ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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全米映画興行収入(11月第4週目)

1位は2週目の「ハリー・ポッターと死の秘宝 PartⅠ」。
トータルでは219百万ドルとなっている。
2週目にして、あっさりと2億ドルを突破した。

過去のシリーズは以下のとおり。
☆01年「賢者の石」トータル318百万ドル(製作費:125百万ドル)
OP90→187→220→240→253→264→286→300→305→309
☆02年「秘密の部屋」トータル262百万ドル(製作費:100百万ドル)
OP88→148→200→214→223→229→240→252→255→257
☆04年「アズカバンの囚人」トータル250百万ドル(製作費:130百万ドル)
OP94→158→191→212→223→233→238→242→244→245
☆05年「炎のゴブレット」トータル290百万ドル(製作費:150百万ドル)
OP103→201→229→244→253→261→275→282→284→286
☆07年「不死鳥の騎士団」トータル292百万ドル(製作費:150百万ドル)
先140(OP77)→208→242→261→272→279→283→286→288→289
☆09年「謎のプリンス」トータル302百万ドル(製作費:250百万ドル)
先158(OP78)→221→256→274→284→290→294→297→299→300
☆10年「死の秘宝 PartⅠ」
OP125→219百万ドル→
先行がない作品の中では過去最高の動きとなっている。
前作の3億ドルを超えることは確実。
「賢者の石」トータル318百万ドルを超えることが目標となる。

今年公開された以下の作品がライバルとなる。
☆10年「アリス・イン・ワンダーランド」トータル334百万ドル
OP116→209→265→294→310→319→324
☆10年「アイアンマン2」トータル312百万ドル
OP128→211→251→275→291→299→305
☆10年「死の秘宝 PartⅠ」
OP125→219百万ドル→
これらと接戦となりそうだ。
オープニングが爆発するタイプの作品であり、「アリス・イン・ワンダーランド」のような伸びがあるかどうかがポイントとなる。
とりあえず、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PartⅠ」の興行収入は先週に引き続き3億1千万ドルと予想しておきたい。
3D化できなかったため、過去の作品から大きくジャンプアップはしないだろう。
ただ、評価は予想外にかなり高くなっており、ある程度の伸びは期待できそうだ。


2位となったのは新作の「塔の上のラプンツェル」。
事前には週末3日間で33.9百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想を上回る48.8百万ドルのオープニングを飾った。
水曜日から公開されており、トータルでは68.7百万ドルとなっている。

ディズニー系の3Dアニメであり、以下の作品がライバルとなるか。
☆10年「シュレック フォーエバー」トータル238百万ドル
OP71→133→183→210→223→230→232
☆08年「WALL-E」トータル224百万ドル
OP63→127→163→183→195→204→210→214→216→218
☆10年「ヒックとドラゴン」トータル218百万ドル
OP44→092→133→158→178→192→201
☆08年「カンフー・パンダ」トータル215百万ドル
OP60→117→156→179→193→202→207→209→210→211
☆07年「レミーのおいしいレストラン」トータル206百万ドル
OP47→110→143→166→180→188→193→197→199→201
☆09年「モンスターVSエイリアン」トータル198百万ドル
OP59→105→140→163→175→182→187→191
☆10年「塔の上のラプンツェル」
先69(OP49)百万ドル→
水曜日から公開されているので、難しいところだが、1億8千万ドル~2億ドル程度となりそうだ。
評価はかなり高いため、伸びがありそうだ。
「塔の上のラプンツェル」の興行収入は2億ドルと予想したい。

年末近くに公開されるディズニー系作品の興行収入は以下のとおり。
☆05年「チキン・リトル」トータル135百万ドル
OP40→80→99→118→124→127
☆07年「魔法にかけられて」トータル128百万ドル(※実写)
先49(OP34)→70→84→92→98→111
☆08年「ボルト」トータル114百万ドル
OP26→67→79→89→95→102
☆09年「プリンセスと魔法のキス」トータル104百万ドル
3週目拡大27→45→64→86→93→96
☆10年「塔の上のラプンツェル」
先69(OP49)百万ドル→
ピクサー作品ではないディズニー系アニメとしては、久々の大ヒットとなりそうだ。
この実績では予想が低くても仕方がなかったかもしれない。


3位は4週目の「メガマインド」。
トータルでは130百万ドルとなっている。
パラマウント・ドリームワークスが送る3Dアニメ作品。
制作費は1億3千万ドルとなっており、制作費をようやく回収した。
監督は「マダガスカル」シリーズのトム・マクグラス。
声優はウィル・フェレル、ブラッド・ピットなど。

ドリームワークス製作のアニメ作品の興行収入は以下のとおり(「シュレック」シリーズを除く)。
☆10年「ヒックとドラゴン」トータル218百万ドル
OP44→092→133→158→178→192→201→208
☆08年「カンフー・パンダ」トータル215百万ドル
OP60→117→156→179→193→202→207→209
☆09年「モンスターVSエイリアン」トータル198百万ドル
OP59→105→140→163→175→182→187→191
☆05年「マダガスカル」トータル194百万ドル
OP47→100→128→147→160→171→179→184
☆08年「マダガスカル2」トータル180百万ドル
OP63→117→137→159→166→170→172→175
☆04年「シャーク・テイル」トータル161百万ドル
OP48→087→119→137→147→154→158→158
☆06年「森のリトルギャング」トータル155百万ドル
OP38→076→112→130→139→145→148→150
☆07年「ビー・ムービー」トータル127百万ドル
OP38→072→094→112→118→121→122→123
☆10年「メガマインド」
OP46→089→109→130百万ドル→
「カンフー・パンダ」「モンスターVSエイリアン」に比べると、やや低い動きとなっている。
「ヒックとドラゴン」のようなロングセールスにもならないだろう。
最近の動きはやや鈍いが、「ハリポタ」「塔の上のラプンツェル」の影響が強そうだ。
即座に伸びは止まらないと思われるので、とりあえずは、先週に引き続き1億6~7千万ドルと予想したい。
「シャーク・テイル」トータル161百万ドル以上、「マダガスカル2」トータル180百万ドル以下か。
製作費1億3千万ドルは回収できており、アニメ作品はやはり安定度は高い。
制作費の割にはアメリカ国内での利益は少なそうだが、アニメ作品は全世界で稼げるという強みもあるのだろう。
評価も高く、ドリームワークス製作のアニメとしては悪くはない結果になりそうであり、問題なく成功といえそうだ。


4位となったのは新作の「バーレスク」。
事前には週末3日間で13.4百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想を下回る11.9百万ドルのオープニングを飾った。
水曜日から公開されており、トータルでは17.3百万ドルとなっている。
製作費55百万ドルとなっており、制作費回収が当面の目標となる。
クリスティーナ・アギレラ、アカデミー賞女優のシェール主演のミュージカル作品。
監督は、あまり監督実績がないスティーヴ・アンティン。

近年のミュージカル作品は以下の通りとなっている。
☆02年「シカゴ」トータル171百万ドル
7週目拡大後64→81→94→105→114→125→134→145
☆08年「マンマ・ミーア!」トータル144百万ドル
OP28→63→87→104→116→124→131→136
☆07年「ヘアスプレー」トータル119百万ドル
OP27→60→79→092→101→107→112→115
☆06年「ドリームガールズ」トータル103百万ドル
3週目拡大後37→54→65→77→87→93→97→100
☆08年「ハイスクール・ミュージカル」トータル91百万ドル
OP42→62→76→084→087→089→089→089
☆01年「ムーランルージュ」トータル57百万ドル
3週目拡大後14→28→37→43→48→51→52→53
☆07年「スウィーニー・トッド」トータル53百万ドル
OP09→27→39→44→48→51→52→52
☆04年「オペラ座の怪人」トータル51百万ドル
OP04→16→22→27→33→39→39→43
☆10年「バーレスク」
先17(OP12)百万ドル→
ハマれば1億ドルを狙えるが、5千万ドル台も多いミュージカル作品。
「バーレスク」の興行収入は6千万ドルだろうか。
評価はそれほど悪くはない程度となっており、高い伸びもなければ、低い伸びでもないか。


5位は3週目の「アンストッパブル」。
トータルでは60百万ドルとなっている。
実際の列車事故を元にしたアクションサスペンス。
製作費1億ドルとなっている。
トニー・スコット監督、デンゼル・ワシントン主演のゴールデンコンビに、「スター・トレック」のクリス・パインが出演している。

トニー・スコット監督、デンゼル・ワシントン主演のゴールデンコンビの興行収入は以下のとおり。
☆95年「クリムゾン・タイド」トータル91百万ドル
☆04年「マイ・ボディガード」トータル78百万ドル
OP23→44→56→64→69→73
☆06年「デジャヴ」トータル64百万ドル
先29(OP21)→44→53→58→60→62
☆09年「サブウェイ123 激突」トータル65百万ドル
OP23→44→53→59→61→63
☆10年「アンストッパブル」
OP23→42→60百万ドル→
2週目までは他の作品と同程度の動きとなっていたが、本作は3週目でも伸びがある。
したがって、「デジャヴ」「サブウェイ123 激突」を超えそうだ。
「アンストッパブル」の興行収入は8千万ドルと予想したい。
先週までは6~7千万ドルと予想していたが、予想外に伸びがありそうだ。
新作の作品が不調だからだろうか。
ただ、この程度しか稼げないのは目に見えているのに、製作費1億ドルは掛けすぎではないか。
しかし、全世界で稼げそうであり、アメリカ国内ではコケずに基準どおり稼げば問題はないのかもしれない。
このコンビの作品はしっかりと作られており、評価はもちろん高くなっている。


6位となったのは新作の「Love and Other Drugs」。
事前には週末3日間で10.8百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想をやや下回る9.7百万ドルのオープニングを飾った。
水曜日から公開されており、トータルでは13.9百万ドルとなっている。
ジェイク・ギレンホール、アン・ハサウェイ主演のコメディドラマ。
実在の薬剤セールスマンと病気を抱える女性との恋愛が比較的コミカルに描かれているようだ。

監督は、「ラストサムライ」(トータル111百万ドル)、「ブラッド・ダイヤモンド」(トータル57百万ドル)、「ディファイアンス」(トータル29百万ドル)を手掛けたエドワード・ズウィック。
骨太の作品を作るイメージがあったが、最近の作品とは異なる作品となっている。

ジェイク・ギレンホールは、「デイ・アフター・トゥモロー」(トータル187百万ドル)、「ブロークバック・マウンテン」(トータル83百万ドル)などの作品にも出演しているが、興行収入的にはやや伸び悩んでいるのかもしれない。
☆07年「ゾディアック」トータル33百万ドル
OP13→24→29→32→32
☆09年「マイ・ブラザー」トータル29百万ドル
OP10→17→22→25→27
☆10年「プリンス・オブ・ペルシャ」トータル91百万ドル
OP30→60→72→81→86(製作費2億ドル)
☆10年「Love and Other Drugs」
先14(OP10)百万ドル→
「ゾディアック」「マイ・ブラザー」と同程度の3千万ドル台となるだろうか。

アン・ハサウェイには、ケイト・ハドソンと共演したコメディ「ブライダル・ウォーズ」(トータル59百万ドル)という実績があったので、少なくともこの程度は稼ぎたかったのではないか。
評価はそれほど悪くはない程度となっているが、高い伸びはないだろう。


7位となったのは新作の「Faster」。
事前には週末3日間で13.2百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想を下回る8.5百万ドルのオープニングを飾った。
水曜日から公開されており、トータルでは12.0百万ドルとなっている。
制作費は24百万ドルとなっている。
ドゥエイン・ジョンソン主演のアクション作品。
ビリー・ボブ・ソーントンも出演している。

ドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)主演作品の興行収入は以下の通り。
☆02年「スコーピオン・キング」トータル91百万ドル
OP36→61→74→81→88→89
☆03年「ランダウン/ロッキング・ザ・アマゾン」トータル47百万ドル
OP19→33→40→45→46→47
☆04年「ワイルド・タウン/英雄伝説」トータル46百万ドル
OP15→29→37→41→43→44
☆05年「DOOM」トータル28百万ドル
OP15→23→26→28→28→28
☆06年「ギャングスターズ 明日へのタッチダウン」トータル38百万ドル
OP14→27→33→37→38→38
☆07年「ゲーム・プラン」トータル91百万ドル
OP23→43→59→69→77→82
☆09年「ウィッチマウンテン」トータル67百万ドル
OP24→44→53→58→62→64
☆10年「妖精ファイター」トータル60百万ドル
OP14→26→34→42→50→54
☆10年「Faster」
先13(OP09)百万ドル→
4~6千万ドルが標準となるか。
ファミリー作品は稼げるが、アクション作品はやや苦戦しているかもしれない。
本作は2~3千万ドル程度で終わりそうだが、評価は意外と高い。
ある程度の伸びがあると考えて、「Faster」の興行収入は3千万ドル後半と予想しておきたい。


8位は4週目の「デュー・デート~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~」。
トータルでは85百万ドルとなっている。
「ハングオーバー」のトッド・フィリップス監督、ロバート・ダウニーJr.主演作品。
製作費65百万ドルとなっており、制作費は楽に回収した。

トッド・フィリップス監督作品の興行収入は以下の通り。
☆00年「ロード・トリップ」トータル69百万ドル
OP15→033→046→054→060→064→065→066
☆03年「アダルト♂スクール」トータル76百万ドル
OP17→037→051→061→067→071→073→074
☆04年「スタスキー&ハッチ」トータル88百万ドル
OP28→052→067→077→082→085→086→087
☆08年「SCHOOL FOR SCOUNDRELS」トータル18百万ドル
OP09→014→016→017→017→018
☆09年「ハングオーバー」トータル277百万ドル
OP45→105→153→183→205→222→236→247
☆10年「デュー・デート」
OP33→059→072→085百万ドル→
「ハングオーバー」のような爆発力はさすがになかった。
「スタスキー&ハッチ」対比の97百万ドル程度が落ち着きどころか。

ロバート・ダウニーJr.が出演したコメディ作品も参考となりそうだ。
☆08年「トロピック・サンダー」トータル111百万ドル(※主演ではない)
先37→66→84→97→103→107
☆10年「デュー・デート
OP33→59→72→85百万ドル→
「トロピック・サンダー」を下回りそうだ。
「デュー・デート」の興行収入は先週に引き続き1億ドルと予想したい。
オープニング時には1億1千万ドルと予想していたが、そこまで伸びそうもない。
コメディ作品としては、制作費がやや高額だが、「ハングオーバー」で大きく当てたという実績が評価されたのだろう。
評価も高く、制作費を回収できそうであり、問題なく成功といえそうだ。


9位は2週目の「The Next Three Days」。
トータルでは14百万ドルとなっている。
ポール・ハギス監督、ラッセル・クロウ主演のアクションサスペンス。
フランス映画「すべて彼女のために」のリメイクである。
リーアム・ニーソン、エリザベス・バンクスなど豪華なキャスティングではあるが、暗めのサスペンス作品は稼ぎにくいところがある。
リメイク作品も敬遠されがちだ。
製作費30百万ドルの回収は厳しいか。

ポール・ハギス監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆04年「クラッシュ」トータル55百万ドル
☆07年「告発のとき」トータル7百万ドル
アカデミー作品「クラッシュ」のようなヒットにはなりようもない。

ラッセル・クロウ主演作の興行収入は以下の通り。
☆07年「3時10分、決断のとき」トータル54百万ドル
OP14→28→038→044→049→052→053
☆07年「アメリカン・ギャングスター」トータル130百万ドル
OP44→80→101→116→122→126→128(※ワシントン主演)
☆08年「ワールド・オブ・ライズ」トータル39百万ドル
OP13→24→031→035→037→038→039(※ディカプリオ主演)
☆09年「消されたヘッドライン」トータル37百万ドル
OP14→25→031→034→036→036→037
☆10年「ロビン・フッド」トータル105百万ドル
OP36→66→083→094→099→102→103
☆10年「The Next Three Days」
OP07→15百万ドル→
1億ドルを稼ぐことも出来るが、3千万ドル台も目立つ。
今回はその3千万ドルも稼ぐことはできなさそうだ。
「ワールド・オブ・ライズ」、「消されたヘッドライン」の半分程度の2千万ドル台が落ち着きどころか。
先週1千万ドル後半と予想していたが、多少は粘りそうだ。
評価はもちろん高いが、それだけでは高い興行収入にはならない。


10位は3週目の「恋とニュースのつくり方」。
トータルでは26百万ドルとなっている。
レイチェル・マクアダムス、ハリソン・フォード、ダイアン・キートン主演のテレビ局を舞台としたコメディ作品。
監督は「ノッティングヒルの恋人」「チェンジング・レーン」のロジャー・ミッシェル。
女性が好みそうな作品であり、雰囲気的にヒットしそうな感じがしたが、全くヒットしなかった。
製作費4千万ドルの回収も微妙となりそうだ。

脚本は「プラダを着た悪魔」などを手掛けたアライン・ブロッシュ・マッケンナ。
☆06年「プラダを着た悪魔」トータル125百万ドル
OP28→63→83→98→107→113
☆08年「幸せになるための27のドレス」トータル77百万ドル
OP23→45→57→65→070→073
☆10年「恋とニュースのつくり方」
先12→20→26百万ドル→
これほどのヒットは望めないとしても、ここまで低いとも思えなかった。
「幸せになるための27のドレス」の半分程度が落ち着きどころか。

レイチェル・マクアダムス主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「きみがぼくを見つけた日」トータル63百万ドル
OP18→37→48→55→59→61
☆10年「恋とニュースのつくり方」
先12→20→26百万ドル→
「恋とニュースのつくり方」の興行収入は3千万ドル半ばと予想したい。
先週まで3~4千万ドルと予想していたが、4千万ドルまでは伸びない。
「きみに読む物語」「シャーロック・ホームズ」など、人気作品には出演しているが、まだまだ稼げる女優というわけではないようだ。
「インディ・ジョーンズ」以外がパットしないハリソン・フォードの不調さも要因かもしれない。
評価はそれほど悪くはない程度であるが、高い伸びは期待しにくい。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆チャン・ドンゴン、ケイト・ボスワース主演のウエスタン「The Warrior's Way」
これはヒットしなさそうだ。
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国内映画興行収入ランキング(11月3週目その4)

11位:「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」(ワーナー・日本テレビ)<6週目>
【公開前個人予想】 13.0億円
【現時点での興行収入予想】 12億円半ば(4~5週目12億円後半、OP~3週目11億円台)
【公開規模】 190スクリーン(先週比-88スクリーン)
1.5千万円を週末に稼ぎ、トータルでは11.7億円半ばとなっている。
1週間の伸びは5.1千万円弱程度だろうか。
10億円はなんとか突破しているが、スクリーン数が削られてきた。
そろそろ店じまいか。

キャスティングは豪華ではあり、ストーリーも多少気になるからか、それなりに伸びてはいるが、イマイチ爆発力には欠けていた。
原作が漫画やドラマではなく、やや地味目なところがあるので、高い伸びではなかったが、想定よりも粘っているイメージ。

ゲーム性のあるサスペンスや小説の映画化などの興行収入は以下のとおり。
☆06年「DEATH NOTE」後編 トータル52.0億円
OP12.2→22.8→30.8→39.1→43.2→46.3→47.7
☆08年「L change the WorLd」トータル31.0億円
OP5.7→14.6→19.9→24.3→26.8→28.5→29.7
☆06年「DEATH NOTE」前編 トータル28.5億円
OP4.1→10.0→15.2→19.6→22.4→24.8
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円
OP3.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」トータル23.6億円
OP3.9→09.7→祝14.8→17.7→21.0→22.3→22.8
☆09年「カイジ 人生逆転ゲーム」トータル22.5億円
祝3日5.3→10.0→14.1→17.2→19.7→20.9
☆08年「クロサギ」トータル17.2億円
OP2.9→07.3→10.7→13.3→15.2→16.0→16.4
☆10年「ゴールデンスランバー」トータル11億円程度
OP2.0→05.0→07.6→09.0→10.0→10.6
☆10年「インシテミル」
OP2.1→05.7→08.1→10.2→11.2→11.7億円→
ハマれば、20億円台が期待できるジャンル。
「DEATH NOTE」前後編以外との対比で考えると、「インシテミル」の興行収入は12.1~12.9億円となる。
「カイジ 人生逆転ゲーム」対比の12.6億円程度が落ち着きどころか。
評価がそれほど高くはなさそうなので、高い伸びはないだろう。

「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」11.7億円と同程度の6週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「カムイ外伝」10.6億円(トータル11.2億円)
<2008>
☆「ゲゲゲの鬼太郎」12.7億円(トータル14.5億円)
☆「ハッピーフライト」12.1億円(トータル13.3億円)
「ゲゲゲの鬼太郎」以外との対比で考えると、「インシテミル」の興行収入は12.4~12.9億円となる。
「ハッピーフライト」対比で12.9億円となり、これを下回る程度が落ち着きどころか。

マックス13億円台、ミニマム12億円台となるか。
先週に引き続き12億円後半と予想したいところだが、「インシテミル」の興行収入は12億円半ば辺りとなりそうだ。
作品的に高い伸びがあるようなイメージがないと思い、3週目までは11億円台という予想だったが、キャスティングや内容などから普通の作品同様に伸びてきていた。
公開前個人予想は13.0億円だったので、こちらの方の予想は完全に的中のようだ。
自信が全くない作品の方が意外と当たるのかもしれない。


12位:「行きずりの街」(東映)<1週目>
【公開前個人予想】 なし
【現時点での興行収入予想】 1億円未満
【公開規模】 101スクリーン(先週比±0スクリーン)
1.3千万円半ば(13,487,900円)のオープニングを飾った。
トータルでは1億円未満だろうか。
ひょっとすると5千万円前後か。
1992年度の「このミステリーがすごい!」の第1位となっているらしいが、その看板の効果もなく、コケてしまった。
宣伝はそれなりにこなしていたと思うが、地味なイメージを拭えなかったか。
年配層も若年層も手を出しにくい作品。
仲村トオル、小西真奈美のコンビでは厳しいか。
恋愛ネタを利用して、本作の宣伝を行ったという“噂”もあるが、全く効果はなかったようだ。
映画宣伝用に恋愛ネタを披露することが多々あるが、その宣伝効果はあるのだろうか。


13位:「ナイト&デイ」(20世紀フォックス)<7週目>
【公開前個人予想】 23.5億円
【現時点での興行収入予想】 23.5億円(0P時~2週目25.0億円)
【公開規模】 152スクリーン(先週比-224スクリーン)
1.3千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは22.4億円半ばとなっている。
1週間の伸びは5.0千万円程度だろうか。
20億円はなんとか突破しているが、スクリーン数を削られてしまった。
そろそろ店じまいか。
邦画の好調さが目立つが、ライバルとなるようなハリウッド大作も少なく、ポテンシャルどおりの結果となりそうだ。

トム・クルーズ主演作の興行収入は以下のとおり。
☆02年公開「バニラ・スカイ」トータル33.2億円
☆02年公開「マイノリティ・リポート」トータル52.4億円
☆03年公開「ラストサムライ」トータル137.0億円
☆04年公開「コラテラル」トータル22.0億円
OP4.1→10.3→14.1→16.7→18.9→20.1→20.6
☆05年公開「宇宙戦争」トータル60.0億円
5日16.4→29.3→39.5→43.8→47.7→50.4→53.4
☆06年公開「M:i:Ⅲ」トータル51.5億円
先々含む14.1→25.1→34.5→39.3→42.3→46.0→49.0
☆08年公開「大いなる陰謀」トータル6.2億円
金3日1.5→3.3→04.9→05.7→6.0
☆09年公開「ワルキューレ」トータル12.5億円
祝3日3.8→7.7→10.1→11.3→11.9
☆10年公開「ナイト&デイ」
先3日6.8→11.9→16.0→18.8→20.9→22.0→22.5億円→
「コラテラル」トータル22.0億円を超えた。
主要作品との対比で考えると、「ナイト&デイ」の興行収入は23.6~25.3億円となる。
「コラテラル」対比の24.0億円辺りがマックスラインか。

ややユニークなアクション作品が参考になるか。
☆08年公開「ハンコック」トータル31.0億円
先8.3→17.2→祝込23.7→26.6→28.7→29.1→29.6
☆07年公開「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
金4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8→25.5
☆08年公開「ウォンテッド」トータル25.0億円
先8.3(OP3.8)→15.5→20.2→21.7→23.3→24.1
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆10年「シャーロック・ホームズ」トータル21.5億円
金4.1→10.0→14.6→18.1→20.1→21.1
☆10年公開「ナイト&デイ」
先3日6.8→11.9→16.0→18.8→20.9→22.0→22.5億円→
「シャーロック・ホームズ」を超えた。
主要作品との対比で考えると、「ナイト&デイ」の興行収入は22.8~23.6億円となる。
「ハンコック」対比の23.6億円が落ち着きどころか。

「ナイト&デイ」22.5億円と同程度の7週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ベンジャミン・バトン」22.9億円(トータル24.0億円)
<2008>
☆「earth」22.1億円(トータル24.0億円)
これらとの対比で考えると、「ナイト&デイ」の興行収入は23.6~24.4億円となる。
データはなくなってしまったが、「トランスフォーマー リベンジ」(トータル23.2億円)がライバルか。

マックス24億円台、ミニマム22億円台だろうか。
それほど伸びはないとは思うが、地力もあると思われるので、「ナイト&デイ」の興行収入は先週に引き続き23.5億円と予想したい。
あと1億円の上乗せが可能かは微妙なところだが、ファミリー向け作品はあるものの、競合作品はなく、もう少し粘るだろう。
0P時~2週目までは25.0億円と予想していたが、そこまでは伸びなかった。
しかし、この程度まで稼げば、十分と思われる。
アメリカではやや陰りがあるが、トム・クルーズの人気は日本では磐石だ。
公開前個人予想は23.5億円だったので、ヨミはかなり良かったと思う。
この手のアクションはコケることはなく、期待に応えてくれるタイプの作品だ。


14位:「劇場版 3D あたしンち 情熱のちょ~超能力♪母大暴走!」(東映)<2週目>
【公開前個人予想】 なし
【現時点での興行収入予想】 1億円未満(OP時1億円台)
【公開規模】 89スクリーン(先週比±0スクリーン)
ファミリー向け映画なので動員ベースでは10位となるが、興行収入ベースでは14位となる。
上映時間も短いためか、チケット代は3Dとしては安いようだ。
1.3千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは4.0千万円半ばとなっている。
1週間の伸びは1.8千万円半ば程度だろうか。
興行収入のほとんどを週末に稼いでいる。
トータルでは1億円未満ということになりそうだ。
先週は1億円台の興行収入となるかと思ったが、この状況では厳しいだろう。
7年間近く放送されて、人気のあったアニメ番組の映画化ということであり、ある程度知名度も高かったようだが、高い伸びは期待しにくい。


15位:「さらば愛しの大統領」(アスミック)<4週目>
【公開前個人予想】 なし
【現時点での興行収入予想】 2億円前後
【公開規模】 120スクリーン(先週比-2スクリーン)
大阪で先行公開されていたようであり、4週目となる。
1.2千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは1.5億円弱となっている。
1週間の伸びは3.3千万円程度だろうか。
世界のナベアツともう一人によるダブル監督、ケンドーコバヤシ、宮川大輔主演作品。
先行があったので、判断が難しいが、2億円前後の興行収入となるだろうか。
下手なストーリーを構築するよりも、ギャグやアホらしさを前面に押し出しており、その戦略はあたりそう。
プロの監督でも、プロの俳優でもないのだから、思い切り良くやって、彼らにしか出来ないことをやることはアリだと思う。
松本人志、品川祐二監督も当たっているが、こういう作品の方がお笑い系らしい。
それにしても、板尾創路監督の「板尾創路の脱獄王」、木村祐一監督の「ニセ札」など、お笑い系の監督進出が目立っている。


○位:「バトル・ロワイヤル3D」(東映)<1週目>
【公開前個人予想】 なし
【現時点での興行収入予想】 1億円未満
【公開規模】 124スクリーン(先週比±0スクリーン)
1.1千万円(11,141,900円)のオープニングを飾った。
トータルでは1億円未満と思われる。
5千万円を超えるのも難しいか。
それほど悪くはない企画とは思ったが、大コケとなってしまった。
3D化されたからといって、既に1回見た映画は見ないということか。
個人的には、今まで見たことはないので、見たいという気持ちはあるのだが。
「アバター」の追加版もほとんど話題にはならなかったので、この手の手法はビジネスとしては成功しにくいようだ。
3D化に掛かる費用はそれほど高額ではないだろうから、当たればオイシイのかもしれないが。

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国内映画興行収入ランキング(11月3週目その3)

7位:「パラノーマル・アクティビティ第2章 TOKYO NIGHT」(プレシディオ)<1週目>
【公開前個人予想】 なし
【現時点での興行収入予想】 2億円前後
【公開規模】 208スクリーン(先週比±0スクリーン)
4.1千万円半ば(41,633,200円)のオープニングを飾った。
スクリーン数を踏まえれば、当然ランクインしてくると思ったが、この企画は当たらないと思って、『1~3億円程度』と適当にしか予想しなかった。
「パラノーマル・アクティビティ」の正当な続編ならば、このような結果にはならなかったと思うが、よく分からない二番煎じ的なものならば、多くの者は見ないだろう。
アメリカでは無名の俳優が起用されてもヒットするホラー作品だが、中村蒼と青山倫子ではちょっと厳しいか。

アメリカ版の興行収入は以下のとおり。
☆10年「パラノーマル・アクティビティ」トータル5~6億円
OP1.0→2.6→4.0→4.8
☆10年「パラノーマル・アクティビティ第2章 TOKYO NIGHT」
OP0.4億円→
これとの対比で考えると、「第2章 TOKYO NIGHT」の興行収入は2~2.4億円となるか。
2億円を超えるかどうかというところか。

「パラノーマル・アクティビティ第2章 TOKYO NIGHT」0.4億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「鴨川ホルモー」0.5億円(トータル3.0億円)
☆「キラー・ヴァージンロード」0.4億円
☆「ヘブンズ・ドア」0.4億円
☆「釣りキチ三平」2日0.4億円(トータル2.0億円)
☆「ホノカアボーイ」0.4億円(トータル1.0億円)
<2008>
☆「築地魚河岸三代目」0.5億円(トータル3.4億円)
☆「山のあなた徳市の恋」0.5億円
☆「次郎長三国志」0.5億円
☆「あの空をおぼえてる」0.4億円
これらとの対比で考えると、「パラノーマル・アクティビティ第2章 TOKYO NIGHT」の興行収入は1.0~2.7億円となる。
1億円台の可能性も高そうだが、2億円前後と予想しておきたい。
若者を中心にある程度の伸びはあるだろう。


8位:「THE LAST MESSAGE 海猿」(東宝・フジテレビ)<10週目>
【公開前個人予想】 47.5億円
【現時点での興行収入予想】 82.5億円(3週目75.0億円、2週目70.0億円)
【配給会社期待値等】 100億円
【公開規模】 316スクリーン(先週比-7スクリーン)
3.1千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは78.5億円半ばとなっている。
1週間の伸びは8.2千万円程度だろうか。
まだまだ粘っている。
今後どこまで伸びるか、いつまでスクリーンを確保できるかが勝負となる。
ただ、「ハリポタ」の3D断念ということもあり、12月17日の「トロン」まで新作の3D大作がしばらくはないことが幸運ともいえる。

今年公開の実写邦画作品の争いが注目だ。
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」13週目時点で72億円
5週目52.5→57.2→63.4→66.8→68.8→70.1→71.0→71.5
☆10年「THE LAST MESSAGE 海猿」
5週目65.7→70.5→73.9→76.4→77.7→78.6億円→
「踊る大捜査線」を抜き、邦画実写部門では1位となったと思われる。
さすがに100億円は突破しないとは思うが、ここまで伸びが持続するとは思わなかった。
ヒットがヒットを呼び込むというパターンだろうか。
もちろん泣けそうな映画は強いということもあるだろう。

過去のシリーズは以下のとおり。
☆04年「海猿」トータル17.4億円
☆06年「LIMIT OF LOVE 海猿」トータル71.0億円
09.7→23.5→35.5→45.1→52.8→58.3→62.5→65.3→65.7→68.5
☆10年「THE LAST MESSAGE 海猿」
祝14.3→32.1→46.8→祝60.2→65.7→70.5→73.9→76.4→77.7→78.6
前作を既に超えている。
これとの対比で考えると、「THE LAST MESSAGE 海猿」の興行収入は81.5億円となる。
この程度が落ち着きどころか。
次の目標は80億円突破となるだろうか。

近年公開されたドラマ映画の興行収入は以下のとおり。
☆09年「ROOKIES-卒業-」トータル85.5億円
5週目67.8→73.0→76.5→78.6→80.9→82.3
☆07年「HERO」トータル81.5億円
5週目祝66.6→70.5→73.8→76.3→78.2→79.2
☆08年「花より男子F」トータル77.5億円
5週目54.5→60.3→64.6→69.9→72.7→74.7
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円
5週目祝37.4→40.7→43.1→祝45.7→46.9→47.8
☆08年「相棒」トータル44.4億円
5週目36.2→38.9→40.7→42.2→43.1→43.7
☆07年「西遊記」トータル43.7億円
5週目30.0→36.3→39.3→41.8→42.3→祝42.7
☆10年「のだめカンタービレ最終楽章 後編」トータル37.0億円
5週目31.3→33.3→34.6→35.5→36.0→36.8
☆10年「THE LAST MESSAGE 海猿」
5週目65.7→70.5→73.9→76.4→77.7→78.6億円→
「のだめ」や「ごくせん」の興行収入をあっという間に超えた。
「花より男子F」トータル77.5億円を超えている。
「HERO」トータル81.5億円を超えることができるだろうか。
これらとの対比で考えると、「THE LAST MESSAGE 海猿」の興行収入は79.0~81.7億円となる。
「HERO」対比の80.9億円辺りが落ち着きどころか。
基本的には若年層向けの作品であり、観客層の幅が広いわけではないと思ったが、広がっていそうだ。

多くの祝日があったため、判断が難しいが、マックス82億円、ミニマム79億円というところか。
「HERO」対比の80.9億円程度と考えると、81億円前後となりそうだが、「THE LAST MESSAGE 海猿」の興行収入はとりあえず先週に引き続き82.5億円と予想したい。
スクリーン数が今後も激減するようならば、下方修正せざるを得ないが、しばらくの間はスクリーンを確保できるのではないか。
運が良ければ、年末近くまでダラダラと公開されてもおかしくはない。

70.0億円→75.0億円と2回に亘り上方修正しており、完全にヨミがズレていた。
「告白」のように評判も良いとは思えず、常識的な大作映画の伸びをすると思ったのだが、分からないものだ。
「大奥」などの作品もあるが、ライバル作品が手薄ということもあったのかもしれない。
公開前個人予想は47.5億円だったので、大きく外しそうだ。
本作同様に前作との間隔が空いた「踊る」がやや期待ハズレということもあり、本作を大きく予想することは難しかった。
前作の大ヒットは何かの弾みであり、前作どおりのヒットになるという予想はしにくい作品でもあった。


9位:「レオニー」(ショウゲート)<1週目>
【公開前個人予想】 なし
【現時点での興行収入予想】 1億円台
【公開規模】 60スクリーン(先週比±0スクリーン)
1.8千万円(18,289,700円)のオープニングを飾った。
何かが下位にランクインしてくるとは思ったが、まさかこれが入ってくるとは。
感動ドラマであり、女性客や年配層が支えたのだろうか。
伸びもありそうなので、トータルでは1億円台となるだろうか。


10位:「SAW ザ・ファイナル 3D」(アスミック)<4週目>
【公開前個人予想】 4.5億円
【現時点での興行収入予想】 3億円半ば(OP時~3週目3億円台)
【公開規模】 99スクリーン(先週比-6スクリーン)
1.5千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは3.0億円となっている。
1週間の伸びは4.5千万円程度だろうか。
公開前に『知名度のある作品の最終章なので、コケることはないだろう』と書いたが、イマイチなものとなっている。
3D単価+最終章を踏まえての予想だったが、もはや付いていける者が少なくなっているようだ。

過去のシリーズの興行収入は以下の通り。
☆04年「Ⅰ」トータル不明(公開規模:40館)
OP0.4
☆05年「Ⅱ」トータル5億円(公開規模:67館)
OP0.8→2.1→不明→3.3
☆06年「Ⅲ」トータル不明(公開規模:88館)
OP1.0→2.6→3.7
☆07年「Ⅳ」トータル4.0億円(公開規模:113館)
OP1.0→2.4→3.1→3.6→3.9
☆08年「Ⅴ」トータル不明(公開規模:123館)
金0.9→1.7億円→
☆09年「Ⅵ」トータル不明(公開規模:59館)
金0.5→1.1億円→
☆10年「ザ・ファイナル 3D」
OP0.7→1.9→2.5→3.0億円→
これらとの対比で考えると、「ザ・ファイナル 3D」の興行収入は3.3億円となる。
それほど伸びがあるタイプの作品とは思えず、3億円台が落ち着きどころか。
ⅤとⅥを超える程度となりそうだが、3D単価なのだから、もっと高くないといけないのではないか。
やはり、シリーズ愛好者ではないと、もはや付いていけないのだろう。

「SAW ザ・ファイナル 3D」3.0億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「アイ・カム・ウィズ・レイン」3.0億円
☆「お買いもの中毒な私!」2.9億円
☆「男と女の不都合な真実」2.6億円(トータル2.9億円)
<2008>
☆「幸せになるための27のドレス」3.3億円(トータル3.7億円)
☆「ミスト」3.2億円(トータル3.6億円)
☆「マゴリウムおじさん~」3.3億円(トータル3.4億円)
☆「フィクサー」2.6億円(トータル3.1億円)
これらとの対比で考えると、「SAW ザ・ファイナル 3D」の興行収入は3.1~3.6億円となる。
「ミスト」対比の3.4億円程度が落ち着きどころか。

「SAW ザ・ファイナル 3D」の興行収入は3億円半ばと予想したい。
先週まで3億円台と予想していたが、やや絞り込みたい。
伸びはなさそうだが、最終章ということである程度の需要も少しはあるだろう。
公開前個人予想は4.5億円だったので、やや高すぎた。
3D単価を踏まえたつもりだったが、新規参入者を期待できず、ここ数年の作品は面白いとも思えないので付いていける者も減少しているのかもしれない。

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気になる映画ニュース(11月第4週目)

☆スピルバーグが手がけるリンカーンの伝記映画の主演が決定
「シンドラーのリスト」でコンビを組んだリーアム・ニーソンが降板したため、主演が誰になるのかが注目されていたが、ダニエル・デイ=ルイスに決定したようだ。
過去に「マイ・レフトフット」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」でアカデミー主演男優賞を受賞し、「ギャング・オブ・ニューヨーク」でも圧倒的な演技をみせていた名優中の名優。
「シャーロック・ホームズ」のモリアーティ教授役になるのではないかという噂もあったが、こちらを選んだのだろうか。
リーアム・ニーソンも素晴らしい役者だが、ダニエル・デイ=ルイスならば、さらに楽しみが増えた。
2012年の公開を目指すとのことであり、アカデミー賞の賞レースにも参加してくるのではないか。

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国内映画興行収入ランキング(11月3週目その2)

2位:「SP 野望篇」(東宝・フジテレビ)<4週目>
【公開前個人予想】 19.0億円
【現時点での興行収入予想】 36.5億円(OP時32.0億円)
【配給会社・大手ネット期待値等】 50億円突破、2作で100億円を目指す
【公開規模】 394スクリーン(先週比±0スクリーン)
1.8億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは25.3億円となっている。
1週間の伸びは4.2億円程度だろうか。
ライバル作品が不在ということもあり、3週連続で1位となっていたが、ついに首位を譲った。
ただ、邦画に関しては、12月1日のヤマトまでは強敵不在の状態だ。

岡田准一主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆03年「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」トータル15.0億円
☆06年「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」トータル18.0億円
OP3.0→8.2→11.0→13.0→15.0
☆10年「SP 野望篇」
OP5.3→15.3→21.1→25.3億円→
これとの対比で考えると、「SP 野望篇」の興行収入は35.0億円となる。
この辺りが落ち着きどころか。

近年公開されたサスペンス系ドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝34.0→祝48.4→57.4→祝66.6→70.5→73.8
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
5.4→祝18.1→24.4→30.5→祝37.4→40.7→43.1
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円(視聴率15.4%)
3.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7
☆10年「ライアーゲーム」トータル23.6億円(視聴率11.4%・11.0%)
3.9→09.7→祝14.8→17.7→21.0→22.3→22.8億円→
☆08年「クロサギ」トータル17.2億円(視聴率15.7%)
2.9→07.3→10.7→13.3→15.2→16.0→16.4
☆10年「SP 野望篇」(視聴率15.4%)
OP5.3→15.3→21.1→25.3億円→
「容疑者Xの献身」以外との対比で考えると、「SP 野望篇」の興行収入は32.6~35.9億円となる。
「容疑者Xの献身」のようなロングヒットにはならないと思うので、40億円までは伸びないだろう。
「アンフェア the movie」対比32.6億円、「ライアーゲーム」対比33.7億円となるが、これらよりもやや伸びがありそうだ。

「SP 野望篇」25.3億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「のだめカンタービレ前編」祝込29.9億円(トータル41億円見込み)
☆「アマルフィ」23.1億円(トータル36.5億円)
☆「ごくせん」22.5億円(トータル34.8億円)
☆「クローズZERO Ⅱ」22.4億円(トータル30.2億円)
☆「20世紀少年 第2章」23.0億円(トータル30.1億円)
<2008>
☆「20世紀少年」28.1億円(トータル39.5億円)
☆「ザ・マジックアワー」26.3億円(トータル39.2億円)
☆「L change the WorLd」24.3億円(トータル31.0億円)
これらとの対比で考えると、「SP 野望篇」の興行収入は32.3~40.0億円となる。
「クローズZERO Ⅱ」対比34.1億円、「20世紀少年」対比35.6億円となる。
この辺りが落ち着きどころか。

マックス40億円、ミニマム32億円というところか。
35億円前後が落ち着きどころとなりそうだ。
そろそろ下方修正した方がよいかもしれないが、「SP 野望篇」の興行収入は先週に引き続き36.5億円と予想したい。
正月まで粘れば、これだけ稼げる可能性はある。
40億円は突破しないとは思うが、2011年3月12日に公開される「革命篇」も期待できる良い結果となりそうだ。
公開前個人予想は19.0億円だったので、外しそうだ。
間隔が空いたドラマ映画を高くは予想しにくかった。
「のだめ」後編37.0億円、「ごくせん」34.8億円という結果を踏まえると、30億円台というのも納得できない結果ではない。


3位:「ゴースト もういちど抱きしめたい」(パラマウント・松竹・日本テレビ)<2週目>
【公開前個人予想】 6億円
【現時点での興行収入予想】 8.5億円
【公開規模】 307スクリーン(先週比+2スクリーン)
7.7千万円を週末に稼ぎ、トータルでは4.0億円半ばとなっている。
1週間の伸びは2.8億円弱程度だろうか。
週末に対して、平日の動きはさすがに高い。
レディースデイなどには、それなりに賑わっているのではないか。
泣けそうな映画だけにひょっとすると意外と伸びがあるかもしれない。
「雷桜」「FLOWERS」並にやらかす可能性もありそうだと思ったが、さすがにそれはなさそうだ。

松嶋菜々子主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年「眉山/びざん」トータル12.1億円
OP1.3→4.6→7.1→9.0→10.2→10.9→11.3
☆10年「ゴースト もういちど抱きしめたい」
OP1.3→4.0億円→
これとの対比で考えると、「ゴースト もういちど抱きしめたい」の興行収入は10.5億円となる。
これがマックスラインとなりそうだ。
しかし、「眉山/びざん」は伸びがあった作品であり、ここまでは伸びないだろう。

ラブストーリー関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆10年「余命1か月の花嫁」トータル31.5億円(栄倉)
OP4.1→11.6→17.1→21.7→25.1→27.5→29.1
☆09年「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円(井上)
OP2.8→7.8→13.0→16.0→祝18.5→19.5→20.3
☆08年「赤い糸」トータル11.5億円(南沢)
OP1.0→不明→6.6→祝8.8→9.7→10.5→10.7
☆08年「砂時計」トータル10.0億円(夏帆・松下)
OP1.2→祝6.0→7.2→8.3→9.1→09.5→09.7
☆06年「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円(宮崎)
OP1.2→2.4→5.1→6.3
☆06年「シュガー&スパイス/風味絶佳」トータル7.5億円(沢尻)
OP1.0→3.4→4.9→5.8
☆10年「ダーリンは外国人」トータル6.9億円見込み(井上)
OP1.2→3.2→4.3→5.3→6.3→6.6
☆10年「ゴースト もういちど抱きしめたい」
OP1.3→4.0億円→
ヒットできるジャンルではあるが、微妙な作品はコケていることもある。
主要作品との対比で考えると、「ゴースト もういちど抱きしめたい」の興行収入は6.7~11.0億円となる。
「ダーリンは外国人」対比の8.6億円を超えるかどうかというところか。

「ゴースト もういちど抱きしめたい」4.0億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ジェネラル・ルージュの凱旋」4.3億円(トータル9.0億円)
☆「旭山動物園物語」4.0億円(トータル9.0億円)
☆「ハゲタカ」4.1億円(トータル8.3億円)
☆「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」4.1億円(トータル7.7億円)
☆「MW―ムウ―」4.0億円(トータル7.5億円)
<2008>
☆「隠し砦の三悪人」4.4億円(トータル9.3億円)
☆「ハンサム★スーツ」3.9億円(トータル8.6億円)
☆「イキガミ」3.8億円(トータル8.0億円)
☆「僕の彼女はサイボーグ」3.8億円(トータル7.0億円)
これらとの対比で考えると、「ゴースト もういちど抱きしめたい」の興行収入は7.4~9.0億円となる。

マックス10億円、ミニマム7億円程度となるか。
判断は難しいところだが、女性向けの“泣ける”映画は侮れないところがある。
「ゴースト もういちど抱きしめたい」の興行収入は先週に引き続き8.5億円と予想したい。
極端に高い伸びはないだろうが、馴染みのある題材だけに、極端に伸びがない作品でもなさそうだ。
公開前個人予想は6億円だったので、当たりともいえない結果となりそうだ。
「雷桜」のイメージがあり、低めに予想したが、“泣ける”映画はやはり高めに予想した方が無難だったか。
主演男優が日本人にもっと馴染みのある者であれば、強気になれたが、強気になれない要素が多数あった。


4位:「怪盗グルーの月泥棒3D」(ユニバーサル・東宝東和)<4週目>
【公開前個人予想】 6.0億円
【現時点での興行収入予想】 11.0億円(OP時~3週目12.5億円)
【配給会社・大手ネット期待値等】 最終興収は10億円を視野に
【公開規模】 233スクリーン(先週比+4スクリーン)
動員ベースでは5位となるが、3D単価もあり、興行収入ベースでは4位となる。
7.6千万円を週末に稼ぎ、トータルでは9.5億円弱となっている。
1週間の伸びは1.3億円程度だろうか。
オープニング時には『最終興収は10億円を視野に』と配給元は考えていたようだが、余裕でクリアしそうな勢いとなっている。
ファミリー向け作品としては、週末と平日の比率もそれほど悪くはないか。

10億円を超えそうだが、ファミリー層に受けが良かったということだろう。
ハリウッドCGアニメは、ピクサー系や夏休み公開などを除外すると、あまり稼げていないようなイメージがあったが、本作は意外なヒットとなっている。
いったい何がファミリー層を惹き付けたのかが分からない。
キャラが可愛いという理由だろうか。

最近のハリウッドアニメの興行収入は以下の通り(ピクサー作品、シュレックを除く)。
☆07年公開「ハッピーフィート」トータル14.5億円
先行込2.4→5.8→9.6→12.7→13.5→14.2
☆08年公開「カンフー・パンダ」トータル20.0億円(※夏公開)
OP2.2→6.8→10.2→14.5→16.7→18.2
☆09年公開「ボルト」トータル16.5億円(※夏公開)
OP2.5→7.0→11.7→14.2→1.8
☆09年公開「クリスマス・キャロル」トータル16.0億円
OP2.9→7.0→10.9→13.1→14.4→15.3
☆09年公開「マダガスカル2」トータル10.2億円
OP1.6→4.1→6.5→9.3→9.9
☆10年「怪盗グルーの月泥棒 3D」
金2.5→6.3→8.2→9.5億円→
「ヒックとドラゴン」「モンスターVSエイリアン」程度と考えたが、これらを大きく超えており、「カンフー・パンダ」「ボルト」クラスのオープニングとなっていた。
これらとの対比で考えると、「怪盗グルーの月泥棒 3D」の興行収入は10.4~13.1億円となる。
恐らく12月18日に公開される「シュレック フォーエバー」までの4週間が勝負だろう。
祝日など、あまりスケジュール的な助けがないと考えると、先週まで予想していた12.5億円まで届くかは微妙なところ。
「怪盗グルーの月泥棒 3D」の興行収入は11.0億円と下方修正したい。
「マダガスカル2」トータル10.2億円以上、「ハッピーフィート」トータル14.5億円以下というところか。

公開前個人予想は6.0億円だったので、大きく外しそうだ。
『日本では当たりにくいタイプの作品ではないか』と考えたが、本格的なアドベンチャーモノよりは本作のようなユルめのキャラクターモノの方が受けやすいのかもしれない。
また、アメリカではトータル248百万ドルの興行収入となっている。
「シュレック・フォーエバー」トータル238百万ドル
「ヒックとドラゴン」トータル218百万ドルを超えている。
3D単価ということもあるが、「トイ・ストーリー2」(トータル246百万ドル)、「カーズ」(トータル244百万ドル)、「WALL-E」(トータル224百万ドル)をも超えている実績も伊達ではなかったか。


5位:「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」(東映・テレビ朝日)<4週目>
【公開前個人予想】 9.5億円
【現時点での興行収入予想】 9億円後半(OP~2週目11.0億円)
【公開規模】 163スクリーン(先週比±0スクリーン)
6.5千万円を週末に稼ぎ、トータルでは7.2億円弱となっている。
1週間の伸びは9.6千万円程度だろうか。
比較的順調には伸びているが、爆発力に欠けている。
ハリウッドアニメの「怪盗グルー」に押されているようでは、やや心もとない。
ひょっとして「怪盗グルー」に客層を奪われているのだろうか。

関連作品の興行収入は以下の通り。
☆05年「ふたりはプリキュア Max Heart」トータル8.5億円
OP1.9→3.5→5.4→7.3→7.8
☆05年「ふたりはプリキュア MaxHeart2 雪空のともだち」トータル5.7億円
OP1.2→不明→3.1
☆06年「ふたりはプリキュア Splash Star チクタク危機一髪!」トータル3.0億円
OP0.56
☆07年「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」トータル8.0億円
OP1.7→3.7→5.6→6.5→7.1
☆08年「Yes!プリキュア5 GoGo!お菓子の国のハッピーバースデイ♪」トータル7.9億円
OP1.6→3.4→4.8→6.2→6.8→7.2
☆09年「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円
3日2.4→5.1→7.6→8.6→9.0
☆09年「フレッシュプリキュア!おもちゃの国は秘密がいっぱい!?」トータル8.0億円
OP1.7→3.8→5.1→5.9→6.9→7.2
☆10年「オールスターズDX2希望の光☆レインボージュエルを守れ!」
3日3.2→6.0→9.0→10.3→10.8→10.9→
☆10年「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」
OP2.4→4.8→6.2→7.2億円→
本シリーズは8~11億円程度が標準となる。
これらとの対比で考えると、「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」の興行収入は8.4~9.8億円となる。
二桁突破は、かなり微妙となりそうだ。
秋シーズンは祝日の関係などがあり、稼ぎにくいのかもしれない。
先々週までは、『今年の春ベースの11億円程度が落ち着きどころか』と書いたが、やや期待が高すぎたか。
「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」の興行収入は先週に引き続き9億円後半と予想したい。

なお、10億円前後のアニメ作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「劇場版 MAJOR」トータル10.5億円<年末公開>
OP1.5→2.6→不明→7.7→祝込9.6→10.0
☆08年「ONE PIECE」トータル9.2億円
OP1.6→3.4→4.7→6.1→7.5
☆09年「NARUTO-ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者」トータル10.2億円
OP1.9→4.7→7.4
☆09年「映画クレヨンしんちゃん オタケべ!カスカベ野生王国」トータル10.0億円
OP1.7→3.5→5.9→9.2→9.6→9.7
☆10年「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」
OP2.4→4.8→6.2→7.2億円→
これらとの対比で考えると、「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」の興行収入は7.8~10.9億円となる。
二桁ライン到達はまだまだ無理ではないが、やや厳しそうだ。
しかし、安定して稼げるシリーズとなっており、「仮面ライダー」とともに東映を支えている。
東映が抱える「ONE PIECE」も爆発力のあるものとなりつつあり、「相棒」以外の邦画が不発気味の東映にとっては救いとなっている。
公開前個人予想は9.5億円だったので、こちらの方は予想どおりとなっている。
オープニングが予想外に高かったが、やはり順当な結果となりそうだ。


6位:「エクリプス/トワイライト・サーガ」(角川)<3週目>
【公開前個人予想】 3億円台
【現時点での興行収入予想】 5億円(OP時~2週目4億円前半)
【公開規模】 265スクリーン(先週比+1スクリーン)
4.4千万円を週末に稼ぎ、トータルでは4.0億円となっている。
1週間の伸びは1.3億円弱程度だろうか。
週末の動きは大したことないが、意外と平日の伸びがあるようだ。
総集編がTV放送された効果があるのだろうか。
上戸彩やAKBなどを利用して、日本でもムーブメントを起こそうと躍起になっているが、果たして上手くいくだろうか。
アメリカでは今年公開された作品の中では第4位となる301百万ドルを稼いでいる。
「アイアンマン2」トータル312百万ドルには敗れているが、「インセプション」トータル292百万ドルを超えているほどの作品。
しかし、日本ではやはり微妙な結果となりそうだ。

本シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆09年「トワイライト~初恋~」トータル3.5億円
OP0.7→1.8→2.5
☆09年「ニュームーン/トワイライト・サーガ」トータル2.7億円
OP0.7→1.7
☆10年「エクリプス/トワイライト・サーガ」
OP1.0→2.7→4.0億円→
「トワイライト~初恋~」との対比で考えると、「エクリプス/トワイライト・サーガ」の興行収入は5.6億円となる。
これがマックスラインとなるか。

「エクリプス/トワイライト・サーガ」4.0億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2010>
☆「恋するベーカリー」4.0億円
☆「アデル ファラオと復活の秘薬」3.6億円(トータル4億円台見込み)
☆「ザ・ウォーカー」3.6億円(トータル4億円台見込み)
<2009>
☆「THE 4TH KIND」3.9億円
☆「ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー」3.7億円
☆「ウォッチメン」3.6億円
☆「96時間」3.7億円(トータル4.4億円)
<2008>
☆「マイ・ブルーベリー・ナイツ」3.6億円
☆「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」3.8億円(トータル4.6億円)
☆「幸せの1ページ」3.5億円(トータル4.6億円)
これらとの対比で考えると、「エクリプス/トワイライト・サーガ」の興行収入は4.8~5.3億円となる。

マックス5億円台、ミニマム4億円台となるか。
ファン限定ともいえる作品だけに大きくは伸びそうもないと思われたが、意外と伸びている。
テレビ放送などの影響を踏まえると、5億円突破も不可能ではなさそうだ。
先週まで4億円前半と予想していたが、「エクリプス/トワイライト・サーガ」の興行収入は5億円と上方修正したい。
公開前個人予想は3億円台だったのでややハズレとなりそうだ。
過去の作品はそれほど話題にならなかったが、3作目にして意外と話題となったことが予想外ではあった。

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『リミット』レビュー

◆評  価   6.5点
◆おススメ度  B+(過度な期待をすべきではないが、ユニークな作品)

「これは凄い」と唸らされるほど秀逸なアイディアに満ち溢れた作品ではないが、このシチュエーションだけで90分をもたせているのはやはり評価したいところ。
イラク、携帯電話、棺桶というキーワードだけで映画をきちんと製作している。
携帯での会話だけであり、映像こそないが、アメリカ政府、彼を雇っている企業、テロリスト、彼の家族や友人などの様子を色々と想像できるということも楽しいと感じさせる。

ただ、狭い空間のみの90分間だけでは、やや飽きてくるのも事実。
なんとか飽きさせないために、ヘビや指切りなどのアイディアを盛り込んでいるが、そのようなことよりも別のアイディアももうちょっと欲しかったところ。

個人的には、アメリカ政府及び利益優先主義の企業への強烈な皮肉が込められている点が非常に面白いと感じられた。
犯人に直接殺されるのではなくて、アメリカ政府の空爆の結果という点が非常に面白い。
犯人に対して身代金を払わずに見殺しにしたアメリカ政府に、間接的にも直接的にも殺されている。
電話でも散々たらい回しにされた挙句に、最終的には人違い、過去に救ったと語った者ですら救えていなかったということがアメリカ政府への皮肉以外の何物でもない。
空爆で殺したのではないかと思われた犯人ですら実は殺していない。
テロリストが彼の家族を脅迫することに違和感があったが、アメリカ人はイラクのことを全然分からないのに、テロリストはアメリカのことを知っているという解釈もできそうだ。

また、何らかの仕掛けが本作で語られていたかもしれないが、会社があの携帯に電話を掛けてくるところが良いアイディアだと思った。
個人的な解釈(思い込み)ではあるが、アメリカ政府、CIA、FBIがクローン電話などの理由により、電話番号を特定できなかったのに、企業が利益を優先するだけのためにあらゆる手段を使ってあの携帯電話番号を入手したとすれば、強烈な皮肉になっている。
彼を助けるために奔走するのではなくて、企業には一切の責任がないということを確認するだけのものであれば、皮肉以外の何物でもないだろう。
エンディングの明るい調子の音楽ももちろんバッドエンディングに対する皮肉ではないだろうか。

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国内映画興行収入ランキング(11月3週目その1)

1位:「ハリー・ポッターと死の秘宝PartⅠ」(ワーナー)<1週目>
【公開前個人予想】 110億円
【現時点での興行収入予想】 90億円
【配給会社・大手ネット期待値等】 100億円突破に向けて好発進
【公開規模】 880スクリーン(先週比±0スクリーン)
金曜日からの3日間で11.7億円半ばのオープニングを飾った。
土日2日間では9.4億円弱だったようだ。
先週『金曜日からのオープニングは「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」の19.4億円を下回る17億円程度か』と書いたが、そこまでの爆発はなかったようだ。
このシリーズは今まで見たことがないのでよく分からないところはあるが、ラストという割には盛り上がっていないのか。
アメリカではオープニングから盛り上がっているが、日本では徐々に盛り上がっていくのだろうか。
しかし、安定したシリーズ作品であり、ファミリー層を中心に正月に掛けて稼ぐだろう。

過去のシリーズは以下のとおり。
☆01年「賢者の石」トータル203.0億円(※年末公開)
☆02年「秘密の部屋」トータル180.0億円(※冬公開)
☆04年「アズカバンの囚人」トータル135.0億円(※夏公開)
先18.7→42.0→58.6→71.1→85.2→94.7→102.4
☆05年「炎のゴブレット」トータル115.0億円(※冬公開)
先16.9→36.2→49.8→59.1→69.5→不明→95.5
☆07年「不死鳥の騎士団」トータル94.0億円(※夏公開)
先22.8→39.1→52.3→63.1→79.2→82.4→87.0
☆09年「謎のプリンス」トータル80.0億円(※夏公開)
6日22.1(2日9.9)→35.0→47.5→55.9→66.7→71.6→74.9
☆10年「死の秘宝PartⅠ」
金11.8(2日9.4)億円→
右肩下がりとなっている。
01年の203億円→09年の80億円となっているので、約6割の減少となっている。
「謎のプリンス」との週末対比で考えると、「死の秘宝PartⅠ」の興行収入は76.0億円となる。
この辺りがミニマムラインとなりそうだ。

興行収入55~120億円の洋画実写作品は以下のとおり。
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」トータル118億円見込み
OP13.2→35.4→59.0→83.8→93.4→101.0→107.1→111.5→113.8
☆07年公開「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド」トータル109.0億円
金19.4(2日14.7)→44.0→61.4→74.5→83.7→90.9→96.2
☆06年公開「パイレーツ・オブ・カリビアン/チェスト」トータル100.2億円
先19.2→37.5→52.2→63.7→78.8→86.5→90.6
☆05年公開「スター・ウォーズEPⅢ」トータル91.7億円
先21.2→40.7→49.8→58.7→65.8→73.3→80.5
☆06年公開「ダ・ヴィンチ・コード」トータル90.5億円
OP12.8→36.0→51.8→62.6→70.3→76.1→80.7
☆07年公開「スパイダーマン3」トータル71.2億円
6日31.9→43.6→52.3→58.1→62.3→65.1
☆06年公開「ナルニア国物語」トータル68.6億円
先10.4→23.6→33.0→43.9→52.3→58.2
☆05年公開「宇宙戦争」トータル60.0億円
先16.4→29.3→39.5→43.8→47.7→50.4
☆08年公開「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」トータル57.1億円
先14.0→26.1→34.4→40.3→祝込46.7→49.5→52.0→53.7
☆09年「レッドクリフ PartⅡ」トータル55.5億円
金3日8.6(2日6.7)→21.5→30.3→39.0→47.7→50.7→52.5
☆10年公開「ハリー・ポッターと死の秘宝PartⅠ」
金11.8(2日9.4)億円→
主要作品との対比で考えると、「ハリー・ポッターと死の秘宝PartⅠ」の興行収入は66.5~84.0億円となる。
オープニングの数字上からは強気にはなれないが、好意的に解釈すると、急いで見る必要はないということかもしれない。

データはとりあえず無視して、「謎のプリンス」トータル80.0億円を超えて、「不死鳥の騎士団」トータル94.0億円程度と考えて、「ハリー・ポッターと死の秘宝PartⅠ」の興行収入は90億円と予想しておきたい。
公開前個人予想は110億円だったので、ハズしそうだ。
ラスト前ということもあり、もっと期待度が高まっていると思った。

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『クロッシング』レビュー

◆評  価   6.0点
◆おススメ度  B-(単純な面白さはない)

撮影方法に関しては凝っているようであり、それを注視していれば楽しめるかもしれない。
高架線を走る鉄道を映しながら、徐々に視点が下へと下がっていくシーンを観るだけでも面白い。
長回しや鏡といったアイテムを利用したり、静から動への移行など、緊張感・緊迫感が高まるようになっている。
アントワン・フークアらしい本格志向のリアルな作品には仕上がっていると思われる。
主演の3人の演技も素晴らしく、フークアのイメージ通りのリアルな演技を繰り広げている。
イーサン・ホークのかなり切羽詰った演技、リチャード・ギアのかなり情けない演技、ドン・チードルのかなり苛立っている演技、それぞれの演技は観客に対して訴えてくるものがあるだろう。

しかし、本作が言わんとしていることに関しては、自分には難しすぎたのかもしれない。
ストーリー自体には難解さは存在しないが、結局のところ何を言いたいのかがよく分からなかった。
家族を守るため、人生を取り返すために必死になった男たちは悲惨な末路を辿り、人生に絶望し諦めた男は何も望みどおりにならないというような“人生の無常”を説いたようなものかもしれないが、初見ではピンとは来ない流れ。
人生が思い通りにならない男たちがもがいて、あがいて、苦しんでも、人生は変わらないということだろうか。
「チャイナタウン」のような仕上りをアントワン・フークアは求めたのだろうか。

「犯人は誰か」「事件の顛末は何か」「出会うはずのない3人が出会うときに何かが起きる」といったような単純なハリウッド映画とは異なる仕上りとはいえ、もう少しだけ心に訴えてくる分かりやすいものが欲しかったところ。
冒頭の会話に「より善か、より悪か」「間違えた方法で正しいことをする」といったヒントが隠されていたが、これらのキーワード通りに進んだようにも思えない。
「トレーニングデイ」や「ティアーズ・オブ・ザ・サン」を見る限りでは、アントワン・フークアらしい結末ともいえるが、上手く“オチ”ていない気がした。
リチャード・ギアが呆然としながら歩んでいくラストは悪くはないが、あのシーンの意味を深く噛み締められる者は少ないのではないか。
“傑作”になり得る素材ではあるが、微妙に何かが噛み合わなかったか。
ただ、高い仕上がりになっているので、再見すれば評価は変わるかもしれない。

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全米映画興行収入(11月第3週目)

1位となったのは、新作の「ハリー・ポッターと死の秘宝 PartⅠ」。
事前には週末3日間で130.4百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想をやや下回る125.0百万ドルのオープニングを飾った。
この程度の誤差ならば、問題ないだろう。

過去のシリーズは以下のとおり。
☆01年「賢者の石」トータル318百万ドル(製作費:125百万ドル)
OP90→187→220→240→253→264→286→300→305→309
☆02年「秘密の部屋」トータル262百万ドル(製作費:100百万ドル)
OP88→148→200→214→223→229→240→252→255→257
☆04年「アズカバンの囚人」トータル250百万ドル(製作費:130百万ドル)
OP94→158→191→212→223→233→238→242→244→245
☆05年「炎のゴブレット」トータル290百万ドル(製作費:150百万ドル)
OP103→201→229→244→253→261→275→282→284→286
☆07年「不死鳥の騎士団」トータル292百万ドル(製作費:150百万ドル)
先140(OP77)→208→242→261→272→279→283→286→288→289
☆09年「謎のプリンス」トータル302百万ドル(製作費:250百万ドル)
先158(OP78)→221→256→274→284→290→294→297→299→300
☆10年「死の秘宝 PartⅠ」
OP125百万ドル→
過去最高のオープニングとなった。
前作の3億ドルを超えることは確実。
「賢者の石」トータル318百万ドルを超えることが目標となる。

今年公開された以下の作品がライバルとなる。
☆10年「アリス・イン・ワンダーランド」トータル334百万ドル
OP116→209→265→294→310→319→324
☆10年「アイアンマン2」トータル312百万ドル
OP128→211→251→275→291→299→305
☆10年「死の秘宝 PartⅠ」
OP125百万ドル→
これらと接戦となりそうだ。
オープニングが爆発するタイプの作品であり、「アリス・イン・ワンダーランド」のような伸びがあるかどうかがポイントとなる。
とりあえず、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PartⅠ」の興行収入は3億1千万ドルと予想しておきたい。
3D化できなかったため、過去の作品から大きくジャンプアップはしないだろう。
ただ、評価は予想外にかなり高くなっており、ある程度の伸びは期待できそうだ。


2位は3週目の「メガマインド」。
トータルでは109百万ドルとなっている。
パラマウント・ドリームワークスが送る3Dアニメ作品。
制作費は1億3千万ドルとなっている。
監督は「マダガスカル」シリーズのトム・マクグラス。
声優はウィル・フェレル、ブラッド・ピットなど。

ドリームワークス製作のアニメ作品の興行収入は以下のとおり(「シュレック」シリーズを除く)。
☆10年「ヒックとドラゴン」トータル218百万ドル
OP44→092→133→158→178→192→201→208
☆08年「カンフー・パンダ」トータル215百万ドル
OP60→117→156→179→193→202→207→209
☆09年「モンスターVSエイリアン」トータル198百万ドル
OP59→105→140→163→175→182→187→191
☆05年「マダガスカル」トータル194百万ドル
OP47→100→128→147→160→171→179→184
☆08年「マダガスカル2」トータル180百万ドル
OP63→117→137→159→166→170→172→175
☆04年「シャーク・テイル」トータル161百万ドル
OP48→087→119→137→147→154→158→158
☆06年「森のリトルギャング」トータル155百万ドル
OP38→076→112→130→139→145→148→150
☆07年「ビー・ムービー」トータル127百万ドル
OP38→072→094→112→118→121→122→123
☆10年「メガマインド」
OP46→089→109百万ドル→
「カンフー・パンダ」「モンスターVSエイリアン」に比べると、やや低い動きとなっている。
「ヒックとドラゴン」のようなロングセールスにもならないだろう。
3週目の動きはやや鈍いが、「ハリポタ」の影響が強そうだ。
とりあえずは、先週に引き続き1億6~7千万ドルと予想したい。
「シャーク・テイル」トータル161百万ドル以上、「マダガスカル2」トータル180百万ドル以下か。
製作費1億3千万ドルは回収できそうであり、アニメ作品はやはり安定度は高い。
制作費の割にはアメリカ国内での利益は少なそうだが、アニメ作品は全世界で稼げるという強みがあるのだろう。
評価も高く、ドリームワークス製作のアニメとしては悪くはない結果になりそうであり、問題なく成功といえそうだ。


3位は2週目の「アンストッパブル」。
トータルでは42百万ドルとなっている。
実際の列車事故を元にしたアクションサスペンス。
製作費1億ドルとなっている。
トニー・スコット監督、デンゼル・ワシントン主演のゴールデンコンビに、「スター・トレック」のクリス・パインが出演している。

トニー・スコット監督、デンゼル・ワシントン主演のゴールデンコンビの興行収入は以下のとおり。
☆95年「クリムゾン・タイド」トータル91百万ドル
☆04年「マイ・ボディガード」トータル78百万ドル
OP23→44→56→64→69→73
☆06年「デジャヴ」トータル64百万ドル
先29(OP21)→44→53→58→60→62
☆09年「サブウェイ123 激突」トータル65百万ドル
OP23→44→53→59→61→63
☆10年「アンストッパブル」
OP23→42百万ドル→
当然ながら、他の作品と同程度の動きとなっている。
したがって、「アンストッパブル」の興行収入は先週に引き続き6~7千万ドルと予想したい。
この程度しか稼げないのは目に見えているのに、製作費1億ドルは掛けすぎではないか。
しかし、全世界で稼げそうであり、アメリカ国内ではコケずに基準どおり稼げば問題はないのかもしれない。
このコンビの作品はしっかりと作られており、評価はもちろん高くなっている。


4位は3週目の「デュー・デート~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~」。
トータルでは72百万ドルとなっている。
「ハングオーバー」のトッド・フィリップス監督、ロバート・ダウニーJr.主演作品。
製作費65百万ドルとなっており、制作費は楽に回収した。

トッド・フィリップス監督作品の興行収入は以下の通り。
☆00年「ロード・トリップ」トータル69百万ドル
OP15→033→046→054→060→064→065→066
☆03年「アダルト♂スクール」トータル76百万ドル
OP17→037→051→061→067→071→073→074
☆04年「スタスキー&ハッチ」トータル88百万ドル
OP28→052→067→077→082→085→086→087
☆08年「SCHOOL FOR SCOUNDRELS」トータル18百万ドル
OP09→014→016→017→017→018
☆09年「ハングオーバー」トータル277百万ドル
OP45→105→153→183→205→222→236→247
☆10年「デュー・デート」
OP33→059→072百万ドル→
「ハングオーバー」のような爆発力はさすがになかった。
「スタスキー&ハッチ」対比の96百万ドル程度が落ち着きどころか。

ロバート・ダウニーJr.が出演したコメディ作品も参考となりそうだ。
☆08年「トロピック・サンダー」トータル111百万ドル(※主演ではない)
先37→66→84→97→103→107
☆10年「デュー・デート
OP33→59→72百万ドル→
「トロピック・サンダー」を下回りそうだ。
「デュー・デート」の興行収入は先週に引き続き1億ドルと予想したい。
先々週までは1億1千万ドルと予想していたが、そこまで伸びそうもない。
コメディ作品としては、制作費がやや高額だが、「ハングオーバー」で大きく当てたという実績が評価されたのだろう。
評価も高く、制作費を回収できそうであり、問題なく成功といえそうだ。


5位となったのは、新作の「The Next Three Days」。
事前には週末3日間で12.2百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想を下回る6.5百万ドルのオープニングを飾った。
ポール・ハギス監督、ラッセル・クロウ主演のアクションサスペンス。
フランス映画「すべて彼女のために」のリメイクである。
リーアム・ニーソン、エリザベス・バンクスなど豪華なキャスティングではあるが、暗めのサスペンス作品は稼ぎにくいところがある。
リメイク作品も敬遠されがちだ。

ポール・ハギス監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆04年「クラッシュ」トータル55百万ドル
☆07年「告発のとき」トータル7百万ドル
アカデミー作品「クラッシュ」のようなヒットにはなりようもない。

ラッセル・クロウ主演作の興行収入は以下の通り。
☆07年「3時10分、決断のとき」トータル54百万ドル
OP14→28→038→044→049→052→053
☆07年「アメリカン・ギャングスター」トータル130百万ドル
OP44→80→101→116→122→126→128(※ワシントン主演)
☆08年「ワールド・オブ・ライズ」トータル39百万ドル
OP13→24→031→035→037→038→039(※ディカプリオ主演)
☆09年「消されたヘッドライン」トータル37百万ドル
OP14→25→031→034→036→036→037
☆10年「ロビン・フッド」トータル105百万ドル
OP36→66→083→094→099→102→103
☆10年「The Next Three Days」
OP07百万ドル→
1億ドルを稼ぐことも出来るが、3千万ドル台も目立つ。
今回はその3千万ドルも稼ぐことはできなさそうだ。
「ワールド・オブ・ライズ」、「消されたヘッドライン」の半分程度の1千万ドル後半が落ち着きどころか。
評価はもちろん高いが、それだけでは高い興行収入にはならない。


6位は2週目の「恋とニュースのつくり方」。
トータルでは20百万ドルとなっている。
レイチェル・マクアダムス、ハリソン・フォード、ダイアン・キートン主演のテレビ局を舞台としたコメディ作品。
監督は「ノッティングヒルの恋人」「チェンジング・レーン」のロジャー・ミッシェル。
女性が好みそうな作品であり、雰囲気的にヒットしそうな感じがしたが、全くヒットしなかった。
製作費4千万ドルの回収も微妙となりそうだ。

脚本は「プラダを着た悪魔」などを手掛けたアライン・ブロッシュ・マッケンナ。
☆06年「プラダを着た悪魔」トータル125百万ドル
OP28→63→83→98→107→113
☆08年「幸せになるための27のドレス」トータル77百万ドル
OP23→45→57→65→070→073
☆10年「恋とニュースのつくり方」
先12→20百万ドル→
これほどのヒットは望めないとしても、ここまで低いとも思えなかった。
「幸せになるための27のドレス」の半分程度が落ち着きどころか。

レイチェル・マクアダムス主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「きみがぼくを見つけた日」トータル63百万ドル
OP18→37→48→55→59→61
☆10年「恋とニュースのつくり方」
先12→20百万ドル→
「恋とニュースのつくり方」の興行収入は先週に引き続き3~4千万ドルと予想したい。
「きみに読む物語」「シャーロック・ホームズ」など、人気作品には出演しているが、まだまだ稼げる女優というわけではないようだ。
「インディ・ジョーンズ」以外がパットしないハリソン・フォードの不調さも要因かもしれない。
評価はそれほど悪くはない程度であるが、高い伸びは期待しにくい。


7位は2週目の「Skyline」。
トータルでは18百万ドルとなっている。
内容はよく分からないが、エイリアンモノのようだ。
監督は「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」のストラウス兄弟。
彼らは特撮に関してはかなりのキャリアがある。

「第9地区」(トータル116百万ドル)のようなスマッシュヒットはあったが、大規模作品ではないエイリアン作品はコケることが多いイメージはあり、本作も同様となっている。
ただ、製作費は1千万ドルであり、制作費は楽に回収した。
メジャーな俳優が出演していないメリットだろう。
ホラー作品同様に製作費を抑えることに成功している。

イメージとしては以下のような作品と同程度となると思っていた。
☆07年「インベージョン」トータル15百万ドル
OP06→11→14→15
☆10年「スプライス」トータル17百万ドル
OP07→13→16→16
☆10年「Skyline」
OP12→18百万ドル→
「インベージョン」は、「es」のオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督、ニコール・キッドマン主演作品。
「スプライス」は、「CUBE」のヴィンチェンゾ・ナタリ監督、エイドリアン・ブロディ主演作品。
これらほど酷い結果にはならなかったのは幸いだ。
「Skyline」の興行収入は先週に引き続き3千万ドルと予想したいところだが、伸びを望むことが厳しいため、2千万ドルの半ば辺りと下方修正したい。
製作費が安いことを考えれば、失敗ではなさそうだが、やはりこの手のジャンルはそれほど稼げないようだ。
評価はやや悪い程度となっており、高い伸びは期待しにくい。


8位は6週目の「Red」。
トータル84百万ドルとなっている。
製作費58百万ドルの回収が既に完了している。
アクション作品ながら、意外と粘っているという印象。

アメリカのコミックを原作とした作品。
主演はブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ヘレン・ミレン、ジョン・マルコヴィッチ、ブライアン・コックスなどのベテランが揃っている。
最新の主演作がそれほどパッとしないブルース・ウィリスだけに不安はあったが、原作の人気が高いのだろうか。
かなり思い切った派手なアクションが展開されているようだ。

ブルース・ウィリス主演作の興行収入は以下のとおり。
☆09年「サロゲート」トータル39百万ドル
OP15→26→33→36→38→38
☆10年「コップ・アウト」トータル45百万ドル
OP18→33→39→43→44→44
☆10年「Red」
OP22→44→59→72→80→84百万ドル→
これらの作品とは伸びが全く異なる。

監督は「フライトプラン」のロベルト・シュヴェンケ。
☆05年「フライトプラン」トータル90百万ドル
OP25→46→61→71→77→81
☆10年「Red」
OP22→44→59→72→80→84百万ドル→
「フライトプラン」と同程度の伸びが期待できそうなので、「Red」の興行収入は9千万ドル近くまでいきそうだ。

アメコミ原作モノならば、以下の作品がライバルとなる。
☆05年「シンシティ」トータル74百万ドル
OP29→51→61→67→71→72
☆06年「V・フォー・ヴェンデッタ」トータル71百万ドル
OP26→46→57→62→66→68
☆10年「Red」
OP22→44→59→72→80→84百万ドル→
これらよりも伸びがあったようだ。
評価は良いので、「Red」の興行収入は先週に引き続き9千万ドルと予想したい。
3週目までは8千万ドル程度と予想していたが、思ったよりも伸びが高かった。
1億ドル突破は厳しいが、制作費を回収し、9千万ドル近く稼げれば、合格といえる。
原作の良さや知名度のおかげかもしれないが、ブルース・ウィリスもまだまだイケるようだ。


9位は3週目の「For Colored Girls」。
トータルでは34百万ドルとなっている。
黒人から圧倒的な支持を受けているタイラー・ペリー監督作品。
脚本・主演・プロデューサーをも務めることが多い。

タイラー・ペリーのシリーズは以下のとおり。
☆05年「Diary of a Mad Black Woman」トータル51百万ドル
OP22→37→44→48→50(※監督はしていない)
☆06年「Madea's Family Reunion」トータル63百万ドル
OP30→48→56→60→62
☆07年「Daddy's Little Girls」トータル31百万ドル
先16(OP11)→25→28→30→31
☆07年「WHY DID I GET MARRIED」トータル55百万ドル
OP21→39→47→51→53
☆08年「Meet the Browns」トータル42百万ドル
OP20→33→38→40→41
☆08年「The Family That Preys」トータル37百万ドル
OP17→28→33→35→36
☆09年「Madea Goes to Jail」トータル91百万ドル
OP41→65→76→83→87
☆09年「I Can Do Bad All By Myself」トータル52百万ドル
OP23→38→45→48→50
☆10年「Why Did I Get Married Too?」トータル60百万ドル
OP30→49→55→57→59
☆10年「For Colored Girls」
OP19→31→34百万ドル→
「Madea Goes to Jail」トータル91百万ドルが爆発しているが、だいたい4~6千万ドルとなっている。
09~10年の作品と比べるとやや低い結果となりそうだが、07~08年の作品と同程度となりそうだ。
「For Colored Girls」の興行収入は先週に引き続き4千万ドル台と予想したい。
制作費は低そうであり、ビジネスとしてはかなりお徳となっている。
評価もいつも通りに低く、それほど高い興行収入はなりそうもないが、全く問題ないと思われる。


10位となったのは、3週目の「Fair Game」。
3週目で拡大公開されたが、まだまだ386スクリーンである。
トータルでは4百万ドルとなっている。
監督は「ボーン・アイデンティティ」のダグ・リーマン。
主演はナオミ・ワッツ、ショーン・ペン。
制作費は22百万ドルのポリティカル・サスペンス。
このトリオならば、もっと稼げると思うが、どのような戦略なのだろうか。
イラク戦争絡みということもあり、あまり稼げないと思ったのか。
さらに拡大されるのか、それともこのまま埋もれてしまうのか注目となる。
評価はそれほど悪くはない程度となっている。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆クリスティーナ・アギレラ主演のミュージカル作品「バーレスク」
☆ドゥエイン・ジョンソン主演のアクション「Faster」
☆ジェイク・ギレンホール、アン・ハサウェイ主演のコメディドラマ「Love and Other Drugs」
☆ディズニー系の3Dアニメ「塔の上のラプンツェル」
どれもそれぞれのジャンルの標準並にヒットしそうと思ったが、予想をみるとやや苦戦すると思われているようだ。
「塔の上のラプンツェル」はヒットすると思うのだが。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(11月2週目その5)

12位:「さらば愛しの大統領」(アスミック)<3週目>
【公開前個人予想】 なし
【現時点での興行収入予想】 2億円前後
【公開規模】 122スクリーン(先週比+1スクリーン)
先週から大阪で先行公開されていたようであり、3週目となる。
2.4千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは1.1億円半ばとなっている。
1週間の伸びは5.4千万円程度だろうか。
世界のナベアツともう一人によるダブル監督、ケンドーコバヤシ、宮川大輔主演作品。
先行があったので、判断が難しいが、2億円前後の興行収入となるだろうか。
下手なストーリーを構築するよりも、ギャグやアホらしさを前面に押し出しており、その戦略はあたりそう。
プロの監督でも、プロの俳優でもないのだから、思い切り良くやって、彼らにしか出来ないことをやることはアリだと思う。
松本人志、品川祐二監督も当たっているが、こういう作品の方がお笑い系らしい。
それにしても、板尾創路監督の「板尾創路の脱獄王」、木村祐一監督の「ニセ札」など、お笑い系の監督進出が目立っている。


13位:「劇場版 3D あたしンち 情熱のちょ~超能力♪母大暴走!」(東映)<1週目>
【公開前個人予想】 なし
【現時点での興行収入予想】 1億円台
【公開規模】 89スクリーン(先週比±0スクリーン)
ファミリー向け映画なので動員ベースでは9位となるが、興行収入ベースでは13位となる。
上映時間も短く、チケット代も3Dとしては安いようだ。
2.2千万円(22,126,300円)のオープニングを飾った。
トータルでは1億円台の興行収入となりそうだ。
ノーマークだったが、新作が手薄の現状ならば、何がランクインしてもおかしくはない。
7年間近く放送されて、人気のあったアニメ番組の映画化ということであり、ある程度知名度も高かったのだろう。


14位:「桜田門外ノ変」(東映)<5週目>
【公開前個人予想】 7.0億円
【現時点での興行収入予想】 7億円台(OP時6億円)
【公開規模】 295スクリーン(先週比-1スクリーン)
1.8千万円を週末に稼ぎ、トータルでは5.9億円半ばとなっている。
1週間の伸びは5.5千万円弱程度だろうか。
年配向けということもあり、週末に対して平日の伸びが高い。
個人的には「誰が見るの?」というイメージを持っている映画ではあるが、年配層がしっかりと見ているようだ。
東映がかなり気合が入れていると思わせる作品であり、大コケ予想にせずに、無難な予想にして正解だった。

年配向けの時代劇や歴史モノは、意外とヒットするので注意が必要。
☆07年「蒼き狼 地果て海尽きるまで」トータル13.9億円
OP2.0→5.8→8.2→10.0→11.1→11.8
☆07年「椿三十郎」トータル11.5億円
OP1.6→4.1→5.9→祝込7.3→不明→9.7→祝込10.5→10.8
☆09年「火天の城」トータル9.3億円
OP1.3→3.5→5.9→7.2→7.9
☆09年「禅 ZEN」トータル5.0億円
祝込3日0.5→1.1→
☆07年「茶々 天涯の貴妃」トータル4.5億円
OP0.4→不明→2.3→3.0→3.5→3.8
☆10年「必死剣 鳥刺し」トータル4.8億円見込み
OP0.8→2.6→3.6→4.2億円→
☆10年「桜田門外ノ変」
OP0.9→3.1→4.5→5.4→6.0億円→
「蒼き狼」「火天の城」との対比で考えると、「桜田門外ノ変」の興行収入は7.1~7.5億円となる。
7億円台辺りが落ち着きどころか。
オープニング時には6億円程度と思ったが、平日の伸びが高かった。
「必死剣 鳥刺し」のような動きだと6億円程度となるが、題材や幕末ブームなどを踏まえると、今後もある程度の伸びは期待できるはずだ。

「桜田門外ノ変」6.0億円と同程度の5週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「誰も守ってくれない」5.8億円(トータル6.4億円)
☆「真夏のオリオン」5.3億円(トータル5.7億円)
<2008>
☆「僕の彼女はサイボーグ」6.4億円(トータル7.0億円)
☆「ホームレス中学生」祝込6.2億円
これらとの対比で考えると、「桜田門外ノ変」の興行収入は6.5~6.6億円となる。
これらの対比をやや上回る辺りが落ち着きどころか。

マックス7億円台、ミニマム6億円台となりそうだ。
驚くような伸びはないと思うが、平日の伸びがありそうなので、高めに想定した方がよさそうだ。
「桜田門外ノ変」の興行収入は先週に引き続き7億円台と予想したい。
7億円をギリギリ超える程度が落ち着きどころか。
作品的に地味さを拭えないので、それほど高い伸びはないだろう。
オープニング時には6億円という予想だったが、平日の伸びが思ったより高かった。
公開前個人予想は7.0億円だったので、当たりといえそうだ。
個人的には見たいとは思えない作品だが、年配層がしっかりと見るのでこの手の作品は意外と手堅く稼げる。


15位:「雷桜」(東宝・TBS)<4週目>
【公開前個人予想】 5.0億円
【現時点での興行収入予想】 4億円半ば(OP時3億円台)
【公開規模】 300スクリーン(先週比±0スクリーン)
1.6千万円を週末に稼ぎ、トータルでは3.8億円半ばとなっている。
1週間の伸びは5.1千万円程度だろうか。
週末の動きは大したことがないが、レディースデイにでも稼いだのだろうか、平日は伸びている。
一応感動的なラブストーリー系ということもあるだろう。

廣木隆一監督は「余命1ヶ月の花嫁」を手掛けている。
☆09年「余命1か月の花嫁」トータル31.5億円
OP4.1→11.6→17.1→21.7→25.1→27.5→29.1
☆10年「雷桜」
金0.9→2.3→3.3→3.8億円→
この対比で考えると、「雷桜」の興行収入は5.5億円となる。
もちろんここまでは伸びないだろう。

岡田将生の代表作は以下のとおり。
☆09年「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円
OP2.8→7.8→13.0→16.0→祝18.5→19.5→20.3
☆10年「雷桜」
金0.9→2.3→3.3→3.8億円→
この対比で考えると、「雷桜」の興行収入は5.1億円となる。
ここまでも伸びないだろう。

蒼井優は「フラガール」や「男たちの大和」など出演しており本数は多いが、主演女優としては未知数のところがある。
小規模公開の08年「百万円と苦虫女」がトータル3.0億円とスマッシュヒットしているので、人気はあるとは思うが、この手の作品の主演としてはどうだろうか。

歴史モノや時代劇などの興行収入は以下のとおり。
☆08年「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」トータル9.3億円
OP1.8→4.4→6.2→7.5→8.2→8.6
☆09年「TAJOMARU」トータル4.8億円
OP0.7→2.1→3.5→4.3
☆08年「ICHI」トータル4.5億円
OP1.0→2.6→3.5→3.9
☆10年「座頭市 THE LAST」トータル4億円見込み
OP0.9→2.6→3.3億円→
☆10年「雷桜」
金0.9→2.3→3.3→3.8億円→
「座頭市 THE LAST」と同じような動きとなっていた。
これらとの対比で考えると、「雷桜」の興行収入は4.2~4.7億円となる。
「ICHI」対比では4.4億円となる。
この辺りが落ち着きどころか。

ラブストーリー関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆06年「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円(宮崎)
OP1.2→2.4→5.1→6.3
☆06年「シュガー&スパイス/風味絶佳」トータル7.5億円(沢尻)
OP1.0→3.4→4.9→5.8
☆07年「そのときは彼によろしく」トータル4.6億円(長澤)
OP0.9→2.3→3.3→3.8→04.2→04.4
☆10年「ダーリンは外国人」トータル6.9億円見込み
OP1.2→3.2→4.3→5.3→6.3→6.6
☆10年「誰かが私にキスをした」トータル2.3億円見込み(堀北)
OP0.5→1.5億円→
☆10年「雷桜」
金0.9→2.3→3.3→3.8億円→
これらとの対比で考えると、「雷桜」の興行収入は4.6~4.9億円となる。
本作よりも「誰かが私にキスをした」の方がよほど酷いようだ。
「そのときは彼によろしく」とほぼ同じ動きとなっており、この辺りとなりそうだ。

「雷桜」3.8億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「TAJOMARU」4.3億円(トータル4.8億円)
☆「風が強く吹いている」祝込3.8億円(トータル4.5億円)
<2008>
☆「アフタースクール」3.6億円(トータル5.5億円)
☆「ICHI」3.9億円(トータル4.5億円)
「アフタースクール」以外との対比で考えると、「雷桜」の興行収入は4.2~4.5億円となる。
「風が強く吹いている」対比で4.5億円となり、この程度が落ち着きどころか。

どうやら4億円台となりそうだ。
オープニング時には3億円台と思ったが、さすがにレディースデイを中心にある程度稼ぐようだ。
「雷桜」の興行収入は先週に引き続き4億円半ばと予想したい。
「そのときは彼によろしく」トータル4.6億円と同程度か。
今年300スクリーン前後で公開された「FLOWERS」並の致死レベルの大コケとなるかと思ったが、ラブストーリー(設定はやや不明だが)ということもあり、普通の大コケとなっている。
なお、両作に蒼井優が出演しており、女優生命に傷が付かなければよいが。
公開前個人予想は5.0億円だったので、結果的には当たりとなりそうだが、コケるのは分かっていたので、4億円台という予想にしないといけなかった。

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国内映画興行収入ランキング(11月2週目その4)

7位:「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」(ワーナー・日本テレビ)<5週目>
【公開前個人予想】 13.0億円
【現時点での興行収入予想】 12億円後半(OP~3週目11億円台)
【公開規模】 278スクリーン(先週比±0スクリーン)
4.8千万円を週末に稼ぎ、トータルでは11.2億円となっている。
1週間の伸びは1.0億円半ば程度だろうか。
10億円はなんとか突破している。
キャスティングは豪華ではあり、ストーリーも多少気になるからか、それなりに伸びてはいるが、イマイチ爆発力には欠けている。
原作が漫画やドラマではなく、やや地味目なところがあるので、高い伸びは期待しにくいが、想定よりも粘っているイメージ。

ゲーム性のあるサスペンスや小説の映画化などの興行収入は以下のとおり。
☆06年「DEATH NOTE」後編 トータル52.0億円
OP12.2→22.8→30.8→39.1→43.2→46.3→47.7
☆08年「L change the WorLd」トータル31.0億円
OP5.7→14.6→19.9→24.3→26.8→28.5→29.7
☆06年「DEATH NOTE」前編 トータル28.5億円
OP4.1→10.0→15.2→19.6→22.4→24.8
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円
OP3.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」トータル23.6億円
OP3.9→09.7→祝14.8→17.7→21.0→22.3→22.8
☆09年「カイジ 人生逆転ゲーム」トータル22.5億円
祝3日5.3→10.0→14.1→17.2→19.7→20.9
☆08年「クロサギ」トータル17.2億円
OP2.9→07.3→10.7→13.3→15.2→16.0→16.4
☆10年「ゴールデンスランバー」トータル11億円程度
OP2.0→05.0→07.6→09.0→10.0→10.6
☆10年「インシテミル」
OP2.1→05.7→08.1→10.2→11.2億円→
ハマれば、20億円台が期待できるジャンル。
「DEATH NOTE」前編以外との対比で考えると、「インシテミル」の興行収入は12.3~13.5億円となる。
「L change the WorLd」対比の13.0億円程度を下回る程度が落ち着きどころか。
評価がそれほど高くはなさそうなので、高い伸びはないだろう。

「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」11.2億円と同程度の5週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「なくもんか」12.2億円(トータル13.5億円)
☆「カムイ外伝」10.2億円(トータル11.2億円)
<2008>
☆「ゲゲゲの鬼太郎」10.9億円(トータル14.5億円)
☆「ハッピーフライト」11.5億円(トータル13.3億円)
☆「クライマーズ・ハイ」10.5億円(トータル11.9億円)
「ゲゲゲの鬼太郎」以外との対比で考えると、「インシテミル」の興行収入は12.3~13.0億円となる。
「なくもんか」対比で12.4億円、「ハッピーフライト」対比で13.0億円となり、この辺りが落ち着きどころか。

マックス13億円程度、ミニマム12億円程度となるか。
「インシテミル」の興行収入は先週に引き続き12億円後半と予想したい。
作品的に高い伸びがあるようなイメージがないと思い、先々週まで11億円台という予想だったが、キャスティングや内容などから普通の作品同様に伸びてきていた。
公開前個人予想は13.0億円だったので、こちらの方の予想は完全に的中のようだ。
自信が全くない作品の方が意外と当たるのかもしれない。


8位:「ナイト&デイ」(20世紀フォックス)<6週目>
【公開前個人予想】 23.5億円
【現時点での興行収入予想】 23.5億円(0P時~2週目25.0億円)
【公開規模】 376スクリーン(先週比-72スクリーン)
3.9千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは21.9億円半ばとなっている。
1週間の伸びは1.0億円程度だろうか。
20億円をなんとか突破している。
邦画の好調さが目立つが、ライバルとなるようなハリウッド大作もなく、ポテンシャルどおりの結果となりそうだ。
「ハリポタ」が公開されても、しばらくは粘るだろう。

トム・クルーズ主演作の興行収入は以下のとおり。
☆02年公開「バニラ・スカイ」トータル33.2億円
☆02年公開「マイノリティ・リポート」トータル52.4億円
☆03年公開「ラストサムライ」トータル137.0億円
☆04年公開「コラテラル」トータル22.0億円
OP4.1→10.3→14.1→16.7→18.9→20.1→20.6
☆05年公開「宇宙戦争」トータル60.0億円
5日16.4→29.3→39.5→43.8→47.7→50.4→53.4
☆06年公開「M:i:Ⅲ」トータル51.5億円
先々含む14.1→25.1→34.5→39.3→42.3→46.0→49.0
☆08年公開「大いなる陰謀」トータル6.2億円
金3日1.5→3.3→04.9→05.7→6.0
☆09年公開「ワルキューレ」トータル12.5億円
祝3日3.8→7.7→10.1→11.3→11.9
☆10年公開「ナイト&デイ」
先3日6.8→11.9→16.0→18.8→20.9→22.0億円→
「コラテラル」トータル22.0億円を超えそうだ。
主要作品との対比で考えると、「ナイト&デイ」の興行収入は24.1~26.2億円となる。
「コラテラル」対比の24.1億円辺りがマックスラインか。

ややユニークなアクション作品が参考になるか。
☆08年公開「ハンコック」トータル31.0億円
先8.3→17.2→祝込23.7→26.6→28.7→29.1→29.6
☆07年公開「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
金4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8→25.5
☆08年公開「ウォンテッド」トータル25.0億円
先8.3(OP3.8)→15.5→20.2→21.7→23.3→24.1
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆10年「シャーロック・ホームズ」トータル21.5億円
金4.1→10.0→14.6→18.1→20.1→21.1
☆10年公開「ナイト&デイ」
先3日6.8→11.9→16.0→18.8→20.9→22.0億円→
「シャーロック・ホームズ」を超えた。
主要作品との対比で考えると、「ナイト&デイ」の興行収入は22.3~23.4億円となる。
「ハンコック」対比の23.4億円が落ち着きどころか。

「ナイト&デイ」22.0億円と同程度の6週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ベンジャミン・バトン」22.3億円(トータル24.0億円)
☆「トランスフォーマー リベンジ」21.9億円(トータル23.2億円)
<2008>
☆「地球が静止する日」23.5億円(トータル24.1億円)
☆「earth」21.0億円(トータル24.0億円)
☆「ハムナプトラ3」21.7億円(トータル22.0億円)
主要作品との対比で考えると、「ナイト&デイ」の興行収入は22.6~23.7億円となる。
「トランスフォーマー リベンジ」対比の23.3億円辺りが落ち着きどころか。
「トランスフォーマー リベンジ」(トータル23.2億円)がライバルか。

マックス24億円台、ミニマム22億円台だろうか。
それほど伸びはないとは思うが、地力もあると思われるので、「ナイト&デイ」の興行収入は先週に引き続き23.5億円と予想したい。
0P時~2週目までは25.0億円と予想していたが、そこまでは伸びそうもない。
以下の作品がライバルとなりそうだと思ったが、やや厳しかった。
☆「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
☆「ウォンテッド」トータル25.0億円
しかし、この程度まで稼げば、十分と思われる。
アメリカではやや陰りがあるが、トム・クルーズの人気は日本では磐石だ。
公開前個人予想は23.5億円だったので、ヨミはかなり良かったと思う。
この手のアクションはコケることはなく、期待に応えてくれるタイプの作品だ。


10位:「大奥」(松竹・アスミック・TBS)<7週目>
【公開前個人予想】 30.0億円
【現時点での興行収入予想】 23億円後半(3~5週目24億円台、OP時~2週目26.0億円)
【配給会社・大手ネット期待値等】 30億円を見込める
【公開規模】 302スクリーン(先週比-6スクリーン)
2.6千万円を週末に稼ぎ、トータルでは22.3億円となっている(22.0億円半ばというデータもあり)。
1週間の伸びは7.5千万円半ば程度だろうか。
20億円を突破した後も伸ばしていたが、そろそろ勢いがなくなってきた。

仲間由紀恵主演の「大奥」の興行収入は以下のとおり。
☆06年「大奥」トータル22.0億円
OP2.4→6.7→祝14.0→16.8→19.1→20.4
☆10年「大奥」
金4.7→祝11.7→15.1→18.1→20.0→21.6→22.3億円→
06年版を超えた。
このシリーズはかなり稼いでくれるようだ。

柴咲コウ主演作の興行収入は以下の通り。
☆06年「県庁の星」トータル20.8億円
OP2.9→7.8→11.8→14.4→16.6→18.1→19.3
☆06年「日本沈没」トータル53.4億円
OP6.0→19.0→26.3→31.8→37.1→44.0→47.0
☆07年「どろろ」トータル34.5億円
OP4.5→12.6→祝20.7→24.6→28.0→30.5→32.1
☆07年「舞妓 Haaaan!!!」トータル20.8億円
OP2.3→7.4→11.5→14.5→祝17.1→18.5→19.3→19.9
☆08年「少林少女」トータル15.1億円
OP1.9→祝10.0→11.2→12.9→13.8→14.3
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円
OP5.4→祝18.1→24.4→30.5→祝37.4→40.7→43.1
☆10年「大奥」
金4.7→祝11.7→15.1→18.1→20.0→21.6→22.3億円→
「少林少女」以外との対比で考えると、「大奥」の興行収入は24.0~25.5億円となる。
伸びがあるタイプではないので、この下限辺りがマックスラインとなるか。

内容はよく分からないが、時代劇というよりも、ラブストーリー関連作品も参考になるか。
☆07年「恋空」トータル39.0億円(新垣)
OP4.8→13.1→19.7→26.0→29.7→32.3→34.1
☆10年「余命1か月の花嫁」トータル31.5億円(栄倉)
OP4.1→11.6→17.1→21.7→25.1→27.5→29.1
☆09年「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円(井上)
OP2.8→7.8→13.0→16.0→祝18.5→19.5→20.3
☆10年「大奥」
金4.7→祝11.7→15.1→18.1→20.0→21.6→22.3億円→
「恋空」以外との対比で考えると、「大奥」の興行収入は23.6~24.1億円となる。
23億円半ば~後半辺りが落ち着きどころか。
オープニング時に『30億円を見込める』という配給会社が考えたのは無理はないが、さすがにそこまでは伸びそうもない。

「大奥」22.3億円と同程度の7週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「沈まぬ太陽」24.3億円(トータル28.0億円)
☆「劔岳 点の記」23.1億円(トータル25.8億円)
☆「カイジ 人生逆転ゲーム」祝込21.6億円(トータル22.5億円)
<2008>
☆「私は貝になりたい」21.0億円(トータル24.5億円)
☆「パコと魔法の絵本」21.8億円(トータル23.6億円)
☆「デトロイト・メタル・シティ」22.4億円(トータル23.4億円)
これらとの対比で考えると、「大奥」の興行収入は23.3~26.0億円となる。
「カイジ」対比で23.3億円、「デトロイト・メタル・シティ」対比で23.3億円となる。
この辺りを超える程度が落ち着きどころではないか。

マックス24億円、ミニマム23億円程度となるか。
伸びがある作品ではないが、キャスティングから地力もあるので、「大奥」の興行収入は先週に引き続き23億円後半と予想したい。
OP時~2週目までは26.0億円、3週目~5週目までは24億円台と予想していたが、評価も微妙ということもあり、想像以下の伸びであった。

公開前個人予想は30.0億円だったので、当たりとは言えない結果になりそうだ。
女性向け作品の「余命1か月の花嫁」を参考にしたことは間違っていないと思われるが、松竹作品だけに東宝作品と同程度の期待を掛けてはいけなかったか。

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気になる映画ニュース(11月第3週目)

☆「パイレーツ・オブ・カリビアン」の情報が徐々に明らかに
2011年5月20日より全世界同時公開されることとなった。
タイトルは「生命(いのち)の泉」となり、3D公開される。
監督は、「シカゴ」のロブ・マーシャル。
主演は、ジョニー・デップ。
キーラ・ナイトレイ、オーランド・ブルームは出演しないが、ペネロペ・クルス、キース・リチャーズ、ジュディ・デンチなどの出演が予定されている。
ジョニー・デップさえ出演すれば問題ないだろう。
過去の作品は、主演3人に見せ場が分散されてやや焦点がボケていたが、今回はそのようなことはなくなるはずだ。
監督も代わることもあり、新たなキャスト・スタッフで、誰もが楽しめる単純な娯楽作品を制作してくれることを望みたい。


☆アカデミー賞長編アニメ作品の審査対象作品が発表
以下のとおりとなっている。
『アルファ&オメガ』(原題)
『キャッツ&ドッグス:ザ・リベンジ・オブ・キティ・ガロア』(原題)
『怪盗グルーの月泥棒』
『ザ・ドリームス・オブ・ジンシャ』(原題)
『ヒックとドラゴン』
『イディオッツ・アンド・エンジェルズ』(原題)
『ザ・イルージョニスト』(原題)
『ガフールの伝説』
『メガマインド』
『マイ・ドッグ・チューリップ』(原題)
『シュレック フォーエバー』
『サマーウォーズ』
『塔の上のラプンツェル』
『ティンカーベル・アンド・ザ・グレート・フェアリー・レスキュー』(原題)
『トイ・ストーリー3』

『サマーウォーズ』が含まれているが、『アルファ&オメガ』『キャッツ&ドッグス』など、評価が高いとも思えないコケた作品が含まれているので、まだまだノミネートまで辿り着くのは大変そうだ。
『トイ・ストーリー3』『ヒックとドラゴン』のノミネートは確実。
過去に受賞歴がある『シュレック フォーエバー』、ディズニーの『塔の上のラプンツェル』もノミネートされそうだ。
残りの1枠を『怪盗グルーの月泥棒』『メガマインド』などのヒット作品が争うのか、それとも『サマーウォーズ』や恐らくアメリカ映画ではないと思われる『ザ・イルージョニスト』などの外国語映画勢が取り合うのかが注目される。
ただ、『トイ・ストーリー3』の受賞が堅いのではないか。
4年連続でピクサー作品が受賞することだけが問題となる。


☆「ダークナイト」の続編のヒロイン候補が明らかに
レイチェル・ワイズ、ナオミ・ワッツ、ブレイク・ライブリー、ナタリー・ポートマン、アン・ハサウェイ、キーラ・ナイトレイの6人が候補となっている。
1人が恋人役、1人が敵役となる模様。
レイチェル・ワイズ、ナオミ・ワッツは敵役のイメージがなく、アン・ハサウェイ、キーラ・ナイトレイは恋人役のイメージがわかない。
ナタリー・ポートマンはどちらでもいけそう。
ベン・アフレック監督作品「ザ・タウン」に出演しているブレイク・ライブリーはよくわからないが、ヒロイン役には向いていなそうだった。
個人的には、レイチェル・ワイズ又はナオミ・ワッツ、アン・ハサウェイ辺りが面白そうだと思う。

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国内映画興行収入ランキング(11月2週目その3)

3位:「怪盗グルーの月泥棒3D」(ユニバーサル・東宝東和)<3週目>
【公開前個人予想】 6.0億円
【現時点での興行収入予想】 12.5億円
【配給会社・大手ネット期待値等】 最終興収は10億円を視野に
【公開規模】 229スクリーン(先週比+2スクリーン)
動員ベースでは4位となるが、3D単価もあり、興行収入ベースでは3位となる。
1.2億円弱を週末に稼ぎ、トータルでは8.2億円弱となっている。
1週間の伸びは1.9億円弱程度だろうか。
オープニング時には『最終興収は10億円を視野に』と配給元は考えていたようだが、余裕でクリアしそうな勢いとなっている。
平日はあまり稼げていないが、週末はさすがに好調だ。
それだけファミリー層に受けが良かったということだろう。
ハリウッドCGアニメは、ピクサー系や夏休み公開などを除外すると、あまり稼げていないようなイメージがあったが、本作は意外なヒットとなっている。
いったい何がファミリー層を惹き付けたのかが分からない。
キャラが可愛いという理由だろうか。

最近のハリウッドアニメの興行収入は以下の通り(ピクサー作品、シュレックを除く)。
☆07年公開「モンスター・ハウス」トータル5.6億円
OP1.4→3.0→4.1→4.4
☆07年公開「ハッピーフィート」トータル14.5億円
先行込2.4→5.8→9.6→12.7→13.5→14.2
☆07年公開「ルイスと未来泥棒」トータル9.4億円
OP1.1→不明→6.9→8.0→8.8
☆08年公開「カンフー・パンダ」トータル20.0億円(※夏公開)
OP2.2→6.8→10.2→14.5→16.7→18.2
☆09年公開「ボルト」トータル16.5億円(※夏公開)
OP2.5→7.0→11.7→14.2→15.8
☆09年公開「クリスマス・キャロル」トータル16.0億円
OP2.9→7.0→10.9→13.1→14.4→15.3
☆09年公開「マダガスカル2」トータル10.2億円
OP1.6→4.1→6.5→9.3→9.9
☆09年公開「モンスターVSエイリアン」不明(※夏公開)
OP1.2→2.4→4.2
☆09年公開「アイス・エイジ3」不明(※夏公開)
OP0.4→1.2
☆09年公開「くもりときどきミートボール」
OP0.3→1.5→1.8→2.0→2.0
☆10年公開「コララインと魔法のボタン」
金0.7→1.6→2.1
☆10年公開「プリンセスと魔法のキス」
OP0.9→2.1→2.9→3.8→4.5億円→
☆10年公開「ヒックとドラゴン」
OP1.2→4.8億円→
☆10年公開「ガフールの伝説」
金0.6→1.3→1.7億円→
☆10年「怪盗グルーの月泥棒 3D」
金2.5→6.3→8.2億円→
「ヒックとドラゴン」「モンスターVSエイリアン」程度と考えたが、これらを大きく超えており、「カンフー・パンダ」「ボルト」クラスのオープニングとなっていた。
主要作品との対比で考えると、「怪盗グルーの月泥棒 3D」の興行収入は11.2~16.1億円となる。
マックスでは10億円台半ばを期待できる動きとなっているが、時期的な手助けがあまりないことなどを考えて、対比の下限程度となるだろうか。
「怪盗グルーの月泥棒 3D」の興行収入は先週に引き続き12.5億円と予想したい。
「マダガスカル2」トータル10.2億円以上、「ハッピーフィート」トータル14.5億円以下というところか。

公開前個人予想は6.0億円だったので、大きく外しそうだ。
『日本では当たりにくいタイプの作品ではないか』と考えたが、本格的なアドベンチャーモノよりは本作のようなユルめのキャラクターモノの方が受けやすいのかもしれない。
また、アメリカではトータル248百万ドルの興行収入となっている。
「シュレック・フォーエバー」トータル238百万ドル
「ヒックとドラゴン」トータル218百万ドルを超えている。
3D単価ということもあるが、「トイ・ストーリー2」(トータル246百万ドル)、「カーズ」(トータル244百万ドル)、「WALL-E」(トータル224百万ドル)をも超えている実績も伊達ではなかったか。


6位:「THE LAST MESSAGE 海猿」(東宝・フジテレビ)<9週目>
【公開前個人予想】 47.5億円
【現時点での興行収入予想】 82.5億円(3週目75.0億円、2週目70.0億円)
【配給会社期待値等】 100億円
【公開規模】 323スクリーン(先週比-19スクリーン)
5.6千万円を週末に稼ぎ、トータルでは77.7億円半ばとなっている。
1週間の伸びは1.3億円半ば程度だろうか。
まだまだ粘っている。
今後どこまで伸びるか、いつまでスクリーンを確保できるかが勝負となる。
ただ、「ハリポタ」の3D断念ということもあり、12月17日の「トロン」まで新作の3D大作がしばらくはないことが幸運ともいえる。

今年公開の実写邦画作品の争いが注目だ。
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」13週目時点で72億円
OP9.7→25.0→祝39.3→46.0→52.5→57.2→63.4→66.8
☆10年「THE LAST MESSAGE 海猿」
祝14.3→32.1→46.8→祝60.2→65.7→70.5→73.9→76.4→77.7
「踊る大捜査線」を抜き、邦画実写部門では1位となったと思われる。
さすがに100億円は突破しないとは思うが、ここまで伸びが持続するとは思わなかった。
ヒットがヒットを呼び込むというパターンだろうか。
もちろん泣けそうな映画は強いということもあるだろう。

過去のシリーズは以下のとおり。
☆04年「海猿」トータル17.4億円
☆06年「LIMIT OF LOVE 海猿」トータル71.0億円
09.7→23.5→35.5→45.1→52.8→58.3→62.5→65.3→65.7→68.5
☆10年「THE LAST MESSAGE 海猿」
祝14.3→32.1→46.8→祝60.2→65.7→70.5→73.9→76.4→77.7
前作を既に超えている。
これとの対比で考えると、「THE LAST MESSAGE 海猿」の興行収入は84.0億円となる。
連休などがあったので、この対比を下回りそうだ。
次の目標は80億円突破となるだろうか。

近年公開されたドラマ映画の興行収入は以下のとおり。
☆09年「ROOKIES-卒業-」トータル85.5億円
12.3→33.3→48.6→60.2→67.8→73.0→76.5→78.6→80.9
☆07年「HERO」トータル81.5億円
10.1→祝34.0→祝48.4→57.4→祝66.6→70.5→73.8→76.3→78.2
☆08年「花より男子F」トータル77.5億円
10.1→26.2→37.9→祝48.5→54.5→60.3→64.6→69.9→72.7
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円
05.4→祝18.1→24.4→30.5→祝37.4→40.7→43.1→祝45.7→46.9
☆08年「相棒」トータル44.4億円
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7→42.2→43.1
☆07年「西遊記」トータル43.7億円
祝3日7.9→13.1→19.3→25.1→30.0→36.3→39.3→41.8→42.3
☆09年「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」トータル40億円超
03.9→不明→22.1→祝29.9→32.7→35.1→36.8→37.8→38.6
☆10年「のだめカンタービレ最終楽章 後編」トータル37.0億円
05.6→13.6→21.3→28.7→31.3→33.3→34.6→35.5→36.0
☆09年「ごくせん THE MOVIE」トータル34.8億円
04.9→祝13.1→17.5→22.5→26.0→30.2→32.4→33.6
☆10年「THE LAST MESSAGE 海猿」
祝14.3→32.1→46.8→祝60.2→65.7→70.5→73.9→76.4→77.7
「のだめ」や「ごくせん」の興行収入をあっという間に超えた。
これらとの対比で考えると、「THE LAST MESSAGE 海猿」の興行収入は79.9~82.8億円となる。
「HERO」対比の81.0億円辺りが落ち着きどころか。
基本的には若年層向けの作品であり、観客層の幅が広いわけではないと思ったが、広がっていそうだ。

多くの祝日があったため、判断が難しいが、マックス83億円、ミニマム80億円というところか。
「HERO」対比の81.0億円程度と考えて、「THE LAST MESSAGE 海猿」の興行収入はとりあえず先週に引き続き82.5億円と予想したい。
スクリーン数が今後も激減するようならば、下方修正せざるを得ないが、しばらくの間はスクリーンを確保できるのではないか。
運が良ければ、年末近くまでダラダラと公開されてもおかしくはない。

70.0億円→75.0億円と2回に亘り上方修正しており、完全にヨミがズレていた。
「告白」のように評判も良いとは思えず、常識的な大作映画の伸びをすると思ったのだが、分からないものだ。
「大奥」などの作品もあるが、ライバル作品が手薄ということもあったのかもしれない。
公開前個人予想は47.5億円だったので、大きく外しそうだ。
本作同様に前作との間隔が空いた「踊る」がやや期待ハズレということもあり、本作を大きく予想することは難しかった。
前作の大ヒットは何かの弾みであり、前作どおりのヒットになるという予想はしにくい作品でもあった。


9位:「SAW ザ・ファイナル 3D」(アスミック)<3週目>
【公開前個人予想】 4.5億円
【現時点での興行収入予想】 3億円台
【公開規模】 105スクリーン(先週比+2スクリーン)
2.7千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは2.5億円半ばとなっている。
1週間の伸びは6.8千万円程度だろうか。
公開前に『知名度のある作品の最終章なので、コケることはないだろう』と書いたが、イマイチなものとなっている。
3D単価+最終章を踏まえての予想だったが、もはや付いていける者が少なくなっているようだ。

過去のシリーズの興行収入は以下の通り。
☆04年「Ⅰ」トータル不明(公開規模:40館)
OP0.4
☆05年「Ⅱ」トータル5億円(公開規模:67館)
OP0.8→2.1→不明→3.3
☆06年「Ⅲ」トータル不明(公開規模:88館)
OP1.0→2.6→3.7
☆07年「Ⅳ」トータル4.0億円(公開規模:113館)
OP1.0→2.4→3.1→3.6→3.9
☆08年「Ⅴ」トータル不明(公開規模:123館)
金0.9→1.7億円→
☆09年「Ⅵ」トータル不明(公開規模:59館)
金0.5→1.1億円→
☆10年「ザ・ファイナル 3D」
OP0.7→1.9→2.5億円→
これらとの対比で考えると、「ザ・ファイナル 3D」の興行収入は3.2億円となる。
それほど伸びがあるタイプの作品とは思えず、3億円台が落ち着きどころか。
ⅤとⅥを超える程度となりそうだが、3D単価なのだから、もっと高くないといけないのではないか。
やはり、シリーズ愛好者ではないと、もはや付いていけないのだろう。

「SAW ザ・ファイナル 3D」2.5億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「そんな彼なら捨てちゃえば?」3.0億円(トータル4.6億円)
☆「あなたは私の婿になる」2.6億円
☆「トワイライト~初恋~」2.5億円(トータル3.5億円)
☆「お買いもの中毒な私!」2.4億円
<2008>
☆「幸せになるための27のドレス」2.7億円(トータル3.7億円)
☆「ミスト」2.7億円(トータル3.6億円)
☆「X-ファイル」2.4億円
これらとの対比で考えると、「SAW ザ・ファイナル 3D」の興行収入は3.3~3.8億円となる。
「ミスト」対比の3.3億円程度が落ち着きどころか。

「SAW ザ・ファイナル 3D」の興行収入は先週に引き続き3億円台と予想したい。
3億円台の半ば程度が落ち着きどころか。
伸びはなさそうだが、最終章ということである程度の需要も少しはあるだろう。
公開前個人予想は4.5億円だったので、やや高すぎた。
3D単価を踏まえたつもりだったが、新規参入者を期待できず、ここ数年の作品は面白いとも思えないので付いていける者も減少しているのかもしれない。

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国内映画興行収入ランキング(11月2週目その2)

1位:「SP 野望篇」(東宝・フジテレビ)<3週目>
【公開前個人予想】 19.0億円
【現時点での興行収入予想】 36.5億円(OP時32.0億円)
【配給会社・大手ネット期待値等】 50億円突破、2作で100億円を目指す
【公開規模】 394スクリーン(先週比±0スクリーン)
2.5億円弱を週末に稼ぎ、トータルでは21.1億円となっている。
1週間の伸びは5.8億円弱程度だろうか。
ライバル作品が不在ということもあり、3週連続で1位となっている。
11月19日のハリポタ、12月1日のヤマトまでは強敵不在の状態だ。

岡田准一主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆03年「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」トータル15.0億円
☆06年「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」トータル18.0億円
OP3.0→8.2→11.0→13.0→15.0
☆10年「SP 野望篇」
OP5.3→15.3→21.1億円→
これとの対比で考えると、「SP 野望篇」の興行収入は34.5億円となる。
この辺りがミニマムラインとなるか。

近年公開されたサスペンス系ドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝34.0→祝48.4→57.4→祝66.6→70.5→73.8
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
5.4→祝18.1→24.4→30.5→祝37.4→40.7→43.1
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円(視聴率15.4%)
3.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7
☆10年「ライアーゲーム」トータル23.6億円(視聴率11.4%・11.0%)
3.9→09.7→祝14.8→17.7→21.0→22.3→22.8億円→
☆08年「クロサギ」トータル17.2億円(視聴率15.7%)
2.9→07.3→10.7→13.3→15.2→16.0→16.4
☆10年「SP 野望篇」(視聴率15.4%)
5.3→15.3→21.1億円→
「容疑者Xの献身」以外との対比で考えると、「SP 野望篇」の興行収入は33.2~35.5億円となる。
「容疑者Xの献身」のようなロングヒットにはならないと思うので、40億円までは伸びないだろう。
「アンフェア the movie」対比33.2億円、「ライアーゲーム」対比33.6億円となるが、これらよりもやや伸びがありそうだ。

「SP 野望篇」21.1億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「のだめカンタービレ前編」22.1億円(トータル41億円見込み)
☆「アマルフィ」18.5億円(トータル36.5億円)
☆「クローズZERO Ⅱ」18.2億円(トータル30.2億円)
☆「20世紀少年 第2章」19.5億円(トータル30.1億円)
<2008>
☆「20世紀少年」祝込22.1億円(トータル39.5億円)
☆「ザ・マジックアワー」21.0億円(トータル39.2億円)
☆「L change the WorLd」19.9億円(トータル31.0億円)
これらとの対比で考えると、「SP 野望篇」の興行収入は32.6~41.6億円となる。
「クローズZERO Ⅱ」対比35.0億円、「20世紀少年」対比37.7億円となる。
この中間程度が落ち着きどころか。

マックス42億円、ミニマム33億円というところか。
「クローズZERO Ⅱ」対比35.0億円、「20世紀少年」対比37.7億円の中間程度と考えると、36.4億円となる。
「SP 野望篇」の興行収入は先週に引き続き36.5億円と予想したい。
40億円は突破しないとは思うが、2011年3月12日に公開される「革命篇」も期待できる良い結果となりそうだ。
公開前個人予想は19.0億円だったので、外しそうだ。
間隔が空いたドラマ映画を高くは予想しにくかった。
「のだめ」後編37.0億円、「ごくせん」34.8億円という結果を踏まえると、30億円台というのも納得できない結果ではない。


4位:「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」(東映・テレビ朝日)<3週目>
【公開前個人予想】 9.5億円
【現時点での興行収入予想】 9億円後半(OP~2週目11.0億円)
【公開規模】 163スクリーン(先週比±0スクリーン)
9.3千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは6.2億円となっている。
1週間の伸びは1.3億円半ば程度だろうか。
比較的順調には伸びているが、爆発力に欠けている。
ハリウッドアニメの「怪盗グルー」に押されているようでは、やや心もとない。
ひょっとして「怪盗グルー」に客層を奪われているのだろうか。

関連作品の興行収入は以下の通り。
☆05年「ふたりはプリキュア Max Heart」トータル8.5億円
OP1.9→3.5→5.4→7.3→7.8
☆05年「ふたりはプリキュア MaxHeart2 雪空のともだち」トータル5.7億円
OP1.2→不明→3.1
☆06年「ふたりはプリキュア Splash Star チクタク危機一髪!」トータル3.0億円
OP0.56
☆07年「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」トータル8.0億円
OP1.7→3.7→5.6→6.5→7.1
☆08年「Yes!プリキュア5 GoGo!お菓子の国のハッピーバースデイ♪」トータル7.9億円
OP1.6→3.4→4.8→6.2→6.8→7.2
☆09年「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円
3日2.4→5.1→7.6→8.6→9.0
☆09年「フレッシュプリキュア!おもちゃの国は秘密がいっぱい!?」トータル8.0億円
OP1.7→3.8→5.1→5.9→6.9→7.2
☆10年「オールスターズDX2希望の光☆レインボージュエルを守れ!」
3日3.2→6.0→9.0→10.3→10.8→10.9→
☆10年「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」
OP2.4→4.8→6.2億円→
本シリーズは8~11億円程度が標準となる。
これらとの対比で考えると、「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」の興行収入は8.2~11.4億円となる。
二桁突破可能ラインには立っているが、やや微妙な結果となりそうだ。
秋シーズンは祝日の関係などがあり、稼ぎにくいのかもしれない。
先週までは、『今年の春ベースの11億円程度が落ち着きどころか』と書いたが、やや期待が高すぎたかもしれない。
「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」の興行収入は先週まで11.0億円と予想していたが、9億円後半と下方修正したい。

なお、10億円前後のアニメ作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「劇場版 MAJOR」トータル10.5億円<年末公開>
OP1.5→2.6→不明→7.7→祝込9.6→10.0
☆08年「ONE PIECE」トータル9.2億円
OP1.6→3.4→4.7→6.1→7.5
☆09年「NARUTO-ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者」トータル10.2億円
OP1.9→4.7→7.4
☆09年「映画クレヨンしんちゃん オタケべ!カスカベ野生王国」トータル10.0億円
OP1.7→3.5→5.9→9.2→9.6→9.7
☆10年「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」
OP2.4→4.8→6.2億円→
「劇場版 MAJOR」以外との対比で考えると、「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」の興行収入は8.5~12.1億円となる。
二桁ライン到達はまだまだ無理ではないが、やや厳しそうだ。
しかし、安定して稼げるシリーズとなっており、「仮面ライダー」とともに東映を支えている。
東映が抱える「ONE PIECE」も爆発力のあるものとなりつつあり、「相棒」以外の邦画が不発気味の東映にとっては救いとなっている。
公開前個人予想は9.5億円だったので、こちらの方は予想どおりとなっている。
オープニングが予想外に高かったが、やはり順当な結果となりそうだ。


5位:「エクリプス/トワイライト・サーガ」(角川)<2週目>
【公開前個人予想】 3億円台
【現時点での興行収入予想】 4億円前半
【公開規模】 264スクリーン(先週比±0スクリーン)
8.2千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは2.7億円となっている。
1週間の伸びは1.8億円弱程度だろうか。
先週のオープニングが9.5千万円だったので、週末対比では大きな落ち込みがみられないものの、1週間の伸びが高くない。
金曜日に総集編がTV放送されたので、それまでの平日が不調なのは仕方がないか。
上戸彩やAKBなどを利用して、日本でもムーブメントを起こそうと躍起になっているが、果たして上手くいくだろうか。
アメリカでは今年公開された作品の中では第4位となる301百万ドルを稼いでいる。
「アイアンマン2」トータル312百万ドルには敗れているが、「インセプション」トータル292百万ドルを超えているほどの作品。
しかし、日本ではやはり微妙な結果となりそうだ。

本シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆09年「トワイライト~初恋~」トータル3.5億円
OP0.7→1.8→2.5
☆09年「ニュームーン/トワイライト・サーガ」トータル2.7億円
OP0.7→1.7
☆10年「エクリプス/トワイライト・サーガ」
OP1.0→2.7億円→
これらとの対比で考えると、「エクリプス/トワイライト・サーガ」の興行収入は4.3~5.3億円となる。
過去の作品を楽に超えそうだが、現時点では4億円台辺りが落ち着きどころか。
ファン限定の映画とも考えられるので、伸びは期待しにくい。

「エクリプス/トワイライト・サーガ」2.7億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2010>
☆「スパイアニマル・Gフォース」3.2億円(トータル6億円台見込み)
☆「アデル ファラオと復活の秘薬」2.8億円(トータル4億円台見込み)
☆「ザ・ウォーカー」2.6億円(トータル4億円台見込み)
<2009>
☆「THE 4TH KIND」2.9億円
☆「ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー」2.8億円
☆「ウォッチメン」2.7億円
☆「96時間」2.7億円(トータル4.4億円)
<2008>
☆「スパイダーウィックの謎」2.6億円(トータル6.5億円)
☆「マイ・ブルーベリー・ナイツ」2.5億円
☆「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」2.8億円(トータル4.6億円)
☆「幸せの1ページ」2.5億円(トータル4.6億円)
☆「Mr.ビーン」2.4億円(トータル4.5億円)
☆「ラスベガスをぶっつぶせ」2.5億円(トータル4.5億円)
これらとの対比で考えると、「エクリプス/トワイライト・サーガ」の興行収入は4.3~6.8億円となる。

マックス6億円、ミニマム4億円となるか。
ファン限定ともいえる作品だけに大きくは伸びそうもない、「アデル ファラオと復活の秘薬」「ザ・ウォーカー」の数字から、4億円台となりそうだ。
「エクリプス/トワイライト・サーガ」の興行収入は先週に引き続き4億円前半辺りと予想したい。
宣伝が功を奏して、伸びがあるかどうかが注目となる。
公開前個人予想は3億円台だったのでハズレではないが、意外と話題となったことが予想外ではあった。

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国内映画興行収入ランキング(11月3週目新作予想)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

「ハリー・ポッターと死の秘宝PartⅠ」(ワーナー)

【鑑賞度】 ×
このシリーズは今まで一本も見たことがない。

【監督】 デヴィッド・イェーツ
クリス・コロンバス→アルフォンソ・キュアロン→マイク・ニューウェルに続く、4人目の監督であり、「不死鳥の騎士団」、「謎のプリンス」、「死の秘宝1・2」の4作を手掛けている。
終盤に固定化されたのは、このシリーズとしては良かっただろう。

【キャスティング】 ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン
キャスティングも大きく変わらずにラストを迎えられたことも評価できることだ。

【題材】 「ファンタジー」「小説の映画化」
過去のシリーズは以下のとおり。
☆01年「賢者の石」トータル203.0億円(※年末公開)
☆02年「秘密の部屋」トータル180.0億円(※冬公開)
☆04年「アズカバンの囚人」トータル135.0億円(※夏公開)
先18.7→42.0→58.6→71.1→85.2→94.7→102.4
☆05年「炎のゴブレット」トータル115.0億円(※冬公開)
先16.9→36.2→49.8→59.1→69.5→不明→95.5
☆07年「不死鳥の騎士団」トータル94.0億円(※夏公開)
先22.8→39.1→52.3→63.1→79.2→82.4→87.0
☆09年「謎のプリンス」トータル80.0億円(※夏公開)
6日22.1(2日9.9)→35.0→47.5→55.9→66.7→71.6→74.9
右肩下がりとなっている。
01年の203億円→09年の80億円となっているので、約6割の減少となっている。
残っている4割は最後まで付き合うだろう。
ラストなので、そろそろ上昇に転じたいところだが、どうなるだろうか。
ひょっとすると冬場の方が稼ぎやすいのかもしれないので、「炎のゴブレット」トータル115.0億円程度は稼ぎたいところ。
「アリス・イン・ワンダーランド」トータル118億円との対決となりそうだ。

【予告編・TVCM】 量・普/デキ・普
テレビを見ていないためか、それほど多くのCMを見かけない。
知名度が高く、宣伝を打つ必要に欠ける作品であり、コストを抑えた方がよいだろう。
この作品に莫大な宣伝費を掛けるのならば、企業としての戦略としてはいかがなものか。
知名度の高くない「トロン:レガシー」のような作品には早目から宣伝を掛けた方がよい。

【支持基盤・ターゲット】 「ファミリー」「シリーズ愛好者」
新規参入者はもはやそれほど期待できないだろう。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「2012」トータル38.0億円(オープニング2日5.7億円)
<2008>
☆「レッドクリフPARTⅠ」トータル50.5億円(オープニング2日6.7億円)
これらの作品では参考にならない。

【評価・予想】 110億円(オープニング3日17億円)
付いていくのが大変なシリーズであり、かなりの脱落者を生み出しているが、ラストということもあり、前作の80億円、前々作の94億円は超えるだろう。
上述のとおり、ひょっとすると冬場の方が稼ぎやすいのかもしれないので、「炎のゴブレット」トータル115.0億円程度は稼ぎたいところ。
「アリス・イン・ワンダーランド」トータル118億円との対決となりそうだ。
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」トータル118億円見込み
OP13.2→35.4→59.0→83.8→93.4→101.0→107.1→111.5→113.8
「3D作品」VS「2D作品」となる。
時代の流れから考えると、「アリス・イン・ワンダーランド」の方に軍配が上がるのではないか。
いくらラストといっても前作80億円から大幅アップを望みにくい。
したがって、100億円以上、110億円以下というところか。
「ハリー・ポッターと死の秘宝PartⅠ」の興行収入は110億円と予想したい。
金曜日からのオープニングは「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」の19.4億円を下回る17億円程度か。

なお、「ゲゲゲの女房」「パラノーマル・アクティビティ」「バトル・ロワイヤル」「行きずりの街」など、1~3億円程度となりそうなランキングの中位・下位に入りそうな作品は無視します。

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国内映画興行収入ランキング(11月2週目その1)

2位:「ゴースト もういちど抱きしめたい」(パラマウント・松竹・日本テレビ)<1週目>
【公開前個人予想】 6億円
【現時点での興行収入予想】 8.5億円
【公開規模】 305スクリーン(先週比±0スクリーン)
1.2億円半ば(126,771,600円)のオープニングを飾った。
先週『オープニングは「雷桜」(2日0.6億円、金3日0.9億円)を超えると考えて、9千万円程度か』と書いたが、予想よりは高かったようだ。
しかしながら、やはり微妙な結果となっている。
今後は、レディースデイなどの平日が勝負となりそうだ。
泣けそうな映画だけにひょっとすると意外と伸びがあるかもしれない。
「雷桜」「FLOWERS」並にやらかす可能性もありそうだと思ったが、さすがにそれはなさそうだ。

松嶋菜々子主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年「眉山/びざん」トータル12.1億円
OP1.3→4.6→7.1→9.0→10.2→10.9→11.3
☆10年「ゴースト もういちど抱きしめたい」
OP1.3億円→
同じようなオープニングであり、これがマックスラインとなりそうだ。
しかし、「眉山/びざん」は伸びがあった作品であり、ここまでは伸びないだろう。

ラブストーリー関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年「恋空」トータル39.0億円(新垣)
OP4.8→13.1→19.7→26.0→29.7→32.3→34.1
☆10年「余命1か月の花嫁」トータル31.5億円(栄倉)
OP4.1→11.6→17.1→21.7→25.1→27.5→29.1
☆09年「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円(井上)
OP2.8→7.8→13.0→16.0→祝18.5→19.5→20.3
☆08年「赤い糸」トータル11.5億円(南沢)
OP1.0→不明→6.6→祝8.8→9.7→10.5→10.7
☆08年「砂時計」トータル10.0億円(夏帆・松下)
OP1.2→祝6.0→7.2→8.3→9.1→09.5→09.7
☆06年「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円(宮崎)
OP1.2→2.4→5.1→6.3
☆06年「シュガー&スパイス/風味絶佳」トータル7.5億円(沢尻)
OP1.0→3.4→4.9→5.8
☆07年「そのときは彼によろしく」トータル4.6億円(長澤)
OP0.9→2.3→3.3→3.8→04.2→04.4
☆10年「ハナミズキ」(新垣)
OP4.0→12.8→18.8→22.6→24.9→
☆10年「君に届け」(多部)
OP2.3→6.2→9.0→11.5→12.9→13.8→
☆10年「ダーリンは外国人」トータル6.9億円見込み(井上)
OP1.2→3.2→4.3→5.3→6.3→6.6
☆10年「誰かが私にキスをした」トータル2.3億円見込み(堀北)
OP0.5→1.5億円→
☆10年「ゴースト もういちど抱きしめたい」
OP1.3億円→
ヒットできるジャンルではあるが、微妙な作品はコケていることもある。
「砂時計」トータル10.0億円、「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円、「ダーリンは外国人」トータル6.9億円見込みと同じようなオープニングとなっている。
したがって、6億円以上、10億円以下というところではないか。
泣けそうな作品だけにやや伸びると考えると、7~8億円程度となるか。

【同時期に公開された近年の作品】 
<2009>
☆「なくもんか」トータル13.5億円(オープニング2.1億円)
☆「ゼロの焦点」トータル10.1億円(オープニング1.6億円)
<2008>
☆「まぼろしの邪馬台国」トータル9.5億円(オープニング1.6億円)
☆「ハンサム★スーツ」トータル8.6億円(オープニング2日1.5億円)
☆「ハッピーフライト」トータル13.3億円(オープニング2.2億円)
☆「私は貝になりたい」トータル24.5億円(オープニング2日2.6億円)
「私は貝になりたい」以外との対比で考えると、「ゴースト もういちど抱きしめたい」の興行収入は7.5~8.4億円となる。
やはり7~8億円程度となりそうだ。

「ゴースト もういちど抱きしめたい」1.3億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「火天の城」1.3億円(トータル9.3億円)
☆「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」1.4億円(トータル7.7億円)
☆「MW―ムウ―」1.3億円(トータル7.5億円)
<2008>
☆「砂時計」1.2億円(トータル10.0億円)
☆「イキガミ」1.3億円(トータル8.0億円)
これらとの対比で考えると、「ゴースト もういちど抱きしめたい」の興行収入は7.2~10.8億円となる。

マックス12億円、ミニマム7億円程度となるか。
通常の作品では7~8億円程度が落ち着きどころとなるが、女性向けの“泣ける”映画は侮れないところがある。
泣けるかどうかは分からないが、今年公開された「サヨナライツカ」もオープニング1.3億円で、トータルでは10億円程度を稼いでいた。
判断は難しいところだが、「ゴースト もういちど抱きしめたい」の興行収入は8.5億円と予想したい。
極端に高い伸びはないだろうが、馴染みのある題材だけに、極端に伸びがない作品でもなさそうだ。
公開前個人予想は6億円だったので、当たりともいえない結果となりそうだ。
「雷桜」のイメージがあり、低めに予想したが、“泣ける”映画はやはり高めに予想した方が無難だったか。
主演男優が日本人にもっと馴染みのある者であれば、強気になれたが、強気になれない要素が多数あった。


○位:「エクスペンダブルズ」(松竹)<5週目>
【公開前個人予想】 12.0億円
【現時点での興行収入予想】 9億円前半(4週目8億円後半、3週目8億円前半、2週目8億円台、OP時7億円後半)
【公開規模】 先週279スクリーン(先週比-1スクリーン)
トータルでは8.7億円程度となっている。
1週間の伸びは0.6億円程度だろうか。
スタローン本人同様に、しぶとく伸び続けている作品。
オープニングにファンが殺到した後は伸びがなくなる作品と思っていただけに、完全に見込み違いをしていた。
スターが揃い知名度が高く、気軽に見られる(?)アクションという利点もあったか。

シルベスター・スタローン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年公開「ランボー最後の戦場」トータル9億円台見込み
OP2.1→5.3→7.1→8.1→8.7→8.9
☆07年公開「ロッキー・ザ・ファイナル」トータル7.9億円
OP2.0→4.1→6.4→7.1→7.7→7.8
☆10年公開「エクスペンダブルズ」
OP1.8→4.9→6.8→8.1→8.7億円→
公開前に『少なくとも、これらと同程度は稼げるはずだ。スターが揃っているので、これらを超える可能性が高い』と書いたが、「ランボー最後の戦場」と同程度となっている。
このまま9億円を突破しそうだ。

10億円前後のアクション作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年公開「ラッシュアワー3」トータル9.5億円
金2.2→5.4→7.2→8.2→9.0
☆08年「アイアンマン」トータル9.4億円
OP2.1→5.2→7.0→8.2→8.8→9.1
☆09年「G.I.ジョー」トータル10.5億円
金2.3→6.6→8.5
☆09年「ウルヴァリン X-MEN ZERO」トータル8.9億円
金2.3→4.8→7.3→8.3
☆09年「イングロリアス・バスターズ」トータル6.5億円
金1.6→3.7→5.0→5.7
☆10年「アイアンマン2」
金3.4→6.9→9.1→10.5→11.2→
☆10年公開「エクスペンダブルズ」
OP1.8→4.9→6.8→8.1→8.7億円→
これらとの対比で考えると、「エクスペンダブルズ」の興行収入は9.2~9.3億円となる。
さすがに10億円までは伸びないだろうが、この辺りが落ち着きどころとなりそうだ。

「エクスペンダブルズ」8.7億円と同程度の5週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ワイルド・スピードMAX」9.2億円(トータル9.5億円)
☆「7つの贈り物」7.7億円(トータル7.9億円)
<2008>
☆「P.S.アイラヴユー」9.2億円(トータル11.0億円)
☆「アイアンマン」8.8億円(トータル9.4億円)
☆「ランボー最後の戦場」8.7億円(トータル9億円見込み)
「P.S.アイラヴユー」以外との対比で考えると、「エクスペンダブルズ」の興行収入は8.9~9.3億円となる。
「エクスペンダブルズ」の興行収入は9億円前半が落ち着きどころだろう。
基本的には男性限定の映画であり、女性層やスタローン世代ではない年配層も期待できず、さすがに伸びはないだろうと思ったが、意外と伸びが止まらなかった。
「ランボー最後の戦場」(トータル9億円見込み)と同程度となりそうであり、想定内ではあるが、スタローンの底力を感じさせる結果となった。
OP時7億円後半、2週目8億円台、3週目8億円前半、4週目8億円後半と予想していたので、完全に迷走してしまった。
2週目の8億円台でしばらく様子を見ればよかった。

ただ、公開前個人予想は12.0億円だったので、期待が高すぎたようだ。
豪華なキャスティングなどの注目度があり、アメリカでもかなりヒットしたため高めに予想しすぎてしまったか。
評価もやや微妙であり、観る者を選ぶ作品というのも痛い。
さすがに日本ではビッグヒットにはならなかった。

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全米映画興行収入(11月第2週目)

1位は2週目の「メガマインド」。
2週連続で1位となった。
トータルでは90百万ドルとなっている。
パラマウント・ドリームワークスが送る3Dアニメ作品。
制作費は1億3千万ドルとなっている。
監督は「マダガスカル」シリーズのトム・マクグラス。
声優はウィル・フェレル、ブラッド・ピットなど。

ドリームワークス製作のアニメ作品の興行収入は以下のとおり(「シュレック」シリーズを除く)。
☆10年「ヒックとドラゴン」トータル218百万ドル
OP44→092→133→158→178→192→201→208
☆08年「カンフー・パンダ」トータル215百万ドル
OP60→117→156→179→193→202→207→209
☆09年「モンスターVSエイリアン」トータル198百万ドル
OP59→105→140→163→175→182→187→191
☆05年「マダガスカル」トータル194百万ドル
OP47→100→128→147→160→171→179→184
☆08年「マダガスカル2」トータル180百万ドル
OP63→117→137→159→166→170→172→175
☆04年「シャーク・テイル」トータル161百万ドル
OP48→087→119→137→147→154→158→158
☆06年「森のリトルギャング」トータル155百万ドル
OP38→076→112→130→139→145→148→150
☆07年「ビー・ムービー」トータル127百万ドル
OP38→072→094→112→118→121→122→123
☆10年「メガマインド」
OP46→090百万ドル→
「カンフー・パンダ」「モンスターVSエイリアン」に比べると、やや低い動きとなっている。
「ヒックとドラゴン」のようなロングセールスにもならないだろう。
これらとの対比から考えて、先週に引き続き1億6~7千万ドルと予想したい。
「シャーク・テイル」トータル161百万ドル以上、「マダガスカル2」トータル180百万ドル以下か。
製作費1億3千万ドルは回収できそうであり、アニメ作品はやはり安定度は高い。
しかし、制作費の割にはアメリカ国内での利益は少なそうだが、アニメ作品は全世界で稼げるという強みがあるのだろう。
評価も高く、ドリームワークス製作のアニメとしては悪くはない結果になりそうであり、問題なく成功といえそうだ。


2位となったのは新作の「アンストッパブル」。
事前には週末3日間で24.1百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想をやや下回る23.5百万ドルのオープニングを飾った。
実際の電車事故を元にしたアクションサスペンス。
製作費1億ドルとなっている。
トニー・スコット監督、デンゼル・ワシントン主演のゴールデンコンビに、「スター・トレック」のクリス・パインが出演している。

トニー・スコット監督、デンゼル・ワシントン主演のゴールデンコンビの興行収入は以下のとおり。
☆95年「クリムゾン・タイド」トータル91百万ドル
☆04年「マイ・ボディガード」トータル78百万ドル
OP23→44→56→64→69→73
☆06年「デジャヴ」トータル64百万ドル
先29(OP21)→44→53→58→60→62
☆09年「サブウェイ123 激突」トータル65百万ドル
OP23→44→53→59→61→63
☆10年「アンストッパブル」
OP24百万ドル→
当然ながら、他の作品と同程度のオープニングとなっている。
したがって、「アンストッパブル」の興行収入は6~7千万ドルと予想したい。
この程度しか稼げないのは目に見えているのに、製作費1億ドルは掛けすぎではないか。
全世界で稼げそうであり、アメリカ国内ではコケずに基準どおり稼げば問題はないのかもしれない。
このコンビの作品はしっかりと作られており、評価はもちろん高くなっている。


3位は2週目の「デュー・デート~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~」。
トータルでは59百万ドルとなっている。
「ハングオーバー」のトッド・フィリップス監督、ロバート・ダウニーJr.主演作品。
製作費65百万ドルとなっており、制作費は楽に回収できそうだ。

トッド・フィリップス監督作品の興行収入は以下の通り。
☆00年「ロード・トリップ」トータル69百万ドル
OP15→033→046→054→060→064→065→066
☆03年「アダルト♂スクール」トータル76百万ドル
OP17→037→051→061→067→071→073→074
☆04年「スタスキー&ハッチ」トータル88百万ドル
OP28→052→067→077→082→085→086→087
☆08年「SCHOOL FOR SCOUNDRELS」トータル18百万ドル
OP09→014→016→017→017→018
☆09年「ハングオーバー」トータル277百万ドル
OP45→105→153→183→205→222→236→247
☆10年「デュー・デート」
OP33→059百万ドル→
「ハングオーバー」のような爆発力はないだろう。
「スタスキー&ハッチ」対比の100百万ドル程度が落ち着きどころか。

ロバート・ダウニーJr.が出演したコメディ作品も参考となりそうだ。
☆08年「トロピック・サンダー」トータル111百万ドル(※主演ではない)
先37→66→84→97→103→107
☆10年「デュー・デート
OP33→59百万ドル→
「トロピック・サンダー」を下回りそうだ。
「デュー・デート」の興行収入は1億ドルと予想したい。
先週は1億1千万ドルと予想していたが、そこまで伸びそうもない。
コメディ作品としては、制作費がやや高額だが、「ハングオーバー」で大きく当てたという実績が評価されたのだろう。
評価も高く、制作費を回収できそうであり、問題なく成功といえそうだ。


4位となったのは新作の「Skyline」。
事前には週末3日間で18.5百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想を下回る11.7百万ドルのオープニングを飾った。
監督は「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」のストラウス兄弟。
彼らは特撮に関してはかなりのキャリアがある。

「第9地区」(トータル116百万ドル)のようなスマッシュヒットはあったが、大規模作品ではないエイリアン作品はコケることが多いイメージはあり、本作も同様となっている。
ただ、製作費は1千万ドルであり、制作費は楽に回収した。
メジャーな俳優が出演していないメリットだろう。
ホラー作品同様に製作費を抑えることに成功している。

イメージとしては以下のような作品と同程度となると思っていた。
☆07年「インベージョン」トータル15百万ドル
OP06→11→14→15
☆10年「スプライス」トータル17百万ドル
OP07→13→16→16
☆10年「Skyline」
OP12百万ドル→
「インベージョン」は、「es」のオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督、ニコール・キッドマン主演作品。
「スプライス」は、「CUBE」のヴィンチェンゾ・ナタリ監督、エイドリアン・ブロディ主演作品。
これらほど酷い結果にはならなかったのは幸いだ。
「Skyline」の興行収入は3千万ドルと予想したい。
製作費が安いことを考えれば、失敗ではなさそうだが、やはりこの手のジャンルはそれほど稼げないようだ。
評価は普通程度となっており、高い伸びは期待しにくい。


5位となったのは新作の「Morning Glory」。
事前には週末3日間で12.0百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想を下回る9.6百万ドルのオープニングを飾った。
水曜日から公開されており、トータルでは12.2百万ドルとなっている。
レイチェル・マクアダムス、ハリソン・フォード、ダイアン・キートン主演のテレビ局を舞台としたコメディ作品。
監督は「ノッティングヒルの恋人」「チェンジング・レーン」のロジャー・ミッシェル。
雰囲気的にヒットしそうな感じがしたが、全くヒットしなかった。
製作費4千万ドルの回収も微妙となりそうだ。

脚本は「プラダを着た悪魔」などを手掛けたアライン・ブロッシュ・マッケンナ。
☆06年「プラダを着た悪魔」トータル125百万ドル
OP28→63→83→98→107→113
☆08年「幸せになるための27のドレス」トータル77百万ドル
OP23→45→57→65→070→073
☆10年「Morning Glory」
先12(10)百万ドル→
これほどのヒットは望めないとしても、ここまで低いとも思えなかった。
「幸せになるための27のドレス」の半分程度が落ち着きどころか。

レイチェル・マクアダムス主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「きみがぼくを見つけた日」トータル63百万ドル
OP18→37→48→55→59→61
☆10年「Morning Glory」
先12(10)百万ドル→
「Morning Glory」の興行収入は3~4千万ドルと予想したい。
「きみに読む物語」「シャーロック・ホームズ」など、人気作品には出演しているが、まだまだ稼げる女優というわけではないようだ。
「インディ・ジョーンズ」以外がパットしないハリソン・フォードの不調さも要因かもしれない。
評価はそれほど悪くはない程度であり、高い伸びは期待しにくい。


6位は2週目の「For Colored Girls」。
トータルでは31百万ドルとなっている。
黒人から圧倒的な支持を受けているタイラー・ペリー監督作品。
脚本・主演・プロデューサーをも務めることが多い。

タイラー・ペリーのシリーズは以下のとおり。
☆05年「Diary of a Mad Black Woman」トータル51百万ドル
OP22→37→44→48→50(※監督はしていない)
☆06年「Madea's Family Reunion」トータル63百万ドル
OP30→48→56→60→62
☆07年「Daddy's Little Girls」トータル31百万ドル
先16(OP11)→25→28→30→31
☆07年「WHY DID I GET MARRIED」トータル55百万ドル
OP21→39→47→51→53
☆08年「Meet the Browns」トータル42百万ドル
OP20→33→38→40→41
☆08年「The Family That Preys」トータル37百万ドル
OP17→28→33→35→36
☆09年「Madea Goes to Jail」トータル91百万ドル
OP41→65→76→83→87
☆09年「I Can Do Bad All By Myself」トータル52百万ドル
OP23→38→45→48→50
☆10年「Why Did I Get Married Too?」トータル60百万ドル
OP30→49→55→57→59
☆10年「For Colored Girls」
OP19→31百万ドル→
「Madea Goes to Jail」トータル91百万ドルが爆発しているが、だいたい4~6千万ドルとなっている。
09~10年の作品と比べるとやや低い結果となりそうだが、07~08年の作品と同程度となりそうだ。
「For Colored Girls」の興行収入は先週に引き続き4千万ドル台と予想したい。
制作費は低そうであり、ビジネスとしてはかなりお徳となっている。
評価もいつも通りに低く、それほど高い興行収入はなりそうもないが、全く問題ないと思われる。


7位は5週目の「Red」。
トータル80百万ドルとなっている。
製作費58百万ドルの回収が既に完了している。
アクション作品ながら、意外と粘っているという印象。

アメリカのコミックを原作とした作品。
主演はブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ヘレン・ミレン、ジョン・マルコヴィッチ、ブライアン・コックスなどのベテランが揃っている。
最新の主演作がそれほどパッとしないブルース・ウィリスだけに不安はあったが、原作の人気が高いのだろうか。
かなり思い切った派手なアクションが展開されているようだ。

ブルース・ウィリス主演作の興行収入は以下のとおり。
☆09年「サロゲート」トータル39百万ドル
OP15→26→33→36→38→38
☆10年「コップ・アウト」トータル45百万ドル
OP18→33→39→43→44→44
☆10年「Red」
OP22→44→59→72→80百万ドル→
これらの作品とは伸びが全く異なる。

監督は「フライトプラン」のロベルト・シュヴェンケ。
☆05年「フライトプラン」トータル90百万ドル
OP25→46→61→71→77→81
☆10年「Red」
OP22→44→59→72→80百万ドル→
「フライトプラン」と同程度の伸びが期待できそうなので、「Red」の興行収入は9千万ドル近くまでいきそうだ。

アメコミ原作モノならば、以下の作品がライバルとなる。
☆05年「シンシティ」トータル74百万ドル
OP29→51→61→67→71→72
☆06年「V・フォー・ヴェンデッタ」トータル71百万ドル
OP26→46→57→62→66→68
☆10年「Red」
OP22→44→59→72→80百万ドル→
これらよりもやや伸びがあるようだ。
評価は良いので、「Red」の興行収入は先週に引き続き9千万ドルと予想したい。
先々週まで8千万ドル程度と予想していたが、思ったよりも伸びが高かった。
1億ドル突破は厳しいが、制作費を回収し、9千万ドル近く稼げれば、合格といえる。
原作の良さや知名度のおかげかもしれないが、ブルース・ウィリスもまだまだイケるようだ。


8位は4週目の「パラノーマル・アクティビティ2」。
トータルでは82百万ドルとなっている。
製作費は当然のことながら極安の3百万ドルとなっている。
製作費の27倍以上を稼ぎ出した。
ハロウィーンシーズンという時期的なメリットもあったが、やはりホラーは強く、ローリスク・ハイリターンぶりを発揮している。
なお、まもなく日本で公開される「パラノーマル・アクティビティ 第2章/TOKYO NIGHT」とは別物の作品。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆09年「パラノーマル・アクティビティ」トータル108百万ドル
4週目より拡大33→62→85→97→104
☆10年「パラノーマル・アクティビティ2」
OP41→66→77→82百万ドル→
前作を超えることが目標となるが、伸びがないタイプと思われるので、厳しいようだ。
これほど高いオープニングを飾りながらも、1億ドル突破できないのは寂しいが、製作費やホラー作品ということを踏まえると仕方のないことか。
秀逸な題材の続編は当たらないということもあるが、本作はそれをクリアしていることも評価できる。

以下のような作品がライバルとなりそうだ。
☆02年「ザ・リング」トータル129百万ドル
OP15→39→65→86→101
☆04年「THE JUON」トータル110百万ドル
OP39→71→89→99→104
☆10年「パラノーマル・アクティビティ2」
OP41→66→77→82百万ドル→
『「THE JUON」トータル110百万ドルは超えるのではないか』とオープニング時に書いたが、この状況からすると厳しいようだ。
オープニング時には1億2千万ドル、2週目には1億ドルと予想したが、「パラノーマル・アクティビティ2」の興行収入は先週に引き続き9千万ドル前半と予想したい。
オープニングが爆発するタイプの作品であり、伸びは当然なかったようだ。
評価はそれほど悪くはないという程度であり、高いわけでもない。
ただ、この製作費でこの程度稼げれば、文句の付けようがないだろう。


9位は3週目の「SAW ザ・ファイナル3D」。
トータルでは43百万ドルとなっている。
製作費2千万ドルの回収は余裕だったが、最終章・3Dということを踏まえると、想像していた爆発力はなかった。
もはや付いてくる者に限界があり、やや遅いかもしれないが、ギリギリのタイミングでの幕切れとなったか。

過去の「SAW」シリーズは以下の通り
☆04年「Ⅰ」トータル55百万ドル
OP18→35→46→50→53
☆05年「Ⅱ」トータル87百万ドル
OP32→60→74→80→84
☆06年「Ⅲ」トータル80百万ドル
OP34→59→70→75→78
☆07年「Ⅳ」トータル63百万ドル
OP32→50→58→62→63
☆08年「Ⅴ」トータル57百万ドル
OP30→45→52→55→56
☆09年「Ⅵ」トータル28百万ドル
OP14→23→26→27→28
☆10年「Ⅶ」
先24→38→43百万ドル→
評価はそれほど悪くはない程度であるが、伸びは期待できないだろう。
対比から考えて、「Ⅶ」の興行収入は先週に引き続き4~5千万ドルと予想したい。
「Ⅴ」トータル57百万ドルを下回る程度となりそうだ。
製作費を考えると黒字を生み続けるシリーズではあるが、打ち切ったことはある意味で正解といえるだろう。
このシリーズは完全に稼ぎ尽くしたので、新たなシリーズを生み出して欲しい。


10位は5週目の「Jackass 3-D」。
トータルでは115百万ドルとなっている。
既に1億ドルを突破している。
製作費2千万ドルを楽に回収しており、大黒字が確定している。
さらなる続編も製作されるのではないか。

ジョニー・ノックスヴィルを中心とした集団が無謀なチャレンジをする人気シリーズ。
過去のシリーズは以下のとおり。
☆02年「jackass」トータル64百万ドル
OP23→42→53→59→62
☆06年「jackass number two」トータル73百万ドル
OP29→52→63→68→71
☆10年「Jackass 3-D」
OP50→87→102→111→115百万ドル→
いくら3Dだからといっても、過去のシリーズから爆発しすぎではないか。
他のシリーズ作品同様に、伸びがないタイプと思われるので、「Jackass 3-D」の興行収入は先週に引き続き1億1千万ドル後半と予想したい。
いくら伸びが高くなくても、これだけ稼げば十分すぎるほどの大成功といえるだろう。
評価に関しては、熱狂的なファンがいる作品であり、高くなっている。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆人気ファンタジーシリーズ「ハリー・ポッターと死の秘宝 PartⅠ」
☆ポール・ハギス監督、ラッセル・クロウ主演のアクションサスペンス「The Next Three Days」(※フランス映画「すべて彼女のために」のリメイク)
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PartⅠ」は「アリス・イン・ワンダーランド」(トータル334百万ドル)に勝てるだろうか。
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PartⅠ」は3D作品ではないので、厳しいか。

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国内映画興行収入ランキング(11月1週目その3)

9位:「SAW ザ・ファイナル 3D」(アスミック)<2週目>
【公開前個人予想】 4.5億円
【現時点での興行収入予想】 3億円台
【公開規模】 105スクリーン(先週比+2スクリーン)
3.6千万円を週末に稼ぎ、トータルでは1.8億円半ばとなっている。
1週間の伸びは1.1億円半ば程度だろうか。
公開前に『知名度のある作品の最終章なので、コケることはないだろう』と書いたが、イマイチなものとなっている。
3D単価+最終章を踏まえての予想だったが、もはや付いていける者が少なくなっているようだ。

過去のシリーズの興行収入は以下の通り。
☆04年「Ⅰ」トータル不明(公開規模:40館)
OP0.4
☆05年「Ⅱ」トータル5億円(公開規模:67館)
OP0.8→2.1→不明→3.3
☆06年「Ⅲ」トータル不明(公開規模:88館)
OP1.0→2.6→3.7
☆07年「Ⅳ」トータル4.0億円(公開規模:113館)
OP1.0→2.4→3.1→3.6→3.9
☆08年「Ⅴ」トータル不明(公開規模:123館)
金0.9→1.7億円→
☆09年「Ⅵ」トータル不明(公開規模:59館)
金0.5→1.1億円→
☆10年「ザ・ファイナル 3D」
OP0.7→1.9億円→
これらとの対比で考えると、「ザ・ファイナル 3D」の興行収入は3.2~4.5億円となる。
それほど伸びがあるタイプの作品とは思えず、伸びても3億円台が落ち着きどころか。
ⅤとⅥと同程度となりそうだが、3D単価なのだから、もっと高くないといけないのではないか。
やはり、シリーズ愛好者ではないと、もはや付いていけないのだろう。

「SAW ザ・ファイナル 3D」1.9億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「そんな彼なら捨てちゃえば?」2.0億円(トータル4.6億円)
☆「あなたは私の婿になる」1.9億円
☆「トワイライト~初恋~」1.8億円(トータル3.5億円)
☆「消されたヘッドライン」1.9億円
<2008>
☆「幸せになるための27のドレス」2.0億円(トータル3.7億円)
☆「ミスト」2.0億円(トータル3.6億円)
☆「X-ファイル」1.8億円
これらとの対比で考えると、「SAW ザ・ファイナル 3D」の興行収入は3.4~4.4億円となる。
「ミスト」対比の3.4億円程度が落ち着きどころか。

「SAW ザ・ファイナル 3D」の興行収入は先週に引き続き3億円台と予想したい。
伸びはなさそうだが、最終章ということである程度の需要も少しはあるだろう。
公開前個人予想は4.5億円だったので、やや高すぎた。
3D単価を踏まえたつもりだったが、新規参入者を期待できず、ここ数年の作品は面白いとも思えないので付いていける者も減少しているのかもしれない。


10位:「エクスペンダブルズ」(松竹)<4週目>
【公開前個人予想】 12.0億円
【現時点での興行収入予想】 8億円後半(3週目8億円前半、2週目8億円台、OP時7億円後半)
【公開規模】 279スクリーン(先週比-1スクリーン)
3.6千万円を週末に稼ぎ、トータルでは8.1億円弱となっている。
1週間の伸びは1.3億円程度だろうか。
週末の伸びは大したことないのに、1週間の伸びが高い。
祝日が1日あるとはいえ、予想外だった。
ただ、評価もいまひとつのところがあり、高い伸びは期待しにくそうだ。
男性向け映画であり、さらにおっさん向けでもあり、日本では厳しいところがあったかもしれない。

シルベスター・スタローン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年公開「ランボー最後の戦場」トータル9億円台見込み
OP2.1→5.3→7.1→8.1→8.7→8.9
☆07年公開「ロッキー・ザ・ファイナル」トータル7.9億円
OP2.0→4.1→6.4→7.1→7.7→7.8
☆10年公開「エクスペンダブルズ」
OP1.8→4.9→6.8→8.1億円→
公開前に『少なくとも、これらと同程度は稼げるはずだ。スターが揃っているので、これらを超える可能性が高い』と書いたが、微妙な結果となりそうだ。
これらとの対比で考えると、「エクスペンダブルズ」の興行収入は9.0~9.0億円となる。
上手くいけば、9億円を突破しそうだ。

10億円前後のアクション作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年公開「ラッシュアワー3」トータル9.5億円
金2.2→5.4→7.2→8.2→9.0
☆08年「アイアンマン」トータル9.4億円
OP2.1→5.2→7.0→8.2→8.8→9.1
☆09年「G.I.ジョー」トータル10.5億円
金2.3→6.6→8.5
☆09年「ウルヴァリン X-MEN ZERO」トータル8.9億円
金2.3→4.8→7.3→8.3
☆09年「イングロリアス・バスターズ」トータル6.5億円
金1.6→3.7→5.0→5.7
☆10年「アイアンマン2」
金3.4→6.9→9.1→10.5→11.2→
☆10年公開「エクスペンダブルズ」
OP1.8→4.9→6.8→8.1億円→
これらとの対比で考えると、「エクスペンダブルズ」の興行収入は8.7~9.4億円となる。
さすがに10億円までは伸びないだろう。

「エクスペンダブルズ」8.1億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ワイルド・スピードMAX」8.6億円(トータル9.5億円)
☆「ウルヴァリン」8.3億円(トータル8.9億円)
☆「DRAGON BALL」8.3億円(トータル8.7億円)
☆「マーリー」7.4億円(トータル8.1億円)
☆「7つの贈り物」7.4億円(トータル7.9億円)
<2008>
☆「P.S.アイラヴユー」8.2億円(トータル11.0億円)
☆「アメリカン・ギャングスター」8.9億円(トータル10.5億円)
☆「アイアンマン」8.2億円(トータル9.4億円)
☆「ランボー最後の戦場」8.1億円(トータル9億円見込み)
「P.S.アイラヴユー」以外との対比で考えると、「エクスペンダブルズ」の興行収入は8.5~9.6億円となる。
「ウルヴァリン」対比の8.7億円程度が落ち着きどころか。

マックス9億円台、ミニマム8億円台だろうか。
基本的には男性限定の映画であり、女性層やスタローン世代ではない年配層も期待できず、さすがに伸びはないだろうと思ったが、ここに来て伸びが意外と止まらない。
先週8億円前半と予想したが、「エクスペンダブルズ」の興行収入は8億円後半と上方修正したい。
9億円突破の可能性もありそうだが、そこまで伸びるかが注目となる。
「ランボー最後の戦場」(トータル9億円見込み)と同程度となりそうだ。
OP時7億円後半、2週目8億円台、3週目8億円前半と予想していたので、完全に迷走している。
オープニングにファンが殺到するタイプの作品と思ったが、興味があるのにすぐには飛びつかない中年・年配層やあまり興味がなかった若年層が見ているのか。

ただ、公開前個人予想は12.0億円だったので、期待が高すぎたようだ。
豪華なキャスティングなどの注目度があり、アメリカでもかなりヒットしたため高めに予想しすぎてしまったか。
評価も微妙であり、観る者を選ぶ作品というのも痛い。


11位:「さらば愛しの大統領」(アスミック)<2週目>
【公開前個人予想】 なし
【現時点での興行収入予想】 2億円前後
【公開規模】 121スクリーン(先週比±0スクリーン)
先週から大阪で先行公開されていたようであり、2週目となる。
動員ベースでは10位となるが、興行収入ベースでは11位となるようだ。
3.1千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは6.2千万円となっている。
世界のナベアツともう一人によるダブル監督、ケンドーコバヤシ、宮川大輔主演作品。
先行があったので、判断が難しいが、2億円前後の興行収入となるだろうか。
下手なストーリーを構築するよりも、ギャグやアホらしさを前面に押し出しており、その戦略はあたりそう。
プロの監督でも、プロの俳優でもないのだから、思い切り良くやって、彼らにしか出来ないことをやることはアリだと思う。
松本人志、品川祐二監督も当たっているが、こういう作品の方がお笑い系らしい。
それにしても、板尾創路監督の「板尾創路の脱獄王」、木村祐一監督の「ニセ札」など、お笑い系の監督進出が目立っている。


12位:「雷桜」(東宝・TBS)<3週目>
【公開前個人予想】 5.0億円
【現時点での興行収入予想】 4億円半ば(OP時3億円台)
【公開規模】 300スクリーン(先週比±0スクリーン)
2.4千万円を週末に稼ぎ、トータルでは3.3億円半ばとなっている。
1週間の伸びは1.0億円程度だろうか。
週末の動きは大したことがないが、レディースデイにでも稼いだのだろうか、思ったよりも伸びている。
一応感動的なラブストーリー系ということもあるだろう。

廣木隆一監督は「余命1ヶ月の花嫁」を手掛けている。
☆09年「余命1か月の花嫁」トータル31.5億円
OP4.1→11.6→17.1→21.7→25.1→27.5→29.1
☆10年「雷桜」
金0.9→2.3→3.3億円→
この対比で考えると、「雷桜」の興行収入は6.1億円となる。
6億円がマックスラインとなるが、もちろんここまでは伸びないだろう。

岡田将生の代表作は以下のとおり。
☆09年「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円
OP2.8→7.8→13.0→16.0→祝18.5→19.5→20.3
☆10年「雷桜」
金0.9→2.3→3.3億円→
この対比で考えると、「雷桜」の興行収入は5.5億円となる。
ここまでも伸びないだろう。

蒼井優は「フラガール」や「男たちの大和」など出演しており本数は多いが、主演女優としては未知数のところがある。
小規模公開の08年「百万円と苦虫女」がトータル3.0億円とスマッシュヒットしているので、人気はあるとは思うが、この手の作品の主演としてはどうだろうか。

歴史モノや時代劇などの興行収入は以下のとおり。
☆08年「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」トータル9.3億円
OP1.8→4.4→6.2→7.5→8.2→8.6
☆09年「TAJOMARU」トータル4.8億円
OP0.7→2.1→3.5→4.3
☆08年「ICHI」トータル4.5億円
OP1.0→2.6→3.5→3.9
☆10年「座頭市 THE LAST」トータル4億円見込み
OP0.9→2.6→3.3億円→
☆10年「雷桜」
金0.9→2.3→3.3億円→
「座頭市 THE LAST」と同じような動きとなっている。
これらとの対比で考えると、「雷桜」の興行収入は4.0~5.0億円となる。
「ICHI」対比では4.2億円となる。
この辺りが落ち着きどころか。

ラブストーリー関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆06年「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円(宮崎)
OP1.2→2.4→5.1→6.3
☆06年「シュガー&スパイス/風味絶佳」トータル7.5億円(沢尻)
OP1.0→3.4→4.9→5.8
☆07年「そのときは彼によろしく」トータル4.6億円(長澤)
OP0.9→2.3→3.3→3.8→04.2→04.4
☆10年「ダーリンは外国人」トータル6.9億円見込み
OP1.2→3.2→4.3→5.3→6.3→6.6
☆10年「誰かが私にキスをした」トータル2.3億円見込み(堀北)
OP0.5→1.5億円→
☆10年「雷桜」
金0.9→2.3→3.3億円→
これらとの対比で考えると、「雷桜」の興行収入は4.6~5.3億円となる。
本作よりも「誰かが私にキスをした」の方がよほど酷いようだ。
「そのときは彼によろしく」とほぼ同じ動きとなっており、この辺りとなりそうだ。

「雷桜」3.3億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「さまよう刃」4.0億円(トータル5.5億円)
☆「おっぱいバレー」3.2億円(トータル5.3億円)
☆「TAJOMARU」3.5億円(トータル4.8億円)
☆「風が強く吹いている」3.2億円(トータル4.5億円)
<2008>
☆「アフタースクール」3.0億円(トータル5.5億円)
☆「Sweet Rain 死神の精度」3.7億円(トータル5.0億円)
☆「特命係長 只野仁 最後の劇場版」3.0億円(トータル4.6億円)
「アフタースクール」以外との対比で考えると、「雷桜」の興行収入は4.5~5.5億円となる。
「風が強く吹いている」対比で4.6億円となり、この程度が落ち着きどころか。

マックス5億円台、ミニマム4億円台か。
オープニング時には3億円台と思ったが、さすがにレディースデイを中心にある程度稼ぐようだ。
「雷桜」の興行収入は先週に引き続き4億円半ばと予想したい。
「そのときは彼によろしく」トータル4.6億円と同程度か。
今年300スクリーン前後で公開された「FLOWERS」並の致死レベルの大コケとなるかと思ったが、ラブストーリー(設定はやや不明だが)ということもあり、普通の大コケとなっている。
なお、両作に蒼井優が出演しており、女優生命に傷が付かなければよいが。
公開前個人予想は5.0億円だったので、結果的には当たりとなりそうだが、コケるのは分かっていたので、4億円台という予想にしないといけなかった。


13位:「桜田門外ノ変」(東映)<4週目>
【公開前個人予想】 7.0億円
【現時点での興行収入予想】 7億円台(OP時6億円)
【公開規模】 296スクリーン(先週比±0スクリーン)
2.4千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは5.4億円となっている。
1週間の伸びは9.3千万円弱程度だろうか。
年配向けということもあり、週末に対して平日の伸びが高い。
個人的には「誰が見るの?」というイメージを持っている映画ではあるが、年配層がしっかりと見ているようだ。
東映がかなり気合が入れていると思わせる作品であり、大コケ予想にせずに、無難な予想にして正解だった。

年配向けの時代劇や歴史モノは、意外とヒットするので注意が必要。
☆07年「蒼き狼 地果て海尽きるまで」トータル13.9億円
OP2.0→5.8→8.2→10.0→11.1→11.8
☆07年「椿三十郎」トータル11.5億円
OP1.6→4.1→5.9→祝込7.3→不明→9.7→祝込10.5→10.8
☆09年「火天の城」トータル9.3億円
OP1.3→3.5→5.9→7.2→7.9
☆09年「禅 ZEN」トータル5.0億円
祝込3日0.5→1.1→
☆07年「茶々 天涯の貴妃」トータル4.5億円
OP0.4→不明→2.3→3.0→3.5→3.8
☆10年「必死剣 鳥刺し」トータル4.8億円見込み
OP0.8→2.6→3.6→4.2億円→
☆10年「桜田門外ノ変」
OP0.9→3.1→4.5→5.4億円→
「蒼き狼」「椿三十郎」「火天の城」との対比で考えると、「桜田門外ノ変」の興行収入は7.0~8.5億円となる。
7億円台辺りが落ち着きどころか。
オープニング時には6億円程度と思ったが、平日の伸びが高かった。
「必死剣 鳥刺し」のような動きだと6億円程度となるが、題材や幕末ブームなどを踏まえると、今後もある程度の伸びは期待できるはずだ。

「桜田門外ノ変」5.4億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「60歳のラブレター」5.9億円(トータル7.9億円)
☆「誰も守ってくれない」5.4億円(トータル6.4億円)
☆「真夏のオリオン」4.9億円(トータル5.7億円)
<2008>
☆「まぼろしの邪馬台国」5.8億円(トータル9.5億円)
☆「僕の彼女はサイボーグ」5.9億円(トータル7.0億円)
☆「ホームレス中学生」5.6億円
「まぼろしの邪馬台国」以外との対比で考えると、「桜田門外ノ変」の興行収入は6.3~7.2億円となる。
「60歳のラブレター」対比では7.2億円となるが、この辺りをやや下回る辺りが落ち着きどころか。

マックス7億円台、ミニマム6億円台となりそうだ。
驚くような伸びはないと思うが、平日の伸びがありそうなので、高めに想定した方がよさそうだ。
「桜田門外ノ変」の興行収入は先週に引き続き7億円台と予想したい。
作品的に地味さを拭えないので、それほど高い伸びはないだろう。
オープニング時には6億円という予想だったが、平日の伸びが思ったより高かった。
公開前個人予想は7.0億円だったので、当たりといえそうだ。
個人的には見たいとは思えない作品だが、年配層がしっかりと見るのでこの手の作品は意外と手堅く稼げる。


14位:「君に届け」(東宝・日本テレビ)<7週目>
【公開前個人予想】 なし
【現時点での興行収入予想】15億円(5~6週目14億円半ば、3~4週目13.5億円、OP~2週目14~15億円)
【配給会社・大手ネット期待値等】 20億円を突破に向けて好スタート
【公開規模】 285スクリーン(先週比±0スクリーン)
2.3千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは14.5億円となっている。
1週間の伸びは7.4千万円程度だろうか。
週末にはそれほど稼げていないが、意外と粘っているのが不思議だ。
公開前に予想はできなかったが、「僕の初恋をキミに捧ぐ」を下回る程度のヒットにはなるかなというイメージはもっていた。
人気漫画が原作でもあり、この手の作品はコケることはないだろう。

ラブストーリー関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年「恋空」トータル39.0億円(新垣)
OP4.8→13.1→19.7→26.0→29.7→32.3→34.1
☆10年「余命1か月の花嫁」トータル31.5億円(栄倉)
OP4.1→11.6→17.1→21.7→25.1→27.5→29.1
☆09年「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円(井上)
OP2.8→7.8→13.0→16.0→祝18.5→19.5→20.3
☆08年「赤い糸」トータル11.5億円(南沢)
OP1.0→不明→6.6→祝8.8→9.7→10.5→10.7
☆08年「砂時計」トータル10.0億円(夏帆・松下)
OP1.2→祝6.0→7.2→8.3→9.1→09.5→09.7
☆10年「君に届け」
OP2.3→6.2→9.0→11.5→12.9→13.8→14.5億円→
「恋空」を除いた作品との対比で考えると、「君に届け」の興行収入は14.9~15.7億円となる。
「僕の初恋をキミに捧ぐ」対比の15.4億円程度がマックスラインか。
オープニング時には『20億円突破を向けて好スタート』というネットの記事もあるが、20億円突破は無理だろう。

「君に届け」14.5億円と同程度の7週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「GOEMON」14.1億円(トータル14.3億円)
<2008>
☆「チーム・バチスタの栄光」14.9億円(トータル15.6億円)
☆「少林少女」14.6億円(トータル15.1億円)
☆「犬と私の10の約束」14.1億円(トータル15.2億円)
これらとの対比で考えると、「君に届け」の興行収入は14.7~15.6億円となる。
「チーム・バチスタの栄光」対比の15.2億円が落ち着きどころか。

マックス15億円台、ミニマム14億円後半程度となろうか。
伸びがなくなりもう終わりと早合点したが、意外と粘っている。
このまま粘れば、15億円台に乗るかもしれない。
「君に届け」の興行収入は15億円と上方修正したい。
OP~2週目14~15億円、3~4週目13.5億円、5~6週目14億円半ばと予想していたが、2週目までの14~15億円程度という予想のままにしておけばよかった。
伸びがないタイプの作品と考えたが、漫画原作の作品は侮れないところがある。
公開前に予想はできなかったが、だいたいイメージどおりの数字となっている。
キャスティングや題材等を踏まえると、10億円台半ばならば大ヒットといえるだろう。

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気になる映画ニュース(11月第2週目)

☆ギャラ貰いすぎランキングが発表
結果は以下のとおりとなった。
1位 ウィル・フェレル(3.35ドル)
2位 エディ・マーフィ(4.45ドル)
3位 デンゼル・ワシントン(5.10ドル)
4位 セス・ローゲン(6.75ドル)
5位 トム・クルーズ(7.20ドル)
6位 ドリュー・バリモア(7.45ドル)
7位 マット・デイモン(8.30ドル)
8位 ビンス・ボーン(8.35ドル)
9位 アダム・サンドラー(8.45ドル)
10位 ジム・キャリー(8.60ドル)
どういう基準で作られているのかよく分からないが、ギャラに対する興行収入の低さがポイントなるようだ。
たとえ1億ドル以上稼げる作品が多くても、ギャラが高額だと儲けがでず、あまり稼げなくてもギャラが安ければ問題にならないということとなりそうだ。
ギャラが安い上に、「トランスフォーマー」「インディ・ジョーンズ」など良く稼ぎ、コケた作品がないシャイア・ラブーフが最も良いということとされている。

ウィル・フェレルは今年度に「The Other Guys」を1億ドル突破に導くなど、ここ5年で4本も1億ドル突破させており、個人的には稼げる俳優だと思っていたので、問題はギャラの高さだろうか。
恐らく1本につき2千万ドル以上はもらっているのだろう。

ウィル・フェレル主演作と興行収入は以下のとおり。
☆06年「タラデガ・ナイト」トータル148百万ドル(製作費72.5百万ドル)
☆06年「主人公は僕だった」トータル41百万ドル(製作費30百万ドル)
☆07年「俺たちフィギュアスケーター」トータル119百万ドル(製作費61百万ドル)
☆08年「俺たちダンクシューター」トータル33百万ドル(製作費不明)
☆08年「俺たちステップ・ブラザース」トータル100百万ドル(製作費65百万ドル)
☆09年「マーシャル博士の恐竜ランド」トータル49百万ドル(製作費1億ドル)
☆10年「The Other Guys」トータル119百万ドル(製作費1億ドル)
1億ドル稼ぐといっても、ギャラが高額ならば儲けはでないということか。
アメリカ国外では稼ぎにくいコメディ作品であり、確かにビジネスとしてはあまり美味しくはなさそう。
たまに大きくコケることもあるので、これも響いているようだ。
稼げる俳優ではあるので、ギャラを下げて、制作費を抑えることが不名誉の記録から逃れる術だろう。
ただ、ギャラを下げるということは、なかなか簡単ではないようだ。


個人的には、エディ・マーフィ先生の方がよほど酷い気がする。
エディ・マーフィ主演作の興行収入は以下の通り。
☆02年「ショウタイム」トータル38百万ドル(製作費85百万ドル)
☆02年「プルート・ナッシュ」トータル4百万ドル(製作費1億ドル)
☆02年「アイ・スパイ」トータル34百万ドル(製作費7千万ドル)
☆03年「チャーリーと14人のキッズ」トータル104百万ドル(製作費6千万ドル)
☆03年「ホーンテッドマンション」トータル76百万ドル(製作費9千万ドル)
☆06年「ドリームガールズ」トータル103百万ドル
☆07年「マイ・ファット・ワイフ」トータル96百万ドル(製作費6千万ドル)
☆08年「デイブは宇宙船」トータル12百万ドル(製作費6千万ドル)
☆09年「劇的1週間」トータル16百万ドル(製作費55百万ドル)
黒歴史となっている「プルート・ナッシュ」を始め、あまり利益をあげていないと思われる。
「マイ・ファット・ワイフ」で観客から総スカンを食ってから、ここ数年の成績があまりにも酷すぎる。
ウィル・フェレルはコンスタントに1億ドルを稼いでいるが、エディ・マーフィはもう怖くて主演作は製作されにくいのではないか。
ランキングでは2位となっているが、「シュレック」辺りの成績が加味されて、助かっているのだろうか。
なお、エディ・マーフィの作品は、2011年に「A Thousand Words」、「Tower Heist」(ベン・スティラー主演)の2作が予定されている。
現状を打開するためには、「ビバリーヒルズ・コップ」の続編を大ヒットさせるしかないか。


デンゼル・ワシントン、トム・クルーズ辺りはヒットさせるチカラはあるが、大きくヒットさせることができていないことが問題か。
ギャラが高額であり、大きく利益が出ないのだろう。
ただ、世界規模で稼げる俳優であり、心配はないと思われる。
トム・クルーズは「ナイト&デイ」の出演にあたり、ギャラを下げたという話を聞いたこともあり、作品に応じてそのような措置を取っていけば、問題ないだろう。


マット・デイモンは「ジェイソン・ボーン」シリーズを大ヒットに導き、稼げる役者として話題となったこともあったが、「インビクタス」トータル37百万ドル(製作費6千万ドル)、「グリーン・ゾーン」トータル35百万ドル(製作費1億ドル)が響いたようだ。


セス・ローゲンは、アダム・サンドラーと共演した「Funny People」トータル52百万ドル(製作費75百万ドル)が響いたのだろうか。
敏腕コメディプロデューサーのジャド・アパトー関連作品で稼いでおり、彼がランクインする理由がよく分からない。

☆08年「スモーキング・ハイ」トータル87百万ドル(製作費27百万ドル)
☆08年「恋するポルノ・グラフィティ」トータル31百万ドル(製作費24百万ドル)
☆09年「Observe and Report」トータル24百万ドル(製作費18百万ドル)
利益が出ていない作品も多いが、制作費を下回っているわけではない。
恐らくギャラが思ったよりも高いのだろう。
それよりも、来年の1月に公開される「グリーン・ホーネット」の結果が気になるところ。
これがコケたら、来年はもっと上位にランクインするかもしれない。

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国内映画興行収入ランキング(11月1週目その2)

2位:「怪盗グルーの月泥棒3D」(ユニバーサル・東宝東和)<2週目>
【公開前個人予想】 6.0億円
【現時点での興行収入予想】 12.5億円
【配給会社・大手ネット期待値等】 最終興収は10億円を視野に
【公開規模】 227スクリーン(先週比+2スクリーン)
動員ベースでは3位となるが、3D単価もあり、興行収入ベースでは2位となる。
1.4億円を週末に稼ぎ、トータルでは6.3億円となっている。
1週間の伸びは3.8億円弱程度だろうか。
オープニング時には『最終興収は10億円を視野に』と配給元は考えていたようだが、余裕でクリアしそうな勢いとなっている。
それだけファミリー層に受けが良かったということだろう。
ハリウッドCGアニメは、ピクサー系や夏休み公開などを除外すると、あまり稼げていないようなイメージがあったが、本作は意外なヒットとなっている。
いったい何がファミリー層を惹き付けたのかが分からない。
キャラが可愛いという理由だろうか。

最近のハリウッドアニメの興行収入は以下の通り(ピクサー作品、シュレックを除く)。
☆07年公開「モンスター・ハウス」トータル5.6億円
OP1.4→3.0→4.1→4.4
☆07年公開「ハッピーフィート」トータル14.5億円
先行込2.4→5.8→9.6→12.7→13.5→14.2
☆07年公開「ルイスと未来泥棒」トータル9.4億円
OP1.1→不明→6.9→8.0→8.8
☆08年公開「カンフー・パンダ」トータル20.0億円(※夏公開)
OP2.2→6.8→10.2→14.5→16.7→18.2
☆09年公開「ボルト」トータル16.5億円(※夏公開)
OP2.5→7.0→11.7→14.2→15.8
☆09年公開「クリスマス・キャロル」トータル16.0億円
OP2.9→7.0→10.9→13.1→14.4→15.3
☆09年公開「マダガスカル2」トータル10.2億円
OP1.6→4.1→6.5→9.3→9.9
☆09年公開「モンスターVSエイリアン」不明(※夏公開)
OP1.2→2.4→4.2
☆09年公開「アイス・エイジ3」不明(※夏公開)
OP0.4→1.2
☆09年公開「くもりときどきミートボール」
OP0.3→1.5→1.8→2.0→2.0
☆10年公開「コララインと魔法のボタン」
金0.7→1.6→2.1
☆10年公開「プリンセスと魔法のキス」
OP0.9→2.1→2.9→3.8→4.5億円→
☆10年公開「ヒックとドラゴン」
OP1.2→4.8億円→
☆10年公開「ガフールの伝説」
金0.6→1.3→1.7億円→
☆10年「怪盗グルーの月泥棒 3D」
金2.5→6.3億円→
「ヒックとドラゴン」「モンスターVSエイリアン」程度と考えたが、これらを大きく超えており、「カンフー・パンダ」「ボルト」クラスのオープニングとなっていた。
主要作品との対比で考えると、「怪盗グルーの月泥棒 3D」の興行収入は14.4~15.7億円となる。
10億円半ばを期待できる興行収入となっているが、時期的な手助けがないことなどを考えて、対比の下限以下と考えたい。
先週は祝日が1日含まれており、平日にはそれほど稼げないと思われる。
「怪盗グルーの月泥棒 3D」の興行収入は先週に引き続き12.5億円と予想したい。
「マダガスカル2」トータル10.2億円以上、「ハッピーフィート」トータル14.5億円以下というところか。

公開前個人予想は6.0億円だったので、大きく外しそうだ。
『日本では当たりにくいタイプの作品ではないか』と考えたが、本格的なアドベンチャーモノよりは本作のようなユルめのキャラクターモノの方が受けやすいのかもしれない。
また、アメリカではトータル248百万ドルの興行収入となっている。
「シュレック・フォーエバー」トータル238百万ドル
「ヒックとドラゴン」トータル218百万ドルを超えている。
3D単価ということもあるが、「トイ・ストーリー2」(トータル246百万ドル)、「カーズ」(トータル244百万ドル)、「WALL-E」(トータル224百万ドル)をも超えている実績も伊達ではなかったか。


5位:「THE LAST MESSAGE 海猿」(東宝・フジテレビ)<8週目>
【公開前個人予想】 47.5億円
【現時点での興行収入予想】 82.5億円(3週目75.0億円、2週目70.0億円)
【配給会社期待値等】 100億円
【公開規模】 342スクリーン(先週比-125スクリーン)
7.8千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは76.4億円弱となっている。
1週間の伸びは2.5億円程度だろうか。
ついにスクリーンが大きく削られてしまった。
今後どこまで伸びるかが勝負となる。
ただ、「ハリポタ」の3D断念ということもあり、12月17日の「トロン」まで新作の3D大作がしばらくはないことが幸運ともいえる。

今年公開の実写邦画作品の争いが注目だ。
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」13週目時点で72億円
OP9.7→25.0→祝39.3→46.0→52.5→57.2→63.4→66.8
☆10年「THE LAST MESSAGE 海猿」
祝14.3→32.1→46.8→祝60.2→65.7→70.5→73.9→76.4→
「踊る大捜査線」を抜き、邦画実写部門では1位となったと思われる。
さすがに100億円は突破しないとは思うが、ここまで伸びが持続するとは思わなかった。
ヒットがヒットを呼び込むというパターンだろうか。
もちろん泣けそうな映画は強いということもあるだろう。

過去のシリーズは以下のとおり。
☆04年「海猿」トータル17.4億円
☆06年「LIMIT OF LOVE 海猿」トータル71.0億円
09.7→23.5→35.5→45.1→52.8→58.3→62.5→65.3→65.7→68.5
☆10年「THE LAST MESSAGE 海猿」
祝14.3→32.1→46.8→祝60.2→65.7→70.5→73.9→76.4→
前作を既に超えている。
これとの対比で考えると、「THE LAST MESSAGE 海猿」の興行収入は83.1億円となる。
連休などがあったので、この対比を下回りそうだ。
次の目標は80億円突破となるだろうか。

近年公開されたドラマ映画の興行収入は以下のとおり。
☆09年「ROOKIES-卒業-」トータル85.5億円
12.3→33.3→48.6→60.2→67.8→73.0→76.5→78.6→80.9
☆07年「HERO」トータル81.5億円
10.1→祝34.0→祝48.4→57.4→祝66.6→70.5→73.8→76.3→78.2
☆08年「花より男子F」トータル77.5億円
10.1→26.2→37.9→祝48.5→54.5→60.3→64.6→69.9→72.7
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円
05.4→祝18.1→24.4→30.5→祝37.4→40.7→43.1→祝45.7→46.9
☆08年「相棒」トータル44.4億円
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7→42.2→43.1
☆07年「西遊記」トータル43.7億円
祝3日7.9→13.1→19.3→25.1→30.0→36.3→39.3→41.8→42.3
☆09年「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」トータル40億円超
03.9→不明→22.1→祝29.9→32.7→35.1→36.8→37.8→38.6
☆10年「のだめカンタービレ最終楽章 後編」トータル37.0億円
05.6→13.6→21.3→28.7→31.3→33.3→34.6→35.5→36.0
☆09年「ごくせん THE MOVIE」トータル34.8億円
04.9→祝13.1→17.5→22.5→26.0→30.2→32.4→33.6→35.0
☆10年「THE LAST MESSAGE 海猿」
祝14.3→32.1→46.8→祝60.2→65.7→70.5→73.9→76.4→
「のだめ」や「ごくせん」の興行収入をあっという間に超えた。
「花より男子F」以外の作品との対比で考えると、「THE LAST MESSAGE 海猿」の興行収入は79.1~83.1億円となる。
「HERO」対比の81.6億円辺りが落ち着きどころか。
基本的には若年層向けの作品であり、観客層の幅が広いわけではないと思ったが、広がっていそうだ。

多くの祝日があったため、判断が難しいが、マックス83億円、ミニマム79億円というところか。
「HERO」対比の81.6億円程度と考えて、「THE LAST MESSAGE 海猿」の興行収入はとりあえず先週に引き続き82.5億円と予想したい。
スクリーン数が今後も激減するようならば、下方修正せざるを得ないが、しばらくの間はスクリーンを確保できるのではないか。
運が良ければ、年末近くまでダラダラと公開されてもおかしくはない。

70.0億円→75.0億円と2回に亘り上方修正しており、完全にヨミがズレていた。
「告白」のように評判も良いとは思えず、常識的な大作映画の伸びをすると思ったのだが、分からないものだ。
「大奥」などの作品もあるが、ライバル作品が手薄ということもあったのかもしれない。
公開前個人予想は47.5億円だったので、大きく外しそうだ。
本作同様に前作との間隔が空いた「踊る」がやや期待ハズレということもあり、本作を大きく予想することは難しかった。
前作の大ヒットは何かの弾みであり、前作どおりのヒットになるという予想はしにくい作品でもあった。


6位:「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」(ワーナー・日本テレビ)<4週目>
【公開前個人予想】 13.0億円
【現時点での興行収入予想】 12億円後半(OP~3週目11億円台)
【公開規模】 278スクリーン(先週比±0スクリーン)
6.7千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは10.2億円となっている。
1週間の伸びは2.1億円弱程度だろうか。
ついに10億円を突破した。
キャスティングは豪華ではあり、ストーリーも多少気になるからか、それなりに伸びてはいるが、イマイチ爆発力には欠けている。
原作が漫画やドラマではなく、やや地味目なところがあるので、高い伸びは期待しにくいが、想定よりも粘っているイメージ。

ゲーム性のあるサスペンスや小説の映画化などの興行収入は以下のとおり。
☆06年「DEATH NOTE」後編 トータル52.0億円
OP12.2→22.8→30.8→39.1→43.2→46.3→47.7
☆08年「L change the WorLd」トータル31.0億円
OP5.7→14.6→19.9→24.3→26.8→28.5→29.7
☆06年「DEATH NOTE」前編 トータル28.5億円
OP4.1→10.0→15.2→19.6→22.4→24.8
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円
OP3.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」トータル23.6億円
OP3.9→09.7→祝14.8→17.7→21.0→22.3→22.8
☆09年「カイジ 人生逆転ゲーム」トータル22.5億円
祝3日5.3→10.0→14.1→17.2→19.7→20.9
☆08年「クロサギ」トータル17.2億円
OP2.9→07.3→10.7→13.3→15.2→16.0→16.4
☆10年「ゴールデンスランバー」トータル11億円程度
OP2.0→05.0→07.6→09.0→10.0→10.6
☆10年「インシテミル」
OP2.1→05.7→08.1→10.2億円→
ハマれば、20億円台が期待できるジャンル。
「DEATH NOTE」前編以外との対比で考えると、「インシテミル」の興行収入は12.5~13.6億円となる。
「L change the WorLd」対比の13.0億円程度を下回る程度が落ち着きどころか。
評価がそれほど高くはなさそうなので、高い伸びはないだろう。

「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」10.2億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「なくもんか」11.0億円(トータル13.5億円)
☆「カムイ外伝」祝込9.6億円(トータル11.2億円)
<2008>
☆「犬と私の10の約束」11.5億円(トータル15.2億円)
☆「ゲゲゲの鬼太郎」9.5億円(トータル14.5億円)
☆「ハッピーフライト」10.3億円(トータル13.3億円)
☆「クライマーズ・ハイ」9.3億円(トータル11.9億円)
「ゲゲゲの鬼太郎」以外との対比で考えると、「インシテミル」の興行収入は11.9~13.4億円となる。
「なくもんか」対比で12.5億円、「ハッピーフライト」対比で13.2億円となり、この辺りが落ち着きどころか。

マックス13億円程度、ミニマム12億円程度となるか。
作品的に高い伸びがあるようなイメージがないと思い、今まで11億円台、伸びても11億円後半というイメージだったが、キャスティングや内容などから普通の作品同様に伸びてきている。
13億円を超えない程度と考えて、「インシテミル」の興行収入は12億円後半と上方修正したい。
「ゴールデンスランバー」は楽に超えそうだ。
公開前個人予想は13.0億円だったので、こちらの方の予想は完全に的中のようだ。
自信が全くない作品の方が意外と当たるのかもしれない。


7位:「ナイト&デイ」(20世紀フォックス)<5週目>
【公開前個人予想】 23.5億円
【現時点での興行収入予想】 23.5億円(0P時~2週目25.0億円)
【公開規模】 448スクリーン(先週比-45スクリーン)
6.2千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは20.9億円半ばとなっている。
1週間の伸びは2.1億円程度だろうか。
ようやく20億円を突破した。
邦画の好調さが目立つが、ライバルとなるようなハリウッド大作もなく、ポテンシャルどおりの結果となりそうだ。
「ハリポタ」の公開までは粘るだろう。

トム・クルーズ主演作の興行収入は以下のとおり。
☆02年公開「バニラ・スカイ」トータル33.2億円
☆02年公開「マイノリティ・リポート」トータル52.4億円
☆03年公開「ラストサムライ」トータル137.0億円
☆04年公開「コラテラル」トータル22.0億円
OP4.1→10.3→14.1→16.7→18.9→20.1→20.6
☆05年公開「宇宙戦争」トータル60.0億円
5日16.4→29.3→39.5→43.8→47.7→50.4→53.4
☆06年公開「M:i:Ⅲ」トータル51.5億円
先々含む14.1→25.1→34.5→39.3→42.3→46.0→49.0
☆08年公開「大いなる陰謀」トータル6.2億円
金3日1.5→3.3→04.9→05.7→6.0
☆09年公開「ワルキューレ」トータル12.5億円
祝3日3.8→7.7→10.1→11.3→11.9
☆10年公開「ナイト&デイ」
先3日6.8→11.9→16.0→18.8→20.9億円→
主要作品との対比で考えると、「ナイト&デイ」の興行収入は22.0~26.3億円となる。
当面の目標は「コラテラル」トータル22.0億円辺りか。
「コラテラル」対比の24.3億円辺りがマックスラインか。

キャメロン・ディアス主演作の興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「チャーリーズ・エンジェル」トータル14.8億円
☆03年公開「チャーリーズ・エンジェルフルスロットル」トータル35.0億円
☆07年公開「ホリデイ」トータル13.3億円
OP1.8→5.5→8.2→10.3→11.8
☆08年「ベガスの恋に勝つルール」トータル6.1億円
先1.8→3.8→5.0→5.6→不明→6.0
☆09年「私の中のあなた」トータル8.0億円
4日2.0→3.9→5.6→6.7→7.4
☆10年公開「ナイト&デイ」
先3日6.8→11.9→16.0→18.8→20.9億円→
これらとの対比で考えると、「ナイト&デイ」の興行収入は22.6~23.6億円となる。
この辺りが落ち着きどころか。

ややユニークなアクション作品が参考になるか。
☆08年公開「ハンコック」トータル31.0億円
先8.3→17.2→祝込23.7→26.6→28.7→29.1→29.6
☆07年公開「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
金4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8→25.5
☆08年公開「ウォンテッド」トータル25.0億円
先8.3(OP3.8)→15.5→20.2→21.7→23.3→24.1
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆10年「シャーロック・ホームズ」トータル21.5億円
金4.1→10.0→14.6→18.1→20.1→21.1
☆10年公開「ナイト&デイ」
先3日6.8→11.9→16.0→18.8→20.9億円→
主要作品との対比で考えると、「ナイト&デイ」の興行収入は22.4~22.8億円となる。
「シャーロック・ホームズ」は超えると思うので、21億円は超えそうだ。
対比からも22億円台には楽に到達しそうだ。
しかし、さすがにもう大きくは伸びてこないだろう。

「ナイト&デイ」20.9億円と同程度の5週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「マンマ・ミーア!」22.0億円(トータル26.0億円)
☆「ベンジャミン・バトン」20.8億円(トータル24.0億円)
☆「トランスフォーマー リベンジ」20.8億円(トータル23.2億円)
☆「ナイトミュージアム2」20.0億円(トータル20.5億円)
<2008>
☆「地球が静止する日」22.7億円(トータル24.1億円)
☆「earth」祝込19.6億円(トータル24.0億円)
☆「ハムナプトラ3」21.1億円(トータル22.0億円)
主要作品との対比で考えると、「ナイト&デイ」の興行収入は22.2~25.6億円となる。
「トランスフォーマー リベンジ」(トータル23.2億円)がライバルか。
「トランスフォーマー リベンジ」対比の23.3億円辺りが落ち着きどころか。

マックス24億円、ミニマム22億円程度だろうか。
それほど伸びはないとは思うが、地力もあると思われるので、「ナイト&デイ」の興行収入は先週に引き続き23.5億円と予想したい。
0P時~2週目までは25.0億円と予想していたが、そこまでは伸びそうもない。
以下の作品がライバルとなりそうだと思ったが、やや厳しかった。
☆「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
☆「ウォンテッド」トータル25.0億円
しかし、この程度まで稼げば、十分と思われる。
アメリカではやや陰りがあるが、トム・クルーズの人気は日本では磐石だ。
公開前個人予想は23.5億円だったので、ヨミはかなり良かったと思う。
この手のアクションはコケることはなく、期待に応えてくれるタイプの作品だ。


8位:「大奥」(松竹・アスミック・TBS)<6週目>
【公開前個人予想】 30.0億円
【現時点での興行収入予想】 23億円後半(3~5週目24億円台、OP時~2週目26.0億円)
【配給会社・大手ネット期待値等】 30億円を見込める
【公開規模】 308スクリーン(先週比-2スクリーン)
3.9千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは21.5億円半ばとなっている。
1週間の伸びは1.5億円半ば程度だろうか。
20億円を突破した後も伸ばしている。
週末の伸びはそれほど良くはないが、女性向け作品と思われるだけに、レディースデイの平日もそれなりに稼いで、ある程度は伸びてはいきそうだ。
しかし、評価が微妙のようであり、その辺りが気になるところ。

仲間由紀恵主演の「大奥」の興行収入は以下のとおり。
☆06年「大奥」トータル22.0億円
OP2.4→6.7→祝14.0→16.8→19.1→20.4
☆10年「大奥」
金4.7→祝11.7→15.1→18.1→20.0→21.6億円→
06年版を超えることがほぼ確実となった。
これとの対比で考えると、「大奥」の興行収入は23.3億円となる。
この辺りが落ち着きどころか。

柴咲コウ主演作の興行収入は以下の通り。
☆06年「県庁の星」トータル20.8億円
OP2.9→7.8→11.8→14.4→16.6→18.1→19.3
☆06年「日本沈没」トータル53.4億円
OP6.0→19.0→26.3→31.8→37.1→44.0→47.0
☆07年「どろろ」トータル34.5億円
OP4.5→12.6→祝20.7→24.6→28.0→30.5→32.1
☆07年「舞妓 Haaaan!!!」トータル20.8億円
OP2.3→7.4→11.5→14.5→祝17.1→18.5→19.3→19.9
☆08年「少林少女」トータル15.1億円
OP1.9→祝10.0→11.2→12.9→13.8→14.3
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円
OP5.4→祝18.1→24.4→30.5→祝37.4→40.7→43.1
☆10年「大奥」
金4.7→祝11.7→15.1→18.1→20.0→21.6億円→
「少林少女」以外との対比で考えると、「大奥」の興行収入は24.3~26.2億円となる。
伸びがあるタイプではないので、この下限辺りがマックスラインとなるか。

内容はよく分からないが、時代劇というよりも、ラブストーリー関連作品も参考になるか。
☆07年「恋空」トータル39.0億円(新垣)
OP4.8→13.1→19.7→26.0→29.7→32.3→34.1
☆10年「余命1か月の花嫁」トータル31.5億円(栄倉)
OP4.1→11.6→17.1→21.7→25.1→27.5→29.1
☆09年「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円(井上)
OP2.8→7.8→13.0→16.0→祝18.5→19.5→20.3
☆10年「大奥」
金4.7→祝11.7→15.1→18.1→20.0→21.6億円→
「恋空」以外との対比で考えると、「大奥」の興行収入は23.8~24.7億円となる。
やはり23~24億円辺りが落ち着きどころか。
オープニング時に『30億円を見込める』という配給会社が考えたのは無理はないが、さすがにそこまでは伸びそうもない。

「大奥」21.6億円と同程度の6週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「沈まぬ太陽」22.9億円(トータル28.0億円)
☆「劔岳 点の記」21.6億円(トータル25.8億円)
☆「カイジ 人生逆転ゲーム」20.9億円(トータル22.5億円)
<2008>
☆「パコと魔法の絵本」20.8億円(トータル23.6億円)
☆「デトロイト・メタル・シティ」21.7億円(トータル23.4億円)
「沈まぬ太陽」以外との対比で考えると、「大奥」の興行収入は23.3~25.8億円となる。
「カイジ」対比で23.3億円、「デトロイト・メタル・シティ」対比で23.3億円となる。
この辺りが落ち着きどころではないか。

マックス24億円、ミニマム23億円程度となるか。
OP時~2週目までは26.0億円、3週目~5週目までは24億円台と予想していたが、そろそろ絞った方がよさそうだ。
伸びがある作品ではないが、キャスティングから地力もあるので、「大奥」の興行収入は23億円後半と予想したい。
公開前個人予想は30.0億円だったので、当たりとは言えない結果になりそうだ。
女性向け作品の「余命1か月の花嫁」を参考にしたことは間違っていないと思われるが、松竹作品だけに東宝作品と同程度の期待を掛けてはいけなかったか。

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『マチェーテ』レビュー

◆評  価   7.0点
◆おススメ度  B+(無理な人には無理かもしれないが、グロ耐性があれば意外と楽しめる作品)

ロバート・ロドリゲスやクエンティン・タランティーノの信者でもなく、正直言うと「グラインドハウス」にもそれほど乗り切れていなかったので、自分が観て楽しめるのか、そもそも自分に観る資格があるのかなど、鑑賞前には不安はあったが、そんな不安は杞憂だった。

冒頭、敵のアジトに突入する際に、隣にいた相棒が1秒程度で死んだシーンをみて、『あぁ、この映画俺の好みかも』と感じさせてくれた。
アジトに突入して次々に敵の頭が吹っ飛ぶシーンをみて、『これは楽しめそうだな』とほぼ確信に変わった。
さらに裸の女性で出てきたシーンをみて、『…』。
R18指定作品となっており、暴力的な映画とも思われるが、グロさもエロさもほどよい仕上りとなっており、嫌悪感なく楽しめる作品になっている。
主演のダニー・トレホを筆頭に、多数の出演者も自分の役柄を理解して、ノリ良く演じている。
中でも、ロバート・デ・ニーロもノリ良く演じており、タクシーを強奪して乗り込んだときには何故か笑えてくる。
リンジー・ローハンも自己が置かれている立場を逆に利用して、あらゆる面でナチュラルな演技をみせており、出番は多くないものの我々を驚かせてくれる。

ラストの展開がかなりグダグダしている部分もみられるが、これもB級映画っぽいテイストを狙っているのだろうか。
ロバート・ロドリゲスがそこまで計算して製作しているとも思えないが、見ようによっては、このグダグダなラストは本作とマッチしているかもしれない。
また、スティーヴン・セガールがラストでは乗り切れていないと思ったが、彼の三文芝居も同様に本作には合っているのかもしれない。
好意的に解釈すると、素晴らしいクライマックスや、ラスボスとの壮絶なバトルや、感動的な盛り上がりを用意するような映画ではないということか。
そのような凝ったことをしなくても、次回の予告画面だけ見せてくれれば、それだけで盛り上がれる。

ストーリーに関しても、くだらない復讐劇が繰り広げられていると思いきや、アメリカでのヒスパニック系問題や、メキシコからの不法入国、麻薬問題など、リアルな問題を放り込んでおり、決してバカには出来ないストーリーに仕上がっている。
詳しくは分からないが、アメリカ国内を占めるヒスパニック系の割合は相当なものとなっており、彼らの影響力の高さは重要視されているところである。
グロさやバカっぽさ前面に出して押し切るのではなくて、それらを含んだバランス良い仕上りとなっていることは評価できる点だ。

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国内映画興行収入ランキング(11月2週目新作予想)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

「ゴースト もういちど抱きしめたい」(パラマウント・松竹・日本テレビ)
<304館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【鑑賞度】 ×
見ればそれなりに面白いかもしれないが、男性の自分からすると「誰が見るの?」という感じの作品。
「雷桜」「FLOWERS」並にやらかす可能性もありそうだ。

【監督】 大谷太郎
日本テレビ系のドラマを多数手掛けているが、映画監督としての実績には欠ける。
見たことはないが、ドラマ「銭ゲバ」などを手掛けており、それなりの手腕はあるのか。

【キャスティング】 松嶋菜々子、ソン・スンホン
松嶋菜々子主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年「眉山/びざん」トータル12.1億円
OP1.3→4.6→7.1→9.0→10.2→10.9→11.3
知らない者がいないであろうほどの女優であることは否定できない。
上手くいけば、この程度は期待できるが、現在の人気が絶頂というわけではなく、それほど高いものは期待しにくい。

ソン・スンホンさんについては、見たことも聞いたこともない。
有名な人かもしれないが、韓国の俳優に関心がない人には自分と同様に知らないだろう。
日本でのマーケットを重視するのであれば、著名な日本人俳優を起用した方が良かった気がする。
本作が韓国でヒットするとすれば、戦略としては悪くはないかもしれないが、どうだろうか。

【題材】 「ラブストーリー」「リメイク」
ラブストーリー関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年「恋空」トータル39.0億円(新垣)
OP4.8→13.1→19.7→26.0→29.7→32.3→34.1
☆10年「余命1か月の花嫁」トータル31.5億円(栄倉)
OP4.1→11.6→17.1→21.7→25.1→27.5→29.1
☆09年「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円(井上)
OP2.8→7.8→13.0→16.0→祝18.5→19.5→20.3
☆08年「赤い糸」トータル11.5億円(南沢)
OP1.0→不明→6.6→祝8.8→9.7→10.5→10.7
☆08年「砂時計」トータル10.0億円(夏帆・松下)
OP1.2→祝6.0→7.2→8.3→9.1→09.5→09.7
☆06年「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円(宮崎)
OP1.2→2.4→5.1→6.3
☆06年「シュガー&スパイス/風味絶佳」トータル7.5億円(沢尻)
OP1.0→3.4→4.9→5.8
☆07年「そのときは彼によろしく」トータル4.6億円(長澤)
OP0.9→2.3→3.3→3.8→04.2→04.4
☆10年「ハナミズキ」(新垣)
OP4.0→12.8→18.8→22.6→24.9→
☆10年「君に届け」(多部)
OP2.3→6.2→9.0→11.5→12.9→13.8→
☆10年「ダーリンは外国人」トータル6.9億円見込み(井上)
OP1.2→3.2→4.3→5.3→6.3→6.6
☆10年「誰かが私にキスをした」トータル2.3億円見込み(堀北)
OP0.5→1.5億円→
ヒットできるジャンルではあるが、微妙な作品はコケていることもある。
「ダーリンは外国人」トータル6.9億円見込み、「そのときは彼によろしく」トータル4.6億円辺りがライバルか。

【予告編・TVCM】 不明
見たことがないか、あるいは記憶がまるでない。
松竹配給作品や、日本テレビを全く見ていないことが要因だろう。
ホームページで確認したら、ベタベタな感じ。
作りも安っぽく、ドラマレベルのような気もする。
逆に、分かりやすくてよいという人もいるかもしれない。

【支持基盤・ターゲット】 30~50歳代の女性
若年層には期待しにくい作品。年配層にも期待しにくい。
韓流ドラマが好きな人か、90年代前半が青春時代だった人がメインとなるか。

【同時期に公開された近年の作品】 
<2009>
☆「なくもんか」トータル13.5億円(オープニング2.1億円)
☆「ゼロの焦点」トータル10.1億円(オープニング1.6億円)
<2008>
☆「まぼろしの邪馬台国」トータル9.5億円(オープニング1.6億円)
☆「ハンサム★スーツ」トータル8.6億円(オープニング2日1.5億円)
☆「ハッピーフライト」トータル13.3億円(オープニング2.2億円)
☆「私は貝になりたい」トータル24.5億円(オープニング2日2.6億円)
これらのようなヒットにはなりそうもない。

【評価・予想】 6億円(オープニング0.9億円)
泣けそうな映画であり、題材の知名度も高く、主演女優には実績もある。
本来ならば、ヒットするパターンに合致するタイプの作品ではあるが、微妙に戦略がズレたような気がしており、高めに評価することはしにくい。
韓国人俳優を主演に起用したことが裏目に出るのではないか。
ターゲットが不鮮明となっている。
ただ、「雷桜」や「FLOWERS」はさすがに超えるのではないか。
4億円ラインは超えるだろう。
韓国ドラマが好きな人など、ある程度の層が支えることを期待して、6億円という予想にしたい。
オープニングは「雷桜」(2日0.6億円、金3日0.9億円)を超えると考えて、9千万円程度か。
男性と女性の感覚が違うので、ひょっとすると大ヒットするかもしれないが、自分には高い予想はしにくい作品だ。

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国内映画興行収入ランキング(11月1週目その1)

1位:「SP 野望篇」(東宝・フジテレビ)<2週目>
【公開前個人予想】 19.0億円
【現時点での興行収入予想】 36.5億円(OP時32.0億円)
【配給会社・大手ネット期待値等】 50億円突破、2作で100億円を目指す
【公開規模】 先週394スクリーン(先週比±0スクリーン)
3.2億円弱を週末に稼ぎ、トータルでは15.3億円となっている。
1週間の伸びは10.0億円半ば程度だろうか。
祝日が1日あり、ライバル作品が不在ということもあり、爆発している。
11月19日のハリポタ、12月1日のヤマトまでは強敵不在であり、予想よりも高い結果になるかもしれない。

岡田准一主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆03年「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」トータル15.0億円
☆06年「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」トータル18.0億円
OP3.0→8.2→11.0→13.0→15.0
☆10年「SP 野望篇」
OP5.3→15.3億円→
これとの対比で考えると、「SP 野望篇」の興行収入は33.6億円となる。
この辺りがミニマムラインとなるか。

近年公開されたサスペンス系ドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝込34.0→祝込48.4→57.4→祝込66.6→70.5→73.8
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
5.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円(視聴率15.4%)
3.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7
☆10年「ライアーゲーム」トータル23.6億円(視聴率11.4%・11.0%)
3.9→09.7→祝込14.8→17.7→21.0→22.3→22.8億円→
☆08年「クロサギ」トータル17.2億円(視聴率15.7%)
2.9→07.3→10.7→13.3→15.2→16.0→16.4
☆10年「SP 野望篇」(視聴率15.4%)
5.3→15.3億円→
GW公開の「相棒」以外との対比で考えると、「SP 野望篇」の興行収入は36.0~41.6億円となる。
「容疑者Xの献身」のようなロングヒットにはならないと思うので、40億円までは伸びないだろう。
「アンフェア the movie」対比37.2億円、「ライアーゲーム」対比37.2億円となり、この辺りが落ち着きどころか。

「SP 野望篇」15.3億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ごくせん」祝込13.1億円(トータル34.8億円)
☆「クローズZERO Ⅱ」13.3億円(トータル30.2億円)
☆「20世紀少年 第2章」13.4億円(トータル30.1億円)
<2008>
☆「20世紀少年」15.6億円(トータル39.5億円)
☆「ザ・マジックアワー」13.9億円(トータル39.2億円)
☆「L change the WorLd」14.6億円(トータル31.0億円)
これらとの対比で考えると、「SP 野望篇」の興行収入は32.5~43.1億円となる。
「クローズZERO Ⅱ」対比34.7億円、「20世紀少年」対比38.7億円となる。
この中間程度が落ち着きどころか。

マックス42億円、ミニマム33億円というところか。
先週32億円という予想だったが、祝日もあったためか、意外と伸びがあるので上方修正せざるを得ないか。
「クローズZERO Ⅱ」対比34.7億円、「20世紀少年」対比38.7億円の中間程度と考えると36.7億円となる。
「アンフェア the movie」対比37.2億円、「ライアーゲーム」対比37.2億円をやや下回ると考えると、36億円台が現時点では妥当なラインか。
「SP 野望篇」の興行収入は36.5億円と予想したい。
40億円は突破しないとは思うが、2011年3月12日に公開される「革命篇」も期待できる良い結果となりそうだ。
公開前個人予想は19.0億円だったので、外しそうだ。
間隔が空いたドラマ映画を高くは予想しにくかった。


動員2位:「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」(東映・テレビ朝日)<2週目>
【公開前個人予想】 9.5億円
【現時点での興行収入予想】 11.0億円
【公開規模】 先週163スクリーン(先週比±0スクリーン)
1.1億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは4.8億円となっている。
1週間の伸びは2.8億円程度だろうか。
祝日もあったこともあり、比較的順調に伸びているが、爆発力に欠けている。
ハリウッドアニメに押されているようでは、やや心もとない。

関連作品の興行収入は以下の通り。
☆05年「ふたりはプリキュア Max Heart」トータル8.5億円
OP1.9→3.5→5.4→7.3→7.8
☆05年「ふたりはプリキュア MaxHeart2 雪空のともだち」トータル5.7億円
OP1.2→不明→3.1
☆06年「ふたりはプリキュア Splash Star チクタク危機一髪!」トータル3.0億円
OP0.56
☆07年「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」トータル8.0億円
OP1.7→3.7→5.6→6.5→7.1
☆08年「Yes!プリキュア5 GoGo!お菓子の国のハッピーバースデイ♪」トータル7.9億円
OP1.6→3.4→4.8→6.2→6.8→7.2
☆09年「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円
3日2.4→5.1→7.6→8.6→9.0
☆09年「フレッシュプリキュア!おもちゃの国は秘密がいっぱい!?」トータル8.0億円
OP1.7→3.8→5.1→5.9→6.9→7.2
☆10年「オールスターズDX2希望の光☆レインボージュエルを守れ!」
3日3.2→6.0→9.0→10.3→10.8→10.9→
☆10年「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」
OP2.4→4.8億円→
8~11億円程度が標準となる。
これらとの対比で考えると、「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」の興行収入は9.5~11.7億円となる。
人気の高さや安定度から考えて、二桁突破は可能だろう。
先週は、『今年の春ベースの11億円程度が落ち着きどころか』と書いたが、やや期待が高すぎたかもしれない。
ただ、週末はまだまだ伸びていくものと思われるので、様子を見たいところ。
「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」の興行収入は先週に引き続き11.0億円と予想したい。

なお、10億円前後のアニメ作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「劇場版 MAJOR」トータル10.5億円<年末公開>
OP1.5→2.6→不明→7.7→祝込9.6→10.0
☆08年「ONE PIECE」トータル9.2億円
OP1.6→3.4→4.7→6.1→7.5
☆09年「NARUTO-ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者」トータル10.2億円
OP1.9→4.7→7.4
☆09年「映画クレヨンしんちゃん オタケべ!カスカベ野生王国」トータル10.0億円
OP1.7→3.5→5.9→9.2→9.6→9.7
☆10年「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」
OP2.4→4.8億円→
「劇場版 MAJOR」以外との対比で考えると、「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」の興行収入は10.4~13.7億円となる。
11億円ライン到達はまだまだ無理ではないだろう。
安定して稼げるシリーズとなっており、「仮面ライダー」とともに東映を支えている。
東映が抱える「ONE PIECE」も爆発力のあるものとなりつつあり、「相棒」以外の邦画が不発気味の東映にとっては救いとなっている。


4位:「エクリプス/トワイライト・サーガ」(角川)<1週目>
【公開前個人予想】 3億円台
【現時点での興行収入予想】 4億円前半
【公開規模】 264スクリーン(先週比±0スクリーン)
9.5千万円(95,022,800円)のオープニングを飾った。
先週『オープニングも前作同様に7千万円でよいのではないか』と書いたが、意外と高いオープニングとなっている。
スクリーン数が過去のシリーズよりも多いようだ。
ファン限定ともいえる映画であり、スクリーン数が多少増えても全体的には大きく増えないと感じたが、全世界でヒットしている作品であり、CMの数も意外と多く、宣伝にもチカラを入れたか。
アメリカでは今年公開された作品の中では第4位となる301百万ドルを稼いでいる。
「アイアンマン2」トータル312百万ドルには敗れているが、「インセプション」トータル291百万ドルを超えている。
ようやく日本でも知名度も上がってきているようだ。
しかし、オープニング1億円を割っているようでは、稼げる作品というジャッジをまだまだするわけにはいかない。

本シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆09年「トワイライト~初恋~」トータル3.5億円
OP0.7→1.8→2.5
☆09年「ニュームーン/トワイライト・サーガ」
OP0.7→1.7
☆10年「エクリプス/トワイライト・サーガ」
OP1.0億円→
これらとの対比で考えると、「エクリプス/トワイライト・サーガ」の興行収入は5.0億円となる。
4億円台辺りが落ち着きどころか。
ファンがオープニングに殺到しただけとも考えられるので、伸びは期待しにくい。
過去の2作品のダイジェスト版のテレビ放送が今週末に予定されているので、その影響が気になるが、評価の高い作品ではなく、気にするほどでもないか。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」当年度52.0億円(オープニング5.2億円)
☆「スペル」トータル不明(オープニング2日0.5億円)
☆「SAW Ⅵ」トータル不明(オープニング2日0.4億円)
<2008>
☆「センター・オブ・ジ・アース」トータル8.5億円(オープニング1.2億円)
☆「レッドクリフPARTⅠ」トータル50.5億円(オープニング2日6.7億円)
☆「X-ファイル/真実を求めて」トータル不明(オープニング2日0.7億円)
「センター・オブ・ジ・アース」「レッドクリフPARTⅠ」との対比で考えると、「エクリプス/トワイライト・サーガ」の興行収入は7.1~7.5億円となる。
どちらもロングセールスを記録した作品であり、参考になるはずがない。

「エクリプス/トワイライト・サーガ」1.0億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2010>
☆「食べて、祈って、恋をして」2日1.1億円(トータル7億円台見込み)
☆「ダレン・シャン」2日1.1億円(トータル6億円台見込み)
☆「スパイアニマル・Gフォース」1.0億円(トータル6億円台見込み)
☆「アデル ファラオと復活の秘薬」1.1億円(トータル4億円台見込み)
☆「ザ・ウォーカー」0.9億円(トータル4億円台見込み)
<2009>
☆「トランスポーター3」1.1億円(トータル6.7億円)
☆「バーン・アフター・リーディング」2日1.1億円(トータル6.5億円)
☆「96時間」1.0億円(トータル4.4億円)
<2008>
☆「スパイダーウィックの謎」1.0億円(トータル6.5億円)
☆「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」1.1億円(トータル4.6億円)
☆「Mr.ビーン」1.1億円(トータル4.5億円)
☆「スピード・レーサー」1.1億円(トータル4.0億円)
☆「マゴリウムおじさんの不思議なおもちゃ屋」1.0億円(トータル3.4億円)
これらとの対比で考えると、「エクリプス/トワイライト・サーガ」の興行収入は3.4~6.5億円となる。
ファン限定ともいえる作品だけに大きくは伸びそうもない、「アデル ファラオと復活の秘薬」「ザ・ウォーカー」の数字から、4億円台となりそうだ。
公開前の予想どおり3億円台にもなりそうだが、テレビ放送されるということもあり、「エクリプス/トワイライト・サーガ」の興行収入は4億円前半辺りと予想したい。

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全米映画興行収入(11月第1週目)

1位となったのは新作の「メガマインド」。
事前には週末3日間で51.5百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想をやや下回る47.7百万ドルのオープニングを飾った。
この程度の誤差ならば問題ないだろう。
パラマウント・ドリームワークスが送る3Dアニメ。
制作費は1億3千万ドルとなっている。
監督は「マダガスカル」シリーズのトム・マクグラス。
声優はウィル・フェレル、ブラッド・ピットなど。

ドリームワークス製作のアニメ作品の興行収入は以下のとおり(「シュレック」シリーズを除く)。
☆10年「ヒックとドラゴン」トータル218百万ドル
OP44→092→133→158→178→192→201→208
☆08年「カンフー・パンダ」トータル215百万ドル
OP60→117→156→179→193→202→207→209
☆09年「モンスターVSエイリアン」トータル198百万ドル
OP59→105→140→163→175→182→187→191
☆05年「マダガスカル」トータル194百万ドル
OP47→100→128→147→160→171→179→184
☆08年「マダガスカル2」トータル180百万ドル
OP63→117→137→159→166→170→172→175
☆04年「シャーク・テイル」トータル161百万ドル
OP48→087→119→137→147→154→158→158
☆06年「森のリトルギャング」トータル155百万ドル
OP38→076→112→130→139→145→148→150
☆07年「ビー・ムービー」トータル127百万ドル
OP38→072→094→112→118→121→122→123
☆10年「メガマインド」
OP48百万ドル→
「カンフー・パンダ」「モンスターVSエイリアン」に比べると、やや物足りないオープニングとなる。
「ヒックとドラゴン」のようなロングセールスにもならないだろう。
対比から考えて、1億6~7千万ドル程度だろうか。
「シャーク・テイル」トータル161百万ドル以上、「マダガスカル2」トータル180百万ドル以下か。
製作費1億3千万ドルは回収できそうであり、アニメ作品はやはり安定度は高い。
しかし、制作費の割にはアメリカ国内の利益は少なそうだが、アニメ作品は全世界で稼げるという強みがあるのだろう。
評価も高く、ドリームワークス製作のアニメとしては悪くはない結果になりそうであり、問題なく成功といえそうだ。


2位となったのは新作の「デュー・デート~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~」。
事前には週末3日間で35.6百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想をやや下回る33.5百万ドルのオープニングを飾った。
この程度の誤差ならば問題ないだろう。
「ハングオーバー」のトッド・フィリップス監督、ロバート・ダウニーJr.主演作品。
製作費65百万ドルとなっており、制作費は楽に回収できそうだ。

トッド・フィリップス監督作品の興行収入は以下の通り。
☆00年「ロード・トリップ」トータル69百万ドル
OP15→033→046→054→060→064→065→066
☆03年「アダルト♂スクール」トータル76百万ドル
OP17→037→051→061→067→071→073→074
☆04年「スタスキー&ハッチ」トータル88百万ドル
OP28→052→067→077→082→085→086→087
☆08年「SCHOOL FOR SCOUNDRELS」トータル18百万ドル
OP09→014→016→017→017→018
☆09年「ハングオーバー」トータル277百万ドル
OP45→105→153→183→205→222→236→247
☆10年「デュー・デート」
OP34百万ドル→
「ハングオーバー」のような爆発力はないだろう。
「スタスキー&ハッチ」対比の107百万ドル程度が落ち着きどころか。

ロバート・ダウニーJr.が出演したコメディ作品も参考となりそうだ。
☆08年「トロピック・サンダー」トータル111百万ドル(※主演ではない)
先37(OP26)→66→84→97→103→107
☆10年「デュー・デート
OP34百万ドル→
これと同程度ではないか。
「デュー・デートの興行収入は1億1千万ドルと予想したい。
コメディ作品としては、制作費がやや高額だが、「ハングオーバー」で大きく当てたという実績が評価されたのだろう。
評価も高く、制作費を回収できそうであり、問題なく成功といえそうだ。


3位となったのは新作の「For Colored Girls」。
事前には週末3日間で21.6百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想をやや下回る20.1百万ドルのオープニングを飾った。
この程度の誤差ならば問題ないだろう。

黒人から圧倒的な支持を受けているタイラー・ペリー監督作品。
脚本・主演・プロデューサーをも務めることが多い。
タイラー・ペリーシリーズは以下のとおり。
☆05年「Diary of a Mad Black Woman」トータル51百万ドル
OP22→37→44→48→50(※監督はしていない)
☆06年「Madea's Family Reunion」トータル63百万ドル
OP30→48→56→60→62
☆07年「Daddy's Little Girls」トータル31百万ドル
先16(OP11)→25→28→30→31
☆07年「WHY DID I GET MARRIED」トータル55百万ドル
OP21→39→47→51→53
☆08年「Meet the Browns」トータル42百万ドル
OP20→33→38→40→41
☆08年「The Family That Preys」トータル37百万ドル
OP17→28→33→35→36
☆09年「Madea Goes to Jail」トータル91百万ドル
OP41→65→76→83→87
☆09年「I Can Do Bad All By Myself」トータル52百万ドル
OP23→38→45→48→50
☆10年「Why Did I Get Married Too?」トータル60百万ドル
OP30→49→55→57→59
☆10年「For Colored Girls」
OP20百万ドル→
「Madea Goes to Jail」トータル91百万ドルが爆発しているが、だいたい4~6千万ドルとなっている。
09~10年と比べるとやや低いオープニングだが、07~08年時に近いオープニングとなっている。
安定度は高く、これらの作品と同程度は稼ぎそうだ。
「For Colored Girls」の興行収入は4千万ドル台だろうか。
制作費は低そうであり、ビジネスとしてはかなりお徳となっている。
評価もいつも通りに低く、それほど高い興行収入はなりそうもないが、全く問題ないと思われる。


4位は4週目の「Red」。
トータル72百万ドルとなっている。
製作費58百万ドルの回収が完了している。
ホラー作品とは異なり、意外と粘っている。

アメリカのコミックを原作とした作品。
主演はブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ヘレン・ミレン、ジョン・マルコヴィッチ、ブライアン・コックスなどのベテランが揃っている。
最新の主演作がそれほどパッとしないブルース・ウィリスだけに不安はあったが、原作の人気が高いのだろうか。
かなり思い切った派手なアクションが展開されているようだ。

ブルース・ウィリス主演作の興行収入は以下のとおり。
☆09年「サロゲート」トータル39百万ドル
OP15→26→33→36→38→38
☆10年「コップ・アウト」トータル45百万ドル
OP18→33→39→43→44→44
☆10年「Red」
OP22→44→59→72百万ドル→
これらの作品とは伸びが全く異なる。

監督は「フライトプラン」のロベルト・シュヴェンケ。
☆05年「フライトプラン」トータル90百万ドル
OP25→46→61→71→77→81
☆10年「Red」
OP22→44→59→72百万ドル→
「フライトプラン」と同程度の伸びが期待できそうなので、「Red」の興行収入は9千万ドル近くまでいきそうだ。

アメコミ原作モノならば、以下の作品がライバルとなる。
☆05年「シンシティ」トータル74百万ドル
OP29→51→61→67→71→72
☆06年「V・フォー・ヴェンデッタ」トータル71百万ドル
OP26→46→57→62→66→68
☆10年「Red」
OP22→44→59→72百万ドル→
これらよりもやや伸びがあるようだ。
評価は良いので、「Red」の興行収入は9千万ドルと予想したい。
先週まで8千万ドル程度と予想していたが、思ったよりも伸びが高かった。
1億ドル突破は厳しいが、制作費を回収し、9千万ドル近く稼げれば、合格といえる。
原作の良さや知名度のおかげかもしれないが、ブルース・ウィリスもまだまだイケるようだ。


5位は2週目の「SAW ザ・ファイナル3D」。
トータルでは39百万ドルとなっている。
製作費2千万ドルの回収は余裕だったが、最終章・3Dということを踏まえると、想像していた爆発力はなかった。
もはや付いてくる者に限界があり、やや遅いかもしれないが、ギリギリのタイミングでの幕切れとなったか。

過去の「SAW」シリーズは以下の通り
☆04年「Ⅰ」トータル55百万ドル
OP18→35→46→50→53
☆05年「Ⅱ」トータル87百万ドル
OP32→60→74→80→84
☆06年「Ⅲ」トータル80百万ドル
OP34→59→70→75→78
☆07年「Ⅳ」トータル63百万ドル
OP32→50→58→62→63
☆08年「Ⅴ」トータル57百万ドル
OP30→45→52→55→56
☆09年「Ⅵ」トータル28百万ドル
OP14→23→26→27→28
☆10年「Ⅶ」
先24→39百万ドル→
評価はそれほど悪くはない程度であるが、伸びは期待できないだろう。
対比から考えて、「Ⅶ」の興行収入は4~5千万ドルと予想したい。
「Ⅴ」トータル57百万ドルを下回る程度となりそうだ。
製作費を考えると黒字を生み続けるシリーズではあるが、打ち切ったことはある意味で正解といえるだろう。
このシリーズは完全に稼ぎ尽くしたので、新たなシリーズを生み出して欲しい。


6位は3週目の「パラノーマル・アクティビティ2」。
トータルでは77百万ドルとなっている。
製作費は当然のことながら極安の3百万ドルとなっている。
製作費の26倍近くを稼ぎ出した。
ハロウィーンシーズンという時期的なメリットもあるが、やはりホラーは強く、ローリスクハイリターンぶりを発揮している。
なお、まもなく日本で公開される「パラノーマル・アクティビティ 第2章/TOKYO NIGHT」とは別物の作品。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆09年「パラノーマル・アクティビティ」トータル108百万ドル
4週目より拡大33→62→85→97→104
☆10年「パラノーマル・アクティビティ2」
OP41→66→77百万ドル→
前作を超えることが目標となるが、伸びがないタイプと思われるので、厳しいようだ。
これほど高いオープニングを飾りながらも、1億ドル突破できないのは寂しいが、製作費やホラー作品ということを踏まえると仕方のないことか。
秀逸な題材の続編は当たらないということもあるが、本作はそれをクリアしていることも評価できる。

以下のような作品がライバルとなりそうだ。
☆02年「ザ・リング」トータル129百万ドル
OP15→39→65→86→101
☆04年「THE JUON」トータル110百万ドル
OP39→71→89→99→104
☆10年「パラノーマル・アクティビティ2」
OP41→66→77百万ドル→
『「THE JUON」トータル110百万ドルは超えるのではないか』とオープニング時に書いたが、この状況からすると厳しいようだ。
オープニング時には1億2千万ドル、2週目には1億ドルと予想したが、「パラノーマル・アクティビティ2」の興行収入は9千万ドル前半と予想したい。
オープニングが爆発するタイプの作品であり、伸びは当然なかったようだ。
評価はそれほど悪くはないという程度であり、高いわけでもない。
ただ、この製作費でこの程度稼げれば、文句の付けようがないだろう。


7位は4週目の「Jackass 3-D」。
トータルでは111百万ドルとなっている。
既に1億ドルを突破した。
製作費2千万ドルを楽に回収しており、大黒字確定している。
さらなる続編も製作されるのではないか。

ジョニー・ノックスヴィルを中心とした集団が無謀なチャレンジをする人気シリーズ。
過去のシリーズは以下のとおり。
☆02年「jackass」トータル64百万ドル
OP23→42→53→59→62
☆06年「jackass number two」トータル73百万ドル
OP29→52→63→68→71
☆10年「Jackass 3-D」
OP50→87→102→111百万ドル→
いくら3Dだからといっても爆発しすぎではないか。
対比から1億2千万ドルは期待できるが、伸びがないタイプと思われるので、「Jackass 3-D」の興行収入は1億1千万ドル後半と予想したい。
いくら伸びが高くなくても、これだけ稼げば十分すぎるほどの大成功といえるだろう。
ファンがいる作品であり、評価は高くなっている。


8位は4週目の「Hereafter」。
トータル29百万ドルとなっている。
クリント・イーストウッド監督、マット・デイモン主演のスーパーナチュラルモノのヒューマンドラマ。
今までとは異なるジャンルにチャレンジしたことで注目されており、評価は当然のことながら高くなっている。
製作費5千万ドルの回収が目標となりそうだ。

クリント・イーストウッド監督作品の興行収入は以下の通り。
☆03年「ミスティック・リバー」トータル90百万ドル
拡大後14→25→34→40→46
☆04年「ミリオンダラー・ベイビー」トータル100百万ドル
拡大後22→34→45→54→65
☆06年「父親たちの星条旗」トータル34百万ドル
☆06年「硫黄島からの手紙」トータル14百万ドル
☆08年「チェンジリング」トータル36百万ドル
拡大後10→21→28→32→34
☆08年「グラン・トリノ」トータル148百万ドル
拡大後41→73→98→110→120
☆09年「インビクタス」トータル37百万ドル
OP09→16→23→31→34
☆10年「Hereafter」
拡大後12→22→29百万ドル→
9千万ドルオーバーが3本、3千万ドル台が3本となっている。
3千万ドルはさすがに超えそうであるが、4千万ドル前後が落ち着きどころか。
制作費の5千万ドルまでは伸びそうもない。

マット・デイモン主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆06年「グッド・シェパード」トータル60百万ドル
OP10→35→48→54→58(※年末公開)
☆09年「インフォーマント!」トータル37百万ドル
OP10→21→26→30→32
☆09年「インビクタス」トータル37百万ドル
OP09→16→23→31→34
☆10年「グリーン・ゾーン」トータル35百万ドル
OP14→25→30→33→34
☆10年「Hereafter」
拡大後12→22→29百万ドル→
「ボーン」シリーズなどを除外すると、こちらも3千万ドル台が目立つ。
ただ、「グッド・シェパード」以外の作品は超えるだろう。
「Hereafter」の興行収入は4千万ドルと予想したい。
先週まで5千万ドルと予想していたが、そこまでは期待しにくい。
制作費を回収できるかギリギリのラインであり、イーストウッド+デイモンのコンビにしては物足りない結果に終わりそうだ。
同じコンビの「インビクタス」も数字上ではイマイチの結果であり、この程度でも仕方がないか。
「グラン・トリノ」(トータル148百万ドル)がデキスギであり、「父親たちの星条旗」「チェンジリング」を踏まえると、イーストウッド作品としては妥当なラインかもしれない。


9位は5週目の「セクレタリアト」。
トータルでは51百万ドルとなっている。
アメリカの伝説的な名馬を描いた作品。
主演はダイアン・レイン。
製作費35百万ドルを楽に回収した。

過去の名馬を扱った作品の興行収入は以下のとおり。
☆03年「シービスケット」トータル120百万ドル
OP21→49→70→83→93→102
☆10年「セクレタリアト」
OP13→27→37→45→51百万ドル→
さすがにこのようなヒットにはならないだろうが、伸びはありそうだ。

スポーツドラマも参考になるだろうか。
☆09年「インビクタス」トータル37百万ドル
OP09→16→23→31→34→35
☆10年「セクレタリアト」
OP13→27→37→45→51百万ドル→
「セクレタリアト」の興行収入は6千万ドル前後と予想したい。
先週まで5~6千万ドルと予想していたが、評価も高く6千万ドル近くまで伸びそうだ。
名馬モノは結構手堅くヒットジャンルではないか。
ネタはゴロゴロしているので、今後も馬シリーズは増えていくかもしれない。
日本でもオグリキャップなどの映画をそれなりの規模で作れば、意外とヒットするかも。


10位は6週目の「ソーシャル・ネットワーク」。
トータル85百万ドルとなっている。
制作費は5千万ドルであり、楽に回収できた。
アメリカを含めた全世界で著名のFacebookの誕生秘話が描かれている。
主演は、「ゾンビランド」(トータル76百万ドル)のジェシー・アイゼンバーグ、新スパイダーマンに起用されたアンドリュー・ガーフィールド、ジャスティン・ティンバーレイクなど。

監督はデヴィッド・フィンチャー。
デヴィッド・フィンチャー監督作品の興行収入は以下の通り。
☆92年「エイリアン3」トータル55百万ドル
☆95年「セブン」トータル100百万ドル
OP14→31→46→58→68→73
☆97年「ゲーム」トータル48百万ドル
OP14→28→36→40→43→45
☆99年「ファイト・クラブ」トータル37百万ドル
OP11→22→28→32→34→35
☆02年「パニック・ルーム」トータル96百万ドル
OP30→59→73→82→88→91
☆07年「ゾディアック」トータル33百万ドル
OP13→24→29→32→32→33
☆08年「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」トータル128百万ドル
先39(OP27)→79→94→102→111→116
☆10年「ソーシャル・ネットワーク」
OP22→46→62→73→80→85百万ドル→
知名度のある作品が多い割には、今までの興行収入は高くないようだ。
本作はそれなりに伸ばしていきそうだ。
「ソーシャル・ネットワーク」の興行収入は先週に引き続き9千~1億ドル程度と予想したい。
評価も異常に高くなっており、アカデミー賞ノミネート確実といわれている。
この手のヒューマンドラマで1億ドル程度稼げば、文句なしの大成功といえる。
稼げる映画監督となったが、デヴィッド・フィンチャーは「ミレニアム」シリーズを成功に導くことができるだろうか。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆レイチェル・マクアダムス、ハリソン・フォード主演のコメディ「Morning Glory」
☆SFサスペンス「Skyline」
☆トニー・スコット、デンゼル・ワシントンのコンビによる「アンストッパブル」
「Morning Glory」は水曜日から公開される予定。
「Morning Glory」はヒットして、「アンストッパブル」は通常通りに稼ぐか、「Skyline」は微妙かな。

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国内映画興行収入ランキング(10月5週目その3)

4位:「THE LAST MESSAGE 海猿」(東宝・フジテレビ)<7週目>
【公開前個人予想】 47.5億円
【現時点での興行収入予想】 82.5億円(3週目75.0億円、2週目70.0億円)
【配給会社期待値等】 100億円
【公開規模】 467スクリーン(先週比±0スクリーン)
興行収入ベースでは6週連続で1位となっていたが、ついに首位から陥落した。
1.4億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは73.8億円半ばとなっている。
1週間の伸びは3.4億円弱程度だろうか。
「SP」公開後もそれほど大きな落ち込みはみられないのは立派。

さすがに100億円は突破しないとは思うが、ここまで伸びが持続するとは思わなかった。
ヒットがヒットを呼び込むというパターンだろうか。
もちろん泣けそうな映画は強いということもあるだろう。

今年公開の実写邦画作品の争いが注目だ。
☆10年「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」13週目時点で72億円程度
OP9.7→25.0→祝39.3→46.0→52.5→57.2→63.4→66.8
☆10年「THE LAST MESSAGE 海猿」
祝14.3→32.1→46.8→祝60.2→65.7→70.5→73.9億円→
恐らく「踊る大捜査線」を抜いたのではないか。

過去のシリーズは以下のとおり。
☆04年「海猿」トータル17.4億円
☆06年「LIMIT OF LOVE 海猿」トータル71.0億円
09.7→23.5→35.5→45.1→52.8→58.3→62.5
☆10年「THE LAST MESSAGE 海猿」
祝14.3→32.1→46.8→祝60.2→65.7→70.5→73.9億円→
前作をついに超えた。
これとの対比で考えると、「THE LAST MESSAGE 海猿」の興行収入は84.0億円となる。
連休などがあったので、この対比を下回りそうだ。
次の目標は80億円突破となる。

近年公開されたドラマ映画の興行収入は以下のとおり。
☆09年「ROOKIES-卒業-」トータル85.5億円
12.3→33.3→48.6→60.2→67.8→73.0→76.5
☆07年「HERO」トータル81.5億円
10.1→祝込34.0→祝込48.4→57.4→祝込66.6→70.5→73.8
☆08年「花より男子F」トータル77.5億円
10.1→26.2→37.9→祝込48.5→54.5→60.3→64.6
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円
05.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆08年「相棒」トータル44.4億円
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆07年「西遊記」トータル43.7億円
祝3日7.9(5.2)→13.1→19.3→25.1→30.0→36.3→39.3
☆09年「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」トータル40億円超
03.9→不明→22.1→祝29.9→32.7→35.1→36.8→37.8→38.6
☆10年「のだめカンタービレ最終楽章 後編」トータル37.0億円
05.6→13.6→21.3→28.7→31.3→33.3→34.6
☆09年「ごくせん THE MOVIE」トータル34.8億円
04.9→祝込13.1→17.5→22.5→26.0→30.2→32.4
☆10年「THE LAST MESSAGE 海猿」
祝14.3→32.1→46.8→祝60.2→65.7→70.5→73.9億円→
「のだめ」や「ごくせん」の興行収入をあっという間に超えた。
「花より男子F」以外の作品との対比で考えると、「THE LAST MESSAGE 海猿」の興行収入は79.0~84.4億円となる。
「HERO」対比の81.6億円辺りが落ち着きどころか。
基本的には若年層向けの作品であり、観客層の幅が広いわけではないと思ったが、広がっていそうだ。
「バイオハザードⅣ アフターライフ」がいくら爆発しても100億円に届かないのと同様に、本作の勢いもそのうち止まると考えられたが、この伸びは想定外だった。
100億円突破は難しいが、80億円突破は不可能ではなさそうだ。

多くの祝日があったため、判断が難しいが、マックス85億円、ミニマム79億円というところか。
「HERO」対比の81.6億円程度と考えて、「THE LAST MESSAGE 海猿」の興行収入は先週に引き続き82.5億円と予想したい。
70.0億円→75.0億円と2回に亘り上方修正しており、完全にヨミがズレていた。
「告白」のように評判も良いとは思えず、常識的な大作映画の伸びをすると思ったのだが、分からないものだ。
「大奥」などの作品もあるが、ライバル作品が手薄ということもあったのかもしれない。
公開前個人予想は47.5億円だったので、大きく外しそうだ。
本作同様に前作との間隔が空いた「踊る」がやや期待ハズレということもあり、本作を大きく予想することは難しかった。
前作の大ヒットは何かの弾みであり、前作どおりのヒットになるという予想はしにくい作品でもあった。


11位:「桜田門外ノ変」(東映)<3週目>
【公開前個人予想】 7.0億円
【現時点での興行収入予想】 7億円台(OP時6億円)
【公開規模】 296スクリーン(先週比±0スクリーン)
4.5千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは4.5億円弱となっている。
1週間の伸びは1.4億円程度だろうか。
年配向けということもあり、週末に対して平日の伸びが高い。
個人的には「誰が見るの?」というイメージを持っている映画ではあるが、年配層がしっかりと見ているようだ。
東映がかなり気合が入れていると思わせる作品であり、大コケ予想にせずに、無難な予想にして正解だった。

年配向けの時代劇や歴史モノは、意外とヒットするので注意が必要。
☆07年「蒼き狼 地果て海尽きるまで」トータル13.9億円
OP2.0→5.8→8.2→10.0→11.1→11.8
☆07年「椿三十郎」トータル11.5億円
OP1.6→4.1→5.9→祝込7.3→不明→9.7→祝込10.5→10.8
☆09年「火天の城」トータル9.3億円
OP1.3→3.5→5.9→7.2→7.9
☆09年「禅 ZEN」トータル5.0億円
祝込3日0.5→1.1→
☆07年「茶々 天涯の貴妃」トータル4.5億円
OP0.4→不明→2.3→3.0→3.5→3.8
☆10年「必死剣 鳥刺し」トータル4.8億円見込み
OP0.8→2.6→3.6→4.2億円→
☆10年「桜田門外ノ変」
OP0.9→3.1→4.5億円→
「蒼き狼」「椿三十郎」「火天の城」との対比で考えると、「桜田門外ノ変」の興行収入は7.1~8.8億円となる。
7億円台辺りが落ち着きどころか。
オープニング時は6億円程度と思ったが、平日の伸びが高かった。
「必死剣 鳥刺し」のような動きだと6億円程度となるが、題材や幕末ブームなどを踏まえると、今後もある程度の伸びは期待できるはずだ。

「桜田門外ノ変」4.5億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「60歳のラブレター」4.6億円(トータル7.9億円)
☆「誰も守ってくれない」4.6億円(トータル6.4億円)
☆「真夏のオリオン」4.1億円(トータル5.7億円)
<2008>
☆「まぼろしの邪馬台国」4.8億円(トータル9.5億円)
☆「僕の彼女はサイボーグ」5.0億円(トータル7.0億円)
☆「ホームレス中学生」4.8億円
これらとの対比で考えると、「桜田門外ノ変」の興行収入は6.3~7.7億円となる。
「60歳のラブレター」対比では7.7億円となるが、そこまでは伸びないだろう。

マックス8億円台、ミニマム6億円台程度となりそうだ。
驚くような伸びはないと思うが、平日の伸びがありそうなので、高めに想定した方がよさそうだ。
「桜田門外ノ変」の興行収入は先週に引き続き7億円台と予想したい。
作品的に地味さを拭えないので、それほど高い伸びはないだろう。
オープニング時には6億円という予想だったが、平日の伸びが思ったより高かった。
公開前個人予想は7.0億円だったので、当たりといえそうだ。
個人的には見たいとは思えない作品だが、年配層がしっかりと見るのでこの手の作品は意外と手堅く稼げる。


12位:「君に届け」(東宝・日本テレビ)<6週目>
【公開前個人予想】 なし
【現時点での興行収入予想】 14億円半ば(3~4週目13.5億円、OP~2週目14~15億円)
【配給会社・大手ネット期待値等】 20億円を突破に向けて好スタート
【公開規模】 285スクリーン(先週比±0スクリーン)
4.0千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは13.8億円弱となっている。
1週間の伸びは8.6千万円半ば程度だろうか。
公開前に予想はできなかったが、「僕の初恋をキミに捧ぐ」を下回る程度のヒットにはなるかなというイメージはもっていた。
人気漫画が原作でもあり、この手の作品はコケることはないだろう。
ただ、6週目にして急降下しており、1週間の伸びも1億を割った。
「SP」辺りに観客がシフトしたようだ。

ラブストーリー関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年「恋空」トータル39.0億円(新垣)
OP4.8→13.1→19.7→26.0→29.7→32.3→34.1
☆10年「余命1か月の花嫁」トータル31.5億円(栄倉)
OP4.1→11.6→17.1→21.7→25.1→27.5→29.1
☆09年「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円(井上)
OP2.8→7.8→13.0→16.0→祝18.5→19.5→20.3
☆08年「赤い糸」トータル11.5億円(南沢)
OP1.0→不明→6.6→祝8.8→9.7→10.5→10.7
☆08年「砂時計」トータル10.0億円(夏帆・松下)
OP1.2→祝6.0→7.2→8.3→9.1→09.5→09.7
☆06年「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円(宮崎)
OP1.2→2.4→5.1→6.3
☆06年「シュガー&スパイス/風味絶佳」トータル7.5億円(沢尻)
OP1.0→3.4→4.9→5.8
☆10年「ハナミズキ」
OP4.0→12.8→18.8→22.6→24.9億円→
☆10年「君に届け」
OP2.3→6.2→9.0→11.5→12.9→13.8億円→
「恋空」を除いた作品との対比で考えると、「君に届け」の興行収入は14.5~15.8億円となる。
「僕の初恋をキミに捧ぐ」対比の15.2億円程度がマックスラインか。
オープニング時には『20億円突破を向けて好スタート』というネットの記事もあるが、20億円突破は無理だろう。

「君に届け」13.8億円と同程度の6週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「GOEMON」13.9億円(トータル14.3億円)
<2008>
☆「チーム・バチスタの栄光」14.5億円(トータル15.6億円)
☆「少林少女」14.4億円(トータル15.1億円)
☆「犬と私の10の約束」13.8億円(トータル15.2億円)
これらとの対比で考えると、「君に届け」の興行収入は14.2~15.2億円となる。
「チーム・バチスタの栄光」対比の14.8億円が落ち着きどころか。

マックス15億円、ミニマム14億円程度となろうか。
14億円台には乗りそうだが、伸びがなくなったので15億円突破は厳しいと考えたい。
「君に届け」の興行収入は先週に引き続き14億円半ばと予想したい。
先々週まで13.5億円と予想していたが、土日を中心に予想外に伸びがあった。
2週目までは14~15億円程度という予想だったので、そのままでも良かったかもしれない。
公開前に予想はできなかったが、だいたいイメージどおりの数字となっている。
キャスティングや題材等を踏まえると、10億円台半ばならば大ヒットといえるだろう。


14位:「劇場版 機動戦士ガンダム00-A wakening of the Trailblazer-」(松竹・TBS)<7週目>
【公開前個人予想】 7.0億円
【現時点での興行収入予想】 7億円後半(OP時~5週目8億円)
【公開規模】 65スクリーン(先週比+30スクリーン)
スクリーンが実際に増えているのか、それとも先週の数字がおかしかったのかは分からない。
2.9千万円半ばを稼ぎ、トータルでは7.7億円弱となっている。
先週の週末が8.7百万円だったので、スクリーンをシフトして増えているのではないか。
このシリーズの人気が高いのかどうか、イマイチ分からなかったが、低くはないようだ。
完全オリジナル新作という注目度もあったか。

関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆05年「機動戦士Zガンダム-星を継ぐ者-」トータル8.6億円
OP1.6→3.9→5.5→6.6→不明→7.7
☆05年「機動戦士ZガンダムⅡ/恋人たち」トータル6.0億円
OP1.2→2.7→3.5→4.0→4.7
☆06年「機動戦士ZガンダムⅢ/星の鼓動は愛」トータル4.9億円
OP1.2→2.6
☆09年「劇場版マクロスF 虚空歌姫」トータル不明(5億円程度か)
OP0.9→02.3→03.2→03.8→04.2
☆10年「劇場版 機動戦士ガンダム00」
祝3日2.5→4.5→5.7→祝6.6→7.0→7.3→7.7億円→
継ぎ接ぎだらけでデキの悪い「機動戦士Zガンダム」が参考になるかは分からないが、「ヱヴァ」のようなロングセールスにもならないだろう。
とりあえず「機動戦士ガンダム00」の興行収入は、先週に引き続き7億円後半と予想したい。
オープニングから先週まで8億円と予想していたので、こういうことならばそのままにしておけばよかったか。
固定ファンが何度か足を運ぶだろうが、「機動戦士Zガンダム-星を継ぐ者-」トータル8.6億円を超えない程度となりそうだ。
公開前個人予想は7.0億円だったので、ヨミはそれほど悪くはなかったようだ。
評価はよく分からないが、ちょっと微妙のようだ。

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気になる映画ニュース(11月第1週目)

☆「007」シリーズ最新作が2012年公開か
財政問題などの理由により、企画がストップし、数年は「007」シリーズを見る機会がなくなるのではないかと危惧していたが、2012年11月公開となったようだ。
まだ半信半疑だが、ファンとしては嬉しいニュースだ。
ダニエル・クレイグの続投や、当初起用される予定だったサム・メンデス監督の処遇など、まだ固まっておらず、まだまだ紆余曲折がありそうだが、恐らくダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドの姿を再び見られるのではないか。
ダニエル・クレイグは「ミレニアム」シリーズを撮影中であり、スケジュールなどにも不安があるが、大丈夫だろう。


☆「スパイダーマン」のベン叔父さん役にマーティン・シーンが決定
「スパイダーマン」を見ていれば分かると思うが、ベン叔父さんは、「大きな力には大きな責任が伴う」ことをパーカーに教えてくれる、かなり大きな役柄であり、ヒロインや敵役同様に注目される存在。
名優ではあるものの、マーティン・シーンにはそれほど深い思い入れはないので、何ともいえないが、無事にキャスティングが固まりつつあり、撮影が近づいていることを感じさせる。
2012年7月3日の公開まで無事に辿り着いて欲しいものだ。


☆「ゴーストバスターズ3」の撮影が来年開始
来年の5月から撮影開始予定となっている。
監督は過去のシリーズから引き続きアイヴァン・ライトマンが務める。
息子のジェイソン・ライトマンが「JUNO」「マイレージ、マイライフ」と好調であり、息子には負けられないところだろう。
ビル・マーレイももちろん出演するが、新キャラクターも登場する見込みのようだ。
楽しみ半分、不安半分というところ。
20年以上が経過しており、現代にマッチできるのかが気になるところ。
思い切って、80年代テイスト丸出しでも面白いかもしれない。


☆レオナルド・ディカプリオが悪役に挑戦
「悪魔と展覧会」という原作の映画化であり、シカゴに実在した殺人鬼を演じる。
ホテルを経営し、そのホテルの宿泊者を次々と殺したらしい。
最近は妻を亡くして苦悩する男という、同じような役柄が続いただけに、新たなチャレンジは好ましいものとなりそうだ。
残忍な殺人鬼を上手く演じれば、彼の評価は高まるかもしれない。


☆「スリラー」が3D映画化へ
マイケル・ジャクソンの「スリラー」をベースにした作品が企画されているようだ。
このアイディアは悪くはないと思う。
知名度も高い題材であり、ホラー・ミュージカルなどの要素が含まれており、上手くいけば相当のヒットが期待できそうだ。
「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」のケニー・オルテガが監督を務める予定。
これが当たれば、類似作品が多数生まれそうだ。


☆「サイレントヒル」の続編が決定
もちろん3D化される予定。
前作のアメリカでの興行収入は47百万ドルとなっている。
日本では大成功を収めている「バイオハザード」は、アメリカではだいたい5~6千万ドルとなっており、この手の作品はそれほど大ヒットするジャンルでもないものの、5千万ドル近くを安定して稼げるということは魅力なのかもしれない。
日本でも「バイオハザード」のような大ヒットにはならないとは思うが、ある程度は稼げそうだ。
個人的にはゲームの映画化はプレイしていないこともあり、イマイチ興味をもてないところがある。

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国内映画興行収入ランキング(10月5週目その2)

2位:「怪盗グルーの月泥棒3D」(ユニバーサル・東宝東和)<1週目>
【公開前個人予想】 6.0億円
【現時点での興行収入予想】 12.5億円
【公開規模】 225スクリーン(先週比±0スクリーン)
金曜日からの3日間で2.5億円のオープニングを飾った。
土日2日間では2.3億円半ばだったようであり、金曜日はさっぱり稼げず、土日に荒稼ぎしたようだ。
ファミリー層に受けが良かったということだろう。
先週『オープニングも「ヒックとドラゴン」「モンスターVSエイリアン」と同程度の1.2億円と予想したい。金曜日分を含めると1.4億円程度か』と書いたので、予想よりも高いものとなっている。
ハリウッドCGアニメは、ピクサー系や夏休み公開などを除外すると、あまり稼げていないようなイメージがあったが、本作は意外なヒットとなっている。
いったい何がファミリー層を惹き付けたのだろうか。

最近のハリウッドアニメの興行収入は以下の通り(ピクサー作品、シュレックを除く)。
☆07年公開「モンスター・ハウス」トータル5.6億円
OP1.4→3.0→4.1→4.4
☆07年公開「ハッピーフィート」トータル14.5億円
先行込2.4→5.8→9.6→12.7→13.5→14.2
☆07年公開「ルイスと未来泥棒」トータル9.4億円
OP1.1→不明→6.9→8.0→8.8
☆08年公開「カンフー・パンダ」トータル20.0億円(※夏公開)
OP2.2→6.8→10.2→14.5→16.7→18.2
☆09年公開「ボルト」トータル16.5億円(※夏公開)
OP2.5→7.0→11.7→14.2→15.8
☆09年公開「クリスマス・キャロル」トータル16.0億円
OP2.9→7.0→10.9→13.1→14.4→15.3
☆09年公開「マダガスカル2」トータル10.2億円
OP1.6→4.1→6.5→9.3→9.9
☆09年公開「モンスターVSエイリアン」不明(※夏公開)
OP1.2→2.4→4.2
☆09年公開「アイス・エイジ3」不明(※夏公開)
OP0.4→1.2
☆09年公開「くもりときどきミートボール」
OP0.3→1.5→1.8→2.0→2.0
☆10年公開「コララインと魔法のボタン」
金0.7→1.6→2.1
☆10年公開「プリンセスと魔法のキス」
OP0.9→2.1→2.9→3.8→4.5億円→
☆10年公開「ヒックとドラゴン」
OP1.2→4.8億円→
☆10年「ガフールの伝説」
金0.6→1.3→1.7億円→
☆10年「怪盗グルーの月泥棒 3D」
金2.5億円→
「ヒックとドラゴン」「モンスターVSエイリアン」程度と考えたが、これらを大きく超えており、「カンフー・パンダ」「ボルト」クラスのオープニングとなっている。
これらとの対比で考えると、「怪盗グルーの月泥棒 3D」の興行収入は13.8~22.7億円となる。

どう考えても二桁突破できるオープニングといえるが、時期的な手助けがないことなどを考えて、対比の下限以下と考えたい。
金曜日にほとんど稼げていないこともあり、高めには予想しにくい。
「怪盗グルーの月泥棒 3D」の興行収入は12.5億円と予想したい。
「マダガスカル2」トータル10.2億円以上、「ハッピーフィート」トータル14.5億円以下というところか。
公開前個人予想は6.0億円だったので、大きく外しそうだ。
『日本では当たりにくいタイプの作品ではないか』と考えたが、本格的なアドベンチャーモノよりは本作のようなユルめのキャラクターモノの方が受けやすいのかもしれない。
また、アメリカではトータル248百万ドルの興行収入となっている。
「シュレック・フォーエバー」トータル238百万ドル
「ヒックとドラゴン」トータル218百万ドルを超えている。
3D単価ということもあるが、「トイ・ストーリー2」(トータル246百万ドル)、「カーズ」(トータル244百万ドル)、「WALL-E」(トータル224百万ドル)をも超えている実績も伊達ではなかったか。


5位:「ナイト&デイ」(20世紀フォックス)<4週目>
【公開前個人予想】 23.5億円
【現時点での興行収入予想】 23.5億円(0P時~2週目25.0億円)
【公開規模】 493スクリーン(先週比-84スクリーン)
1.1億円を週末に稼ぎ、トータルでは18.8億円半ばとなっている。
1週間の伸びは2.8億円程度だろうか。
15億円をあっさりと超えており、順調に伸ばしている。
20億円が見えてきたか。

トム・クルーズ主演作の興行収入は以下のとおり。
☆02年公開「バニラ・スカイ」トータル33.2億円
☆02年公開「マイノリティ・リポート」トータル52.4億円
☆03年公開「ラストサムライ」トータル137.0億円
☆04年公開「コラテラル」トータル22.0億円
OP4.1→10.3→14.1→16.7→18.9→20.1→20.6
☆05年公開「宇宙戦争」トータル60.0億円
5日16.4→29.3→39.5→43.8→47.7→50.4→53.4
☆06年公開「M:i:Ⅲ」トータル51.5億円
先々含む14.1→25.1→34.5→39.3→42.3→46.0→49.0
☆08年公開「大いなる陰謀」トータル6.2億円
金3日1.5→3.3→04.9→05.7→6.0
☆09年公開「ワルキューレ」トータル12.5億円
祝3日3.8→7.7→10.1→11.3→11.9
☆10年公開「ナイト&デイ」
先3日6.8→11.9→16.0→18.8億円→
主要作品との対比で考えると、「ナイト&デイ」の興行収入は20.4~25.8億円となる。
なんとか20億円は突破しそうだ。
当面の目標は「コラテラル」トータル22.0億円辺りか。
「バニラ・スカイ」トータル33.2億円まではさすがに伸びないだろう。

キャメロン・ディアス主演作の興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「チャーリーズ・エンジェル」トータル14.8億円
☆03年公開「チャーリーズ・エンジェルフルスロットル」トータル35.0億円
☆07年公開「ホリデイ」トータル13.3億円
OP1.8→5.5→8.2→10.3→11.8
☆08年「ベガスの恋に勝つルール」トータル6.1億円
先1.8→3.8→5.0→5.6→不明→6.0
☆09年「私の中のあなた」トータル8.0億円
4日2.0→3.9→5.6→6.7→7.4
☆10年公開「ナイト&デイ」
先3日6.8→11.9→16.0→18.8億円→
これらとの対比で考えると、「ナイト&デイ」の興行収入は20.5~24.3億円となる。
やはり20億円台前半辺りが落ち着きどころか。
「チャーリーズ・エンジェルフルスロットル」トータル35.0億円までは伸びない。

ややユニークなアクション作品が参考になるか。
☆08年公開「ハンコック」トータル31.0億円
先8.3→17.2→祝込23.7→26.6→28.7→29.1→29.6
☆07年公開「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
金4日5.7→不明→18.0→21.2→23.7→24.8→25.5
☆08年公開「ウォンテッド」トータル25.0億円
先8.3(OP3.8)→15.5→20.2→21.7→23.3→24.1
☆08年公開「ハムナプトラ3」トータル22.0億円
先7.7(OP5.8)→14.2→18.2→20.1→21.1→21.7
☆10年「シャーロック・ホームズ」トータル21.5億円
金4.1→10.0→14.6→18.1→20.1→21.1
☆10年公開「ナイト&デイ」
先3日6.8→11.9→16.0→18.8億円→
これらとの対比で考えると、「ナイト&デイ」の興行収入は20.6~22.9億円となる。
「シャーロック・ホームズ」は超えると思うので、21億円は超えそうだ。
「ハンコック」は超えないと思うので、30億円突破は厳しいだろう。
伸びても20億円台半ばとなるが、そこまで伸びそうもない。

「ナイト&デイ」18.8億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「マンマ・ミーア!」19.1億円(トータル26.0億円)
☆「ベンジャミン・バトン」18.7億円(トータル24.0億円)
☆「トランスフォーマー リベンジ」19.4億円(トータル23.2億円)
☆「ナイトミュージアム2」19.3億円(トータル20.5億円)
<2008>
☆「地球が静止する日」20.7億円(トータル24.1億円)
☆「ハムナプトラ3」20.1億円(トータル22.0億円)
「マンマ・ミーア!」「ナイトミュージアム2」以外との対比で考えると、「ナイト&デイ」の興行収入は20.6~24.1億円となる。
「トランスフォーマー リベンジ」対比の22.5億円は超えるのではないか。

マックス24億円、ミニマム20億円程度だろうか。
それほど伸びはないとは思うが、地力もあると思われるので、「ナイト&デイ」の興行収入は先週に引き続き23.5億円と予想したい。
ここまで伸びるかは若干怪しいが、先々週に下方修正したので様子をみたい。
先々週までは25.0億円と予想していたが、そこまでは伸びそうもない。
以下の作品がライバルとなりそうだと思ったが、やや厳しかった。
☆「ナショナル・トレジャー/リンカーン~」トータル25.8億円
☆「ウォンテッド」トータル25.0億円
しかし、この程度まで稼げば、十分と思われる。
アメリカではやや陰りがあるが、トム・クルーズの人気は日本では磐石だ。
公開前個人予想は23.5億円だったので、ヨミはかなり良かったと思う。
この手のアクションはコケることはなく、期待に応えてくれるタイプの作品だ。


6位:「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」(ワーナー・日本テレビ)<3週目>
【公開前個人予想】 13.0億円
【現時点での興行収入予想】 11億円台
【公開規模】 278スクリーン(先週比±0スクリーン)
1.1億円弱を週末に稼ぎ、トータルでは8.1億円となっている。
1週間の伸びは2.4億円半ばとなっている。
キャスティングは豪華ではあり、ストーリーも多少気になるからか、それなりに伸びてはいるが、イマイチ爆発力には欠けている。
原作が漫画やドラマではなく、やや地味目なところがあるので、高い伸びは期待しにくいようだ。

ゲーム性のあるサスペンスや小説の映画化などの興行収入は以下のとおり。
☆06年「DEATH NOTE」後編 トータル52.0億円
OP12.2→22.8→30.8→39.1→43.2→46.3→47.7
☆08年「L change the WorLd」トータル31.0億円
OP5.7→14.6→19.9→24.3→26.8→28.5→29.7
☆06年「DEATH NOTE」前編 トータル28.5億円
OP4.1→10.0→15.2→19.6→22.4→24.8
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円
OP3.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7
☆10年「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」トータル23.6億円
OP3.9→09.7→祝14.8→17.7→21.0→22.3→22.8
☆09年「カイジ 人生逆転ゲーム」トータル22.5億円
祝3日5.3→10.0→14.1→17.2→19.7→20.9
☆08年「クロサギ」トータル17.2億円
OP2.9→07.3→10.7→13.3→15.2→16.0→16.4
☆10年「ゴールデンスランバー」トータル11億円程度
OP2.0→05.0→07.6→09.0→10.0→10.6
☆10年「インシテミル」
OP2.1→05.7→08.1億円→
ハマれば、20億円台が期待できるジャンル。
「DEATH NOTE」前編以外との対比で考えると、「インシテミル」の興行収入は12.6~13.7億円となる。
当面は二桁突破が目標となる。
評価がそれほど高くはなさそうなので、高い伸びはないだろう。
下限の12億円台辺りが落ち着きどころか。

「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」8.1億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「BALLAD」9.3億円(トータル18.1億円)
☆「なくもんか」9.0億円(トータル13.5億円)
☆「カムイ外伝」8.1億円(トータル11.2億円)
☆「少年メリケンサック」7.3億円(トータル10.2億円)
<2008>
☆「252生存者あり」8.2億円(トータル17.2億円)
☆「犬と私の10の約束」8.5億円(トータル15.2億円)
☆「ゲゲゲの鬼太郎」7.7億円(トータル14.5億円)
☆「ハッピーフライト」8.6億円(トータル13.3億円)
☆「クライマーズ・ハイ」7.4億円(トータル11.9億円)
伸びが高くない作品との対比で考えると、「インシテミル」の興行収入は11.2~13.0億円となる。
「なくもんか」対比で12.2億円、「ハッピーフライト」対比で12.5億円となり、この辺りをやや下回るか。

マックス13億円程度、ミニマム11億円程度となるか。
作品的に高い伸びがあるようなイメージがない。
なんとか二桁は超えると考えて、「インシテミル」の興行収入は先週に引き続き11億円台と予想したい。
「ゴールデンスランバー」は超えるだろう。
公開前個人予想は13.0億円だったので、若干高いが許容範囲といえるだろう。
悪くはない予想だったようだ。


9位:「大奥」(松竹・アスミック・TBS)<5週目>
【公開前個人予想】 30.0億円
【現時点での興行収入予想】 24億円台(OP時~2週目26.0億円)
【配給会社・大手ネット期待値等】 30億円を見込める
【公開規模】 310スクリーン(先週比-1スクリーン)
6.8千万円を週末に稼ぎ、トータルでは20.0億円となっている。
1週間の伸びは1.9億円程度だろうか。
ようやく20億円を突破した。
週末の伸びはそれほど良くはないが、女性向け作品と思われるだけに、レディースデイの平日もそれなりに稼いで、ある程度は伸びてはいきそうだ。
しかし、評価が微妙のようであり、その辺りが気になるところ。

仲間由紀恵主演の「大奥」の興行収入は以下のとおり。
☆06年「大奥」トータル22.0億円
OP2.4→6.7→祝14.0→16.8→19.1→20.4
☆10年「大奥」
金4.7→祝11.7→15.1→18.1→20.0億円→
これとの対比で考えると、「大奥」の興行収入は23.0億円となる。
この辺りが落ち着きどころか。

柴咲コウ主演作の興行収入は以下の通り。
☆06年「県庁の星」トータル20.8億円
OP2.9→7.8→11.8→14.4→16.6→18.1→19.3
☆06年「日本沈没」トータル53.4億円
OP6.0→19.0→26.3→31.8→37.1→44.0→47.0
☆07年「どろろ」トータル34.5億円
OP4.5→12.6→祝20.7→24.6→28.0→30.5→32.1
☆07年「舞妓 Haaaan!!!」トータル20.8億円
OP2.3→7.4→11.5→14.5→祝17.1→18.5→19.3→19.9
☆08年「少林少女」トータル15.1億円
OP1.9→祝10.0→11.2→12.9→13.8→14.3
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円
OP5.4→祝18.1→24.4→30.5→祝37.4→40.7→43.1
☆10年「大奥」
金4.7→祝11.7→15.1→18.1→20.0億円→
「少林少女」以外との対比で考えると、「大奥」の興行収入は24.3~28.8億円となる。
伸びがあるタイプではないので、この下限辺りがマックスラインとなるか。

内容はよく分からないが、時代劇というよりも、ラブストーリー関連作品も参考になるか。
☆07年「恋空」トータル39.0億円(新垣)
OP4.8→13.1→19.7→26.0→29.7→32.3→34.1
☆10年「余命1か月の花嫁」トータル31.5億円(栄倉)
OP4.1→11.6→17.1→21.7→25.1→27.5→29.1
☆09年「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円(井上)
OP2.8→7.8→13.0→16.0→祝18.5→19.5→20.3
☆10年「大奥」
金4.7→祝11.7→15.1→18.1→20.0億円→
これらとの対比で考えると、「大奥」の興行収入は23.2~26.3億円となる。
オープニング時に『30億円を見込める』という配給会社が考えるのは無理はないが、どうやらそこまでは伸びそうもない。

「大奥」20.0億円と同程度の5週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「沈まぬ太陽」祝込21.4億円(トータル28.0億円)
☆「劔岳 点の記」祝込20.3億円(トータル25.8億円)
☆「カイジ 人生逆転ゲーム」19.7億円(トータル22.5億円)
<2008>
☆「パコと魔法の絵本」祝込19.5億円(トータル23.6億円)
☆「デトロイト・メタル・シティ」20.1億円(トータル23.4億円)
これらとの対比で考えると、「大奥」の興行収入は22.8~26.2億円となる。
「カイジ」対比で22.8億円、「デトロイト・メタル・シティ」対比で23.3億円となる。
この辺りが落ち着きどころではないか。

マックス25億円、ミニマム23億円程度となるか。
伸びがなさそうなので、30億円を超えるのは難しいか。
評価も高くはないので、高めに予想はできない。
現時点ではミニマムラインに予想した方が無難のような気がする。
「大奥」の興行収入は先週に引き続き24億円台と予想したい。
現時点では23億円程度とも考えられるが、地力がありそうなので、もう少し様子を見る。
公開前個人予想は30.0億円だったので、当たりとは言えない結果になりそうだ。
女性向け作品の「余命1か月の花嫁」を参考にしたことは間違っていないと思われるが、松竹作品だけに東宝作品と同程度の期待を掛けてはいけなかったか。


10位:「雷桜」(東宝・TBS)<2週目>
【公開前個人予想】 5.0億円
【現時点での興行収入予想】 4億円半ば(OP時3億円台)
【公開規模】 300スクリーン(先週比±0スクリーン)
4.5千万円を週末に稼ぎ、トータルでは2.3億円となっている。
1週間の伸びは1.4億円半ば程度だろうか。
大コケには変わりはないが、レディースデイにでも稼いだのだろうか、思ったよりも伸びている。
一応感動的なラブストーリー系ということもあるだろう。

廣木隆一監督は「余命1ヶ月の花嫁」を手掛けている。
☆09年「余命1か月の花嫁」トータル31.5億円
OP4.1→11.6→17.1→21.7→25.1→27.5→29.1
☆10年「雷桜」
金0.9→2.3億円→
この対比で考えると、「雷桜」の興行収入は6.2億円となる。
6億円がマックスラインとなるが、そこまでは伸びないだろう。

岡田将生の代表作は以下のとおり。
☆09年「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円
OP2.8→7.8→13.0→16.0→祝18.5→19.5→20.3
☆10年「雷桜」
金0.9→2.3億円→
この対比で考えると、「雷桜」の興行収入は6.3億円となる。
先ほどと同じような結果となるようだ。

蒼井優は「フラガール」や「男たちの大和」など出演しており本数は多いが、主演女優としては未知数のところがある。
小規模公開の08年「百万円と苦虫女」がトータル3.0億円とスマッシュヒットしているので、人気はあるとは思うが、この手の作品の主演としてはどうだろうか。

歴史モノや時代劇などの興行収入は以下のとおり。
☆08年「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」トータル9.3億円
OP1.8→4.4→6.2→7.5→8.2→8.6
☆09年「TAJOMARU」トータル4.8億円
OP0.7→2.1→3.5→4.3
☆08年「ICHI」トータル4.5億円
OP1.0→2.6→3.5→3.9
☆10年「座頭市 THE LAST」トータル4億円見込み
OP0.9→2.6→3.3億円→
☆10年「雷桜」
金0.9→2.3億円→
これらとの対比で考えると、「雷桜」の興行収入は3.5~5.3億円となる。
「座頭市 THE LAST」がライバルとなるか。
「ICHI」対比では4.0億円となる。
4億円突破の可能性が出てきたが、まだまだ安心はできない。

ラブストーリー関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆06年「ただ、君を愛してる」トータル8.0億円(宮崎)
OP1.2→2.4→5.1→6.3
☆06年「シュガー&スパイス/風味絶佳」トータル7.5億円(沢尻)
OP1.0→3.4→4.9→5.8
☆07年「そのときは彼によろしく」トータル4.6億円(長澤)
OP0.9→2.3→3.3→3.8→04.2→04.4
☆10年「ダーリンは外国人」トータル6.9億円見込み
OP1.2→3.2→4.3→5.3→6.3→6.6
☆10年「誰かが私にキスをした」トータル2.3億円見込み(堀北)
OP0.5→1.5億円→
☆10年「雷桜」
金0.9→2.3億円→
「ただ、君を愛してる」以外との対比で考えると、「雷桜」の興行収入は3.5~5.1億円となる。
本作よりも「誰かが私にキスをした」の方がよほど酷いようだ。
「そのときは彼によろしく」とほぼ同じ動きとなっており、4億円台の可能性が高そうだ。

「雷桜」2.3億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「おっぱいバレー」2.1億円(トータル5.3億円)
☆「TAJOMARU」2.1億円(トータル4.8億円)
☆「風が強く吹いている」2.4億円(トータル4.5億円)
☆「BABY BABY BABY!」1.8億円(オープニング3.0億円)
<2008>
☆「明日への遺言」2.4億円(トータル6.0億円)
☆「アフタースクール」2.0億円(トータル5.5億円)
☆「Sweet Rain 死神の精度」2.5億円(トータル5.0億円)
☆「特命係長 只野仁 最後の劇場版」2.2億円(トータル4.6億円)
☆「グーグーだって猫である」1.8億円(トータル3.6億円)
☆「KIDS」1.8億円(トータル3.3億円)
「アフタースクール」以外との対比で考えると、「雷桜」の興行収入は3.8~5.8億円となる。
「風が強く吹いている」対比で4.3億円となり、この程度が落ち着きどころか。

マックス5億円台、ミニマム3億円台か。
先週3億円台と思ったが、さすがにレディースデイにある程度の伸びがあるようだ。
「雷桜」の興行収入は4億円半ばと上方修正したい。
今年300スクリーン前後で公開された「FLOWERS」並の大コケとなるかと思ったが、ラブストーリー(設定はやや不明だが)ということもあるか。
なお、両作に蒼井優が出演しており、女優生命に傷が付かなければよいが。
公開前個人予想は5.0億円だったので、結果的には当たりとなりそうだが、コケるのは分かっていたので、4億円という予想にしないといけなかった。

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『SAW ザ・ファイナル 3D』レビュー

◆評  価   6.0点
◆おススメ度  B-(ここまで付いてきた者以外には薦められない)

なかなか芸術的な殺戮ショウが繰り広げられており、その点だけは感心できる。
冒頭の三角関係、自動車工場での4人同時処刑、変型タイプの処刑道具など、単なるグロさだけではなく、殺し方に関しては相当にアイディアを搾っているようだ。
ただ、メインの詐欺者のゲームも含めて、メインストーリーとはやや離れたものであり、殺し方にアイディアを搾っても映画としてはあまり評価しにくい。
もっとも、ホフマンとしては遺体すり替えという目的があったが、警官が多数いる中で、爆発の目くらましだけで、一人ですり替えができるとも思えず、驚きのアイディアというよりもやや呆れたアイディアともいえる。

ジグソウが亡くなったこともあり、もはや“ゲーム”や“哲学”など一切吹き飛んでしまっており、無差別テロにも近い仕上がりとなっている。
ホフマン刑事のポリシーが「撃たれる前に早く撃て」というようなものなので仕方がないが、当初の「SAW」シリーズとはだいぶかけ離れてきていることは残念だ。
過去にもショットガントラップは確かに存在したが、自動マシンガンで皆殺しするようになったら、芸術的な罠というよりも興ざめしてこないだろうか。

悪くはない点としては、詐欺師の口を借りて、ゴードンが生まれ変わったことを正当化する手法辺りだろうか。
ジグソウのゲームをクリアし、人生が変わったことで新たな正統な後継者が登場するということは理解できる仕組みとなっている。
しかし、手法に関して面白みがなかったことが残念だ。
ただ、ホフマンを拉致して幽閉する程度では面白みがない。
実は、ゴードンが仕掛けた壮大なゲームの中にホフマン自身が既に組み込まれていたといったようなアイディアが欲しいところだが、尺の関係やアイディア不足ということもあるのだろう。
ホフマン自身はまだ生存しているので、これから彼らのゲームが始まるということも考えられるので、この点に関しては今後のお楽しみというところか。

誰が最後のゲームオーバーを言うかという最大の関心事についても、ゲーム事態がほぼ存在していないので、心にはあまり響かない。
ホフマンVSジル、ホフマンVSギブソン、ホフマンVSゴードンなどの盛り上がるゲームを構築して欲しかったところだが、現在のスタッフでも厳しいのか。
鉄格子の中に隠れて逃げている相手をただ捕まえて殺すといったゲームともいえないものは、見ていても面白くもなんともない。

3Dに関しても、特段目新しさはなし。
肉片が飛び散ったり、刃物が飛んできたりというメリットもあるが、全体的に見にくく目が疲れたり、チケット代が高かったりとデメリットの方が大きい気がする。

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国内映画興行収入ランキング(11月1週目新作予想)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

「エクリプス/トワイライト・サーガ」(角川)
<265館程度にて順次公開予定>
※正確な数字ではなく、あくまでも公式ホームページ等に記載されている劇場数。

【鑑賞度】 ×
過去のシリーズを見たことがないので、興味がない。

【監督】 デヴィッド・スレイド
【キャスティング】 クリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン
アメリカではドル箱シリーズとなりつつある「トワイライト・サーガ」シリーズだが、日本での知名度はそれほど高くはないので、誰が監督しても、誰が出演してもそれほど変わりはないだろう。

【題材】 「ラブストーリー」「ヴァンパイアモノ」
本シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆09年「トワイライト~初恋~」トータル3.5億円
OP0.7→1.8→2.5
☆09年「ニュームーン/トワイライト・サーガ」
OP0.7→1.7
だいたい3億円台程度だろうか。
今回も同様だろうか。

【予告編・TVCM】 量・普/デキ・やや悪
何度かCMを見たが、ピンと来ない作り。
狼が暴れているという印象しかない。

【支持基盤・ターゲット】 シリーズファン
新規参入者は少ないのではないか。

【同時期に公開された近年の作品】
<2009>
☆「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」当年度52.0億円(オープニング5.2億円)
☆「スペル」トータル不明(オープニング2日0.5億円)
☆「SAW Ⅵ」トータル不明(オープニング2日0.4億円)
<2008>
☆「センター・オブ・ジ・アース」トータル8.5億円(オープニング1.2億円)
☆「レッドクリフPARTⅠ」トータル50.5億円(オープニング2日6.7億円)
☆「X-ファイル/真実を求めて」トータル不明(オープニング2日0.7億円)
大物の公開もあるが、小粒の作品が目立つ季節。

【評価・予想】 3億円台(オープニング0.7億円)
アメリカでは今年公開された作品の中では第4位となる301百万ドルを稼いでいる。
「アイアンマン2」トータル312百万ドルには敗れているが、「インセプション」トータル291百万ドルを超えている。
しかし、日本ではブレイクしておらず、今回もブレイクすることはないだろう。
過去の興行収入を踏まえると、3億円程度ということが分かる。
それを変更する必要もなく、そのままの予想で問題ないだろう。
「エクリプス/トワイライト・サーガ」の興行収入は3億円台と予想したい。
オープニングも前作同様に7千万円でよいのではないか。

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国内映画興行収入ランキング(10月5週目その1)

1位:「SP 野望篇」(東宝・フジテレビ)<1週目>
【公開前個人予想】 19.0億円
【現時点での興行収入予想】 32.0億円
【配給会社・大手ネット期待値等】 50億円突破、2作で100億円を目指す
【公開規模】 394スクリーン(先週比±0スクリーン)
5.3億円弱(529,122,150円)のオープニングを飾った。
先週『オープニングは「ライアーゲーム」対比で考えると、3.1億円程度か』と書いたので大きくハズしている。
当たらない予想を公開する意味があるのかと思う者もいるだろう。
もちろん当てたいと思って予想しているが、個人的には当たる・当たらないは二の次であり、自分にとっては自分のイメージとの乖離を知りたいという点が一番大きい。
公開前に50億円稼げると思う作品が50億円稼いでも驚きも何もないが、20億円しか稼げないだろうと考えた作品が50億円稼ぐと自分には大きな驚きとなる。
そういった驚きを読んでいる者と共有できたらという思いが大きい。
週毎の動きの予想も同様である。
大きく伸びないと思った作品が大きく伸びたり、伸びるだろうと思った作品が案外伸びなかったことを知ることが自分にとって意味があることだと思っている。
ちなみに、予想に関しては、予約状況や他の誰かの予想などを考慮せずに書いており、余裕で大きくズレることもあるので、そのズレも楽しんでいただければと思う。

ただ、爆発しすぎような気もする。
関東地方を襲った台風の影響で低い数字がでるかと思ったが、台風が来ていたから屋内で手軽に楽しめる映画が選ばれたかもしれない。

岡田准一主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆03年「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」トータル15.0億円
☆06年「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」トータル18.0億円
OP3.0→8.2→11.0→13.0→15.0
☆10年「SP 野望篇」
OP5.3億円→
これとの対比で考えると、「SP 野望篇」の興行収入は31.8億円となる。
この辺りが参考となるか。

近年公開されたサスペンス系ドラマ映画の興行収入と視聴率は以下のとおり。
☆07年「HERO」トータル81.5億円(視聴率34.2%)
10.1→祝込34.0→祝込48.4→57.4→祝込66.6→70.5→73.8
☆08年「相棒」トータル44.4億円(視聴率08年18.1%)
GW6日15.2→21.1→27.0→32.0→36.2→38.9→40.7
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
5.4→祝込18.1→24.4→30.5→祝込37.4→40.7→43.1
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円(視聴率15.4%)
3.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7
☆10年「ライアーゲーム」トータル23.6億円(視聴率11.4%・11.0%)
3.9→09.7→祝込14.8→17.7→21.0→22.3→22.8億円→
☆08年「クロサギ」トータル17.2億円(視聴率15.7%)
2.9→07.3→10.7→13.3→15.2→16.0→16.4
☆10年「SP 野望篇」(視聴率15.4%)
5.3億円→
これらとの対比で考えると、「SP 野望篇」の興行収入は31.4~48.3億円となる。
「容疑者Xの献身」のような話題にならないと思うので、40億円後半まで伸びないだろう。
「アンフェア the movie」対比39.0億円、「ライアーゲーム」対比32.1億円となり、この辺りが落ち着きどころか。
今年公開された「のだめ」後編のオープニングは5.6億円(トータル37.0億円)であり、30億円台は妥当なラインだろう。

【同時期に公開された近年の作品】 
<2009>
☆「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円(オープニング2.8億円)
☆「沈まぬ太陽」トータル28.0億円(オープニング2.5億円)
☆「風が強く吹いている」トータル7.0億円(オープニング0.9億円)
<2008>
☆「ホームレス中学生」トータル不明(オープニング1.2億円)
☆「釣りバカ日誌19」トータル3.5億円(先行込み0.8億円)
☆「ICHI」トータル4.5億円(オープニング1.0億円)
☆「まぼろしの邪馬台国」トータル9.5億円(オープニング1.6億円)
☆「ハンサム★スーツ」トータル8.6億円(オープニング2日1.5億円)
主要作品との対比で考えると、「SP 野望篇」の興行収入は30.4~41.2億円となる。
やはり30億円台が落ち着きどころか。

「SP 野望篇」5.3億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ごくせん」4.9億円(トータル34.8億円)
☆「クローズZERO Ⅱ」5.7億円(トータル30.2億円)
<2008>
☆「容疑者Xの献身」5.4億円(トータル49.2億円)
☆「ザ・マジックアワー」5.7億円(トータル39.2億円)
☆「L change the WorLd」5.7億円(トータル31.0億円)
「容疑者Xの献身」以外との対比で考えると、「SP 野望篇」の興行収入は28.1~37.6億円となる。
「L change the WorLd」対比28.8億円、「ごくせん」対比37.6億円となる。

マックス39億円、ミニマム28億円というところか。
地力がありそうな作品なので30億円は突破するのではないか。
「ライアーゲーム」対比32.1億円を参考として、「SP 野望篇」の興行収入は32.0億円と予想したい。
50億円は突破しないとは思うが、2011年3月12日に公開される「革命篇」も期待できる良い出足となりそうだ。
公開前個人予想は19.0億円だったので、外しそうだ。
間隔が空いたドラマ映画を高くは予想しにくかった。


動員2位:「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」(東映・テレビ朝日)<1週目>
【公開前個人予想】 9.5億円
【現時点での興行収入予想】 11.0億円
【公開規模】 163スクリーン(先週比±0スクリーン)
2.3億円半ば(23,580万円)のオープニングを飾った。
先週『オープニングは1.9億円程度か。当然高いオープニングとなるだろう』と書いたが、予想よりも爆発している。
人気がますます上がっているようだ。

関連作品の興行収入は以下の通り。
☆05年「ふたりはプリキュア Max Heart」トータル8.5億円
OP1.9→3.5→5.4→7.3→7.8
☆05年「ふたりはプリキュア MaxHeart2 雪空のともだち」トータル5.7億円
OP1.2→不明→3.1
☆06年「ふたりはプリキュア Splash Star チクタク危機一髪!」トータル3.0億円
OP0.56
☆07年「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」トータル8.0億円
OP1.7→3.7→5.6→6.5→7.1
☆08年「Yes!プリキュア5 GoGo!お菓子の国のハッピーバースデイ♪」トータル7.9億円
OP1.6→3.4→4.8→6.2→6.8→7.2
☆09年「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」トータル10.1億円
3日2.4(2日1.4)→5.1→7.6→8.6→9.0
☆09年「フレッシュプリキュア!おもちゃの国は秘密がいっぱい!?」トータル8.0億円
OP1.7→3.8→5.1→5.9→6.9→7.2
☆10年「オールスターズDX2希望の光☆レインボージュエルを守れ!」
3日3.2(2日2.2)→6.0→9.0→10.3→10.8→10.9→
☆10年「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」
OP2.4億円→
8~11億円程度が標準となる。
「オールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」以外との対比で考えると、「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」の興行収入は10.7~12.9億円となる。
人気の高さから考えて、二桁突破は可能だろう。
今年の春ベースの11億円程度が落ち着きどころか。
「ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」の興行収入は11.0億円と予想したい。
安定して稼げるシリーズとなっており、「仮面ライダー」とともに東映を支えている。
東映が抱える「ONE PIECE」も爆発力のあるものとなりつつあり、「相棒」以外の邦画が不発気味の東映にとっては救いとなっている。


動員7位:「エクスペンダブルズ」(松竹)<3週目>
【公開前個人予想】 12.0億円
【現時点での興行収入予想】 8億円前半(2週目8億円台、OP時7億円後半)
【公開規模】 先週280スクリーン(先週比±0スクリーン)
トータルでは6.7億円半ばとなっている。
1週間の伸びは1.9億円弱程度だろうか。
評価もいまひとつのところがあり、高い伸びは期待しにくそうだ。
男性向け映画であり、さらにおっさん向けでもあり、日本では厳しいところがあったかもしれない。

シルベスター・スタローン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年公開「ランボー最後の戦場」トータル9億円台見込み
OP2.1→5.3→7.1→8.1→8.7→8.9
☆07年公開「ロッキー・ザ・ファイナル」トータル7.9億円
OP2.0→4.1→6.4→7.1→7.7→7.8
☆10年公開「エクスペンダブルズ」
OP1.8→4.9→6.8億円→
公開前に『少なくとも、これらと同程度は稼げるはずだ。スターが揃っているので、これらを超える可能性が高い』と書いたが、微妙な結果となりそうだ。
これらとの対比で考えると、「エクスペンダブルズ」の興行収入は8.4~8.6億円となる。
8億円程度となりそうだ。

10億円前後のアクション作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年公開「ラッシュアワー3」トータル9.5億円
金2.2→5.4→7.2→8.2→9.0
☆08年「アイアンマン」トータル9.4億円
OP2.1→5.2→7.0→8.2→8.8→9.1
☆09年「G.I.ジョー」トータル10.5億円
金2.3→6.6→8.5
☆09年「ウルヴァリン」トータル8.9億円
金2.3→4.8→7.3→8.3
☆09年「ウルヴァリン X-MEN ZERO」トータル8.9億円
金2.3→4.8→7.3→8.3
☆09年「イングロリアス・バスターズ」トータル6.5億円
金1.6→3.7→5.0→5.7
☆10年「アイアンマン2」
金3.4→6.9→9.1→10.5→11.2→
☆10年公開「エクスペンダブルズ」
OP1.8→4.9→6.8億円→
これらとの対比で考えると、「エクスペンダブルズ」の興行収入は8.3~9.1億円となる。
伸びても9億円程度となるが、そこまで伸びないだろう。

「エクスペンダブルズ」6.8億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2009>
☆「ウルヴァリン」7.3億円(トータル8.9億円)
☆「マーリー」6.7億円(トータル8.1億円)
☆「7つの贈り物」6.4億円(トータル7.9億円)
<2008>
☆「P.S.アイラヴユー」6.7億円(トータル11.0億円)
☆「アイアンマン」7.0億円(トータル9.4億円)
☆「ランボー最後の戦場」7.1億円(トータル9億円見込み)
「P.S.アイラヴユー」「アイアンマン」以外との対比で考えると、「エクスペンダブルズ」の興行収入は8.2~8.6億円となる。
「ウルヴァリン」対比の8.3億円程度が落ち着きどころか。

マックス9億円、ミニマム8億円程度だろうか。
基本的には男性限定の映画であり、女性層やスタローン世代ではない年配層も期待できず、さすがに伸びはないだろう。
先週8億円台と予想したが、「エクスペンダブルズ」の興行収入は8億円前半と予想したい。
「ロッキー・ザ・ファイナル」トータル7.9億円と同程度なので、この程度でも仕方がないのではないか。
公開前個人予想は12.0億円だったので、期待が高すぎたようだ。
豪華なキャスティングなどの注目度があり、アメリカでもかなりヒットしたため高めに予想しすぎてしまったか。
評価も微妙であり、観る者を選ぶ作品というのも痛い。


動員9位:「SAW ザ・ファイナル 3D」(アスミック)<1週目>
【公開前個人予想】 4.5億円
【現時点での興行収入予想】 3億円台
【公開規模】 103スクリーン(先週比±0スクリーン)
7.0千万円弱(69,751,300円)のオープニングを飾った。
先週『オープニングは3D単価込みで1.1億円程度か。知名度のある作品の最終章なので、コケることはないだろう』と書いたが、イマイチなものとなっている。
3D単価+最終章を踏まえての予想だったが、もはや付いていける者が少なくなっているようだ。

過去のシリーズの興行収入は以下の通り。
☆04年「Ⅰ」トータル不明(公開規模:40館)
OP0.4
☆05年「Ⅱ」トータル5億円(公開規模:67館)
OP0.8→2.1→不明→3.3
☆06年「Ⅲ」トータル不明(公開規模:88館)
OP1.0→2.6→3.7
☆07年「Ⅳ」トータル4.0億円(公開規模:113館)
OP1.0→2.4→3.1→3.6→3.9
☆08年「Ⅴ」トータル不明(公開規模:123館)
金0.9→1.7億円→
☆09年「Ⅵ」トータル不明(公開規模:59館)
金0.5→1.1億円→
☆10年「ザ・ファイナル 3D」
OP0.7億円→
これらとの対比で考えると、「ザ・ファイナル 3D」の興行収入は2.8~4.4億円となる。
それほど伸びがあるタイプの作品とは思えず、伸びても3億円台が落ち着きどころか。
ⅤとⅥと同程度となりそうだが、3D単価なのだから、もっと高くないといけないのではないか。
やはり、シリーズ愛好者ではないと、もはや付いていけないのだろう。

「SAW ザ・ファイナル 3D」と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2009>
☆「そんな彼なら捨てちゃえば?」0.7億円(トータル4.6億円)
☆「レボリューショナリー・ロード」0.8億円(トータル3.8億円)
☆「トワイライト~初恋~」0.7億円(トータル3.5億円)
<2008>
☆「最後の初恋」0.7億円(トータル4.5億円)
☆「ミスト」0.8億円(トータル3.6億円)
これらとの対比で考えると、「SAW ザ・ファイナル 3D」の興行収入は3.2~4.6億円となる。
伸びはなさそうだが、最終章ということである程度の需要も少しはあるだろう。
「SAW ザ・ファイナル 3D」の興行収入は3億円台と予想したい。
公開前個人予想は4.5億円だったので、やや高すぎた。
3D単価を踏まえたつもりだったが、新規参入者を期待できず、ここ数年の作品は面白いとも思えないので付いていける者も減少しているのかもしれない。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

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