ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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国内映画興行収入ランキング(6月1週目新作予想)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

◎「外事警察 その男に騙されるな」(東映・NHK)
2009年に放送されたNHKドラマの映画化。
視聴率は5.2%程度。
本格的な作品のようには感じられるが、このような映画は一般向けではなく、ヒットしないはずだ。
09年「ハゲタカ」トータル8.3億円を超えることはないだろう。
渡部篤郎の人気もそれほど高いとは思えず、2~3億円というところだろう。
ドラマのファンがそれなりにいるはずなので、3億円にギリギリ乗せると考えて、「外事警察」の興行収入は3億円台と予想したい。
オープニングは6千万円程度だろうか。


◎「君への誓い」(ソニー)
05年公開「きみに読む物語」トータル15.0億円のレイチェル・マクアダムス主演の同タイプの作品だが、「きみに読む物語」のようなヒットにはならないだろう。
アメリカでは「君への誓い」は大ヒットしたが、日本では「きみに読む物語」のようなムーブメントは起きない。
しかしながら、女性好みの内容だけに、それなりには稼ぐかもしれない。
08年「P.S.アイラヴユー」もトータル11.0億円と大ヒットしている。
内容的に一桁後半程度は稼いでもおかしくはないが、宣伝があまり良くないので、「君への誓い」の興行収入は5億円台と予想したい。
もっと感動的に煽れば10億円台も夢ではなかっただろう。
金曜日からのオープニング3日は7千万円程度か。
レディースデイに稼ぐタイプの作品だろう。
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テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

国内映画興行収入ランキング(5月4週目その1)

動員1位:「メン・イン・ブラック3」(ソニー)<1週目>
【公開前個人予想】 15~16億円
【現時点での興行収入予想】 34~35億円
【公開規模】 979スクリーン
金曜日からの3日間で7.0億円(701,885,000円)のオープニングを飾った。
土日2日間では5.7億円(573,569,900円)だったようだ。
先週『オープニングは2.8億円程度か』と書いたので、大きくハズした。
10年以上前のシリーズ作品であり、熱望されていたとは思えない。
ウィル・スミスの人気もピーク時からは落ちているはず。
時期的にも日本ではヒットしにくいと考えたが、ウィル・スミスにも本シリーズにも、この程度は稼げるだけのチカラはあるようだ。
「テルマエ・ロマエ」など、コメディタッチの気軽に観られる作品は受けいられ易いのかもしれない。
洋画作品では今年ナンバーワンのオープニングとなっている。

過去の興行収入は以下のとおり。
☆97年「メン・イン・ブラック」配給収入35.0億円
☆02年「メン・イン・ブラック2」トータル40.0億円
興行収入は配給収入の倍程度となる。
恐ろしくヒットしているので、今回もヒットしたようだ。

ウィル・スミス主演作の興行収入は以下の通り。
☆97年「インディペンデンス・デイ」配給収入66.5億円(興行収入は倍程度)
☆03年「バッド・ボーイズ2バッド」トータル20.0億円
☆04年「アイ,ロボット」トータル37.5億円
先7.3→17.0→23.3→28.7→31.6→33.6→34.8
☆05年「最後の恋のはじめ方」 10億円未満
☆07年「幸せのちから」トータル27.1億円
OP3.5→10.6→15.9→20.4→23.2→25.1→26.1
☆07年「アイ・アム・レジェンド」トータル43.0億円
金7.2→16.4→不明→33.8→37.7→40.6→42.0→42.8
☆08年「ハンコック」トータル31.0億円
先8.3→17.2→祝込23.7→26.6→28.7→29.1
☆09年公開「7つの贈り物」トータル7.9億円
OP1.6→04.6→06.4→07.4→07.7
☆10年公開「ベスト・キッド」トータル15.2億円(参考)
先2.9→07.3→10.0→12.2→13.3
☆12年公開「メン・イン・ブラック3」
金7.0(OP5.7)億円→
アクション映画ならば30億円を超えるヒットを叩きだすスター。
「アイ・アム・レジェンド」と同程度のオープニングとなっている。
主要作品との対比で考えると、「メン・イン・ブラック3」の興行収入は26.1~41.8億円となる。
「ハンコック」を超えることはないと思ったが、少なくとも同程度は稼ぎそうだ。
30億円台には乗るだろう。

「メン・イン・ブラック3」金7.0億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2011>
☆「トランスフォーマー」金8.2億円(トータル42.5億円)
☆「ナルニア国物語」金4.6億円(トータル26.9億円)
これらとの対比で考えると、「メン・イン・ブラック3」の興行収入は36.3~40.9億円となる。
高い伸びはないと思われるので、この対比を下回るだろう。
「メン・イン・ブラック3」の興行収入は34~35億円と予想したい。
公開前個人予想は15~16億円だったので、倍以上となる。
オワコンだと思っていたが、そんなことは全くなかったようだ。
ウィル・スミスの人気、本シリーズはまだまだイケル。
コメディ系作品については高めに予想した方がよさそうだ。


動員4位:「ガール」(東宝)<1週目>
【公開前個人予想】 5億円台
【現時点での興行収入予想】 6億円
【公開規模】 286スクリーン
1.2億円(120,148,500円)のオープニングを飾った。
先週『オープニングは低めの8千万円程度か』と書いたが、予想よりも稼いだ。
しかし、物足りないことに変わりがない。
レディースデイでの動員が勝負となりそうだ。

以下の作品の二の舞は避けられた。
☆10年「FLOWERS」4億円台見込み
OP0.5→2.0→2.9→3.6
☆12年「ガール」
OP1.2億円→
これとの対比で考えると、「ガール」の興行収入は9.6億円となる。
レディースデイの稼動次第ではこの程度を稼げるが、そこまで伸びないだろう。

以下と似たようなオープニング作品を飾っている。
☆10年「ゴースト もういちど抱きしめたい」トータル9.0億円
OP1.3→4.0→6.3→7.5→8.2→8.6
☆10年「ダーリンは外国人」トータル7.0億円
OP1.2→3.2→4.3→5.3→6.3→6.6
これらと同じオープニングなので、それほど悪くはない。
これらとの対比で考えると、「ガール」の興行収入は7.0~8.3億円となる。
この辺りの伸びが標準クラスか。

「ガール」1.2億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2011>
☆「ツレがうつになりまして。」2日1.3億円(トータル8~9億円見込み)
☆「DOG×POLICE 純白の絆」1.5億円(トータル7.6億円)
☆「さや侍」1.2億円(トータル6.3億円)
これらとの対比で考えると、「ガール」の興行収入は6.1~6.3億円となる。
伸びるとは思えないので、「ガール」の興行収入は6億円台と予想したい。
公開前個人予想は5億円台だったので、当たりそうだが、予想よりも伸びがあるようだと当たらないこともある。
ヒットともコケたとも言えない結果になりそうだ。
この企画はやはり優れたものとはいえないだろう。

テーマ:興行収入ランキング - ジャンル:映画

全米映画興行収入(5月第4週目)

1位となったのは新作の「メン・イン・ブラック3」。
思ったよりも高い55.0百万ドルのオープニングを飾った。
公開前に『「MIB3」は前作以下か』と書いたが、超える可能性もあるオープニングだ。
ウィル・スミス主演のSFコメディ。
トミー・リー・ジョーンズ、ジョシュ・ブローリンが出演している。
監督は、前2作に引き続き、バリー・ソネンフィルド。

過去のシリーズは以下のとおり。
☆97年「メン・イン・ブラック」トータル251百万ドル
先84(OP51)→140→172→194→208→218
☆02年「メン・イン・ブラックⅡ」トータル190百万ドル
先87(OP52)→133→158→173→182→186
☆12年「メン・イン・ブラック3」
OP55百万ドル→
3D単価もあるが、だいたい同じようなオープニングとなっている。
10年というブランクも特に問題はなかった。
先行分を除外して、これらとの対比で考えると、「メン・イン・ブラック3」の興行収入は164~235百万ドルとなる。
2億ドルは超えないだろう。

ウィル・スミス主演作品の興行収入は以下の通り。
☆03年「バッドボーイズⅡ」トータル139百万ドル
OP47→089→111→123→129→132→135
☆04年「アイ,ロボット」トータル145百万ドル
OP52→095→115→127→134→138→141
☆05年「最後の恋のはじめ方」トータル179百万ドル
OP43→090→121→138→150→159→166
☆06年「幸せのちから」トータル164百万ドル
OP26→053→098→124→136→146→153
☆07年「アイ・アム・レジェンド」トータル256百万ドル
OP77→137→194→228→240→247→252
☆08年「ハンコック」トータル228百万ドル
先104(OP63)→164→192→206→216→222→225
☆08年「7つの贈り物」トータル70百万ドル
OP015→039→060→067
☆12年「メン・イン・ブラック3」
OP55百万ドル→
アクション作品との対比で考えると、「メン・イン・ブラック3」の興行収入は153~183百万ドルとなる。
評価は高いが、高い伸びはないだろう。
「メン・イン・ブラック3」の興行収入は1億6千万ドルと予想したい。
当面は、「幸せのちから」トータル164百万ドルを超えることが目標となる。


2位は4週目の「アベンジャーズ」。
トータルでは514百万ドルとなっている。
製作費2億2千万ドルを楽に回収している。
既にアメリカ興行史上4位の成績となっている。
歴代5位の「スター・ウォーズEP1」トータル475百万ドルを超えた。
歴代3位の「ダークナイト」トータル533百万ドルを超えるのも確実。
公開前に『3億ドル超の大ヒットは間違いないだろうが、「ハンガー・ゲーム」には勝てないか』と書いたが、アメリカ興行歴代1位となる200.3百万ドルという異次元のオープニングを飾っていた。
「トランスフォーマー」レベルかと思ったが、やはりこれだけ揃うと破壊力が異なった。
アイアンマン、キャプテン・アメリカ、マイティ・ソーなどのヒーローが終結するアクションアドベンチャー。
監督はあまりヒット実績のないジョス・ウェドン。

関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「アイアンマン」トータル318百万ドル
先102→178→223→253→276→289→298→305
☆10年「アイアンマン2」トータル312百万ドル
OP128→211→251→275→291→299→305
☆11年「マイティ・ソー」トータル181百万ドル
OP66→119→145→160→169→174→176
☆11年「キャプテン・アメリカ」トータル177百万ドル
OP65→117→143→157→165→169→172
☆12年「アベンジャーズ」
OP207→373→458→514百万ドル→
「アイアンマン」以外の作品との対比で考えると、「アベンジャーズ」の興行収入は579~583百万ドルとなる。

当面のライバルは以下のとおり。
☆08年「ダークナイト」トータル533百万ドル
OP158→214→394→442→471→489→502→512
☆11年「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」トータル381百万ドル
OP169→274→319→343→357→366→371→375
☆12年「ハンガー・ゲーム」
OP153→248→302→337→357→372→381→387
☆12年「アベンジャーズ」
OP207→373→458→514百万ドル→
「ハリポタ」との対比で考えると、「アベンジャーズ」の興行収入は571百万ドルとなる。
「ダークナイト」との対比で考えると、「アベンジャーズ」の興行収入は620百万ドルとなる。
評価も恐ろしく高くなっており、正直、どこまで伸びるかは検討が付かないが、アメリカ興行収入歴代3位の「ダーク・ナイト」トータル533百万ドルレベルを超えそうだ。
オープニング時から2週目まで、当面は5億3千万ドル程度と考えておきたいと書いたが、先週に引き続き6億ドルまで伸びるのではないかと考えたい。
歴代1位の「アバター」トータル761百万ドル、歴代2位の「タイタニック」トータル658百万ドルまでは伸びないだろう。


3位は2週目の「バトルシップ」。
トータル44百万ドルとなっている。
製作費209百万ドルの回収は不可能だ。
公開前に『高いヒットにはならないだろう』と書いたとおりとなりそうだ。
テイラー・キッチュ主演のアクション作品。
監督はピーター・バーグ。

テイラー・キッチュは「ジョン・カーター」に続いてやらかしたか。
☆12年「ジョン・カーター」トータル72百万ドル(製作費250百万ドル)
OP30→53→62→66→68
☆12年「バトルシップ」(製作費209百万ドル)
OP26→44百万ドル→
これとの対比で考えると、「バトルシップ」の興行収入は60百万ドルとなる。
これ以上は伸びるだろう。
どれだけ損害を与えるつもりなのだろうか。
しかし、テイラー・キッチュが悪いというよりも、実績のない俳優に大作を任せるスタジオが悪い。
将来性のある若者がこれらの失敗でダメにならないことを祈りたい。

ピーター・バーグ監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年「キングダム/見えざる敵」トータル48百万ドル
OP17→32→40→44→46→47
☆08年「ハンコック」トータル228百万ドル
先104(OP63)→164→192→206→216→222
☆12年「バトルシップ」(製作費209百万ドル)
OP26→44百万ドル→
これらとの対比で考えると、「バトルシップ」の興行収入は61~66百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くない程度なので、高い伸びはないだろうが、「バトルシップ」の興行収入は先週に引き続き7千万ドル台と予想したい。
6千万ドル台止まりになるかが注目となる。
いずれにせよ、ハズブロ系だからといって、「トランスフォーマー」並に稼げると思ったのだろうか。
「アベンジャーズ」とほぼ同じ製作費であり、完全にコケたといえるだろう。


4位は2週目の「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」。
トータルでは41百万ドルとなっている。
製作費65百万ドルの回収が目標となる。
公開前に『高いヒットにはならないだろう』と書いたが、コケてはいない。
そろそろ飽きられる頃だと思ったが、踏みとどまった。
サシャ・バロン・コーエン主演のコメディ作品。
監督はいつも通りラリー・チャールズ。

サシャ・バロン・コーエンとラリー・チャールズが組んだ作品の興行収入は以下の通り。
☆06年「ボラット」トータル129百万ドル
OP26→67→91→109→116→120
☆09年「ブルーノ」トータル60百万ドル
OP31→50→57→59→60→60
☆12年「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」
先24→41百万ドル→
これらとの対比で考えると、「The Dictator」の興行収入は49~79百万ドルとなる。
評価は高いのである程度は伸びそうだ。
この中間程度と考えて、「The Dictator」の興行収入は先週に引き続き6千万ドル台と予想したい。
「ブルーノ」を超えることが目標となる。


5位となったのは新作の「Chernobyl Diaries」。
低目の8.0百万ドルのオープニングを飾った。
公開前に『「パラノーマル」のような大ヒットはしないだろうが、そこそこ稼ぐだろう』と書いたが、完全に飽きられたか。
チェルノブイリという実在の地名を使ったところが受け入られなかったか。
「パラノーマル・アクティビティ」シリーズを手がけているオーレン・ペリによるホラー作品。

関連作品は以下のとおり。
☆09年「パラノーマル・アクティビティ」トータル108百万ドル
4週目より拡大33→62→85→97→104
☆10年「パラノーマル・アクティビティ2」トータル85百万ドル
OP41→66→77→82→84
☆11年「パラノーマル・アクティビティ3」トータル104百万ドル
OP53→81→95→101
☆11年「Insidious」トータル54百万ドル
OP13→27→36→44→48
☆12年「Chernobyl Diaries」
OP08百万ドル→
これらとの対比で考えると、「Chernobyl Diaries」の興行収入は16~33百万ドルとなる。
評価は普通程度であり、伸びはないだろう。
「Chernobyl Diaries」の興行収入は1千万ドル台と予想したい。
制作費は低いだろうが、コケたといえそうだ。


6位は3週目の「ダーク・シャドウ」。
トータルでは63百万ドルとなっている。
製作費1億5千万ドルの回収は厳しいだろう。
公開前に『そこまで高いヒットにはならないだろう』と書いたとおりとなりそうだ。
監督ティム・バートンと主演ジョニー・デップのゴールデンコンビ。
ミシェル・ファイファー、ヘレナ・ボナム・カーター、クロエ・モレッツなどが主演している。

ゴールデンコンビの興行収入は以下のとおり。
☆05年「チャーリーとチョコレート工場」トータル206百万ドル
OP56→114→148→169→184→193
☆05年「コープス・ブライド」トータル53百万ドル
OP0.4→20→33→42→48→51
☆07年「スウィーニー・トッド」トータル53百万ドル
OP09→27→39→44→48→51→52→52
☆10年「アリス・イン・ワンダーランド」トータル334百万ドル
OP116→209→265→294→310→319→324
☆12年「ダーク・シャドウ」
OP30→51→63百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「ダーク・シャドウ」の興行収入は79~101百万ドルとなる。
評価もそれほど悪くはない程度であり、高い伸びはないだろうが、「ダーク・シャドウ」の興行収入は先週に引き続き9千万ドル台と予想したい。
8千万ドル台止まりになるかが注目となる。
アメリカではジョニー・デップの人気がやや落ちているのかもしれないが、本作はやや微妙なテイストであり、仕方がないところもある。
ファミリーも動きにくい作品でもある。


7位は2週目の「What to Expect When You're Expecting」。
トータルでは22百万ドルとなっている。
公開前に『女性の支持を集めそうであり、「What to Expect When You're Expecting」はヒットしそうだ』と書いたが、イマイチな結果となっている。
キャメロン・ディアス、ジェニファー・ロペスなどが出演するラブコメ作品。
出産などがテーマのようだ。
監督は、98年「ウェイクアップ!ネッド」トータル25百万ドル、05年「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」トータル47百万ドル、09年「みんな元気」トータル9百万ドルのカーク・ジョーンズ。

キャメロン・ディアスが主演した作品の興行収入は以下のとおり。
☆06年「ホリデイ」トータル63百万ドル
OP13→25→35→50→59
☆08年「ベガスの恋に勝つルール」トータル80百万ドル
OP20→40→54→66→72
☆11年「バッド・ティーチャー」トータル100百万ドル
OP32→60→79→88→94
☆12年「What to Expect When You're Expecting」
OP11→22百万ドル→
これらとの対比で考えると、「What to Expect When You're Expecting」の興行収入は37~55百万ドルとなる。
評価は普通なので高い伸びはないだろう。
「What to Expect When You're Expecting」の興行収入は先週に引き続き3千万ドル台と予想したい。
キャメロン・ディアスが出演するラブコメなのでヒットすると思ったが、キャメロン・ディアス主演作というよりも、アンサンブルキャストのような作品であり、その辺りの影響があったか。
制作費は不明だが、コケたといえるのではないか。


8位は4週目の「The Best Exotic Marigold Hotel」。
トータルでは17百万ドルとなっている。
オープニング時27スクリーンから、178→354→1233スクリーンに拡大公開されている。
98年「恋におちたシェイクスピア」(トータル100百万ドル)のジョン・マッデン監督作品。
トム・ウィルキンソン、ジュディ・デンチが出演している。
ジョン・マッデン監督作品の01年「コレリ大尉のマンドリン」トータル26百万ドル、05年「プルーフ・オブ・ライフ」トータル8百万ドル、11年「The Debt」トータル31百万ドルとなっている。
『評判は高いが、この規模のままならば、1~2千万ドルとなりそうだ』と書いていたが、規模が拡大されたので、3千万ドル台まで伸びそうだ。
20世紀フォックスサーチライトは相変わらず渋い作品でもヒットさせている。


9位は10週目の「ハンガー・ゲーム」。
トータルでは395百万ドルとなっている。
4億ドルが迫ってきたが、果たして超えられるだろうか。
製作費78百万ドルを一瞬で回収していた。
当時では、152.5百万ドルという「ハリポタ最終作」「ダークナイト」に次ぐ歴代3位のオープニングを飾っており、4週連続で興行収入首位となった作品。
公開前に『1億ドルを超えるオープニングと言われているが、どうなるだろうか』と書いたように、半信半疑なところはあったが、楽に超えていた。
アメリカ版「バトル・ロワイヤル」と言われているアクションアドベンチャー作品。
監督は、03年「シービスケット」(トータル120百万ドル)のゲイリー・ロス。
主演は、「ウィンターズ・ボーン」「X-MEN」ジェニファー・ローレンス。
ジョシュ・ハッチャーソン、エリザベス・バンクス、スタンリー・トゥッチ、ウディ・ハレルソンなどが出演している。

以下の作品が参考となるだろう。
☆11年「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」トータル381百万ドル
OP169→274→319→343→357→366→371→375→377→378
☆11年「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」トータル352百万ドル
先163(OP98)→261→303→326→338→344
☆11年「トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン1」トータル281百万ドル
OP138→221→247→259→266→270
☆11年「ハングオーバー!!」トータル254百万ドル
先118(OP86)→186→216→233→244→248
☆12年「ハンガー・ゲーム」
OP153→248→302→337→357→372→381→387→392→395→
去年の興行収入トップの「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」トータル381百万ドルを超えた。
「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」との対比で考えると、「ハンガー・ゲーム」の興行収入は398百万ドルとなる。
評価はかなり高いので、まだまだ伸びはありそうだ。
「ハンガー・ゲーム」の興行収入は3週目まで3億5千万ドル前後、5週目まで3億8千万ドル台と予想していたが、先週に引き続き3億9千万ドル台と予想したい。
「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」トータル381百万ドルを超えて、歴代14位の記録となる。
歴代13位の「トランスフォーマー/リベンジ」トータル402百万ドルには届くだろうか。
「SAW」シリーズなどで有名な製作会社ライオンズゲートにとって、初めての大ヒット作品となった。


10位は6週目の「Think Like a Man」。
トータルでは88百万ドルとなっている。
製作費12百万ドルの7倍以上を回収しており、サプライズヒットとなった。
関係者は相当喜んでいるだろう。
公開前に『それなりには稼ぐはずだ』と思ったが、ここまで高いヒットになるとは思わなかった。
主演はマイケル・イーリーなど。
ブラック層向けのコメディ作品。

監督はティム・ストーリーであり、実績は意外と高い。
☆02年「バーバーショップ」トータル76百万ドル
OP21→38→51→60→65→69
☆04年「TAXY NY」トータル37百万ドル
先13→24→30→33→35→35
☆05年「ファンタスティック・フォー」トータル155百万ドル
OP56→100→123→136→144→149
☆07年「ファンタスティックフォー/銀河の危機」トータル132百万ドル
OP58→097→115→124→127→129
☆12年「Think Like a Man」
OP34→060→073→082→086→088百万ドル→
これらとの対比で考えると、「Think Like a Man」の興行収入は90~97百万ドルとなる。
評価は普通程度なので、高い伸びはないとは思ったが、ここまで話題になればその宣伝効果も高い。
「Think Like a Man」の興行収入は先週に引き続き9千万ドルと予想したい。
オープニング時には8千万ドル台、2~3週目まで1億ドル突破と予想したが、微妙な伸びとなった。
しかしながら、制作費を踏まえれば、ビッグヒットといえるだろう。
既に製作されているが、この手の作品はもっと増えていくはずだ。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆アドベンチャー作品「スノーホワイト」
「白雪姫」を題材とした作品。
もう一本の「Mirror Mirror」よりも確実にヒットするだろう。

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『ダーク・シャドウ』レビュー

◆評  価   6.5点
◆おススメ度  B+(そこまで悪くない)

当然、ドラマ版についての知識は全くない。
200年前と現代とのギャップを描いたコメディだと思っていたくらいだ。
しかし、笑いどころはほとんどなく、比較的普通の作品だった。
「アリス・イン・ワンダーランド」同様に、中身がなく、キャラクターの造形も浅く、ストーリーも継ぎはぎだらけ、悪いところが目立つデキの良くない作品ではあるが、不思議と楽しむことはできた。
ティム・バートンが描くダークかつ解読不能な雰囲気を堪能すればよいのかもしれない。

魔女役のエヴァ・グリーンだけがこの世界にハマっている。
彼女の存在感が発揮されなかったら、この作品は見られたものではないだろう。
残念ながら、その他のキャラクターはあまり個性を発揮していない。
プロデューサーでもある肝心のジョニー・デップが弾けていない。
他のキャラクターと似通ってしまうことを避けるために、抑えたキャラクターを演じようとしているのだろうが、中途半端になり失敗している。

本作では、“家族”や“愛”というテーマを描いているが、ピンとはこない。
ジョニー・デップ演じるヴァンパイアを含めて、幽霊を見られるために親に捨てられた女性、母親を失った少年、普通の者とは異なるために周囲と距離を置きkeep outさせる少女、愛を求める魔女といったように、それぞれが心の奥底に癒し難い孤独を抱えている。
孤独を癒すものとして、本作においては“家族”という答えを導き出している。
“家族”を作りたかった魔女は“愛”の意味を取り違えて、“家族”を作れずに生きながら苦悩することとなっている。
したがって、身分の違いという壁はあるものの、バーナバスとアンジェリークの若い頃の関係はもうちょっとしっかりと描いてもよかったかもしれない。
なぜ、彼女の“愛”を受け入れることができないのか、観客にはピンと来ない。

一方、親に捨てられたヴィクトリアの孤独を癒すために、バーナバスはヴァンパイアとして家族として共生する道を選んでいる。
亡くしたフィアンセに似ているために興味を持つことは分かるが、バーナバスとヴィクトリアの関係をもうちょっと描いてもよかったかもしれない。
なぜ、彼女はバーナバスの“愛”を受け入れるのか、なぜバーナバスは彼女の“愛”を受け入れるのかが、観客にはピンと来ない。

これらのように、異常な個人が“家族”という集団の中で癒されるために“家族”の重要性を強調している作品となっている。
自分の子供を守れない父親には家族の元から立ち去らせ、家族を裏切って自分勝手な行動をする者を抹殺していることもその表れであろう。

ティム・バートンは「ビッグ・フィッシュ」という“家族”を描いた傑作を作っているほど、“家族”に対する思いが強いようだ。
本作にも反映されているが、本作のユニークな世界観に対しては中途半端な仕上がりとなってしまった。
もうちょっと本腰を入れて“家族”を描くことに専念するか、ユニークな世界観を構築することだけに専念するか、ジョニー・デップと協議して、方向性を明確にすべきであったろう。
世界観や雰囲気は悪くはないので、もっと良作となったのではないか。

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国内映画興行収入ランキング(5月3週目その3)

動員4位:「宇宙兄弟」(東宝)<3週目>
【公開前個人予想】 18億円台
【現時点での興行収入予想】 16億円台(OP時22~23億円)
【配給会社期待値等】最終興収25億円超えに向け大ヒットスタートを切った
【公開規模】 先週322スクリーン
トータルでは10.5億円半ばとなっている。
1週間の伸びは2.9億円程度だろうか。
伸びがイマイチとなっている。
やはり、オープニングはゴールデンウィーク特需だったようだ。

小栗旬主演の人気漫画原作作品ということであり、同じく小栗旬主演の人気漫画原作の「岳-ガク-」が参考となるだろう。
こちらはゴールデンウィーク明けの公開だった。
☆11年「岳-ガク-」トータル15.9億円
OP2.6→7.2→10.3→12.8→14.2→15.0
☆12年「宇宙兄弟」
OP3.8→7.6→10.6億円→
なぜか差がほとんどなくなってしまった。
これとの対比で考えると、「宇宙兄弟」の興行収入は16.4億円となる。
この程度が落ち着きどころか。

本作の脚本を手がけた大森美香が手がけた作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「デトロイト・メタル・シティ」トータル23.4億円
OP3.5→10.2→14.5→祝込18.2→20.1→21.7→22.4→祝22.8
☆09年「カイジ 人生逆転ゲーム」トータル22.5億円
祝3日5.3→10.0→14.1→17.2→19.7→20.9→祝込21.6→21.9
☆12年「宇宙兄弟」
OP3.8→7.6→10.6億円→
これらとの対比で考えると、「宇宙兄弟」の興行収入は16.9~17.1億円となる。
やはり、この程度だろうか。

「宇宙兄弟」10.6億円と同程度の3週目興行収入作品は以下のとおり。
<2011>
☆「アンダルシア」10.8億円(トータル18.8億円)
☆「岳 ガク」10.3億円(トータル16.3億円)
☆「プリンセス トヨトミ」10.7億円(トータル16.2億円)
これらとの対比で考えると、「宇宙兄弟」の興行収入は16.0~18.5億円となる。
評判は悪くはなく、ほとほどに伸びるのではないかと思ったが、厳しいのだろうか。
オープニング時に22~23億円と予想したが、『ゴールデンウィーク特需の可能性も高い』と書いたとおりとなってしまった。
「宇宙兄弟」の興行収入は先週に引き続き16億円台と予想したい。
やはり「岳 ガク」程度となるか。
しかしながら、原作漫画の人気がよく分からないが、悪くはない結果を残しそうだ。
公開前個人予想は18億円台だったので、悪くはない結果となりそうだ。
小栗旬の人気にやや懐疑的なので、高くは予想できないが、低い予想もしにくい。


動員5位:「名探偵コナン 11人目のストライカー」(東宝・日本テレビ)<6週目>
【公開前個人予想】 30億円台
【現時点での興行収入予想】 33億円台(OP~2週目36億円台)
【公開規模】 先週351スクリーン
トータルでは30.9億円となっている。
1週間の伸びは1.1億円半ば程度だろうか。
公開前に『人気が落ちている感じはない』とは書いたが、人気が上がっているという印象はなかった。
しかし、例年よりも好調な動きとなっている。
今年公開されたどの映画よりも高いオープニング成績となっていた。

過去の「名探偵コナン」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆97年「時計じかけの摩天楼」トータル11.0億円
☆98年「14番目の標的(ターゲット)」トータル18.5億円
☆99年「世紀末の魔術師」トータル26億円
☆00年「瞳の中の暗殺者」トータル25.0億円
☆01年「天国へのカウントダウン」トータル29.0億円
☆02年「ベイカー街の亡霊」トータル33.8億円
☆03年「迷宮の十字路」トータル32.0億円
☆04年「銀翼の奇術師」トータル28.0億円
☆05年「水平線上の陰謀(ストラテジー)」トータル21.5億円
2.8→06.1→08.3→12.6→18.3→19.3
☆06年「探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」トータル30.3億円<10周年記念>
5.4→10.3→14.9→25.4→27.2→28.5→29.3
☆07年「紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」トータル25.3億円
4.5→09.5→20.2→21.9→23.2→24.0→24.5
☆08年「戦慄の楽譜(フルスコア)」トータル24.2億円
4.2→08.5→祝込19.0→20.6→21.8→22.7→23.3
☆09年「漆黒の追跡者(チェイサー)」トータル35.0億円
5.9→12.5→20.1→29.5→31.6→32.9→33.8
☆10年「天空の難破船(ロスト・シップ)」トータル32.0億円
5.6→11.4→18.7→26.8→28.6→30.0→30.8
☆11年「沈黙の15分(クォーター)」トータル31.5億円
5.5→11.5→18.2→26.3→28.1→29.4→30.3→30.8
☆12年「11人目のストライカー」
6.3→12.6→17.3→28.1→29.8→30.9億円→
近5年との対比で考えると、今年の興行収入は32.6~33.1億円となる。
過去最高の09年「漆黒の追跡者(チェイサー)」トータル35.0億円を超すことが目標だったが、厳しくなってきた。
2週目までは並んでいたが、ゴールデンウィーク中の稼ぎが普通だった。
今年の興行収入は33億円台となりそうだ。
2週目まで36億円台と予想したが、そこまでの伸びはなかった。
公開前個人予想は30億円台だったので、微妙な結果となりそうだ。
今年は例年に比べて高いとは予想できなかった。
それにしても、今年の「ドラえもん」を含めて、アニメ作品は好調だ。

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気になる映画ニュース(5月第3週目)

☆『G.I.ジョー バック2リベンジ』が公開延期
6月29日に全米公開、8月10日に日本公開が決まっていた作品。
公開間際にも関わらず、2013年3月29日に変更となった。
パラマウント側からは、グレードとクオリティを上げ3D化するためとの説明となっている。
全米で、7月3日に公開される「アメイジング・スパイダーマン」、7月20日に公開される「ダークナイト ライジング」を避けるためだろうか。
現在大ヒット中の「アベンジャーズ」の影響により、他の映画が軒並み振るわないことが要因ではないだろうか。
稼げる作品にも関わらず、稼げない状況を避けることは、賢明な判断ともいえる。
「シャッター・アイランド」も公開日を変更して成功したらしく、パラマウントはビジネスが分かっているようだ。


☆シアーシャ・ローナン版「白雪姫」が製作中止
ディズニーは「白雪姫」の設定でカンフーアクションをメインとした作品の製作を企画していた。
シアーシャ・ローナンを主演にする予定だったが、製作を中止したようだ。
新鋭のマイケル・グレイシーを監督に抜擢し、脚本も決まっていたが、新人監督にとって制作費が高額すぎるという理由のようだ。
製作を推進していた会長の退任が影響とのことだが、白雪姫映画の「ミラー・ミラー」の興行的な苦戦、ディズニー映画の「ジョン・カーター」の大コケも影響しているのではないか。
稼げそうな作品だけが製作されることとなりそうだ。
そうなるとリスクを避けるため、シリーズモノやリブートということとなる。


☆「荒野の七人」をリメイク化へ
トム・クルーズを主役にすることで企画中らしい。
しかし、その他のキャストや監督は未定。
脚本を詰めている段階であり、公開には数年掛かるだろう。
トム・クルーズも抱えている企画が満載であり、早くても3~4年後というところではないか。


☆スティーヴン・キング原作「入り江」が映画化
監督、キャストは不明。
キング原作作品の映画化・映像化が進んでいる。
現在、企画中は以下のとおり。
ベン・アフレック監督による「ザ・スタンド」
制作が難航している「ダーク・タワー」
「ローズ・マダー」
テレビドラマ化の可能性もある「ドラゴンの眼」
「キャリー」のリメイク企画
「ファイアスターター」のリメイク企画
「ペット・セメタリー」のリメイク企画
スティーヴン・キング自身も「シャイニング」の続編を執筆中らしい。
いずれも企画倒れの可能性はあるが、「キャリー」のリメイク企画は完全に進行している。


☆「キャリー」の母親役が決定
クロエ・グレース・モレッツに決定したキャリー役同様に注目されていたキャリーの母親役を、ジュリアン・ムーアとジョディ・フォスターが争っていたが、ジュリアン・ムーアに決定したようだ。
ジュリアン・ムーアならば恐ろしい母親を演じるのではないか。
本作品は注目を集めており、ヒットしそうだ。

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国内映画興行収入ランキング(5月3週目その2)

動員2位:「テルマエ・ロマエ」(東宝)<4週目>
【公開前個人予想】 15~16億円台
【現時点での興行収入予想】 4週目46~47億円
【配給会社期待値等】興収30億円突破に向け大ヒットスタート
【公開規模】 先週304スクリーン
トータルでは36.6億円半ばとなっている。
1週間の伸びは7.0億円半ば程度だろうか。
オープニング時の配給会社の期待を楽に超えている。
人気漫画の原作、コメディ系作品の強さ、お風呂や古代ローマという幅広い層に受ける題材、題名の斬新さ、阿部寛や上戸彩といったクリーンな俳優の起用などが当たり、ヒットがヒットを呼び込む結果となった。
東宝のお膝元である有楽町・日比谷界隈では、「コナン」「クレヨン」「宇宙兄弟」「僕等がいた」などにビッグスクリーンを譲り、ミニシアターで公開するほどの仕打ちを受けていたので、ここまでのヒットになるとは思っていなかっただろう。

ゴールデンウィーク作品なので、ゴールデンウィーク作品と比較したい。
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」トータル118.0億円
OP13.2→35.4→59.0→83.8→93.4→101.0→107.1→111.5
☆12年「テルマエ・ロマエ」
4日8.6→22.2→30.0→36.6億円→
これとの対比で考えると、「テルマエ・ロマエ」の興行収入は51.5億円となる。
50億円を超えない程度が落ち着きどころか。

以下の作品がライバルとなる。
☆09年「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」トータル41.0億円
OP3.9→不明→22.1→祝29.9→32.7→35.1→36.8→37.8→38.6
☆09年「20世紀少年<最終章>ぼくらの旗」トータル44.1億円
OP8.7→21.3→27.9→32.4→38.7→40.7→祝42.2→42.7
☆10年「告白」トータル38.5億円
OP2.7→8.9→15.5→21.6→27.1→30.8→祝込33.7→35.1
☆10年「SPACE BATTLESHIP ヤマト」トータル41.0億円
5日9.4→17.6→22.9→27.0→31.6→祝36.8→38.1→39.1→39.7
☆11年「ステキな金縛り」トータル42.8億円
OP5.0→16.2→22.5→27.6→32.4→35.4→37.3→38.6
☆12年「ALWAYS 三丁目の夕日'64」
OP5.6→14.3→20.3→24.9→28.0→30.4→31.8→32.6→33.1
☆12年「テルマエ・ロマエ」
4日8.6→22.2→30.0→36.6億円→
GW公開のため、単純比較はしにくいが、これらとの対比で考えると、「テルマエ・ロマエ」の興行収入は49.8~65.2億円となる。
さすがにここまでは伸びないだろう。
50億円を超えないと思われるので、「テルマエ・ロマエ」の興行収入は46~47億円と予想したい。
公開前個人予想は15~16億円台だったので、完全に外れた。
公開前に本作が40億円を超えると予想できるはずがない。


動員3位:「貞子3D」(角川)<2週目>
【公開前個人予想】 7億円台
【現時点での興行収入予想】 11億円
【公開規模】 先週214スクリーン
トータルでは6.2億円弱となっている。
1週間の伸びは3.7億円程度だろうか。
やはり、それほど高い伸びではないようだ。
高い伸びではないが、それなりには稼ぎそうだ。
公開前に『過去のように大ヒットするとは思えないが、知名度抜群のネタであり、それなりには稼ぐだろう。最近のホラー作品より稼ぐのではないか』と書いたが、やはりネタ的にはインパクトがある題材だった。
角川系作品であり、爆発的なヒットにはならないだろうと予想したが、果たして、どうなるだろうか。

ジャパニーズホラーはあまりヒットしていないので、アメリカのホラーと比較したい。
☆10年「パラノーマル・アクティビティ」トータル5~6億円
OP1.0→2.6→4.0→4.8
☆10年「パラノーマル・アクティビティ第2章TOKYO NIGHT」トータル2億円見込み
OP0.4→1.2→1.6→1.9→2.0
☆10年「SAW ザ・ファイナル 3D」トータル3.6億円
OP0.7→1.9→2.5→3.0→3.3
☆11年「パラノーマル・アクティビティ2」トータル4.3億円
祝3日1.2(OP0.7)→2.5→3.3→3.7→4.0
☆11年「パラノーマル・アクティビティ3」トータル3.7億円
火1.5(OP0.6)→2.3→2.9→3.4
☆12年「貞子3D」
OP2.5→6.2億円→
これらとの対比で考えると、「貞子3D」の興行収入は10.0~10.7億円となる。
さすがに二桁は超えたいところだろう。
大きくは伸びないだろうが、この対比を超える程度が落ち着きどころか。
しかし、評判が著しく悪いので、超えない可能性がありそうだ。

「貞子3D」6.2億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2011>
☆「パラダイス・キス」5.8億円(トータル13.9億円)
☆「八日目の蝉」6.1億円(トータル12.4億円)
☆「あしたのジョー」6.2億円(トータル11.0億円)
これらとの対比で考えると、「貞子3D」の興行収入は11.0~14.9億円となる。
悪くても13億円台を狙えるオープニングだったが、対象作品が当然下がった。
評判が著しく悪く、伸びは全くないと思われるので、「貞子3D」の興行収入は先週に引き続き11億円台と予想したい。
公開前個人予想は7億円台だったので、低すぎたか。
00年「リング0 バースデイ」がトータル16.0億円(同時上映作品アリ)を稼いでいるが、そこまで強気にはなれない。

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国内映画興行収入ランキング(5月4週目新作予想)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

◎「メン・イン・ブラック3」(ソニー)
過去の興行収入は以下のとおり。
☆97年「メン・イン・ブラック」配給収入35.0億円
☆02年「メン・イン・ブラック2」トータル40.0億円
興行収入は配給収入の倍程度となる。
恐ろしくヒットしているようだ。
これほどヒットしているとは思わなかった。

ウィル・スミス主演作の興行収入は以下の通り。
☆97年「インディペンデンス・デイ」配給収入66.5億円(興行収入は倍程度)
☆03年「バッド・ボーイズ2バッド」トータル20.0億円
☆04年「アイ,ロボット」トータル37.5億円
先7.3→17.0→23.3→28.7→31.6→33.6→34.8
☆05年「最後の恋のはじめ方」 10億円未満
☆07年「幸せのちから」トータル27.1億円
OP3.5→10.6→15.9→20.4→23.2→25.1→26.1
☆07年「アイ・アム・レジェンド」トータル43.0億円
金7.2→16.4→不明→33.8→37.7→40.6→42.0→42.8
☆08年「ハンコック」トータル31.0億円
先8.3→17.2→祝込23.7→26.6→28.7→29.1
☆09年公開「7つの贈り物」トータル7.9億円
OP1.6→04.6→06.4→07.4→07.7
☆10年公開「ベスト・キッド」トータル15.2億円(参考)
先2.9→07.3→10.0→12.2→13.3
アクション映画ならば30億円を超えるヒットを叩きだすスター。
しかし、「ハンコック」からは4年ぶりとなり、シリーズとしては10年ぶりとなり、不安な要素が多い。
もう「メン・イン・ブラック」のことなど、忘れているだろう。
日米同時公開も引っ掛かる。
アメリカでは稼げるサマーシーズンであるが、日本では時期的にもヒットする時期ではない。
10億円は超えるだろうが、20億円突破は厳しいか。
「メン・イン・ブラック2」の4割、「ハンコック」の5割程度ではないか。
15~16億円と予想したい。
オープニングは2.8億円程度か。


◎「ガール」(東宝)
悪くはない内容かもしれないが、男の自分にとっては無料でも見たくない映画。
香里奈、麻生久美子、吉瀬美智子、板谷由夏は、「ガール」というよりも年齢層が高すぎやしないか。
20歳代後半から30歳代後半がメインターゲットとなりそうな作品。
彼女らが動くかがポイントとなる。
大コケするとも思わないが、大きくは動かないのではないか。
意味不明の女性向け映画の10年「flowers」(トータル4億円台見込み)程度となりそうだ。しかし、これよりも稼ぐだろう。
5~6億円というところではないか。
伸びないと思われるので、5億円台と予想したい。
レディースデイに稼ぎそうな作品であり、デートムービーには向かない。
オープニングは低めの8千万円程度か。

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国内映画興行収入ランキング(5月3週目その1)

動員1位:「ダーク・シャドウ」(ワーナー)<1週目>
【公開前個人予想】 14億円台
【現時点での興行収入予想】 19億円台
【公開規模】 571スクリーン
4.0億円半ば(404,526,450円)のオープニングを飾った。
先週『オープニングは2.4億円程度か』と書いたが、低すぎた。
公開前に作風的に微妙であり、大ヒットはしないと感じたが、やはりジョニー・デップの人気は磐石のようだ。

ジョニー・デップ主演作品の主な興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「スリーピー・ホロウ」トータル19.0億円
☆05年公開「チャーリーとチョコレート工場」トータル53.5億円
OP4.7→15.4→24.0→30.8→38.2→42.3
☆05年公開「コープスブライド」トータル10.0億円
OP1.8→04.5
☆08年公開「スウィーニー・トッド」トータル20.5億円
OP4.0→09.6→14.0→16.6→18.4→19.4→20.1
☆09年公開「パブリック・エネミーズ」トータル8.1億円
OP1.5→03.8→05.6→06.5
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」トータル118.0億円
OP13.2→35.4→59.0→83.8→93.4→101.0→107.1→111.5
☆11年公開「ツーリスト」トータル18.7億円
OP3.1→07.5→10.1→12.6→15.4→16.7→17.6→18.1
☆12年公開「ダーク・シャドウ」
OP4.0億円→
ダーク作品の「スウィーニー・トッド」と同じような出足なので、驚くほどではないが、「ツーリスト」は下回ると思っていた。
「チャーリーとチョコレート工場」以外の作品との対比で考えると、「ダーク・シャドウ」の興行収入は20.5~35.8億円となる。
伸びがありそうな作品ではないので、「スウィーニー・トッド」「コープスブライド」対比の20.5~22.2億円程度となるのではないか。
場合によれば、対比を下回る可能性もあるだろう。

「ダーク・シャドウ」4.0億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2011>
☆「ナルニア国物語」2日4.6億円(トータル26.9億円)
☆「猿の惑星」2日4.0億円(トータル24.2億円)
これらとの対比で考えると、「ダーク・シャドウ」の興行収入は23.4~24.2億円となる。
ここまで伸びないだろう。
作風的に微妙というファーストインプレッションどおり、「ダーク・シャドウ」の興行収入は伸びないと考えて、19億円台と予想したい。
20億円を超えてこないだろう。
公開前個人予想は14億円台だったので、あまりにも低すぎたか。
16億円くらいにしようかとも思ったが、低めに予想したくなったことが仇となった。
ジョニー・デップの人気はやはり高く、20億円前後を稼げれば十分な大ヒットといえるのではないか。


動員6位:「ファミリー・ツリー」(20世紀フォックス)<1週目>
【公開前個人予想】 10億円台
【現時点での興行収入予想】 4億円台
【公開規模】 227スクリーン
金曜日からの3日間で7.5千万円(75,354,600円)のオープニングを飾った。
土日2日では5.6千万円(55,895,100円)だったようだ。
先週『金曜日からのオープニング3日は1.5億円程度か』と書いたので、ちょうど半分となった。
「アーティスト」がブレイクしなければ、アカデミー賞作品賞となっていたかもしれない作品であり、日本でも知名度のあるジョージ・クルーニー主演作品。
地味な作風は否めないが、どうして、これほど低い結果になるのか。
アカデミー賞のちょっと前の時期に公開すればよかったのではないか。

アカデミー賞受賞またはノミネートされたヒューマンドラマ作品の興行収入は以下のとおり。
☆05年公開「ミリオンダラー・ベイビー」トータル13.4億円
OP1.8→5.4→8.0→10.0
☆05年公開「アビエイター」トータル10.7億円
OP1.6→5.0→6.9→8.4
☆05年公開「ネバーランド」トータル11.0億円
OP1.4→4.1→6.1→7.6
☆07年公開「バベル」トータル20.0億円
OP2.7→10.4→13.2→15.2→16.4→17.2
☆09年公開「スラムドッグ$ミリオネア」トータル13.0億円
OP1.2→3.5→6.1→8.6→9.7
☆10年公開「マイレージ、マイライフ」トータル3.0億円
祝込3日0.5(OP0.3)→1.0→1.6→1.9
☆11年公開「英国王のスピーチ」トータル18.2億円
OP1.0→4.4→6.2→7.4→8.9
☆11年公開「ソーシャル・ネットワーク」トータル14.2億円
OP1.6→05.1→07.9→09.9→11.4→12.4→13.0
☆11年公開「マネーボール」トータル8.9億円見込み
金1.8→4.4→6.5→7.8→8.4→8.6
☆11年公開「ツリー・オブ・ライフ」トータル6.2億円
金1.4→3.8→4.8
☆12年公開「ファミリー・ツリー」
金0.8(OP0.6)億円→
少なくとも、「マネーボール」、「ツリー・オブ・ライフ」は超えると思っていた。
ジョージ・クルーニー主演の「マイレージ、マイライフ」のスクリーン数は30であり、「ファミリー・ツリー」のスクリーン数は227なので、計算が合わない。
これらとの対比で考えると、「ファミリー・ツリー」の興行収入は3.5~6.0億円となる。
多少の伸びを期待しても4億円台というところか。

「ファミリー・ツリー」金0.8億円(2日0.6億円)と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2011>
☆「エンジェル・ウォーズ」金0.8億円(トータル2.9億円)
☆「ザ・ライト」2日0.6億円(トータル2.8億円)
☆「アンノウン」2日0.6億円(トータル2.3億円)
これらとの対比で考えると、「ファミリー・ツリー」の興行収入は2.5~3.0億円となる。
ミニマム2億円、マックス4億円というところか。
平日の伸びも期待して、「ファミリー・ツリー」の興行収入は4億円台と予想したい。
少スクリーンの「マイレージ、マイライフ」がトータル3.0億円なので、計算が合わないが、スクリーン数を無視すれば、計算が合うともいえる。
「スーパー・チューズデー ~正義を売った日~」もヒットしておらず、ジョージ・クルーニーの人気はあまり高くないのかもしれない。
公開前個人予想は10億円台だったので、あまりにも高すぎた。
良作という判断をして、09年「グラン・トリノ」トータル11.0億円程度を稼ぐのではないかと思ったのだが、失敗した。
アカデミー賞を取り逃すと悲惨のようだ。

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全米映画興行収入(5月第3週目)

1位は3週連続「アベンジャーズ」。
トータルでは457百万ドルとなっている。
製作費2億2千万ドルを楽に回収している。
既にアメリカ興行史上6位の成績となっている。
公開前に『3億ドル超の大ヒットは間違いないだろうが、「ハンガー・ゲーム」には勝てないか』と書いたが、アメリカ興行歴代1位となる200.3百万ドルという異次元のオープニングを飾った。
「トランスフォーマー」レベルかと思ったが、やはりこれだけ揃うと破壊力が異なった。
アイアンマン、キャプテン・アメリカ、マイティ・ソーなどのヒーローが終結するアクションアドベンチャー。
監督はあまりヒット実績のないジョス・ウェドン。

関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「アイアンマン」トータル318百万ドル
先102→178→223→253→276→289→298→305
☆10年「アイアンマン2」トータル312百万ドル
OP128→211→251→275→291→299→305
☆11年「マイティ・ソー」トータル181百万ドル
OP66→119→145→160→169→174→176
☆11年「キャプテン・アメリカ」トータル177百万ドル
OP65→117→143→157→165→169→172
☆12年「アベンジャーズ」
OP207→373→457百万ドル→
「アイアンマン」以外の作品との対比で考えると、「アベンジャーズ」の興行収入は566~571百万ドルとなる。

当面のライバルは以下のとおり。
☆08年「ダークナイト」トータル533百万ドル
OP158→214→394→442→471→489→502→512
☆11年「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」トータル381百万ドル
OP169→274→319→343→357→366→371→375
☆12年「ハンガー・ゲーム」
OP153→248→302→337→357→372→381→387
☆12年「アベンジャーズ」
OP207→373→457百万ドル→
「ハリポタ」との対比で考えると、「アベンジャーズ」の興行収入は546百万ドルとなる。
評価も恐ろしく高くなっており、正直、どこまで伸びるかは検討が付かないが、アメリカ興行収入歴代3位の「ダーク・ナイト」トータル533百万ドルレベルを超えそうだ。
当面は5億3千万ドル程度と考えておきたいと書いたが、6億ドルまで伸びるのではないか。
歴代4位が「スター・ウォーズEP1」トータル475百万ドルなので、超えるのは確実。
歴代1位の「アバター」トータル761百万ドル、歴代2位の「タイタニック」トータル658百万ドルまでは伸びないだろう。


2位となったのは新作の「バトルシップ」。
25.3百万ドルという中途半端なオープニングを飾った。
製作費209百万ドルの回収は不可能だ。
公開前に『高いヒットにはならないだろう』と書いたとおりとなりそうだ。
テイラー・キッチュ主演のアクション作品。
監督はピーター・バーグ。

テイラー・キッチュは「ジョン・カーター」に続いてやらかしたか。
☆12年「ジョン・カーター」トータル72百万ドル(製作費250百万ドル)
OP30→53→62→66→68
☆12年「バトルシップ」(製作費209百万ドル)
OP25百万ドル→
これとの対比で考えると、「バトルシップ」の興行収入は60百万ドルとなる。
これ以上は伸びるだろう。
どれだけ損害を与えるつもりなのだろうか。
しかし、テイラー・キッチュが悪いというよりも、実績のない俳優に大作を任せるスタジオが悪い。
将来性のある若者がこれらの失敗でダメにならないことを祈りたい。

ピーター・バーグ監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆07年「キングダム/見えざる敵」トータル48百万ドル
OP17→32→40→44→46→47
☆08年「ハンコック」トータル228百万ドル
先104(OP63)→164→192→206→216→222
☆12年「バトルシップ」(製作費209百万ドル)
OP25百万ドル→
これらとの対比で考えると、「バトルシップ」の興行収入は71~74百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くない程度なので、高い伸びはないだろう。
「バトルシップ」の興行収入は7千万ドル台と予想したい。
ハズブロ系だからといって、「トランスフォーマー」並に稼げると思ったのだろうか。
完全にコケたといえるだろう。


3位となったのは新作の「The Dictator」。
17.4百万ドルのオープニングを飾った。
水曜日から公開されており、トータルでは24百万ドルとなっている。
製作費65百万ドルの回収が目標となる。
公開前に『高いヒットにはならないだろう』と書いたが、コケてはいない。
そろそろ飽きられる頃だと思ったが、踏みとどまった。
サシャ・バロン・コーエン主演のコメディ作品。
監督はいつも通りラリー・チャールズ。

サシャ・バロン・コーエンとラリー・チャールズが組んだ作品の興行収入は以下の通り。
☆06年「ボラット」トータル129百万ドル
OP26→67→91→109→116→120
☆09年「ブルーノ」トータル60百万ドル
OP31→50→57→59→60→60
☆12年「The Dictator」
先24(OP17)百万ドル→
これらとの対比で考えると、「The Dictator」の興行収入は33~84百万ドルとなる。
先行分を足すと40~91百万ドルとなる。
評価は高いのである程度は伸びそうだ。
この中間程度と考えて、「The Dictator」の興行収入は6千万ドル台と予想したい。
「ブルーノ」を超えることが目標となる。


4位は2週目の「ダーク・シャドウ」。
トータルでは51百万ドルとなっている。
さすがに「アベンジャーズ」という高い壁にぶち当たった。
製作費1億5千万ドルの回収は厳しいだろう。
公開前に『そこまで高いヒットにはならないだろう』と書いたとおりとなりそうだ。
監督ティム・バートンと主演ジョニー・デップのゴールデンコンビ。
ミシェル・ファイファー、ヘレナ・ボナム・カーター、クロエ・モレッツなどが主演している。

ゴールデンコンビの興行収入は以下のとおり。
☆05年「チャーリーとチョコレート工場」トータル206百万ドル
OP56→114→148→169→184→193
☆05年「コープス・ブライド」トータル53百万ドル
OP0.4→20→33→42→48→51
☆07年「スウィーニー・トッド」トータル53百万ドル
OP09→27→39→44→48→51→52→52
☆10年「アリス・イン・ワンダーランド」トータル334百万ドル
OP116→209→265→294→310→319→324
☆12年「ダーク・シャドウ」
OP30→51百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「ダーク・シャドウ」の興行収入は82~100百万ドルとなる。
評価もそれほど悪くはない程度であり、高い伸びはないだろう。
「ダーク・シャドウ」の興行収入は先週に引き続き9千万ドル台と予想したい。
アメリカではジョニー・デップの人気がやや落ちているのかもしれないが、本作はやや微妙なテイストであり、仕方がないところもある。
ファミリーも動きにくい作品でもある。


5位となったのは新作の「What to Expect When You're Expecting」。
10.5百万ドルという低めのオープニングを飾った。
公開前に『女性の支持を集めそうであり、「What to Expect When You're Expecting」はヒットしそうだ』と書いたが、外してしまった。
キャメロン・ディアス、ジェニファー・ロペスなどが出演するラブコメ作品。
出産などがテーマのようだ。
監督は、98年「ウェイクアップ!ネッド」トータル25百万ドル、05年「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」トータル47百万ドル、09年「みんな元気」トータル9百万ドルのカーク・ジョーンズ。

キャメロン・ディアスが主演した作品の興行収入は以下のとおり。
☆06年「ホリデイ」トータル63百万ドル
OP13→25→35→50→59
☆08年「ベガスの恋に勝つルール」トータル80百万ドル
OP20→40→54→66→72
☆11年「バッド・ティーチャー」トータル100百万ドル
OP32→60→79→88→94
☆12年「What to Expect When You're Expecting」
OP11百万ドル→
これらとの対比で考えると、「What to Expect When You're Expecting」の興行収入は34~53百万ドルとなる。
評価は普通なので高い伸びはないだろう。
「What to Expect When You're Expecting」の興行収入は3千万ドル台となりそうだ。
キャメロン・ディアスが出演するラブコメなのでヒットすると思ったが、キャメロン・ディアス主演作というよりも、アンサンブルキャストのような作品であり、その辺りの影響があったか。
コケたといえるのではないか。


6位は3週目の「The Best Exotic Marigold Hotel」。
トータルでは8百万ドルとなっている。
オープニング時27スクリーンから、2週目に178スクリーンに拡大公開された。
スクリーン数はそのままだが、週末の興行収入が先週より上がっている。
98年「恋におちたシェイクスピア」(トータル100百万ドル)のジョン・マッデン監督作品。
トム・ウィルキンソン、ジュディ・デンチが出演している。
ジョン・マッデン監督作品の01年「コレリ大尉のマンドリン」トータル26百万ドル、05年「プルーフ・オブ・ライフ」トータル8百万ドル、11年「The Debt」トータル31百万ドルとなっている。
評判は高いが、この規模のままならば、1~2千万ドルとなりそうだ。


7位は9週目の「ハンガー・ゲーム」。
トータルでは391百万ドルとなっている。
4億ドルが迫ってきたが、果たして超えられるだろうか。
製作費78百万ドルを一瞬で回収していた。
当時では、152.5百万ドルという「ハリポタ最終作」「ダークナイト」に次ぐ歴代3位のオープニングを飾っており、4週連続で興行収入首位となった作品。
公開前に『1億ドルを超えるオープニングと言われているが、どうなるだろうか』と書いたように、半信半疑なところはあったが、楽に超えていた。
アメリカ版「バトル・ロワイヤル」と言われているアクションアドベンチャー作品。
監督は、03年「シービスケット」(トータル120百万ドル)のゲイリー・ロス。
主演は、「ウィンターズ・ボーン」「X-MEN」ジェニファー・ローレンス。
ジョシュ・ハッチャーソン、エリザベス・バンクス、スタンリー・トゥッチ、ウディ・ハレルソンなどが出演している。

以下の作品が参考となるだろう。
☆11年「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」トータル381百万ドル
OP169→274→319→343→357→366→371→375→377→378
☆11年「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」トータル352百万ドル
先163(OP98)→261→303→326→338→344
☆11年「トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン1」トータル281百万ドル
OP138→221→247→259→266→270
☆11年「ハングオーバー!!」トータル254百万ドル
先118(OP86)→186→216→233→244→248
☆12年「ハンガー・ゲーム」
OP153→248→302→337→357→372→381→387→391→
去年の興行収入トップの「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」トータル381百万ドルを超えた。
「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」との対比で考えると、「ハンガー・ゲーム」の興行収入は395百万ドルとなる。
評価はかなり高いので、まだまだ伸びはありそうだ。
「ハンガー・ゲーム」の興行収入は3週目まで3億5千万ドル前後、5週目まで3億8千万ドル台と予想していたが、先週に引き続き3億9千万ドル台と予想したい。
「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」トータル381百万ドルを超えて、歴代14位の記録となる。
歴代13位の「トランスフォーマー/リベンジ」トータル402百万ドルには届くだろうか。
「SAW」シリーズなどで有名な製作会社ライオンズゲートにとって、初めての大ヒット作品となった。


8位は5週目の「Think Like a Man」。
トータルでは86百万ドルとなっている。
製作費12百万ドルの7倍以上を回収しており、サプライズヒットとなった。
関係者は相当喜んでいるだろう。
公開前に『それなりには稼ぐはずだ』と思ったが、ここまで高いヒットになるとは思わなかった。
主演はマイケル・イーリーなど。
ブラック層向けのコメディ作品。

監督はティム・ストーリーであり、実績は意外と高い。
☆02年「バーバーショップ」トータル76百万ドル
OP21→38→51→60→65→69
☆04年「TAXY NY」トータル37百万ドル
先13→24→30→33→35→35
☆05年「ファンタスティック・フォー」トータル155百万ドル
OP56→100→123→136→144→149
☆07年「ファンタスティックフォー/銀河の危機」トータル132百万ドル
OP58→097→115→124→127→129
☆12年「Think Like a Man」
OP34→060→073→082→086百万ドル→
これらとの対比で考えると、「Think Like a Man」の興行収入は89~101百万ドルとなる。
評価は普通程度なので、高い伸びはないとは思ったが、ここまで話題になればその宣伝効果も高い。
「Think Like a Man」の興行収入は先週に引き続き9千万ドルと予想したい。
オープニング時には8千万ドル台、2~3週目まで1億ドル突破と予想したが、微妙な伸びとなった。
しかしながら、制作費を踏まえれば、ビッグヒットといえるだろう。
既に製作されているが、この手の作品はもっと増えていくはずだ。


9位は5週目の「The Lucky One」。
トータルでは57百万ドルとなっている。
公開前に『ニコラス・スパークス原作の「The Lucky One」はどうせ大ヒットするだろう』と書いたが、似たような映画の「The Vow」のオープニングが41百万ドル(トータル124百万ドル)となっているので、意外と普通のオープニングとなっていた。
ザック・エフロン主演、テイラー・シリング共演のラブストーリー。
監督は「シャイン」「幸せのレシピ」のスコット・ヒックス。

ニコラス・スパークス原作作品の興行収入は以下の通り。
☆99年「メッセージ・イン・ア・ボトル」トータル53百万ドル
OP17→32→41→46→49→51→51→51
☆02年「ウォーク・トゥ・リメンバー」トータル41百万ドル
OP12→23→30→35→38→39→40→40
☆04年「きみに読む物語」トータル81百万ドル
OP13→29→43→54→62→68→72→75
☆08年「最後の初恋」トータル42百万ドル
OP13→25→32→37→39→40→41→41
☆10年「ラスト・ソング」トータル63百万ドル
先25(OP16)→42→50→55→59→60→61→62
☆10年「親愛なるきみへ」トータル80百万ドル
OP30→54→66→72→77→79→79→79
☆12年「The Lucky One」
OP23→39→48→54→57百万ドル→
「きみに読む物語」以外の作品との対比で考えると、「The Lucky One」の興行収入は59~62百万ドルとなる。
評価は普通なので、高い伸びはないだろう。
「The Lucky One」の興行収入は先週に引き続き6千万ドル台と予想したい。
「ラスト・ソング」がライバルとなりそうだ。
ニコラス・スパークス原作はもっと稼いでいると思ったが、そこまで高い興行収入にならないようだ。
ザック・エフロンの人気もそこまで高くはないのか。
しかし、この程度稼げば一応は合格レベルだろう。


10位は4週目の「The Pirates! Band of Misfits」。
トータルでは25百万ドルとなっている。
製作費55百万ドルの回収が目標となるが、無理のようだ。
公開前に『他のアニメ作品ほどヒットしない』と書いたとおりとなりそうだが、予想以上に苦戦している。
ソニー製作の3Dアニメ。
監督は00年「チキン・ラン」トータル107百万ドルのピーター・ロード。

ソニー系のアニメ作品が参考となりそうだ。
☆06年「オープン・シーズン」トータル85百万ドル
OP24→44→59→70→77→81→84
☆06年「モンスター・ハウス」トータル74百万ドル
OP22→44→57→64→67→69→71
☆09年「くもりときどきミートボール」トータル125百万ドル
OP30→50→82→96→108→115→119
☆11年「アーサー・クリスマスの大冒険」トータル46百万ドル
先16(OP12)→25→33→39
☆12年「The Pirates! Band of Misfits」
OP11→19→23→25百万ドル→
これらとの対比で考えると、「The Pirates! Band of Misfits」の興行収入は29~35百万ドルとなる。
評価は高いので、ある程度の伸びはあるだろうが、限界がありそうだ。
「The Pirates! Band of Misfits」の興行収入は2週目まで4千万ドル台と予想していたが、先週に引き続き3千万ドル台と予想したい。
制作費を回収できず、この程度では成功とは言えず、コケたといえそうだ。
ファミリー作品らしい粘りを発揮させることはできればよいが、難しいだろう。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆SFコメディ「MIB3」
☆ホラー作品「Chernobyl Diaries」
「MIB3」は前作以下か。
「Chernobyl Diaries」は「パラノーマル」のような大ヒットはしないだろうが、そこそこ稼ぐだろう。

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国内映画興行収入ランキング(5月2週目その3)

4位:「名探偵コナン 11人目のストライカー」(東宝・日本テレビ)<5週目>
【公開前個人予想】 30億円台
【現時点での興行収入予想】 33億円台(OP~2週目36億円台)
【公開規模】 351スクリーン(先週比±0スクリーン)
トータルでは29.7億円半ばとなっている。
1週間の伸びは1.6億円半ば程度だろうか。
公開前に『人気が落ちている感じはない』とは書いたが、人気が上がっているという印象はなかった。
しかし、例年よりも好調な動きとなっている。
今年公開されたどの映画よりも高いオープニング成績となっていた。

過去の「名探偵コナン」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆97年「時計じかけの摩天楼」トータル11.0億円
☆98年「14番目の標的(ターゲット)」トータル18.5億円
☆99年「世紀末の魔術師」トータル26億円
☆00年「瞳の中の暗殺者」トータル25.0億円
☆01年「天国へのカウントダウン」トータル29.0億円
☆02年「ベイカー街の亡霊」トータル33.8億円
☆03年「迷宮の十字路」トータル32.0億円
☆04年「銀翼の奇術師」トータル28.0億円
☆05年「水平線上の陰謀(ストラテジー)」トータル21.5億円
2.8→06.1→08.3→12.6→18.3→19.3
☆06年「探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」トータル30.3億円<10周年記念>
5.4→10.3→14.9→25.4→27.2→28.5→29.3
☆07年「紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」トータル25.3億円
4.5→09.5→20.2→21.9→23.2→24.0→24.5
☆08年「戦慄の楽譜(フルスコア)」トータル24.2億円
4.2→08.5→祝込19.0→20.6→21.8→22.7→23.3
☆09年「漆黒の追跡者(チェイサー)」トータル35.0億円
5.9→12.5→20.1→29.5→31.6→32.9→33.8
☆10年「天空の難破船(ロスト・シップ)」トータル32.0億円
5.6→11.4→18.7→26.8→28.6→30.0→30.8
☆11年「沈黙の15分(クォーター)」トータル31.5億円
5.5→11.5→18.2→26.3→28.1→29.4→30.3→30.8
☆12年「11人目のストライカー」
6.3→12.6→17.3→28.1→29.8億円→
近5年との対比で考えると、今年の興行収入は33.0~33.4億円となる。
過去最高の09年「漆黒の追跡者(チェイサー)」トータル35.0億円を超すことが当面の目標となるが、厳しくなってきた。
2週目までは並んでいたが、ゴールデンウィーク中の稼ぎが普通だった。
今年の興行収入は33億円台となりそうだ。
2週目まで36億円台と予想したが、そこまでの伸びはなかった。
公開前個人予想は30億円台だったので、微妙な結果となりそうだ。
今年は例年に比べて高いとは予想できなかった。
それにしても、今年の「ドラえもん」を含めて、アニメ作品は好調だ。


5位:「幸せの教室」(ディズニー)<1週目>
【公開前個人予想】 4億円台
【現時点での興行収入予想】 4億円台
【公開規模】 314スクリーン
金曜日からの3日間で1.3億円弱のオープニングを飾った。
土日2日間では9.6千万円弱だったようだ。
先週『金曜日からのオープニング3日は1.0億円程度か』と書いたので、悪くない予想だったようだ。

トム・ハンクス監督作品。
トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ主演作品。
公開前に『以前から稼げたかもしれないが、もう名前だけでは観客は呼べない』と書いたとおりとなりそうだ。

関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年公開「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」トータル4.6億円
OP1.1→2.8→3.8→4.2→4.4
☆10年公開「食べて、祈って、恋をして」トータル7.5億円
金1.4→4.1→5.4→6.5→7.0→7.2
☆12年公開「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
OP0.9→3.0→4.2→5.0
☆12年公開「幸せの教室」
金1.3(OP1.0)億円→
これらとの対比で考えると、「幸せの教室」の興行収入は4.2~7.0億円となる。
「食べて、祈って、恋をして」のような女性受けする作品ではないので、伸びはないだろう。

「幸せの教室」金1.3億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2011>
☆「ツリー・オブ・ライフ」金1.4億円(トータル6.2億円)
☆「アジャストメント」金1.4億円(トータル4.5億円)
☆「サンクタム」金1.3億円(トータル4.1億円)
これらとの対比で考えると、「幸せの教室」の興行収入は4.1~5.8億円となる。
世代的に平日に年配層が動く可能性もあるが、大きく伸びないだろう。
「幸せの教室」の興行収入は公開前の予想どおり4億円台と予想したい。
稼げる作品とも思えず、妥当な結果ではないか。
今の日本ではヒットしにくい作品だ。


6位:「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」(東映)<4週目>
【公開前個人予想】 13億円台
【現時点での興行収入予想】 16億円台
【公開規模】 295スクリーン(先週比±0スクリーン)
7.2千万円半ばを週末に稼ぎ、トータルでは14.2億円となっている。
1週間の伸びは1.0億円程度だろうか。
今年は、「ドラえもん」「コナン」とファミリー向け作品が好調だ。
東映は、以前は夏休みだけライダーシリーズを公開していたが、近年では正月とゴールデンウィークまで増やしている。
それほど稼げるシリーズなのだろう。
今回はライダーと戦隊物をコラボさせてきた。

「仮面ライダー」の興行収入は以下のとおり。
☆06年「カブト GOD SPEED LOVE」トータル9.5億円
OP1.7→4.1→7.1→8.4
☆07年「電王 俺、誕生!」トータル13.8億円
OP2.4→5.7→9.6→11.4→12.6
☆08年「キバ 魔界城の王」トータル9.0億円
OP1.9→5.3→6.9→8.2→8.6
☆09年「ディケイド オールライダー対大ショッカー」トータル19.0億円
OP4.8→11.9→15.2→17.1→18.0
☆09年「W&ディケイド」トータル15.4億円(年末公開)
OP4.5→7.6→10.5→12.4→祝込14.5→14.9
☆10年「W FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」トータル14.7億円
OP3.3→8.6→11.5→13.2→14.1
☆10年「オーズ&ダブル」トータル13.8億円(年末公開)
OP3.7→7.0→09.8→祝12.5→13.1→13.5→13.6
☆11年「オーズ・電王・オールライダー」トータル13.3億円(GW)
金4.0(OP3.0)→7.6→09.2→10.2→11.4→12.8→13.0→
☆11年「オーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル」トータル17.6億円
OP3.5→8.8→13.5→15.6→16.8→17.2
☆11年「フォーゼ&オーズMOVIE大戦 MEGA MAX」(年末公開)
OP3.8→6.8→09.1→11.5→13.7→14.6→
☆12年「仮面ライダー×スーパー戦隊」
OP4.1→7.3→13.2→14.2億円→
ここ数年は13~17億円程度で推移している。
09年以降の作品との対比で考えると、「仮面ライダー×スーパー戦隊」の興行収入は15.7~18.5億円となる。
もう大きくは伸びないが、多少の伸びは続くだろう。
「仮面ライダー×スーパー戦隊」の興行収入はオープニング時に引き続き16億円台と予想したい。
公開前個人予想は13億円台だったので、ハズれとなる。
去年の同時期公開作品が13.3億円だったので、それほど高めには予想しにくい。
目新しさを踏まえればよかったか。


10位:「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス」(東宝・テレビ朝日)<5週目>
【公開前個人予想】 13億円台
【現時点での興行収入予想】 9億円台(OP~2週目12億円台)
【公開規模】 330スクリーン(先週比±0スクリーン)
4.0千万円弱を週末に稼ぎ、トータルでは9.0億円となっている。
1週間の伸びは4.8千万円弱程度だろうか。
今年は20周年記念作品なので奮闘するかと思ったが、「コナン」「ライダー」の影響が強かったか。
例年よりも低い結果となりそうだ。
去年も書いたと思うが、同じ東宝系のアニメ作品「コナン」と同週に公開する必要があるのか。
1週前後にズラしてもよいだろう。

過去の「クレヨンしんちゃん」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆93年「アクション仮面VSハイグレ魔王」トータル22.2億円
☆94年「ブリブリ王国の秘宝」トータル21億円
☆95年「雲黒斎の野望」トータル14億円
☆96年「ヘンダーランドの大冒険」トータル12億円
☆97年「暗黒タマタマ大追跡」トータル11億円
☆98年「電撃!ブタのヒヅメ大作戦」トータル11億円
☆99年「爆発!温泉わくわく大決戦」トータル9億円
☆00年「嵐を呼ぶジャングル」トータル11.0億円
☆01年「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」トータル14.5億円
☆02年「嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」トータル13.0億円
☆03年「嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード」トータル13.5億円
☆04年「嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ」トータル12.8億円
☆05年「伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃」トータル13.0億円
2.2→4.1→07.3→11.6→11.9
☆06年「伝説を呼ぶ踊れ!アミーゴ!」トータル13.8億円
3.3→5.7→07.8→13.3→13.8
☆07年「嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!」トータル15.5億円<15周年記念>
3.0→6.0→13.2→14.2→14.8→14.9
☆08年「ちょー嵐を呼ぶ 金矛(キンポコ)の勇者」トータル12.3億円
2.5→4.5→祝込10.2→10.9→11.4→11.6
☆09年「オタケべ!カスカベ野生王国」トータル10.0億円
1.7→3.5→05.9→09.2→09.6→09.7
☆10年「超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」トータル12.5億円
2.7→4.9→07.7→11.1→11.7→12.0
☆11年「嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦」トータル12.0億円
1.9→4.0→06.7→10.3→10.9→11.3
☆12年「嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス」
2.0→3.5→04.8→08.5→09.0億円→
近5年との対比で考えると、今年の興行収入は9.4~9.9億円となる。
ここ2年は12億円台で安定したにも関わらず、なぜ20周年記念作品がここまで低調になるのか。
ゴールデンウィーク前に『記念作品でもあり、なんとか伸ばすとも考えられるので、とりあえず様子をみる』と書いたが、やはりダメだったようだ。
今年の興行収入は2週目まで12億円台と予想していたが、9億円台となりそうだ。
公開前個人予想は13億円台だったので、ハズした。
人気が上がっているとは思えないが、記念作品なので、そうそう低くも予想しにくい。
「ドラえもん」「コナン」が好調にも関わらず、取り残されてしまった。
10億円を切るのは痛すぎる。

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国内映画興行収入ランキング(5月2週目その2)

3位:「宇宙兄弟」(東宝)<2週目>
【公開前個人予想】 18億円台
【現時点での興行収入予想】 16億円台(OP時22~23億円)
【配給会社期待値等】最終興収25億円超えに向け大ヒットスタートを切った
【公開規模】 322スクリーン(先週比±0スクリーン)
2.0億円弱を週末に稼ぎ、トータルでは7.6億円となっている。
1週間の伸びは3.8億円程度だろうか。
伸びがイマイチとなっている。
やはり、先週のオープニングはゴールデンウィーク特需だったようだ。

小栗旬主演の人気漫画原作作品ということであり、同じく小栗旬主演の人気漫画原作の「岳-ガク-」が参考となるだろう。
こちらはゴールデンウィーク明けの公開だった。
☆11年「岳-ガク-」トータル15.9億円
OP2.6→7.2→10.3→12.8→14.2→15.0
☆12年「宇宙兄弟」
OP3.8→7.6億円→
なぜか差がほとんどなくなってしまった。
これとの対比で考えると、「宇宙兄弟」の興行収入は16.8億円となる。
この程度が落ち着きどころか。

本作の脚本を手がけた大森美香が手がけた作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「デトロイト・メタル・シティ」トータル23.4億円
OP3.5→10.2→14.5→祝込18.2→20.1→21.7→22.4→祝22.8
☆09年「カイジ 人生逆転ゲーム」トータル22.5億円
祝3日5.3→10.0→14.1→17.2→19.7→20.9→祝込21.6→21.9
☆12年「宇宙兄弟」
OP3.8→7.6億円→
これらとの対比で考えると、「宇宙兄弟」の興行収入は17.1~17.4億円となる。
やはり、この程度だろうか。

「宇宙兄弟」7.6億円と同程度の2週目興行収入作品は以下のとおり。
<2011>
☆「アンダルシア」7.5億円(トータル18.8億円)
☆「岳 ガク」7.2億円(トータル16.3億円)
☆「プリンセス トヨトミ」7.5億円(トータル16.2億円)
これらとの対比で考えると、「宇宙兄弟」の興行収入は16.4~19.1億円となる。
評判は悪くはなく、ほとほどに伸びるのではないかと思ったが、厳しいのだろうか。
先週のオープニング時に22~23億円と予想したが、『ゴールデンウィーク特需の可能性も高い』と書いたとおりとなってしまった。
「宇宙兄弟」の興行収入は16億円台と下方修正したい。
やはり「岳 ガク」程度となるか。
しかしながら、原作漫画の人気がよく分からないが、悪くはない結果を残しそうだ。
公開前個人予想は18億円台だったので、悪くはない結果となりそうだ。
小栗旬の人気にやや懐疑的なので、高くは予想できないが、低い予想もしにくい。

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国内映画興行収入ランキング(5月3週目新作予想)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

◎「ファミリー・ツリー」(20世紀フォックス)
ジョージ・クルーニー主演作。
アカデミー賞候補になった作品であり、良作が期待できる。
相当な伸びがあるだろう。

アカデミー賞受賞またはノミネートされたヒューマンドラマ作品の興行収入は以下のとおり。
☆05年公開「ミリオンダラー・ベイビー」トータル13.4億円
OP1.8→5.4→8.0→10.0
☆05年公開「アビエイター」トータル10.7億円
OP1.6→5.0→6.9→8.4
☆05年公開「ネバーランド」トータル11.0億円
OP1.4→4.1→6.1→7.6
☆07年公開「バベル」トータル20.0億円
OP2.7→10.4→13.2→15.2→16.4→17.2
☆09年公開「スラムドッグ$ミリオネア」トータル13.0億円
OP1.2→3.5→6.1→8.6→9.7
☆10年公開「マイレージ、マイライフ」トータル3.0億円
祝込3日0.5→1.0→1.6→1.9
☆11年公開「英国王のスピーチ」トータル18.2億円
OP1.0→4.4→6.2→7.4→8.9
☆11年公開「ソーシャル・ネットワーク」トータル14.2億円
OP1.6→05.1→07.9→09.9→11.4→12.4→13.0
☆11年公開「マネーボール」トータル8.9億円見込み
金1.8→4.4→6.5→7.8→8.4→8.6
☆11年公開「ツリー・オブ・ライフ」トータル6.2億円
金1.4→3.8→4.8
受賞を逃しているため、「英国王のスピーチ」のような爆発的なヒットにはならないだろう。
良作だろうが、日本人好みの作品とも思えず、ムーブメントは起きない。
「マネーボール」、「ツリー・オブ・ライフ」を超えるだろうが、二桁を突破できるかどうかというところではないか。
良作による伸びを多少期待して、「ファミリー・ツリー」の興行収入はなんとか二桁を突破する10億円台と予想したい。
アカデミー賞候補になった知名度もあるだろう。
「マイレージ、マイライフ」よりスクリーン規模が7倍近いので、この程度は稼げるはずだ。
金曜日からのオープニング3日は1.5億円程度か。
平日も稼げるはずだ。


◎「ダーク・シャドウ」(ワーナー)
ジョニー・デップ主演作品の主な興行収入は以下のとおり。
☆00年公開「スリーピー・ホロウ」トータル19.0億円
☆05年公開「チャーリーとチョコレート工場」トータル53.5億円
OP4.7→15.4→24.0→30.8→38.2→42.3
☆05年公開「コープスブライド」トータル10.0億円
OP1.8→04.5
☆08年公開「スウィーニー・トッド」トータル20.5億円
OP4.0→09.6→14.0→16.6→18.4→19.4→20.1
☆09年公開「パブリック・エネミーズ」トータル8.1億円
OP1.5→03.8→05.6→06.5
☆10年公開「アリス・イン・ワンダーランド」トータル118.0億円
OP13.2→35.4→59.0→83.8→93.4→101.0→107.1→111.5
☆11年公開「ツーリスト」トータル18.7億円
OP3.1→07.5→10.1→12.6→15.4→16.7→17.6→18.1
作風的に、ティム・バートンとタッグを組んだ「アリス」「チャーリー」のようなヒットにはならないだろう。
頑張っても、「スウィーニー・トッド」「ツーリスト」レベルというところではないか。
ユニークそうな作品ではあるが、ややインパクトが薄いところがあり、「スウィーニー・トッド」「ツーリスト」を下回るだろう。
「スウィーニー・トッド」の7割、「ツーリスト」の8割程度と考えると、14.4~15.0億円となる。
「ダーク・シャドウ」の興行収入は14億円台と予想したい。
ジョニー・デップの日本での人気の高さ、ティム・バートンの日本での人気の高さを踏まえると、この程度は稼げるだろう。
オープニングは2.4億円程度か。

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国内映画興行収入ランキング(5月2週目その2)

動員2位:「貞子3D」(角川)<1週目>
【公開前個人予想】 7億円台
【現時点での興行収入予想】 11億円
【公開規模】 214スクリーン
2.4億円半ば(246,414,100円)のオープニングを飾った。
先週『オープニングは1.5億円程度か』と書いたので、予想を大きく超えてきた。
公開前に『過去のように大ヒットするとは思えないが、知名度抜群のネタであり、それなりには稼ぐだろう。最近のホラー作品より稼ぐのではないか』と書いたが、やはりネタ的にはインパクトがある題材だった。
角川系作品であり、爆発的なヒットにはならないだろうと予想したが、果たして、どうなるだろうか。

ジャパニーズホラーはあまりヒットしていないので、アメリカのホラーと比較したい。
☆10年「パラノーマル・アクティビティ」トータル5~6億円
OP1.0→2.6→4.0→4.8
☆10年「パラノーマル・アクティビティ第2章TOKYO NIGHT」トータル2億円見込み
OP0.4→1.2→1.6→1.9→2.0
☆10年「SAW ザ・ファイナル 3D」トータル3.6億円
OP0.7→1.9→2.5→3.0→3.3
☆11年「パラノーマル・アクティビティ2」トータル4.3億円
祝3日1.2(OP0.7)→2.5→3.3→3.7→4.0
☆11年「パラノーマル・アクティビティ3」トータル3.7億円
火1.5(OP0.6)→2.3→2.9→3.4
☆12年「貞子3D」
OP2.5億円→
これらとの対比で考えると、「貞子3D」の興行収入は11.7~13.6億円となる。
さすがにこのオープニングならば二桁は超えるだろう。
大きくは伸びないだろうが、この対比を超える程度が落ち着きどころか。
しかし、評判が著しく悪いので、超えない可能性が高そうだ。

「貞子3D」2.5億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2011>
☆「アンダルシア」2.6億円(トータル18.8億円)
☆「岳 ガク」2.6億円(トータル16.3億円)
☆「太平洋の奇跡」2日2.6億円(トータル15.7億円)
これらの東宝作品と同程度のオープニングとは優秀だ。
これらとの対比で考えると、「貞子3D」の興行収入は15.1~18.1億円となる。
悪くても13億円台程度のスタートと思われるが、評判が著しく悪く、伸びは全くないと思われるので、「貞子3D」の興行収入は11億円台と予想したい。
公開前個人予想は7億円台だったので、低すぎたか。
00年「リング0 バースデイ」がトータル16.0億円(同時上映作品アリ)を稼いでいるが、そこまで強気にはなれない。

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全米映画興行収入(5月第2週目)

1位は2週連続「アベンジャーズ」。
トータルでは373百万ドルとなっている。
製作費2億2千万ドルを楽に回収している。
公開前に『3億ドル超の大ヒットは間違いないだろうが、「ハンガー・ゲーム」には勝てないか』と書いたが、アメリカ興行歴代1位となる200.3百万ドルという異次元のオープニングを飾った。
「トランスフォーマー」レベルかと思ったが、やはりこれだけ揃うと破壊力が異なった。
アイアンマン、キャプテン・アメリカ、マイティ・ソーなどのヒーローが終結するアクションアドベンチャー。
監督はあまりヒット実績のないジョス・ウェドン。

関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「アイアンマン」トータル318百万ドル
先102→178→223→253→276→289→298→305
☆10年「アイアンマン2」トータル312百万ドル
OP128→211→251→275→291→299→305
☆11年「マイティ・ソー」トータル181百万ドル
OP66→119→145→160→169→174→176
☆11年「キャプテン・アメリカ」トータル177百万ドル
OP65→117→143→157→165→169→172
☆12年「アベンジャーズ」
OP207→373百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「アベンジャーズ」の興行収入は552~567百万ドルとなる。

当面のライバルは以下のとおり。
☆11年「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」トータル381百万ドル
OP169→274→319→343→357→366→371→375
☆12年「ハンガー・ゲーム」
OP153→248→302→337→357→372→381→387
☆12年「アベンジャーズ」
OP207→373百万ドル→
「ハリポタ」との対比で考えると、「アベンジャーズ」の興行収入は519百万ドルとなる。
評価も恐ろしく高くなっており、正直、どこまで伸びるかは検討が付かないが、アメリカ興行収入歴代3位の「ダーク・ナイト」トータル533百万ドルレベルまで伸びそうな気がする。
当面は5億3千万ドル程度と考えておきたい。
歴代1位の「アバター」トータル761百万ドル、歴代2位の「タイタニック」トータル658百万ドルまでは伸びないだろう。


2位となったのは新作の「ダーク・シャドウ」。
28.8百万ドルという微妙なオープニングを飾った。
さすがに「アベンジャーズ」という高い壁にぶち当たった。
製作費1億5千万ドルの回収は厳しいだろう。
公開前に『そこまで高いヒットにはならないだろう』と書いたとおりとなりそうだ。
監督ティム・バートンと主演ジョニー・デップのゴールデンコンビ。
ミシェル・ファイファー、ヘレナ・ボナム・カーター、クロエ・モレッツなどが主演している。

ゴールデンコンビの興行収入は以下のとおり。
☆05年「チャーリーとチョコレート工場」トータル206百万ドル
OP56→114→148→169→184→193
☆05年「コープス・ブライド」トータル53百万ドル
OP0.4→20→33→42→48→51
☆07年「スウィーニー・トッド」トータル53百万ドル
OP09→27→39→44→48→51→52→52
☆10年「アリス・イン・ワンダーランド」トータル334百万ドル
OP116→209→265→294→310→319→324
☆12年「ダーク・シャドウ」
OP29百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「ダーク・シャドウ」の興行収入は84~107百万ドルとなる。
評価もそれほど悪くはない程度であり、高い伸びはないだろう。
「ダーク・シャドウ」の興行収入は9千万ドル台と予想したい。
アメリカではジョニー・デップの人気がやや落ちているのかもしれないが、本作はやや微妙なテイストであり、仕方がないところもある。


3位は4週目の「Think Like a Man」。
トータルでは82百万ドルとなっている。
製作費12百万ドルの7倍近くを回収しており、サプライズヒットとなった。
関係者は相当喜んでいるだろう。
公開前に『それなりには稼ぐはずだ』と思ったが、ここまで高いヒットになるとは思わなかった。
主演はマイケル・イーリーなど。
ブラック層向けのコメディ作品。

監督はティム・ストーリーであり、実績は意外と高い。
☆02年「バーバーショップ」トータル76百万ドル
OP21→38→51→60→65→69
☆04年「TAXY NY」トータル37百万ドル
先13→24→30→33→35→35
☆05年「ファンタスティック・フォー」トータル155百万ドル
OP56→100→123→136→144→149
☆07年「ファンタスティックフォー/銀河の危機」トータル132百万ドル
OP58→097→115→124→127→129
☆12年「Think Like a Man」
OP34→060→073→082百万ドル→
これらとの対比で考えると、「Think Like a Man」の興行収入は87~104百万ドルとなる。
評価は普通程度なので、高い伸びはないとは思ったが、ここまで話題になればその宣伝効果も高い。
「Think Like a Man」の興行収入は9千万ドルと予想したい。
オープニング時には8千万ドル台、2~3週目まで1億ドル突破と予想したが、微妙な伸びとなった。
しかしながら、制作費を踏まえれば、ビッグヒットといえるだろう。
既に製作されているが、この手の作品はもっと増えていくはずだ。


4位は8週目の「ハンガー・ゲーム」。
トータルでは387百万ドルとなっている。
4億ドルが迫ってきたが、果たして超えられるだろうか。
製作費78百万ドルを一瞬で回収していた。
当時では、152.5百万ドルという「ハリポタ最終作」「ダークナイト」に次ぐ歴代3位のオープニングを飾っており、4週連続で興行収入首位となった作品。
公開前に『1億ドルを超えるオープニングと言われているが、どうなるだろうか』と書いたように、半信半疑なところはあったが、楽に超えていた。
アメリカ版「バトル・ロワイヤル」と言われているアクションアドベンチャー作品。
監督は、03年「シービスケット」(トータル120百万ドル)のゲイリー・ロス。
主演は、「ウィンターズ・ボーン」「X-MEN」ジェニファー・ローレンス。
ジョシュ・ハッチャーソン、エリザベス・バンクス、スタンリー・トゥッチ、ウディ・ハレルソンなどが出演している。

以下の作品が参考となるだろう。
☆11年「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」トータル381百万ドル
OP169→274→319→343→357→366→371→375
☆11年「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」トータル352百万ドル
先163(OP98)→261→303→326→338→344
☆11年「トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン1」トータル281百万ドル
OP138→221→247→259→266→270
☆11年「ハングオーバー!!」トータル254百万ドル
先118(OP86)→186→216→233→244→248
☆12年「ハンガー・ゲーム」
OP153→248→302→337→357→372→381→387百万ドル→
去年の興行収入トップの「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」トータル381百万ドルを超えた。
「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」との対比で考えると、「ハンガー・ゲーム」の興行収入は393百万ドルとなる。
評価はかなり高いので、まだまだ伸びがあるのではないか。
話題が話題が呼んでおり、予想以上に伸びそうだ。
「ハンガー・ゲーム」の興行収入は3週目まで3億5千万ドル前後、5週目まで3億8千万ドル台と予想していたが、先週に引き続き3億9千万ドル台と予想したい。
「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」トータル381百万ドルを超えて、歴代13位の記録となる。
歴代12位の「トランスフォーマー/リベンジ」トータル402百万ドルには届かないだろうか。
「SAW」シリーズなどで有名な製作会社ライオンズゲートにとって、初めての大ヒット作品となった。


5位は4週目の「The Lucky One」。
トータルでは54百万ドルとなっている。
公開前に『ニコラス・スパークス原作の「The Lucky One」はどうせ大ヒットするだろう』と書いたが、似たような映画の「The Vow」のオープニングが41百万ドル(トータル124百万ドル)となっているので、意外と普通のオープニングとなっていた。
ザック・エフロン主演、テイラー・シリング共演のラブストーリー。
監督は「シャイン」「幸せのレシピ」のスコット・ヒックス。

ニコラス・スパークス原作作品の興行収入は以下の通り。
☆99年「メッセージ・イン・ア・ボトル」トータル53百万ドル
OP17→32→41→46→49→51→51→51
☆02年「ウォーク・トゥ・リメンバー」トータル41百万ドル
OP12→23→30→35→38→39→40→40
☆04年「きみに読む物語」トータル81百万ドル
OP13→29→43→54→62→68→72→75
☆08年「最後の初恋」トータル42百万ドル
OP13→25→32→37→39→40→41→41
☆10年「ラスト・ソング」トータル63百万ドル
先25(OP16)→42→50→55→59→60→61→62
☆10年「親愛なるきみへ」トータル80百万ドル
OP30→54→66→72→77→79→79→79
☆12年「The Lucky One」
OP23→39→48→54百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「The Lucky One」の興行収入は60~63百万ドルとなる。
評価は普通なので、高い伸びはないだろう。
「The Lucky One」の興行収入は先週に引き続き6千万ドル台と予想したい。
ニコラス・スパークス原作はもっと稼いでいると思ったが、そこまで高い興行収入にならないようだ。
ザック・エフロンの人気もそこまで高くはないのか。


6位は3週目の「The Pirates! Band of Misfits」。
トータルでは23百万ドルとなっている。
製作費55百万ドルの回収が目標となる。
公開前に『他のアニメ作品ほどヒットしない』と書いたとおりとなりそうだ。
ソニー製作の3Dアニメ。
監督は00年「チキン・ラン」トータル107百万ドルのピーター・ロード。

ソニー系のアニメ作品が参考となりそうだ。
☆06年「オープン・シーズン」トータル85百万ドル
OP24→44→59→70→77→81→84
☆06年「モンスター・ハウス」トータル74百万ドル
OP22→44→57→64→67→69→71
☆09年「くもりときどきミートボール」トータル125百万ドル
OP30→50→82→96→108→115→119
☆11年「アーサー・クリスマスの大冒険」トータル46百万ドル
先16(OP12)→25→33→39
☆12年「The Pirates! Band of Misfits」
OP11→19→23百万ドル→
これらとの対比で考えると、「The Pirates! Band of Misfits」の興行収入は30~35百万ドルとなる。
評価は高いので、ある程度の伸びはあるだろうが、限界がありそうだ。
「The Pirates! Band of Misfits」の興行収入は先週まで4千万ドル台と予想していたが、3千万ドル台に留まりそうだ。
制作費を回収できず、この程度では成功とは言えず、コケたといえそうだ。
ファミリー作品らしい粘りを発揮させることはできればよいが、難しいだろう。


7位は3週目の「The Five-Year Engagement」。
トータルでは24百万ドルとなっている。
製作費3千万ドルの回収が目標となる。
公開前に『「The Five-Year Engagement」はヒット』と書いたが、ヒットしそうもない。
アメリカでは大人気のジャド・アパトーがプロデュースするコメディ作品。
主演は、ジェイソン・シーゲル、エミリー・ブラント。
監督は、ニック・ストーラー。

ニック・ストーラーとジャド・アパトーが組んだ作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「寝取られ男のラブ♂バカンス」トータル63百万ドル
OP18→35→45→51→55→58→60
☆10年「Get Him to the Greek」トータル61百万ドル
OP18→36→48→55→57→59
☆12年「The Five-Year Engagement」
OP11→19→24百万ドル→
これらとの対比で考えると、「The Five-Year Engagement」の興行収入は31~34百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くはないが、高い伸びはないだろう。
「The Five-Year Engagement」の興行収入は先週に引き続き3千万ドル台と予想したい。
制作費は回収できそうだが、過去の作品よりもかなり落ちるので、成功とは言いがたい。
主演の人気がないのか。


8位は2週目の「The Best Exotic Marigold Hotel」。
トータルでは4百万ドルとなっている。
先週27スクリーンから、178スクリーンに拡大公開された。
98年「恋におちたシェイクスピア」(トータル100百万ドル)のジョン・マッデン監督作品。
トム・ウィルキンソン、ジュディ・デンチが出演している。
ジョン・マッデン監督作品の01年「コレリ大尉のマンドリン」トータル26百万ドル、05年「プルーフ・オブ・ライフ」トータル8百万ドル、11年「The Debt」トータル31百万ドルとなっている。
評判はかなり良いが、この規模のままならば、1~2千万ドルとなりそうだ。


9位は4週目の「Chimpanzee」。
トータルでは26百万ドルとなっている。
公開前に『それなりには稼ぐはずだ』と書いたとおりとなりそうだ。
ディズニー系のネイチャードキュメンタリー作品。
タイトルからするとチンパンジーを描いた作品か。

ドキュメンタリー映画の興行収入は以下の通り。
☆05年「皇帝ペンギン」トータル77百万ドル
7週目拡大26→38→48→56
☆09年「Earth」トータル32百万ドル
先14(OP09)→22→26→29
☆10年「オーシャンズ」トータル19百万ドル
先09(OP06)→13→16→18
☆11年「African Cats」トータル15百万ドル
OP06→11→13→14
☆12年「Chimpanzee」
OP11→19→23→26百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「Chimpanzee」の興行収入は27~29百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くはないので、伸びはありそうだ。
「Chimpanzee」の興行収入は先週に引き続き2千万ドル台と予想したい。
「Earth」を超えられるかが注目となる。
ネイチャードキュメンタリー作品は、アメリカでは日本のような爆発的なヒットにはならないが、コンスタントに稼いでいる。


10位となったのは新作の「Girl in Progress」。
1.4百万ドルのオープニングを飾った。
エヴァ・メンデス主演のコメディドラマ。
評判はそれほど良くなく、伸びはないだろう。
1千万ドル以下の興行収入となりそうだ。
ランキングできただけでラッキーだろう。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆アクション作品「バトルシップ」
☆サシャ・バロン・コーエン主演のコメディ作品「The Dictator」
☆キャメロン・ディアス、ジェニファー・ロペスなどが出演するラブコメ作品「What to Expect When You're Expecting」
女性の支持を集めそうであり、「What to Expect When You're Expecting」はヒットしそうだ。
「バトルシップ」と「The Dictator」は高いヒットにはならないだろう。

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気になる映画ニュース(5月第2週目)

☆「アベンジャーズ」の続編を製作へ
大ヒットを受けて、続編企画が本格始動しているようだ。
また、2013年には、5月に「アイアンマン3」、11月に「マイティ・ソー2」、2014年4月には「キャプテン・アメリカ2」が公開される。
「ハルク」の再々リブート化も検討されているようだが、こちらはどうなるだろうか。
「ハルク」の主演が固定化されれば、再々映画化もありそうだ。


☆「のぼうの城」が公開へ
野村萬斎主演作、監督は犬童一心と樋口真嗣が手がけている。
津波を連想させる水攻めを描いているという理由で、公開が延期されていた作品。
昨年9月公開予定だったが、今年の11月に公開されることとなった。
さすがに稼げる正月映画にはできなかったようだ。
ヒットするのかどうか注目される。


☆ギレルモ・デル・トロが「ピノキオ」の共同監督に
ギレルモ・デル・トロが「○○」の監督にというネタをいつも書いているが、ほとんどが実現していないような気がする。
「ピノキオ」は3Dストップモーションアニメのようであり、同じくストップモーションアニメを手がけた「ファンタスティックMr.Fox」のマーク・グスタフソンがパートナーの監督になるようであり、この企画はなんとか実現しそうだ。


☆ティム・バートン監督作品「フランケンウィニー」が12月15日に公開
3D作品となるようだ。
長編映画として映画化する企画があるのは知っていたが、「ダーク・シャドウ」などを抱えており、実際に完成しているとは思わなかった。


☆「トップ・ガン」続編の主演はトム・クルーズか
「トップ・ガン」の続編にトム・クルーズが出演することはかなり濃厚と見られていた。
出演はするものの、主役ではないだろうと思われていたが、ここにきて主演ということになりそうだ。
「ミッション・インポッシブル」シリーズの大ヒットにより、トム・クルーズの株が上がったことが影響しているものとみられる。
監督は、前作に引き続きトニー・スコットが務める。
トニー・スコットは、パイロットが乗らないタイプの戦闘機を描きたいと言っていたと思うが、方向転換するかもしれない。


☆「ヴァン・ヘルシング」がリブート
トム・クルーズを主演に迎えて、再シリーズ化するようだ。
04年にヒュー・ジャックマン主演で製作されたが、アメリカでの興行収入はトータル120百万ドル(製作費1億6千万ドル)という中途半端な結果となっており、続編の動きが進んでいなかった。
しかし、「ヴァン・ヘルシング」自体は有名なキャラクターであり、稼げるジャンルの作品でもあり、リブート化を決意したようだ。
トム・クルーズは、2012年にミュージカル「Rock of Ages」、クライムドラマ「One Shot」、2013年にアクションアドベンチャー「Oblivion」、SFアクション「All You Need Is Kill」が待機中。
そして、「トップガン2」「ヴァン・ヘルシング」「ミッション・インポッシブル5」という持ち駒を抱えることとなる。
一時期の不調を完全に乗り越えている。


☆「007」シリーズ第24弾は2014年に公開
今年の暮れに公開予定の「007スカイフォール」に続く作品が2014年に公開されるようだ。
ダニエル・クレイグには長期出演契約をオファーしているので、恐らく続投するはず、監督選びが注目となる。
財政難のためシリーズ打ち切り危機さえあったことが嘘のように好調だ。
「007スカイフォール」がコケることはないとは思うが、あまり良い結果が出なかったら、どうなるだろうか。

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国内映画興行収入ランキング(5月2週目新作予想)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

◎「幸せの教室」
トム・ハンクス監督作品。
トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ主演作品であるが、もはやヒットしないだろう。
以前から稼げたかもしれないが、もう名前だけでは観客は呼べない。
感動ヒューマンドラマだが、アメリカでの評価も高くはなかった。
12年公開「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」、10年公開「食べて、祈って、恋をして」(トータル7.5億円)は超えないはずだ。
08年公開「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」トータル4.6億円を超えるかどうかというレベルではないか。
4億円台と予想したい。
金曜日からのオープニング3日は1.0億円程度か。


◎「貞子3D」
212館にて公開予定。
過去のように大ヒットするとは思えないが、知名度抜群のネタであり、それなりには稼ぐだろう。
最近のホラー作品より稼ぐのではないか。
去年公開された「パラノーマル・アクティビティ2」(トータル4.3億円)の1.5倍から2倍程度は稼ぐか。
6.5~8.6億円程度となるか。
7億円台という予想にしたい。
角川系作品であり、爆発的なヒットにはならないだろう。
オープニングは1.5億円程度か。

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国内映画興行収入ランキング(5月1週目その1)

動員2位:「宇宙兄弟」(東宝)<1週目>
【公開前個人予想】 18億円台
【現時点での興行収入予想】 22~23億円
【配給会社期待値等】最終興収25億円超えに向け大ヒットスタートを切った
【公開規模】 322スクリーン
3.8億円(382,326,100円)のオープニングを飾った。
先週『ゴールデンウィークの終盤ということもあり、オープニングは高めの3.2億円程度か』と書いたが、予想を超えてきた。
ゴールデンウィーク特需が思ったよりも高かったか。

小栗旬主演の人気漫画原作作品ということであり、同じく小栗旬主演の人気漫画原作の「岳-ガク-」が参考となるだろう。
こちらはゴールデンウィーク明けの公開だった。
☆11年「岳-ガク-」トータル15.9億円
OP2.6→7.2→10.3→12.8→14.2→15.0
☆12年「宇宙兄弟」
OP3.8億円→
これとの対比で考えると、「宇宙兄弟」の興行収入は23.2億円となる。
この程度が落ち着きどころか。

本作の脚本を手がけた大森美香が手がけた作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「デトロイト・メタル・シティ」トータル23.4億円
OP3.5→10.2→14.5→祝込18.2→20.1→21.7→22.4→祝22.8
☆09年「カイジ 人生逆転ゲーム」トータル22.5億円
祝3日5.3(OP3.6)→10.0→14.1→17.2→19.7→20.9→祝込21.6→21.9
☆12年「宇宙兄弟」
OP3.8億円→
これらとの対比で考えると、「宇宙兄弟」の興行収入は23.8~25.4億円となる。
やはり、この程度だろうか。

「宇宙兄弟」3.8億円と同程度のオープニング作品は以下のとおり。
<2011>
☆「アンフェア the answer」3.1億円(トータル23.4億円)
☆「神様のカルテ」3.0億円(トータル18.9億円)
☆「プリンセス トヨトミ」3.1億円(トータル16.2億円)
☆「カイジ2 人生奪回ゲーム」3.5億円(トータル16.1億円)
これらとの対比で考えると、「宇宙兄弟」の興行収入は17.5~28.7億円となる。
評判は悪くはなく、ほとほどに伸びるのではないか。
ゴールデンウィーク特需の可能性も高いが、20億円以上、25億円以下となりそうだ。
あまり高くは伸びないと考えて、「宇宙兄弟」の興行収入は22~23億円と予想したい。
原作漫画の人気がよく分からないが、大ヒットといえる結果を残しそうだ。
公開前個人予想は18億円台だったので、微妙な結果となりそうだ。
小栗旬の人気にやや懐疑的なので、高くは予想できない。

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全米映画興行収入(5月第1週目)

1位となったのは新作の「アベンジャーズ」。
アメリカ興行歴代1位となる200.3百万ドルという異次元のオープニングを飾った。
製作費2億2千万ドル回収はほぼ終了している。
公開前に『3億ドル超の大ヒットは間違いないだろうが、「ハンガー・ゲーム」には勝てないか』と書いたが、超えそうだ。
「トランスフォーマー」レベルかと思ったが、やはりこれだけ揃うと破壊力が異なった。
アイアンマン、キャプテン・アメリカ、マイティ・ソーなどのヒーローが終結するアクションアドベンチャー。
監督はあまりヒット実績のないジョス・ウェドン。

関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「アイアンマン」トータル318百万ドル
先102→178→223→253→276→289→298→305
☆10年「アイアンマン2」トータル312百万ドル
OP128→211→251→275→291→299→305
☆11年「マイティ・ソー」トータル181百万ドル
OP66→119→145→160→169→174→176
☆11年「キャプテン・アメリカ」トータル177百万ドル
OP65→117→143→157→165→169→172
☆12年「アベンジャーズ」
OP200百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「アベンジャーズ」の興行収入は488~548百万ドルとなる。

当面のライバルは以下のとおり。
☆11年「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」トータル381百万ドル
OP169→274→319→343→357→366→371→375
☆12年「ハンガー・ゲーム」
OP153→248→302→337→357→372→381百万ドル→
☆12年「アベンジャーズ」
OP200百万ドル→
「ハリポタ」との対比で考えると、「アベンジャーズ」の興行収入は451百万ドルとなる。
評価も恐ろしく高くなっており、正直、どこまで伸びるかは検討が付かないが、アメリカ興行収入歴代3位の「ダーク・ナイト」トータル533百万ドルレベルまで伸びそうな気がする。
当面は5億3千万ドル程度と考えておきたい。
歴代1位の「アバター」トータル761百万ドル、歴代2位の「タイタニック」トータル658百万ドルまでは伸びないだろう。


2位は3週目の「Think Like a Man」。
トータルでは73百万ドルとなっている。
製作費12百万ドルを楽に回収しており、サプライズヒットとなった。
関係者は喜んでいるだろう。
公開前に『それなりには稼ぐはずだ』と思ったが、ここまで高いヒットになるとは思わなかった。
主演はマイケル・イーリーなど。
ブラック層向けのコメディ作品。

監督はティム・ストーリーであり、実績は意外と高い。
☆02年「バーバーショップ」トータル76百万ドル
OP21→38→51→60→65→69
☆04年「TAXY NY」トータル37百万ドル
先13→24→30→33→35→35
☆05年「ファンタスティック・フォー」トータル155百万ドル
OP56→100→123→136→144→149
☆07年「ファンタスティックフォー/銀河の危機」トータル132百万ドル
OP58→097→115→124→127→129
☆12年「Think Like a Man」
OP34→060→073百万ドル→
これらとの対比で考えると、「Think Like a Man」の興行収入は90~109百万ドルとなる。
評価はそれほど良くないので、高い伸びはないとは思ったが、ここまで話題になればその宣伝効果も高い。
「Think Like a Man」の興行収入はオープニング時には8千万ドル台と予想したが、先週に引き続き1億ドル突破は可能だろうと考えたい。
それ以上は大きく伸びはないだろう。
制作費を踏まえれば、ビッグヒットといえるだろう。
既に製作されているが、この手の作品はもっと増えていくはずだ。


3位は7週目の「ハンガー・ゲーム」。
トータルでは381百万ドルとなっている。
3億ドルをあっさりと超えている。
製作費78百万ドルを一瞬で回収していた。
152.5百万ドルという「ハリポタ最終作」「ダークナイト」に次ぐ歴代3位のオープニングを飾っており、4週連続で興行収入首位となった作品。
公開前に『1億ドルを超えるオープニングと言われているが、どうなるだろうか』と書いたように、半信半疑なところはあったが、楽に超えていた。
アメリカ版「バトル・ロワイヤル」と言われているアクションアドベンチャー作品。
監督は、03年「シービスケット」(トータル120百万ドル)のゲイリー・ロス。
主演は、「ウィンターズ・ボーン」「X-MEN」ジェニファー・ローレンス。
ジョシュ・ハッチャーソン、エリザベス・バンクス、スタンリー・トゥッチ、ウディ・ハレルソンなどが出演している。

以下の作品が参考となるだろう。
☆11年「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」トータル381百万ドル
OP169→274→319→343→357→366→371→375
☆11年「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」トータル352百万ドル
先163(OP98)→261→303→326→338→344
☆11年「トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン1」トータル281百万ドル
OP138→221→247→259→266→270
☆11年「ハングオーバー!!」トータル254百万ドル
先118(OP86)→186→216→233→244→248
☆12年「ハンガー・ゲーム」
OP153→248→302→337→357→372→381百万ドル→
去年の興行収入トップの「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」トータル381百万ドルを超えた。
「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」との対比で考えると、「ハンガー・ゲーム」の興行収入は391百万ドルとなる。
評価はかなり高いので、まだまだ伸びがあるのではないか。
話題が話題が呼んでおり、予想以上に伸びそうだ。
「ハンガー・ゲーム」の興行収入は3週目まで3億5千万ドル前後、5週目まで3億8千万ドル台と予想していたが、先週に引き続き3億9千万ドル台と予想したい。
「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」トータル381百万ドルを超えて、歴代13位の記録となる。
歴代12位の「トランスフォーマー/リベンジ」トータル402百万ドルには届かないだろうか。
「SAW」シリーズなどで有名な製作会社ライオンズゲートにとって、初めての大ヒット作品となった。


4位は3週目の「The Lucky One」。
トータルでは48百万ドルとなっている。
公開前に『ニコラス・スパークス原作の「The Lucky One」はどうせ大ヒットするだろう』と書いたが、似たような映画の「The Vow」のオープニングが41百万ドル(トータル124百万ドル)となっているので、意外と普通のオープニングとなっていた。
ザック・エフロン主演、テイラー・シリング共演のラブストーリー。
監督は「シャイン」「幸せのレシピ」のスコット・ヒックス。

ニコラス・スパークス原作作品の興行収入は以下の通り。
☆99年「メッセージ・イン・ア・ボトル」トータル53百万ドル
OP17→32→41→46→49→51→51→51
☆02年「ウォーク・トゥ・リメンバー」トータル41百万ドル
OP12→23→30→35→38→39→40→40
☆04年「きみに読む物語」トータル81百万ドル
OP13→29→43→54→62→68→72→75
☆08年「最後の初恋」トータル42百万ドル
OP13→25→32→37→39→40→41→41
☆10年「ラスト・ソング」トータル63百万ドル
先25(OP16)→42→50→55→59→60→61→62
☆10年「親愛なるきみへ」トータル80百万ドル
OP30→54→66→72→77→79→79→79
☆12年「The Lucky One」
OP23→39→48百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「The Lucky One」の興行収入は58~66百万ドルとなる。
評価は普通なので、高い伸びはないだろう。
「The Lucky One」の興行収入は先週に引き続き6千万ドル台と予想したい。
ニコラス・スパークス原作はもっと稼いでいると思ったが、そこまで高い興行収入にならないようだ。
ザック・エフロンの人気もそこまで高くはないのか。


5位は2週目の「The Pirates! Band of Misfits」。
トータルでは19百万ドルとなっている。
製作費55百万ドルの回収が目標となる。
公開前に『他のアニメ作品ほどヒットしない』と書いたとおりとなりそうだ。
ソニー製作の3Dアニメ。
監督は00年「チキン・ラン」トータル107百万ドルのピーター・ロード。

ソニー系のアニメ作品が参考となりそうだ。
☆06年「オープン・シーズン」トータル85百万ドル
OP24→44→59→70→77→81→84
☆06年「モンスター・ハウス」トータル74百万ドル
OP22→44→57→64→67→69→71
☆09年「くもりときどきミートボール」トータル125百万ドル
OP30→50→82→96→108→115→119
☆11年「アーサー・クリスマスの大冒険」トータル46百万ドル
先16(OP12)→25→33→39
☆12年「The Pirates! Band of Misfits」
OP11→19百万ドル→
これらとの対比で考えると、「The Pirates! Band of Misfits」の興行収入は32~48百万ドルとなる。
評価は高いので、ある程度の伸びはあるだろう。
今週は「アベンジャーズ」の影響も強かったはずだ。
「The Pirates! Band of Misfits」の興行収入は先週に引き続き4千万ドル台と予想したい。
この程度では成功とは言いがたい。
ファミリー作品らしい粘りを発揮させることはできるだろうか。


6位は2週目の「The Five-Year Engagement」。
トータルでは19百万ドルとなっている。
製作費3千万ドルの回収が目標となる。
公開前に『「The Five-Year Engagement」はヒット』と書いたが、ヒットしそうもない。
アメリカでは大人気のジャド・アパトーがプロデュースするコメディ作品。
主演は、ジェイソン・シーゲル、エミリー・ブラント。
監督は、ニック・ストーラー。

ニック・ストーラーとジャド・アパトーが組んだ作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「寝取られ男のラブ♂バカンス」トータル63百万ドル
OP18→35→45→51→55→58→60
☆10年「Get Him to the Greek」トータル61百万ドル
OP18→36→48→55→57→59
☆12年「The Five-Year Engagement」
OP11→19百万ドル→
これらとの対比で考えると、「The Five-Year Engagement」の興行収入は32~34百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くはないが、高い伸びはないだろう。
「The Five-Year Engagement」の興行収入は先週に引き続き3千万ドル台と予想したい。
制作費は回収できそうだが、過去の作品よりもかなり落ちるので、成功とは言いがたい。
主演の人気がないのか。


7位は2週目の「The Raven」。
トータルでは12百万ドルとなっている。
製作費26百万ドルの回収が目標となる。
公開前に『ヒットしないだろう』と書いたとおりとなりそうだ。
ジョン・キューザック主演のサスペンス。
監督は、06年「Vフォー・ヴェンデッタ」(トータル71百万ドル)のジェームズ・マクティーグ。
エドガー・アラン・ポーを演じることで話題だが、この手の暗めのサスペンスは好まれない。

ジョン・キューザック主演のサスペンスの興行収入は以下のとおり。
☆03年「“アイデンティティー”」トータル52百万ドル
OP16→30→39→45→49
☆07年「1408号室」トータル72百万ドル
OP21→40→53→62→67
☆12年「The Raven」
OP07→12百万ドル→
これらとの対比で考えると、「The Raven」の興行収入は21~22百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くはないが、伸びはないだろう。
これらよりも伸びないのではないか。
「The Raven」の興行収入は先週に引き続き1千万ドル台と予想したい。
製作費26百万ドルの回収ができそうもないので、成功とはいえそうもない。


8位は2週目の「Safe」。
トータルでは13百万ドルとなっている。
公開前に『ヒットしないだろう』と書いたとおりとなりそうだ。
ジェイソン・ステイサム主演のアクション作品。
監督は、00年「タイタンズを忘れない」(トータル116百万ドル)のボアズ・イェーキン。

ジェイソン・ステイサムの主な主演作の興行収入は以下のとおり。
☆06年「アドレナリン」トータル28百万ドル
OP10→20→24→27→28
☆07年「ローグアサシン」トータル22百万ドル
OP10→17→21→22→22
☆08年「バンク・ジョブ」トータル30百万ドル
OP06→13→20→24→27
☆08年「デス・レース」トータル36百万ドル
OP13→23→30→33→35
☆08年「トランスポーター3」トータル32百万ドル
先18(OP12)→26→29→31→32
☆09年「アドレナリン:ハイ・ボルテージ」トータル14百万ドル
OP07→12→13→14
☆11年「メカニック」トータル29百万ドル
OP11→20→25→28
☆11年「キラー・エリート」トータル25百万ドル
OP09→18→22→24
☆12年「Safe」
OP08→13百万ドル→
「バンク・ジョブ」以外の作品との対比で考えると、「Safe」の興行収入は15~20百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くはないが、伸びはないだろう。
「Safe」の興行収入は先週に引き続き1千万ドル台と予想したい。
最近のジェイソン・ステイサムの調子が悪い。
3千万ドル台は欲しいが、悪くても2千万ドル台は稼ぎたいところ。


9位は3週目の「Chimpanzee」。
トータルでは23百万ドルとなっている。
公開前に『それなりには稼ぐはずだ』と書いたとおりとなりそうだ。
ディズニー系のネイチャードキュメンタリー作品。
タイトルからするとチンパンジーを描いた作品か。

ドキュメンタリー映画の興行収入は以下の通り。
☆05年「皇帝ペンギン」トータル77百万ドル
7週目拡大26→38→48→56
☆09年「Earth」トータル32百万ドル
先14(OP09)→22→26→29
☆10年「オーシャンズ」トータル19百万ドル
先09(OP06)→13→16→18
☆11年「African Cats」トータル15百万ドル
OP06→11→13→14
☆12年「Chimpanzee」
OP11→19→23百万ドル→
これらとの対比で考えると、「Chimpanzee」の興行収入は27~28百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くはないので、伸びはありそうだ。
「Chimpanzee」の興行収入は先週に引き続き2千万ドル台と予想したい。
「Earth」を踏まえると、3千万ドルまでは伸びないだろう。
ネイチャードキュメンタリー作品は、アメリカでは日本のような爆発的なヒットにはならないが、コンスタントに稼いでいる。


10位は4週目の「The Three Stooges」。
トータルでは40百万ドルとなっている。
製作費3千万ドルの回収は完了している。
公開前に『「The Three Stooges」は最近のファレリー兄弟監督作品よりも稼ぎそうだ』と書いたとおりとなりそうだ。
ファレリー兄弟監督によるコメディ作品。

ファレリー兄弟監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆03年「ふたりにクギづけ」トータル34百万ドル(マット・デイモン主演)
OP09→17→24→31
☆05年「2番目のキス」トータル42百万ドル(ドリュー・バリモア主演)
OP12→24→32→36
☆07年「ライラにお手あげ」トータル37百万ドル(ベン・スティラー主演)
OP14→26→32→35
☆11年「Hall Pass」トータル45百万ドル(オーウェン・ウィルソン主演)
OP14→27→35→40
☆12年「The Three Stooges」
OP17→30→37→40百万ドル→
これらとの対比で考えると、「The Three Stooges」の興行収入は42~47百万ドルとなる。
評価は普通程度なので、高い伸びはないだろう。
「The Three Stooges」の興行収入は先週に引き続き5千万ドル台と予想したいところだが、そこまでは伸びないか。
4千万ドル台に下方修正したい。
制作費を回収し、利益を出しているいるので、成功とはいえるだろう。
爆発的なヒットはなくなったが、ファレリー兄弟はコンスタントに稼いでいる。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆ホラー作品「ダーク・シャドウ」
ティム・バートン監督、ジョニー・デップのゴールデンコンビだが、そこまで高いヒットにはならないだろう。

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『劇場版SPEC~天~』レビュー

◆評  価   4.0点
◆おススメ度  C(ドラマ鑑賞者は見るしかないが、何も残らないはず)

ドラマ及びスペシャル版を一回だけ観た程度であり、コアなファンではない。
ドラマ及びスペシャル版はそれほど悪くはなかったが、映画版は失敗作だと思う。
ドラマ及びスペシャル版では面白い世界観を構築していたのだが、どう見ても悪い方向に膨らませてしまった。
全体的にギャグはうすら寒くなり、当麻と瀬文の二人の関係は見ていて恥ずかしく、SPECホルダーはいい加減、事件のミステリー度もなく、当麻の能力は思いっきり減退、津田は普通化、中ボスがニノマエで、ニノマエを破るネタもほぼ同じ、風呂敷だけ広げて謎もよく分からない。
これで何を楽しめというのか?
せっかく映画化するのならば、当麻のSPECはスペシャル版で封印せずに、色々な者を召喚させて、強力なSPECホルダーと派手に戦えあえば、単純に楽しめたのではないか。
刑事論や仲間を思いやる気持ちなどを描いてもよいが、荒唐無稽な世界なのだから、それを声高に叫ぶ必要はない。

ラストもあれでは盛り上がらない。
当麻がSPECを使って、ニノマエを苦心の末倒して、ようやくホッとした瞬間に、伊藤淳史が殺されて、ニノマエのクローン集団が「クローンが一人だと思っては困るね」と言って登場した方がインパクトが強かったのではないか。
当麻と瀬文がピンチでどうしようもなくなった際に、白い服の男を登場させた方が盛り上がったのではないか。
白い服の男がニノマエのクローンを瞬殺した後に、当麻が白い服の男の顔を見て、知っているような顔をして、白い服の男の顔が見えそうな瞬間でエンディングに入れば、次作への楽しみが増えただろう。

“謎”に関しても、はっきりいって、何一つ進んでいない。
起承転結の“転”に当たるパートなので、あまり進まないのは仕方ないにせよ、スペシャル版の方が豪華であり、核心に近いというのは詐欺に等しい。
ファティマ第三の予言、白い服の男、キリストのような子ども、御前会議、クローンなど頑張っているが、「マトリックス」のように製作者がまとめきれなくなり、放り出した印象。
SPECホルダーもただの「X-MEN」のようなものになっている。

本作がヒットすれば、数年後には再度映画化されるだろうが、起承転結の“結”は本当に“欠”でいいのではないか。
このスタッフにまとめられるとは思えない。
堤幸彦は「TRICK」辺りとゴチャ混ぜにしている。
当麻と瀬文が屋上で対峙するシーンも完全に浮いており、意味をなしていない。
また、本作の2014年時の手紙において、当麻と瀬文も生きていないかもしれないと書いている時点で、2012年時には二人は死なないとネタをばらしているようなものであり、ラストのシーンが台無しにもなっている。
このような致命的なミスを犯すような脚本家では期待しにくい。

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『戦火の馬』レビュー

◆評  価   7.5点
◆おススメ度  A(スピルバーグが作りたいと思ったのも納得)

シンプルなストーリーをスピルバーグの熟練した手腕によって、美しく印象的な作品に仕上げている。
題材の良さを、スピルバーグが基本的には余計な手間や小細工をせずに、引き立てている。
余計なことをしないことによって、馬や自然の美しさ、馬の純粋さ、人間と馬との絆、戦争の醜さ、戦争の酷さが際立つ。
さらに、美しさを描くことによって、よりいっそう醜さが強調される。
戦争という悲惨さを描くことをメインテーマにした作品ではないので、余計な手間や小細工をしていないといいつつも、スピルバーグ流の多少の分かりやすいユーモアを交えて、軽めに仕上げており、誰でも鑑賞できるような作品となっている。

馬の所有者がこれほど目まぐるしく変化するとは思っていなかった。
たとえ短い期間であっても、馬との関わり方によって、それぞれの人生をきっちりと浮き彫りにしている点も評価できる。
困窮する家族のために馬と共に人生を切り開こうとするもの、馬と別れることによって人生を切り開こうとするもの、国家と名誉のために馬と共に立ち上がろうとするもの、母との約束のために馬と共に逃げ出すもの、家族を失った悲しみを馬によって癒すもの、戦争のためだけに馬を利用するもの、利用しつつも愛着をもつもの、それぞれの人生が見えてくる。
馬には、人々を魅了するだけのチカラがあるのだろう。
その最たるチカラは、戦争を一時だけでも止めたということだ。
争っていたもの同士が、その手を休めて、助けるだけの価値とチカラが馬にはある。

驚くようなストーリーがあるわけではない、驚くような奇跡があるわけではない、驚くような感動があるわけではない。
しかし、じんわりとした感動を味わうことができる作品。
アカデミー賞作品賞にノミネートされたように、評価に値する作品だ。
素材の良さをスピルバーグの老練した技術で堪能できることは間違いない。

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

『長靴をはいたネコ』レビュー

◆評  価   7.0点
◆おススメ度  B+(大人でも楽しめられるアニメ)

3D字幕版をわざわざ鑑賞。
最近のピクサー作品やドリームワークス作品はファミリー向けに製作されており、大人の自分には楽しめられないものが多かった。
本作にもそれほど期待していなかったが、このシリーズとは長い付き合いなので、一応見ておくかと軽い気持ちで鑑賞。

期待していないことが良かったのか、思ったよりも楽しめることができる。
子ども騙し的な作品ではなくて、意外としっかりと製作されているように感じられた。
きちんと冒険しており、先が読みにくい展開となっており、緊張感も高い。
画像的にも、丁寧に仕上がられており、圧倒的な迫力があり、楽しめられる。
冒険や画像だけではなくて、友情や家族や故郷やライバルや恋愛なども描きこまれており、長くつをはいたネコことプスのキャラクターにも厚みがかなり膨らんでおり、人間味?のある愛されるキャラクターに仕上がっている。
過去のシュレックシリーズは登場するキャラクターが多いため、それぞれのキャラクターに厚さがなかったが、今回はきちんと主人公の内面まで描くことができたのではないか。
別に嫌いではなかったが、憂鬱なシュレックやヒステリックなフィオナやうるさいドンキーなど、余計なキャラクターがいなくなり、シンプルで分かりやすい作品に仕上がっている。
子ども向けのほとんど笑えないコメディもかなりなくなっており、やや落ち着いた大人向けのクールなセンス、ラテン的なノリも悪くはない。

シュレック内の長くつをはいたネコや本物のネコ自体にも興味はなかったが、本作を見て、続編があれば見たいなという気分にさせたので、今回のスピンオフ化は正解だったのではないか。
アメリカでの興行収入はそれほど振るわなかったが、このデキならば、ファンは付いてくると思われる。

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

『マリリン 7日間の恋』レビュー

◆評  価   8.0点
◆おススメ度  B+(個人的には良かったが、一般向けとも思えない)

マリリン・モンローについては正直言ってよく知らない。
彼女が出演した映画も「お熱いのがお好き」を一回観たかどうかという程度。
もちろん、本作品で描かれる「王子と踊子」も観たことがない。
よく知らないので、本作を鑑賞することによって、マリリン・モンローについて知りたくなった。
鑑賞前は、マリリン・モンローが誰と恋をするのかも知らなかったので、ローレンス・オリヴィエだろうかと思っていたら、ただの青二才だったので驚いたくらいだ。

ストーリー自体は大したことがないと思うが、当事者が書いた原作だけのことはあり、美化されつつも生々しくも感じられる。
作り物とは違うような息吹きを感じられる作品。
ラストにおいては、マリリン・モンローという人物が見えたような気がする。
苦しみ、悲しみ、喜び、怒りといったものが伝わってくる。
繊細かつ情緒不安定、愛情に飢えていた彼女の脆さ。
偶像から脱却して、人々から認められるような女優でありたいという願いながらも叶わない彼女の苛立ち。
そのような絶望的な状況において、つかの間ではあったものの、偶像マリリン・モンローではなくて、人間マリリン・モンローを支えた若い男性の精一杯の想いが伝わってくる。
また、マリリン・モンローの内面を描きながらも、ローレンス・オリヴィエ同様に、存在感だけで周囲を圧倒するモンローの魅力をも伝え切っているのではないか。
マリリン・モンローの苦悩する内面と周囲を魅了する外見をミシェル・ウィリアムズが完全に演じている。
オスカーモノの演技ではないか。
下手な演技でさえ、実に上手に演じ切っている。
ローレンス・オリヴィエを演じたケネス・ブラナーもノリノリでキレ役を演じており、演技合戦が実に見事ともいえる作品だ。

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『ドライブ』レビュー

◆評  価   6.0点
◆おススメ度  B+(カッコはいいが…)

評判の高さどおり、最近の作品にはない珍しい独特な作品には仕上がっている。
クール、寡黙、冷静、冷酷なキャラクターをライアン・ゴズリングが好演していた。
確かに、印象には残り、カッコ良さも感じるが、個人的には完全にはマッチしなかった。
あまりにもバイオレンス過ぎたか。
近くにいた女性グループは早々と退散していた。
銃を持たない主義の運転のスペシャリストなので、運転で解決してくれればよかったが、あまりにも暴力で解決し過ぎた。

寡黙すぎて、ほとんどセリフがないが、寡黙だからこそ、彼が語った一言の重みがいっそう増し、印象に残る。
逃し屋、スタントマン、修理工といった顔を持っているが、子どもと人妻と過した日々が彼にとっての初めて経験した真実の日々だったのだろう。
子どもに対してはどのように向き合っていいか分からずに、「楊枝いるか?」といった不器用なセリフや、人妻に対してはただ笑みを交わして、ドライブに誘い、手を握るだけで想いを交わす不器用さがかえって良い。

好きな人にはハマるようなセンスのある作品ではあるが、少々尖がり過ぎているか。

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『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』レビュー

◆評  価   7.5点
◆おススメ度  A(誰が見ても良作となるであろう安定した作品)

誰が鑑賞しても心を動かされるであろう、優等生タイプの作品。
アカデミー賞作品賞にノミネートされたのは伊達ではない(優等生ゆえに、ノミネート止まりだったのも分かるような気もする)。
俳優部門の各部門で評価されているとおり、どのキャラクターも血が通った共感できる人物に仕上がっており、彼らの喜怒哀楽を共有できる。
分かりやすいストレートな作品であり、素直に面白いと感じさせ、差別というものにも考えさせられる良作といえる。

1960年代のアメリカ南部を舞台にした作品であり、黒人差別という重いテーマを描き、146分の長尺でありながら、それらを全く問題にしていない。
1960年代という時代背景については映画内のテレビで少々触れる程度に留めている。
時代どおりに古臭く描くよりも、単に“過去”にあった出来事というのではなく、現代にも通じる問題なので、あえて時代を感じさせないように作っているのだろう。
黒人差別という重いテーマについては、テーマ通りに重苦しく描くことなく、逆に軽く明るく描くことで、テーマを浮き彫りにしている。
難しく描けば理解することは難しいが、本作のように軽く明るく描けば、子どもでも誰しもが本テーマについて自己の意見をもつことはできるだろう。
また、軽く明るく描くことで、146分の長尺をカバーしている。
テーマに向き合えば、見ていて苦しくなるはずなのに、それを克服している見事な描き方だ。
重いシーンもあるが、前向きな姿勢しか感じられない。

個人的に良かったと思われる点は、比較的ニュートラルに描いている点だ。
白人の中にも、現状を知らしめようと出版する者、友人同様に付き合う者、通勤のために土地を買い上げた者もいる一方で、ただの道具と思う者、盗人や病原菌と思う者、同じ人間とは思っていない者もいる。
家族同然に付き合っていたにも関わらず、差別を強要される者もいる。
出版の結果についても、現状を世間に知らしめることはでき、金銭を獲得し、新たな仕事を得る一方で、恋人を失い、仕事を失い、育てていた子どもを失っている。
ただ単に悪い奴を懲らしめて、ただ単に勝利をするというものではなくて、意外と複雑な事柄を、簡便にさらっと描いている点にも好感がもてる。

また、白人グループから仲間ハズレにされたシーリアと、仕事を干されたミニーの交流が印象的に感じられた。
なんの偏見も無く向き合い、料理や辛い出来事を通して、交流していくことが差別に対する一つの答えなのだろう。
シーリアとその夫は偏見があまりなかったのに、ミニーが偏見をもっているという偏見をもっていたことが面白い。
差別をする者の改革も必要だが、差別を受ける者の改革も必要ということだろうか。

“差別”という重いテーマを、映画を通して少しでも考えさせられ、映画という役割の重みを知る。
重いテーマを軽く明るく描くという、その描き方についても大いに考えさせられる作品だ。

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『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』レビュー

◆評  価   5.0点
◆おススメ度  B-(評価が高かったので、期待が高すぎたか)

つまらなくはないが、物足りなさも覚える作品。
政治の内情、ドロドロした世界、激しい足の引っ張り合いなどは描けているが、これ以上にもっと厳しい世界をイメージしていたので、この程度かとも感じてしまう。
大統領戦に繋がる党の指名争いも大したことがないと、ジョージ・クルーニーが伝えたかったとすれば、成功しているともいえる。
結局のところ、政策やポリシーというよりも、女絡みである。
過去の歴史においても国を傾けるのは女性が原因であったこともあるため、女絡みということ自体には特段の問題はないが、キーパーソンの女性の立ち位置がイマイチに感じる。
数ヶ月前にあのようなことがあり、妊娠している割には、新たな男性を誘うという意味が分からない。
原因になった男性にも父親にも援助が出来ない状況に追い込まれた挙句に、新たな男性を誘うという流れならば分からなくもないが、現在原因になった男性と交渉中でもある。
新たな男性からも、それほど深い仲にはならないと宣言されているにも関わらず、さらなる悲劇に繋がるという意味もよく分からない。
ただの学生のインターンであり、悩むことなく仕事を辞めれば済む話ではないか。
父親がカトリックであるのに、中絶に悩むよりも自殺が速すぎる。

あのような浅い関係ではなくて、ゴズリングとインターン役を最初から深い仲という設定にしておけばよかったのではないか。
恋人がいるにも関わらず、他の誰かの子どもを妊娠してしまえば、話としては面白い。
しかも、相手の名前は言いようがなく、どうしようもなくなり、自殺を図るという流れならば、ある程度の意味が分かる。
恋人の自殺の真相を探っていくうちに、相手が誰であるかが分かればよりいっそう面白い。

理想と信念に燃えていた“政治”向きではない男が、“政治”という裏切りを知り、“政治”らしく理想と信念とは間逆のところへ落ちるところまで落ちていくような面白みはある。
一番組みたくない相手と信念を曲げさせて組ませること以上に屈辱的な仕打ちもないだろう。
今の日本の政治に近い世界が描かれてもしているが、敵対する相手方の簡単な計略にハマッた男が、自己に有利な状況を利用して簡単な仕返しをするようにも見える。

各演技派俳優の演技を見ているだけで十分面白く、監督・ジョージ・クルーニーは健闘しているが、中身が軽薄なために頑張りが空回りしているようにも感じてしまった。
もうちょっと深い中身の作品で彼の監督作品を観たいものだ。

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『タイタンの逆襲』レビュー

◆評  価   6.5点
◆おススメ度  B(悪くはないが中途半端な作品)

2D版を鑑賞。
鑑賞前は、ただのアクションだろうと思っていたが、それほど悪くはなかった。
神話については詳しくはないが、多少はかじっているので、興味深く鑑賞できた。
かなりムチャクチャではあるが、なかなか面白いアレンジを加えていると感じられた。

アクションがメインでありながら、父子との関係、兄弟の関係をテーマにしている。
ゼウスとペルセウス、ゼウスとアレスという父子関係、そしてハデスとゼウス、アレスとペルセウスという兄弟の関係が描かれている。
さらにペルセウスとその息子という父子関係も描かれている。
ゼウスは最高の神であるため、通常の父親とは異なり、子ども達に特別な愛情を示すことはしない。
子ども達は父親の愛情を受けずに、基本的には放置される運命にある。
そのため、ペルセウスもアレスも父・ゼウスに対しては良く思っていないようだ。
本作においては、ゼウスなりの誠意は見られたが、もうちょっとはっきりした愛情を示しても良かったのではないか。
兄・ハデスから既に赦しを得ているので、ハデスの身代わりになってもあまり効果的ではない。
ペルセウスの盾となって、我が子を救えば、父親としての愛情を示せたのではないか。
ペルセウスもゼウスの愛情を知れば、ペルセウスもより父親らしく成長することができるはずだ。

さらに、ペルセウスの身代わりとしてでもよいが、自分を裏切ったアレスの身代わりとなれば、ゼウスの偉大さや父親としての愛情や本作のテーマである赦しというテーマにも合致したような気がする。
神・アレスと半神・ペルセウスがガチのタイマンでペルセウスが勝つという流れには違和感がある。
ハデスとゼウスの兄弟が仲直りしたように、アレスもペルセウスも異母兄弟である。
彼らが共闘することで、盛り上がるのではないか。
ちなみに、鍛冶の神であるヘパイストスもゼウスの子どもである。
彼は父親というよりも母親に捨てられた身であるが…。
ポセイドンとアゲノールといった親子関係もあるが、ゼウスとクロノスも親子関係である。
さすがに、本作においては、ゼウスとクロノスの親子関係については深く触れることはできなかったようだ。

映画にはヒロインという存在が不可欠ではあるが、それにしてもアンドロメダの役立たなさには笑わされる。
戦闘の役に立つ必要はないが、絶世の美女という設定のはずなので、できればもうちょっと美しい者をキャスティングして欲しかったものだ。
ビジュアル的にもあまり役立たず、ストーリー上でもあまり役に立たないのは、さすがに評価しにくい。

ペルセウスとその子どもの将来について、ストーリーを膨らませることはできるので、続編への期待もできるが、興行収入が芳しくないので、続編の可能性は低そうだ。
ファミリーが観るにはハードすぎる内容であり、ヒューマン的な要素を中途半端に放り込んでいるので、どっちつかずの作品になったことは残念だ。

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国内映画興行収入ランキング(5月1週目新作予想)

次週ランキング入りが期待できるのは、以下の作品。

◎「宇宙兄弟」(東宝)
原作は人気漫画とのことだが、読んだことはなく、どの程度の人気かは分からないので、ほとほどと考えたい。
小栗旬主演の人気漫画原作作品ということであり、同じく人気漫画原作の「岳-ガク-」トータル15.9億円と同程度となるのではないか。
「岳-ガク-」の±1~2割(12.7~19.1億円)というところではないか。
監督はあまり著名ではないようだが、脚本は大森美香。
「デトロイト・メタル・シティ」や「カイジ 人生逆転ゲーム」を手がけている。
割とオーソドックスな脚本を書くタイプであり、一般的に受けやすい。
「岳-ガク-」よりも当たるのではないか。
「宇宙兄弟」の興行収入は18億円台と予想したい。
ゴールデンウィークの終盤ということもあり、オープニングは高めの3.2億円程度か。

参考となりそうな興行収入は以下のとおり。
☆08年「デトロイト・メタル・シティ」トータル23.4億円
OP3.5→10.2→14.5→祝込18.2→20.1→21.7→22.4→祝22.8
☆09年「カイジ 人生逆転ゲーム」トータル22.5億円
祝3日5.3→10.0→14.1→17.2→19.7→20.9→祝込21.6→21.9
☆11年「岳-ガク-」トータル15.9億円
OP2.6→7.2→10.3→12.8→14.2→15.0

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全米映画興行収入(4月第5週目)

1位は2週連続で「Think Like a Man」。
トータルでは60百万ドルとなっている。
製作費12百万ドルを楽に回収しており、サプライズヒットとなった。
関係者は喜んでいるだろう。
公開前に『それなりには稼ぐはずだ』と思ったが、ここまで高いヒットになるとは思わなかった。
主演はマイケル・イーリーなど。
ブラック層向けのコメディ作品。

監督はティム・ストーリーであり、実績は意外と高い。
☆02年「バーバーショップ」トータル76百万ドル
OP21→38→51→60→65→69
☆04年「TAXY NY」トータル37百万ドル
先13→24→30→33→35→35
☆05年「ファンタスティック・フォー」トータル155百万ドル
OP56→100→123→136→144→149
☆07年「ファンタスティックフォー/銀河の危機」トータル132百万ドル
OP58→097→115→124→127→129
☆12年「Think Like a Man」
OP34→60百万ドル→
これらとの対比で考えると、「Think Like a Man」の興行収入は82~120百万ドルとなる。
評価はそれほど良くないので、高い伸びはないとは思ったが、ここまで話題になればその宣伝効果も高い。
「Think Like a Man」の興行収入はオープニング時には8千万ドル台と予想したが、1億ドル突破は可能だろうと考えたい。
それ以上は大きく伸びはないだろう。
制作費を踏まえれば、ビッグヒットといえるだろう。
既に製作されているが、この手の作品はもっと増えていくはずだ。


2位となったのは新作の「The Pirates! Band of Misfits」。
低めの11.1百万ドルのオープニングを飾った。
製作費55百万ドルの回収が目標となる。
公開前に『他のアニメ作品ほどヒットしない』と書いたとおりとなりそうだ。
ソニー製作の3Dアニメ。
監督は00年「チキン・ラン」トータル107百万ドルのピーター・ロード。

ソニー系のアニメ作品が参考となりそうだ。
☆06年「オープン・シーズン」トータル85百万ドル
OP24→44→59→70→77→81→84
☆06年「モンスター・ハウス」トータル74百万ドル
OP22→44→57→64→67→69→71
☆09年「くもりときどきミートボール」トータル125百万ドル
OP30→50→82→96→108→115→119
☆11年「アーサー・クリスマスの大冒険」トータル46百万ドル
先16(OP12)→25→33→39
☆12年「The Pirates! Band of Misfits」
OP11百万ドル→
これらとの対比で考えると、「The Pirates! Band of Misfits」の興行収入は37~46百万ドルとなる。
評価は高いので、ある程度の伸びはあるだろう。
「The Pirates! Band of Misfits」の興行収入は4千万ドル台と予想したい。
この程度では成功とは言いがたい。
ファミリー作品らしい粘りを発揮させることはできるだろうか。


3位は6週目の「ハンガー・ゲーム」。
トータルでは372百万ドルとなっている。
3億ドルをあっさりと超えている。
製作費78百万ドルを一瞬で回収している。
152.5百万ドルという「ハリポタ最終作」「ダークナイト」に次ぐ歴代3位のオープニングを飾っており、4週連続で興行収入首位となった作品。
公開前に『1億ドルを超えるオープニングと言われているが、どうなるだろうか』と書いたように、半信半疑なところはあったが、楽に超えていた。
アメリカ版「バトル・ロワイヤル」と言われているアクションアドベンチャー作品。
監督は、03年「シービスケット」(トータル120百万ドル)のゲイリー・ロス。
主演は、「ウィンターズ・ボーン」「X-MEN」ジェニファー・ローレンス。
ジョシュ・ハッチャーソン、エリザベス・バンクス、スタンリー・トゥッチ、ウディ・ハレルソンなどが出演している。

以下の作品が参考となるだろう。
☆11年「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」トータル381百万ドル
OP169→274→319→343→357→366
☆11年「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」トータル352百万ドル
先163(OP98)→261→303→326→338→344
☆11年「トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン1」トータル281百万ドル
OP138→221→247→259→266→270
☆11年「ハングオーバー!!」トータル254百万ドル
先118(OP86)→186→216→233→244→248
☆12年「ハンガー・ゲーム」
OP153→248→302→337→357→372百万ドル→
これらとの対比で考えると、「ハンガー・ゲーム」の興行収入は381~387百万ドルとなる。
評価はかなり高いので、まだまだ伸びがあるのではないか。
話題が話題が呼んでおり、予想以上に伸びそうだ。
「ハンガー・ゲーム」の興行収入は3週目まで3億5千万ドル前後、5週目まで3億8千万ドル台と予想していたが、3億9千万ドル台と予想したい。
「ハリー・ポッター死の秘宝 PartⅡ」トータル381百万ドルを超えれば、歴代13位の記録となる。
歴代12位の「トランスフォーマー/リベンジ」トータル402百万ドルには届かないだろう。
「SAW」シリーズなどで有名な製作会社ライオンズゲートにとって、初めての大ヒット作品となった。


4位は2週目の「The Lucky One」。
トータルでは39百万ドルとなっている。
公開前に『ニコラス・スパークス原作の「The Lucky One」はどうせ大ヒットするだろう』と書いたが、似たような映画の「The Vow」のオープニングが41百万ドル(トータル124百万ドル)となっているので、意外と普通なオープニングとなっていた。
ザック・エフロン主演、テイラー・シリング共演のラブストーリー。
監督は「シャイン」「幸せのレシピ」のスコット・ヒックス。

ニコラス・スパークス原作作品の興行収入は以下の通り。
☆99年「メッセージ・イン・ア・ボトル」トータル53百万ドル
OP17→32→41→46→49→51→51→51
☆02年「ウォーク・トゥ・リメンバー」トータル41百万ドル
OP12→23→30→35→38→39→40→40
☆04年「きみに読む物語」トータル81百万ドル
OP13→29→43→54→62→68→72→75
☆08年「最後の初恋」トータル42百万ドル
OP13→25→32→37→39→40→41→41
☆10年「ラスト・ソング」トータル63百万ドル
先25(OP16)→42→50→55→59→60→61→62
☆10年「親愛なるきみへ」トータル80百万ドル
OP30→54→66→72→77→79→79→79
☆12年「The Lucky One」
OP23→39百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「The Lucky One」の興行収入は58~70百万ドルとなる。
評価は普通なので、高い伸びはないだろう。
「The Lucky One」の興行収入は先週に引き続き6千万ドル台と予想したい。
ニコラス・スパークス原作はもっと稼いでいると思ったが、そこまで高い興行収入にならないようだ。
ザック・エフロンの人気もそこまで高くはないのか。


5位となったのは新作の「The Five-Year Engagement」。
思ったよりも低い10.6百万ドルのオープニングを飾った。
製作費3千万ドルの回収が目標となる。
公開前に『「The Five-Year Engagement」はヒット』と書いたが、ヒットしそうもない。
アメリカでは大人気のジャド・アパトーがプロデュースするコメディ作品。
主演は、ジェイソン・シーゲル、エミリー・ブラント。
監督は、ニック・ストーラー。

ニック・ストーラーとジャド・アパトーが組んだ作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「寝取られ男のラブ♂バカンス」トータル63百万ドル
OP18→35→45→51→55→58→60
☆10年「Get Him to the Greek」トータル61百万ドル
OP18→36→48→55→57→59
☆12年「The Five-Year Engagement」
OP11百万ドル→
これらとの対比で考えると、「The Five-Year Engagement」の興行収入は37~39百万ドルとなる。
評価は高いが、高い伸びはないだろう。
「The Five-Year Engagement」の興行収入は3千万ドル台と予想したい。
制作費は回収できそうだが、過去の作品よりもかなり落ちるので、成功とは言いがたい。
主演の人気がないのか。


6位となったのは新作の「Safe」。
かなり低い7.9百万ドルのオープニングを飾った。
公開前に『ヒットしないだろう』と書いたとおりとなりそうだ。
ジェイソン・ステイサム主演のアクション作品。
監督は、00年「タイタンズを忘れない」(トータル116百万ドル)のボアズ・イェーキン。

ジェイソン・ステイサムの主な主演作の興行収入は以下のとおり。
☆06年「アドレナリン」トータル28百万ドル
OP10→20→24→27→28
☆07年「ローグアサシン」トータル22百万ドル
OP10→17→21→22→22
☆08年「バンク・ジョブ」トータル30百万ドル
OP06→13→20→24→27
☆08年「デス・レース」トータル36百万ドル
OP13→23→30→33→35
☆08年「トランスポーター3」トータル32百万ドル
先18(OP12)→26→29→31→32
☆09年「アドレナリン:ハイ・ボルテージ」トータル14百万ドル
OP07→12→13→14
☆11年「メカニック」トータル29百万ドル
OP11→20→25→28
☆11年「キラー・エリート」トータル25百万ドル
OP09→18→22→24
☆12年「Safe」
OP08百万ドル→
「バンク・ジョブ」以外の作品との対比で考えると、「Safe」の興行収入は16~22百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くはないが、伸びはないだろう。
「Safe」の興行収入は1千万ドル台と予想したい。
最近のジェイソン・ステイサムの調子が悪い。
3千万ドル台は欲しいが、悪くても2千万ドル台は稼ぎたいところ。


7位となったのは新作の「The Raven」。
7.3百万ドルという低いオープニングを飾った。
製作費26百万ドルの回収が目標となる。
公開前に『ヒットしないだろう』と書いたとおりとなりそうだ。
ジョン・キューザック主演のサスペンス。
監督は、06年「Vフォー・ヴェンデッタ」(トータル71百万ドル)のジェームズ・マクティーグ。
エドガー・アラン・ポーを演じることで話題だが、この手の暗めのサスペンスは好まれない。

ジョン・キューザック主演のサスペンスの興行収入は以下のとおり。
☆03年「“アイデンティティー”」トータル52百万ドル
OP16→30→39→45→49
☆07年「1408号室」トータル72百万ドル
OP21→40→53→62→67
☆12年「The Raven」
OP07百万ドル→
これらとの対比で考えると、「The Raven」の興行収入は23~24百万ドルとなる。
評価は悪くはないが、伸びはないだろう。
これらよりも伸びないのではないか。
「The Raven」の興行収入は1千万ドル台と予想したい。
製作費26百万ドルの回収ができそうもないので、成功とはいえそうもない。


8位は2週目の「Chimpanzee」。
トータルでは19百万ドルとなっている。
公開前に『それなりには稼ぐはずだ』と書いたとおりとなりそうだ。
ディズニー系のネイチャードキュメンタリー作品。
タイトルからするとチンパンジーを描いた作品か。

ドキュメンタリー映画の興行収入は以下の通り。
☆05年「皇帝ペンギン」トータル77百万ドル
7週目拡大26→38→48→56
☆09年「Earth」トータル32百万ドル
先14(OP09)→22→26→29
☆10年「オーシャンズ」トータル19百万ドル
先09(OP06)→13→16→18
☆11年「African Cats」トータル15百万ドル
OP06→11→13→14
☆12年「Chimpanzee」
OP11→19百万ドル→
これらとの対比で考えると、「Chimpanzee」の興行収入は26~28百万ドルとなる。
評価は高いので、伸びはありそうだ。
「Chimpanzee」の興行収入は先週に引き続き2千万ドル台と予想したい。
「Earth」を踏まえると、3千万ドルまでは伸びないだろう。
ネイチャードキュメンタリー作品は、アメリカでは日本のような爆発的なヒットにはならないが、コンスタントに稼いでいる。


9位は3週目の「The Three Stooges」。
トータルでは37百万ドルとなっている。
製作費3千万ドルの回収は完了した。
公開前に『「The Three Stooges」は最近のファレリー兄弟監督作品よりも稼ぎそうだ』と書いたとおりとなりそうだ。
ファレリー兄弟監督によるコメディ作品。

ファレリー兄弟監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆03年「ふたりにクギづけ」トータル34百万ドル(マット・デイモン主演)
OP09→17→24→31
☆05年「2番目のキス」トータル42百万ドル(ドリュー・バリモア主演)
OP12→24→32→36
☆07年「ライラにお手あげ」トータル37百万ドル(ベン・スティラー主演)
OP14→26→32→35
☆11年「Hall Pass」トータル45百万ドル(オーウェン・ウィルソン主演)
OP14→27→35→40
☆12年「The Three Stooges」
OP17→30→37百万ドル→
これらとの対比で考えると、「The Three Stooges」の興行収入は43~52百万ドルとなる。
評価は普通程度なので、高い伸びはないだろう。
「The Three Stooges」の興行収入は先週に引き続き5千万ドル台と予想したい。
制作費を回収し、利益を出しているいるので、成功とはいえるだろう。
爆発的なヒットはなくなったが、ファレリー兄弟はコンスタントに稼いでいる。


10位は3週目の「The Cabin in the Woods」。
トータルでは35百万ドルとなっている。
公開前に『「The Cabin in the Woods」はヒットするのではないか』と書いたが、思ったよりもおとなしい動きとなっている。
「クローバーフィールド」の脚本を手掛けたドリュー・ゴダード監督のホラーコメディ。

先週『評価はかなり高いので、伸びそうだ。以下のようなサプライズヒットとなる可能性もある』と書いたが、期待が高すぎたかもしれない。
☆11年「SUPER8」トータル127百万ドル
先36→73→95→108→118
☆11年「Bridesmaids」トータル169百万ドル
OP26→59→85→107→124→136→147→153
☆12年「The Cabin in the Woods」
OP15→27→35百万ドル→
「SUPER8」との対比で考えると、「The Cabin in the Woods」の興行収入は47百万ドルとなる。
評価はメチャクチャ高くなっており、ある程度は粘るとは思うので、「The Cabin in the Woods」の興行収入は先週に引き続き5千万ドル台と予想したい。
悪くはないが、興行収入的には成功とはいえない結果となりそうだ。
ヒットするホラー作品とヒットしないホラー作品の基準がよく分からない。
本作のような評価の高い作品が、なぜヒットしないのか。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆アクションアドベンチャー「アベンジャーズ」
3億ドル超の大ヒットは間違いないだろうが、「ハンガー・ゲーム」には勝てないか。

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