ばったすいみんぐすくーる

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『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』レビュー

◆評  価   8.0点
◆おススメ度  A(ファンでなくても見ておきたい作品)

マイケル・ジャクソンのファンではないが、「見て良かった」「有意義な時間を過ごせた」と感じさせる作品になっている。
上映後、六本木の映画館では拍手が巻き起こっていたので、皆同じ気持ちだったのだろう。

家族からの影響もあり、1980年代後半のマイケルの曲を少し聴いていた記憶がある。
本作を観る予定は当初はなかったが、他の映画の予告編で「スムーズ・クリミナル」や「マン・イン・ザ・ミラー」といった昔聴いていた曲を耳にして、もう一度だけ彼に会いに行こうと決めた。

ブランクもかなりあり、リハーサルでもあり、年齢的な衰えもあるはずなので、それほど大したパフォーマンスは期待できないと思っていたら、(全盛期をよく知っているわけではないが、)全盛期とそれほど変わらないような人間離れした動きをいきなり披露されて、度胆を抜かれた。
基本的には7割ぐらいにセーブして“流す”ような感じであったが、それでも次元の違うパフォーマンスには圧倒される。
『フルボイスで歌わせるな』『まだまだ仕上げるのは早い』と自分でセーブしているところにも、プロ魂を感じさせる。

パフォーマンスだけで、基本的に他人任せなのかと思っていたが、細かい“音”にこだわり続けて、自分の“音の世界”を追求する彼の姿勢には驚かされる。
本作を見れば、メインボーカルであり、ダンサーであり、指揮者でもあるマイケル・ジャクソンの類まれな“才能”を感じられるはずだ。
正直言って、個人的に彼を過大に評価していなかったが、彼が熱狂的に支持される理由が分かった気がする。
間違いなく“本物”の天才だ。
少々やっかいな指揮者である、その天才に合わせる方の才能も恐ろしく高い。
ダンサー、コーラス、サブボーカル、ギター等の各楽器演奏者、本物のプロ集団との共演も必見だ。
彼に振り回されるだけではなくて、きちんと彼に意見して、よりよい作品に向かおうとする関係者の熱意も感じられる。

それにしても、“音楽”の力というものは恐ろしい。
20年近くの曲にも関わらず、色あせるどころか、よりヒカリを増している。
当時聴いていたときよりも、凄みやキレがあるとさえ感じさせる。
リハーサルでこれほどなのだから、本番はどれほどのパフォーマンスを披露したのだろうか。
これほどの完成度をみせられたら、これが実現しなかったことが悔やまれる。
ここまで仕上げたにも関わらず、実現できなかった関係者の失意は相当なものがあったのだろう。

ただ、パフォーマンスには圧倒されたが、一本の映画としては工夫の余地はまだまだ残されているとは思う。
もっとも映画用に撮られたわけではないフィルムであり、急仕上がりを余儀なくされたされたものでもある。
それほど工夫された作品ではないが、彼のパフォーマンスさえしっかりと映っていれば、余計な工夫や小細工をする必要はないのかもしれない。
彼の魅力が十分伝わっているので、やはり本作を評価をしないわけにはいかないだろう。
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テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

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