ばったすいみんぐすくーる

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『マン・オブ・スティール』レビュー

◆評  価   8.0点
◆おススメ度  A(バトルシーンは必見)

だいたいのヒーローは、基本ベースは人間である。
バットマンとアイアンマンは悩めるただのお金持ち、スパイダーマンは蜘蛛のチカラを得た学生、X-MENはミュータントだが人間である。
マイティ・ソーは神様なので例外もあるが、スーパーマンはこれらのヒーローとはやや異なるエイリアン(宇宙人)である。
人間とは異なるエイリアンという特性を活かして、とんでもないスケールのバトルシーンを作り上げた。
ここまで迫力のあるバトルは見たことがない。
やり過ぎ感もあるが、ここまで徹底的にやると感心できる。
多くのヒーローモノ映画があるが、本作にしかできないことを描き切った。
このデキならば、「アベンジャーズ」勢に一泡吹かせたのではないか。
ザック・スナイダーに不安はあったが、才能を再認識させられた。

バトルシーンだけではなく、地球育ちのエイリアンらしく、第一の祖国と第二の祖国の間に挟まれて葛藤する苦悩・成長する作品ともなっている。
この辺りはクリストファー・ノーランらしい展開だ。
2人の父親の想いなどを噛みしめて、自分が何をなすべきか、自分のチカラをどう活かすべきかを“選択”している。
自分の存在意義であるクリプトン星を守り、再建することを使命としているゾッド将軍とは異なる部分だ。
苦悩せずに邁進する者と、苦悩して自分で答えに辿りついた者との違い、重みが描かれている。
この“選択”ができる過程にいるケビン・コスナーがいい演技をしている。
自分の命、自己の都合を超えて、自分のチカラを使うべき意義へと導いている。

ゾッド将軍自体も根っからの悪人とは異なる設定になっている。
ただ単に、地球人の犠牲のうえに自分の故郷を復活させたいだけだ。
故郷を復活させたいと願う最後の同胞ともいえるゾッド将軍を殺してまで、地球人を守るのか、その決意、その選択をラストのバトルで問うており、良いまとめ方をしている。

過去の作品にあったクラーク・ケントをスーパーマンと認識できないロイス・レインの設定も壊してくれてよかった。
スーパーマンにただ守られるのではなくて、苦悩を共有できるパートナーになったのではないか。
あの設定も面白いことは面白いが、シリアスな本作でやる必要はないだろう。
過去のスーパーマンらしいコメディ色を排除することには嫌悪感をある者もいるだろうが、クリストファー・ノーランを起用した時点で諦めるしかない。

しかし、ここまで派手にやってしまうと、次回作のバットマンとの共演がやや難しくなる気がする。
普通の金持ちがいくら頑張っても、あの動きには付いていけないだろう。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

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