ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』レビュー

◆評  価   7.0点
◆おススメ度  B+(こういう映画を見て笑える国は良い)

サシャ・バロン・コーエンの「ボラット」「ブルーノ」が割りと好みだったため、本作も当然鑑賞することとした。

爆笑できるような笑いではないが、相変わらず皮肉的な笑いは冴えている。
死体の首を使った分かりやすいような笑いや、下ネタ、テロリズム、宗教、人種ネタなど、シャープな笑いをバランス良く上手く盛り込まれている。
エドワード・ノートンが何のために登場したのか意味が分からないといったレベルの高い笑いは見事だ。

「ボラット」「ブルーノ」が素人を巻き込むタイプではあったが、本作はプロの俳優を起用したストーリーのある映画となっている。
同じことを続けていけば、二番煎じ、三番煎じとの批評を浴びるので、良い選択をしたと思う。
しかも、演者には素人のようなナチュラルな演技をさせており(アンナ・ファリスは好演)、「ボラット」「ブルーノ」に近い映画にも仕上がっている。
「ボラット」「ブルーノ」のようなかなり無理がある企画を上手く発展させたと思う。

毒が毒だと分かっているとかなり面白いかもしれないが、毒だと気付かないと楽しめないところはある。
本作では、自己の知識のなさから、そういうところはあったかもしれないが、アメリカ流の民主主義などを強烈に批判していることだけは誰にでも伝わり、上手くまとめている。

このような映画を公開できることこそ、本当の民主主義といえるかもしれない。
くだらないことでも差別的なことでも、作りたいものが作れず、言いたいことを言えなくなるような世の中では、真の意味で自由とは言えない。
こういう映画が公開されて、自由に鑑賞できるという点においては、アメリカも日本もまだ大丈夫だろう。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

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