ばったすいみんぐすくーる

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『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破』レビュー 【映画】

◆評  価   7.0点
◆おススメ度  ?(シリーズを知らない人には薦めることはできない)

テレビ版のストーリーは一応知っているけど、このシリーズにそれほど興味がない立場からレビューしたい。
それほど熱くはなれず、劇場の後方から冷めた目で鑑賞することとした。

テレビ版からは上手く再構成・再構築が図られている。
「テレビ版と全く同じものを作るのならば、わざわざ劇場版を作る必要はない」という製作者の強い想いが感じられる。
テレビ版では各キャラクターは周囲と意思疎通が図れず、それぞれの“孤独”が前面に押し出されているだけの悩める中学生に過ぎなかったが、劇場版はシンジ、綾波、アスカともに“大人”になっている。
テレビ版では人形のような存在だった綾波は恋愛感情(ぽかぽかした気持ち)を持ち、碇親子の関係修復にチカラを貸そうとしている姿は、大きすぎる変化だ。
テレビ版では自分のことしか考えずに暴走していたアスカが、そうした綾波の気持ちを知り、三号機のテストに乗ると言ったのも大きな変化だ。
シンジが三号機のテストパイロットがアスカだと知っていることもテレビ版とは異なり、大きな意味をもった。
「攻撃できない」というシンジの意思がより加わり、ヱヴァから降りるという決意についても、大きな意味をもった。
また、アスカを攻撃できないということだけではなく、使徒に取り込まれた綾波を助けたいという強い意思をシンジから感じられるところも大きな変化だ。
ひたすら謝って現状を維持することを望むシンジにも大きな変化が感じられる。
テレビ版を見ていた視聴者も十数年が経ち、悩むだけの“子ども”ではなくて、強い意思をもった“大人”に変わらなくてはいけないとでも庵野総監督は伝えたいのだろうか。

脚本的には、上手くまとめあげられていると思うが、映像上においてはややまとまりを欠いているところもある(新宿MILANOの音声状態が悪すぎたという問題もあるが)。
シリーズのファンは自己補正できるかもしれないが、あまりシリーズを深く楽しんでいない者にとっては、詰め込まれすぎているためか、それぞれのエピソードがぶつぎられていると感じられるところもある。
脚本的には問題ないが、それぞれのエピソードが上手く繋がっていかないところがある。
前作の“序”の方が、まとまり感はまだ良かった。

多少期待していた新キャラクターの真希波については、この回においてはそれほど重要なキャラクターではなかったか。
コアの変換もなしに二号機を操縦できたり、ビーストモードを起動できるというのは謎だが、戦線を離脱したアスカと、テレビ版におけるスイカ畑での加持の代わりをさせたに過ぎない。
坂本真綾を起用したかっただけのような気もする。
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テーマ:ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 - ジャンル:映画

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