ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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『ステキな金縛り』レビュー

◆評  価   8.0点
◆おススメ度  A(今だから見る作品)

「ザ・マジックアワー」のようなドタバタはあまり好みではなかったが、本作には笑いと感動が詰まっており、心が温まり、素直に面白いと思った。

鑑賞前には、幽霊に証言させるというネタだけでどうやって盛り上げていくのだろうかという不安があったが、そのようなことは杞憂だった。
三谷作品らしいクセのあるキャラクターが多数登場してくる(市村扮する阿倍つくつくがややハズしているが)ので、飽きることはない(多少は間延びしているところはある)。
キャラクターだけではなくて、幽霊が見える者と見えない者というギャップを上手く笑いに転じている。
幽霊とはあまり関係ないが阿部寛の法廷でのタップダンスや、中井貴一が幽霊に対して本気で尋問したり、落ち武者タイプのタクシードライバーといった、ミスマッチ感も良い効果を生んでいる。

多数の有名俳優に出演させるための無意味なシーンも多いが、お祭りのようなものであり、これも三谷作品の面白さの一つと割り切れる。
無意味さを嘆くよりも、豪華さを素直に楽しみたいところ。
個人的には、笑えるという点も良かったが、生きている者と亡くなった者の垣根を無くして、家族や友人がいつまでも我々を見守っているという温かいメッセージも評価したい。
人の死と向き合いながらも、笑って前を向こうという、今の日本に対しての三谷からのメッセージだと感じた。

サスペンス要素としてはかなり薄く、真犯人は誰であるかといった謎解き要素は冒頭から完全に放棄している。
観客に対して謎解きや犯人探しよりも笑いを楽しんで欲しいという監督の狙いかもしれないが、「古畑任三郎」などで培ったノウハウもあると思うので、犯人の追い込み方に関しても、もうちょっと練り込んで欲しかったところだ。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

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