ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『劇場版 SPEC~結~爻ノ篇』レビュー

◆評  価   3.5点
◆おススメ度  C(一般人は見なくていい、マニアックなファンだけ見ればいい)

鑑賞前から分かり切っていたが、正直いってよく理解できなかった。
一通りは見ているが、あまりこのシリーズにのめり込んでいないからだろうか。
そもそも解釈は、見た人で決めてくれという感じに放り投げたようにしか思えない。
色々と考えれば、それなりに辻褄は合うだろうが、この作品を一生懸命考える価値はないだろう。
そもそもパラレルワールドになったら、解釈は何でもアリになってしまう。
少しわかったことは、先人類(幽霊)と人類(エイリアン)のガイア(地球)を巡る戦いだったようだ。
SPECホルダーと警察の戦いが、いったいいつからそのような話になったのだろうか。
しかも、セカイさん神様の割には言っていることが意外と小さくて悲しくなる。
アリが地球の片隅で陣地争いをしていても、人類はそんなこと気にしないだろう。環境保護活動家のレベルではないか。
核兵器で2億年かけて地球を浄化するくらいのレベルならば、人類が地球をどうしようと気にしないはずだが。

ドラマはスペックホルダーと警察との戦いが単純に描かれているだけで面白かったが、ここまでぶっ壊すとはドラマ放送時に誰も想像できなかっただろう。
「ドラゴンボール」のように世界観を上手く拡げられる例もあるが、本作は整理しきれずに拙速に拡げ過ぎた。
脚本は「ガイア仮説」「パンスペルミア説」等の科学的な理論、神話、宗教、オカルトの世界などの少しかじった話をごちゃ混ぜにした正気とは思えない内容であり、演出家も内容を理解しているとは思えない。当然、観客も理解できないだろう。
そして、相変わらず無駄なキャラクターが多すぎる。
遠藤憲一、北村一輝、イ・ナヨンは要らない。
大島優子と栗山千明の母子愛を描けないのであれば、この二人も要らない。本当は必要だが、本作では活かしきれなかった。
北大路欣也とダンディ坂野の使い方は悪くはないが、その他のSPECホルダーはギャラの無駄の一言。
なんだかんだで最後は感動的なハッピーエンドで強引にまとめたという印象しか残らない。
漂う当麻の手をつかむシーンがあって、この映画は最後に救われただけだ。

「マトリックス」でさえ難しいのだから、世界観を拡げて納得できる展開にまとめあげることは映画だけでは厳しいのかもしれない。
ネタとしてはかなり面白いものであったが、映画という商業世界に汚れて落ち切ってしまった。
鑑賞後に拍手をしていた者がいたが、その人の気持ちを知りたいものだ。
スポンサーサイト

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。