ばったすいみんぐすくーる

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『ハンガー・ゲーム』レビュー

◆評  価   4.5点
◆おススメ度  B-(アメリカで大ヒットしたが、観る必要はない)

アメリカで大ヒットして、社会現象となった作品。
期待を込めて鑑賞してみたが、正直言って平凡なデキとなっている。
内容が内容だけに規制や批判を浴びないような努力があったのだろうが、これほど盛り上がらない作品が、アメリカで大ヒットした理由がよく分からない。

丁寧に製作するのは結構なことだが、ゲームが始まるまでがあまりにも長過ぎる。
ゲームが始まるまでに描かなくてはならないことは、①主人公のバックボーン、②主催者サイドの目的・陰謀、③ゲームのルール、④他のキャラクターの特長・性格などだろう。
つまらない炎のパレードの演出、主人公に対するつまらない同情、つまらない特訓などにこだわって、これらの重要な事項があまり描かれていないような気がする。
特に、『他のキャラクターの特長・性格』が上手く描かれておらず、他のライバルがどのような者でどのような特殊技能を持っているのかがよく分からず、ゲームがまるで盛り上がらない。
ゲームが始まる前に、木登り得意の少女が一番印象に残る程度ではマズいだろう。

ゲームに関しても、ルールもよく分からず、ゲームを魅せる工夫がない。
何人が死んで何人が生き残っているのか、よく分からない。
最初から最後まで大砲の数を覚えていないといけないのだろうか。
激しい攻防も知略戦も大したイベントもなく、徐々に人数が減って、いつの間にか最後の3人になったという印象。
いつ殺されるかという緊張感も何もないという点は、本作にとって致命的ともいえる。
極限状態になってこそ、恋愛なども生きてくるのではないのか。
また、火の玉、魔獣、ルールの改正といったように主催者側の介入も多すぎる。
しかも、ストーリー上、効果的というよりも、メチャクチャであり、興ざめなものばかりだ。
スポンサー制度もストーリー上の面白みをまるで生んでいない。

ゲームを面白くするつもりがないのならば、続編に繋ぐような主催者サイドの陰謀のようなものをしっかりと描いて欲しかったところだ。
暴動のようなシーンもあったが、大した意味ももたず、主催者サイドの思惑と異なる方向に進んでいるのかどうかもよく分からないまま、ゲームプランナーを処するというのも面白みに欠ける。
プレイヤー同士のゲーム自体に面白みがなければ、主人公と主催者サイドの駆け引きもなく、面白みを感じる点が少ない。

「ウィンターズ・ボーン」では家族のために魅力的に輝いたジェニファー・ローレンスも本作では、それほど魅力を放っていない。
言葉で妹のためと言っているだけだ。

監督が代わるらしいので、続編にも付き合ってしまうかもしれないが、同じ監督だったら、たぶん観なかっただろう。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

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