ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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全米映画興行収入(6月2週目)

1位となったのは新作の「The Karate Kid(ベスト・キッド)」。
監督は、「ピンクパンサー2」のハラルド・ズワルト。
主演は、ウィル・スミスの息子のジェイデン・スミス、ジャッキー・チェン。
プロデューサーはもちろんウィル・スミス。
56百万ドルのオープニングを飾った。
事前には29.0百万ドルのオープニングと予想されていたが、予想をはるかに超えてきた。
見たいと思わない作品だったので、コケるかと思ったが、予想に反して大ヒットとなった。
ウィル・スミスのチカラだろうか。
制作費は4千万ドルであり、関係者は笑いがとまらないだろう。

オリジナルの興行収入は以下のとおり。
☆84年「ベスト・キッド」トータル91百万ドル
☆86年「ベスト・キッド2」トータル115百万ドル
☆89年「ベスト・キッド3」トータル39百万ドル
「3」のコケ方がハンパないが、このシリーズの人気は高いようだ。

「ラッシュアワー」シリーズ辺りが参考となるようだ。
☆98年「ラッシュアワー」トータル141百万ドル
☆01年「ラッシュアワー2」トータル226百万ドル
☆07年「ラッシュアワー3」トータル140百万ドル
OP66→97→112→124→130→134→137
☆10年「The Karate Kid(ベスト・キッド)」
OP56百万ドル→
当面は1億5千万ドル程度が落ち着きどころとなるか。
評価は普通といったところなので、大きな伸びはないだろう。

2位となったのは新作の「特攻野郎Aチーム THE MOVIE 」。
監督は、「NARC」のジョー・カーナハン。
主演は、リーアム・ニーソン、ブラッドリー・クーパー。
プロデューサーはリドリー・スコット。
26百万ドルのオープニングを飾った。
事前には36.6百万ドルのオープニングと予想されていたが、予想を下回った。
「ベスト・キッド」に客を奪われたのだろうか。
オリジナルを知らない世代が増えてきており、そのような問題もあるのか。
制作費は110百万ドルとなっており、その回収が目標となるが、やや厳しいか。

テレビシリーズのリメイクの興行収入は以下のとおり。
☆03年「SWAT」トータル117百万ドル
OP37→70→88→100→109
☆06年「マイアミ・バイス」トータル63百万ドル
OP26→46→55→60→62
☆09年「G.I.ジョー」トータル150百万ドル(※参考)
OP55→99→120→132→139
☆10「特攻野郎Aチーム THE MOVIE 」
OP26百万ドル→
「マイアミ・バイス」をやや超える7千万ドル程度が落ち着きどころか。
評価は高いので、伸びてくるかもしれないが、制作費を考えると、やや物足りない結果となりそうだ。

3位は4週目の「シュレックフォーエバー」。
オープニングから3週連続1位を獲得したが、ライバル作品の不調が要因であり、あまり褒められた記録ではないものの、なんとか2億ドルを突破した。
トータルでは210百万ドルとなっている。
製作費165百万ドルを回収しているが、物足りない動きだ。
最終章にも関わらず、既に飽きられてしまったのだろうか。

「シュレック」シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆01年「シュレック」トータル268百万ドル
OP042→099→148→176→198→215→228
☆04年「シュレック2」トータル441百万ドル
先129→237→315→353→379→397→408
☆07年「シュレック3」トータル323百万ドル
OP122→203→256→281→297→308→314
☆10年「シュレック フォーエバー」
OP071→133→183→210百万ドル→
最終作及び3Dということを踏まえると、1億ドルのオープニングを超えたかった。
本作は初動タイプと思われるので、「シュレック」(トータル268百万ドル)以下の2億3~4千万ドル程度が当面の落ち着きどころか。
「ヒックとドラゴン」のオープニング成績が悪かったことから、ドリームワークスの株が下がったといわれているが、今回はどうなったのだろうか。

なお、ドリームワークス製作の「ヒックとドラゴン」「カンフーパンダ」の興行収入は以下のとおり。
☆08年「カンフーパンダ」トータル215百万ドル
OP60→117→156→179→193→202→207
☆10年「ヒックとドラゴン」現時点で214百万ドル
OP44→092→133→158→178→192→201
☆10年「シュレック フォーエバー」
OP71→133→183→210百万ドル→
さすがにこれらの作品を超えてきた。
CGアニメにおいては、「シュレック」シリーズ、「ピクサー作品」以外には敗れることはなかった。
ピクサー作品の「WALL-E」がトータル224百万ドルなので、この程度で十分かもしれない。
過去の「シュレック」シリーズが稼ぎすぎただけなのか。
評価はそれほど悪くはないようだが、良くもないようだ。

4位は2週目の「Get Him to the Greek」。
監督は、ニコラス・ストーラー。
主演は、ラッセル・ブランド、ジョナ・ヒル。
トータルでは37百万ドルとなっている。
ヒット作品を次々と生み出す有名コメディプロデューサーのジャド・アパトーがプロデュースするコメディであり、「寝取られ男のラブ♂バカンス」のスピンオフ作品となっている。

☆08年「寝取られ男のラブ♂バカンス」トータル63百万ドル
OP18→35→45→51→55→58
☆10年「Get Him to the Greek」
OP18→37百万ドル→
前作と同程度の動きであり、5千万ドル以上の興行収入が期待できそうだ。
しかし、制作費は4千万ドルであり、あまり美味しいビジネスではない。
アメリカ以外では稼ぎにくい作品なので、もう少し製作費を抑えた方がよさそうだ。
アメリカ人には好みのテイストのようであり、評価はいつも通り高い。

5位は2週目のアクションコメディ「Killers」。
監督は、「キューティ・ブロンド」(トータル97百万ドル)、「ウェディング宣言」(トータル83百万ドル)、「ラスベガスをぶっつぶせ」(トータル81百万ドル)、「男と女の不都合な真実」(トータル89百万ドル)といったヒット作品を生み出しているロバート・ルケティック。
主演は、アシュトン・カッチャー、キャサリン・ハイグル。
トータルでは31百万ドルとなっている。
製作費75百万ドルの回収は厳しそうだ。

キャサリン・ハイグルには前述の同監督作品「男と女の不都合な真実」以外にも「幸せになるための27のドレス」(トータル77百万ドル)というヒット作品がある。

アシュトン・カッチャーには「バレンタイン・デー」(トータル110百万ドル)、「ベガスの恋に勝つルール」(トータル80百万ドル)といった作品があり、この2人のコラボならば、8千~1億ドルは稼ぎたかったところだ。

アクションコメディというジャンルならば、スティーヴ・カレル、ティナ・フェイ主演の「Date Night」(現時点で96百万ドル)程度は稼ぎたいところだ。
どちらもまだまだ安定度には欠くということなのだろうか。

☆09年「男と女の不都合な真実」トータル89百万ドル
OP28→55→69→77→83
☆08年「ベガスの恋に勝つルール」トータル80百万ドル
OP20→40→54→66→72
☆10年「Date Night」(現時点で96百万ドル)
OP25→49→63→74→81
☆10年「Killers」
OP16→31百万ドル→
これらを踏まえると、5千万ドル程度の興行収入となるだろうか。
評価はかなり悪いことから、4千万ドル台に留まる可能性もある。

6位は3週目の「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」。
監督は、「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」のマイク・ニューウェル。
主演は、ジェイク・ギレンホール。
トータルでは72百万ドルとなっている。
製作費200百万ドルの回収は不可能だ。

ディズニー&ブラッカイマーの「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズは無理としても、「ナショナル・トレジャー」シリーズ程度は期待されていたのではないか。
☆04年「ナショナル・トレジャー」トータル173百万ドル
OP35→088→110→124→133→141
☆07年「ナショナル・トレジャー2」トータル220百万ドル
OP88→151→176→190→201→207
☆10年「プリンス・オブ・ペルシャ」
OP30→060→072百万ドル→
当面は1億ドルが目標となるか。

今年公開された以下の作品もライバルとなる。
☆10年「タイタンの戦い」トータル161百万ドル
OP64→110→133→146→154→158
☆10年「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」トータル89百万ドル
OP31→059→071→078→082→085
☆10年「プリンス・オブ・ペルシャ」
OP30→060→072百万ドル→
「パーシー・ジャクソン」とほぼ同じ歩みをみせている。
評価はそれほど悪くはないようであり、楽しめる作品なので「パーシー・ジャクソン」よりもやや粘るのではないかと期待したいところ。

7位は2週目の動物モノのファミリーコメディ「Marmaduke」。
監督は、「シャンハイ・ヌーン」(トータル57百万ドル)、「ショウタイム」(トータル38百万ドル)、「恋するレシピ」(トータル89百万ドル)のトム・デイ。
トータルでは22百万ドルとなっている。
製作費5千万ドルの回収はほぼ絶望的で、3千万ドル前後の興行収入となりそうだ。
普通ならば稼げそうな動物ファミリー作品ではあるが、ブレンダン・フレイザー主演の動物ファミリー作品「Furry Vengeance」が2千万ドル以下とコケたばかり。
そろそろ飽きられつつあるのか。
評価は恐ろしく悪いこともヒットしていない要因のようだ。

8位は3週目の「セックス・アンド・ザ・シティ2」。
監督は、前作に引き続きマイケル・パトリック・キング。
主演は、サラ・ジェシカ・パーカー。
トータルでは85百万ドルとなっている。
初動タイプの作品らしく急落している。
評価が悪いことも要因か。
このままでは「3」の製作に黄色信号がともりそうだ。
製作費100百万ドル回収が当面の目標となりそうだ。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆08年「セックス・アンド・ザ・シティ」トータル153百万ドル
OP57→99→120→132→140→145
☆10年「セックス・アンド・ザ・シティ2」
先45(31)→73→85百万ドル→
初動タイプと考えられるので、1億ドルを割る可能性もある。
サラ・ジェシカ・パーカーは「噂のモーガン夫妻」(トータル30百万ドル)のようにそれほど稼げる女優ではないこともあったか。

とりあえずは近年のラブコメ作品がライバルとなりそうだ。
☆09年「恋するベーカリー」トータル113百万ドル
OP22→59→076→089→098→104
☆10年「バレンタインデー」トータル110百万ドル
OP56→87→100→106→109→110
☆10年「セックス・アンド・ザ・シティ2」
先45(31)→73→85百万ドル→
「恋するベーカリー」は年末公開映画。
「バレンタインデー」に比べると大きく劣るオープニングとなっていた。
これらに勝つことはできるだろうか。

9位は6週目の「アイアンマン2」。
監督は前作に引き続き、ジョン・ファヴロー。
主演はロバート・ダウニー・Jr.、グウィネス・パルトロウ。
そのほかにミッキー・ローク、スカーレット・ヨハンソンが登場。
前作のテレンス・ハワードに代わって、ドン・チードルが本作の相方となっている。
製作費2億ドルをあっさりと回収している。
トータル299百万ドルとなっており、3億ドル突破が確定した。
評価は結構高いようだ。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆08年「アイアンマン」トータル318百万ドル
先102→178→223→253→276→289→298→305
☆10年「アイアンマン2」
OP128→211→251→275→291→299百万ドル→
前作に比べて伸びも高いので、前作超えは不可能ではない。

同じくアメコミヒーローモノの「スパイダーマン3」、今年公開された「アリス・イン・ワンダーランド」を超えられるかも注目となるか。
☆07年「スパイダーマン3」トータル337百万ドル
OP182→253→290→311→321→328→331→333
☆10年「アリス・イン・ワンダーランド」現時点で334百万ドル
OP116→209→265→294→310→319→324→328
☆10年「アイアンマン2」
OP128→211→251→275→291→299百万ドル→
「アリス・イン・ワンダーランド」には3週目から完全に逆転されている。
これらを踏まえると、現時点では3億2千万ドル程度が落ち着きどころとなりそうだ。
もし、これらに負けることとなっても3億ドル近く稼げれば、文句なしの大成功といえるだろう。

10位は2週目のSFホラー「Splice」。
監督は、「CUBE」のヴィンチェンゾ・ナタリ。
主演は、エイドリアン・ブロディとサラ・ポーリー。
トータルでは13百万ドルとなっている。
製作費3千万ドルの回収が目標となりそうだが、2千万ドル台の興行収入となりそうだ。
普通のホラー作品は当たりやすいが、この手のSFホラーは受けいられないことが多い。
評価は高いようだが、それでもダメらしい。

次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆3Dアニメ「トイ・ストーリー3」
☆西部劇風のアメコミ作品「Jonah Hex」(主演はジョシュ・ブローリン、ミーガン・フォックス)
「トイ・ストーリー3」は間違いなく爆発するだろう。
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