ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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『猿の惑星: 新世紀(ライジング)』レビュー

◆評  価   7.5点
◆おススメ度  B+(意外と政治的な映画)

2D字幕版を鑑賞。
サルが反乱するアクションだろうという軽いノリで鑑賞したので、あまりに真面目で重いテーマをリアルなタッチで扱っているので驚かされた。
終盤まで大規模なアクションがないというのも斬新でもあり、チャレンジでもある。

人間とサルの争いの誕生・共存の可否を描いているが、はっきり言って現在の世界の縮図を描いているのは明らかだろう。
サルの側には共存派と戦争派がおり、人間の側にも共存派と戦争派がいる。
お互いがお互いを過去の経緯から憎しみ合い、怯えてもいる。
一方の武器の山を見つけて、怯えに火が付き、やられる前にやってしまおう、反対する者は弾圧しようという、争いが生まれる様子を見事に描き切っている。
現在の紛争を人間対サルという形に置き換えて、警鐘を鳴らしているかのようだ。

また、人間には音楽・漫画のような文化や、薬や兵器や電気のような技術がある一方で、サルには自然で生きる体格や団結力のようなものがある。
お互いがお互いにあるもの・ないものを補完しあえればよいが、幕末時代の薩長同盟のようには上手くいかないものだ。
さらに、子どもの愛らしさは種を問わずに癒されるものであり、そのようなアプローチも描かれている。

シーザーのリーダーとしての資質も上手く描かれている。
組織のために何が最善かを悩み、武力をも辞さない覚悟による話し合いで解決しようとしている。
譲歩できる部分は譲歩し、守るべきところは守ろうとする。
約束を守らなければ、それ相応の報いにて相手に対抗する。
そして、戦争することにはあまりにも失うことが多いが、積み上げたもののために、未来のために、家族・仲間のために戦うことを決めるということもリーダーの役割ということだろうか。
シーザーが次回にどのような決断をし、どのような展開になるのは楽しみである。
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