ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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全米映画興行収入(11月第3週目)

1位となったのは新作の「Dumb and Dumber To」。
事前には週末3日間で29百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想を上回る38百万ドルのオープニングを飾った。
94年「ジム・キャリーはMr.ダマー」(トータル127百万ドル)の20年ぶりの続編作品。
ワーナーが制作を揉めた上に断念し、ユニバーサルが引き継いだ企画。
近年のジム・キャリーは精彩を欠いており、どうせヒットしないだろうから、続編制作は断念すべきと思っていたが、まさかの大ヒットスタートとなった。
前作に引き続き、ジム・キャリー、ジェフ・ダニエルズが主演し、ファレリー兄弟が監督している。

ジム・キャリー主演作品の主な興行収入は以下の通り。
☆03年「ブルース・オールマイティ」トータル243百万ドル
OP68→137→171→194→211→221
☆04年「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」トータル119百万ドル
OP30→59→95→106→111→115
☆05年「ディック&ジェーン復讐は最高!」トータル110百万ドル
先22→60→81→93→101→106
☆08年「イエスマン“YES”は人生のパスワード」トータル98百万ドル
OP18→50→80→89→94→95
☆11年「空飛ぶペンギン」トータル68百万ドル
OP18→39→51→58→61→64
☆14年「Dumb and Dumber To」
OP38百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「Dumb and Dumber To」の興行収入は136~151百万ドルとなる。
この程度となるだろうか。

ファレリー兄弟監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆03年「ふたりにクギづけ」トータル34百万ドル(マット・デイモン主演)
OP09→17→24→31
☆05年「2番目のキス」トータル42百万ドル(ドリュー・バリモア主演)
OP12→24→32→36
☆07年「ライラにお手あげ」トータル37百万ドル(ベン・スティラー主演)
OP14→26→32→35
☆11年「ホール・パス」トータル45百万ドル(オーウェン・ウィルソン主演)
OP14→27→35→40
☆12年「新・三バカ大将 ザ・ムービー」トータル44百万ドル
OP17→30→37→40
☆14年「Dumb and Dumber To」
OP38百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「Dumb and Dumber To」の興行収入は133~144百万ドルとなる。
評価は高いので、ある程度伸びるだろう。
「Dumb and Dumber To」の興行収入は1億3千万ドル台と予想したい。
不思議なヒットがあるものだ。


2位は2週目の「ベイマックス」。
トータルでは112百万ドルとなっている。
製作費165百万ドルは楽に回収できるだろう。

過去11月に公開されたディズニー作品の興行収入は以下のとおり。
☆05年「チキン・リトル」トータル135百万ドル
OP40→80→99→118→124→127
☆08年「ボルト」トータル114百万ドル
OP26→67→79→089→095→102
☆10年「塔の上のラプンツェル」トータル201百万ドル
先69→97→115→128→144→168→176→181→186
☆12年「シュガー・ラッシュ」トータル189百万ドル
OP49→94→122→149→158→164→169→172→176
☆13年「アナと雪の女王」トータル401百万ドル
先94→134→165→192→248→297→317→332→348
☆14年「ベイマックス」
OP56→112百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「ベイマックス」の興行収入は189~232百万ドルとなる。
評価はメチャクチャ高いので、かなり伸びるだろうが、「アナと雪の女王」ような驚異的な伸びではないだろう。
「ベイマックス」の興行収入は2億5千万ドル台と予想したい。
ディズニーアニメがかなり好調だ。


3位は2週目の「インターステラー」。
トータルでは98百万ドルとなっている。
製作費165百万ドルの回収が目標となる。

クリストファー・ノーラン監督のSFアドベンチャー。
マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン主演作品。
クリストファー・ノーラン監督作品の興行収入は以下のとおり。
☆02年「インソムニア」トータル67百万ドル
☆05年「バットマン ビギンズ」トータル205百万ドル
先73→123→151→172→183→191
☆06年「プレステージ」トータル53百万ドル
☆08年「ダークナイト」トータル533百万ドル
OP158→214→394→442→471→489→502→512
☆10年「インセプション」トータル293百万ドル
OP63→143→193→228→248→262→271→277
☆12年「ダークナイト ライジング」トータル448百万ドル
OP161→287→354→390→410→422→431→438
☆14年「インターステラー」
OP50→98百万ドル→
「インセプション」との対比で考えると、「インターステラー」の興行収入は201百万ドルとなる。

以下の作品には負けそうだ。
☆13年「ゼロ・グラビティ」トータル274百万ドル
OP56→122→170→200→219→231→240→245
☆14年「インターステラー」
OP50→98百万ドル→
これとの対比で考えると、「インターステラー」の興行収入は220百万ドルとなる。
評価は恐ろしいほどメチャクチャ高いので、この対比程度となりそうだ。
「インターステラー」の興行収入は2億1千万ドル台と予想したい。
「インセプション」のようなビッグヒットにはならないが、とりあえずは製作費を回収できれば問題ない。


4位となったのは新作の「Beyond the Lights」。
事前には週末3日間で11百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想を下回る6.5百万ドルのオープニングを飾った。
ググ・ンバータ=ロー、ネイト・パーカー主演のヒューマンドラマ。
08年「リリィ、はちみつ色の秘密」(トータル38百万ドル)のジーナ・プリンス=バイスウッド監督。

最近好調のブラック層向けの作品のようだが、ヒットしなかったようだ。
今年はブラック層向けの以下の作品がヒットしている。
☆14年「Ride Along」トータル134百万ドル
OP42→76→93→105→116→123→127
☆14年「Think Like a Man Too」トータル65百万ドル
OP29→48→57→62→64→65→65
☆14年「About Last Night」トータル49百万ドル
OP26→38→44→47→48→48→48
☆14年「No Good Deed」トータル53百万ドル
OP24→40→47→50→52
☆14年「Addicted」トータル17百万ドル
OP07→13→15→16→17
☆14年「Beyond the Lights」
OP07百万ドル→
評価はそれほど悪くはない程度であり伸びはなく、「Addicted」と同程度となるか。
「Beyond the Lights」の興行収入は1千万ドル台と予想したい。
ブラック層向け作品の調子が最近やや落ちてきたか。


5位は7週目の「ゴーン・ガール」。
トータルでは153百万ドルとなっている。
製作費61百万ドルは楽に回収し、2.5倍以上を稼いでいる。
デヴィッド・フィンチャー監督、ベン・アフレック主演のヒューマンドラマ。
公開前に『ヒットするだろう』と書いた通りとなりそうだ。

デヴィッド・フィンチャー監督作品の興行収入は以下の通り。
☆92年「エイリアン3」トータル55百万ドル
☆95年「セブン」トータル100百万ドル
OP14→31→46→58→68→73
☆97年「ゲーム」トータル48百万ドル
OP14→28→36→40→43→45
☆99年「ファイト・クラブ」トータル37百万ドル
OP11→22→28→32→34→35
☆02年「パニック・ルーム」トータル96百万ドル
OP30→59→73→82→88→91
☆07年「ゾディアック」トータル33百万ドル
OP13→24→29→32→32→33
☆08年「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」トータル128百万ドル
先39→79→94→102→111→116→120→124
☆10年「ソーシャル・ネットワーク」トータル97百万ドル
OP22→46→62→73→80→85→88→89
☆11年「ドラゴン・タトゥーの女」トータル103百万ドル
先28→込60→77→88→95
☆14年「ゴーン・ガール」
OP38→78→107→124→136→146→153百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「ゴーン・ガール」の興行収入は163~169百万ドルとなる。
評価はメチャクチャ高いので、相当伸びるだろう。
「ゴーン・ガール」の興行収入は3週前に引き続き1億7千万ドル台と予想したい。
賞レースに絡んでくるのが注目となる。
なお、ベン・アフレック監督・主演作品の12年「アルゴ」トータル136百万ドルを楽に超えている。


6位は6週目の「St. Vincent」。
トータルでは33百万ドルとなっている。
OP4→68→2282→2552→2455→2332スクリーンと3週目から拡大公開されている。
ナオミ・ワッツ、メリッサ・マッカシー、ビル・マーレイ主演のコメディ作品。

メリッサ・マッカーシー主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆11年「ブライズメイズ」トータル169百万ドル
OP26→59→85→107→124→136
☆13年「泥棒は幸せのはじまり」トータル135百万ドル
OP35→71→94→107→117→124
☆13年「デンジャラス・バディ」トータル159百万ドル
OP39→86→112→129→141→149
☆14年「Tammy」トータル85百万ドル
先33→57→71→78→82→83
☆14年「St. Vincent」
3週目09→19→27→33百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「St. Vincent」の興行収入は36~42百万ドルとなる。
評価はかなり高く粘りそうだ。
「St. Vincent」の興行収入は3週目に3千万ドル台と予想したが、4千万ドル台に上方修正したい。
あまりヒットしそうもない作品であり、十分な結果となりそうだ。
メリッサ・マッカシー人気だろう。


7位は5週目の「フューリー」。
トータルでは76百万ドルとなっている。
製作費68百万ドルの回収は終了している。
ブラッド・ピット主演の戦争モノ。
監督は、12年「エンド・オブ・ウォッチ」(トータル41百万ドル)のデヴィッド・エアー。
公開前に『ビッグヒットにはならないが、それなりに稼ぐだろう』と書いたとおりとなりそうだ。

98年「プレイベート・ライアン」(トータル217百万ドル)の例外はあるが、戦争モノはビッグヒットになりにくい。
☆09年「イングロリアス・バスターズ」トータル121百万ドル
OP38→73→92→104→110→114
☆08年「ワルキューレ」トータル83百万ドル
先47→65→74→79→81→82
☆14年「ミケランジェロ・プロジェクト」トータル78百万ドル
OP22→44→58→66→71→74
☆14年「フューリー」
OP24→46→60→69→76百万ドル→
「ワルキューレ」以外の作品との対比で考えると、「フューリー」の興行収入は83~84百万ドルとなる。
少なくとも、この程度は稼ぐだろう。

賞レースにも絡んでくるといわれている。
ブラッド・ピット主演作品のうち、賞レースに絡んだ主な作品の興行収入は以下のとおり。
☆08年「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」トータル128百万ドル
先39→79→94→102→111→116
☆11年「マネーボール」トータル76百万ドル
OP20→38→49→58→64→67→70
☆14年「フューリー」
OP24→46→60→69→76百万ドル→
これらとの対比で考えると、「フューリー」の興行収入は88~90百万ドルとなる。
評価はメチャクチャ高いので、かなり伸びるとは思ったが、驚異的ではなさそうだ。
「フューリー」の興行収入は2週目まで1億ドル台と予想したが、9千万ドル台に下方修正したい。
賞レースにも絡んできて、粘るのではないか。


9位は4週目の「Ouija」。
トータルでは48百万ドルとなっている。
製作費は5百万ドルとなっており、10倍近くを稼ぎ出している。
マイケル・ベイがプロデュースしたホラー作品。
ウィジャボードを題材としている。
公開前に『ハロウィーン時期でもあり「Ouija」はヒットするだろう』と書いたが、それなりのヒットとなった。

以下のようなヒットにはなりそうもない。
☆11年「インシディアス」トータル54百万ドル
OP13→27→36→44→48
☆13年「死霊館」トータル137百万ドル
OP42→84→108→121→128
☆13年「インシディアス第2章」トータル84百万ドル
OP40→60→69→75→79
☆14年「Ouija」
OP20→35→43→48百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「Ouija」の興行収入は54~59百万ドルとなる。
評価は良くないので、伸びはないとは思ったが、時期的に伸びた。
「Ouija」の興行収入はOP時に4千万ドル台と予想したが、5千万ドル台に上方修正したい。
大ヒットとはいえないが、製作費が安いのでビジネス的には大成功だろう。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆続編アクションアドベンチャー「The Hunger Games: Mockingjay, Part 1」
映画史上10位内に入る大ヒットとなるだろう。
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