ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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全米映画興行収入(7月第5週目)

1位となったのは新作の「Lucy」。
事前には週末3日間で36百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想を上回る44.0百万ドルのオープニングを飾った。
製作費4千万ドルを楽に回収している。
リュック・ベッソン監督・脚本作品。
スカーレット・ヨハンソン主演、モーガン・フリーマンが出演している。
スカーレット・ヨハンソンにとって、マーベルコミック原作を除くと、初の主演ヒット作品となる。
リュック・ベッソンにとっても、全米興行収入において97年「フィフス・エレメント」トータル64百万ドルを抜き、キャリアハイとなる可能性が高い。

以下の作品が参考となりそうだ。
☆09年「96時間」トータル145百万ドル
OP25→54→78→95→108
☆10年「ソルト」トータル118百万ドル
OP36→71→92→103→110
☆12年「96時間/リベンジ」トータル140百万ドル
OP50→86→106→117→126
☆14年「Lucy」
OP44百万ドル→
「96時間」を除く作品との対比で考えると、「Lucy」の興行収入は123~144百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くはない程度なので、伸びはないだろう。
「Lucy」の興行収入は1億1千万ドル台と予想したい。
正直ここまでヒットすると思えない作品であり、嬉しい誤算だろう。
スカーレット・ヨハンソンのブラック・ウィドウのスピンオフ作品の目途はたったといえそうだ。


2位となったのは新作の「Hercules」。
事前には週末3日間で24百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想を上回る29.0百万ドルのオープニングを飾った。
製作費1億ドルの回収が目標となる。
監督は、「ラッシュアワー」シリーズの全て、「ハンニバル」シリーズ、「X-MEN」シリーズを手掛けたこともあるブレット・ラトナー。
主演は、ドウェイン・ジョンソン。
このコンビならば予算を掛けたくなる気持ちは分かるが、神話系の映画は意外とヒットしない。

関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆04年「トロイ」トータル133百万ドル
OP47→86→107→119→126→129
☆10年「タイタンの戦い」トータル163百万ドル
OP64→110→133→146→154→158
☆11年「インモータルズ‐神々の戦い‐」トータル84百万ドル
OP32→053→069→076→080→082
☆12年「タイタンの逆襲」トータル84百万ドル
OP33→059→071→077→081→082
☆14年「The Legend of Hercules」トータル19百万ドル
OP09→014→017→018
☆14年「Hercules」
OP29百万ドル→
今年公開されたヘラクレス映画が既にコケているということも痛かった。
主要作品との対比で考えると、「Hercules」の興行収入は74~82百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くはない程度なので、伸びはないだろう。
「Hercules」の興行収入は7千万ドル台と予想したい。
7~8千万ドルが標準となるが、製作費が掛かるので、よほどの大作にしないと厳しいジャンルだと思う。
コケるリスクも高いので、ビジネスとしてオイシサが全くない。


3位は3週目の「猿の惑星:新世紀(ライジング)」。
トータルでは172百万ドルとなっている。
製作費1億7千万ドルの回収が終了した。
続編SFアクション作品。
監督は08年「クローバーフィールド」のマット・リーヴス。
アンディ・サーキス、ゲイリー・オールドマンが主演している。
公開前に『前作に近い大ヒットをするだろう』と書いた以上となりそうだ。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆11年「猿の惑星:創世記」トータル176百万ドル
OP55→105→134→149→160→168→172
☆14年「猿の惑星:新世紀(ライジング)」。
OP73→139→172百万ドル→
前作との対比で考えると、「猿の惑星:新世紀(ライジング)」の興行収入は226百万ドルとなる。

以下の作品と比較されているようだ。
☆13年「ワールド・ウォーZ」トータル202百万ドル
OP66→124→159→177→187→193
☆14年「GODZILLA」トータル198百万ドル
OP93→148→174→185→191→195
☆14年「猿の惑星:新世紀(ライジング)」。
OP73→139→172百万ドル→
これらとの対比で考えると、「猿の惑星:新世紀(ライジング)」の興行収入は196~219百万ドルとなる。
評価はメチャクチャ高いので、かなり伸びそうだ。
「猿の惑星:新世紀(ライジング)」の興行収入は先々週に引き続き2億2千万ドル台と予想したい。
前作からここまでアップするとは思わなかった。


4位は2週目の「The Purge: Anarchy」。
トータルでは51百万ドルとなっている。
製作費9百万ドルのホラー作品。
相変わらずのローリスク・ハイリターンのビジネスだ。
監督は前作に引き続きジェームズ・デモナコ。
公開前に『大ヒットはしないが、そこそこ稼ぎそうだ』と書いたとおりとなりそうだ。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆13年「The Purge」トータル64百万ドル
OP34→52→60→63
☆14年「The Purge: Anarchy」
OP30→51百万ドル→
前作との対比で考えると、「The Purge: Anarchy」の興行収入は63百万ドルとなる。
評価は高いので、伸びるだろう。
「The Purge: Anarchy」の興行収入は6千万ドル台と予想したい。
前作を超えるかが注目となる。
2本ヒットさせたので、ジェームズ・デモナコに大作のチャンスが回ってきそうだ。


5位は2週目の「プレーンズ2/ファイアー&レスキュー」。
トータルでは35百万ドルとなっている。
製作費5千万ドルの回収が目標となる。
ピクサーの「カーズ」の世界観をベースにしたディズニーアニメ作品。
公開前に『大ヒットはしないが、そこそこ稼ぎそうだ』と書いたとおりとなりそうだ。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆13年「プレーンズ」トータル90百万ドル
OP22→45→60→71→79→83
☆14年「プレーンズ2/ファイアー&レスキュー」
OP18→35百万ドル→
これとの対比で考えると、「プレーンズ2/ファイアー&レスキュー」の興行収入は70百万ドルとなる。
評価は普通であり、高い伸びはなさそうだが、ファミリー向け作品だけにある程度の伸びはありそうだ。
「プレーンズ2/ファイアー&レスキュー」の興行収入は6千万ドル台と予想したい。
このような中規模なアニメ作品を公開していっても良いと思う。


6位は2週目の「Sex Tape」。
トータルでは27百万ドルとなっている。
製作費4千万ドルの回収が目標となる。
公開前に『大ヒットはしないが、そこそこ稼ぎそうだ』と書いたとおりとなりそうだ。
監督は、キャメロン・ディアス主演の「バッド・ティーチャー」のジェイク・カスダン。
キャメロン・ディアス、ジェイソン・シーゲル主演のコメディ作品。
公開前に『大ヒットはしないが、そこそこ稼ぎそうだ』と書いたとおりとなりそうだ。
ここまでタイトルがストレートすぎるとさすがにヒットしない。

キャメロン・ディアスが主演した主な作品の興行収入は以下のとおり。
☆06年「ホリデイ」トータル63百万ドル
OP13→25→35→50→59
☆08年「ベガスの恋に勝つルール」トータル80百万ドル
OP20→40→54→66→72
☆11年「バッド・ティーチャー」トータル100百万ドル
OP32→60→79→88→94
☆12年「恋愛だけじゃダメかしら?」トータル41百万ドル
OP11→22→31→36→39
☆14年「The Other Woman」トータル84百万ドル
OP25→48→62→72→78
☆14年「Sex Tape」
OP15→27百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「Sex Tape」の興行収入は45~54百万ドルとなる。
評価は普通であり、伸びはないだろう。
「Sex Tape」の興行収入は4千万ドル台と予想したい。
製作費が回収できればとりあえずは問題はない。
2回続けてコケなければ、キャメロン・ディアスはまだ大丈夫だろう。


7位は5週目の「トランスフォーマー/ロストエイジ」。
トータルでは236百万ドルとなっている。
製作費2億1千万ドルの回収は終了している。
マイケル・ベイ監督、マーク・ウォールバーグ主演の続編SFアクション作品。
公開前に『前作は超えないまでも大ヒットするだろう』と書いたとおりとなりそうだ。

過去のシリーズの興行収入は以下のとおり。
☆07年「トランスフォーマー」トータル319百万ドル
先155(OP71)→224→263→285→296→303→306
☆09年「トランスフォーマー/リベンジ」トータル402百万ドル
先200(OP109)→293→339→363→379→388→394
☆11年「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」トータル352百万ドル
先163(OP98)→261→303→326→338→344
☆14年「トランスフォーマー/ロストエイジ」
OP100→175→209→227→236百万ドル→
過去の作品には先行があるので対比しにくいが、これらとの対比で考えると、「トランスフォーマー/ロストエイジ」の興行収入は246~254百万ドルとなる。
この程度だろうか。

最近のアメコミ作品が参考となるか。
☆13年「アイアンマン3」トータル409百万ドル
OP174→285→338→367→385→394→400→403
☆13年「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」トータル206百万ドル
OP86→145→168→187→194→198→201
☆14年「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」トータル259百万ドル
OP95→159→201→225→237→245→251
☆14年「アメイジング・スパイダーマン2」トータル202百万ドル
OP92→146→172→185→193→196→198
☆14年「Ⅹ-MEN:フューチャー&パスト」トータル231百万ドル
OP91→162→190→206→217→223百万ドル→
☆14年「トランスフォーマー/ロストエイジ」
OP100→175→209→227→236百万ドル→
これらとの対比で考えると、「トランスフォーマー/ロストエイジ」の興行収入は247~258百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くはない程度であり、高い伸びはないだろう
「トランスフォーマー/ロストエイジ」の興行収入は先々週に引き続き2億4千万ドル台と予想したい。
「アメイジング・スパイダーマン」「Ⅹ-MEN」同様、キャストが代わるとやはり興行収入的にはダメージが大きいようだ。


8位となったのは新作の「And So It Goes」。
4.6百万ドルのオープニングを飾った。
「スタンド・バイ・ミー」のロブ・ライナー監督のコメディドラマ作品。
マイケル・ダグラス、ダイアン・キートンが主演している。
評価は普通であり、伸びはないだろう。
この規模(OP1762スクリーン)のままなら、1千万ドル台となりそうだ。


9位は4週目の「Tammy」。
トータルでは78百万ドルとなっている。
製作費2千万ドルは楽に回収している。
公開前に『ヒットするだろう』と書いたとおりとなりそうだ。
メリッサ・マッカーシー主演のコメディ作品。
スーザン・サランドン、キャシー・ベイツも出演している。
監督は、実績はないが、メリッサ・マッカーシーの夫であるBen Falcone。

メリッサ・マッカーシー主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆11年「ブライズメイズ」トータル169百万ドル
OP26→59→85→107→124→136
☆13年「泥棒は幸せのはじまり」トータル135百万ドル
OP35→71→94→107→117→124
☆13年「デンジャラス・バディ」トータル159百万ドル
OP39→86→112→129→141→149
☆14年「Tammy」
先33→57→71→78百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「Tammy」の興行収入は96~98百万ドルとなる。
評価は良くないので、伸びはないだろう。
「Tammy」の興行収入は先々週に引き続き8千万ドル台と予想したい。
製作費を考えれば大ヒットだが、作品の質をあげないとすぐにメリッサ・マッカーシーの人気が落ちそうだ。


10位となったのは新作の「誰よりも狙われた男」。
2.7百万ドルのオープニングを飾った。
監督はジョージ・クルーニーが主演した「ラスト・ターゲット」のアントン・コルベイン。
フィリップ・シーモア・ホフマンの主演のサスペンス。
レイチェル・マクアダムスが出演している。
11年「裏切りのサーカス」(トータル24百万ドル)のジョン・ル・カレ原作作品。
評価はかなり高いが、この規模(OP361スクリーン)のままなら、1千万ドル台となりそうだ。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆マーベルコミック原作のアクションアドベンチャー「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
☆ミュージックドラマ「Get On Up」
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」は大ヒットしそうだ。
「Get On Up」はヒットはしないが、それなりには稼ぎそうだ。
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