ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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『愛、アムール』レビュー

◆評  価   8.0点
◆おススメ度  A(少し眠くはなるが、レベルが違う)

これぞ究極の愛という形が描かれている。
通常の映画とは一線を画した作品であり、カンヌのパルムドールは伊達ではない。
普通の映画監督ならば、制作することは不可能な作品だろう。
ただひたすら介護をするだけの映画なので序盤はそれほど面白いとは思わなかったが、状態が悪化するごとに徐々に引き込まれていく作りとなっている。
ここまで徹底的に仕上げられると、普通のラブストーリーよりも研ぎ澄まされた結晶ともなる。

鳩を用いた暗喩も奥深い。
なかなか捕まえられないシーンは、老いた妻との上手くいかない関係を表しているようだ。

幼いころのキャンプ時のエピソードについても、あの時の自分の苦痛を思い出したから、彼女を苦痛から解放させることを選んだとも理解できる。
単に介護に疲れたからではない、母親に送った星形の合図のようなものを妻からも受け取ったに違いない。

ミヒャエル・ハネケらしくなく、オープニングで“答え”が提示されているので、ミヒャエル・ハネケ作品としては意外と親切で分かりやすい作品ともなっている。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

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