ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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『悪の教典』レビュー

◆評  価   7.5点
◆おススメ度  ?(見たい人が見ればいい)

原作はもちろん未読。
個人的にはかなり楽しめられた作品であった。
三池監督作品はほとんど鑑賞したことはなかったが、三池監督のノリやテンポが良く、それほど嫌悪感が湧くような作品でもない。
むしろ、観終わった後は爽快感すらあるのではないか。
本作流に表現すれば、エクセレントと言いたいくらいだ。

ただ、本作が“殺戮ショウ”以外の何物でもない辺りは、製作者が狙っているのか、それともアイディアがないのか分からない。
山田孝之辺りのシーンを見れば、アイディアはやはりあるのだろう。
本作においては教育問題などには触れる必要はないが、蓮実に歯向かったのは、アーチェリーと彫刻刀だけというのも寂しいところはある(どちらも愛する者を殺された、もしくは愛する者を守るための行動ではある)。
ただ、殺されるだけの待つのではなくて、何らかの攻防があった方が映画としては面白いかもしれないが、製作者としては小細工せずに“殺戮ショウ”に絞ったのだろうか。
逆に、東大志望者が一切の抵抗を出来ずに殺される辺りは面白いところだろう。

また、銃に喋らせるといった演出をすることで、蓮実の異常な世界を表現している。
こういった演出は蓮実の世界を感じられるため、個人的には悪くはない演出だと思うが、本作においてはちょっと浮いたような感じにもなっており、上手くマッチするほどでは仕上げられなかったと思われる。
その分、音楽を使用することでカバーされている。
あまり精神世界を描きすぎると、観客がついていけなくなるので、製作者としては難しい判断というところだろう。

伊藤英明を起用できたことは本作にとってプラスだった。
表面の好青年と裏面の狂気を兼ね備えている俳優だ。
表情を変えずに、平然と銃をぶっ放す辺りはなかなかのものだ。
一切の躊躇もなく、善悪という判断、良心の呵責というものが欠落している異常なキャラクターを演じきった。

本作を嫌いな人は嫌いでいいと思う。
AKBの人が本気で嫌っているのか、宣伝方法としての指導に従っているのかは分からないが、やみくもに“感動しました”というような宣伝よりはマシだ。
映画の宣伝方法の新たなタイプとして注目される。
自由に感想を言えられるようにできればよいが、宣伝にはならなくなるので、無理な話だろう。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

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