ばったすいみんぐすくーる

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『永遠の僕たち』レビュー

◆評  価   6.5点
◆おススメ度  B+(日本人好みの映画)

鑑賞前は訳の分からない映画かなというイメージがあったが、それほど悪くはなかったという感想。
重いテーマを扱っているが、重くなりすぎず、お涙頂戴の感動モノでもなくて、ライトに前向きに仕上げている。
がっちりとした型に嵌めず、イメージだけのふわふわとした雰囲気や、鼻に付くがおしゃれなセンスも悪くはない。

愛する両親の死を体験しながらも、さよならを言えなかった少年が、再び愛する者との別れに直面しながら、人の死というものにきちんと向き合うことができるようになる、前向きな作品となっている。
「グッド・ウィルハンティング」を彷彿とさせる、ラストの笑顔もよく、暗いシーンであるにも関わらず、少女の望みどおり晴れやかな気持ちにさせてくれる点は評価できるはずだ。

死に直面した少女にとっても、愛する者との初めての出会いにより、“鳥の歌声になぞらえた”ように生の喜びを噛み締めながら、前向きに死を迎えたようになっている。
最後に迎えにきてくれる加瀬亮も良いキャラクターになっている。
彼も愛する者に別れを言えなかった存在であり、彼らとの出会いにより、“お国のために死を厭わずに特攻した”という気持ちではなくて、本当の自分自身にようやく向き合えたのではないか。

加瀬亮は流暢な英語を駆使しており、違和感がないナチュラルな演技をしていた。
難しい役柄でありながら、苛立ちや不満や悲しみや喜びなど、存在感を十分発揮していたのではないか。
死者への敬意やお辞儀といった“ストーリー上のキー”についても味わい深くなった。

アメリカではあまり評判の良くなかった作品らしいが、加瀬亮の存在はもちろん、特攻や切腹など日本的なものが描かれているだけではなくて、雰囲気やセンスは日本人には合うテイストだと思われる。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

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