ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『アメイジング・スパイダーマン2』レビュー

◆評  価   6.5点
◆おススメ度  B(狙いは悪くはないが、中途半端な仕上がり)

2D字幕版を鑑賞。
色々と詰め込み過ぎて、中途半端な仕上りとなってしまった印象。
深いはずの各キャラクターの想いがあまり感じられず、それぞれのキャラクターが軽いものとなっており、エレクトロなど魅力がまるでない。

アクション系ではないマーク・ウェブを監督に起用して、他のアメコミ作品とは異なるアプローチを試みようとしているが、上手くはいかなかったようだ。
悪く言えば、グウェンとの関係、父親失踪の理由にぐじぐじと悩み、エレクトロやハリーから逆恨みされるだけの展開にもなってしまった。
本作のアプローチ自体はそれほど悪くはないが、サム・ライミ版の「スパイダーマン」という“過去”を断ち切れなかったようだ。
ハリーが父親という“過去”を引きずるのと同様に、サム・ライミ版の「スパイダーマン」という“過去”からの脱却ができなかったことが中途半端な要因だろう。
サム・ライミ版の「スパイダーマン」とはまるで異なる、濃厚な人間ドラマをもっと描かければよかったが、ヒーローである以上、敵との戦いを避けられないジレンマに陥った。

本作において、ピーターとグウェンの関係を中心にするのならば、ピーターとグウェンが冒頭から復縁しているのではなくて、グウェンの父親の遺言に従って、ピーターとグウェンが別れているという設定を貫き通すべきではなかったか。
父親との約束、父親の娘に対する想いが軽いわけではないことは、ピーターが彼の亡霊を見ることでも承知のとおりだろう。
中華街にてピンとこない理由で二人が別れることとなるよりも、ヒーローとして充実しつつもどこか充たされない想いを描いて、ラストまで二人の想いがすれ違い、すべてを乗り越えて最後に二人の想いが繋がったときに、ラストの落としどころが心に響くものとなるだろう。
そして、ヒーローとしての存在意義を失いつつも、自分がヒーローとしての“理由”を見出して、復活することこそ、本作で描きたかったことではないか。
エレクトロやハリーとは異なり、与えられたチカラを自分の私利私欲のためではなくて、他人のため、平和のため、グウェンらの想いに応えるために用いるからこそ、ヒーローなのだということを描いて欲しいものだ。

大人の事情により、ソニーの配給作品に20世紀フォックス配給の「X-MEN」の予告編をエンドクレジット中に挟むこととなったが、堂々と宣伝することもできず、宣伝しないわけにもいかず、観客には訳の分からないものとなっている。
本編同様に実に中途半端なものだ。
スポンサーサイト

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。