ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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『プリズナーズ』レビュー

◆評  価   6.5点
◆おススメ度  B(評価の高い作品であるが、単純な作品ではない)

2時間半以上の長尺ではあるものの、それほど長さを気にせずに一気に鑑賞することはできるほど集中することができる作品であり、評価の高い本作ではあるが、正直言って自分の好みの作品ではなかった。
時より強い雨も降る、どんよりとした天気は晴れることがなく、まるで“迷路”をさまよっているかのような作品に仕上がっており、抜け出せない“迷路”に嫌気をさしてしまったか。
しかし、何かを問うている重厚なヒューマンドラマであることは否定できないだろう。

タイトルにあるプリズナーズが、複数形であることによって本作を上手く表している。
被害者が加害者となり、その加害者が被害者になる。
誰に対しても心に深い傷を残す誘拐という、抜け出せなくなった迷路にはまった人たちが、行ったり来たりして、進むことも戻ることもできなくなり、そのフラストレーションを何かにぶつけるしかないということを上手く描いている。
ある者は罪を神父に告白し、ある者は幼児と遊び、ある者は誘拐の真似事をし、ある者は監禁暴行を行う。
我が子を奪われるということは、「常に用心しろ」と言うほど強い父親の心でさえも打ち砕くほどのものだ。
心を打ち砕かれた者は、自由を失った“囚人”のような存在ということだろうか。

誘拐事件を解決しようとする刑事は、熱くならずに冷静に対応していたが、容疑者を目の前で失い、父親の狂気を感じ、徐々に冷静でいられなくなっている。
この変容をどのように捉えていいのか分からないところもあるが、我々も無関心ではいられないということだろうか。
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