ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』レビュー

◆評  価   8.0点
◆おススメ度  A(見る人を選ぶかもしれないが、魅力的な映画)

コーエン兄弟作品は面白い映画もあるが、ピンと来ない映画もあり、完全に相性が良い監督ではない。
本作については、あまり期待もせず、ミュージシャンを描いているというような前知識しかもたずに鑑賞してみたが、意外とハマった。

パートナーを失い、空虚な気持ちになりながら、壁にぶつかり、もがきながら、あてどもなく同じどころをグルグル回る売れないミュージシャンを、コーエン監督流に上手く不可思議に描いている。

売れないミュージシャンが一念発起してチャンスを掴み、ヒット作品を産み出すという感動作品でもなく、それほど深いモノを描いているとは思えないが、ある意味で心に響く作品となっている。
街の片隅で歌い続ける、売れないミュージシャンは、何をしても売れないミュージシャンでしかないという悲哀に少し共感し、猫のように気ままにどこかに行ったり、戻ったり、その日暮らしの生き様に少し憧れたりもするので、心地よく思えるのではないか。
歌に嫌気をさして、野次を飛ばし、殴られて、他人にやっかいになって、女を妊娠させて揉めて振り回されて、チャンスを求めて歌い続ける、歌を止めようとしてもやっぱり歌い続ける、そのような生き様を繰り返すだけなのかもしれない。

主演のオスカー・アイザックという俳優のことはよく分からないが、本作においてプロ並みの生歌を歌っているようである。
フォークソングのことはよく分からないところはあるが、売れずに埋もれていった数多くのミュージシャンの魂を感じながら、フォークソングを噛みしめてもよいだろう。
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