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◆評 価 7.5点
◆おススメ度 B+(分かりやすい作品)
極めて道徳的な作品であり、本作の語りたいことは誰でも理解できるだろう。
また、神の見えざる手のような宗教観が下地にあるようだ。
終盤のホテルでの夜の出来事や、ヘロイン中毒の女性との出会いといった強引な展開もすべて神の見えざる手で片づけられてしまえるため、何でもアリにしてしまう手法はそれほど悪くはない。
内容も素晴らしいが、デンゼル・ワシントンがアカデミー賞ノミネートが伊達ではない、さすがの演技をみせている。
人間として本当にダメなアルコール中毒の人間を上手く演じている。
ダメっぷりが見事であるがために、本作に重みが増している。
自分を偽らず、何かのせいにして逃げることなく、自分に向き合えば、誰でも立ち直ることができるという分かりやすく、心に訴えてくる作品に仕上がっている。
何度も見たいと思わせる映画ではないが、心が洗われる映画だ。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画