ばったすいみんぐすくーる

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『ターミネーター4』レビュー 【映画】

◆評  価   6.0点
◆おススメ度  B-(不満が残り、おススメはできない)

大金が投じられたド派手なアクション作品なので、鑑賞時間分は楽しめるが、観てよかったと感じる部分は少なかった。
序盤は期待感があったものの、ありがちなストーリーに終始してしまった。
多くのSF作品からのアイディア流用が多く、オリジナル性が感じられない。

不満な部分は以下の通り。
①「中身のないストーリー」
本作は基本的に中身がなさすぎる。
本作に意味があるとすれば、コナーとカイルの父子の出会いということになるが、大して意味のあるものではなかった。
本作がターミネーターの隠された歴史に何かが刻まれたとは思えない。
「タイムパラドックス」という問題があるが、カイルがたとえ死んだとしても、その瞬間にコナーが消えてなくなるわけではないというのが普通の考え方と思われる。
“過去の歴史”や“父親”を守りたいのは分かるが、世界観の前提条件が不明すぎるため、コナーが暴走しているようにしか思えず、やや入り込めない部分があった。
むしろ、歴史が変わるようなことがあった方がストーリーは面白くなるのではないか。

②「強力な敵の不在」
T800、T1000、TXという強力な敵がいるから、このシリーズは面白いのである。
ターミネーター同士のガチンコバトルが本シリーズの見所であるが、本作には手に汗握るようなバトルが描かれていない。
シュワの復活には心が躍ったが、盛り上がったのはあのシーンだけだ。
せっかくマーカスという新キャラクターを盛り込んだにも関わらず、彼とT800のバトルに盛り上がりが欠いたのはもったいない。

③「ラストの心臓エピソード」
本作において「人間と機械の違い」について語られていたと思う。
あまりガツンと来るメッセージではなかったので、はっきり言って、よく覚えていない。
個人的には「人間には限りのある命がある」から、機械とは違うのではないかと考える。
「埋葬されるから」とカイルは語っていたと思うが、それに近いものがあるだろう。
「限りがある」から人間の命は貴重なわけであり、「心臓がもたない」から交換しましょうでは、機械の発想と変わりがない。
このエピソードを盛り込んだ趣旨や意図が全く分からない。
このエピソードのせいで、評価は下げざるを得ないだろう。
生命力や使命感によって、奇跡的に持ち直したという展開の方がまだマシだ。
このような展開にするくらいならば、マーカスは、コナーをかばってT800と相打ちになったり、T800のエネルギーを爆発させるためスカイネット本部に残って爆破させた方がよかっただろう。
マーカスを機械としてではなく、より人間として描くこともできる。

④「新シリーズへの期待感」
本作を観て、「続編が楽しみだ」と感じる者は多くないだろう。
ヒットしなかったら、このシリーズを打ち切れるように予防線を張ったとしか思えない中途半端なハッピーエンドで幕を閉じた。
「おいおい、この後どうなるんだよ!」という衝撃的なエンディングを用意しないと、シリーズはもたないにも関わらず、安全策を取った製作者は弱腰にしか感じない。
主要人物を殺すか、スカイネットに主要人物が捕まるか、いくらでも選択肢があるのに安易なエンディングで逃げたとしか思えない。

せっかくの歴史のあるシリーズだが、あまり好ましいものには仕上がらなかったのが残念だ。
個人的には、思い切りの良かった「3」の方がまだ少々マシに思える。
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