ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』レビュー

◆評  価   6.0点
◆おススメ度  B+(楽しんだもの勝ち)

はっきりいって「三銃士」のことはよく知らないが、知らなくても本作の鑑賞には何の影響もないだろう(むしろ知っていると違和感があるのかもしれない)。
予告編のイメージの想定を超えることもなければ、想定を下回ることもない安定した映画。
観終わった瞬間に「どういった中身だっけ?」と思うが、何も考えずに大規模なドンパチを楽しめばよい。
ミレディのラストは言うまでもないが、ご都合主義万歳映画であり、思う存分突っ込み放題に突っ込めばよい。
ストーリーを複雑に構成したり、現実を意識しておとなしくせずに、本作のような単純明快でリアルとはかけ離れた映画も悪くはないのではないか。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」には本作のような仕上りが望まれるところだ。

王妃の首飾りもダ・ヴィンチの飛行船もストーリーには多少機能したが、それらよりもアクション満載の中に恋愛系を挟んだことにより、映画が引き締まったのではないか。
ダルタニアンとコンスタンス、ルイ13世と王妃、アトスとミレディの三組の恋愛関係がストーリーを盛り上げている。
無鉄砲で傲慢な田舎モノのダルタニアンがコンスタンスのために男を上げていき、最後には銃士らしくなるため、彼の成長は見て取れる。
ルイ13世も王妃の愛を信じられずにいたが、失っていた自信を取り戻し、ファッションの色だけではなくて、少しは王らしくなったと想像できる。
この2組の関係はそれなりに上手く描けているので、アトスとミレディの関係をもうちょっと掘り下げて欲しかったところ。
『撃っていたら一生後悔していた』と渋いセリフだけではやや弱いか。
それにしても、ミラ・ジョヴォヴィッチがルパンⅢ世の峰不二子のように、仲間を裏切りまくって有利な方へと進む悪女を楽しみながら熱演している。
リシュリュー枢機卿もロシュフォールも渋みのある悪役を演じているが、オーランド・ブルームの存在感がやや目立たなかったことが残念だ。
カッコだけはつけまくって、最後にはもっとカッコ悪いことになってもよいのではないか。
オーランド・ブルームだけではなくて、三銃士もやや弾けてなかったので、彼ら全てが自分の役柄を全うできれば最高だっただろう。
全体的に、ダルタニアンとロシュフォールの比重がやや重すぎたような気がする。

続編を作れる内容にはなっているが、アメリカでの興行収入がイマイチだったこともあり、製作の可能性は高くはないだろう。
気楽に楽しめられる作品であり、残念なところである。
スポンサーサイト

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。