ぎ、トータルでは4.7億円となっている。
1週間の伸びは1.1億円半ば程度だろうか。
公開前は「大コケする」と思ったが、「3D単価の恩恵を受けたためか、少コケで済むかもしれない」と公開直後に考えたものの、やはりコケたようだ。
M・ナイト・シャマランというブランド力はあったが、初動タイプのようだ。

M・ナイト・シャマラン監督作品の興行収入は以下の通り。
☆99年公開「シックスセンス」トータル76億円(配給収入43億円)
☆01年公開「アンブレイカブル」トータル29.4億円
☆02年公開「サイン」トータル34.0億円
☆04年公開「ヴィレッジ」トータル17.0億円
OP3.4→8.0→12.1→14.2→15.2→16.2
☆06年公開「レディ・イン・ザ・ウォーター」4~5億円程度か
OP0.9→2.1
☆08年公開「ハプニング」12.3億円
金2.8→7.0→9.4→11.4→12.1
☆10年公開「エアベンダー」
祝込3日1.9→3.6→4.7億円→
これらとの対比で考えると、「エアベンダー」の興行収入は6.2~6.6億円となる。
伸びがあるとは思えないので、6億円程度か。
「レディ・イン・ザ・ウォーター」はさすがに超えそうだ。

とりあえずファンタジー作品を参考にしたい。
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆07年公開「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
金4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8→25.5
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆05年公開「ナショナル・トレジャー」トータル20.6億円
OP5.3→9.6→13.9→16.5→18.3
☆05年公開「エラゴン/遺志を継ぐ者」トータル18.7億円
OP2.5→6.4→9.7→15.1→17.0→17.9
☆10年公開「タイタンの戦い」トータル15.7億円
金2.8→7.6→12.4→13.9億円→
☆10年公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」トータル14.2億円
金3.7→7.9→10.4→11.8→13.0→13.8→
☆10年公開「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」
金1.9→4.2→05.3→06.0→6.5億円→
☆10年「ダレン・シャン」
金1.4→3.7→5.4→6.0
☆10年公開「エアベンダー」
祝込3日1.9→3.6→4.7億円→
主要作品との対比で考えると、「エアベンダー」の興行収入は5.7~7.0億円となる。
今年公開された作品の中では、「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」、「ダレン・シャン」以下というところか。
2週目までは同程度だった「ダレン・シャン」に完全に引き離されたので、「エアベンダー」の伸びは低いと考えられる。
6億円までは伸びず5億円台止まりかもしれない。

「エアベンダー」4.7億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「スター・トレック」4.9億円(トータル6.0億円)
☆「オーストラリア」4.8億円(トータル5.8億円)
<2008>
☆「ドラゴン・キングダム」5.1億円(トータル7.1億円)
☆「エリザベス:ゴールデン・エイジ」5.0億円(トータル6.5億円)
☆「大いなる陰謀」4.9億円(トータル6.2億円)
☆「ベガスの恋に勝つルール」5.0億円(トータル6.1億円)
☆「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」3.8億円(トータル4.6億円)
これらとの対比で考えると、「エアベンダー」の興行収入は5.7~6.5億円となる。
先週まで6.5億円という予想だったが、伸びが止まっているので無理のようだ。
夏休みということを考慮しても、「エアベンダー」の興行収入は5億円後半と下方修正したい。
内容的に伸びがある作品とは思えず、M・ナイト・シャマラン作品となれば、初動タイプとなっても仕方がない。
3D単価の恩恵も受けると考えたが、その期待もイマイチだった。
公開前は大コケ予想を行ったものの、ファミリー系ファンタジー作品と同程度も稼げないとは、少し寂しい気もする。


11位:「告白」(東宝)<9週目>
【公開前個人予想】 16.0億円
【現時点での興行収入予想】 38億円半ば(5~8週目37.5億円、3~4週目32.5億円、OP~2週目25億円)
【配給会社期待値】 20億円→25億円→30億円に上方修正
【公開規模】 266スクリーン
3.5千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは36.2億円弱となっている。
1週間の伸びは1.1億円程度だろうか。
既に35億円を突破している。
オープニングは2.7億円であり、オープニングの13倍以上を稼ぎ出す作品は異例中の異例といえる。

週毎の動きは以下のとおり。
OP2.7→2週目6.3→3週目6.5→4週目6.1→5週目5.4→
6週目3.7億円→7週目2.9→8週目1.3→9週目1.1億円となっている。
週毎の成績が6億円程度と安定していたが、強力なライバルの登場により徐々に勢いをなくしつつある。
しかし、これだけ稼げば十分すぎるといえるだろう。

問題作というだけではなく評価も高く、口コミで広がっていった。
内容が内容だけに年配層までには広がりにくいと思ったが、年配層や若年層にまで広がっているのではないか。
R15指定がもったいなかった。
ロングセールスは確実であり、まだまだ伸びる可能性がありそうだが、どうやらそろそろ落ち着きそうだ。

中島哲也監督作品の興行収入は以下の通り。
☆04年「下妻物語」トータル6.2億円
OP0.8→02.5→03.5→04.4→不明→5.5
☆06年「嫌われ松子の一生」トータル13.1億円
OP1.6→05.0→07.4→09.3→10.5
☆08年「パコと魔法の絵本」トータル23.6億円
祝3日4.7→8.7→13.7→16.8→祝込19.5→20.8→21.8→祝込22.6→22.9
☆10年「告白」
OP2.7→8.9→15.5→21.6→27.1→30.8→祝込33.7→35.1→36.2
「パコと魔法の絵本」との対比で考えると、「告白」の興行収入は37.3億円となる。
この対比を超えることが確実だろう。

サスペンス的な要素はあるが、ヒューマンドラマに近いか。
ロングセールス系の作品と比べてみたい。
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円
OP5.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1→祝込45.7→46.9
☆09年「アマルフィ 女神の報酬」トータル36.5億円
祝込3日5.7→11.9→18.5→23.1→28.2→31.1→33.0→34.3→35.0
☆09年「余命1ヶ月の花嫁」トータル31.5億円
OP4.1→11.6→17.1→21.7→25.1→27.5→29.1→30.0→30.6
☆09年「沈まぬ太陽」トータル28.0億円
OP2.5→09.1→14.5→18.3→祝込21.4→22.9→24.3→25.1
☆09年「劔岳 点の記」トータル25.8億円
先2.9→09.0→14.0→17.6→祝込20.3→21.6→23.1→23.9
☆10年「告白」
OP2.7→8.9→15.5→21.6→27.1→30.8→祝込33.7→35.1→36.2
これらとの対比で考えると、「告白」の興行収入は37.3~38.0億円となる。
これらの作品よりも伸びが持続しているので、この対比を超える可能性がある。
「余命1ヶ月の花嫁」トータル31.5億円は突破しており、「アマルフィ 女神の報酬」トータル36.5億円も超えそうだ。

「告白」36.2億円と同程度の9週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「のだめカンタービレ」38.6億円(トータル41.0億円)
☆「アマルフィ」35.0億円(トータル36.5億円)
☆「ごくせん」34.0億円(トータル34.8億円)
<2008>
☆「20世紀少年」37.9億円(トータル39.5億円)
☆「ザ・マジックアワー」37.3億円(トータル39.2億円)
☆「おくりびと」26.5億円(当年度30.5億円)
「おくりびと」以外との対比で考えると、「告白」の興行収入は37.1~38.5億円となる。
「おくりびと」との対比で考えると、「告白」の興行収入は41.7億円となる。
現時点では、ミニマム37億円、マックス42億円というところか。
「おくりびと」以外との対比を上回ることが確実と思われるので、「告白」の興行収入は38億円半ばと予想したい。
先週までは37.5億円と予想していたが、伸びが9週目でも持続している。
39~40億円に到達する可能性は高いが、果たしてそこまで伸びるだろうか。

これまで25→32.5→37.5億円と予想を変えてきたが、伸びが止まらないので上方修正せざるを得なかった。
予想できる範疇を超えており、推移を見守るしかなかった。
「踊る」「トイ・ストーリー3」「アリエッティ」といったライバルに囲まれ、スクリーンを削られても、伸びを持続できるかが今後のポイントとなる。


12位:「プレデターズ」(20世紀フォックス)<4週目>
【公開前個人予想】 11.5億円
【現時点での興行収入予想】 8億円台後半(3週目9億円台後半、OP時11.5億円)
【公開規模】 344スクリーン(先週比-23スクリーン)
2.5千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは8.2億円弱となっている。
1週間の伸びは8.2千万円程度だろうか。
爆発性は高くはないが、このキャラクターは知名度が高く、安定度は高い。
しかし、完全な初動タイプのようだ。

シリーズ作品の興行収入は以下のとおり。
☆04年「エイリアンVSプレデター」トータル16.8億円
3億→不明→12.3→14.9→15.6→16.4
☆07年「AVP2 エイリアンズVSプレデター」トータル10.7億円
不明→07.3→08.9→10.0→10.5
☆10年「プレデターズ」
OP2.4→05.6→07.4→08.2億円→
04年・07年は年末に公開されているメリットがあった。
これらとの対比で考えると、「プレデターズ」の興行収入は8.8~9.2億円となる。
07年を超えることは無理のようだ。

“エイリアン”や“謎”がありそうな作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「地球が静止する日」トータル24.1億円
金4.6(2日3.3)→不明→17.6→20.7→22.7→23.5
☆08年「ハプニング」トータル12.3億円
金3日2.8→7.0→9.4→11.4→12.1→12.2
☆08年「イーグル・アイ」トータル12.2億円
OP2.5→06.4→10.0→11.6
☆08年「クローバーフィールド/HAKAISHA」トータル12.1億円
OP2.6→6.2→8.3→9.9→11.5
☆09年「ノウイング」トータル10.2億円
金3日2.9(2日2.2)→6.1→8.2→9.3
☆10年「第9地区」
OP1.7→4.2→5.5→6.6→7.6億円→
☆10年「プレデターズ」
OP2.4→5.6→7.4→8.2億円→
主要作品との対比で考えると、「プレデターズ」の興行収入は8.6~10.0億円となる。
9億円前後が落ち着きどころか。

「プレデターズ」8.2億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ワイルド・スピードMAX」8.6億円(トータル9.5億円)
☆「ウルヴァリン」8.3億円(トータル8.9億円)
☆「DRAGONBALL EVOLUTION」8.3億円(トータル8.7億円)
<2008>
☆「P.S.アイラヴユー」8.2億円(トータル11.0億円)
☆「アメリカン・ギャングスター」8.9億円(トータル10.5億円)
☆「アイアンマン」8.2億円(トータル9.4億円)
☆「ランボー最後の戦場」8.1億円(トータル9億円台見込み)
「P.S.アイラヴユー」以外との対比で考えると、「プレデターズ」の興行収入は8.6~9.7億円となる。
完全に伸びがやや止まっているので、10億円突破は無理だ。
先週9億円後半と下方修正したが、このラインも無理そうだ。
9億円突破も厳しいのではないか。
「プレデターズ」の興行収入は8億円台後半とさらに下方修正したい。
見る者が限定される映画であり、完全な初動作品だった。
もちろん女性受けも悪そうであり、ファミリー層に向くサマーシーズン向きでもなかった。


13位:「シュアリー・サムデイ」(松竹・フジテレビ)<3週目>
【公開前個人予想】 5.0億円
【現時点での興行収入予想】 3.0億円
【公開規模】 186スクリーン
2.0千万円を週末に稼ぎ、トータルでは2.2億円となっている。
1週間の伸びは6.8千万円程度だろうか。
「誰が見るの?」という映画なのは分かるが、小栗旬のファンは日本にもうちょっと多いかと思った。
公開前に『1~2億円で終わりそうな企画でもあるが、初監督作品というそれなりに話題性もあることも多少加味しておきたい』と書いたとおりにはならないようだ。
あれだけ宣伝を頑張っても、無理だったか。
この結果では、資金を提供してくれるところがあるとは思えず、残念ながら次のチャンスはしばらくはないかもしれない。

小栗旬初監督作品となるが、俳優としての実績が参考となるだろう。
「クローズZERO」「踊る大捜査線」といったヒット作品にも出演しているが、題材の知名度がヒットの要因であり、参考になるのは以下の作品か。
☆09年「TAJOMARU」トータル4.8億円
OP0.7→2.1→3.5→4.3
☆10年「シュアリー・サムデイ」
祝込3日0.8→1.5→2.2億円→
これとの対比で考えると、「シュアリー・サムデイ」の興行収入は3.0億円となる。
この程度だろうか。

小出恵介主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「風が強く吹いている」トータル4.5億円
OP0.9→2.4→3.2→祝込3.8→4.1
☆10年「シュアリー・サムデイ」
祝込3日0.8→1.5→2.2億円→
これとの対比で考えると、「シュアリー・サムデイ」の興行収入は3.1億円となる。
やはり、この辺りが落ち着きどころか。

芸人などの監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「ドロップ」トータル19.5億円
祝3日2.5(1.7)→7.0→11.6→14.5→16.1→17.1
☆07年「大日本人」トータル11.6億円
先込2.3→6.2→8.4→9.8→10.6→11.2
☆09年「しんぼる」トータル4.7億円
OP1.0→2.5→3.9→4.5
☆10年「シュアリー・サムデイ」
祝込3日0.8→1.5→2.2億円→
「ドロップ」は例外といえるかもしれない。
「しんぼる」との対比で考えると、「シュアリー・サムデイ」の興行収入は2.7億円となる。
この辺りがミニマムラインとなりそうだ。

「シュアリー・サムデイ」2.2億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「BABY BABY BABY!」2.4億円(トータル3.0億円)
☆「鴨川ホルモー」2.0億円(トータル3.0億円)
☆「キラー・ヴァージンロード」1.9億円
<2008>
☆「西の魔女が死んだ」2.4億円(トータル4.5億円)
☆「銀幕版 スシ王子!」2.6億円(トータル3.7億円)
☆「グーグーだって猫である」2.5億円(トータル3.7億円)
☆「築地魚河岸三代目」2.3億円(トータル3.4億円)
☆「KIDS」2.6億円(トータル3.3億円)
☆「ガチ☆ボーイ」2.3億円
☆「山のあなた徳市の恋」2.2億円
上野樹里主演作「キラー・ヴァージンロード」も俳優による監督作品であり、あまりヒットしない傾向にあるようだ。
「西の魔女が死んだ」以外との対比で考えると、「シュアリー・サムデイ」の興行収入は2.8~3.3億円となる。
夏休みということを考慮して、「シュアリー・サムデイ」の興行収入を先週に引き続き3.0億円と予想したい。
小栗旬一人の力では限界があり、この程度ではないか。
誰かが止めるべきだったのか、それとも小規模公開させるべきだったのか、やる気のある若手俳優にダメージを与える結果になったのは残念だ。


14位:「それいけ!アンパンマン ブラックノーズと魔法の歌」(テアトル)<4週目>
【公開前個人予想】 3.0億円
【現時点での興行収入予想】 2億円半ば
【公開規模】 151スクリーン(先週比±0スクリーン)
1.7千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは1.9億円半ばとなっている。
1週間の伸びは4.5千万円半ば程度だろうか。

過去のシリーズの興行収入は以下の通り。
☆07年「それいけ!アンパンマン シャボン玉のプルン」
祝込3日0.7(2日0.5)→
☆08年「それいけ!アンパンマン妖精リンリンのひみつ」
OP0.5→1.1→1.8→2.3→2.7
☆09年「それいけ!アンパンマン だだんだんとふたごの星」
OP0.4→0.9→1.2→1.8
☆10年「それいけ!アンパンマン ブラックノーズと魔法の歌」
OP0.4→0.9→1.5→1.9
トータル興行収入はいずれも不明だが、現時点では例年並みといえそうだ。
「それいけ!アンパンマン ブラックノーズと魔法の歌」の興行収入は2億円半ばと予想したい。
中谷美紀が声優を務めたことが多少話題となったが、あまり影響はなかったかもしれない。


15位:「必死剣 鳥刺し」(東映)<4週目>
【公開前個人予想】 8.0億円
【現時点での興行収入予想】 5.0億円(OP時~3週目6.0億円)
【公開規模】 256スクリーン
1.6千万円を週末に稼ぎ、トータルでは4.2億円半ばとなっている。
1週間の伸びは6.0千万円程度だろうか。
着々と伸ばしつつあるが、勢いはそれほど高くはない。
ターゲット層である年配層がこの猛暑のため、出歩かないのだろうか。

藤沢周平原作作品の興行収入は以下のとおり。
☆02年「たそがれ清兵衛」トータル12.0億円(※真田)
☆04年「隠し剣 鬼の爪」10億円未満か(※永瀬)
OP1.2→3.7→5.4→6.2→7.6→8.2
☆05年「蝉しぐれ」トータル14.0億円(※市川染五郎)
OP1.5→4.9→7.8→9.8→11.3→
☆06年「武士の一分」トータル41.1億円(※木村)
☆08年「山桜」不明(※東山)
☆10年「花のあと」不明(※北川)
先0.4→1.1
☆10年「必死剣 鳥刺し」
OP0.8→2.6→3.6→4.2億円→
「隠し剣 鬼の爪」は下回りそうだ。
「蝉しぐれ」との対比で考えると、「必死剣 鳥刺し」の興行収入は6.0億円となる。
この辺りがマックスラインだろうか。
豊川悦司に対する不安感はあるが、それほど心配しなくてもよいだろう。

若者俳優による時代劇はヒットしないが、時代劇自体はヒットする可能性がある。
意外と年配層のパワーは恐ろしいので注意が必要。
☆07年「椿三十郎」トータル11.5億円
OP1.6→4.1→5.9→祝込7.3→不明→9.7→祝込10.5→10.8
☆09年「火天の城」トータル9.3億円
OP1.3→3.5→5.9→7.2→7.9
☆09年「禅 ZEN」トータル5.0億円
祝込3日0.5→1.1→
☆07年「茶々 天涯の貴妃」トータル4.5億円
OP0.4→不明→2.3→3.0→3.5→3.8
☆10年「必死剣 鳥刺し」
OP0.8→2.6→3.6→4.2億円→
「椿三十郎」「火天の城」「茶々 天涯の貴妃」との対比で考えると、「必死剣 鳥刺し」の興行収入は5.4~6.6億円となる。
藤沢周平原作を踏まえても、5億円台が落ち着きどころか。
子ども向け作品が多いサマーシーズンだけに、本作に対する需要があるとも考えられたが、上手くいかないものだ。

「必死剣 鳥刺し」4.2億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「真夏のオリオン」4.9億円(トータル5.7億円)
☆「さまよう刃」4.6億円(トータル5.5億円)
☆「おっぱいバレー」4.5億円(トータル5.3億円)
☆「TAJOMARU」4.3億円(トータル4.8億円)
☆「しんぼる」4.5億円(トータル4.7億円)
☆「風が強く吹いている」祝込3.8億円(トータル4.5億円)
<2008>
☆「明日への遺言」4.4億円(トータル6.0億円)
☆「Sweet Rain 死神の精度」4.4億円(トータル5.0億円)
☆「ICHI」3.9億円(トータル4.5億円)
「明日への遺言」以外との対比で考えると、「必死剣 鳥刺し」の興行収入は4.4~5.0億円となる。
サマーシーズンはファミリー作品が多く、年配層は本作以外に見るものがないので、6.0億円と高めに予想していたが、もはや無理のようだ。
「必死剣 鳥刺し」の興行収入は5.0億円と下方修正したい。
粘り込みに期待したいところだが、猛暑などの影響があったか。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

『ゾンビランド』レビュー

◆評  価   3.5点
◆おススメ度  B-好き嫌いに分かれそうだ)
「ゾンビ映画」に対してそれほど思い入れもなく、「アメリカのコメディ映画」に対してもそれほど思い入れもないものの、新しいタイプの「ゾンビ映画」を楽しめるのではないかと内心期待していたが、やはり自分向きではなかったようだ。
イギリス映画ではあったが、「ショーン・オブ・ザ・デッド」もそれほど評価していない自分には無理だったようだ。
「ゾンビ映画」と「コメディ映画」のフュージョンにより、普通の倍楽しめる人もいるかもしれないが、自分にはどっちつかずの中途半端な作品と映ってしまった。
もうちょっとどちらかに寄せてもよかったか。

劇場内もそれほど盛り上がっていなかったような気がする。
自分はほとんど笑えなかった上に、周囲からも数回乾いたような笑いが聞こえる程度だ。
「ピエロが怖いっていったい何の話だ、スティーヴン・キングのITか」
「トゥインキーなんて知らねぇ、うまい棒みたいなもんか」
このように元ネタを知らないこともあってか、ノリ切れなかった。
(トゥインキーをWikipediaで調べると、何年も腐ることがない、核戦争後でも残るといわれている具合に意外とネタにされており、タラハシーの「賞味期限があるんだぜ」というセリフは笑いどころだったようだ)
最大の見せ場であるビル・マーレイも、予想可能なお約束のオチであり、それほど楽しめることができなかった。
ノリが良いのか悪いのかよく分からないビル・マーレイもやや微妙。
『何か心残りはあるか?』の問いに対する答えは、モノを見ていないのでよく分からなかったのに、何故か笑えたが。

新しいタイプの映画ではあるのは間違いないが、ゾンビ映画というよりも、オタク青年が美女をゲットするという、アメリカの映画によくありがちな設定の映画でもあり、新しいというよりも使い古された作品ということもできる。

「生き残るための32のルール」もそれほど効果的でもない。
そもそも32もルールはなく、二度撃ち(二度轢き)ばかりが目立つ。
それも笑いどころなのだが、自分には…。
いくつかのルールを効果的に紹介しつつ、ルールをかたくなに守る主人公と、タラハシーや姉妹の自由さとのギャップを描くことにより、そのルールが全く役に立たないことを“笑い”へ変えながら、ゾンビランドやリアルな世の中で生きるためには、ルールなど必要ないというようなオチでもよさそうだ。
「ヒーローになるな」を否定するくらいではやや弱いような気がする。

ゾンビ映画なのだから難しくする必要はないが、もうちょっと爽快感が欲しいところ。
タラハシーの終盤の大活躍、美女とのキス(一塁)など見せ場はあるが、やはり個人的にはそれほどハマらなかった。

テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

気になる映画ニュース(8月第1週目)

☆リーアム・ニーソンがスピルバーグ監督作品「リンカーン」を降板
「シンドラーのリスト」と同じコンビであり、企画が立ち上がった当初より、主演に内定していたが、スピルバーグ監督のスケジュール事情により、撮影が先送りとなっていたようだ。
リンカーンよりも年配となったことを理由にリーアム・ニーソンが降りたようだが、「96時間」や「特攻野郎Aチーム」のようなアクションが出来るのだから、気にすることはないのではないか。
もっともそれだけが理由ではないだろうが。

スティーヴン・スピルバーグ監督のスケジュールは以下のとおり。
2011年公開予定は3Dアニメ「タンタンの冒険」
2011年公開予定は「ウォー・ホース」
2012年公開予定はSF作品「Interstellar」
これだけ多忙であり、いつ撮影が始まるか分からないのであれば、リーアム・ニーソンが自分の企画を優先させるのは仕方がないか。
企画が飛ばないことを祈るだけだ。


☆ダニエル・デイ=ルイスがモリアーティ教授役を演じるか
ロバート・ダウニーJr.主演の「シャーロック・ホームズ」の続編において登場が予定されているモリアーティ教授にダニエル・デイ=ルイスが内定したようだ。
ガイ・リッチー監督と関係があるブラッド・ピットが有力ともいわれていたが、さらに魅力的な方向へと進みそうだ。
ダニエル・デイ=ルイスは「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」などで2度のオスカー経験がある名優中の名優。
圧倒的な存在感の前に、ロバート・ダウニーJr.とジュード・ロウがどのように立ち向かうかが注目となりそうだ。
「ギャング・オブ・ニューヨーク」の際のように、主役を食うほどの存在感があり、彼に負けないようにするのは大変だろう。


☆スティーヴン・ソマーズ監督が「G.I.ジョー」を続投
監督の続投は決まったが、主演のチャニング・テイタムが続投する以外にはほとんど決まっていないらしい。
今後、舞台やキャスティング、公開時期などが続々と決まってくるのではないだろうか。
それほど悪くはなかった作品なので、今後の情報を待ちたい。


☆「ジャック・ライアン」シリーズの最新作の監督が決定か
「LOST」で製作総指揮などを務めたジャック・ベンダーに内定したようだ。
既に、4代目ジャック・ライアンには「スター・トレック」のクリス・パインが決まっている。
原題は「モスクワ」、若き日のジャック・ライアンが描かれる。

これまでに以下のような作品が製作されている。
○「レッド・オクトーバーを追え!」(※アレック・ボールドウィン)
○「パトリオット・ゲーム」(※ハリソン・フォード)
○「今そこにある危機」(※ハリソン・フォード)
○「トータル・フィアーズ」(※ベン・アフレック)
多少取っ付きにくさはあるものの、著名なシリーズであり、もっと上手くシリーズ化して欲しいものだ。

テーマ:映画関連ネタ - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(7月5週目その2)

1位:「トイ・ストーリー3」(ディズニー)<4週目>
【公開前個人予想】 62.5億円
【現時点での興行収入予想】 95億円(OP時~3週目88億円)
【配給会社期待値】 100億円
【公開規模】 524スクリーン(先週比-9スクリーン)
動員ベースでは「アリエッティ」に首位を譲るようだが、興行収入ベースでは本作が首位となる。
6.2億円弱を週末に稼ぎ、トータルでは54.1億円となっている。
1週間の伸びは15.3億円弱程度だろうか。
評価も高く、安定して伸びている。

週毎の動きは以下のとおり。
OP9.8→2週目14.0→3週目15.1→4週目15.3億円となっている。
祝日や映画の日の関係もあるが、右肩上がりとなっているようだ。

「踊る」「アリエッティ」と比べても遜色がない動きだ。
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」
OP9.7→25.0→祝39.3→46.0→52.5億円→
☆10年「借りぐらしのアリエッティ」
3日13.5→26.2→39.8億円→
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP9.8→23.7→38.8→54.1億円→
この戦いも注目だ。
1週間のビハインドがある「踊る大捜査線」をマクった。
相手は強いが、本作の方が粘るのではないか。

ピクサー作品の興行収入は以下のとおり。
☆00年「トイ・ストーリー2」トータル34.5億円
☆02年「モンスターズ・インク」トータル93.7億円
☆03年「ファインディング・ニモ」トータル110.0億円
☆04年「Mr.インクレディブル」トータル52.6億円
先7.5→15.3→不明→不明→35.1→47.1→48.0→50.0
☆06年「カーズ」トータル22.3億円
OP3.8→07.8→10.5→14.1
☆07年「レミーのおいしいレストラン」トータル39.0億円
水5.0→12.8→19.5→28.5→32.0→35.8→37.1→祝38.1
☆08年「WALL・E/ウォーリー」トータル40.0億円
金5.1(2日4.5)→11.5→16.0→不明→30.3→祝35.5→37.1
☆09年「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル50.0億円
OP6.3→15.5→22.3→31.1→37.0→42.9→46.0
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP9.8→23.7→38.8→54.1億円→
「カールじいさんの空飛ぶ家」をあっさりと超えた。
「カールじいさんの空飛ぶ家」との対比で考えると、「トイ・ストーリー3」の興行収入は87.0億円となっている。
「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル50.0億円、「Mr.インクレディブル」トータル52.6億円を超える程度と考えたが、「モンスターズ・インク」トータル93.7億円、「ファインディング・ニモ」トータル110.0億円と同程度のヒットになりそうだ。
確実視されている100億円突破となるだろうか。

以下の作品も参考になりそうだ。
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」トータル117~118億円見込み
OP13.2→35.4→59.0→83.8→93.4→101.0→107.1→111.5
☆08年「崖の上のポニョ」トータル155.0億円
3日15.7→32.3→52.6→72.1→99.4→111.7→127.2→134.4→140.5→
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP9.8→23.7→38.8→54.1億円→
これとの対比で考えると、「トイ・ストーリー3」の興行収入は75.5~116.3億円となっている。
マックス110億円、ミニマム75億円というところか。
100億円を超える可能性は高そうだが、もう少し様子を見たい。
現時点では、90億円台が落ち着きどころではないか。
「トイ・ストーリー3」の興行収入は、「モンスターズ・インク」トータル93.7億円を超える95億円と上方修正したい。
先週までは88億円という予想だったが、伸びが持続し、さらに伸びる可能性がある。
アニメ作品ではないが、09年「ハリー・ポッターと謎のプリンス」トータル80.0億円を超えるヒットとなりそうだ。


2位:「借りぐらしのアリエッティ」(東宝・日本テレビ)<3週目>
【公開前個人予想】 90.0億円
【現時点での興行収入予想】 90.0億円
【配給会社期待値】 100億円突破確実
【公開規模】 447スクリーン
5.5億円弱を週末に稼ぎ、トータルでは39.8億円弱となっている。
1週間の伸びは13.6億円程度だろうか。
安定度の高いジブリ作品であり、宮崎駿監督ではなくても問題はなく稼いでいるが、評判はそれほど高くはないようだ。
驚くような粘り込みはなさそう。
東宝の100億円突破確実はアテにはならないところがあるが、やはり厳しそうだ。

週毎の動きは以下のとおり。
OP3日13.5→2週目12.7→3週目13.6億円となっている。
伸びは安定している。

ジブリ関係映画の興行収入は以下の通り。
☆84年「風の谷のナウシカ」7.6億円(※配給収入)
☆86年「天空の城ラピュタ」5.8億円(※配給収入)
☆88年「となりのトトロ」「火垂るの墓」5.9億円(※配給収入)
☆89年「魔女の宅急便」21.5億円(※配給収入)
☆91年「おもいでぽろぽろ」18.7億円(※配給収入)
☆92年「紅の豚」28.0億円(※配給収入)
☆94年「平成狸合戦ぽんぽこ」26.3億円(※配給収入)
☆95年「耳をすませば」18.5億円(※配給収入)
☆97年「もののけ姫」193億円(※配給収入113.0億円)
☆99年「ホーホケキョとなりの山田くん」7.9億円(※配給収入)
☆01年「千と千尋の神隠し」トータル304.9億円
☆02年「猫の恩返し」トータル64.6億円
☆04年「ハウルの動く城」トータル196.0億円(不明部分は年末)
OP14.8→47.5→67.9→84.5→不明→不明→128.9→152.3→157.6→
☆06年「ゲド戦記」トータル76.5億円
OP09.1→25.0→38.3→53.0→60.1→066.4→068.6→070.5→072.7→
☆08年「崖の上のポニョ」トータル155.0億円
3日15.7→32.3→52.6→72.1→99.4→111.7→127.2→134.4→140.5→
☆10年「借りぐらしのアリエッティ」
3日13.5→26.2→39.8億円→
これらとの対比で考えると、「借りぐらしのアリエッティ」の興行収入は79.5~117.3億円となる。
評判はそれほど高くはないので、「崖の上のポニョ」のような驚異的な伸びは発揮しないだろう。
「ゲド戦記」対比の79.5億円を超えて、「ハウルの動く城」対比の114.9億円を超えない程度と考えたい。
これらの半分程度の90億円台辺りが落ち着きどころか。

以下のようなディズニー系作品も参考になりそうだ。
☆09年「カールじいさんの空飛ぶ家」トータル50.0億円
OP6.3→15.5→22.3→31.1→37.0→42.9→46.0
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」トータル117~118億円見込み
OP13.2→35.4→59.0→83.8→93.4→101.0→107.1→111.5
☆10年「トイ・ストーリー3」
OP9.8→23.7→38.8→54.1億円→
☆10年「借りぐらしのアリエッティ」
3日13.5→26.2→39.8億円→
「カールじいさんの空飛ぶ家」「アリス・イン・ワンダーランド」との対比で考えると、「借りぐらしのアリエッティ」の興行収入は78.9~89.2億円となる。
「アリス・イン・ワンダーランド」には派手さがあり、「借りぐらしのアリエッティ」にはそれほど派手さがないので、現在はまだ落ち着いているが、伸びがあるジブリ系であり、「借りぐらしのアリエッティ」の興行収入は先週に引き続き90.0億円と予想したい。
少なくとも「ゲド戦記」トータル76.5億円は超えるだろう。


4位:「インセプション」(ワーナー)<2週目>
【公開前個人予想】 25.0億円
【現時点での興行収入予想】 28.0億円
【公開規模】 526スクリーン(先週比+1スクリーン)
3.2億円弱を週末に稼ぎ、トータルでは15.5億円となっている。
1週間の伸びは7.7億円半ば程度だろうか。
先行があり興行収入の予想が難しいが、評価もかなり高く、ある程度の伸びはありそうだ。
まだ鑑賞していないが、早く見たいものだ。

クリストファー・ノーラン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円
OP2.9→不明→9.8→11.6→13.0→13.5
☆07年「プレステージ」トータル5.0億円
OP1.1→2.8→3.8→4.4→4.8
☆08年「ダークナイト」トータル16.0億円
先3.3→9.4→12.1→13.7→14.8→15.3
☆10年「インセプション」
先7.8(OP3日4.9)→15.5億円→
とりあえず先行分2.9億円を除いて本作の興行収入を12.6億円と考えたい。
これらとの対比で考えると、「インセプション」の興行収入は21.4~22.5億円となる。
これに先行分2.9億円を足すと、「インセプション」の興行収入は24.3~25.4億円となる。
本作は単純なエンターテイメント作品ではなく、難解そうな雰囲気もあり、爆発するような気はしなかったが、「ダークナイト」を相手にしていない。
レオナルド・ディカプリオや渡辺謙といった主演男優に魅力があったようだ。

レオナルド・ディカプリオ主演映画の興行収入は以下の通り。
☆03年公開「ギャング・オブ・ニューヨーク」トータル30.0億円
☆03年公開「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」トータル29.0億円
☆05年公開「アビエイター」トータル10.7億円
OP1.6→5.0→6.9→8.4
☆07年公開「ディパーテッド」トータル15.6億円
OP2.9→7.1→9.9→11.7→13.0→13.8
☆07年公開「ブラッド・ダイヤモンド」トータル9.9億円
OP1.5→4.2→6.2→07.5→08.9→09.4→09.8
☆08年公開「ワールド・オブ・ライズ」トータル8~9億円
OP1.1→不明→6.0→祝込7.6→8.2
☆09年公開「レボリューショナリー・ロード」トータル3.8億円
OP0.8→2.4→3.2→03.5→03.7→03.7
☆10年公開「シャッターアイランド」トータル16.6億円
金3日3.4→8.3→11.0→13.3→15.4→16.0
☆10年「インセプション」
先7.8(OP3日4.9)→15.5億円→
先ほどと同様のやり方で「ディパーテッド」「ブラッド・ダイヤモンド」「シャッターアイランド」との対比で考えると、「インセプション」の興行収入は25.2~29.7億円となり、先行分を足すと28.1~32.6億円となる。
伸びがありそうなので30億円前後が落ち着きどころか。

渡辺謙が出演したハリウッド映画の興行収入は以下のとおり。
☆03年「ラストサムライ」トータル137.0億円
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル14.1億円
OP2.9→不明→9.8→11.6→13.0→13.5
☆05年「SAYURI」トータル15.5億円
OP1.9→5.3→08.1
☆06年「硫黄島からの手紙」トータル51.0億円
OP5.0→13.9→20.8→26.1→祝込36.7→39.8→43.2
☆10年公開「ダレン・シャン」
金1.4→03.7→05.4→06.0億円→
☆10年「インセプション」
先7.8(OP3日4.9)→15.5億円→
さすがに「硫黄島からの手紙」「ラストサムライ」のようなヒットにはならないはずだ。

謎が多そうなサスペンスなど、参考になりそうな作品の興行収入は以下の通り。
☆09年公開「天使と悪魔」トータル33.5億円
金3日6.8→15.0→20.6→25.6→28.6→30.4→31.4
☆02年公開「バニラスカイ」トータル33.2億円
☆06年公開「フライトプラン」トータル31.2億円
OP2日6.0→14.4→20.4→24.8→28.0
☆01年公開「アンブレイカブル」トータル29.4億円
☆02年公開「パニックルーム」トータル25.0億円
☆08年公開「ウォンテッド」トータル25.0億円
先含8.3→15.5→20.2→21.7→23.3→24.1
☆09年公開「ベンジャミン・バトン数奇な人生」トータル24.0億円
OP3.2→10.4→15.0→18.7→20.8→22.3→22.9
☆99年公開「ファイトクラブ」トータル19.8億円
☆08年「ジャンパー」トータル17.4億円
先5.5→10.0→13.3→15.2→16.4→17.0
☆04年公開「ヴィレッジ」トータル17.0億円
☆10年「インセプション」
先7.8(OP3日4.9)→15.5億円→
「天使と悪魔」「フライトプラン」「ベンジャミン・バトン数奇な人生」との対比で考えると、「インセプション」の興行収入は33.6~38.9億円となる。
これに先行分を足すと、36.5~41.8億円程度だろうか。
先行がある「ウォンテッド」「ジャンパー」との対比で考えると、「インセプション」の興行収入は25.0~27.0億円となる。
難しい判断だが、難解さなどがあり極端に伸びがある作品でもなさそうだ。
40億円近くまでは伸びないだろう。
伸びても30億円程度ではないか。

「インセプション」先行外12.6億円(先行込み15.5億円)と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ターミネーター4」18.9億円(トータル33.2億円)※先行有
☆「トランスフォーマー」12.1億円(トータル23.2億円)
☆「ナイトミュージアム2」13.9億円(トータル20.5億円)
<2008>
☆「ハンコック」17.2億円(トータル31.0億円)※先行有
☆「ウォンテッド」15.5億円(トータル25.0億円)※先行有
「ナイトミュージアム2」以外との対比で考えると、「インセプション」の興行収入は25.0~27.9億円となる。
現時点ではマックス35億円、ミニマム25億円というところか。
伸びは持続するが、驚くようなものではないだろう。
「インセプション」の興行収入は先週に引き続き28.0億円と予想しておきたい。
最近の作品では、「天使と悪魔」トータル33.5億円、「ハンコック」トータル31.0億円を超えず、「ウォンテッド」トータル25.0億円を超える辺りではないか。
配給会社は50億円を狙うようなことを言っているらしいが、そこまで伸びるだろうか。


5位:「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」(東宝・フジ)<5週目>
【公開前個人予想】 110.0億円
【現時点での興行収入予想】 70.0億円(OP時80.0億円)
【配給会社期待値】 100億円突破確実
【公開規模】 447スクリーン
2.9億円を週末に稼ぎ、トータルでは52.5億円となっている。
1週間の伸びは6.5億円程度だろうか。
織田裕二は頑張って劇場を巡っているようだ。

週毎の動きは以下のとおり。
OP時9.7→2週目15.3→3週目14.3→4週目6.7→5週目6.5億円となっている。
4週目は、祝日を除く6日間の数字となっている。
そろそろ落ち込んできたようだ。
しかし、評判も高いとは思えず、思ったよりも話題性や盛り上がりが高まっていないが、知名度を活かして、ある程度は伸ばしていきそうだ。
評判の悪さの風評がどのような影響を与えるだろうか。

「踊る」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆98年「踊る大捜査線 THE MOVIE」トータル101億円
☆03年「踊る大捜査線 THE MOVIE2」トータル173.5億円
☆05年「交渉人 真下正義」トータル42.0億円
☆05年「容疑者 室井慎次」トータル38.3億円
さすがに03年のようなヒットにはならないだろう。
とりあえず98年の100億円が目標となる。

「踊る」を除く、織田裕二主演作の興行収入は以下のとおり。
☆00年「ホワイトアウト」トータル42.0億円
☆03年「T.R.Y.」トータル11.5億円
☆06年「県庁の星」トータル20.8億円
OP2.9→7.8→11.8→14.4→16.6→18.1→19.3
☆07年「椿三十郎」トータル11.5億円
OP1.6→4.1→5.9→祝込7.3→不明→9.7→祝込10.5→10.8
☆09年「アマルフィ 女神の報酬」トータル36.5億円
祝込3日5.7→11.9→18.5→23.1→28.2→31.1→33.0→34.2
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」
OP9.7→25.0→祝込39.3→46.0→52.5億円→
10億円は最低限でも稼ぎ出している。
題材が良ければ、40億円近くを稼ぎ出すという名前だけで観客が集まる俳優。
これらとの対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は65.8~68.0億円となる。
100億円突破は夢のまた夢か。

近年公開されたドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆09年「ROOKIES-卒業-」トータル85.5億円(視聴率14.8%)
12.3→33.3→48.6→60.2→67.8→73.0→76.5
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝込34.0→祝込48.4→57.4→祝込66.6→70.5→73.8
☆08年「花より男子F」トータル77.5億円(視聴率05年19.7%、07年21.7%)
10.1→26.2→37.9→祝込48.5→54.5→60.3→64.6
☆06年「LIMIT OF LOVE/海猿」トータル71.0億円(視聴率13.1%)
09.7→23.5→35.5→45.1→52.8→58.3→62.5
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
05.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」
OP9.7→25.0→祝込39.3→46.0→52.5億円→
「ROOKIES-卒業-」「HERO」を超えることが当面のノルマとなるだろうか。
これらとの対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は64.2~74.7億円となる。
70億円台ラインには立っているが、あの内容ならば、強気にはなれない。
「HERO」との対比となる64.2億円程度が落ち着きどころかもしれない。
頑張っても70億円ラインが現在の攻防ラインではないか。

「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」52.5億円と同程度の5週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ROOKIES」67.8億円(トータル85.5億円)
☆「20世紀少年 第3章」38.7億円(トータル44.1億円)
<2008>
☆「花より男子F」54.5億円(トータル77.5億円)
☆「容疑者Xの献身」祝込37.4億円(トータル49.2億円)
☆「相棒-劇場版-」36.2億円(トータル44.4億円)
伸びがあった「花より男子F」「容疑者Xの献身」以外との対比で考えると、「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は59.8~66.2億円となる。
現時点では、ミニマム60億円、マックス75億円程度ではないか。
観客層の幅が広いことや気楽に観られるということを踏まえても、良くても70億円台というところではないか。
「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」の興行収入は先週に引き続き70.0億円と予想したい。
内容が良ければ、「告白」のように口コミで伝わり、ヒットに繋がると思うが、本作は口コミでマイナス評価が逆に伝わり、伸びがなくなると思われる。


6位:「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク」(東宝・テレビ東京)<4週目>
【公開前個人予想】 49.0億円
【現時点での興行収入予想】 40.0億円(OP時~2週目47~48億円)
【配給会社期待値】 50億円
【公開規模】 369スクリーン
2.0億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは23.7億円半ばとなっている。
1週間の伸びは6.0億円半ば程度だろうか。
「アリエッティ」「トイ・ストーリー3」といった強力ファミリー作品が相手のためか、かなり苦戦している印象。
だいたいストーリーが分かる映画よりも目新しい作品に目が向くのは仕方がないか。

「劇場版ポケットモンスター」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆98年 配給収入41.5億円「ミュウツーの逆襲」
☆99年 配給収入35.0億円「幻のポケモン・ルギア爆誕」
☆00年 48.5億円「結晶塔の帝王 ENTEI」
☆01年 39.0億円「セレビィ時を超えた遭遇」
☆02年 26.7億円「水の都の護神 ラティアスとラティオス」
☆03年 45.0億円「七夜の願い星ジラーチ」
☆04年 43.8億円「裂空の訪問者 デオキシス」
☆05年 43.0億円「ミュウと波導の勇者ルカリオ」
OP不明→13.0→20.5→26.5→32.4→37.3→39.8→40.6
☆06年 34.0億円「ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ」
OP04.2→10.3→15.7→20.3→24.7→29.3→31.4→32.6
☆07年 50.2億円「ディアルガVSパルキアVSダークライ」(※10周年)
祝込3日11.3→16.9→24.5→31.4→37.2→43.2→46.2→48.4
☆08年 48.0億円「ギラティナと氷空の花束 シェイミ」
祝込3日10.2→18.5→26.9→33.3→39.6→43.3→45.8→46.4
☆09年 46.7億円「アルセウス 超克の時空へ」
祝込3日09.8→17.8→26.4→32.5→38.7→42.1→44.3→44.9
☆10年「幻影の覇者 ゾロアーク」
OP6.3→祝込13.1→17.7→23.8億円→
40億円台が標準となる。
06~09年との対比で考えると、「幻影の覇者 ゾロアーク」の興行収入は34.2~39.9億円となる。
30億円台が落ち着きどころとなる動きだが、例年よりも1週早く公開され、相手関係が強力ということもあった。
しかしながら、オープニング時に書いていた『地力を発揮して、例年ベースの47~50億円に着地するのではないか』という楽観視はそろそろ止めた方がいいかもしれない。
06年のように急激に落ち込むこともあるシリーズだ。
なお、06年は「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」「ゲド戦記」に囲まれていた(08年は「ポニョ」がいたにも関わらず、高い興行収入を残しているのは不思議だが)。

「幻影の覇者 ゾロアーク」の興行収入は先週に引き続き40億円と予想したい。
今は「トイ・ストーリー」や「アリエッティ」に流れているが、例年の鑑賞者をすぐに失うとも思えず、30億円台にまで簡単に落ち込むだろうか。
まだ夏休みの8月まるまる残っているということもある。

以下のライバル作品が好調であり、そろそろ興行収入をあげていきたいところだが、つまづいてしまった。
☆09年「ワンピース」トータル48.0億円
OP10.4→22.5→31.3→36.4→祝込41.9→43.6
☆09年「エヴァンゲリヲン」トータル40.0億円
OP5.1→13.6→19.8→24.0→27.3→29.8
☆09年「名探偵コナン」トータル35.0億円
OP5.9→12.5→20.1→29.5→31.6→32.9
☆10年「幻影の覇者 ゾロアーク」
OP6.3→祝込13.1→17.7→23.8億円→
これらとの対比で考えると、「幻影の覇者 ゾロアーク」の興行収入は28.2~39.7億円となる。
今年公開された「コナン」トータル31.9億円、「ドラえもん」トータル31.6億円が最低でも超えなくてはいけないラインとなるが、それはさすがに突破できるだろう。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(8月1週目新作予想)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

「ヒックとドラゴン」(パラマウント)
<296館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【鑑賞度】 ▲
アメリカではロングセールスを記録。評価が高かったので、多少気になる。

【監督】 ディーン・デュボア、クリス・サンダース
03年公開「リロ&スティッチ」(トータル29.1億円)と同じコンビ。
「リロ&スティッチ」は大ヒットしたが、本作はそこまでのヒットはしないだろう。

【キャスティング】 ジェラルド・バトラー
日本語の吹き替え版は著名なタレントを使っているのかは確認できなかった。
オードリーが宣伝部長をやっているが、彼らは参加していないだろう。

【題材】 「アニメ」「3D」
最近のハリウッドアニメの興行収入は以下の通り(ピクサー作品、シュレックを除く)。
☆06年公開「森のリトルギャング」トータル11.0億円
OP1.1→4.2→7.6
☆06年公開「アイス・エイジ2」トータル9億円見込み
OP1.5→3.3→7.6→8.1→8.9
☆06年公開「ライアンを探せ!」トータル8.5億円
OP1.2→2.4→4.4→7.3
☆07年公開「モンスター・ハウス」トータル5.6億円
OP1.4→3.0→4.1→4.4
☆07年公開「ハッピーフィート」トータル14.5億円
先行込2.4→5.8→9.6→12.7→13.5→14.2
☆07年公開「ルイスと未来泥棒」トータル9.4億円
OP1.1→不明→6.9→8.0→8.8
☆08年公開「カンフー・パンダ」トータル20.0億円(※夏公開)
OP2.2→6.8→10.2→14.5→16.7→18.2
☆09年公開「ボルト」トータル16.5億円(※夏公開)
OP2.5→7.0→11.7→14.2→15.8
☆09年公開「クリスマス・キャロル」トータル16.0億円
OP2.9→7.0→10.9→13.1→14.4→15.3
☆09年公開「マダガスカル2」トータル10.2億円
OP1.6→4.1→6.5→9.3→9.9
☆09年公開「モンスターVSエイリアン」不明(※夏公開)
OP1.2→2.4→4.2
☆09年公開「アイス・エイジ3」不明(※夏公開)
OP0.4→1.2
☆09年公開「くもりときどきミートボール」
OP0.3→1.5→1.8→2.0→2.0
☆10年公開「コララインと魔法のボタン」
金0.7→1.6→2.1
☆10年公開「プリンセスと魔法のキス」
OP0.9→2.1→2.9→3.8→4.5億円→
マックス20億円、2億円台に沈んでいる作品もあるが、ミニマム5億円というところか。
夏休み時期であり、時期的なメリットもあるだろう。

【予告編・TVCM】 量・多/デキ・普
比較的CMを目にしたが、それほど気になるような仕上りではなかった。
あのCMでは集客力はそれほど期待しにくい。
悪くはないが、“感動”“切ない”などのイメージを伝えたいところ。

【支持基盤・ターゲット】 「ファミリー」
他のファミリー作品が多く、埋没しそうだ。
さらに相手が悪すぎる。
「トイ・ストーリー」「アリエッティ」を見終わったファミリーが来てくれるかどうかというところか。

【評価・予想】 8.0億円(オープニング1.2億円)
ピクサー作品などを除外すれば、日本ではヒットしにくいハリウッドアニメ。
アメリカでは大ヒットしたが、日本で受けそうなタイプの作品ではない。

上述から、マックス20億円、ミニマム5億円というところとなる。
夏休みという時期的なメリットを活かせるものの、キャラクターがカワイイ映画でもないので、10億円台に乗ることはないだろう。
「モンスターVSエイリアン」「プリンセスと魔法のキス」を超えて、「マダガスカル2」を超えない程度だろうか。
5億円以上、10億円以下と考えられる。
評価が高いようなので、その辺りを評価して「ヒックとドラゴン」の興行収入を8.0億円と予想したい。
オープニングは「モンスターVSエイリアン」と同程度の1.2億円程度か。


「仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」(東映・テレビ朝日)
<304館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【鑑賞度】 ×
このシリーズは過去にテレビ版を含めて1分も見たことがない。

【監督】 坂本浩一
スタントマン出身のようであり、アメリカでも活躍していたようだ。
09年「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」の監督も行っている。

【キャスティング】 桐山漣、菅田将暉、松岡充
AKBの人やお笑い芸人など意外と多種多彩のようだ。

【題材】 「特撮」「シリーズ」「3D」
夏などに公開される過去のライダーシリーズは以下の通り。
☆01年「仮面ライダーアギト PROJECT G4」トータル12.5億円
☆02年「仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL」トータル14.3億円
☆03年「仮面ライダー555 パラダイス・ロスト」トータル15.0億円
☆04年「仮面ライダー剣 MISSING ACE」トータル9億円程度
☆05年「仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼」トータル11.0億円
☆06年「仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE」トータル9.5億円
OP1.7→4.1→7.1→8.4
☆07年「仮面ライダー電王 俺、誕生!」トータル13.8億円
OP2.4→5.7→9.6→11.4→12.6
☆08年「仮面ライダーキバ 魔界城の王」トータル9.0億円
OP1.9→5.3→6.9→8.2→8.6
☆09年「仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」トータル19.0億円
OP4.8→11.9→15.2→17.1→18.0
☆09年「仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド」トータル15.0億円
OP4.5→7.6→10.5→12.4→祝込14.5→14.9(正月公開)
9~15億円が水準となるが、去年の夏冬は爆発している。
どのような繋がりなのか調べる気も起きないが、「仮面ライダーW」シリーズの「仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド」トータル15.0億円が参考となるのか。

なお、春や秋に公開された電王シリーズの興行収入は以下の通り。
☆08年春「電王&キバ クライマックス刑事」トータル7.4億円
OP1.9→3.7→4.7→5.9→6.7
☆08年秋「さらば電王 ファイナル・カウントダウン」トータル7.2億円
OP1.8→3.4→5.0→5.8
☆09年GW「超・電王&ディケイド NEOジェネレーションズ」トータル7.8億円
水6日4.7(OP1.7)→5.5→6.4→6.8
☆10年 第1弾「EPISODE RED ゼロのスタートウィンクル」
OP2.3→4.0→(トータル4.7億円見込み)
☆10年 第2弾「EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル」
OP1.9→3.4→3.9→(トータル4億円見込み)
☆10年 第3弾「EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ」
OP2.0→3.5→4.1億円→
人気の高さが窺われる。
この辺りがミニマムラインとなる。

【予告編・TVCM】 見たことがない

【支持基盤・ターゲット】 「ファミリー」「テレビ版鑑賞者」
支持基盤がしっかりしているシリーズであり、例年通りの結果となるだろう。

【評価・予想】 15.0億円(オープニング4.5億円)
上述から、9~15億円が水準となるようだ。
よく分からず、知りたくもないが、「仮面ライダーW」シリーズの「仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド」トータル15.0億円が参考となるのだろうか。
去年の夏に「仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」トータル19.0億円を稼いでいるので、無理なラインではないだろう。
人気が安定している上に、3D作品である点も考慮して、「仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」の興行収入はそのまま15.0億円と予想したい。
オープニングは当然爆発するだろう。
「仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド」と同程度の4.5億円程度か。
この手のシリーズモノはヒネる必要はないだろう。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

『借りぐらしのアリエッティ』レビュー

◆評  価   6.5点
◆おススメ度  B-(それほど悪くはないが、ススめ易い作品ではない)
“起承転結”の“起”で終わったようなストーリーとなっており、さすがにストーリーを褒める気にはなれない。
ストーリーの流れもやや悪く、スムーズさを欠いている部分も見られた。
ただ、完全な失敗作かというと、そうでもない気はする。
鑑賞し終わった後は、どことなく穏やかで晴れ晴れした気持ちになれた。
昆虫との戯れ、豊かな自然、平穏な日常生活や、少年と少女の恋愛とはやや異なる交流が優しい視点から描かれている。
本作には“争い”というものが描かれていないことも特徴だ。
待ち針の剣、弓矢といった武器が登場するが、それらが使用されることもない。
何がしたかったのか、いまいちよく分からなかったがハルさんやカラス程度の敵役であり、誰かが死んだり、傷ついたりすることもなかった(父親の脚の怪我を除く)。

小人の世界をワールドワイドに大きく広げて描くことはせずに、ある旧家の庭程度の小さな世界を小さく描くという展開はあまり見たことがなかった。
映画作家というわけでもない者に監督をさせることで、過去のジブリ作品とは異なる“味”が生まれたのではないか。
過去のジブリ作品と同じような冒険モノを作れなかったのか、作らなかったのかは分からないが、あまり見たことのない個性的な作品には仕上がった。
過去の作品と同様のものを期待していた者にとっては肩透かしのような作品ではあるが、中途半端で物足りないかもしれないものの新しいモノにトライする懐の広さのようなものをジブリに感じることができる。
また、ストーリーが大したことのない割には、映像に集中することが出来たので、アニメーターとしての技量は悪くないのかもしれない。

心臓病を抱える病弱な少年の成長という視点からも、それなりには描かれている。
離婚した父親とは疎遠となり、多忙な母親も自分には構ってはくれない。
自分の存在価値に疑問を抱くであろう少年が、小さな命、小さな家族を自分なりの方法で、自分の力で守ることで、『自分でも何かができる』と自信をもち、生きる希望へと繋げていったことも、“穏やかな気持ち”にさせてくれた要因だろう。
生きる気力を失いつつあった少年が自分なりに頑張ろうという気にさせるのと同様に、アリエッティにとっても、少年との交流によって、滅びゆく種族としての使命を強く認識し、生き続けるという強い想いを固めたのではないか。

自然や弱者を踏みにじる人間の愚かさを強く描くこともなく、説教的なメッセージを押し付けもせず、ストレートで純粋な子ども目線で描かれた作品である。
大きな世界を大きく描くという“映画”らしさはないものの、自分の能力を超えない程度の世界を自分なりに描き出すという、あまり見られないタイプの作品ということを評価したい。

テーマ:借りぐらしのアリエッティ - ジャンル:映画

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。