ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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『ゼロ・グラビティ』レビュー

◆評  価   10.0点
◆おススメ度  SS(映画の次元が違う)

当然3D(字幕版)で鑑賞した。
一般の映画とは次元を異にした、神の領域ともいえるレベルの違う作品だ。
91分という短い映画でありながら、鑑賞後の疲労度は3時間級の映画だ。
余計な設定をいっさい省き、エンターテイメント性を排除し、宇宙の出来事を一気に描き切っている。
フィクション映画ということすら疑ってしまうほどのリアリティのある作品だ。

映像的には、宇宙空間を堪能できるという宣伝文句どおりの素晴らしさだ。
基本的にはCGとは思うが、どうやって撮影しているのか想像すらできない。
アルフォンス・キュアロンは「トゥモロー・ワールド」に引き続き、我々の期待を超えるような不可能のような映像を撮り続けている。
ラストで水滴をカメラに付けてくれたおかげで、映画の世界から実社会に戻ってくることができた。

テーマ的にも素晴らしい。
この広大な宇宙の中で、ちっぽけで弱い人間がなぜ生きるのかを問うている。
どんなに辛いことがあっても、誰かを愛するため、何かを愛するために生きようとする人間の強さ・生きるためには幻覚する見る人間という存在の神秘さが描かれている。
生き抜こうとする姿の純粋な美しさに心を揺さぶられ、観客それぞれが生きることへの意味を見出すのではないか。

ラストのシーンには、精子が母なる存在に入って人間が誕生するような解釈もできるようになっている。
それだけではなくて、宇宙からの隕石のような物体が地球に墜落し、それが海の中で生命として育み、人間という生命体となって結実したとも取れるような気がする。
そして、その人間が宇宙へと目指す、「2001年宇宙の旅」を彷彿とさせる、人間という存在の“奇跡”を上手く描いている。

アンジェリーナ・ジョリーやナタリー・ポートマンのような候補者もいたが、次々と降板した結果、サンドラ・ブロックが起用された。
サンドラ・ブロックが自己を主張しない自然な演技で生身の人間を演じ切っており、本作にとって幸運な巡りあわせといえる。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

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