ばったすいみんぐすくーる

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『アマルフィ女神の報酬』レビュー 【映画】

◆評  価   5.0点
◆おススメ度  B-(これを見るくらいならば、他のサスペンス作品を薦める)

事件の成り行きを見守ることができるので極端につまらない映画ではない。
しかし、面白いとは思えないというのが率直な感想。
風呂敷を大きく広げた割には、全体的にこじんまりとしてしまったか。
良かったのは、天海一人という結果になってしまった。

織田裕二は嫌いな役者ではなくて、むしろ応援している方だ。
しかし、好意的に見ても、完全に“黒田”というキャラクターをモノにしているようには思えず、やや中途半端な印象を受けた。
彼からは“個性”が見えてこず、“魅力”を感じられなかった。
天海に対するいたわりのようなものは、テレビを付けない、間仕切りをする等の行為から読み取ることはできるが、苦悩も悲しみも焦りも苛立ちもなく、感情が伝わってこない。
オーバーアクトをしたくないのは分かるが、もうちょっとキャラクターを作った方がよかったのではないか。
似たようなキャラクターになるのを避けても、結局つまらない男を演じては仕方がない。
本作では、もっと冷酷で“嫌な男”を演じてもよかったか。
“任務”を遂行するためには、手段を問わず、汚い手を使ってでもこなすダークヒーロー的なキャラクターでも面白かったと思う。
イタリア警察に反旗を翻すようなシーンがあったが、あの程度では弱い。

西谷監督については、「容疑者Xの献身」程度しか作品を知らない。
「容疑者Xの献身」の際も彼に関しては、あまり良い評価をしなかったが(作品は悪くない)、やっぱり好きにはなれない監督だ。
全体的にメリハリがなく、のっぺりとしている。
「容疑者Xの献身」の際に監督としての“個性”がないと評価したが、本作は個性を出しているものの、悪い部分しか顔を出さなかった。
本人は“面白い”と思って色々とやっているつもりだろうが、“計算”や“効果”を考えているとは思えないものばかりだ。
“誘拐事件”という緊張感のある事件を扱っている割には、肝心の緊迫感も何もない。
裏の事件があるとはいえ、「天使と悪魔」ようなスリリングな展開がない。

“真相”についてもそれほど驚くべきオチというわけでもなく、どこかで見たようなことのあるネタだなと思う程度。
当然、テロリストにならざるを得なかった“悲哀”というものも感じられなかった。
そもそも、犯人が日本人、対象者が日本人、追い詰めるのも日本人というものを何故イタリアで撮る必要があったのかもよく分からなくなってしまった。
予算の無駄遣いをできるのは外交官だけではなかったようだ。
テレビ局というところも、どうやら無尽蔵に予算があるようだ。
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テーマ:アマルフィ - ジャンル:映画

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