ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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『思い出のマーニー』レビュー

◆評  価   7.0点
◆おススメ度  B+(それほど悪くはない)

北海道の湿地を舞台に、孤独で繊細な少女の心を丁寧に描いた作品であり、面白味には多少欠けるが、高いレベルの作品と思われる。

血が繋がらない“おばさん”と称する女性と暮らす孤独な少女に対して、それ以上に心の闇を持つ祖母の魂が暖かく見守り、少女の心の闇に対して光を照らしていくという感動作品に仕上がっている。
苦しいのは自分だけではない、自分は一人ではない、見守ってくれる人たちはたくさんいるということを本作を通して伝えているのだろう。

役所から補助金をもらっているということ自体は特に意味はなく、一般の子供とは異なる“普通”ではない自分に違和感や苛立ちを覚えて、自己嫌悪に繋がっているのだろう。
おばさんの過保護さも真の愛情ではなく、補助金をもらっている後ろめたさによるものという子供ならではの解釈により、どんどんとヒネくれていってしまう。
真の愛情とは、過保護に接することではなく、子供を突き放し、お互いに見つめ直し、お互いに心を打ち解けあい、強固な関係を築いていくものなのかもしれない。

現実でもなければ、夢でも幻でもない世界を現実に近い、やや直球気味に描いており、杏奈とマーニーの交流シーンはもうちょっとアニメ作品ならではの工夫があってもよかったかもしれない。
“サイロ”というもので杏奈とマーニーの心の闇を表現しているが、ファンタジー的な方向には進みたくなかったのか。
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