宗教モノ作品の興行収入は以下のとおり。 ☆08年「ファイア・ストーム」トータル33百万ドル OP07→12→17→21→24→26 ☆11年「ファーザーズ」トータル35百万ドル OP09→16→21→25→28 ☆14年「Son of God」トータル60百万ドル OP26→42→51→56→58 ☆14年「God's Not Dead」トータル61百万ドル OP09→22→33→41→48 ☆14年「Heaven Is For Real」トータル91百万ドル 先30(OP22)→52→65→76→82 ☆14年「Left Behind」 OP07百万ドル→ 主要作品との対比で考えると、「Left Behind」の興行収入は27~47百万ドルとなる。 評価は悪いので高い伸びはなさそうだ。 「Left Behind」の興行収入は3千万ドル台と予想したい。 この手の作品は需要があり、ロングセールスにもなるようだ。
7位は3週目の「This is Where I Leave You」。 トータルでは29百万ドルとなっている。 製作費19.8百万ドルの回収は既に終了している。 ショーン・レヴィ監督のコメディ作品。 ジェイソン・ベイトマン、ティナ・フェイが出演している。 公開前に『それなりにヒットしそうだ』と書いたが、コケてしまったか。 群像コメディは意外とヒットしないイメージがあったが、実績のあるショーン・レヴィ監督ならば大丈夫と思ったものの、やっぱりヒットしなかった。
ショーン・レヴィ監督作品の興行収入は以下の通り。 ☆03年「12人のパパ」トータル139百万ドル 先35(OP28)→86→101→112→123→128→131(※年末公開) ☆06年「ピンクパンサー」トータル82百万ドル OP20→042→061→070→075→079 ☆06年「ナイトミュージアム」トータル251百万ドル OP30→116→164→186→205→217→225(※年末公開) ☆09年「ナイトミュージアム2」トータル177百万ドル OP54→104→127→143→156→163→168 ☆10年「デート&ナイト」トータル99百万ドル OP25→049→063→074→081→087 ☆11年「リアル・スティール」トータル85百万ドル OP27→052→067→074→079→082 ☆13年「The Internship」トータル45百万ドル OP17→031→038→042→043→043 ☆14年「This is Where I Leave You」 OP12→022→029百万ドル→ これらとの対比で考えると、「This is Where I Leave You」の興行収入は34~46百万ドルとなる。 評価はそれほど悪くはない程度だが、少しは伸びるだろう。 「This is Where I Leave You」の興行収入は先週に引き続き4千万ドル台と予想したい。 ショーン・レヴィ監督は連敗となりそうだ。 ジェイソン・ベイトマンの人気がないのだろうか。
8位は4週目の「Dolphin Tale 2」。 トータルでは38百万ドルとなっている。 製作費36百万ドルの回収が終了した。 モーガン・フリーマン、アシュレイ・ジャドが出演しているファミリー作品。 監督は前作に引き続きチャールズ・マーティン・スミス。 公開前に『前作を超えないヒットとなるか』と書いたとおりとなりそうだ。
前作の興行収入は以下のとおり。 ☆11年「イルカと少年」トータル72百万ドル OP19→37→49→59→64 ☆14年「Dolphin Tale 2」 OP16→27→34→38百万ドル→ 前作との対比で考えると、「Dolphin Tale 2」の興行収入は46百万ドルとなる。 評価はそれほど悪くない程度なので、高い伸びはないだろう。 「Dolphin Tale 2」の興行収入は2週目まで5千万ドル台と予想したが、先週に引き続き4千万ドル台と予想したい。 前作を下回りそうだが、製作費も高くはなく、この程度でも十分ではないか。
10位は4週目の「No Good Deed」。 トータルでは50百万ドルとなっている。 製作費13.2百万ドルは楽に回収している。 イドリス・エルバ、タラジ・P・ヘンソン主演のサスペンス作品。 監督はヒット実績のないサム・ミラー。 公開前に『コケるのではないか』と書いたが、サプライズヒットとなりそうだ。 スターというほど実績のない俳優、実績のない監督、やや暗めの受けそうもないサスペンスという組み合わせでヒットするとは思えなかった。 黒人俳優がキャストされたため、ブラック層が動いたのだろうか。
ハル・ベリー主演の以下の作品と比較されているようだ。 ☆13年「ザ・コール [緊急通報指令室] 」トータル52百万ドル OP17→31→40→45→49 ☆14年「No Good Deed」 OP24→40→47→50百万ドル→ これとの対比で考えると、「No Good Deed」の興行収入は58百万ドルとなる。 「ザ・コール [緊急通報指令室] 」は超えそうだ。
今年はブラック層向けの以下の作品がヒットしている。 ☆14年「Ride Along」トータル134百万ドル OP42→76→93→105→116→123→127 ☆14年「Think Like a Man Too」トータル65百万ドル OP29→48→57→62→64→65→65 ☆14年「About Last Night」トータル49百万ドル OP26→38→44→47→48→48→48 ☆14年「No Good Deed」 OP24→40→47→50百万ドル→ これとの対比で考えると、「No Good Deed」の興行収入は52~64百万ドルとなる。 評価は普通なので、伸びないだろう。 「No Good Deed」の興行収入は先週に引き続き5千万ドル台と予想したい。 コメディー作品ならばヒットするのは分かるが、サスペンスまでヒットするとは思わなかった。 今後は注意が必要となりそうだ。
次週のランキングには以下の作品が登場予定。 ☆ファミリー向け作品「Alexander and the Terrible, Horrible, No Good, Very Bad Day」 ☆アクションホラー「ドラキュラZERO」 ☆ロバート・ダウニーJr.主演のヒューマンドラマ「The Judge」 どれもボチボチ稼ぎそうだ。