ばったすいみんぐすくーる

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『カーズ2』レビュー

◆評  価   6.5点
◆おススメ度  B(楽しめることは楽しめるが、何も残らない映画)

3D吹き替え版を鑑賞。
前作の「カーズ」には心を打たれたが、今回はスパイアクションモノということもあり、過度な期待はしていなかった。
期待値は低かったためか、思ったよりも悪くはなかったと思われる。
「トイ・ストーリー3」とは雲泥の差はあるが、「WALL-E」「カールじいさん」と同程度か、やや超えるレベルにはあるのではないか。
スピーディーな展開、迫力ある映像のため、鑑賞中はそれなりに楽しめた。
しかし、ストーリーはありきたりで、続編にありがちな派手なだけで中身のない作品に仕上がっている。
前作とは異なるテイストで勝負したいチャレンジスピリットは評価したいが、安易な“スパイモノ”、安易な“友情モノ”が心にはあまり響くこともなかった。
最近のピクサーは子どもを中心とした万人向けのためか、画像のレベルは非常に高いが、ストーリーのレベルのそれほど高いものではないようだ。

レッカー車のメーターをクローズアップしたいのは分かるが、天然系のキャラクターは主役としてやや華に欠ける。
うるささが鼻についてしまい、ややイラつきも覚えてしまう。
そもそも、メーターをスパイと誤認するようでは、あの連中はスパイ失格だろう(巻き込まれるくらいがよかったのではないか)。

メーターに光を当てすぎてしまい、逆にマックイーンに対して光が当たらなかったのは、個人的には残念な作りといえる。
上手く1:1くらいのバランスを取れればよかったが、今回は3:1くらいのバランスになってしまった。
イタリアではきちんと落ち込んでいたものの、マックイーンの影が薄すぎて、「レースで走っていたな」くらいしか印象に残っていない。
何となくヒビが入って、何となく修復されてしまった友情ごっこに対しても、もっと光を当てるべきだろう。
きちんと“友情”を問うてもよかったはずだ。
マックイーンには、勝敗を取るのか、友情を取るのかを問うてもよかった。
メーターには、親友の足を引っ張る友達でいるのか、親友のために身を引く友達になるのかを問うてもよかった。
それぞれがそれぞれを思う気持ちがあまり伝わってこない。
お互いに本気でぶつかって、それが元に戻るような感動もない。
友情モノとスパイモノが上手く掛け合わされれば、それが描けたはずだが、掛け合わすどころか、足し算にもならなかった気がする。

同じことを描いても仕方はなく、今回の方向転換は理解できるが、このシリーズはもはや膨らますことはしにくいのかもしれない。
残念ながら、このシリーズはもはやこれまでだろうか。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

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