ばったすいみんぐすくーる

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『ウルヴァリン:SAMURAI』レビュー

◆評  価   5.5点
◆おススメ度  B-(見所のない凡作)

日本が舞台なのでかなりひいき目にみられるが、はっきり言って、あまり中身のない作品となっている。

本作の流れから、目的もなく流浪する“浪人”ともいえるウルヴァリンが“侍”となるべき作品ともいえるが、精神的な支柱を失い、愛する者を失い、目的を失ったウルヴァリンが何らかの生きがいを見つけるようなものとなっていない。
ジーンを忘れるためにもウルヴァリンとマリコとの関係を深く描くべきだったが、二人で逃避行しているうちに突如恋愛感情が湧いたような、あっさりとした描き方となっている点が完全に失敗となっている。
ユキオの方が、ウルヴァリンとの関係を深く感じられるようではおかしいだろう。

中盤の見せ場でもあるユキオが予知したウルヴァリンの死についても、驚きもドキドキ感もなく、当然のごとく復活するだけだ。
本作においては、ウルヴァリンが能力を失い普通の人間になってしまうのか、ウルヴァリンがそれを望むのかという点が見所であるはずにも関わらず、ヒーリング能力を失っている割には、銃を撃たれても強さが変わらず、描き方が全体的にぼんやりとしている。
ウルヴァリンだけではなくて、シンゲンもヴァイパーもノブローもヤシダも中途半端な目的だけをもっており、存在価値を感じられない。
脚本も悪ければ、演出も悪いと言わざるを得ない。
相手側もミュータントがほとんどいないのだから、今回はウルヴァリンを完全な生身の設定にしてもよかったのではないか。
過去のシリーズとは異なる一面を感じられ、本作の価値が付加されたことだろう。

TAOや福島リラは演技経験が豊富ではないと思えないほど、頑張っていたと思われる。
福島リラはよく知らなかったが、TAOは世界的に活躍しているファッションモデルなので、英語が堪能なこともあり、本作に起用されたのだろう。
しかし、演技経験のないモデルに役柄を取られてしまうほど、日本の女優は英語の演技のレベルが低いという点は寂しい限りだ。
女優だけではなくて、まだまだ難しいとは思うが、本作を監督することができる日本人映画監督も登場して欲しいところだ。
そうすれば、お風呂もホテルもラブホテルも忍者の描き方も変わったことだろう。
本当の日本を上手く描くことができれば、本作も意味のある作品になったに違いない。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

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