ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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国内映画興行収入ランキング(3月4週目その2)

7位:「ライアーゲーム -再生-」(東宝・フジテレビ)<4週目>
【公開前個人予想】 12億円台
【現時点での興行収入予想】 19億円台(OP~2週目17億円台)
【公開規模】 318スクリーン(先週比±0スクリーン)
1.1億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは16.0億円弱となっている。
1週間の伸びは3.4億円弱程度だろうか。
公開前に『ヒロインも代わり、盛り上がりも感じられない』と書いたが、知名度の高さなどはさすがだったようだ。
戸田恵利香から多部未華子へのチェンジが不安だったが、戸田の人気はそこまで高くはないので、あまり影響のないチェンジだったようだ。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆10年「ライアーゲーム」トータル23.6億円
3.9→09.7→祝14.8→17.7→21.0→22.3→22.8
☆12年「ライアーゲーム -再生-」
3.1→08.7→12.6→16.0億円→
これとの対比で考えると、「ライアーゲーム -再生-」の興行収入は21.3億円となる。
果たして、ここまで伸びるだろうか。

参考となりそうな作品は以下のとおり。
☆10年「SP野望篇」トータル36.3億円
5.3→15.3→21.1→25.3→29.3→31.3→32.6
☆11年「SP革命篇」トータル33.3億円
2.9→08.7→15.1→20.6→24.3→26.7→28.5→30.1→31.8
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円
3.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7
☆11年「アンフェア the answer」トータル23.4億円
3.1→10.6→15.6→祝19.1→20.7→21.9→22.5→22.9
☆09年「カイジ 人生逆転ゲーム」トータル22.5億円
祝3日5.3→10.0→14.1→17.2→19.7→20.9→祝21.6→21.9
☆11年「カイジ2~人生奪回ゲーム~」トータル16.1億円
3.5→08.0→11.1→13.4→14.6→15.2→15.5
☆12年「ライアーゲーム -再生-」
3.1→08.7→12.6→16.0億円→
主要作品との対比で考えると、「ライアーゲーム -再生-」の興行収入は19.2~23.0億円となる。
ミニマムでも19億円というところだろうか。

「ライアーゲーム -再生-」16.0億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2011>
☆「モテキ」15.5億円(トータル22.2億円)
☆「神様のカルテ」14.4億円(トータル18.9億円)
☆「アンダルシア」13.5億円(トータル18.8億円)
☆「カイジ2」13.4億円(トータル16.1億円)
☆「太平洋の奇跡」13.3億円(トータル15.7億円)
これらとの対比で考えると、「ライアーゲーム -再生-」の興行収入は18.9~22.9億円となる。
『春休みシーズンに突入するのが悩ましいが、それほど大きくは伸びまい。「神様のカルテ」は超えないはずだ』と考えていたが、やはり知名度を活かして伸びそうだ。
20億円を超えるかどうかが焦点となり、ギリギリ超えない程度が落ち着きどころか。
「ライアーゲーム -再生-」の興行収入は先週に引き続き19億円台と予想したい。
2週目まで17億円台と予想していたが、予想以上に伸びている。
公開前個人予想は12億円台だったので、ハズレとなりそうだ。
キャスト一新という戦略が上手くいかないと考えたが、東宝の戦略に狂いはなかったようだ。
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テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(3月4週目その1)

1位:「映画ドラえもん のび太と奇跡の島~アニマル アドベンチャー~」(東宝・テレビ朝日)<4週目>
【公開前個人予想】 29億円台
【現時点での興行収入予想】 30億円台
【配給会社期待値等】 興収30億円突破に向け好スタートを切った
【公開規模】 359スクリーン(先週比±0スクリーン)
2.4億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは20.4億円となっている。
1週間の伸びは5.9億円程度となっている。
平日にはほとんど稼げていないという状況だったが、祝日や春休みの影響もあり、20億円を突破している。
例年よりも動きはいい。
リメイクではない新作は当たるようだ。
公開前に『今回は新作と思われるので、去年よりもヒットするだろう』と書いたとおりとなりそうだ。

「映画ドラえもん」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆00年「のび太の太陽王伝説」 トータル30.5億円
☆01年「のび太と翼の勇者たち」トータル30.0億円
☆02年「のび太とロボット王国」トータル23.1億円
☆03年「のび太とふしぎ風使い」トータル25.4億円
☆04年「のび太のワンニャン時空伝」トータル30.5億円
☆05年 なし
☆06年「のび太の恐竜2006」トータル32.8億円
4.3→09.0→12.7→18.0→25.9→30.3→31.5
☆07年「のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い」トータル35.4億円
5.6→10.5→17.3→26.1→32.1→33.3→33.8
☆08年「のび太と緑の巨人伝」トータル33.7億円
5.2→09.5→15.3→22.8→30.1→31.7→32.2→32.3
☆09年「新・のび太の宇宙開拓史」トータル24.5億円
3.7→07.0→11.1→15.9→21.7→23.0→23.3→23.5
☆10年「のび太の人魚大海戦」トータル31.6億円
5.5→09.7→13.7→20.2→27.7→29.9→30.3→30.5
☆11年「新・のび太と鉄人兵団」トータル24.6億円
4.5→06.9→09.3→13.6→19.6→22.3→22.8→23.1
☆12年「のび太と奇跡の島」
5.5→10.7→14.5→20.4億円→
平成10年と同じような動きとなっている。
11年を除く07年以降の作品との対比で考えると、今年の興行収入は27.7~31.9億円となる。
今年はさすがに30億円を突破しそうだ。
先週に引き続き、今年の興行収入は30億円台と予想したい。
去年のコナンが31.5億円なので、これを超えられるかが注目となる。
公開前個人予想は29億円台だったので、微妙なところとなりそうだ。
リメイクが当たらないと考えれば、今年がヒットするのは分かるはずだ。


3位:「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」(ワーナー)<3週目>
【公開前個人予想】 18億円台
【現時点での興行収入予想】 18億円台
【公開規模】 463スクリーン(先週比-1スクリーン)
1.6億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは12.5億円となっている。
1週間の伸びは4.6億円弱程度だろうか。
10億円を楽に突破した。
公開前に『目新しさがあった前作を超えるような気配はないが、近い興行収入となりそうだ』と書いたとおりになりそうだ。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆10年公開「シャーロック・ホームズ」トータル21.6億円
金4.1→10.0→14.6→18.1→20.1→21.1
☆12年公開「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」
OP3.0→07.9→12.5億円→
これとの対比で考えると、本作の興行収入は18.5億円となる。

以下の作品がライバルとなるか。
☆10年公開「ナイト&デイ」トータル23.1億円
先3日6.8→11.9→16.0→18.8→20.9→22.0→22.5→22.8
☆10年公開「ソルト」トータル20.5億円
OP3.6→09.3→14.6→17.4→18.8→19.2→19.7
☆11年公開「三銃士 王妃の首飾りと~」トータル19.5億円
金3.7→10.1→13.4→15.8→17.8→18.7→19.0
☆11年公開「ツーリスト」トータル18.7億円
OP3.1→7.5→10.1→12.6→15.4→16.7→17.6→18.1
☆10年公開「シャッターアイランド」トータル17.0億円
金3.4→8.3→11.0→13.3→15.4→16.0
☆12年公開「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」
OP3.0→7.9→12.5億円→
これとの対比で考えると、本作の興行収入は17.6~23.1億円となる。
祝日の影響もあり、伸びている。
今後もファミリーでも楽しめられる知名度の高い題材のアクションなので伸びていくだろう。
「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」の興行収入は先週に引き続き18億円台と予想したい。
今年公開された洋画作品のナンバーワンである「TIME タイム」の3週目12.5億円半ばとほぼ並んでいる。

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『ヒューゴの不思議な発明』レビュー

◆評  価   8.5点
◆おススメ度  A(映画ファンならば見るべき)

鑑賞前は、子ども向けの3Dファンタジー作品と思っていたが、実際は大人向けの映画愛に溢れたマーティン・スコセッシ流のファンタジー作品だった。
逆に、子どもが見て、本作を面白く感じるかは微妙なところだが、子ども向けのファンタジーではない心地よい裏切りに酔いしれた。
さすがは映画愛に溢れるマーティン・スコセッシ監督だ。
前々から、マーティン・スコセッシ監督が古い映画のフィルムを保存する活動を行っていることを知っていたので、その活動と重ねてみると本作に対する想いの深さをよりいっそう感じることができる。

鑑賞前は、マーティン・スコセッシと3Dが全く結びつかなかったが、初期の映画の歴史を最先端の3Dで描くということに意味があるのだろう。
映画に関する技術自体は大きく進化していることを描きつつも、映画に対する精神や愛情はほとんど変わっていないことを描いている。

子どもの頃に見た映画の話を父親から聞いていた子ども、その映画を見て育った大人、その映画を作った老人の三代の世代が一本の映画を通して、結ばれるという夢のある設定には感動させられる。
映画に無駄なキャストがいないように、現実に生きる者にもそれぞれの役割があるという落としどころも泣かせる。
映画愛ゆえに心を閉ざした老人を少年と周囲の者が救い、父親を亡くして心を閉ざした少年を老人と周囲の者が救っている。
彼らだけではなくて、老カップル、鉄道保安官と花屋のカップルも何かを通して、お互いにお互いを支え合っている。

映画愛だけではなくて、きちんと戦争に対する意識も描かれている。
戦争により心を傷つき、肉体を傷つき、戦争による犠牲は本人だけではなくて、肉親にも影を落としている。
映画を心から楽しめられる時代に対する想いが込められている。

アカデミー賞で撮影賞、美術賞に選ばれたのも納得のデキ。
冒頭の駅のシーンから、ヒューゴが時計塔の中を動き回るまでのシーンまでを一気に撮影しているカメラワークが美しく、全体的にカメラの動きは凝っている。
駅を中心とした古いパリらしい雰囲気、時計塔の中や機械人形の凝った動きも美しく、当然美術賞に値する。
視覚効果賞、音響編集賞、録音賞にも選ばれているが、こちらについてはさすがにチョット分からない。

ストーリー自体には面白みはなく、特別な動きもない。
一行でまとめれば、落ちぶれた映画監督に過去に撮った映画フィルムを見せるだけだ。
ヒューゴが不思議な発明するわけでもなく、ヒューゴと少女が不思議な冒険をするわけでもない。
ストーリー自体には面白みはないが、そのようなことももっと大切であり根源的な映画への愛に溢れた作品であり、映画への想いがこもった傑作であるということには間違いないだろう。

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

全米映画興行収入(3月第4週目)

1位となったのは新作の「ハンガー・ゲーム」。
155.0百万ドルというとてつもないオープニングを飾った。
「ハリポタ最終作」「ダークナイト」に次ぐ歴代3位のオープニングらしい。
製作費78百万ドルを一瞬で回収した。
公開前に『1億ドルを超えるオープニングと言われているが、どうなるだろうか』と書いたように、半信半疑なところはあったが、楽に超えてきた。
アメリカ版「バトル・ロワイヤル」と言われているアクションアドベンチャー作品。
監督は、03年「シービスケット」(トータル120百万ドル)のゲイリー・ロス。
主演は、「ウィンターズ・ボーン」「X-MEN」ジェニファー・ローレンス。
ジョシュ・ハッチャーソン、エリザベス・バンクス、スタンリー・トゥッチ、ウディ・ハレルソンなどが出演している。

以下の作品が参考となるだろう。
☆11年「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」トータル381百万ドル
OP169→274→319→343→357→366
☆11年「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」トータル352百万ドル
先163(OP98)→261→303→326→338→344
☆11年「トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン1」トータル281百万ドル
OP138→221→247→259→266→270
☆11年「ハングオーバー!!」トータル254百万ドル
先118(OP86)→186→216→233→244→248
☆12年「ハンガー・ゲーム」
OP155百万ドル→
先行がない作品との対比で考えると、「ハンガー・ゲーム」の興行収入は316~349百万ドルとなる。
評価は恐ろしく高いので、伸びがあるのではないか。
話題が話題が呼びそうなので、「ハンガー・ゲーム」の興行収入は3億5千万ドル前後と予想したい。


2位は2週目の「21 Jump Street」。
トータルでは71百万ドルとなっている。
製作費42百万ドルはあっさりと回収した。
公開前に『この手の作品はヒットしそうだ』と書いたとおりとなりそうだ。
ジョナ・ヒル、チャニング・テイタム主演のアクションコメディ。
監督は「くもりときどきミートボール」(トータル125百万ドル)のフィル・ロード、クリストファー・ミラー。

アクションコメディならば、以下の作品がライバルとなる。
☆08年「ゲットスマート」トータル130百万ドル
OP39→77→98→112→120
☆10年「デート&ナイト」トータル98百万ドル
OP25→49→63→74→81
☆10年「ナイト&デイ」トータル76百万ドル
先27(OP20)→46→62→69→73
☆12年「21 Jump Street」
OP36→71百万ドル→
これらとの対比で考えると、「21 Jump Street」の興行収入は117~142百万ドルとなる。
評価はかなり高いので、伸びはあるだろう。
「21 Jump Street」の興行収入は先週に引き続き1億3千万ドル台と予想したい。
続編の話もあるらしい。
ジョナ・ヒルは売れているようだ。


3位は4週目の「Dr. Seuss' The Lorax」。
トータルでは177百万ドルとなっている。
製作費7千万ドルをあっさりと回収した。
ユニバーサルの3Dアニメ作品。
公開前に『関連作品の「ホートンふしぎな世界のダレダーレ」を超えない程度に稼ぐだろう』と書いたが、予想をはるかに超えてきた。
監督は12年「怪盗グルーの月泥棒」(トータル252百万ドル)のクリス・ルノー。

関連作品は以下のとおり。
☆08年「ホートン ふしぎな世界のダレダーレ」トータル155百万ドル
OP45→086→118→131→140→144→148→150
☆12年「Dr. Seuss' The Lorax」
OP70→122→158→177百万ドル→
これとの対比で考えると、「Dr. Seuss' The Lorax」の興行収入は209百万ドルとなる。

ユニバーサルの以下の作品がライバルとなるか。
☆10年「怪盗グルーの月泥棒」トータル252百万ドル
OP56→118→161→190→209→222→231→236→240→244
☆12年「Dr. Seuss' The Lorax」
OP70→122→158→177百万ドル→
これとの対比で考えると、「Dr. Seuss' The Lorax」の興行収入は235百万ドルとなるが、スタートダッシュだけで、「怪盗グルーの月泥棒」の3週目に抜かれてしまった。
「Dr. Seuss' The Lorax」の興行収入は2週目まで2億4千万ドル台と予想していたが、2億ドルを突破できればよさそうだ。
先週に引き続き2億ドル台と予想したい。
評価はそれほど悪くはない程度だが、ある程度の伸びはあるだろう。
去年の「カーズ2」トータル191百万ドル(OP66百万ドル)、「カンフー・パンダ2」トータル165百万ドル(OP48百万ドル)を超えるヒットとなりそうだ。


4位は3週目の「ジョン・カーター」。
トータルでは62百万ドルとなっている。
ディズニーがおくる製作費2億5千万ドルの超大作映画だが、コケ気味となっている。
公開前に『ディズニーによる超大作映画「ジョン・カーター」はやや微妙だが、さすがにそれなりには稼ぐだろう』と書いたとおりとなりそうだ。
エドガー・ライズ・バローズ原作のSFアドベンチャー。
監督は03年「ファインディング・ニモ」、「WALL‐E」のアンドリュー・スタントン。
主演はテイラー・キッチュ。

以下のSF作品やアクション作品に負けそうだ。
☆09年「スター・トレック」トータル258百万ドル
先79→148→185→209→223→232
☆11年「猿の惑星:創世記」トータル176百万ドル
OP55→105→134→149→160→168→172
☆10年「トロン:レガシー」トータル172百万ドル
OP44→087→131→148→157→163→167
☆11年「インモータルズ‐神々の戦い‐」トータル84百万ドル
OP32→053→069→076→080
☆12年「ジョン・カーター」
OP30→053→062百万ドル→
これらとの対比で考えると、「ジョン・カーター」の興行収入は75~86百万ドルとなる。
せめて1億ドルは突破したかったところだが、伸びもなさそうだ。
評価は高いが、「ジョン・カーター」の興行収入は7千万ドルと下方修正したい。
先週まで9千万ドル台と予想したが、完全にコケたため、鑑賞しようと思った者にも無視されそうだ。
恐らく壮大なシリーズ作品に手掛けようと考えていただろうが、失敗に終りそうだ。
ディズニーもたまにはこういうこともヤラかすようだ。


5位は5週目の「Act of Valor」。
トータルでは66百万ドルとなっている。
製作費12百万ドルをあっさりと回収している。
監督はあまり実績のないMike McCoy、Scott Waugh。
アメリカ海軍を描いたミリタリーアクション・サスペンス作品。
アメリカ海軍も協力している本格的な作品のようだ。

以下の軍を描いた作品が一応参考となるか。
☆07年「キングダム/見えざる敵」トータル48百万ドル
OP17→32→40→44→46→47
☆11年「世界侵略:ロサンゼルス決戦」トータル84百万ドル
OP36→61→73→79→81→82
☆12年「Act of Valor」
OP24→45→56→62→66百万ドル→
これらとの対比で考えると「Act of Valor」の興行収入は67~68百万ドルとなる。
「Act of Valor」の興行収入は先週に引き続き6千万ドル台と予想したい。
評価はそれほど悪くはない程度であり、高い伸びはないだろう。
制作費を考えると、この程度でも十分なヒットではないか。


6位は4週目の「Project X」。
トータル52百万ドルとなっている。
公開前に『「Project X」は「ハングオーバー」ほどではないが、そこそこのヒットとなりそうだ』と書いたが、なんともいえない結果となっている。
「ハングオーバー」のトッド・フィリップスがプロデュースを務めるR指定のコメディ。
「マトリックス」のジョエル・シルヴァーもプロデュースを務めている。
監督は実績のないNima Nourizadeh。
ブレアウィッチ、パラノーマル、クローバーフィールド系の作品だが、ホラーではなくてコメディに応用している。

トッド・フィリップス関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「ハングオーバー」トータル277百万ドル
OP45→105→153→183→205→222→236→247
☆10年「デュー・デート」トータル101百万ドル
OP33→059→072→085→091→095→097→098
☆11年「ハングオーバー!!」トータル254百万ドル
先118→186→216→233→244→248→251→252
☆12年「Project X」
OP21→040→048→052百万ドル→
「デュー・デート」程度には稼ぐと思ったが、厳しそうだ。

以下の作品が参考となるか。
☆08年「クローバーフィールド」トータル80百万ドル
OP40→64→72→076→078→079
☆09年「パラノーマル・アクティビティ」トータル108百万ドル
4週目より拡大33→62→85→97→104
☆10年「パラノーマル・アクティビティ2」トータル85百万ドル
OP41→66→77→82→84
☆11年「パラノーマル・アクティビティ3」トータル104百万ドル
OP53→81→95→101
☆12年「Project X」
OP21→40→48→52百万ドル→
これらとの対比で考えると、「Project X」の興行収入は54~55百万ドルとなる。
「Project X」の興行収入はオープニング時に4千万ドル台と考えたが、ホラー系よりも伸びがありそうだと思い、2週目まで6千万ドル台と予想した。
しかし、やはりそれほど伸びはないようだ。
先週に引き続き、5千万ドル台と予想したい。
評価はそほれど悪くない程度であり、極端に高い伸びはないだろう。
あまり高い興行収入ではないが、恐らく低予算であり、かなりの利益は出そうだ。


7位は3週目の「A Thousand Words」。
トータルでは15百万ドルとなっている。
製作費4千万ドルの回収は不可能だろう。
公開前に『「A Thousand Words」はヒットしないだろう』と書いたとおりとなりそうだ。
エディ・マーフィ主演のコメディドラマ。
監督は「デイブは宇宙船」のブライアン・ロビンス。
コケるのは分かっているので、オープニング時のスクリーン数は1890程度に抑えられているが、いつまで主演をやらせるつもりなのだろうか。

最近のエディ・マーフィ主演作品は以下のとおり。
☆08年「デイブは宇宙船」トータル12百万ドル(製作費6千万ドル)
OP05→09→11→11
☆09年「劇的1週間」トータル16百万ドル(製作費55百万ドル)
OP06→12→14→15
☆11年「ペントハウス」トータル78百万ドル(製作費75百万ドル)
OP24→44→54→65
☆12年「A Thousand Words」
OP06→12→15百万ドル→
「A Thousand Words」の興行収入は先週に引き続き1千万ドル台と予想したい。
評価は良くないので、伸びはもちろんないだろう。


8位となったのは新作の「October Baby」。
1.7百万ドルのオープニングを飾った。
390スクリーンながらランキングしてきた。
中絶を描くドラマであり、宗教関係の作品のようだ。
関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「Fireproof」トータル33百万ドル
OP07→12→17→21→24
☆11年「Courageous」トータル35百万ドル
OP09→16→21→25→28
☆12年「October Baby」
OP02百万ドル→
これらとの対比で考えると、「October Baby」の興行収入は7~9百万ドルとなる。
さすがに1千万ドル未満だろう。
評価は普通程度となっている。


9位は7週目の「Safe House」。
トータルでは123百万ドルとなっている。
製作費85百万ドルを楽に回収している。
公開前に『主演のポテンシャルに近い数字となりそうだ』に書いたとおりとなりそうだが、予想以上に爆発している。
オープニング時に2位だったが、2週目で1位となっていた。
監督はあまり実績のないダニエル・エスピノーサ。
デンゼル・ワシントン、ライアン・レイノルズ主演のアクションサスペンス。
ヴェラ・ファーミガなどが出演している。

デンゼル・ワシントン主演作の興行収入は以下の通り。
☆01年「トレーニングデイ」トータル77百万ドル
OP23→43→57→65→70→73
☆02年「ジョンQ-最後の決断-」トータル72百万ドル
OP20→40→51→59→64→67
☆03年「タイムリミット」トータル41百万ドル
OP16→29→35→38→39→40
☆04年「クライシス・オブ・アメリカ」トータル66百万ドル
OP20→38→48→55→59→62
☆04年「マイ・ボディガード」トータル78百万ドル
OP23→44→56→64→69→73
☆06年「インサイド・マン」トータル89百万ドル
OP29→53→66→75→81→84
☆06年「デジャヴ」トータル64百万ドル
先29→44→53→58→60→62
☆07年「アメリカン・ギャングスター」トータル130百万ドル
OP44→80→101→116→122→126→128
☆09年「サブウェイ123 激突」トータル65百万ドル
OP23→44→53→59→61→63
☆10年「ザ・ウォーカー」トータル95百万ドル
OP33→61→75→82→88→91
☆10年「アンストッパブル」トータル82百万ドル
OP23→42→60→69→74→77
☆12年「Safe House」
OP40→78→98→108→116→120→123百万ドル→
6~9千万ドルが標準となる。
近12年間の間で「アメリカン・ギャングスター」に次ぐ2番目に高い数字となっている。
なぜ急に爆発したのだろうか。
善い人キャラのデンゼル・ワシントンが、今回は悪役らしいからか。
「アメリカン・ギャングスター」との対比で考えると、「Safe House」の興行収入は125百万ドルとなる。
「Safe House」の興行収入は1億2千万ドル台と予想したい。
評価は高いので多少は伸びたが、3週目まで1億4千万ドル台、5週目まで1億3千万ドル台と予想したものの、さすがにそこまでは伸びなかった。
オープニング時に1億2千万ドルと予想したので、そのままでも良かった。
とりあえずは「アメリカン・ギャングスター」を超えるかどうかが注目となる。
デンゼル・ワシントン主演作品の興行収入は安定しており、このようなヒット作品も生まれるので、高いギャラをもらっているのだろう。


10位は7週目の「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」。
トータルでは97百万ドルとなっている。
製作費79百万ドルを回収している。
公開前に『主演のポテンシャルに近い数字となりそうだ』に書いたとおりとなりそうだが、思ったよりも粘っている。

監督は10年「キャッツ&ドッグス」(トータル44百万ドル)のブラッド・ペイトン。
主演はドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)、マイケル・ケイン、ジョシュ・ハッチャーソン、ヴァネッサ・ハジェンズ。
実写3Dがまだ一般的ではなかった頃に3D映画として公開されたファミリーアドベンチャー作品の続編。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆08年「センター・オブ・ジ・アース」トータル102百万ドル
OP21→44→60→73→82→88→92→95
☆12年「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」
OP27→53→77→85→91→95→97百万ドル→
前作の主演はブレンダン・フレイザー。
前作は3Dが注目を集めて比較的伸びたため、本作は伸びないと思っていたのに伸びている。
やはりファミリー作品は手強い。
前作を超えることはできるだろうか。
これとの対比で考えると、「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」の興行収入は108百万ドルとなる。

ドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)主演映画の興行収入は以下の通り。
☆07年「ゲーム・プラン」トータル91百万ドル
OP23→43→59→69→77→82→85→87
☆09年「ウィッチマウンテン」トータル67百万ドル
OP24→44→53→58→62→64→64→65
☆10年「妖精ファイター」トータル60百万ドル
OP14→26→34→42→50→54→56→57
☆10年「Faster」トータル23百万ドル
先12→18→21→23
☆12年「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」
OP27→53→77→85→91→95→97百万ドル→
ファミリー向け作品では6千万ドルが標準となるか。
「Faster」以外の作品との対比で考えると、「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」の興行収入は102~104百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くない程度なので高い伸びはないと思ったが、ファミリー作品らしく評価とは関係なく伸びそうだ。
「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」の興行収入は2週目まで8千万ドル台と予想していたが、先週に引き続き、前作を超える1億1千万ドル台と予想したいところだが、そこまでも伸びそうもない。
1億ドル台が落ち着きどころか。
制作費を回収できれば、とりあえず合格と思ったが、ここまでヒットしたので当然続編という話も出てきている。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆ファンタジー作品「タイタンの逆襲」
☆ファンタジー作品「Mirror Mirror」
「タイタンの逆襲」は「ハンガー・ゲーム」の余波を受けてコケそうだ。
ジュリア・ロバーツ、リリー・コリンズ主演、ターセム・シンが手掛けるバージョンの白雪姫作品も微妙な気がするが、大コケもないだろう。

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国内映画興行収入ランキング(3月3週目その2)

9位:「ヒューゴの不思議な発明」(パラマウント)<3週目>
【公開前個人予想】 21億円台
【現時点での興行収入予想】 11億円台(OP~2週目14~15億円)
【公開規模】 508スクリーン(先週比±0スクリーン)
6.8千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは7.2億円弱となっている。
1週間の伸びは1.7億円弱程度だろうか。
思ったよりも勢いがない。
公開前に『アカデミー賞での有力候補になった作品であり、品質は保証されている。ファミリー向け作品であり、ファミリーの動員は期待できる。マーティン・スコセッシ監督作品であり、年配層の動員も期待できる。そうそう低い予想はしにくい』と書いたが、動きがパッとしない。
ファンタジー系ならば有名俳優が出演していなくてもヒットするはずではないか。

ファミリー系のファンタジー映画は以下のとおり。
☆07年公開「ナイトミュージアム」トータル35.7億円
先6.0→14.7→23.4→29.6→32.2→33.8→35.2
☆08年公開「ライラの冒険 黄金の羅針盤」トータル37.5億円
先8.2→15.4→20.2→24.7→28.2→31.1→32.5(※数字疑義あり)
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆09年公開「ナイトミュージアム2」トータル20.5億円
水8.2→13.9→17.5→19.3→20.0
☆11年公開「ナルニア国物語/第3章」トータル26.8億円
金5.4→12.5→15.7→17.9→20.7→23.9→25.6
☆11年公開「三銃士 王妃の首飾りと~」トータル19.5億円
金3.7→10.1→13.4→15.8→17.8→18.7→19.0
☆11年公開「ガリバー旅行記」トータル15.6億円
金2.8→5.9→9.3→14.1→15.0→15.4
☆12年「ヒューゴの不思議な発明」
木2.8→5.5→7.2億円→
主要作品との対比で考えると、「ヒューゴの不思議な発明」の興行収入は10.5~12.3億円となる。
どんなに伸びても12億円台のような気がする。
10億円はなんとか突破するのではないか。
さすがにある程度の伸びはあるだろう。

「ヒューゴの不思議な発明」7.2億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2011>
☆「ソーシャル・ネットワーク」7.9億円(トータル14.2億円)
☆「アンストッパブル」8.7億円(トータル10.8億円)
☆「マネーボール」6.5億円(トータル8.9億円)
これらとの対比で考えると、「ヒューゴの不思議な発明」の興行収入は8.9~12.9億円となる。
『10億円程度の動きでもあるが、春休みシーズンでもあり、伸びは期待できる作品』と書いてきたが、そろそろ現実を見たほうがいいかもしれない。
「ヒューゴの不思議な発明」の興行収入は先週まで14~15億円と予想していたが、11億円台と下方修正したい。
公開前個人予想は21億円台だったので、相当高すぎたか。
期待が高かった作品であり、条件もよかったので、低い予想はできないだろう。


13位:「TIME/タイム」(20世紀フォックス)<5週目>
【公開前個人予想】 4億円台
【現時点での興行収入予想】17億円後半(3~417億円台、2週目16億円台、OP時12億円台)
【公開規模】 277スクリーン(先週比-136スクリーン)
3.9千万円を週末に稼ぎ、トータルでは16.6億円半ばとなっている。
1週間の伸びは1.5億円程度だろうか。
15億円を突破する大ヒットとなっている。
ヒットがヒットを呼び込むパターンに陥ったか。
「ドラゴン・タトゥーの女」を超えるヒットとなり、今年公開された洋画作品のトップとなっている。

それにしても、ジャスティン・ティンバーレイク、アマンダ・セイフライド主演作品であり、日本での知名度は高くない。
監督は傑作「ガタカ」のアンドリュー・ニコルであるが、こちらも知名度があるとは思えない。
テーマは確かに面白そうだが、面白いテーマのSF作品が日本でヒットしないこともよくある。
しかも、本作は派手なSFアクションではなく、比較的地味目な作品だ。
ファミリー層が動くとは思えない。
篠田麻里子の影響力がここまであるとも思えない。
アメリカでもトータル38百万ドルしか稼いでいない作品。
去年公開された「ミッション:8ミニッツ」トータル4.6億円、「アジャストメント」トータル4.5億円辺りと同程度と考えて不思議はない作品。
アメリカでは「ミッション:8ミニッツ」はトータル55百万ドル、「アジャストメント」はトータル62百万ドルを稼いでいる。

参考となりそうなSF作品の興行収入は以下のとおり。
☆05年「アイランド」トータル13.6億円
OP2.0→5.6→8.2→10.5→12.6
☆06年「トゥモロー・ワールド」トータル10.0億円
OP1.6→3.0→4.1
☆07年「デジャヴ」トータル8.9億円
OP1.6→4.6→6.5→7.6→8.4→8.7
☆08年「イーグル・アイ」トータル12.2億円
OP2.5→6.4→10.0→11.6
☆09年「ノウイング」トータル10.2億円
金2.9→6.1→8.2→9.3→9.8
☆11年「猿の惑星」トータル24.2億円
4日7.3→13.1→17.8→20.6→22.6
☆12年「TIME/タイム」
金3.5→8.8→12.5→15.1→16.7億円→
主要作品との対比で考えると、「TIME/タイム」の興行収入は17.4~18.0億円となる。
17億円台が落ち着きどころか。

「TIME/タイム」16.7億円と同程度の5週目興行収入作品は以下のとおり。
<2011>
☆「三銃士」17.8億円(トータル19.5億円)
☆「ツーリスト」15.4億円(トータル18.7億円)
☆「SUPER8」16.1億円(トータル17.2億円)
これらとの対比で考えると、「TIME/タイム」の興行収入は17.8~20.3億円となる。
評判が良いとは思えないが、ある程度伸びてはいくだろう。
「TIME/タイム」の興行収入は先週に引き続き17億円台と予想したいところだが、17億円後半が落ち着きどころか。
オープニング時には低めの12億円台、2週目は16億円台と予想したが、やはり想像以上に伸びてしまった。
公開前個人予想は4億円台だったので、大ハズレとなる。
どう頑張っても、この作品が10億円を超えるという発想がでてこない。


14位:「おかえり、はやぶさ」(松竹)<2週目>
【公開前個人予想】 7~8億円
【現時点での興行収入予想】 1~2億円
【公開規模】 459スクリーン(先週比-4スクリーン)
2.2千万円を週末に稼ぎ、トータルでは8.7千万円半ばとなっている。
1週間の伸びは5.3千万円程度だろうか。
公開前に『この題材は大ヒットはしないはずだ。しかし、本作はファミリー向け作品なので、これら(他の会社のはやぶさ映画)よりもヒットするだろうか』と書いたが、逆に完全に無視されてしまった。
この規模でこの結果は記憶がないほど酷い。
松竹の関係者は青ざめているのではないか。
79スクリーン程度の「ヒミズ」の2週目が9.4千万円弱、72スクリーン程度の「アフロ田中」の2週目が8.9千万円半ばである。
しかも、本作は3D単価である。

過去のはやぶさ映画は以下のとおり。
☆11年「はやぶさ/HAYABUSA」トータル5.0億円(20世紀フォックス版)
OP1.0→2.5→3.7→4.4
☆12年「はやぶさ 遥かなる帰還」7億円台見込み(東映版)
OP1.3→3.3→4.9→5.8
☆12年「おかえり、はやぶさ」
OP0.3→0.9億円→
20世紀フォックス版がマシに見える。
これらとの対比で考えると、本作の興行収入は1.8~1.9億円となる。
ファミリー向けに作られているはずなので、春休みに伸びる可能性はあるが、大きくは伸びるはずがない。
「おかえり、はやぶさ」の興行収入は先週に引き続き1~2億円と予想したい。
映画会社は“はやぶさ”という題材に群がったが、その結果がこれだ。
はやぶさや藤原竜也を押すよりも、もっと宇宙や太陽系や星座を体感・学習できるプラネタリウム感覚やネイチャードキュメントのような展開で押すべきではなかったか。


15位:「ALWAYS 三丁目の夕日'64」(東宝・日本テレビ)<9週目>
【公開前個人予想】 50億円
【現時点での興行収入予想】 34億円台(5~7週目36億円台、3~4週目40億円台、OP~2週目45~46億円)
【配給会社期待値等】シリーズ最高の興収50億円突破に向けてヒットスタートを切った
【公開規模】 323スクリーン(先週比-150スクリーン)
1.5千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは33.0億円半ばとなっている。
1週間の伸びは4.3千万円半ば程度だろうか。
30億円を突破しているが、前作を超えるのは厳しくなってきた。
週毎の動きは以下のとおり。
OP5.6→2週目8.7→3週目6.0→4週目4.6→5週目3.1→6週目2.3→7週目1.4→8週目0.8→9週目0.4億円となっている。
4週目から落ち込みがみられる。

過去のシリーズ作品は以下のとおり。
☆05年「ALWAYS 三丁目の夕日」トータル32.3億円
OP2.2→06.6→11.0→15.6→19.4→22.1→23.5→24.7
☆07年「ALWAYS 続・三丁目の夕日」トータル45.6億円
OP5.5→15.1→21.9→28.7→33.4→36.3→38.2→祝39.8→
☆12年「ALWAYS 三丁目の夕日'64」
OP5.6→14.3→20.3→24.9→28.0→30.4→31.8→32.6→33.1億円→
第一作目は超えた。
前作とほぼ同じオープニングだったが、前作よりも伸びがない。
3D単価であることを考えると痛い。

監督は山崎貴。
過去のシリーズだけではなくて、以下の作品も手掛けている。
☆00年「ジュブナイル」トータル11.0億円
☆02年「リターナー」トータル12.9億円
☆09年「BALLAD 名もなき恋のうた」トータル18.1億円
OP2.3→06.3→09.3→13.6→15.5→祝16.8→17.3→17.7→
☆10年「SPACE BATTLESHIP ヤマト」トータル41.0億円
5日9.4→17.6→22.9→27.0→31.6→祝36.8→38.1→39.1→39.7
☆12年「ALWAYS 三丁目の夕日'64」
OP5.6→14.3→20.3→24.9→28.0→30.4→31.8→32.6→33.1億円→
かなり実績があるようだ。
「ヤマト」との対比で考えると、「ALWAYS 三丁目の夕日'64」の興行収入は34.2億円となる。
この辺りが落ち着きどころか。

「ALWAYS 三丁目の夕日'64」33.1億円と同程度の9週目興行収入作品は以下のとおり。
<2011>
☆「ステキな金縛り」39.4億円(トータル42.8億円)
☆「GANTZ」32.9億円(トータル34.5億円)
これらとの対比で考えると、「ALWAYS 三丁目の夕日'64」の興行収入は34.7~36.0億円となる。
もはや大きくは伸びないだろう。
「ALWAYS 三丁目の夕日'64」の興行収入は34億円台と下方修正したい。
先々週まで36億円台と予想していたが、そこまで伸びなかった。
2週目まで45~46億円、4週目まで40億円台と予想していたが、全然伸びなかったことがよく分かる。
公開前個人予想は50億円だったので、かなり高すぎたようだが、人気シリーズだけに期待はせざるを得ない。
そろそろ飽きられつつあるのか。それとも前作が高すぎたのか。3Dが嫌われたのか。
いずれにせよ、今後のシリーズ化に影響しそうだ。


16位:「ドラゴン・タトゥーの女」(ソニー)<6週目>
【公開前個人予想】 15億円台
【現時点での興行収入予想】 12億円後半(2~4週目13億円台、OP時16~17億円)
【公開規模】 87スクリーン(先週比-250スクリーン)
9.2百万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは12.5億円弱となっている。
1週間の伸びは4.5千万円半ば程度だろうか。
10億円はなんとか突破しているが、大きくは伸びなかった。
公開前に『オリジナルを鑑賞済みであり、このハードな内容では大ヒットはしないのではないかという不安はあった』が、やはり予想どおりか。
アカデミー賞主要部門においては、作品賞や監督賞から外れて、主演女優賞程度のノミネートとなったことも痛かったか。
監督の知名度が高いことでカバーして欲しいが、微妙となった。

デビッド・フィンチャー監督作品の興行収入は以下の通り。
☆96年公開「セブン」配給収入26.5億円(※興行収入ではない)
☆00年公開「ファイトクラブ」トータル19.8億円
☆02年公開「パニックルーム」トータル25.0億円
☆07年公開「ゾディアック」トータル4.0億円
☆09年公開「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」トータル24.0億円
OP3.2→10.4→15.0→18.7→20.8→22.3→22.9
☆11年公開「ソーシャル・ネットワーク」トータル14.2億円
OP1.6→05.1→07.9→09.9→11.4→12.4→13.0
☆12年公開「ドラゴン・タトゥーの女」
金2.9→06.5→09.0→11.1→12.0→12.5億円→
これらとの対比で考えると、「ドラゴン・タトゥーの女」の興行収入は13.5~14.3億円となる。
「ソーシャル・ネットワーク」を楽に超えると思ったが、無理だろう。

その他のサスペンス系作品や参考となりそうな映画の興行収入は以下のとおり。
☆09年公開「天使と悪魔」トータル33.5億円
金6.8→15.0→20.6→25.6→28.6→30.4→31.4→32.3
☆09年公開「007/慰めの報酬」トータル19.8億円
先5.9→11.3→14.3→16.6→17.9→18.7
☆09年公開「チェンジリング」トータル12.8億円
金2.3→6.5→9.1→11.0→12.1→12.4
☆10年公開「シャーロック・ホームズ」トータル21.6億円
金4.1→10.0→14.6→18.1→20.1→21.1
☆10年公開「ソルト」トータル20.5億円
OP3.6→9.3→14.6→17.4→18.8→19.2→19.7
☆10年公開「シャッターアイランド」トータル17.0億円
金3.4→8.3→11.0→13.3→15.4→16.0
☆11年公開「ツーリスト」トータル18.7億円
OP3.1→7.5→10.1→12.6→15.4→16.7→17.6→18.1
☆12年公開「ドラゴン・タトゥーの女」
金2.9→6.5→09.0→11.1→12.0→12.5億円→
これらとの対比で考えると、「ドラゴン・タトゥーの女」の興行収入は12.9~14.0億円となる。
「シャッターアイランド」が当面の目標となると思ったが、「チェンジリング」並の動きとなっている。
「チェンジリング」を超えることもないだろう。

「ドラゴン・タトゥーの女」12.5億円と同程度の6週目興行収入作品は以下のとおり。
<2011>
☆「ソーシャル・ネットワーク」12.4億円(トータル14.2億円)
☆「RED」11.9億円(トータル12.2億円)
「RED」との対比で考えると、「ドラゴン・タトゥーの女」の興行収入は12.8億円となる。
スクリーン数も削られたので、もう伸びないだろう。
「ドラゴン・タトゥーの女」の興行収入は12億円後半と下方修正したい。
オープニング時に16~17億円と高めに予想したが、あの内容ではさすがに厳しいだろう。
鑑賞前であり、傑作だという想定で予想していた。
2~4週目まで13億円台と予想したが、そこまでも伸びなかった。
公開前個人予想15億円台はちょっと高いが、悪くはない予想だったようだ。


順位不明:「アンダーワールド 覚醒」(ソニー)<4週目>
【公開前個人予想】 1億円後半
【現時点での興行収入予想】 1億円未満(2週目1億円前半、OP1億円台)
【公開規模】 176スクリーン(先週比-1スクリーン)
1.0百万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは9.7千万円となっている。
1週間の伸びは7.3百万円程度だろうか。
スクリーン数、3D単価を考えると、コケていると言ってもいい。

本シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆03年公開「アンダーワールド」不明
☆06年公開「アンダーワールド:エボリューション」不明
OP0.4→1.1
☆09年公開「アンダーワールド:ビギンズ」不明
OP0.1→0.2→0.3
☆12年公開「アンダーワールド 覚醒」
金0.4→0.7→0.9→1.0億円→
いつも通りといえば、いつも通りか。
「アンダーワールド 覚醒」の興行収入は先々週まで1億円前半と予想したが、1億円を超えるのはかなり微妙となりそうだ。
残り3百万円の上乗せは厳しいのではないか。
1億円未満と下方修正したい。
3Dアクションが1億円も突破しないとは情けない。
公開前個人予想は1億円後半だったので、ちょっと高すぎたかもしれない。
「バイオハザード」となぜここまで違いが生じるのだろうか。


順位不明:「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」(ソニー)<7週目>
【公開前個人予想】 5~6億円
【現時点での興行収入予想】 2億円後半(OP~3週目3億円台)
【公開規模】 1スクリーン(先週比-23スクリーン)
トータルでは2.7億円弱となっている。
1週間の伸びは1.7百万円半ば程度だろうか。
大ヒットはしないとは思ったが、予想以上に低調の結果に終った。
スクリーン数はそれほど多くはないが、コケたといえそうだ。
読んだことはないが、人気漫画の映画化、キャスティングも豪華であり、コケるという発想はあまりなかった。

少なくとも以下の作品程度は稼ぐのではないかと思っていた。
☆09年「おっぱいバレー」トータル5.3億円
OP0.8→2.1→3.2→4.5→4.9
☆10年「ソラニン」トータル5.8億円
OP0.9→2.6→3.5→4.1→4.5
☆10年「BANDAGE」トータル6.0億円
OP1.3→3.0→4.2→5.6→5.7
☆11年「うさぎドロップ」
OP1.0→2.9→4.2→5.1
☆11年「さや侍」トータル6.3億円
OP1.2→3.4→4.7→5.5
☆12年「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」
OP0.6→1.4→2.0→2.3→2.6→2.7→2.7億円→
「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」の興行収入は3週目まで3億円台と予想していたが、先々週に引き続き2億円後半と予想したい。
公開前個人予想は5~6億円だったので、大きくズレた。
クセのある作風なので、一般ウケはしないということだろうか。
もし小栗旬等が出演しなかったら、どうなっていたのだろう。

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気になる映画ニュース(3月第3週目)

☆映画「24」製作延期か
予算の面で折り合いがつかないようだ。
製作サイドは6千万ドルの予算を要求しているが、20世紀フォックスは3千万ドルを提示している。
主役のキーファー・サザーランドのギャラも3~5百万ドルを要求しているが、20世紀フォックスは1~2百万ドルを提示している。
映画「X-ファイル」の失敗に懲りている20世紀フォックスが予算を渋るのは理解できるが、3千万ドル程度ではヒットアクションは作れないだろう。
昨今3千万ドルは低予算映画ともいえるレベルだ。
ギャラも2千万ドル近くもらっている者が多い中で、これほど格安のレベルで交渉しているとは夢にも思わなかった。
いくらヒット作品がないとはいえ、キーファー・サザーランドが可愛そうだ。
予算が折り合わず、キーファーのスケジュールの都合もあるので、このまま企画が流れる可能性が高そうだ。


☆ジャック・ライアンシリーズ製作難航か
アレック・ボールドウィン、ハリソン・フォード、ベン・アフレックが演じたジャック・ライアンシリーズだが、新たにクリス・パインを主役に起用して「若き日のジャック・ライアン」シリーズを展開しようとしていたところだ。
「LOST」で製作総指揮などを務めたジャック・ベンダーに監督を内定していたが、ジャック・ベンダーがスケジュールの都合により監督を降りたようだ。
「スター・トレック」などを抱えるクリス・パインにもスケジュールがあり、監督降板は製作に支障をきたしそうだ。


☆スコセッシ監督の次作が決定
予定通り、「ウォール街狂乱日記/狼と呼ばれた私のヤバすぎる人生」(「The Wolf of Wall Street」)原作の作品となるようだ。
ウォール街が舞台となるようだ。
ディカプリオと5度目のタッグを組む。
スコセッシ監督らしい作品になるのではないか。


☆ディズニーがSF大作映画を製作か
オリジナル原作のSFアドベンチャー大作映画「パラディン」を製作するようだ。
「トロン:レガシー」のプロデューサーが担当するとのことであり、「トロン:レガシー」レベルの可能性もあり、それほど期待しなくてもいいかもしれない。
脚本を仕上げている最中であり、キャスト等はもちろん決まっていない。
ディズニーのSF映画「ジョン・カーター」がイマイチな結果に終りそうであり、企画がスムーズに進むかどうかも今のところよく分からない。


☆ドウェイン・ジョンソンに「センター・オブ・ジ・アース3」へのオファー
第1弾はブレンダン・フレイザーが出演していたが、第2弾はドウェイン・ジョンソンが出演していた。
第2弾のヒットを受けて、ドウェイン・ジョンソンに再オファーしたようだ。
「ワイルド・スピード」のヒットなどの功績もあり、ドウェイン・ジョンソンの株が上がっているような気がする。
プロレス出身の俳優だが、ファミリー作品には特に強い。
なお、ドウェイン・ジョンソンは、ブレット・ラトナー監督の「ヘラクレス」にもオファーされているようだ。


☆「ジュラシック・パーク」の3D版が2013年に公開
2013年7月19日に全米公開される。
ディズニーアニメが成功し、「スターウォーズ」が失敗しており、3Dビジネスが成功するのか失敗するのかまだ分からないところはあるが、本作は3Dらしい作品であり、成功する可能性がありそうだ。
これよりも新作を3Dで見たいものだ。


☆キング原作「ザ・ダーク・タワー」企画が復活
ユニバーサルが製作を断念していた企画だが、ワーナーが引き継ぐようだ。
3本の映画とテレビシリーズで描く壮大なシリーズ。
ヒットの保証がない作品だけに、ユニバーサルが断念するのは無理がない。
ワーナーの博打があたるかどうかが注目となる。
1本目がヒットしなかったら、恐らく次はないだろう。

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国内映画興行収入ランキング(3月3週目その1)

1位:「映画ドラえもん のび太と奇跡の島~アニマル アドベンチャー~」(東宝・テレビ朝日)<3週目>
【公開前個人予想】 29億円台
【現時点での興行収入予想】 30億円台
【配給会社期待値等】 興収30億円突破に向け好スタートを切った
【公開規模】 359スクリーン(先週比±0スクリーン)
2.9億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは14.5億円となっている。
1週間の伸びは3.8億円程度となっている。
平日にはほとんど稼げていないという状況。
しかしながら、例年よりも動きはいい。
リメイクではない新作は当たるようだ。
公開前に『今回は新作と思われるので、去年よりもヒットするだろう』と書いたとおりとなりそうだ。

「映画ドラえもん」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆00年「のび太の太陽王伝説」 トータル30.5億円
☆01年「のび太と翼の勇者たち」トータル30.0億円
☆02年「のび太とロボット王国」トータル23.1億円
☆03年「のび太とふしぎ風使い」トータル25.4億円
☆04年「のび太のワンニャン時空伝」トータル30.5億円
☆05年 なし
☆06年「のび太の恐竜2006」トータル32.8億円
4.3→09.0→12.7→18.0→25.9→30.3→31.5
☆07年「のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い」トータル35.4億円
5.6→10.5→17.3→26.1→32.1→33.3→33.8
☆08年「のび太と緑の巨人伝」トータル33.7億円
5.2→09.5→15.3→22.8→30.1→31.7→32.2→32.3
☆09年「新・のび太の宇宙開拓史」トータル24.5億円
3.7→07.0→11.1→15.9→21.7→23.0→23.3→23.5
☆10年「のび太の人魚大海戦」トータル31.6億円
5.5→09.7→13.7→20.2→27.7→29.9→30.3→30.5
☆11年「新・のび太と鉄人兵団」トータル24.6億円
4.5→06.9→09.3→13.6→19.6→22.3→22.8→23.1
☆12年「のび太と奇跡の島」
5.5→10.7→14.5億円→
平成10年と同じような出足だったが、伸びが良い。
11年を除く07年以降の作品との対比で考えると、今年の興行収入は29.7~33.4億円となる。
今年は30億円を突破しそうだが、まだ強気にはなれない。
先週に引き続き、今年の興行収入は30億円台のままにしておきたい。
去年のコナンが31.5億円なので、これを超えられるかが注目となる。
公開前個人予想は29億円台だったので、微妙なところとなりそうだ。
リメイクが当たらないと考えれば、今年がヒットするのは分かるはずだ。


4位:「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」(ワーナー)<2週目>
【公開前個人予想】 18億円台
【現時点での興行収入予想】 18億円台
【公開規模】 464スクリーン(先週比±0スクリーン)
1.9億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは7.9億円半ばとなっている。
1週間の伸びは4.9億円程度だろうか。
公開前に『目新しさがあった前作を超えるような気配はないが、近い興行収入となりそうだ』と書いたとおりになりそうだ。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆10年公開「シャーロック・ホームズ」トータル21.6億円
金4.1→10.0→14.6→18.1→20.1→21.1
☆12年公開「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」
OP3.0→07.9億円→
これとの対比で考えると、本作の興行収入は17.1億円となる。

以下の作品がライバルとなるか。
☆10年公開「ナイト&デイ」トータル23.1億円
先3日6.8→11.9→16.0→18.8→20.9→22.0→22.5→22.8
☆10年公開「ソルト」トータル20.5億円
OP3.6→9.3→14.6→17.4→18.8→19.2→19.7
☆11年公開「三銃士 王妃の首飾りと~」トータル19.5億円
金3.7→10.1→13.4→15.8→17.8→18.7→19.0
☆11年公開「ツーリスト」トータル18.7億円
OP3.1→7.5→10.1→12.6→15.4→16.7→17.6→18.1
☆10年公開「シャッターアイランド」トータル17.0億円
金3.4→8.3→11.0→13.3→15.4→16.0
☆12年公開「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」
OP3.0→7.9億円→
これとの対比で考えると、本作の興行収入は15.3~19.7億円となる。
やや伸びが足りないところはあるが、ファミリーでも楽しめられる知名度の高い題材のアクションなので伸びていくだろう。
「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」の興行収入は先週に引き続き18億円台と予想したい。
「TIME タイム」の2週目8.7億円半ばよりも低いという状況だが、逆転できるだろうか。


6位:「ライアーゲーム -再生-」(東宝・フジテレビ)<3週目>
【公開前個人予想】 12億円台
【現時点での興行収入予想】 19億円台(OP~2週目17億円台)
【公開規模】 318スクリーン(先週比±0スクリーン)
1.6億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは12.6億円弱となっている。
1週間の伸びは3.9億円弱程度だろうか。
公開前に『ヒロインも代わり、盛り上がりも感じられない』と書いたが、知名度の高さなどはさすがだったようだ。
戸田恵利香から多部未華子へのチェンジが不安だったが、戸田の人気はそこまで高くはないので、あまり影響のないチェンジだったようだ。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆10年「ライアーゲーム」トータル23.6億円
3.9→09.7→祝14.8→17.7→21.0→22.3→22.8
☆12年「ライアーゲーム -再生-」
3.1→08.7→12.6億円→
これとの対比で考えると、「ライアーゲーム -再生-」の興行収入は20.1億円となる。
果たして、ここまで伸びるだろうか。

参考となりそうな作品は以下のとおり。
☆10年「SP 野望篇」トータル36.3億円
5.3→15.3→21.1→25.3→29.3→31.3→32.6
☆11年「SP革命篇」トータル33.3億円
2.9→08.7→15.1→20.6→24.3→26.7→28.5→30.1→31.8
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円
3.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7
☆11年「アンフェア the answer」トータル23.4億円
3.1→10.6→15.6→祝19.1→20.7→21.9→22.5→22.9
☆09年「カイジ 人生逆転ゲーム」トータル22.5億円
祝3日5.3→10.0→14.1→17.2→19.7→20.9→祝21.6→21.9
☆11年「カイジ2~人生奪回ゲーム~」トータル16.1億円
3.5→08.0→11.1→13.4→14.6→15.2→15.5
☆12年「ライアーゲーム -再生-」
3.1→08.7→12.6億円→
主要作品との対比で考えると、「ライアーゲーム -再生-」の興行収入は18.3~21.7億円となる。
マックスで21億円というところだろうか。

「ライアーゲーム -再生-」12.6億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2011>
☆「モテキ」祝13.1億円(トータル22.2億円)
☆「神様のカルテ」11.8億円(トータル18.9億円)
☆「カイジ2」11.1億円(トータル16.1億円)
☆「太平洋の奇跡」11.3億円(トータル15.7億円)
これらとの対比で考えると、「ライアーゲーム -再生-」の興行収入は17.5~21.4億円となる。
『春休みシーズンに突入するのが悩ましいが、それほど大きくは伸びまい。「神様のカルテ」は超えないはずだ』と考えていたが、やはり知名度を活かして伸びそうだ。
先週まで17億円台と予想していたが、もはや逆らっても仕方がない。
20億円を超えるかどうかが焦点となり、ギリギリ超えない程度が落ち着きどころか。
「ライアーゲーム -再生-」の興行収入は19億円台と上方修正したい。
公開前個人予想は12億円台だったので、ハズレとなりそうだ。
キャスト一新という戦略が上手くいかないと考えたが、東宝の戦略に狂いはなかったようだ。

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全米映画興行収入(3月第3週目)

1位となったのは新作の「21 Jump Street」。
36.3百万ドルという高いオープニングを飾った。
製作費42百万ドルはあっさりと回収できそうだ。
公開前に『この手の作品はヒットしそうだ』と書いたとおりとなりそうだ。
ジョナ・ヒル、チャニング・テイタム主演のアクションコメディ。
監督は「くもりときどきミートボール」(トータル125百万ドル)のフィル・ロード、クリストファー・ミラー。

アクションコメディならば、以下の作品がライバルとなる。
☆08年「ゲットスマート」トータル130百万ドル
OP39→77→98→112→120
☆10年「デート&ナイト」トータル98百万ドル
OP25→49→63→74→81
☆10年「ナイト&デイ」トータル76百万ドル
先27(OP20)→46→62→69→73
☆12年「21 Jump Street」
OP36百万ドル→
これらとの対比で考えると、「21 Jump Street」の興行収入は120~141百万ドルとなる。
評価は高いので、伸びはあるだろう。
「21 Jump Street」の興行収入は1億3千万ドル台と予想したい。
ジョナ・ヒルは売れている。


2位は3週目の「Dr. Seuss' The Lorax」。
トータルでは158百万ドルとなっている。
製作費7千万ドルをあっさりと回収した。
ユニバーサルの3Dアニメ作品。
公開前に『関連作品の「ホートンふしぎな世界のダレダーレ」を超えない程度に稼ぐだろう』と書いたが、予想をはるかに超えてきた。
監督は12年「怪盗グルーの月泥棒」(トータル252百万ドル)のクリス・ルノー。

関連作品は以下のとおり。
☆08年「ホートン ふしぎな世界のダレダーレ」トータル155百万ドル
OP45→086→118→131→140→144→148→150
☆12年「Dr. Seuss' The Lorax」
OP70→122→158百万ドル→
これとの対比で考えると、「Dr. Seuss' The Lorax」の興行収入は208百万ドルとなる。

ユニバーサルの以下の作品がライバルとなるか。
☆10年「怪盗グルーの月泥棒」トータル252百万ドル
OP56→118→161→190→209→222→231→236→240→244
☆12年「Dr. Seuss' The Lorax」
OP70→122→158百万ドル→
これとの対比で考えると、「Dr. Seuss' The Lorax」の興行収入は247百万ドルとなるが、スタートダッシュだけで、「怪盗グルーの月泥棒」の3週目に抜かれてしまった。
「Dr. Seuss' The Lorax」の興行収入は先週まで2億4千万ドル台と予想していたが、2億ドルを突破できればよさそうだ。
2億ドル台と下方修正したい。
評価はそれほど悪くはない程度だが、ある程度の伸びはあるだろう。
去年の「カーズ2」トータル191百万ドル(OP66百万ドル)、「カンフー・パンダ2」トータル165百万ドル(OP48百万ドル)を超えるヒットとなりそうだ。


3位は2週目の「ジョン・カーター」。
トータルでは53百万ドルとなっている。
ディズニーがおくる製作費2億5千万ドルの超大作映画だが、コケ気味となっている。
公開前に『ディズニーによる超大作映画「ジョン・カーター」はやや微妙だが、さすがにそれなりには稼ぐだろう』と書いたとおりとなりそうだ。
エドガー・ライズ・バローズ原作のSFアドベンチャー。
監督は03年「ファインディング・ニモ」、「WALL‐E」のアンドリュー・スタントン。
主演はテイラー・キッチュ。

以下のSF作品やアクション作品に負けそうだ。
☆09年「スター・トレック」トータル258百万ドル
先79→148→185→209→223→232
☆11年「猿の惑星:創世記」トータル176百万ドル
OP55→105→134→149→160→168→172
☆10年「トロン:レガシー」トータル172百万ドル
OP44→087→131→148→157→163→167
☆11年「インモータルズ‐神々の戦い‐」トータル84百万ドル
OP32→053→069→076→080
☆12年「ジョン・カーター」
OP30→053百万ドル→
これらとの対比で考えると、「ジョン・カーター」の興行収入は84~105百万ドルとなる。
1億ドルは突破したいところだが、伸びもなさそうだ。
評価は高いが、「ジョン・カーター」の興行収入は先週に引き続き9千万ドル台と予想したい。
恐らく壮大なシリーズ作品に手掛けようと考えていただろうが、失敗に終りそうだ。


4位は3週目の「Project X」。
トータル48百万ドルとなっている。
公開前に『「Project X」は「ハングオーバー」ほどではないが、そこそこのヒットとなりそうだ』と書いたが、なんともいえない結果となっている。
「ハングオーバー」のトッド・フィリップスがプロデュースを務めるR指定のコメディ。
「マトリックス」のジョエル・シルヴァーもプロデュースを務めている。
監督は実績のないNima Nourizadeh。
ブレアウィッチ、パラノーマル、クローバーフィールド系の作品だが、ホラーではなくてコメディに応用している。

トッド・フィリップス関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「ハングオーバー」トータル277百万ドル
OP45→105→153→183→205→222→236→247
☆10年「デュー・デート」トータル101百万ドル
OP33→059→072→085→091→095→097→098
☆11年「ハングオーバー!!」トータル254百万ドル
先118→186→216→233→244→248→251→252
☆12年「Project X」
OP21→040→048百万ドル→
「デュー・デート」程度には稼ぐと思ったが、厳しそうだ。

以下の作品が参考となるか。
☆08年「クローバーフィールド」トータル80百万ドル
OP40→64→72→076→078→079
☆09年「パラノーマル・アクティビティ」トータル108百万ドル
4週目より拡大33→62→85→97→104
☆10年「パラノーマル・アクティビティ2」トータル85百万ドル
OP41→66→77→82→84
☆11年「パラノーマル・アクティビティ3」トータル104百万ドル
OP53→81→95→101
☆12年「Project X」
OP21→40→48百万ドル→
これらとの対比で考えると、「Project X」の興行収入は53~53百万ドルとなる。
「Project X」の興行収入はオープニング時に4千万ドル台と考えたが、ホラー系よりも伸びがありそうだと思い先週まで6千万ドル台と予想した。
しかし、やはりそれほど伸びはないようだ。
5千万ドル台となりそうだ。
評価はそほれど悪くない程度であり、極端に高い伸びはないだろう。
あまり高い興行収入ではないが、恐らく低予算であり、かなりの利益は出そうだ。


5位は4週目の「Act of Valor」。
トータルでは62百万ドルとなっている。
製作費12百万ドルをあっさりと回収している。
監督はあまり実績のないMike McCoy、Scott Waugh。
アメリカ海軍を描いたミリタリーアクション・サスペンス作品。
アメリカ海軍も協力している本格的な作品のようだ。

以下の軍を描いた作品が一応参考となるか。
☆07年「キングダム/見えざる敵」トータル48百万ドル
OP17→32→40→44→46→47
☆11年「世界侵略:ロサンゼルス決戦」トータル84百万ドル
OP36→61→73→79→81→82
☆12年「Act of Valor」
OP24→45→56→62百万ドル→
これらとの対比で考えると「Act of Valor」の興行収入は66~68百万ドルとなる。
「Act of Valor」の興行収入は先週に引き続き6千万ドル台と予想したい。
評価はそれほど悪くはない程度であり、高い伸びはないだろう。
制作費を考えると、この程度でも十分なヒットではないか。


6位は2週目の「A Thousand Words」。
トータルでは12百万ドルとなっている。
製作費4千万ドルの回収は不可能だろう。
公開前に『「A Thousand Words」はヒットしないだろう』と書いたとおりとなりそうだ。
エディ・マーフィ主演のコメディドラマ。
監督は「デイブは宇宙船」のブライアン・ロビンス。
コケるのは分かっているので、スクリーン数は1890程度に抑えられているが、いつまで主演をやらせるつもりなのだろうか。

最近のエディ・マーフィ主演作品は以下のとおり。
☆08年「デイブは宇宙船」トータル12百万ドル(製作費6千万ドル)
OP05→09→11→11
☆09年「劇的1週間」トータル16百万ドル(製作費55百万ドル)
OP06→12→14→15
☆11年「ペントハウス」トータル78百万ドル(製作費75百万ドル)
OP24→44→54→65
☆12年「A Thousand Words」
OP06→12百万ドル→
「A Thousand Words」の興行収入は先週に引き続き1千万ドル台と予想したい。
評価は良くないので、伸びはもちろんないだろう。


7位は6週目の「Safe House」。
トータルでは120百万ドルとなっている。
製作費85百万ドルを楽に回収している。
公開前に『主演のポテンシャルに近い数字となりそうだ』に書いたとおりとなりそうだが、予想以上に爆発している。
オープニング時に2位だったが、2週目で1位となっていた。
監督はあまり実績のないダニエル・エスピノーサ。
デンゼル・ワシントン、ライアン・レイノルズ主演のアクションサスペンス。
ヴェラ・ファーミガなどが出演している。

デンゼル・ワシントン主演作の興行収入は以下の通り。
☆01年「トレーニングデイ」トータル77百万ドル
OP23→43→57→65→70→73
☆02年「ジョンQ-最後の決断-」トータル72百万ドル
OP20→40→51→59→64→67
☆03年「タイムリミット」トータル41百万ドル
OP16→29→35→38→39→40
☆04年「クライシス・オブ・アメリカ」トータル66百万ドル
OP20→38→48→55→59→62
☆04年「マイ・ボディガード」トータル78百万ドル
OP23→44→56→64→69→73
☆06年「インサイド・マン」トータル89百万ドル
OP29→53→66→75→81→84
☆06年「デジャヴ」トータル64百万ドル
先29→44→53→58→60→62
☆07年「アメリカン・ギャングスター」トータル130百万ドル
OP44→80→101→116→122→126
☆09年「サブウェイ123 激突」トータル65百万ドル
OP23→44→53→59→61→63
☆10年「ザ・ウォーカー」トータル95百万ドル
OP33→61→75→82→88→91
☆10年「アンストッパブル」トータル82百万ドル
OP23→42→60→69→74→77
☆12年「Safe House」
OP40→78→98→108→116→120百万ドル→
6~9千万ドルが標準となる。
近12年間の間で「アメリカン・ギャングスター」に次ぐ2番目に高い数字となっている。
なぜ急に爆発したのだろうか。
善い人キャラのデンゼル・ワシントンが、今回は悪役らしいからか。
これらとの対比で考えると、「Safe House」の興行収入は123~129百万ドルとなる。
「トレーニングデイ」対比で考えると127百万ドルとなる。
評価は高いので、多少伸びそうだが、1億3千万ドル台までは伸びないか。
「Safe House」の興行収入は先週まで1億3千万ドル台と予想していたが、1億2千万ドル台に下方修正したい。
3週目まで1億4千万ドル台と予想したが、さすがにそこまでは伸びなかった。
オープニング時に1億2千万ドルと予想したので、そのままでも良かった。
とりあえずは「アメリカン・ギャングスター」を超えるかどうかが注目となる。
デンゼル・ワシントン主演作品の興行収入は安定しており、このようなヒット作品も生まれるので、高いギャラをもらっているのだろう。


8位は6週目の「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」。
トータルでは95百万ドルとなっている。
製作費79百万ドルを回収している。
公開前に『主演のポテンシャルに近い数字となりそうだ』に書いたとおりとなりそうだが、思ったよりも粘っている。

監督は10年「キャッツ&ドッグス」(トータル44百万ドル)のブラッド・ペイトン。
主演はドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)、マイケル・ケイン、ジョシュ・ハッチャーソン、ヴァネッサ・ハジェンズ。
実写3Dがまだ一般的ではなかった頃に3D映画として公開されたファミリーアドベンチャー作品の続編。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆08年「センター・オブ・ジ・アース」トータル102百万ドル
OP21→44→60→73→82→88
☆12年「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」
OP27→53→77→85→91→95百万ドル→
前作の主演はブレンダン・フレイザー。
前作は3Dが注目を集めて比較的伸びたため、本作は伸びないと思っていたのに伸びている。
やはりファミリー作品は手強い。
前作を超えることはできるだろうか。
これとの対比で考えると、「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」の興行収入は110百万ドルとなる。

ドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)主演映画の興行収入は以下の通り。
☆07年「ゲーム・プラン」トータル91百万ドル
OP23→43→59→69→77→82
☆09年「ウィッチマウンテン」トータル67百万ドル
OP24→44→53→58→62→64
☆10年「妖精ファイター」トータル60百万ドル
OP14→26→34→42→50→54
☆10年「Faster」トータル23百万ドル
先12→18→21→23
☆12年「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」
OP27→53→77→85→91→95百万ドル→
ファミリー向け作品では6千万ドルが標準となるか。
「Faster」以外の作品との対比で考えると、「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」の興行収入は99~106百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くない程度なので高い伸びはないと思ったが、ファミリー作品らしく評価とは関係なく伸びそうだ。
「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」の興行収入は2週目まで8千万ドル台と予想していたが、先週に引き続き、前作を超える1億1千万ドル台と予想したい。
制作費を回収できれば、とりあえず合格となると思ったが、ここまでヒットすると続編の可能性も出てきそうだ。


9位となったのは新作の「Casa De Mi Padre」。
2.2百万ドルのオープニングを飾った。
382スクリーンの作品。
ウィル・フェレル、ガエル・ガルシア・ベルナル、ディエゴ・ルナ主演のコメディ。
メキシコが舞台となるようだ。
スクリーン数が拡大されるかどうか分からないが、現状のままならば1千万ドル台となるだろう。
評価は普通程度である。


10位は5週目の「Black & White/ブラック & ホワイト」。
トータルでは51百万ドルとなっている。
製作費65百万ドルの回収は難しいか。
公開前に『キャスティングが豪華な「Black & White/ブラック & ホワイト」も大ヒットするのではないか』と書いたが、パッとしない動きとなっている。
マックG監督のアクション作品。
主演はリース・ウィザースプーン、クリス・パイン、トム・ハーディ。
コメディタッチのスパイモノらしい。
スティーヴ・カレル主演の08年「ゲット・スマート」トータル130百万ドル程度のヒット、悪くてもトム・クルーズ主演の10年「ナイト&デイ」トータル76百万ドルを稼げると目論んでいたのではないか。
「チャーリーズ・エンジェル」「ターミネーター4」と微妙な作品を作るマックGの人気がないのか、リース・ウィザースプーンの人気がないのか、はたまた両方が人気がないのか。

リース・ウィザースプーン主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆01年「キューティ・ブロンド」トータル97百万ドル
☆02年「メラニーは行く!」トータル127百万ドル
☆03年「キューティ・ブロンド/ハッピーMAX」トータル90百万ドル
☆04年「悪女」トータル16百万ドル
☆05年「恋人はゴースト」トータル48百万ドル
OP16→30→38→44→46
☆05年「ウォーク・ザ・ライン」トータル120百万ドル
☆07年「Rendition」トータル10百万ドル
☆08年「Four Christmases」トータル120百万ドル
☆10年「幸せの始まりは」トータル30百万ドル
OP07→15→25→28→30
☆11年「Water for Elephants」トータル59百万ドル
OP17→32→42→49→52
☆12年「Black & White/ブラック & ホワイト」
先19→33→41→47→51百万ドル→
コメディ女優だったが、アカデミー賞主演女優賞を受賞後に迷走している。
ついには製作費1億2千万ドルのコメディ作品「幸せの始まりは」も大コケしてしまった。
主要作品との対比で考えると、「Black & White/ブラック & ホワイト」の興行収入は53~58百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くはない程度であり、伸びはないだろう。
「Black & White/ブラック & ホワイト」の興行収入は先週に引き続き5千万ドル台と予想したい。
リース・ウィザースプーンの復活はあるのだろうか。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆アクションアドベンチャー「ハンガー・ゲーム」
1億ドルを超えるオープニングと言われているが、どうなるだろうか。

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『宇宙人ポール』レビュー

◆評  価   7.5点
◆おススメ度  A(ファンはもちろん、それ以外の方にも見て欲しい)

「ショーン・オブ・ザ・デッド」はそれほど好きではないが、「ホット・ファズ」が良かったので、果たしてどちらに出るかが不安だったが、本作は面白かった。
元ネタについては正直よく分からなかった。
もちろん元ネタを知っているほうが楽しめるが、そのようなものは無視してもそれほど問題はないのではないか。
シガニー・ウィーバーが登場しても、「この人誰だっけ?」としばらく分からなかったほどでも十分楽しめる。

軽くヌルいノリでライトな感覚で見られるが、妥協なくしっかりと製作されている点が好感をもてる。
SF、コメディ、ロードムービー、追跡モノとしても楽しめるだけではなくて、友情、恋愛、オタク要素などを盛り込んでおり、軽いテイストの割には中身がずっしりと重い。
また、『ここで笑ってくれ!』と狙いをつけたようなくだらないコメディ満載の作品ではなくて、大声で笑うものではないもののクスリとするような要所要所で質の高い笑いを提供している。

登場する各キャラクターについても全て生き生きとしており、しっかりと形成されている。
主人公2人組も素晴らしいが、やはりポールのキャラクターが素晴らしすぎる。
ちょっと冷めているところはあるが、ユニークで優しく憎めない、愛すべき奴。
ポールと旅をすることによって、それぞれが前向きになっているため、見終わったあとは温かい気持ちになれる。

「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ」を観た者や、サイモン・ペッグ、ニック・フロスト、エドガー・ライトのファンの限定作品となってしまっている点がやや残念だ。
本作のような作品を多くの人に観てもらいたいものだ。
かくいう、自分も鑑賞前はB級コメディ作品だという色メガメでみていたが、やはり映画というものは見て観ないと分からず、映画の深さというものも感じさせる。

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『麒麟の翼』レビュー

◆評  価   7.5点
◆おススメ度  A(さすがは東野圭吾)

原作未読、ドラマ「新参者」も未見。
東野圭吾作品の原作はほとんど読んだことはないが、映像化された映画やドラマは結構見ており、嫌いではないので、鑑賞することとした。
「容疑者Xの献身」のようなストーリーならば、原作やドラマを見ていなくても、問題はないと思ったとおり、特に支障はなかった。
事前にインターネットで登場人物やそのバックボーンを抑えておいたので、なおさら問題なかった。

映画として評価は難しいが、ストーリーについては大満足できる作品に仕上がっている。
さすがは東野圭吾作品だけのことはあり、一つの殺人事件を通して、父と子どもの関係や“真実から目を背けてはいけない”“現実と向き合わなくてはいけない”という強いメッセージを実に見事に織り交ぜて描き出している。
ただ単に、事件の謎を解くだけではなくて、事件の謎を解く過程において、その事件に隠されたテーマを炙り出すという東野圭吾の素晴らしさを体感できた。

個人的に気に入った点は、何組かの関係を並列・対比関係で描かれていることだ。
まずは、三組の親子の関係が並列的に描かれている。
事件を追う加賀刑事と亡くなった父親、殺された被害者とその息子、容疑者とお腹の中にいる子供と恋人との関係が微妙に重なってみえてくる。
家族として近くにいながらも、お互いに何を考えているのか、よく分からない親子・恋人関係。
お互いにお互いのことを強く思っているにも関わらず、素直にお互いの気持ちが交わらない。
将棋・折り鶴・絵馬、不器用な方法でしか伝えることができない、もどかしさが心を打つ。
そのもどかしい方法によって、親が子どもを思う気持ちの強さを感じさせると共に、強いからといってそれほど簡単に通じ合うものではないという難しさをより感じさせる。
また、殺された被害者とその息子の関係だけであれば、特別な親子関係を描いたものにも感じてしまうが、三者の関係を重ねながら描くことによって、特別な親子関係を描いたものではなくて、どの親子関係に当て嵌まる普遍的なメッセージともなった。
さらに、現在の親子関係だけではなくて、将来父親になる者に対してへのメッセージにもなるだろう。

そして、子どもと教師との関係、子どもと父親との関係を対比させて描かれている。
教師も子ども達の将来を考えての行動ではあったが、真実から目を背けることが子ども達の将来を明るく照らすのではなくて、かえって心に影を残して将来が暗く閉ざされてしまっている。
現実を歪曲して隠蔽することによって事を大きくしないことを教えるのではなくて、たとえ間違ったことをしても現実と逃げずに向き合うことの大切さを、命を賭してでも伝えようとする、父親と教師との違いが見事だ。
したがって、本作品においては、教師役は大きな役柄であると思われる。
劇団ひとり自身には罪はないが、彼をこの役柄にキャスティングすることはいかがなものかと思う。
事実を隠蔽するという事柄についても、水泳の事故だけではなくて、真相を語れない被疑者を本事件の犯人として認定しようとする、真相を語れない責任者に労災隠しの張本人としてしまうといった並列関係がみられる。
事実を隠蔽したことにより、娘は自殺未遂をし、恋人は中絶を悩むといった間接的・波及的な悲劇へと繋がっている。

ラストにおいても、加賀刑事、殺された被害者の息子、被疑者の恋人を並列的に描くことによって、それぞれの者の気持ちをより深く、より重く感じることができる。
原作を読んでいないので加賀親子に何があったのかは分からないが、今回の事件を通して加賀自身も自分の父親と向き合うことができたのではないか。
殺された被害者の息子と友人、被疑者の恋人とその生まれてくる子どもも、それぞれが現実と向き合って、前を向いて歩いていける素晴らしいラストであった。
暗くて悲惨な殺人事件を扱いながら、このような前向きな感動作品にしてしまうところが東野圭吾の素晴らしさだ。

「容疑者Xの献身」同様に、東野圭吾作品は主役の存在が“事件”によって目立たなくなる傾向にあるが、今回もやや目立たないところはありながら、加賀と父親の関係を感じさせるものであるため、加賀というキャラクターの深みは増したと思われる。
しかしながら、本事件に対する加賀が感じた“ひっかかり”に対して、観ていても共感しにくいところがあるので、その辺りについては改善の余地があるのかもしれない。
何を思っているのか、何を追っているのか、加賀自身もよく分かっていなかったのかもしれないが、“被疑者が人を殺すはずがない”という直感または確信のようなものを観客にも感じ取れるようになっていればよかった。
真犯人が別にいるということを、あまりオープンにすることも興ざめとなるところはあるので、バランスが難しいところではあるが、加賀の気持ちをもっと感じ取りたかったところだ。

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『永遠の僕たち』レビュー

◆評  価   6.5点
◆おススメ度  B+(日本人好みの映画)

鑑賞前は訳の分からない映画かなというイメージがあったが、それほど悪くはなかったという感想。
重いテーマを扱っているが、重くなりすぎず、お涙頂戴の感動モノでもなくて、ライトに前向きに仕上げている。
がっちりとした型に嵌めず、イメージだけのふわふわとした雰囲気や、鼻に付くがおしゃれなセンスも悪くはない。

愛する両親の死を体験しながらも、さよならを言えなかった少年が、再び愛する者との別れに直面しながら、人の死というものにきちんと向き合うことができるようになる、前向きな作品となっている。
「グッド・ウィルハンティング」を彷彿とさせる、ラストの笑顔もよく、暗いシーンであるにも関わらず、少女の望みどおり晴れやかな気持ちにさせてくれる点は評価できるはずだ。

死に直面した少女にとっても、愛する者との初めての出会いにより、“鳥の歌声になぞらえた”ように生の喜びを噛み締めながら、前向きに死を迎えたようになっている。
最後に迎えにきてくれる加瀬亮も良いキャラクターになっている。
彼も愛する者に別れを言えなかった存在であり、彼らとの出会いにより、“お国のために死を厭わずに特攻した”という気持ちではなくて、本当の自分自身にようやく向き合えたのではないか。

加瀬亮は流暢な英語を駆使しており、違和感がないナチュラルな演技をしていた。
難しい役柄でありながら、苛立ちや不満や悲しみや喜びなど、存在感を十分発揮していたのではないか。
死者への敬意やお辞儀といった“ストーリー上のキー”についても味わい深くなった。

アメリカではあまり評判の良くなかった作品らしいが、加瀬亮の存在はもちろん、特攻や切腹など日本的なものが描かれているだけではなくて、雰囲気やセンスは日本人には合うテイストだと思われる。

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『アニマル・キングダム』レビュー

◆評  価   6.5点
◆おススメ度  B(好きな人には好きな映画)

確かに凄い映画ではあるが、ギリギリとした感覚があまりに凄すぎて気持ちは良くない映画。
本作品の世界に入り込むことを生理的に避けたため、評価を高くはしにくい。
一般向けではなくて、好き嫌いが別れるタイプの作品であろう。
感情をむき出しの応酬ではなくて、出演者それぞれが何を考えているのか分からない、クール過ぎる冷血・冷酷な仕上げは玄人好みの映画といえる。

実話をベースにした作品らしく、犯罪者が破滅していく姿や警察との攻防、犯罪者の弱肉強食的な世界がリアルに描かれている。
自分の周りで起きている世界は壮絶ではあるが、母親が麻薬でぶっ倒れてもクイズ番組を見たり、事件に巻き込まれても命を狙われても淡々としている、ある意味で鈍感な主人公のラストにおける内面的な変化が見事といえるかもしれない。
映画としてのインパクトが大きいだけではなくて、草食系のでくのぼうが、肉食系の獣に変えてしまうほど、恋人に対する想いも伝わってくる。
しかし、ライオンを殺したとしてもライオンにはならないだろう。
彼の居場所は家庭にも警察にもどこにも無くなってしまったが、伯父の代わりに犯罪者グループの王になるというわけではないと思いたい。
犯罪者の一味とは異なるクールで鈍感な彼だから、自分の世界を切り開くのではないか。

見終わっても、オーストラリア映画ということを知らなかった。
ずっとアメリカが舞台だと思って鑑賞していた。
フィクションではあるが、実話をベースとしており、オーストラリアの犯罪事情や強権的な警察の捜査手法などにはやや驚かされる。

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『人生はビギナーズ』レビュー

◆評  価   6.5点
◆おススメ度  B+(期待とは異なる作品)

鑑賞前は、ゲイを告白した死を迎えつつある父親と息子との感動モノというイメージがあったが、ややスタイリッシュなオシャレ映画のような仕上りとなっている。

ストーリーというストーリーもなく、正直言って、よく分からないところがある作品ではあるが、観終わった後は優しい気持ちや前向きな気持ちになれる作品なので、その点は評価できる。
感情表現がストレートで豊かな点が、そのように感じる理由なのかもしれない。
また、その描き方についても繊細であり、喜びも哀しみも紙一重で表裏一体なもののような描き方をしている。

父親と息子を対比させて描いているようだ。
75歳を超えた父親は自分の殻を破り、ゲイを告白し、人生を謳歌し、死を迎えるまで愛に生きようとしている。
30代後半の息子は自分の殻を破りたいと思いながらも、殻を破れずに足踏みを続けている。
突然フランス人女性と別れるシーンがあるが、対比的に考えると息子の“破局”というものは必然的であり、その“破局”を経た後に、父親の影響により、よりを戻すということもストーリー的に必然的である。
自分の殻を破るためには“破局”というイベントは必要であるが、その描き方はあまり良くなかったものの、具体的に描く必要もないということも理解できる。

ストーリーがシンプルでイメージ的なところもあり、現実のシーンと、生前の父親とのシーン、母親との少年期の回想をかなりシャッフルして描かれている。
内容があまりない分、シャッフルした方が、面白い効果が生じたとは思われる。

全体としては、それほど悪くは無いが、観る者を選ぶ作品になったと思われる。
監督の気持ちが入りすぎているためか、主人公の気持ちにシンクロするのはなかなか難しかった。

クリストファー・プラマーの演技は賞レースで絶賛されているとおり、ナチュラルで良い演技と思われる。

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『ベルセルク 黄金時代篇Ⅰ 覇王の卵』レビュー

◆評  価   6.0点
◆おススメ度  B(ベルセルクファンは見ても見なくてもいい)

ベルセルクのコアなファンというわけではなく、単行本を一読した程度。
最近のほとんど進まない展開にはうんざりとしているが、“蝕”までの序盤の世界観は好みである。
それほど期待もしていなかったが、本シリーズとは付き合いが長いので、とりあえず参加しておくかという軽い気持ちでみた。
公開前は80分という短さから、しっかりとしたものは作られていないのではないかという懸念はあったが、それなりに濃厚な80分間に仕上がっている。
起承転結の“起”で終ってしまったような仕上りではあるので、中途半端さは否めないが、ある程度の満足は得られた。
コアなファンには物足りないと思われるが、浅いファンには十分なものとなっている。
かなりの駆け足ではあるが、ただの総集編にはならないように、ガッツとグリフィスの“友情”を中心に何とかまとめられている。

“夢”という目的のために生きるグリフィスと、目的もなく戦場でただ剣を振っているだけのガッツ、二人の出会いから、二人の関係に亀裂が入るまでに絞ってイメージ的に描かれている。
ガッツとグリフィスの関係は“友情”のように見えるが、真の意味では“友情”とはいえないという落としどころは印象的だ。
グリフィスにとっては、ガッツは自分の夢を叶えるための、かけがえのないただの使える手駒に過ぎない。
ガッツにとってはようやく自分の居場所を見つけたと思っていたが、それが自分の居場所や夢や生きる目的ではないという残酷な仕打ちには心を打たれる。
キャスカとの関係はあまり深く触れずに次回以降に持ち越しのようだ。

肝心の戦闘シーンに関しては、多少端折ってもよいが、対ゾッド戦辺りはメインイベントとして丁寧に描いてもよかったかもしれない。
これも端折ると、全体的に重みが無くなる。

ストーリー自体は面白いので、楽しめることは楽しむことはできる。
しかし、ベルセルクの世界観を特別に新しいものに再構築するという発想すらなく、過去に築いた世界観をそのまま映像化するというものとなりそうだ。
一度アニメ化しているので、意味や意義のある映画化というものになるかは疑問なところはあるが、それについては次回以降の作品をみて評価するしかない。
今のところは、忘れかけていたストーリーをみて、懐かしく思い出すということになりそうだ。

画像の動きについてはあまり良くはない点は気になるところ。
あまり気にしないタチではあるが、スムーズさを欠いているところが目に付く。
気にする人には耐え難いだろう。

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『おとなのけんか』レビュー

◆評  価   7.0点
◆おススメ度  A(他の映画とは異なる短い映画なので観てもいいだろう)

面白いとは思う。
個人的にも結構笑えた。周囲も相当に爆笑していた。
主演4人の演技・共演・息の合ったタイミングも見事であり、本作のキーアイテムを効果的に用いたオチも適したものとなっている。

やり取り自体は面白いとは思うのだが、見終わった後は何かが残るものがない気がした。
そういう“深さ”のようなものを求めるべきではないのだろうが、大人の口喧嘩やバタバタした騒動が延々と繰り返されるだけというのもいかがなものか。
もう少しヒネリの効いた展開も欲しいが、単純な子ども同士の喧嘩が引き金になり、大人たちの殺し合いが始まるブラックコメディーのような、あまり現実離れした作品を作るよりも、現実的な夫婦の姿を描こうとしているのだろう。

主演の4人が徐々に本性を表して、感情を剥き出しにしていくような面白みは確かにあるが、それぞれの者の本性がほぼ最初から明らかである点がやや引っ掛かるところだ。
最初から存在する不協和音が想定の範囲内に広がるだけのような気がする。
クリストフ・ヴァルツは仕事優先、家族軽視の自己中心的な人間。
ジョン・C・ライリーは空気を読まない無責任のただのオヤジ。
ジョディ・フォスターは社会的意識が高いが、被害者意識も高いヒステリー女。
ケイト・ウィンスレットはゲロという印象しか残っていない。
偽善者を演じていた者が完全に化けの皮を剥がされるというタイプの作品でもなく、一見仲の良い夫婦の危機が完全に暴かれるというタイプの作品でもない。
やり過ぎなところはあるが、あまりやり過ぎないというところが大人の大人たるゆえんなのだろうか。
本作においても、もちろん仲の良さそうな夫婦に亀裂が生じているが、どこの夫婦にもあるような、もともとあるような亀裂であり、今に始まったものでもない。
恐らく、今回の件があっても、二組の夫婦は以前と変わらない生活を今後も続けるだろうと想像できる類のものだ。

したがって、本作を最高の傑作という評価をしにくいが、4人の俳優の豪華なやり取りや、舞台のような狭い空間で繰り広げられる迫力あるやり取りは一見の価値はあると思う。
あまり考えずに4人のやり取りを楽しめばよいだろう。

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『世界最古の洞窟壁画 3D 忘れられた夢の記憶』レビュー

◆評  価   6.0点
◆おススメ度  B+(3Dでは一見の価値はあるが、さすがに眠くはなる)

ヴェルナー・ヘルツォーク監督については「バッド・ルーテナント」を見た程度であり、よくは知らない。
個性的な監督というイメージ。

本作で話題になった洞窟についてはよく知らなかったが、賞レースでのドキュメンタリー部門で比較的評価を受けていたので、鑑賞することとした。
美術展に行くような感覚で行ったが、そういう感覚で行ってもよいだろう。
3D映像で貴重な壁画を見られるので、美術展に行くよりも貴重な体験ができるかもしれない。

美術について、それほど深い知識はないので、偉そうなことはいえないが、本作品に登場する洞窟壁画は素人目からも素晴らしいといえるものだった。
ネアンデルタール人も生きていた頃の、ただ単に恐ろしく古い壁画だからというものではなく、現在の美術絵画と比べても遜色はない。
動物たちの迫力ある動きをリアルに描かれている。
洞窟というデコボコとした壁面であるため、3Dである必要があったと分かる作品だ。
2Dであれば、感動も減少したことだろう。

絵画は素晴らしいが、それだけでは90分間はもたない。
様々なインタビューも確かに興味深かったが、当時の暮らしぶりや現在とは異なる自然や描かれた動物の実態、壁画がどのように描かれたのかなどをもうちょっと膨らませてみてもよかったかもしれない。
本作に登場する洞窟には人々は居住せず、祭事的な役割を果たしていたとのことだが、壁画を描いた者の生き様が伝わってこなかった。
弓や槍などの狩りの仕方などの紹介はあったが、あれではちょっと中途半端だ。

仕事帰りに見るには少々眠くなるところはあるが、壁画が素晴らしいので3Dで体験しておいても損はないだろう。
自宅にてDVDで見る作品ではない。

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国内映画興行収入ランキング(3月2週目その3)

4位:「ヒューゴの不思議な発明」(パラマウント)<2週目>
【公開前個人予想】 21億円台
【現時点での興行収入予想】 14~15億円
【公開規模】 508スクリーン(先週比+53スクリーン)
1.2億円弱を週末に稼ぎ、トータルでは5.5億円となっている。
1週間の伸びは2.7億円弱程度だろうか。
思ったよりも勢いがない。
アカデミー賞での有力候補になった作品であり、品質は保証されている。
ファミリー向け作品であり、ファミリーの動員は期待できる。
マーティン・スコセッシ監督作品であり、年配層の動員も期待できる。
そうそう低い予想はしにくかった。

ファミリー系のファンタジー映画は以下のとおり。
☆07年公開「ナイトミュージアム」トータル35.7億円
先6.0→14.7→23.4→29.6→32.2→33.8→35.2
☆08年公開「ライラの冒険 黄金の羅針盤」トータル37.5億円
先8.2(OP5.5)→15.4→20.2→24.7→28.2→31.1→32.5(※数字疑義あり)
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆09年公開「ナイトミュージアム2」トータル20.5億円
水8.2(OP3.6)→13.9→17.5→19.3→20.0
☆11年公開「ナルニア国物語/第3章」トータル26.8億円
金5.4(OP4.6)→12.5→15.7→17.9→20.7→23.9→25.6
☆11年公開「三銃士 王妃の首飾りと~」トータル19.5億円
金3.7(OP3.0)→10.1→13.4→15.8→17.8→18.7→19.0
☆11年公開「ガリバー旅行記」トータル15.6億円
金2.8(OP2.4)→5.9→9.3→14.1→15.0→15.4
☆12年「ヒューゴの不思議な発明」
木2.8(OP1.8)→5.5億円→
主要作品との対比で考えると、「ヒューゴの不思議な発明」の興行収入は10.4~14.5億円となる。
10億円はなんとか突破するのではないか。
さすがにある程度の伸びはあるだろう。

「ヒューゴの不思議な発明」5.5億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2011>
☆「ガリバー旅行記」5.9億円(トータル15.6億円)
☆「ソーシャル・ネットワーク」5.1億円(トータル14.2億円)
☆「RED」6.2億円(トータル12.2億円)
これらとの対比で考えると、「ヒューゴの不思議な発明」の興行収入は10.8~15.3億円となる。
10億円程度の動きでもあるが、春休みシーズンでもあり、伸びは期待できる作品。
「ヒューゴの不思議な発明」の興行収入は先週に引き続き14~15億円と予想したい。
公開前個人予想は21億円台だったので、高すぎたか。
期待が高かった作品であり、条件もよかったので、低い予想はできないだろう。


5位:「TIME/タイム」(20世紀フォックス)<4週目>
【公開前個人予想】 4億円台
【現時点での興行収入予想】 17億円台(2週目16億円台、OP時12億円台)
【公開規模】 413スクリーン(先週比-1スクリーン)
1.0億円を週末に稼ぎ、トータルでは15.1億円半ばとなっている。
1週間の伸びは2.6億円弱程度だろうか。
ついに15億円を突破してしまい、大ヒットとなっている。
ヒットがヒットを呼び込むパターンに陥ったか。
「ドラゴン・タトゥーの女」を超えるヒットとなりそうだ。

それにしても、ジャスティン・ティンバーレイク、アマンダ・セイフライド主演作品であり、日本での知名度は高くない。
監督は傑作「ガタカ」のアンドリュー・ニコルであるが、こちらも知名度があるとは思えない。
テーマは確かに面白そうだが、面白いテーマのSF作品が日本でヒットしないこともよくある。
しかも、本作は派手なSFアクションではなく、比較的地味目な作品だ。
ファミリー層が動くとは思えない。
篠田麻里子の影響力がここまであるとも思えない。
アメリカでもトータル38百万ドルしか稼いでいない作品。
去年公開された「ミッション:8ミニッツ」トータル4.6億円、「アジャストメント」トータル4.5億円辺りと同程度と考えて不思議はない作品。
アメリカでは「ミッション:8ミニッツ」はトータル55百万ドル、「アジャストメント」はトータル62百万ドルを稼いでいる。

参考となりそうなSF作品の興行収入は以下のとおり。
☆05年「アイランド」トータル13.6億円
OP2.0→5.6→8.2→10.5→12.6
☆06年「トゥモロー・ワールド」トータル10.0億円
OP1.6→3.0→4.1
☆07年「デジャヴ」トータル8.9億円
OP1.6→4.6→6.5→7.6→8.4→8.7
☆08年「イーグル・アイ」トータル12.2億円
OP2.5→6.4→10.0→11.6
☆09年「ノウイング」トータル10.2億円
金2.9→6.1→8.2→9.3→9.8
☆11年「猿の惑星」トータル24.2億円
4日7.3→13.1→17.8→20.6→22.6
☆12年「TIME/タイム」
金3.5→8.8→12.5→15.1億円→
主要作品との対比で考えると、「TIME/タイム」の興行収入は15.9~17.7億円となる。
17億円台辺りが落ち着きどころか。

「TIME/タイム」15.1億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2011>
☆「三銃士」15.8億円(トータル19.5億円)
☆「SUPER8」14.7億円(トータル17.2億円)
☆「ガリバー旅行記」14.1億円(トータル15.6億円)
これらとの対比で考えると、「TIME/タイム」の興行収入は16.7~18.6億円となる。
評判が良いとは思えないが、ある程度伸びてはいくだろう。
「TIME/タイム」の興行収入は先週に引き続き17億円台と予想したい。
オープニング時には低めの12億円台、2週目は16億円台と予想したが、やはり想像以上に伸びてしまった。
公開前個人予想は4億円台だったので、大ハズレとなる。
どう頑張っても、この作品が10億円を超えるという発想がでてこない。

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国内映画興行収入ランキング(3月2週目その2)

1位:「映画ドラえもん のび太と奇跡の島~アニマル アドベンチャー~」(東宝・テレビ朝日)<2週目>
【公開前個人予想】 29億円台
【現時点での興行収入予想】 30億円台
【配給会社期待値等】 興収30億円突破に向け好スタートを切った
【公開規模】 359スクリーン(先週比±0スクリーン)
4.3億円を週末に稼ぎ、トータルでは10.7億円弱となっている。
1週間の伸びは5.1億円半ばとなっている。
平日にはほとんど稼げていないという状況。
しかしながら、例年よりも動きはいい。
リメイクではない新作は当たるようだ。
公開前に『今回は新作と思われるので、去年よりもヒットするだろう』と書いたとおりとなりそうだ。

「映画ドラえもん」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆00年「のび太の太陽王伝説」 トータル30.5億円
☆01年「のび太と翼の勇者たち」トータル30.0億円
☆02年「のび太とロボット王国」トータル23.1億円
☆03年「のび太とふしぎ風使い」トータル25.4億円
☆04年「のび太のワンニャン時空伝」トータル30.5億円
☆05年 なし
☆06年「のび太の恐竜2006」トータル32.8億円
4.3→09.0→12.7→18.0→25.9→30.3→31.5
☆07年「のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い」トータル35.4億円
5.6→10.5→17.3→26.1→32.1→33.3→33.8
☆08年「のび太と緑の巨人伝」トータル33.7億円
5.2→09.5→15.3→22.8→30.1→31.7→32.2→32.3
☆09年「新・のび太の宇宙開拓史」トータル24.5億円
3.7→07.0→11.1→15.9→21.7→23.0→23.3→23.5
☆10年「のび太の人魚大海戦」トータル31.6億円
5.5→09.7→13.7→20.2→27.7→29.9→30.3→30.5
☆11年「新・のび太と鉄人兵団」トータル24.6億円
4.5→06.9→09.3→13.6→19.6→22.3→22.8→23.1
☆12年「のび太と奇跡の島」
5.5→10.7億円→
平成10年と同じような出足だったが、伸びが良い。
07年以降の作品との対比で考えると、今年の興行収入は34.9~38.1億円となる。
今年は30億円を突破しそうだが、現在はライバルに恵まれているので、まだ強気にはなれない。
先週に引き続き、今年の興行収入は30億円台のままにしておきたい。
去年のコナンが31.5億円なので、これを超えられるかが注目となる。
公開前個人予想は29億円台だったので、微妙なところとなりそうだ。
リメイクが当たらないと考えれば、今年がヒットするのは分かるはずだ。


3位:「ライアーゲーム -再生-」(東宝・フジテレビ)<2週目>
【公開前個人予想】 12億円台
【現時点での興行収入予想】 17億円台
【公開規模】 318スクリーン(先週比±0スクリーン)
2.6億円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは8.7億円となっている。
1週間の伸びは5.5億円半ば程度だろうか。
公開前に『ヒロインも代わり、盛り上がりも感じられない』と書いたが、知名度の高さなどはさすがだったようだ。
戸田恵利香から多部未華子へのチェンジが不安だったが、戸田の人気はそこまで高くはないので、あまり影響のないチェンジだったようだ。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆10年「ライアーゲーム」トータル23.6億円
3.9→09.7→祝14.8→17.7→21.0→22.3→22.8
☆12年「ライアーゲーム -再生-」
3.1→08.7億円→
これとの対比で考えると、「ライアーゲーム -再生-」の興行収入は21.2億円となる。
果たして、ここまで伸びるだろうか。

参考となりそうな作品は以下のとおり。
☆10年「SP 野望篇」トータル36.3億円
5.3→15.3→21.1→25.3→29.3→31.3→32.6
☆11年「SP革命篇」トータル33.3億円
2.9→08.7→15.1→20.6→24.3→26.7→28.5→30.1→31.8
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円
3.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7
☆11年「アンフェア the answer」トータル23.4億円
3.1→10.6→15.6→祝19.1→20.7→21.9→22.5→22.9
☆09年「カイジ 人生逆転ゲーム」トータル22.5億円
祝3日5.3→10.0→14.1→17.2→19.7→20.9→祝21.6→21.9
☆11年「カイジ2~人生奪回ゲーム~」トータル16.1億円
3.5→08.0→11.1→13.4→14.6→15.2→15.5
☆12年「ライアーゲーム -再生-」
3.1→08.7億円→
主要作品との対比で考えると、「ライアーゲーム -再生-」の興行収入は17.5~21.1億円となる。
マックスで21億円というところだろうか。

「ライアーゲーム -再生-」8.7億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2011>
☆「モテキ」8.6億円(トータル22.2億円)
☆「神様のカルテ」8.4億円(トータル18.9億円)
☆「カイジ2」8.0億円(トータル16.1億円)
☆「太平洋の奇跡」8.4億円(トータル15.7億円)
これらとの対比で考えると、「ライアーゲーム -再生-」の興行収入は16.3~22.5億円となる。
春休みシーズンに突入するのが悩ましいが、それほど大きくは伸びまい。
「神様のカルテ」は超えないはずだ。
「ライアーゲーム -再生-」の興行収入はとりあえず先週に引き続き17億円台と予想したいが、もうちょっと伸びそうだ。
高い伸びがあるとは思えないが、どうなるだろうか。
公開前個人予想は12億円台だったので、ハズレとなりそうだ。
キャスト一新という戦略が上手くいかないと考えたが、東宝の戦略に狂いはなかったようだ。

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国内映画興行収入ランキング(3月3週目新作予想)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

◎「映画 プリキュアオールスターズ New Stage みらいのともだち」(東映・テレビ朝日)
関連作品の興行収入は以下の通り。
☆05年「ふたりはプリキュア Max Heart」トータル8.5億円
OP1.9→3.5→5.4→7.3→7.8
☆05年「ふたりはプリキュア MaxHeart2」トータル5.7億円
OP1.2→不明→3.1
☆06年「ふたりはプリキュア Splash Star」トータル3.0億円
OP0.56
☆07年「Yes!プリキュア5」トータル8.0億円
OP1.7→3.7→5.6→6.5→7.1
☆08年「Yes!プリキュア5 GoGo!」トータル7.9億円
OP1.6→3.4→4.8→6.2→6.8→7.2
☆09年「オールスターズDX」トータル10.1億円
3日2.4(OP1.4)→5.1→7.6→8.6→9.0
☆09年「フレッシュプリキュア!」トータル8.0億円
OP1.7→3.8→5.1→5.9→6.9→7.2
☆10年「オールスターズDX2」トータル11.5億円
3日3.2(OP2.2)→6.0→9.0→10.3→10.8→10.9
☆10年「ハートキャッチプリキュア!」トータル9.3億円
OP2.4→4.8→6.2→7.2→8.2→8.6→8.8
☆11年「オールスターズDX3」トータル10.2億円
OP1.4→4.1→6.8→8.2→8.8→9.1
☆11年「スイートプリキュア♪」トータル8.8億円
OP2.0→4.8→6.1→7.1→8.0→8.3→8.4
オールスターズ系は10~11億円となっている。
直近の「スイートプリキュア♪」の興行収入が高くはないので、今年の興行収入は9億円台と予想したい。
オープニングは1.7億円程度か。


◎「長ぐつをはいたネコ」(パラマウント)
アメリカではトータル149百万ドルとなっている。

関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆01年公開「シュレック」トータル22.7億円
☆04年公開「シュレック2」トータル25.0億円
OP2.8→8.2→13.1→17.6→20.9→23.1
☆07年公開「シュレック3」トータル15.5億円
OP3.6→7.4→10.6→12.0→13.3→14.2
☆10年公開「シュレック フォーエバー」トータル10.0億円
OP1.2→3.1→05.8→08.3→09.3→09.6
オリジナルは超えないだろう。
ピークから6割減少しているという不人気のシリーズ。
さすがに「シュレック フォーエバー」から6割の減少はないと思われるので、4割程度の減少と考えて、6億円台と予想したい。
オープニングは0.7億円程度か。


◎「僕等がいた 前篇」(東宝)
関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「僕の初恋をキミに捧ぐ」トータル21.5億円
OP2.8→7.8→13.0→16.0→祝18.5→19.5→20.3
☆10年「ハナミズキ」トータル28.3億円
OP4.0→12.8→18.8→22.6→24.9→26.8
☆10年「君に届け」トータル15.3億円
OP2.3→6.2→9.0→11.5→12.9→13.8→14.5
☆11年「パラダイス・キス」トータル13.9億円
OP2.0→5.8→8.8→10.9→12.2→13.1→13.6
見たいという気持ちは1%もないが、このジャンルはコケることはないだろう。
20億超のビッグヒットにはならないとは思うが、「君に届け」辺りは超えてくるか。
「僕等がいた 前篇」の興行収入は17億円台と予想したい。
オープニングは2.4億円程度か。


☆「STAR WARS エピソード1/ファントム・メナス 3D」(20世紀フォックス)
アメリカでは現在43百万ドルと苦戦している。
日本で3D化ビジネスが当たるかは読めないが、人気作品だけにある程度の興行収入となるのではないか。
ちなみに、オリジナル版の配給収入は78.0億円となっている。
倍程度が興行収入となるだろうか。
オリジナルを見た1割でも再来すれば10~15億円という興行収入となる。
「エピソード1」の数字が高すぎるので、「エピソード3/シスの復讐」トータル91.7億円を基準と考えた方がいいだろう。
全く読めないが、90億円×2割×3D加算程度だろうか。
14億円台と予想したい。
前夜祭などがあり、トータルオープニングはよく分からないが、土日のオープニングは2.0億円程度か。


◎「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(GAGA)
日本人受けする題材。特に年配層に受けそうだ。
☆07年公開「マリー・アントワネット」トータル21.0億円
OP2.8→8.3→12.6→15.6→17.8→19.1
☆11年公開「英国王のスピーチ」トータル18.2億円
OP1.0→4.4→6.2→7.4→8.9→10.3→11.3
☆09年公開「チェ 28歳の革命」トータル9.0億円
OP1.4→4.0→5.8→7.2→7.7
歴史上の人物は強い。
さすがに「英国王のスピーチ」を超えるようなビッグヒットにはなるまいが、メリル・ストリープの知名度もあり、10億円を超えてくる可能性はある。
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」の興行収入は12億円台と予想したい。
オープニング3日は2.0億円程度か。

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国内映画興行収入ランキング(3月2週目その1)

動員2位:「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」(ワーナー)<1週目>
【公開前個人予想】 18億円台
【現時点での興行収入予想】 18億円台
【公開規模】 464スクリーン
3.0億円(303,352,950円)のオープニングを飾った。
先週『オープニングは3.0億円程度か』と書いたので、予想が完全に当たった。
公開前に『目新しさがあった前作を超えるような気配はないが、近い興行収入となりそうだ』と書いたとおりになりそうだ。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆10年公開「シャーロック・ホームズ」トータル21.6億円
金4.1(OP3.3)→10.0→14.6→18.1→20.1→21.1
☆12年公開「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」
OP3.0億円→
これとの対比で考えると、本作の興行収入は19.6億円となる。

以下の作品がライバルとなるか。
☆10年公開「ナイト&デイ」トータル23.1億円
先3日6.8→11.9→16.0→18.8→20.9→22.0→22.5→22.8
☆10年公開「ソルト」トータル20.5億円
OP3.6→9.3→14.6→17.4→18.8→19.2→19.7
☆11年公開「三銃士 王妃の首飾りと~」トータル19.5億円
金3.7(OP3.0)→10.1→13.4→15.8→17.8→18.7→19.0
☆11年公開「ツーリスト」トータル18.7億円
OP3.1→7.5→10.1→12.6→15.4→16.7→17.6→18.1
☆10年公開「シャッターアイランド」トータル17.0億円
金3.4(OP2.7)→8.3→11.0→13.3→15.4→16.0
☆12年公開「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」
OP3.0億円→
これとの対比で考えると、本作の興行収入は17.1~19.5億円となる。
予想どおりのオープニングなので、予想どおり「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」の興行収入は18億円台と予想したい。
ファミリーでも楽しめられる作品であり、ある程度の伸びはあるだろう。


動員7位:「おかえり、はやぶさ」(松竹)<1週目>
【公開前個人予想】 7~8億円
【現時点での興行収入予想】 1~2億円
【公開規模】 463スクリーン
3.4千万円半ば(34,568,400円)のオープニングを飾った。
先週『オープニングは1.4億円程度か』と書いたので、トンでもない予想となった。
公開前に『この題材は大ヒットはしないはずだ。しかし、本作はファミリー向け作品なので、これら(他の会社のはやぶさ映画)よりもヒットするだろうか』と書いたが、逆に完全に無視された。
公開のタイミングが悪かったのかもしれないが、この規模でこのオープニングは記憶がないほど酷い。
松竹の関係者は青ざめているのではないか。
79スクリーンの「ヒミズ」のオープニングが3.5千万円、72スクリーンの「アフロ田中」のオープニングが3.3千万円である。
しかも、本作は3D単価である。

過去のはやぶさ映画は以下のとおり。
☆11年「はやぶさ/HAYABUSA」トータル5.0億円(20世紀フォックス版)
OP1.0→2.5→3.7→4.4
☆12年「はやぶさ 遥かなる帰還」7億円台見込み(東映版)
OP1.3→3.3→4.9→5.8
☆12年「おかえり、はやぶさ」
OP0.3億円→
20世紀フォックス版がマシに見える。
これらとの対比で考えると、本作の興行収入は1.5~2.7億円となる。
ファミリー向けに作られているはずなので、春休みに伸びる可能性はあるが、大きくは伸びるはずがない。
「おかえり、はやぶさ」の興行収入は1~2億円と予想したい。
映画会社は“はやぶさ”という題材に群がったが、その結果がこれだ。
はやぶさや藤原竜也を押すよりも、もっと宇宙や太陽系や星座を体感・学習できるプラネタリウム感覚やネイチャードキュメントのような展開で押すべきではなかったか。

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『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』レビュー

◆評  価   6.5点
◆おススメ度  B(楽しめるが、深みのないアクションエンターテイメント作品)

サービス満点の大作には仕上がっているので、つまらなくはない。
ただ、ワーナーが目指すものと自分が勝手に求めているものとの違いというものがあったような気がして、心の底からは楽しめなかった。
ワーナーは、ファミリーでも誰でも楽しめるように、ド派手なアクションや銃撃戦を盛りだくさんにしてエンターテイメント性を重視した作品に仕上げたかったのだろう。
一部のシーンを除いて、目新しさというよりも、既存のヒットアクション作品のレールから外れないような作品作りに徹しているように思えた。
内容的には「キャプテン・アメリカ」とそれほど差がない。
ヒットが確実に求められている作品であり、その方針はスタジオ側として正しいとは分かっているが、モリアーティとの知的かつ高度なゲームや、ホームズとワトソンの軽妙かつ絶妙なやり取りを期待していると、物足りないかもしれない。

本作の目玉であるモリアーティ教授がやはり物足りない。
ジャレッド・ハリスは頑張っており、彼に文句を言うつもりはないが、彼が演じる役柄ではなかったのではないか。
役柄に相応しい大物を起用できればよかったが、スケジュールの関係だろうか。
ホームズのライバルに値する知的さも気品さも残虐さも存在感もなく、小物の中ボスという印象は否めない。
ライバルの存在が大きくなければ、主役も光らないだろう。
そもそもモリアーティが光るような脚本ではなかった。
ホームズが死にかけるシーンも含めて、全体的に取っ手つけたような展開が目立ち、本作の脚本のデキが良くないようだ。

一方、ロバート・ダウニー・Jr.はさすがに存在感を発揮させている。
変装を含めた、とぼけた変人ぷりを演じている。
実際のホームズを知らないので、ホームズらしいかは分からないが、個性は発揮している。
しかしながら、相棒のジュード・ロウは出番が多いものの、どことなく中途半端な存在となっている。
ホームズが変人であるために、マトモなキャラを演じざるを得ないが、キャラに特徴や個性のようなものを付与できていない。
そのため、水と油の関係であるが、切っても切れない仲という関係まで仕上がっていない。
本作のヒロインともいえるノオミ・ラパスもジュード・ロウ同様に存在するだけのキャラとなっている。
彼らを活かすだけの脚本に仕上がっていないことが問題だろう。

演出も全体的に平凡ではあるが、森での銃撃戦だけは打って変わって、ガイ・リッチーらしさが全開となっている。
本来のガイ・リッチーのテイストはこうなのだなと思わせられる。
彼も失敗が許されない大作を任された以上、自分をかなり抑えているのだなと感じさせるくらいにこのシーンだけは弾けまくっている。

ロバート・ダウニー・Jr.の健闘もあり、それなりに楽しめられる映画には仕上がっているが、記憶に残る映画や何度も観たい映画かというと、そのような映画でもないだろう。
スタジオの思惑通りにヒットさせることはできたが、良い題材を上手く活かせていない点は評価しにくい。

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全米映画興行収入(3月第2週目)

1位は2週目の「Dr. Seuss' The Lorax」。
トータルでは122百万ドルとなっている。
製作費7千万ドルをあっさりと回収した。
ユニバーサルの3Dアニメ作品。
公開前に『「Dr. Seuss' The Lorax」も関連作品の「ホートンふしぎな世界のダレダーレ」を超えない程度に稼ぐだろう』と書いたが、予想をはるかに超えてきた。
監督は12年「怪盗グルーの月泥棒」(トータル252百万ドル)のクリス・ルノー。

関連作品は以下のとおり。
☆08年「ホートン ふしぎな世界のダレダーレ」トータル155百万ドル
OP45→086→118→131→140→144→148→150
☆12年「Dr. Seuss' The Lorax」
OP70→122百万ドル→
これとの対比で考えると、「Dr. Seuss' The Lorax」の興行収入は220百万ドルとなる。

ユニバーサルの以下の作品がライバルとなるか。
☆10年「怪盗グルーの月泥棒」トータル252百万ドル
OP56→118→161→190→209→222→231→236→240→244
☆12年「Dr. Seuss' The Lorax」
OP70→122百万ドル→
とりあえずは「Dr. Seuss' The Lorax」の興行収入は先週に引き続き2億4千万ドル台と予想したい。
評価はそれほど悪くはない程度だが、伸びはあるだろう。
去年の「カーズ2」トータル191百万ドル(OP66百万ドル)、「カンフー・パンダ」トータル165百万ドル(OP48百万ドル)を超えるヒットとなりそうだ。


2位となったのは新作「ジョン・カーター」。
30.6百万ドルという微妙なオープニングを飾った。
普通の映画ならば高いオープニングだが、ディズニーがおくる製作費2億5千万ドルの超大作映画。
公開前に『ディズニーによる超大作映画「ジョン・カーター」はやや微妙だが、さすがにそれなりには稼ぐだろう』と書いたとおりとなりそうだ。
エドガー・ライズ・バローズ原作のSFアドベンチャー。
主演はテイラー・キッチュ。

以下のSF作品やアクション作品に負けそうだ。
☆09年「スター・トレック」トータル258百万ドル
先79→148→185→209→223→232
☆11年「猿の惑星:創世記」トータル176百万ドル
OP55→105→134→149→160→168→172
☆10年「トロン:レガシー」トータル172百万ドル
OP44→087→131→148→157→163→167
☆11年「インモータルズ‐神々の戦い‐」トータル84百万ドル
OP32→053→069→076→080
☆12年「ジョン・カーター」
OP31百万ドル→
これらとの対比で考えると、「ジョン・カーター」の興行収入は81~121百万ドルとなる。
1億ドルは突破したいところだが、伸びもなさそうだ。
評価は高いが、「ジョン・カーター」の興行収入は9千万ドル台と予想したい。
恐らく壮大なシリーズ作品に手掛けようと考えていただろうが、失敗に終りそうだ。


3位は2週目の「Project X」。
トータル40百万ドルとなっている。
公開前に『「Project X」は「ハングオーバー」ほどではないが、そこそこのヒットとなりそうだ』と書いたが、なんともいえない結果となっている。
「ハングオーバー」のトッド・フィリップスがプロデュースを務めるR指定のコメディ。
「マトリックス」のジョエル・シルヴァーもプロデュースを務めている。
監督は実績のないNima Nourizadeh。
ブレアウィッチ、パラノーマル、クローバーフィールド系の作品だが、ホラーではなくてコメディに応用している。

トッド・フィリップス関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「ハングオーバー」トータル277百万ドル
OP45→105→153→183→205→222→236→247
☆10年「デュー・デート」トータル101百万ドル
OP33→059→072→085→091→095→097→098
☆11年「ハングオーバー!!」トータル254百万ドル
先118→186→216→233→244→248→251→252
☆12年「Project X」
OP21→40百万ドル→
「デュー・デート」程度には稼ぐと思ったが、厳しそうだ。

以下の作品が参考となるか。
☆08年「クローバーフィールド」トータル80百万ドル
OP40→64→72→076→078→079
☆09年「パラノーマル・アクティビティ」トータル108百万ドル
4週目より拡大33→62→85→97→104
☆10年「パラノーマル・アクティビティ2」トータル85百万ドル
OP41→66→77→82→84
☆11年「パラノーマル・アクティビティ3」トータル104百万ドル
OP53→81→95→101
☆12年「Project X」
OP21→40百万ドル→
これらとの対比で考えると、「Project X」の興行収入は50~51百万ドルとなる。
「Project X」の興行収入は先週4千万ドル台と考えたが、ホラー系よりも伸びがありそうだ。
この手の作品は伸びがないと思って低めに予想したが、6千万ドル台まで上方修正したい。
評価はそほれど悪くない程度であり、極端に高い伸びはないだろう。
あまり高い興行収入ではないが、恐らく低予算であり、かなりの利益は出そうだ。


4位となったのは新作の「Silent House」。
かなり低い7.0百万ドルのオープニングを飾った。
公開前に『「Silent House」は普通』と書いたが、思ったよりも低い出足だ。
評価の高いウルグアイホラーをリメイクした作品のようだ。
監督は04年「オープン・ウォーター」(トータル31百万ドル)のクリス・ケンティス、ローラ・ラウ。

海外だけではなくて、過去の作品、テレビシリーズのリメイクホラーが失敗している。
☆11年「Don't Be Afraid of the Dark」トータル24百万ドル
OP09→17→21→23
☆11年「The Thing」トータル17百万ドル
OP08→14→16→17
☆12年「Silent House」
OP07百万ドル→
リメイクは当たらないようだが、低予算と思われるので、リメイクホラーは今後も量産されるだろう。
これらとの対比で考えると、「Silent House」の興行収入は15~19百万ドルとなる。
1千万ドル台となりそうだ。
評価も普通であり、伸びはないだろう。


5位は3週目の「Act of Valor」。
トータルでは56百万ドルとなっている。
製作費12百万ドルをあっさりと回収している。
監督はあまり実績のないMike McCoy、Scott Waugh。
アメリカ海軍を描いたミリタリーアクション・サスペンス作品。
アメリカ海軍も協力している本格的な作品のようだ。

以下の軍を描いた作品が一応参考となるか。
☆07年「キングダム/見えざる敵」トータル48百万ドル
OP17→32→40→44→46→47
☆11年「世界侵略:ロサンゼルス決戦」トータル84百万ドル
OP36→61→73→79→81→82
☆12年「Act of Valor」
OP24→45→56百万ドル→
これらとの対比で考えると「Act of Valor」の興行収入は64~67百万ドルとなる。
「Act of Valor」の興行収入は先週に引き続き6千万ドル台と予想したい。
評価はそれほど悪くはない程度であり、高い伸びはないだろう。
制作費を考えると、この程度でも十分なヒットではないか。


6位となったのは新作の「A Thousand Words」。
かなり低い6.4百万ドルのオープニングを飾った。
製作費4千万ドルの回収は不可能だろう。
公開前に『「A Thousand Words」はヒットしないだろう』と書いたとおりとなりそうだ。
エディ・マーフィ主演のコメディドラマ。
監督は「デイブは宇宙船」のブライアン・ロビンス。
コケるのは分かっているので、スクリーン数は1890に抑えられているが、いつまで主演をやらせるつもりなのだろうか。

最近のエディ・マーフィ主演作品は以下のとおり。
☆08年「デイブは宇宙船」トータル12百万ドル(製作費6千万ドル)
OP05→09→11→11
☆09年「劇的1週間」トータル16百万ドル(製作費55百万ドル)
OP06→12→14→15
☆11年「ペントハウス」トータル78百万ドル(製作費75百万ドル)
OP24→44→54→65
☆12年「A Thousand Words」
OP06百万ドル→
「A Thousand Words」の興行収入は1千万ドル台となりそうだ。
評価は良くないので、伸びはもちろんないだろう。


7位は5週目の「Safe House」。
トータルでは116百万ドルとなっている。
製作費85百万ドルを楽に回収している。
公開前に『主演のポテンシャルに近い数字となりそうだ』に書いたとおりとなりそうだが、予想以上に爆発している。
オープニング時に2位だったが、2週目で1位となっていた。
監督はあまり実績のないダニエル・エスピノーサ。
デンゼル・ワシントン、ライアン・レイノルズ主演のアクションサスペンス。
ヴェラ・ファーミガなどが出演している。

デンゼル・ワシントン主演作の興行収入は以下の通り。
☆01年「トレーニングデイ」トータル77百万ドル
OP23→43→57→65→70→73
☆02年「ジョンQ-最後の決断-」トータル72百万ドル
OP20→40→51→59→64→67
☆03年「タイムリミット」トータル41百万ドル
OP16→29→35→38→39→40
☆04年「クライシス・オブ・アメリカ」トータル66百万ドル
OP20→38→48→55→59→62
☆04年「マイ・ボディガード」トータル78百万ドル
OP23→44→56→64→69→73
☆06年「インサイド・マン」トータル89百万ドル
OP29→53→66→75→81→84
☆06年「デジャヴ」トータル64百万ドル
先29→44→53→58→60→62
☆07年「アメリカン・ギャングスター」トータル130百万ドル
OP44→80→101→116→122→126
☆09年「サブウェイ123 激突」トータル65百万ドル
OP23→44→53→59→61→63
☆10年「ザ・ウォーカー」トータル95百万ドル
OP33→61→75→82→88→91
☆10年「アンストッパブル」トータル82百万ドル
OP23→42→60→69→74→77
☆12年「Safe House」
OP40→78→98→108→116百万ドル→
6~9千万ドルが標準となる。
近12年間の間で「アメリカン・ギャングスター」に次ぐ2番目に高い数字となっている。
なぜ急に爆発したのだろうか。
善い人キャラのデンゼル・ワシントンが、今回は悪役らしいからか。
これらとの対比で考えると、「Safe House」の興行収入は122~131百万ドルとなる。
「トレーニングデイ」対比で考えると128百万ドルとなる。
評価は高いので、多少伸びそうだ。
「Safe House」の興行収入は先週に引き続き1億3千万ドル台と予想したい。
3週目まで1億4千万ドル台と予想したが、さすがにそこまでは伸びないだろう。
オープニング時に1億2千万ドルと予想したので、そのままでも良かったかもしれない。
とりあえずは「アメリカン・ギャングスター」を超えるかどうかが注目となる。
デンゼル・ワシントン主演作品の興行収入は安定しており、このようなヒット作品も生まれるので、高いギャラをもらっているのだろう。


8位は5週目の「The Vow」。
トータルでは118百万ドルとなっている。
製作費30百万ドルの回収は楽に完了している。
公開前に『女性陣が動けばヒットとなるが、「The Vow」はコケるか』と書いたが、女性陣がしっかりと動いて爆発的なヒットとなった。
本作のポスターのようなものが、あまりにも気持ち悪かったので、ヒットすると予想できなかった。
監督はあまり実績のないMichael Sucsy。
レイチェル・マクアダムス、チャニング・テイタム主演のヒューマンドラマ。
記憶喪失モノのラブストーリーだろうか。

主演どちらかのラブストーリー作品の興行収入は以下のとおり。
☆04年「きみに読む物語」トータル81百万ドル
OP13→29→43→54→62→69
☆09年「きみがぼくを見つけた日」トータル63百万ドル
OP19→37→48→55→59→61
☆10年「親愛なるきみへ」トータル80百万ドル
OP30→54→66→72→77→79
☆12年「The Vow」
OP41→85→103→112→118百万ドル→
「きみに読む物語」以外の作品との対比で考えると、「The Vow」の興行収入は123~126百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くない程度なので、伸びがないと思ったが、予想以上に伸びている。
オープニング時に1億1千万ドルと予想したが、「The Vow」の興行収入は先週に引き続き1億3千万ドル台と予想したい。
この手の泣けるラブストーリーはアメリカでも日本でも強いようだ。


9位は4週目の「Black & White/ブラック & ホワイト」。
トータルでは47百万ドルとなっている。
製作費65百万ドルの回収は難しいか。
公開前に『キャスティングが豪華な「Black & White/ブラック & ホワイト」も大ヒットするのではないか』と書いたが、パッとしない動きとなっている。
マックG監督のアクション作品。
主演はリース・ウィザースプーン、クリス・パイン、トム・ハーディ。
コメディタッチのスパイモノらしい。
スティーヴ・カレル主演の08年「ゲット・スマート」トータル130百万ドル程度のヒット、悪くてもトム・クルーズ主演の10年「ナイト&デイ」トータル76百万ドルを稼げると目論んでいたのではないか。
「チャーリーズ・エンジェル」「ターミネーター4」と微妙な作品を作るマックGの人気がないのか、リース・ウィザースプーンの人気がないのか、はたまた両方が人気がないのか。

リース・ウィザースプーン主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆01年「キューティ・ブロンド」トータル97百万ドル
☆02年「メラニーは行く!」トータル127百万ドル
☆03年「キューティ・ブロンド/ハッピーMAX」トータル90百万ドル
☆04年「悪女」トータル16百万ドル
☆05年「恋人はゴースト」トータル48百万ドル
OP16→30→38→44→46
☆05年「ウォーク・ザ・ライン」トータル120百万ドル
☆07年「Rendition」トータル10百万ドル
☆08年「Four Christmases」トータル120百万ドル
☆10年「幸せの始まりは」トータル30百万ドル
OP07→15→25→28→30
☆11年「Water for Elephants」トータル59百万ドル
OP17→32→42→49→52
☆12年「Black & White/ブラック & ホワイト」
先19→33→41→47百万ドル→
コメディ女優だったが、アカデミー賞主演女優賞を受賞後に迷走している。
ついには製作費1億2千万ドルのコメディ作品「幸せの始まりは」も大コケしてしまった。
これらとの対比で考えると、「Black & White/ブラック & ホワイト」の興行収入は50~57百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くはない程度であり、伸びはないだろう。
「Black & White/ブラック & ホワイト」の興行収入は先週に引き続き5千万ドル台と予想したい。
リース・ウィザースプーンの復活はあるのだろうか。


10位は5週目の「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」。
トータルでは91百万ドルとなっている。
製作費79百万ドルを回収している。
公開前に『主演のポテンシャルに近い数字となりそうだ』に書いたとおりとなりそうだが、思ったよりも粘っている。

監督は10年「キャッツ&ドッグス」(トータル44百万ドル)のブラッド・ペイトン。
主演はドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)、マイケル・ケイン、ジョシュ・ハッチャーソン、ヴァネッサ・ハジェンズ。
実写3Dがまだ一般的ではなかった頃に3D映画として公開されたファミリーアドベンチャー作品の続編。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆08年「センター・オブ・ジ・アース」トータル102百万ドル
OP21→44→60→73→82→088
☆12年「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」
OP27→53→77→85→91百万ドル→
前作の主演はブレンダン・フレイザー。
前作は3Dが注目を集めて比較的伸びたため、本作は伸びないと思っていたのに伸びている。
やはりファミリー作品は手強い。
前作を超えることはできるだろうか。
これとの対比で考えると、「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」の興行収入は113百万ドルとなる。

ドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)主演映画の興行収入は以下の通り。
☆07年「ゲーム・プラン」トータル91百万ドル
OP23→43→59→69→77→82
☆09年「ウィッチマウンテン」トータル67百万ドル
OP24→44→53→58→62→64
☆10年「妖精ファイター」トータル60百万ドル
OP14→26→34→42→50→54
☆10年「Faster」トータル23百万ドル
先12→18→21→23
☆12年「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」
OP27→53→77→85→91百万ドル→
ファミリー向け作品では6千万ドルが標準となるか。
「Faster」以外の作品との対比で考えると、「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」の興行収入は98~109百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くない程度なので高い伸びはないと思ったが、ファミリー作品らしく評価とは関係なく伸びそうだ。
「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」の興行収入は2週目まで8千万ドル台と予想していたが、先週に引き続き、前作を超える1億1千万ドル台と予想したい。
制作費を回収できれば、とりあえず合格となると思ったが、ここまでヒットすると続編の可能性も出てきそうだ。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆ジョナ・ヒル、チャニング・テイタム主演のアクションコメディ「21 Jump Street」
この手の作品はヒットしそうだ。

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国内映画興行収入ランキング(3月1週目その4)

11位:「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」(東宝・TBS)<6週目>
【公開前個人予想】 20億円
【現時点での興行収入予想】 17億円台(OP時20億円台)
【公開規模】 337スクリーン(先週比-40スクリーン)
3.2千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは15.5億円半ばとなっている。
1週間の伸びは9.9千万円弱程度だろうか。
15億円は突破している。
あまり盛り上がっているようには見えないが、さすがに伸びている。

監督の土井裕泰は意外と実績のある監督のようだ。
☆04年「いま、会いにゆきます」トータル48.0億円
☆06年「涙そうそう」トータル31.0億円
OP3.9→10.7→17.4→21.7→24.7→26.9→28.5
☆10年「ハナミズキ」トータル28.3億円
OP4.0→12.8→18.8→22.6→24.9→26.8
☆12年「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」
OP2.8→07.3→10.5→12.8→14.6→15.5億円→
これらとの対比で考えると、「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」の興行収入は16.4~17.9億円となる。
実際に鑑賞したが、ストーリーが良かった。
これら同様に伸びて欲しいところだ。

ドラマ「新参者」の平均視聴率は14.9%となっている。
東野圭吾映画化作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「容疑者Xの献身」トータル49.2億円(視聴率21.9%)
OP5.4→祝18.1→24.4→30.5→祝37.4→40.7→43.1
☆12年「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」
OP2.8→07.3→10.5→12.8→14.6→15.5億円→
「さまよう刃」「白夜行」「夜明けの街で」があまりよろしくない結果に終ったが、本作は大丈夫だろう。
これとの対比で考えると、「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」の興行収入は18.7億円となる。
これがマックスラインとなる。

以下のサスペンス系ドラマの映画化の興行収入も参考となりそうだ。
☆10年「SP 野望篇」トータル36.3億円(視聴率15.4%)
5.3→15.3→21.1→25.3→29.3→31.3→32.6
☆11年「SP革命篇」トータル33.3億円
2.9→08.7→15.1→20.6→24.3→26.7→28.5→30.1→31.8
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円(視聴率15.4%)
3.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7
☆11年「アンフェア the answer」トータル23.4億円
3.1→10.6→15.6→祝19.1→20.7→21.9→22.5→22.9
☆10年「ライアーゲーム」トータル23.6億円(視聴率11.4%・11.0%)
3.9→09.7→祝14.8→17.7→21.0→22.3→22.8
☆11年「アンダルシア 女神の報復」トータル18.9億円
2.6→07.5→10.8→13.5→15.3→16.4→17.1(視聴率10.1%)
☆12年「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」
2.8→07.3→10.5→12.8→14.6→15.5億円→
「SP革命篇」以外との対比で考えると、「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」の興行収入は16.4~18.0億円となる。
「アンダルシア 女神の報復」が当面のライバルとなるが、超えるのは難しいか。

「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」15.5億円と同程度の6週目興行収入作品は以下のとおり。
<2011>
☆「アンダルシア」16.4億円(トータル18.8億円)
☆「岳 ガク」15.0億円(トータル16.3億円)
☆「プリンセス トヨトミ」15.0億円(トータル16.2億円)
☆「カイジ2」15.2億円(トータル16.1億円)
これらとの作品との対比で考えると、「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」の興行収入は16.4~17.8億円となる。
マックス18億円、ミニマム16億円となる。
日本人好みの感動作品であり、かなり伸びていきそうと考えて、オープニング時に20億円台と高めに予想したが、話題にならず期待通りの伸びではなかった。
しかし、多少は伸びると考えて、「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」の興行収入は先週に引き続き17億円台と予想したい。
残り1億5千万円程度の上乗せは可能だろう。
やや地味なところもあったが、ドラマの映画化・人気小説の映画化ということで、ヒットとなりそうだが、限界もあったようだ。
公開前個人予想は20億円だったので、悪くはないが、やや高すぎたか。


12位:「逆転裁判」(東宝)<4週目>
【公開前個人予想】 3~4億円
【現時点での興行収入予想】 5億円前半(OP時6億円台)
【公開規模】 275スクリーン(先週比±0スクリーン)
2.5千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは4.6億円となっている。
1週間の伸びは6.5千万円程度だろうか。
題材的に微妙であり、コケると思ったが、知名度の高いゲームということもあり、大コケは免れた。
ファミリー層が多少動いているのだろうか。
しかし、この程度ではヒットということはできないだろう。

三池崇史監督作品の興行収入は以下の通り。
☆04年「着信アリ」トータル15.0億円
OP2.2→05.9→09.4→11.3→13.1→13.7→14.5
☆05年「妖怪大戦争」トータル20.0億円
OP1.8→06.9→12.2→15.5→17.6
☆07年「クローズZERO」トータル25.0億円
OP4.0→10.5→15.1→18.5→21.2→22.7→23.6
☆09年「ヤッターマン」トータル31.4億円
OP4.6→10.6→16.4→21.6→26.9→28.2→29.2
☆09年「クローズZERO Ⅱ」トータル30.2億円
OP5.7→13.3→18.2→22.4→26.5→27.9
☆10年「十三人の刺客」トータル16.0億円
OP2.3→07.3→祝11.2→12.7→13.9
☆11年「忍たま乱太郎」トータル9.6億円
OP0.9→02.8→04.7→06.6→08.3
☆11年「一命」トータル4.5億円
OP0.9→02.6→03.6→04.1→04.4
☆12年「逆転裁判」
OP1.2→02.8→04.0→04.6億円→
ヒット作品を連発しているが、「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」「神様のパズル」「ゼブラーマン2」のような信じられないようなコケかたをした作品もある。
伸びがない作品との対比で考えると、「逆転裁判」の興行収入は5.0~6.2億円となる。
話題になるとも思えず、時期的に伸びるとも思えない。
マックスでも6億円台程度となるか。

「逆転裁判」4.6億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2011>
☆「毎日かあさん」4.7億円(トータル6.0億円)
☆「小川の辺」4.6億円(トータル5.5億円)
☆「アントキノイノチ」4.7億円(トータル5.1億円)
☆「はやぶさ」4.4億円(トータル5.0億円)
「アントキノイノチ」「はやぶさ」との対比で考えると、「逆転裁判」の興行収入は5.0~5.2億円となる。
「逆転裁判」の興行収入はオープニング時に6億円台と予想したが、そこまでは伸びそうもない。
先週に引き続き5億円前半と予想したい。
やはり、伸びなどあるはずがなかった。
公開前個人予想は3~4億円だったので、悪くはない予想となりそうだ。
気楽に見られる事件モノ映画であり、新鮮味もあるので、3~4億円程度の大コケはなんとか免れたようだ。


13位:「アフロ田中」(ショウゲート)<3週目>
【公開前個人予想】 なし
【現時点での興行収入予想】 1億円後半
【公開規模】 72スクリーン(先週比±0スクリーン)
1.4千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは1.2億円半ばとなっている。
1週間の伸びは3.7千万円程度だろうか。
厳しい結果にもなりかねなかったが、ユニークな作風が受けただろうか。
172スクリーンの「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」の3週目が2.0億円なので、「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」はやはりコケたと分かる。
伸びがある作品とは思えず、「アフロ田中」の興行収入は先週に引き続き1億円後半と予想したい。


14位:「日本列島 いきものたちの物語」(東宝)<5週目>
【公開前個人予想】 7億円台
【現時点での興行収入予想】 4億円前半(OP~2週目5億円台)
【公開規模】 276スクリーン(先週比±0スクリーン)
1.1千万円を週末に稼ぎ、トータルでは4.1億円となっている。
1週間の伸びは3.0千万円程度だろうか。
嵐の相葉雅紀、長澤まさみ、ゴリ、黒木瞳などを起用している割には勢いがない。
他のネイチャードキュメンタリーのような壮大なスケールという宣伝文句がなく、地味な雰囲気なので仕方がないか。

この手のネイチャードキュメンタリーはヒットしやすい。
☆08年公開「EARTH」トータル24.0億円
祝3日5.5→祝10.2→13.6→16.5→祝19.6→21.0→22.1
☆10年公開「オーシャンズ」トータル25.0億円
金3日3.9→9.8→13.9→17.8→19.7→21.1→22.2
☆11年公開「ライフ -いのちをつなぐ物語-」トータル12.5億円
木4日3.5→6.8→09.1→11.0→11.8
☆12年「日本列島 いきものたちの物語」
OP0.8→2.3→3.2→03.8→04.1億円→
これらとの対比で考えると、「日本列島 いきものたちの物語」の興行収入は4.3~5.2億円となる。
今まで『盛り上がってはいないが、さすがに4億円程度の低調な結果になることもないだろう』と思っていたが、もはや期待するのは無理かもしれない。
「日本列島 いきものたちの物語」の興行収入は2週目まで5億円台と予想していたが、先週に引き続き4億円前半と予想したい。
残り数千万円の上乗せで終るだろう。
公開前個人予想は7億円台だったので、かなり高すぎた。
この手の作品はファミリー層が動くので、ヒットしやすいはずだが、最近どうしたのだろうか。
飽きられてしまったのか。


15位:「アンダーワールド 覚醒」(ソニー)<2週目>
【公開前個人予想】 1億円後半
【現時点での興行収入予想】 1億円前半(OP1億円台)
【公開規模】 176スクリーン(先週比-1スクリーン)
1.1千万円を週末に稼ぎ、トータルでは7.2千万円となっている。
1週間の伸びは3.6千万円半ば程度だろうか。
スクリーン数、3D単価を考えると、コケていると言ってもいい。

本シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆03年公開「アンダーワールド」不明
☆06年公開「アンダーワールド:エボリューション」不明
OP0.4→1.1
☆09年公開「アンダーワールド:ビギンズ」不明
OP0.1→0.2→0.3
☆12年公開「アンダーワールド 覚醒」
金0.4→0.7億円→
いつも通りといえば、いつも通りか。
「アンダーワールド 覚醒」の興行収入は先週に引き続き1億円台と予想したいが、1億戦前半となりそうだ。
公開前個人予想は1億円後半だったので、ちょっと高すぎたかもしれない。
「バイオハザード」となぜここまで違いが生じるのだろうか。


順位不明:「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」(ソニー)<5週目>
【公開前個人予想】 5~6億円
【現時点での興行収入予想】 2億円後半(OP~3週目3億円台)
【公開規模】 81スクリーン(先週比-84スクリーン)
5.1百万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは2.6億円となっている。
1週間の伸びは3.1千万円半ば程度だろうか。
大ヒットはしないとは思ったが、かなり低すぎではないか。
スクリーン数はそれほど多くはないが、コケたといえそうだ。
読んだことはないが、人気漫画の映画化、キャスティングも豪華であり、コケるという発想はあまりなかった。

少なくとも以下の作品程度は稼ぐのではないかと思っていた。
☆09年「おっぱいバレー」トータル5.3億円
OP0.8→2.1→3.2→4.5→4.9
☆10年「ソラニン」トータル5.8億円
OP0.9→2.6→3.5→4.1→4.5
☆10年「BANDAGE」トータル6.0億円
OP1.3→3.0→4.2→5.6→5.7
☆11年「うさぎドロップ」
OP1.0→2.9→4.2→5.1
☆11年「さや侍」トータル6.3億円
OP1.2→3.4→4.7→5.5
☆12年「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」
OP0.6→1.4→2.0→2.3→2.6億円→
これらとの対比で考えると、「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」の興行収入は2.7~3.4億円となる。
伸びても3億円台となるが、そこまで伸びないだろう。
「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」の興行収入は3週目まで3億円台と予想していたが、先週に引き続き2億円後半と予想したい。
残り5千万円以上の上乗せは難しいだろう。
公開前個人予想は5~6億円だったので、大きくズレた。
クセのある作風なので、一般ウケはしないということだろうか。
もし小栗旬等が出演しなかったら、どうなっていたのだろう。

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『TIME/タイム』レビュー

◆評  価   6.5点
◆おススメ度  B-(日本では何故か大ヒットはしているが、あまりススめない)

傑作「ガタカ」のアンドリュー・ニコル監督作品なのでかなり期待していたが、傑作というジャッジはしにくい作品。
“貨幣=時間”となっているだけだが、世界観はかなり面白いと思う。
その点だけは大いに評価できる。
しかし、「ガタカ」に比べれば、かなり落ちるという印象。
そもそも、同監督作品「ガタカ」や同趣旨の往年の映画「俺たちに明日はない」といった作品を観ていないと面白さは感じられない。
既にこれらを見ており、鑑賞中に色々と補完して、ようやく面白く感じるところはあるが、正直ハマる感覚はない。

『俺には一日あれば十分だ』というセリフから、ムチャをすることなく永遠の時間を得ても意味がなく、その日その日を精一杯生きる方が有意義だというテーマは伝わってくる。
“時間”の大切さを感じるだけではなくて、時間=貨幣を考えて貧富の差や不公平感のない社会の在り方を考えるなど、様々な視点から感情移入できるはずなのだが、何かが伝わってこない。
富める者は使い切れないほどの金(時間)を持ち、貧しい者は食べるものや薬が買えなくて死んでいくいくという現代の状況は本作にマッチしているはずだ。
本来ならば平等であるはずの時間が生まれる環境により平等ではない。

逃避行から、リアリティのないヌルい銀行強盗に走る辺りが失敗したかもしれない。
もしそのような展開にするのならば、「俺たちに明日はない」のように徹底的に追い込まれて窮地に陥って自滅するような無茶苦茶さがあってもいい。
無意味に永遠の命を得るよりも、自分の命を削っても有意義な時や感覚を得たいという衝動を伝えて欲しかった。

タイムキーパーのキリアン・マーフィを無駄死にさせる点もよく分からない。
キャリア50年を誇っていた末路とは思えない。
ラストに彼がウィルやシルヴィアのトドメをさせても良いが、ウィルやシルヴィアの影響を受けて、最後には彼を助ける(時間を分け与える又は見逃す)という展開が必須なのではないか。
このような陳腐な展開にさせてもしょうがないと思ったのかもしれないが、本作においてはマストな展開だと思う。
彼が彼らを助けないと、撃たれた際にウィルが時間を分け与えたという展開が活きてこない。
また、彼のような存在の者が変わらないと、ウィルとシルヴィアが助けた人々も結局変わらないということにも繋がってしまう。
人々が変われば、助けたことによる混乱が生じてしまう恐れの解消にもなるだろう。
彼が変わるという効果は大きいだけではなくて、鑑賞者としても感情移入しやすくなると思われる。
飛躍するが、鑑賞中はキリアン・マーフィがウィルの父親ではないかと思っていた(キャリア50年ならば辻褄は合わないが)。
若い頃は、他者を助けようと奮闘していたが無理だと悟って、妻子を捨てて体制側に身を投じたというオチでも良かっただろう。
自らのチカラでは社会を変えることはできないという“限界”を知ったが、息子に“限界”は存在しないと教えられるという落としどころの方がすっきりするのではないか。
「スターウォーズ」的な展開にもなるが、あれほど父親の存在が劇中に登場すれば無視することもあるまい。

これほど面白い設定なのだから、もっともっと面白くなったはずだ。
アンドリュー・ニコルならば料理できる題材だと思ったが、期待しすぎてしまったか。
「ガタカ」で出来たことが、なぜ本作では出来なかったのだろうか。

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国内映画興行収入ランキング(3月1週目その3)

3位:「ヒューゴの不思議な発明」(パラマウント)<1週目>
【公開前個人予想】 21億円台
【現時点での興行収入予想】 14~15億円
【公開規模】 455スクリーン
映画の日の木曜日から公開されており、トータルでは2.8億円(280,966,200円)となっている。
土日2日では1.7億円半ば(175,645,500円)だったようだ。
先週『木曜日からのオープニングは4.4億円程度か』と書いたので、予想よりも低い。
アカデミー賞での有力候補になった作品であり、品質は保証されている。
ファミリー向け作品であり、ファミリーの動員は期待できる。
マーティン・スコセッシ監督作品であり、年配層の動員も期待できる。
そうそう低い予想はしにくい。

ファミリー系のファンタジー映画は以下のとおり。
☆07年公開「ナイトミュージアム」トータル35.7億円
先6.0→14.7→23.4→29.6→32.2→33.8→35.2
☆08年公開「ライラの冒険 黄金の羅針盤」トータル37.5億円
先8.2(OP5.5)→15.4→20.2→24.7→28.2→31.1→32.5(※数字疑義あり)
☆08年公開「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」トータル30.0億円
水8.1(OP5.5)→15.8→20.6→23.8→26.1→27.6→28.5
☆09年公開「ナイトミュージアム2」トータル20.5億円
水8.2(OP3.6)→13.9→17.5→19.3→20.0
☆11年公開「ナルニア国物語/第3章」トータル26.8億円
金5.4(OP4.6)→12.5→15.7→17.9→20.7→23.9→25.6
☆11年公開「三銃士 王妃の首飾りと~」トータル19.5億円
金3.7(OP3.0)→10.1→13.4→15.8→17.8→18.7→19.0
☆11年公開「ガリバー旅行記」トータル15.6億円
金2.8(OP2.4)→5.9→9.3→14.1→15.0→15.4
☆12年「ヒューゴの不思議な発明」
木2.8(OP1.8)億円→
主要作品との対比で考えると、「ヒューゴの不思議な発明」の興行収入は10.3~11.7億円となる。
10億円はなんとか突破するのではないか。
さすがにある程度の伸びはあるだろう。

「ヒューゴの不思議な発明」1.8億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2011>
☆「ライフ‐いのちをつなぐ~」2日2.3億円(トータル12.5億円)
☆「ソーシャル・ネットワーク」1.6億円(トータル14.2億円)
☆「RED」2.2億円(トータル12.2億円)
これらとの対比で考えると、「ヒューゴの不思議な発明」の興行収入は9.8~16.0億円となる。
10億円程度のオープニングだが、伸びは期待できる作品。
春休みシーズンでもあり、+3億円程度は望める。
貯金も+1億円と考えると、合計4~5億円は上乗せできるだろう。
「ヒューゴの不思議な発明」の興行収入は14~15億円と予想したい。
公開前個人予想は21億円台だったので、高すぎたか。
期待が高かった作品であり、条件もよかったので、低い予想はできないだろう。


5位:「戦火の馬」(ディズニー)<1週目>
【公開前個人予想】 8~9億円
【現時点での興行収入予想】 7億円台
【公開規模】 332スクリーン
金曜日からの3日間で1.5億円(152,865,500円)のオープニングを飾った。
土日2日では1.1億円半ば(114,036,400円)だったようだ。
先週『オープニング3日1.8億円程度か』と書いたので、予想よりも低かった。
スピルーバーグ監督作品のアカデミー賞候補作だが、さすがに地味な作品だけに厳しいものとなっている。

去年公開された以下の作品が参考となるか。
☆11年公開「マネーボール」トータル8.9億円
金1.8→4.4→6.5→7.8→8.4
☆11年公開「ヒアアフター」トータル7.0億円
OP1.7→4.6→6.2→6.9
☆11年公開「ツリー・オブ・ライフ」トータル6.2億円
金1.4→3.8→4.8
☆12年公開「戦火の馬」
金1.5億円→
「ヒアアフター」以外の作品との対比で考えると、「戦火の馬」の興行収入は6.6~7.4億円となる。
この程度は稼ぐのではないか。

「戦火の馬」金1.5億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
☆「ツリー・オブ・ライフ」金1.4億円(トータル6.2億円)
☆「ウォール・ストリート」金1.5億円(トータル5.5億円)
これらとの対比で考えると、「戦火の馬」の興行収入は5.5~6.6億円となる。
多少の伸びはあるだろう。
「戦火の馬」の興行収入は7億円台と予想したい。
公開前個人予想は8~9億円だったので、やや高いが悪くはなかった。
スピルバーグという名前だけではもはや厳しいようだ。


7位:「ALWAYS 三丁目の夕日'64」(東宝・日本テレビ)<7週目>
【公開前個人予想】 50億円
【現時点での興行収入予想】 36億円台(3~4週目40億円台、OP~2週目45~46億円)
【配給会社期待値等】シリーズ最高の興収50億円突破に向けてヒットスタートを切った
【公開規模】 473スクリーン(先週比±0スクリーン)
5.4千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは31.8億円となっている。
1週間の伸びは1.4億円程度だろうか。
30億円を突破しているが、前作を超えるのは厳しくなってきた。
週毎の動きは以下のとおり。
OP5.6→2週目8.7→3週目6.0→4週目4.6→5週目3.1→6週目2.3→7週目1.4億円となっている。
4週目から落ち込みがみられる。

過去のシリーズ作品は以下のとおり。
☆05年「ALWAYS 三丁目の夕日」トータル32.3億円
OP2.2→06.6→11.0→15.6→19.4→22.1→23.5→24.7
☆07年「ALWAYS 続・三丁目の夕日」トータル45.6億円
OP5.5→15.1→21.9→28.7→33.4→36.3→38.2→祝39.8
☆12年「ALWAYS 三丁目の夕日'64」
OP5.6→14.3→20.3→24.9→28.0→30.4→31.8億円→
前作とほぼ同じオープニングだったが、前作よりも伸びがない。
3D単価であることを考えるとやや痛い。
前作との対比で考えると、「ALWAYS 三丁目の夕日'64」の興行収入は38.0億円となる。

監督は山崎貴。
過去のシリーズだけではなくて、以下の作品も手掛けている。
☆00年「ジュブナイル」トータル11.0億円
☆02年「リターナー」トータル12.9億円
☆09年「BALLAD 名もなき恋のうた」トータル18.1億円
OP2.3→06.3→09.3→13.6→15.5→祝16.8→17.3→17.7
☆10年「SPACE BATTLESHIP ヤマト」トータル41.0億円
5日9.4→17.6→22.9→27.0→31.6→祝36.8→38.1
☆12年「ALWAYS 三丁目の夕日'64」
OP5.6→14.3→20.3→24.9→28.0→30.4→31.8億円→
かなり実績があるようだ。
「BALLAD 名もなき恋のうた」との対比で考えると、「ALWAYS 三丁目の夕日'64」の興行収入は33.3億円となる。
ここまでは伸びるだろう。
「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を超えるのも無理か。

「ALWAYS 三丁目の夕日'64」31.8億円と同程度の7週目興行収入作品は以下のとおり。
<2011>
☆「ステキな金縛り」37.3億円(トータル42.8億円)
☆「GANTZ」31.6億円(トータル34.5億円)
これらとの対比で考えると、「ALWAYS 三丁目の夕日'64」の興行収入は34.7~36.5億円となる。
マックス38億円、ミニマム33億円となりそうだ。
「ステキな金縛り」程度の伸びと考えて、「ALWAYS 三丁目の夕日'64」の興行収入は先週に引き続き36億円台と予想したい。
2週目まで45~46億円、4週目まで40億円台と予想していたが、思った以上に伸びなかった。
公開前個人予想は50億円だったので、かなり高すぎたようだが、人気シリーズだけに期待はせざるを得ない。
そろそろ飽きられつつあるのか。それとも前作が高すぎたのか。3Dが嫌われたのか。
いずれにせよ、今後のシリーズ化に影響しそうだ。


8位:「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」(ワーナー)<3週目>
【公開前個人予想】 7億円台
【現時点での興行収入予想】 5億円台
【公開規模】 309スクリーン(先週比±0スクリーン)
3.9千万円を週末に稼ぎ、トータルでは4.2億円半ばとなっている。
1週間の伸びは1.3億円弱程度だろうか。
感動作品であり、やはり多少は伸びているようだ。

9.11を扱ったヒューマンドラマ作品。
公開前に『キャスティングも豪華であり、アカデミー賞作品賞にもノミネートされた作品であり、あまり低くは予想できない』と書いたが、微妙な結果となりそうだ。
しかし、過去の9.11映画は、06年「ワールド・トレード・センター」(トータル24.0億円)、06年「ユナイテッド93」(トータル8~9億円見込み)とヒットしているが、本作が「ワールド・トレード・センター」のようなヒットをするとはさすがに思えなかった。

以下のトム・ハンクス出演作品は超えると思っていた。
☆08年公開「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」トータル4.6億円
OP1.1→2.8→3.8→4.2→4.4
☆12年公開「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
OP0.9→3.0→4.2億円→
これとの対比で考えると、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」の興行収入は5.1億円となる。
オープニングでは負けていたが、やはり伸びている。

去年公開された以下の作品程度は稼ぐと思っていた。
☆11年公開「ヒアアフター」トータル7.0億円
OP1.7→4.6→6.2→6.9
☆11年公開「ツリー・オブ・ライフ」トータル6.2億円
金1.4→3.8→4.8
☆12年公開「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
OP0.9→3.0→4.2億円→
これとの対比で考えると、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」の興行収入は4.7~5.4億円となる。
5億円台が落ち着きどころか。

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」4.2億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2011>
☆「グリーン・ホーネット」4.4億円(トータル5.9億円)
☆「シャンハイ」3.9億円(トータル5.1億円)
☆「マイティ・ソー」4.2億円(トータル5.0億円)
☆「カウボーイ&エイリアン」3.9億円(トータル4.6億円)
これとの対比で考えると、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」の興行収入は5.0~5.6億円となる。
ファミリーでも、年配層でも、女性単独でも、デートでもみられる作品であり、多少は伸びると思われるので、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」の興行収入は先週に引き続き5億円台と予想したい。
公開前個人予想は7億円台だったので、やや高すぎたか。
「TIME/タイム」が大ヒットして、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」がここまで低い結果になることがよく分からない。


9位:「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーンPartⅠ」(角川)<2週目>
【公開前個人予想】 6億円台
【現時点での興行収入予想】 5億円台
【公開規模】 206スクリーン(先週比±0スクリーン)
3.7千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは2.1億円弱となっている。
1週間の伸びは1.2億円程度だろうか。
シリーズ終盤なので盛り上がっているはずだが、沈黙している。

本シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆09年公開「トワイライト~初恋~」トータル3.5億円
OP0.7→1.8→2.5
☆09年公開「ニュームーン/トワイライト・サーガ」トータル2.7億円
OP0.7→1.7
☆10年公開「エクリプス/トワイライト・サーガ」トータル6億円前後
OP1.0→2.7→4.0→5.0→5.4→5.7
☆12年公開「ブレイキング・ドーンPartⅠ」
OP0.8→2.1億円→
全世界で大ヒットしているシリーズ。
日本では何故かヒットしていないが、知名度はだいぶ上がっているようだ。
これらとの対比で考えると、本作の興行収入は3.3~4.7億円となる。
最終的には、前作を超えない程度には稼ぐのではないか。

「ブレイキング・ドーンPartⅠ」2.1億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2011>
☆「パラノーマル3」2.3億円(トータル3.7億円)
☆「キャプテン・アメリカ」2.2億円(トータル3.1億円)
☆「アイ・アム・ナンバー4」2.2億円(トータル3.1億円)
☆「スカイライン征服」1.9億円(トータル2.7億円)
これらとの対比で考えると、「ブレイキング・ドーンPartⅠ」の興行収入は3.0~3.4億円となる。
3億円台程度の動きだが、さすがにその程度では済まずに伸びていくだろう。
「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーンPartⅠ」は先週に引き続き5億円台と予想したい。
それにしても、なぜ日本ではこのシリーズが当たらないのだろう。
公開前個人予想は6億円台なので当たりそうだが、期待値込みの数字なのでどうなるか分からない。


10位:「はやぶさ 遥かなる帰還」(東映)<4週目>
【公開前個人予想】 8億円台
【現時点での興行収入予想】 6億円台(OP時8億円台)
【公開規模】 313スクリーン(先週比+1スクリーン)
3.3千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは5.7億円半ばとなっている。
1週間の伸びは9.1千万円弱程度だろうか。
渡辺謙主演作品なので、年配層の動員があると思ったが、思ったよりも伸びていない。

“はやぶさ”は、角川(主にプラネタリウム公開)、20世紀フォックス、東映、松竹の各会社が手掛けようとしているビッグプロジェクト。
しかし、20世紀フォックス版があっさりとコケてしまった。
“はやぶさ”ブームに乗らない東宝はさすがなのかもしれない。
☆11年「はやぶさ/HAYABUSA」トータル5.0億円(20世紀フォックス版)
OP1.0→2.5→3.7→4.4
☆12年「はやぶさ 遥かなる帰還」
OP1.3→3.3→4.9→5.8億円→
これとの対比で考えると、「はやぶさ 遥かなる帰還」の興行収入は6.6億円となる。
20世紀フォックス版は有名な堤幸彦を監督に起用したが、竹内結子主演ということもあり、ファミリー層からも年配層からも若年層からも無視されてしまった。
本作は、渡辺謙主演作品であり、平日に伸びるだろうか。

渡辺謙が出演した作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「沈まぬ太陽」トータル28.0億円
OP2.5→09.1→14.5→18.3→祝込21.4→22.9→24.3→25.1
☆10年「インセプション」トータル35.0億円
先7.8→15.5→20.6→26.6→30.2→32.2→33.5
☆10年公開「ダレン・シャン」トータル6.5億円
金1.4→03.7→05.4→06.0
☆11年公開「シャンハイ」トータル5.1億円
OP1.0→02.9→03.9
☆12年「はやぶさ 遥かなる帰還」
OP1.3→03.3→04.9→05.8億円→
「ダレン・シャン」との対比で考えると、「はやぶさ 遥かなる帰還」の興行収入は6.3億円となる。
さすがにこれら以上には伸びるだろう。

「はやぶさ 遥かなる帰還」5.8億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2011>
☆「ロック わんこの島」5.8億円(トータル8.6億円)
☆「DOG×POLICE」6.5億円(トータル7.6億円)
☆「さや侍」5.5億円(トータル6.3億円)
これらとの対比で考えると、「はやぶさ 遥かなる帰還」の興行収入は6.6~8.6億円となる。
マックス8億円台、ミニマム6億円台となりそうだ。
年配層も動くと思われるので、残り1億円以上の上乗せは可能だろう。
「はやぶさ 遥かなる帰還」の興行収入は7億円台に上方修正したい。
オープニング時に8億円台、2~3週目に6億円台と予想したが、高い伸びではないものの低い伸びでもなかったようだ。
公開前個人予想は8億円台だったので、悪くはない予想となる。
それにしても、「はやぶさ」は映画としては当たりにくい題材のようだ。
渡辺謙をもってしてもダメだった。

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気になる映画ニュース(3月第2週目)

☆「スパイダーマン」スピンオフが製作か
「スパイダーマン3」に登場したヴェノムを主人公とした作品が企画中のようだ。
「スパイダーマン3」でヴェノムを演じたトファー・グレイスが演じて、今年アメリカで公開され、ヒットした低予算映画「クロニクル」のジョシュ・トランクが監督を行う方向で調整されているようだ。
「アメイジング・スパイダーマン」が大ヒットすれば、企画もすぐに動くだろう。


☆「RED」続編の監督が決定か
99年「ギャラクシー・クエスト」、05年「ディック&ジェーン」のディーン・パリソットに決まったようだ。
コメディ系のアクション作品なので、それほど悪くはない人選となりそうだ。
キャストは基本的には続投される見込み。


☆日本アカデミー賞が発表
結果は以下のとおり。
▽最優秀作品賞:「八日目の蝉」
▽最優秀監督賞:成島出(「八日目の蝉」)
▽最優秀主演男優賞:原田芳雄(「大鹿村騒動記」)
▽最優秀主演女優賞:井上真央(「八日目の蝉」)
▽最優秀助演男優賞:でんでん(「冷たい熱帯魚」)
▽最優秀助演女優賞:永作博美(「八日目の蝉」)
▽最優秀脚本賞:奥寺佐渡子(「八日目の蝉」)
▽最優秀美術賞:西岡善信、原田哲男(「最後の忠臣蔵」)
▽最優秀撮影賞:藤澤順一(「八日目の蝉」)
▽最優秀照明賞:金沢正夫(「八日目の蝉」)
▽最優秀録音賞:藤本賢一(「八日目の蝉」)
▽最優秀編集賞:三條知生(「八日目の蝉」)
▽最優秀音楽賞:安川午朗(「八日目の蝉」)
▽最優秀外国作品賞:「英国王のスピーチ」
▽最優秀アニメーション作品賞:「コクリコ坂から」(宮崎吾朗監督)
「英国王のスピーチ」と「コクリコ坂から」しか見ていないので、何ともいえないが、ノミネートのラインナップから「八日目の蝉」だろうなとは思っていた。
松竹の過去の受賞作は、07年「東京タワー オカンと~」、08年「おくりびと」となっており、松竹作品が5年のうち3年と強さを見せている。
09年は「沈まぬ太陽」、10年「告白」となっており、この2本は東宝系作品。
なお、東映は04年「半落ち」で受賞している。
興行収入は圧倒的に東宝が強いが、このような賞では松竹が一矢報いている。
今回は東宝系が「コクリコ坂から」しかない。

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国内映画興行収入ランキング(3月2週目新作予想)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

◎「おかえり、はやぶさ」(松竹)
過去のはやぶさ映画は以下のとおり。
☆11年「はやぶさ/HAYABUSA」トータル5.0億円(20世紀フォックス版)
OP1.0→2.5→3.7→4.4
☆12年「はやぶさ 遥かなる帰還」
OP1.3→3.3→4.9→5.8
この題材は大ヒットはしないはずだ。
しかし、本作はファミリー向け作品なので、これらよりもヒットするだろうか。
3D単価の恩恵もあり、7~8億円となるのではないか。
オープニングは1.4億円程度か。


◎「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」
前作の興行収入は以下のとおり。
☆10年公開「シャーロック・ホームズ」トータル21.6億円
金4.1→10.0→14.6→18.1→20.1→21.1
目新しさがあった前作を超えるような気配はないが、近い興行収入となりそうだ。
前作の8~9割程度の興行収入となるのではないか。
17.3~19.4億円程度となると思われるので、18億円台と予想したい。
オープニングは3.0億円程度か。

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国内映画興行収入ランキング(3月1週目その2)

4位:「TIME/タイム」(20世紀フォックス)<3週目>
【公開前個人予想】 4億円台
【現時点での興行収入予想】 17億円台(2週目16億円台、OP時12億円台)
【公開規模】 414スクリーン(先週比-13スクリーン)
1.5億円を週末に稼ぎ、トータルでは12.5億円半ばとなっている。
1週間の伸びは3.8億円弱程度だろうか。
10億円を楽に突破してしまい、大ヒットとなっている。
ヒットがヒットを呼び込むパターンに陥ったか。
「ドラゴン・タトゥーの女」を超えるヒットとなるだろう。

それにしても、ジャスティン・ティンバーレイク、アマンダ・セイフライド主演作品であり、日本での知名度は高くない。
監督は傑作「ガタカ」のアンドリュー・ニコルであるが、こちらも知名度があるとは思えない。
テーマは確かに面白そうだが、面白いテーマのSF作品が日本でヒットしないこともよくある。
しかも、本作は派手なSFアクションではなく、比較的地味目な作品だ。
ファミリー層が動くとは思えない。
篠田麻里子の影響力がここまであるとも思えない。
アメリカでもトータル38百万ドルしか稼いでいない作品。
去年公開された「ミッション:8ミニッツ」トータル4.6億円、「アジャストメント」トータル4.5億円辺りと同程度と考えて不思議はない作品。
アメリカでは「ミッション:8ミニッツ」はトータル55百万ドル、「アジャストメント」はトータル62百万ドルを稼いでいる。

参考となりそうなSF作品の興行収入は以下のとおり。
☆05年「アイランド」トータル13.6億円
OP2.0→5.6→8.2→10.5→12.6
☆06年「トゥモロー・ワールド」トータル10.0億円
OP1.6→3.0→4.1
☆07年「デジャヴ」トータル8.9億円
OP1.6→4.6→6.5→7.6→8.4→8.7
☆08年「イーグル・アイ」トータル12.2億円
OP2.5→6.4→10.0→11.6
☆09年「ノウイング」トータル10.2億円
金2.9→6.1→8.2→9.3→9.8
☆11年「猿の惑星」トータル24.2億円
4日7.3→13.1→17.8→20.6→22.6
☆12年「TIME/タイム」
金3.5→8.8→12.5億円→
主要作品との対比で考えると、「TIME/タイム」の興行収入は15.3~17.1億円となる。
最低でも15億円となる。

「TIME/タイム」12.5億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2011>
☆「ブラック・スワン」13.9億円(トータル23.9億円)
☆「三銃士」13.4億円(トータル19.5億円)
☆「SUPER8」12.5億円(トータル17.2億円)
☆「ワイルド・スピード」11.5億円(トータル14.4億円)
これらとの対比で考えると、「TIME/タイム」の興行収入は15.7~21.5億円となる。
評判が良いとは思えないが、ある程度伸びてはいくだろう。
「TIME/タイム」の興行収入は17億円台と予想したい。
オープニング時には低めの12億円台、先週は16億円台と予想したが、やはり想像以上に伸びている。
公開前個人予想は4億円台だったので、大ハズレとなる。
どう頑張っても、この作品が10億円を超えるという発想がでてこない。


6位:「ドラゴン・タトゥーの女」(ソニー)<4週目>
【公開前個人予想】 15億円台
【現時点での興行収入予想】 13億円台(OP時16~17億円)
【公開規模】 348スクリーン(先週比-47スクリーン)
5.6千万円を週末に稼ぎ、トータルでは11.1億円弱となっている。
1週間の伸びは2.1億円弱程度だろうか。
10億円を突破した。
公開前に『オリジナルを鑑賞済みであり、このハードな内容では大ヒットはしないのではないかという不安はあった』が、やはり高い伸びではないようだ。
アカデミー賞主要部門においては、作品賞や監督賞から外れて、主演女優賞程度のノミネートとなったことも痛かったか。
監督の知名度が高いことでカバーして欲しい。

デビッド・フィンチャー監督作品の興行収入は以下の通り。
☆96年公開「セブン」配給収入26.5億円(※興行収入ではない)
☆00年公開「ファイトクラブ」トータル19.8億円
☆02年公開「パニックルーム」トータル25.0億円
☆07年公開「ゾディアック」トータル4.0億円
☆09年公開「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」トータル24.0億円
OP3.2→10.4→15.0→18.7→20.8→22.3→22.9
☆11年公開「ソーシャル・ネットワーク」トータル14.2億円
OP1.6→05.1→07.9→09.9→11.4→12.4→13.0
☆12年公開「ドラゴン・タトゥーの女」
金2.9→06.5→09.0→11.1億円→
これらとの対比で考えると、「ドラゴン・タトゥーの女」の興行収入は14.2~15.9億円となる。
「ソーシャル・ネットワーク」を楽に超えると思ったが、楽観視はできそうもない。

その他のサスペンス系作品や参考となりそうな映画の興行収入は以下のとおり。
☆09年公開「天使と悪魔」トータル33.5億円
金6.8→15.0→20.6→25.6→28.6→30.4→31.4→32.3
☆09年公開「007/慰めの報酬」トータル19.8億円
先5.9→11.3→14.3→16.6→17.9→18.7
☆09年公開「チェンジリング」トータル12.8億円
金2.3→6.5→9.1→11.0→12.1→12.4
☆10年公開「シャーロック・ホームズ」トータル21.6億円
金4.1→10.0→14.6→18.1→20.1→21.1
☆10年公開「ソルト」トータル20.5億円
OP3.6→9.3→14.6→17.4→18.8→19.2→19.7
☆10年公開「シャッターアイランド」トータル17.0億円
金3.4→8.3→11.0→13.3→15.4→16.0
☆11年公開「ツーリスト」トータル18.7億円
OP3.1→7.5→10.1→12.6→15.4→16.7→17.6→18.1
☆12年公開「ドラゴン・タトゥーの女」
金2.9→6.5→09.0→11.1億円→
これらとの対比で考えると、「ドラゴン・タトゥーの女」の興行収入は12.9~16.5億円となる。
「シャッターアイランド」が当面の目標となると思ったが、「チェンジリング」並の動きとなっている。

「ドラゴン・タトゥーの女」11.1億円と同程度の4週目興行収入作品は以下のとおり。
<2011>
☆「ソーシャル・ネットワーク」9.9億円(トータル14.2億円)
☆「RED」10.6億円(トータル12.2億円)
☆「アンストッパブル」9.8億円(トータル10.8億円)
これらとの対比で考えると、「ドラゴン・タトゥーの女」の興行収入は12.2~15.9億円となる。
マックス16億円台、ミニマム12億円台となりそうだ。
内容的にハードな部分があるので、大きくは伸びそうもない。
「ドラゴン・タトゥーの女」の興行収入は先週に引き続き13億円台と予想したい。
オープニング時に16~17億円と高めに予想したが、あの内容ではさすがに厳しいだろう。
傑作だという想定で予想していた。
公開前個人予想15億円台はちょっと高いが、悪くはない予想となるかもしれない。

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国内映画興行収入ランキング(3月1週目その1)

動員1位:「映画ドラえもん のび太と奇跡の島~アニマル アドベンチャー~」(東宝・テレビ朝日)<1週目>
【公開前個人予想】 29億円台
【現時点での興行収入予想】 30億円台
【配給会社期待値等】 興収30億円突破に向け好スタートを切った
【公開規模】 359スクリーン
5.5億円(552,616,950円)のオープニングを飾った。
先週『オープニングは5.0億円か』と書いたので、予想よりも高いオープニングを飾った。
やはり、リメイクではない新作は当たるようだ。
公開前に『今回は新作と思われるので、去年よりもヒットするだろう』と書いたとおりとなりそうだ。

「映画ドラえもん」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆00年「のび太の太陽王伝説」 トータル30.5億円
☆01年「のび太と翼の勇者たち」トータル30.0億円
☆02年「のび太とロボット王国」トータル23.1億円
☆03年「のび太とふしぎ風使い」トータル25.4億円
☆04年「のび太のワンニャン時空伝」トータル30.5億円
☆05年 なし
☆06年「のび太の恐竜2006」トータル32.8億円
4.3→09.0→12.7→18.0→25.9→30.3→31.5
☆07年「のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い」トータル35.4億円
5.6→10.5→17.3→26.1→32.1→33.3→33.8
☆08年「のび太と緑の巨人伝」トータル33.7億円
5.2→09.5→15.3→22.8→30.1→31.7→32.2→32.3
☆09年「新・のび太の宇宙開拓史」トータル24.5億円
3.7→07.0→11.1→15.9→21.7→23.0→23.3→23.5
☆10年「のび太の人魚大海戦」トータル31.6億円
5.5→09.7→13.7→20.2→27.7→29.9→30.3→30.5
☆11年「新・のび太と鉄人兵団」トータル24.6億円
4.5→06.9→09.3→13.6→19.6→22.3→22.8→23.1
☆12年「のび太と奇跡の島」
5.5億円→
平成10年と同じような出足となっている。
07年以降の作品との対比で考えると、今年の興行収入は30.1~36.4億円となる。
今年はなんとか30億円を突破させるのではないか。
今年の興行収入は30億円台と予想したい。
去年のコナンが31.5億円なので、これを超えられるかが注目となる。
公開前個人予想は29億円台だったので、当たりそうだ。
リメイクが当たらないと考えれば、今年がヒットするのは分かるはずだ。


動員2位:「ライアーゲーム -再生-」(東宝・フジテレビ)<1週目>
【公開前個人予想】 12億円台
【現時点での興行収入予想】 17億円台
【公開規模】 318スクリーン
3.1億円半ば(314,703,400円)のオープニングを飾った。
先週『オープニングは1.9億円程度か』と書いたが、予想よりも遥かに高い。
公開前に『ヒロインも代わり、盛り上がりも感じられない』と書いたが、知名度の高さなどはさすがだったようだ。
戸田恵利香から多部未華子へのチェンジが不安だったが、戸田の人気はそこまで高くはないので、あまり影響のないチェンジだったようだ。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆10年「ライアーゲーム」トータル23.6億円
3.9→09.7→祝14.8→17.7→21.0→22.3→22.8
☆12年「ライアーゲーム -再生-」
3.1億円→
これとの対比で考えると、「ライアーゲーム -再生-」の興行収入は18.8億円となる。
伸びがあるとは思えないので、この前後が落ち着きどころか。

参考となりそうな作品は以下のとおり。
☆10年「SP 野望篇」トータル36.3億円
5.3→15.3→21.1→25.3→29.3→31.3→32.6
☆11年「SP革命篇」トータル33.3億円
2.9→08.7→15.1→20.6→24.3→26.7→28.5→30.1→31.8
☆07年「アンフェア the movie」トータル27.2億円
3.7→11.2→17.3→21.1→23.2→24.7
☆11年「アンフェア the answer」トータル23.4億円
3.1→10.6→15.6→祝19.1→20.7→21.9→22.5→22.9
☆09年「カイジ 人生逆転ゲーム」トータル22.5億円
祝3日5.3→10.0→14.1→17.2→19.7→20.9→祝21.6→21.9
☆11年「カイジ2~人生奪回ゲーム~」トータル16.1億円
3.5→08.0→11.1→13.4→14.6→15.2→15.5
☆12年「ライアーゲーム -再生-」
3.1億円→
主要作品との対比で考えると、「ライアーゲーム -再生-」の興行収入は14.3~23.4億円となる。
ミニマム14億円台か。
マックスでも20億円というところだろう。

「ライアーゲーム -再生-」3.1億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2011>
☆「アンフェア the answer」3.1億円(トータル23.4億円)
☆「神様のカルテ」3.0億円(トータル18.9億円)
☆「プリンセス トヨトミ」3.1億円(トータル16.2億円)
これらとの対比で考えると、「ライアーゲーム -再生-」の興行収入は16.2~23.4億円となる。
春休みシーズンに突入するのが悩ましいが、それほど大きくは伸びまい。
「神様のカルテ」は超えないはずだ。
「プリンセス トヨトミ」を超えると考えて、「ライアーゲーム -再生-」の興行収入は17億円台と予想したい。
伸びがあるとは思えないが、どうなるだろうか。
公開前個人予想は12億円台だったので、ハズレとなりそうだ。
キャスト一新という戦略が上手くいかないと考えたが、東宝の戦略に狂いはなかったようだ。

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全米映画興行収入(3月第1週目)

1位となったのは新作の「Dr. Seuss' The Lorax」。
かなり高い70.7百万ドルのオープニングを飾った。
製作費7千万ドルをあっさりと回収した。
ユニバーサルの3Dアニメ作品。
公開前に『「Dr. Seuss' The Lorax」も関連作品の「ホートンふしぎな世界のダレダーレ」を超えない程度に稼ぐだろう』と書いたが、予想をはるかに超えてきた。
監督は12年「怪盗グルーの月泥棒」(トータル252百万ドル)のクリス・ルノー。

関連作品は以下のとおり。
☆08年「ホートン ふしぎな世界のダレダーレ」トータル155百万ドル
OP45→086→118→131→140→144→148→150
☆12年「Dr. Seuss' The Lorax」
OP71百万ドル→
これとの対比で考えると、「Dr. Seuss' The Lorax」の興行収入は245百万ドルとなる。

ユニバーサルの以下の作品がライバルとなるか。
☆10年「怪盗グルーの月泥棒」トータル252百万ドル
OP56→118→161→190→209→222→231→236→240→244
☆12年「Dr. Seuss' The Lorax」
OP71百万ドル→
とりあえずは「Dr. Seuss' The Lorax」の興行収入は2億4千万ドル台と予想したい。
評価はそれほど悪くはない程度だが、伸びはあるだろう。
去年の「カーズ2」トータル191百万ドル(OP66百万ドル)、「カンフー・パンダ」トータル165百万ドル(OP48百万ドル)を超えるヒットとなりそうだ。


2位となったのは新作の「Project X」。
やや微妙な20.8百万ドルのオープニングを飾った。
公開前に『「Project X」は「ハングオーバー」ほどではないが、そこそこのヒットとなりそうだ』と書いたが、なんともいえない結果となっている。
「ハングオーバー」のトッド・フィリップスがプロデュースを務めるR指定のコメディ。
「マトリックス」のジョエル・シルヴァーもプロデュースを務めている。
監督は実績のないNima Nourizadeh。
ブレアウィッチ、パラノーマル、クローバーフィールド系の作品。

トッド・フィリップス関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「ハングオーバー」トータル277百万ドル
OP45→105→153→183→205→222→236→247
☆10年「デュー・デート」トータル101百万ドル
OP33→059→072→085→091→095→097→098
☆11年「ハングオーバー!!」トータル254百万ドル
先118→186→216→233→244→248→251→252
☆12年「Project X」
OP21百万ドル→
「デュー・デート」程度には稼ぐと思ったが、厳しそうだ。

以下の作品が参考となるか。
☆08年「クローバーフィールド」トータル80百万ドル
OP40→64→72→076→078→079
☆09年「パラノーマル・アクティビティ」トータル108百万ドル
4週目より拡大33→62→85→97→104
☆10年「パラノーマル・アクティビティ2」トータル85百万ドル
OP41→66→77→82→84
☆11年「パラノーマル・アクティビティ3」トータル104百万ドル
OP53→81→95→101
☆12年「Project X」
OP21百万ドル→
これらとの対比で考えると、「Project X」の興行収入は41~44百万ドルとなる。
「Project X」の興行収入は4千万ドル台となりそうだ。
評価は普通程度であり、伸びはないだろう。
この手の作品は飽きられてきているのか。
しかし、恐らく低予算であり、かなりの利益は出そうだ。


3位は2週目の「Act of Valor」。
トータルでは45百万ドルとなっている。
製作費12百万ドルをあっさりと回収している。
監督はあまり実績のないMike McCoy、Scott Waugh。
アメリカ海軍を描いたミリタリーアクション・サスペンス作品。
アメリカ海軍も協力している本格的な作品のようだ。

以下の軍を描いた作品が一応参考となるか。
☆07年「キングダム/見えざる敵」トータル48百万ドル
OP17→32→40→44→46→47
☆11年「世界侵略:ロサンゼルス決戦」トータル84百万ドル
OP36→61→73→79→81→82
☆12年「Act of Valor」
OP24→45百万ドル→
これらとの対比で考えると「Act of Valor」の興行収入は62~68百万ドルとなる。
「Act of Valor」の興行収入は先週に引き続き6千万ドル台と予想したい。
評価はそれほど悪くはない程度であり、高い伸びはないだろう。
制作費を考えると、この程度でも十分なヒットではないか。


4位は4週目の「Safe House」。
トータルでは108百万ドルとなっている。
製作費85百万ドルを回収している。
公開前に『主演のポテンシャルに近い数字となりそうだ』に書いたとおりとなりそうだが、予想以上に爆発している。
オープニング時に2位だったが、2週目で1位となっている。
監督はあまり実績のないダニエル・エスピノーサ。
デンゼル・ワシントン、ライアン・レイノルズ主演のアクションサスペンス。
ヴェラ・ファーミガなどが出演している。

デンゼル・ワシントン主演作の興行収入は以下の通り。
☆01年「トレーニングデイ」トータル77百万ドル
OP23→43→57→65→70→73
☆02年「ジョンQ-最後の決断-」トータル72百万ドル
OP20→40→51→59→64→67
☆03年「タイムリミット」トータル41百万ドル
OP16→29→35→38→39→40
☆04年「クライシス・オブ・アメリカ」トータル66百万ドル
OP20→38→48→55→59→62
☆04年「マイ・ボディガード」トータル78百万ドル
OP23→44→56→64→69→73
☆06年「インサイド・マン」トータル89百万ドル
OP29→53→66→75→81→84
☆06年「デジャヴ」トータル64百万ドル
先29→44→53→58→60→62
☆07年「アメリカン・ギャングスター」トータル130百万ドル
OP44→80→101→116→122→126
☆09年「サブウェイ123 激突」トータル65百万ドル
OP23→44→53→59→61→63
☆10年「ザ・ウォーカー」トータル95百万ドル
OP33→61→75→82→88→91
☆10年「アンストッパブル」トータル82百万ドル
OP23→42→60→69→74→77
☆12年「Safe House」
OP40→78→98→108百万ドル→
6~9千万ドルが標準となる。
近12年間の間で「アメリカン・ギャングスター」に次ぐ2番目に高い数字となっている。
なぜ急に爆発したのだろうか。
善い人キャラのデンゼル・ワシントンが、今回は悪役らしいからか。
これらとの対比で考えると、「Safe House」の興行収入は117~132百万ドルとなる。
「トレーニングデイ」対比で考えると128百万ドルとなる。
評価は高いので、多少伸びそうだ。
「Safe House」の興行収入は先週まで1億4千万ドル台と予想したが、さすがにそこまでは伸びないか。
1億3千万ドル台と下方修正したい。
オープニング時に1億2千万ドルと予想したが、そのままでも良かったかもしれない。
とりあえずは「アメリカン・ギャングスター」を超えるかどうかが注目となる。
デンゼル・ワシントン主演作品の興行収入は安定しており、このようなヒット作品も生まれるので、高いギャラをもらっているのだろう。


5位は2週目の「Tyler Perry's Good Deeds」。
トータルでは26百万ドルとなっている。
公開前に『「Tyler Perry's Good Deeds」はいつも通り稼ぐだろう』と書いたが、タイラー・ペリーシリーズとしてはおとなしいものとなっている。
タイラー・ペリー監督・脚本・主演・プロデュースのヒューマンドラマ。
タンディ・ニュートンなどが出演している。

タイラー・ペリーのシリーズは以下のとおり。
☆05年「Diary of a Mad Black Woman」トータル51百万ドル
OP22→37→44→48→50(※監督はしていない)
☆06年「Madea's Family Reunion」トータル63百万ドル
OP30→48→56→60→62
☆07年「Daddy's Little Girls」トータル31百万ドル
先16→25→28→30→31
☆07年「WHY DID I GET MARRIED」トータル55百万ドル
OP21→39→47→51→53
☆08年「Meet the Browns」トータル42百万ドル
OP20→33→38→40→41
☆08年「The Family That Preys」トータル37百万ドル
OP17→28→33→35→36
☆09年「Madea Goes to Jail」トータル91百万ドル
OP41→65→76→83→87
☆09年「I Can Do Bad All By Myself」トータル52百万ドル
OP23→38→45→48→50
☆10年「Why Did I Get Married Too?」トータル60百万ドル
OP30→49→55→57→59
☆10年「For Colored Girls」トータル38百万ドル
OP19→31→34→37→37
☆11年「Madea's Big Happy Family」トータル53百万ドル
OP25→41→47→50→52
☆12年「Good Deeds」
OP16→26百万ドル→
過去最低レベルの動きとなっている。
これらとの対比で考えると、「Good Deeds」の興行収入は32~37百万ドルとなる。
「Good Deeds」の興行収入は先週に引き続き3千万ドル台と予想したい。
評価はいつも通りかなり悪いが、気にする必要はない。
「Daddy's Little Girls」トータル31百万ドルを超えることが当面の目標となる。
タイラー・ペリーもさすがに人気が落ちてきているのだろうか。


6位は4週目の「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」。
トータルでは86百万ドルとなっている。
製作費79百万ドルを回収している。
公開前に『主演のポテンシャルに近い数字となりそうだ』に書いたとおりとなりそうだが、思ったよりも粘っている。

監督は10年「キャッツ&ドッグス」(トータル44百万ドル)のブラッド・ペイトン。
主演はドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)、マイケル・ケイン、ジョシュ・ハッチャーソン、ヴァネッサ・ハジェンズ。
実写3Dがまだ一般的ではなかった頃に3D映画として公開されたファミリーアドベンチャー作品の続編。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆08年「センター・オブ・ジ・アース」トータル102百万ドル
OP21→44→60→73→082→088
☆12年「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」
OP27→53→77→86百万ドル→
前作の主演はブレンダン・フレイザー。
前作は3Dが注目を集めて比較的伸びたため、本作は伸びないと思っていたのに伸びている。
やはりファミリー作品は手強い。
前作を超えることはできるだろうか。

ドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)主演映画の興行収入は以下の通り。
☆07年「ゲーム・プラン」トータル91百万ドル
OP23→43→59→69→77→82
☆09年「ウィッチマウンテン」トータル67百万ドル
OP24→44→53→58→62→64
☆10年「妖精ファイター」トータル60百万ドル
OP14→26→34→42→50→54
☆10年「Faster」トータル23百万ドル
先12→18→21→23
☆12年「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」
OP27→53→77→86百万ドル→
ファミリー向け作品では6千万ドルが標準となるか。
「Faster」以外の作品との対比で考えると、「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」の興行収入は99~123百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くない程度なので高い伸びはないと思ったが、ファミリー作品らしく評価とは関係なく伸びそうだ。
「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」の興行収入は2週目まで8千万ドル台と予想していたが、先週に引き続き、前作を超える1億1千万ドル台と予想したい。
制作費を回収できれば、とりあえず合格となると思ったが、ここまでヒットすると続編の可能性も出てきそうだ。


7位は4週目の「The Vow」。
トータルでは112百万ドルとなっている。
製作費30百万ドルの回収は楽に完了している。
公開前に『女性陣が動けばヒットとなるが、「The Vow」はコケるか』と書いたが、女性陣がしっかりと動いて爆発的なヒットとなった。
本作のポスターのようなものが、あまりにも気持ち悪かったので、ヒットすると予想できなかった。
監督はあまり実績のないMichael Sucsy。
レイチェル・マクアダムス、チャニング・テイタム主演のヒューマンドラマ。
記憶喪失モノのラブストーリーだろうか。

主演どちらかのラブストーリー作品の興行収入は以下のとおり。
☆04年「きみに読む物語」トータル81百万ドル
OP13→29→43→54→62→69
☆09年「きみがぼくを見つけた日」トータル63百万ドル
OP19→37→48→55→59→61
☆10年「親愛なるきみへ」トータル80百万ドル
OP30→54→66→72→77→79
☆12年「The Vow」
OP41→85→103→112百万ドル→
「きみに読む物語」以外の作品との対比で考えると、「The Vow」の興行収入は124~128百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くない程度なので、伸びがないと思ったが、予想以上に伸びている。
オープニング時に1億1千万ドルと予想したが、「The Vow」の興行収入は先週に引き続き1億3千万ドル台と予想したい。
この手の泣けるラブストーリーはアメリカでも日本でも強いようだ。


8位は3週目の「Black & White/ブラック & ホワイト」。
トータルでは41百万ドルとなっている。
製作費65百万ドルの回収は難しいか。
公開前に『キャスティングが豪華な「Black & White/ブラック & ホワイト」も大ヒットするのではないか』と書いたが、パッとしない動きとなっている。
マックG監督のアクション作品。
主演はリース・ウィザースプーン、クリス・パイン、トム・ハーディ。
コメディタッチのスパイモノらしい。
スティーヴ・カレル主演の08年「ゲット・スマート」トータル130百万ドル程度のヒット、悪くてもトム・クルーズ主演の10年「ナイト&デイ」トータル76百万ドルを稼げると目論んでいたのではないか。
「チャーリーズ・エンジェル」「ターミネーター4」と微妙な作品を作るマックGの人気がないのか、リース・ウィザースプーンの人気がないのか、はたまた両方が人気がないのか。

リース・ウィザースプーン主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆01年「キューティ・ブロンド」トータル97百万ドル
☆02年「メラニーは行く!」トータル127百万ドル
☆03年「キューティ・ブロンド/ハッピーMAX」トータル90百万ドル
☆04年「悪女」トータル16百万ドル
☆05年「恋人はゴースト」トータル48百万ドル
OP16→30→38→44→46
☆05年「ウォーク・ザ・ライン」トータル120百万ドル
☆07年「Rendition」トータル10百万ドル
☆08年「Four Christmases」トータル120百万ドル
☆10年「幸せの始まりは」トータル30百万ドル
OP07→15→25→28→30
☆11年「Water for Elephants」トータル59百万ドル
OP17→32→42→49→52
☆12年「Black & White/ブラック & ホワイト」
先19→33→41百万ドル→
コメディ女優だったが、アカデミー賞主演女優賞を受賞後に迷走している。
ついには製作費1億2千万ドルのコメディ作品「幸せの始まりは」も大コケしてしまった。
これらとの対比で考えると、「Black & White/ブラック & ホワイト」の興行収入は49~58百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くはない程度であり、伸びはないだろう。
「Black & White/ブラック & ホワイト」の興行収入は先週に引き続き5千万ドル台と予想したい。
リース・ウィザースプーンの復活はあるのだろうか。


9位は3週目の「Ghost Rider Spirit of Vengeance」。
トータルでは45百万ドルとなっている。
製作費57百万ドルの回収が目標となる。
公開前に『「Ghost Rider Spirit of Vengeance」はコケる可能性もあるが、前作程度にヒットしそうだ』と書いたが、コケることはなんとか免れたようだ。
監督は、06年「アドレナリン」トータル28百万ドル、09年「アドレナリン:ハイ・ボルテージ」トータル14百万ドル、09年「GAMER」トータル21百万ドルのマーク・ネヴェルダインとブライアン・テイラー。
ニコラス・ケイジ主演のコミック原作のアクションホラー。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆07年「ゴースト・ライダー」トータル116百万ドル
OP45→79→95→104→110→113
☆12年「Ghost Rider Spirit of Vengeance」
OP22→38→45百万ドル→
前作との対比で考えると、「Ghost Rider Spirit of Vengeance」の興行収入は55百万ドルとなる。

その他の主なニコラス・ケイジ主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「ノウイング」トータル80百万ドル
OP25→46→58→68→74
☆10年「魔法使いの弟子」トータル63百万ドル
先25(OP18)→43→52→57→60
☆11年「デビルクエスト」トータル25百万ドル
OP11→18→22→24→24
☆12年「Ghost Rider Spirit of Vengeance」
OP22→38→45百万ドル→
これらとの対比で考えると、「Ghost Rider Spirit of Vengeance」の興行収入は51~62百万ドルとなる。
評価は普通なので伸びはないだろう。
「Ghost Rider Spirit of Vengeance」の興行収入は先週に引き続き6千万ドル台と予想したいところだが、厳しそうだ。
5千万ドル台と下方修正したい。
制作費を回収できれば大きな問題はないが、今後のシリーズはどうなるだろうか。


10位は15週目の「アーティスト」。
トータルでは37百万ドルとなっている。
製作費15百万ドルは回収している。
アカデミー賞効果で上昇している。
評価はもちろん恐ろしく高い。
果たして、どこまで伸びるだろうか。
09年「ハートロッカー」トータル17百万ドル以上には稼いでいるようだ。
05年「クラッシュ」トータル55百万ドル、07年「ノーカントリー」トータル74百万ドルがライバルになる。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆SFアドベンチャー「ジョン・カーター」
☆ホラー作品「Silent House」
☆エディ・マーフィ主演のコメディドラマ「A Thousand Words」
「Silent House」は普通、「A Thousand Words」はヒットしないだろう。
ディズニーによる超大作映画「ジョン・カーター」はやや微妙だが、さすがにそれなりには稼ぐだろう。
ビッグヒットにはならないか。

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