ばったすいみんぐすくーる

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『ボーン・レガシー』レビュー

◆評  価   6.0点
◆おススメ度  B(悪くはないが、あえて観る必要もない)

「ボーン」シリーズは一通り見ている程度であり、特に深い思い入れはないが、“ジェイソン・ボーン”は存在するが、“ジェイソン・ボーン”は登場しないという特異な設定に興味はあったので鑑賞することとした。
本シリーズに対して深い思い入れがないためか、細かい設定が把握できずにやや戸惑いは生じる不親切な作りとなっていた。

映画としては、それほど悪くはないと思うものの、良いと評価できるポイントも少ない映画に仕上がっている。
特に目新しさもなく、女性とともに逃げるという展開が「ボーン・アイデンティテー」と同じであり、単なるコピーか劣化版のように思える。
アーロン・クロスとジェイソン・ボーンの違いが明確ではない。
したがって、なんのために、本作を制作するのかというものが見えてこない。
マット・デイモンが降板したから、仕方がなく繋ぎのようなものを作ったように感じられる。
デイモンが復帰すればよいが、復帰しない場合でも本シリーズを継続できるようにするためだろうか。
ジェイソン・ボーンという存在をアーロン・クロスという存在に置き換えて継続することができる。

無理な状態で製作しているためか、当然、アーロン・クロスというキャラクターに膨らみがない。
精神面での苦悩というよりも、クスリが切れることを恐れるだけの男に過ぎない。
過去の映像を付加して、なんとか膨らませようとしているが、膨らんでいかない。
ジェイソン・ボーンのように、自分が何者であるのか、なぜ自分のような存在が生まれたのか、過去の贖罪というものが見えてこないからだ。

エドワード・ノートンも何のために登場しているのか分からないようなキャラクター。
アーロン・クロスを追い込むことが全くできていないので、盛り上がれない。
組織を守るというキャラクターであり、悪役という位置付けではない中途半端なキャラクターであり、こちらもキャラクターに膨らみがない。
アジア風の殺し屋もムチャクチャをするだけの存在であり、CIAが必要なプロフェッショナルとはイメージが異なるような気がする。
トニー・ギルロイは、結局無茶難題を押し付けられて、上手くまとめられなかったということだろうか。

ただ、アクション自体は悪くはないと思う。
カーアクション、バイクアクションについてはカメラワークには難儀したことだろう。
どうやって撮っているのかと思うようなところはあったので、その視点で観ると楽しめるかもしれない。

キャラクターの魅力というよりも、ジェレミー・レナー、レイチェル・ワイズ、エドワード・ノートンなどの俳優としての魅力で何とか面白みを保っているので、鑑賞中は楽しめられるが、鑑賞後にはあまり残らない作品だ。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

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