ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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『デュー・デート ~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~』レビュー

◆評  価   7.0点
◆おススメ度  A(良質なコメディ作品)

「ハングオーバー」が面白かったので、ある程度期待していたが、期待どおりの面白さだった。
この監督とはやはり相性があいそうだ。
誰にでもススメられる良質のコメディ作品だ。
ただ、「ハングオーバー」の際も同様の現象が起きていたが、近くにいたアメリカ人は大爆笑しているにも関わらず、日本人は静かにしているところが多々見られた。
恐らくセリフと字幕には多少のニュアンスの違いがあり、微妙な面白みを伝え切れていないところがあるようだ。

コメディ作品は非現実的な事象が巻き起こり、それが不自然に感じられることが多々ある。
本作も同様に非現実的な事象が多く生じているにも関わらず、意外とナチュラルで無理がない仕上りとなっている。
ロバート・ダウニーJr.の演技力の賜物かもしれないが、演出・演技にわざとらしさがなく、全体的に自然体のように感じられた。
大きな交通事故やメキシコからの脱出といったようなムチャクチャさもなぜか悪い印象はない。

また、テロリスト、児童虐待、イラクからの軍人の帰還、メキシコからの不法移民、ドラッグなど、かなり際どい題材を盛り込んでいるにも関わらず、これらに関しても嫌らしさを全く感じられない。
アメリカ人にとってはどのように感じるかは分からないが、これらを上手く笑いに転じさせている。

トリップモノ、バディモノとしても悪くはない。
イーサンはバカではあるが、バカ正直でもあり、裏がなく憎めないキャラクターになっている。
父親を亡くして孤独になったイーサンは一人ぼっちになりたくなかっただけなのかもしれない。
ピーターはただのつまらない大人ではあったが、イーサンとの出会いにより、徐々に変わっていっている。
その象徴的なものは、グランドキャニオンへの立ち寄りだろう。
あれほどキレやすかったのに、終盤は財布の件以外は比較的穏やかだ。

イーサンにとっては、ピーターは孤独を癒すかけがえのない相棒なのかもしれないが、ピーターにとってイーサンの存在とはどうなのだろうと考えてしまう。
大嫌いでやっかいな相手から、どうしてかけがえのない相棒へと変わったのか。
メキシコで拘留中に無謀な手段によって助けられたことが、ピーターにとってイーサンが相棒へと変わったポイントなのかと思われた。
妻の出産に立ち会えないという“絶望”から彼を救ったことによって、イーサンに対する想いが大きく変わったのだろう。
これらのように、ただ単に笑えるだけではなくて、ちょっとだけ相棒のことを考えられる点も評価したいところだ。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

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