ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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全米映画興行収入(9月第2週目)

1位となったのは新作の「No Good Deed」。
事前には週末3日間で19百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想を上回る24.3百万ドルのオープニングを飾った。
製作費13.2百万ドルは楽に回収した。
イドリス・エルバ、タラジ・P・ヘンソン主演のサスペンス作品。
監督はヒット実績のないサム・ミラー。
公開前に『コケるのではないか』と書いたが、サプライズヒットとなりそうだ。
スターというほど実績のない俳優、実績のない監督、やや暗めの受けそうもないサスペンスという組み合わせでヒットするとは思えなかった。
黒人俳優がキャストされたため、ブラック層が動いたのだろうか。

ハル・ベリー主演の以下の作品と比較されているようだ。
☆13年「ザ・コール [緊急通報指令室] 」トータル52百万ドル
OP17→31→40→45→49
☆14年「No Good Deed」
OP24百万ドル→
これとの対比で考えると、「No Good Deed」の興行収入は73百万ドルとなる。

今年はブラック層向けの以下の作品がヒットしている。
☆14年「Ride Along」トータル134百万ドル
OP42→76→93→105→116→123→127
☆14年「Think Like a Man Too」トータル65百万ドル
OP29→48→57→62→64→65→65
☆14年「About Last Night」トータル49百万ドル
OP26→38→44→47→48→48→48
☆14年「No Good Deed」
OP24百万ドル→
これとの対比で考えると、「No Good Deed」の興行収入は45~77百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くはない程度なので伸びないだろう。
「No Good Deed」の興行収入は5千万ドル台と予想したい。
コメディー作品ならばヒットするのは分かるが、サスペンスまでヒットするとは思わなかった。
今後は注意が必要となりそうだ。


2位となったのは新作の「Dolphin Tale 2」。
事前には週末3日間で17百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想を下回る15.9百万ドルのオープニングを飾った。
製作費36百万ドルは回収できるだろう。
モーガン・フリーマン、アシュレイ・ジャドが出演しているファミリー作品。
監督は前作に引き続きチャールズ・マーティン・スミス。
公開前に『前作を超えないヒットとなるか』と書いたとおりとなりそうだ。

前作の興行収入は以下のとおり。
☆11年「イルカと少年」トータル72百万ドル
OP19→37→49→59→64
☆14年「Dolphin Tale 2」
OP16百万ドル→
前作との対比で考えると、「Dolphin Tale 2」の興行収入は61百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くない程度なので、高い伸びはないだろう。
「Dolphin Tale 2」の興行収入は5千万ドル台と予想したい。
前作を下回りそうだが、製作費も高くはなく、この程度でも十分ではないか。


3位は7週目の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」。
トータルでは306百万ドルとなっている。
製作費1億7千万ドルの回収は既に終了し、ついに3億ドルを突破している。
4週目でOP時以来の首位に返り咲き、その後3週連続で首位をキープした。
マーベルコミック原作のアクションアドベンチャー。
監督はほとんどヒット実績のないジェームズ・ガン。
主演はほとんど主演実績のないクリス・プラット。
ゾーイ・サルダナが出演している。
公開前に『大ヒットしそうだ』と書いたとおりとなりそうだ。

最近のアメコミ作品が参考となるか。
☆13年「アイアンマン3」トータル409百万ドル
OP174→285→338→367→385→394→400→403
☆13年「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」トータル206百万ドル
OP86→145→168→187→194→198→201
☆14年「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」トータル260百万ドル
OP95→159→201→225→237→245→251
☆14年「アメイジング・スパイダーマン2」トータル203百万ドル
OP92→146→172→185→193→196→198
☆14年「Ⅹ-MEN:フューチャー&パスト」トータル234百万ドル
OP91→162→190→206→217→223→227
☆14年「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
OP94→177→223→251→275→295→306百万ドル→
「キャプテン・アメリカ」並のオープニングを飾ったが、他の作品よりも伸びが良い。
これらとの対比で考えると、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の興行収入は313~317百万ドルとなる。
評価は恐ろしいほどメチャクチャ高いので、かなり伸びるとは思ったが、思った以上に伸びそうだ。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の興行収入は3週目まで2億7千万ドル台、4週目に2億9千万ドル台と予想したが、先週に引き続き3億3千万ドル台と予想したい。
伸びが異常に高かった、さすがは今年のサマーシリーズの覇者だ。
「キャプテン・アメリカ」「マイティ・ソー」を超えるシリーズとなりそうであり、マーベル・ディズニーに新たな手駒が加わった。
「アベンジャーズ」参戦もあり得るだろう。


4位は6週目の「ミュータント・タートルズ」。
トータルでは181百万ドルとなっている。
製作費125百万ドルの回収は既に完了している。
アクションアドベンチャー作品。
監督は、11年「世界侵略:ロサンゼルス決戦」(トータル84百万ドル)、12年「タイタンの逆襲」(トータル84百万ドル)のジョナサン・リーベスマン。
ミーガン・フォックスが出演し、マイケル・ベイがプロデュースしている。
公開前に『ほどほど稼ぎそうだ』と書いたが、予想以上の大ヒットだ。

過去のシリーズの興行収入は以下のとおり。
☆90年「ミュータント・タートルズ」トータル135百万ドル
☆91年「Teenage Mutant Ninja TurtlesⅡ」トータル79百万ドル
☆93年「Teenage Mutant Ninja TurtlesⅢ」トータル42百万ドル
☆07年「ミュータント・タートルズ-TMNT-」トータル54百万ドル
☆14年「ミュータント・タートルズ」
OP66→118→146→163→175→181百万ドル→
90年「ミュータント・タートルズ」トータル135百万ドルを超えている。
加速度的に人気を落としたため、それほどヒットしないと思っていた。

最近のアメコミ作品が参考となるか。
☆13年「アイアンマン3」トータル409百万ドル
OP174→285→338→367→385→394→400→403
☆13年「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」トータル206百万ドル
OP86→145→168→187→194→198→201
☆14年「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」トータル260百万ドル
OP95→159→201→225→237→245→251
☆14年「アメイジング・スパイダーマン2」トータル203百万ドル
OP92→146→172→185→193→196→198
☆14年「Ⅹ-MEN:フューチャー&パスト」トータル234百万ドル
OP91→162→190→206→217→223→227
☆14年「ミュータント・タートルズ」
OP66→118→146→163→175→181百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「ミュータント・タートルズ」の興行収入は187~192百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くはない程度なので、伸びはないと思ったが、思ったよりも粘りそうだ。
「ミュータント・タートルズ」の興行収入は2週目まで1億5千万ドル台、3週目に1億7千万ドル台と予想したが、先週に引き続き1億9千万ドル台と予想したい。
続編制作も決定しており、ここまで稼げれば大成功といえるのではないか。


5位は5週目の「Let's Be Cops」。
トータルでは73百万ドルとなっている。
製作費17百万ドルは楽に回収している。
監督は、01年「アニマルマン」(トータル58百万ドル)のルーク・グリーンフィールド 。
ジェイク・ジョンソン、デイモン・ウェイアンズJr.主演のアクションコメディ作品。
公開前に『意外と悪くはない結果となるのではないか』と書いたとおりとなりそうだが、予想以上のヒットだ。

以下の作品と比較されているようだ。
☆09年「Paul Blart: Mall Cop」トータル146百万ドル
OP32→65→83→97→110→121→128
☆13年「Identity Thief」トータル135百万ドル
OP35→71→94→107→117→124→128
☆14年「Ride Along」トータル134百万ドル
OP42→76→93→105→116→123→127
☆14年「Let's Be Cops」
先26→45→57→67→73百万ドル→
「Paul Blart: Mall Cop」以外の作品との対比で考えると、「Let's Be Cops」の興行収入は84~84百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くはない程度なので、高い伸びはないだろう。
「Let's Be Cops」の興行収入はOP時に6千万ドル台と予想したが、先週に引き続き7千万ドル台と予想したい。
ややサプライズヒットとなりそうだ。
手軽なコメディはやはりヒットする傾向にある。


6位となったのは新作の「The Drop」。
4.1百万ドルのオープニングを飾った。
809スクリーンながらランクインしてきた。
監督はあまり実績のないMichael Roskam。
トム・ハーディ、ノオミ・ラパス主演のクライムドラマ。
「ミスティック・リバー」「シャッター・アイランド」等のデニス・ルヘイン原作・脚本。
この規模のままならば、「The Drop」の興行収入は1千万ドル台となりそうだが、評価がメチャクチャ高いので、2千万ドル台まで伸ばしそうだ。
ただ、クライムドラマはなかなかビッグヒットにはなりにくい。


7位は4週目の「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」。
トータルでは45百万ドルとなっている。
製作費11百万ドルは楽に回収している。
監督はあまりヒット実績のないR・J・カトラー。
クロエ・グレース・モレッツ主演のヒューマンドラマ。
公開前に『ヒットするとは思えない』と書いたが、この手の作品は意外と若い女性に人気があるようだ。

関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆12年「君への誓い」トータル125百万ドル
OP41→85→103→112→117→121
☆14年「The Fault in our Stars」トータル124百万ドル
OP48→81→99→110→116→120
☆14年「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」
OP16→30→39→45百万ドル→
これらとの対比で考えると、「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」の興行収入は50~51百万ドルとなる。
評価は高いので、少しは伸びるだろう。
「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」の興行収入はOP時に4千万ドル台と予想したが、先週に引き続き5千万ドル台と予想したい。
製作費は楽に回収しており、ヒットといえるが、クロエ・グレース・モレッツは知名度の割にブレークしない。
13年「キャリー」トータル35百万ドル、13年「キック・アス2」トータル29百万ドル、10年「モールス」トータル12百万ドルとなっており、少しずつ上がっている感じだ。


8位は3週目の「スパイ・レジェンド」。
トータルでは23百万ドルとなっている。
監督はロジャー・ドナルドソン。
ピアース・ブロスナン主演のアクション作品。
オルガ・キュリレンコが出演している。
公開前に『あまり稼がないだろう』と書いたとおりとなりそうだ。

ロジャー・ドナルドソン監督作品は地味すぎてビッグヒットにならない。
03年「リクルート」トータル53百万ドル
OP16→30→39→44
☆08年「バンク・ジョブ」トータル30百万ドル
OP06→13→20→24
☆14年「スパイ・レジェンド」
先10(OP08)→18→23百万ドル→
これらとの対比で考えると、「スパイ・レジェンド」の興行収入は31~35百万ドルとなる。
評判はそれほど悪くはない程度であり、もはや伸びないだろう。
「スパイ・レジェンド」の興行収入は先週に引き続き2千万ドル台と予想したい。
007は007シリーズだからヒットするのであり、看板が異なればヒットすることはない。


9位は5週目の「The Giver」。
トータルでは41百万ドルとなっている。
製作費25百万ドルの回収は既に完了している。
監督は、10年「ソルト」(トータル118百万ドル)のフィリップ・ノイス。
ジェフ・ブリッジス、メリル・ストリープが出演している。
若者向け小説を原作とするファンタジードラマ。
公開前に『ヒットしないが、ボチボチ稼ぎそうだ』と書いたとおりとなりそうだ。

この手の作品は一部を除き、ヒットしていない。
☆13年「The Mortal Instruments: City of Bones」トータル31百万ドル
先14(OP09)→23→28→30
☆13年「The Host」トータル27百万ドル
OP11→20→23→25
☆13年「Beautiful Creatures」トータル19百万ドル
先10(OP08)→17→19→19
☆14年「The Giver」
OP12→24→32→38→41百万ドル→
評価はそれほど悪くはない程度だが、キャストのためか、さすがにこれらよりも伸びが高い。
「The Giver」の興行収入は先週に引き続き4千万ドル台と予想したい。
ただ、名優が出演してもさすがに大ヒットはしないようだ。


10位は6週目の「The Hundred-Foot Journey」。
トータルでは49百万ドルとなっている。
製作費22百万ドルの回収は既に終了している。
ラッセ・ハルストレム監督のヒューマンドラマ作品。
ヘレン・ミレンが主演している。
公開前に『少しは稼ぐだろう』と書いた以上のヒットとなりそうだ。

ラッセ・ハルストレム監督作品の主な興行収入は以下のとおり。
☆10年「親愛なるきみへ」トータル80百万ドル
OP30→54→66→72→77
☆13年「セイフ ヘイヴン」トータル71百万ドル
木30(OP21)→48→57→63→67
☆14年「The Hundred-Foot Journey」
OP11→24→33→40→46→49百万ドル→
評価はかなり高いので、少しは伸びるだろう。
「The Hundred-Foot Journey」の興行収入は3週目まで3千万ドル台と予想したが、先週に引き続き5千万ドル台と予想したい。
ヒットが望まれる作品ではないため、サプライズヒットとなったのではないか。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆SFサスペンス「The Maze Runner」
☆ショーン・レヴィ監督のコメディ「This is Where I Leave You」
☆リーアム・ニーソン主演のヒューマンドラマ「A Walk Among the Tombstones」
「The Maze Runner」は「ハンガーゲーム」「ダイバージェント」と同様にヒットしそうだ。
「This is Where I Leave You」はそれなりにヒットしそうだ。
「A Walk Among the Tombstones」はヒットしないだろう。
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