ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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全米映画興行収入(10月第3週目)

1位となったのは新作の「フューリー」。
事前には週末3日間で33百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想を下回る23.5百万ドルのオープニングを飾った。
製作費68百万ドルの回収が当面の目標となる。
ブラッド・ピット主演の戦争モノ。
監督は、12年「エンド・オブ・ウォッチ」(トータル41百万ドル)のデヴィッド・エアー。
公開前に『ビッグヒットにはならないが、それなりに稼ぐだろう』と書いたとおりとなりそうだ。

98年「プレイベート・ライアン」(トータル217百万ドル)の例外はあるが、戦争モノはビッグヒットになりにくい。
☆09年「イングロリアス・バスターズ」トータル121百万ドル
OP38→73→92→104
☆08年「ワルキューレ」トータル83百万ドル
先47→65→74→79→81→82
☆14年「ミケランジェロ・プロジェクト」トータル78百万ドル
OP22→44→58→66→71→74
☆14年「フューリー」
OP24百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「フューリー」の興行収入は76~85百万ドルとなる。
この程度となるだろうか。

賞レースにも絡んでくるといわれている。
ブラッド・ピット主演作品のうち、賞レースに絡んだ主な作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」トータル128百万ドル
先39→79→94→102→111→116
☆11年「マネーボール」トータル76百万ドル
OP20→38→49→58→64→67→70
☆14年「フューリー」
OP24百万ドル→
「マネーボール」との対比で考えると、「フューリー」の興行収入は91百万ドルとなる。
評価は恐ろしいほど高いので、「フューリー」の興行収入は1億ドル台と予想したい。
賞レースにも絡んできて、伸びるのではないか。


2位は3週目の「ゴーン・ガール」。
トータルでは107百万ドルとなっている。
製作費61百万ドルは楽に回収した。
デヴィッド・フィンチャー監督、ベン・アフレック主演のヒューマンドラマ。
公開前に『ヒットするだろう』と書いた通りとなりそうだ。

デヴィッド・フィンチャー監督作品の興行収入は以下の通り。
☆92年「エイリアン3」トータル55百万ドル
☆95年「セブン」トータル100百万ドル
OP14→31→46→58→68→73
☆97年「ゲーム」トータル48百万ドル
OP14→28→36→40→43→45
☆99年「ファイト・クラブ」トータル37百万ドル
OP11→22→28→32→34→35
☆02年「パニック・ルーム」トータル96百万ドル
OP30→59→73→82→88→91
☆07年「ゾディアック」トータル33百万ドル
OP13→24→29→32→32→33
☆08年「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」トータル128百万ドル
先39→79→94→102→111→116
☆10年「ソーシャル・ネットワーク」トータル97百万ドル
OP22→46→62→73→80→85
☆11年「ドラゴン・タトゥーの女」トータル103百万ドル
先28→込60→77→88→95
☆14年「ゴーン・ガール」
OP38→78→107百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「ゴーン・ガール」の興行収入は141~167百万ドルとなる。
評価は恐ろしいほどメチャクチャ高いので、相当伸びるだろう。
「ゴーン・ガール」の興行収入は先週に引き続き1億7千万ドル台と予想したい。
賞レースに絡んでくるのが注目となる。
ベン・アフレック監督・主演作品の12年「アルゴ」トータル136百万ドルを超えそうだ。


3位となったのは新作の「The Book of Life」。
事前には週末3日間で19百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想を下回る17.0百万ドルのオープニングを飾った。
製作費5千万ドルの回収が当面の目標となる。
ギレルモ・デル・トロがプロデュースした20世紀フォックスのアニメ作品。
ハロウィンが題材となっている。
公開前に『ビッグヒットにはならないが、それなりに稼ぐだろう』と書いたとおりとなりそうだ。

20世紀フォックスのアニメ作品のうち、あまりヒットしていない作品の興行収入は以下のとおり。
☆14年「彼と人魚」トータル112百万ドル
OP32→64→81→94→102→105
☆13年「メアリーと秘密の王国」トータル108百万ドル
OP34→65→84→96→101→103
☆13年「ターボ」トータル83百万ドル
先31(OP21)→56→69→75→78→80
☆14年「The Book of Life」
OP17百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「The Book of Life」の興行収入は54~60百万ドルとなる。
ギレルモ・デル・トロがプロデュースしているので、普通のアニメとは異なる動きとなりそうだ。

以下の作品も参考となるか。
☆09年「コララインとボタンの魔女」トータル75百万ドル
OP17→35→54→61→66→69
☆12年「パラノーマン ブライス・ホローの謎」トータル56百万ドル
OP14→28→38→45→49→53
☆14年「The Book of Life」
OP17百万ドル→
これらとの対比で考えると、「The Book of Life」の興行収入は68~75百万ドルとなる。
評価はかなり高いので、伸びはあるだろう。
「The Book of Life」の興行収入は6千万ドル台と予想したい。
製作費を回収できそうなので問題はないが、普通のファミリー向けではないアニメはやはりビッグヒットにはならないようだ。


4位は2週目の「Alexander and the Terrible, Horrible, No Good, Very Bad Day」。
トータルでは37百万ドルとなっている。
製作費28百万ドルは楽に回収した。
児童書を実写化したディズニー系のファミリー向け作品。
スティーヴ・カレル、ジェニファー・ガーナーが主演している。
監督はヒット実績のないミゲル・アルテタ。
公開前に『ボチボチ稼ぎそうだ』と書いたとおりとなりそうだ。

以下の作品が参考となるか。
☆10年「グレッグのダメ日記」トータル64百万ドル
OP22→36→46→54→57
☆11年「グレッグのおきて」トータル53百万ドル
OP24→38→45→48→50
☆12年「グレッグのダメ日記3」トータル49百万ドル
OP15→30→39→43→45
☆14年「Alexander and the Terrible, Horrible, No Good, Very Bad Day」
OP18→37百万ドル→
これらとの対比で考えると、本作の興行収入は52~66百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くはない程度なので、伸びはないと思ったが、ファミリー作品らしく粘りそうだ。
「Alexander and the Terrible, Horrible, No Good, Very Bad Day」の興行収入はOP時に5千万ドル台と予想したが、6千万ドル台に上方修正したい。
スティーヴ・カレルは、13年「俺たちスーパーマジシャン」トータル23百万ドルに次ぎ、やや物足りない興行収入となる。
製作費が安いので問題ないだろうが、彼の人気がやや落ちているのか。


5位となったのは新作の「The Best of Me」。
事前には週末3日間で15.5百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想を下回る10.2百万ドルのオープニングを飾った。
製作費26百万ドルの回収が当面の目標となる。
ニコラス・スパークス原作、ジェームズ・マースデン主演のラブストーリー。
ミシェル・モナハンも出演している。
監督はキャリアが長いがヒット実績が少ないマイケル・ホフマン。
公開前に『ビッグヒットにはならないが、それなりに稼ぐだろう』と書いたが、ややコケてしまったか。

ニコラス・スパークス原作作品の興行収入は以下の通り。
☆99年「メッセージ・イン・ア・ボトル」トータル53百万ドル
OP17→32→41→46→49→51→51→51
☆02年「ウォーク・トゥ・リメンバー」トータル41百万ドル
OP12→23→30→35→38→39→40→40
☆04年「きみに読む物語」トータル81百万ドル
OP13→29→43→54→62→68→72→75
☆08年「最後の初恋」トータル42百万ドル
OP13→25→32→37→39→40→41→41
☆10年「ラスト・ソング」トータル63百万ドル
先25(OP16)→42→50→55→59→60→61→62
☆10年「親愛なるきみへ」トータル80百万ドル
OP30→54→66→72→77→79→79→79
☆12年「一枚のめぐり逢い」トータル60百万ドル
OP23→39→48→54→57→58→59→59
☆13年「セイフ ヘイヴン」トータル71百万ドル
木30→48→57→63→67→69→70→70
☆14年「The Best of Me」
OP10百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「The Best of Me」の興行収入は26~34百万ドルとなる。
評価は普通であり、伸びはないだろう。
「The Best of Me」の興行収入は2千万ドル台と予想したい。
「最後の初恋」トータル42百万ドルを下回る結果となりそうだ。
若者向け作品ならば需要があるだろうが、やや年齢層が高いキャスティングではやや厳しい。


6位は2週目の「ドラキュラZERO」。
トータルでは41百万ドルとなっている。
製作費7千万ドルの回収が目標となる。
11年「インモータルズ-神々の戦い-」(トータル84百万ドル)のルーク・エヴァンス主演のアクションホラー。
監督は実績のないゲイリー・ショア。
公開前に『ボチボチ稼ぎそうだ』と書いたとおりとなりそうだ。

以下の作品と対比されている。
☆13年「ジャックと天空の巨人」トータル65百万ドル
OP27→44→54→59→61
☆13年「ヘンゼル&グレーテル」トータル56百万ドル
OP20→35→44→50→53
☆14年「ドラキュラZERO」
OP24→41百万ドル→
これらとの対比で考えると、「ドラキュラZERO」の興行収入は61~66百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くはない程度なので、伸びはないだろう。
「ドラキュラZERO」の興行収入は先週に引き続き5千万ドル台と予想したい。
製作費7千万ドルの回収が厳しいため、成功とはいえないだろう。
主演の知名度がやや弱かったか。


7位は2週目の「The Judge」。
トータルでは27百万ドルとなっている。
製作費5千万ドルの回収が当面の目標となる。
ロバート・ダウニーJr.、ロバート・デュヴァル主演のヒューマンドラマ。
監督は、05年「ウエディング・クラッシャーズ」トータル209百万ドルなどのコメディ作品をあてているデヴィッド・ドブキン。
公開前に『ボチボチ稼ぎそうだ』と書いたとおりとなりそうだ。
ロバート・ダウニーJr.主演でも、さすがに法廷モノでは大ヒットにならないだろう。

弁護士モノならば以下が参考となるか。
☆11年「リンカーン弁護士」トータル58百万ドル
OP13→29→39→46
☆14年「The Judge」
OP13→27百万ドル→
これとの対比で考えると、「The Judge」の興行収入は54百万ドルとなる。
評価はかなり高いので、この対比と同程度となるだろうか。
「The Judge」の興行収入は先週に引き続き5千万ドル台と予想したい。
製作費を回収できれば、とりあえずは問題ないだろう。
題材的にはヒットは望めない。


8位は3週目の「Annabelle」。
トータルでは74百万ドルとなっている。
製作費6.5百万ドルなので、10倍以上を楽に稼ぎ出している。
公開前に『ヒットしないが、ほどほどに稼ぐか』と書いたが、予想を上回るヒットとなりそうだ。
ヒットした「死霊館」のスピンオフのホラー作品。
監督は実績のないジョン・R・レオネッティ。

参考作品は以下のとおり。
☆11年「インシディアス」トータル54百万ドル
OP13→27→36→44→48
☆13年「死霊館」トータル137百万ドル
OP42→84→108→121→128
☆13年「インシディアス第2章」トータル84百万ドル
OP40→60→69→75→79
☆14年「Annabelle」
OP37→62→74百万ドル→
「インシディアス」以外の作品との対比で考えると、「Annabelle」の興行収入は90~94百万ドルとなる。
評価は普通なので、高い伸びはないだろう。
「Annabelle」の興行収入は先週に引き続き8千万ドル台と予想したい。
「インシディアス第2章」がライバルとなりそうだ。
ホラーはちょっと当たるとシリーズ化してヒットが止まらなくなるようだ。


9位は4週目の「イコライザー」。
トータルでは89百万ドルとなっている。
製作費55百万ドルなので、楽に回収が終了した。
製作費が安すぎるが、デンゼル・ワシントンのギャラが安くなっているのか。
アントワン・フークワ監督、デンゼル・ワシントン主演のサスペンス作品。
クロエ・グレース・モレッツも出演している。
公開前に『アントワン・フークワ監督作品なので、大ヒットはしないがそれなりに稼ぐはずだ』と書いたが、「トレーニング・デイ」以来のコンビであり、予想以上のヒットとなりそうだ。

アントワン・フークワ監督の初の1億ドル突破作品となるだろうか。
☆13年「エンド・オブ・ホワイトハウス」トータル99百万ドル
OP30→55→71→82→89→93
☆14年「イコライザー」
OP34→64→80→89百万ドル→
これとの対比で考えると、「イコライザー」の興行収入は107百万ドルとなる。
「エンド・オブ・ホワイトハウス」を超えるかが注目となる。

デンゼル・ワシントン主演作の興行収入は以下の通り。
☆10年「ザ・ウォーカー」トータル95百万ドル
OP33→61→75→082→088→091
☆10年「アンストッパブル」トータル82百万ドル
OP23→42→60→069→074→077
☆12年「デンジャラス・ラン」トータル126百万ドル
OP40→78→98→108→116→120
☆12年「フライト」トータル94百万ドル
OP25→47→62→075→081→086
☆13年「2 ガンズ」トータル76百万ドル
OP27→49→59→065→069→072
☆14年「イコライザー」
OP34→64→80→089百万ドル→
これらとの対比で考えると、「イコライザー」の興行収入は103~112百万ドルとなる。
評価はかなり高いので、伸びそうだ。
「イコライザー」の興行収入は先週に引き続き1億1千万ドル台と予想したい。
デンゼル・ワシントンの人気は落ちそうで落ちない。
アントワン・フークワ監督も再び大作を任されそうだ。


10位は5週目の「The Maze Runner」。
トータルでは91百万ドルとなっている。
製作費34百万ドルの2.5倍以上を回収している。
あまり実績のないウェス・ボール監督のSFサスペンス作品。
若者向け小説の映画化。
実績のない若手俳優が出演している。
公開前に『「ハンガーゲーム」「ダイバージェント」と同様にヒットしそうだ』と書いたが、爆発的ではなくほどほどのヒットとなりそうだ。

以下の作品がライバルとなるか。
☆14年「ダイバージェント」トータル151百万ドル
OP55→94→114→125→134→140
☆12年「ジョン・カーター」トータル73百万ドル(製作費250百万ドル)
OP30→53→62→66→68
☆13年「エンダーのゲーム」トータル62百万ドル
OP27→44→54→57→59
☆14年「The Maze Runner」
OP33→58→74→84→91百万ドル→
これらとの対比で考えると、「The Maze Runner」の興行収入は96~103百万ドルとなる。
評価は高く、伸びが意外と続いている。
「The Maze Runner」の興行収入は3週目まで8千万ドル台と予想したが、先週に引き続き9千万ドル台と予想したい。
製作費が高くないので、十分すぎる結果だろう。
続編の制作も決定している。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆マイケル・ベイがプロデュースしたホラー「Ouija」
☆キアヌ・リーヴス主演のアクション「John Wick」
ハロウィーン時期でもあり「Ouija」はヒットするだろう。
評価はかなり高いようだが、「John Wick」はヒットはしないだろう。
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