ばったすいみんぐすくーる

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『ダイ・ハード/ラスト・デイ』レビュー

◆評  価   4.0点
◆おススメ度  B-(期待をしないほうがいい)

派手なだけの空っぽのアクション作品。
この脚本で制作のゴーサインが出たことが不思議な映画だ。
ツイていない男というよりも、もはやだたのムチャクチャな無敵な男でしかなく、やっていることは犯罪者と変わりがない。
無敵なので緊張感もスリルもなく、ただひたすらに銃をぶっぱなして相手を殺すだけの繰り返し。
敵国で親子2人だけなのに、相手が誰であろうと何百人いようと放射能であろうと怖いものなし。
本人たちが語るように、ノーアイディアでただ無謀に突っ走るだけとなっている。
それはそれで良い場合もあるが、それだけでは面白味はない。
「007」「ミッション・インポッシブル」「ボーンシリーズ」の悪い影響を受けたか。

親子というテーマがあったはずだが、完全な失敗に終わった。
息子の反抗は最初だけであり、根っこはCIA職員らしく正義と任務の塊。
ただの良い子ではジョン・マクレーンとの化学反応が起きようがない。
水と油ならば面白いこととなるが、水と水ではただ混ざり合うだけだ。
本作の場合は油と油かもしれないが。
息子又は父親、もしくは相互が人質になるといった展開や、息子を教育する展開や、父親を超える能力を見せるような展開がないと面白味がない。
息子はCIAというよりも犯罪者の方がまだマシだったかもしれない。
CIA職員だとしても、最後まで明らかにせずに、息子の目的が分からない父親と目的を隠して行動する息子とのズレのようなものを描いてもよいだろう。

また、子どもへの愛情の深さを、セリフで過去の出来事を反省するだけではなくて、身を挺しても守るようなものを見せて改心させてもらいたいものだ。
本作においても息子を守るために、ヘリコプターから車でダイブするという見せ場があるが、あれでは足りないだろう。

肝心の敵方も魅力がなさすぎる。
話を大きくしたいためにチェルノブイリを出したのかもしれないが、陰謀があまりにも小さくまとまりすぎた。
そもそもロシア人の大物がやりたかったことが不明すぎる。
自分の持ち物を取り出すのに何故一芝居打つのか、敵対する大臣候補に対抗する能力を持つのに何故一芝居打つのか、たとえ投獄されたとしても、この展開では別の方法があるだろうというレベルだ。
殺し屋も中途半端、裏切り物も中途半端、黒幕も中途半端では、どうしようもない。
ヘリコプター一機がラスボスになるほど予算が削られたのか。

あわよくば世代交代を狙った作品だと思われるが、日本版のタイトルにつけられたように残念ながら“ラスト”になるかもしれないほどのデキと言わざるを得ない。
これで終わってほしくはないが、親子3人のご対面の残念なハッピーエンドで終わらしてもいいかもしれない。
このシリーズをこれ以上汚してほしくはない。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

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