ばったすいみんぐすくーる

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『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』レビュー

◆評  価   7.5点
◆おススメ度  A(レベルの高いエンターテイメント作品)

手に汗握る緊張の連続により、かなり集中させられる映画。
舞台が切り替わって、ようやくほっと一息入れることができる。
それほどレベルの高いアクション作品に仕上がっている。
ストーリー上に必要不可欠というよりも、そのアクションをしたいがための設定も多いが、サービス満載の観客を楽しませることを主眼としたアクションとなっており、エンターテイメントアクション作品の醍醐味を堪能できる。
“深み”のようなものはないが、そのようなものが求められる作品ではない。
プロデューサーのトム・クルーズも内容が小難しいハードな作品よりも、気楽に楽しめるアクションがハードな作品を提供したかったのではないか。
「007」シリーズや「ボーン」シリーズなどリアリティ路線が主流となりつつあるが、SFチックなアイテムを利用した荒唐無稽さの味も美味しいことを思い起こしてくれる。

今回はイーサン・ハントのワンマンショーというタイプの作品ではなくて、ジェレミー・レナーが演じた分析官ブラントを本シリーズの主要人物として育てたいというような意向もあり、チームとしての機能が過去よりも一層求められている点が特徴となっている。
それぞれがそれぞれの得意分野や特徴を活かしながら役割を全うされている。
また、女性エージェントは愛する者を殺され、分析官は過去の失敗を引きずり、機械担当はエージェントに昇格したという各設定が与えられており、それぞれの設定が上手く機能している。
トム・クルーズが主役という大前提を崩すことなく、チームによるミッション攻略という方向性を上手くまとめあげている点が評価できる。

チームとしての機能は十分発揮されたが、IMFからのバックアップを得られない“ゴースト・プロトコル”という事態に対する効果があまり発揮されずに、過去のシリーズとそれほど変化がないような気がする点はもったいない。
「007消されたライセンス」のような完全な個人的な復讐とは次元が異なるものの、IMFからのバックアップを得られないことに対して、もう少し追い詰められるような工夫の余地があったように思える。
IMFとは敵対している“組織”や“国”に寝返るようにみせるといった、昨日の敵は今日の友、敵の敵は味方という面白みや緊張感を描いてもよかったかもしれない。
ロシアの諜報員を上手く誘導したり、一緒に脱獄させた情報屋を利用したりはしていたが、その程度では過去のシリーズと大差はないだろう。
もう少し根本的な部分に変化を加えると面白みは増したのではないか。

今回の成功により、このシリーズの未来も明るくなったことだろう。
次回作ではないにせよ、今後の焦点はイーサン・ハントに対して、どのような花道を与えることになるかということになりそうだ。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

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