ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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全米映画興行収入(5月第5週目)

1位となったのは新作の「ハングオーバー!!史上最大の二日酔い、国境を越える」。
事前には週末3日間で80.5百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想を上回る86.5百万ドルのオープニングを飾った。
木曜日から公開されており、トータルでは118百万ドルとなっている。
先週『(新作の「カンフー・パンダ2」とは)ファミリー層とアダルト層にわかれるので、どちらも大ヒットするだろう』と書いたとおりとなっている。
製作費8千万ドルを楽に回収した。

トッド・フィリップス監督作品の興行収入は以下の通り。
☆09年「ハングオーバー」トータル277百万ドル
OP45→105→153→183→205→222→236→247
☆10年「デュー・デート」トータル101百万ドル
OP33→059→072→085→091→095→097→098
☆11年「ハングオーバー!!」
先118(OP87)百万ドル→
前作との単純比較はできないが、前作並の興行収入となりそうだ。
ひょっとすると「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」を超えるヒットとなるのではないか。
評価は高いのである程度の伸びはあるだろう。
とりあえずは2億5~6千万ドルと予想しておきたい。


2位となったのは新作の「カンフー・パンダ2」。
事前には週末3日間で84.8百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想を下回る48.0百万ドルのオープニングを飾った。
木曜日から公開されており、トータルでは54百万ドルとなっている。
先週『(新作の「ハングオーバー!!」とは)ファミリー層とアダルト層にわかれるので、どちらも大ヒットするだろう』と書いたが、微妙なオープニングとなっている。

パラマウントが製作したアニメ作品。
パラマウント(ドリームワークス)系のアニメ作品の興行収入は以下のとおり(「シュレック」シリーズを除く)。
☆10年「ヒックとドラゴン」トータル218百万ドル
OP44→092→133→158→178→192→201→208
☆08年「カンフー・パンダ」トータル215百万ドル
OP60→117→156→179→193→202→207→209
☆09年「モンスターVSエイリアン」トータル198百万ドル
OP59→105→140→163→175→182→187→191
☆05年「マダガスカル」トータル194百万ドル
OP47→100→128→147→160→171→179→184
☆08年「マダガスカル2」トータル180百万ドル
OP63→117→137→159→166→170→172→175
☆04年「シャーク・テイル」トータル161百万ドル
OP48→087→119→137→147→154→158→158
☆06年「森のリトルギャング」トータル155百万ドル
OP38→076→112→130→139→145→148→150
☆10年「メガマインド」トータル148百万ドル
OP46→089→109→130→137→140→142→143
☆07年「ビー・ムービー」トータル127百万ドル
OP38→072→094→112→118→121→122→123
☆11年「ランゴ」トータル122百万ドル
OP38→068→092→106→114→118→119→120
☆11年「カンフー・パンダ2」
先54(OP48)百万ドル→
妥当といえば妥当なオープニングか。
前作のトータル215百万ドルを超えることはなさそうだが、他の作品と同程度は稼ぎそうだ。
評価はかなり高いので伸びはありそうだ。
1億8~9千万ドルは稼ぐのではないか。


3位は2週目の「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」。
トータルでは153百万ドルとなっている。
製作費2億5千万ドルの回収が目標となる。
公開前に『4億ドル突破は厳しいだろうが、3億ドルは突破してくるのではないか』と書いたが、3億ドル突破は微妙となりそうだ。

以下の作品と同程度の動きでよいのだろうか。
しかもこちらは3Dである。
☆11年「ワイルド・スピードMEGA MAX」
OP86→140→170→186→196百万ドル→
☆11年「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」
OP90→153百万ドル→

とりあえずは、以下のような作品が参考となるだろう。
☆03年「呪われた海賊たち」トータル305百万ドル
OP071→133→177→210→233→249→261→272→282→288
☆06年「デッドマンズ・チェスト」トータル423百万ドル
OP136→258→322→358→380→392→401→408→413→417
☆07年「ワールド・エンド」トータル309百万ドル
OP128→218→253→274→287→296→302→304→306→307
☆10年「アリス・イン・ワンダーランド」トータル334百万ドル
OP116→209→265→294→310→319→324
☆11年「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」
OP090→153百万ドル→
「呪われた海賊たち」以外の対比では、2億1千万~2億5千万ドル程度だろうか。
評価は良いので伸びはあるだろうが、高い伸びではないだろう。
オープニング時には2億5千万ドルと考えたが、2億2~3千万ドル程度か。
製作費の2億5千万ドルを回収できそうもない。
全世界でぼろ儲けができるとはいえ、伸び悩みは今後のシリーズにとっては痛いところだ。


4位は3週目の「Bridesmaids」。
トータルでは85百万ドルとなっている。
製作費32.5百万ドルは余裕で回収している。
公開前に『予想しにくいが、「Bridesmaids」はヒットしそうだ』と書いたとおりとなりそうだ。
ジャド・アパトーがプロデュースしたコメディ。
監督はクリステン・ウィグ、主演はポール・フェイグ。
コメディは稼げることは分かっていたが、想像以上に爆発している。

ジャド・アパトー関連作品は以下の通り。
☆08年「Mr.ボディガード/学園生活は命がけ!」トータル33百万ドル
OP10→20→25→28→30→30→31
☆08年「寝取られ男のラブ♂バカンス」トータル63百万ドル
OP18→35→45→51→55→58→60
☆08年「エージェント・ゾーハン」トータル100百万ドル
OP39→69→84→91→95→97→98
☆08年「俺たちステップ・ブラザース-義兄弟-」トータル100百万ドル
OP31→63→81→91→96→98
☆08年「スモーキング・ハイ」トータル87百万ドル
先41(OP23)→63→74→80→84→86→87
☆09年「紀元1年が、こんなんだったら!?」トータル43百万ドル
OP20→33→38→41→42→42
☆09年「Funny People」トータル52百万ドル
OP23→41→48→51→51→52
☆10年「Get Him to the Greek」トータル61百万ドル
OP18→36→48→55→57→59
☆11年「Bridesmaids」
OP26→59→85百万ドル→
05年「40歳の童貞男」トータル109百万ドル、07年「無ケーカクの命中男/ノックトアップ」トータル149百万ドルなどを送り出したヒットメーカー。
安定して稼いでいるが、当たり外れもあるようだ。
オープニング時には『1億ドル突破は厳しく、7千万ドル台となりそうだ』と書いたが、伸びが予想以上となっている。
ここ数年では一番良い伸びとなっている。

以下の作品の伸びを踏まえた方がよさそうだ。
☆07年「無ケーカクの命中男/ノックトアップ」トータル149百万ドル
OP31→66→90→109→122→132→138
☆07年「スーパーバッド」トータル121百万ドル
OP33→69→89→103→111→116→119
☆11年「Bridesmaids」
OP26→59→85百万ドル→
これらの対比で考えると、1億ドルから1億4千万ドル程度となりそうだ。
評価はかなり高いので、伸びていくだろう。
しかし、伸びるとはいっても大きくは伸びないと思うので、「Bridesmaids」の興行収入は先週に引き続き1億1千万ドル台と考えたい。
制作費の3倍以上は稼げそうである。
やはり、ジャド・アパトーのブランドは稼げるようだ。


5位は4週目の「マイティ・ソー」。
トータルでは160百万ドルとなっている。
製作費1億5千万ドルの回収はできた。
公開前に『「マイティ・ソー」は爆発しそうだ』と書いたとおりとなっている。
ケネス・ブラナー監督、クリス・ヘムズワース主演のアメコミアクション。

以下のアメコミ作品がライバルとなる。
☆09年「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」トータル180百万ドル
OP85→129→151→163→171→174
☆00年「X-MEN」トータル157百万ドル
OP54→099→123→136→144→149
☆05年「ファンタスティック・フォー」トータル155百万ドル
OP56→100→123→136→144→149
☆08年「インクレディブル・ハルク」トータル135百万ドル
OP55→097→116→125→130→132
☆08年「ウォンテッド」トータル135百万ドル
OP51→090→112→123→129→131
☆03年「ハルク」トータル132百万ドル
OP62→101→117→125→128→130
☆07年「ファンタスティックフォー/銀河の危機」トータル132百万ドル
OP58→097→115→124→127→129
☆07年「ゴースト・ライダー」トータル116百万ドル
OP45→079→095→104→110→113
☆09年「ウォッチメン」トータル108百万ドル
OP55→086→098→103→105→106
☆11年「マイティ・ソー」
OP66→119→145→160百万ドル→
これらに比べると、なかなか優秀な動きとなっている。
「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」トータル180百万ドルがライバルとなりそうだ。
オープニング時には1億5~6千万ドル、2週目には1億6~7千万ドルと考えたが、評価もかなり高く伸びもありそうだ。
「マイティ・ソー」の興行収入は1億8千万ドル台となりそうだ。
しかし、新作の大作が今後続くのでそれ以上大きくは伸びないだろう。

同じく神話モノのこちらにも勝っておきたいところ。
☆10年「タイタンの戦い」トータル163百万ドル
OP64→110→133→146→154→158
☆11年「マイティ・ソー」
OP66→119→145→160百万ドル→
勝負はついたようだ。
オープニングはほぼ同じだったが、こちらの方がかなりの伸びがある。


6位は5週目の「ワイルド・スピード MEGA MAX」。
トータルでは196百万ドルとなっている。
製作費125百万ドルをあっさりと回収している。
続編が出来る展開になっているか分からないが、これで続編も決まりだろうか。
「ワイルド・スピード」シリーズ最新作のアクション作品。
公開前に『「Fast Five」はいつも通りのヒットとなるだろう』と書いたが、それ以上となっている。
監督は前2作を担当しているジャスティン・リン。
ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカーのほかにドウェイン・ジョンソンが新たに加わっている。
気軽に楽しめるアクションはやはり強い。

過去のシリーズの興行収入は以下の通り。
☆01年「ワイルド・スピード」トータル145百万ドル
OP40→078→101→116→125→132→137
☆03年「ワイルド・スピードX2」トータル127百万ドル
OP50→084→103→114→119→122→124
☆06年「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」トータル63百万ドル
OP24→043→052→057→060→061→061
☆09年「ワイルド・スピードMAX」トータル155百万ドル
OP71→116→136→145→150→152→153
☆11年「ワイルド・スピードMEGA MAX」
OP86→140→170→186→196百万ドル→
前作を抜き、トータルで過去最高となった。
たいていシリーズが進むたびに興行収入は下がるものが多いが、上昇することはシリーズとしては良い傾向だろう。
「ワイルド・スピード MEGA MAX」の興行収入は2億ドル台と考えたい。
3週目まで1億9千万~2億ドル程度と考えていたが、大台に乗せてくるだろう。
評価はかなり高いので伸びがあるはずだ。
現時点では今年公開された作品で最高の興行収入となっており、「パイレーツ」に抜かれるだろうが、首位争いが注目となる。


7位は2週目の「Midnight in Paris」。
トータルでは3百万ドルとなっている。
ウディ・アレン監督の最新作。
出演は、オーウェン・ウィルソン、レイチェル・マクアダムス、エイドリアン・ブロディなど。
先週6スクリーンで驚異的なアベレージを記録したが、58スクリーンまで増やしてきた。
今週も4スクリーンの「ツリー・オブ・ライフ」に次ぐアベレージを記録している。
製作費は3千万ドルとなっている。

ウディ・アレン監督の最近の興行収入は以下の通り。
☆10年「You Will Meet a Tall Dark Stranger」トータル3百万ドル
☆09年「人生万歳!」トータル5百万ドル
☆08年「それでも恋するバルセロナ」トータル23百万ドル
☆08年「夢と犯罪」トータル1百万ドル
☆06年「タロットカード殺人事件」トータル11百万ドル
☆05年「マッチポイント」トータル23百万ドル
☆05年「メリンダとメリンダ」トータル4百万ドル
☆03年「僕のニューヨークライフ」トータル3百万ドル
☆02年「さよなら、さよならハリウッド」トータル5百万ドル
☆01年「スコルピオンの恋まじない」トータル8百万ドル
1千万ドル以下がほとんどとなっている。
「それでも恋するバルセロナ」トータル23百万ドル、「マッチポイント」トータル23百万ドルのようなヒットとなるだろうか。
評価はかなり高いので粘りそうだ。

なお、ウディ・アレン監督作品の興行収入ベスト5は以下の通り。
☆86年「ハンナとその姉妹」トータル40百万ドル
☆79年「マンハッタン」トータル40百万ドル
☆77年「アニー・ホール」トータル38百万ドル
☆09年「それでも恋するバルセロナ」トータル23百万ドル
☆05年「マッチポイント」トータル23百万ドル
23百万ドルを超えるかどうかが注目となりそうだ。


8位は4週目の「Jumping the Broom」。
トータルでは34百万ドルとなっている。
製作費6.6百万ドルの5倍を稼ぎ出している。
公開前に『「Jumping the Broom」はそれほどヒットしないだろう』と書いたが、予想外のヒットとなった。
アップタウンのお嬢様とダウンタウンの男が結婚する様を描く作品のようだ。
ブラック層向けのコメディであり、ブラック層が足を運んだようだ。
日本で公開されることはないだろう。

昨年に黒人俳優が活躍したコメディ作品の興行収入は以下のとおり。
☆10年「Death at a Funeral」トータル43百万ドル(※クリス・ロック主演)
OP16→28→35→39→40
☆10年「Just Wright」トータル22百万ドル(※クイーン・ラティファ主演)
OP08→15→18→20→21
☆10年「Our Family Wedding」トータル20百万ドル(※フォレスト・ウィテカー主演)
OP08→14→17→19→19
☆10年「Lottery Ticket」トータル25百万ドル
OP11→17→21→23→24
☆11年「Jumping the Broom」
OP15→26→31→34百万ドル→
公開前は稼げても2千万ドル程度と思っていたが、3千万ドル台後半となりそうだ。
先週まで3~4千万ドルと考えていたが、4千万ドルは突破しそうもない。
評価は悪いので伸びはないだろうが、ブラック層やヒスパニック層などをターゲットにした作品はそれなりにヒットする傾向があるようだ。


9位は4週目の「Something Borrowed」。
トータルでは35百万ドルとなっている。
製作費35百万ドルをギリギリ回収できた。
公開前に『「Something Borrowed」は普通程度』と書いたとおりとなっている。
ジニファー・グッドウィン、ケイト・ハドソン主演のラブコメ。
監督は、01年「アニマルマン」(トータル58百万ドル)、04年「ガール・ネクスト・ドア」(トータル15百万ドル)のルーク・グリーンフィールド。

本作の主演ではなさそうだが、ケイト・ハドソンの主演・共演作の興行収入は以下の通り。
☆03年「10日間で男を上手にフル方法」トータル106百万ドル
OP24→47→65→78→87
☆03年「あなたにも書ける恋愛小説」トータル14百万ドル
OP06→12→13→14→14
☆04年「プリティ・へレン」トータル37百万ドル
OP11→24→31→35→36
☆05年「スケルトン・キー」トータル48百万ドル
OP16→30→38→43→46
☆06年「トラブル・マリッジ」トータル76百万ドル
OP22→45→59→67→71
☆08年「フールズ・ゴールド」トータル70百万ドル
OP22→42→53→59→63
☆08年「MY BEST FRIEND'S GIRL」トータル19百万ドル
OP08→15→18→19→19
☆09年「ブライダル・ウォーズ」トータル59百万ドル
OP21→37→49→53→56
☆11年「Something Borrowed」
OP14→26→32→35百万ドル→
ヒットすれば7~8千万ドル、コケれば1千万ドル台となっている。
「プリティ・へレン」トータル37百万ドルがライバルとなりそうだ。
「Something Borrowed」の興行収入は3千万ドル後半となりそうだ。
先週まで3千万ドル台と考えていたが、4千万ドルには乗らないだろう。
良いともいえないが、悪いともいえない結果となりそうだ。
主演がそれほど実績があるとは思えないジニファー・グッドウィンでは仕方がない。
評価は普通程度なので、伸びはないだろう。


10位は7週目の「ブルー/初めての空へ」。
トータルでは135百万ドルとなっている。
1億ドルを余裕で突破し、製作費9千万ドルは余裕で回収した。
20世紀フォックスの3Dアニメ作品。
公開前に『大ヒットするのではないか』と書いたとおりとなっている。
飛べないインコがブラジルで活躍するストーリーのようだ。

20世紀フォックスのアニメ作品の興行収入は以下のとおり。
☆09年「アイス・エイジ3」トータル197百万ドル
OP67→120→152→171→182→188→191→192
☆06年「アイス・エイジ2」トータル195百万ドル
OP68→116→147→168→178→183→188→189
☆02年「アイス・エイジ」トータル176百万ドル
OP46→087→117→141→152→160→166→171
☆08年「ホートン ふしぎな世界のダレダーレ」トータル155百万ドル
OP45→086→118→131→140→144→148→150
☆05年「ロボッツ」トータル128百万ドル
OP36→066→087→104→111→116→120→123
☆11年「ブルー/初めての空へ」
OP39→081→104→115→125→132→135百万ドル→
「ホートン」以外の作品を、本作を手掛けたカルロス・サルダーニャ監督が手掛けている。
評価は高いので、ある程度の伸びがあると思ったが、予想以上の伸びはなさそうだ。
1億5~6千万ドルまで伸びるかと予想した時期もあったが、先週に引き続き1億4千万ドル台と予想したい。
「アイス・エイジ」シリーズには及ばないが、「ロボッツ」トータル128百万ドルを超えれば十分だろう。
製作費も20世紀フォックスらしく抑えられている。
今年公開された「ランゴ」トータル122百万ドルを超えたので、今年公開のアニメ作品ナンバーワンとなる。
もっとも相手は2Dではあるが。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」
アメリカ人は大好きなシリーズなので、爆発するだろう。
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