ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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『アフター・アース』レビュー

◆評  価   4.5点
◆おススメ度  C(そこまで酷くはないが、観る必要はない)

駄作という前評判だったが、そこまで酷い作品ではない。
しかし、是非鑑賞して欲しい作品かといえば、そういう作品ではない。
掘り下げるところを描き切れていない中途半端な作品になってしまっている。
派手な演出、派手な演技を抑えて、本格的な作品を目指したような気はするが、あまり成功ともいえなかった。

ストーリーは、救出用のビーコンを遠方まで取りに行って、なぜか山頂へ登るだけのしょぼいものであり、脅威となった地球がせっかくの舞台にも関わらず、ラスボスが訓練用に連れてきた怪獣では面白味は半減だ。
生命に関わるクスリがあっさりと壊れた(予備もなく、簡単に壊れやすい)、サルに石を投げたら集団で追いかけられた、吸血毒ヒルにかまれた、一瞬でイカダを制作して余裕をかまして昼寝してたら悪夢を見た、昼寝してたら外気が寒くなっていった、鳥が何か勘違いしている、といったしょぼいトラブルが連発しており、確かに方向性は何かが間違っている。
また、危険を知らせるようなスーツ、何種類にも変形するような武器、敵をサーチするような小型探査機なども、全く役にたっていないのは気のせいだろうか。

この際アドベンチャー面はしょぼくてもいいが、恐怖心の克服、親子の絆をもうちょっと熱く、強めに描かないと感動がない。
恐怖心の克服のために色々な葛藤はあったようだが、突然、スーパーサイヤ人のように強くなっても観客はビビるだけだ。
姉をみすみす死なせてしまったという負い目がトラウマとして残っているが、あそこまで幼くてはやりようもないだろう。

動けなくなった父親と交信が最終的に途絶えるのはよいとしても、もうちょっと紆余曲折を経てからでないと意味がない。
クスリが足りなくなって戻る、戻らないという衝突はあったものの、上官として、父親としての立場から生じる、親子の激しい衝突がなければ、盛り上がりに欠ける。
父親としての優しさ、厳しさ、強さを示さないと、息子は成長しないのではないか。
最後は息子の選択を見守るような展開ではあるが、息子を導いて信頼するような流れではない。
最初から最後まで寝っころがって、うわ言をいっているだけでは息子は成長しない。

敬礼も取ってつけたようなものであり、形だけでは物足りない。
恐怖を完全に克服していないためなのか、照れによる単なるギャグなのかは判別はつかないが、家族で母親を手伝うというオチでは結局この冒険は何だったんだ、まったく成長していないのではないかとも思ってしまう。
父親の代わりのために、死んだ姉のために立派な軍人になることが、彼の生きる道ではないのか。

また、シャマラン監督作品なので、息子への手の込んだ壮大な“訓練”というオチを持ってくるのではないかと勘繰ってしまうところも彼の作品への悪い先入観になってしまっている。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

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