ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『トランセンデンス』レビュー

◆評  価   7.0点
◆おススメ度  B(一般向けのエンターテイメント作品ではない)

アメリカでは駄作というレッテルを貼られて、大コケした作品。
確かに、地味で眠くなりそうな作品ではあったが、それほど悪くはなく、個人的には意外と気に入り、心にジンワリと響いた。
人工知能を一つのテーマとしているが、本作は人工知能が暴走し、人類とバトルする『ターミネーター』のような映画ではない。
本作はSFというよりも、ラブストーリーだろう。

一言でいえば、チカラを得た科学者が、愛する者が思い描いた世界、愛する者の夢を実現したいと願ったに過ぎない。
ラストにおける、愛する者の命はもはや癒せない、愛する者の傷を直すと自分も感染して死んでしまうという矛盾するような選択に対して答えを出す辺りには、人間とコンピューターの違いがはっきりと描かれている。
“愛”という形のないものを描くことによって、“人間”というコンピューターとは異なる存在を描こうとしているのだろう。

ジョニー・デップ演じる男は、人を傷つけることをしていない(FBIに情報を提供しているが)。
その一方で、未知なものに対して、“怖れ”を抱き、傷つけようとする攻撃性もまた“人間”を表している。

映画としては一般向けのエンターテイメント作品ではなく、地味な仕上がりになってしまったが、深いところを描き出そうとしている点は評価したいところだ。
ソダーバーグ監督版の「ソラリス」のような感じもする。
スポンサーサイト

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。