ばったすいみんぐすくーる

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『天使と悪魔』レビュー 【映画】

◆評  価   7.0点
◆おススメ度  B+(ストーリーはそれなりに楽しめるはず)

原作未読。前知識もほとんど入れずに鑑賞。
「ダ・ヴィンチ・コード」は原作を読んでから映画を観たので、映画の駄目さが理解できたが、本作には比べる材料がないので、普通に楽しめたというのが第一印象。
スリリングな展開が繰り広げられており、大して難しくもないストーリーを追っていけば、それほど悪くはない映画といえるのではないか。
宗教にはそれほど詳しくないので、逆に興味をもって本作を観ることができる。

ただ、「ダ・ヴィンチ・コード」同様にストーリーをひたすら進めることに主眼が置かれており、それぞれのシーンや登場人物の内面などをゆっくりと堪能することはできない。
ロバート・ラングドンという者が優秀なのは分かるが、彼が何を考えていて、どういう人物かは伝わってこない。
“神”について、カメルレンゴと語るという見せ場は用意されているが、それだけでは弱い。
また、原作者のダン・ブラウンの特徴なのか、ロン・ハワードの特徴なのかは分からないが、基本的に両者は構造が似ているので、あまり大きなサプライズはなかった。

説明的なセリフが多いのも難点だ。
色々なことを喋っても次のシーンに行けば、大半は忘れてしまうのだから、重要なことを語らせればよいのではないか。
「ダ・ヴィンチ・コード」に比べれば、かなりカットしたとは思うが、“小説”というものがあるのだから、詳しく知りたい人はそれを読めばいい。
映画の役割は別にあり、映画は重要な“骨格”だけでも問題はないだろう。

オチに関しては、多少のサプライズが用意されているが、それほどの驚きはなかった。
まず、リヒターという衛視隊の隊長が登場した瞬間に直感的に“怪しい”と感じられた。
シュトラウスという枢機卿もかなり“怪しい”人物だ。
黒幕は彼らだろうかと当初は考えた。
しかし、あからさまに“怪しさ”を押し付けるために、逆に彼らは“白”なのではないかと考えるようになっていった。
このあからさまな押し付けはミエミエの引っ掛けであり、一番“怪しくない”人物こそが“黒”ではないかと考えて、リヒターが日記を隠した辺りでほぼ確信に至った。
結果はその通りになったわけだが、自分のヨミが鋭かったというよりも、ロン・ハワードのツメの甘さが目立つのではないか。
自分はロン・ハワードのことを勝手に生真面目な性格と決めつけているところがあり、観客をミスリードさせたいという彼の生真面目さが逆に裏目に出てしまっている。

また、同じ“神”を信仰する者同士が争うという虚しさや、“宗教”を守るために大切なものを奪うという矛盾をもっと込めれば、現代の紛争に対するメッセージにもなったので、その辺りにも、チカラを込めて欲しかったが、単なるサスペンスで終わった感は強く、深みは感じられない。
“宗教”メッセージを込めると、また問題が再燃するので、あえてそういう色を省いたのかもしれないが。
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テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

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