ばったすいみんぐすくーる

公開中の映画作品を中心にネタバレ全開で独断レビュー。 映画興行収入などの映画情報も紹介。

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全米映画興行収入(1月第3週目)

1位は4週目の「アメリカン・スナイパー」。
事前には週末3日間で42百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想を大きく上回る89.5百万ドルのオープニングを飾った。
トータルでは93百万ドルとなっている。
製作費58.8百万ドルをあっさりと回収している。
OP~3週目まで4スクリーンで公開されていたが、3555スクリーンに拡大公開された。
クリント・イーストウッド監督作品であり、戦争映画もそれほど稼げないと思われたので、『ほどほどに稼ぐ』と書いたが、想定外の大ヒットとなった。
賞レース序盤はほとんど注目されていなかったが、今後の賞レースに影響があるかもしれない。
主演はアカデミー賞にノミネートされたブラッドリー・クーパー。

クリント・イーストウッド監督作品の興行収入は以下の通り。
☆03年「ミスティック・リバー」トータル90百万ドル
拡大後14→25→34→40→46
☆04年「ミリオンダラー・ベイビー」トータル100百万ドル
拡大後22→34→45→54→65
☆06年「父親たちの星条旗」トータル34百万ドル
☆06年「硫黄島からの手紙」トータル14百万ドル
☆08年「チェンジリング」トータル36百万ドル
拡大後10→21→28→32→34
☆08年「グラン・トリノ」トータル148百万ドル
拡大後41→73→98→110→120
☆09年「インビクタス」トータル37百万ドル
OP09→16→23→31→34
☆10年「ヒアアフター」トータル33百万ドル
拡大後12→22→29→31→32
☆11年「J・エドガー」トータル37百万ドル
OP11→21→29→33→35
☆14年「ジャージー・ボーイズ」トータル47百万ドル
OP13→27→37→42→44
☆14年「アメリカン・スナイパー」
拡大後93百万ドル→
拡大公開された主要作品との対比で考えると、「アメリカン・スナイパー」の興行収入は256~336百万ドルとなる。
話題になるだろうから、どこまで伸びるか想像がつかない。

以下の作品が参考とならない。
☆13年「ローン・サバイバー」トータル125百万ドル
拡大後38→73→94→105→113
☆12年「ゼロ・ダーク・サーティ」トータル96百万ドル
拡大後30→54→70→78→84→88
☆14年「アメリカン・スナイパー」
拡大後93百万ドル→
これらとの対比で考えると、「アメリカン・スナイパー」の興行収入は298~306百万ドルとなる。
評価はかなり高いので伸びるだろう。
「アメリカン・スナイパー」の興行収入は3億4千万ドル台と予想したい。
クリント・イーストウッド監督が晩年にこのようなヒット作品を生むとは誰も予想しなかっただろう。


2位となったのは新作の「The Wedding Ringer」。
事前には週末3日間で22百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想をやや下回る20.6百万ドルのオープニングを飾った。
製作費23百万ドルは楽に回収できそうだ。
公開前に『イマイチな結果となるか』と書いたが、悪くはないオープニングを飾った。
監督は実績のないジェレミー・ガレリック。
ケヴィン・ハート主演のコメディ作品。

ケヴィン・ハート出演したコメディ作品の興行収入は以下のとおり。
☆12年「Think Like a Man」トータル92百万ドル
OP34→60→73→82→86→88
☆14年「Ride Along」トータル134百万ドル
OP42→76→93→105→116→123→127
☆14年「Think Like a Man Too」トータル65百万ドル
OP29→48→57→62→64→65→65
☆14年「About Last Night」トータル49百万ドル
OP26→38→44→47→48→48→48
☆15年「The Wedding Ringer」
OP21百万ドル→
これらとの対比で考えると、「The Wedding Ringer」の興行収入は40~67百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くはない程度なので、少しは伸びるだろう。
「The Wedding Ringer」の興行収入は5千万ドル台と予想したい。
製作費の倍を稼げれば十分すぎるだろう。


3位となったのは新作の「Paddington」。
事前には週末3日間で17百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想を上回る19百万ドルのオープニングを飾った。
実績のないポール・キング監督によるファミリー向け作品。
公開前に『ほどほどに稼ぐ』と書いたとおりとなりそうだ。

以下の作品が参考となるか。
☆07年「アルビン/歌うシマリス3兄弟」トータル217百万ドル
OP44→84→141→176→188→196
☆09年「アルビン2 シマリス3兄弟vs.3姉妹」トータル220百万ドル
先76→156→178→193→204
☆11年「アルビン3 シマリスたちの大冒険」トータル133百万ドル
OP23→56→98→112→119
☆11年「スマーフ」トータル142百万ドル
OP36→76→102→118→126→132
☆13年「スマーフ2 アイドル救出大作戦!」トータル70百万ドル
先27→46→57→63→66→68→69
☆15年「Paddington」
OP19百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「Paddington」の興行収入は75~110百万ドルとなる。
評価はかなり高いので、粘りそうだ。
「Paddington」の興行収入は9千万ドル台と予想したい。
ビッグヒットではないが、ファミリー作品らしく手堅く稼ぎそうだ。



4位は2週目の「96時間/レクイエム」。
トータルでは63百万ドルとなっている。
製作費48百万ドルの回収は楽に終わった。
監督は前作に引き続きオリヴィエ・メガトン。
主演はもちろんリーアム・ニーソン。
公開前に『飽きられることはなく、前作を超えるヒットとなるのではないか』と書いたとおりとはなりそうもない。

シリーズの興行収入は以下のとおり。
☆09年「96時間」トータル145百万ドル
OP25→54→78→95→108→118
☆12年「96時間/リベンジ」トータル140百万ドル
OP50→86→106→117→126→131
☆15年「96時間/レクイエム」
OP39→63百万ドル→
前作との対比で考えると、「96時間/レクイエム」の興行収入は103百万ドルとなる。
この程度だろうか。

リーアム・ニーソン主演作品の興行収入は以下のとおり。
☆10年「特攻野郎Aチーム THE MOVIE 」トータル77百万ドル
OP26→50→63→69→74→75
☆11年「アンノウン」トータル64百万ドル
OP22→43→53→58→61
☆12年「The Grey 凍える太陽」トータル52百万ドル
OP20→35→43→48→50
☆14年「フライト・ゲーム」トータル92百万ドル
OP29→53→69→79→85→88
☆15年「96時間/レクイエム」
OP39→63百万ドル→
主要作品との対比で考えると、「96時間/レクイエム」の興行収入は94~109百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くはない程度であり、高い伸びは予想以上になさそうだ。
「96時間/レクイエム」の興行収入はOP時に1億1千万ドル台と予想したが、9千万ドル台に下方修正したい。
前作を超えることはなさそうだ。
だいぶ稼いだので、そろそろシリーズを終わりにした方がいいだろう。


5位は4週目の「Selma」。
トータルでは26百万ドルとなっている。
製作費2千万ドルの回収は楽に終了した。
OP19→2週目22→3週目2179→4週目2235スクリーンに拡大公開されている。
賞レースでも評価されているマーティン・ルーサー・キングを描いた作品。

以下が参考となるか。
☆11年「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」トータル170百万ドル
水36(OP26)→71→97→119→137→147→154
☆13年「大統領の執事の涙」トータル117百万ドル
OP25→52→74→91→100→106→110
☆13年「それでも夜は明ける」トータル57百万ドル
4週目拡大17(OP07)→25→29→33→35→36
☆14年「Selma」
3週目拡大14(OP11)→26百万ドル→
評価はかなり高く、賞レースにも絡んでいるので伸びはあるだろう。
「それでも夜は明ける」と同程度かやや超える程度だろうか。
「Selma」の興行収入は先週に引き続き6千万ドル台と予想したい。


7位は4週目の「イントゥ・ザ・ウッズ」。
トータルでは115百万ドルとなっている。
製作費5千万ドルは楽に回収している。
ディズニーによるブロードウェイミュージカルの映画化作品。
シンデレラ、赤ずきん、ジャックなども登場する。
監督は「シカゴ」のロブ・マーシャル。
魔女役にメリル・ストリープ、パン屋の妻役にエミリー・ブラント、狼役にジョニー・デップが出演している。

近年のミュージカル作品は以下の通りとなっている。
☆02年「シカゴ」トータル171百万ドル
7週目拡大64→81→94→105→114→125→134→145
☆12年「レ・ミゼラブル」トータル149百万ドル
先67(OP28)→104→119→130→138→142
☆08年「マンマ・ミーア!」トータル144百万ドル
OP28→63→87→104→116→124→131→136
☆07年「ヘアスプレー」トータル119百万ドル
OP27→60→79→092→101→107→112→115
☆06年「ドリームガールズ」トータル103百万ドル
3週目拡大37→54→65→77→87→93→97→100
☆14年「イントゥ・ザ・ウッズ」
先46(OP31)→91→105→115百万ドル→
公開時期が似ている「レ・ミゼラブル」との対比で考えると、「イントゥ・ザ・ウッズ」の興行収入は132百万ドルとなる。
評価はそれほど悪くはない程度だが、伸びはあるだろう。
「イントゥ・ザ・ウッズ」の興行収入は先週に引き続き、「レ・ミゼラブル」「マンマ・ミーア!」と同程度の1億4千万ドル台と予想したい。
ミュージカル映画は日本でもヒットしそうだ。


8位は5週目の「ホビット 決戦のゆくえ」。
トータルでは245百万ドルとなっている。
監督はもちろんピーター・ジャクソン。
主演はマーティン・フリーマン。
驚くようなビッグヒットではないが、さすがに安定して稼いでいる。

関連作品の興行収入は以下のとおり。
☆01年「ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間」トータル313百万ドル
先75(OP47)→156→206→228→245→258→266
☆02年「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」トータル340百万ドル
先102(OP62)→200→261→283→298→309→316
☆03年「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」トータル377百万ドル
先124(OP73)→222→290→312→327→338→345
☆12年「ホビット 思いがけない冒険」トータル303百万ドル
OP85→150→222→264→278→287→293
☆13年「ホビット 竜に奪われた王国」トータル258百万ドル
OP74→128→190→229→242→249→252
☆14年「ホビット 決戦のゆくえ」
先89(OP55)→168→221→236→245百万ドル→
主要作品との対比で考えると、本作の興行収入は261~282百万ドルとなる。
評価はかなり高いが、極端な伸びはないだろう。
「ホビット 決戦のゆくえ」の興行収入は、先週まで1作目をやや下回る2億9千万ドル台と予想したが、2億6千万ドル台に下方修正したい。
前作を超える程度となりそうだ。
全世界で稼げる作品であり、商業的には、「ロード・オブ・ザ・リング」同様に大成功のシリーズとなっただろう。


10位となったのは新作の「Blackhat」。
事前には週末3日間で8百万ドルを稼ぐと予想されていたが、予想を下回る3.8百万ドルのオープニングを飾った。
製作費7千万ドルの回収は不可能だろう。
巨額の赤字となりそうだ。
マイケル・マン監督のサスペンス作品。
クリス・ヘムズワースが出演している。
「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」のヴィオラ・デイヴィスも出演している。
公開前に『イマイチな結果となるか』と書いたとおりとなりそうだ。
知名度が上がっているとはいえクリス・ヘムズワースではまだ集客力が足りない上に、この手のサスペンス作品はヒットしないことが多い。
「Blackhat」の興行収入は1千万ドル以下と予想したい。
久々のマイケル・マン監督にとっても、これから伸びるはずのクリス・ヘムズワースにとっても痛い結果となりそうだ。


次週のランキングには以下の作品が登場予定。
☆ジョニー・デップ主演のアクションコメディ「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」
☆ジェニファー・ロペス主演のサスペンス「The Boy Next Door」
☆ジョージ・ルーカスがプロデュースした「Strange Magic」
どれもほどほど稼ぐだろう。
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