ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『エリジウム』レビュー

◆評  価   5.0点
◆おススメ度  C(見る必要性を感じない)

「第9地区」の監督作品であり、期待していたが、期待ハズレな作品だ。
映像はさすがな部分もあるが、ストーリー展開があまりにも低調で盛り上がりに欠ける。
何か新しいことをやってくれると期待したが、はっきりいって最後まで何も起こらなかった。
感動できるはずなのに、カバにも成り切れなかったと思う。
SFなので念入りに描く必要もないが、感情的に訴えてくる部分がほとんどない。幼いころの想い、初恋の約束等描いてはいるが、ただただ流されているようにしか思えない。
他の登場人物も同様に生きていないキャラクターとなっている。
ジョディー・フォスターが演じた人物も中途半端に退場させ、クルーガーを演じた者も健闘しているが完全に悪役を演じ切れたとは思えない。仲間たちもロボット並の存在感、初恋の女性も娘に付きっ切りとなっている。
ニール・ブロムカンプ監督は、前作の思いがけない成功により、初めての大作を任されてしまい自分らしさを発揮することが難しかったのだろうか。

そもそも、地球にも高度な医療機器を置いておけば、このような争いは起きないのではないか。
人口過密問題によりエリジウム建設が進んだため、人口が増加する要因を地球に設置する訳にはいかないのは分かるが、納得できない部分でもある。
地球にあったら、エリジウムに行くという展開にならないので仕方のない突っ込みではあるが、主人公が照射される展開といい、仲間があっさりとエリジウムに辿りつける展開といい、簡単にシステムを変えられる展開といい、敵側があっさりと裏切ったり裏切られたりする展開といい、あっさりとそれができてしまう展開といい、脚本が練り切れておらず、突っ込みどころが多いものとなってしまった。
本作では、エリジウムというよりも、医療機器というものだけがなぜか過剰にクローズアップされてしまい、エリジウムという存在がかすんでいる。
貧富の格差、人口過密問題、ロボット社会、コンピューター社会、管理社会というものに踏み込めずに、エリジウムに行って皆ハッピーという落としどころで本作を称賛できるはずがない。

ニール・ブロムカンプはまだまだ若いので、期待はしたいところだ。
「第9地区」の一発屋となるのかどうかは、次回作にかかってきそうだ。
スポンサーサイト

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。